JP2017030882A - 乗客コンベア - Google Patents
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Abstract
【課題】踏段の駆動経路に二重の制動力を付加してから運転再開までの動作を確実に行なえる乗客コンベアを得ることにある。【解決手段】乗客コンベアの主制御部は、通常の停止時には主ブレーキを動作させてから補助ブレーキを動作させることで駆動輪に制動力を付加し、制動を解除する運転再開時には、人為的に操作される操作部からの指令に基づいて補助ブレーキを開放してから主ブレーキを開放する。第1の検出部が駆動チェーンの異常を検知した非常時においては、主制御部は、補助ブレーキを動作させて駆動輪に制動力を付加し、制動を解除する運転再開時には、人為的に操作されるロック解除部からの指令に基づいて補助ブレーキを開放する。さらに、主ブレーキが動作指令を受けているにも拘らず第2の検出部が駆動装置の動きを検出すると、主制御部は、第2の検出部からの指令に基づいて補助ブレーキを動作させ、運転再開時には、操作部からの指令に基づいて補助ブレーキを開放する。【選択図】図6
Description
本発明の実施形態は、エスカレータあるいは移動歩道のような乗客コンベアに関する。
乗客コンベアの一例であるエスカレータは、主ブレーキおよび補助ブレーキを備えている。主ブレーキは、駆動チェーンを介して踏段を駆動する駆動装置に内蔵されており、通常の停止時に踏段の駆動経路に制動力を付加する。
補助ブレーキは、例えば駆動チェーンが切れる、踏段が逆走する、あるいは踏段の走行速度が超過する等の非常事態が生じた時に、踏段の駆動経路に制動力を付加する。
さらに、前記主ブレーキおよび前記補助ブレーキを互いに同期させ、通常の停止時において二重の制動力を踏段の駆動経路に付加するようにしたエスカレータが知られている。この構成を採用することで、例えば主ブレーキに何らかの不具合が生じた場合でも、踏段を確実に停止させることができる。
補助ブレーキを主ブレーキと同期して動作させる場合、踏段を停止状態に確実に保持しつつ、通常時および非常時のいずれにおいてもエスカレータの運転再開時の安全性を十分に確保できる構成とすることが望まれる。
本発明の目的は、踏段の駆動経路に二重の制動力を付加してから運転再開までの動作を確実に行なえ、安全性を向上できる乗客コンベアを得ることにある。
実施形態によれば、乗客コンベアは、複数の踏段が連結された踏段チェーンを、駆動チェーンおよび駆動輪を介して無端状に走行させる駆動装置と、通常時に前記駆動装置を停止させる主ブレーキと、非常時に前記駆動輪を停止させる補助ブレーキと、前記駆動チェーンに異常が生じたことを検出する第1の検出部と、前記駆動装置の動きを検出する第2の検出部と、前記主ブレーキおよび前記補助ブレーキの動作を制御する主制御部と、を備えている。
前記主制御部は、通常の停止時には前記主ブレーキを動作させて前記駆動装置を停止させた後、前記補助ブレーキを動作させることで前記駆動輪に制動力を付加し、前記駆動装置の運転再開時には、人為的に操作される操作部からの指令に基づいて前記補助ブレーキを開放してから前記主ブレーキを開放する。
前記第1の検出部が前記駆動チェーンの異常を検出した非常時においては、前記主制御部は、前記補助ブレーキを動作させて前記駆動輪に制動力を付加し、前記駆動輪の制動を解除する運転再開時には、人為的に操作されるロック解除部からの指令に基づいて前記補助ブレーキを開放する。
さらに、前記主ブレーキが前記主制御部から動作指令を受けているにも拘らず、前記第2の検出部が前記駆動装置の動きを検出した場合、前記主制御部は、前記第2の検出部からの指令に基づいて前記補助ブレーキを動作させて前記駆動輪に制動力を付加し、前記駆動輪の制動を解除する運転再開時には、前記操作部からの指令に基づいて前記補助ブレーキを開放する。
前記主制御部は、通常の停止時には前記主ブレーキを動作させて前記駆動装置を停止させた後、前記補助ブレーキを動作させることで前記駆動輪に制動力を付加し、前記駆動装置の運転再開時には、人為的に操作される操作部からの指令に基づいて前記補助ブレーキを開放してから前記主ブレーキを開放する。
