JP2016064928A - AlNテンプレート基板およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来よりも高い結晶性と表面平坦性とを有するAlNテンプレート基板およびその製造方法を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明によるAlNテンプレート基板1は、サファイア基板10と、サファイア基板10の主面上に形成されたAlN層20とを有し、サファイア基板10の主面10Aは、C面が0.35度以上0.55度以下のオフ角で傾斜した面であり、AlN層20の厚みは、0.3μm以上0.7μm以下であり、AlN層20の(0002)面のX線ロッキングカーブの半値幅が70秒以下であり、かつ、(10−12)面のX線ロッキングカーブの半値幅が250秒以下であり、AlN層20表面の表面粗さRaが1.1nm以下であることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、AlNテンプレート基板およびその製造方法に関し、特に、従来よりも高い結晶性および表面平坦性を兼ね備えるAlNテンプレート基板およびその製造方法に関するものである。
従来、Al、Ga、In等とNとの化合物からなるIII族窒化物半導体は、発光素子または電子デバイス用素子の材料として広く用いられている。III族窒化物半導体は、高融点で窒素の乖離圧が高く、バルク単結晶成長が困難であり、異種のサファイア基板上にエピタキシャル成長させることによりIII族窒化物半導体層として形成することが通常である。
しかし、一般に、このような構成を有するエピタキシャルウェーハにおいては、サファイア基板とIII族窒化物半導体層との間に格子不整合が存在するため、こうした格子不整合に起因する格子歪みを緩和するために、サファイア基板上にAlN層をエピタキシャル成長させたAlNテンプレート基板が用いられるようになってきた。
AlNテンプレート基板のAlN層の結晶性および表面平坦性が良好であればあるほど、AlN層上に形成されるIII族窒化物半導体層の結晶性も良好となる。そこで、AlNテンプレート基板のAlN層の結晶性および表面平坦性を高めるために種々の提案が行われてきた。
例えば、特許文献1には、主面の結晶方位が<0001>方向より0.02〜0.3度傾斜するとともに、前記主面側の表層部分において表面窒化層を有するサファイア単結晶基材と、このサファイア単結晶基板の前記主面上に前記表面窒化層を介して形成された少なくともAlを含み、(10−12)面におけるX線ロッキングカーブ半値幅が2000秒以下であり、5μm範囲における表面粗さ(Ra)が3.5Å以下であるIII族窒化物下地膜とを具えるIII族窒化物エピタキシャル基板について記載されている。
特許文献1によると、III族窒化物エピタキシャル基板を構成するサファイア単結晶基材の主面の結晶方位がc軸方向より0.02〜0.3度傾斜させたサファイア単結晶基材、すなわちオフ角が0.02〜0.3度のC面サファイア単結晶基材を用いることにより、その主面側に形成されるAl含有のIII族窒化物下地膜の結晶性および表面平坦性を向上することができる。一方、C面サファイア単結晶基材のオフ角が0.3度を超えると、Al含有のIII族窒化物下地膜の結晶性が劣化する、というものである。
また、特許文献2には、主面に所定のオフ角が与えられてなる基材と、前記主面上にエピタキシャル形成された第1のIII族窒化物結晶からなる上部層と、を備え、前記上部層の形成温度よりも高い加熱温度で加熱処理されてなるエピタキシャル基板が記載されている。
特許文献2によると、上部層の形成温度よりも高い加熱温度で加熱処理することにより、上部層の結晶品質および表面平坦性が向上され、このエピタキシャル基板を、III族窒化物結晶層の成長用下地基板として用いると、良好な表面平坦性を有し、かつ、表面近傍の大部分が低転位領域となるIII族窒化物結晶層が得られる、というものである。
特開2004−142953号公報 特開2006−319107号公報
