JP2016146908A - 消臭剤、消臭繊維及び消臭繊維製品 - Google Patents
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Abstract
【課題】30〜40歳代に顕在化する臭気を発生させる臭気物質の主成分であるジケトン化合物により発生する臭気に対して十分な消臭効果を示す消臭剤、消臭繊維及び消臭繊維製品を提供する。【解決手段】下記式(1):M2/n・Al2O3・SiO2・H2O (1)(式中、Mは、陽イオンを示し、nは、Mのイオン価を示す数を表す。)で表される無機化合物を含有する消臭剤であって、前記無機化合物中のSiO2のモル数(ma)と、Al2O3のモル数(mb)とのモル比(ma)/(mb)が、6以上である、ことを特徴とする消臭剤。【選択図】なし
Description
本発明は、消臭性に優れた消臭剤、消臭繊維及び消臭繊維製品に関する。
従来、人体から生じる臭気には、汗臭や、加齢に伴って発生する加齢臭等年齢層によって性質の異なる臭気が存在することが知られている。
近年の研究により、加齢臭の中でも50歳代以降に発生する臭気と30〜40歳代で発生する臭気とでは、臭気を発生させる臭気物質中の主な成分が異なることが明らかとなっている。すなわち、50歳代以降に顕在化する臭気の臭気物質はノネナールを主成分としていることが知られていたが、30〜40歳代に顕在化する臭気を発生させる臭気物質の主成分は、ジアセチル等のジケトン化合物であることが明らかとなっている。
今日迄に、様々な消臭剤により消臭性能が付与された繊維および繊維製品が製造されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、上述の消臭剤等においては、ジアセチル等のジケトン化合物により発生する臭気については検討されておらず、ジケトン化合物により発生する臭気に対する消臭効果が十分でないという問題がある。
従って、ジケトン化合物により発生する臭気に対して優れた消臭効果を示す消臭剤、消臭繊維及び消臭繊維製品の開発が望まれている。
本発明は、30〜40歳代に顕在化する臭気を発生させる臭気物質の主成分であるジケトン化合物により発生する臭気に対して十分な消臭効果を示す消臭剤、消臭繊維及び消臭繊維製品を提供することを目的とする。
本発明者は上記目的を達成すべく鋭意研究を重ねた結果、下記式(1):
M2/n・Al2O3・SiO2・H2O (1)
(式中、Mは、陽イオンを示し、nは、Mのイオン価を示す数を表す。)で表される無機化合物を含有する消臭剤であって、上記無機化合物は、SiO2のモル数(ma)と、Al2O3のモル数(mb)とのモル比(ma)/(mb)が、6以上である消臭剤によれば、上記目的を達成できることを見出し、本発明を完成するに至った。
M2/n・Al2O3・SiO2・H2O (1)
(式中、Mは、陽イオンを示し、nは、Mのイオン価を示す数を表す。)で表される無機化合物を含有する消臭剤であって、上記無機化合物は、SiO2のモル数(ma)と、Al2O3のモル数(mb)とのモル比(ma)/(mb)が、6以上である消臭剤によれば、上記目的を達成できることを見出し、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明は、下記の消臭剤、消臭繊維及び消臭繊維製品に関する。
1.下記式(1):
M2/n・Al2O3・SiO2・H2O (1)
(式中、Mは、陽イオンを示し、nは、Mのイオン価を示す数を表す。)
で表される無機化合物を含有する消臭剤であって、
前記無機化合物は、SiO2のモル数(ma)と、Al2O3のモル数(mb)とのモル比(ma)/(mb)が、6以上である、
ことを特徴とする消臭剤。
2.前記モル比は、11以上である、項1に記載の消臭剤。
3.前記モル比は、60以上である、項1に記載の消臭剤。
4.前記陽イオンは、ナトリウム、カリウム、カルシウム及びリチウムからなる群より選択される少なくとも一種の陽イオンである、項1〜3のいずれかに記載の消臭剤。
5.更に、バインダー樹脂を含有する、項1〜4のいずれかに記載の消臭剤。
6.前記バインダー樹脂は、シリコーン系樹脂、アクリル系樹脂及びウレタン系樹脂からなる群より選択される少なくとも1種を含有する、項5に記載の消臭剤。