前記第1の検出部が前記駆動チェーンの異常を検出した非常時においては、前記主制御部は、前記補助ブレーキを動作させて前記駆動輪に制動力を付加し、前記駆動輪の制動を解除する運転再開時には、人為的に操作されるロック解除部からの指令に基づいて前記補助ブレーキを開放する。
さらに、前記主ブレーキが前記主制御部から動作指令を受けているにも拘らず、前記第2の検出部が前記駆動装置の動きを検出した場合、前記主制御部は、前記第2の検出部からの指令に基づいて前記補助ブレーキを動作させて前記駆動輪に制動力を付加し、前記駆動輪の制動を解除する運転再開時には、前記操作部からの指令に基づいて前記補助ブレーキを開放する。
以下、実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、乗客コンベアの一例であるエスカレータ1を開示している。エスカレータ1は、トラス2を備えている。トラス2は、下階のフロア1Fに据え付けられた下階側水平部2aと、上階のフロア2Fに据え付けられた上階側水平部2bと、下階側水平部2aと上階側水平部2bとの間を結ぶ傾斜部2cと、を備えている。
機械室3が上階側水平部2bの内部に設けられている。図1および図2に示すように、機械室3には、駆動軸4、駆動輪としての一対の駆動スプロケット5a,5bおよび駆動装置6が収容されている。
駆動軸4は、軸受7a,7bを介してトラス2に支持されている。駆動スプロケット5a,5bは、駆動軸4の両端部に固定されて駆動軸4と一体に回転される。一方の駆動スプロケット5aの側面には、中継スプロケット8が同軸状に固定されている。
駆動装置6は、モータ10および減速機11を主要な要素として備えている。モータ10の回転軸10aは、減速機11の入力端に連結されている。減速機11の出力端と中継スプロケット8との間に駆動チェーン12が巻き掛けられている。駆動チェーン12は、モータ10が出力するトルクを駆動スプロケット5a,5bに伝達する。
図1に示すように、従動軸13および一対の従動スプロケット14(一方のみを図示)がトラス2の下階側水平部2aに収容されている。従動スプロケット14は、従動軸13の両端部に固定されて従動軸13と一体に回転される。
駆動スプロケット5a,5bと従動スプロケット14との間に一対の踏段チェーン16a,16bが架け渡されている。踏段チェーン16a,16bは、夫々乗客の運搬に供する往路17aと、往路17aの下側に位置された復路17bと、を有している。踏段チェーン16a,16bは、駆動スプロケット5a,5bがモータ10からトルクを受けて回転した時に、トラス2の内部を無端状に走行するようになっている。
複数の踏段18が踏段チェーン16a,16bの間に連結されている。踏段18は、エスカレータ1を利用する乗客が乗り込む要素であって、夫々前輪19aおよび後輪19bを有している。前輪19aおよび後輪19bは、トラス2の内部に設けられた図示しないガイドレールに回転自在に接している。
そのため、踏段チェーン16a,16bが走行すると、踏段チェーン16a,16bの往路17aでは、複数の踏段18がトラス2の傾斜部2cに沿って階段状に配列されるとともに、踏段チェーン16a,16bの走行に追従して移動するようになっている。この結果、踏段18に乗り込んだ乗客が下階のフロア1Fから上階のフロア2F又は上階のフロア2Fから下階のフロア1Fに向けて搬送される。
図5に示すように、駆動装置6には、駆動制御部20が設けられている。駆動制御部20は、商用電源21から供給される電力を操作することで、モータ10の運転を制御する。これにより、踏段チェーン16a,16bの走行ひいては踏段18の走行が制御される。
さらに、トラス2の右側部および左側部には、夫々欄干22が設けられている。欄干22は、トラス2の右側部および左側部から立ち上がるとともに、トラス2の全長に亘って延びている。
手摺りベルト23が欄干22の外周部に装着されている。手摺りベルト23は、踏段18に乗り込んだ乗客が手で掴まる要素であって、踏段18と同期して無端状に走行するようになっている。
図1および図2に示すように、エスカレータ1は、通常時の制動に使用する主ブレーキ25と、非常時の制動に使用する補助ブレーキ26と、を装備している。
