JP2016218189A - 画像形成装置及び画像形成装置に用いられるユニット、カートリッジ、並びにユニットの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 ブレード部材12と、ブレード部材12をインサートしてインサート成型された枠体14と、を有するユニットに関する。ブレード部材12は、第一面S1と第二面S2が屈曲部を介してつながった形状を有し、第二面S2にはブレード12aが設けられる。そしてブレード部材12は、第一面S1と第二面S2との成す角を鈍角とすることを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
図2を用いて、本実施例に係る画像形成装置Aについて説明する。図2(a)は、カートリッジBを装着した画像形成装置(レーザビームプリンタ)Aの概略構成を示す断面図である。
次に、図2(a)、(b)を用いて、カートリッジBについて説明する。図2(b)は、本実施例のカートリッジBの概略構成を説明するための断面図である。
次に、現像ユニットDの構成について、図1及び図3を用いてさらに詳細に説明する。図1(a)は、現像ユニットDの特徴部分における概略構成を説明するための断面図である。また、図1(b)及び図3は、図1(a)で示す現像ユニットDの長手方向端部から現像ユニットDを見渡す斜視図である。
次に、図4を用いて、本実施形態における第一枠体14aの製造工程について説明する。
製造工程における第一枠体14a及びその金型の概略構成の断面図を示した図4を用い、基部14a1に支持部材12bをインサート成形する工程の説明を行う。下記では、製造工程について順を追って説明する。
本実施形態では、第一面S1と、屈曲部を介して第一面S1に隣接する第二面S2と、の成す角θが90°<θ<180°の範囲内、つまり鈍角となるように形成した支持部材12bを用いる。そして、支持部材12bの第一面S1を第一枠体14aで固定する構成とし、第一枠体14aから露出した第二面S2の延びる方向が可動金型22の可動方向が非並行となるようにした。これにより、可動金型22の可動時に支持部材12bの第一面S2が固定金型21の突き当て面21bとこすれ、固定金型21及び支持部材12b、もしくは一方が傷つくことを防止できる。この結果、支持部材12bに固定されるブレード12aの位置精度を向上させることができ、画像形成時に不具合を生じることを抑制することができる。
実施例2における構成を、実施例1と比較する形で説明する。実施例1においては、現像ブレード12として、ブレード12aと、支持部材12bと、を有するものを用いた。しかし、実施例2では一部材の現像ブレード12cを用いた。具体的には、現像ブレード12cは、ゴムや金属などで構成される。現像ブレード12cは、第一面S1と第二面S2を有し、第一面S1と第二面S2の成す角θが90°<θ<180°の範囲内、つまり鈍角として、第一面S1と第二面S2との間の屈曲部が凸となるように形成される。そして、現像ブレード12cの第一面S1は、第一枠体14aの固定部14a2にくわえ込まれ、固定された構成とされている。一方、現像ブレード12cの第二面S2は、一端が現像ローラ11と当接するように構成されている。これにより、現像ブレード12cの一端が、現像ローラ11上の現像剤層を規制するための規制部材としての現像ブレードの機能を果たし、現像ローラ11の表面に現像剤層を形成可能とされている。
実施例2に係る構成とすることにより、実施例1と同様、第一面S1と、第一面S1に隣接する第二面S2と、の成す角θが90°<θ<180°の範囲内、つまり鈍角となるように形成した現像ブレード12cを用いる。そして、現像ブレード12cの第一面S1を第一枠体14aで固定する構成とし、第一枠体14aから露出した第二面S2の延びる方向が可動金型22の可動方向と非並行となるようにした。これにより、可動金型22の可動時に現像ブレード12cの第一面S2が固定金型21の突き当て面21bとこすれ、固定金型21及び現像ブレード12c、もしくは一方が傷つくことを防止できる。
実施例3における構成を、実施例1と比較する形で説明する。実施例1においては、ブレード12aは、支持部材12bの第二面S2において、屈曲部から突出するように固定した。つまり、第二面S2において、支持部材12bの屈曲部からブレード12aの先端が突出し、現像ローラ11に当接する構成とした。しかし、実施例3では、ブレード12aは、支持部材12bの第二面S2において、屈曲部と対向する自由端から突出するように固定した。つまり、ブレード12aが、支持部材12bの第二面S2の長手方向と直交する方向において、反対側に突出する構成とした。このようにして、第二面S2における支持部材12bの自由端から突出したブレード12aの先端が現像ローラ11に当接する構成とした。他の構成、製造方法については、実施例1と同様にして、現像ユニットDは形成される。
実施例3に係る構成とすることにより、実施例1と同様、第一面S1と、第一面S1に隣接する第二面S2と、の成す角θが90°<θ<180°の範囲内、つまり鈍角となるように形成した支持部材12bを用いる。そして、支持部材12bの第一面S1を第一枠体14aで固定する構成とし、第一枠体14aから露出した第二面S2の延びる方向が可動金型22の可動方向と非並行となるようにした。これにより、可動金型22の可動時に支持部材12bの第一面S2が固定金型21の突き当て面21bとこすれ、固定金型21及び支持部材12b、もしくは一方が傷つくことを防止できる。
なお、上記の実施例1〜3においては、現像ユニットDに設けられた現像ブレード12(ブレード部材)に関する構成を例に挙げ説明したが、これに限らない。例えば、クリーニングユニットCに設けられたクリーニングブレード16(ブレード部材)に本願発明を適用することもできる。この場合、回転体である現像ローラ11は感光体ドラム7、構造体をクリーニングユニット構造体として本発明を適用すればよい。