項7.酸性臭、塩基性臭、及びジケトン化合物による臭気に対する消臭用である、項1〜6のいずれかに記載の消臭剤。
8.中性臭、及びジケトン化合物による臭気に対する消臭用である、項1〜6のいずれかに記載の消臭剤。
9.ジケトン化合物による臭気に対する消臭用である、項1〜6のいずれかに記載の消臭剤。
10.下記式(1):
M2/n・Al2O3・SiO2・H2O (1)
(式中、Mは、陽イオンを示し、nは、Mのイオン価を示す数を表す。)
で表され、SiO2のモル数(ma)と、Al2O3のモル数(mb)とのモル比(ma)/(mb)が、6以上である無機化合物を把持してなる、
ことを特徴とする消臭繊維又は消臭繊維製品。
11.前記無機化合物を、1〜30g/m2把持してなる、項10に記載の消臭繊維又は消臭繊維製品。
1.下記式(1):
M2/n・Al2O3・SiO2・H2O (1)
(式中、Mは、陽イオンを示し、nは、Mのイオン価を示す数を表す。)
で表される無機化合物を含有する消臭剤であって、
前記無機化合物は、SiO2のモル数(ma)と、Al2O3のモル数(mb)とのモル比(ma)/(mb)が、6以上である、
ことを特徴とする消臭剤。
2.前記モル比は、11以上である、項1に記載の消臭剤。
3.前記モル比は、60以上である、項1に記載の消臭剤。
4.前記陽イオンは、ナトリウム、カリウム、カルシウム及びリチウムからなる群より選択される少なくとも一種の陽イオンである、項1〜3のいずれかに記載の消臭剤。
5.更に、バインダー樹脂を含有する、項1〜4のいずれかに記載の消臭剤。
6.前記バインダー樹脂は、シリコーン系樹脂、アクリル系樹脂及びウレタン系樹脂からなる群より選択される少なくとも1種を含有する、項5に記載の消臭剤。
項7.酸性臭、塩基性臭、及びジケトン化合物による臭気に対する消臭用である、項1〜6のいずれかに記載の消臭剤。
8.中性臭、及びジケトン化合物による臭気に対する消臭用である、項1〜6のいずれかに記載の消臭剤。
9.ジケトン化合物による臭気に対する消臭用である、項1〜6のいずれかに記載の消臭剤。
10.下記式(1):
M2/n・Al2O3・SiO2・H2O (1)
(式中、Mは、陽イオンを示し、nは、Mのイオン価を示す数を表す。)
で表され、SiO2のモル数(ma)と、Al2O3のモル数(mb)とのモル比(ma)/(mb)が、6以上である無機化合物を把持してなる、
ことを特徴とする消臭繊維又は消臭繊維製品。
11.前記無機化合物を、1〜30g/m2把持してなる、項10に記載の消臭繊維又は消臭繊維製品。
本発明の消臭剤は、特定の無機化合物を含有するので、30〜40歳代に顕在化する臭気を発生させる臭気物質の主成分であるジケトン化合物により発生する臭気に対して優れた消臭効果を示すことができる。また、本発明の消臭繊維及び消臭繊維製品は、上述の特定の無機化合物を把持してなるので、上記ジケトン化合物により発生する臭気に対して優れた消臭効果を示すことができる。
以下、本発明について詳細に説明する。
1.消臭剤
本発明の消臭剤は、下記式(1):
M2/n・Al2O3・SiO2・H2O (1)
(式中、Mは、陽イオンを示し、nは、Mのイオン価を示す数を表す。)
で表される無機化合物を含有する消臭剤であって、
前記無機化合物中のSiO2のモル数(ma)と、Al2O3のモル数(mb)とのモル比(ma)/(mb)が、6以上である消臭剤である。
本発明の消臭剤は、下記式(1):
M2/n・Al2O3・SiO2・H2O (1)
(式中、Mは、陽イオンを示し、nは、Mのイオン価を示す数を表す。)
で表される無機化合物を含有する消臭剤であって、
前記無機化合物中のSiO2のモル数(ma)と、Al2O3のモル数(mb)とのモル比(ma)/(mb)が、6以上である消臭剤である。
本発明の消臭剤が含有する無機化合物は、下記式(1):
M2/n・Al2O3・SiO2・H2O (1)
で表される。
M2/n・Al2O3・SiO2・H2O (1)
で表される。
上記式(1)において、Mは陽イオンを示す。上記Mは、陽イオンであれば特に限定されず、ナトリウム、カリウム、カルシウム、リチウム等の金属の陽イオンであることが好ましく、ナトリウム又はカリウムの陽イオンであることがより好ましい。中でも、生成される無機化合物の細孔の大きさが適切である点で、ナトリウムの陽イオンであることが更に好ましい。