主ブレーキ25は、例えば駆動装置6の減速機11に組み込まれている。本実施形態では、主ブレーキ25として電磁ブレーキを使用している。電磁ブレーキは、電力が供給されている状態において非動作状態を維持し、電力の供給が遮断された状態において非動作状態から動作状態に切り替わる。通常のブレーキ操作指令に基づいて主ブレーキ25が動作状態に切り替わると、モータ10のトルクを受ける減速機11に制動力が加わる。これにより、駆動装置6が停止され、エスカレータ1の運転が止まる。
図2および図3に示すように、補助ブレーキ26は、爪車27、制動子28およびソレノイド29を主要な要素として備えている。
爪車27は、他方の駆動スプロケット5bの側面に同軸状に固定されて、当該駆動スプロケット5bに追従して図3および図4の矢印A方向に回転する。複数の係合爪31が爪車27の外周縁部に形成されている。係合爪31は、爪車27の回転方向に互いに間隔を存して配列されている。
各係合爪31は、爪車27の最大外径を規定する外面31aと、爪車27の厚さを規定する一対の側面31bと、を有している。側面31bは、外面31aから爪車27の歯底の方向に進むに従い互いに遠ざかる方向に傾いている。さらに、隣り合う係合爪31の間に溝部32が形成されている。
制動子28は、爪車27の径方向に沿う外側に配置されている。制動子28は、爪車27の溝部32に入り込める大きさを有している。制動子28の先端部28aは、係合爪31の側面31bの傾斜に沿うように先細り状に形成されている。
制動子28は、制動位置P1と解除位置P2との間で直線的に往復動可能にトラス2に支持されている。図3は、制動子28が動作位置P1に移動された状態を示している。動作位置P1では、制動子28の先端部28aが爪車27の溝部32に入り込むとともに、爪車27の一つの係合爪31の側面31bに引っ掛かっている。これにより、矢印A方向への爪車27の回転が制限され、駆動スプロケット5a,5bに制動力が付加される。
図4は、制動子28が解除位置P2に移動された状態を示している。解除位置P2では、制動子28の先端部28aが爪車27の溝部32の外に退くとともに、爪車27の一つの係合爪31の側面31bから離脱している。このため、爪車27と制動子28との係合が解除され、爪車27は制動子28に邪魔されることなく矢印A方向に自由に回転することができる。
さらに、制動子28は、弾性体としての圧縮コイルばね33を介して常に動作位置P1に向けて付勢されている
ソレノイド29は、制動子28を動作位置P1又は解除位置P2に選択的に移動させるアクチュエータの一例である。ソレノイド29は、電力が供給された状態においてONとなり、圧縮コイルばね33の付勢力に抗して制動子28を解除位置P2に保持する。
ソレノイド29は、制動子28を動作位置P1又は解除位置P2に選択的に移動させるアクチュエータの一例である。ソレノイド29は、電力が供給された状態においてONとなり、圧縮コイルばね33の付勢力に抗して制動子28を解除位置P2に保持する。
ソレノイド29は、電力の供給が遮断された状態においてOFFとなり、制動子28の保持を解除する。そのため、制動子28は、圧縮コイルばね33の付勢力により解除位置P2から動作位置P1に移動する。
本実施形態では、主ブレーキ25の動作により停止した駆動装置6の運転を再開させる場合、作業者が図5に示す操作部35を手で操作する人為的な作業を必要とする。操作部35の一例は、運転用のキースイッチあるいは復帰ボタンである。
さらに、駆動スプロケット5a,5bに対する補助ブレーキ26の制動を解除する場合、作業者が図5に示すロック解除部36を手で操作する人為的な作業を必要とする。ロック解除部36の一例は、解除レバーあるいは解除ボタンである。
図5に示すように、エスカレータ1は、踏段18の走行に異常が生じたことを検出する第1の検出部40と、モータ10の回転軸10aが回転しているか否かを常に監視する第2の検出部41と、商用電源21に接続された主制御部42と、をさらに備えている。
第1の検出部40は、例えば駆動チェーン12が過度に伸びたり破断した場合、踏段18が逆走した場合、踏段18の走行速度が上限を超過した場合に、エスカレータ1に異常が生じたことを示す第1の検出信号を出力する。
