JP2016100565A - 測定処理装置、基板処理システム、測定用治具、測定処理方法、及びその記憶媒体 - Google Patents

測定処理装置、基板処理システム、測定用治具、測定処理方法、及びその記憶媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】システムの大型化を招くことなく短時間で基板の膜除去の状態と囲い部材の保持状態を確認できるようにする。【解決手段】囲い部材302の上方に設置され、周縁部の処理膜除去がされたウエハW及び囲い部材302を第1〜第3カメラ601〜603により撮像し、測定処理装置800において、これらのカメラにより得られた撮像画像を処理することにより、ウエハWの周縁部において前記処理膜が存在しないカット幅及びウエハWの周縁端と囲い部材302との間の隙間幅を測定する。【選択図】図8

Description

本発明は、半導体ウエハなどの基板を処理液により処理する基板処理装置に関する。
枚葉式の基板処理装置を備えた基板処理システムが知られている。この種のシステムとして、基板の表面に膜が形成された基板を保持して鉛直軸周りに回転させ、ノズルから基板の周縁部に処理液を供給し、周縁部の膜を除去する機能を備える基板処理装置(以降、第1基板処理装置とする)を備えるものがある。特許文献1では、基板処理システム内に撮像機構を設置して第1基板処理装置により処理された基板の周縁部を撮像し、撮像された画像に基づいて、周縁部の膜が適切に除去できているかを判断するようにしている。一方、第1基板処理装置とは別に、基板の周縁を下方から保持するとともに基板の全周を囲う囲い部材を有し、囲い部材に保持された基板を処理する基板処理装置(以降、第2基板処理装置とする)も知られている(特許文献2)。
特開2013−168429号公報 特許第5372836号公報
例えば、基板処理システムが第1基板処理装置と第2基板処理装置の両方を備えている場合、第1基板処理装置の確認用の撮像機構とは別に、第2基板処理装置において基板が囲い部材に正確に保持されているかを確認するための撮像機構も必要となる。2つの撮像機構を個別に設けて確認作業を行うようにすると、システムの大型化を招き、また確認作業に長い時間を要するおそれがある。
本発明は、上述した問題点を解決するためのものであり、システムの大型化を招くことなく短時間で基板の膜除去の状態と囲い部材の保持状態を確認できるようにする。
上述した課題を解決するために、本発明の測定処理装置は、基板の周縁部を下方から保持するとともに前記基板を囲う囲い部材の上方に設置され、周縁部の処理膜除去がされた基板及び前記囲い部材を撮像する撮像装置により得られた撮像画像を処理することにより、前記基板の周縁部において前記処理膜が存在しないカット幅及び前記基板の周縁端と前記囲い部材との間の隙間幅を測定する。
また、本発明の基板処理システムは、基板の周縁を下方から保持するとともに前記基板を囲う囲い部材を有し、前記囲い部材に保持された基板を処理する第1基板処理装置と、前記囲い部材の上方に設置され、周縁部の処理膜除去がされた基板及び前記囲い部材を撮像する撮像装置と、前記撮像装置により得られた撮像画像を処理することにより、前記基板の周縁部において前記処理膜が存在しないカット幅及び前記基板の周縁端と前記囲い部材との間の隙間幅を測定する測定処理装置と、を備える。
また、本発明の測定用治具は、本発明の基板の周縁を下方から保持するとともに前記基板を囲う囲い部材を備える基板処理装置に用いられる測定用治具であって、前記基板処理装置に対する設置面を有する設置台と、前記設置台の上方で固定された撮像装置と、を備え、周縁部の処理膜除去がされた基板が前記囲い部材に保持され、前記基板処理装置に前記設置台が固定されている状態において、前記撮像装置が、前記基板の周縁部において前記処理膜が存在しないカット幅及び前記基板の周縁端と前記囲い部材との間の隙間幅を測定できる画像を撮像可能である。
また、本発明の測定処理方法は、基板の周縁部を下方から保持するとともに前記基板を囲う囲い部材の上方から、周縁部の処理膜除去がされた基板及び前記囲い部材を撮像する撮像工程と、前記撮像工程において得られた撮像画像を処理することにより、前記基板の周縁部において前記処理膜が存在しないカット幅及び前記基板の周縁端と前記囲い部材との間の隙間幅を測定する測定処理工程と、を備える。
また、本発明の記憶媒体は、上記測定処理方法を実行するためのプログラムを記憶する。
本発明によれば、システムの大型化を招くことなく短時間で基板の膜除去の状態と囲い部材の保持状態を確認できる。
基板処理システム100の概略構成を示す平面図である。 基板処理装置110の概略構成を示す図である。 基板処理装置111の構成を示す概略断面図である。 基板処理装置111を上方から見た斜視図である。 支持ピン312の周辺の拡大図である。 第1の実施形態における測定用治具600の形状を示す図である。 測定用治具600を基板処理装置111に設置した状態を示す図である。 本実施形態における測定システムの全体構成を示す図である。 第1カメラ601、基板処理装置111、及びウエハWの配置関係を示す図である。 確認用画面、及び確認用画面上の撮像画像とウエハWの撮像位置との対応関係を示す図である。 第1の実施形態におけるカット幅及び隙間幅の測定動作を説明するためのフローチャートである。 第2撮像条件により撮像された第2撮像画像の模式図である。 第1撮像条件により撮像された第1撮像画像の模式図である。 第2の実施形態における測定用治具1400の形状を示す図である。 第2の実施形態におけるカット幅及び隙間幅の測定動作を説明するためのフローチャートである。
(第1の実施形態)
以下、図1乃至図15を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
<基板処理システム>
本実施の形態による基板処理システムによって処理されるウエハW(基板)には、所定の塗布処理により例えばメタル単層膜(TiN,Al,W)が形成されている。以後、本実施形態ではこの膜のことを“処理膜”と記載する。この処理膜は、ウエハWの上面に形成されている。ここで基板処理システムは、処理液をウエハWに対して供給することにより下面全面の膜を除去する機能をもつ第1基板処理装置と、ウエハWに形成されている処理膜のうちウエハWの上面の周縁部に位置する膜を除去する機能をもつ第2基板処理装置を備えている。はじめに図1を参照し、このような機能を備える基板処理システム100について説明する。
なお、ウエハWの上面または下面とは、ウエハWが後述の基板保持部によって水平に保持されているときに上または下を向いている面である。またウエハWの周縁部とは、ウエハWの側端部近傍の領域であって、半導体装置の回路パターンが形成されない領域のことである。
図1は、基板処理システム100の概略構成を示す平面図である。図1に示すように、基板処理システム100は、複数のウエハWを収容するウエハキャリアCが設けられ、ウエハWの搬入・搬出を行う搬入出ステーション100Aと、ウエハWの液処理を行うための処理ステーション100Bと、を備えている。搬入出ステーション100A及び処理ステーション100Bは、隣接して設けられている。
搬入出ステーション100Aは、キャリア載置部101、搬送部102、受け渡し部103及び筐体104を有している。キャリア載置部101には、複数のウエハWを水平状態で収容するウエハキャリアCが載置されている。搬送部102において、ウエハWの搬送が行われ、受け渡し部103において、ウエハWの受け渡しが行われる。搬送部102および受け渡し部103は筐体104に収容されている。
搬送部102は、搬送機構105を有している。搬送機構105は、ウエハWを保持するウエハ保持アーム106と、ウエハ保持アーム106を前後に移動させる機構と、を有している。また搬送機構105は、図示はしないが、ウエハキャリアCが配列されたX方向に延びる水平ガイド107に沿ってウエハ保持アーム106を移動させる機構と、垂直方向に設けられた垂直ガイドに沿ってウエハ保持アーム106を移動させる機構と、水平面内でウエハ保持アーム106を回転させる機構と、をさらに有している。搬送機構105により、ウエハキャリアCと受け渡し部103との間でウエハWが搬送される。
