JP2016211786A - 家電機器およびこれに用いる内装材 - Google Patents

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Abstract

【課題】抗菌性と同時に、意匠性を備えた内装を持つ家電製品、およびこれに用いる内装材を提供する。【解決手段】外観を構成する家電機器本体の、箱体の内部に抗菌効果を持った含漆塗料を有する塗膜層が形成された内装材30は、複数の塗膜層32〜34を形成し、塗膜層のうち最外層の含漆塗膜層34は、紫外線硬化型含漆塗料を主成分とする漆塗料で形成した構成としてある。これにより、含漆塗料による抗菌性を備えると同時に、一般的な内装材では表現できない、艶や深み感等をもつ高い意匠性を持った、内装を備えた家電製品を提供することができる。【選択図】図3

Description

本発明は、冷蔵冷凍・調理・家事・美容・医療等を対象とした家電製品の各種の機器およびこれに用いる内装材に関するものである。
一般に食品貯蔵や美容・医療品保管を主とする製品には、空間の内装材には清潔性が求められ、抗菌効果が付与されていることが多く、このような内装材は樹脂や金属など様々な基材が用いられる。
特許第3415647号公報
しかしながらこのような従来の内装材の基材には清潔性を与えるような機能を備えていないため抗菌剤などを添加させるか、表面をコーティングさせて抗菌効果を与えることが一般的であるが、抗菌性の機能付与をおこない同時に意匠性を向上させることに課題があった。
本発明はこのような点に鑑みてなしたもので、抗菌性と同時に意匠性を備えた内装を持つ家電製品およびこれに用いる内装材の提供を目的としたものである。
上記目的を達成するため、本発明の家電機器は、内箱と外箱とで構成された箱体と、箱体開口部に設けられた扉を備え、箱体の内部に抗菌効果を持った含漆塗料を有する塗膜層が形成された内装部材を備えたものである。
これにより、含漆塗料による清潔性を備えると同時に、一般的な内装材では表現できない艶や深み感等をもつ高い意匠性を持った内装を備えた家電製品を提供することができる。
本発明によれば抗菌性と意匠性を両立した内装を持った家電機器を提供することができる。
本発明の実施の形態1における家電機器の一例としての冷蔵貯蔵庫の斜視図 同実施の形態1における冷蔵貯蔵庫の断面図 同実施の形態1における冷蔵貯蔵庫の内装材の拡大断面図 同実施の形態1における内装材の装飾例を示す正面図 (a)本発明の実施の形態2における内装材の拡大断面図、(b)蒔絵部分の拡大正面図 本発明の実施の形態3における内装材の拡大断面図 本発明の実施の形態4における内装材の拡大断面図
第1の発明は、内箱と外箱とで構成された箱体と、箱体開口部に設けられた扉を備え、扉内側も含めた箱体内部に抗菌効果を持った含漆塗料を有する塗膜層が形成された内装部材を備えたものであり、一般的な抗菌材やフィルム装着品では表現できない艶と深み感等の意匠性をもち、抗菌性と意匠性を両立した内装材をもった家電機器にすることができ、貯蔵食品や美容品・医療品を安心して貯蔵・保管しながら内装の高い意匠性によって見る楽しさを感じさせることができる。
第2の発明は、第1の発明において、外箱または扉の外装側に含漆塗料を有する塗膜層が形成された外装部材を備えたものであり、一般的な塗装やフィルム装着等では表現できない艶と深み感等の意匠性のある外観を持った機器とすることができ、内装と外装の両面から抗菌性と意匠性を備えた商品を提供することができる。
第3発明は、第1または第2の発明において、前記塗装膜が紫外線硬化型含漆塗料を主成分としたものであり、一般的な塗装やフィルム装着等では表現できない艶と深み感等の意匠性を兼ね備えた抗菌効果をもった内装材を、短時間に、かつ低価格で提供することができる。
