以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。図1は、本発明の実施形態である包装袋10の概略正面図である。また、図2、図3は、包装袋10の上部の正面図である。また、図4は、図1のA−A断面図であり、図5は、再封した包装袋10の断面図である。
この包装袋10は、比較的平坦な固形物、例えば、ガーゼや湿布、ネームラベル、マスク等を収容するための包装袋である。ただし、包装袋10の内容物は、これに限定されるものではなく、包装袋10は、その形状や、サイズは、適宜変更することで、種々の内容物を収容できる。また、収容される内容物は、複数であることが望ましいが、単数であってもよい。
包装袋10は、内容物を収容して封鎖された袋本体12と、当該袋本体12に貼着された第一タックラベル14(第一貼着ラベル)および第二タックラベル16(第二貼着ラベル)と、を備えている。袋本体12は、互いに対向する第一面18および第二面20を有する一方で、両サイドにガセットを有さない平袋である。この袋本体12は、二枚のシート体を重ね合わせた状態で、当該二枚のシート体の両サイドを溶断して接合し筒状体を構成した後、当該筒状体の上端および下端において互いに重なりあう二枚のシート体を接合することで得られる。上端および下端におけるシート体の接合箇所は、それぞれ、上縁シール部22および下縁シール部24となる。なお、実際には、両サイドにも、二枚のシート体を接合したサイドシール部が存在するが、このサイドシール部は、微小であるため、図面では、図示省略している。
シート体の材質は、内容物の種類やコスト等に応じて適宜変更できるが、シート体は、耐衝撃性や耐磨耗性など、包装体としての基本的な機械的特性を備えることが要求される。また、シート体は、製造の都合上、ヒートシール性も要求される。本実施形態において、シート体は、少なくとも、ヒートシール性を付与するシーラントフィルムと、包装体としての基本的な機械的特性を付与する熱可塑性フィルムとが積層された多層シートとなっている。高いガスバリア性が要求される場合には、シート体は、さらに、バリア層を有していてもよい。
シーラントフィルムとしては、低密度ポリエチレン(LDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)、ポリプロピレン(PP)、エチレン−プロピレン共重合体(EP)、エチレン−αオレフィン共重合体、エチレン−アクリル酸共重合体(EAA)、エチレン−メタクリル酸共重合体(EMAA)及びエチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)等のヒートシール性の熱可塑性樹脂から構成される延伸又未延伸フィルムが例示できる。
前記熱可塑性フィルムとしては、ポリエステル系樹脂(ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレ−ト(PEN)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリカーボネート(PC)など)、ポリオレフィン系樹脂(ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)など)、ポリアミド系樹脂(ナイロン−6、ナイロン−66など)、ポリアクリロニトリル(PAN)、ポリイミド(PI)、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリ塩化ビニリデン(PVDC)、ポリメチルメタクリレート(PMMA)、ポリエーテルスルフォン(PES)及びエチレン−ビニルアルコール共重合体(EVOH)等の熱可塑性樹脂から構成される一層又は二層以上の延伸又未延伸フィルムが例示できる。