上記無機化合物は単独で用いてもよいし、陽イオンが異なる2種以上の無機化合物を混合して用いてもよい。
上記式(1)において、nは、陽イオンのイオン価を示す数である。nは、用いる陽イオンによって適宜設定されるが、1〜3であることが好ましい。nの値が上述の範囲である陽イオンを用いることで、消臭剤がジケトン化合物により発生する臭気に対して、より優れた消臭効果を示すことができる。
上記無機化合物は、SiO2のモル数(ma)と、Al2O3のモル数(mb)とのモル比(ma)/(mb)が、6以上である。上記モル比を6以上とすることにより、無機化合物が、ジアセチル等のジケトン化合物により発生する臭気に対して優れた消臭効果を示すようになり、また、繊維に付着させる際に適切なバインダー樹脂を用いることで洗濯耐久性を付与することができる。また、上記モル比が6以上であると、無機化合物が疎水性を示すので、疎水性の高いジケトン化合物に対する親和性に優れている。上記モル比は、11以上が好ましく、60以上がより好ましく、99以上が更に好ましい。
消臭剤中の上記無機化合物の含有量は、消臭剤を100質量%として、0.2〜5.0質量%が好ましく、1.0〜2.5質量%がより好ましい。無機化合物の含有量が少な過ぎると、ジケトン化合物により発生する臭気に対して十分な消臭効果を発揮することができないおそれがあり、多過ぎると、無機化合物の再凝集によって消臭剤の安定性が低下し、無機化合物が沈殿するおそれがある。
本発明の消臭剤は、上記無機化合物を含有していれば特に限定されないが、通常は、上記無機化合物が溶媒に分散した分散液として用いられる。溶媒としては、上記無機化合物を分散することができれば特に限定されないが、安全性が高く、コストを低減できる点で水を用いることが好ましい。
本発明の消臭剤は、上記無機化合物が繊維又は繊維製品に、より強固に把持されるように、バインダー樹脂を含有していてもよい。
バインダー樹脂としては特に限定されず、従来公知のものを用いることができるが、例えば、アクリル系樹脂、ウレタン系樹脂、シリコーン系樹脂、メラミン樹脂、尿素ホルマリン樹脂、エポキシ樹脂等の各種の熱硬化性樹脂を挙げることができる。これらのバインダー樹脂の中でも、アクリル系樹脂、ウレタン系樹脂、シリコーン系樹脂が好ましく、シリコーン系樹脂、アクリル系樹脂がより好ましく、繊維又は繊維製品に柔らかい風合いを付与することができる点で、シリコーン系樹脂が更に好ましい。
これらのバインダー樹脂は、1種を単独で用いてもよいし、2種以上を混合して用いてもよい。
本発明の消臭剤がバインダー樹脂を含有する場合、バインダー樹脂の含有量は、消臭剤を100質量%として、0.1〜10.0質量%が好ましく、0.5〜5.0質量%がより好ましい。バインダー樹脂の含有量が少な過ぎると、当該バインダー樹脂を用いることによる、無機化合物が繊維又は繊維製品に十分に把持されるとの効果が十分に発揮できないおそれがあり、多過ぎると、消臭剤を使用した際の機械安定性が著しく低下し、消臭加工が困難となるおそれがある。
本発明の消臭剤は、上記無機化合物を含有するので、ジケトン化合物により発生する臭気に対して優れた消臭効果を示すとともに、汗臭等を構成する公知の酸性臭、塩基性臭、中性臭等に対しても消臭効果を示すものであるが、更に、上述の酸性臭、塩基性臭、中性臭等に対して消臭効果を示す消臭組成物を含有していてもよい。上記消臭組成物としては、酸性臭、塩基性臭、中性臭等に対して消臭効果を示すことができれば特に限定されないが、例えば、任意の割合で酸化亜鉛とシリカとを含有する消臭組成物が挙げられる。
上記消臭組成物の含有量は、本発明の消臭剤を100質量%として1.0〜10.0質量%が好ましく、3.0〜6.0質量%がより好ましい。上記消臭組成物の含有量が多過ぎると繊維又は繊維製品の風合いが硬くなるおそれがあり、少な過ぎると、酸性臭、塩基性臭、中性臭に対する消臭効果が十分でないおそれがある。
本発明の消臭剤は、上述の構成を備えるので、ジケトン化合物による臭気に対する消臭用の消臭剤として用いることができる。上記ジケトン化合物としては、30〜40歳代に顕在化する臭気を発生させる臭気物質の主成分であることが明らかとなったジアセチルが挙げられる。また、本発明の消臭剤は、上述の構成を備えるので、ジケトン化合物による臭気に対する消臭用だけでなく、酸性臭、塩基性臭に対する消臭用の消臭剤としても用いることができる。更に、本発明の消臭剤は、上述の構成を備えるので、中性臭にも消臭効果を発揮することができ、中性臭、及びジケトン化合物による臭気に対する消臭用の消臭剤としても用いることができる。
