JP2016060622A - 物品保管設備 - Google Patents

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Abstract

【課題】マストの周囲の空間を有効に利用して駆動モータを配置することができると共に、通路の延在方向における通路とは反対側から、駆動モータと被駆動部との連結部などの保守点検を行うことができる物品保管設備が求められる。
【解決手段】駆動モータ11は、マスト8よりも左側WL又は右側WRに配置され、駆動モータ11の回転軸13及び被駆動部10の回転軸14は、左右方向Wに間隔を空けて、通路の延在方向Xに沿って延び、動力伝達機構12は、マスト8及び駆動モータ11よりも通路延在第一方向側X1であって、マスト8及び駆動モータ11と通路の延在方向Xに見て重複するように配置され、駆動モータ11の回転軸13から被駆動部10の回転軸14に駆動力を伝達する物品保管設備。
【選択図】図7

Description

本発明は、物品搬送用の通路の左側及び右側に1つずつ配置され、それぞれ前記通路の延在方向に沿って延びると共に上下方向に重ねられた複数の棚段を有する左右一対の物品収納棚と、物品の受け渡しをする前記棚段に対応する高さで前記通路を移動し、対応する前記棚段との間で物品の受け渡しをする物品搬送台車と、前記通路の延在方向及び上下方向に直交する左右方向における前記通路の中心を通り、前記延在方向に延びる仮想中心線よりも左側及び右側に1つずつ設けられ、前記物品搬送台車が搬送する物品を上下方向に搬送する左右一対の昇降台と、前記左側及び右側の昇降台のそれぞれについて1つずつ設けられ、対応する前記昇降台を昇降させる昇降装置と、を備えた物品保管設備に関する。
上記のような物品保管設備に関して、例えば、下記の特許文献1及び特許文献2に記載された技術が既に知られている。特許文献1に記載されている技術では、昇降装置の駆動モータが、マストに対して昇降台とは反対側に配置され、マスト内に設けられた下側のスプロケット(被駆動部)に連結されている。
特許文献2に記載されている技術では、左右両側の昇降装置の駆動モータのそれぞれが、左右両側のマストの間の空間に配置され、左右両側のマストの間の空間に配置された、駆動プーリ(被駆動部)に連結されている。
特開2012−188225号公報 特開2009−84006号公報
しかしながら、特許文献1の技術では、駆動モータの回転軸は、マストに対して昇降台が設けられている方向である左右方向に平行されており、駆動モータの回転軸は、直接、下側のスプロケットの回転軸に連結されている。そのため、保守点検などのために駆動モータを取り外す際に、駆動モータを回転軸ごと左右方向に移動させる必要がある。例えば、左右一対の昇降台及び昇降装置を設ける場合に、駆動モータを左右方向に移動させようとすると、他方の昇降装置が妨げになるなどして保守点検を行い難いおそれがある。
また、特許文献1の技術では、駆動モータが回転軸に沿って左右方向に延びており、駆動力を増加させる等のために駆動モータを軸方向に長くすると、マストに対する駆動モータの左右方向の突出量が増加するおそれがある。例えば、左右一対の昇降台及び昇降装置を設ける場合に、突出量の増加した一方の昇降装置の駆動モータが、他方の昇降装置の配置の妨げになるおそれがある。
特許文献1の技術では、駆動モータの回転軸は、マスト内の空間で、下側のスプロケットの回転軸に連結されている。そのため、マストの外側から、駆動モータとスプロケットの連結部などの保守点検を行い難い。
特許文献2の技術では、駆動プーリは、マストから、左右両側のマストの間の空間に突出しており、駆動プーリの回転軸と駆動モータの回転軸は、通路の延在方向に平行な同軸上に配置され、連結されている。そのため、これらの駆動部が通路の延在方向に長くなるおそれがあった。更には、特許文献2の技術のように、駆動プーリと駆動モータとの間に減速機を設ける場合は、これらの駆動部が通路の延在方向に更に長くなるおそれがあった。よって、駆動モータや減速機の軸方向の長さを長くできないなど、物品保管設備の構成に制約が生じるおそれがある。