特許文献1および特許文献2に記載された技術により、サファイア基板上のAlN層の転位密度を低減して結晶性をある程度向上させるとともに、その表面平坦性もある程度向上させることができる。しかしながら、AlNテンプレート基板におけるAlN層の結晶性および表面平坦性の更なる向上が望まれており、それを実現することのできる技術が希求されている。
そこで、本発明の目的は、従来よりも高い結晶性および表面平坦性を兼ね備えるAlNテンプレート基板およその製造方法を提供することを目的とする。
本発明者は、上記課題を解決する方途について鋭意検討した。特許文献1に提案されているように、従来、サファイア基板のオフ角としては、0.02〜0.3度の微小なオフ角が好ましいと考えられていた。ところが、本発明者の詳細な検討により、むしろ中程度のオフ角のサファイア基板を用いて、厚みを適切に制御したAlN層をエピタキシャル成長させ、さらに熱処理を施すことにより、AlN層の結晶性が極めて優れ、かつ、表面平坦性にも優れたAlNテンプレート基板を実現できることを見出し、本発明を完成させるに至った。
すなわち、本発明の要旨構成は以下のとおりである。
(1)サファイア基板と、該サファイア基板の主面上に形成されたAlN層とを有するAlNテンプレート基板であって、前記サファイア基板の主面は、C面が0.35度以上0.55度以下のオフ角で傾斜した面であり、前記AlN層の厚みは、0.3μm以上0.7μm以下であり、前記AlN層の(0002)面のX線ロッキングカーブの半値幅が70秒以下であり、かつ、(10−12)面のX線ロッキングカーブの半値幅が250秒以下であり、前記AlN層表面の表面粗さRaが1.1nm以下であることを特徴とするAlNテンプレート基板。
(2)前記主面は、m軸方向に傾斜した面であり、前記AlN層の(0002)面のX線ロッキングカーブの半値幅が60秒以下であり、前記AlN層表面の表面粗さRaが1.0nm以下である、上記(1)に記載のAlNテンプレート基板。
(3)前記傾斜した面のステップ高さは0.60〜0.96nmである、上記(1)または(2)に記載のAlNテンプレート基板。
(4)サファイア基板の主面上に、AlN層を所定の成長温度でエピタキシャル成長させる第1工程と、前記AlN層を、前記第1工程における成長温度よりも高温で熱処理する第2工程と、を含み、前記サファイア基板の主面は、C面が0.35度以上0.55度以下のオフ角で傾斜した面であり、前記第1工程において、厚み0.3μm以上0.7μm以下の前記AlN層をエピタキシャル成長させることを特徴とするAlNテンプレート基板の製造方法。
(5)前記主面は、m軸方向に傾斜した面である、上記(4)に記載の製造方法。
(6)前記第1工程における成長温度は、1270℃以上1350℃以下である、上記(4)または(5)に記載の製造方法。
(7)前記第2工程における熱処理温度は、1580℃以上1730℃以下である、上記(4)〜(6)のいずれかに記載の製造方法。
(8)前記第2工程における熱処理時間は、3時間以上12時間以下である、上記(4)〜(7)のいずれかに記載の製造方法。
本発明によれば、サファイア基板のオフ角およびAlN層の厚みを適切に制御したので、高い結晶性および表面平坦性を兼ね備えたAlNテンプレート基板およびその製造方法を提供することができる。
本発明に係るAlNテンプレート基板の製造方法を説明するフローチャートである。 本発明に係るサファイア基板表面のオフ角を説明する模式図である。 サファイア単結晶の結晶構造を説明する模式図である。 実施例1に係るAlNテンプレート基板のAFM像である。 実施例2に係るAlNテンプレート基板のAFM像である。 実施例3に係るAlNテンプレート基板のAFM像である。 比較例1に係るAlNテンプレート基板のAFM像である。 比較例2に係るAlNテンプレート基板のAFM像である。 比較例3に係るAlNテンプレート基板のAFM像である。 比較例4に係るAlNテンプレート基板のAFM像である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。なお、図1,2において、説明の便宜上、サファイア基板10およびAlN層20の縦横の比率を実際の比率から誇張して図示している。また、図の簡略化のため、図1ではサファイア基板10のオフ角θを図示せず、代わりに図2にオフ角θを説明するための拡大模式図を示す。
