JP2020125562A - 下着用布帛 - Google Patents

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Abstract

【課題】下着の素材として望まれる消臭性を有する下着用布帛を提供する。【解決手段】アンモニア、酢酸、及びノネナールを同時に消臭する下着用布帛1であって、セルロース繊維の混用率が40%以上である編物2を含み、編物2を構成する繊維10に、洗濯前から洗濯50回後までにおける、アンモニア及び酢酸に対する20秒後の消臭率が50%以上、ノネナールに対する5分後の消臭率が50%以上となるように消臭剤30を付与してある。繊維10の表面に、消臭剤30を含有する付着層20が形成されており、付着層20による繊維10の表面の被覆率が5〜60%である。【選択図】図1

Description

本発明は、下着の素材として用いられる下着用布帛に関する。
近年、社会環境や生活スタイル、ユーザー意識などの変化に伴い、様々な生活の場で消臭、脱臭への要望が高まっており、それに伴って多種多様な消臭製品が開発、販売されている。その中でも衣類は、日常生活において着用することから速効性のある消臭効果が求められ、その素材となる布帛に消臭性を付与することが行われている。
本出願人は、汗臭の臭気成分であるアンモニア及び酢酸に対する消臭性に優れた布帛を開発した(特許文献1を参照)。特許文献1の布帛は、二酸化ケイ素と酸化亜鉛との複合物を付与することで、汗臭の消臭が求められるスポーツウェア等に好適に用いることができる。
特開2015−34366号公報
ところで、衣類の中でもシャツ等の下着では、汗臭に対する消臭性だけではなく、加齢臭に対しても消臭性を有することが望まれる。特許文献1の布帛は、汗臭に対する消臭性に優れるものであるが、ノネナールを臭気成分とする加齢臭に対する消臭性については改善の余地があった。
また、特許文献1の布帛は、スポーツウェアとしての使用を想定して洗濯20回後にも消臭性を維持するように検討されているが、下着での使用を想定するとスポーツウェアでの使用よりも多くの回数の洗濯後にも消臭性を維持していることが求められる。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、下着の素材として望まれる消臭性を有する下着用布帛を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための本発明にかかる下着用布帛の特徴構成は、
アンモニア、酢酸、及びノネナールを同時に消臭する下着用布帛であって、
セルロース繊維の混用率が40%以上である編物を含み、
前記編物を構成する繊維に、洗濯前から洗濯50回後までにおける、アンモニア及び酢酸に対する20秒後の消臭率が50%以上、ノネナールに対する5分後の消臭率が50%以上となるように消臭剤を付与してあることにある。
本構成の下着用布帛によれば、セルロース繊維の混用率が40%以上である編物を構成する繊維に、洗濯前から洗濯50回後までにおける、アンモニア及び酢酸に対する20秒後の消臭率が50%以上、ノネナールに対する5分後の消臭率が50%以上となるように消臭剤を付与してあることにより、セルロース繊維による吸着作用と、消臭剤による吸着・分解作用との相乗効果が得られ、アンモニア、及び酢酸を臭気成分とする汗臭、並びにノネナールを臭気成分とする加齢臭の両方に対して速効性に優れた消臭効果を発揮することができる。また、洗濯前から洗濯50回後までにおいて、アンモニア、酢酸、及びノネナールに対して高い消臭率が維持されるため、下着の実使用を想定した場合にも十分な耐久性を実現することができる。従って、本構成の下着用布帛は、下着に求められる消臭性、及び耐久性を満たした布帛となる。
本発明にかかる下着用布帛において、
前記繊維の表面に、前記消臭剤を含有する付着層が形成されており、
前記付着層による前記繊維の表面の被覆率が5〜60%であることが好ましい。
