JP2017074808A - 鞍乗型車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両の駆動部品および懸架部品の配置を最適化して、車両左右の重量バランスを保ち、車体の安定性を確保しつつ、走行性能を向上させたモータ駆動の鞍乗型車両を提供する。【解決手段】本発明に係る鞍乗型車両は、車両に駆動輪11を支持させるリンク式懸架装置15と、駆動輪11を回転させるモータ16とを備える(鞍乗型)車両10である。モータ16によって駆動される駆動輪11は操舵輪であり、鞍乗型車両10のリンク式懸架装置15は、操舵輪11を揺動可能に支持する左右一対のアーム部を備えたスイングアーム50を有し、モータ16はステアリング中心軸に対し車幅方向で左右いずれか一方側に配置され、スイングアーム50の他方のアーム部にショックアブソーバ55が取り付けられたことを特徴とするものである。【選択図】 図1

Description

本発明は、モータ駆動の鞍乗型車両に関する。
この種の鞍乗型車両の中には、車体前部に操舵輪である前輪をテレスコピック式フロントフォークで回転自在に支持し、操舵輪を駆動させるモータと操舵輪を制動させる制動装置とを、ステアリング軸を挟んで車両幅方向左右にそれぞれ配置したモータ駆動車両が特許文献1で知られている。
特開2010−228570号公報
特許文献1に記載のモータ駆動車両では、操舵輪である前輪を駆動輪としても機能させるものである。制動装置のブレーキディスクはフロントフォークの左右のフォーク部内側に配置されるが、制動装置に比べてモータは重量が大きい。操舵輪、制動装置及びモータはテレスコピック式フロントフォークの下部に直接支持され、さらにフロントフォークは左右両側のフォーク内部にフロント緩衝機構がそれぞれ備えられる。この構造の場合、モータがフロントフォークの緩衝機構に近接することになり、車両左右の重量バランスを取って、ステアリング軸周りの重心位置を適正に設計するには、モータのレイアウトおよびサイズに大きな制約があった。
本発明は、上述した事情を考慮してなされたもので、車両の駆動部品および懸架部品の配置を最適化して、車両左右の重量バランスを保ち、車体の安定性を向上させたモータ駆動の鞍乗型車両を提供することを目的とする。
本発明は、上述した課題を解決するために、車両に駆動輪を支持させるリンク式懸架装置と、前記駆動輪を回転させるモータとを備える鞍乗型車両であって、前記モータによって駆動される駆動輪は操舵輪であり、前記リンク式懸架装置は、前記操舵輪を揺動可能に支持する左右一対のアーム部を備えたスイングアームを有し、前記モータはステアリング中心軸に対し車幅方向で左右いずれか一方側に配置され、前記スイングアームの他方のアーム部にショックアブソーバが取り付けられたことを特徴とする鞍乗型車両である。
本発明に係る鞍乗型車両は、リンク式懸架装置のスイングアームに駆動輪を揺動可能に支持し、駆動輪を駆動させるモータを車幅方向の左右いずれか一方側に配置し、ショックアブソーバを他方側に振り分けて配置したので、駆動部品と懸架部品の配置を最適化して車体の安定性を向上させることができる。
本発明の第1の実施形態に係る鞍乗型車両の全体の外観形状を示す左側面図。 図1に示す鞍乗型車両を車両前方から見た正面図。 図1に示す鞍乗型車両の車両前半部を示す右側面図。 鞍乗型車両の車両前半部の車体フレーム構造を示す左側面図。 鞍乗型車両の車両前半部の車体フレーム構造を示す右側面図。 鞍乗型車両の車体フレーム構造を車両前方から見た正面図。 鞍乗型車両の車両前半部の車体フレーム構造を車両左側前方から見た斜視図。 鞍乗型車両の車両前半部の車体フレーム構造を車両右側前方から見た斜視図。 鞍乗型車両の車両前半部の車体フレーム構造を車両上方から見た平面図。 鞍乗型車両の操舵輪である前輪とモータとの支持構造を示す断面図。 図10のモータ断面構造を示す拡大断面図。 本発明に係る鞍乗型車両の第2の実施形態を、車両左側前方から見た斜視図。 第2の実施形態に係る鞍乗型車両を右側前方から見た斜視図。 第2の実施形態に係る鞍乗型車両を車両前方から見たもので、一部断面構造で示す正面図。
