JP5946399B2 - 電動式ディスクブレーキ装置 - Google Patents
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Description
このうちのロータは、車輪と共に回転する。
又、前記パッド支持部は、前記ロータに隣接する状態で車体に支持される。このパッド支持部には、フローティングキャリパ型ディスクブレーキ装置の場合にはサポートが、対向ピストン型ディスクブレーキの場合にはキャリパが、それぞれ対応する。
又、前記両パッドは、前記パッド支持部に、前記ロータを軸方向両側であるアウタ側とインナ側とに、このロータを軸方向両側から挟む状態で、軸方向の変位を可能に支持されている。
又、前記押圧駒は、一般的なディスクブレーキ装置のピストンに相当する部材で、前記両パッドのうちの少なくとも一方のパッドに対向する部分に設けられたシリンダ空間に、軸方向の変位を可能に設けられている。
又、前記電動式アクチュエータは、電動モータを駆動源として、前記押圧駒を前記シリンダ空間から押し出す方向に変位させる事により、前記両パッドを前記ロータの軸方向両側面に押し付ける。
このうちの電動モータは、通電に基づいて出力軸を両方向に回転させる。
又、前記押圧ユニットは、この出力軸の回転に基づいて前記シリンダ空間から突出する方向に変位し、このシリンダ空間の開口部が対向する前記パッドを前記ロータの軸方向側面に押圧する。
又、前記ばねは、前記シリンダ空間の内面に固定の部分に軸方向一端部を当接させると共に、軸方向他端部を、前記押圧ユニットの構成部材を前記シリンダ空間から突出する方向に変位させる方向の力を付与する出力部としている。
このうちの各レバーは、周方向に間欠的に配置され、それぞれの周方向中間部を支点として揺動変位する。
又、前記各支点部材は、前記各レバーの周方向中間部にそれぞれ当接させている。
又、前記支持板部材は、軸方向に関してこれら各レバーと反対側で、前記各支点部材を支承する。
更に、前記各レバーの周方向一端部を前記ばねの出力部により押圧される被押圧部材に、同じく他端部を前記押圧ユニットの構成部材の一部に、それぞれ揺動変位可能に係合させている。
そして、前記ばねの弾力に基づく前記各レバーの揺動変位に伴って前記押圧ユニットを、前記シリンダ空間から突出する方向に変位させる様にしている。
即ち、前記増力比変換ユニットは、前記各支点部材を前記各レバーの周方向に変位させて、これら各支点部材とこれら各レバーの入力側となる周方向一端部との間隔と、これら各支点部材とこれら各レバーの出力側となる周方向他端部との間隔との比を変化させる。
又、前記シリンダ空間の軸方向中間部に前記増力ユニットの被押圧部材であるアンカプレートを、このシリンダ空間内での回転を阻止した状態で、且つ、軸方向の変位を可能に設ける。
そして、前記ばねである皿板ばねを、前記係止板と前記アンカプレートとの間に挟持する。
又、前記各レバーのうちで前記各ころの周面が当接する部分を、平面状の支承面とする。
そして、これら各ころを、この支承面と前記増力比変換ユニットを構成する支持板部の軸方向片面との間に設ける。
更に、前記支持板部を前記シリンダ空間の奥端部に、軸方向他面とこのシリンダ空間の奥端面との間に設けられたスラスト軸受により、回転可能に支持する。
このうちのアジャストスクリューは、先端部を前記押圧駒の基端側面に係合させると共に、中間部乃至基端部を雄ねじ部とする。そして、前記シリンダ空間内に、回転を阻止した状態で、軸方向の変位を可能に設ける。
又、前記アジャストナットには、中心部に前記雄ねじ部と螺合するねじ孔を、先端部外周面に外向フランジ状の鍔部を、それぞれ設ける。