本構成の下着用布帛によれば、繊維の表面に消臭剤を含有する付着層が形成されていることで、繊維表面において消臭剤と臭気成分とが効率よく接触し、優れた消臭性を得ることができる。また、付着層による繊維の表面の被覆率が5〜60%であることで、編物を構成するセルロース繊維の吸水性が損なわれることがなく、下着に求められる高い吸水性を実現することができる。
本発明にかかる下着用布帛において、
前記付着層は、大きさが1〜100μmのスポット部として形成されていることが好ましい。
本構成の下着用布帛によれば、大きさが1〜100μmのスポット部として付着層が形成されていることで、編物のループが塞がれることがないため、布帛自体が硬くなりにくく、下着に求められる心地よい風合いと高い通気性とを実現することができる。また、本構成の下着用布帛は、付着層がスポット部として形成されていることで、布帛が変形した場合にも付着層が剥離しにくく、優れた耐久性を実現することができる。
本発明にかかる下着用布帛において、
前記編物における前記スポット部の密度が、1500個/mm以上であることが好ましい。
本構成の下着用布帛によれば、スポット部の密度が1500個/mm以上であることで、繊維表面を適度に被覆することができ、臭気成分が十分な量の消臭剤と接触するため、速効性に優れた消臭効果を発揮することができる。
図1は、本発明の下着用布帛の編組織を拡大した概略平面図である。
以下、本発明の下着用布帛に関する実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。ただし、本発明は、以下の構成に限定されることを意図しない。
〔下着用布帛〕
図1は、本発明の下着用布帛1の編組織を拡大した概略平面図である。本発明の下着用布帛1は、セルロース繊維の混用率が40%以上である編物2を含み、編物2を構成する繊維10に消臭剤30を付与することで、アンモニア、酢酸、及びノネナールを同時に消臭することが可能な新規且つ有用な布帛である。
編物2は、例えば、トリコット、ダブルラッセル、丸編等の編組織により繊維10を編成した編物である。編物2の目付は、50〜300g/mであることが好ましく、70〜250g/mであることがより好ましく、100〜200g/mであることがさらに好ましい。編物2の目付が50〜300g/mであれば、下着素材として求められる吸湿性、通気性等の機能性と、耐久性とを両立することができる。編物2の目付が50g/m未満であると、十分な吸湿性や耐久性が得られない虞がある。編物2の目付が300g/mを超えると、下着用布帛1自体が硬くなったり、十分な通気性が得られない虞がある。
編物2を構成する繊維10は、セルロース繊維を含む繊維である。セルロース繊維には、パルプ、ケナフ、綿、及び麻等の天然セルロース繊維、レーヨン、ポリノジック、キュプラ、リヨセル、及びセルローススポンジ等の再生セルロース繊維、並びにジアセテート、及びトリアセテート等の半合成セルロース繊維を使用することができる。繊維10には、ウール、シルク、及びカシミヤ等の動物性繊維、及びポリエステル系繊維、ポリアミド系繊維、ポリアクリル系繊維、及びポリウレタン系繊維等の合成繊維を、セルロース繊維に混用することができる。繊維10は、単独の繊維を使用してもよいし、二種以上の繊維を組み合わせた混繊物として使用してもよい。編物2におけるセルロース繊維の混用率は、40%以上であればよいが、50%以上であることが好ましく、60%以上であることがより好ましい。セルロース繊維の混用率が40%以上であれば、セルロース繊維による吸着作用と、付与されている消臭剤30による吸着・分解作用との相乗効果により、洗濯前から洗濯50回後までにおいて速効性に優れた消臭効果を得ることができ、さらに、下着素材として求められる高い吸水性を実現することができる。セルロース繊維の混用率が40%未満であると、セルロース繊維と消臭剤30との相乗効果が十分に得られず、洗濯前から洗濯50回後までにおける速効性のある消臭効果が現れ難くなる虞がある。
