JP2016060622A - 物品保管設備 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】駆動モータ11は、マスト8よりも左側WL又は右側WRに配置され、駆動モータ11の回転軸13及び被駆動部10の回転軸14は、左右方向Wに間隔を空けて、通路の延在方向Xに沿って延び、動力伝達機構12は、マスト8及び駆動モータ11よりも通路延在第一方向側X1であって、マスト8及び駆動モータ11と通路の延在方向Xに見て重複するように配置され、駆動モータ11の回転軸13から被駆動部10の回転軸14に駆動力を伝達する物品保管設備。
【選択図】図7
Description
また、特許文献1の技術では、駆動モータが回転軸に沿って左右方向に延びており、駆動力を増加させる等のために駆動モータを軸方向に長くすると、マストに対する駆動モータの左右方向の突出量が増加するおそれがある。例えば、左右一対の昇降台及び昇降装置を設ける場合に、突出量の増加した一方の昇降装置の駆動モータが、他方の昇降装置の配置の妨げになるおそれがある。
特許文献1の技術では、駆動モータの回転軸は、マスト内の空間で、下側のスプロケットの回転軸に連結されている。そのため、マストの外側から、駆動モータとスプロケットの連結部などの保守点検を行い難い。
また、特許文献2の技術では、駆動モータは、駆動プーリに対して、物品搬送台車が移動する通路とは反対側に配置されている。また、駆動モータと駆動プーリとの連結部、及び駆動プーリとマスト内のプーリとの連結部が、駆動モータに対して通路側に配置されている。そのため、これら連結部の保守点検を行う場合に、作業者は、駆動モータよりも通路側で作業を行う必要がある。しかし、通路は、物品搬送台車が走行するため、作業のために物品搬送台車の走行を停止する必要があったり、停止した物品搬送台車が通路の昇降台側に位置したりするなど、保守点検を行い難いおそれがある。また、通路の左右両側には物品収納棚が配置されているため、作業スペースを十分に確保し難い。
前記左側の昇降台は、前記左側の物品収納棚よりも前記通路の延在方向の一方側である通路延在第一方向側であって前記通路の延在方向に見て当該左側の物品収納棚と重複するように配置され、前記右側の昇降台は、前記右側の物品収納棚よりも前記通路延在第一方向側であって前記通路の延在方向に見て当該右側の物品収納棚と重複するように配置され、前記昇降装置のそれぞれは、上下方向に延びるマストと、前記昇降台の昇降動作の駆動力源となる駆動モータと、前記駆動モータの駆動力により回転される被駆動部を備え、当該被駆動部の回転により前記マストに沿って前記昇降台を昇降させる昇降機構と、前記駆動モータから前記被駆動部に駆動力を伝達する動力伝達機構と、を備え、前記マストのそれぞれは、対応する前記昇降台よりも前記左右方向における前記仮想中心線側であって、当該対応する前記昇降台と前記左右方向に見て重複するように配置され、前記駆動モータのそれぞれは、対応する前記マストよりも前記左右方向における左側又は右側であって、当該対応する前記マストと前記左右方向に見て重複するように配置され、前記昇降装置のそれぞれにおける前記駆動モータの回転軸及び前記被駆動部の回転軸は、前記左右方向に間隔を空けて、前記通路の延在方向に沿って延び、前記動力伝達機構のそれぞれは、対応する前記マスト及び前記駆動モータよりも前記通路延在第一方向側であって、当該対応する前記マスト及び前記駆動モータと前記通路の延在方向に見て重複するように配置され、前記駆動モータの回転軸から前記被駆動部の回転軸に駆動力を伝達する点を特徴とする。
動力伝達機構は、左右方向に間隔が空けられた、駆動モータの回転軸と被駆動部の回転軸との間で駆動力を伝達するために、左右方向に延びる。そして、動力伝達機構における左右方向に延びる部分を利用して、減速機構を設けることが容易になっている。
前記駆動モータ、前記動力伝達機構及び前記被駆動部のそれぞれは、上下方向における前記昇降装置の下側の端部に配置され、