以下、本発明に係る実施の形態を、添付図面を参照して説明する。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態に係る鞍乗型車両を示すもので、鞍乗型車両の外観形状を示す車両全体の左側面図、図2は図1に示す鞍乗型車両を車両前方から見た正面図、図3は図1の鞍乗型車両の車両前半部を示す右側面図である。これらの図において、鞍乗型車両10は、車両前方側を符号Fwで、車両後方側を符号Bwで示し、鞍乗型車両10に乗車した運転員が見て左側を符号Lで、同じく右側を符号Rでそれぞれ表す。
[鞍乗型車両]
図1ないし図3に示す鞍乗型車両10は、例えばスクータ型の自動二輪車両で構成され、車体の前方下部に前輪11が、その後方下部に後輪12がそれぞれ設けられる。前輪12はハンドル13の回動操作によりステアリング機構14およびリンク式懸架装置15あるいはボトムアーム式懸架装置を介して操舵されるもので操舵輪として機能する。リンク式懸架装置15には駆動輪を駆動させるモータ16が設けられ、操舵輪を構成する前輪11は駆動輪としても機能する。
一方、後輪12は非操舵輪として機能する。後輪12は鞍乗型車両10の車体に搭載された図示しないエンジンにより駆動される。非操舵輪の後輪12も駆動輪として機能する。
したがって、本実施形態の鞍乗型車両10では、操舵輪はモータ駆動の前輪11であり、非操舵輪はエンジン駆動の後輪12である。モータ駆動の操舵輪はエンジン駆動の非操舵輪をアシストする前後輪駆動車両の二輪車である。車両の駆動部品はエンジンやモータ16で構成され、車両の懸架部品はリンク式懸架装置15やショックアブソーバ55で構成される。
図1に示す鞍乗型車両10の車体には、図示しないエンジンが搭載され、このエンジンの駆動力は、同じく図示を省略した動力伝達機構を介して後輪12の車軸に伝達され、後輪12がエンジン駆動される。非操舵輪である後輪12は駆動輪として機能し、モータ駆動の操舵輪をアシストする機能を有している。
非操舵輪である後輪12は、鞍乗型車両10の車体中央下部にピボットを介してスイングアーム17が揺動可能に支持される。スイングアーム17は鞍乗型車両10の車体側にピボット廻りに揺動自在に設けられる。スイングアーム17は、後輪12の非操舵輪を支持するリンク式懸架装置18あるいはボトムアーム式懸架装置を構成している。なお、スイングアーム17は、アーム前側上部にエンジンを設置し、エンジンと動力伝達機構とを一体的に備えたユニットスイング型エンジンあるいはパワーユニットで構成してもよい。
また、鞍乗型車両10の車両前部には、車両ヘッドカバーとしてのカウリング20が設けられ、カウリング20の上部にウインドスクリーン21が後上方に延びるように設置される。カウリング20の後方側は、レッグシールドカバー22、ボディサイドカバー23およびリアカバー24で車体が順次覆われ、車体全体を覆う車体カバーが構成される。ボディサイドカバー23およびリアカバー24の上方にシート25が設置される。
さらに、操舵輪である前輪11の上部はフロントフェンダ27で覆われ、フロントフェンダ27の上方にヘッドランプ28が設けられる。ヘッドランプ28の両側の下部に左右のウインカ29が設けられる。
非操舵輪である後輪12の上部はリアフェンダ31で覆われ、リアフェンダ31の上方にテールランプ32が設けられる。
なお、図1において、符号35はセンタースタンドであり、符号36はサイドスタンドである。符号37は運転者用ステップであり、符号38は同伴者用ステップである。
[車両前部構造]
一方、鞍乗型車両10の車両前部は、図4ないし図5に示すように構成される。鞍乗型車両10ではダウンフレーム構造の車体フレーム40の前端部にヘッドパイプ41が設けられる。ヘッドパイプ41にはステアリング機構14を構成するステアリングシャフト43が回転自在に設けられ、ステアリングシャフト43の頂部はハンドル13に連結される。ステアリング機構14はヘッドパイプ41内でステアリングシャフト43を回転自在に支持している。ステアリングシャフト43の下部にはヘッドパイプ41の下方でフロントフォーク44が連結される。