(AlNテンプレート基板の製造方法)
図1は本発明に従うAlNテンプレート基板1の製造方法のフローチャートである。図1に示すように、本発明に従うAlNテンプレート基板1の製造方法は、サファイア基板10の主面10A上に、AlN層20を所定の成長温度でエピタキシャル成長させる第1工程(図1(A),(B))と、AlN層20を、前記第1工程における成長温度よりも高温で熱処理する第2工程(図1(C))と、を含む。そして、サファイア基板10の主面10Aは、C面が0.35度以上0.55度以下のオフ角θで傾斜した面(図2)であり、前記第1工程において、厚み0.3μm以上0.7μm以下のAlN層20をエピタキシャル成長させることを特徴とする。以下、各工程の詳細を順に説明する。
<第1工程>
第1工程では、まず、図1(A)に示すように、サファイア基板10を用意する。ここで、本発明においては、C面が0.35度以上0.55度以下のオフ角θで傾斜した面を主面10Aとするサファイア基板10を用いる。以下、本明細書においては、C面のかかる傾斜角度を単にサファイア基板10の「オフ角θ」と称する。なお、オフ角θを設けるための傾斜方向の結晶軸方位は、m軸方向またはa軸方向のいずれでもよいが、後述するようにm軸方向とする方がより好ましい。ここで、図2は、主面10Aの拡大模式図である。主面10Aにおけるテラス幅Wおよびステップ高さHは、オフ角θおよび軸方位に応じて適宜定まる。本発明においては、テラス幅Wを100〜200nm程度とすることが好ましく、テラス幅Wが100nmの場合、ステップ高さHを0.60〜0.96nmとすることがより好ましい。なお、図3は一般的なサファイア単結晶の六方晶系の結晶構造であり、サファイア単結晶のa軸,m軸およびC面を図示する。本発明において、オフ角θを上記範囲とする理由は後述する。なお、オフ角θ、テラス幅Wおよびステップ高さHは、X線回折測定または原子間力顕微鏡(AFM; Atomic Force Microscope)等によって測定される。
なお、上記サファイア基板は常法に従い製造されたものを用いることができる。ただし、サファイア基板10のオフ角θは、サファイア基板の製造工程上不可避な誤差を伴う。そのため、本発明においては、オフ角θの上限および下限から8%以内の誤差範囲内の角度は、本発明範囲に含まれるものとする。また、サファイア基板10の厚さおよび幅等のその他の仕様は、AlNテンプレート基板1の用途に応じて、適宜設計すればよい。
次に、図1(B)に示すように、サファイア基板10上にAlN層20をエピタキシャル成長させる。ここで、本発明においては、AlN層20の厚みTを0.3μm以上0.7μm以下とする。AlN層20は、例えば、有機金属気相成長(MOCVD: Metal Organic Chemical Vapor Deposition)法や分子線エピタキシ(MBE: Molecular Beam Epitaxy)法、スパッタ法などの公知の薄膜成長方法により形成することができる。なお、後述の実施例におけるAlNテンプレート基板のAFM像からも明らかなように、AlN層20の厚みTは原子サイズレベルの微視的には不均一な厚みとなる。そこで、本明細書においては、AlN層20の厚みTとは、ウエハ中心におけるAlN層20の厚み(以降、中心膜厚と記載する)を指すこととする。AlN層20の厚みなどの膜厚は、常法に従い測定することができ、例えば光干渉式膜厚測定機を用いることができる。本明細書においては、光干渉式膜厚測定機として、ナノメトリックス社製ナノスペックM6100Aを用いており、ウエハ中心の膜厚を中心膜厚とし、ウエハ面内の等間隔に分散させた25箇所の膜厚の平均値を平均膜厚としている。
