JP2017052503A - ワイパ装置 - Google Patents

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秀基 白鳥
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Abstract

【課題】レバーの小型化を図ることができるワイパ装置を提供すること。【解決手段】ワイパ装置は、第1ピボット軸4から軸直交方向に延びて該第1ピボット軸4と一体回動する第1レバー5と、第2ピボット軸6から軸直交方向に延びて該第2ピボット軸6と一体回動する第2レバー7と、一端が第1レバー5の先端部に連結され、他端が第2レバー7の先端部に連結された連結ロッド8と、モータ9の出力軸10から軸直交方向に延びて該出力軸10と一体回転するクランクアーム11と、一端がクランクアーム11の先端部に連結され、他端が連結ロッド8の中間部に連結された駆動ロッド12とを備える。【選択図】図2

Description

本発明は、ワイパ装置に関するものである。
従来、ワイパ装置としては、第1ピボット軸から軸直交方向に延びた第1レバーと、第2ピボット軸から軸直交方向に延びた第2レバーと、一端が第1レバーの先端部に連結され他端が第2レバーの先端部に連結された連結ロッドとを備え、第1及び第2ピボット軸に固定されるワイパが同期して払拭動作を行うものがある(例えば、特許文献1参照)。このワイパ装置では、モータの出力軸にクランクアームが固定され、そのクランクアームが駆動ロッドを介して第2レバーに連結されることで、出力軸から第2レバー(第2ピボット軸)に動力が伝達され、その動力が連結ロッドによって第1レバー(第1ピボット軸)に伝達されることになる。
特開2008−207701号公報
しかしながら、上記のようなワイパ装置では、第2レバーの先端部に連結ロッドと駆動ロッドとが連結されるため、第2レバーが大型化してしまう(第2ピボット軸の軸方向から見た第2レバーの面積が大きくなってしまう)という問題がある。このことは、例えば、レバーの材料費を高くしてしまう原因となる。また、連結ロッドと駆動ロッドが第2レバーの一方の面と他方の面に連結される場合には、さらに第2ピボット軸の軸方向へも大きくなるためその作動スペースも大きくなり、車両の搭載スペース確保が難しくなるといった問題もある。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、レバーの小型化を図ることができるワイパ装置を提供することにある。
上記課題を解決するワイパ装置は、第1ピボット軸から径方向に延びて該第1ピボット軸と一体回動する第1レバーと、第2ピボット軸から径方向に延びて該第2ピボット軸と一体回動する第2レバーと、一端が前記第1レバーの先端部に連結され、他端が前記第2レバーの先端部に連結された連結ロッドと、モータの出力軸から径方向に延びて該出力軸と一体回転するクランクアームと、一端が前記クランクアームの先端部に連結され、他端が前記連結ロッドの中間部に連結された駆動ロッドとを備える。
同構成によれば、一端がクランクアームの先端部に連結される駆動ロッドは、その他端が第1レバーと第2レバーとを連結する連結ロッドの中間部に連結されるため、例えば、第2レバーの先端部に連結される構成に比べて、第2レバーの小型化を図ることができる。即ち、第2レバーの先端部に連結ロッド及び駆動ロッドが連結される構成では、連結するスペースのために第2レバーを大きくする必要があるが、これに対して第2レバーの先端部には連結ロッドしか連結する必要がないため、第2レバーの小型化を図ることができる。
上記ワイパ装置において、前記第1レバーと前記第2レバーと前記駆動ロッドは、全て前記連結ロッドの上下方向の一方側に配置されて、該連結ロッドと連結されることが好ましい。
同構成によれば、第1レバーと第2レバーと駆動ロッドは、全て前記連結ロッドの上下方向の一方側(同一側)に配置されて、該連結ロッドと連結されるため、それらの上下方向の厚みを小さくすることができる。即ち、第1レバーと第2レバーと駆動ロッドのいずれか1つが、連結ロッドの上下方向の反対側に配置されて連結ロッドと連結される構成では、それらの上下方向の厚みは加算されて大きくなるが、これを回避して、上下方向の厚みを小さくすることができる。
上記ワイパ装置において、前記第1レバーと前記連結ロッド、前記第2レバーと前記連結ロッド、及び、前記駆動ロッドと前記連結ロッドは、それぞれボールジョイントを介して連結され、全てのボールジョイントの転動中心は、一直線上に配置されることが好ましい。
