JP5777345B2 - マンコンベアの制動装置 - Google Patents

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Description

この発明は、駆動チェーンが切断したり、例えば、踏段の速度異常などの異常が検出されたりした場合に踏段を非常停止させるマンコンベアの制動装置に関する。
一般的に、エスカレータは、駆動装置と、駆動スプロケットと、駆動装置及び駆動スプロケットとを連結し、駆動装置の駆動に連動させて駆動スプロケットを回転させる駆動チェーンと、駆動スプロケットに同軸に連結され、駆動スプロケットの回転に連動して回転する上部踏段スプロケットと、下部機械室に配設された下部踏段スプロケットと、上部踏段スプロケット及び下部踏段スプロケットに無端状に巻き掛けられて上部踏段スプロケットの回転により循環走行する踏段チェーンと、駆動装置などを制御するエスカレータ制御盤とを備えている。
さらに、エスカレータは、駆動鎖が切断した場合、及び踏段の走行異常等の異常が検出された場合に駆動スプロケット及び上部踏段スプロケットを有するスプロケット体に制動をかけて踏段を停止させる補助ブレーキ装置を備えるのが一般的となっている。
従来の補助ブレーキ装置は、駆動チェーンの破断に連動して作動する第1補助ブレーキ装置と、踏段の速度異常などの異常を検出する異常検出手段が異常を検出したときに作動する第2補助ブレーキ装置により構成するのが一般的である。
踏段チェーンが切断した場合、及び踏段の速度異常などが検出された場合のそれぞれに対応する第1及び第2補助ブレーキ装置のそれぞれを用意するために、従来の補助ブレーキ装置は、全体として大型のものとなり、従来の補助ブレーキ装置の設置が困難となる場合もある。
上記問題を鑑み、駆動チェーンが切断した場合、及び踏段が異常速度などの異常が検出された場合の両方に対して共通の機構でスプロケット体に制動をかけるように構成して、小型化を図った装置の提案がなされている。
従来のマンコンベア駆動装置の補助制動装置は、踏段チェーンが巻き掛けられる踏段スプロケットの回転に連動して回転する回転体と、踏段チェーンスプロケットに同軸に固定される駆動スプロケットと駆動機械の動力により回転するスプロケットに巻き掛けられる駆動チェーンと、回転体を挟んで回転を阻止することが可能に設けられたフックと、駆動チェーンに乗せられる案内シューと、踏段の速度異常などの異常を検出する検知手段と、電磁弁と、駆動チェーンが切断された時、または電磁弁が作動された時に、回転体を挟む位置にフックを移動させるリンク機構と、踏段の速度異常が検知された場合に、電磁弁を作動させる制御装置とを備えている(例えば、特許文献1参照)。
また、従来のマンコンベアの補助ブレーキ装置は、コンベア鎖が掛け渡される踏段スプロケットの回転に連動して回転し、回転方向に複数の係合部を有する板状の回転体と、係合部に係合する係合位置と、係合部との係合が回避される退避位置とを移動可能に設けられる係合体と、駆動部の動力により回転されるスプロケットと、踏段スプロケットに固定される駆動スプロケットと、スプロケットと駆動スプロケットに掛け渡される動力伝達チェーン(駆動チェーン)と、踏段の速度異常を検知する第1検知手段と、駆動チェーンの切断を検出する第2検知手段と、係合体を退避位置から係合位置へ移動させるソレノイドと、駆動チェーンの切断や踏段の速度異常が検出された場合に係合体を係合位置へ移動させるようにソレノイドを制御する制御部とを備えている(例えば、特許文献2参照)。
以上のように構成された従来のマンコンベア駆動装置の補助制動装置、及び従来のマンコンベアの補助ブレーキ装置のそれぞれでは、駆動チェーンが切断した場合、及び踏段が異常速度となった場合のそれぞれに対し、共通の機構で踏段スプロケットと駆動スプロケットに制動をかけて踏段を非常停止させることができ、装置の小型化が図られていた。
特開昭61−295990号公報 特開2008−1470号公報