消臭剤30としては、銀、銅、鉄、亜鉛、マグネシウム、アルミニウム、及びジルコニウム等の金属元素を含む金属系化合物、二酸化ケイ素、ケイ酸塩(ゼオライト)、及び炭化ケイ素等のケイ素化合物、ツバキ科の植物から抽出されたカテキン、カキノキ科、ネムノキ科、セリ科、マツ科、バラ科、ブナ科等の植物から抽出されたタンニン等のポリフェノール類、並びに活性炭を使用することができる。消臭剤30は、単独の消臭剤を使用してもよいし、二種以上の消臭剤を組み合わせた混合物として使用してもよい。これらの消臭剤うち、金属系化合物、及びケイ素化合物は、繊維に付与された状態で、洗濯後の消臭性に優れるため、好ましく使用される。なかでも、銀、又は亜鉛は、防臭性に関わる抗菌性、抗カビ性を発揮する点で好ましく、亜鉛は、経時変化による着色を生じない点でさらに好ましい。亜鉛を含む消臭剤としては、例えば、二酸化ケイ素と酸化亜鉛との無定形複合物を挙げることができる。二酸化ケイ素と酸化亜鉛との無定形複合物は、例えば、ケイ酸ナトリウムの水溶液と、酸化亜鉛や硫酸亜鉛等の水溶性亜鉛化合物の水溶液とを混合して反応させて、ゲル状の二酸化ケイ素と酸化亜鉛との無定形複合物スラリーを調製し、これを乾燥させることにより得ることができる。亜鉛化合物を用いることで、アンモニア、酢酸、ノネナール等の臭気成分が、亜鉛との配位結合により化学吸着され、消臭効果が発揮される。また、消臭機能を有する亜鉛を酸化物とし、二酸化ケイ素との複合物とすることで、消臭性及び持続性に優れたものとなる。さらに、吸着した臭気成分の再放出も抑制することができるので、臭い移りの無い下着を提供することができる。
消臭剤30は、下着用布帛1の洗濯前から洗濯50回後までにおける、アンモニア及び酢酸に対する20秒後の消臭率が50%以上、好ましくは60%以上となるように、さらに、ノネナールに対する5分後の消臭率が50%以上、好ましくは60%以上となるように、繊維10に付与される。また、消臭剤30は、下着用布帛1の洗濯前から洗濯50回後までにおける、アンモニア及び酢酸に対する30秒後の消臭率が70%以上、好ましくは80%以上となるように、さらに、ノネナールに対する10分後の消臭率が60%以上、好ましくは70%以上となるように、繊維10に付与されることが好ましい。上記のアンモニア、酢酸、及びノネナールに対する消臭率を達成するための繊維10への消臭剤30の付与形態としては、例えば、消臭剤30を含有する付着層20を、繊維10の表面に形成したものが挙げられる。付着層20は、消臭剤30を混合したバインダー樹脂40を繊維10の表面に塗布することにより得られ、図1に示す例では、付着層20は、繊維10の表面にスポット状に付着した複数のスポット部20aとして形成されている。スポット部20aは、繊維10の表面を一様に覆うものでなければ、任意の形状で形成することが可能であり、その形状は、例えば、粒状、塊状、膜状等が挙げられる。付着層20がスポット部20aとして形成されていることで、編物2が変形した場合にも付着層20が剥離しにくく、優れた耐久性を実現することができる。付着層20による繊維10の表面の被覆率は、5〜60%であることが好ましく、7〜40%であることがより好ましい。被覆率が5〜60%であれば、上記の消臭率を実現し得る速効性に優れた消臭効果を得ることができる。また、セルロース繊維の吸水性を維持して、下着素材として求められる高い吸水性を実現することができる。被覆率が5%未満であると、消臭剤が臭気成分と十分に接触せず、速効性のある消臭効果が現れ難くなる虞がある。被覆率が60%を超えると、十分な吸水性が得られない虞がある。
スポット部20aの大きさは、例えば、1〜100μmに形成されることが好ましく、2〜80μmに形成されることがより好ましい。なお、スポット部20aとして、複数の粒状物が集塊をなして繊維10の表面に付着している場合、スポット部20aの大きさとは、個々の粒状物の大きさではなく、集塊物としての大きさを意味する。また、スポット部20aが異方性を有する形状で形成されている場合、スポット部20aの大きさとは、その長手方向又は長軸方向におけるサイズを意味する。スポット部20aの大きさが1〜100μmであれば、スポット部20aにより編物2のループが塞がれることがないため、下着用布帛1自体が硬くなりにくく、下着に求められる心地よい風合いと高い通気性とを実現することができる。