JP2014160135A - クリーニング装置、プロセスユニット、および画像形成装置 - Google Patents

クリーニング装置、プロセスユニット、および画像形成装置 Download PDF

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信哉 唐澤
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琢磨 岩崎
Hajime Terachi
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Abstract

【課題】環境温度が変化しても、クリーニングブレードの被クリーニング部材への長手方向の食い込み量偏差の発生を防止する。
【解決手段】転動される感光体ドラム2の表面に線状に接触して、残留した残留物を除去するクリーニングブレード120を備えるクリーニング装置である。クリーニングブレード120は、第1ブレード部材121、第2ブレード部材122を積層して構成され、温度上昇時に第1ブレード部材121と第2ブレード部材122の熱膨張率の違いにより、先端部が感光体ドラム2の表面から離間する方向に変位するものとし、第1ブレード部材121の剛性を、第2ブレード部材122の剛性より大きいものとし、第1ブレード部材121を複数に分割された分割ブレード部材121a、121b、121c、121dを感光体ドラム2と接触する線の方向に沿って離間した状態で並べて配置した。
【選択図】図3

Description

本発明は、像担持体の表面に残留するトナーを除去するクリーニング装置、クリーニング装置を備えるプロセスユニット、および画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置では、像担持体上に形成された静電潜像上にトナーを供給してトナー像を形成し、このトナー像を転写材上に転写して印刷物を形成する。一方で、転写しきれず像担持体上に残存したトナーについては、ブレード部材のクリーニングブレードを像担持体表面に接触させて除去する。像担持体としては、感光体や、二次転写ベルトなどがある。このようなクリーニング装置では、部品点数や製造コストを抑制しながら、低温時のクリーニング不良の抑制と高温時の巻き込みを防止することが要望される。
このため、低温時はクリーニング不良の抑制のため、クリーニングのための接触圧を大きくし、一方、高温時には、クリーニングブレードの摩耗低減や、巻き込み防止のため、同じく接触圧を低くする必要がある。
このような要望に対して、特許文献1には、被クリーニング部材の表面に当接して、被クリーニング部材の表面に残留した残留物を除去する複数層構成を有し、温度上昇時に複数層の熱膨張特性の差によって、先端部が被クリーニング部材の表面から離間する方向に変位するクリーニングブレードを備えるクリーニング装置が記載されている。
しかし、実施形態1に記載のものは、環境温度変化により、クリーニングブレード長手方向(像担持体軸方向)でひずみが発生してしまうこととなる。これは、ブレードの長手方向に関して同一断面であることに起因する。同一断面の場合、環境温度の変化による食い込み量変化が、長手方向に不均一になるため、中央部と端部で食い込み量が異なってしまうからである。
図7は従来のクリーニング装置のクリーニング部材を示す模式図である。図7中(a)はクリーニング部材の側面図、(b)は高温時におけるクリーニングブレードの変形を示す(a)中で矢印Aからの底面図、(c)は低温時における同クリーニングブレードの変形を示す同様の底面図である。クリーニング部材300は、像担持体である感光体ドラム330の軸方向に沿って長手方向を配置し、感光体ドラム330の表面に直線状に接触している。クリーニング部材300は、金属製のブレードホルダ310にクリーニングブレード320を接合して構成される。クリーニングブレード320は例えばゴム性の2枚のブレード部材321、322を接合した2層構造をなす。第2ブレード部材322は、線膨張率(熱膨張率)が第1ブレード部材321の線膨張率より大きい素材で形成されている。
