JP2017020564A - 電動ブレーキの駆動装置 - Google Patents

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利史 前原
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Abstract

【課題】レイアウト性が良好で、小型ブレーキへの適用を可能にできる電動ブレーキの駆動装置を提供する。
【解決手段】電動モータ17からの動力が、同軸上に配した減速機構13を介して最終出力ギヤ19に入力され、最終出力ギヤ19に噛合する出力歯車21を介して、電動モータ17に対してオフセット配置された推力発生機構23に出力される電動ブレーキの駆動装置11は、出力歯車21が、電動モータ17と減速機構13の間に配置される。
【選択図】図2

Description

本発明は、電動ブレーキの駆動装置に関する。
モータギヤユニット(MGU)により一対のブレーキシューを両側へ拡開させ、車輪と共に回転するブレーキドラムに押圧してブレーキ力を発生させる電動式ドラムブレーキ(特許文献1参照)や、液圧シリンダをモータギヤユニット(MGU)に置き換えた電動キャリパによって一対のブレーキパッドをロータの両側面に押付ける電動式ディスクブレーキ(特許文献2参照)が、自動車や電車等の電動ブレーキとして知られている。
例えば特許文献1に開示されるモータ駆動ドラムブレーキ(「電動式ドラムブレーキ」と称すことができる。)におけるモータギヤユニットは、軸方向へ移動可能、且つ軸心回りに回転可能に配設された回転スライド部材が、電動モータのブレーキ用回転に伴って入力歯車を介して回転させられる。この回転は、反対の一対のねじ機構を介して回転スライド部材に螺合された一対の突出部材を、それぞれ回転スライド部材から突き出す方向へ移動させる。これにより、電動式ドラムブレーキは、一対のブレーキシューを拡開させてブレーキドラムに押圧する。
また、特許文献2に開示される電動ディスクブレーキ装置は、車輪と共に回転するロータと、車体側に固定されるキャリアと、ロータの両側に配置されてキャリアによって支持される一対のブレーキパッドと、ロータを跨ぐように配置されて、キャリアにロータの軸方向に沿って移動可能に支持された電動キャリパとを備えている。電動キャリパは、キャリパ本体に、電動モータ、減速機構、回転−直動変換機構及びピストンから成るモータギヤユニットを組み込んだものである。そして、制動時には、電動モータの回転により減速機構を介して回転−直動変換機構を駆動し、ピストンによって一方のブレーキパッドをロータに押圧すると共に、このピストンによる押圧の反力によってキャリパ本体が移動して、他方のブレーキパッドをロータに押圧することにより制動を行い、電動モータを逆回転させて上記ブレーキパッドをロータから離間させることにより制動の解除を行うものである。
特開2001−12521号公報 特開2009−287732号公報
しかしながら、従来の電動式ドラムブレーキにおいては、一般的にモータギヤユニット(MGU)をバッキングプレートに締結固定している。このため、電動式ドラムブレーキでは、バッキングプレー卜の内側にMGUを配置しようとすると、ブレーキシューのアンカ力を受ける部位との共存が必要となる。その結果、従来の電動式ドラムブレーキは、ブレーキサイズが小さくなると、MGUを配置することが困難になる場合が生じた。
また、従来の電動式ディスクブレーキにおいては、キャリパのインナ側端にMGUが装着される構造が一般的なため、キャリパのインナ側の重量が増加してしまう。その結果、キャリパ摺動部に対する重量バランスが悪化し、振動が生じる等、キャリパの保持、摺動性能に悪影響を与えてしまう場合があった。
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、その目的は、レイアウト性が良好で、小型ブレーキへの適用を可能にできる電動ブレーキの駆動装置を提供することにある。
本発明に係る上記目的は、下記構成により達成される。
(1) 電動モータからの動力が、同軸上に配した減速機構を介して最終出力ギヤに入力され、前記最終出力ギヤに噛合する出力歯車を介して、前記電動モータに対してオフセット配置された推力発生機構に出力される電動ブレーキの駆動装置であって、前記出力歯車が、前記電動モータと前記減速機構の間に配置されたことを特徴とする電動ブレーキの駆動装置。
上記(1)の構成の電動ブレーキの駆動装置によれば、電動モータと減速機構で制動を行う電動ブレーキ機構において、出力歯車が電動モータと減速機構の間に配されることで、レイアウト性が向上し、小型ブレーキ内への配置が容易となる。すなわち、電動モータと減速機構が直列に配置され、減速機構の出力が電動モータと減速機構との間となるよう構成されている。減速機構(遊星歯車機構)と出力歯車(平歯車)とが組み合わせられた減速装置では、出力歯車は遊星歯車機構よりも大径の平歯車或いは多段の平歯車で構成されるのが一般的である。換言すれば、遊星歯車機構と電動モータは、大径の平歯車或いは多段の平歯車よりも小径となる。この小径である遊星歯車機構と電動モータとの間に大径に構成された出力歯車を配置することにより、小型ブレーキへ組み込む際のレイアウト性が向上し、配置が容易となる。
(2) 前記推力発生機構が、ブレーキドラムの内周面に対向するように配置されてバッキングプレートに移動可能に支持される一対のブレーキシューの一方の隣接端間に介装され、前記一対のブレーキシューのそれぞれを拡開させることを特徴とする上記(1)に記載の電動ブレーキの駆動装置。
上記(2)の構成の電動ブレーキの駆動装置によれば、大径部である出力歯車(平歯車)を二つのブレーキシューの間に配置することができる。小径部である電動モータ及び遊星歯車機構は、ブレーキシューのウエブとバッキングプレートとの間に配置することが可能となる。その結果、推力発生機構は、小型電動ドラムブレーキへ容易に適用可能となる。
(3) 前記推力発生機構が、ロータの軸方向側面に対向する状態で配置されたインナパッド及びアウタパッドにおける前記インナパッドのインナ側に配置され、前記インナパッド及び前記アウタパッドをそれぞれ前記ロータの軸方向側面に押付けることを特徴とする上記(1)に記載の電動ブレーキの駆動装置。
上記(3)の構成の電動ブレーキの駆動装置によれば、推力発生機構が、インナパッドのインナ側に配置される。推力発生機構は、電動モータに対してオフセット配置される。電動モータからの出力は、電動モータと前記減速機構の間に配置された出力歯車によって推力発生機構へ伝達される。電動ディスクブレーキは、サポートに対し、ロータの軸方向にキャリパを移動させて、インナパッド及びアウタパッドをそれぞれロータの軸方向側面に押付ける。電動ディスクブレーキは、電動モータに対して推力発生機構がオフセット配置されることによって、キャリパの移動方向両端側の重量が増加しない。その結果、キャリパは、摺動部に対する重量バランスの悪化が抑制され、レイアウト性が向上すると共に振動が生じにくくなる。
(4) 前記推力発生機構は、前記出力歯車に対して一体に回転可能、且つ軸方向には相対移動可能とされたナット部材と、前記ナット部材に同軸に配置された突出スクリューとの組み合わせによるねじ機構により構成され、前記突出スクリューが、一端に第1突出端部を有すると共に他端に雄ねじ部を有する第1突出部材と、一端に第2突出端部を有すると共に他端に嵌合軸部を有する第2突出部材と、を有し、前記ナット部材の一端における雌ねじ部に前記第1突出部材の雄ねじ部が螺合され、前記ナット部材の他端における嵌合穴に前記第2突出部材の嵌合軸部が回転自在に嵌合されることを特徴とする上記(1)又は2に記載の電動ブレーキの駆動装置。
上記(4)の構成の電動ブレーキの駆動装置によれば、出力歯車によってナット部材が回転されると、ナット部材の嵌合穴に嵌合する第2突出部材がナット部材と相対回転する(つまり、回転しない)。一方、第1突出部材は、ナット部材と、雌ねじ部と雄ねじ部とによって螺合しているので、軸線に沿う方向で第2突出部材に対して離反するように移動する。これにより、第1突出部材と第2突出部材は、第1突出端部と第2突出端部が離反する方向に移動(突出)され、電動ドラムブレーキの一対のブレーキシューを拡開することができる。
