JPH04169386A - 自動二輪車の前輪懸架装置 - Google Patents
自動二輪車の前輪懸架装置Info
- Publication number
- JPH04169386A JPH04169386A JP29528090A JP29528090A JPH04169386A JP H04169386 A JPH04169386 A JP H04169386A JP 29528090 A JP29528090 A JP 29528090A JP 29528090 A JP29528090 A JP 29528090A JP H04169386 A JPH04169386 A JP H04169386A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fork
- front wheel
- steering
- link
- arm
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 239000000725 suspension Substances 0.000 title claims abstract description 21
- 229910000838 Al alloy Inorganic materials 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000002828 fuel tank Substances 0.000 description 1
- 230000005484 gravity Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Axle Suspensions And Sidecars For Cycles (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、車体前方へ延出して上下揺動自在に設けられ
た上、下側スイングアームを有し、これら両スイングア
ームの前端で前輪を操向自在に支持する自動二輪車の前
輪懸架装置に関するものである。
た上、下側スイングアームを有し、これら両スイングア
ームの前端で前輪を操向自在に支持する自動二輪車の前
輪懸架装置に関するものである。
従来のこの種の前輪懸架装置としては、特開昭５４−１
０２７３９号公報に開示されたものがある。この前輪懸
架装置は、前輪が２又状のフロントフォークに回転自在
に支持され、このフロントフォークが上側スイングアー
ムおよび下側スイングアームに上下のピボットを介して
上下揺動自在かつ操向自在に支持されていた。すなわち
、このフロントフォークは、操舵動作によってハンドル
を回動させると、上下のピボットを通る軸線を操向軸と
して回動することになる。
０２７３９号公報に開示されたものがある。この前輪懸
架装置は、前輪が２又状のフロントフォークに回転自在
に支持され、このフロントフォークが上側スイングアー
ムおよび下側スイングアームに上下のピボットを介して
上下揺動自在かつ操向自在に支持されていた。すなわち
、このフロントフォークは、操舵動作によってハンドル
を回動させると、上下のピボットを通る軸線を操向軸と
して回動することになる。
しかるに、このようにフロントフォークと上。
下側スイングアームとを連結するピボットが操向軸と揺
動軸とを兼ねる構造とすると、両スイングアームの長さ
はキャスタ角、トレールによって決定されてしまう。す
なわち、従来の前輪懸架装置では上下のスイングアーム
のアーム長を自由に設定できず、設計の自由度が小さい
ものであった。
動軸とを兼ねる構造とすると、両スイングアームの長さ
はキャスタ角、トレールによって決定されてしまう。す
なわち、従来の前輪懸架装置では上下のスイングアーム
のアーム長を自由に設定できず、設計の自由度が小さい
ものであった。
本発明に係る自動二輪車の前輪懸架装置は、上。
下側スイングアームの前端に、両スイングアームどうし
を連結する操向軸リンクを連結すると共に、この操向軸
リンクに、操向軸リンクに枢支される操向筒部と、この
操向筒部の下端より左右に分岐して前輪を支持するフォ
ーク部とからなるフロントフォークを連結したものであ
る。
を連結する操向軸リンクを連結すると共に、この操向軸
