JP2017041790A - 平面型アンテナ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】信頼性を向上させることができる平面型アンテナ装置を提供することである。【解決手段】実施形態の平面型アンテナ装置は、第1の導体板と、前記第1の導体板に対向する第2の導体板と、第1の信号線と、二以上の誘電体基板と、が積層される。前記第1の信号線は、前記第1の導体板および前記第2の導体板に挟まれる。前記二以上の誘電体基板は、前記第1の導体板および前記第2の導体板に挟まれる。実施形態の平面型アンテナ装置は、放射部を有する。前記放射部は、前記第1の信号線により給電される。前記二以上の誘電体基板のそれぞれには、前記誘電体基板を厚さ方向に貫通し、積層面において前記放射部の周囲に配置された導電体が設けられる。前記導電体は、積層面の法線方向に沿って他の誘電体基板に設けられた導電体と並べられる。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、平面型アンテナ装置に関する。
従来より、金属パッチ等の放射素子にストリップ線路を用いて給電し、放射素子を励振させる平面型アンテナが知られている。この平面型アンテナは、放射素子を励振させた際において発生する平行平板モードによる電波の伝搬を抑制して放射効率などのアンテナの諸特性を高くするために、一対の導体板を導通するための複数のスルーホールを設けている。しかしながら、使用環境における温度変化または長期間の使用などの理由によりスルーホールが破断した場合には、平行平板モードによる電波の伝搬を抑制する効果が低下するため、信頼性が十分ではなかった。
特開2000−261235号公報
本発明が解決しようとする課題は、信頼性を向上させることができる平面型アンテナ装置を提供することである。
実施形態の平面型アンテナ装置は、第1の導体板と、前記第1の導体板に対向する第2の導体板と、第1の信号線と、二以上の誘電体基板と、が積層される。前記第1の信号線は、前記第1の導体板および前記第2の導体板に挟まれる。前記二以上の誘電体基板は、前記第1の導体板および前記第2の導体板に挟まれる。実施形態の平面型アンテナ装置は、放射部を有する。前記放射部は、前記第1の信号線により給電される。前記二以上の誘電体基板のそれぞれには、前記誘電体基板を厚さ方向に貫通し、積層面において前記放射部の周囲に配置された導電体が設けられる。前記導電体は、積層面の法線方向に沿って他の誘電体基板に設けられた導電体と並べられる。
第1の実施形態の平面型アンテナ装置100の分解斜視図。 第1の実施形態の平面型アンテナ装置100の平面図。 第1の実施形態の平面型アンテナ装置100の3−3線断面図。 第1の実施形態の平面型アンテナ装置100における第1の導電体118と第2の導電体120との位置関係を説明する図。 第1の実施形態の変形例である平面型アンテナ装置150の分解斜視図。 第1の実施形態の変形例である平面型アンテナ装置150の平面図。 第1の実施形態の変形例である平面型アンテナ装置150の7−7線断面図。 第2の実施形態の平面型アンテナ装置200の分解斜視図。 第2の実施形態の平面型アンテナ装置200の平面図。 第2の実施形態の平面型アンテナ装置200の10−10線断面図。 第3の実施形態の平面型アンテナ装置300の分解斜視図。 第3の実施形態の平面型アンテナ装置300の上面図。 第3の実施形態の平面型アンテナ装置300の13−13線断面図。 第4の実施形態の平面型アンテナ装置100Aを示す分解斜視図。 第4の実施形態の平面型アンテナ装置100Aの上面図。 第4の実施形態の平面型アンテナ装置100Aの16−16線断面図。 第4の実施形態の平面型アンテナ装置100Aにおける第1の導電体118と第2の導電体120と第1の導電体パターン140Aと第2の導電体パターン140Bと第3の導電体パターン140Cの位置関係を説明する図。 第5の実施形態の平面型アンテナ装置400の分解斜視図。 第5の実施形態の他の平面型アンテナ装置400Aを示す分解斜視図。 変形例の平面型アンテナ装置100Bの分解斜視図。
以下、実施形態の平面型アンテナ装置を、図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
以下、第1の実施形態の平面型アンテナ装置100について説明する。図1は、第1の実施形態の平面型アンテナ装置100の分解斜視図であり、図2は、第1の実施形態の平面型アンテナ装置100の上面図であり、図3は、第1の実施形態の平面型アンテナ装置100の3−3線断面図である。
第1の実施形態の平面型アンテナ装置100は、図1に示すように、放射素子(放射部)102と、信号線104と、第1の導体板106と、第2の導体板108と、スロット110と、第1の誘電体基板112と、第2の誘電体基板114と、第3の誘電体基板116と、第1の導電体118と、第2の導電体120とを備える。なお、第1の実施形態では三つの誘電体基板(112、114、および116)を有するものとするが、平面型アンテナ装置は、二以上の任意の数の誘電体基板を備えていてもよい。
放射素子102は、信号線104から見て第1の導体板106側に設けられる。放射素子102は、信号線104に信号が印加されたとき、または電磁波を受信したときに励振するマイクロストリップアンテナである。放射素子102は、例えば、金属パッチである。また、放射素子102の平面視の形状(図1におけるZ方向から見た形状)は、図2に示すように、矩形(例えば正方形)に形成される。なお、放射素子102の平面視の形状は、矩形に限らない。放射素子102は、例えば、多角形、円形、またはその他の形状でもよい。放射素子102は、例えば、第1の誘電体基板112の第1の主面(図1における+Z方向側の面)上にパターニングされた導電材によって形成される。第1の誘電体基板112は、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)、エポキシなどの樹脂基板、樹脂を発泡した発泡プラスチック、液晶ポリマーなどのフィルム基板などの絶縁体で形成される。
信号線104は、第1の導体板106と第2の導体板108とに挟まれて配置される。信号線104は、信号が印加されたとき、または放射素子102により電磁波を受信したときに放射素子102と電磁結合して、図3に示すようなストリップ線路(トリプレート線路)130を形成する。信号線104は、例えば、第2の誘電体基板114の第2の導体板108側の面にパターニングされた導電材によって形成される。なお、信号線104は、第1の導体板106と第2の導体板108との間であれば、任意の箇所に配置されてよい。例えば、信号線104は、第3の誘電体基板116の第1の導体板108側に形成されてもよい。また、図1の例では、信号線104は、第1の導体板106と第2の導体板108との間であって、放射素子102の下方(図1における−Z方向側)に配置されている。信号線104の一部は、第1の導体板106側の面が放射素子102の中央部(例えば、矩形の中心または重心)の下方(図1における−Z方向)に配置されている。
第2の誘電体基板114は、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)、エポキシなどの樹脂基板、樹脂を発泡した発泡プラスチック、液晶ポリマーなどのフィルム基板などの絶縁体で形成される。
第1の導体板106は、信号線104の上方(図1における+Z方向)に形成される。第1の導体板106は、例えば、第1の誘電体基板112における第2の導体板108側の面にパターニングされた導電材で形成される。
第2の導体板108は、信号線104の下方(図1における―Z方向)に形成される。第2の導体板108と信号線104との間には、第3の誘電体基板116が配置される。第2の導体板108は、例えば、第3の誘電体基板116における下方側の面にパターニングされた導電材で形成される。第3の誘電体基板116は、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)、エポキシなどの樹脂基板、樹脂を発泡した発泡プラスチック、液晶ポリマーなどのフィルム基板などの絶縁体で形成される。
スロット110は、第1の導体板106の一部を開口して形成された開口部である。スロット110の平面視の形状は、矩形、H字型、ダンベル型、楕円、円形など、任意の形状に形成される。
信号線104と、信号線104を挟んで配置された第1の導体板106および第2の導体板108とは、ストリップ線路として機能する。信号線104、第1の導体板106、および第2の導体板108は、図3に示すように、ストリップ線路130を形成する。ストリップ線路130は、スロット110を介して放射素子102と信号線104とを電磁結合させて、平面型アンテナ装置100をスロット結合給電型パッチアンテナとして動作させる。また、この平面型アンテナ装置100において、スロット110により平行平板モードの電波が励振され、第1の導体板106と第2の導体板108との間に平行平板モードの電波が励振される。
第1の導電体118は、第2の誘電体基板114を厚さ方向に貫通するように形成される。第1の導電体118は、例えば、金属ビアまたはスルーホールである。第1の導電体118は、第2の誘電体基板114の貫通孔の内壁面に形成されたメッキまたは導体、若しくは、第2の誘電体基板114の貫通孔に充填された導電性樹脂で形成される。第1の導電体118は、上方(図3における+Z方向)側の一端が、第1の導体板106と離間して対向し、信号線104に信号が印加されたとき、または放射素子102により電磁波が受信されたときに第1の導体板106と容量結合する。また、第1の導電体118は、上方側の一端が、第1の導体板106と導通してもよい。図3の例では、第1の導電体118は、上方側の一端が、第1の導体板106と離間して対向している。