第2の検出部41は、モータ10の回転軸10aの回転速度を示す第2の検出信号を出力する。第1の検出信号および第2の検出信号は、主制御部42に入力される。さらに、主制御部42には、操作部35が操作されたことを示す第1の運転再開信号およびロック解除部36が操作されたことを示す第2の運転再開信号が入力される。
主制御部42は、第1の検出信号、第2の検出信号、第1の運転再開信号および第2の運転再開信号に基づいて主ブレーキ25および補助ブレーキ26を制御する。具体的に述べると、踏段18が正常に走行している状態では、商用電源21から主ブレーキ25に電力が供給され、主ブレーキ25が非動作状態に維持されている。
それとともに、商用電源21から補助ブレーキ26のソレノイド29に電力が供給され、ソレノイド29がONとなって制動子28が解除位置P2に保持されている。言い換えると、補助ブレーキ26も非動作状態に維持されている。
例えばキースイッチを操作する等してエスカレータ1を停止させる動作が実行された場合、主制御部42は、図6に示すように最初のステップS1でエスカレータ1を停止させる動作が通常であるか否かを判断する。エスカレータ1を通常に停止させる場合は、ステップS2に移行する。
ステップS2では、主制御部42は、駆動装置6のモータ10および主ブレーキ25に対する電力の供給を遮断する。これにより、主ブレーキ25が非動作状態から動作状態に切り替わり、モータ10のトルクを受ける減速機11に制動力が加わる。このため、主ブレーキ25が効き始めてから所定時間を経過した時点で駆動装置6が停止する。
主ブレーキ25が動作したらステップS3に進む。ステップS3では、モータ10の回転軸10aの回転速度を示す第2の検出信号が第2の検出部41から主制御部42に入力される。主制御部42は、第2の検出信号に基づいて主ブレーキ25が正常に動作しているか否かを判断する。
主ブレーキ25が正常に動作して駆動装置6が停止していれば、ステップS4に進む。ステップS4では、主制御部42は、補助ブレーキ26のソレノイド29に対する電力の供給を遮断する。これにより、ソレノイド29がOFFとなり、制動子28が圧縮コイルばね33の付勢力により解除位置P2から動作位置P1に向けて移動する。
この際、制動子28と爪車27の係合爪31との相対的な位置関係によっては、制動子28の先端部28aが隣り合う係合爪31の間の溝部32に入り込まずに、特定の係合爪31の外面31aに突き当たることがあり得る。さらに、制動子28の先端部28aが溝部32に入り込んでいても、先端部28aが係合爪31の側面31bから離れていることがあり得る。
このような場合でも、主ブレーキ25の動作によって駆動装置6が停止した状態を維持していれば何等問題はない。仮に、主ブレーキ25の制動力が低下して爪車27が駆動スプロケット5a,5bと共に動き始めたとしても、制動子28は、圧縮コイルばね33で動作位置P1に向けて付勢されているので、係合爪31が制動子28の先端部28aから外れた時点で、制動子28の先端部28aが溝部32に入り込む。
特に本実施形態では、制動子28の先端部28aが係合爪31の側面31bの傾斜に沿うように先細り状に形成されているので、制動子28の先端部28aが溝部32に入り込み易くなる。
この結果、補助ブレーキ26が動作状態となり、爪車27を介して駆動スプロケット5a,5bの回転が阻止される。したがって、踏段チェーン16a,16bおよび踏段18の駆動経路に主ブレーキ25および補助ブレーキ26を通じて二重の制動力が加わり、エスカレータ1の運転が停止される。
通常に停止した駆動装置6の運転を再開させる場合、主制御部42は、ステップS5において運転を再開させる動作が実行されたか否かを判断する。具体的には、作業者が操作部35を人為的に操作すると、第1の運転再開信号が主制御部42に入力される。これにより、主制御部42は、駆動装置6の運転を再開させる動作が適正に実行されたことを認識し、ステップS6に移行する。
ステップS6では、主制御部42は、補助ブレーキ26のソレノイド29に電力を供給する。これにより、ソレノイド29がONとなり、圧縮コイルばね33の付勢力に抗して制動子28を動作位置P1から解除位置P2に移動させる。この結果、制動子28と爪車27の係合爪31との係合が解除され、補助ブレーキ26が自動的に開放される。
補助ブレーキ26が開放されたら、主制御部42は、ステップS7において主ブレーキ25に電力を供給する。これにより、主ブレーキ25が動作状態から非動作状態に切り替わり、主ブレーキ25が自動的に開放される。