受け渡し部103は、ウエハWが載置される載置部を複数備えた受け渡し棚108を有している。受け渡し部103は、この受け渡し棚108を介して処理ステーション100Bとの間でウエハWの受け渡しを行うよう構成されている。
処理ステーション100Bは、筐体109と、筐体109内に収容された複数の基板処理装置110(第2基板処理装置)及び基板処理装置111(第1基板処理装置)と、搬送室112と、搬送室112内に設けられた搬送機構113と、を備えている。複数の基板処理装置110及び基板処理装置111の下方には、各基板処理装置110及び基板処理装置111に液やガスを供給するための機構が収容されていてもよい。本実施形態では、図1における各基板処理装置110及び基板処理装置111が存在する矩形の閉空間を“処理室”と記載する。
搬送機構113は、ウエハWを保持するウエハ保持アーム114と、ウエハ保持アーム114を前後に移動させる機構と、を有している。また搬送機構113は、図示はしないが、搬送室112に設けられた水平ガイド115に沿ってウエハ保持アーム114をY方向に移動させる機構と、垂直方向に設けられた垂直ガイドに沿ってウエハ保持アーム114を移動させる機構と、水平面内でウエハ保持アーム114を回転させる機構と、をさらに有している。搬送機構113により、各基板処理装置110及び基板処理装置111に対するウエハWの搬入出が実施される。
基板処理システム100には、システム制御部116と操作パネル117が設けられている。システム制御部116は、不図示の内蔵の記憶装置に記憶された制御プログラムに基づき、基板処理システム100全体の制御を行う機能を有している。また、操作パネル117は、基板処理システム100の使用者が各種操作命令を入力するためのタッチパネル方式の操作装置である。基板処理装置111には、メンテナンスパネル118(開閉式パネル)が設けられており、処理室内での作業や確認等の際に用いられる開閉式のパネルである。図1においては、1つの基板処理装置111がメンテナンスパネル118を備えるものとして図示しているが、本実施形態においては、図示している12個全ての基板処理装置110及び基板処理装置111がメンテナンスパネル118を備えているものとする。
基板処理装置110の概略構成について、図2を用いて説明する。図示するように、基板処理装置110は、ウエハWの周縁部に接触することなくウエハWを水平に保持する基板保持部201と、基板保持部201の下側に接続され、基板保持部201を回転させる回転駆動部202と、を備えている。また、リング状の部材であり、基板保持部201およびウエハWの側端部を側方から取り囲むカップ体203を備えている。
図2に示すように、カップ体203の内部には、上方に向かって開口され、円周方向に沿って延びる溝部204が形成され、液処理の間に発生する気体やウエハW周辺に送り込まれる気体を外部に排出する。カップ体203は、溝部204の上部において外方へ延びるフランジ部205と、フランジ部205の上方において延びるカバー部206と、を有している。このうちフランジ部205は、ウエハWから飛散した液やウエハW周辺からの気体流をカップ体203の内部に導くよう構成されている。またカバー部206は、回転するウエハWから飛散した液をその内面で受け止め、溝部204に導くよう構成されている。
ウエハWに対して上方から処理を施すための各構成要素の構造について説明する。図2に示すように、薬液ノズル207は、薬液供給部208から供給されるフッ酸(HF)や硝酸(HNO3)などの薬液を供給するノズルである。リンスノズル209は、リンス処理液供給部210から供給されるDIWなどのリンス処理液を供給する。なお、ウエハWに対して下方から処理を施すためのノズルや供給部等を備えていてもよい。
次に、図3から図5を参照し、本実施の形態に係る基板処理装置111について説明する。図3は、基板処理装置111の構成を示す概略断面図であり、図4は、上方から見たその斜視図である。図5は、後述の支持ピンの周辺の拡大図である。
図3に示すように、基板処理装置111は、回転プレート301、囲い部材302、回転カップ303、回転駆動部304、基板昇降部材305、処理液供給機構306、及び排気・排液部(カップ)307を有する。
回転プレート301は、図4にも示すように、ベースプレート310及び回転軸311を有する。ベースプレート310は、水平に設けられ、中央に円形の孔310aを有する。回転軸311は、ベースプレート310から下方に向かって延在するように設けられており、中心に孔311aが設けられた円筒状の形状を有する。
囲い部材302は、図2から図4に示すように、ウエハWの周縁外方にウエハWの周縁部を全周に亘り囲繞するように設けられている。また、囲い部材302は、回転可能に設けられており、ウエハWを下方から支持するものである。囲い部材302は、図3に示すように、ウエハWを処理した処理液を排液カップ307へと導く。また、囲い部材302は、支持ピン312を有する。支持ピン312は、囲い部材302の下端から周縁内方に突出して設けられている。支持ピン312は、ウエハWの周縁部が載置されるものである。そして、支持ピン312は、支持ピン312にウエハWの周縁部が載置されることによって、ウエハWの周縁部を下方より支持するものである。また、図4に示すように、支持ピン312は、ウエハWの周方向に沿って、略等間隔に複数(本実施形態では12個)設けられている。
回転カップ303は、ウエハWの下面側に供給され、回転するウエハWから外周側へ飛散する処理液が、跳ね返されて再びウエハWに戻ることを防止するためのものである。また、回転するウエハWから外周側へ飛散する処理液が、ウエハWの上面側に回り込まないようにするためのものでもある。
図5に示すように、ベースプレート301、囲い部材302及び回転カップ303は、それぞれを貫通するように形成された孔313に締結部材314を嵌め込むことにより、締結されている。これにより、ベースプレート310、囲い部材302及び回転カップ303は、一体として回転可能に設けられている。
図3において、回転駆動部304は、プーリ316、駆動ベルト315及びモータ317を有する。プーリ316は、回転軸311の下方側における周縁外方に配置されている。駆動ベルト315は、プーリ316に巻きかけられている。モータ317は、駆動ベルト315に連結されており、駆動ベルト315に回転駆動力を伝達することによって、プーリ316を介して回転軸311を回転させる。すなわち、回転駆動部304は、回転軸311を回転させることによって、ベースプレート310、囲い部材302及び回転カップ303を回転させる。なお、回転軸311の周縁外方にはベアリング318が配置されている。
基板昇降部材305は、ベースプレート310の孔310a及び回転軸311の孔311a内に昇降可能に設けられており、リフトピンプレート319及びリフト軸320を有する。リフトピンプレート319は、周縁に複数例えば3本のリフトピン319aを有している。リフト軸320は、リフトピンプレート319から下方に延在している。リフトピンプレート319及びリフト軸320は、中心に処理液供給機構306が設けられている。また、リフト軸320の下端にはシリンダ機構320aが接続されており、このシリンダ機構320aによって基板昇降部材305を昇降させることにより、ウエハWを昇降させてウエハWのローディングおよびアンローディングが行われる。
処理液供給機構306は、処理液供給管321を有する。処理液供給管321は、リフトピンプレート319およびリフト軸320の内部(中空空間内)に、上下方向に延在するように、設けられている。処理液供給管321は、処理液配管群322の各配管から供給された処理液をウエハWの下面側まで導く。すなわち、処理液供給管321は、ウエハWの下面に処理液を供給する。処理液供給管321は、リフトピンプレート319の上面に形成された処理液供給口321aと連通している。