更に、前記押圧板は、環状であり、軸方向両側面のうちで前記シリンダ空間の奥端面側である軸方向片面の周方向複数箇所に前記各レバーの周方向一端部を当接させると共に、軸方向他面の内周縁部を前記鍔部に係合させる。そして、前記各レバーの揺動変位に伴って加えられる、前記シリンダ空間から突出する方向の力を、前記アジャストナットに伝達可能とする。
そして、この遊星歯車式減速機の太陽歯車を前記出力軸により回転駆動する。
又、同じくリング歯車により前記支持板部を回転駆動する。
更に、それぞれが前記太陽歯車とリング歯車とに噛合した複数個の遊星歯車を支持したキャリアにより、前記アジャストナットを回転駆動する。
そして、前記電動モータへの通電に基づいて前記両パッドにより前記ロータを挟持して制動力を発生させる過程で、前記抵抗手段によりこのリング歯車に付与される抵抗に基づき、前記両パッドの押圧面と前記ロータの軸方向両側面との間の隙間が解消されるまでの間は、前記太陽歯車の回転に伴って前記リング歯車を回転せずに前記キャリアを回転させる。
そして、前記隙間が解消されて前記両パッドの押圧面を前記ロータの軸方向両側面に押し付けた後に、前記リング歯車を回転させる。
この様な請求項7に記載した発明を実施する場合に好ましくは、請求項8に記載した発明の様に、前記係止板と前記アジャストナットの鍔部とのうちの一方の部材に、前記弾性部材の一端部を突き当て、同じく他方の部材とこの弾性部材の他端部との間部分に、スラスト軸受を設ける。この様なスラスト軸受として、例えば、摩擦係数の低い合成樹脂又は含有メタルの如き金属材料製の滑り軸受、或いはスラスト転がり軸受を使用する事ができる。又、前記間部分にグリース等の潤滑剤を介在させる事もできる。
この結果、本発明によれば、制動力を発生させるまでに要する時間を短くでき、しかも発生する制動力を大きくできて、且つ、自動車用制動装置として現実的な大きさの電動式ディスクブレーキ装置を実現できる。
図1〜5は、請求項1〜6に対応する、本発明の実施の形態の第1例を示している。尚、本例の電動式ディスクブレーキ装置の特徴は、電動式アクチュエータを構成する電動モータ8aの出力軸9aと、インナパッド2をロータ1(図8参照)に向けて押圧する押圧駒19との間に、押圧ユニット20と、特許請求の範囲に記載したばねである皿板ばね21と、増力ユニット22と、増力比変換ユニット23とを設けた点にある。本例の場合には、この様な特徴を有する構成を採用する事により、小型に構成できる構造で、制動開始時に、ロータ1の両側面とインナ、アウタ両パッド2、3のライニング18、18の摩擦面との間に存在する隙間を素早く詰め、その後、これら両ライニング18、18の摩擦面を前記ロータ1の両側面に強く押し付けて、大きな制動力を発生させられる構造を実現する。その他の部分の構造及び作用に関しては、前述の図8に示した構造を含めて、従来から知られている構造と同様であるから、重複する説明は、省略若しくは簡略にし、以下、本例の特徴部分を中心に説明する。尚、以下の実施の形態の説明では、ロータ1寄りの端となる、図1〜3の左端側を先端とし、逆側の端である、図1〜3の右端を基端とする。
このうちのアジャストスクリュー34は、先端部に設けた円すい台状の頭部35を、前記押圧駒19の基端側面に設けた、奥半部を部分円すい凹面状とした凹部36に係合(円すい凸面と円すい凹面とを密接)させ、止め輪37により、抜け止めを図っている。この状態で、前記アジャストスクリュー34と前記押圧駒19とは、互いに同心に、且つ、不用意に相対回転しない状態に組み合わされる。又、前記アジャストスクリュー34の中間部乃至基端部を、雄ねじ部38としている。
更に、前記押圧板30は、十分な強度及び剛性を有する金属板により、全体を略クローバー状(略スクリュープロペラ状)に形成したもので、中心部に円孔41を、外周縁の周方向等間隔複数箇所にそれぞれが略U字形の切り欠き部42、42を、それぞれ設けている。前記円孔41の内径は、前記アジャストナット31のうち、前記鍔部40を除く部分の外径よりも僅かに大きく、この鍔部40の外径よりも十分に小さい。