2.消臭繊維又は消臭繊維製品
本発明の消臭繊維又は繊維製品は、下記式(1):
M2/n・Al2O3・SiO2・H2O (1)
(式中、Mは、陽イオンを示し、nは、Mのイオン価を示す数を表す。)
で表され、SiO2のモル数(ma)と、Al2O3のモル数(mb)とのモル比(ma)/(mb)が、6以上である無機化合物を把持してなる消臭繊維又は消臭繊維製品でもある。
本発明の消臭繊維又は繊維製品は、下記式(1):
M2/n・Al2O3・SiO2・H2O (1)
(式中、Mは、陽イオンを示し、nは、Mのイオン価を示す数を表す。)
で表され、SiO2のモル数(ma)と、Al2O3のモル数(mb)とのモル比(ma)/(mb)が、6以上である無機化合物を把持してなる消臭繊維又は消臭繊維製品でもある。
上記無機金属化合物は、上述の消臭剤に用いる無機金属化合物と同一のものを用いることができる。
本発明の消臭繊維又は消臭繊維製品において、上記無機化合物は、1〜30g/m2把持されていることが好ましく、10〜15g/m2把持されていることがより好ましい。無機化合物が把持されている量が少な過ぎると、消臭効果を十分に発揮できないおそれがあり、多過ぎると、消臭繊維又は消臭繊維製品の風合いが硬化するおそれがある。
無機金属化合物を把持させる繊維は、従来公知のものを用いることができ、例えば木綿、麻、ウール、シルクなどの天然繊維、レーヨンなどの再生繊維、アセテートなどの半合成繊維、ポリエステル、ナイロン、アクリルなどの合成繊維等、広く一般に使用される繊維が挙げられ、また、これらを混紡、交撚、混編させていてもよい。本発明は繊維を構成する繊維素の種類、含有率によらず高い消臭効果を発揮する。
無機金属化合物を把持させる繊維製品は、上記繊維を更に加工したもので、織物および編物および不織布の形態をとり、例えば衣料品、衣料用資材、寝装品、インテリア用品等が挙げられる。具体的にはコート、ジャケット、ズボン、スカート、シャツ、ブラウス、セーター、ナイトウェア、肌着、靴下、帽子、スカーフ、手袋、裏地、芯地、中綿、ユニフォーム、カーテン、布団地、枕カバー、シーツ、体拭きシートなどを例示できるが、本発明はこれに限定されない。
本発明の消臭繊維又は消臭繊維製品は、繊維又は繊維製品に上記消臭剤を付着及び/又は含浸させ、次いで熱処理することにより製造することができる。
繊維又は繊維製品に消臭剤を含浸させる方法としては、繊維の内部に消臭剤を侵入させる方法である限り従来公知の方法を採用することができる。例えば、消臭剤中に繊維又は繊維製品を浸漬させる浸漬法、スプレー法、コーティング法等従来公知の各種の方法を広く適用することができる。中でも、消臭剤中に処理すべき繊維又は繊維製品を浸漬する、いわゆる、浸漬法を採用するのが好ましい。当該方法により、消臭剤中に分散した無機金属化合物を繊維又は繊維製品に侵入させることができる。
以下、浸漬法につき詳述する。消臭剤中の無機金属化合物の濃度は、消臭剤において説明した濃度とすればよいが、処理液の絞り率と必要とする担持量より算出した濃度に設定すればよい。
消臭剤のpHは0〜6、好ましくは2〜5に調整されていることが好ましい。消臭剤のpHがこの範囲であれば、本発明で所望する繊維又は繊維製品を得ることができる。当該範囲のpHは消臭剤に対して中和剤、即ち適当なアルカリ又は塩を添加することにより調整すればよい。
pHの調整に使用される中和剤として、例えば水酸化ナトリウム、重炭酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、過炭酸ナトリウム、ホウ酸ナトリウム、メタホウ酸ナトリウム、水素化ホウ素ナトリウム、ケイ酸ナトリウム、メタケイ酸ナトリウム、亜硫酸ナトリウム、チオ硫酸ナトリウム、リン酸ナトリウム、メタリン酸ナトリウム、ポリリン酸ナトリウム、ピロリン酸ナトリウム、亜リン酸ナトリウム、次亜リン酸ナトリウム、ギ酸ナトリウム、酢酸ナトリウム、リンゴ酸ナトリウム、酒石酸ナトリウム、乳酸ナトリウム等が挙げられる。また、上記のナトリウム塩に代わり、カリウム塩、アンモニウム塩、メチルアミン、ジメチルアミン、トリメチルアミン、トリエチルアミン等の揮発性の低級アミンの塩も使用できる。これらの中和剤は、単独で又は2種以上を組み合わせて使用してもよい。