第4発明は、第1から第3のいずれかの発明において、内装部材が前記箱体に着脱可能に形成されたことにより、使用時に内装部材に付着した汚れを取り外して清掃することができ、長期的な清潔性の確保をおこなうことができる。
第5発明は、第1から第4のいずれかの発明において、前記箱体の内部に載置棚を備え、前記内装部材が前記載置棚の少なくとも一部を構成したことにより、載置対象物の接触面への抗菌性と、載置棚への意匠性を同時に与えることができる。
第6発明は、第1から第5のいずれかの発明において、前記箱体の内部に収納容器を備え、前記内装部材が前記収納容器の少なくとも一部を構成したことにより、収納対象物の接触面への抗菌性と、収納容器への意匠性を同時に与えることができる。
第7発明は、第1から第6のいずれかの発明において、前記箱体の内部に冷却板を備え、前記内装部材が前記冷却板の少なくとも一部を構成したことにより、低温保管が必要な対象物への抗菌性と、意匠性を備えた冷却板に載置することができる。
第8発明は、第1から第7のいずれかの発明において、前記内装部材が前記内箱と一体に形成されたことにより、箱体内部の空間全体を抗菌性と意匠性を与えることができる。
第9発明は、第1から第8のいずれかの発明において、前記塗膜層を含む複数塗膜層が前記内装部材に形成され、前記複数塗膜層の少なくとも一つが光加輝材を有することにより、艶と深み感とともに鮮やかさも持たせることができ、機器の意匠性をさらに向上させることができる。
第10発明は、第1から第9のいずれかの発明において、前記箱体の内部に抗菌装置が備えられたことにより、内装部材が接触できない貯蔵庫の空間全体の抗菌効果を高めることができる。
第11発明は、第1から第10のいずれかの発明において、前記箱体の内部に冷却装置が備えられたことにより、箱体内部の空間全体を低温状態にすることで菌の繁殖を抑制することができ、抗菌効果をさらに高めることができる。
第12発明は、第11の発明において、前記箱体の内箱と外箱の間に断熱材が備えられ
たことにより、前記冷却装置による冷却での箱体内部空間の温度を安定して維持できるとともに、使用エネルギーの抑制を図ることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態では家電機器として冷蔵貯蔵庫を例にして説明するが、これに限られるものではないし、装飾内装材の構成もこの実施の形態のみに限定されるものでもない。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1における冷蔵貯蔵庫の斜視図、図2は同実施の形態1における冷蔵貯蔵庫の断面図である。
図1および図2において、冷蔵貯蔵庫本体1に冷蔵温度に調節された貯蔵室を有し、その前面にそれぞれ開閉自在な扉2が設けてある。冷蔵貯蔵庫本体1は外箱3と内箱4によって構成されており、内部の空間には発泡ウレタンや発泡スチロール等の断熱材5が備えられている。扉2の貯蔵室側には貯蔵室の密閉性を確保するためのパッキン6が設けられている。
密閉状態に保たれた冷蔵貯蔵庫本体1の内部に冷却装置21と抗菌装置22が設置されており、これを送風ファン23によって冷却装置21や抗菌装置22の全面に配置された装置カバー24の送風孔から貯蔵庫の内部空間を図2で示す矢印のように循環させている。
また、貯蔵室内には食品や化粧品などの貯蔵物を積載するための棚11やケース12が設置されている。ケース12の底面には冷却プレート26が設置されている。密閉ケース13と密閉ケース13を開閉可能にしたケース蓋14が扉2の貯蔵室側に設けられている。
貯蔵室内の空間に露出している内箱4の貯蔵室面や、棚11、ケース12、密閉ケース13、ケース蓋14、装置カバー24、冷却プレート26、給水タンク、ドア棚等の表面には含漆塗膜が塗布されている。上記の各部品を形成する構成部材は形状や材料が異なるが、本発明においては総じて内装材30と称する。