排気・排液部(カップ)307は、排液カップ323、排液管324、排気カップ325及び排気管326を有する。また、排気・排液部(カップ)307は、上面に開口が設けられている。排気・排液部(カップ)307は、主に回転プレート301と回転カップ303に囲繞された空間から排出される気体および液体を回収するためのものである。
排液カップ323は、回転カップ303によって導かれた処理液を受ける。排液管324は、排液カップ323の底部の最外側部分に接続されており、排液カップ323によって受けられた処理液を図示しない排液配管群のいずれかの配管を通して排出する。排気カップ325は、排液カップ323の外方又は下方において、排液カップ323と連通するように設けられている。図3では、排気カップ325が排液カップ323の周縁内方及び下方において、排液カップ323と連通するように設けられている例を示す。排気管326は、排気カップ325の底部の最外側部分に接続されており、排気カップ325内の窒素ガスなどの気体を図示しない排気配管群のいずれかの配管を通して排気する。
<測定用治具>
本実施形態で使用される測定用治具の形状について、図6を用いて説明する。図6(a)は、測定用治具600を上方から見た場合の斜視図である。図6(b)は、測定用治具600を下方からみた場合の斜視図である。
図6(a)に示すように、測定用治具600は、第1カメラ601、第2カメラ602、第3カメラ603を備えている。第1〜第3カメラ601〜603は、いずれもウエハWの周縁部を撮像するためのものである。
設置台604は、表面604a及び裏面604bを有する半円状の部材である。表面604aの上方には、接続部等を介して第1〜第3カメラ601〜603が固定されている。図6(b)に示すように、裏面604bは、基板処理装置111の排気・排液部(カップ)307の上面に設置するための設置面になっている。
第1支持部材605は、第1カメラ601を、その上面に搭載することで支持しており、図6(b)に示すように、カメラの撮像センサやライトに相当する位置に開口605aを有している。
第1接続部材606は、第1支持部材605と設置台604とを接続するためのものであり、後述するように、設置後においてもウエハWを搬出入できるように、設置台604の上面から第1支持部材605の裏面まで所定の高さH1の間隔(図7(b)参照)をもつようにしている。第2カメラ602及び第3カメラ603についても、それぞれ同様に、第2支持部材607と第2接続部材608、第3支持部材609と第3接続部材610、開口607aと開口609aを備えている。
第1〜第3カメラ601〜603は、外部から撮像動作の制御信号を受信するためや撮像した画像を外部に送信するための第1〜第3ケーブル611〜613を備えている。図6では省略しているが、これらのケーブルは後述の測定処理装置800に接続されている。
測定用治具600を基板処理装置111に設置した状態について、図7を用いて説明する。図7(a)は、基板処理装置111に設置した状態を上方から見た平面図であり、図7(b)は、横から見た側面図である。
図7(a)に示すように、測定用治具600が正しく設置された場合、第1〜第3カメラ601〜603は、ウエハWの周縁方向に沿って配置されており、また、基板処理装置111の排気・排液部(カップ)307の内周端の上方に位置するようになっている。ここで、排気・排液部(カップ)307の内周端よりも、囲い部材302の内縁端部のほうが、内側に対して若干張り出している。したがって、図には表れていないが、支持ピン312のみでなく、囲い部材302の内縁端部も、上方から撮像可能になっている。
図7(b)に示すように、測定用治具600は、基板処理装置111の排気・排液部(カップ)307の上面に設置されている。排気・排液部(カップ)307の上面からウエハWの上面までの距離も決まっているので、各カメラの撮像センサからウエハWまでの距離は一定となる。
測定用治具600の設置に際しては、システムの使用者が不図示の取り付け用工具を用いて、測定中においても排気・排液部(カップ)307の上面から動かないように固定する。
<測定処理システム>
本実施形態における測定システムの全体構成について、図8を用いて説明する。本システムは、測定用治具600、測定処理装置800、情報処理装置801から構成されている。
測定処理装置800は、測定用治具600により得られた撮像画像を処理して、後述するカット幅や隙間幅を測定等するための装置である。測定処理装置800は、その筐体内に、CPU802、記憶部803、操作部804、I/F部805、I/F部806を有する。
CPU802は、測定処理装置800の各ブロックを制御するとともに、測定用治具600の各カメラ601〜603の動作を制御する。また、後述の測定処理プログラムを実行することにより、カット幅や隙間幅の算出や確認用画面の生成を行う。
記憶部803は、CPU802が実行する後述の測定処理プログラムを記憶する。また、各カメラ601〜603から受信した撮像画像を一時的に記憶し、CPU802が算出した測定結果を記憶する。操作部804は、使用者が後述する確認用画面に対する選択動作や、測定処理の実行指示等を入力するために用いられる。
I/F(インターフェース)部805は、各カメラ601〜603のケーブル611〜613との接続部であり、CPU802が生成した制御信号を各カメラに対して送信するとともに、各カメラの撮像画像を受信して、記憶部803に転送する。
I/F(インターフェース)部806は、情報処理装置801とUSBケーブル等を介して接続する接続部であり、記憶部803に記憶された測定結果や撮像画像を情報処理装置801に対して送信する。また、CPU802が生成した確認用画面を送信する。また、図示していないが、I/F(インターフェース)部806は、基板処理システム100のシステム制御部116との間で通信するためにも用いられる。
情報処理装置801は、図示しない表示部と、記憶部とを備えており、例えば、パーソナルコンピュータにより構成されている。情報処理装置801は、測定処理装置800からI/F(インターフェース)部806を介して送られてくる確認用画面を受信して、これを表示部に表示させる。また、測定処理装置800から送られてきた撮像画像や測定結果を記憶部に記憶する。
第1カメラ601、基板処理装置111、及びウエハWの配置関係を、図9を用いて説明する。図示するように、ウエハWは、周縁部にラウンドを有し、上面には処理膜が形成され、その周縁部の処理膜のみが除去(カット)されている。なお、ウエハWの直径は300mmであり、円周方向に関して誤差は無いものとする。また、このウエハWの下面の周縁部が、囲い部材302に設けられた支持ピン312により下方から保持されている。図9は、ウエハWの周縁部うち、支持ピン312により支持されていない位置の断面図を示すものである。したがって、ウエハWと囲い部材302の間には隙間が存在する。
測定用治具600が適切に設置された場合、第1カメラ601の横方向の撮像画角は、内端(左端)がウエハWの処理膜上にあり、外端(右端)が囲い部材302上にある。したがって、カメラ601による撮像画像には、画角内端(左端)から順に、処理膜領域901、カット面領域902、ラウンド領域903、隙間領域904、囲い部材領域905が存在することになる。ここで、処理膜領域901は、形成された処理膜がエッチングにより除去されることなくそのまま残っている領域である。カット面領域902は、形成された処理膜が除去された領域のうち、ウエハWの周端に形成されているラウンドを含まない平面の領域である。ラウンド領域903は、処理膜が除去された又は初めから処理膜が形成されていないラウンドの領域である。隙間領域904は、ウエハWの周端縁と囲い部材302との間に形成された領域である。囲い部材領域905は、囲い部材302が存在する領域である。そして、カット幅は、ウエハWの周端部において処理膜の周縁端とウエハWの周縁端との間にカット面領域902とラウンド領域903とで形成される処理膜が存在しない領域(処理膜が除去された又は初めから処理膜が形成されていない領域)の幅である。また、隙間幅は、ウエハWの周縁端と囲い部材との間に形成される隙間領域904の幅である。なお、カット面領域902の幅をカット面幅といい、ラウンド領域903の幅をラウンド幅という。