このようなクリーニング部材300では、高温時においては、第2ブレード部材322の伸び量が第1ブレード部材321より大きく、図7(b)に示すように、クリーニングブレード320の中央部320Cが、両端部320R、320Lより感光体ドラム330側に飛び出す。このため、感光体ドラム330へのクリーニングブレード320の食い込み量は、中央部320Cが両端部320R、320Lより大きくなる。従って、食い込み量の最適値を中央部320Cで設定したとすると、両端部320R、320Lでの食い込み量が減少して、クリーニング不良が発生する。
一方、低温時には、第2ブレード部材322の縮み量が第1ブレード部材321より大きく、図7(c)に示すように、クリーニングブレード320の両端部320R、320Lが、中央部320Cより感光体ドラム330側に飛び出す。このため、感光体ドラム330へのクリーニングブレード320の食い込み量は、両端部320R、320Lが中央部320Cより大きくなる。従って、食い込み量の最適値を中央部320Cで設定したとすると、両端部320R、320Lでの食い込み量が増加してクリーニングブレード320の摩耗や感光体ドラム330の摩耗が発生する。
このように、クリーニングブレードが長手方向での食い込み量が異なると、感光体の摩耗が中央部と端部で違うことによる濃度変動等の異常画像が発生する可能性がある。
本発明は上述の点にかんがみてなされたものであり、環境温度が変化しても、クリーニングブレードの被クリーニング部材への長手方向の食い込み量偏差の発生を防止することができるクリーニング装置を提供することを目的とする。
本発明に係るクリーニング装置は、転動される被クリーニング部材の表面に線状に接触して、被クリーニング部材の表面に残留した残留物を除去するクリーニングブレードを備えるクリーニング装置において、前記クリーニングブレードは、複数のブレード部材を積層して構成され、温度上昇時にブレード部材の熱膨張率の違いにより、先端部が前記被クリーニング部材の表面から離間する方向に変位するものとし、前記被クリーニング部材の表面に当接しないブレード部材の剛性を、前記被クリーニング部材の表面に当接するブレード部材の剛性より大きいものとし、前記複数のブレード部材のうち少なくとも1つのブレード部材は、複数に分割された分割ブレード部材を前記被クリーニング部材と接触する線の方向に沿って離間した状態で並べて配置したものである、ことを特徴とする。
本発明によれば、積層されるブレード部材のうち少なくとも1つのブレード部材が長手方向に分割されて分離しているので、環境温度変化による長手方向のひずみが少なくなり環境温度変化時のクリーニングブレード長手の食い込み量偏差の発生を防止できる。
本発明のクリーニング装置を適用できる画像形成装置を示す断面図である。 同画像形成装置のプロセスカートリッジを示す断面図である。 本発明に係るクリーニング装置の実施形態1に係るクリーニング装置のクリーニング部材を示すものであり、(a)は側面図、(b)は正面図、(c)は底面図である。 同クリーニングブレードの環境温度変化による変形を示すものであり、(a)は環境温度が高くなったときの伸びを示す模式図、(b)は同クリーニングブレードの変形状態を拡大して示す模式図である。 本発明に係るクリーニング装置の実施形態2に係るクリーニング装置のクリーニングブレードを示すものであり、(a)は側面図、(b)は正面図、(c)は底面図である。 本発明に係るクリーニング装置の実施形態3に係るクリーニング装置のクリーニングブレードを示すものであり、(a)は側面図、(b)は斜視図である。 従来のクリーニング装置のクリーニング部材を示す模式図である。
以下本発明を実施するための形態に係るクリーニング装置、プロセスユニット、および画像形成装置について説明する。まず、画像形成装置の概略構成について説明する。図1は本発明のクリーニング装置を適用できる画像形成装置を示す断面図である。画像形成装置は、画像形成装置本体10内に画像形成部として4つのプロセスユニット1Y、1C、1M、1Bkを備えている。各プロセスユニット1Y、1C、1M、1Bkは、カラー画像の色分解成分に対応するイエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(Bk)の異なる色のトナーを収容している以外は同様の構成を備えている。この画像形成装置が備えるプロセスユニット1Y、1C、1M、1Bkとして本発明に係るプロセスユニットを使用する。