リンクに、操向軸リンクに枢支される操向筒部と、この
操向筒部の下端より左右に分岐して前輪を支持するフォ
ーク部とからなるフロントフォークを連結したものであ
る。
上、下側スイングアームと操向軸リンクとの連結部をフ
ロントフォークの転舵軸心とは別の位置に設けることが
できる。
ロントフォークの転舵軸心とは別の位置に設けることが
できる。
以下、本発明の一実施例を第１図ないし第６図によって
詳細に説明する。
詳細に説明する。
第１図は本発明に係る前輪懸架装置を採用した自動二輪
車の一部を示す側面図、第２図は前輪懸架装置の要部を
破断して示す側面図、第３図はフロントフォークの要部
を破断して示す正面図、第４図は第１図におけるロアア
ームのＩＶ−ＩＶ線断面図、第５図はアッパーアームの
平面図、第６図は本発明に係る前輪懸架装置に使用する
リンク部材の一部を破断して示す正面図である。これら
の図において、１は自動二輪車のフレームを示し、この
フレーム１は、ハンドル２および後述する前輪懸架装置
のリンク部材とをステアリング軸３を介して回動自在に
支持するヘッドパイプ４と、このヘッドパイプ４から車
体の後方へ向かって後ろ下がりに延設され燃料タンク５
を支持するメインバイブロと、このメインバイブロの下
方に配設されエンジン７の前側をエンジンブラケット８
を介して支持する１本のダウンチューブ９と、前記メイ
ンバイブロの後部に連結されエンジン７の後側をリヤア
ームブラケット１０を介して支持する左右のシートピラ
ーチューブ１１等とから構成されている。
車の一部を示す側面図、第２図は前輪懸架装置の要部を
破断して示す側面図、第３図はフロントフォークの要部
を破断して示す正面図、第４図は第１図におけるロアア
ームのＩＶ−ＩＶ線断面図、第５図はアッパーアームの
平面図、第６図は本発明に係る前輪懸架装置に使用する
リンク部材の一部を破断して示す正面図である。これら
の図において、１は自動二輪車のフレームを示し、この
フレーム１は、ハンドル２および後述する前輪懸架装置
のリンク部材とをステアリング軸３を介して回動自在に
支持するヘッドパイプ４と、このヘッドパイプ４から車
体の後方へ向かって後ろ下がりに延設され燃料タンク５
を支持するメインバイブロと、このメインバイブロの下
方に配設されエンジン７の前側をエンジンブラケット８
を介して支持する１本のダウンチューブ９と、前記メイ
ンバイブロの後部に連結されエンジン７の後側をリヤア
ームブラケット１０を介して支持する左右のシートピラ
ーチューブ１１等とから構成されている。
１２は前輪１３を操舵自在に懸架する前輪懸架装置で、
この前輪懸架装置１２は、前輪１３をハブ１４を介して
回転自在に支持するフロントフォーク１５と、このフロ
ントフォーク１５を操舵自在に支持するロアアーム１６
．アッパーアーム１７と、前記フロントフォーク１５と
ハンドル２とを連結するリンク部材１８等とから構成さ
れている。
この前輪懸架装置１２は、前輪１３をハブ１４を介して
回転自在に支持するフロントフォーク１５と、このフロ
ントフォーク１５を操舵自在に支持するロアアーム１６
．アッパーアーム１７と、前記フロントフォーク１５と
ハンドル２とを連結するリンク部材１８等とから構成さ
れている。
前記フロントフォーク１５は、後述する操向軸リンクに
枢支される操向筒部１５ａと、この操向筒部１５ａの下
端より左右に分岐して前輪１３の側方で下方へ延設され
た左右のフォーク１５ｂ。
枢支される操向筒部１５ａと、この操向筒部１５ａの下
端より左右に分岐して前輪１３の側方で下方へ延設され
た左右のフォーク１５ｂ。
１５ｃを有するフォーク部１５ｄとからなり、アルミニ
ウム合金によって一体成形されている。前記操向筒部１
５ａの前側上部にはブラケット１５ｅが設けられ、この
ブラケット１５ｅに後述するリンク部材１８が連結され
ている。そして、前輪１３のハブ１４は、前記左右のフ
ォーク１５ｂ。
ウム合金によって一体成形されている。前記操向筒部１
５ａの前側上部にはブラケット１５ｅが設けられ、この
ブラケット１５ｅに後述するリンク部材１８が連結され
ている。そして、前輪１３のハブ１４は、前記左右のフ
ォーク１５ｂ。
１５ｃの下端部に支軸１９および軸受２０，２１を介し
て回転自在に支持されている。また、車体左側に位置す
るフォーク１５ｂは、基部側より下端側が車幅方向外側