上記中和剤の添加量は、消臭剤中に含まれる無機化合物の量や種類にもよるが、消臭剤中の濃度として通常0.1〜10質量%程度とするのがよい。
上記消臭剤の繊維又は繊維製品に対する浸透速度は充分に速く、浸漬時間、浴温度に特に制限はない。通常、浸漬時間0.1〜300秒、浴温は10〜40℃で行われる。
繊維又は繊維製品に消臭剤を浸漬させた後、絞りを行ってもよい。絞りは加工する製品によって異なり、それぞれに適当な絞り方法、絞り率が採用できる。通常、絞り率は30〜200%で行うのが好ましい。
消臭繊維又は消臭繊維製品の製造方法において、消臭剤を繊維又は繊維製品に付着及び/又は含浸させ、必要に応じて絞りを行った後、乾燥を行ってもよい。工業的には、乾燥温度は40〜150℃が好ましく、時間は温度に応じて選定すればよい。
次いで、消臭剤を付着及び/又は含浸させた繊維又は繊維製品を、加熱処理する。加熱処理の温度は、通常100〜210℃、好ましくは120〜180℃、より好ましくは130〜160℃である。また、加熱処理時間は20秒〜3分程度である。当該条件により加熱処理を行うことにより、無機金属化合物が把持された消臭繊維又は消臭繊維製品を製造することができる。また、消臭剤がバインダー樹脂を含有する場合、上記条件により加熱処理することにより、バインダー樹脂と無機化合物とが結合し、無機化合物が繊維又は繊維製品に、より強固に把持される。上述の条件より穏やかな条件で加熱処理を行うと、消臭繊維又は消臭繊維製品の消臭性能が洗濯を繰り返すことにより低下するおそれがあり、厳しすぎる条件では繊維の劣化を引き起こすおそれがあり、強度低下や繊維黄変として表れるおそれがある。
上記加熱処理の後、必要に応じてソーピング又は水洗を行なった後、乾燥処理を行ってもよい。ソーピング処理を行うことにより、消臭繊維又は消臭繊維製品の消臭性能を、より向上させることができる。
以上説明した製造方法により、本発明の消臭繊維又は消臭繊維製品が製造される。本発明の消臭繊維及び消臭繊維製品は、上述の特定の無機化合物を把持してなるので、30〜40歳代に顕在化する臭気を発生させる臭気物質の主成分であるジケトン化合物により発生する臭気に対して十分な消臭効果を示すことができる。
以下に実施例及び比較例を示して本発明を具体的に説明する。但し、本発明は実施例に限定されない。
(実施例1)
大原パラヂウム株式会社製 パラファインNS−500(商品名)6.0質量%、大原パラヂウム株式会社製 パラファイン NS−100(商品名)3.0質量%、及び、シリコーン系樹脂として北広ケミカル株式会社製TF−3500(商品名)3.0質量%を含む水溶液を調製し、消臭剤とした。
大原パラヂウム株式会社製 パラファインNS−500(商品名)6.0質量%、大原パラヂウム株式会社製 パラファイン NS−100(商品名)3.0質量%、及び、シリコーン系樹脂として北広ケミカル株式会社製TF−3500(商品名)3.0質量%を含む水溶液を調製し、消臭剤とした。
なお、パラファインNS−500は、上記式(1)の構造を有する無機化合物を含んでおり、当該無機化合物は、SiO2/Al2O3のモル比が99であり、ナトリウムの陽イオンを含む無機化合物である。また、無機化合物のパラファインNS−500中の濃度は、パラファインNS−500を100質量%として、20〜25質量%である。
また、パラファインNS−100は、酸化亜鉛とシリカとを含有する無機化合物を含んでいる。
200g/m2の綿ニット布を精錬、漂白処理した後、上述のようにして調製された水溶液に浸漬し、マングルで絞って乾燥した後に140℃で1分間熱処理を行い、繊維製品を調製した。
(実施例2)
シリコーン系樹脂に代えて、アクリル系樹脂として新中村化学工業株式会社製 ベステックスRB−550(商品名)3.0質量%を用いた以外は、実施例1と同様にして水溶液を調製し、繊維製品を調製した。
シリコーン系樹脂に代えて、アクリル系樹脂として新中村化学工業株式会社製 ベステックスRB−550(商品名)3.0質量%を用いた以外は、実施例1と同様にして水溶液を調製し、繊維製品を調製した。