第1の導電体118は、積層面(図1におけるXY平面)において放射素子102の周囲に配置される。放射素子102の周囲とは、積層面における周囲、すなわち放射素子102を第2の誘電体基板114等の面に法線方向に正投影した領域102a−1の外側を意味する。また、放射素子102の周囲は、第1の導体板106と第2の導体板108との間に励振される平行平板モードの電波が生ずる領域であればよい。第1の導電体118は、放射素子102の周囲であって、例えば、信号線104の先端104a側、信号線104の長手方向の側方、および信号線104の根本側に形成されている。
第2の導電体120は、第3の誘電体基板116を厚さ方向に貫通するように形成される。第2の導電体120は、例えば、金属ビアまたはスルーホールである。第2の導電体120は、第3の誘電体基板116の貫通孔の内壁面に形成されたメッキまたは導体、若しくは、第3の誘電体基板116の貫通孔に充填された導電性樹脂で形成される。第2の導電体120は、下方(図3における−Z方向)側の一端が第2の導体板108と導通する。また、第2の導電体120は、下方側の一端が、第2の導体板108と離間して対向し、信号線104に信号が印加されたとき、または放射素子102により電磁波が受信されたときに第2の導体板108と容量結合してもよい。図3の例では、第2の導電体120は、下方側の一端が第2の導体板108と導通する。
第2の導電体120は、積層面において放射素子102の周囲に配置される。放射素子102の周囲とは、積層面における周囲、すなわち放射素子102を第2の誘電体基板114等の面に法線方向(図1におけるZ方向)に正投影した領域102a−2の外側を意味する。また、放射素子102の周囲は、第1の導体板106と第2の導体板108との間に励振される平行平板モードの電波が生ずる領域であればよい。第2の導電体120は、放射素子102の周囲であって、例えば、信号線104の長手方向の先端104a側、信号線104の長手方向の側方、および信号線104の根本側に形成されている。
第1の導電体118は、積層面の法線方向に沿って他の第3の誘電体基板116に設けられた第2の導電体120と並べられる。また、第2の導電体120は、積層面の法線方向に沿って他の第2の誘電体基板114に設けられた第1の導電体118と並べられる。図4は、第1の実施形態の平面型アンテナ装置100における第1の導電体118と第2の導電体120との位置関係を説明する図である。図4の左図は、第1の導電体118と第2の導電体120とが積層面の法線方向に沿って並べられた状態の模式図である。図4の右図は、第1の導電体118と第2の導電体120との位置関係を平面視で示す模式図である。
第1の導電体118と第2の導電体120とは、図4の左図に示すように、第2の誘電体基板114と第3の誘電体基板116とが積層された状態において、積層面の法線方向(図4左図のZ方向)に沿って並べられる。積層面の法線方向とは、第1の導体板106の法線方向であってもよいし、第2の導体板108の法線方向であってもよい。第1の導体板106と第2の導体板108とが平行に積層された場合は、第1の導体板106の法線方向と第2の導体板108の法線方向とは一致する。第1の導電体118および第2の導電体120が積層面の法線方向において並べられているとは、図4の右図に示すように、第1の導電体118の第2の導体板108側の端面118aと、第2の導電体120の第1の導体板106側の端面120aとの少なくとも一部が平面視で(Z方向から見た場合に)重なっていることをいう。第1の導電体118の第2の導体板108側の端面118aと、第2の導電体120の第1の導体板106側の端面120aとが対向する幅W1およびズレ幅W2は、第2の誘電体基板114と第3の誘電体基板116とが積層された際の位置ズレに依存する。
第1の導体板106と第1の導電体118とは、第1の誘電体基板112と第2の誘電体基板114とが積層された状態において、少なくとも一部が近接するように配置される。第1の導体板106と第1の導電体118とが近接するとは、信号線104に信号が印加されたとき、または放射素子102により電磁波が受信されたときに、第1の導体板106と第1の導電体118とが容量結合する距離で離間していることをいう。また、これに代えて、第1の導体板106と第1の導電体118とは、直接的または導電体によって間接的に接触し、導通してもよい。
第1の導電体118と第2の導電体120とは、第2の誘電体基板114と第3の誘電体基板116とが積層された状態において、少なくとも一部が近接するように配置される。第1の導電体118と第2の導電体120とが近接するとは、信号線104に信号が印加されたとき、または放射素子102により電磁波が受信されたときに、第1の導電体118と第2の導電体120とが容量結合する距離で離間していることをいう。また、これに代えて、第1の導電体118と第2の導電体120とは、直接的または導電体によって間接的に接触し、導通してもよい。
平面型アンテナ装置100は、図3に示すように、第1の導電体118と第2の導電体120との間に第1の接着層122と、第2の接着層124とを配置させて、第1の導電体118と第2の導電体120とを対向させてもよい。第1の接着層122は、第1の誘電体基板112と第2の誘電体基板114とを接着する。第2の接着層124は、第2の誘電体基板114と第3の誘電体基板116とを接着する。第1の接着層122および第2の接着層124は、例えば、熱可塑性樹脂または熱硬化性樹脂などのフィルム、またはプリプレグで形成される。
第1の接着層122および第2の接着層124は、第1の誘電体基板112、第2の誘電体基板114、および第3の誘電体基板116を積層するプレス工程において、第1の誘電体基板112と第2の誘電体基板114との間、および第2の誘電体基板114と第3の誘電体基板116との間に配置され、真空環境(減圧環境ともいう)において加熱された状態でプレスされる。これにより、第1の接着層122および第2の接着層124は、誘電体基板同士を接着させる。第1の接着層122および第2の接着層124は、プレス工程によって第1の導電体118と第2の導電体120との間に残存している場合と、プレス工程によって破断されて第1の導電体118と第2の導電体120との間に残存していない場合とがある。例えば、第1の導電体118および第2の導電体120の製造工程において第2の誘電体基板114の第2の導体板108側の面または第2の導電体120の第1の導体板106側の面に導体のランドが形成された場合などには、プレス工程においてランドにより接着層が破断されうる。このような場合、第1の導電体118と第2の導電体120とは、少なくとも一部が接触して導通していてもよい。
以上説明したように、第1の実施形態の平面型アンテナ装置100は、第2の誘電体基板114に設けられた第1の導電体118と、第3の誘電体基板116に設けられた第2の導電体120とを積層面の法線方向に沿って並べて配置させる。これにより、平面型アンテナ装置100によれば、第1の導体板106、第1の導電体118、第2の導電体120、および第2の導体板108の間に高周波電流が流れ、平行平板モードによる電波の伝搬が抑制され、効率のよいアンテナ装置を実現することができる。
また、この第1の実施形態の平面型アンテナ装置100は、第2の誘電体基板114に第1の導電体118を形成し、第3の誘電体基板116に第2の導電体120を形成して、第2の誘電体基板114と第3の誘電体基板116とを積層させている。これにより、第1の実施形態の平面型アンテナ装置100は、第1の導電体118および第2の導電体120の直径(XY平面での寸法)に対する、第1の導電体118および第2の導電体120の積層面の法線方向の長さの比で決定されるアスペクト比を小さくすることができる。すなわち、平面型アンテナ装置100は、第1の導体板106と第2の導体板108とに挟まれるそれぞれの誘電体基板に導電体を形成し、導電体を形成した誘電体基板を積層することで、第1の導体板106と第2の導体板108を直接接続するようにスルーホールを形成する場合に比べて、導電体のアスペクト比を小さくしている。これにより、第1の実施形態の平面型アンテナ装置100によれば、第2の誘電体基板114および第3の誘電体基板116の熱膨張係数と第1の導電体118および第2の導電体120の熱膨張係数との差が大きくても、第1の導電体118および第2の導電体120が断線することを抑制することができ、平行平板モードによる電波の伝搬を抑制する効果の低下を抑制することができる。この結果、第1の実施形態の平面型アンテナ装置100によれば、平行平板モードによる電波の伝搬を抑制することに対する信頼性を向上させることができる。
ここで、第1の実施形態の平面型アンテナ装置100において、第1の導体板106と第1の導電体118とが離間している場合、信号線104に信号が印加されたとき、または放射素子102により電磁波が受信されたときに第1の導体板106と第1の導電体118の間に生じる容量結合により、第1の導体板106と第1の導電体118との間に高周波電流を流すことができ、平行平板モードの電波の伝搬を抑制することができる。
また、第1の実施形態の平面型アンテナ装置100において、第1の導電体118と第2の導電体120とが離間している場合、信号線104に信号が印加されたとき、または放射素子102により電磁波が受信されたときに第1の導電体118と第2の導電体120の間に生じる容量結合により、第1の導電体118と第2の導電体120との間に高周波電流を流すことができ、平行平板モードの電波の伝搬を抑制することができる。
また、第1の実施形態の平面型アンテナ装置100において、第2の導電体120と第2の導電板108とが離間している場合、信号線104に信号が印加されたとき、または放射素子102により電磁波が受信されたときに第2の導電体120と第2の導体板108の間に生じる容量結合により、第2の導電体120と第2の導電板との間に高周波電流を流すことができ、平行平板モードの電波の伝搬を抑制することができる。
また、第1の実施形態の平面型アンテナ装置100において、第1の導体板106と第1の導電体118との少なくとも一部が導通するように配置される場合、第1の導体板106と第1の導電体118との間に高周波電流がより流れやすくなり、平行平板モードの電波の伝搬を更に抑制することができる。