同構成によれば、第1レバーと連結ロッド、第2レバーと連結ロッド、及び、駆動ロッドと連結ロッドは、それぞれボールジョイントを介して連結され、全てのボールジョイントの転動中心は、一直線上に配置されるため、駆動時に捩れるような動きをさせることなく、良好に動作させることが可能となる。
上記ワイパ装置において、前記モータの出力軸は、前記第2ピボット軸よりも前記第1ピボット軸に近い位置に配置され、前記駆動ロッドは、前記連結ロッドにおける前記第1レバーよりも前記第2レバーに近い位置に連結されることが好ましい。
同構成によれば、モータの出力軸は、第2ピボット軸よりも第1ピボット軸に近い位置に配置され、駆動ロッドは、連結ロッドにおける第1レバーよりも第2レバーに近い位置に連結されるため、第1ピボット軸と第2ピボット軸との(車両幅方向の)間にモータや駆動ロッド等を良好に配置することができる。
上記ワイパ装置であって、前記クランクアームは、前記モータの動作時において、前記出力軸の軸方向から見て、前記連結ロッドと交差する状態を有することが好ましい。
同構成によれば、クランクアームは、モータの動作時において、出力軸の軸方向から見て、連結ロッドと交差する状態を有するため、例えば、モータの動作時にクランクアームが連結ロッドと交差する状態を有しない構成に比べて、出力軸の軸方向から見た作動スペースを小さくすることができる。
上記ワイパ装置であって、前記連結ロッドは、モータの動作時において、前記モータと前記クランクアームの動作エリアとの間を通過する状態を有することが好ましい。
同構成によれば、連結ロッドは、モータの動作時において、モータとクランクアームの動作エリアとの間を通過する状態を有するため、例えば、モータとクランクアームとの間を通過しない構成に比べて、出力軸の軸方向から見た作動スペースを小さくすることができる。
上記ワイパ装置であって、前記連結ロッドは、中実の棒材よりなることが好ましい。
同構成によれば、連結ロッドは、中実の棒材よりなるため、非中実の(中空の)パイプ材よりなるものに比べて、強度を確保しつつ細くすることができる。
本発明のワイパ装置では、レバーの小型化を図ることができる。
一実施形態における車両の一部斜視図。 一実施形態におけるワイパ装置の全体模式図。 一実施形態における第1レバーと連結ロッドの連結状態を示す一部断面図。 一実施形態におけるボールジョイントを説明するための一部断面図。 一実施形態における連結ロッドの位置を説明するための模式図。 別例における第1レバーと連結ロッドの連結状態を示す一部断面図。 別例における第1レバーと連結ロッドの連結状態を示す一部断面図。
以下、ワイパ装置の一実施形態を図1〜図5に従って説明する。
図1に示すように、車両は、フロントウインドウGと、該フロントウインドウGの車室外側の払拭面Gaを払拭するための第1及び第2ワイパW1,W2とを備える。なお、図1及び図2のワイパ装置は左ハンドル車用であり、第1ワイパW1は、運転席側(図1中、右側)の払拭面Gaを払拭し、第2ワイパW2は、助手席側(図1中、左側)の払拭面Gaを払拭するためのものである。
図2に示すように、ワイパ装置は、第1及び第2ピボットホルダ1,2とそれらを連結する連結フレーム3とを備え、前記フロントウインドウG(図1参照)の下方の図示しないボディに対して固定される。
また、ワイパ装置は、前記第1ピボットホルダ1に対して回転可能に支持された第1ピボット軸4と、該第1ピボット軸4の下端から径方向(軸直交方向)に延びて該第1ピボット軸4と一体回動する第1レバー5とを備える。尚、第1ピボット軸4の上端部には前記第2ワイパW2が固定される。
また、ワイパ装置は、前記第2ピボットホルダ2に対して回転可能に支持された第2ピボット軸6と、該第2ピボット軸6の下端から径方向(軸直交方向)に延びて該第2ピボット軸6と一体回動する第2レバー7とを備える。尚、第2ピボット軸6の上端部には前記第1ワイパW1が固定される。
また、ワイパ装置は、一端が前記第1レバー5の先端部に連結され、他端が前記第2レバー7の先端部に連結された連結ロッド8を備える。この連結ロッド8は、図3〜図5に示すように、中実の(非中空の)棒材よりなり、本実施形態では断面円形の金属棒材よりなる。
又、ワイパ装置は、前記連結フレーム3に固定されたモータ9と、該モータ9の出力軸10から径方向(軸直交方向)に延びて該出力軸10と一体回転するクランクアーム11とを備える。尚、本実施形態では、モータ9の出力軸10は、第2ピボット軸6よりも第1ピボット軸4に近い位置に配置されている。