(実施例3)
大原パラヂウム株式会社製 パラファインNS−500(商品名)3.0質量%、大原パラヂウム株式会社製 パラファイン NS−100(商品名)3.0質量%、及び、シリコーン系樹脂として北広ケミカル株式会社製TF−3500(商品名)2.0質量%を含む水溶液を調製した以外は実施例1と同様にして水溶液を調製し、繊維製品を調製した。
大原パラヂウム株式会社製 パラファインNS−500(商品名)3.0質量%、大原パラヂウム株式会社製 パラファイン NS−100(商品名)3.0質量%、及び、シリコーン系樹脂として北広ケミカル株式会社製TF−3500(商品名)2.0質量%を含む水溶液を調製した以外は実施例1と同様にして水溶液を調製し、繊維製品を調製した。
(実施例4)
パラファイン NS−100(商品名)を添加しなかった以外は実施例1と同様にして水溶液を調製し、繊維製品を調製した。
パラファイン NS−100(商品名)を添加しなかった以外は実施例1と同様にして水溶液を調製し、繊維製品を調製した。
(実施例5)
200g/m2の綿ニット布を精錬、漂白処理したことに代えて、200g/m2のポリエステルニット布を精錬処理した以外は実施例1と同様にして水溶液を調製し、繊維製品を調製した。
200g/m2の綿ニット布を精錬、漂白処理したことに代えて、200g/m2のポリエステルニット布を精錬処理した以外は実施例1と同様にして水溶液を調製し、繊維製品を調製した。
(実施例6)
大原パラヂウム株式会社製 パラファインNS−500(商品名)6.0質量%に代えて、大原パラヂウム株式会社製 パラファインNS−501(商品名)(SiO2/Al2O3のモル比が60)6.0質量%を添加した以外は実施例1と同様にして水溶液を調製し、繊維製品を調製した。
大原パラヂウム株式会社製 パラファインNS−500(商品名)6.0質量%に代えて、大原パラヂウム株式会社製 パラファインNS−501(商品名)(SiO2/Al2O3のモル比が60)6.0質量%を添加した以外は実施例1と同様にして水溶液を調製し、繊維製品を調製した。
(実施例7)
熱処理を行わなかった以外は実施例1と同様にして水溶液を調製し、繊維製品を調製した。
熱処理を行わなかった以外は実施例1と同様にして水溶液を調製し、繊維製品を調製した。
(実施例8)
シリコーン系樹脂を添加しなかった以外は実施例1と同様にして水溶液を調製し、繊維製品を調製した。
シリコーン系樹脂を添加しなかった以外は実施例1と同様にして水溶液を調製し、繊維製品を調製した。
(比較例1)
パラファイン NS−500(商品名)を添加しなかった以外は実施例1と同様にして水溶液を調製し、繊維製品を調製した。
パラファイン NS−500(商品名)を添加しなかった以外は実施例1と同様にして水溶液を調製し、繊維製品を調製した。
(比較例2)
パラファイン NS−500(商品名)及びパラファインNS−100を添加しなかった以外は実施例1と同様にして水溶液を調製し、繊維製品を調製した。
パラファイン NS−500(商品名)及びパラファインNS−100を添加しなかった以外は実施例1と同様にして水溶液を調製し、繊維製品を調製した。
(比較例3)
200g/m2の綿ニット布を精錬、漂白処理して、繊維製品とした。すなわち、綿ニット布を水溶液に浸漬せず、熱処理も行わなかった。
200g/m2の綿ニット布を精錬、漂白処理して、繊維製品とした。すなわち、綿ニット布を水溶液に浸漬せず、熱処理も行わなかった。
(比較例4)
200g/m2のポリエステルニット布を精錬して、繊維製品とした。すなわち、ポリエステルニット布を水溶液に浸漬せず、熱処理も行わなかった。
200g/m2のポリエステルニット布を精錬して、繊維製品とした。すなわち、ポリエステルニット布を水溶液に浸漬せず、熱処理も行わなかった。
消臭率測定試験
上記実施例及び比較例で調製した繊維製品を用いて、以下の試験により消臭率を測定した。また、上記実施例及び比較例で調製した繊維製品をそれぞれ10回洗濯したものを用いて、同様に以下の試験により消臭率を測定した。
上記実施例及び比較例で調製した繊維製品を用いて、以下の試験により消臭率を測定した。また、上記実施例及び比較例で調製した繊維製品をそれぞれ10回洗濯したものを用いて、同様に以下の試験により消臭率を測定した。