また、第1の実施形態の平面型アンテナ装置100において、第1の導電体118と第2の導電体120との少なくとも一部が導通するように配置される場合、第1の導電体118と第2の導電体120との間に高周波電流がより流れやすくなり、平行平板モードの電波の伝搬を更に抑制することができる。
また、第1の実施形態の平面型アンテナ装置100において、第2の導電体120と第2の導電板108との少なくとも一部が導通するように配置される場合、第2の導電体120と第2の導電板108との間に高周波電流がより流れやすくなり、平行平板モードの電波の伝搬を更に抑制することができる。
なお、第1の実施形態の平面型アンテナ装置100は、放射素子102と信号線104との間のスロット110を介して電磁結合して給電する方式のものを説明したが、これに限るものではない。第1の実施形態の平面型アンテナ装置100は、信号線104を放射素子102の直下(図1における−Z方向)に設けて信号線104と放射素子102とを電磁結合して給電する近接結合給電方式、または放射素子102と信号線104とを導電体により接続する背面結合給電方式であってもよい。
(第1の実施形態の変形例)
以下、第1の実施形態の変形例である平面型アンテナ装置150について説明する。図5は、第1の実施形態の変形例である平面型アンテナ装置150の分解斜視図であり、図6は、第1の実施形態の変形例である平面型アンテナ装置150の上面図であり、図7は、第1の実施形態の変形例である平面型アンテナ装置150の7−7線断面図である。
第1の実施形態の変形例である平面型アンテナ装置150は、放射素子152と信号線154が第2の誘電体基板166の同一面に配置される点で、第1の実施形態に係る平面アンテナ装置100とは異なる。平面型アンテナ装置150は、図5に示すように、放射素子152と、信号線154と、開口156aが設けられた第1の導体板156と、第2の導体板158と、第1の導電体160と、第2の導電体162と、第1の誘電体基板164と、第2の誘電体基板166とを備える。なお、図5では、平面型アンテナ装置150は二つの誘電体基板(164および166)を有するものとするが、平面型アンテナ装置は、二以上の任意の数の誘電体基板を備えていてもよい。
放射素子152は、例えば、第2の誘電体基板166の第1の導体板156側に設けられる。第1の導体板156には、開口156aが形成されている。開口156aの平面視の形状は、例えば、矩形に形成されている。開口156aは、第1の導体板156の中央部に設けられている。放射素子152は、例えば、金属パッチである。放射素子152の平面視の形状は、例えば、矩形に形成されている。放射素子152の大きさは、開口156aの大きさよりも小さく形成されている。放射素子152は、開口156aの内部に配置されている。すなわち、放射素子152は、開口156aを第2の誘電体基板166の面に法線方向に正投影した領域156bの内部に位置する。
信号線154に信号が印加されたとき、または放射素子152により電磁波が受信されたときに、共平面給電によって放射素子152が励振する。信号線154の平面視の形状は、例えば、矩形に形成される。信号線154は、例えば、第2の誘電体基板166の第1の導体板156側の面にパターニングされた導電材によって形成される。信号線154は、第1の導体板156と第2の導体板158との間であれば、任意の箇所に配置されてよい。例えば、信号線154は、第1の誘電体基板164の第2の導体板158側に形成されてもよい。また、信号線154は、図5に示すように、放射素子152の端部(例えば、辺の中心)に接続されてよい。
信号線154と、信号線154を挟んで配置された第1の導体板156および第2の導体板158とは、ストリップ線路として機能する。信号線154、第1の導体板156、および第2の導体板158は、ストリップ線路170を形成する。ストリップ線路170は、放射素子152と接続され、平面型アンテナ装置150を共平面給電型パッチアンテナとして動作させる。また、この平面型アンテナ装置150において、放射素子152により、第1の導体板156と第2の導体板158との間に平行平板モードの電波が励振される。
第1の導体板156は、第1の誘電体基板164の主面(図5における+Z方向側の面)にパターニングにより形成される。これにより、第1の導体板156は、信号線154の上方側(+Z方向側)に形成される。第2の導体板158は、第2の誘電体基板166の下方側(−Z方向側)の面にパターニングにより形成される。これにより、第2の導体板158は、信号線154の下方側に形成される。
第1の導電体160は、第1の誘電体基板164を厚さ方向に貫通するように形成される。第1の導電体160は、第1の導体板156側の一端が第1の導体板156と導通する。また、第1の導電体160と第1の導体板156とは、信号線154に信号が印加されたとき、または放射素子152により電磁波が受信されたときに、容量結合する距離で離間して対向してもよい。第1の導電体160は、積層面(追加図1におけるXY平面)において開口部156aの周囲に配置される。開口部156aの周囲とは、積層面における周囲の外側を意味する。また、開口部156aの周囲は、第1の導体板156と第2の導体板158との間に励振される平行平板モードの電波が生ずる領域であればよい。
第2の導電体162は、第2の誘電体基板166を厚さ方向に貫通するように形成される。第2の導電体162は、第2の導体板158側の一端が第2の導体板158と導通する。また、第2の導電体162と第2の導体板158とは、信号線154に信号が印加されたとき、または放射素子152により電磁波が受信されたときに、容量結合する距離で離間して対向してもよい。第2の導電体162は、積層面(図5におけるXY平面)において、開口156aを第2の誘電体基板166の面に法線方向に正投影した領域156bの周囲に配置される。開口156aを第2の誘電体基板166の面に法線方向に正投影した領域156bの周囲とは、積層面における周囲、すなわち開口156aを第2の誘電体基板166の面に法線方向に正投影した領域156bの外側を意味する。また、開口156aを第2の誘電体基板166の面に法線方向に正投影した領域156bの周囲は、第1の導体板156と第2の導体板158との間に励振される平行平板モードの電波が生ずる領域であればよい。
第1の導電体160と第2の導電体162とは、第1の実施形態の第1の導電体118および第2の導電体120と同様に、図4の左図に示すように、第1の誘電体基板164と第2の誘電体基板166とが積層された状態において、積層面の法線方向(図4左図のZ方向)に沿って並べられる。第1の導電体160と第2の導電体162とは、第1の誘電体基板164と第2の誘電体基板166とが積層された状態において、少なくとも一部が近接するように配置される。第1の導電体160と第2の導電体162とが近接するとは、信号線154に信号が印加されたとき、または放射素子152により電磁波が受信されたときに、第1の導電体160と第2の導電体162とが容量結合する距離で離間していることをいう。また、第1の導電体160と第2の導電体162とは、少なくとも一部が接触して導通していてもよい。
以上説明したように、第1の実施形態の変形例である平面型アンテナ装置150は、第1の誘電体基板164に設けられた第1の導電体160と、第2の誘電体基板166に設けられた第2の導電体162とを積層面の法線方向に沿って並べて配置させる。これにより、平面型アンテナ装置150によれば、第1の実施形態と同様に、第1の導体板156と第1の導電体160との間、第1の導電体160と第2の導電体162との間、および第2の導電体162と第2の導体板158との間に高周波電流を流すことができ、平行平板モードによる電波の伝搬が抑制され、効率のよいアンテナ装置を実現することができる。また、第1の実施形態の変形例である平面型アンテナ装置150によれば、第1の実施形態と同様に、第1の導電体160および第2の導電体162のアスペクト比(前述)を小さくすることができ、平行平板モードによる電波の伝搬を抑制することに対する信頼性を向上させることができる。
(第2の実施形態)
以下、第2の実施形態の平面型アンテナ装置200について説明する。図8は、第2の実施形態の平面型アンテナ装置200の分解斜視図であり、図9は、第2の実施形態の平面型アンテナ装置200の上面図であり、図10は、第2の実施形態の平面型アンテナ装置200の10−10線断面図である。
第2の実施形態の平面型アンテナ装置200は、放射部がスロットである点で上述した実施形態とは異なる。第2の実施形態の平面型アンテナ装置200は、図8に示すように、スロット202と、信号線204と、第1の導体板206と、第2の導体板208と、第1の導電体210と、第2の導電体212と、第1の誘電体基板214と、第2の誘電体基板216とを備える。また、図中、符号218は接着層である。なお、第2の実施形態では二つの誘電体基板(214、および216)を有するものとするが、平面型アンテナ装置は、二以上の任意の数の誘電体基板を備えていてもよい。
スロット202は、信号線204に信号が印加されたとき、または電磁波が受信されたときに励振するスロットアンテナである。スロット202は、図10に示すように、第1の誘電体基板214の積層面の法線方向(図10における+Z方向)側の面に形成された第1の導体板206の開口部により形成される。スロット202のZ方向から見た形状である外形は、例えば、矩形に形成される。
信号線204は、信号が印加されたとき、またはスロット202により電磁波が受信されたときにスロット202との間で電磁結合する。信号線204の平面視の形状は、例えば、矩形に形成される。信号線204は、例えば、第2の誘電体基板216の第1の導体板206側の面にパターニングされた導電材によって形成される。なお、信号線204は、第1の導体板206と第2の導体板208との間であれば、任意の箇所に配置されてよい。例えば、信号線204は、第1の誘電体基板214の第2の導体板208側に形成されてもよい。また、信号線204の一部は、図9に示すように、スロット202の中央部(例えば、中心)の第1の導体板206側に配置されている。