へ僅かに偏在されており、この偏在部分に前輪ブレーキ
のキャリパ−２２が取付けられている。なお、２３はハ
ブＩ４に固定されたブレーキディスクを示す。
て回転自在に支持されている。また、車体左側に位置す
るフォーク１５ｂは、基部側より下端側が車幅方向外側
へ僅かに偏在されており、この偏在部分に前輪ブレーキ
のキャリパ−２２が取付けられている。なお、２３はハ
ブＩ４に固定されたブレーキディスクを示す。
２４は前記フロントフォーク１５を操向自在に支持する
と共に後述するロアアーム１６とアッパーアーム１７と
を連結する操向軸リンクである。
と共に後述するロアアーム１６とアッパーアーム１７と
を連結する操向軸リンクである。
この操向軸リンク２４は、前記フロントフォーク１５の
操向筒部１５ａを貫通する軸部２４ａと、この軸部２４
ａの下端に一体に設けられたロアアーム用ブラケット２
４ｂとからなり、軸部２４ａがフロントフォーク１５の
操向筒部１５ａ内に軸受２５，２６を介して回転自在に
装着されている。
操向筒部１５ａを貫通する軸部２４ａと、この軸部２４
ａの下端に一体に設けられたロアアーム用ブラケット２
４ｂとからなり、軸部２４ａがフロントフォーク１５の
操向筒部１５ａ内に軸受２５，２６を介して回転自在に
装着されている。
また、この操向軸リンク２４における操向筒部１５ａよ
り上側に突出する部分にはアッパーアーム連結穴が穿設
されている。前記ロアアーム用ブラケット２４ａは、下
面が前輪１３に略沿うように軸部２４ａから後ろ下がり
に延設され、最も後ろになる部位にロアアーム連結穴が
穿設されている。
り上側に突出する部分にはアッパーアーム連結穴が穿設
されている。前記ロアアーム用ブラケット２４ａは、下
面が前輪１３に略沿うように軸部２４ａから後ろ下がり
に延設され、最も後ろになる部位にロアアーム連結穴が
穿設されている。
そして、この操向軸リンク２４の位置は、車体前方から
見てその軸線が前記ステアリング軸３の軸線（以下、操
舵軸線Ａという）と重なるように設定されている。そし
て、この操向軸リンク２４の軸線（以下、転舵軸線Ｂと
いう）は所定のキャスター角度に応じて傾斜されている
。
見てその軸線が前記ステアリング軸３の軸線（以下、操
舵軸線Ａという）と重なるように設定されている。そし
て、この操向軸リンク２４の軸線（以下、転舵軸線Ｂと
いう）は所定のキャスター角度に応じて傾斜されている
。
前記ロアアーム１６は、第４図に示すように後端が前記
フレーム１のエンジンブラケット８に支軸２５を介して
上下揺動自在に支持され、前端が前記操向軸リンク２４
の下端ブラケット２４ｂに支軸２６を介して回動自在に
連結されている。なお、前記支軸２５．２６の軸方向は
、前輪１３の軸方向と平行とされている。また、このロ
アアーム１６は、その前後方向中央部が両端部より下方
へ偏在されており、偏在部分より前側の部分を前端１３
の外周縁に沿わせるようにして車体に装着されている。
フレーム１のエンジンブラケット８に支軸２５を介して
上下揺動自在に支持され、前端が前記操向軸リンク２４
の下端ブラケット２４ｂに支軸２６を介して回動自在に
連結されている。なお、前記支軸２５．２６の軸方向は
、前輪１３の軸方向と平行とされている。また、このロ
アアーム１６は、その前後方向中央部が両端部より下方
へ偏在されており、偏在部分より前側の部分を前端１３
の外周縁に沿わせるようにして車体に装着されている。
なお２７はフロントクツションユニットで、このフロン
トクツシリンユニット２７は、車幅方向中央部であって
ダウンチューブ９の前方に配置されている。そして、そ
の上端部はフレーム１にブラケット２８を介して枢支さ
れ、下端部は前記ロアアーム１６の偏在部分に支軸２９
を介して支持されている。
トクツシリンユニット２７は、車幅方向中央部であって
ダウンチューブ９の前方に配置されている。そして、そ
の上端部はフレーム１にブラケット２８を介して枢支さ
れ、下端部は前記ロアアーム１６の偏在部分に支軸２９
を介して支持されている。
前記アッパーアーム１７は、第５図に示すように、後端
がフレームｌのアッパーアーム支持ブラケット３０に支
軸３１を介して上下揺動自在に支持され、前端が前記操
向軸リンク２４の上端部に支軸３２を介して回動自在に
連結されている。なお、３３および３４はアッパーアー