洗濯は一般社団法人繊維評価技術協議会のJAFET標準配合洗剤を1.3ml/Lの割合で溶解した水溶液を用い、40℃で10分間、家庭用洗濯機中で洗濯し、次いで水洗し、乾燥する操作を1サイクルとして、このサイクルを10回繰り返した。
(アンモニア消臭率測定試験)
上記実施例及び比較例で得られた各繊維製品(洗濯前及び10回洗濯後)を10cm×10cmの大きさに切断したものを、500ml三角フラスコに別々に入れてシールした。また、別途に用意した100cc三角フラスコにアンモニア水を20cc入れ、湯煎して、100cc三角フラスコのヘッドスペース部分のガスを2cc採取し、500ml三角フラスコに注入した。2時間後、500ml三角フラスコ内のアンモニア濃度を北川式ガス検知管で測定した。また、500ml三角フラスコ内に繊維製品を入れない以外は、上記と同じ方法でアンモニア濃度を測定して、ブランクとした。
2時間後の測定値、及びブランクの測定値に基づいて、下記式によってアンモニア消臭率を測定した。
(アンモニア消臭率)(%)={[(ブランクの測定値)−(2時間後の測定値)]/(ブランクの測定値)}×100
上記実施例及び比較例で得られた各繊維製品(洗濯前及び10回洗濯後)を10cm×10cmの大きさに切断したものを、500ml三角フラスコに別々に入れてシールした。また、別途に用意した100cc三角フラスコにアンモニア水を20cc入れ、湯煎して、100cc三角フラスコのヘッドスペース部分のガスを2cc採取し、500ml三角フラスコに注入した。2時間後、500ml三角フラスコ内のアンモニア濃度を北川式ガス検知管で測定した。また、500ml三角フラスコ内に繊維製品を入れない以外は、上記と同じ方法でアンモニア濃度を測定して、ブランクとした。
2時間後の測定値、及びブランクの測定値に基づいて、下記式によってアンモニア消臭率を測定した。
(アンモニア消臭率)(%)={[(ブランクの測定値)−(2時間後の測定値)]/(ブランクの測定値)}×100
(イソ吉草酸消臭率測定試験)
上記実施例及び比較例で得られた各繊維製品(洗濯前及び10回洗濯後)を10cm×10cmの大きさに切断したものを、500ml三角フラスコに別々に入れてシールした。500ml三角フラスコ内に、イソ吉草酸を0.5μl注入し、再度シールした後にヒートガンを用いて加熱し、完全に揮発させた。2時間後、500ml三角フラスコ内のイソ吉草酸濃度を北川式ガス検知管で測定した。また、500ml三角フラスコ内に繊維製品を入れない以外は、上記と同じ方法でイソ吉草酸濃度を測定して、ブランクとした。
2時間後の測定値、及びブランクの測定値に基づいて、下記式によってイソ吉草酸消臭率を測定した。
(イソ吉草酸消臭率)(%)={[(ブランクの測定値)−(2時間後の測定値)]/(ブランクの測定値)}×100
上記実施例及び比較例で得られた各繊維製品(洗濯前及び10回洗濯後)を10cm×10cmの大きさに切断したものを、500ml三角フラスコに別々に入れてシールした。500ml三角フラスコ内に、イソ吉草酸を0.5μl注入し、再度シールした後にヒートガンを用いて加熱し、完全に揮発させた。2時間後、500ml三角フラスコ内のイソ吉草酸濃度を北川式ガス検知管で測定した。また、500ml三角フラスコ内に繊維製品を入れない以外は、上記と同じ方法でイソ吉草酸濃度を測定して、ブランクとした。
2時間後の測定値、及びブランクの測定値に基づいて、下記式によってイソ吉草酸消臭率を測定した。
(イソ吉草酸消臭率)(%)={[(ブランクの測定値)−(2時間後の測定値)]/(ブランクの測定値)}×100
(ジアセチル消臭率測定試験)
上記実施例及び比較例で得られた各繊維製品(洗濯前及び10回洗濯後)を150cm2の正方形に切断したものを、500ml三角フラスコに別々に入れてシールした。500ml三角フラスコ内に、1%ジアセチル水溶液を5μl注入し、Bemis Flexible Packaging社製 パラフィルム(商品名)を用いて4重にシールした。35℃に設定した恒温器内で2時間放置後、500ml三角フラスコのヘッドスペース部分のガスを1ml採取し、ガスクロマトグラフィーを用いてジアセチルのピークを分析してピーク面積値を算出した。また、500ml三角フラスコ内に繊維製品を入れない以外は、上記と同じ方法でジアセチルのピーク面積値を算出して、ブランクとした。