信号線204と、信号線104を挟んで配置された第1の導体板206および第2の導体板208とは、ストリップ線路として機能する。信号線204、第1の導体板206、および第2の導体板208は、図10に示すように、ストリップ線路220を形成する。ストリップ線路220は、スロット202と信号線204とを電磁結合させて、平面型アンテナ装置200をスロットアンテナとして動作させる。また、この平面型アンテナ装置200において、スロット202により平行平板モードの電波が励振され、第1の導体板206と第2の導体板208との間に平行平板モードの電波が伝搬される。
第1の導体板206は、第1の誘電体基板214の主面(図8における+Z方向側の面)にパターニングにより形成される。これにより、第1の導体板206は、信号線204の上方側(図8における+Z方向側)に形成される。第2の導体板208は、例えば、第2の誘電体基板216の下方側の面にパターニングにより形成される。これにより、第2の導体板208は、信号線204の下方側に形成される。
第1の導電体210は、第1の誘電体基板214を厚さ方向に貫通するように形成される。第1の導電体210は、第1の導体板206側の一端が第1の導体板206と導通する。また、第1の導電体210は、上方(図10における+Z方向)側の一端が、信号線204に信号が印加されたとき、またはスロット202を介して信号線204より電磁波が受信されたときに第1の導体板206と容量結合する距離で第1の導体板206と離間して対向してもよい。第1の導電体210は、積層面(図8におけるXY平面)においてスロット202の周囲に配置される。スロット202の周囲とは、積層面における周囲、すなわち放射素子202を第2の誘電体基板214等の面に法線方向に正投影した領域202aの外側を意味する。また、スロット202の周囲は、第1の導体板206と第2の導体板208との間に励振される平行平板モードの電波が生ずる領域であればよい。第1の導電体210は、放射素子202の周囲であって、例えば、信号線204の先端204a側、信号線204の長手方向の側方、および信号線204の根本側に形成されている。
第2の導電体212は、第2の誘電体基板216を厚さ方向に貫通するように形成される。第2の導電体212は、下方(図10における−Z方向)側の一端が第2の導体板208と導通する。また、第2の導電体212は、下方側の一端が、信号線204に信号が印加されたとき、またはスロット202を介して信号線204より電磁波が受信されたときに第2の導体板208と容量結合する距離で第2の導体板208と離間して対向してもよい。第2の導電体212は、積層面(図8におけるXY平面)においてスロット202の周囲に配置される。スロット202の周囲とは、積層面における周囲、すなわちスロット202を第2の誘電体基板216等の面に法線方向に正投影した領域202aの外側を意味する。また、スロット202の周囲は、第1の誘電体基板214と第2の誘電体基板216との間に励振される平行平板モードの電波が生ずる領域であればよい。第2の導電体212は、スロット202の周囲であって、例えば、信号線204の長手方向の先端204a側、信号線204の長手方向の側方、および信号線204の根本側に形成されている。
第1の導電体210と第2の導電体212とは、第1の実施形態の第1の導電体118および第2の導電体120と同様に、図4の左図に示すように、第1の誘電体基板214と第2の誘電体基板216とが積層された状態において、積層面の法線方向(図4左図のZ方向)に沿って並べられる。第1の導電体210と第2の導電体212とは、第1の誘電体基板214と第2の誘電体基板216とが積層された状態において、少なくとも一部が近接するように配置される。第1の導電体210と第2の導電体212とが近接するとは、信号線204に信号が印加されたとき、またはスロット202により電磁波が受信されたときに、第1の導電体210と第2の導電体212とが容量結合する距離で離間していることをいう。また、第1の導電体210と第2の導電体212とは、少なくとも一部が接触して導通していてもよい。
以上説明したように、第2の実施形態の平面型アンテナ装置200は、第1の誘電体基板214に設けられた第1の導電体210と、第2の誘電体基板216に設けられた第2の導電体212とを積層面の法線方向に沿って並べて配置させる。これにより、平面型アンテナ装置200によれば、第1の実施形態と同様に、第1の導体板206、第1の導電体210、第2の導電体212、および第2の導体板208の間に高周波電流が流れ、平行平板モードによる電波の伝搬が抑制され、効率のよいアンテナ装置を実現することができる。また、第2の実施形態の平面型アンテナ装置200によれば、第1の実施形態と同様に、第1の誘電体基板214および第2の誘電体基板216のアスペクト比(前述)を小さくすることができ、平行平板モードによる電波の伝搬を抑制することに対する信頼性を向上させることができる。
(第3の実施形態)
以下、第3の実施形態の平面型アンテナ装置300について説明する。図11は、第3の実施形態の平面型アンテナ装置300の分解斜視図であり、図12は、第3の実施形態の平面型アンテナ装置300の上面図であり、図13は、第3の実施形態の平面型アンテナ装置300の13−13線断面図である。
第3の実施形態の平面型アンテナ装置300は、2つの信号線を有する点で、上述した実施形態と異なる。平面型アンテナ装置300は、図11に示すように、放射素子302と、第1の信号線304と、第2の信号線306と、開口308aが設けられた第1の導体板308と、第2の導体板310と、第3の導体板312と、スロット314と、第1の誘電体基板316と、第2の誘電体基板318と、第3の誘電体基板320と、第4の誘電体基板322と、第1の導電体324と、第2の導電体326と、第3の導電体328と、第4の導電体330とを備える。また、図中、符号332は第1の接着層、符号334は第2の接着層、符号336は第3の接着層である。なお、第3の実施形態では四つの誘電体基板(316、318、320、および322)を有するものとするが、平面型アンテナ装置は、二以上の任意の数の誘電体基板を備えていてもよい。
放射素子302および第1の導体板308は、第1の誘電体基板316の上方(図11における+Z方向)側の面に形成されている。第1の導体板308には、開口308aが形成されている。開口308aの平面視の形状は、例えば、矩形に形成されている。開口308aは、第1の導体板308の中央部に設けられている。放射素子302は、例えば、金属パッチである。放射素子302の平面視の形状は、例えば、矩形に形成されている。放射素子302の大きさは、開口308aの大きさよりも小さく形成されている。放射素子302は、開口308aの内部に配置されている。
第1の信号線304は、例えば、第2の誘電体基板318の第1の導体板308側の面に形成されている。なお、第1の信号線304は、第1の導体板308と第2の導体板310との間であれば、任意の箇所に配置されてよい。例えば、第1の信号線304は、第1の誘電体基板316の第2の導体板310側に形成されてもよい。また、図11の例では、第1の信号線304は、第1の導体板308と第2の導体板318との間であって、放射素子302の下方に配置されている。第1の信号線304の一部は、放射素子302の中央部(例えば、中心)の下方に配置されてよい。
第1の信号線304は、信号が印加されたとき、または放射素子302により電磁波を受信したときに近接結合給電によって放射素子302を励振させる。これにより放射素子302は、第1の信号線304の長辺方向(図11におけるX方向)に平行な第1偏波を送受信する。第1の信号線304は、例えば、平面型アンテナ装置300の送信信号を搬送する送信用信号線であってもよい。
第2の導体板310は、第2の誘電体基板318の第1の導体板308とは逆側の面に形成される。なお、第2の導体板310は、第1の信号線304が、第1の導体板308と第2の導体板310との間に位置するのであれば、如何なる位置に配置されてもよい。例えば、第2の導体板310は、第3の誘電体基板320の第1の導体板308側に形成されてもよい。第2の導体板310には、第2の導体板310の開口部としてスロット314が形成される。スロット314の平面視の形状は、例えば、矩形に形成されている。スロット314が設けられた第2の導体板310は、第2の誘電体基板318を介して第1の信号線304の下方に配置されている。スロット314の中央部(例えば、中心)は、放射素子302の中央部(例えば、中心)の下方に配置されている。スロット314は、スロット314の長辺方向(図11におけるX方向)を第1の信号線304の長辺方向にほぼ平行にして配置されている。
第2の信号線306は、例えば、第3の誘電体基板320の第3の導体板312側の面に形成されている。第2の信号線306の平面視の形状は、例えば、矩形に形成されている。なお、第2の信号線306は、第2の導体板310との間であれば、任意の箇所に配置されてよい。例えば、第1の信号線304は、第1の誘電体基板316の第2の導体板310側に形成されてもよい。また、図11から図13の例では、第2の信号線306の一部は、放射素子302の中央部(例えば、中心)の下方に配置され、第2の信号線306の長辺方向(図11におけるY方向)をスロット314の長辺方向にほぼ直交するようにして配置されている。
第2の信号線306は、信号が印加されたとき、または放射素子302により電磁波を受信したときにスロット314を介してスロット結合給電によって放射素子302を励振させる。これにより放射素子302は、スロット314の長辺方向に垂直な第2偏波、つまり第1偏波にほぼ直交する第2偏波を送受信する。第2の信号線306は、例えば、平面型アンテナ装置300に到来した電波を受信する受信用信号線であってもよい。
第3の導体板312は、第4の誘電体基板322を介して第2の信号線306の第2の導体板310と逆側に形成される。第3の導体板312は、第3の誘電体基板116における第2の導体板310の逆側の面にパターニングされた導電材である。