(5) 前記推力発生機構は、送りねじ機構と高効率軸力変換機構との組み合わせにより構成され、前記送りねじ機構が、前記出力歯車により回転される伝達ギヤを介して駆動される回転入力部材としての駆動スピンドルと、前記駆動スピンドルのアウタ側半分に設けた雄ねじ部に螺合する駆動側ロータと、前記駆動スピンドルのインナ側端とキャリパのインナ側端との間に介装されるスラスト軸受とを有し、前記高効率軸力変換機構が、前記駆動側ロータと、被駆動側ロータと、これら駆動側ロータ及び被駆動側ロータの間に介装される転動体とを有し、前記駆動スピンドルが、前記出力歯車に対して軸方向には相対移動可能、且つ回転力は伝達可能とされることを特徴とする上記(1)又は(3)に記載の電動ブレーキの駆動装置。
上記(5)の構成の電動ブレーキの駆動装置によれば、電動モータが駆動されると、出力歯車と噛合する駆動スピンドルが回転される。駆動スピンドルが回転されると、駆動側ロータが、被駆動側ロータと共に、駆動スピンドルの先端側に平行移動する。この平行移動により、インナパッドが押し出され、ロータに押し付けられる。
駆動側ロータと被駆動側ロータがそれ以上、ロータに向けて移動することに対する抵抗が大きくなると、駆動側ロータと被駆動側ロータとが相対回転する。すると、転動体が、転動しながら移動し、駆動側ロータと被駆動側ロータとの間隔が拡がる。
駆動側ロータと被駆動側ロータとの間隔が拡がることによって、インナパッドと反対側に設けられているキャリパの本体壁部がインナパッドから離反する方向に移動する。このことにより、キャリパは、アウタパッドを、ロータに押し付け、インナパッド及びアウタパッドのそれぞれがロータの軸方向側面に押し付けられる。
(6) 前記減速機構が、少なくとも1つの遊星歯車機構を有することを特徴とする上記(1)〜(5)に記載の何れか1つの電動ブレーキの駆動装置。
上記(6)の構成の電動ブレーキの駆動装置によれば、減速機構が遊星歯車機構を備えることで、小さな配置空間で、大きな減速比を得ることが可能となる。
(7) 前記減速機構が、ギヤ収容空間を画成するギヤハウジングと、前記電動モータにより回転駆動される入力ギヤ軸と、前記入力ギヤ軸と一体回転する第1太陽ギヤに噛合する第1遊星ギヤと、前記第1遊星ギヤを前記第1太陽ギヤの周りに自公転自在に保持する第1遊星キャリアと、前記ギヤハウジングの内周面に形成されて前記第1遊星ギヤに噛合する第1内歯と、前記第1太陽ギヤに対して前記電動モータ側に配置されると共に、前記第1遊星キャリアと一体回転する第2太陽ギヤと、前記第2太陽ギヤに噛合する第2遊星ギヤと、前記第2遊星ギヤを前記第2太陽ギヤの周りに自公転自在に保持する第2遊星キャリアと、前記ギヤハウジングの内周面に形成されて前記第2遊星ギヤに噛合する第2内歯と、前記第2太陽ギヤに対して前記電動モータ側に配置されると共に、前記第2遊星キャリアにより回転駆動される最終出力ギヤと、前記最終出力ギヤに噛合して前記入力ギヤ軸と平行な回転軸回りに回転自在な出力歯車と、を備えることを特徴とする上記(6)に記載の電動ブレーキの駆動装置。
上記(7)の構成の電動ブレーキの駆動装置によれば、電動モータからの高速の回転を、直列に接続した二段の遊星歯車機構によって大きな減速比で減速し、最終出力ギヤに伝達する。この最終出力ギヤの回転は、出力歯車に伝えられ、最終的に、出力歯車から推力発生機構へ入力される。出力歯車は、この遊星歯車機構を有した減速機構と、電動モータとの間に配置されている。すなわち、本構成の電動ブレーキの駆動装置は、減速機構と電動モータとを直列に連結したモータギヤユニットの中央位置から、出力歯車を介して推力発生機構へ動力を入力する。つまり、電動ブレーキは、推力発生機構に対してオフセット配置されたモータギヤユニットが、推力発生機構の中央位置に配置される。その結果、電動ブレーキの駆動装置は、小型電動ドラムブレーキへの組み付け性の向上、電動ディスクブレーキのキャリパ摺動部に対する重量バランスの悪化抑制と言った効果を奏する。
本発明に係る電動ブレーキの駆動装置によれば、レイアウト性が良好で、小型ブレーキへの適用を可能にすることができる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
(a)は本発明の第1実施形態に係る電動ブレーキの駆動装置の斜視図、(b)は(a)の電動ブレーキの駆動装置を電動モータ側と減速機構側とに分離した分解斜視図である。 図1に示した電動ブレーキの駆動装置における減速機構の分解斜視図である。 (a)は図1に示した電動ブレーキの駆動装置を減速機構側から見た側面図、(b)は(a)のA−A断面図である。 図2に示したギヤハウジングの斜視図である。 図1に示した電動ブレーキの駆動装置が適用された電動ドラムブレーキの斜視図である。 図5に示した電動ドラムブレーキの平面図である。 図6のB−B断面図である。 図6に示した電動ドラムブレーキの側面図である。 図8のC−C断面図である。 図1に示した電動ブレーキの駆動装置が適用された他の電動ドラムブレーキの斜視図である。 (a)は図10に示した電動ドラムブレーキの平面図、(b)は(a)の側面図である。 図11に示した電動ドラムブレーキの一部分を切り欠いた平面図である。 本発明の第2実施形態に係る電動ブレーキの駆動装置が適用された電動ディスクブレーキの縦断面図である。 図13に示した電動ディスクブレーキのD−D断面図である。
以下、本発明に係る実施形態を図面を参照して説明する。
図1〜図3に示すように、本発明の第1実施形態に係る電動ブレーキの駆動装置11は、後述の電動ドラムブレーキ79に適用される。なお、本第1実施形態に係る電動ブレーキの駆動装置11は、後述の電動ドラムブレーキ131にも適用可能となる。
本第1実施形態に係る電動ブレーキの駆動装置11は、図3に示すように、電動モータ17からの動力が、同軸上に配した減速機構13を介して最終出力ギヤ19に入力され、最終出力ギヤ19に噛合する出力歯車21を介して、電動モータ17に対してオフセット配置された推力発生機構23に出力される。出力歯車21は、電動モータ17と減速機構13の間に配置される。
電動ブレーキの駆動装置11は、減速機構13が、少なくとも1つの遊星歯車機構を有する。本実施形態の減速機構13における遊星歯車機構は、図2に示すように、第1遊星ギヤユニット25と第2遊星ギヤユニット27を有する。
電動ブレーキの駆動装置11は、モータギヤハウジング29を有する。モータギヤハウジング29は、ギヤ収容空間を画成して減速機構13を収容するギヤハウジング15と、電動モータ17を収容するモータハウジング31とがハウジング締結ボルト33で一体に固定されて構成される。
モータギヤハウジング29におけるギヤハウジング15は、減速機構13を収容する有底筒状の減速機構収容部16と、第1突出部材挿入穴52が貫通形成されて出力歯車21を収容するギヤ収容部18とを有する。また、モータギヤハウジング29におけるモータハウジング31は、電動モータ17を収容する有底筒状のモータ収容部32と、第2突出部材挿入穴54が貫通形成されて推力発生機構23のナット部材35が挿入されるスペーサ37が収容されるナット部材収容部34とを有する。
推力発生機構23は、電動ドラムブレーキに対応したものとなる。即ち、推力発生機構23は、図3に示すように、出力歯車21に対して一体に回転可能、且つ軸方向には相対移動可能とされたナット部材35と、ナット部材35に同軸に配置された突出スクリュー39との組み合わせによるねじ機構により構成される。突出スクリュー39は、一端に第1突出端部41を有すると共に他端に雄ねじ部43を有する第1突出部材45と、一端に第2突出端部47を有すると共に他端に嵌合軸部49を有する第2突出部材51と、を有し、ナット部材35の一端における雌ねじ部53に第1突出部材45の雄ねじ部43が螺合され、ナット部材35の他端における嵌合穴55に第2突出部材51の嵌合軸部49が回転自在に嵌合される。
ナット部材35は、第1ギヤ軸57に対して、軸方向には相対移動する。即ち、ナット部材35の外周面に突設した一対のスライド突起(図示略)が、第1ギヤ軸57の内周面に軸方向に沿って形成されたガイド溝(図示略)に係合されることで、ナット部材35は第1ギヤ軸57と一体に回転可能、且つ軸方向には相対移動可能とされる。なお、ナット部材35は、スプライン嵌合等により第1ギヤ軸57と一体に回転可能、且つ軸方向には相対移動可能と構成することもできる。
本実施形態の突出スクリュー39は、ナット部材35の一端における雌ねじ部53に第1突出部材45の雄ねじ部43が螺合され、ナット部材35の他端における嵌合穴55に第2突出部材51の嵌合軸部49が回転自在に嵌合される。そこで、突出スクリュー39は、第1ギヤ軸57と一体に回転するナット部材35の回転をねじ機構により直線運動に変換する。これにより、突出スクリュー39は、ギヤハウジング15から突出した両端部である第1突出端部41と第2突出端部47とを進退移動させて、後述の第1ブレーキシュー及び第2ブレーキシューの一方の隣接端を拡開させる。