しかしながら、従来のマンコンベア駆動装置の補助制動装置では、複雑なリンク機構が必要となるので十分な小型化を実現できないという問題がある。
また、従来のマンコンベアの補助ブレーキ装置では、重い係合体をソレノイドの発生する大きな磁力を利用して移動させることになる。大きな磁力を発生させるソレノイドには、大きなものを使わなければならず、装置を十分に小型化できない。
この発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、駆動チェーンの切断や、異常検出手段による踏段の速度異常などの異常検出が発生した場合に踏段を非常停止させることを、十分に小型化された構造で実現できるマンコンベアの制動装置を得ることを目的とする。
この発明のマンコンベアの制動装置は、駆動装置と、主軸に固定される駆動スプロケットと、駆動装置及び駆動スプロケットとを連結し、駆動装置の駆動に連動させて駆動スプロケットを回転させる駆動チェーンと、駆動スプロケットの回転に連動して循環移動する複数の踏段とを備えるマンコンベアに設けられるものであり、複数の係合部が外周部に形成され、駆動スプロケットの回転に連動して回転する回転体と、軸まわりに回動自在に主軸に平行に設けられた回動軸に一端側を固定され、他端部が駆動チェーン上に載置された案内部材と、係合部に係合して回転体の回転を規制する係合位置と回転体から離間した退避位置とをとるように回動軸まわりに回動可能に設けられ、自重が係合位置へ移動させる力として働く規制体と、案内部材の回動に連動して回動するように設けられ、案内部材が駆動チェーン上に載置された場合に退避位置に配置された規制体に対応する位置に配置される連動部材と、退避位置にある規制体を連動部材に保持させる保持力を発生する保持手段と、保持手段の保持力を解除する制御装置とを備え、保持手段による保持力が維持されたまま、駆動チェーンが切断された場合に、案内部材及び連動部材の回動に連動して、規制体が係合位置まで回動される。
この発明に係るマンコンベアの制動装置によれば、案内部材及び連動部材は、回動軸に固定し、規制体は、自重により移動した場合に係合位置に配置されるように回動軸まわりに回動可能に設けるだけでよいので、案内部材、連動部材、及び規制体は十分な小型化が可能である。また、規制体に係合位置に移動させる力を直接加えて規制体を係合位置に移動させる必要がなくなるので、保持手段は、従来のマンコンベアの補助ブレーキ装置のように、重量のある係合体を移動させる大きな力を発揮するものを必要とせず、小型のものを採用できる。従って、マンコンベアの制動装置は、駆動チェーンの切断や、異常検出手段による踏段の速度異常などの異常検出が発生した場合に踏段を非常停止させることを、十分に小型化された構造で実現できる
この発明の一実施の形態係るマンコンベアの制動装置が設けられたエスカレータの模式図である。 この発明の一実施の形態に係るマンコンベアの制動装置を構成するラチェットホイルが取り付けられた上部スプロケットの断面図である。 図1のA部の要部拡大図である。 図3のB方向から見た要部正面図であり、連動部材及び規制体を含む部位を示している。 この発明の一実施の形態に係るマンコンベアの制動装置の動作を説明する図であり、駆動チェーンの切断に伴ってマンコンベアの制動装置が作動した様子を示している。 この発明の一実施の形態に係るマンコンベアの制動装置の動作を説明する図であり、踏段の速度異常の発生に伴って、マンコンベアの制動装置が作動した様子を示している。
以下、この発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して説明する。