第3の実施形態の平面型アンテナ装置300は、上述した第1の実施形態および第2の実施形態と同様に、第1の信号線304と、第1の信号線304を挟んで配置された第1の導体板308および第2の導体板310とは、第1のストリップ線路340を構成する。第1のストリップ線路340は、放射素子302と第1の信号線304とを電磁結合させて、平面型アンテナ装置300を近接結合給電型パッチアンテナとして動作させる。また、この平面型アンテナ装置300において、放射素子302により、第1の導体板308と第2の導体板310との間に平行平板モードの電波が励振される。更に、第3の実施形態の平面型アンテナ装置300において、第2の信号線306、第2の導体板310、および第3の導体板312は、図13に示すように、第2のストリップ線路350を形成する。第2のストリップ線路350は、スロット314を介して放射素子302と第2の信号線306とを電磁結合させて、平面型アンテナ装置300をスロット結合給電型パッチアンテナとして動作させる。また、この平面型アンテナ装置300において、スロット314により平行平板モードの電波が励振され、第2の導体板310と第3の導体板312との間に平行平板モードの電波が励振される。
第3の実施形態の平面型アンテナ装置300は、第1の信号線304と第2の信号線306との電磁結合を低減するために、互いに直交するように配置される。これにより、平面型アンテナ装置300は、直交する2つの偏波を送受信する直線偏波共用アンテナとして動作する。また、平面型アンテナ装置300は、直線偏波共用アンテナに限らず、円偏波共用アンテナとしてもよい。円偏波は、90度の位相差を持ち、直交する2つの直線偏波の合成である。平面型アンテナ装置300を、円偏波パッチアンテナとして動作させるためには、第1の信号線304および第2の信号線306から放射素子302に給電する際に90度の位相差をつけてもよい。
第1の導電体324は、第1の誘電体基板316を厚さ方向に貫通するように形成される。第1の導電体324は、上方(図13における+Z方向)側の一端が第1の導体板308と導通する。また、第1の導電体324は、第1の信号線304に信号が印加されたとき、または放射素子302により電磁波が受信されたときに第1の導体板308と容量結合する距離で離間して第1の導体板308と対向してもよい。また、第1の導電体324は、第2の導体板310側の一端が第1の誘電体基板316に隣接する第2の誘電体基板318に設けられた第2の導電体326と積層面の法線方向に沿って並べられる。第1の導電体324は、積層面(図11におけるXY平面)において放射素子302の周囲に配置される。放射素子302の周囲とは、積層面における周囲の外側を意味する。また、放射素子302の周囲は、第1の導体板308と第2の導体板310との間に励振される平行平板モードの電波が生ずる領域であればよい。第1の導電体324は、放射素子302の周囲であって、例えば、第1の信号線304の長手方向の先端304a側、第1の信号線304の長手方向の側方、および第1の信号線304の根本側に形成されている。
第2の導電体326は、第2の誘電体基板318を厚さ方向に貫通するように形成される。第2の導電体326は、第1の導体板308側の一端が第2の誘電体基板318に隣接する第1の誘電体基板316に設けられた第1の導電体324と積層面の法線方向に沿って並べられる。第2の導電体326は、下方(図13における−Z方向)側の一端が、第2の導体板310と導通する。また、第2の導電体326は、下方側の一端が、第1の信号線304に信号が印加されたとき、または放射素子302により電磁波が受信されたときに第2の導体板310と容量結合する距離で離間して第2の導体板310と対向してもよい。これにより、第2の導電体326は、積層面において放射素子302の周囲に配置される。放射素子302の周囲とは、積層面における周囲、すなわち放射素子302を第2の誘電体基板318等の面に法線方向に正投影した領域302a−1の外側を意味する。また、放射素子302の周囲は、第1の導体板308と第2の導体板310との間に励振される平行平板モードの電波が生ずる領域であればよい。第2の導電体326は、放射素子302の周囲であって、例えば、第1の信号線304の長手方向の先端304a側、第1の信号線304の長手方向の側方、および第1の信号線304の根本側に形成されている。
第3の導電体328は、第3の誘電体基板320を厚さ方向に貫通するように形成される。第3の導電体328は、上方(図13における+Z方向)側の一端が、第2の導体板310と離間して対向し、第2の信号線306に信号が印加されたとき、または放射素子302により電磁波が受信されたときに第2の導体板310と容量結合する。また、第3の導電体328は、上方側の一端が、第2の導体板310と導通してもよい。また、第3の導電体328は、第3の導体板312側の一端が第3の誘電体基板320に隣接する第4の誘電体基板322に設けられた第4の導電体330と積層面の法線方向に沿って並べられる。これにより、第3の導電体328は、積層面において放射素子302の周囲に配置される。放射素子302の周囲とは、積層面における周囲、すなわち放射素子302を第3の誘電体基板320等の面に法線方向に正投影した領域302a−2の外側を意味する。また、放射素子302の周囲は、第2の導体板310と第3の導体板312との間に励振される平行平板モードの電波が生ずる領域であればよい。第3の導電体328は、放射素子302の周囲であって、例えば、第2の信号線306の長手方向の先端306a側、第2の信号線306の長手方向の側方、および第2の信号線306の根本側に形成されている。
第4の導電体330は、第4の誘電体基板322を厚さ方向に貫通するように形成される。第4の導電体330は、第2の導体板310側の一端が第4の誘電体基板322に隣接した第3の誘電体基板320に設けられた第3の導電体328と積層面の法線方向に沿って並べられる。第4の導電体330は、下方(図13における−Z方向)側の一端が、第3の導体板312側の一端が第3の導体板312と導通する。また、第4の導電体330は、下方側の一端が、第2の信号線306に信号が印加されたとき、または放射素子302により電磁波が受信されたときに第2の導体板310と容量結合する距離で第3の導体板312と離間してもよい。これにより、第4の導電体330は、積層面において放射素子302の周囲に配置される。放射素子302の周囲とは、積層面における周囲、すなわち放射素子302を第4の誘電体基板322等の面に法線方向に正投影した領域302a−3の外側を意味する。また、放射素子302の周囲は、第2の導体板310と第3の導体板312との間に励振される平行平板モードの電波が生ずる領域であればよい。第4の導電体330は、放射素子302の周囲であって、例えば、第2の信号線306の長手方向の先端306a側、第2の信号線306の長手方向の側方、および第2の信号線306の根本側に形成されている。
第1の導電体324と第2の導電体326とは、上述した実施形態と同様に、図4の左図に示すように、第1の誘電体基板316と第2の誘電体基板318とが積層された状態において、積層面の法線方向(図4左図のZ方向)に沿って並べられる。第1の導電体324と第2の導電体326とは、第1の誘電体基板316と第2の誘電体基板318とが積層された状態において、少なくとも一部が近接するように配置される。第1の導電体324と第2の導電体326とが近接するとは、第1の信号線304に信号が印加されたとき、または放射素子302により電磁波が受信されたときに、第1の導電体324と第2の導電体326とが容量結合する距離で離間していることをいう。また、第1の導電体324と第2の導電体326とは、少なくとも一部が接触して導通していてもよい。
第3の導電体328と第4の導電体330とは、上述した実施形態と同様に、図4の左図に示すように、第3の誘電体基板320と第4の誘電体基板322とが積層された状態において、積層面の法線方向(図4左図のZ方向)に沿って並べられる。第3の導電体328と第4の導電体330とは、第3の誘電体基板320と第4の誘電体基板322とが積層された状態において、少なくとも一部が近接するように配置される。第3の導電体328と第4の導電体330とが近接するとは、第2の信号線306に信号が印加されたとき、または放射素子302により電磁波が受信されたときに、第3の導電体328と第4の導電体330とが容量結合する距離で離間していることをいう。また、第3の導電体328と第4の導電体330とは、少なくとも一部が接触して導通していてもよい。
なお、第1の導電体324および第2の導電体326と、第3の導電体328および第4の導電体330とは、積層面の法線方向に沿って並んでいなくてもよい。なぜなら、第1の導体板308と第2の導体板310との間において発生する平行平板モードの電波は、第1の導体板308、第1の導電体324、第2の導電体326および第2の導体板310に高周波電流が流れることで抑制され、第2の導体板310と第3の導体板312との間において発生する平行平板モードの電波は、第2の導体板310、第3の導電体328、第4の導電他330および第3の導体板312に高周波電流が流れることで抑制されるからである。
以上説明したように、第3の実施形態の平面型アンテナ装置300は、第1の誘電体基板316に設けられた第1の導電体324と、第2の誘電体基板318に設けられた第2の導電体326とを積層面の法線方向に沿って並べて配置させる。また、第3の実施形態の平面型アンテナ装置300は、第3の誘電体基板320に設けられた第3の導電体328と、第4の誘電体基板322に設けられた第4の導電体330とを積層面の法線方向に沿って並べて配置させる。これにより、平面型アンテナ装置300によれば、第1の導体板308および第1の導電体324と、第2の導電体326および第2の導体板310の間に高周波電流が流れ、第1の導体板308と第2の導体板310との間における平行平板モードによる電波の伝播が抑制される。また、平面型アンテナ装置300によれば、第2の導体板310および第3の導電体328と、第4の導電体330および第3の導体板312の間に高周波電流が流れ、第2の導体板310と第3の導体板312との間における平行平板モードによる電波の伝播が抑制される。この結果、第3の実施形態の平面型アンテナ装置300は、効率のよいアンテナ装置を実現することができる。更に、第3の実施形態の平面型アンテナ装置300によれば、上述の実施形態と同様に、第1の導電体324、第2の導電体326、第3の導電体328、および第4の導電体330のアスペクト比(前述)を小さくすることができ、平行平板モードによる電波の伝搬を抑制することに対する信頼性を向上させることができる。