フロントフォーク44は、左右に分岐されたフォーク部45a,45bが前輪11の後部側を跨ぐように下方に延び、左右のフォーク部45a,45bの下部は前輪11の後部を跨ぐように迂回する孤状のブリッジフレーム46で一体に連結され、補強される。フロントフォーク44の左右のフォーク部45a,45bは、フォーク部材で構成され、テレスコピック状のサスペンション機構は設けられていない。左右のフォーク部45a,45bの下部が車両前方に屈曲しており、左右のフォーク部45a,45bの下端部にピボット47が設けられ、左右対をなすピボット47にスイングアーム50の左右のアーム部51a,51bが揺動自在に支持される。スイングアーム50の左右のアーム部51a,51bは後端部が前輪11の後方を跨ぐように迂回するブリッジフレーム52で一体に連結され、補強される。操舵輪のリンク式懸架装置15は、フロントフォーク44の左右一対のフォーク部45a,45bがブリッジフレーム46で一体的に連結される一方、スイングアーム50の左右アーム部51a,51bもブリッジフレーム52で一体的に連結される。リンク式懸架装置15は上下のブリッジフレーム46,52で一体化されて、スイングアーム50の各アーム部51a,51bで操舵輪である前輪11が支持される。リンク式懸架装置15は、操舵輪のボトムリンク式あるいはボトムアーム式支持機構を構成している。
[操舵輪のリンク式懸架装置]
操舵輪のリンク式懸架装置15は、スイングアーム50の各アーム部51a,51bが揺動支点であるピボット47から前輪11の両側方を車両前方側に延び、各アーム部51a,51bの前端部に前輪11が支持される。
操舵輪のリンク式懸架装置15は、フロントフォーク44が鞍乗型車両10のステアリング機構14の下部に固定され、車体側に設けられる。
フロントフォーク44は左右2又に分岐され、左右の分岐部に対をなすフォーク部45a,45bが固定される。左右対のフォーク部45a,45bは下方に延設され、フォーク部の下部がブリッジフレーム46で互いに連結されて一体化され、機械的・物理的強度を向上させ、充分な剛性が保持される。
また、操舵輪のリンク式懸架装置15を構成するスイングアーム50の左右のアーム部51a,51bは、ブリッジフレーム52で連結され一体化される。左右いずれか一方のアーム部、例えば左側アーム部51aの前端部に、図4に示すようにモータ16が設けられる。スイングアーム50の他方の右側アーム部51bは、図5に示すように前輪11の車輪軸を支持している。
本実施形態の鞍乗型車両10において、操舵輪のリンク式懸架装置15を構成するフロントフォーク44は、左右対のフォーク部45a,45bがロッド状あるいはフレーム状のフォーク部材で構成される。左右のフォーク部45a,45bは車体側方視において、図4および図7に示すように、モータ16の外縁より外側、すなわち、車両後方側Bwに配置される。フロントフォーク44は剛性が要求される。特に、大きな剛性が求められるフォーク部材の左右のフォーク部45a,45bはモータ16の外縁に対して外側に設けることで、モータ16の大きさ、形状やレイアウトの影響を受けることなく、大きな剛性をもって配設でき、強度を向上させることができる。しかも、フロントフォーク44は左右のフォーク部45a,45bの車幅方向の幅を、従来のテレスコピック状のフロントフォークの車幅方向幅より狭くすることができる。フロントフォーク44は左右のフォーク部45a,45bの車幅方向の幅をコンパクトに保ちつつ、操縦安定性を向上させることができる。
操舵輪のリンク式懸架装置15のスイングアーム50は、車体側方視において、図3,図4および図7〜図9に示すように設けられる。スイングアーム50は左右のアーム部51a,51bのフロントフォーク44(のフォーク部45a,45b)側支持点、すなわち、ピボット47がモータ16の外縁に対して外側、すなわち車両後方側Bwに設けられる。フロントフォーク44が操舵輪である前輪11の車輪軸を直接支持するのではなく、操舵輪の回転軸に対して車両後方側Bwにオフセットして配置され、スイングアーム50の揺動軸であるピボット47を、モータ16の外縁の外側(車両後方側)に位置させている。したがって、従来のようにテレスコピック式フロントフォークの下部に操舵輪を直接支持させることがなく、モータ16が大型化しても、操舵輪の車輪軸の幅の拡大を抑えることができる。