前記駆動モータのそれぞれの上側に、人が通行するための踏み台が備えられていると好適である。
前記昇降台のそれぞれの前記移載装置に1つずつ設けられ、対応する前記移載装置に電力を供給する電力ケーブルを更に備え、
前記電力ケーブルのそれぞれは、一方側部分が前記マストに固定され、他方側部分が前記昇降台に固定され、2つの固定部分の間が下側に撓み変形した状態で、前記マストよりも前記通路延在第一方向側に配置され、前記動力伝達機構と上下方向に見て重複している部分を有すると好適である。
物品収納棚4は、物品搬送用の通路2の左側WL及び右側WRに1つずつ配置されている。物品収納棚4のそれぞれは、通路延在方向Xに沿って延びると共に上下方向Hに重ねられた複数の棚段3を有している。すなわち、物品収納棚4は、物品搬送用の通路2を挟んで、左右方向Wの両側(以下、単に左右両側とも称す)に1つずつ配置されている。別の視点では、2つの物品収納棚4は、水平方向に間隔を空け、対向して配置されており、対向している物品収納棚4の間に形成された空間が、物品搬送用の通路2とされている。
左側WLの物品収納棚4と右側WRの物品収納棚4との間の間隔は、通路延在方向Xに沿って一定にされており、通路2の左右方向Wの幅は、通路延在方向Xに沿って一定になっている。通路2は、通路延在方向Xに直線的に延びており、通路2は、平面視で、通路延在方向Xに延びる矩形状にされている。物品収納棚4は、床面上に設置されおり、通路2の下面は、床面により構成されている。
物品収納棚4の棚段3のそれぞれにおける通路延在第一方向側X1の端部には、対応する物品搬送台車5(具体的には、棚段3のそれぞれに対応する高さを移動する物品搬送台車5)との間で物品18の受け渡しをすると共に、対応する昇降台6(具体的には、物品収納棚4の通路延在第一方向側X1に配置された昇降台6)との間で物品18の受け渡しをする中継部17が設けられている。なお、中継部17が設けられていない棚段3の部分は、単に棚段3という。本実施形態では、中継部17は、物品18を通路延在方向Xに移動させるコンベヤを備えている。本例では、コンベヤは、ローラコンベヤとされており、複数本のローラが、左右方向Wに平行な状態で、通路延在方向Xに並べられている。電子制御された電動モータにより複数のローラが一方の回転方向又は他方の回転方向に回転されると、コンベヤ上の物品18が、ローラの回転方向に応じて通路延在第一方向側X1又は通路延在第二方向側X2に移動する。中継部17は、コンベヤにより物品18を通路延在第一方向側X1又は通路延在第二方向側X2に移動させて、中継部17の通路延在第一方向側X1に配置された昇降台6との間で、物品18の受け渡しを行う。
物品搬送台車5は、物品18の受け渡しをする棚段3に対応する高さで通路2を移動し、対応する棚段3との間で物品18の受け渡しをする。物品搬送台車5は、複数の棚段3に対応して複数備えられている。本実施形態では、物品搬送台車5は、左側WLと右側WRで高さが同等にされた左右一組の棚段3毎に1つずつ備えられており、6段の左右一組の棚段3で合計6つ備えられている。
物品搬送台車5は、棚段3から物品18を受け取った後、通路延在第一方向側X1に移動し、左側WL又は右側WRの棚段3の中継部17に物品18を引き渡したり、左側WL又は右側WRの棚段3の中継部17から物品18を受け取った後、通路延在第二方向側X2に移動し、物品18を左側WL又は右側WRの棚段3に引き渡したりする。
昇降台6は、物品搬送台車5が搬送する物品18を上下方向Hに搬送する台である。昇降台6は、左右方向Wにおける通路2の仮想中心線Cよりも左側WL及び右側WRに1つずつ設けられている。左側WLの昇降台6は、左側WLの物品収納棚4のよりも通路延在第一方向側X1であって、通路延在方向Xに見て当該左側WLの物品収納棚4と重複するように配置されている。右側WRの昇降台6は、右側WRの物品収納棚4のよりも通路延在第一方向側X1であって、通路延在方向Xに見て当該右側WRの物品収納棚4と重複するように配置されている。本実施形態では、各昇降台6は、対応する棚段3(本例では、中継部17)と同等の左右方向Wの幅を有した、矩形の板状に形成されている。昇降台6のそれぞれは、対応する物品収納棚4と通路延在方向Xに隣接して配置されている。左側WLの昇降台6と右側WRの昇降台6との間の左右方向Wの間隔は、通路2の左右方向Wの幅と同等とされている。