(第4の実施形態)
以下、第4の実施形態の平面型アンテナ装置100Aについて説明する。なお、以下の説明において、第1の実施形態と同様の部分については同一符号を付することにより詳細な説明を省略する。第4の実施形態の平面型アンテナ装置100Aは、第1の実施形態の平面型アンテナ装置100を変形したものであるが、これに限らず、第2の実施形態の平面型アンテナ装置200および第3の実施形態の平面型アンテナ装置300にも適用してもよい。図14は、第4の実施形態の平面型アンテナ装置100Aを示す分解斜視図であり、図15は、第4の実施形態の平面型アンテナ装置100Aの上面図であり、図16は、第4の実施形態の平面型アンテナ装置100Aの16−16線断面図である。
第4の実施形態の平面型アンテナ装置100Aにおいて、二以上の誘電体基板のうち隣接する誘電体基板に設けられた導電体のそれぞれは、自身が設けられた誘電体基板における隣接する誘電体基板側の面に形成された導電体パターンに接続される。平面型アンテナ装置100Aは、図14に示すように、第1の導電体パターン140Aと、第2の導電体パターン140Bと、第3の導電体パターン140Cとを備える。
第1の導電体パターン140Aは、第2の誘電体基板114の第1の導体板106側の面に形成される。第1の導電体パターン140Aは、ランド状、例えば、円環状に形成される。第1の導電体パターン140Aは、ランド状に限らず、第2の誘電体基板114の第1の導体板106側の面にランドよりもより大きな面積で形成されていてもよい。第1の導電体パターン140Aは、第1の導電体118の第1の導体板106側の一端と接続される。
第1の導電体パターン140Aが接続された第1の導電体118は、図16に示すように、第1の誘電体基板112と第2の誘電体基板114とが積層された状態において、積層面の法線方向において少なくとも一部が第1の導体板106と対向する。第1の導電体パターン140Aが接続された第1の導電体118は、信号線104に信号が印加されたとき、または放射素子102により電磁波が受信されたときに、第1の導体板106との間で容量結合する距離で離間している。また、第1の導電体パターン140Aが接続された第1の導電体118は、少なくとも一部が第1の導体板106と接触して導通していてもよい。
第2の導電体パターン140Bは、第2の誘電体基板114の第2の導体板108側の面に形成される。第2の導電体パターン140Bは、ランド状、例えば、円環状に形成される。第2の導電体パターン140Bは、ランド状に限らず、第2の誘電体基板114の第2の導体板108側の面にランドよりもより大きな面積で形成されていてもよい。第2の導電体パターン140Bは、第1の導電体118の第2の導体板108側の一端と接続される。
第3の導電体パターン140Cは、第3の誘電体基板116の第1の導体板106側の面に形成される。第3の導電体パターン140Cは、ランド状、例えば、円環状に形成される。第3の導電体パターン140Cは、ランド状に限らず、第3の誘電体基板116の第1の導体板106側の面にランドよりもより大きな面積で形成されていてもよい。第3の導電体パターン140Cは、第2の導電体120の第1の導体板106側の一端と接続される。
第2の導電体パターン140Bが接続された第1の導電体118は、図16に示すように、第2の誘電体基板114と第3の誘電体基板116とが積層された状態において、積層面の法線方向において少なくとも一部が第2の導電体120の第2の導体板108側の端面または第3の導電体パターン140Cと対向する。第2の導電体パターン140Bが接続された第1の導電体118は、信号線104に信号が印加されたとき、または放射素子102により電磁波が受信されたときに、第2の導電体120の第1の導体板106側の端面または第3の導電体パターン140Cとの間で容量結合する距離で離間している。また、第2の導電体パターン140Bが接続された第1の導電体118は、少なくとも一部が第2の導電体120の第1の導体板106側の端面または第3の導電体パターン140Cと接触して導通していてもよい。
第3の導電体パターン140Cが接続された第2の導電体120は、第2の誘電体基板114と第3の誘電体基板116とが積層された状態において、積層面の法線方向において少なくとも一部が第1の導電体118の第2の導体板108側の端面または第2の導電体パターン140Bと対向する。第3の導電体パターン140Cが接続された第2の導電体120は、信号線104に信号が印加されたとき、または放射素子102により電磁波が受信されたときに、第1の導電体118の第2の導体板108側の端面または第2の導電体パターン140Bとの間で容量結合する距離で離間している。また、第3の導電体パターン140Cが接続された第2の導電体120は、少なくとも一部が第1の導電体118の第2の導体板108側の端面または第2の導電体パターン140Bと接触して導通していてもよい。
第2の誘電体基板114に設けられ、第1の導電体パターン140Aおよび第2の導電体パターン140Bが接続された第1の導電体118は、他の第3の誘電体基板116に設けられ、第3の導電体パターン140Cが接続された第2の導電体120と、積層面の法線方向に沿って並べられる。また、第3の誘電体基板116に設けられ、第3の導電体パターン140Cが接続された第2の導電体120は、他の第2の誘電体基板114に設けられ、第1の導電体パターン140Aおよび第2の導電体パターン140Bが接続された第1の導電体118と、積層面の法線方向に沿って並べられる。図17は、第4の実施形態の平面型アンテナ装置100Aにおける第1の導電体パターン140Aおよび第2の導電体パターン140Bが接続された第1の導電体118と第3の導電体パターン140Cが接続された第2の導電体120との位置関係を説明する図である。図17の左図は、第1の導電体パターン140Aおよび第2の導電体パターン140Bが接続された第1の導電体118と第3の導電体パターン140Cが接続された第2の導電体120とが積層面の法線方向に沿って並べられた状態の模式図である。図17の右図は、第1の導電体パターン140Aおよび第2の導電体パターン140Bが接続された第1の導電体118と第3の導電体パターン140Cが接続された第2の導電体120との位置関係を平面視で示す模式図である。
第1の導電体パターン140Aおよび第2の導電体パターン140Bが接続された第1の導電体118と第3の導電体パターン140Cが接続された第2の導電体120とは、図17の左図に示すように、第2の誘電体基板114と第3の誘電体基板116とが積層された状態において、積層面の法線方向(図17左図のZ方向)に沿って並べられる。積層面の法線方向とは、第1の導体板106の法線方向であってもよいし、第2の導体板108の法線方向であってもよい。第1の導体板106と第2の導体板108とが平行に積層された場合は、第1の導体板106の法線方向と第2の導体板108の法線方向とは一致する。第1の導電体パターン140Aおよび第2の導電体パターン140Bが接続された第1の導電体118および第3の導電体パターン140Cが接続された第2の導電体120が積層面の法線方向において並べられているとは、図17の右図に示すように、第1の導電体118の第2の導体板108側の端面118aおよび第2の導電体パターン140Bと、第2の導電体120の第1の導体板106側の端面120aおよび第3の導電体パターン140Cとの少なくとも一部が平面視で重なっていることをいう。第1の導電体118の第2の導体板108側の端面118aおよび第2の導電体パターン140Bと、第2の導電体120の第1の導体板106側の端面120aおよび第3の導電体パターン140Cとが対向する幅W3およびズレ幅W2は、第2の誘電体基板114と第3の誘電体基板116とが積層された際の位置ズレに依存する。第1の導電体118の第2の導体板108側の端面118aおよび第2の導電体パターン140Bと、第2の導電体120の第1の導体板106側の端面120aおよび第3の導電体パターン140Cとが対向する幅W3は、第1の導電体118の第2の導体板108側の端面118aと第2の導電体120の第1の導体板106側の端面120aとが対向する幅W1よりも大きい。
以上説明したように、第4の実施形態の平面型アンテナ装置100Aによれば、二以上の誘電体基板のうち隣接する誘電体基板に設けられた導電体のそれぞれが、自身が設けられた誘電体基板における隣接する誘電体基板側の面に形成された導電体パターンに接続される。これにより、第4の実施形態の平面型アンテナ装置100Aによれば、隣接する基板間において、導電体および導電体パターン同士が対向している面積を増加させることができ、第2の導電体パターン140Bが接続された第1の導電体118と第3の導電体パターン140Cが接続された第2の導電体120との間に形成される静電容量を高くすることができるので、第2の導電体パターン140Bが接続された第1の導電体118と第3の導電体パターン140Cが接続された第2の導電体120との間に高周波電流が流れやすくなる。また、第4の実施形態の平面型アンテナ装置100Aによれば、第1の導体板106と第1の導電体パターン140Aが接続された第1の導電体118との間に形成される静電容量を高くすることができるので、第1の導電板106と第1の導電体パターン140Aが接続されたとの間に高周波電流が流れやすくなり、より多くの高周波電流を第1の導電体118および第2の導電体120に流すことができる。この結果、第4の実施形態の平面型アンテナ装置100Aによれば、更に平行平板モードの電波の伝搬を抑制することができ、より効率のよいアンテナ装置を実現することができる。