そして、前記皿板ばね21の弾力を前記押圧板30に、前記増力ユニット22を介して伝達し、この皿板ばね21の弾力に基づいて前記押圧駒19を、前記ロータ1に向け押圧する様にしている。
更に、前記キャリア62の先端側中心部に突設した中心軸65を、前記アジャストナット31の基端部に設けたセレーション孔66にセレーション係合させている。そして、前記キャリア62により、前記アジャストナット31を回転駆動可能としている。
非制動時には、前記両パッド2、3のライニング18、18と前記ロータ1の軸方向両側面との間には、隙間が存在する。この状態から、制動を行う為に前記電動モータ8aに通電し、前記動力伝達機構63を介して、前記遊星歯車式変速機58の太陽歯車59を所定方向に回転させる。この状態では、この遊星歯車式変速機58を構成する前記リング歯車60は、前記抵抗手段67により付与された抵抗に基づいて回転しない。この結果、このリング歯車60と前記太陽歯車59とに噛合した、前記各遊星歯車61、61がこの太陽歯車59の周囲を、自転しつつ公転する。そして、このうちの公転運動が、前記キャリア62を介して前記アジャストナット31に伝達され、このアジャストナット31が所定方向に回転する。この回転に伴って、前記アジャストスクリュー34が、前記雄ねじ部38と前記ねじ孔39との螺合に基づいて、前記シリンダ空間6aから押し出される方向に変位する。この結果、前記インナパッド2が前記押圧駒19により前記ロータ1のインナ側面に押し付けられると共に、前記キャリパ4aがインナ側に変位して、前記キャリパ爪5により、前記アウタパッド3を前記ロータ1のアウタ側面に押し付ける。
図7は、請求項1〜8に対応する、本発明の実施の形態の第2例を示している。本例の場合、電動式ディスクブレーキ装置の非制動時に、アジャストナット31がシリンダ空間6a(図1参照)内でがたつくのを防止する為、このアジャストナット31の鍔部40と係止板33aとの間に、特許請求の範囲に記載した弾性部材である、圧縮コイルばね68を設けている。この為に、前記係止板33aの内径寄り部分に段差部69を設け、この段差部69に前記圧縮コイルばね68の一端部(図7の左端部)を突き当てている。又、この圧縮コイルばね68の他端部(図7の右端部)と、前記鍔部40との間に、円環状のスラスト軸受70を設けている。この様なスラスト軸受70として、ポリアミド樹脂、ポリ四弗化エチレン樹脂等の、摩擦係数の低い合成樹脂材料、或いは含有メタル、銅系合金等の、摩擦係数の低い金属材料により造った滑り軸受を使用する事ができる。或いは、前記スラスト軸受70として、スラストニードル軸受等のスラスト転がり軸受を使用する事もできる。
又、本例の構造の場合には、前記圧縮コイルばね68の他端部と、前記アジャストナット31の鍔部40との間に、これら両部材68、31同士の間の摩擦係数を低く抑える為のスラスト軸受70を設けている。この為、制動時に(前記アジャストナット31を回転させる際に)、前記両部材68、31同士の間の摩擦抵抗に基づいて、大きな動力損失が発生する事はない。この結果、制動力を発生させるまでに要する時間が長くなったり、電動モータ8a(図1参照)の消費電力が増大したりする事を防止できる。尚、前記スラスト軸受70を設ける代わりに、前記圧縮コイルばね68の他端部と、前記アジャストナット31の鍔部40との間にグリース等の潤滑剤を介在させる事もできる。
その他の部分の構成及び作用は、上述した実施の形態の第1例と同様であるから、重複する図示並びに説明は省略する。
2 インナパッド
3 アウタパッド
4、4a キャリパ