第1カメラ601は、図6に示した開口605aに対応する位置に、撮像センサ906と、ライト907とを備えている。本実施形態において、撮像センサ906は、1600画素×1200ラインからなる約200万画素の有効画素領域を備えたCCDセンサであり、受光レベルに応じて輝度信号に対応する信号のみ生成する。撮像センサ906の表面前方には不図示の焦点調整機構と露出調整機構が備えられている。ライト907は、ウエハWに対して白色光を照射するものであり、矢印に示すように、ウエハWの平面に対して垂直方向に強い指向性を持っている。撮像制御部908は、撮像センサ906とライト907を制御して、上記画角からなる被写体を撮像し、1600画素×1200ラインの画素数を有する8bitの輝度信号からなる撮像画像を生成する。
後述するように、第1カメラ601の主な目的は、処理膜境界909、カット面境界910、ウエハ周縁端911、囲い部材境界912を正確に撮像することである。そのために、撮像制御部908は、ケーブル611を介して測定処理装置800から受信した制御信号に基づき撮像条件を変更して撮像させることができる。なお、第2カメラ、第3カメラも同様の構成を備えている。
情報処理装置802の表示部に出力される確認用画面、及び確認用画面上の撮像画像とウエハWの撮像位置との対応関係について、図10を用いて説明する。
図10(a)は、情報処理装置802に表示される確認用画面1000を示す図である。図10(b)は、第1〜第3カメラ601〜603の撮像画角及び確認用画面1000上での表示領域を示す図である。
図10(b)において、第1カメラ601の撮像画角が1001であり、第2カメラ602の撮像画角が1002であり、第3カメラ603の撮像画角が1003である。
測定処理装置800が、カット幅及び隙間幅の測定に用いるのは、これら画角の全体の撮像画像ではなく、そのうちの一部が切り出された画像である。第1カメラ601を例にすると、画角1001のうち、ウエハWの境界に沿って位置調整された、1001a、1001b、1001c、1001d、及び1001e、の5つの領域の切り出された撮像画像を測定に用いる。切り出された撮像画像のサイズは、例えば、320×240画素である。第2カメラ602及び第3カメラ603でも同様の画像を用いる。
さらに、本実施形態では、後述するように、それぞれの撮像画角1001〜1003について、第1撮像条件及び第2撮像条件で、それぞれ2つの撮像画像を取得する。
図10(a)において、表示ウインドウ1004は、第1の撮像条件で得られた撮像画像であって、5つの領域1001a〜1001eのいずれかから切り出した撮像画像(画像1)を表示するための領域である。同様に、表示ウインドウ1005は、第2の撮像条件で得られた、切り出された撮像画像(画像2)を表示するための領域である。5つの領域1001a〜1001eのうちどの領域の切り出し撮像画像を表示するかは、使用者が操作部804が備える例えばマウスを使用し、カーソルにより表示ウインドウ上をクリックすることにより順次切り替えることができる。
操作領域1006は、どのカメラの画像を表示ウインドウ1004に表示させるかを選択するためアイコン1007〜1009を配置している。使用者は、操作部804のマウスを使用し、カーソルを移動させていずれかのアイコンをクリックして選択すると、選択したアイコンに対応するカメラの切り出された撮像画像が表示ウインドウ1004に表示される。操作領域1010及びアイコン1011〜1013も同様の機能を有しており、選択結果が表示ウインドウ1005に反映される。
測定処理装置800がカット幅や隙間幅を算定していない間でも、各カメラ601〜603は動作しており、例えば5フレーム/秒の頻度で撮像を行い、撮像画像を測定処理装置800に送信している。測定処理装置800は、受信した撮像画像をもとに確認用画面1000を更新して情報処理装置801に送信しているので、使用者は、現在のウエハWの撮像状況がリアルタイムで目視確認できるようになっている。本実施形態において、どのタイミングで測定動作を開始するタイミングは、操作部804が備える開始ボタンで決定されるが、確認用画面1000上に開始ボタンを表示させ、これをクリックすると開始するような仕様にしても良い。
<測定動作>
次に、本実施形態の各装置が連携して行うカット幅及び隙間幅の測定動作について、図11のフローチャートを用いて説明する。本フローチャートにおける測定動作は、測定処理装置800のCPU802が記憶部803に記憶された測定処理プログラムを実行することにより達成される。
本フローチャートに示す測定動作を開始する前に、基板処理システム100はメンテナンスモードに移行し、測定のための準備を行う。メンテナンスモードでは、各基板処理装置110及び基板処理装置111は、通常のレシピに従ったウエハWに対する処理は行わない。一方、ウエハWを各装置内で移動及び保持させる動作や、基板処理システム100内で移動させる動作は自動又は手動で行えるようになっている。
基板処理システム100の使用者は、操作パネル117を操作することでシステムをメンテナンスモードに変更する。そして、基板処理装置111のメンテナンスパネル118を開けて、測定用治具600を、処理室内の基板処理装置111に図7に示す態様で設置する。ここで使用者は、図3においてウエハWが置いてある位置に、不図示のスケーリングウエハを置く。スケーリングウエハは、カメラにより得られた撮像画像の画素数とウエハWが置かれる平面上の長さ[mm]との対応関係を測定するためのものである。スケーリングウエハには例えば、1mm幅を示す目盛りや構造等が付加されている。スケーリングウエハが置かれた後、使用者がメンテナンスパネル118を閉じる。使用者は、測定用治具600、測定処理装置800、及び情報処理装置801をそれぞれ接続して起動し、測定可能状態とすることで前準備が終了する。そして、測定処理装置の操作部804より指示を出すことにより、測定動作が開始される。
まず、基板処理装置111のウエハWの保持位置におかれたスケーリングウエハを用いたスケーリング処理を行う(ステップS1101)。具体的には、測定処理装置800のCPU802は、測定用治具600の第1カメラ601を制御して、基板処理装置111のウエハWの保持位置におかれたスケーリングウエハを撮像させる。得られた撮像画像は、第1カメラ601からケーブル611、I/F部805を介して記憶部803に送られ記憶される。CPU802は、撮像画像において、1mm幅を示す目盛りが何画素に相当するかを画像解析により判定する。例えば目盛りが黒色であれば、黒色のライン画素の間隔を調べることにより画素数を判断できる。ここでは、CPU802は、画素数が20であったと判断し、“スケーリング値”=20画素/mm、という値を記憶部803に記憶しておく。以上の動作が終了したら、基板処理システム100の制御部116は、リフトピンプレート319を上昇させ、搬送機構113によりスケーリングウエハを基板処理装置111から搬出し所定の保管場所に保管する。