また、操舵輪のリンク式懸架装置15のスイングアーム50は、左右のアーム部51a,51bのフロントフォーク44(のフォーク部45a,45b)側支持点、すなわちピボット47が操舵輪である前輪11の外縁に対して内側となるように配置される。フロントフォーク44のフォーク部45a,45bはモータ16を避けつつ迂回しつつも、ピボット47を操舵輪の車輪軸に近付くように配置して、スイングアーム50を揺動自在に支持させる。これにより、フロントショックアブソーバ55をモータ16設置の反対側で操舵輪の右側(左右一側)にのみオフセットさせて配置した場合でも、操舵輪への捩れ支持を極力抑制し、操舵輪支持の安定性を向上させることができる。
さらに、操舵輪のリンク式懸架装置15のフロントフォーク44は、車体側方視において、操舵輪(前輪11)車輪軸に対して車両後方側Bwに離間して上下方向に延びるように配設したので、剛性が要求されるフロントフォーク44を操舵輪車輪軸に対して車両後方側に設けることで、フロントフォーク44の重量を車体中央側に近付けることができ、操作性を向上させることができる。
[サスペンション機構と制動装置]
スイングアーム50の左右一方のアーム部、例えば右側アーム部51bの車輪軸近くの先端上部に取付ブラケットが設けられ、この取付ブラケットとフロントフォーク44の右側フォーク部45bの上部前側の取付ブラケットとの間に、フロントショックアブソーバ55が懸架され、取り付けられる。
さらに、操舵輪である前輪11の左側にモータ16が設けられ、前輪11の右側には制動装置56が設けられる。制動装置56はスイングアーム50の右側アーム部51bに取り付けられたブレーキキャリパ57と前輪11の右側ホイールハブに取り付けられたブレーキディスク58と、ブレーキディスク58を挟持するブレーキパット59とから構成される。制動装置56は、ブレーキキャリパ57に設けられたブレーキパット59がブレーキディスク58を挟持することで制動される。
本実施形態の鞍乗型車両10では、図6に示すように、操舵輪である前輪11の左右いずれか一方、例えばステアリングシャフト43のステアリング中心軸Scを挟んで、前輪11の左側に重量物のモータ16が、反対側の前輪11の右側にフロントショックアブソーバ55および制動装置56がそれぞれ設けられる。フロントショックアブソーバ55および制動装置56とモータ16とは、スイングアーム50の左右アーム部51a,51bに振り分けて取り付けられるので、車両の左右の重量バランスを良好に保つことができる。
特に、単一のフロントショックアブソーバ55を右側のアーム部51bに設ければよく、従来のテレスコピック式フロントフォークのように左右両側のフォーク部に緩衝機構を備える必要はない。しかも、フロントフォーク44は、モータ16およびフロントショックアブソーバ55の車両後方側に設けられ、フロントフォーク44の左右対のフォーク部45a,45bがモータ16やフロントショックアブソーバ55を跨ぐ必要がない。したがって、フロントフォーク44の車両幅方向の幅を狭くすることができる。その上、左側のフォーク部45aにフロントショックアブソーバを設けることを必要としないため、スイングアーム50の左側アーム部51aに設けられるモータ16の配置やモータ部品の設計の自由度を向上させることができて、ステアリングシャフト43廻りの左右の重量バランスを適正に保つことが容易になる。
加えて、大きな重量物のモータ16を、例えば前輪11の左側に配設し、前輪11の右側に(モータ16より重量の小さい)制動装置56を単一のフロントショックアブソーバ55とともに設けたので、重量バランスが容易となり、左右の重量バランスが適正に保つことができる。モータ16にとってはレイアウトやサイズ上の制約が少なくなり、モータ16の設計上の自由度を一層向上させることができる。また、モータ16を大型化しても、フロントショックアブソーバ55はモータ16と干渉することなく配置される。したがって、ショックアブソーバ55のストローク長を充分に確保することができ、衝撃吸収性に優れ、車体安定性や快適性を向上させることができる。