図1はこの発明の一実施の形態係るマンコンベアの制動装置が設けられたエスカレータの模式図、図2はこの発明の一実施の形態に係るマンコンベアの制動装置を構成するラチェットホイルが取り付けられた上部スプロケットの断面図、図3は図1のA部の要部拡大図、図4は図3のB方向から見た要部正面図であり、連動部材及び規制体とその周辺を示している。図5はこの発明の一実施の形態に係るマンコンベアの制動装置の駆動チェーンの切断に伴う動作を説明する図である。図6はこの発明の一実施の形態に係るマンコンベアの制動装置の踏段の速度異常の発生に伴う動作を説明する図である。
以下、マンコンベアとしてのエスカレータ1の主な構成について説明する。
図1及び図2において、エスカレータ1は、上下階床間に架設されたトラス2と、トラス2の上階側に設置された上部機械室4Aと、トラス2の下階側に設けられた下部機械室4Bと、上部機械室4Aに配設され、駆動モータ5a、及び駆動モータ5aの駆動に連動して回転する動力伝達スプロケット5bを有する駆動装置5と、上部機械室4Aにトラスの幅方向に平行な軸まわりに回転自在に設けられる主軸7とを備えている。
また、エスカレータ1は、主軸7に同軸に固定される一対の第1踏段スプロケット11及び駆動スプロケット12を有する上部スプロケット10と、動力伝達スプロケット5bと駆動スプロケット12とを連結し、駆動装置5の駆動に連動させて駆動スプロケット12を回転させる駆動チェーン8と、下部機械室4Bに、主軸7に平行に設けられた回転軸(図示せず)に同軸に固定される一対の第2踏段スプロケット14を有する下部スプロケット13とを備えている。
なお、一対の第1踏段スプロケット11は、主軸7の軸方向の両端近傍に互いに間隔をあけて設けられている。また、駆動スプロケット12が、一方の第1踏段スプロケット11より軸方向の一端側で、主軸7に同軸に固定されている。また、詳細には図示しないが、一対の第2踏段スプロケット14は、回転軸の軸方向の両端近傍に互いに間隔をあけて設けられている。
また、エスカレータ1は、一方の第1踏段スプロケット11と一方の第2踏段スプロケット14、及び他方の第1踏段スプロケット11と他方の第2踏段スプロケット14のそれぞれに無端状に巻き掛けられ、上部スプロケット10の回転により循環走行する一対の踏段チェーン15のそれぞれと、踏段チェーン15に連結されて無端状に連なり、踏段チェーン15の移動に連動して移動する複数の踏段16とを備えている。即ち、踏段16は、駆動モータ5aの駆動に伴って回転される駆動スプロケット12の回転に連動して循環移動される。
また、エスカレータ1は、トラス2の幅方向の両側に踏段16を挟むように対向して立設された一対の欄干17と、一対の欄干17のそれぞれの周縁を踏段16と同期して走行する一対の移動手すり18と、例えば、駆動モータ5aに取り付けられて、踏段16の異常速度を検出する異常検出手段としてのエンコーダ68と、駆動モータ5aの駆動制御など、エスカレータ1を構成する各機器の制御を行うエスカレータ制御盤20とを備えている。
さらに、エスカレータ1は、トラス2の底面に取り付けられたドレンパン21と、駆動チェーン8の切断、及び踏段16の速度異常の少なくとも一方の発生時に踏段16を非常停止させるマンコンベアの制動装置30とを備えている。
エスカレータ制御盤20は、演算制御手段としてのCPU(図示せず)、エスカレータ1を構成する機器の動作をCPUに制御させるプログラムが書き込まれたROM(図示せず)、及びCPUが行う各種演算のワーキングエリアに用いられるRAM(図示せず)などを有している。
図2〜図4において、マンコンベアの制動装置30は、主軸7に固定されて、駆動スプロケット12と一体に回転する回転体としてのラチェットホイル31と、軸まわりに回転自在にトラス2に固定された支持部材70に支持される回動軸33と、回動軸33に一端側を固定され、他端側が駆動チェーン8上に載置される案内部材35と、磁性材料を用いて作製され、ラチェットホイル31の外周部に設けられた後述の係合部32に係合して、ラチェットホイル31の回転を規制する係合位置とラチェットホイル31から離間した所定の退避位置との間を移動可能に設けられる規制体40と、退避位置にある規制体40が係合位置に向けて移動するのに連動して作動するように設けられる検出スイッチとしてのリミットスイッチ57とを備えている。