次に、基板処理システム100の制御部116は、搬送機構113を制御して、カット幅を測定するための対象となるウエハWを基板処理装置111に搬入させる(ステップS1102)。本実施形態では、予めウエハWがキャリア載置部101に載置されており、搬送機構113は、まず受け渡し部103を介して搬入されたウエハWを基板処理装置110に搬入する。そして、基板処理装置110において周縁部の処理膜除去がされた後、搬送機構113は、ウエハWを基板処理装置110から取り出して、基板処理装置111に搬入する。制御部116は、使用者が操作パネル117で操作した搬入指示に応答して搬送動作を開始するが、測定処理装置800のCPU802からI/F部806を介して受け取った、ステップS1101の終了指示に応答して動作を開始しても良い。基板処理装置111にウエハWが搬入された後、リフトピンプレート319が上昇し、ウエハWは搬送機構113のウエハ保持アーム114からリフトピンプレート319のリフトピン319aへと受け渡される。そして、リフトピンプレート319は、受け取ったウエハWを保持したまま降下し、支持ピン312にウエハWを受け渡し、もとの位置に戻る。一連の動作が完了すると、リフトピンプレート319は、図3に示す配置状態になり、第1カメラ601、基板処理装置111、及びウエハWの配置関係は、図9に示す状態となる。
ウエハWが置かれた後、ウエハWの第1撮像条件での撮像が行われる(ステップS1103)。ここでは、まず、測定処理装置800のCPU802は、各カメラ601〜603に対して、第1撮像条件で撮像動作を行うよう制御指示を送信する。制御指示を受けた各カメラ601〜603の撮像制御部908は、受信した制御指示に従い、第1撮像条件で撮像するよう撮像センサ906及びライト907を制御し、撮像させる。撮像制御部908は、撮像センサ906の撮像により得られた信号を1フレームの輝度信号の撮像画像に変換し、測定処理装置800に対して送信する。測定処理装置800に転送された撮像画像は記憶部803に記憶される。ここで、第1撮像条件の内容と実際の撮像画像の状態については後述する。
第1撮像条件による撮像の後、続けてウエハWの第2撮像条件での撮像が行われる(ステップS1104)。ここでの動作は、ステップS1103と同様なものであり、その第2撮像条件の内容と実際の撮像画像の状態については後述する。
第1及び第2撮像条件での撮像を行った後、測定処理装置800のCPU802は、記憶部803に記憶された第1撮像条件による第1撮像画像と第2撮像条件による第2撮像画像の解析処理を行い、測定結果として、カット幅及び隙間幅を得る(ステップS1105)。画像解析処理の詳細は後述する。
測定処理が終了したら、測定処理装置800のCPU802は、測定結果を表示する(ステップS1106)。本実施形態では、CPU802は、第1撮像条件による第1撮像画像、第2撮像条件による第2撮像画像、カット幅及び隙間幅の情報を含む表示画面を生成し、生成した表示画面をI/F部806を介して情報処理装置801に送信する。なお、第1撮像画像及び第2撮像画像自体も合わせて情報処理装置801に送信する。情報処理装置801は、受け取った表示画面に基づき、表示部に図10で示した態様で画面表示を行うとともに、受け取った第1撮像画像及び第2撮像画像を不図示の記憶部に記憶する。
測定結果を表示したら、リフトピンプレート319が上昇してウエハWを下面から支持し、ウエハ保持アーム114に受け渡す。搬送機構113は基板処理装置111からウエハWを搬出する。搬出された基板は、受け渡し部103を介して、キャリア載置部101に戻される(ステップS1107)。制御部116は、使用者が操作パネル117で操作した搬出指示に応答して本ステップの搬送動作を開始するが、使用者の指示を介することなく自動的に搬送動作を行うようにしても良い。例えば、測定処理装置800がステップS1104〜S1106のいずれかを実行したタイミングで制御部116に通知を行い、制御部116がこの通知を受けたことに応じて、ステップS1107を実行するようにしても良い。
以上が、本実施形態における1枚のウエハWについての測定動作であり、キャリア載置部101に載置されている次のウエハWについて、同じ動作を繰り返す。
<撮像動作及び画像解析処理>
次にステップS1103〜S1105における撮像動作及び画像解析処理の詳細について説明する。
本実施形態で測定する情報は、ウエハWのカット幅と、ウエハWの周縁部の端部と囲い部材302との間の隙間幅である。これらの値は、図9の関係を参照すると、それぞれ、以下の算出式(1)及び(2)により算出できる。
式(1)
・カット幅[mm]=カット面領域902の幅[mm]+ラウンド領域903の幅[mm]
ここで、
・カット面領域902の幅[mm]=(カット面境界910の位置[画素]−処理膜境界909の位置[画素])/スケーリング値[画素/mm]
・ラウンド領域903の幅[mm]=(ウエハ周縁端911の位置[画素]−カット面境界910の位置[画素])/スケーリング値[画素/mm]
式(2)
・隙間幅[mm]=隙間領域904の幅[mm]=(囲い部材境界912の位置[画素]−ウエハ周縁端911の位置[画素]/スケーリング値[画素/mm]
以上の式(1)及び(2)において、“位置[画素]”とは、切り出し画像の画角左端からの横方向の画素数のカウント値を意味する。本実施形態において、切り出し画像の横方向の画素数は320個であるので、“位置[画素]”としては、1〜320の値をとりうる。
本実施形態では、図10(b)に示したように、1つの撮像画像から5つの領域を抽出してそれぞれ、カット幅と隙間幅を求め、それらの平均値を、それぞれの領域における最終的なカット幅値、隙間幅とする。
式(1)及び(2)のように、カット幅と隙間幅を算出するには、(a)カット面境界910の位置、(b)処理膜境界909の位置、(c)ウエハ周縁端911の位置、(d)囲い部材境界912の位置の4つの境界位置を撮像画像の画素の輝度レベルの変化量(輝度エッジ量)から特定する必要がある。ここで、輝度エッジ量は、隣接画素間の輝度値の差分絶対値からピーク値を求める方法や、公知のエッジフィルタを画像に対して適用する方法を用いることができる。
本実施形態のウエハW及び基板処理装置の各領域901〜905は、その材質特有の反射特性やその構造特有の反射特性を持っている。ライト907から同一照度の照射光が入射した場合、例えば、材質の違いによって、カット面領域902のほうが、処理膜領域901の反射光レベル(グレー)よりも高い反射光レベル(明るいグレー)になる。一方、カット面領域902とラウンド領域903は同じ材質であるが、ラウンド領域903は傾斜しているため、撮像センサ906の方向への反射光レベルが低い(黒色に近い)。また、同様に、保持部領域905も傾斜しているため、反射光レベルが低い(黒色に近い)。隙間領域904は、反射面が底面であるため減衰が生じるが、ある程度の反射光レベル(黒に近いグレー)を有する。
したがって、撮像センサ906で受光される反射光レベルは、結果的に、処理膜領域901、カット面領域902、隙間領域904、保持部領域905、ラウンド領域903の順で高い。
このように、本実施形態では、ライト907からの同一照度の照射光を用いた場合、反射光のレベルの幅がとても広くなってしまうため、通常の広さのダイナミックレンジをもつ撮像センサ906では、すべての領域の反射光レベルが適切な輝度レベルになるよう撮像することができない。そして、適切な輝度レベルを持たない撮像画像からは、正確な輝度エッジが算出できず、4つの境界位置(a)〜(d)の特定に誤差が生じてしまう。
本実施形態では、明るさに関する条件が互いに異なる第1撮像条件と第2撮像条件とを予め準備しておき、撮像時には、これらを用いて2回に分けて撮像することにより、上記問題を解決する。便宜上、第2撮像条件及び第2撮像画像から先に説明する。
第2撮像条件は、相対的に明るい撮像画像を取得して(b)処理膜境界909の位置の位置が正確に特定できるように、中間照度の反射光レベルを重視した撮像条件が設定される。すなわち、反射光レベルが輝度信号に変換された際に、処理膜領域からの反射光レベルやカット面領域からの反射光レベルが含まれる照度レベルに広い諧調幅が割り当てられるようにする。具体的には、例えば、CCDの感度(例えば、ISO感度)を設定したり、不図示の露出調整機構によるCCDの受光時間を設定したりすることにより調整できる。