ここで、本発明においては、オフ角θが0.35度以上0.55度以下のサファイア基板10を用い、AlN層20の厚みTを0.3μm以上0.7μm以下とすることが肝要である。従来は、0.02度〜0.3度の微少なオフ角を備えるサファイア基板上にAlN層を形成することにより、AlN層の結晶性および表面平坦性を向上することができる反面、オフ角が0.3度を超えると、AlN層の結晶性を劣化させてしまうと考えられていた。ところが、本発明者の鋭意検討により、従来は好ましくないと考えられていた比較的大きな角度のオフ角を備えるサファイア基板の場合、適切な厚みのAlN層をエピタキシャル成長させ、次いで、熱処理を施すことにより、熱処理後には、AlN層の結晶性が従来よりも顕著に向上することを見出した。さらに、かかるAlNテンプレート基板は、表面平坦性にも優れることを見出した。
すなわち、後述の実施例に示されるように、第1工程後のAlN層20の(0002)面のX線ロッキングカーブの半値幅は、100秒〜140秒程度であり、かつ、(10−12)面のX線ロッキングカーブの半値幅が1100秒〜1500秒程度であり、従来技術により得られるAlN層の結晶性に比べて、第1工程後のAlN層20の結晶性が従来例に比べて顕著に優れるということはない。ところが、かかるAlN層20に対して、第2工程による熱処理を施すことにより、従来技術では実現することのできなかった、AlN層20の(0002)面のX線ロッキングカーブの半値幅が70秒以下であり、かつ、(10−12)面のX線ロッキングカーブの半値幅が250秒以下のAlNテンプレート基板1を実現することができたのである。このように、従来技術に比べて極めて優れた結晶性が実現できる理由が理論的に明らかになったわけではないが、本発明条件に従う角度のオフ角がサファイア基板に設けられている場合、サファイア基板と、適切な厚みのAlN層との界面から発生する転位が、熱処理によって動きやすい状態になるため、熱処理後に結晶性が向上するのだと推測される。なお、実施例において後述するが、AlN層の厚みを0.7μm超、例えば0.96μmとした場合、第2工程による熱処理後にAlN層にクラックが生じてしまうことが本発明者により実験的に明らかとなった。
なお、AlN層20の成長温度としては、1270℃以上1350℃以下が好ましく、1290℃以上1330℃以下がより好ましい。この温度範囲であれば、続く第2工程における熱処理後のAlN層20の結晶性を確実に向上することができる。また、チャンバ内の成長圧力については、限定を意図しないが、例えば5Torr〜20Torrとすることができ、より好ましくは、8Torr〜15Torrとすることができる。
また、アンモニア(NH3)ガスなどのV族元素ガスと、トリメチルアルミニウム(TMA)ガスなどのIII族元素ガスの成長ガス流量を元に計算されるIII族元素に対するV族元素のモル比(以降、V/III比と記載する)については、限定を意図しないが、V/III比を例えば130〜190の範囲とすることができ、より好ましくはV/III比を140〜180の範囲とすることができる。なお、成長温度および成長圧力に応じて最適なV/III比が存在するため、成長ガス流量を適宜設定することが好ましい。
<第2工程>
続く第2工程では、上述のようにして得られた、サファイア基板10上のAlN層20に対して、第1工程における成長温度よりも高温で熱処理を施す。この熱処理は、公知の熱処理炉を用いて行うことができる。
第2工程においては、AlN層20の結晶性を向上させために、第1工程における成長温度よりも高温で熱処理を施せばよいが、熱処理の際の加熱温度を1580℃以上1730℃以下とすることが好ましい。これは、1580℃以上であれば、転位密度を十分に減らすことができ、1730℃以下であれば、表面のAlNの一部の分解による表面が粗れる現象を抑制することができるためである。また、熱処理温度を1600℃以上1700℃以下とすることにより、AlN層20の結晶性をより確実に向上することができる。