スポット部20aの大きさが1μm未満であると、付着層20に含まれるバインダー樹脂40の絶対量が不足し、その結果、付着層20が剥離して十分な消臭効果が得られない虞がある。スポット部20aの大きさが100μmを超えると、スポット部20aにより編物2のループが塞がれ、風合い及び通気性が損なわれる虞がある。編物2におけるスポット部20aの密度は、1500個/mm以上であることが好ましく、2000個/mm以上であることがより好ましい。編物2におけるスポット部20aの密度が1500個/mm以上であれば、付着層20が繊維10の表面を適切に被覆することができ、消臭剤が臭気成分と良好に接触することで速効性に優れた消臭効果を得ることができる。編物2におけるスポット部20aの密度が1500個/mm未満であると、消臭剤が臭気成分と十分に接触せず、速効性のある消臭効果が現れ難くなる虞がある。
また、上記のアンモニア、酢酸、及びノネナールに対する消臭率を達成するための編物2に対する消臭剤30の付与量(乾燥重量)は、0.05〜15g/mであることが好ましく、0.25〜12g/mであることがより好ましい。繊維10の表面に消臭剤30を含有する付着層20を形成する付与形態において、消臭剤30の付与量が0.05〜15g/mであれば、速効性に優れた消臭効果が得られ、上記の消臭率を達成することができる。消臭剤30の付与量が0.05g/m未満であると、速効性のある消臭効果が現れ難くなる虞がある。消臭剤30の付与量が15g/mを超えると、布帛としての柔軟性や風合いが損なわれるとともに、過剰な量の消臭剤30を付与することになり、コストの上昇を招くことになる。
バインダー樹脂40には、例えば、シリコーン樹脂、ウレタン樹脂、アクリル樹脂、及びポリエステル樹脂を使用することができる。これらの樹脂うち、粘性、成膜性に優れたシリコーン樹脂が好ましく使用される。バインダー樹脂40は、単独の樹脂を使用してもよいし、二種以上の樹脂を組み合わせた混合物として使用してもよい。編物2に対するバインダー樹脂40の付与量(乾燥重量)は、0.05〜12g/mであることが好ましく、0.1〜10g/mであることがより好ましい。バインダー樹脂40の付与量が0.05〜12g/mであれば、繊維10への付着が良好なものとなり、優れた洗濯耐久性を得ることができる。バインダー樹脂40の付与量が0.05g/m未満であると、繊維10への付着が不十分なものとなり、洗濯耐久性が得られない虞がある。バインダー樹脂40の付与量が12g/mを超えると、繊維10の表面を過剰に被覆して吸水性を損なう虞がある。
〔消臭率〕
本発明において消臭率は、一般社団法人繊維評価技術協議会によるSEKマーク繊維製品認証基準の検知管法及びガスクロマトグラフ法による消臭性試験方法を参考にして測定したものである。具体的には、洗濯処理を実施していない下着用布帛及び洗濯50回後の下着用布帛から所定の大きさ(アンモニア及び酢酸に対する消臭率の測定用:100cm、ノネナールに対する消臭率の測定用:50cm)の試料を採取し、夫々の試料を容量500mLのガラス容器に入れる。各ガラス容器に、窒素ガスを用いて臭気成分を所定の濃度(アンモニア:100ppm、酢酸:50ppm、ノネナール:14ppm)に調整したガスを注入して、試験時間(アンモニア及び酢酸:20秒及び30秒、ノネナール:5分及び10分)経過後に、気体検知管(アンモニア:No.3La 株式会社ガステック製、酢酸:No.81・No.6 株式会社ガステック製)もしくはガスクロマトグラフ(ノネナール:GC−2010Plus 株式会社島津製作所製)を用いてガラス容器内の残留臭気成分濃度を測定し、下記の式(1)によって算出する。
消臭率(%) = {(E−F)/E} × 100 ・・・ (1)
E:空試験の測定値
F:試料の測定値
なお、本発明において洗濯処理は、JIS L0217に規定の洗い方103に準拠して実施したものである。
〔付着層の形成〕