図3に示すように、内装材30は、内装基材31の表面に第1塗膜層32、その上側に第2塗膜層33、最外装面に含漆塗膜層34が層を重ねて塗布されている。第1塗膜層32と第2塗膜層33との間には蒔絵や箔等の加飾層35が設けられている。
一般に漆塗装は、その表面に特有の艶や深みがあり、年月を経るに従ってますますその深みが加わるという特徴があるが、高湿度雰囲気下で長時間乾燥させる必要があり、しかも、湿度と温度の管理に細心の注意を必要とし、生産性が悪いという課題を有している。これは漆中に含まれる酵素(ラッカーゼ)によるウルシオールの脱水素反応及び空気中の酸素による自動酸化によるためで、反応が遅いために塗装工程は多大な手間と時間がかかる作業となっている。
本発明においては、このような低い作業性を改善した含漆塗料、例えば、特許第2821110号公報や特許第3833202号公報に開示されているアクリル酸エステル骨核を有するモノマーまたはオリゴマーを含む光重合型漆塗料や漆印刷インキあるいは、特開平8−41166号公報に開示されているカシューオイルのエポキシ誘導体より化学反応によりアクリル酸エステル誘導体に変換し、このモノマーからなる光重合型の含漆塗料、さらには特許第4868390号公報に開示されているカチオン重合性化合物、光重合開始剤、及び漆及びカシューオイルからなる群から選択された自動酸化塗膜成分を含有する
光硬化性含漆塗料が用いられている。
漆塗膜には、抗菌作用を有することが一般的に知られている。本発明においても抗菌作用を有した含漆塗膜が用いられており、含漆塗膜で覆われた内箱4の貯蔵室面や、棚11、ケース12、密閉ケース13、ケース蓋14は抗菌効果を有した状態で設置されている。これによって食品等を衛生的に保管できる。また、抗菌効果を有した密閉ケース13にケース蓋14を開閉するように設置することで貯蔵庫内の他食品等の影響を受けることなく保管することもできる。ケース12の底面に設置した冷却プレート26は食品等の載置物と接触することで空間内の冷却温度を感度高く伝えている。
また、冷却装置21が送風ファン23によって貯蔵庫内部を安定した温度に調節し、同時に抗菌装置22から噴霧される微粒子を貯蔵庫に循環させることで、内装材の構成面と貯蔵庫空間の全体で抗菌効果を相乗的に高めている。
また、装置カバー24にも含漆塗膜が塗布されており、送風循環によって空間内の空気に対して抗菌効果を与え、湿度が高くなりやすい冷却装置21周辺や結露し易い吐出孔25周辺部にも効果を発する。
図3は、光硬化性含漆塗料である漆液を10%以上含んだ紫外線硬化型含漆塗料を主成分とする漆塗料を用いて構成し本発明の実施の形態1における内装材の拡大断面図である。
図3において、内装材30の内装基材31は、ガラス、合成樹脂板、ステンレスやアルミ等の金属製板、例えばこの実施の形態ではステンレス鋼板で構成している。この内装基材31の表面は研磨や光沢保有材の追加工、または化学処理等によって光加輝処理が施してある。第1塗膜層32は内装基材31の光加輝処理面上に形成されたもので、無色透明もしくは着色したウレタン系樹脂塗料で形成してあり、この実施の形態ではベースとなる色で薄く着色してあるが、内装基材31との密着性を確保する効果もある。また、蒔絵等の加飾層35は、金粉、色粉、螺鈿、箔等で形成している。第2塗膜層33は加飾層35およびベース着色層となる第1塗膜層32の上に形成されたもので、無色透明のウレタン系樹脂塗料で形成している。含漆塗膜層34は第2塗膜層33の上に形成されたもので、漆液を10%以上含んだ紫外線硬化型含漆塗料を主成分とする漆塗料で形成している。