図2に示すように、搬出入台25は、通路延在方向Xに延びる左側WLの搬出入台25と、通路延在方向Xに延びる右側WRの搬出入台25と、左右方向Wに延びて左側WLの搬出入台25と右側WRの搬出入台25との間をつなぐ中間の搬出入台25と、から構成され、図3に示すように、所定の高さに配置されている。図2に示すように、左側WLの搬出入台25は、平面視で、左側WLの昇降台6の配置領域よりも通路延在第一方向側X1であって、通路延在方向Xに見て当該左側WLの昇降台6の配置領域と重複するように配置されている。右側WRの搬出入台25は、平面視で、右側WRの昇降台6の配置領域よりも通路延在第一方向側X1であって、通路延在方向Xに見て当該右側WRの昇降台6の配置領域と重複するように配置されている。
図1に示すように、排出台33は、通路延在方向Xに延びる左側WLの排出台33と、通路延在方向Xに延びる右側WRの排出台33と、から構成され、図3に示すように、搬出入台25より低い、所定の高さに配置されている。左側WLの排出台33は、平面視で、左側WLの昇降台6の配置領域よりも通路延在第一方向側X1であって、通路延在方向Xに見て当該左側WLの昇降台6の配置領域と重複するように配置されている。右側WRの排出台33は、平面視で、右側WRの昇降台6の配置領域よりも通路延在第一方向側X1であって、通路延在方向Xに見て当該右側WRの昇降台6の配置領域と重複するように配置されている。
昇降装置7は、左側WL及び右側WRの昇降台6のそれぞれについて1つずつ設けられ、対応する昇降台6を昇降させる装置である。昇降装置7のそれぞれは、上下方向Hに延びるマスト8と、昇降台6の昇降動作の駆動力源となる駆動モータ11と、駆動モータ11の駆動力により回転される被駆動部10を備え、当該被駆動部10の回転によりマスト8に沿って昇降台6を昇降させる昇降機構9と、駆動モータ11から被駆動部10に駆動力を伝達する動力伝達機構12と、を備えている。
マスト8は、上下方向Hに延びている。本実施形態では、図1及び図3に示すように、マスト8は、床面に固定された基礎部35から物品収納棚4の高さに対応した高さまで上下方向Hに延びた柱状にされている。基礎部35は、ボルトにより床面に固定される、水平方向に延在する矩形板状の板状部49を有する。
昇降機構9は、駆動モータ11の駆動力により回転される被駆動部10を備え、当該被駆動部10の回転により昇降台6をマスト8に沿って昇降させる機構である。
本実施形態では、昇降機構9は、駆動モータ11の駆動力により回転される被駆動部10と、マスト8の上部に取り付けられる上側プーリ43と、マスト8の下部(基礎部35)に取り付けられる下側プーリ44と、上側プーリ43と下側プーリ44との間にループ状に掛け渡されて上下方向Hに延び、被駆動部10の回転により回転される駆動ベルト40と、昇降台6を支持すると共に、駆動ベルト40に連結され、駆動ベルト40の回転によりマスト8に沿って上下方向Hに移動する台支持部37と、を備えている。なお、駆動ベルト40には、チェーンが用いられてもよい。
動力伝達機構12は、駆動モータ11から被駆動部10に駆動力を伝達する機構である。本実施形態では、動力伝達機構12は、歯車機構とされており、駆動モータ11の回転軸13に連結され、一体回転する入力ギヤGIと、被駆動部10の回転軸14に連結され、一体回転する出力ギヤGOと、入力ギヤGIと出力ギヤGOとの間をつなぐ中間ギヤとを備えている。中間ギヤは、入力ギヤGIに噛み合う第一中間ギヤGM1と、出力ギヤGOに噛み合う第二中間ギヤGM2との2つのギヤにより構成されており、第一中間ギヤGM1と第二中間ギヤGM2とが回転軸61により一体回転するように連結されている。中間ギヤの回転軸61は、動力伝達機構12のケース部材62に対して、軸受63を介して回転可能に支持されている。出力ギヤGOの回転軸60は、動力伝達機構12のケース部材62に対して、軸受63を介して回転可能に支持されている。出力ギヤGOの回転軸60は、円筒状に形成されており、内周面にスプライン溝が形成されており、被駆動部10の回転軸14がスプライン嵌合される。