また、マンコンベアの制動装置30は、案内部材35の回動に連動して回動し、案内部材35の他端側が駆動チェーン8上に載置されているときに、退避位置に配置された規制体40に対応させて設けられる連動部材52と、規制体40を退避位置に保持する保持力を発生可能な保持手段としての磁力発生手段60と、エンコーダ68の出力に基づいて、磁力発生手段60の保持力の発生と消失を制御する制御装置としてのエスカレータ制御盤20とを備えている。なお、連動部材52は磁性材料を用いて作製されている。
ラチェットホイル31は、外周部に複数の係合部32を有するリング形状の板状部材に作製されている。
ラチェットホイル31は、リングの中心に主軸7の軸心が一致するように主軸7の他端側に固定される。このとき、ラチェットホイル31は、他方の第1踏段スプロケット11より主軸7の他端側に位置されている。主軸7に固定されたときに、主軸7の軸心が通過するラチェットホイル31の部位をラチェットホイル31の回転中心とする。
ラチェットホイル31の外周部には、複数の係合部32が、回転中心に円心を有する仮想円の周方向に所定の間隔で形成されている。即ち、主軸7に固定されたときのラチェットホイル31の複数の係合部32は、主軸7の軸まわりに並んで配置される。
各係合部32は、爪状をなし、ラチェットホイル31の外周側面をステップ状に変化させたもので構成される。
このとき、各係合部32を構成する壁面は、ラチェットホイル31の周方向に沿っておおよそ延在する周壁面32aと、周壁面32aの一端から概略ラチェットホイル31の中央側に向かって延在する段差面32bとを有している。
主軸7は、踏段16の移動方向によって正逆いずれかの回転方向を設定される。主軸7の回転方向に対応する方向にラチェットホイル31の外周部を巡る場合、周壁面32aの一端から段差面32bに沿って移動するときに、周壁面32aの一端からラチェットホイル31の内側に向かう方向に、ラチェットホイル31が主軸7に固定される。
また、トラス2に固定された支持部材70が、ラチェットホイル31が回転するときに、上方に向けられた段差面32bが通過する位置の上方に設けられている。そして、回動軸33は、主軸7に平行に、かつ軸まわりに回動自在に支持部材70に支持されている。
また、案内部材35は、主軸7の軸方向に関し、駆動スプロケット12の位置に対応する位置に配置されている。
案内部材35は、一端側を回動軸33に固定される回動レバー36、及び回動レバー36の他端に取り付けられるシュー部材37を備えている。そして、案内部材35の他端側を構成するシュー部材37が、駆動チェーン8上に載置されている。このときの案内部材35の位置を定常位置とする。駆動チェーン8は、案内部材35に対して摺動されている。また、高さ方向に関して、主軸7に固定された案内部材35の一端は、他端より上方に位置し、かつ回動レバー36が、高さ方向に対して傾斜されている。
規制体40は、長尺平板状に作製され、規制体40の一端は、回動軸33の軸まわりに回動自在に回動軸33に取りけられている。このとき、規制体40は、主軸7の軸方向に関してラチェットホイル31の取り付け位置に対応させて配置されている。
また、規制体40は、図6にも示されるように、自重により回動軸33から垂れ下げられたときに、ラチェットホイル31の外周側面に、長手方向の中間部の一部が当接され、他端がラチェットホイル31の段差面32bの通過経路に配置される係合位置をとる形状を有している。また、規制体40は、図3に示されるように、ラチェットホイル31から離れた所定の退避位置まで、回動軸33まわりに回動して移動することが可能になっている。
連動部材52は、図4に示されるように、長尺平板状の第1連動部52a及び第2連動部52bにより構成されている。