具体的には、各プロセスユニット1Y、1C、1M、1Bkは、像担持体としての感光体ドラム2と、帯電装置3と、現像装置4と、クリーニング装置5と、潤滑剤塗布装置6とを備えている。帯電装置3は、感光体ドラム2の表面を帯電させる。現像装置4は、感光体ドラム2上にトナー画像を形成する。クリーニング装置5は、感光体ドラム2の表面を清掃する。潤滑剤塗布装置6は、感光体ドラム2の表面に潤滑剤を塗布する。この画像形成装置では、クリーニング装置5として後述する実施形態に係るクリーニング装置を使用する。
また、各プロセスユニット1Y、1C、1M、1Bkは、画像形成装置本体10に対して一体的に着脱可能に構成されている。プロセスユニットはイエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの順で説明したが、この順番に特定されるものではなく、どのような順番で並置してもよい。
画像形成装置本体10の上部には、各色のトナーを充填したトナーボトル7が設けてある。トナーボトル7内の各色トナーは、図示しないトナー移送管を介して対応する現像装置4へ移送される。各プロセスユニット1Y、1C、1M、1Bkの下方には、各感光体ドラム2の表面を露光する露光装置8が配置されている。露光装置8からは、各感光体ドラム2へレーザー光が照射される。
また、各プロセスユニット1Y、1C、1M、1Bkの上方には、転写装置9が配置されている。転写装置9は、転写体としての無端状のベルトから構成される中間転写体である中間転写ベルト11を有する。中間転写ベルト11は、複数の支持ローラ12、13、14、15によって張り渡されている。複数の支持ローラ12、13、14、15のうちの1つが駆動ローラとなっており、その駆動ローラが回転することにより、中間転写ベルト11は図の矢印に示す方向に転動する。
4つの感光体ドラム2に対向した位置に、一次転写手段としての4つの一次転写ローラ16が配置されている。この一次転写ローラ16は導電性弾性ローラであり、中間転写ベルト11の裏面から感光体ドラム2に対して押し当てられるように配置されている。この一次転写ローラ16には一次転写バイアスとしてトナーと逆極性のバイアスが印加されている。各一次転写ローラ16と各感光体ドラム2とによって中間転写ベルト11を挟み込んだ箇所には、一次転写ニップが形成されている。
また、中間転写ベルト11の図1中右側の外周面に、二次転写手段としての二次転写ローラ17が接触している。この二次転写ローラ17とこれに対向する支持ローラ12とによって中間転写ベルト11を挟み込んだ箇所には、二次転写ニップが形成されている。支持ローラ12には二次転写バイアス用の電源が接続される。支持ローラ12にトナーと同極性の電圧を印加することで、トナーが中間転写ベルト11から記録用紙側へ向かう電圧が生じるため、トナー像を記録用紙に転写させることができる。
なお、二次転写ローラ17を導電性弾性ローラとし、この二次転写ローラ17に二次転写バイアス用の電源を接続して二次転写ローラ17にトナーと逆極性の転写バイアスを印加し、中間転写ベルト11上のトナー像を記録用紙へ二次転写する形態でも差し支えない。また、転写バイアス用の電源のうち、一方を支持ローラ12に、もう一方を二次転写ローラ17に接続する構成でも差し支えない。
一次転写工程後、感光体ドラム2の表面には中間転写ベルトに転写しきれなかったトナーがわずかに残留する。クリーニング装置5は、残留トナーをかき取るための弾性を有する板状のクリーニングブレード120を備え、クリーニングブレード120の先端エッジを被クリーニング部材である感光体ドラム2表面に線状に接触させてクリーニングする。また、中間転写ベルト11の図中左端の外周面には、中間転写ベルト11の表面を清掃するベルトクリーニング装置18が配置されている。なお、中間転写ベルト11を被クリーン部材として、ベルトクリーニング装置18を後述する実施形態に係るクリーニング装置とすることができる。