また、第4の実施形態の平面型アンテナ装置100Aにおいて、第1の導体板106と、第1の導電体パターン140Aが接続された第1の導電体118との少なくとも一部が導通するように配置される場合、第1の導体板106と、第1の導電体パターン140Aが接続された第1の導電体118との間に高周波電流がより流れやすくなり、更に平行平板モードの電波の伝搬を抑制することができ、より効率のよいアンテナ装置を実現することができる。
また、第4の実施形態の平面型アンテナ装置100Aにおいて、第2の導電体パターン140Bが接続された第1の導電体118と、第3の導電体パターン140Cが接続された第2の導電体120との少なくとも一部が導通するように配置される場合、第2の導電体パターン140Bが接続された第1の導電体118と、第3の導電体パターン140Cが接続された第2の導電体120との間に高周波電流がより流れやすくなり、更に平行平板モードの電波の伝搬を抑制することができ、より効率のよいアンテナ装置を実現することができる。
また、第4の実施形態の平面型アンテナ装置100Aは、プレス工程において第1の導電体パターン140Aが第1の接着層122を破断させて、第1の導体板106と第1の導電体パターン140Aとが接触して直流的に接続する場合もある。例えば、第1の導電体パターン140Aの形状がランドのような形状であり、ランドが形成されている誘電体基板の面の金属の被覆率が小さく、第1の接着層122の厚みが第1の導電体パターン140Aの厚さと同程度以下の場合、プレス工程時に導電体パターンにより、接着層が破断し、導体板と金属パターンが直流的に接続する可能性がある。この場合であっても、第4の実施形態の平面型アンテナ装置100Aによれば、第1の導体板106と第2の導体板108との間により多くの高周波電流を流すことができ、平行平板モードの電波の伝搬を抑制する効果が向上する。
また、第4の実施形態の平面型アンテナ装置100Aは、プレス工程において第2の導電体パターン140Bと第3の導電体パターン140Cとが第2の接着層124を破断させて、第2の導電体パターン140Bと第3の導電体パターン140Cとが接触して直流的に接続する場合もある。例えば、第2の導電体パターン140Bと第3の導電体パターン140Cの形状がランドのような形状であり、ランドが形成されている誘電体基板の面の金属(信号線104など)の被覆率が小さく、第2の接着層124の厚みが第2の導電体パターン140Bと第3の導電体パターン140Cの厚さと同程度以下の場合、プレス工程時に導電体パターンにより、接着層が破断し、金属パターンどうしが直流的に接続する可能性があるこの場合であっても、第4の実施形態の平面型アンテナ装置100Aによれば、第1の導体板106と第2の導体板108との間により多くの高周波電流を流すことができ、平行平板モードの電波の伝搬を抑制する効果が向上する。
更に、第4の実施形態の平面型アンテナ装置100Aによれば、第2の誘電体基板114と第3の誘電体基板116とが対向される面同士に第2の導電体パターン140Bおよび第3の導電体パターン140Cが形成されるので、積層される部材の層間の位置ずれに対するロバスト性を向上させることができ、積層される部材の層間の位置ずれに起因する、反射特性などのアンテナ諸特性の劣化を抑制できる。更に、第4の実施形態によれば、第3の実施形態のような構成において、交差偏波識別度の劣化を抑制することができ、更には、第1の信号線304および第2の信号線306に接続されたポート間のアイソレーションを向上させることができる。
(第5の実施形態)
以下、第5の実施形態の平面型アンテナ装置400について説明する。なお、以下の説明において、上述した実施形態と同様の部分については同一符号を付することにより詳細な説明を省略する。第5の実施形態の平面型アンテナ装置400は、第4の実施形態の平面型アンテナ装置100Aを変形したものであるが、これに限らず、第2の実施形態の平面型アンテナ装置200および第3の実施形態の平面型アンテナ装置300にも適用してもよい。図18は、第5の実施形態の平面型アンテナ装置400の分解斜視図である。
第5の実施形態の平面型アンテナ装置400は、複数の放射部が配列されたアレーアンテナ装置である。第5の実施形態の平面型アンテナ装置400は、複数の放射素子102と、複数のスロット110と、複数の信号線104を含む給電回路104Aとを備える。複数のスロット110および複数の信号線104は、複数の放射素子102のそれぞれに対応して設けられる。
複数の放射素子102は、第1の誘電体基板112の上方(図18における+Z方向)側の面上に二次元格子状に配列されている。複数の放射素子102は、Nを2以上の任意の自然数とする2×2個の二次元格子状に設けられる。また、複数の放射素子102は、Nを2以上の任意の自然数とする2×2N−1個の二次元格子状に設けられてもよい。図19は、第5の実施形態の他の平面型アンテナ装置400Aを示す分解斜視図である。これにより、第5の実施形態の平面型アンテナ装置400および400Aは、多段の2分岐回路を含む完全なトーナメント型の給電回路104Aを形成することができる。
第2の誘電体基板114には、放射素子102の周囲に、放射素子102のそれぞれに対応して複数の第1の導電体118が形成される。第1の導電体118には、第2の誘電体基板114の第1の導体板106側の面に形成された第1の導電体パターン140Aが接続される。第1の導電体118には、第2の誘電体基板114の第2の導体板108側の面に形成された第2の導電体パターン140Bが接続される。
第3の誘電体基板116には、放射素子102の周囲に、放射素子102のそれぞれに対応して複数の第2の導電体120が形成される。第2の導電体120には、第3の誘電体基板116の第1の導体板106側の面に形成された第3の導電体パターン140Cが接続される。第2の導電体120の第2の導体板108側の一端は、第2の導体板108と導通する。
第1の導体板106と第1の導電体118および第1の導電体パターン140Aとは、信号線104に信号が印加されたとき、または放射素子102により電磁波が受信されたときに容量結合する距離で、離間して対向する。また、第1の導電体118および第2の導電体パターン140Bと、第2の導電体120、第3の導電体パターン140Cおよび第2の導体板108とは、信号線104に信号が印加されたとき、または放射素子102により電磁波が受信されたときに容量結合する距離で、離間して対向する。第1の導電体118と第2の導電体120とは、第1の誘電体基板112、第2の誘電体基板114、および第3の誘電体基板116が積層された状態において、積層面の法線方向に沿って並べられる。
平面型アンテナ装置400および400Aは、複数の信号線104と、複数の信号線104を挟んで配置された第1の導体板106および第2の導体板108とは、ストリップ線路として機能する。複数の信号線104、第1の導体板106、および第2の導体板108は、図3に示した複数のストリップ線路130を形成する。これにより、複数のストリップ線路130は、複数のストリップ線路130は、複数のスロット110を介して複数の放射素子102と複数の信号線104とを電磁結合させて、平面型アンテナ装置400および400Aをスロット結合給電型のパッチアレーアンテナとして動作させる。また、この平面型アンテナ装置400および400Aにおいて、複数のスロット110により、第1の導体板106と第2の導体板108との間に平行平板モードの電波が励振される。
以上説明したように、第5の実施形態の平面型アンテナ装置400および400Aは、上述した実施形態と同様に、第1の導体板106に対向し、第1の導電体パターン140Aとおよび第2の導電体パターン140Bが接続する第1の導電体118と、第2の導体板108に接続し、第3の導電体パターン140Cが接続する第2の導電体120とを積層面の法線方向に沿って並べて配置させる。これにより、平面型アンテナ装置400および400Aによれば、第1の導体板106、第1の導電体パターン140Aとおよび第2の導電体パターン140Bが接続する第1の導電体118、第3の導電体パターン140Cが接続する第2の導電体120および第2の導体板108の間に高周波電流が流れ、平行平板モードの電波の伝播が抑制され、効率のよいアンテナ装置を実現することができる。
また、第5の実施形態の平面型アンテナ装置400および400Aにおいて、第1の導体板106と、第1の導電体パターン140Aが接続された第1の導電体118との少なくとも一部が導通するように配置される場合、第1の導体板106と、第1の導電体パターン140Aが接続された第1の導電体118との間に高周波電流がより流れやすくなり、更に平行平板モードの電波の伝搬を抑制することができ、より効率のよいアンテナ装置を実現することができる。
また、第5の実施形態の平面型アンテナ装置400および400Aにおいて、第2の導電体パターン140Bが接続された第1の導電体118と、第3の導電体パターン140Cが接続された第2の導電体120との少なくとも一部が導通するように配置される場合、第2の導電体パターン140Bが接続された第1の導電体118と、第3の導電体パターン140Cが接続された第2の導電体120との間に高周波電流がより流れやすくなり、更に平行平板モードの電波の伝搬を抑制することができ、より効率のよいアンテナ装置を実現することができる。
また、第5の実施形態の平面型アンテナ装置400および400Aによれば、複数の放射素子102を二次元格子状に設けたので、アンテナ利得を向上させることができ、より遠方のアンテナ装置と通信を行うことが可能となる。更に、第5の実施形態の平面型アンテナ装置400および400Aによれば、複数の放射部は、Nを2以上の任意の自然数とする2×2個または2×2N−1個の二次元格子状に放射素子102を設けたので、給電回路104Aの構造を簡単化することができる。
更に、第5の実施形態の平面型アンテナ装置400および400Aによれば、放射素子102と信号線104との間で発生する平行平板モードの電波が積層面において隣接する他の放射素子102および信号線104に伝搬することを抑制することができる。更に、平面型アンテナ装置400および400Aによれば、上述した実施形態と同様に、第1の導電体118および第2の導電体120のアスペクト比(前述)を小さくすることができ、平行平板モードによる電波の伝搬を抑制することに対する第1の導電体118および第2の導電体120の信頼性を向上させることができる。