ギヤハウジング15の減速機構収容部16内には、入力ギヤ軸59と、第1太陽ギヤ61と、第1遊星ギヤ63と、第1遊星キャリア65と、第1内歯67と、第2太陽ギヤ69と、第2遊星ギヤ71と、第2遊星キャリア73と、第2内歯75と、最終出力ギヤ19とで構成された減速機構13が設けられる。
入力ギヤ軸59は、電動モータ17の出力軸77により回転駆動される。入力ギヤ軸59は、第1太陽ギヤ61と一体回転する。第1太陽ギヤ61は、第1遊星ギヤ63と噛合する。第1遊星ギヤ63は、第1遊星キャリア65によって、第1太陽ギヤ61の周りに自公転自在に保持される。ギヤハウジング15における減速機構収容部16の内周面には、第1内歯67が形成される(図4参照)。第1内歯67は、第1遊星ギヤ63に噛合する。
第1太陽ギヤ61に対して電動モータ17側には、第2太陽ギヤ69が配置される。第2太陽ギヤ69は、第1遊星キャリア65と一体回転する。第2太陽ギヤ69は、第2遊星ギヤ71と噛合する。第2遊星ギヤ71は、第2遊星キャリア73によって、第2太陽ギヤ69の周りに自公転自在に保持される。ギヤハウジング15における減速機構収容部16の内周面には、第2内歯75が形成される(図4参照)。第2内歯75は、第2遊星ギヤ71に噛合する。
第2太陽ギヤ69に対して電動モータ17側には、最終出力ギヤ19が配置される。最終出力ギヤ19は、第2遊星キャリア73により回転駆動される。
減速機構13は、上記の構成により、電動モータ17の出力軸77からの高速の回転を、直列に接続した二段の第1遊星ギヤユニット25及び第2遊星ギヤユニット27からなる遊星歯車機構によって大きな減速比で減速し、最終出力ギヤ19に伝達する。この最終出力ギヤ19の回転は、出力歯車21に伝えられ、最終的に、出力歯車21から推力発生機構23へと入力される。
次に、上記した構成の作用を説明する。
本第1実施形態に係る電動ブレーキの駆動装置11では、電動モータ17と減速機構13で制動を行う電動ブレーキ機構において、出力歯車21が電動モータ17と減速機構13の間に配されることで、レイアウト性が向上し、小型ブレーキ内への配置が容易となる。すなわち、電動モータ17と減速機構13が直列に配置され、減速機構13の出力が電動モータ17と減速機構13との間となるよう構成されている。減速機構13(遊星歯車機構)と出力歯車21(平歯車)とが組み合わせられた減速装置では、出力歯車21が減速機構13よりも大径で構成される。換言すれば、減速機構13と電動モータ17は、大径の平歯車である出力歯車21よりも小径となる。この小径である減速機構13と電動モータ17との間に大径である出力歯車21を配置することにより、小型の電動ドラムブレーキへ組み込む際のレイアウトが容易となる。
また、本第1実施形態の電動ブレーキの駆動装置11では、減速機構13が遊星歯車機構を備えることで、小さな配置空間で、大きな減速比を得ることが可能となる。
また、本第1実施形態の電動ブレーキの駆動装置11では、電動モータ17からの高速の回転を、直列に接続した二段の遊星歯車機構によって大きな減速比で減速し、最終出力ギヤ19に伝達する。この最終出力ギヤ19の回転は、出力歯車21に伝えられ、最終的に、出力歯車21から推力発生機構23へ入力される。出力歯車21は、この遊星歯車機構を有した減速機構13と、電動モータ17との間に配置されている。すなわち、本第1実施形態の電動ブレーキの駆動装置11は、減速機構13と電動モータ17とを直列に連結したモータギヤユニットの中央位置から、出力歯車21を介して推力発生機構23へ動力を入力する。つまり、電動ドラムブレーキは、推力発生機構23に対してオフセット配置されたモータギヤユニットが、推力発生機構23の中央位置に配置される。その結果、電動ブレーキの駆動装置11は、小型の電動ドラムブレーキへの組み付け性の向上と言った効果を奏する。
次に、本第1実施形態に係る電動ブレーキの駆動装置11が適用された電動ドラムブレーキ79を説明する。
図5は図1に示した電動ブレーキの駆動装置11が適用された電動ドラムブレーキ79の斜視図、図6は図5に示した電動ドラムブレーキ79の平面図、図7は図6のB−B断面図、図8は図6に示した電動ドラムブレーキ79の側面図、図9は図8のC−C断面図である。なお、本実施形態において、図1〜図4に示した電動ブレーキの駆動装置11の構成部材と同一の部材には同一の符号を付す。
図5〜図9に示す電動ドラムブレーキ79は、上記の本発明の第1実施形態に係る電動ブレーキの駆動装置11を備える。電動ブレーキの駆動装置11は、駆動源である電動モータ17と、減速機構13と、減速機構13を介して伝わる回転を直線運動に変換する上記の推力発生機構23とを備えている。
この電動ドラムブレーキ79では、上記の電動ブレーキの駆動装置11における推力発生機構23が、図示しないブレーキドラムの内周面に対向するように配置されてバッキングプレート81に移動可能に支持される一対のブレーキシューの一方の隣接端間に介装され、一対のブレーキシューのそれぞれを拡開させる。
電動ブレーキの駆動装置11を備えた電動ドラムブレーキ79は、フットブレーキペダル踏み込み時のホイールシリンダ83の作動によるサービスブレーキ時にはリーディング・トレーリング(LT)式として作動し、パーキングスイッチ操作時の電動モータ17の作動によるパーキングブレーキ時にはデュオサーボ(DS)式として作動するデュアルモード構造となる。電動ドラムブレーキ79は、第1ブレーキシュー85及び第2ブレーキシュー87と、第1ブレーキシュー85及び第2ブレーキシュー87の他方の隣接端間に介装されるホイールシリンダ83と、第1ブレーキシュー85及び第2ブレーキシュー87の一方の隣接端間に介装される電動ブレーキの駆動装置11と、を主要部材として構成されている。
電動ドラムブレーキ79は、バッキングプレート81が図示しない車輪の回転軸心に対して略垂直となる姿勢で車体に一体的に固設される。バッキングプレート81には、それぞれ略円弧形状を成している一対のブレーキシューである第1ブレーキシュー85及び第2ブレーキシュー87が左右の外周縁に略沿って上下に配設される。
第1ブレーキシュー85及び第2ブレーキシュー87は、ブレーキドラムの内周面に対向するように配置される。第1ブレーキシュー85及び第2ブレーキシュー87は、第1シューホールド装置89及び第2シューホールド装置91により、バッキングプレート81に移動可能に弾性支持され、拡開可能となっている。また、第1ブレーキシュー85及び第2ブレーキシュー87は、一対の第1シューリターンスプリング93及び第2シューリターンスプリング95により相互に接近する方向に弾性付勢されている。
図6の上方における第1ブレーキシュー85及び第2ブレーキシュー87の他方の隣接端間には、流体式アクチュエータとしてのホイールシリンダ83が介装される。ホイールシリンダ83は、バッキングプレート81に取り付けられ、第1ピストン97及び第2ピストン99により一方の隣接端間を離反方向に押動して第1ブレーキシュー85と第2ブレーキシュー87とを拡開させる。
図6の下方における第1ブレーキシュー85及び第2ブレーキシュー87の一方の隣接端は、バッキングプレート81に取り付けられたギヤハウジング15のアンカ部101、アンカ部103に当接される。すなわち、バッキングプレート81に固定されたギヤハウジング15は、一対のブレーキシューの一方の隣接端がそれぞれ当接するアンカ部101、アンカ部103を有する。
モータギヤハウジング29は、4本の第1締結ボルト105、第2締結ボルト107、第3締結ボルト109、第4締結ボルト111によってバッキングプレート81に固定される。このうち、第1締結ボルト105及び第4締結ボルト111は、ブレーキシューのレッジ面を兼ねるよう構成されている。電動ドラムブレーキ79は、モータギヤハウジング29をバッキングプレート81に取り付けるための第1締結ボルト105及び第4締結ボルト111が、ブレーキシューを保持するためのレッジ面となるよう構成されているため、バッキングプレート81の絞り形状が簡素化され、製造が容易になる。