第1及び第2連動部52a,52bは、それぞれ回動軸33に一端を固定され、第1及び第2連動部52a,52bは、案内部材35との間の回動軸33まわりの相対的な位置関係を保って、案内部材35の回動に連動して回動される。第1及び第2連動部52a,52bは、案内部材35が、定常位置にある場合に、退避位置に配置した規制体40の両側に規制体40との間に略隙間をあけることなく配置されるように設けられる。このときの連動部材52の定常位置を、連動部材52の定常位置とする。
磁力発生手段60は、図4に示されるように、規制体40に取り付けられる永久磁石61と、連動部材52に取り付けられ、永久磁石61の磁力を打ち消す磁力を発生可能な電磁石65とを備えている。
永久磁石61が、規制体40の他端側に設けられた穴部(図示せず)に設けられ、永久磁石61の一面が規制体40の外部に露出されている。
また、規制体40の他端側には、図6に示されるように、ゴムシートなどの非磁性部材41が、永久磁石61の一面を囲繞するように取り付けられている。
また、電磁石65が、第1連動部52aの他端側に取り付けられている。
電磁石65は、案内部材35及び連動部材52が定常位置にあり、かつ、規制体40が退避位置にあるときに、永久磁石61と相対するように配置される。
また、図示しないが、エスカレータ1は、電磁石65への電力を供給する電源を備え、エスカレータ制御盤20が、電源から電磁石65への電力供給を制御可能に構成されている。
例えば、電磁石65に印加された直流電圧の高圧と低圧を入れ替えるなど、電源から電磁石65への給電方法の切り替えにより、電磁石65は、S極及びN極を反転でき、永久磁石61の磁力を打ち消す磁力を発生可能になっている。
そして、案内部材35が定常位置にある状態で、永久磁石61側に向けられた電磁石65の極が、電磁石65側に向けられた永久磁石61の極とは異なるように設定し、永久磁石61と電磁石65が互いに引き合うように電磁石65の極性を設定することで、規制体40は、退避位置に保持される。
このとき、非磁性部材41は、電磁石65の磁力による影響が十分に小さくなる規制体40の領域を含むように規制体40に装着されている。
この状態から駆動チェーン8が切断されると、案内部材35の他端を支持していた力がなくなるので、案内部材35及び連動部材52の自重により、案内部材35及び連動部材52は、回動軸33の軸心まわりに回動軸33に一体に回動する。このとき、永久磁石61と電磁石65の間を互いに引き付け合う磁力が働いているので、規制体40も回動軸33の軸まわりに、連動部材52とともに回動する。
エンコーダ68は、駆動モータ5aの回転角度に関する情報を出力可能に設けて用いられることは周知である。踏段16の速度は、駆動モータ5aの回転速度に比例するので、エンコーダ68の出力には、踏段16の移動速度に関する情報が含まれる。
また、規制体40の一端には、作動片55が規制体40から突出されるように設けられている。
そして、リミットスイッチ57が、規制体40を退避位置に配置させたときの作動片55の位置に対応させて設けられている。
リミットスイッチ57と作動片55は、規制体40が退避位置から係合位置に向かって所定量移動されたときに、作動片55がリミットスイッチ57を動作させる位置関係に配置されている。
エスカレータ制御盤20は、エンコーダ68及びリミットスイッチ57に通信可能に接続され、エスカレータ制御盤20は、エンコーダ68、及びリミットスイッチ57の出力を認識可能になっている。
次いで、マンコンベアの制動装置30の動作について説明する。
エスカレータ1が正常に動作している状態では、案内部材35及び連動部材52は、定常位置にあり、また、規制体40が退避位置に保持されるように、電磁石65の極性が設定されている。