さらに、前輪11である操舵輪の懸架に、フロントフォーク44とスイングアーム50を組み付けたリンク式懸架装置15を用いることで、従来のテレスコピック式フロントフォークのように左右両側に緩衝機構を備えたテレスコピック状フォーク部を設ける必要がない。フロントショックアブソーバ55をスイングアーム50の片側、例えば右側アーム部51bだけに配置するサスペンション構造とすることができる。このため、図6ないし図9に示すように、リンク式懸架装置15は、スイングアーム50の片側アーム部、例えば左側アーム部51aにモータ16を設けても、他方のアーム部の周辺にはスペースが有る。よって、フロントショックアブソーバ55をモータ16と干渉することなく他方のアーム部、例えば右側アーム部51bに容易に配置することができる。
また、従来のテレスコピック式フロントフォークのように、左右両側のサスペンション機構でモータを挟む構造に比べて、操舵輪のリンク式懸架装置15は、フロントショックアブソーバ55を車幅方向片側に取り付けるだけでよい。しかも、スイングアーム50の左右のアーム部51a,51bで操舵輪の前輪11を支持することができる。したがって、リンク式懸架装置15の車幅方向幅を狭くすることができ、この結果、ハンドル13の操舵時のステアリング中心軸Sc周りの慣性を小さく抑えることができ、操作性が向上する。
フロントショックアブソーバ55はスイングアーム50の片側アーム部、例えば右側アーム部51bに取り付けるだけでよく、ショックアブソーバ55の前輪11の車輪軸側取付位置の自由度が大きく、車輪軸廻りのレイアウトの最適化が容易になる。
さらに、単一のフロントショックアブソーバ55の操舵輪の車輪軸側取付位置を、スイングアーム50の右側アーム部51bに取り付けることができる。取付自由度を向上させ、車輪軸周りのレイアウトの最適配置を容易に行なうことができる。例えば、単一のフロントショックアブソーバ55の取付位置を、図4および図7,図8に示すように、車体側方視でモータ16と重ねて配置できる効果を得つつ、操舵輪車輪軸に対して若干離間させて配置することで、モータ16の車幅方向の占有領域を避けつつ、容易に配置することができ、車両幅方向、ひいては車輪軸方向の幅を抑制することができる。
一方、本実施形態の鞍乗型車両10において、車体側方視で、単一のフロントショックアブソーバ55はスイングアーム50の他方側アーム部、例えば右側アーム部51aとの取付部が、モータ16の外縁よりも内側に設けられる。このため、操舵輪車輪軸付近に重量物であるモータ16やフロントショックアブソーバ55等が集結して配置され、操舵時の慣性を抑えて操作性を向上させることができる。
また、制動装置56は単一のフロントショックアブソーバ55とともに、モータ16の反対側、すなわち操舵輪である前輪11の右側に配置される。このため、図6に示すように、ステアリング中心軸Scに対して、モータ16およびモータ支持構造を操舵輪である前輪11の一方側、単一のフロントショックアブソーバ55を操舵輪の他方側に振り分けて配置したのに加えて、制動装置56も他方側に配置することで、重量物のモータ16に対して、車両の左右重量バランスを良好に保つことができる。
加えて、駆動輪に取り付けられるモータ16と制動装置56とを駆動輪を兼ねる前輪11の左右両側に振り分けて配置したので、モータ16の外径を大径化しても、制動装置56の取付上の制約が少なく、双方の取付自由度を向上させることができる。
なお、制動装置56はブレーキキャリパ57、ブレーキディスク58およびブレーキパット59から構成した例を示したが、制動装置をブレーキドラムとブレーキシュー等から構成してもよい。
[モータの取付構造]
操舵輪である前輪11を駆動するモータ16は、図7ないし図9に示すように、ステアリング機構14の下部に設けられたリンク式懸架装置15のスイングアーム50に設置される。モータ16はスイングアーム50の左右いずれか一方のアーム部、例えば左側アーム部51aに取り付けられる。左側アーム部51aに取り付けられたモータ16は、車両側面視でモータ本体60がモータカバー61で車両外側から覆われる。モータカバー61はリンク式懸架装置15の左側アーム部51aの先端部に一体に固定され、スイングアーム50およびフロントフォーク44を介して車体側に固定される。