ホイールシリンダ83は、フットブレーキペダルの踏み込みによるサービスブレーキ時は、ホイールシリンダ83が加圧作動されてその両端より進出する第1ピストン97及び第2ピストン99により、第1ブレーキシュー85及び第2ブレーキシュー87を図6の位置からアンカ部101及びアンカ部103との当接点周りに拡開回転させる。これにより第1ブレーキシュー85及び第2ブレーキシュー87は、ブレーキドラムの内周面に摩擦係合されてこれを制動する。このとき、第1ブレーキシュー85及び第2ブレーキシュー87の一方がブレーキドラムの回転方向に対しリーディングシューとなって自己サーボ性を有し、他方がブレーキドラムの回転方向に対しトレーリングシューとなって自己サーボ性を有しないこととなり、ドラムブレーキ装置はリーディング・トレーリング式ドラムブレーキとして作用する。車がバックした状態でサービスブレーキをかけたときは反対になるので同様の制動作用が得られる。
ホイールシリンダ83の近傍における第1ブレーキシュー85と第2ブレーキシュー87との隣接端間には、シュー間隔を調整するアジャスタ113が介装されている。アジャスタ113は、シュー間隙自動調整機構を備えており、アジャスタスクリュー115により軸方向へ伸縮させられる。
アジャストレバー117は、第1支点ピン119により第1ブレーキシュー85の第1ウエブ121に回動し得るよう枢支される。アジャストレバー117と第2ブレーキシュー87との間には、第1シューリターンスプリング93が張設されており、アジャストレバー117を図6の反時計回り方向に回動付勢する。また、この回動付勢によりアジャストレバー117の腕部がアジャスタ113の歯付輪123に回転係合させられる。歯付輪123は、腕部によって回転される。
アジャスタスクリュー115の一端部側は、アジャスタソケット125に挿入される。一端部側がアジャスタソケット125に挿入されたアジャスタスクリュー115の他端部側(図6の右端側)は、係合板部127となる。アジャスタソケット125は、第1ブレーキシュー85の第1ウエブ121に当接される。係合板部127は、第2ブレーキシュー87の第2ウエブ129に当接される。
非制動時における第1ブレーキシュー85及び第2ブレーキシュー87の待機位置は、第1ブレーキシュー85及び第2ブレーキシュー87に跨がって配設されている第1シューリターンスプリング93によって、アジャスタ113の全長によって規定されている。アジャスタ113は、摩擦材(ライニング)の摩耗に拘らず第1ブレーキシュー85及び第2ブレーキシュー87とブレーキドラムとの間のシュー間隙を略一定にするため、摩擦材の摩耗に応じて第1ブレーキシュー85及び第2ブレーキシュー87の待機位置を変更する。
すなわち、摩擦材の摩耗により制動時の第1ブレーキシュー85及び第2ブレーキシュー87の移動量が拡大すると、アジャストレバー117によって歯付輪123が回転される。その歯付輪123に螺合するアジャスタスクリュー115は、アジャスタソケット125に対して進退される。これにより、アジャスタ113は、全長寸法が長くなり、非制動時の第1ブレーキシュー85及び第2ブレーキシュー87の待機位置が離間されてシュー間隙(両側のシュー間隙の合計寸法)が略一定に維持される。
次に、上記した構成の作用を説明する。
上述した電動ドラムブレーキ79における電動ブレーキの駆動装置11では、電動モータ17によりナット部材35が回動されることで、突出スクリュー39が第1ブレーキシュー85及び第2ブレーキシュー87のそれぞれを拡開させる。そこで、パーキングブレーキ時には、ギヤハウジング15から突出した突出スクリュー39の第1突出部材45及び第2突出端部47によって第1ブレーキシュー85及び第2ブレーキシュー87がモータギヤハウジング29側で開拡され、ブレーキドラムの内周面に押圧されることにより制動力を発生する。更に、サービスブレーキ時にも、ブレーキ反力の一部が突出スクリュー39を介してドラム摺動面に作用し、ギヤハウジング15のアンカ部101、アンカ部103に作用するブレーキ反力が低減される。
従って、パーキングブレーキ時に第1ブレーキシュー85及び第2ブレーキシュー87のそれぞれを拡開させる上記構成の電動ブレーキの駆動装置11が、第1ブレーキシュー85及び第2ブレーキシュー87の一方の隣接端間に介装されてバッキングプレート81に固定されたモータギヤハウジング29内に配設されることで、ブレーキ反力を受けるアンカ部101、アンカ部103と拡開機構との共存が可能となり、小さなブレーキサイズにおいても電動ブレーキの駆動装置11の配置が容易となる。
更に、推力発生機構23は、電動モータ17により回動されるギヤユニットの第1ギヤ軸57内に同軸に配置されたナット部材35が、制動時の第1ブレーキシュー85及び第2ブレーキシュー87の動きに応じて軸方向には相対移動することができるので、突出スクリュー39のねじ部(雄ねじ部43及び雌ねじ部53)との間に耐久性を損なうような負荷を生じることがない。
そこで、推力発生機構23は、第1ブレーキシュー85及び第2ブレーキシュー87からのブレーキ反力を受けにくく、ギヤの噛み合い部が滑らず、ギヤ歯面の耐久性を損なうことなく、デュオサーボを実現することができる。
この電動ブレーキの駆動装置11では、大径部である出力歯車21(平歯車)を二つの第1ブレーキシュー85及び第2ブレーキシュー87の間に配置することができる。小径部である電動モータ17及び減速機構13は、第1及び第2ブレーキシュー85,87の第1及び第2ウエブ121,129とバッキングプレート81との間に配置することが可能となる。その結果、推力発生機構23は、小型の電動ドラムブレーキ79へ容易に適用可能となる。
電動ドラムブレーキ79における電動ブレーキの駆動装置11では、出力歯車21によってナット部材35が回転されると、ナット部材35の嵌合穴55に嵌合する第2突出部材51がナット部材35と相対回転する(つまり、回転しない)。一方、第1突出部材45は、ナット部材35と、雌ねじ部53と雄ねじ部43とによって螺合しているので、軸線に沿う方向で第2突出部材51に対して離反するように移動する。これにより、第1突出部材45と第2突出部材51は、第1突出端部41と第2突出端部47が離反する方向に移動(突出)され、電動ドラムブレーキ79の第1ブレーキシュー85及び第2ブレーキシューを拡開することができる。
次に、本第1実施形態に係る電動ブレーキの駆動装置11が適用された電動ドラムブレーキ131を説明する。
図10は図1に示した電動ブレーキの駆動装置11が適用された他の電動ドラムブレーキ131の斜視図、図11(a)は図10に示した電動ドラムブレーキ131の平面図、(b)は(a)の側面図、図12は図11に示した電動ドラムブレーキ131の一部分を切り欠いた平面図である。なお、本実施形態において、図1〜図9に示した構成部材と同一の部材には同一の符号を付す。
図10〜図12に示す電動ドラムブレーキ131では、電動ブレーキの駆動装置11がサービスブレーキにも用いられる。電動ドラムブレーキ131は、バッキングプレート81が図示しない車輪の回転軸心に対して略垂直となる姿勢で車体に一体的に固設される。バッキングプレート81には、それぞれ略円弧形状を成している一対のブレーキシューである第1ブレーキシュー85及び第2ブレーキシュー87が左右の外周縁に略沿って上下に配設される。
それぞれの第1ブレーキシュー85及び第2ブレーキシュー87は、第1シューホールド装置89及び第2シューホールド装置91により、第1ウエブ121及び第2ウエブ129に移動可能に弾支され、拡開可能となる。また、第1ブレーキシュー85及び第2ブレーキシュー87は、一対の第1シューリターンスプリング93及び第2シューリターンスプリング95により相互に接近する方向に付勢されている。
図12の上方における第1ブレーキシュー85及び第2ブレーキシュー87の隣接端には、電動ブレーキの駆動装置11が介装される。電動ブレーキの駆動装置11は、バッキングプレート81に取り付けられ、第1突出部材45及び第2突出部材51により隣接端を離反方向に押動可能とし、これらにより第1ブレーキシュー85及び第2ブレーキシュー87を拡開させ得るように構成されている。図12の下方における第1ブレーキシュー85及び第2ブレーキシュー87の隣接端は、それぞれバッキングプレート81に取り付けた固定のアンカ部133に当接される。