5 キャリパ爪
6、6a シリンダ空間
7 推力発生装置
8、8a 電動モータ
9、9a 出力軸
10 減速機
11 ピストン
12 送りねじ装置
13 駆動側ロータ
14 駆動側ランプ溝
15 被駆動側ステータ
16 被駆動側ランプ溝
17 ボール
18 ライニング
19 押圧駒
20 押圧ユニット
21 皿板ばね
22 増力ユニット
23 増力比変換ユニット
24 保持ケース
25 スラストニードル軸受
26 支持板部
27 増力比変換用スリーブ
28 ころ
29 レバー
30 押圧板
31 アジャストナット
32 アンカプレート
33、33a 係止板
34 アジャストスクリュー
35 頭部
36 凹部
37 止め輪
38 雄ねじ部
39 ねじ孔
40 鍔部
41 円孔
42 切り欠き部
43 中心孔
44 突部
45 保持筒部
46 アンカ突部
47 係止突条
48 係止切り欠き
49 突部
50 保持凹部
51 ボール
52 受凹部
53 保持器
54 支持円筒部
55 奥端板
56 奥端壁
57 通孔
58 遊星歯車式変速機
59 太陽歯車
60 リング歯車
61 遊星歯車
62 キャリア
63 動力伝達機構
64 結合筒部
65 中心軸
66 セレーション孔
67 抵抗手段
68 圧縮コイルばね
69 段差部
70 スラスト軸受
Claims (8)
- 車輪と共に回転するロータと、このロータに隣接する状態で車体に支持されるパッド支持部と、このロータを軸方向両側から挟む状態で、軸方向の変位を可能にこのパッド支持部に支持された、アウタ側とインナ側との一対のパッドと、これら両パッドのうちの少なくとも一方のパッドに対向する部分に設けられたシリンダ空間に、軸方向の変位を可能に設けられた押圧駒と、電動モータを駆動源としてこの押圧駒を前記シリンダ空間から押し出す方向に変位させる事により、前記両パッドを前記ロータの軸方向両側面に押し付ける電動式アクチュエータとを備えた電動式ディスクブレーキ装置に於いて、
この電動式アクチュエータは、前記電動モータに加えて、前記シリンダ空間内に互いに同心に配置された、押圧ユニットと、ばねと、増力ユニットと、増力比変換ユニットとを備えており、
このうちの電動モータは、通電に基づいて出力軸を両方向に回転させるものであり、
前記押圧ユニットは、この出力軸の回転に基づいて前記シリンダ空間から突出する方向に変位し、このシリンダ空間の開口部が対向する前記パッドを前記ロータの軸方向側面に押圧するものであり、
前記ばねは、前記シリンダ空間の内面に固定の部分に軸方向一端部を当接させると共に、軸方向他端部を、前記押圧ユニットの構成部材を前記シリンダ空間から突出する方向に変位させる方向の力を付与する出力部としたものであり、
前記増力ユニットは、円周方向に間欠的に配置され、それぞれの周方向中間部を支点として揺動変位する複数のレバーと、これら各レバーの周方向中間部にそれぞれ当接した支点部材と、軸方向に関してこれら各レバーと反対側で、これら各支点部材を支承する支持板部材とを備えたもので、これら各レバーの周方向一端部を前記ばねの出力部により押圧される被押圧部材に、同じく他端部を前記押圧ユニットの構成部材の一部に、それぞれ揺動変位可能に係合させ、前記ばねの弾力に基づく前記各レバーの揺動変位に伴って前記押圧ユニットを、前記シリンダ空間から突出する方向に変位させるものであり、
前記増力比変換ユニットは、前記各支点部材を前記各レバーの周方向に変位させて、これら各支点部材とこれら各レバーの入力側となる周方向一端部との間隔と、これら各支点部材とこれら各レバーの出力側となる周方向他端部との間隔との比によって定まる、前記ばねの弾力と、この弾力に基づいて前記押圧ユニットを前記シリンダ空間から突出する方向に変位させる力の大きさとの比である増力比を変化させるものである事を特徴とする