主ブレーキ25および補助ブレーキ26が共に開放されたならば、主制御部42は、引き続くステップS8において駆動装置6のモータ10に電力を供給する。これにより、駆動装置6の運転が再開される。
ところで、主ブレーキ25がステップS2で動作指令を受けたにも拘らず、モータ10の回転軸10aの回転数が低下しない場合、主制御部42は、先のステップS3において第2の検出部41からの第2の検出信号を基に主ブレーキ25が正常に動作していないと判断し、ステップS9に進む。
ステップS9では、主制御部42は、補助ブレーキ26のソレノイド29に対する電力の供給を遮断する。これにより、ソレノイド29がOFFとなり、制動子28が圧縮コイルばね33の付勢力により解除位置P2から動作位置P1に向けて移動する。
この結果、制動子28の先端部28aが係合爪31の側面31bに引っ掛かり、爪車27を介して駆動スプロケット5a,5bの回転が阻止される。したがって、踏段チェーン16a,16bおよび踏段18の走行が強制的に停止され、エスカレータ1が停まる。
駆動スプロケット5a,5bに対する補助ブレーキ26の制動を解除する場合、主制御部42は、ステップS10で制動を解除する動作が実行されたか否かを判断する。作業者が操作部35を人為的に操作すると、第1の運転再開信号が主制御部42に入力される。これにより、主制御部42は、補助ブレーキ26の制動を解除する人為的な動作が実行されたことを認識し、ステップS11に移行する。
ステップS11では、主制御部42は、補助ブレーキ26のソレノイド29に電力を供給する。これにより、ソレノイド29がONとなり、圧縮コイルばね33の付勢力に抗して制動子28を動作位置P1から解除位置P2に移動させる。この結果、制動子28と爪車27の係合爪31との係合が解除され、補助ブレーキ26が自動的に開放される。
補助ブレーキ26が開放されたならば、先のステップS8に進み、エスカレータ1の運転が再開される。
一方、エスカレータ1の運転中に第1の検出部40が駆動チェーン12の異常を検出すると、第1の検出信号が主制御部42に入力される。主制御部42は、ステップS1においてエスカレータ1を非常停止させる必要があると判断し、ステップS12に移行する。
ステップS12では、主制御部42は、補助ブレーキ26のソレノイド29に対する電力の供給を遮断する。これにより、ソレノイド29がOFFとなり、制動子28が圧縮コイルばね33の付勢力により解除位置P2から動作位置P1に向けて移動する。この結果、制動子28の先端部28aが係合爪31の側面31bに引っ掛かり、爪車27を介して駆動スプロケット5a,5bに制動力が付加される。したがって、駆動スプロケット5a,5bの回転が阻止され、エスカレータ1が停まる。
駆動スプロケット5a,5bに対する補助ブレーキ26の制動を解除する場合、主制御部42は、ステップS13で制動を解除する動作が実行されたか否かを判断する。作業者が操作部35を人為的に操作すると、第1の運転再開信号が主制御部42に入力される。これにより、主制御部42は、補助ブレーキ26の制動を解除する人為的な動作が実行されたことを認識し、ステップS14に移行する。
ステップS14では、主制御部42は、補助ブレーキ26のソレノイド29に電力を供給する。これにより、ソレノイド29がONとなり、圧縮コイルばね33の付勢力に抗して制動子28を動作位置P1から解除位置P2に移動させる。この結果、制動子28と爪車27の係合爪31との係合が解除され、補助ブレーキ26が自動的に開放される。
補助ブレーキ26が開放されたならば、先のステップS8に進み、エスカレータ1の運転が再開される。
このような実施形態によれば、エスカレータ1を通常に停止させる場合、本来非常用の補助ブレーキ26を主ブレーキ25と連携させて動作させることができ、常に二重の制動力を踏段チェーン16a,16bおよび踏段18の駆動経路に付加することができる。
このため、主ブレーキ25に何らかの不具合が生じたとしても、踏段チェーン16a,16bおよび踏段18を確実に停止させた状態に維持することができ、エスカレータ1の安全性の向上に寄与する。