画像形成装置本体10の下部には、記録媒体としての記録用紙Pを収容した給紙トレイ19や、給紙トレイ19から記録用紙Pを搬出する給紙ローラ20等が設けてある。また、画像形成装置本体10内には、給紙トレイ19から上方へ記録用紙Pを案内するための搬送経路Rが形成されている。この搬送経路Rにおいて、給紙ローラ20を配置した位置から二次転写ローラ17を配置した位置に至る途中には、記録用紙Pの搬送タイミングを計るための一対のレジストローラ21が配置されている。
また、二次転写ローラ17の配置位置の上方には、記録用紙P上のトナー画像を定着させるための定着装置22を配置している。さらに、定着装置22の上方には、画像形成装置本体10の上面をへこませて形成したストック部23に記録用紙Pを排出するための一対の排紙ローラ24が配置されている。
以下、図1を参照して上記画像形成装置の基本的動作について説明する。作像動作が開始されると、各プロセスユニット1Y、1C、1M、1Bkの感光体ドラム2が図示しない駆動装置によって図中時計回りに回転駆動され、各感光体ドラム2の表面が帯電装置3によって所定の極性に一様に帯電される。帯電された各感光体ドラム2の表面には、露光装置8からレーザー光がそれぞれ照射されて、それぞれの感光体ドラム2の表面に静電潜像が形成される。
このとき、各感光体ドラム2に露光する画像情報は所望のフルカラー画像をイエロー、シアン、マゼンタおよびブラックの色情報に分解した単色の画像情報である。このように感光体ドラム2上に形成された静電潜像に、各現像装置4によってトナーが供給されることにより、静電潜像はトナー画像として現像化(可視画像化)される。
中間転写ベルト11を張架する駆動ローラが回転駆動することにより、中間転写ベルト11が図の矢印で示す方向に走行する。また、各一次転写ローラ16に、トナーの帯電極性と逆極性の定電圧、または定電流制御された電圧が印加される。これにより、各一次転写ローラ16と各感光体ドラム2との間の一次転写ニップにおいて転写電界が形成される。そして、各プロセスユニット1Y、1C、1M、1Bkの感光体ドラム2に形成された各色のトナー画像が、上記一次転写ニップにおいて形成された転写電界によって、中間転写ベルト11上に順次重ね合わせて転写される。
かくして中間転写ベルト11はその表面にフルカラーのトナー画像を保持する。また、トナー画像の転写を終えた各感光体ドラム2の表面にはクリーニング装置5によって各感光体ドラム2の表面に残留物であるトナーが除去され、その後、潤滑剤塗布装置6によって潤滑剤が塗布される。
また、作像動作が開始されると、給紙ローラ20の回転を開始し、給紙トレイ19に収容された記録用紙Pが搬送経路Rに送り出される。搬送経路Rに送り出された記録用紙Pは、レジストローラ21によって一時停止される。その後、レジストローラ21の駆動を再開し、記録用紙Pを、上記中間転写ベルト11上のトナー画像とタイミングを合わせて、二次転写ローラ17と中間転写ベルト11との間の二次転写ニップに送る。
このとき二次転写ローラ17には、中間転写ベルト11上のトナー画像のトナー帯電極性と逆極性の転写電圧が印加されており、これにより二次転写ニップに転写電界が形成されている。そして、記録用紙Pと中間転写ベルト11上のトナー画像とが二次転写ニップに到達した際、二次転写ニップに形成された転写電界によって、中間転写ベルト11上のトナー画像が記録用紙P上に一括して転写される。また、転写後の中間転写ベルト11上に残留するトナーは、ベルトクリーニング装置18によって除去される。
トナー画像が転写された記録用紙Pは定着装置22へと搬送され、そこでトナー画像が記録用紙Pに定着される。その後、記録用紙Pは排紙ローラ24によってストック部23へと排出される。
以上のように実施形態1に係る画像形成装置は、記録用紙上にフルカラー画像を形成するほか、4つのプロセスユニット1Y、1C、1M、1Bkのいずれか1つを使用して単色画像を形成することができる。また、画像形成装置は、2つまたは3つのプロセスユニットを使用して、2色または3色の画像を形成することもできる。
