JP6844144B2 - 電動鞍乗型車両 - Google Patents
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Description
図1ないし図3に示す電動鞍乗型車両10は、例えばスクータ型の自動二輪車両で構成され、車体の前方下部に前輪11が、その後方下部に後輪12がそれぞれ設けられる。前輪11はハンドル13の回動操作によりステアリング機構14およびリンク式懸架装置15あるいはボトムアーム式懸架装置を介して操舵される操舵輪である。リンク式懸架装置15には駆動輪を駆動させるモータ16が設けられ、操舵輪を構成する前輪11は駆動輪としても機能する。リンク式懸架装置15は、電動鞍乗型車両10の車体側懸架基部に支持され、具体的には車体側のステアリング機構14下部のフロントフォーク44に取り付けられる。
電動鞍乗型車両10の車両前部は、図4ないし図7に示すように構成される。電動鞍乗型車両10はダウンフレーム構造の車体フレーム40の前端部にヘッドパイプ41が設けられる。ヘッドパイプ41にはステアリングシャフト43が回転自在に設けられ、ステアリングシャフト43の頂部はハンドル13に連結される。これらヘッドパイプ41、ステアリングシャフト43およびハンドル13を含んでステアリング機構14が構成される。また、ステアリングシャフト43の下部にはヘッドパイプ41の下方で左右2又に分岐されて下方に延びる左右一対のフロントフォーク44が設けられる。
前輪11のリンク式懸架装置15は、その構成部品のフロントフォーク44が電動鞍乗型車両10のステアリング機構14の下部に固定され、車体側に設けられる。
フロントスイングアーム50の右側アーム部材50bは、例えば図5〜図9に示すように、車輪軸近くの先端上部に取付ブラケット60bが設けられ、この取付ブラケット60bと右側フォーク部材44b上部前側の取付ブラケット60aとの間に、サスペンション機構を構成する単一のフロントショックアブソーバ60が懸架され、取り付けられる。
さらに、前輪11である操舵輪の懸架に、フロントフォーク44とフロントスイングアーム50を組み付けたリンク式懸架装置15を用いることで、従来のテレスコピック式フロントフォークのように左右両側にフロントサスペンション機構を備えたテレスコピック状フォーク部材を設ける必要がない。フロントショックアブソーバ60をフロントスイングアーム50の、例えば右側アーム部材50bだけに配置するサスペンション構造とすることができる。このため、図6ないし図9に示すように、リンク式懸架装置15は、フロントスイングアーム50の片側アーム部材、例えば左側アーム部材50aにモータ16を設けても、他方のアーム部材はフリーとなる。よって、フロントショックアブソーバ60をモータ16と干渉することなく他方のアーム部材、例えば右側アーム部材50bに容易に配置することができる。
操舵輪である前輪11を駆動するモータ16は、図6,図8および図10,図11に示すように、ステアリング機構14の下部に設けられたバネ下のリンク式懸架装置15のフロントスイングアーム50に設置される。モータ16はフロントスイングアーム50の左側アーム部材50aに取り付けられる。このモータ16は、図10および図11に示すように、車両側面視でモータ本体70がモータカバー53で車両外側から覆われる。モータカバー53はリンク式懸架装置15の左側アーム部材50aの先端部に一体に固定され、フロントスイングアーム50およびフロントフォーク44を介して車体側に固定される。このように、リンク式懸架装置15は、フロントスイングアーム50が車体側の懸架基部であるフォーク部材44a,44bのフロントスイングアームピボット部47廻りに揺動自在に支持される。
モータ16は、図4および図6〜図8に示すように、駆動輪である前輪11の左側方に設置される。モータ16は、車両平面視において、図6および図8に示すように、フロントスイングアーム50の左側アーム部材50aの車幅方向内側に設けられる。モータ16を構成するモータ本体70の後部にケーブル接続部74が図10および図11に示すように車幅方向外側に向けて斜め下向きに取外し可能に取り付けられる。ケーブル接続部74にモータ16に電力を供給するモータケーブル75が接続される。
操舵輪のリンク式懸架装置15の下部にフロントスイングアーム50が揺動自在に支持され、このフロントスイングアーム50の片方のアーム部材、例えば左側アーム部材50aに設けられるモータ16は、図12および図13に示すように構成される。モータカバー53内に収められるモータ本体70は、固定されたステータ80とこのステータ80に収容されるロータ81とを有する。ロータ81はモータ(内部)軸82に回転一体に設けられる。モータ軸82は、前輪11の車輪軸83と共通軸をなすように、軸方向に整合して設けられる。