さらに、駆動チェーン12に異常が生じた場合、あるいは通常の停止時に主ブレーキ25に予期せぬ不具合が生じて主ブレーキ25が動作しなかった場合は、主制御部42からの指令により速やかに補助ブレーキ26が動作して踏段チェーン16a,16bおよび踏段18の走行が停止する。
それとともに、主制御部42は、操作部35およびロック解除部36が人為的に操作されたことを認識した時点でエスカレータ1の運転を再開させる。このため、エスカレータ1の運転再開時には必ず作業者による人的作業が関与することになり、停止していたエスカレータ1が不意に動き出すことはない。
したがって、通常時および非常時のいずれにおいても、エスカレータ1の運転再開時の安全性を十分に確保することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
前記実施形態では、主ブレーキ25の動作により駆動装置6が停止してから補助ブレーキ26を動作させるようにしたが、例えば、主ブレーキ25が効き始めてから所定の時間が経過した後、補助ブレーキ26を動作させるようにしてもよい。ここで所定の時間とは、運転中のエスカレータ1に作用する負荷にもよるが、概ね2秒ないし5秒程度が望ましい。
この構成によれば、主ブレーキ25が効き始めて所定の時間を経過した時点で既に踏段チェーン16a,16bおよび踏段18が停止していれば、たとえ制動子28の先端部28aが爪車27の溝部32に入り込まずに、特定の係合爪31の外面31aに突き当たっていても何ら問題はない。
この状態で、万一主ブレーキ25の制動力が低下して爪車27が動き始めたとしても、動作位置P1に向けて弾性的に付勢された制動子28の先端部28aが溝部32に入り込んで係合爪31に引っ掛かる。したがって、補助ブレーキ26が動作し、踏段チェーン16a,16bおよび踏段18の走行が強制的に停止される。
さらに、実施形態に係る乗客コンベアは、エスカレータに特定されるものではなく、水平又は傾斜して配置された移動歩道であっても同様に実施可能である。
5a,5b…駆動スプロケット(駆動輪)、6…駆動装置、12…駆動チェーン、16a,16b…踏段チェーン、18…踏段、25…主ブレーキ、26…補助ブレーキ、35…操作部、36…ロック解除部、40…第1の検出部、41…第2の検出部、42…主制御部。
補助ブレーキは、例えば駆動チェーンが切れる、踏段が逆走する、あるいは踏段の走行速度が定格速度を超過する等の非常事態が生じた時に、踏段の駆動経路に制動力を付加する。
実施形態によれば、乗客コンベアは、複数の踏段が連結された踏段チェーンを、駆動チェーンおよび駆動輪を介して無端状に走行させる駆動装置と、通常時に前記駆動装置を停止させる主ブレーキと、非常時に前記駆動輪を停止させる補助ブレーキと、前記駆動チェーンに異常が生じたことを検出する第1の検出部と、前記駆動装置の動きを検出する第2の検出部と、前記主ブレーキおよび前記補助ブレーキの動作を制御する主制御部と、を備えている。
前記主制御部は、通常の停止時には前記主ブレーキを動作させて前記駆動装置を停止させた状態で、前記補助ブレーキを動作させることにより前記駆動輪に制動力を付加し、前記駆動装置の運転再開時には、人為的に操作される操作部からの指令に基づいて前記補助ブレーキを開放した状態で前記主ブレーキを開放する。
前記第1の検出部が前記駆動チェーンの異常を検出した非常時においては、前記主制御部は、前記補助ブレーキを動作させて前記駆動輪に制動力を付加し、前記駆動輪の制動を解除する運転再開時には、人為的に操作されるロック解除部からの指令に基づいて前記補助ブレーキを開放する。
さらに、前記主ブレーキが前記主制御部から動作指令を受けているにも拘らず、前記第2の検出部が前記駆動装置の動きを検出した状態では、前記主制御部は、前記第2の検出部からの指令に基づいて前記補助ブレーキを動作させて前記駆動輪に制動力を付加し、前記駆動輪の制動を解除する運転再開時には、前記操作部からの指令に基づいて前記補助ブレーキを開放する。
前記主制御部は、通常の停止時には前記主ブレーキを動作させて前記駆動装置を停止させた状態で、前記補助ブレーキを動作させることにより前記駆動輪に制動力を付加し、前記駆動装置の運転再開時には、人為的に操作される操作部からの指令に基づいて前記補助ブレーキを開放した状態で前記主ブレーキを開放する。