次に各プロセスユニット1Y、1C、1M、1Bkの構成について説明する。図2はプロセスユニット1Y、1C、1M、1Bkの概略構成図である。以下、図2に基づいて、各プロセスユニット1Y、1C、1M、1Bkの構成を説明する。図2に示すように、帯電装置3は、感光体ドラム2に対向して配置した帯電部材である接触式の帯電ローラ30と、帯電ローラ30が感光体ドラム2と対向する面と反対側の面に接触するように配置された帯電クリーニングローラ31とによって構成されており、これらを一体にして画像形成装置への装着、取り外し交換可能にしてある。
帯電ローラ30は感光体ドラム2に対して接触式とすることでオゾンの発生を抑制することができる。帯電ローラ30は感光体ドラム2に対して微小ギャップを開けて対向させてもよく、これにより帯電ローラ30の表面に対して感光体ドラム2からのトナー等の汚れが付着しにくくなり、帯電ローラ30の汚れを抑制してその長寿命化が図ることができる。
帯電ローラ30は、感光体ドラム2に対して直流電圧に交流電圧を重畳したAC帯電を行う。AC帯電を行うことにより、帯電電流が十分に流れ、微小なギャップ変動に起因する帯電電位のばらつきなどの影響が抑制され、均一な帯電により像担持体帯電電位が安定して高画質な画像が得られる。
現像装置4は、現像剤を収容した現像ケース40と、この現像ケース40に回転自在に支持され、かつ該現像ケースに形成された開口を通して感光体ドラム2に対向して配置された現像ローラ41と、を備える。また現像装置4は、現像ローラ41上の現像剤量を規制する現像ブレード42と、現像ケース40内の現像剤を現像ローラ41に搬送する搬送スクリュー43とを備える。現像剤としてトナーとキャリアを有する二成分系現像剤を用いている。
クリーニング装置5は、感光体ドラム2上の残留トナーを除去するクリーニング部材100として、ブレードホルダ110とこのブレードホルダ110に保持されるクリーニングブレード120とを備える。また、クリーニング装置5は、除去されたトナーを図示しない廃トナーボトルに搬送する廃トナー回収コイル51を有する。また、感光体ドラム2の回転方向に対しクリーニング装置5の下流側に潤滑剤塗布装置6が配置されている。感光体ドラム2の回転方向に対して潤滑剤塗布装置6のさらに下流側には、展延ブレード35が配置されている。
次に、図2を参照して、上記プロセスユニット1Y、1C、1M、1Bkの動作について説明する。作像動作が開始されると、感光体ドラム2が図2の時計回りに回転駆動され、このとき帯電電圧を印加された帯電ローラ30によって感光体ドラム2が所定の極性に帯電される。また、帯電ローラ30は、帯電クリーニングローラ31によって清掃される。その後、図示しない露光装置からの露光によって形成された感光体ドラム2上の静電潜像が現像ローラ41との対向位置に移動し、そこで現像ローラ41から静電潜像にトナーが供給される。
詳しくは、図2の反時計回り回転する現像ローラ41に保持された現像剤は、現像ブレード42によって所定の厚さに規制された後、現像ローラ41と感光体ドラム2との間の現像領域に運ばれる。そして、現像剤中のトナーが感光体ドラム2上の静電潜像に静電的に移行して、当該静電潜像がトナー画像として可視像化される。そして、感光体ドラム2上のトナー画像は、感光体ドラム2の上部位置に移動し、ここで中間転写ベルトに転写される。
上記トナー画像が転写された後、感光体ドラム2の表面に残留するトナーはクリーニング部材100によって除去され、除去された残留トナーは、廃トナー回収コイル51によって図示しない廃トナーボトルに搬送される。その後、図2の時計回りに回転するブラシローラ61によって、感光体ドラム2の表面に潤滑剤が塗布され、塗布された潤滑剤は展延ブレード35によって感光体ドラム2上に展延される。
上記例では、画像形成装置としてタンデム型のカラープリンタを例として説明したが、画像形成装置は、プリンタに限らず、複写機、ファクシミリ、それらの複合機とすることができる。また、画像形成装置は、カラー画像を形成するものであっても、モノクロ画像を形成するものであってもよい。さらに、カラー画像形成の方式はタンデム方式、レボルバ方式を問わない。