ここで、第2撮像条件は、中間照度の反射光レベルを重視しているため、低照度の反射光レベルの再現性は低いものになる。すなわち、隙間領域904、保持部領域905、ラウンド領域903からの反射光レベルが含まれる照度レベルに狭い幅の諧調が割り当てられるため、いずれの領域も黒色に近い色の画像となって現れる。
第2撮像条件により撮像された第2撮像画像の模式図を図12に示す。処理膜領域901とカット面領域902の輝度信号レベルは諧調が十分に保たれているので、この2つの領域の画素の輝度レベルの変化、すなわち輝度エッジの検出が容易に可能となり、(b)処理膜境界909の位置を正確に特定することができる。なお、(a)カット面境界910の位置も正確に特定することができる。一方で、隙間領域904、保持部領域905、ラウンド領域903は、いずれも、低い輝度信号値(ほぼ黒色)に位置する。このため、輝度エッジの検出が困難であり、(c)ウエハ周縁端911の位置、(d)囲い部材境界912の位置を特定することができない。
本実施形態では、(c)ウエハ周縁端911の位置、(d)囲い部材境界912の位置を、もう一方の撮像条件である第1撮像条件により撮像された相対的に暗い第1撮像画像から特定する。
第1撮像条件は、低照度の反射光レベルを重視した撮像条件が設定される。すなわち、反射光レベルが輝度信号に変換された際に、隙間領域904、保持部領域905、ラウンド領域903からの反射光レベルが含まれる照度レベルに広い幅の諧調が出るようにする。具体的には、例えば、CCDの感度(例えば、ISO感度)を第2撮像条件よりも高感度に設定したり、CCDの受光時間を第2撮像条件よりも長時間に設定したりすることにより調整できる。
ここで、第1撮像条件は、低照度の反射光レベルを重視しているため、中間照度の反射光レベルの再現性は低いものになる。すなわち、処理膜領域901とカット面領域902からの反射光レベルが含まれる照度レベルに狭い諧調になるため、ほとんど白色に近い色の画像となって現れる。
第1撮像条件により撮像された第1撮像画像の模式図を図13に示す。隙間領域904、保持部領域905、ラウンド領域903の輝度信号値は諧調が十分に保たれているので、輝度エッジの検出が容易に可能となり、(c)ウエハ周縁端911の位置、(d)囲い部材境界912の位置を正確に特定することができる。一方で、処理膜領域901とカット面領域902は、いずれも、高い輝度信号値(ほぼ白色)に位置する。このため、輝度エッジの検出が困難であり、(b)処理膜境界909の位置を特定することができない。
以上のように、第1撮像条件に基づく第1撮像画像及び第2撮像条件に基づく第2撮像画像の2つの画像を用いて、(a)カット面境界910の位置、(b)処理膜境界909の位置、(c)ウエハ周縁端911の位置、(d)囲い部材境界912の位置を正確に求めることができる。
CPU801は、上記式(1)及び式(2)に、上記の位置情報(a)〜(d)を適用することにより、カット幅及び隙間幅を算出する。他の切り出し画像1000a,b,d,eについても同様にカット幅及び隙間幅を算出し、それらの値を平均したものを、撮像画像1001により求めた最終的なカット幅及び隙間幅として決定する。
通常、ウエハWはその周縁の一部にノッチを有しているため、切り出し画像1000a〜eのいずれかに写り込んでしまう可能性がある。その場合は、写り込んでしまった切り出し画像の測定値を除外した他の切り出し画像を用いて平均化の処理を行い、上記の最終的なカット幅及び隙間幅を決定しても良い。写り込みが生じた画像であるか否かの判定は、ノッチ形状を認識する公知の画像認識によって行っても良いし、単純に、カット幅や隙間幅として異常値が得られた画像がノッチを含んだものに該当すると推定するようにしてもよい。
図10に示す表示画面1000における“測定結果”は、撮像画像1001により求めた最終的なカット幅及び隙間幅を報知する領域であり、カット幅が0.75mm,隙間幅が0.35mmである例を示している。
上記測定値は、画面表示されるだけでなく、テキストファイルにリスト形式で記載されて、情報処理装置801の記憶部に記憶される。撮像画像は、ビットマップ形式のファイルに変換されて同様に記憶部に記憶される。テキストファイルにおいては、対応するウエハIDや画像ファイルを特定する情報と関連付けて記載するようにしても良い。
<測定結果の利用>
本実施形態で得られた測定結果は、例えば、以下の様に利用される。ウエハWが基板処理装置110で処理されたものである場合、カット幅は、基板処理装置110の薬液ノズル208の位置を調整するための情報として用いられる。システムの使用者は、予め設定しておいたカット幅と実際の測定により得られたカット幅との差分値に基づき、例えば、薬液ノズル208の位置を微調整することができる。
隙間幅は、搬送機構113からリフトピンプレート319へのウエハWの受け渡しにおける、中心位置の調整のため情報として用いられる。測定用治具600が基板処理装置111に適切に取り付けられたとき、第1〜第3カメラ601〜603の撮像画角は、基板処理装置111の中心位置(基板昇降部材305の中心位置)を基準に、等距離かつ円周方向に互いに120度離れてそれぞれ位置する。したがって、実際に支持ピン312に置かれたときのウエハWの中心位置は、3つの隙間幅の値から計算で得ることができる。そして、基板処理装置111の中心位置と実際に置かれたときのウエハWの中心位置との差分値に基づき、搬送機構113からリフトピンプレート319へのウエハWの受け渡しにおける、位置調整を行うことができる。
<本実施形態の効果>
以上説明したように、本実施形態によれば、基板処理装置111において、囲い部材302の上方から、周縁部の処理膜除去がされたウエハW及び囲い部材302を撮像し、得られた撮像画像を処理することにより、ウエハWにおけるカット幅及びウエハWの周縁端と囲い部材302との間の隙間幅を測定するようにした。これにより、ウエハWにおけるカット幅の確認用の撮像機構と、囲い部材302の保持状態の確認用の撮像機構と、を個別に設ける必要がなくなり、それぞれの個別の撮像シーケンスを設ける必要もない。したがって、基板処理システムの大型化を招くことなく短時間でウエハWの膜除去の状態と囲い部材302の保持状態を確認することができる。
また、本実施形態によれば、処理膜境界909、カット面境界910、ウエハ周縁端911、囲い部材境界912を特定することによりカット幅と隙間幅を測定するようにした。これにより、ラウンドの幅まで反映したカット幅を測定することができる。そして、この際、第1撮像条件により得られた相対的に暗い第1撮像画像から処理膜境界909を特定するようにした。また、第2撮像条件により得られた相対的に明るい第2撮像画像からカット面境界910、ウエハ周縁端911、囲い部材境界912を特定するようにした。これにより、各境界や端部の特定に誤差が少なくなるので、カット幅と隙間幅を正確に測定することができる。さらに、測定処理の後、第1及び第2撮像画像及び測定した処理領域幅及び隙間幅の値を表示画面に表示させるようにした。したがって、使用者は、撮像画像を目視確認した上で、処理領域幅及び隙間幅の値を知ることができるので、測定結果の良否判断を容易に行うことができる。
本実施形態では、基板処理装置111は、ウエハWの下面を処理する装置であり、その囲い部材302に保持される周縁部の処理膜除去がされたウエハWは、前記第1基板処理装置の外部から搬入するようにした。これにより、ウエハWにおけるカット幅の確認用の撮像機構と、囲い部材302の保持状態の確認用の撮像機構と、を個別に設ける必要をなくした。また、基板処理装置110において成膜されたウエハWの周縁部の処理を行った後で、そのウエハWをそのまま基板処理装置111に搬入する搬送シーケンスを行うようにしたので、実際の周縁部処理からその処理の確認までを短時間で行うことができる。