電動式ディスクブレーキ装置。 - 前記シリンダ空間の開口寄り端部内側に係止板が、このシリンダ空間から抜け出る方向の変位を阻止された状態で支持されており、
前記シリンダ空間の軸方向中間部に前記増力ユニットの被押圧部材であるアンカプレートが、このシリンダ空間内での回転を阻止された状態で、軸方向の変位を可能に設けられており、
前記ばねである皿板ばねが、前記係止板と前記アンカプレートとの間に挟持されている、請求項1に記載した電動式ディスクブレーキ装置。 - 前記各支点部材が円柱状のころで、これら各ころが保持器に放射方向に設けられた複数のポケット内に、転動可能に保持されており、前記各レバーのうちで前記各ころの周面が当接する部分が平面状の支承面であり、これら各ころが、この支承面と前記増力比変換ユニットを構成する支持板部の軸方向片面との間に設けられており、この支持板部が前記シリンダ空間の奥端部に、軸方向他面とこのシリンダ空間の奥端面との間に設けられたスラスト軸受により回転可能に支持されている、請求項1〜2のうちの何れか1項に記載した電動式ディスクブレーキ装置。
- 前記押圧ユニットが、アジャストスクリューと、アジャストナットと、押圧板とを備えており、
このうちのアジャストスクリューは、先端部を前記押圧駒の基端側面に係合させると共に、中間部乃至基端部を雄ねじ部としたもので、前記シリンダ空間内に、回転を阻止された状態で軸方向の変位を可能に設けられており、
前記アジャストナットは、中心部に前記雄ねじ部と螺合するねじ孔を、先端部外周面に外向フランジ状の鍔部を、それぞれ設けており、
前記押圧板は、環状であり、軸方向両側面のうちで前記シリンダ空間の奥端面側である軸方向片面の周方向複数箇所に前記各レバーの周方向一端部を当接させると共に、軸方向他面の内周縁部を前記鍔部に係合させて、これら各レバーの揺動変位に伴って加えられる、前記シリンダ空間から突出する方向の力を前記アジャストナットに伝達可能としている、請求項1〜3のうちの何れか1項に記載した電動式ディスクブレーキ装置。 - 前記電動モータの出力軸と前記支持板部及び前記アジャストナットとの間に、遊星歯車式減速機を設けており、この遊星歯車式減速機の太陽歯車を前記出力軸により回転駆動し、同じくリング歯車により前記支持板部を回転駆動し、それぞれが前記太陽歯車とリング歯車とに噛合した複数個の遊星歯車を支持したキャリアにより前記アジャストナットを回転駆動する、請求項3を引用した請求項4に記載した電動式ディスクブレーキ装置。
- 前記リング歯車が回転する事に対する抵抗を付与する抵抗手段を設け、前記電動モータへの通電に基づいて前記両パッドにより前記ロータを挟持して制動力を発生させる過程で、前記抵抗手段によりこのリング歯車に付与される抵抗に基づき、前記両パッドの押圧面と前記ロータの軸方向両側面との間の隙間が解消されるまでの間は、前記太陽歯車の回転に伴って前記リング歯車を回転せずに前記キャリアを回転させ、前記隙間が解消されて前記両パッドの押圧面を前記ロータの軸方向両側面に押し付けた後に前記リング歯車を回転させる、請求項5に記載した電動式ディスクブレーキ装置。
- 前記係止板と前記アジャストナットの鍔部との間に弾性部材を設け、非制動時に、このアジャストナットが前記シリンダ空間に対してがたつく事を防止している、請求項2を引用した請求項4に記載した電動式ディスクブレーキ装置。
- 前記係止板と前記アジャストナットの鍔部とのうちの一方の部材に、前記弾性部材の一端部を突き当てており、同じく他方の部材と、この弾性部材の他端部との間部分にスラスト軸受を設けている、請求項7に記載した電動式ディスクブレーキ装置。
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