前記第1の検出部が前記駆動チェーンの異常を検出した非常時においては、前記主制御部は、前記補助ブレーキを動作させて前記駆動輪に制動力を付加し、前記駆動輪の制動を解除する運転再開時には、人為的に操作されるロック解除部からの指令に基づいて前記補助ブレーキを開放する。
さらに、前記主ブレーキが前記主制御部から動作指令を受けているにも拘らず、前記第2の検出部が前記駆動装置の動きを検出した状態では、前記主制御部は、前記第2の検出部からの指令に基づいて前記補助ブレーキを動作させて前記駆動輪に制動力を付加し、前記駆動輪の制動を解除する運転再開時には、前記操作部からの指令に基づいて前記補助ブレーキを開放する。
各係合爪31は、爪車27の最大外径を規定する外面31aと、係合爪31の厚さを規定する一対の側面31bと、を有している。側面31bは、外面31aから爪車27の歯底の方向に進むに従い互いに遠ざかる方向に傾いている。さらに、隣り合う係合爪31の間に溝部32が形成されている。
第1の検出部40は、例えば駆動チェーン12が過度に伸びたり破断した場合、踏段18が逆走した場合、踏段18の走行速度が定格速度を超過した場合に、エスカレータ1に異常が生じたことを示す第1の検出信号を出力する。
主ブレーキ25および補助ブレーキ26が共に開放されたならば、主制御部42は、引き続くステップS8において駆動装置6のモータ10に電力を供給する。これにより、エスカレータ1の運転が再開される。
Claims (5)
- 複数の踏段が連結された踏段チェーンを、駆動チェーンおよび駆動輪を介して無端状に走行させる駆動装置と、
通常時に前記駆動装置を停止させる主ブレーキと、
非常時に前記駆動輪を停止させる補助ブレーキと、
前記駆動チェーンに異常が生じたことを検出する第1の検出部と、
前記駆動装置の動きを検出する第2の検出部と、
前記主ブレーキおよび前記補助ブレーキの動作を制御する主制御部と、を備えた乗客コンベアであって、
前記主制御部は、通常の停止時においては前記主ブレーキを動作させて前記駆動装置を停止させた後、前記補助ブレーキを動作させることで前記駆動輪に制動力を付加し、前記駆動装置の運転再開時には、人為的に操作される操作部からの指令に基づいて前記補助ブレーキを開放してから前記主ブレーキを開放し、
前記第1の検出部が前記駆動チェーンの異常を検出した非常時においては、前記主制御部は、前記補助ブレーキを動作させて前記駆動輪に制動力を付加し、前記駆動輪の制動を解除する運転再開時には、人為的に操作されるロック解除部からの指令に基づいて前記補助ブレーキを開放し、
前記主ブレーキが前記主制御部から動作指令を受けているにも拘らず、前記第2の検出部が前記駆動装置の動きを検出すると、前記主制御部は、前記第2の検出部からの指令に基づいて前記補助ブレーキを動作させて前記駆動輪に制動力を付加し、前記駆動輪の制動を解除する運転再開時には、前記操作部からの指令に基づいて前記補助ブレーキを開放するように構成された乗客コンベア。 - 前記補助ブレーキは、
前記駆動輪に追従して回転するとともに、外周縁部に複数の係合爪が回転方向に間隔を存して配列された爪車と、
前記爪車の前記係合爪に引っ掛かる動作位置と、前記係合爪から離脱する解除位置と、の間で移動可能な制動子と、
前記主制御部からの指令に基づいて前記制動子を前記動作位置又は前記解除位置に選択的に移動させるアクチュエータと、
前記制動子を常に前記制動位置に向けて弾性的に付勢する弾性体と、
を備えた請求項1に記載の乗客コンベア。 - 前記アクチュエータは、電力が供給されている状態において前記制動子を前記弾性体の付勢力に抗して前記解除位置に保持するとともに、電力の供給が遮断された状態において前記制動子の保持を解除するように構成された請求項2に記載の乗客コンベア。
- 前記主制御部は、前記主ブレーキの動作に伴う制動力が前記駆動装置に付加されて所定の時間が経過した状態において、前記補助ブレーキを動作させる請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の乗客コンベア。
- 通常の停止時においては、前記補助ブレーキは、制動状態から自動的に開放される請求項1に記載の乗客コンベア。
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