初期状態にあるエスカレータ1において、駆動チェーン8が切断されると、図5に示されるように、案内部材35及び連動部材52の自重により、案内部材35及び連動部材52が回動軸33と一体に回動し、回動軸33から垂れ下がる方向に延在される。このとき、電磁石65と永久磁石61の磁力により、規制体40が、連動部材52と一体に回動するので、規制体40は、退避位置から係合位置に移動される。これにより、規制体40の他端が、段差面32bに押し当てられるように、係合部32と係合し、ラチェットホイル31の回転が規制される。これに伴い、上部スプロケット10の回転も規制されるので、上部スプロケット10の回転に連動する踏段チェーン15の移動に伴って移動していた踏段16も非常停止される。
また、規制体40が係合位置へ向けて所定量移動したところで、作動片55がリミットスイッチ57を動作させ、エスカレータ制御盤20に入力されるリミットスイッチ57の出力が切り替わる。エスカレータ制御盤20は、これに連動させて、駆動モータ5aを停止させる。
次いで、初期状態から、踏段16の移動速度が、異常になった場合について説明する。
エスカレータ制御盤20は、エンコーダ68の出力をもとに、踏段16の移動速度を監視し、踏段16が異常速度で移動されたときに、電磁石65が、永久磁石61の磁力を打ち消す方向の磁力を発するように、電磁石65への電力の供給を切り替える。
なお、踏段16の異常速度とは、移動速度が、定格速度の上限または下限(定格速度の範囲)から外れた速度をいう。
これにより、永久磁石61と電磁石65とを引きつける力が消滅し、規制体40を退避位置に保持する磁力がなくなるので、規制体40は、自重により、回動軸33まわりに回動し、退避位置から係合位置に移動される。このとき、非磁性部材41が、規制体40の他端側に設けられているので、規制体40の永久磁石61まわりの部位と電磁石65とが互いに引き合って、規制体40の回動が妨げられることはない。
そして、規制体40の他端が、段差面32bに押し当てられるように係合部32に係合さるので、ラチェットホイル31の回転が規制される。これに伴い、上部スプロケット10の回転も規制されるので、上部スプロケット10の回転に連動して走行する踏段チェーン15の循環移動により循環移動していた踏段16も停止される。
また、規制体40が係合位置へ向けて所定量移動したところで、作動片55がリミットスイッチ57を動作させ、エスカレータ制御盤20に入力されるリミットスイッチ57の出力が切り替わる。エスカレータ制御盤20は、これに連動させて、駆動モータ5aを停止させる。
なお、エスカレータ制御盤20は、踏段16の移動速度が、異常速度になったと判断すると同時に、リミットスイッチ57の出力によらず、駆動モータ5aを停止させるように制御するように構成してもよい。
この発明のマンコンベアの制動装置30によれば、複数の係合部32が外周部に形成されたラチェットホイル31が、駆動スプロケット12の回転に連動して回転するように設けられている。また、案内部材35が、主軸7に平行な回動軸33に一端側を固定されて他端部が駆動チェーン8上に載置されて支持されている。また、規制体40が、係合部32に係合してラチェットホイル31の回転を規制する係合位置とラチェットホイル31から離間した退避位置とをとるように回動軸33まわりに回動可能に設けられ、自重が係合位置へ移動させる力として働いている。
また、連動部材52が、案内部材35の回動に連動して回動し、かつ、退避位置に配置された規制体40に対応する位置に対応させて設けられている。また、磁力発生手段60が、規制体40を退避位置に保持する保持力を発生可能に設けられ、エスカレータ制御盤20が、磁力発生手段60の保持力の発生と消失を制御可能になっている。また、磁力発生手段60の保持力が維持されたまま、駆動チェーン8が切断された場合に、案内部材35及び連動部材52の回動に連動して、規制体40が係合位置まで移動されるようになっている。
以上のように構成されたマンコンベアの制動装置30では、エスカレータ制御盤20が、エンコーダ68の出力から、踏段16の異常速度が検出されたと判断した場合に、電磁石65の磁力が、永久磁石61の磁力を打ち消す磁力となるように、電磁石65の磁力を制御することで、踏段16を非常停止させることができる。