モータ16は、モータ本体60とモータカバー61およびインナカバー62で構成され、インナカバー62はモータ本体60を中にしてモータカバー61に複数のモータ取付ボルト63で締め付けられ、一体化される。モータ16は操舵輪である前輪11の左右一方、例えば左側に設置される。
[モータ構造]
操舵輪のリンク式懸架装置15の下部にスイングアーム50が揺動自在に支持され、このスイングアーム50の片方のアーム部、例えば左側アーム部51aに設けられるモータ16は、図10および図11に示すように構成される。モータカバー61内に収められるモータ本体60は、固定されたステータ65とこのステータ65に収容されるロータ66とを有し、ロータ66はモータ(内部)軸67に回転一体に設けられる。モータ軸67は、前輪11の車輪軸68と共通軸をなすように、軸方向に整合して設けられる。
ロータ66と回転一体のモータ軸67は、軸方向両側をベアリング69a,69bにより回転自在に支持される。モータ16のモータ軸67はサンギア部67bを有して遊星ギア70に噛合している。遊星ギア70はその外側に設けられて回転しないリングギア79と噛合している。遊星ギアキャリア71は車輪軸68のモータ側端部に一体に設けられて遊星ギア70を回転可能に保持し、遊星ギア70のモータ軸67廻りの回転運動によってモータ軸67と同軸に回転する。車輪軸68も軸方向両側がベアリング72a,72bで回転自在に支持され、車輪軸68とモータ軸67はベアリング69bで相対的に回転可能に設けられる。
そして、モータ16の駆動によりロータ66の回転駆動力は、モータ軸67から遊星ギア70で減速されて車輪軸68に伝達され、さらに、動力伝達部材73を介してホイールハブ74に伝達され、前輪11を駆動させるようになっている。このため、操舵輪である前輪11は、モータ66で駆動される駆動輪でもある。モータ66は、例えばエンジンをアシストするように駆動される。
前輪11のホイールリム75とホイールハブ74を繋ぐホイールスポーク76は、図10および図11に示すように、例えば全体として円弧状に湾曲しており、ホイールスポーク76の湾曲凹部にモータ16が設置される。このホイールスポーク76あるいはホイールハブ74に前輪11の外側方側に突出するボス77が形成され、突出したボス77にブレーキディスク58が取り付けられ、固定される。なお、符号78はオイルシールである。
[非操舵輪のリンク式懸架装置]
本実施形態の鞍乗型車両10は、非操舵輪である後輪12が、図1に示すように、エンジン駆動される駆動輪として機能する。非操舵輪の後輪12は、ボトムアーム式懸架装置あるいはリンク式懸架装置18により揺動自在に懸架され、支持される。非操舵輪のリンク式懸架装置18は、鞍乗型車両10の車体中央下部のピボット(図示せず)廻りに揺動自在に支持されるスイングアーム17を有する。スイングアーム17は車両後方側に延び、後端部に非操舵輪である後輪12を支持し、懸架している。
リンク式懸架装置18のスイングアーム17は、途中からアーム部が左右に分岐され、左右のアーム部の後端部に後輪が支持される。鞍乗型車両10は、シート25下方の車体フレームに図示しないエンジンが懸架され、このエンジンの駆動力は、チェーン機構等の動力伝達機構を介して後輪12に伝達され、後輪12を駆動させるようになっている。この意味でエンジン駆動の後輪12は非操舵輪であり駆動輪でもある。なお、エンジンはスイングアーム17の前側上部に設けてもよい。スイングアーム17にエンジンを設けた場合、エンジンの駆動力は無段変更機構や減速機構の動力伝達機構を介して後輪12に伝達される。スイングアーム17はユニットスイング型エンジンあるいはパワーユニットとして構成される。
また、スイングアーム17の左右一方のアーム部と車体フレーム40との間に単一のリヤショックアブソーバ(図示省略)が設けられる。
さらに、本実施形態の鞍乗型車両10は、後輪12をエンジン駆動に代えてモータ駆動としてもよい。後輪12をモータ駆動とした場合、例えばスイングアーム17の一方のアーム部にモータが設けられ、他方のアーム部と車体側との間に設けられる単一のリヤショックアブソーバが設けられる。モータは図9に示すように、車体中心線BCLに対してモータ重心が車幅方向左右のいずれか一方、例えば左側に設けられ、その反対側の右側に単一のリヤショックアブソーバおよび制動装置が設けられる。