又、ワイパ装置は、一端が前記クランクアーム11の先端部に連結され、他端が前記連結ロッド8の中間部に連結された駆動ロッド12を備えている。本実施形態では、駆動ロッド12は、連結ロッド8における第1レバー5よりも第2レバー7に近い位置に連結されている。そして、第1及び第2レバー5,7と連結ロッド8との各連結点(各転動中心Z)を結ぶ直線L1と、クランクアーム11及び連結ロッド8と駆動ロッド12との各連結点(各転動中心)を結ぶ直線L2とが成す角度θは鋭角に設定され、クランクアーム11の作動中、常に45度以下の範囲内となるように設定されていることが好ましい。また、前記クランクアーム11は、モータ9の動作時、即ちクランクアーム11の回転時において、前記出力軸10の軸方向から見て、前記連結ロッド8と交差する(横切る)状態が存在する。言い換えると、クランクアーム11と駆動ロッド12との連結点X1は、クランクアーム11の回転時に、出力軸10の軸方向から見て、連結ロッド8に対して出力軸10側(図2中、直線L1より下側)に位置する状態と反出力軸10側(図2中、直線L1より上側)に位置する状態とに交互に移動するように設けられている。
前記第1レバー5と前記第2レバー7と前記駆動ロッド12は、全て前記連結ロッド8の上方側(第1及び第2ピボット軸4,6の先端側)に配置されて、該連結ロッド8と連結されている。
詳しくは、第1レバー5と連結ロッド8、第2レバー7と連結ロッド8、及び、駆動ロッド12と連結ロッド8は、それぞれボールジョイント21を介して連結されている。
図3及び図4に示すように、ボールジョイント21は、連結ロッド8に固定されたボールピン22と、第1レバー5に固定されたジョイントケース23と、防塵・防水カバー24とを有する。尚、各ボールジョイント21は、同様のものであるため、第1レバー5と連結ロッド8とを連結するボールジョイント21についてのみ詳細に説明し、他のボールジョイント21についての説明は省略する。
ボールピン22は、連結ロッド8が貫通して固定される固定孔22aが形成された固定部22bと、固定部22bから固定孔22aの貫通方向の直交方向に延びる軸部22cと、軸部22cの先端に設けられた球状部22dとを有する。球状部22dはその外表面が球体の上下を一部除去した形状に形成されている。
ジョイントケース23は、その内部に前記球状部22dを転動可能に保持する球面凹部23aを有しつつ前記球状部22dの上方を覆うキャップ形状に形成されている。また、ジョイントケース23は、その外部に、第1レバー5に形成された取付孔5aの内縁が嵌る環状溝23bを有している。
防塵・防水カバー24は、前記軸部22cに外嵌される固定環状部24aと、前記ジョイントケース23の下方の開口を塞ぐように設けられる薄肉の閉塞部24bとを有する。閉塞部24bは、可撓性を有し、ボールジョイント21が転動しても(詳しくは球状部22dが球面凹部23aに対して摺動しても)ジョイントケース23の下方の開口を塞いだ状態を維持するように弾性変形して追従する。
また、本実施形態のボールジョイント21は、その転動中心(即ち前記球状部22dの中心)Zが第1レバー5の板厚の範囲Y内であって、その範囲Y内の中心位置に配置されて設けられている。
また、図2に示すように、全ての(3つの)ボールジョイント21の転動中心Zは、一直線上に配置されている。言い換えると、駆動ロッド12と連結ロッド8とを連結するボールジョイント21の転動中心Zは、第1レバー5と連結ロッド8とを連結するボールジョイント21の転動中心Zと、第2レバー7と連結ロッド8とを連結するボールジョイント21の転動中心Zとを結ぶ直線L1上に配置されている。
また、図5に模式的に示すように、前記連結ロッド8は、前記モータ9と前記クランクアーム11の動作エリア(出力軸10の軸の軸線周りにクランクアーム11が回転した時のクランクアーム11が占有する動作エリア)との間(出力軸10の軸方向に沿った方向の間)を通るように設けられている。詳しくは、本実施形態の連結ロッド8は、モータ9の動作時に、連結ロッド8の長手方向(図5の紙面直交方向)にほぼ沿って移動するとともに出力軸10の直交方向(図5の左右方向)にもスライドするように移動するが、その移動時の少なくとも出力軸10側に最も近づく際には、その少なくとも一部がモータ9とクランクアーム11の動作エリアとの間を通過する状態となっている。
次に、上記のように構成されたワイパ装置の作用について説明する。