以上のような構成の内装材30は、まず内装基材31の表面を研磨や光沢保有材の追加工または化学処理等によって光加輝処理を施し、その表面にベース着色層となる第1塗膜層32を塗布または印刷し、乾燥硬化させる。次に前記第1塗膜層32の適所に金粉、色粉、螺鈿、箔等をまいて蒔絵と称される加飾層35を形成する。この状態で前記加飾層35および第1塗膜層32の上に中塗りとなる第2塗膜層33を形成する。その後、前記第2塗膜層33の表面に紫外線硬化型含漆塗料を主成分とする漆塗料を塗装もしくは印刷し、この状態で紫外線を照射して乾燥硬化させ、完成する。
なお、内装材30への塗膜層及び含漆塗膜層34の形成は、内装部材として完成させる前の部品の段階でおこなっても、あるいは加工形成する前の平板状態でおこなっても、完成させたのちに行ってもよいものであり、適宜選択すればよい。
このようにして形成した内装材30は紫外線硬化型含漆塗料を主成分とする漆塗料を用いて含漆塗膜層34を形成しているから、紫外線を照射することによって数十秒程度で乾燥硬化させることができ、従来型の漆塗料を用いた場合に比べ格段にその生産性が向上し、量産が可能となる。しかも含漆塗膜層34は数十秒程度で乾燥硬化させることができるから、漆塗料を数回重ね塗りして深み感を上げることができるとともに、数回重ね塗りし
てもその生産性は従来型の漆塗料を用いた場合に比べ優れたものとすることができる。
また、含漆塗膜層34は密着性の高い第1塗膜層32を介して形成してあるから内装基材31が金属板であっても強固に接着保持されるようになり、十分な耐久性が確保できる。
特にこの実施の形態では第1塗膜層32および第2塗膜層33はともに接着力の強いウレタン樹脂で構成してあるから、より十分な接着耐久性を確保することができる。
また、上記ベース着色層となる第1塗膜層32と第2塗膜層33は、それぞれの樹脂材料や樹脂配合比を異ならせる、すなわちベース着色層となる第1塗膜層32は内装基材31の材料に対して接着力の大きい樹脂材料や樹脂配合比に、第2塗膜層33は紫外線硬化型含漆塗料を主成分とする漆塗料と接着性がよくベース着色層となる第1塗膜層32とも接着性の良い樹脂材料や樹脂配合比のものにすることができ、このようにすることによって、どのような材質の内装基材31に対しても接着耐久性の高い内装材30とすることができる。
また、ベース着色層となる第1塗膜層32は加飾層35を接着保持し第2塗膜層33を施工するときに加飾層35を構成する金粉や色粉が位置ずれするのを防止し蒔絵の図柄を精度の高いものとする一方、第2塗膜層33は加飾層35を覆っているので含漆塗膜層34との接着面を加飾層35と第1塗膜層32との2種類の異なる材料ではなく第2樹脂塗膜層18のみの単独材料、本実施の形態ではウレタン系樹脂塗料層のみの同質材料とすることにもなり、異種材料上に漆塗料を塗装等して形成する含漆塗膜層に比べその接着耐久性の信頼性をより高いものとすることができる。
さらに、内装基材31の表面に第1塗膜層32を形成しているので、これを本実施の形態のようにベース着色層とすることによって多種多様な色彩を持つ装飾内装材とすることができ、しかも例えば図4に示すように内装基材31単体もしくは複数の内装基材31連結で色の濃淡Xをつけたり、色の変化をつけたりするグラデーションを施したり、同図のYに示すように濃淡Xの上層の加飾層35での部分的な着色やグラデーションを施したり、同図のZに示すように各扉間で一体的な模様(加飾層)をつけたりすることができる。
また、色の濃淡は前記ベース着色層となる第1塗膜層32の着色を一定濃度としておいて紫外線硬化型含漆塗料を主成分とする漆塗料を部分的に何層も塗り重ねるなどして含漆塗膜層34の膜厚を変えることによりつけることもできる。この場合は、含漆塗膜層34の膜厚に応じて光の透過率が異なることから、外部から見たときに濃淡がついて見えるようになる。さらに上記濃淡等のグラデーションはベース着色層となる第1塗膜層32の表面に着色粉を塗布して当該塗布量を変えることによっても形成することができ、この場合は濃淡に加え模様を形成することもでき、必要に応じて適宜選択すればよい。