また、本工程における加熱時間は、3時間以上12時間以下とすることが好ましい。3時間以上の加熱処理により、転位密度を十分に減らすことができる。また、12時間以下の熱処理時間であれば、表面のAlNの一部の分解による表面が粗れる現象を抑制することができる。AlN層20の結晶性を確実に向上させるためには、熱処理時間を4時間以上10時間以下とすることがより好ましい。
さらに、熱処理を行う雰囲気としては、窒素ガス雰囲気中が好ましい。これは、ピンホールを含めたIII族窒化物の分解を抑制するために、雰囲気中に窒素元素が存在する必要があるためである。なお、窒素ガス雰囲気は、窒素ガス以外にはアルゴンなど希ガスを含んでいてもよい。AlNの蒸気圧は比較的低いため常圧でもよく、圧力は特に限定されない。
こうして、図1(C)に示すように、高い結晶性および表面平坦性を兼ね備えたAlNテンプレート基板1を得ることができる。すなわち、従来は実現することのできなかった、AlN層20の(0002)面のX線ロッキングカーブの半値幅が70秒以下であり、かつ、(10−12)面のX線ロッキングカーブの半値幅が250秒以下であり、さらにAlN層20表面の表面粗さRaを1.1nm以下のAlNテンプレート基板1を実現することができる。なお、AlN層20表面の表面粗さRaの値は、基板の主面10Aにおけるテラス幅Wおよびステップ高さHの関係から工業的な生産を考慮すると、0.4nm未満とすることは難しいものの、本発明に従う製造方法により表面粗さRaとして0.4〜1.1nmとすることができ、0.4〜1.0nmとすることもできる。
また、サファイア基板10の主面は、C面が0.35度以上0.55度以下のオフ角でm軸方向に傾斜した面であることがより好ましい。このようなサファイア基板10を用いることにより、より高い結晶性および表面平坦性を兼ね備えたAlNテンプレート基板1を得ることができる。
(AlNテンプレート基板)
次に、本発明により得られるAlNテンプレート基板について説明する。図1(C)に示すように、本発明に従うAlNテンプレート基板1は、サファイア基板10と、該サファイア基板10の主面上に形成されたAlN層20とを有し、サファイア基板10の主面10Aは、C面が0.35度以上0.55度以下のオフ角で傾斜した面であり、AlN層20の厚みは、0.3μm以上0.7μm以下であり、AlN層20の(0002)面のX線ロッキングカーブの半値幅が70秒以下であり、かつ、(10−12)面のX線ロッキングカーブの半値幅が250秒以下であり、AlN層20表面の表面粗さRaが1.1nm以下であることを特徴とする。このように、本発明に従うAlNテンプレート基板1は、高い結晶性および表面平坦性を兼ね備えることができる。
また、サファイア基板10の主面を、m軸方向に傾斜した面とすることで、AlN層20の(0002)面のX線ロッキングカーブの半値幅が60秒以下であり、かつ、(10−12)面のX線ロッキングカーブの半値幅が250秒以下であり、AlN層20表面の表面粗さRaが1.0nm以下のAlNテンプレート基板1とすることができる。さらに、X線ロッキングカーブの半値幅については、AlN層20の(0002)面のX線ロッキングカーブの半値幅が40秒以下であり、かつ、(10−12)面のX線ロッキングカーブの半値幅が200秒以下であるAlNテンプレート基板1とすることもできる。なお、X線ロッキングカーブの半値幅が小さいほど結晶性に優れるため好ましく、理想的には0秒であるが、限定を意図しないものの、工業的な生産を考慮すると、(0002)面のX線ロッキングカーブの半値幅の下限を10秒とすることができ、(10−12)面のX線ロッキングカーブの半値幅の下限を10秒とすることができる。
以下、実施例を用いて本発明をさらに詳細に説明するが、本発明は以下の実施例に何ら限定されるものではない。
(実施例1)