また、特許文献2の技術では、駆動モータは、駆動プーリに対して、物品搬送台車が移動する通路とは反対側に配置されている。また、駆動モータと駆動プーリとの連結部、及び駆動プーリとマスト内のプーリとの連結部が、駆動モータに対して通路側に配置されている。そのため、これら連結部の保守点検を行う場合に、作業者は、駆動モータよりも通路側で作業を行う必要がある。しかし、通路は、物品搬送台車が走行するため、作業のために物品搬送台車の走行を停止する必要があったり、停止した物品搬送台車が通路の昇降台側に位置したりするなど、保守点検を行い難いおそれがある。また、通路の左右両側には物品収納棚が配置されているため、作業スペースを十分に確保し難い。
そこで、マスト周囲の空間を有効に利用して駆動モータを配置することができると共に、通路の延在方向における通路とは反対側から、駆動モータと被駆動部の連結部などの保守点検を行うことができる物品保管設備の実現が望まれる。
本発明に係る、物品搬送用の通路の左側及び右側に1つずつ配置され、それぞれ前記通路の延在方向に沿って延びると共に上下方向に重ねられた複数の棚段を有する左右一対の物品収納棚と、物品の受け渡しをする前記棚段に対応する高さで前記通路を移動し、対応する前記棚段との間で物品の受け渡しをする物品搬送台車と、前記通路の延在方向及び上下方向に直交する左右方向における前記通路の中心を通り、前記延在方向に延びる仮想中心線よりも左側及び右側に1つずつ設けられ、前記物品搬送台車が搬送する物品を上下方向に搬送する左右一対の昇降台と、前記左側及び右側の昇降台のそれぞれについて1つずつ設けられ、対応する前記昇降台を昇降させる昇降装置と、を備えた物品保管設備の特徴構成は、
前記左側の昇降台は、前記左側の物品収納棚よりも前記通路の延在方向の一方側である通路延在第一方向側であって前記通路の延在方向に見て当該左側の物品収納棚と重複するように配置され、前記右側の昇降台は、前記右側の物品収納棚よりも前記通路延在第一方向側であって前記通路の延在方向に見て当該右側の物品収納棚と重複するように配置され、前記昇降装置のそれぞれは、上下方向に延びるマストと、前記昇降台の昇降動作の駆動力源となる駆動モータと、前記駆動モータの駆動力により回転される被駆動部を備え、当該被駆動部の回転により前記マストに沿って前記昇降台を昇降させる昇降機構と、前記駆動モータから前記被駆動部に駆動力を伝達する動力伝達機構と、を備え、前記マストのそれぞれは、対応する前記昇降台よりも前記左右方向における前記仮想中心線側であって、当該対応する前記昇降台と前記左右方向に見て重複するように配置され、前記駆動モータのそれぞれは、対応する前記マストよりも前記左右方向における左側又は右側であって、当該対応する前記マストと前記左右方向に見て重複するように配置され、前記昇降装置のそれぞれにおける前記駆動モータの回転軸及び前記被駆動部の回転軸は、前記左右方向に間隔を空けて、前記通路の延在方向に沿って延び、前記動力伝達機構のそれぞれは、対応する前記マスト及び前記駆動モータよりも前記通路延在第一方向側であって、当該対応する前記マスト及び前記駆動モータと前記通路の延在方向に見て重複するように配置され、前記駆動モータの回転軸から前記被駆動部の回転軸に駆動力を伝達する点を特徴とする。
この特徴構成によれば、駆動モータの回転軸と被駆動部の回転軸とを、左右方向に間隔を空けて、通路の延在方向に沿って延ばし、マスト及び駆動モータの通路延在第一方向側において、双方の回転軸を動力伝達機構により駆動力を伝達可能に連結させることができる。ここで、駆動モータの回転軸と被駆動部の回転軸とが、左右方向に間隔を空けて配置され、同軸上に配置されていないので、駆動モータと被駆動部とを合わせた軸方向の長さが長くなることを抑制でき、駆動モータの軸方向の長さに制約が生じることを抑制できる。また、駆動モータの回転軸と被駆動部の回転軸とが、通路の延在方向に沿って延びているので、一方の昇降装置における駆動モータの軸方向の長さを長くしても、他方の昇降装置の配置の妨げになることを抑制できる。よって、駆動モータを、対応するマストの左側又は右側の空間を有効に利用して配置することができる。