[第2の実施形態]
次に、本発明に係る第2の実施形態を、図12ないし図14を参照して説明する。
図12は、鞍乗型車両の第2の実施形態を示すもので、サイドミラーおよびフロントフェンダを取り外して車両左前方から見た斜視図、図13は鞍乗型車両をフロントフェンダ等を取り外して右側方から見た斜視図、図14は同じく第2の実施形態に係る鞍乗型車両を車両前方から見たもので、一部断面構造で示す正面図である。図12ないし図14において、第1の実施形態と同じ鞍乗型車両の部材には同一符号を付して、重複説明を省略する。
第2の実施形態の鞍乗型車両10Aは、操舵輪である前輪11に設置されるモータ80のモータ構造が第1の実施形態に示されたモータ16と異にする。このモータ80はステータ81の外周側にロータ82を配置し、このロータ82を操舵輪である前輪11のホイール側に固定させ、支持したものである。ロータ82の内周側に配置されるステータ81は、操舵輪のリンク式懸架装置15Aのスイングアーム50の左側アーム部51aに固定させたものである。ステータ81の固定を強固にするため、スイングアーム50のアーム部51aには固定リンク84が並設される。ステータ81は固定リンク84の取付部にも固定され、固定強度を高めて取り付けられる。
また、同じく操舵輪のリンク式懸架装置15Aは、スイングアーム50の右側アーム部51bに固定リンク85が並設され、この固定リンク85の先端ブラケットに、制動装置56のブレーキキャリパ57が固定され、制動装置56は右側アーム部51bの取付ブラケットとともに固定リンク85にも取り付けられ、固定が強化される。
第2の実施形態に示された鞍乗型車両10Aは、操舵輪のリンク式懸架装置15Aの構成は、第1の実施形態に示されたリンク式懸架装置15と、操舵輪の懸架がボトムリンク式あるいはボトムアーム式の支持構造である点で共通しているが、モータ80は操舵輪のホイール側に固定されて外周側に配置され、ステータ81がモータ80の内周側に配置されて、スイングアーム50の一方のアーム部、例えば左側アーム部51aに固定リンク84がアシストされて固定される。モータ80は外周側がロータ82で、内周側にステータ81が配設されたモータ構造をとる点で、第1の実施形態に示されたモータ16とは相違する。
第2の実施形態の鞍乗型車両10において、車両前部のステアリング機構14の下方に設けられた操舵輪のリンク式懸架装置15Aは、第1の実施形態のリンク式懸架装置15と作用効果を同じくする。
なお、本発明の各実施形態では、モータ出力軸は駆動輪と同軸に配置した例を示したが、必ずしも同軸でなくてもよい。モータの重心がステアリング中心軸に対して偏っていれば、本発明と同等の作用効果が得られるので、モータの取付位置の自由度は大きい。
制動装置56は、操舵輪である前輪11の右側アーム部に設けた例を示したが、反対側のアーム部に設けてもよい。
さらに、実施形態では、鞍乗型車両はスクータ型自動二輪車の例を示したが、オフロードタイプの自動二輪車や、オンロードタイプの自動二輪車や、後二輪の自動三輪車に適用することもできる。
以上、本発明の実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、三輪車両に適用することができ、様々な形態で実施することが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の省略、置き換え、変更を行なうことができる。