図1に示したフローチャートに従って、実施例1に係るAlNテンプレート基板を製造した。すなわち、まず、サファイア基板(直径2インチ、厚さ:430μm、面方位:(0001)、m軸方向オフ角θ:0.35度、テラス幅:100nm、ステップ高さ:0.61nm)を用意した(図1(A))。次いで、MOCVD法により、上記サファイア基板上に中心膜厚0.60μm(平均膜厚0.61μm)のAlN層を成長させた。その際、AlN層の成長温度は1300℃、チャンバ内の成長圧力は10Torrであり、V/III比が163となるようにアンモニアガスとTMAガスの成長ガス流量を設定した。V族元素ガス(NH3)の流量は200sccm、III族元素ガス(TMA)の流量は53sccmである。なお、AlN層の膜厚については、既述のとおり、光干渉式膜厚測定機(ナノスペックM6100A;ナノメトリックス社製)を用いて、ウエハ面内の中心を含む、等間隔に分散させた計25箇所の膜厚を測定した。
次いで、上記AlN層形成後のAlNテンプレート基板を熱処理炉に導入し、10Paまで減圧後に窒素ガスを常圧までパージすることにより炉内を窒素ガス雰囲気とした後に、炉内の温度を昇温してAlNテンプレート基板に対して熱処理を施した。その際、加熱温度は1620℃、加熱時間は4時間とした。こうして、実施例1に係るAlNテンプレート基板を作製した。
(実施例2)
サファイア基板のオフ角θを0.50度(テラス幅:100nm、ステップ高さ:0.87nm)に変えた以外は、実施例1と同様にAlNテンプレート基板を作製した。その他の条件は全て実施例1と同じである。
(実施例3)
サファイア基板のオフ角をm軸方向からa軸方向に替え、AlN層の中心膜厚を0.61μm(平均膜厚0.62μm)とした以外は、実施例2と同様にAlNテンプレート基板を作製した。その他の条件は全て実施例1と同じである。
(実施例4)
AlN層の中心膜厚を0.39μm(平均膜厚0.40μm)とした以外は、実施例2と同様にAlNテンプレート基板を作製した。その他の条件は全て実施例2と同じである。
(実施例5)
AlN層の中心膜厚を0.39μm(平均膜厚0.39μm)とした以外は、実施例3と同様にAlNテンプレート基板を作製した。その他の条件は全て実施例2と同じである。
(比較例1)
サファイア基板のオフ角θを0.11度(テラス幅:100nm、ステップ高さ:0.20nm)に変えた以外は、実施例1と同様にAlNテンプレート基板を作製した。その他の条件は全て実施例1と同じである。
(比較例2)
サファイア基板のオフ角θを0.25度(テラス幅:100nm、ステップ高さ:0.43nm)に変え、AlN層の中心膜厚を0.59μm(平均膜厚0.60μm)とした以外は、実施例1と同様にAlNテンプレート基板を作製した。その他の条件は全て実施例1と同じである。
(比較例3)
サファイア基板のオフ角θを1.0度(テラス幅:100nm、ステップ高さ:1.75nm)に変えた以外は、実施例1と同様にAlNテンプレート基板を作製した。その他の条件は全て実施例1と同じである。
(比較例4)
サファイア基板のオフ角θを2.0度(テラス幅:100nm、ステップ高さ:3.50nm)に変えた以外は、実施例1と同様にAlNテンプレート基板を作製した。その他の条件は全て実施例1と同じである。
(比較例5)
サファイア基板のオフ角θを0.50度(テラス幅:100nm、ステップ高さ:0.87nm)に変え、AlN層の中心膜厚を0.22μm(平均膜厚0.22μm)とした以外は、実施例1と同様にAlNテンプレート基板を作製した。その他の条件は全て実施例1と同じである。
(比較例6)
AlN層の中心膜厚を0.98μm(平均膜厚0.99μm)とした以外は、比較例5と同様にAlNテンプレート基板を作製した。その他の条件は全て比較例5と同じである。
(比較例7)
サファイア基板のオフ角θを0.11度(テラス幅:100nm、ステップ高さ:0.20nm)に変え、AlN層の中心膜厚を0.22μm(中心膜厚0.22μm)とした以外は、実施例1と同様にAlNテンプレート基板を作製した。その他の条件は全て実施例1と同じである。
(比較例8)
AlN層の中心膜厚を0.40μm(平均膜厚0.41μm)とした以外は、比較例7と同様にAlNテンプレート基板を作製した。その他の条件は全て比較例7と同じである。
(比較例9)