本実施形態の電動鞍乗型車両10は、非操舵輪である後輪12が、図1に示すように、エンジン駆動される駆動輪として機能する。後輪12は、後輪懸架装置18により揺動自在に懸架され、支持される。後輪懸架装置18は、電動鞍乗型車両10の車体中央下部のリアスイングアームピボット部(図示せず)廻りに揺動自在に支持されるリアスイングアーム17を有する。リアスイングアーム17は車両後方側に延び、後端部に非操舵輪である後輪12を支持し、懸架している。リアスイングアーム17は、電動鞍乗型車両10の車体側懸架基部に取り付けられ、上下揺動自在に支持される。
Claims (11)
- 駆動輪である前輪を回転させるモータと、前記前輪を回転可能に支持するフロントスイングアームと、このフロントスイングアームを揺動可能に支持する車体側の懸架基部とを有する鞍乗型車両であって、
前記懸架基部は、車体フレームに回転可能に保持されたステアリングシャフトから下方に延びるフロントフォークのフォーク部材であり、
前記フォーク部材は、前記前輪の後部側を下方に延びて、下端部にフロントスイングアームのピボット部が設けられて、前記フロントスイングアームが揺動自在に支持され、
前記フロントスイングアームは、前記フロントスイングアームのピボット部から前記前輪の側方を車両前方側に延びて前記前輪およびモータを支持する左右一対のアーム部材を有し、
前記モータは、そのモータ本体部から車両後方側に延びるケーブルを有し、
前記ケーブルは、左右一方向側の前記フロントスイングアームのピボット部付近を経由して、前記フォーク部材に沿って延び所定の制御機器に接続され、
単一のフロントショックアブソーバが、左右他方向側の前記アーム部材に設けられたことを特徴とする電動鞍乗型車両。 - 前記モータは、前輪の左右一方向側の前記アーム部材に設けられ、
前記フロントショックアブソーバは、前記モータに対して左右方向反対側の前記アーム部材に設けられる請求項1に記載の電動鞍乗型車両。 - 前記フォーク部材は車体側方視において、前記モータの外縁より後方外側であって、車両後方側に配置され、
前記フロントスイングアームは、揺動支点である前記フロントスイングアームのピボット部を前記モータの外縁の外側であって車両後方側に位置させる請求項1または2に記載の電動鞍乗型車両。 - 前記モータは、車両平面視において、ケーブル接続部が前記フロントスイングアームの内側に位置され、
前記ケーブルは、前記ケーブル接続部と前記フロントスイングアームのピボット部との中間部分においては前記フロントスイングアームの内側に位置し、一部が車両側面視において前記フロントスイングアームの左右一方向側の前記アーム部材と重なり、ケーブル撓み部が前記フロントスイングアームのピボット部の付近で前記フロントスイングアームの内側から外側に延び、前記フロントスイングアームのピボット部の上側においては前記フォーク部材の外側に沿って位置する請求項1に記載の電動鞍乗型車両。 - 前記ケーブルは、ケーブル撓み部が前記フロントスイングアームのピボット部付近を外廻りに迂回して設けられた請求項1または4に記載の電動鞍乗型車両。
- 前記ケーブルは、車両側面視において、ケーブル撓み部が前記フロントスイングアームのピボット部と重なるように設けられた請求項4または5に記載の電動鞍乗型車両。
- 前記電動鞍乗型車両は、ステアリングシャフトを支持するステアリングステム付近を迂回するように前記ケーブルが設けられた請求項1ないし6のいずれか1項に記載の電動鞍乗型車両。
- 前記ステアリングシャフトのステアリング中心軸Scを挟んでモータに対して左右方向反対側に制御機器が設けられる請求項7に記載の電動鞍乗型車両。
- 前記ステアリングシャフトのステアリング中心軸Scを挟んで前記モータに対して左右方向反対側にバッテリが設けられる請求項8に記載の電動鞍乗型車両。
- 前記ステアリングシャフトを保持する前記ステアリングステムと同じ高さ付近に制御機器およびバッテリの所定電気機器が配置された請求項7ないし9のいずれか1項に記載の電動鞍乗型車両。
- 前記所定電気機器は、ケーブル接続部が前記ステアリングシャフトを支持するステアリングステムの後方に配置され、
前記所定電気機器のケーブル接続部から前方に延びるケーブルが、前記ステアリングステム前方を迂回して配設される請求項10に記載の電動鞍乗型車両。
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