<実施形態1>
次に本発明に係るクリーニング装置の実施形態1に係るクリーニング装置について説明する。図3は本発明に係るクリーニング装置の実施形態1に係るクリーニング装置のクリーニング部材を示すものであ、(a)は側面図、(b)は正面図、(c)は底面図である。また、図4は同クリーニングブレードの環境温度変化による変形を示すものであり、(a)は環境温度が高くなったときの伸びを示す模式図、(b)は同クリーニングブレードの変形状態を拡大して示す模式図である。
クリーニング装置5は、クリーニング部材100を備える。クリーニング部材100は、金属製のブレードホルダ110と、このブレードホルダ110に接合されたクリーニングブレード120として、第1ブレード部材121と、第2ブレード部材122とを積層して構成されている。第1ブレード部材121は、ブレードホルダ110に接合され、第2ブレード部材122は図示していない、転動される感光体ドラムの表面に線状に接触する。なお、ブレード部材の枚数は、2枚に限らず、必要に応じて3以上に設定できる。このとき、ブレード部材は、被クリーニング部材側である感光体ドラム2側から、感光体ドラム2と反対側に向けて熱膨張率を小さいものとする。
第1ブレード部材121および第2ブレード部材122は、例えば合成ゴムで構成されており、第1ブレード部材121の線膨張率は第2ブレード部材122の線膨張率より小さい。このため、温度が高くなると、先端部が感光体ドラム2の表面から離間する方向に変位する(図3(a)中矢印b)。
また、感光体ドラム2の表面に当接しない第2ブレード部材122の剛性を、感光体ドラム2の表面に当接する第1ブレード部材121の剛性より大きくする。さらに、第2ブレード部材122は、複数、例えば4つに分割された分割ブレード部材121a、121b、121c、121dで構成し、これらを感光体ドラム2と接触する線の方向に沿って離間した状態で並べて配置している。これにより、第1ブレード部材121は、感光体ドラム2に接触する線方向の剛性と、線方向と直交する接触方向の剛性が異なることとなる。図2(c)に示すように、各分割ブレード部材121a、121b、121c、121dの間には、第2ブレード部材122が入り込んでいる。なお、第1ブレード部材121の分割数は4つに限らず、適宜変更できる。
実施形態1に係るクリーニング部材100を備えるクリーニング装置5によれば、高温時、温度変化時の長手方向のひずみを小さくすることができる。図4は同クリーニングブレードの環境温度変化による変形を示すものであり、(a)は環境温度が高くなったときの伸びを示す模式図、(b)は同クリーニングブレードの変形状態を示す模式図である。
クリーニングブレード120は、温度上昇時、図3(a)に示すように、熱膨張率が高い第2ブレード部材122が伸び、感光体ドラム2の表面から離間する方向、すなわち感光体ドラム2に食い込みが小さくなる方向に移動する。しかし、感光体ドラム2に接触しない第1ブレード部材121は、分割ブレード部材121a、121b、121c、121dで構成されているので、図4(a)に示すように、ひずみが分割されて小さくなる(図中d)。また、分割ブレード部材121a、121b、121c、121dの隙間は第2ブレード部材122が配置されているので、この隙間に配置された第2ブレード部材122の熱膨張により、長手方向の大きなひずみを防止できる。
なお、図4には、高温時におけるクリーニングブレード120の変形だけを記載したが、低温時においても変形の方向が逆になるだけで同様に変形が防止できる。
<実施形態2>
次に本発明に係るクリーニング装置の実施形態2に係るクリーニング装置について説明する。図5は本発明に係るクリーニング装置の実施形態2に係るクリーニング装置のクリーニング部材を示すものであり、(a)は側面図、(b)は正面図、(c)は底面図である。本発明の実施形態2に係るクリーニング装置に使用するクリーニング部材200は、金属製のブレードホルダ210と、このブレードホルダ210に接合されたクリーニングブレード220とを備える。またクリーニングブレード220は、第1ブレード部材221と、第2ブレード部材222とを積層して構成されている。第1ブレード部材221は、ブレードホルダ210に接合され、第2ブレード部材222は図示していない感光体ドラムに接触する。