(変形例)
以下、実施形態の変形例について説明する。
上述した実施形態の平面型アンテナ装置は、積層面における放射部の周囲として、信号線104の長手方向の先端104a側、信号線104の長手方向の側方、および信号線104の根本側に複数の導電体が形成されているが、これに限らない。図20は、変形例の平面型アンテナ装置100Bの分解斜視図である。変形例の平面型アンテナ装置100Bは、信号線104の長手方向の先端104a側に複数の導電体第1の導電体118および第2の導電体120が形成される。
以上説明した少なくともひとつの実施形態によれば、二以上の誘電体基板のそれぞれに、誘電体基板を厚さ方向に貫通し、積層面において放射部の周囲に配置された導電体であって、積層面の法線方向に沿って他の誘電体基板に設けられた導電体と並べられる導電体が設けられることにより、導電体が破断して平行平板モードによる電波の伝搬を抑制する効果が低下することを抑制でき、信頼性を向上させることができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
100、100A、100B、150、200、300、400、400A…平面型アンテナ装置、102、152、302…放射素子、104、154、204…信号線、104A…給電回路、106、156、206、308…第1の導体板、108、158、208、310…第2の導体板、110、202、314…スロット、112、164、214、316…第1の誘電体基板、114、166、216、318…第2の誘電体基板、116、320…第3の誘電体基板、322…第4の誘電体基板、118、160、210、324…第1の導電体、120、162、212、326…第2の導電体、304…第1の信号線、306…第2の信号線、312…第3の導体板、328…第3の導電体、330…第4の導電体、122、332…第1の接着層、124、334…第2の接着層、218…接着層、336…第3の接着層、130、170、220…ストリップ線路、340…第1のストリップ線路、350…第2のストリップ線路、140A…第1の導電体パターン、140B…第2の導電体パターン、140C…第3の導電体パターン

Claims (19)

  1. 第1の導体板と、
    前記第1の導体板に対向する第2の導体板と、
    前記第1の導体板および前記第2の導体板に挟まれた第1の信号線と、
    前記第1の導体板および前記第2の導体板に挟まれた二以上の誘電体基板と、
    が積層され、
    前記第1の信号線により給電される放射部を有し、
    前記二以上の誘電体基板のそれぞれには、前記誘電体基板を厚さ方向に貫通し、積層面において前記放射部の周囲に配置された導電体であって、積層面の法線方向に沿って他の誘電体基板に設けられた導電体と並べられる導電体が設けられる、
    平面型アンテナ装置。
  2. 前記第1の導体板および前記第2の導体板に挟まれた前記二以上の誘電体基板のうち前記第1の導体板に隣接した誘電体基板に設けられた導電体は、一端が前記第1の導体板と導通しており、
    前記第1の導体板および前記第2の導体板に挟まれた前記二以上の誘電体基板のうち前記第2の導体板に隣接した誘電体基板に設けられた導電体は、一端が前記第2の導体板と導通している、
    請求項1に記載の平面型アンテナ装置。
  3. 前記第1の導体板および前記第2の導体板に挟まれた前記二以上の誘電体基板のうち前記第1の導体板に隣接した誘電体基板に設けられた導電体は、一端が前記第1の導体板と離間して対向し、前記第1の信号線に信号が印加されたとき、または前記放射部により電磁波が受信されたときに前記第1の導体板と容量結合し、
    前記第1の導体板および前記第2の導体板に挟まれた前記二以上の誘電体基板のうち前記第2の導体板に隣接した誘電体基板に設けられた導電体は、一端が前記第2の導体板と離間して対向し、前記第1の信号線に信号が印加されたとき、または前記放射部により電磁波が受信されたときに前記第2の導体板と容量結合する、
    請求項1に記載の平面型アンテナ装置。
  4. 前記第1の導体板および前記第2の導体板に挟まれた前記二以上の誘電体基板のうち前記第1の導体板に隣接した誘電体基板に設けられた導電体は、一端が前記第1の導体板と導通しており、
    前記第1の導体板および前記第2の導体板に挟まれた前記二以上の誘電体基板のうち前記第2の導体板に隣接した誘電体基板に設けられた導電体は、一端が前記第2の導体板と離間して対向し、前記第1の信号線に信号が印加されたとき、または前記放射部により電磁波が受信されたときに前記第2の導体板と容量結合する、
    請求項1に記載の平面型アンテナ装置。
  5. 前記第1の導体板および前記第2の導体板に挟まれた前記二以上の誘電体基板のうち前記第1の導体板に隣接した誘電体基板に設けられた導電体は、一端が前記第1の導体板と離間して対向し、前記第1の信号線に信号が印加されたとき、または前記放射部により電磁波が受信されたときに前記第1の導体板と容量結合し、
    前記第1の導体板および前記第2の導体板に挟まれた前記二以上の誘電体基板のうち前記第2の導体板に隣接した誘電体基板に設けられた導電体は、一端が前記第2の導体板と導通している、
    請求項1に記載の平面型アンテナ装置。
  6. 前記第1の導体板および前記第2の導体板に挟まれた前記二以上の誘電体基板のうち隣接する誘電体基板に設けられた導電体同士は、少なくとも一部が導通している、
    請求項1から5のうちいずれか1項に記載の平面型アンテナ装置。
  7. 前記第1の導体板および前記第2の導体板に挟まれた前記二以上の誘電体基板のうち隣接する誘電体基板に設けられた導電体同士は離間しており、前記第1の信号線に信号が印加されたとき、または前記放射部により電磁波が受信されたときに容量結合する、
    請求項1から6のうちいずれか1項に記載の平面型アンテナ装置。
  8. 前記第1の導体板および前記第2の導体板に挟まれた前記二以上の誘電体基板のうち隣接する誘電体基板に設けられた導電体同士は、前記二以上の誘電体基板のうち隣接する誘電体基板同士を接着する接着層を介して互いに対向する、
    請求項1から7のうちいずれか1項に記載の平面型アンテナ装置。
  9. 前記放射部は、前記第1の導体板に形成された開口部を介して、前記第1の信号線から見て前記第1の導体板側に電波を放射する放射素子である、
    請求項1から8のうちいずれか1項に記載の平面型アンテナ装置。
  10. 前記放射素子は、前記第1の信号線から見て前記第1の導体板側に、前記第1の信号線と離間して配置される、
    請求項9に記載の平面型アンテナ装置。
  11. 前記放射素子は、前記第1の信号線と同層に配置され、前記第1の信号線と接続される、
    請求項9に記載の平面型アンテナ装置。
  12. 前記放射部は、前記第1の導体板に形成された開口部である、
    請求項1から8のうちいずれか1項に記載の平面型アンテナ装置。
  13. 前記第1の導体板および前記第2の導体板に挟まれた前記二以上の誘電体基板に設けられた導電体のそれぞれは、自身が設けられた誘電体基板において、隣接する他の誘電体基板側に形成された導電体パターンに接続される、
    請求項1から12のうちいずれか1項に記載の平面型アンテナ装置。
  14. 前記放射部を複数有し、
    前記第1の信号線が前記複数の放射部に給電する給電回路を形成する、
    請求項1から13のうちいずれか1項に記載の平面型アンテナ装置。
  15. 前記複数の放射部は、二次元格子状に設けられる、
    請求項14に記載の平面型アンテナ装置。
  16. 前記複数の放射部は、Nを2以上の任意の自然数とする2×2個の二次元格子状に設けられる、
    請求項15に記載の平面型アンテナ装置。
  17. 前記複数の放射部は、Nを2以上の任意の自然数とする2×2N−1個の二次元格子状に設けられる、
    請求項15に記載の平面型アンテナ装置。
  18. 第1の導体板と、第1の誘電体基板と、第1の信号線と、第2の誘電体基板と、第2の導体板と、が順に積層され、
    前記第1の信号線により給電される放射部と、
    前記第1の誘電体基板を貫通して前記第1の導体板と接続され、積層面において前記放射部の周囲に配置された第1の導電体と、
    前記第2の誘電体基板を貫通して前記第2の導体板と接続され、積層面の法線方向において端面の少なくとも一部が前記第1の導電体の端面と対向する第2の導電体と、
    を備える、平面型アンテナ装置。
  19. 第1の導体板と、第1の誘電体基板と、第1の信号線と、第2の誘電体基板と、第2の導体板と、第3の誘電体基板と、積層面において前記第1の信号線の長手方向と異なる方向が長手方向となるように形成された第2の信号線と、第4の誘電体基板と、第3の導体板が順に積層され、
    前記第1の信号線により給電される放射素子であって、前記第1の信号線の前記積層面の法線方向において前記第1の導体板に形成された開口の内部となる位置に形成された放射素子を備え、
    前記第2の導体板には、前記積層面の法線方向において前記第1の信号線と前記第2の信号線との間に前記第1の信号線の長手方向に沿った開口部が形成され、
    前記第1の誘電体基板を貫通して前記第1の導体板と接続され、前記積層面において前記放射部の周囲に配置された第1の導電体と、
    前記第2の誘電体基板を貫通して前記第2の導体板と接続され、前記積層面の法線方向において端面の少なくとも一部が前記第1の導電体の端面と対向する第2の導電体と、
    前記第3の誘電体基板を貫通して前記第2の導体板と接続され、前記積層面において前記放射部の周囲に配置された第3の導電体と、
    前記第4の誘電体基板を貫通して前記第3の導体板と接続され、前記積層面の法線方向において端面の少なくとも一部が前記第3の導電体の端面と対向する第4の導電体と、
    を備える平面型アンテナ装置。
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