繊維の表面における付着層の形成には、パディング法、スプレー法、グラビア法、及びコーティング法等の繊維加工において一般的に行われている方法を用いることができる。例えば、(1)消臭剤及びバインダー樹脂を混合した処理液に編物を浸漬し、80〜150℃の浴中で吸尽処理する方法、(2)消臭剤及びバインダー樹脂を混合した処理液に編物を浸漬、スプレー、又は塗布することにより、処理液を編物に含浸させた後、必要に応じて圧搾、遠心脱水等により余剰液を除去し、次いで80〜180℃で熱処理により乾燥する方法を挙げることができる。これらの方法うち、(2)の方法は、複数のスポット部として繊維表面に付着層を均質に形成することができ、加工時間が短く生産性が良いことから、好ましく使用される。
なお、(1)及び(2)の方法において、処理液には、必要に応じて紫外線吸収剤、赤外線吸収剤、制電剤、抗菌抗カビ剤、防虫剤、難燃剤、及びpH調整剤等の成分を含有させることも可能である。また、消臭剤及びバインダー樹脂を混合した処理液で加工した後、消臭性以外の機能性の付与を目的とした追加加工を編物に施すことも可能である。追加加工としては、例えば、(1)及び(2)の方法と同様の方法により制電性、抗菌抗カビ性、難燃性、速乾性、冷温感性、風合い改良、及びpH調整等の機能性を付与する加工、タンブラー乾燥機によるリラックス加工、樹脂・金属ロールによるカレンダー加工、研磨機によるバフ加工、樹脂コーティング加工、フィルム接着加工、並びに生地ボンディング加工等が挙げられる。
以上のように構成された本発明の下着用布帛1は、セルロース繊維の混用率が40%以上であり、洗濯前から洗濯50回後までにおける、アンモニア及び酢酸に対する20秒後の消臭率が50%以上、ノネナールに対する5分後の消臭率が50%以上となるように、消臭剤30を繊維10に付与している。このような消臭率は、付着層20による繊維10の被覆率が5〜60%に調整され、付着層20が1〜100μmの大きさのスポット部20aとして、密度が1500個/mm以上に形成されていることにより達成されている。これにより、下着用布帛1は、アンモニア及び酢酸を臭気成分とする汗臭、並びにノネナールを臭気成分とする加齢臭に対して、速効性に優れた消臭効果を発揮することができる。
本発明の下着用布帛の消臭効果を確認するため、本発明の構成を有する下着用布帛を作製した(実施例1〜7)。また、比較のため、本発明の構成を有さない布帛を作製した(比較例1及び2)。
<実施例1>
117dtex/80フィラメントのキュプラ・ナイロン混繊糸、40番手の綿糸、及び22dtexのポリウレタン糸を用いて、目付130g/mのベア天竺組織の丸編地を編成し、布帛Aとした。布帛Aにおけるセルロース繊維の混用率は77%であった。消臭剤として二酸化ケイ素・酸化亜鉛無定形複合物含有水分散体(商品名「ザオバタックNANO−20」 平均粒径:0.5μm、大和化学工業株式会社製)を用いた。バインダー樹脂としてシリコーン樹脂(商品名「ネオステッカーSI」 日華化学株式会社製)を用いた。消臭剤(A)とバインダー樹脂(B)とを、重量比(A/B)が2.0となる割合で混合して処理液を調製した。処理液に布帛Aを含浸後、圧搾率が布帛重量に対して100重量%となるように圧搾機にて圧搾し、次いで120℃で2分間の熱処理により乾燥させることで、実施例1の下着用布帛を作製した。実施例1の下着用布帛において、布帛Aに対する消臭剤の付与量は、0.68g/mであった。
<実施例2>
消臭剤(A)とバインダー樹脂(B)とを、重量比(A/B)が1.2となる割合で混合して処理液を調製した。その他は、実施例1と同一の手法により、実施例2の下着用布帛を作製した。実施例2の下着用布帛において、布帛Aに対する消臭剤の付与量は、0.50g/mであった。
<実施例3>
消臭剤(A)とバインダー樹脂(B)とを、重量比(A/B)が5.0となる割合で混合して処理液を調製した。その他は、実施例1と同一の手法により、実施例3の下着用布帛を作製した。実施例3の下着用布帛において、布帛Aに対する消臭剤の付与量は、0.44g/mであった。
<実施例4>