バリア層(例えば、ガスバリア性や光バリア性を有する層)としては、アルミニウム等の金属薄膜、又は塩化ビニリデン(PVDC)、エチレン−ビニルアルコール共重合体(EVOH)などの樹脂フィルム、或いは任意の合成樹脂フィルムに、アルミニウム等の金属、酸化アルミニウムやシリカ等の無機酸化物などを蒸着(又はスパッタリング)したフィルムが例示できる。また、蒸着フィルムを用いる代わりに、シーラントフィルムや熱可塑性フィルムに金属や無機化合物などを直接蒸着してもよい。また、シート体には、さらに、必要に応じて、物品等に関する名称や説明、デザインを表示するための印刷層を設けてもよい。
袋本体12のうち、シール部22,24を避けた箇所には、破断予定線26が形成されている。破断予定線26は、包装袋10を開封する際に、ユーザにより破断される線である。この破断予定線26は、ユーザが、刃物等を使用せず、手指で切断できる線であれば、その形態は特に限定されない。破断予定線26としては、例えば、複数の切り込みを間隔を開けて並べたミシン目線や、シート体の厚みより浅い溝線であるハーフカット線が採用できる。本実施形態では、第一面18の右端から左端まで延びる直線状のハーフカット線を破断予定線26としている。
破断予定線26上には、当該破断予定線26を破断する際の開始端である破断開始端28が形成されている。本実施形態の破断開始端28は、破断予定線26上に形成された切り込みである。破断予定線26の破断を開始する際には、当該破断開始端28(切り込み)から指先を挿し入れ第一面18を手前側に引っ張る。この破断開始端28は、破断予定線26上であれば、その位置は限定さない。しかし、本実施形態では、吊り下げ孔30との関係上、破断予定線26の略中央(第一面18の幅方向中央)に破断開始端28を設けている。
上縁シール部22には、吊り下げ孔30が形成されている。この吊り下げ孔30は、当該包装袋10を吊り下げ保持するための孔である。すなわち、本実施形態の包装袋10は、厚みが少なく、自立が困難な形状となっている。かかる包装袋10を店頭で陳列する際には、店頭に設けられた吊り下げ用バーに、包装袋10を引っ掛けてつるすことが多い。吊り下げ孔30は、この吊り下げ用バーが挿通される孔である。
袋本体12の第一面18には、第一タックラベル14、第二タックラベル16が貼着されている。第一タックラベル14は、吊り下げ孔30および破断開始端28を覆うような位置に貼着されている。この第一タックラベル14は、後に詳説するように、第一面18に対して、剥離可能となっている。
第二タックラベル16は、第一面18と第一タックラベル14との間に貼着されるタックラベルである。この第二タックラベル16は、吊り下げ孔30を覆う位置に貼着されている。第一タックラベル14は、この第二タックラベル16の全体を覆っている。第二タックラベル16は、裏面(第一面18への貼着面)および表面(第一タックラベル14への貼着面)の両方に接着剤46が塗布された両面貼着ラベルである。第二タックラベル16の裏面は、剥離困難な接着面となっており、第二タックラベル16は、第一タックラベル14が第一面18から剥離された後も、第一面18に貼着した状態のまま残るようになっている。一方、第二タックラベル16の表面は、剥離および貼着を繰り返し行える接着面となっている。
次に、第一タックラベル14および第二タックラベル16の構成について図6、図7を参照して説明する。図6は、第一タックラベル14および第二タックラベル16の概略的な背面図であり、図7は、第一タックラベル14および第二タックラベル16の層構造を示すイメージ図である。
本実施形態の第一タックラベル14は、四つの領域に別れている。すなわち、第一タックラベル14は、第二タックラベル16との重複領域である剥離領域32、破断開始端28との重複領域である接着領域36、剥離領域32と接着領域36との間に介在する緩衝領域34、および、下端に位置するツマミ領域38を有している。
剥離領域32は、第二タックラベル16から容易に剥離できるように、基材42の片面に剥離剤44を塗布して構成される領域である。剥離剤44は、基材42の材料や、第二タックラベル16の第一接着層50の材質等に応じて適宜選択されるが、例えば、シリコーン系の樹脂等を用いることができる。剥離剤44は、例えば、印刷による塗工法によって塗布される。