2時間後のピーク面積値、及びブランクのピーク面積値に基づいて、下記式によってジアセチル消臭率を測定した。
(ジアセチル消臭率)(%)={[(ブランクのピーク面積値)−(2時間後のピーク面積値)]/(ブランクのピーク面積値)}×100
上記実施例及び比較例で得られた各繊維製品(洗濯前及び10回洗濯後)を150cm2の正方形に切断したものを、500ml三角フラスコに別々に入れてシールした。500ml三角フラスコ内に、1%ジアセチル水溶液を5μl注入し、Bemis Flexible Packaging社製 パラフィルム(商品名)を用いて4重にシールした。35℃に設定した恒温器内で2時間放置後、500ml三角フラスコのヘッドスペース部分のガスを1ml採取し、ガスクロマトグラフィーを用いてジアセチルのピークを分析してピーク面積値を算出した。また、500ml三角フラスコ内に繊維製品を入れない以外は、上記と同じ方法でジアセチルのピーク面積値を算出して、ブランクとした。
2時間後のピーク面積値、及びブランクのピーク面積値に基づいて、下記式によってジアセチル消臭率を測定した。
(ジアセチル消臭率)(%)={[(ブランクのピーク面積値)−(2時間後のピーク面積値)]/(ブランクのピーク面積値)}×100
結果を表1に示す。
Claims (11)
- 下記式(1):
M2/n・Al2O3・SiO2・H2O (1)
(式中、Mは、陽イオンを示し、nは、Mのイオン価を示す数を表す。)
で表される無機化合物を含有する消臭剤であって、
前記無機化合物中のSiO2のモル数(ma)と、Al2O3のモル数(mb)とのモル比(ma)/(mb)が、6以上である、
ことを特徴とする消臭剤。 - 前記モル比は、11以上である、請求項1に記載の消臭剤。
- 前記モル比は、60以上である、請求項1に記載の消臭剤。
- 前記陽イオンは、ナトリウム、カリウム、カルシウム及びリチウムからなる群より選択される少なくとも一種の陽イオンである、請求項1〜3のいずれかに記載の消臭剤。
- 更に、バインダー樹脂を含有する、請求項1〜4のいずれかに記載の消臭剤。
- 前記バインダー樹脂は、シリコーン系樹脂、アクリル系樹脂及びウレタン系樹脂からなる群より選択される少なくとも1種を含有する、請求項5に記載の消臭剤。
- 酸性臭、塩基性臭、及びジケトン化合物による臭気に対する消臭用である、請求項1〜6のいずれかに記載の消臭剤。
- 中性臭、及びジケトン化合物による臭気に対する消臭用である、請求項1〜6のいずれかに記載の消臭剤。
- ジケトン化合物による臭気に対する消臭用である、請求項1〜6のいずれかに記載の消臭剤。
- 下記式(1):
M2/n・Al2O3・SiO2・H2O (1)
(式中、Mは、陽イオンを示し、nは、Mのイオン価を示す数を表す。)
で表され、SiO2のモル数(ma)と、Al2O3のモル数(mb)とのモル比(ma)/(mb)が、6以上である無機化合物を把持してなる、
ことを特徴とする消臭繊維又は消臭繊維製品。 - 前記無機化合物を、1〜30g/m2把持してなる、請求項10に記載の消臭繊維又は消臭繊維製品。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2020125562A (ja) * | 2019-02-06 | 2020-08-20 | セーレン株式会社 | 下着用布帛 |
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JPH04255767A (ja) * | 1991-02-08 | 1992-09-10 | Nichiban Kenkyusho:Kk | コーティング用組成物および繊維材料 |
JP2004008515A (ja) * | 2002-06-07 | 2004-01-15 | Kao Corp | 消臭剤 |
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- 2015-02-10 JP JP2015024767A patent/JP2016146908A/ja active Pending
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