AlN層の中心膜厚を0.80μm(平均膜厚0.78μm)とした以外は、比較例7と同様にAlNテンプレート基板を作製した。その他の条件は全て比較例7と同じである。
(比較例10)
AlN層の中心膜厚を0.96μm(平均膜厚0.98μm)とした以外は、比較例7と同様にAlNテンプレート基板を作製した。その他の条件は全て比較例7と同じである。
<評価>
以上のとおり得られた実施例1〜5および比較例1〜10にかかるAlNテンプレート基板について、以下のとおり評価を行った。
(参考評価1:熱処理前のAlN層の結晶性評価)
AlN層形成後であり、熱処理前の実施例1に係るAlNテンプレート基板の中央部分について、X線回折装置(D8 DISCOVER AUTOWAFS;Bruker AXS社製)を用いてωスキャンによって結晶性を評価したところ、実施例1にかかるAlNテンプレート基板のX線ロッキングカーブの(0002)面の半値幅は113秒、(10−12)面の半値幅は1185秒であった。
同様の評価を実施例2〜5および比較例1〜10に対して行った。結果を表1に示す。
(参考評価2:熱処理前のAlN層の表面平坦性評価)
また、原子間力顕微鏡(AFM: Atomic Force Microscope)により、AlN層形成後であり、熱処理前の実施例1に係るAlNテンプレート基板の中央部の5μm×5μmの範囲の表面粗さRaを測定したところ、0.50nmであった。同様の評価を実施例2〜5および比較例1〜10に対して行った。結果を表1に示す。
(評価1:熱処理後のAlN層の結晶性評価)
熱処理後の実施例1に係るAlNテンプレートの中央部分におけるAlN層の結晶品質を評価したところ、X線のロッキングカーブの(0002)面の半値幅は38秒、(10−12)面の半値幅は194秒であった。
同様の評価を実施例2〜5および比較例1〜10に対して行った。結果を表1に示す。なお、表1中、(0002)面の半値幅について、下記のとおり評価した。
◎:半値幅が60秒以下である。
○:半値幅が60秒超70秒以下である。
△:半地幅が70秒超90秒以下である。
×:半値幅が90秒超である。
また、(10−12)面の半値幅について、下記のとおり評価した。
◎:半値幅が200秒以下である。
○:半値幅が200秒超250秒以下である。
△:半地幅が250秒超300秒以下である。
×:半値幅が300秒超である。
(評価2:熱処理後のAlN層の表面平坦性評価)
さらに、原子間力顕微鏡(AFM: Atomic Force Microscope)により、熱処理後の実施例1に係るAlNテンプレート基板の表面粗さRaを測定したところ、0.92nmであった。同様の評価を実施例2〜5および比較例1〜10に対して行った。結果を表1に示す。なお、表1中、表面粗さRaについて、下記のとおり評価した。
◎:Raが1.0nm以下である。
○:Raが1.0nm超1.1nm以下である。
△:Raが1.1nm超2.0nm以下である。
×:Raが2.0nm超である。
さらに、実施例1〜3および比較例1〜4に係るAlNテンプレート基板のAFMによる表面観察結果を、図4〜図10にそれぞれ示す。
(評価3:クラック評価)
金属顕微鏡(Nikon社製)を用い、実施例1〜5および比較例1〜10に係るAlNテンプレート基板の表面写真を微分干渉法により倍率100〜1000で取得し、クラック発生の有無を判定した。結果を表1に示す。なお、表1中、クラックの発生について、下記のとおり評価した。
○:クラックの発生が表面写真では確認できない。
△:クラックの発生が中心部においては確認できない。
×:クラックが中心部において発生している。
(総合評価)
実施例1〜5および比較例1〜10に係るAlNテンプレート基板のそれぞれについて、上記評価1〜3の評価に△または×が含まれないものを総合評価:○と判定し、△または×が一つでも含まれるものを総合評価:×と判定した。結果を表1に示す。