本実施形態では、測定用治具600は、基板処理装置111に適切に設置されている状態において、第1〜第3カメラ601〜603によりカット幅と隙間幅を測定するための画像を撮像することができる。このような装置から着脱可能な治具の方式を取ることにより、基板処理装置111内においても、定常的にカメラを設置しておく必要が無くなり、システムの大型化を招くこともない。また、測定用治具600が設置されても、基板処理装置111は、囲い部材302よりも高く第1〜第3カメラ601〜603よりも低い位置まで上昇して外部から搬入されたウエハWを受け取り、受け取りの位置から下降してウエハWを囲い部材302に置くようにしている。したがって、複数枚のウエハWに関して、連続的にカット幅と隙間幅を測定することができる。
(第1の実施形態の変形例)
ウエハWのカット幅の算出には、上記式(1)に限らず、以下の式(1)’を用いるようにしても良い。
式(1)’:カット幅[mm]=(ウエハ周縁端911の位置[画素]−処理膜境界909の位置[画素])/スケーリング値[画素/mm]。
上記式は、ラウンド幅を個別に求める必要が無い、すなわち、カット面境界910の位置を特定する必要がない場合に有効である。
(第2の実施形態)
第1の実施形態では、測定用治具600が、第1〜第3カメラ601〜603を備えており、これら複数のカメラを用いてウエハWにおける複数の位置に対応する複数の撮像画像を得るようにした。本実施形態では、1つのカメラを用いてウエハWにおける複数の位置に対応する複数の撮像画像を取得し、カット幅及び隙間幅の測定処理を行う例について説明する。
本実施形態における測定用治具の形状について、図14を用いて説明する。図14(a)に示す測定用治具1400は、撮像装置としてカメラ1401のみを備えている。支持部材1402は、その上面にカメラ1401を搭載している。図示していないが、支持部材1402は、第1の実施形態の測定用治具600と同様に、カメラ1401の撮像センサとライトに相当する位置に開口を有している。設置台1403は、カメラ1401が搭載された支持部材1402と表面で結合する。また、設置台1403の裏面は、処理室の底面に設置するための設置面になっている。カメラ1401は、第1の実施形態で説明した第1〜第3カメラと同一の構成を有しており、ケーブル1404を介して、第1の実施形態と同様の構成を有する測定処理装置800に接続されている。第1の実施形態と同様に、設置後においてもウエハWを搬出入できるように、設置台1403の上面から支持部材1402の裏面まで所定の高さH2の間隔をもつようにしている。後述するように、第1の実施形態と設置面の場所が異なるので、高さH2は、基板処理装置111自体の高さを加味して、H1よりも大きくなっている。
図14(b)は、測定用治具1400が基板処理装置111の収容される処理室の底面に設置された際の概観図である。第1の実施形態と異なり、測定用治具1400は、基板処理装置111の外部に設置されている。測定用治具1400の設置に際しては、使用者が不図示の取り付け用工具を用いて、測定中においても処理室の底面から動かないように固定する。
図14(c)は、処理室の底面に設置した状態を上方から見た平面図である。本実施形態におけるカメラ1401と基板処理装置111との相対位置及び基板処理装置111に対する撮像画角は、第1の実施形態で説明した第1〜第3カメラの少なくとも1つのカメラと同一である。
次に、本実施形態の各装置が連携して行うカット幅及び隙間幅の測定動作について、図15のフローチャートを用いて説明する。本フローチャートにおける測定動作は、測定処理装置800のCPU802が記憶部803に記憶された測定処理プログラムを実行することにより達成される。
本実施形態において、ステップS1101,S1102,及びS1105〜S1107は、第1の実施形態で説明したステップと同様の処理を行っている。
本実施形態では、ステップS1102においてウエハWが置かれた後、ウエハWの第1撮像条件での撮像が行われ(ステップS1501)、 第1撮像条件による撮像の後、続けてウエハWの第2撮像条件での撮像が行われる(ステップS1502)。ここでは、第1の実施形態で説明したステップS1103及びS1104と同様な動作を、1つのカメラ1401に関してのみ実行する。
次に、予め設定しておいた全ての位置での撮像を行ったかを判定する(S1503)。本実施形態では、最初に搬入した際にカメラ1401の真下にあるウエハWの位置、その位置を基準に120度回転させた位置におけるウエハWの位置、さらに120度回転させた位置におけるウエハWの位置の3箇所を撮像する。すなわち、ウエハWの3つの位置の撮像を行うものであるという点では、第1の実施形態と実質的に同じである。ここでは、まだ、最初に搬入した際にカメラ1401の真下にあるウエハWの位置を撮像したのみなので(ステップS1503:No)、ステップS1504の回転動作に移行する。
システム制御部116は、回転駆動部304を駆動させて回転プレート301を回転させることにより、囲い部材302に保持されているウエハWを120度回転させて、カメラ1401の真下に、次の撮像位置が配置されるようにする(S1504)。
回転動作が終了したら、ステップS1501に戻り、同様の撮像動作及び回転動作を行い、再度ステップS1501に戻る。3度目の撮像動作が終了したら、全ての位置での撮像を行ったことになるので(ステップS1503:Yes)、ステップS1105に移行し、3セットの第1撮像画像及び第2撮像画像を用いて、第1の実施形態と同様の画像解析処理を行う(S1105)。以降の処理の説明は第1の実施形態と同様なので、省略する。
本実施形態では、ウエハWの3箇所を撮像する例を説明したが、これに限らず、より多くの位置を撮像して、その後の処理に利用するようにしても良い。例えば、6箇所を撮像する場合は、ステップS1504では、1回につき60度の回転動作を行うことになる。撮像位置を増やすことにより、より精度の高いカット幅及び隙間幅を求めることができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、1つのカメラ1401をウエハWの周縁方向に沿う位置に設置し、前記カメラ1401は、囲い部材302が回転することにあわせてウエハWの複数の位置における撮像を行うことにより、測定処理装置800が処理するための複数の撮像画像を取得するようにした。したがって、第1の実施形態のように、カメラを複数備える必要が無くなるため、第1の実施形態と比較して低コストかつ省スペースな測定作業を行うことができる。また、撮像回数を増やすことにより、より多くの撮像画像を測定に用いることができるので、測定精度を向上させることができる。
(他の実施形態)
上記実施形態では、基板処理装置に対して着脱可能な測定用治具600及び測定用治具1400を用いる例を説明したが、本発明はこれに限らず、基板処理装置111内の上部にカメラを予め設置し、所定のタイミングで撮像及び測定処理を行うように構成してもよい。同様に測定処理装置800も、基板処理システム外部に別体として設けるのではなく、システム制御部116が同様の機能を有するように構成してもよい。また、情報処理装置801も別体ではなく、操作パネル117が同様の機能を有するように構成しても良い。
上記実施形態では、囲い部材302がウエハWの全周を囲うものと説明したが、全周に限らず、一部がウエハWを囲うものであっても良い。この場合、その一部の囲い部材の位置にカメラを配置させて上記実施形態と同様の撮像を行う。また、上記実施形態では、撮像センサ側の撮像条件を変えて2回撮影する例を示したが、ライト側の照射レベルを変更することで、複数の撮像画像を得るようにしてもよい。また、仕様によっては複数回撮影しなくても良い。例えば、ダイナミックレンジがとても広く、暗部から明部まで明るさを表すことが可能な撮像センサを備えるカメラがあれば、1つの撮像画像から全てのエッジを求めることができる。なお、通常のカメラの場合であっても、測定処理装置800が、諧調補正処理を行える画像処理ソフトウェアを搭載していれば、1つの撮像画像から図12及び図13に相当する画像を生成し、全てのエッジを求められることもある。