B カートリッジ
C クリーニングユニット
D 現像ユニット
1 光学系
2 記録材
3 給送カセット
4 転写ローラ
5 定着手段
6 排出部
7 感光体ドラム(像担持体)
9 現像剤収納部
10 現像室
11 現像ローラ(現像剤担持体)
12、12c 現像ブレード(ブレード部材)
12a ブレード
12b 支持部材
13 現像剤供給ローラ
14 現像枠体(枠体)
14a 第一枠体
14a1 基部
14a2 固定部
S1 第一面
S2 第二面
14b 第二枠体
14b1 位置決め部
14c 現像剤排出口
15 帯電ローラ
16 クリーニングブレード(ブレード部材)
17 クリーニング枠体
18 廃トナー収納室
21 固定金型(キャビティ側)
21a 突き当て面
22 可動金型(コア側)
23 サイド可動金型
24 ゲート
25 エジェクタピン
Claims (18)
- ブレード部材と、
前記ブレード部材をインサートしてインサート成型された枠体と、
を有するユニットにおいて、
前記ブレード部材は、第一面と第二面が屈曲部を介してつながった形状を有し、前記第二面にはブレードが設けられたものであって、前記第一面と前記第二面との成す角が鈍角である
ことを特徴とするユニット。 - 前記第一面は、前記枠体と係合し、固定されることを特徴とする請求項1に記載のユニット。
- 前記ブレード部材は、ブレードと、前記ブレードを支持する支持部材と、で構成され、前記支持部材をインサートして枠体がインサート成型されるユニットにおいて、
前記支持部材は、第一面と第二面が屈曲部を介してつながった形状を有し、前記第二面に前記ブレードが設けられたことを特徴とする請求項1または2に記載のユニット。 - 前記ブレード部材は、前記支持部材の前記第二面に前記ブレードが接着されたものであることを特徴とする請求項3に記載のユニット。
- 前記ブレードは、前記支持部材の前記第二面において、前記屈曲部から突出するように固定されることを特徴とする請求項4に記載のユニット。
- 前記ブレードは、前記支持部材の前記第二面において、前記屈曲部と対向する自由端から突出するように固定されることを特徴とする請求項4に記載のユニット。
- 前記ユニットは、現像ユニットであって、
前記枠体は、現像剤を収納する現像枠体であり、
前記ブレード部材は、現像剤担持体に形成される現像剤層の層厚を規制する現像ブレードである
ことを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載のユニット。 - 前記ユニットは、クリーニングユニットであって、
前記ブレード部材は、像担持体の現像剤を除去するクリーニングブレードであり、
前記枠体は、前記クリーニングブレードで除去した現像剤を収納するクリーニング枠体である
ことを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載のユニット。 - 画像形成装置に着脱可能なカートリッジであって、請求項1ないし8のいずれか1項に記載のユニットを含むことを特徴とするカートリッジ。
- 請求項1ないし8のいずれか1項に記載のユニットを含むことを特徴とする
画像形成装置。 - ブレード部材と、前記ブレード部材を支持する枠体と、を有するユニットの製造方法において、
前記ブレード部材を第一金型に固定する固定工程と、
前記第一金型に第二金型を当接させ、型締めを行い、前記枠体を形成する樹脂を注入し、前記枠体をインサート成型する成型工程と、
前記第一金型と前記第二金型を型開きし、前記ユニットを取り出す取り出し工程と、
を有し、
前記ブレード部材は、前記枠体から露出した面を有し、前記取り出し工程において、前記第一金型に対して前記第二金型が移動する方向と、前記露出した面の延びる方向と、が非並行であることを特徴とするユニットの製造方法。 - 前記ブレード部材は、ブレードと、前記ブレードを支持する支持部材と、を有し、前記支持部材は、第一面と第二面が屈曲部を介してつながった形状を有し、前記第二面に前記ブレードが固定されたものであって、
前記固定工程は、前記第一金型に前記支持部材を固定する工程であり、
前記取り出し工程の後、前記支持部材の前記第二面に前記ブレードを接着する接着工程と、
を有することを特徴とする請求項11に記載のユニットの製造方法。 - 前記成型工程において、前記第一面と係合し、前記支持部材を固定するように前記枠体を形成することを特徴とする請求項12に記載のユニットの製造方法。
- 前記支持部材は、前記第一面と前記第二面との成す角が鈍角であることを特徴とする請求項12または13に記載のユニットの製造方法。
- 前記接着工程において、前記ブレードは、前記支持部材の前記第二面において、前記屈曲部から突出するように固定されることを特徴とする請求項12ないし14のいずれか1項に記載のユニットの製造方法。
- 前記接着工程において、前記ブレードは、前記支持部材の前記第二面において、前記屈曲部と対向する自由端から突出するように固定されることを特徴とする請求項12ないし14のいずれか1項に記載のユニットの製造方法。
- 前記ユニットは、現像ユニットであって、
前記枠体は、現像剤を収納する現像枠体であり、
前記ブレード部材は、現像剤担持体に形成される現像剤層の層厚を規制する現像ブレードである
ことを特徴とする請求項11ないし16のいずれか1項に記載のユニットの製造方法。 - 前記ユニットは、クリーニングユニットであって、
前記ブレード部材は、像担持体の現像剤を除去するクリーニングブレードであり、
前記枠体は、前記クリーニングブレードで除去した現像剤を収納するクリーニング枠体である
ことを特徴とする請求項11ないし16のいずれか1項に記載のユニットの製造方法。
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