フットブレーキペダルの踏み込みによるサービスブレーキ時は、電動ドラムブレーキ131における電動ブレーキの駆動装置11が作動されてその両端より進出する第1突出部材45及び第2突出部材51により第1ブレーキシュー85及び第2ブレーキシュー87を図12の位置からアンカ部133との当接点周りに拡開回転させる。これにより第1ブレーキシュー85及び第2ブレーキシュー87は図示しないブレーキドラムの内周面に摩擦係合されてこれを制動する。このとき、第1ブレーキシュー85及び第2ブレーキシュー87の一方がブレーキドラムの回転方向に対しリーディングシューとなって自己サーボ性を有し、他方がブレーキドラムの回転方向に対しトレーリングシューとなって自己サーボ性を有しないこととなり、電動ドラムブレーキ131はリーディング・トレーリング式として作用する。なお、電動ドラムブレーキ131における電動ブレーキの駆動装置11のパーキングブレーキ時の動作も、サービスブレーキ時と同様である。 この様に、電動ブレーキの駆動装置11は、サービスブレーキ用の駆動源として適用される電動ドラムブレーキ131にも対応可能である。
次に、本発明の第2実施形態に係る電動ブレーキの駆動装置137が適用されたフローティング型電動ディスクブレーキ135を説明する。
図13は本発明の第2実施形態に係る電動ブレーキの駆動装置137が適用されたフローティング型電動ディスクブレーキ135の縦断面図、図14は図13に示したフローティング型電動ディスクブレーキ135のD−D断面図である。なお、本実施形態において、図1〜図4に示した部材と同一の部材には同一の符号を付す。
図13及び図14に示したフローティング型電動ディスクブレーキ135は、本発明の第2実施形態に係る電動ブレーキの駆動装置137を備える。電動ブレーキの駆動装置137は、上記の第1実施形態に係る電動ブレーキの駆動装置11と推力発生機構139が異なる。他の(減速機構13等の)構成は、上記電動ブレーキの駆動装置11と同様である。フローティング型電動ディスクブレーキ135における電動ブレーキの駆動装置137は、推力発生機構139が、ロータ141の軸方向側面に対向する状態で配置されたインナパッド143及びアウタパッド145におけるインナパッド143のインナ側に配置され、インナパッド143及びアウタパッド145をそれぞれロータ141の軸方向側面に押付ける。
サポート147は、車輪(図示略)と共に回転するロータ141に隣接して車体(図示略)に固定される。本実施形態において、サポート147は、ロータ141のインナ面に対面配置される。サポート147は、略矩形板状に形成され、一方の長辺部の両端側であるロータ141の回入側と回出側の双方に一対のアーム部149,149が設けられる。
一対のアーム部149,149には、それぞれピン挿通穴151が形成される。このピン挿通穴151は、後述のスライドピン167を挿通するためのものとなる。スライドピン167は、後述のスリーブ165を介してサポート147に固定される。サポート147には、ピン挿通穴151よりロータ中心寄りの位置(他方の長辺部の両端側)に、一対の取付け穴(図示略)が穿設される。サポート147は、この一対の取付け穴に取付けねじ(図示略)を挿通して車体へ固定される。このサポート147には、後述のインナパッド143がロータ141の軸方向へ移動可能に案内されて装着される。
キャリパ153は、ロータ141を跨ぐブリッジ部159のインナ側に配置される本体壁部155(キャリパ153のインナ側端)と、アウタ側に配置される爪部157とが対向配置され、一体に接続されて形成される。キャリパ153は、上記した左右一対の平行なスリーブ165(後述する)によって、ロータ141の軸方向に沿って移動自在にサポート147に支持される。
キャリパ153には、ブリッジ部159を挟む外側に、軸線がロータ141の軸方向に沿う一対の筒部161,161が形成されている。一対の筒部161,161は、軸線に沿って貫通する穴が、スリーブ挿通穴163となる。各筒部161のスリーブ挿通穴163には、上記のスリーブ165が挿通される。スリーブ165には、上記のスライドピン167が、インナ側から挿通される。スライドピン167は、先端がスリーブ165から突出し、後述のシリンダボディ169の一対の取付部171,171を貫通する。一対の取付部171,171を貫通したスライドピン167は、サポート147のピン挿通穴151から突出する。サポート147のピン挿通穴151から突出したスライドピン167の先端には、トルク受けピン173が螺合される。つまり、スリーブ165、一対の取付部171,171、一対のアーム部149,149は、ピン頭部175とトルク受けピン173とによって一体に挟持された状態で固定される。
スリーブ165は、上記したようにスライドピン167によってサポート147に固定されている。キャリパ153は、筒部161,161の各スリーブ挿通穴163に、スリーブ165が摺動自在に挿通される。また、スライドピン167の先端に螺着されたトルク受けピン173は、キャリパ153の爪部157に穿設されたピン係合穴177に摺動自在に挿入される。これにより、キャリパ153は、サポート147に一体に固定されたスリーブ165及びトルク受けピン173に対して筒部161が摺動自在に支持される。一対の筒部161,161が摺動するスリーブ165の外周面は、スリーブ用ブーツ179,181により覆われて防塵される。
このように、ロータ141を跨ぐキャリパ153は、車体に取付けられたサポート147に対して左右一対の平行なスリーブ165を介してロータ141の軸方向に沿って移動自在とされている。
インナパッド143は、ロータ141のインナ側に配置されて、サポート147によりロータ141の軸方向へ移動可能に案内される。インナパッド143は、例えば両側縁にアンカ突起(図示略)を形成するとともに、サポート147の対応部にロータ軸方向に沿った凹溝(図示略)を形成し、この凹凸嵌合部を制動アンカ部とすることができる。インナパッド143は、電動ブレーキの駆動装置137の電動モータ17を作動させることで、後述の推力発生機構139により凹凸嵌合部でガイドされつつ移動してロータ141に押し付けられ、ロータ141に追随して回転しようとする際、凹凸嵌合部がアンカ機能をなして制動トルクを受ける。
アウタパッド145は、ロータ141のアウタ側に配置されて、爪部157に保持される。キャリパ153は、インナパッド143による押し付け反力によって、スリーブ165によりガイドされてロータ141の軸方向に沿って、インナ側に移動する。すなわち、キャリパ153の爪部157がロータ141に接近する。これにより、アウタパッド145は、爪部157によってロータ141に押し付けられる。このアウタパッド145の制動トルクは、スリーブ165及びトルク受けピン173を介してキャリパ153に伝達され、更に、サポート147に伝達されるように構成されている。
キャリパ153は、ロータ141の軸方向に沿う移動が、電動ブレーキの駆動装置137の推力発生機構139によって行われる。推力発生機構139は、インナパッド143と本体壁部155との間に介装される。推力発生機構139は、電動ブレーキの駆動装置137の電動モータ17からの動力によりインナパッド143と本体壁部155との間を拡開することにより、インナパッド143及びアウタパッド145をそれぞれロータ141の軸方向側面に押付ける。
キャリパ153の内側には、一体に固定されたシリンダボディ169及びモータギヤハウジング29が配置される。シリンダボディ169と、モータギヤハウジング29とは、シリンダボディ169の一対の取付部171,171を介してサポート147に固定される。
シリンダボディ169は、軸線両端がインナパッド側と、キャリパ153の本体壁部側とで開口する。シリンダボディ169内ではインナパッド側ピストン183が進退する。シリンダボディ169のインナパッド143側から突出するインナパッド側ピストン183の外周は、インナパッド側ピストンブーツ185により覆われて防塵される。
モータギヤハウジング29におけるギヤハウジング15は、減速機構13を収容する有底筒状の減速機構収容部16と、駆動スピンドル挿入穴14が貫通形成されて伝達ギヤ193を収容するギヤ収容部18とを有する。また、モータギヤハウジング29におけるモータハウジング31は、電動モータ17を収容する有底筒状のモータ収容部32と、駆動スピンドル挿入穴229が貫通形成されて収容した本体壁部側ピストン187が進退する本体壁部側ピストン収容部36とを有する。モータギヤハウジング29を構成するギヤハウジング15とモータハウジング31とは、締結ボルト(図示せず)で一体に固定される。
シリンダボディ169に収容されたインナパッド側ピストン183と本体壁部側ピストン収容部36に収容された本体壁部側ピストン187とは、双方の間に設けられた推力発生機構139によって拡開される。