駆動モータ11のそれぞれは、昇降台6の昇降動作の駆動力源となる電動モータである。駆動モータ11は、電子制御により、一方側又は他方側に回転するように構成されており、昇降台6を上昇又は下降させることができる。駆動モータ11は、駆動モータ11のケースに固定された円筒状のステータと、ステータの径方向内側に配置され、ケースに対して回転可能に支持された円筒状のロータとを有している(不図示)。駆動モータ11の回転軸13は、ロータから軸方向一方側に延出している。
<マスト8>
図2及び図5に示すように、マスト8のそれぞれは、対応する昇降台6よりも左右方向Wにおける通路2の仮想中心線C側(左右方向中心側W1)であって、当該対応する昇降台6と左右方向Wに見て重複するように配置されている。
駆動モータ11のそれぞれは、対応するマスト8よりも左右方向Wにおける左側WL又は右側WR(左右方向中心側W1又は左右方向中心反対側W2と表現してもよい)であって、当該対応するマスト8と左右方向Wに見て重複するように配置される。昇降装置7のそれぞれにおける、駆動モータ11の回転軸13及び被駆動部10の回転軸14は、左右方向Wに間隔を空けて、通路延在方向Xに沿って延びている。動力伝達機構12のそれぞれは、対応するマスト8及び駆動モータ11よりも通路延在第一方向側X1であって、当該対応するマスト8及び駆動モータ11と通路延在方向Xに見て重複するように配置され、駆動モータ11の回転軸13から被駆動部10の回転軸14に駆動力を伝達するように構成されている。
本実施形態では、駆動モータ11のそれぞれは、対応するマスト8よりも左右方向中心側W1に配置されている。すなわち、駆動モータ11のそれぞれは、対応するマスト8よりも左右方向中心側W1であって、当該対応するマスト8と左右方向Wに見て重複するように配置されている。
駆動モータ11、動力伝達機構12及び被駆動部10のそれぞれは、上下方向Hにおける昇降装置7の下側の端部に配置されている。この構成によれば、動力伝達機構12及び駆動モータ11などを、作業者が保守点検を行い易い高さに配置することができる。本実施形態では、図6などに示すように、駆動モータ11、動力伝達機構12、及び被駆動部10は、床面に隣接して配置されている。
被駆動部10は、マスト8の下側の端部を構成する基礎部35により回転可能に支持され、動力伝達機構12は、基礎部35に固定されている。
基礎部35は、上側に柱状のマスト本体部が固定される、水平方向に平行な矩形板状の支持台68(図6参照)と、支持台68を下から支持する、上下方向Hに平行な板状の2つの台支持壁69、70を備えている。2つの台支持壁69、70は、左右方向W及び上下方向Hに平行な状態で、下側プーリ44を挟み、通路延在方向Xに間隔を空けて配置されている。台支持壁69、70のそれぞれは、通路延在方向Xに貫通する貫通孔を有しており、当該貫通孔に円筒状の軸受47が取り付けられ、軸受47の内周面に下側プーリの回転軸48が嵌合されている。
基礎部35は、動力伝達機構12が固定される、板状の機構支持壁71を備えており、機構支持壁71は、左右方向W及び上下方向Hに平行な状態で、通路延在第一方向側X1の台支持壁70に対して通路延在第一方向側X1に間隔を空けて配置されている。機構支持壁71は、通路延在方向Xに延びる支持壁連結部72及び締結部材(本例ではボルト)により、通路延在第一方向側X1の台支持壁70に固定されている。機構支持壁71は、通路延在方向Xに貫通する貫通孔を有しており、被駆動部10の回転軸14は、当該貫通孔を貫通し、機構支持壁71よりも通路延在第一方向側X1に延びている。被駆動部10の回転軸14の外周面にはスプライン溝が形成されている。