さらに、内装基材31の表面には光加輝処理を施してあるから、ベース着色層となる第1塗膜層32を第2塗膜層33と同様無色透明もしくは淡い色とすることによって、表面から見たときの含漆塗膜層34の見栄えを鮮やかなものとすることができ、さらに質感の高いものとすることができる。
上記光加輝処理は本実施の形態で内装基材31の表面を研磨や光沢保有材の追加工または化学処理等することによって形成しているが、これに限られるものではなく、最外層となる含漆塗膜層34の下層側のいずれかの塗膜層に形成すればよく、例えば本実施の形態の場合ではベース着色層となる第1塗膜層32もしくは第2塗膜層33に金属粉等からなる光加輝材を添加して形成してもよいものである。
一方、上記のようにして形成された内装材30は含漆塗膜層34を形成する際、含漆塗膜層34が数十秒程度で硬化するとはいうもののその上下端縁部では液だれのような状態を呈することがある。
したがってこのままの状態で使用すると見苦しいものが生じる懸念があるが、本実施の形態では内装材30の端縁部は端部カバーを装着して覆うことで、液だれ等があってもこれが外部から見えることがなく、良好な見栄えを維持することもできる。
(実施の形態2)
図5(a)(b)は実施の形態2における内装材の拡大断面図、拡大正面図である。なお、同図において実施の形態1と同じ部分には同一番号を付記して説明を省略し、異なる部分のみ説明する。
実施の形態2の内装材30は、ベース着色層となる第1塗膜層32の表面に形成した加飾層35を複数層としたものである。すなわち、加飾層35は例えば35−1,35−2,35−3の3層で構成してあり、これらは金粉、色粉、螺鈿、箔等を用いて形成してある。さらにこの実施の形態では含漆塗膜層34の表面にも第2加飾層37が形成してある。
これによって、この内装材30では、加飾層35、例えば蒔絵が35−1,35−2,35−3と重なっているため図柄に遠近感を出すことができる。加えて、含漆塗膜層34の表面にも第2加飾層37が形成してあるから、この35−1,35−2,35−3の加飾層と第2加飾層37との間でも遠近感を表現することができる。したがって、内装材30の質感をより高いものとすることができる。
(実施の形態3)
図6は実施の形態3における内装材の拡大断面図である。なお、実施の形態1ないし2と同じ部分には同一番号を付記して説明を省略し、異なる部分のみ説明する。
実施の形態3の内装材30は、第2塗膜層33の更に表面側に第3加飾層38を形成し、その上から第1塗膜層32、第2塗膜層33と同様のウレタン系樹脂塗料からなる中塗りとしての第3塗膜層36を形成し、その表面に含漆塗膜層34が形成してある。また、上記第3塗膜層36はウレタン樹脂粒子の調整等によって光の屈折率が含漆塗膜層34の屈折率よりも低くなるように設定してある。
これによって、この内装材30では、含漆塗膜層34と第3塗膜層36との屈折率の違いにより深み感が増し、さらに質感の高いものとなる。しかも、含漆塗膜層34の下層に屈折率の低い第3塗膜層36が存在することによって、第2塗膜層33あるいは、ベース着色層となる第1塗膜層32、あるいは内装基材31に形成した光加輝の層の反射を抑えて酷のある深み感を出すことができ、さらに質感を上げることができる。
(実施の形態4)
図7は実施の形態4における内装材の拡大断面図である。なお、同図においても実施の形態1ないし3と同じ部分には同一番号を付記して説明を省略し、異なる部分のみ説明する。
実施の形態4の内装材30は、内装基材31の表面にレーザー加工等によって凹部39を形成し、その上にベース着色層となる第1塗膜層32、加飾層35、第2塗膜層33、含漆塗膜層34を形成したものである。