シリンダボディ169に収容された推力発生機構139は、サポート147におけるロータ141の回入側と回出側の双方に設けられた一対のアーム部149,149に対して、推力発生機構139の半径方向外側に配置されたシリンダボディ169の一対の取付部171,171を介して固定される。そして、推力発生機構139が収容されるシリンダボディ169と、電動モータ17と減速機構13が収容されるモータギヤハウジング29とが一体的にサポート147に固定される。
そして、電動モータ17からの動力は、同軸上に配した減速機構13を介して最終出力ギヤ19に入力される。最終出力ギヤ19に入力された動力は、最終出力ギヤ19に噛合して電動モータ17と減速機構13の間に配置された出力歯車21Aを介して、電動モータ17に対してオフセット配置された推力発生機構139の駆動スピンドル195に出力される。
推力発生機構139は、送りねじ機構189と、高効率軸力変換機構であるボールランプ機構191との組み合わせにより構成される。
送りねじ機構189は、出力歯車21Aにより回転される伝達ギヤ193を介して駆動される回転入力部材としての駆動スピンドル195と、駆動スピンドル195のアウタ側半分に設けた雄ねじ部197に螺合する駆動側ロータ199と、駆動スピンドル195のインナ側端と本体壁部155との間に介装されるスラスト軸受201とを有する。駆動スピンドル195の外周には、伝達ギヤ193が設けられている。伝達ギヤ193は、ギヤベース12に回転自在に軸支された出力歯車21Aと噛合する。駆動スピンドル195は、出力歯車21Aが回転されることで、伝達ギヤ193を介して回転される。ここで、出力歯車21A自体は、上記第1実施形態における出力歯車21よりも小径であるが、伝達ギヤ193と伴に多段の平歯車で構成されているため、実質的に減速機構13よりも大径に構成されている。駆動スピンドル195の雄ねじ部197は、ボールランプ機構191を構成する駆動側ロータ199の中心部に設けたねじ孔203に螺合される。
駆動スピンドル195は、出力歯車21Aに対して軸方向には相対移動可能、且つ回転力は伝達可能とされる伝達機構を有する。この相対移動可能、且つ回転力伝達可能な伝達機構は、駆動スピンドル195に形成される直径方向両端の一対のキー部(図示略)と、伝達ギヤ193に相対回転不能に内嵌されたブッシュ196に形成された直径方向両端の一対のキー溝(図示略)によって構成されるスライド機構丸により構成される。即ち、駆動スピンドル195、伝達ギヤ193、キー部、キー溝、及び出力歯車21Aは、スライド機構20を有する伝達歯車装置205を構成している。
なお、出力歯車21Aに対して軸方向には相対移動可能、且つ回転力は伝達可能とされる駆動スピンドル195の伝達機構は、上記スライド機構20に限らず、駆動スピンドル195に固定された伝達ギヤに対して出力歯車の歯幅を充分に広くすることで構成することもできる。
ボールランプ機構191は、上記の駆動側ロータ199と、被駆動側ロータ209と、これら駆動側ロータ199及び被駆動側ロータ209の間に介装される複数個の転動体211とを備える。これら駆動側ロータ199及び被駆動側ロータ209の互いに対向する面の円周方向複数箇所には、それぞれ複数箇所(例えば3〜4箇所)に、それぞれが軸方向に見た形状が円弧形である駆動側ランプ部213と被駆動側ランプ部215とが設けられている。
これら駆動側ランプ部213と被駆動側ランプ部215における軸方向に関する深さは、円周方向に関して漸次変化しているが、変化の方向は駆動側ランプ部213と被駆動側ランプ部215とで、互いに逆方向とされている。従って、駆動側ロータ199と被駆動側ロータ209を相対回転させ、各転動体211を駆動側ランプ部213と被駆動側ランプ部215に沿って転動させると、駆動側ロータ199と被駆動側ロータ209の間隔が大きな力で拡げられる。
この様なボールランプ機構191は、インナパッド側ピストン183の内径側に緩く内嵌して配置されている。
また、駆動側ロータ199の先端部(図13の左側端部)のインナ側面と、インナパッド側ピストン183の内周面のインナ側寄りに固定した止め輪217との間には、付勢ばね219がシートスプリング221を介して設けられている。この付勢ばね219は、駆動側ロータ199に対して、この駆動側ロータ199の作動時(制動力発生時)の回転方向と反対方向の弾性力、及び、アウタ側への弾性力を付与している。
また、被駆動側ロータ209の先端部の外周面は、アウタ側に向かうに従って外径が小さくなる方向に傾斜したロータ側傾斜面223となる。このロータ側傾斜面223は、インナパッド側ピストン183の先端内面に設けられ、同方向に同角度で傾斜された部分円すい凹面状の受面225に対向している。そして、これらロータ側傾斜面223と受面225の当接に基づくくさび効果により、被駆動側ロータ209の回転が阻止されている。
推力発生機構139は、ボールランプ機構191の伸長によって被駆動側ロータ209を介してインナパッド側ピストン183及びインナパッド143を押圧する。ロータ141を押圧するインナパッド143からの反力は、駆動スピンドル195のインナ側端207が当接するスラスト軸受201によって支持される。
モータハウジング31の本体壁部側ピストン収容部227には、駆動スピンドル挿入穴229が開口する。駆動スピンドル195は、インナ側端207側が、この駆動スピンドル挿入穴229から挿入されてギヤハウジング15の伝達ギヤ193を貫通する。伝達ギヤ193を貫通した駆動スピンドル195のインナ側端207側は、本体壁部側ピストン収容部36の駆動スピンドル挿入穴229に挿通される。駆動スピンドル挿入穴229に挿通された駆動スピンドル195のインナ側端207は、本体壁部側ピストン収容部227に収容される本体壁部側ピストン187内のスラスト軸受201に当接される。
本体壁部側ピストン収容部227には、本体壁部側ピストン187が進退自在に収容される。本体壁部側ピストン収容部36の本体壁部155側から突出する本体壁部側ピストン187の外周は、本体壁部側ピストンブーツ233により覆われて防塵される。
スラスト軸受201は、有底筒状の本体壁部側ピストン187の内方において、ロータ141の軸方向に移動自在に支持される。スラスト軸受201は、駆動スピンドル195のインナ側端207を支持しており、駆動スピンドル195が受けるインナパッド143からの反力を受ける。このスラスト軸受201と本体壁部側ピストン187の内底面237との間には、軸力センサ235が設けられている。本体壁部側ピストン187は、駆動スピンドル195からの反力を、軸力センサ235を介して内底面237で受けることにより、本体壁部155側へ突出される。本体壁部側ピストン187の外底面239は、キャリパ153の本体壁部155に形成されるピストン当接凹部241に当接する。
減速機構13は、ギヤ収容空間を画成するギヤハウジング15を有する。ギヤハウジング15の減速機構収容部16には、入力ギヤ軸59と、入力ギヤ軸59と一体回転する第1太陽ギヤ61と、第1太陽ギヤ61に噛合する第1遊星ギヤ63と、第1遊星ギヤ63を第1太陽ギヤ61の周りに自公転自在に保持する第1遊星キャリア65と、ギヤハウジング15の内周面に形成されて第1遊星ギヤ63に噛合する第1内歯67と、第1太陽ギヤ61に対して電動モータ17側に配置されると共に、第1遊星キャリア65と一体回転する第2太陽ギヤ69と、第2太陽ギヤ69に噛合する第2遊星ギヤ71と、第2遊星ギヤ71を第2太陽ギヤ69の周りに自公転自在に保持する第2遊星キャリア73と、ギヤハウジング15の内周面に形成されて第2遊星ギヤ71に噛合する第2内歯75と、第2太陽ギヤ69に対して電動モータ17側に配置されると共に、第2遊星キャリア73により回転駆動される最終出力ギヤ19と、最終出力ギヤ19に噛合して入力ギヤ軸59と平行な回転軸回りに回転自在な出力歯車21Aと、が設けられる。
上記減速機構13は、電動モータ17の出力軸77からの高速の回転を、直列に接続した二段の遊星歯車機構によって大きな減速比で減速し、最終出力ギヤ19に伝達する。この最終出力ギヤ19の回転は、出力歯車21Aに伝えられ、最終的に、出力歯車21Aから推力発生機構139の伝達ギヤ193へと入力される。
次に、上記したフローティング型電動ディスクブレーキ135の動作を説明する。