図7に示すように、被駆動部10の回転軸14及び駆動モータ11の回転軸13は、通路延在方向Xに平行な状態で、左右方向Wに間隔を空け、並んで配置されている。駆動モータ11の回転軸13から被駆動部10の回転軸14に駆動力を伝達できるように、動力伝達機構12は、左右方向Wに延びている。被駆動部10の回転軸14に連結される出力ギヤGOと、駆動モータ11の回転軸13に連結される入力ギヤGIとの左右方向Wの間に、双方に噛み合う中間ギヤGM1、GM2が設けられ、左右方向Wに駆動力を伝達可能にされている。また、出力ギヤGOの回転軸60、中間ギヤGM1、GM2の回転軸61、入力ギヤGIの回転軸13は、通路延在方向Xに平行な状態で、左右方向Wに間隔を空け、並んで配置されている。上記したように、駆動モータ11から入力ギヤGIに伝達された回転速度は、中間ギヤGM1、GM2を介して、出力ギヤGOに減速されて伝達される。よって、中間ギヤGM1、GM2のように、動力伝達機構12における左右方向Wに延びる部分を利用して、減速機構を設けることが容易になっている。
上記のように、駆動モータ11、動力伝達機構12及び被駆動部10のそれぞれは、上下方向Hにおける昇降装置7の下側の端部に配置されている。そして、図5及び図6に示すように、駆動モータ11のそれぞれの上側に、人が通行するための踏み台15が備えられている。この構成によれば、踏み台15が備えられているので、下側の端部に配置された駆動モータ11の上側を人が通行し易くなる。そのため、保守点検等のために、作業員が踏み台15の上を通って通路2側に移動し易くなったり、作業員が踏み台15の上に乗って、昇降装置7や昇降台6の保守点検等を行い易くなったりする。
物品保管設備1は、昇降台6のそれぞれの移載装置に1つずつ設けられ、対応する移載装置に電力を供給する電力ケーブル16を更に備えている。
電力ケーブル16のそれぞれは、図1及び図6に示すように、一方側部分がマスト8に固定され、他方側部分が昇降台6に固定される。そして、電力ケーブル16のそれぞれは、2つの固定部分の間が下側に撓み変形した状態で、マスト8よりも通路延在第一方向側X1に配置され、図5に示すように、動力伝達機構12と上下方向Hに見て重複している部分を有する。
図1などに示すように、複数のケーブルガイド64が、マスト8の通路延在第一方向側X1において、上下方向Hに間隔を空け、並んで配置され、マスト8に固定されている。電力ケーブル16は、複数のケーブルガイド64に固定されて、マスト8の通路延在第一方向側X1をマスト8に沿って、電源側の床面付近からマスト8の中間の高さ程度まで上側に延びている。電力ケーブル16は、最上部のケーブルガイド64まで上側に延びた後、自重により左右方向中心反対側W2及び下側に曲がり、ケーブルガイド64の左右方向中心反対側W2を下側に延びる。
電力ケーブル16は、最上部のケーブルガイド64から自重により下側に垂れ下がった後、左右方向中心反対側W2及び上側に曲がり、ケーブル固定部73まで上側に延びる。すなわち、電力ケーブル16は、最上部のケーブルガイド64とケーブル固定部73との間を、自重によりU字状に下側に撓み変形する。
最後に、本発明のその他の実施形態について説明する。なお、以下に説明する各実施形態の構成は、それぞれ単独で適用されるものに限られず、矛盾が生じない限り、他の実施形態の構成と組み合わせて適用することも可能である。
2 :通路
3 :棚段
4 :物品収納棚
5 :物品搬送台車
6 :昇降台
7 :昇降装置
8 :マスト
9 :昇降機構
10 :被駆動部
11 :駆動モータ
12 :動力伝達機構
13 :駆動モータの回転軸
14 :被駆動部の回転軸
15 :踏み台
16 :電力ケーブル
18 :物品
C :仮想中心線
H :上下方向
W :左右方向
W1 :左右方向における仮想中心線側(左右方向中心側)