ム１７の後端部と支軸３１との間に介装された軸受、３
５および３６はアッパーアーム１７の前端と支軸３２と
の間に介装された軸受を示す。なお、このアッパーアー
ム１７の前後の支軸３１．３２の軸方向もロアアーム１
６と同様にして前輪１３の軸方向と平行とされている。
がフレームｌのアッパーアーム支持ブラケット３０に支
軸３１を介して上下揺動自在に支持され、前端が前記操
向軸リンク２４の上端部に支軸３２を介して回動自在に
連結されている。なお、３３および３４はアッパーアー
ム１７の後端部と支軸３１との間に介装された軸受、３
５および３６はアッパーアーム１７の前端と支軸３２と
の間に介装された軸受を示す。なお、このアッパーアー
ム１７の前後の支軸３１．３２の軸方向もロアアーム１
６と同様にして前輪１３の軸方向と平行とされている。
また、このアッパーアーム１７は車体左側に位置する左
側アーム１７ａと、右側に位置する右側アーム１７ｂと
を備え、左右のアーム１７ａ、１７ｂの間に前記フロン
トクツションユニット２７およびダウンチューブ９を配
置させて車体に装着されている。
側アーム１７ａと、右側に位置する右側アーム１７ｂと
を備え、左右のアーム１７ａ、１７ｂの間に前記フロン
トクツションユニット２７およびダウンチューブ９を配
置させて車体に装着されている。
前記リンク部材１８は、第６図に示すように、ステアリ
ング軸３にハンドルクラウン１８ａを介して連結された
上リンク１８ｂと、この上リンク１８ｂの下端部にボー
ルジヨイント３７を介して連結され、下部がフロントフ
ォーク１５のブラケット１５ｅに連結された下リンク１
８ｃとを備えている。この上リンク１８ｂとハンドルク
ラウン１８ａとの連結部および下リンク１８ｃとフロン
トフォーク１５との連結部には、前輪１３の軸線と平行
な軸線をもつ枢軸３８が左右にそれぞれ介装されている
。前記ボールジヨイント３７は、ボールを有する支軸３
７ａがボールを車幅方向中央部に位置づけて下リンク１
８ｃに固定され、上リンク１８ｂの下端部が前記ボール
に枢支されている。そして、このリンク部材１８は、ボ
ールジヨイント３７が操舵軸線Ａより前側に配置される
ようにボールジヨイント３７を中心にして側面視く字状
に折曲げられた状態で装着されている。すなわち、この
リンク部材１８においては、前輪１３が上下動されるこ
とによって上リンク１８ｂおよび下リンク１８ｃがボー
ルジヨイント３７を中心として屈伸されることになる。
ング軸３にハンドルクラウン１８ａを介して連結された
上リンク１８ｂと、この上リンク１８ｂの下端部にボー
ルジヨイント３７を介して連結され、下部がフロントフ
ォーク１５のブラケット１５ｅに連結された下リンク１
８ｃとを備えている。この上リンク１８ｂとハンドルク
ラウン１８ａとの連結部および下リンク１８ｃとフロン
トフォーク１５との連結部には、前輪１３の軸線と平行
な軸線をもつ枢軸３８が左右にそれぞれ介装されている
。前記ボールジヨイント３７は、ボールを有する支軸３
７ａがボールを車幅方向中央部に位置づけて下リンク１
８ｃに固定され、上リンク１８ｂの下端部が前記ボール
に枢支されている。そして、このリンク部材１８は、ボ
ールジヨイント３７が操舵軸線Ａより前側に配置される
ようにボールジヨイント３７を中心にして側面視く字状
に折曲げられた状態で装着されている。すなわち、この
リンク部材１８においては、前輪１３が上下動されるこ
とによって上リンク１８ｂおよび下リンク１８ｃがボー
ルジヨイント３７を中心として屈伸されることになる。
また、前輪１３を操舵するには、ハンドル２を回動させ
、リンク部材１８および前記フロントフォーク１５を回
動させて行なう。
、リンク部材１８および前記フロントフォーク１５を回
動させて行なう。
このように構成された前輪懸架袋Ｗ１２では、前輪１３
が上下動してフロントフォーク１５が上下すると、第２
図中二点鎖線で示すように、ロアアーム１６がエンジン
ブラケット８との連結部（支軸２５）を中心に、アッパ
ーアーム１７がフレーム１との連結部（支軸３１）を中
心にして上下に揺動することになる。そして、操舵動作
によってハンドル２を回動させると、フロントフォーク
１５が操向軸リンク２４に対して転舵軸線Ｂを中心にし
て回動し、前輪１３はこのフロントフォーク１５と共に
回動する。すなわち、フロントフォークＩ５は操舵時に