表1に示すように、オフ角θおよびAlN層の厚さがともに本発明条件を満足する実施例1〜5では、熱処理前のAlN層の(0002)面のX線ロッキングカーブの半値幅は、113秒〜175秒程度であり、かつ、(10−12)面のX線ロッキングカーブの半値幅が1123秒〜1479秒程度であった。次いで、熱処理を施すことにより、従来技術では実現することのできなかった、AlN層の(0002)面のX線ロッキングカーブの半値幅が70秒以下であり、かつ、(10−12)面のX線ロッキングカーブの半値幅が250秒以下であり、さらに表面粗さRaが1.1nm以下である、高い結晶性および表面平坦性を兼ね備えたAlNテンプレート基板を実現することができた。
一方、オフ角θが本発明条件を満足しない比較例1〜5,7〜10では、AlN層の(0002)面のX線ロッキングカーブの半値幅,(10−12)面のX線ロッキングカーブの半値幅および表面粗さの少なくとも一つが不十分であり、高い結晶性および表面平坦性を兼ね備えたAlNテンプレート基板を実現することはできなかった。さらに、AlN層の厚さが0.7μm超(具体的には0.80μm以上)と、本発明条件を満足しない比較例6,9,10では、AlNテンプレート基板にクラックが発生してしまうことがわかった。また、オフ角については本発明条件を満足するものの、AlN層の厚さが本発明条件を満足しない比較例5では、AlN層の(0002)面のX線ロッキングカーブの半値幅,(10−12)面のX線ロッキングカーブの半値幅および表面粗さのいずれも不十分な評価であった。
また、オフ角の方向がm軸である実施例1,2,4,5と、オフ角の方向がa軸である実施例3とを比べると、オフ角の方向をm軸とした方が、結晶性および表面平坦性により優れたAlNテンプレート基板を実現できることがわかった。
本発明によれば、高い結晶性および表面平坦性を兼ね備えたAlNテンプレート基板およびその製造方法を提供することができるため、半導体産業において有用である。
1 AlNテンプレート基板
10 サファイア基板
10A サファイア基板の主面
20 AlN層

Claims (8)

  1. サファイア基板と、該サファイア基板の主面上に形成されたAlN層とを有するAlNテンプレート基板であって、
    前記サファイア基板の主面は、C面が0.35度以上0.55度以下のオフ角で傾斜した面であり、
    前記AlN層の厚みは、0.3μm以上0.7μm以下であり、
    前記AlN層の(0002)面のX線ロッキングカーブの半値幅が70秒以下であり、かつ、(10−12)面のX線ロッキングカーブの半値幅が250秒以下であり、
    前記AlN層表面の表面粗さRaが1.1nm以下であることを特徴とするAlNテンプレート基板。
  2. 前記主面は、m軸方向に傾斜した面であり、
    前記AlN層の(0002)面のX線ロッキングカーブの半値幅が60秒以下であり、前記AlN層表面の表面粗さRaが1.0nm以下である、請求項1に記載のAlNテンプレート基板。
  3. 前記傾斜した面のステップ高さは0.60〜0.96nmである、請求項1または2に記載のAlNテンプレート基板。
  4. サファイア基板の主面上に、AlN層を所定の成長温度でエピタキシャル成長させる第1工程と、
    前記AlN層を、前記第1工程における成長温度よりも高温で熱処理する第2工程と、
    を含み、
    前記サファイア基板の主面は、C面が0.35度以上0.55度以下のオフ角で傾斜した面であり、
    前記第1工程において、厚み0.3μm以上0.7μm以下の前記AlN層をエピタキシャル成長させることを特徴とするAlNテンプレート基板の製造方法。
  5. 前記主面は、m軸方向に傾斜した面である、請求項4に記載の製造方法。
  6. 前記第1工程における成長温度は、1270℃以上1350℃以下である、請求項4または5に記載の製造方法。
  7. 前記第2工程における熱処理温度は、1580℃以上1730℃以下である、請求項4〜6いずれか1項に記載の製造方法。
  8. 前記第2工程における熱処理時間は、3時間以上12時間以下である、請求項4〜7いずれか1項に記載の製造方法。
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