接着領域36は、第一面18に貼着するために、基材42の片面に接着剤46を塗布して構成される領域である。接着剤46は、第一面18への貼着および剥離が可能であれば、特に限定されず、例えば、感圧型接着剤等を用いることができる。
緩衝領域34およびツマミ領域38は、基材42の片面に剥離剤44および接着剤46のいずれも塗布されていない領域である。緩衝領域34は、剥離領域32および接着領域36の間に位置しており、剥離剤44および接着剤46の混在を防止する領域である。ツマミ領域38は、接着領域36の下端から第一タックラベル14の下端までの領域である。このツマミ領域38は、第一タックラベル14を第一面18から剥離する際に、ユーザが摘む領域である。なお、基材42の表面には、物品等に関する名称や説明、デザインを表示するための印刷層を、必要に応じて設けてもよい。
第二タックラベル16は、基材48の表面(第一タックラベル14側面)に第一接着層50が、基材48の裏面(第一面18側)に第二接着層52が形成されたシールである。第一接着層50は、第一面18への貼着および第一面18からの剥離を繰り返し行える接着層である。この第一接着層50は、例えば、基材48に、接着剤、例えば、感圧型接着剤等を塗布することで構成される。
第二接着層52は、第一接着層50よりも強い接着力を有しており、第一面18からの剥離が困難な接着層である。この第二接着層52を構成する接着剤としては、例えば、接着力の高い感圧接着剤や、感熱接着剤等を用いることができる。
なお、第一タックラベル14および第二タックラベル16の基材42,48は、いずれも、柔軟なシートであれば、その材料は、特に限定されず、一般にタックラベルの基材として用いられるシートを適宜用いることができる。例えば、その形成材料としては、ポリエステル、ポリスチレン、塩化ビニル系樹脂などの合成樹脂シート;異種又は同種の樹脂層が複数積層された積層樹脂シート;合成紙、上質紙、グラシン紙、和紙などの紙;これらに金属が蒸着された金属蒸着シート;発泡樹脂シート;不織布;これらの中から選択される2種以上のシートが積層された積層シートなどが挙げられる。
以上のような構成の包装袋10を開封および再封する際の流れについて説明する。包装袋10は、開封前は、図1、図2、図4に示すように、第二タックラベル16および破断開始端28が、第一タックラベル14で覆われた状態となっている。包装袋10を開封する際には、第一タックラベル14のツマミ領域38を指で摘み、第一タックラベル14を第一面18および第二タックラベル16から剥離する。その結果、包装袋10は、図3に示すように、第二タックラベル16および破断開始端28が露出した状態となる。この状態になれば、ユーザは、破断開始端28に指先を挿し入れ、第一面18を構成するシート体を手前側に引っ張る。この引っ張りの力を受けて、第一面18を構成するシートは、破断予定線26に沿って破断していき、内容物を取り出すための開封開口が形成される。つまり、ユーザは、刃物等を用いることなく、包装袋10を簡易に開封できる。
開封後、再び、包装袋10を閉封したい場合は、図5に示すように、形成された開封開口60が内側になるように、包装袋10の上端を折り曲げる。そして、接着剤が塗布された第二タックラベル16の表面を第一面18の表面に押し付け、第二タックラベル16を第一面18に貼着する。これにより、包装袋10は、上端が折り曲げられた状態を維持することになり、開封開口60からの意図しない内容物の流出や、包装袋10内部への異物の混入等を効果的に防止できる。再封した包装袋10を再度、開封したい場合には、折り曲げられた包装袋10の上端を、持ち上げ、第二タックラベル16を第一面18から剥離すればよい。