従って、駆動チェーン8の切断、及び踏段16の速度異常のどちらが発生しても、踏段16を非常停止させる対応をとることができる。
案内部材35及び連動部材52は、回動軸33に固定し、規制体40は、自重により移動した場合に係合位置に配置されるように回動軸33まわりに回動可能に設けるだけでよい。このように、案内部材35、連動部材52、及び規制体40の回動軸33まわりの連結構造は、簡易であり、複雑なリンク機構を用いることもなくないので、案内部材35、連動部材52、及び規制体40は、十分な小型化が可能である。
また、規制体40の係合位置への移動は自重により行われるので、規制体40に係合位置に移動させる力を加えて規制体40を係合位置に移動させる必要がなくなる。従って、磁力発生手段60は、従来のマンコンベアの補助ブレーキ装置のように、重量のある係合体を移動させて保持するだけの磁力を発生させる必要はなく、小型のものを採用できる。
以上のことから、マンコンベアの制動装置30は、十分な小型化を実現しつつ、駆動チェーン8の切断、及び踏段16の速度異常の発生時に踏段16を非常停止させることができる。また、簡易な構成であるため、コストも削減される。
なお、上記実施の形態では、制御装置は、エスカレータ制御盤20であるものとして説明したが、エスカレータ制御盤20と別体に設けてもよい。
また、保持手段は、永久磁石61と電磁石65からなる磁力発生手段60であるものとして説明したが、特にこのものに限定されない。例えば、保持手段は、連動部材52及び案内部材35が定常位置にあるときに、規制体40と第1連動部52aとに跨って挿入される規制棒と、規制棒を付勢して規制体40に規制棒を挿入させ、かつエスカレータ制御盤20により当該付勢力を制御可能に構成された付勢手段とにより構成するなどしてもよい。規制棒は、極小さなものを用いればよく、付勢手段は、磁力を用いたものなどが考えられるが、小さな規制棒を移動させるだけでよいので、特に大きなものを用いる必要はない。この場合、エスカレータ制御盤20が、例えば、エンコーダ68により踏段16の異常速度が検出されたと判断した場合に、規制棒を規制体40から引き抜くように付勢手段を制御することで、保持手段による規制体40の保持力が解消されて規制体40が係合位置に移動されるので、踏段16を非常停止させることができる。
また、規制体40に永久磁石61を設け、連動部材52に電磁石65を設けるものとして説明したが、規制体40に電磁石65を設け、連動部材52に永久磁石61を設けるものでもよい。
この場合でも、エスカレータ1が初期状態にあるときに、永久磁石61と電磁石65が引き合うように、電磁石65の極性を設定し、踏段16の移動速度が、異常速度となったときに、電磁石65が、永久磁石61の磁力を打ち消す方向の磁力を発するようにエスカレータ制御盤20に制御させるように構成すればよい。
また、永久磁石61に代えて、電磁石を用い、電磁石のみで、磁力発生手段を構成することもできる。
また、電磁石65と永久磁石61とが互いを引き付け合うように、電磁石65の磁力を制御して、規制体40を退避位置に保持させるものとして説明したが、永久磁石61の磁力のみを利用して退避位置に保持されるものでもよい。つまり、電磁石65への電力供給を遮断したときに、永久磁石61と磁性材料からなる連動部材52との間に働く引きつけ力により、規制体40を退避位置に保持可能なようにしてもよい。
以上をまとめれば、磁力発生手段は、永久磁石61の磁力、または永久磁石61と電磁石65の磁力により規制体40を退避位置に保持可能なように構成すればよい。