フローティング型電動ディスクブレーキ135は、電動ブレーキを作動させる場合、電動モータ17に通電することにより、電動モータ17の出力軸77を回転させる。この出力軸77の回転運動は、減速機構13に伝わる。減速機構13によって減速された回転は、最終出力ギヤ19を介して出力歯車21Aを回転させる。出力歯車21Aの回転は、伝達ギヤ193に伝えられた後、ボールランプ機構191を構成する送りねじ機構189の駆動スピンドル195へと伝達されて、この駆動スピンドル195を回転駆動する。
この回転駆動の初期段階では駆動側ロータ199が、ロータ側傾斜面223と受面225との摩擦抵抗と、付勢ばね219等の抵抗とにより回転しない。そして、駆動側ロータ199が、駆動スピンドル195の雄ねじ部197と、駆動側ロータ199のねじ孔203との螺合に基づいて、被駆動側ロータ209と共に、駆動スピンドル195の先端側に平行移動(ロータ141に向けて、回転せずに移動)する。この平行移動により、インナパッド側ピストン183がアウタ側に押し出され、ロータ141の軸方向側面とインナパッド143との間の隙間が詰められる。ロータ141へ押し付けられたインナパッド143からの反力は、駆動スピンドル195を介してスラスト軸受201へ伝わる。スラスト軸受201へ伝えられた反力は、軸力センサ235を介して本体壁部側ピストン187インナ側に押し出す。本体壁部155が本体壁部側ピストン187によりインナ側に押し出されたキャリパ153は、爪部157がロータ141に接近する方向へ移動されるので、アウタパッド145をロータ141の軸方向側面に押付ける。この様な平行移動の間、各転動体211は、駆動側ランプ部213と被駆動側ランプ部215のうちで最も深くなった側の端部に位置している。
平行移動の結果、各部の隙間が喪失し、駆動側ロータ199と被駆動側ロータ209がそれ以上、ロータ141に向けて移動することに対する抵抗が大きくなると、このうちの駆動側ロータ199が駆動スピンドル195と共に回転し、この駆動側ロータ199と被駆動側ロータ209とが相対回転する。すると、各転動体211が、転動しながら、駆動側ランプ部213と被駆動側ランプ部215のうちで浅い側に移動し、被駆動側ロータ209と駆動側ロータ199の間隔が拡がる。これら被駆動側ランプ部215と駆動側ランプ部213の傾斜角度は緩いので、これら被駆動側ロータ209と駆動側ロータ199の間隔を拡げる力は大きくなる。
この被駆動側ロータ209と駆動側ロータ199の間隔を拡げる力は、インナパッド側ピストン183をアウタ側へ更に押し出す。押し出されたインナパッド側ピストン183は、インナパッド143をロータ141へ押し付ける。インナパッド143からの反力は、被駆動側ロータ209と駆動側ロータ199の間隔を拡げる力と共に、駆動スピンドル195を介して本体壁部側ピストン187をインナ側へ更に押し出す。
その結果、推力発生機構139は、インナパッド143及びアウタパッド145をロータ141の両側面に、大きな力で押し付けて、制動を行える。インナパッド143及びアウタパッド145をロータ141の両側面に押し付ける力の大きさの調節は、軸力センサ235の測定信号に基づくフィードバック制御によって行える。また、電動モータ17への通電量を調節するフィードフォワード制御によっても行える。
上記のフローティング型電動ディスクブレーキ135の作動を解除する際には、電動モータ17に通電することにより、この電動モータ17の出力軸77を作動時(制動力発生時)とは逆方向に、所定量(制動力を解除するために十分な回転量)だけ回転させる。この出力軸77の回転運動は、作動時と同様の経路で、減速機構13の入力ギヤ軸59に伝わる。更に、この入力ギヤ軸59の回転運動が、減速機構13の最終出力ギヤ19を介して出力歯車21Aに伝えられた後、推力発生機構139を構成する送りねじ機構189の駆動スピンドル195を回転駆動する。すると、被駆動側ロータ209と駆動側ロータ199の間隔が狭まり、駆動側ロータ199が、被駆動側ロータ209と共に駆動スピンドル195のインナ側端207側に平行移動する。この平行移動により、インナパッド側ピストン183がインナ側に戻され、ロータ141の軸方向側面とインナパッド143との間の隙間が広げられる。推力発生機構139の押付け力が解除されたキャリパ153は、駆動スピンドル195と伴に軸方向に移動自在となるので、アウタパッド145もロータ141の軸方向側面から離れることができる。
次に、上記した本第2実施形態に係る電動ブレーキの駆動装置137が適用されたフローティング型電動ディスクブレーキ135の作用を説明する。
上述したフローティング型フローティング型電動ディスクブレーキ135では、推力発生機構139がシリンダボディ169に収容される。また、電動モータ17と減速機構13がモータギヤハウジング29に収容される。そして、シリンダボディ169とモータギヤハウジング29とは、一体的にサポート147に固定される。これにより、キャリパ153の重量負荷が低減される。
更に、モータギヤハウジング29には、電動モータ17と減速機構13とが同軸上に配設されている。この同軸は、シリンダボディ169の軸線と同方向で平行に配置(オフセット配置)される。モータギヤハウジング29には、同軸上に配された電動モータ17と減速機構13との軸方向の略中央位置に、出力歯車21Aが配設される。電動モータ17の動力は、減速機構13を介して、減速機構13の最終出力ギヤ19によってこの出力歯車21Aに入力される。すなわち、推力発生機構139には、この出力歯車21Aを介して、電動モータ17からの動力が減速されて入力される。
従って、フローティング型電動ディスクブレーキ135では、シリンダボディ169とモータギヤハウジング29とがオフセット配置されるので、これらが同軸上に配される構造に比べ、軸方向の長さを短くできる。また、モータギヤハウジング29における軸方向の略中央位置から、出力歯車21Aによって電動モータ17からの動力を推力発生機構139へ出力できる。これにより、シリンダボディ169とモータギヤハウジング29とをコンパクトに一体化できる。その結果、フローティング型電動ディスクブレーキ135では、キャリパ摺動部に対する重量バランスが良好となり、レイアウト性が向上すると共に振動が生じにくくなる。また、キャリパ153の保持、摺動性能も向上する。
従って、上記の各実施形態に係る電動ブレーキの駆動装置11,137は、小型の電動ドラムブレーキ79,131への組み付け性の向上、フローティング型電動ディスクブレーキ135のキャリパ摺動部に対する重量バランスの悪化抑制と言った効果を奏することができ、レイアウト性が良好で、小型ブレーキへの適用を可能にすることができる。
ここで、上述した本発明に係る電動ブレーキの駆動装置の実施形態の特徴をそれぞれ以下に簡潔に纏めて列記する。
[1] 電動モータ(17)からの動力が、同軸上に配した減速機構(13)を介して最終出力ギヤ(19)に入力され、前記最終出力ギヤ(19)に噛合する出力歯車(21)を介して、前記電動モータ(17)に対してオフセット配置された推力発生機構(23)に出力される電動ブレーキの駆動装置(11)であって、
前記出力歯車(21)が、前記電動モータ(17)と前記減速機構(13)の間に配置された
ことを特徴とする電動ブレーキの駆動装置(11)。
[2] 前記推力発生機構(23)が、ブレーキドラムの内周面に対向するように配置されてバッキングプレート(81)に移動可能に支持される一対のブレーキシュー(第1ブレーキシュー85及び第2ブレーキシュー87)の一方の隣接端間に介装され、前記一対のブレーキシュー(第1ブレーキシュー85及び第2ブレーキシュー87)のそれぞれを拡開させる
ことを特徴とする上記[1]に記載の電動ブレーキの駆動装置(11)。
[3] 前記推力発生機構(139)が、ロータ(147)の軸方向側面に対向する状態で配置されたインナパッド(143)及びアウタパッド(145)における前記インナパッド(143)のインナ側に配置され、前記インナパッド(143)及び前記アウタパッド(145)をそれぞれ前記ロータ(147)の軸方向側面に押付ける
ことを特徴とする上記[1]に記載の電動ブレーキの駆動装置(137)。
[4] 前記推力発生機構(23)は、前記出力歯車(21)に対して一体に回転可能、且つ軸方向には相対移動可能とされたナット部材(35)と、前記ナット部材(35)に同軸に配置された突出スクリュー(39)との組み合わせによるねじ機構により構成され、
前記突出スクリュー(39)が、一端に第1突出端部(41)を有すると共に他端に雄ねじ部(43)を有する第1突出部材(45)と、一端に第2突出端部(47)を有すると共に他端に嵌合軸部(49)を有する第2突出部材(51)と、を有し、