消臭剤(A)とバインダー樹脂(B)とを、重量比(A/B)が1.0となる割合で混合して処理液を調製した。その他は、実施例1と同一の手法により、実施例4の下着用布帛を作製した。実施例4の下着用布帛において、布帛Aに対する消臭剤の付与量は、0.53g/mであった。
<実施例5>
消臭剤(A)とバインダー樹脂(B)とを、重量比(A/B)が7.5となる割合で混合して処理液を調製した。その他は、実施例1と同一の手法により、実施例5の下着用布帛を作製した。実施例5の下着用布帛において、布帛Aに対する消臭剤の付与量は、0.65g/mであった。
<実施例6>
40番手の綿糸、及び11dtexのポリウレタン糸を用いて、目付140g/mのベア天竺組織の丸編地を編成し、布帛Bとした。布帛Bにおけるセルロース繊維の混用率は97%であった。消臭剤として銀含有ゼオライト水分散体(商品名「ゼオミックWSZH10NS−30」 平均粒径:2.0μm、株式会社シナネンゼオミック製)を用いた。バインダー樹脂としてシリコーン樹脂(商品名「TF−3500」 北広ケミカル株式会社製)を用いた。消臭剤(A)とバインダー樹脂(B)とを、重量比(A/B)が1.5となる割合で混合して処理液を調製した。処理液に布帛Bを含浸後、圧搾率が布帛重量に対して100重量%となるように圧搾機にて圧搾し、次いで120℃で2分間の熱処理により乾燥させることで、実施例6の下着用布帛を作製した。実施例6の下着用布帛において、布帛Bに対する消臭剤の付与量は、0.74g/mであった。
<実施例7>
40番手の綿糸を用いて、目付150g/mの天竺組織の丸編地を編成し、布帛Cとした。布帛Cにおけるセルロース繊維の混用率は100%であった。消臭剤(A)とバインダー樹脂(B)とを、重量比(A/B)が1.8となる割合で混合して処理液を調製した。その他は、布帛Cを用いた以外、実施例6と同一の手法により、実施例7の下着用布帛を作製した。実施例7の下着用布帛において、布帛Cに対する消臭剤の付与量は、0.83g/mであった。
<比較例1>
89dtex/81フィラメントのキュプラ・ポリエステル混繊糸、40番手の綿糸、及び22dtexのポリウレタン糸を用いて、目付140g/mのベア天竺組織の丸編地を編成し、布帛Dとした。布帛Dにおけるセルロース繊維の混用率は39%であった。消臭剤としてカキノキ科抽出ポリフェノール水溶液(商品名「パンシルFG−60」 リリース科学工業株式会社製)を用いた。バインダー樹脂としてシリコーン樹脂(商品名「TF−3500」 北広ケミカル株式会社製)を用いた。消臭剤(A)とバインダー樹脂(B)とを、重量比(A/B)が0.7となる割合で混合して処理液を調製した。処理液に布帛Dを含浸後、圧搾率が布帛重量に対して100重量%となるように圧搾機にて圧搾し、次いで120℃で2分間の熱処理により乾燥させることで、比較例1の下着用布帛を作製した。比較例1の下着用布帛において、布帛Dに対する消臭剤の付与量は、1.6g/mであった。
<比較例2>
消臭剤として二酸化ケイ素・酸化亜鉛無定形複合物含有水分散体(商品名「ザオバタックNANO−20」 平均粒径:0.5μm、大和化学工業株式会社製)を用いた。バインダー樹脂としてシリコーン樹脂(商品名「TF−3500」 北広ケミカル株式会社製)を用いた。消臭剤(A)とバインダー樹脂(B)とを、重量比(A/B)が0.2となる割合で混合して処理液を調製した。処理液に布帛Dを含浸後、圧搾率が布帛重量に対して100重量%となるように圧搾機にて圧搾し、次いで120℃で2分間の熱処理により乾燥させることで、比較例2の下着用布帛を作製した。比較例2の下着用布帛において、布帛Dに対する消臭剤の付与量は、0.18g/mであった。
[消臭性試験]
一般社団法人繊維評価技術協議会によるSEKマーク繊維製品認証基準の検知管法及びガスクロマトグラフ法による消臭性試験方法を参考にして消臭率を測定することにより、アンモニア、酢酸、及びノネナールに対する消臭性を評価した。
(1)アンモニアに対する消臭性