これによって、この内装材30では、凹部39の凹面による光の反射が含漆塗膜層34の光屈折の仕方が見る角度によって異なるので、凹部39で形成した模様の見え方に変化をつけることができて、さらに質感を向上させることができる。特に凹部39に着色加工しておけば見え方の変化を鮮明なものとすることができ、効果的である。
以上、各実施の形態において、本発明の家電機器とこれに用いる内装材の一例を示したが、本発明は上記各実施の形態で例示した構成に限られるものではなく、各実施の形態の部分を組み合わせて形成したり、含漆塗膜層も複数層として形成してもよく、本発明の目的の範囲内で種々変更可能であることは言うまでもない。
また、上記各実施の形態では、内装基材31をベースに各塗膜層および含漆塗膜層34を形成したもので説明したが、内装基材31を除く各塗膜層をフィルム状に形成し、内装基材31に貼り付ける仕様としてもよい。この場合、各塗膜層の品質が均一化し、低コスト化を図ることができる。
また、内装材30が樹脂の場合、上記漆塗料あるいは漆材を樹脂に予め練り込んで成形してもよい。この場合、漆の持つ抗菌効果を内装基材31自身に保持させることができ、漆の質感と抗菌効果を内装材30に容易に持たせることができる。
また、上記実施の形態で説明した内装材30を用いた機器として冷蔵貯蔵庫を例示したが、これは電子レンジ、美容機器、医療機器、システムキッチン等の家庭家電機器、屋外持ち運び用の家電機器のようなものであってもよいものである。
本発明は抗菌性と意匠性を同時に備え持つ家電機器およびこれに用いる内装材に適応することが、冷蔵庫をはじめとする家庭家電機器、美容・医療各種機器に幅広く適用することができる。
1 冷蔵貯蔵庫本体(家電機器本体)
2 扉
3 外箱
4 内箱
11 棚
12 ケース
13 密閉ケース
14 ケース蓋
21 冷却装置
22 抗菌装置
23 送風ファン
24 装置カバー
26 冷却プレート
30 内装材
31 内装基材
32 第1塗膜層
33 第2塗膜層
34 含漆塗膜層
35 加飾層
36 第3塗膜層
37 第2加飾層
38 第3加飾層
39 凹部

Claims (12)

  1. 内箱と外箱とで構成された箱体と、箱体開口部に設けられた扉を備え、箱体の内部に抗菌効果を持った含漆塗料を有する塗膜層が形成された内装部材を備えた家電機器。
  2. 外箱または扉の外装側に含漆塗料を有する塗膜層が形成された外装部材を備えた請求項1に記載の家電機器。
  3. 前記塗装膜が紫外線硬化型含漆塗料を主成分とする請求項1または2に記載の家電機器。
  4. 前記内装部材が前記箱体に着脱可能に形成された請求項1から3のいずれか一項に記載の家電機器。
  5. 前記箱体の内部に載置棚を備え、前記内装部材が前記載置棚の少なくとも一部を構成した請求項1から5のいずれか一項に記載の家電機器。
  6. 前記箱体の内部に収納容器を備え、前記内装部材が前記収納容器の少なくとも一部を構成した請求項1から5のいずれか一項に記載の家電機器。
  7. 前記箱体の内部に冷却板を備え、前記内装部材が前記冷却板の少なくとも一部を構成した請求項1から6のいずれか一項に記載の家電機器。
  8. 前記内装部材が前記内箱と一体に形成された請求項1から7のいずれか一項に記載の家電機器。
  9. 前記塗膜層を含む複数塗膜層が前記内装部材に形成され、前記複数塗膜層の少なくとも一つが光加輝材を有する請求項1から8のいずれか一項に記載の家電機器。
  10. 前記箱体の内部に抗菌装置が備えられた請求項1から9のいずれか一項に記載の家電機器。
  11. 前記箱体の内部に冷却装置が備えられた請求項1から10のいずれか一項に記載の家電機器。
  12. 前記箱体の内箱と外箱の間に断熱材が備えられた請求項11に記載の家電機器。
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