以上の説明から明らかな通り、本実施形態によれば、刃物を用いず、また、強い力をかけなくても、簡易に包装袋10を開封できる。また、開封後は、包装袋10の一部を折り曲げるだけで、容易に再封できる。さらに、本実施形態によれば、最初に開封したときに、当該開封の痕跡を明確に残すことができる。すなわち、本実施形態では、最初に開封するときには、必ず、破断予定線26に沿って第一面18を破断しなければならない。この破断は、不可逆的変化であり、元に戻すことはできない。また、破断は、比較的長い距離に亘って行われるため、破断の有無を目視で容易に確認できる。その結果、不正な開封(ユーザが意図していない開封)があった場合、ユーザは、即座に気づくことができる。その結果、製品の安全性をより高めることができる。こうした、不正な開封の痕跡を残すことは、食品や、医薬・医療関連用品等のように、衛生性が重視される製品では、特に重要となる。
ここで、従来、再封を可能にするために、包装袋10にファスナを取り付けることも提案されていた。かかるファスナは、優れた再封性を提供する一方で、コストがかかり、また、製造が煩雑化するという問題があった。一方、本実施形態では、破断予定線26および破断開始端28が形成された袋本体12に、二枚のタックラベル14,16を貼着しただけの構成である。そのため、ファスナを用いる場合に比べて、コストを大幅に低減でき、また、製造の工程を簡易化できる。
また、本実施形態では、最終的に開封開口60となる破断予定線26全体ではなく、破断予定線26上に設けられた破断開始端28だけを第一タックラベル14で覆っている。このように破断開始端28だけを覆う構成とすることで、開封開口部全体をシールで覆う特許文献2の技術に比べて、第一タックラベル14のサイズを小さくでき、ひいては、コストを低減できる。さらに、本実施形態では、第一、第二タックラベル14,16を、吊り下げ孔30と重複する位置に貼着している。その結果、吊り下げ孔30周縁の強度を向上させることができる。
次に、他の実施形態について図8〜図11を参照して説明する。図8は、他の実施形態である包装袋10の一部正面図である。また、図9は、第一タックラベル14の概略背面図であり、図10、図11は、包装袋10の概略縦断面図である。
本実施形態の包装袋10は、第二タックラベル16を有さず、第一タックラベル14が袋本体12の両面に跨って貼着されている点で第一実施形態と相違する。すなわち、本実施形態において、第一タックラベル14は、二つ折りにされ、袋本体12の第一面18および第二面20の両面に跨るように、包装袋10の上端に貼着されている。
第一タックラベル14は、強接着領域62、緩衝領域64、弱接着領域66、および、ツマミ領域68に分けられる。強接着領域62は、袋本体12の第二面20に貼着される領域である。強接着領域62は、比較的強い接着力を発揮する領域で、第二面20からの剥離が困難な接着剤が塗布された領域である。この強接着領域に塗布される接着剤としては、例えば、接着力の高い感圧接着剤のほか、感熱接着剤等を用いることができる。
弱接着領域66は、強接着領域62よりも弱い接着力を発揮する領域であり、第一面18への貼着および第一面18からの剥離を繰り返し行える接着剤が塗布された領域である。この弱接着領域66に塗布される接着剤としては、例えば、感圧型接着剤等が挙げられる。
緩衝領域64は、弱接着領域66と強接着領域62との間に位置する領域であり、接着剤46が塗布されていない領域である。第一タックラベル14は、この緩衝領域64に設けられた折り目線70に沿って二つ折りにされる。ツマミ領域68は、弱接着領域66の下端から第一タックラベル14の下端までに位置する領域であり、接着剤が塗布されていない領域である。第一タックラベル14を剥離する際、ユーザは、このツマミ領域68を摘む。
こうした第一タックラベル14は、強接着領域62が第二面20に、弱接着領域66およびツマミ領域68が第一面18に位置するように、袋本体12に貼着される。包装袋10を開封する際、ユーザは、第一タックラベル14のツマミ領域68を摘んで、第一タックラベル14を手前側に引っ張る。その結果、第一タックラベル14の弱接着領域66が第一面18から剥離され、破断開始端28が外部に露出する。一方で、第一タックラベル14の強接着領域62は、第二面20に貼着したままとなる。ユーザは、この状態になれば、破断開始端28に指先を挿し入れ、破断予定線26の破断し、包装袋10を開封する。開封後、再度、閉封したい場合には、袋本体12の上部を、開封開口60が内側になるように折り畳む。そして、その状態で、第一面18から貼着された第一タックラベル14の弱接着領域66を第一面18に貼着する。その結果、袋本体12は、折り畳んだ状態を維持することができ、意図しない内容物の飛びだしや、異物の袋内部への進入を効果的に防止できる。