W2 :左右方向における仮想中心線側とは反対側(左右方向中心反対側)
WL :左側
WR :右側
X :通路の延在方向(通路延在方向)
X1 :通路延在第一方向側
X2 :通路延在第二方向側
Claims (5)
- 物品搬送用の通路の左側及び右側に1つずつ配置され、それぞれ前記通路の延在方向に沿って延びると共に上下方向に重ねられた複数の棚段を有する左右一対の物品収納棚と、物品の受け渡しをする前記棚段に対応する高さで前記通路を移動し、対応する前記棚段との間で物品の受け渡しをする物品搬送台車と、前記通路の延在方向及び上下方向に直交する左右方向における前記通路の中心を通り、前記延在方向に延びる仮想中心線よりも左側及び右側に1つずつ設けられ、前記物品搬送台車が搬送する物品を上下方向に搬送する左右一対の昇降台と、前記左側及び右側の昇降台のそれぞれについて1つずつ設けられ、対応する前記昇降台を昇降させる昇降装置と、を備えた物品保管設備であって、
前記左側の昇降台は、前記左側の物品収納棚よりも前記通路の延在方向の一方側である通路延在第一方向側であって前記通路の延在方向に見て当該左側の物品収納棚と重複するように配置され、前記右側の昇降台は、前記右側の物品収納棚よりも前記通路延在第一方向側であって前記通路の延在方向に見て当該右側の物品収納棚と重複するように配置され、
前記昇降装置のそれぞれは、上下方向に延びるマストと、前記昇降台の昇降動作の駆動力源となる駆動モータと、前記駆動モータの駆動力により回転される被駆動部を備え、当該被駆動部の回転により前記マストに沿って前記昇降台を昇降させる昇降機構と、前記駆動モータから前記被駆動部に駆動力を伝達する動力伝達機構と、を備え、
前記マストのそれぞれは、対応する前記昇降台よりも前記左右方向における前記仮想中心線側であって、当該対応する前記昇降台と前記左右方向に見て重複するように配置され、
前記駆動モータのそれぞれは、対応する前記マストよりも前記左右方向における左側又は右側であって、当該対応する前記マストと前記左右方向に見て重複するように配置され、
前記昇降装置のそれぞれにおける前記駆動モータの回転軸及び前記被駆動部の回転軸は、前記左右方向に間隔を空けて、前記通路の延在方向に沿って延び、
前記動力伝達機構のそれぞれは、対応する前記マスト及び前記駆動モータよりも前記通路延在第一方向側であって、当該対応する前記マスト及び前記駆動モータと前記通路の延在方向に見て重複するように配置され、前記駆動モータの回転軸から前記被駆動部の回転軸に駆動力を伝達する物品保管設備。 - 前記駆動モータのそれぞれは、対応する前記マストよりも前記左右方向における前記仮想中心線側に配置されている請求項1に記載の物品保管設備。
- 前記動力伝達機構のそれぞれは、前記駆動モータの回転軸から前記被駆動部の回転軸に回転速度を減速して駆動力を伝達する減速機とされている請求項1又は2に記載の物品保管設備。
- 前記駆動モータのそれぞれは、対応する前記マストよりも前記左右方向における前記仮想中心線側に配置され、
前記駆動モータ、前記動力伝達機構及び前記被駆動部のそれぞれは、上下方向における前記昇降装置の下側の端部に配置され、
前記駆動モータのそれぞれの上側に、人が通行するための踏み台が備えられている請求項1から3のいずれか一項に記載の物品保管設備。 - 前記昇降台のそれぞれは、物品を移載する移載装置を備え、
前記昇降台のそれぞれの前記移載装置に1つずつ設けられ、対応する前記移載装置に電力を供給する電力ケーブルを更に備え、
前記電力ケーブルのそれぞれは、一方側部分が前記マストに固定され、他方側部分が前記昇降台に固定され、2つの固定部分の間が下側に撓み変形した状態で、前記マストよりも前記通路延在第一方向側に配置され、前記動力伝達機構と上下方向に見て重複している部分を有する請求項1から4のいずれか一項に記載の物品保管設備。
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