例えば、運転席に設けられたウォッシャスイッチが操作されると、モータ9に駆動電流が供給され、出力軸10及びクランクアーム11が回転駆動される。すると、その動力が駆動ロッド12及び連結ロッド8を介して第1及び第2レバー5,7に伝達され、第1及び第2レバー5,7が往復揺動することで第1及び第2ピボット軸4,6が回動され、第1及び第2ピボット軸4,6に固定された第1及び第2ワイパW1,W2が同期して往復揺動し、払拭動作が行われる。
次に、上記実施形態の特徴的な効果を以下に記載する。
(1)一端がクランクアーム11の先端部に連結される駆動ロッド12は、その他端が第1レバー5と第2レバー7とを連結する連結ロッド8の中間部に連結される。よって、例えば、駆動ロッド12の他端が第2レバー7の先端部に連結される構成に比べて、第2レバー7の小型化を図ることができる。即ち、第2レバー7の先端部に連結ロッド8及び駆動ロッド12がそれぞれボールジョイント21を介して連結される構成では、それぞれ連結するスペースを確保するために第2レバー7の面積を大きくする必要があるが、これに対して本実施形態では第2レバー7の先端部には駆動ロッド12が連結されないため(連結ロッド8だけ連結すればよいため)、第2レバー7の小型化(第2ピボット軸6の軸方向から見た面積の小型化)を図ることができる。その結果、例えば、第2レバー7の材料費を低減することができる。また、例えば、駆動ロッド12の他端が第2レバー7の先端部に連結される構成に比べて、駆動ロッド12の長さを短くすることが可能となる。さらに、第1レバー5と第2レバー7には共にボールジョイント21が1つ設けられているだけ(より詳しくはジョイントケース23が1つ設けられているだけ)であるため、第1レバー5と第2レバー7とを共通のレバー形状として構成することができる。また、連結ロッド8と駆動ロッド12が第2レバー7の一方の面と他方の面とにそれぞれ連結される場合に比べて、第2ピボット軸6の軸方向(上下方向)への作動スペースを小さくでき、車両への搭載スペース確保が容易となる。
(2)第1レバー5と第2レバー7と駆動ロッド12は、全て連結ロッド8の上方側(第1及び第2ピボット軸4,6の先端側)に配置されて、該連結ロッド8と連結されるため、それらの上下方向の厚みを小さくすることができる。即ち、第1レバー5と第2レバー7と駆動ロッド12のいずれか1つが、連結ロッド8の上下方向の反対側に配置されて連結ロッド8と連結される構成では、それらの上下方向の厚みは加算されて大きくなるが、これを回避して、上下方向の厚みを小さくすることができる。
(3)第1レバー5と連結ロッド8、第2レバー7と連結ロッド8、及び、駆動ロッド12と連結ロッド8は、それぞれボールジョイント21を介して連結され、全てのボールジョイント21の転動中心Zは、一直線(L1)上に配置されるため、駆動時に捩れるような動きをさせることなく、良好に動作させることが可能となる。例えば、連結ロッド8と第1レバー5及び第2レバー7とが連結ロッド8に対して上下方向一方側で連結され、駆動ロッド12と連結ロッド8とが連結ロッド8に対して上下方向他方側で連結された場合、駆動ロッド12からの揺動推力が連結ロッド8と第1レバー5及び第2レバー7との各連結点(各転動中心Z)を結ぶ直線L1を回動軸として連結ロッド8が揺れるように動かしてしまうが、これを防止又は抑制できる。
(4)モータ9の出力軸10は、第2ピボット軸6よりも第1ピボット軸4に近い位置に配置され、駆動ロッド12は、連結ロッド8における第1レバー5よりも第2レバー7に近い位置に連結されるため、第1ピボット軸4と第2ピボット軸6との(車両幅方向の)間にモータ9や駆動ロッド12等を良好に配置することができる。また、第1及び第2レバー5,7と連結ロッド8との各連結点(各転動中心Z)を結ぶ直線L1と、クランクアーム11及び連結ロッド8と駆動ロッド12との各連結点(各転動中心)を結ぶ直線L2とが成す角度θは鋭角、好ましくはクランクアーム11の作動中、常に45度以下の範囲内となるように設定されているので、駆動ロッド12からの揺動推力が連結ロッド8に沿った力として効率よく伝達できる。
(5)ボールジョイント21は、その転動中心Zが、第1及び第2レバー5,7の板厚の範囲Y内に配置されるため、第1及び第2レバー5,7と連結ロッド8との間で駆動力が伝達される際に第1及び第2レバー5,7にその板厚の直交方向に対して傾いた方向に力が加わることを防止又は抑止することができる。これにより、第1及び第2レバー5,7に変形させる力が掛かり難くなり、第1及び第2レバー5,7の板厚を薄くしても剛性を確保することが可能となる。その結果、例えば、第1及び第2レバー5,7の材料費を低減することができる。また、第1及び第2レバー5,7とそれぞれ一体回転する第1及び第2ピボット軸4,6にも傾けようとする力が作用するのを防止できる。