は常に転舵軸線Ｂを中心にして回動するから、操向軸リ
ンク２４とロアアーム１６、アッパーアーム１７との連
結部を転舵軸線Ｂから離れた位置に設定できる。
が上下動してフロントフォーク１５が上下すると、第２
図中二点鎖線で示すように、ロアアーム１６がエンジン
ブラケット８との連結部（支軸２５）を中心に、アッパ
ーアーム１７がフレーム１との連結部（支軸３１）を中
心にして上下に揺動することになる。そして、操舵動作
によってハンドル２を回動させると、フロントフォーク
１５が操向軸リンク２４に対して転舵軸線Ｂを中心にし
て回動し、前輪１３はこのフロントフォーク１５と共に
回動する。すなわち、フロントフォークＩ５は操舵時に
は常に転舵軸線Ｂを中心にして回動するから、操向軸リ
ンク２４とロアアーム１６、アッパーアーム１７との連
結部を転舵軸線Ｂから離れた位置に設定できる。
したがって、操向軸リンク２４とロアアーム１６、アッ
パーアーム１７との連結位置を変更することで、フロン
トフォーク１５の傾斜角度を変えずにロアアーム１６．
アッパーアーム１７の長さ寸法を変えることができる。
パーアーム１７との連結位置を変更することで、フロン
トフォーク１５の傾斜角度を変えずにロアアーム１６．
アッパーアーム１７の長さ寸法を変えることができる。
また、本実施例で示したように操向軸リンク２４のロア
アーム用ブラケット２４ｂを前輪１３の外周縁に沿うよ
うに後ろ下がりに延設すると、前輪１３の上縁よりロア
アーム連結部が下方に位置してロアアーム１６が低位置
に設置されることになる。このため、ロアアーム１６と
アッパーアーム１７とからなる平行リンクのスパンを拡
げることができるので、捻り方向や横方向への力に対し
て剛性を高めることができる。しかもハンドル切角がロ
アアーム１６によって狭められるようなこともない。
アーム用ブラケット２４ｂを前輪１３の外周縁に沿うよ
うに後ろ下がりに延設すると、前輪１３の上縁よりロア
アーム連結部が下方に位置してロアアーム１６が低位置
に設置されることになる。このため、ロアアーム１６と
アッパーアーム１７とからなる平行リンクのスパンを拡
げることができるので、捻り方向や横方向への力に対し
て剛性を高めることができる。しかもハンドル切角がロ
アアーム１６によって狭められるようなこともない。
さらに、ロアアーム１６の長手方向中央部分を下側へ突
出させて側面視逆へ字状に形成し、前部を前輪１３に沿
わせる構造とすると、フロントクツションユニット２７
の下側枢支部が低位置に位置づけられるから、リンク等
を使用せずにクツションストロークを長くとることがで
きる。また、この構造とすると、重量の嵩むフロントク
ツションユニット２７が低位置になるので、上述したよ
うに操向軸リンク２４の下側にロアアーム１６が連結さ
れてロアアーム１６自体も低位置となる構成と合わせて
、前輪懸架装置を低重心とすることができる。
出させて側面視逆へ字状に形成し、前部を前輪１３に沿
わせる構造とすると、フロントクツションユニット２７
の下側枢支部が低位置に位置づけられるから、リンク等
を使用せずにクツションストロークを長くとることがで
きる。また、この構造とすると、重量の嵩むフロントク
ツションユニット２７が低位置になるので、上述したよ
うに操向軸リンク２４の下側にロアアーム１６が連結さ
れてロアアーム１６自体も低位置となる構成と合わせて
、前輪懸架装置を低重心とすることができる。
以上説明したように本発明に係る自動二輪車の前輪懸架
装置は、上、下側スイングアームの前端に、両スイング
アームどうしを連結する操向軸リンクを連結すると共に
、この操向軸リンクに、操向軸リンクに枢支される操向
筒部と、この操向筒部の下端より左右に分岐して前輪を
支持するフォーク部とからなるフロントフォークを連結
したため、上、下側スイングアームと操向軸リンクとの
連結部をフロントフォークの転舵軸心とは別の位置に設
けることができる。したがって、操向軸リンクと上、下
側スイングアームとの連結位置を変更することで、フロ
ントフォークの傾斜角度を変えずに上、下側スイングア
ームの長さ寸法を変えることができるから、設計上の自
由度が太き（なる。また、フロントフォークのフォーク
部上端を操向軸リンクに較べて大径な操向筒部としたの
で、フォーク部の支持剛性を高めることができる。この