実施形態2では、第1ブレード部材221を金属で構成する。また第1ブレード部材221は、4つの分割ブレード部材221a、221b、221c、221dで構成されている。なお、第1ブレード部材221の分割数は4に限らず、適宜変更できる。また、第1ブレード部材221は分割ブレード部材221a、221b、221c、221dの端部が連続するくし刃状をすることができる。
一方、第2ブレード部材222は、例えば合成ゴムで構成されている。このため、第1ブレード部材221の線膨張率は第2ブレード部材222の線膨張率より小さい。よって、温度が高くなると、先端部が感光体ドラム2の表面から離間する方向に変位する。このように、第1ブレード部材221を金属製とすると、分割しないでも高温時における感光体ドラム2への食い込み量変化を大きくすることができるが、長手方向の食い込み量の偏位も大きくなる。
なお、金属は、弾性率がゴムより弾性率が3桁程度大きいため、感光体への適切なブレード接触圧を設定するために薄い部材を用いる必要がある。例えば、0.05mmのSUS板を使用して、第2ブレード部材222を構成する合成ゴムにインサート成型をして接合することができる。第1ブレード部材221がこの程度の厚さであれば、感光体ドラム2への接触圧の上昇をわずかなものとできるし、接触圧上昇分もわずかであるため初期の食い込み設定の微調整ですむ。
なお、第1ブレード部材221と、第2ブレード部材222との接合は、インサート成型でなくとも、接着剤により貼り合わせることにより実現してもよい。あまりに感光体ドラム2との接触圧の上昇が大きいと、部品のばらつきによる当接圧の変動も大きくなるため、注意が必要となる。実施形態2によれば、第1ブレード部材121をクリーニングブレード220の長手方に沿って分割して配置しているので、温度変化による長手方向のひずみを最小限にとどめることができる。
<実施形態3>
次に実施形態3に係るクリーニング装置の実施形態2に係るクリーニング装置について説明する。図6は本発明に係るクリーニング装置の実施形態3に係るクリーニング装置のクリーニングブレードを示すものであり、(a)は側面図、(b)は斜視図である。実施形態3に係るクリーニング部材250では、ブレードホルダ260にブレード部材270を取付けている。そして、第1ブレード部材271を金属製として、そのブレード先端側で、感光体ドラム2との接触面側に向かって屈曲部271aを形成するようにしている。
実施形態3に係るクリーニング装置によれば、ブレード部材270の長手方向(図6(b)中矢印c)と、この長手方向と直交する感光体ドラム2への接触方向(同矢印d)とで剛性を異なるものとできる。長手方向の剛性を高くすることができるほか、合成ゴムよりも金属の弾性率が高いため、温度変化による長手方向のひずみを第1ブレード部材271の屈曲部271aで押さえることができる。なお、第1ブレード部材271を金属製としたが、その厚さ寸法を薄くしているため、ブレード部材270接触方向の変形を妨げることはない。なお、第1ブレード部材271を金属製にしたものを例として説明したが、第1ブレード部材271は、樹脂成型品とすることができる。
1Y、1C、1M、1Bk:プロセスユニット
2:感光体ドラム
3:帯電装置
4:現像装置
5:クリーニング装置
6:潤滑剤塗布装置
7:トナーボトル
8:露光装置
9:転写装置
10:画像形成装置本体
11:中間転写ベルト
12、13、14、15:支持ローラ
16:一次転写ローラ
17:二次転写ローラ
18:ベルトクリーニング装置
19:給紙トレイ
20:給紙ローラ
21:レジストローラ
22:定着装置
23:ストック部
24:排紙ローラ
30:帯電ローラ
31:帯電クリーニングローラ
35:展延ブレード
40:現像ケース
41:現像ローラ
42:現像ブレード