実施例1〜7、及び比較例1、2について、洗濯処理を実施していない下着用布帛を100cmにカットして試料を作製した。試料を容量500mLのガラス容器に入れた後、窒素ガスを用いてアンモニア濃度を100ppmに調整したガスを注入して、20秒経過後、及び30秒経過後に気体検知管(No.3La 株式会社ガステック製)を用いてガラス容器内の残留アンモニア濃度を測定し、上述の式(1)から洗濯前の消臭率(%)を算出した。さらに、JIS L0217に規定の洗い方103に準拠して洗濯処理を50回実施した後の下着用布帛についても同様の試験を行い、洗濯50回後の消臭率(%)を算出した。
(2)酢酸に対する消臭性
実施例1〜7、及び比較例1、2について、洗濯処理を実施していない下着用布帛を100cmにカットして試料を作製した。試料を容量500mLのガラス容器に入れた後、窒素ガスを用いて酢酸濃度を50ppmに調整したガスを注入して、20秒経過後、及び30秒経過後に気体検知管(No.81・No.6 株式会社ガステック製)を用いてガラス容器内の残留酢酸濃度を測定し、上述の式(1)によって消臭率(%)を算出した。さらに、JIS L0217に規定の洗い方103に準拠して洗濯処理を50回実施した後の下着用布帛についても同様の試験を行い、洗濯50回後の消臭率(%)を算出した。
(3)ノネナールに対する消臭性
実施例1〜7、及び比較例1、2について、洗濯処理を実施していない下着用布帛を50cmにカットして試料を作製した。試料を容量500mLのガラス容器に入れた後、窒素ガスを用いてノネナール濃度を14ppmに調整したガスを注入して、5分経過後、及び10分経過後にガスクロマトグラフ(GC−2010Plus 株式会社島津製作所製)を用いてガラス容器内の残留ノネナール濃度を測定し、上述の式(1)によって消臭率(%)を算出した。さらに、JIS L0217に規定の洗い方103に準拠して洗濯処理を50回実施した後の下着用布帛についても同様の試験を行い、洗濯50回後の消臭率(%)を算出した。
[付着層による繊維の表面の被覆率]
実施例1〜7、及び比較例1、2について、下着用布帛の表面を走査型電子顕微鏡(S−3000N、株式会社日立ハイテクノロジーズ製)によって拡大倍率800倍で撮影し、SEM画像における10000μmの計測領域に含まれる繊維、及び付着層の面積を画像解析により求め、繊維、及び付着層の面積の和を100としたときの付着層の面積が占める割合(%)を、付着層による繊維の表面の被覆率(%)とした。被覆率の算出は、各下着用布帛において夫々10点ずつ行い、その平均値を採用した。
[スポット部の形成]
実施例1〜7、及び比較例1、2について、下着用布帛の表面を走査型電子顕微鏡によって拡大倍率800倍で撮影し、SEM画像において付着層の形状を観察し、スポット状の模様があるか否かを以って、スポット部の形成の有無を評価した。
〇・・・繊維表面において付着層がスポット状の模様として形成されている。
×・・・繊維表面において付着層が一様に形成されている。
[スポット部の大きさ]
実施例1〜7、及び比較例1、2について、下着用布帛の表面を走査型電子顕微鏡によって拡大倍率800倍で撮影し、SEM画像からスポット部の長軸方向のサイズ(μm)をスポット部の大きさとした。スポット部の大きさは、各下着用布帛について、SEM画像における10000μmの計測領域に含まれる全てのスポット部について計測し、その平均値を採用した。
[スポット部の密度]
実施例1〜7、及び比較例1、2について、下着用布帛の表面を走査型電子顕微鏡によって拡大倍率800倍で撮影し、SEM画像から10000μmの計測領域に含まれるスポット部を計数し、その個数を100倍した数を、スポット部の密度(個/mm)とした。
測定結果、及び評価結果を以下の表1にまとめる。
Figure 2020125562