(6)クランクアーム11は、モータ9の動作時、即ちクランクアーム11の回転時において、出力軸10の軸方向から見て、連結ロッド8と交差する(横切る)状態を有するように構成しているため、例えば、モータ9の動作時にクランクアーム11が連結ロッド8と交差する状態を有しない構成に比べて、出力軸10の軸方向から見た作動スペース(即ち、車両の搭載スペース)を小さくすることができる。
(7)連結ロッド8は、モータ9の動作時において、モータ9とクランクアーム11の動作エリアとの間(出力軸10の軸方向に沿った方向の間)を通過する状態を有するため、例えば、モータ9とクランクアーム11との間を通過しない構成に比べて、出力軸10の軸方向から見た作動スペース(即ち、車両の搭載スペース)を小さくすることができる。
(8)連結ロッド8は、中実の(非中空の)棒材よりなるため、非中実の(中空の)パイプ材よりなるものに比べて、強度を確保しつつ細くすることができる。よって、例えば、本実施形態のように、連結ロッド8をモータ9とクランクアーム11との間を通過する状態を有するように設ける場合、パイプ材よりなるものに比べて、モータ9とクランクアーム11との間隔をより一層小さくすることができ、出力軸10の軸方向(上下方向)の小型化を図ることができる。
上記実施形態は、以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、第1レバー5と第2レバー7と駆動ロッド12は、全て連結ロッド8の上方側(第1及び第2ピボット軸4,6の先端側)に配置されて、該連結ロッド8と連結されるとしたが、これに限定されず、他の配置で連結してもよい。
例えば、図6に示すように、第1レバー5は、連結ロッド8の下方側に配置されて、該連結ロッド8と連結されるようにしてもよく、この場合、第2レバー7と駆動ロッド12においても連結ロッド8の下方側に配置されて、該連結ロッド8と連結されるようにしてもよい。
また、例えば、第1レバー5と第2レバー7と駆動ロッド12のいずれか1つが、連結ロッド8の上下方向の反対側に配置されて連結ロッド8と連結されるように変更してもよい。
・上記実施形態では、ボールジョイント21におけるボールピン22は、連結ロッド8が貫通して固定される固定孔22aが形成された固定部22bを有するとしたが、球状部22dを有するボールピン22と連結ロッド8とは他の構成で連結してもよい。
例えば、図7に示すように、ボールピン22の軸部22cに連結ロッド8の折り曲げられた端部が(溶接や圧入によって)固定された構成としてもよい。
・上記実施形態では、第1レバー5と連結ロッド8、第2レバー7と連結ロッド8、及び、駆動ロッド12と連結ロッド8は、それぞれ同様のボールジョイント21を介して連結されるとしたが、これに限定されず、他の構成のジョイントを介して連結してもよい。
・上記実施形態では、第1レバー5と連結ロッド8、第2レバー7と連結ロッド8、及び、駆動ロッド12と連結ロッド8は、それぞれボールジョイント21を介して連結され、全てのボールジョイント21の転動中心Zは、一直線上に配置されるとしたが、これに限定されず、前記一直線上に配置されていない構成に変更してもよい。
・上記実施形態では、ボールジョイント21は、その転動中心Zが、第1及び第2レバー5,7の板厚の範囲Y内に配置されるとしたが、これに限定されず、転動中心が第1及び第2レバー5,7の板厚の範囲Yの外側に配置された構成としてもよい。例えば、上記実施形態とは逆に、第1及び第2レバー5,7側にボールピン22が固定され、連結ロッド8側にジョイントケース23が固定された構成としてもよい。
・上記実施形態では、クランクアーム11は、モータ9の動作時、即ちクランクアーム11の回転時において、出力軸10の軸方向から見て、連結ロッド8と交差する状態を有するように構成しているとしたが、これに限定されず、回転時に交差しないように設けてもよい。
・上記実施形態では、連結ロッド8は、モータ9の動作時にモータ9とクランクアーム11との間(出力軸10の軸方向に沿った方向の間)を通過する状態を有するように設けられるとしたが、これに限定されず、モータ9とクランクアーム11との間を通らない(駆動時に通ることがない)ように設けてもよい。