ため、フロントフォークをアルミニウム合金で形成でき
、軽量化を図ることができる。
装置は、上、下側スイングアームの前端に、両スイング
アームどうしを連結する操向軸リンクを連結すると共に
、この操向軸リンクに、操向軸リンクに枢支される操向
筒部と、この操向筒部の下端より左右に分岐して前輪を
支持するフォーク部とからなるフロントフォークを連結
したため、上、下側スイングアームと操向軸リンクとの
連結部をフロントフォークの転舵軸心とは別の位置に設
けることができる。したがって、操向軸リンクと上、下
側スイングアームとの連結位置を変更することで、フロ
ントフォークの傾斜角度を変えずに上、下側スイングア
ームの長さ寸法を変えることができるから、設計上の自
由度が太き（なる。また、フロントフォークのフォーク
部上端を操向軸リンクに較べて大径な操向筒部としたの
で、フォーク部の支持剛性を高めることができる。この
ため、フロントフォークをアルミニウム合金で形成でき
、軽量化を図ることができる。
第１図は本発明に係る前輪懸架装置を採用した自動二輪
車の一部を示す側面図、第２図は前輪懸架装置の要部を
破断して示す側面図、第３図はフロントフォークの要部
を破断して示す正面図、第４図は第１図におけるロアア
ームのＩＶ−ＩＶ線断面図、第５図はアッパーアームの
平面図、第６図は本発明に係る前輪懸架装置に使用する
リンク部材の一部を破断して示す正面図である。 １３・・・・前輪、１５・・・・フロントフォーク、１
５ａ・・・・操向筒部、１５ｄ・・・・フォーク部、１
６・・・・ロアアーム、１７・・・・アッパ−アーム、
２４・・・・操向軸リンク。
車の一部を示す側面図、第２図は前輪懸架装置の要部を
破断して示す側面図、第３図はフロントフォークの要部
を破断して示す正面図、第４図は第１図におけるロアア
ームのＩＶ−ＩＶ線断面図、第５図はアッパーアームの
平面図、第６図は本発明に係る前輪懸架装置に使用する
リンク部材の一部を破断して示す正面図である。 １３・・・・前輪、１５・・・・フロントフォーク、１
５ａ・・・・操向筒部、１５ｄ・・・・フォーク部、１
６・・・・ロアアーム、１７・・・・アッパ−アーム、
２４・・・・操向軸リンク。
Claims (1)
- 車体前方へ延出して上下揺動自在に設けられた上、下側
スイングアームを有し、これら両スイングアームの前端
で前輪を操向自在に支持する自動二輪車の前輪懸架装置
において、前記上、下側スイングアームの前端に、両ス
イングアームどうしを連結する操向軸リンクを連結する
と共に、この操向軸リンクに、操向軸リンクに枢支され
る操向筒部と、この操向筒部の下端より左右に分岐して
前輪を支持するフォーク部とからなるフロントフォーク
を連結したことを特徴とする自動二輪車の前輪懸架装置
。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29528090A JPH04169386A (ja) | 1990-11-02 | 1990-11-02 | 自動二輪車の前輪懸架装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29528090A JPH04169386A (ja) | 1990-11-02 | 1990-11-02 | 自動二輪車の前輪懸架装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04169386A true JPH04169386A (ja) | 1992-06-17 |
Family
ID=17818559
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29528090A Pending JPH04169386A (ja) | 1990-11-02 | 1990-11-02 | 自動二輪車の前輪懸架装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04169386A (ja) |
Cited By (15)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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