セルロース繊維の混用率が40%以上である実施例1〜7の下着用布帛は、何れも付着層による繊維の表面の被覆率が5〜60%の範囲内であった。また、付着層は何れもスポット部として形成されており、スポット部の大きさは1〜100μmの範囲内であり、スポット部の密度は1500個/mm以上であった。このような構成であるため、実施例1〜7の下着用布帛は、洗濯前及び洗濯50回後の何れの試料でも、アンモニア及び酢酸に対する消臭率が20秒後に50%以上、30秒後に70%以上となった。この結果から、実施例1〜7の下着用布帛は、セルロース繊維の混用率が40%以上であることで消臭剤が確実に付着しており、洗濯前から洗濯50回後まで、アンモニア及び酢酸を臭気成分とする汗臭を高い速効性で消臭できることが確認された。また、実施例1〜7の下着用布帛は、洗濯前及び洗濯50回後の何れの試料でも、ノネナールに対する消臭率が5分後に50%以上、10分後に60%以上となった。この結果から、実施例1〜7の下着用布帛は、セルロース繊維の混用率が40%以上であることで消臭剤が確実に付着しており、洗濯前から洗濯50回後まで、ノネナールを臭気成分とする加齢臭を高い速効性で消臭できることが確認された。
一方、セルロース繊維の混用率が39%と低い比較例の下着用布帛は、比較例1の下着用布帛については、付着層による繊維の表面の被覆率が4%であった。また、付着層はスポット部として形成されており、当該スポット部の大きさは3μmであり、当該スポット部の密度は1000個/mmであった。比較例2の下着用布帛については、付着層がスポット部として形成されておらず、繊維表面において付着層が一様に形成されており、付着層による繊維の表面の被覆率が98%であった。このような構成であるため、比較例1の下着用布帛は、洗濯前の試料において、アンモニア及び酢酸に対する消臭率が20秒後に50%以上、30秒後に70%以上となったが、洗濯50回後の試料では、アンモニア及び酢酸に対する消臭率が20秒後に50%まで達することがなく、30秒後に70%まで達することがなかった。また、比較例2の下着用布帛は、洗濯前及び洗濯50回後の何れの試料でも、アンモニア及び酢酸に対する消臭率が20秒後に50%まで達することがなく、30秒後に70%まで達することがなかった。比較例1の下着用布帛は、洗濯前の試料で、ノネナールに対する消臭率が5分後に50%まで達することがなく、10分後に60%まで達することがなかった。比較例1の下着用布帛の洗濯50回後の試料では、ノネナールに対する消臭率が5分後に50%以上となったが、10分後に60%まで達することがなかった。比較例2の下着用布帛は、洗濯前及び洗濯50回後の何れの試料でも、ノネナールに対する消臭率が5分後に50%まで達することがなく、10分後に60%まで達することがなかった。比較例1及び2の下着用布帛は、セルロース繊維の混用率が39%と低かったために、セルロース繊維による吸着作用と、消臭剤による吸着・分解作用との相乗効果が十分に得られなかったと考えられる。また、比較例2の下着用布帛においては、付着層がスポット部ではなく一様に形成されているため、柔軟性及び吸水性が損なわれ下着としては満足できない布帛であった。
本発明の下着用布帛は、衣料製品の素材として利用可能であり、特に、汗臭及び加齢臭に対する速効性に優れた消臭効果が求められるシャツ等の下着の素材として有用である。
1 下着用布帛
2 編物
10 繊維
20 付着層
20a スポット部
30 消臭剤
40 バインダー樹脂

Claims (4)

  1. アンモニア、酢酸、及びノネナールを同時に消臭する下着用布帛であって、
    セルロース繊維の混用率が40%以上である編物を含み、
    前記編物を構成する繊維に、洗濯前から洗濯50回後までにおける、アンモニア及び酢酸に対する20秒後の消臭率が50%以上、ノネナールに対する5分後の消臭率が50%以上となるように消臭剤を付与してある下着用布帛。
  2. 前記繊維の表面に、前記消臭剤を含有する付着層が形成されており、
    前記付着層による前記繊維の表面の被覆率が5〜60%である請求項1に記載の下着用布帛。
  3. 前記付着層は、大きさが1〜100μmのスポット部として形成されている請求項2に記載の下着用布帛。
  4. 前記編物における前記スポット部の密度が、1500個/mm以上である請求項3に記載の下着用布帛。
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