・上記実施形態では、連結ロッド8は、中実の(非中空の)棒材であって、断面円形の金属棒材よりなるとしたが、これに限定されず、他の形状に変更してもよい。例えば、連結ロッド8は、中実の(非中空の)棒材であって、断面略円形で外周に多数の凹凸を有する金属棒材よりなるものとしてもよい。また、例えば、連結ロッド8は、非中実の(中空の)パイプ材よりなるものとしてもよい。
上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について、以下にその効果とともに記載する。
(イ)請求項1乃至7のいずれか1項に記載のワイパ装置において、前記第1レバー及び前記第2レバーの少なくとも一方のレバーと前記連結ロッドは、ボールジョイントを介して連結され、前記ボールジョイントは、その転動中心が前記レバーの板厚の範囲内に配置されたことを特徴とするワイパ装置。
同構成によれば、ボールジョイントは、その転動中心が、レバーの板厚の範囲内に配置されるため、レバーとロッドとの間で駆動力が伝達される際にレバーにその板厚の直交方向に対して傾いた方向に力が加わることを抑えることができる。これにより、レバーに変形させる力が掛かり難くなり、ひいては、レバーの板厚を薄くすることが可能となる。
(ロ)請求項1乃至7及び上記(イ)のいずれか1つに記載のワイパ装置であって、前記クランクアームと前記駆動ロッドとの連結点は、前記クランクアームの回転時に、前記出力軸の軸方向から見て、前記連結ロッドに対して前記出力軸側と反出力軸側とを交互に移動するように設けられたことを特徴とするワイパ装置。
同構成によれば、クランクアームと駆動ロッドとの連結点は、クランクアームの回転時に、出力軸の軸方向から見て、連結ロッドに対して出力軸側と反出力軸側とを交互に移動するように設けられるため、例えば、交互に移動しない構成に比べて、出力軸の軸方向から見た作動スペースを小さくすることができる。
4…第1ピボット軸、5…第1レバー、6…第2ピボット軸、7…第2レバー、8…連結ロッド、9…モータ、10…出力軸、11…クランクアーム、12…駆動ロッド、21…ボールジョイント、Z…転動中心。

Claims (7)

  1. 第1ピボット軸から径方向に延びて該第1ピボット軸と一体回動する第1レバーと、
    第2ピボット軸から径方向に延びて該第2ピボット軸と一体回動する第2レバーと、
    一端が前記第1レバーの先端部に連結され、他端が前記第2レバーの先端部に連結された連結ロッドと、
    モータの出力軸から径方向に延びて該出力軸と一体回転するクランクアームと、
    一端が前記クランクアームの先端部に連結され、他端が前記連結ロッドの中間部に連結された駆動ロッドと
    を備えたことを特徴とするワイパ装置。
  2. 請求項1に記載のワイパ装置であって、
    前記第1レバーと前記第2レバーと前記駆動ロッドは、全て前記連結ロッドの上下方向の一方側に配置されて、該連結ロッドと連結されたことを特徴とするワイパ装置。
  3. 請求項1又は2に記載のワイパ装置であって、
    前記第1レバーと前記連結ロッド、前記第2レバーと前記連結ロッド、及び、前記駆動ロッドと前記連結ロッドは、それぞれボールジョイントを介して連結され、
    全てのボールジョイントの転動中心は、一直線上に配置されたことを特徴とするワイパ装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載のワイパ装置であって、
    前記モータの出力軸は、前記第2ピボット軸よりも前記第1ピボット軸に近い位置に配置され、
    前記駆動ロッドは、前記連結ロッドにおける前記第1レバーよりも前記第2レバーに近い位置に連結されたことを特徴とするワイパ装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載のワイパ装置であって、
    前記クランクアームは、前記モータの動作時において、前記出力軸の軸方向から見て、前記連結ロッドと交差する状態を有することを特徴とするワイパ装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載のワイパ装置であって、
    前記連結ロッドは、前記モータの動作時において、前記モータと前記クランクアームの動作エリアとの間を通過する状態を有することを特徴とするワイパ装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれか1項に記載のワイパ装置であって、
    前記連結ロッドは、中実の棒材よりなることを特徴とするワイパ装置。
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