43:搬送スクリュー
51:廃トナー回収コイル
61:ブラシローラ
100:クリーニング部材
110:ブレードホルダ
120:クリーニングブレード
121:第1ブレード部材
121a、121b、121c、121d:分割ブレード部材
122:第2ブレード部材
200:クリーニング部材
210:ブレードホルダ
220:クリーニングブレード
221:第1ブレード部材
221a、221b、221c、221d:分割ブレード部材
222:第2ブレード部材
250:クリーニング部材
260:ブレードホルダ
270:ブレード部材
271:第1ブレード部材
271a:屈曲部
特開2010−230705公報

Claims (9)

  1. 転動される被クリーニング部材の表面に線状に接触して、被クリーニング部材の表面に残留した残留物を除去するクリーニングブレードを備えるクリーニング装置において、
    前記クリーニングブレードは、
    複数のブレード部材を積層して構成され、温度上昇時にブレード部材の熱膨張率の違いにより、先端部が前記被クリーニング部材の表面から離間する方向に変位するものとし、
    前記被クリーニング部材の表面に当接しないブレード部材の剛性を、前記被クリーニング部材の表面に当接するブレード部材の剛性より大きいものとし、
    前記複数のブレード部材のうち少なくとも1つのブレード部材は、複数に分割された分割ブレード部材を前記被クリーニング部材と接触する線の方向に沿って離間した状態で並べて配置したものである、
    ことを特徴とするクリーニング装置。
  2. 前記クリーニングブレードの前記被クリーニング部材の表面に当接していないブレード部材は、
    前記被クリーニング部材と接触する線方向の剛性と、前記線方向と直交する接触方向の剛性が異なること、
    を特徴とする請求項1に記載のクリーニング装置。
  3. 前記被クリーニング部材と接触する線方向の剛性が大きいことを特徴とする請求項2に記載のクリーニング装置。
  4. 前記複数のブレード部材の熱膨張率を、被クリーニング部材側から、前記被クリーニング部材と反対側に向けて小さくしたことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のクリーニング装置。
  5. 前記クリーニングブレードの前記被クリーニング部材と反対側に位置するブレード部材は金属製であることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のクリーニング装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のクリーニング装置と、前記被クリーニング部材としての感光体とが一体として交換可能に構成されることを特徴とするプロセスユニット。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のクリーニング装置と、前記クリーニング装置でクリーニングされる前記被クリーニング部材としての像担持体とを備えることを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のクリーニング装置と、前記クリーニング装置でクリーニングされる前記被クリーニング部材としての中間転写体とを備えることを特徴とする画像形成装置。
  9. 請求項6に記載のプロセスユニットを有して記録媒体に画像を形成する画像形成部を備えることを特徴とする画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016218189A (ja) * 2015-05-18 2016-12-22 キヤノン株式会社 画像形成装置及び画像形成装置に用いられるユニット、カートリッジ、並びにユニットの製造方法
US11858279B2 (en) 2020-12-16 2024-01-02 Seiko Epson Corporation Recording device
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