速度検出手段は、エンコーダ68であるものとして説明したが、エンコーダ68であるものに限定されず、例えば、移動経路の所定部位を通過する踏段16を検出する以下のものでもよい。即ち、速度検出手段は、受光器及び受光器の光を受光する投光器により構成され、移動経路の所定部位を通過する踏段16が、投光器から発せられて受光器に向かう光を遮断するように、受光器及び投光器を設ける。また、エスカレータ制御盤20と受光器とを接続すればよい。定格速度で踏段16が移動されていれば、踏段16が、所定部位を通過することに伴って、投光器の光を遮ぎる間隔は一定であり、この遮光間隔を監視することでエスカレータ制御盤20は、踏段16の移動速度が異常か否かを判断できる。
また、エスカレータ制御盤20は、異常検出手段の例として、踏段16の異常速度を検出するエンコーダ68を例として挙げたが、例えば、エスカレータ1には、各種異常を検出するためのスイッチが設けられているのが一般的である。これらのうちの指定したスイッチを異常検出手段とし、指定した異常検出手段が、異常を検出したときに、エスカレータ制御盤20が、規制体40の保持手段による保持を解消するように構成してもよい。
また、規制体40及び連動部材52は磁性材料により作製されるものとして説明した。しかしながら、永久磁石61と電磁石65の引きつけ力だけで、規制体40を退避位置に保持可能であれば、連動部材52は、非磁性材料により作製してもよい。この場合、非磁性部材41は省略できる。また、規制体40も、例えば、剛性等に問題なければ、非磁性材料により作製してもよい。
また、マンコンベアはエスカレータ1であるものとして説明したが、マンコンベアとしての動く歩道に対してもマンコンベアの制動装置30を適用できる。
1 エスカレータ(マンコンベア)、5 駆動装置、7 主軸、8 駆動チェーン、11 踏段スプロケット、12 駆動スプロケット、16 踏段、20 エスカレータ制御盤(制御装置)、30 マンコンベアの制動装置、31 ラチェットホイル(回転体)、32 係合部、33 回動軸、35 案内部材、40 規制体、52 連動部材、60 磁力発生手段(保持手段)、61 永久磁石、65 電磁石。

Claims (3)

  1. 駆動装置と、主軸に固定される駆動スプロケットと、駆動装置及び駆動スプロケットとを連結し、駆動装置の駆動に連動させて駆動スプロケットを回転させる駆動チェーンと、上記駆動スプロケットの回転に連動して循環移動する複数の踏段とを備えるマンコンベアに設けられるマンコンベアの制動装置であって、
    複数の係合部が外周部に形成され、上記駆動スプロケットの回転に連動して回転する回転体と、
    軸まわりに回動自在に上記主軸に平行に設けられた回動軸に一端側を固定され、他端部が上記駆動チェーン上に載置された案内部材と、
    上記係合部に係合して上記回転体の回転を規制する係合位置と上記回転体から離間した退避位置とをとるように上記回動軸まわりに回動可能に設けられ、自重が上記係合位置へ移動させる力として働く規制体と、
    上記案内部材の回動に連動して回動するように設けられ、上記案内部材が上記駆動チェーン上に載置された場合に上記退避位置に配置された上記規制体に対応する位置に配置される連動部材と、
    上記退避位置にある上記規制体を上記連動部材に保持させる保持力を発生する保持手段と、
    上記保持手段の保持力を解除する制御装置と
    を備え、
    上記保持手段の保持力が維持されたまま、上記駆動チェーンが切断された場合に、上記案内部材及び上記連動部材の回動に連動して、上記規制体が上記係合位置まで回動されることを特徴とするマンコンベアの制動装置。
  2. 上記保持手段は、磁力により上記規制体を退避位置に保持する磁力発生手段であることを特徴とする請求項1に記載のマンコンベアの制動装置。
  3. 上記磁力発生手段は、
    上記規制体及び上記連動部材の一方に取り付けられる永久磁石と、
    上記規制体及び上記連動部材の他方に取り付けられ、上記永久磁石の磁力を打ち消す磁力を発生可能な電磁石と
    を備えることを特徴とする請求項2に記載のマンコンベアの制動装置。
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