前記ナット部材(35)の一端における雌ねじ部(53)に前記第1突出部材(45)の前記雄ねじ部(43)が螺合され、前記ナット部材(35)の他端における嵌合穴(55)に前記第2突出部材(51)の前記嵌合軸部(49)が回転自在に嵌合される
ことを特徴とする上記[1]又は[2]に記載の電動ブレーキの駆動装置(11)。
[5] 前記推力発生機構(139)は、送りねじ機構(189)と高効率軸力変換機構(ボールランプ機構191)との組み合わせにより構成され、
前記送りねじ機構(189)が、前記出力歯車(21A)により回転される伝達ギヤ(193)を介して駆動される回転入力部材としての駆動スピンドル(195)と、前記駆動スピンドル(195)のアウタ側半分に設けた雄ねじ部(197)に螺合する駆動側ロータ(199)と、前記駆動スピンドル(195)のインナ側端(207)とキャリパ(153)のインナ側端(本体壁部155)との間に介装されるスラスト軸受(201)とを有し、
前記高効率軸力変換機構(ボールランプ機構191)が、前記駆動側ロータ(199)と、被駆動側ロータ(209)と、これら駆動側ロータ(199)及び被駆動側ロータ(209)の間に介装される転動体(211)とを有し、
前記駆動スピンドル(195)が、前記出力歯車(21A)に対して軸方向には相対移動可能、且つ回転力は伝達可能とされる
ことを特徴とする上記[1]又は[3]に記載の電動ブレーキの駆動装置(137)。
[6] 前記減速機構(13)が、少なくとも1つの遊星歯車機構を有する
ことを特徴とする上記[1]〜[5]の何れか1つに記載の電動ブレーキの駆動装置(11,137)。
[7] 前記減速機構(13)が、
ギヤ収容空間を画成するギヤハウジング(15)と、
前記電動モータ(17)により回転駆動される入力ギヤ軸(59)と、
前記入力ギヤ軸(59)と一体回転する第1太陽ギヤ(61)に噛合する第1遊星ギヤ(63)と、
前記第1遊星ギヤ(63)を前記第1太陽ギヤ(61)の周りに自公転自在に保持する第1遊星キャリア(65)と、
前記ギヤハウジング(15)の内周面に形成されて前記第1遊星ギヤ(63)に噛合する第1内歯(67)と、
前記第1太陽ギヤ(61)に対して前記電動モータ(17)側に配置されると共に、前記第1遊星キャリア(65)と一体回転する第2太陽ギヤ(69)と、
前記第2太陽ギヤ(69)に噛合する第2遊星ギヤ(71)と、
前記第2遊星ギヤ(71)を前記第2太陽ギヤ(69)の周りに自公転自在に保持する第2遊星キャリア(73)と、
前記ギヤハウジング(15)の内周面に形成されて前記第2遊星ギヤ(71)に噛合する第2内歯(75)と、
前記第2太陽ギヤ(69)に対して前記電動モータ(17)側に配置されると共に、前記第2遊星キャリア(73)により回転駆動される最終出力ギヤ(19)と、
前記最終出力ギヤ(19)に噛合して前記入力ギヤ軸(59)と平行な回転軸回りに回転自在な出力歯車(21A)と、
を備えることを特徴とする上記[6]に記載の電動ブレーキの駆動装置(137)。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
11…電動ブレーキの駆動装置
13…減速機構
15…ギヤハウジング
17…電動モータ
19…最終出力ギヤ
21,21A…出力歯車
23…推力発生機構
35…ナット部材
39…突出スクリュー
41…第1突出端部
43…雄ねじ部
45…第1突出部材
47…第2突出端部
49…嵌合軸部
51…第2突出部材
53…雌ねじ部
55…嵌合穴
59…入力ギヤ軸
61…第1太陽ギヤ
63…第1遊星ギヤ
65…第1遊星キャリア
67…第1内歯
69…第2太陽ギヤ
71…第2遊星ギヤ
73…第2遊星キャリア
75…第2内歯
81…バッキングプレート
85…第1ブレーキシュー(ブレーキシュー)
87…第2ブレーキシュー(ブレーキシュー)
137…電動ブレーキの駆動装置
141…ロータ
143…インナパッド
145…アウタパッド
153…キャリパ
155…本体壁部(キャリパのインナ側端)
189…送りねじ機構
191…ボールランプ機構(高効率軸力変換機構)
193…伝達ギヤ
195…駆動スピンドル(回転入力部材)
199…駆動側ロータ
201…スラスト軸受
209…被駆動側ロータ
211…転動体

Claims (7)

  1. 電動モータからの動力が、同軸上に配した減速機構を介して最終出力ギヤに入力され、前記最終出力ギヤに噛合する出力歯車を介して、前記電動モータに対してオフセット配置された推力発生機構に出力される電動ブレーキの駆動装置であって、
    前記出力歯車が、前記電動モータと前記減速機構の間に配置された
    ことを特徴とする電動ブレーキの駆動装置。
  2. 前記推力発生機構が、ブレーキドラムの内周面に対向するように配置されてバッキングプレートに移動可能に支持される一対のブレーキシューの一方の隣接端間に介装され、前記一対のブレーキシューのそれぞれを拡開させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の電動ブレーキの駆動装置。
  3. 前記推力発生機構が、ロータの軸方向側面に対向する状態で配置されたインナパッド及びアウタパッドにおける前記インナパッドのインナ側に配置され、前記インナパッド及び前記アウタパッドをそれぞれ前記ロータの軸方向側面に押付ける
    ことを特徴とする請求項1に記載の電動ブレーキの駆動装置。
  4. 前記推力発生機構は、前記出力歯車に対して一体に回転可能、且つ軸方向には相対移動可能とされたナット部材と、前記ナット部材に同軸に配置された突出スクリューとの組み合わせによるねじ機構により構成され、
    前記突出スクリューが、一端に第1突出端部を有すると共に他端に雄ねじ部を有する第1突出部材と、一端に第2突出端部を有すると共に他端に嵌合軸部を有する第2突出部材と、を有し、
    前記ナット部材の一端における雌ねじ部に前記第1突出部材の雄ねじ部が螺合され、前記ナット部材の他端における嵌合穴に前記第2突出部材の嵌合軸部が回転自在に嵌合される
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の電動ブレーキの駆動装置。
  5. 前記推力発生機構は、送りねじ機構と高効率軸力変換機構との組み合わせにより構成され、
    前記送りねじ機構が、前記出力歯車により回転される伝達ギヤを介して駆動される回転入力部材としての駆動スピンドルと、前記駆動スピンドルのアウタ側半分に設けた雄ねじ部に螺合する駆動側ロータと、前記駆動スピンドルのインナ側端とキャリパのインナ側端との間に介装されるスラスト軸受とを有し、
    前記高効率軸力変換機構が、前記駆動側ロータと、被駆動側ロータと、これら駆動側ロータ及び被駆動側ロータの間に介装される転動体とを有し、
    前記駆動スピンドルが、前記出力歯車に対して軸方向には相対移動可能、且つ回転力は伝達可能とされる
    ことを特徴とする請求項1又は3に記載の電動ブレーキの駆動装置。
  6. 前記減速機構が、少なくとも1つの遊星歯車機構を有する
    ことを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の電動ブレーキの駆動装置。
  7. 前記減速機構が、
    ギヤ収容空間を画成するギヤハウジングと、
    前記電動モータにより回転駆動される入力ギヤ軸と、
    前記入力ギヤ軸と一体回転する第1太陽ギヤに噛合する第1遊星ギヤと、
    前記第1遊星ギヤを前記第1太陽ギヤの周りに自公転自在に保持する第1遊星キャリアと、
    前記ギヤハウジングの内周面に形成されて前記第1遊星ギヤに噛合する第1内歯と、
    前記第1太陽ギヤに対して前記電動モータ側に配置されると共に、前記第1遊星キャリアと一体回転する第2太陽ギヤと、
    前記第2太陽ギヤに噛合する第2遊星ギヤと、
    前記第2遊星ギヤを前記第2太陽ギヤの周りに自公転自在に保持する第2遊星キャリアと、
    前記ギヤハウジングの内周面に形成されて前記第2遊星ギヤに噛合する第2内歯と、
    前記第2太陽ギヤに対して前記電動モータ側に配置されると共に、前記第2遊星キャリアにより回転駆動される最終出力ギヤと、
    前記最終出力ギヤに噛合して前記入力ギヤ軸と平行な回転軸回りに回転自在な出力歯車と、
    を備えることを特徴とする請求項6に記載の電動ブレーキの駆動装置。
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