以上の説明から明らかな通り、本実施形態でも、第一実施形態と同様に、刃物を用いず、また、強い力をかけなくても、簡易に包装袋10を開封できる。また、開封後は、包装袋10の一部を折り曲げるだけで、容易に再封できる。さらに、本実施形態によれば、最初に開封したときに、当該開封の痕跡を明確に残すことができる。
なお、これまでの説明では、破断予定線26を、袋本体12の全幅に亘って直線状に延びる線としたが、破断予定線26は、破断された際に、内容物を容易に取り出せるのであれば、その形状や長さは、特に限定されない。したがって、破断予定線26は、第一面18の左右端部に到達していなくてもよいし、越えていてもよい。また、破断予定線26は、直線ではなく、図13に示すような曲線でもよい。また、破断予定線26は、一本ではなく、複数本あってもよい。したがって、図14に示すように、二本の破断予定線26を平行に並べた形態としてもよい。この場合には、破断開始端28として、二本の破断予定線26を横断するような切り込み28dを形成しておくことが望ましい。そして、包装袋10を開封する際には、当該切り込み28dの端部を摘んで、二本の破断予定線26で挟まれた帯状部分を引っ張って切り取っていくようにすればよい。
また、破断予定線26の形成箇所は、シール部22,24を避けた箇所、換言すれば、第一面18を構成するシート体と第二面20を構成するシート体が互いに接合されていない箇所であれば、どこに形成されてもよい。ただし、後述する第一タックラベル14の大型化を避けるためには、破断予定線26は、上縁シール部22の近傍に設けられていることが望ましい。
また、これまでの説明では、破断開始端28を、破断予定線26上の切り込みとしたが、破断の開始となり得るのであれば、他の形態でもよい。例えば、図12に示すように、破断予定線26上に形成された第一切り込み28aと、当該第一切り込み28aと平行な第二切り込み28bと、第一切り込み28aから第二切り込み28bに向かって延びるものの第二切り込み28bまで到達しない一対の第三切り込み28cと、で破断開始端28を構成してもよい。この場合、第一タックラベル14を剥離すると、当該第一タックラベル14が、破断開始端28周辺のシート体を手前側に引っ張ることになる。この引っ張りの力を受けて、第三切り込み28cが進行し、第二切り込み28bまで到達する。そして、結果として、略矩形の開口が形成されることになる。ユーザは、この開口に指先を挿し込み、破断予定線26を破断すればよい。このように、第一タックラベル14剥離後の破断開始端28を開口(すなわち幅を有した孔)とすることで、指先がより挿入しやすくなり、ひいては、より簡易に包装袋10を開封できる。また、別の形態として、第一、第三切り込み28a,28cに替えて、第二切り込み28bに対して凹の円弧状の切り込みとしてもよい。この場合も、第一タックラベル14を剥離すれば、円弧状の切り込みが、第二切り込みに向かって進行し、開口が形成される。また、また、別の形態として、図13に示すように、破断予定線26上に、予め開口28eを形成しておき、この開口28eを破断開始端28としてもよい。
また、これまでの説明では、袋本体12を、二枚のシート体を溶断接合した平袋としているが、袋本体12は、内容物を収容した状態で封鎖できるのであれば、他の形態でもよい。例えば、図15に示すように、袋本体12は、一枚のシートの両端を互いに接合して筒状体を構成した後、当該筒状体の上端および下端にヒートシールを施したピロータイプの袋であってもよい。この場合、破断開始端28および破断予定線26は、シートの両端を接合することで形成される背びれ部70とは逆の面に形成されることが望ましい。また、袋本体12は、さらに、サイドガセットを有した袋や、スタンディングタイプの袋でもよい。