これらの実施形態やその変形例は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10,10A…鞍乗型車両(自動二輪車)、11…前輪(操舵輪、駆動輪)、12…後輪(非操舵輪、駆動輪)、13…ハンドル、14…ステアリング機構、15,15A…リンク式懸架装置(ボトムアーム式懸架装置)、16…モータ、17…スイングアーム、18…リンク式懸架装置(ボトムアーム式懸架装置)、20…カウリング、21…ウインドスクリーン、22…レッグシールドカバー、23…ボディサイドカバー、24…リアカバー、25…シート、27…フロントフェンダ、28…ヘッドランプ、29…ウインカ、31…リアフェンダ、32…テールランプ、35…センタースタンド、36…サイドスタンド、37…運転者用ステップ、38…同伴者用ステップ、40…車体フレーム、41…ヘッドパイプ、43…ステアリングシャフト、44…フロントフォーク、45a,45b…フォーク部、46…ブリッジフレーム、47…ピボット、50…スイングアーム、51a,51b…アーム部、52…ブリッジフレーム、55…フロントショックアブソーバ、56…制動装置、57…ブレーキキャリパ、58…ブレーキディスク、59…ブレーキパット、60…モータ本体、61…モータカバー、62…インナカバー、63…モータ取付ボルト、65…ステータ、66…ロータ、67…モータ(内部)軸、67a…サンギア部、68…車輪軸、69a,69b…ベアリング、70…遊星ギア、71…遊星ギアキャリア、72a,72b…ベアリング、73…動力伝達部材、74…ホイールハブ、75…ホイールリム、76…ホイールスポーク、78…オイルシール、79…リングギア、80…モータ、81…ステータ、82…ロータ、84,85…固定リンク(補助リンク)、86…キャップ。

Claims (9)

  1. 車両に駆動輪を支持させるリンク式懸架装置と、前記駆動輪を回転させるモータとを備える鞍乗型車両であって、
    前記モータによって駆動される駆動輪は操舵輪であり、
    前記リンク式懸架装置は、前記操舵輪を揺動可能に支持する左右一対のアーム部を備えたスイングアームを有し、
    前記モータはステアリング中心軸に対し車幅方向で左右いずれか一方側に配置され、
    前記スイングアームの他方のアーム部にショックアブソーバが取り付けられたことを特徴とする鞍乗型車両。
  2. 前記ショックアブソーバは、車体側方視において、他方のアーム部との取付部がモータの外縁より内側に設けられる請求項1に記載の鞍乗型車両。
  3. 前記操舵輪のリンク式懸架装置は、車体フレームのヘッドパイプに回転可能に保持されたステアリング機構のステアリングシャフトと、このステアリングシャフトの下方から左右のフォーク部に分かれて下方に延びるフロントフォークと、このフロントフォークに左右のアーム部が揺動可能に支持されたスイングアームとを備え、
    前記スイングアームの左右アーム部が、操舵輪車軸を回転可能に支持する請求項1または2に記載の鞍乗型車両。
  4. 前記操舵輪を駆動するモータは、その重心がステアリング中心軸に対して車両幅方向の左右いずれか一方側に位置するように設けられ、
    前記スイングアームの他方のアーム部にショックアブソーバが設けられた請求項3に記載の鞍乗型車両。
  5. 前記フロントフォークの左右一対のフォーク部は、車体側方視で前記操舵輪の車輪軸から車両後方側に離間して上下方向に配置され、前記モータの外縁より車両後方側に配置された請求項3または4に記載の鞍乗型車両。
  6. 前記スイングアームは、左右のアーム部がフロントフォークの左右のフォーク部に、車体側方視で前記モータの外縁より車両後方側のピボットで揺動自在に支持された請求項3ないし5のいずれか1項に記載の鞍乗型車両。
  7. 前記スイングアームは、左右のアーム部が前記フロントフォークの左右のフォーク部に、車体側方視で操舵輪の外縁より内側のピボットで揺動自在に支持された請求項3ないし6のいずれか1項に記載の鞍乗型車両。
  8. 前記ショックアブソーバは、スイングアームの他方のアーム部との取付部が、車体側方視でモータの外縁より内側に設けられ、操舵輪の車輪軸に対し、スイングアームのピボット側に配置された請求項1ないし7のいずれか1項に記載の鞍乗型車両。
  9. 前記スイングアームの他方のアーム部に制動装置が設けられ、
    前記制動装置は前記ショックアブソーバとともにステアリング中心軸に対してモータを車幅方向左右に振り分けて設けられた請求項1ないし8のいずれか1項に記載の鞍乗型車両。
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