上記実施形態では、基板処理システム100を制御するためのプログラムはシステム制御部116が有する不図示の記憶装置が記憶し、測定処理システムを制御するためのプログラムは測定処理装置800の記憶部803が記憶していると説明した。これらの記憶装置は、ROMやRAMなどのメモリーや、ハードディスク等に限らず、CD−ROM、DVD−ROMやフレキシブルディスクなどのディスク状記憶媒体などでも構成され得る。また、記憶されるべきプログラムの一部又は全部を、不図示のネットワーク等を介して外部サーバ等より受信することにより、システムにおいて実行可能にするよう構成しても良い。
100 基板処理システム
110 基板処理装置
111 基板処理装置
302 囲い部材
600 測定用治具
800 測定処理装置
801 情報処理装置

Claims (21)

  1. 基板の周縁部を下方から保持するとともに前記基板を囲う囲い部材の上方に設置され、周縁部の処理膜除去がされた基板及び前記囲い部材を撮像する撮像装置により得られた撮像画像を処理することにより、前記基板の周縁部において前記処理膜が存在しないカット幅及び前記基板の周縁端と前記囲い部材との間の隙間幅を測定する測定処理装置。
  2. 前記撮像画像から、少なくとも、前記処理膜除去された平面領域と前記処理膜除去されていない平面領域の境界、前記基板の周縁端、及び前記囲い部材の境界を特定することにより、前記カット幅及び前記隙間幅を測定することを特徴とする請求項1に記載の測定処理装置。
  3. 前記撮像装置の第1撮像条件での撮像により得られた第1撮像画像から前記処理膜除去された平面領域とラウンド領域との境界、前記基板の周縁端、及び前記囲い部材の境界を特定し、前記撮像装置の第2撮像条件での撮像により得られた第2撮像画像から前記処理膜除去された平面領域と前記処理膜除去されていない平面領域の境界を特定することを特徴とする請求項2に記載の測定処理装置。
  4. 前記第2撮像条件は、第1撮像条件よりも、明るい撮像画像を得るための条件であることを特徴とする請求項3に記載の測定処理装置。
  5. 前記測定処理装置は、情報処理装置の表示部に対して、前記第1及び第2撮像画像及び前記測定した前記カット幅及び前記隙間幅の値を表示させることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の測定処理装置。
  6. 前記撮像装置は、前記基板の周縁方向に沿う複数の位置に設置されており、前記複数の撮像装置が前記複数の位置における撮像をそれぞれ行うことにより得られた複数の撮像画像を測定に用いることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の測定処理装置。
  7. 前記撮像装置は、前記基板の周縁方向に沿う1つの位置に設置されており、前記1つの撮像装置が前記囲い部材が回転することにあわせて前記基板の複数の位置における撮像を行うことにより得られた複数の撮像画像を測定に用いることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の測定処理装置。
  8. 基板の周縁を下方から保持するとともに前記基板を囲う囲い部材を有し、前記囲い部材に保持された基板を処理する第1基板処理装置と、
    前記囲い部材の上方に設置され、周縁部の処理膜除去がされた基板及び前記囲い部材を撮像する撮像装置と、
    前記撮像装置により得られた撮像画像を処理することにより、前記基板の周縁部において前記処理膜が存在しないカット幅及び前記基板の周縁端と前記囲い部材との間の隙間幅を測定する測定処理装置と、
    を備えることを特徴とする基板処理システム。
  9. 前記第1基板処理装置は、前記囲い部材に保持された基板の下面を処理するための装置であり、
    前記周縁部の処理膜除去がされた基板は、前記第1基板処理装置の外部から搬入されることを特徴とする請求項8に記載の基板処理システム。
  10. 成膜された基板の周縁部に対して処理液を供給することにより処理膜除去を行う第2の基板処理装置をさらに備え、
    前記周縁部の処理膜除去がされた基板は、前記第2基板処理装置において処理された後、前記第1基板処理装置に搬入される基板であることを特徴とする請求項9に記載の基板処理システム。
  11. 前記第1基板処理装置は、基板を下面から支持して昇降可能な昇降部材をさらに有し、
    前記昇降部材は、前記囲い部材よりも高く前記撮像装置よりも低い位置まで上昇して前記第1基板処理装置の外部から搬入された前記基板を受け取り、前記受け取りの位置から下降して前記基板を前記囲い部材に置くことを特徴とする請求項9または10に記載の基板処理システム。
  12. 前記撮像装置は、前記基板の周縁方向に沿う複数の位置に設置されており、前記複数の撮像装置は、前記複数の位置における撮像をそれぞれ行うことにより、前記測定処理装置が処理するための複数の撮像画像を取得することを特徴とする請求項8〜11のいずれかに記載の基板処理システム。
  13. 前記撮像装置は、前記基板の周縁方向に沿う1つの位置に設置されており、前記1つの撮像装置は、前記囲い部材が回転することにあわせて前記基板の複数の位置における撮像を行うことにより、前記測定処理装置が処理するための複数の撮像画像を取得することを特徴とする請求項8〜11のいずれかに記載の基板処理システム。
  14. 基板の周縁を下方から保持するとともに前記基板の全周を囲う囲い部材を備える基板処理装置に用いられる測定用治具であって、
    前記基板処理装置に対する設置面を有する設置台と、
    前記設置台の上方で固定された撮像装置と、を備え、
    周縁部の処理膜除去がされた基板が前記囲い部材に保持され、前記基板処理装置に前記設置台が固定されている状態において、前記撮像装置が、前記基板の周縁部において前記処理膜が存在しないカット幅及び前記基板の周縁端と前記囲い部材との間の隙間幅を測定できる画像を撮像可能であることを特徴とする測定用治具。
  15. 前記設置台と前記撮像装置との間には、少なくとも、前記基板処理装置が備える昇降部材が前記基板処理装置の外部から搬入された前記基板を受け取り下降して前記基板を前記囲い部材に置くことができるだけの間隔が空いていることを特徴とする請求項14に記載の測定用治具。
  16. 前記撮像装置は、前記基板の周縁方向に沿う複数の位置に設置されていることを特徴とする請求項14または15に記載の測定用治具。
  17. 前記撮像装置は、前記基板の周縁方向に沿う1つの位置に設置されていることを特徴とする請求項14または15に記載の測定用治具。
  18. 基板の周縁部を下方から保持するとともに前記基板を囲う囲い部材の上方から、周縁部の処理膜除去がされた基板及び前記囲い部材を撮像する撮像工程と、
    前記撮像工程において得られた撮像画像を処理することにより、前記基板の周縁部において前記処理膜が存在しないカット幅及び前記基板の周縁端と前記囲い部材との間の隙間幅を測定する測定処理工程と、
    を備えることを特徴とする測定処理方法。
  19. 前記撮像工程は、前記基板の周縁方向に沿う複数の位置に設置された複数の撮像装置を用いて、前記複数の位置における撮像をそれぞれ行うことにより、前記測定処理工程において処理するための複数の撮像画像を取得することを特徴とする請求項18に記載の測定処理方法。
  20. 前記撮像工程は、前記基板の周縁方向に沿う1つの位置に設置された1つの撮像装置を用いて、前記囲い部材が回転することにあわせて前記基板の複数の位置における撮像を行うことにより、前記測定処理工程において処理するための複数の撮像画像を取得することを特徴とする請求項18に記載の測定処理方法。
  21. 請求項18〜20のいずれかに記載の測定処理方法を実行するためのプログラムを記憶した記憶媒体。
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