動力伝達機構の配置側とは反対側である、マスト及び駆動モータよりも通路延在第二方向側(通路延在第一方向側とは反対側)には、物品収納棚が配置され、2つの物品収納棚の間の通路を物品搬送台車が走行する。そのため、マスト及び駆動モータよりも通路延在第二方向側から、動力伝達機構や駆動モータなどの昇降装置の各部の保守点検を行い難い。しかし、上記の構成によれば、動力伝達機構は、マスト及び駆動モータよりも通路延在第一方向側に配置されているので、物品収納棚や物品搬送台車などに妨げられることなく、マスト及び駆動モータよりも通路延在第一方向側から、動力伝達機構や、動力伝達機構により連結される駆動モータ及び昇降機構の保守点検を行うことが容易になる。
ここで、前記駆動モータのそれぞれは、対応する前記マストよりも前記左右方向における前記仮想中心線側に配置されていると好適である。
この構成によれば、駆動モータを、マストよりも左右方向における仮想中心線側の空間を有効利用して配置することができる。昇降台は、マストよりも左右方向における仮想中心線側とは反対側の空間を昇降するので、駆動モータの配置により昇降台の昇降範囲に制約が生じることを抑制できる。
ここで、前記動力伝達機構のそれぞれは、前記駆動モータの回転軸から前記被駆動部の回転軸に回転速度を減速して駆動力を伝達する減速機とされていると好適である。
動力伝達機構が減速機とされているので、昇降台に伝達される上下方向の駆動力を増幅させることができると共に、昇降台の上下方向の位置決め精度を向上させることできる。
動力伝達機構は、左右方向に間隔が空けられた、駆動モータの回転軸と被駆動部の回転軸との間で駆動力を伝達するために、左右方向に延びる。そして、動力伝達機構における左右方向に延びる部分を利用して、減速機構を設けることが容易になっている。
ここで、前記駆動モータのそれぞれは、対応する前記マストよりも前記左右方向における前記仮想中心線側に配置され、
前記駆動モータ、前記動力伝達機構及び前記被駆動部のそれぞれは、上下方向における前記昇降装置の下側の端部に配置され、
前記駆動モータのそれぞれの上側に、人が通行するための踏み台が備えられていると好適である。
この構成によれば、踏み台が備えられているので、昇降装置の下側の端部に配置された駆動モータの上側の空間を人が通行し易くなる。そのため、保守点検等のために、作業員が踏み台の上を通って通路側に移動し易くなったり、作業員が踏み台の上に乗って、昇降装置や昇降台の保守点検等を行い易くなったりする。
ここで、前記昇降台のそれぞれは、物品を移載する移載装置を備え、
前記昇降台のそれぞれの前記移載装置に1つずつ設けられ、対応する前記移載装置に電力を供給する電力ケーブルを更に備え、
前記電力ケーブルのそれぞれは、一方側部分が前記マストに固定され、他方側部分が前記昇降台に固定され、2つの固定部分の間が下側に撓み変形した状態で、前記マストよりも前記通路延在第一方向側に配置され、前記動力伝達機構と上下方向に見て重複している部分を有すると好適である。
この構成によれば、マストよりも通路延在第一方向側であって、動力伝達機構と上下方向に見て重複する空間を有効利用して、電力ケーブルを下側に撓ませることができる。また、電力ケーブルは、マストよりも通路延在第一方向側に配置されているので、物品収納棚や物品搬送台車などに妨げられることなく、マストよりも通路延在第一方向側から、電力ケーブルの保守点検を行うことが容易になる。
本発明の実施形態に係る物品保管設備の斜視図である。 本発明の実施形態に係る物品保管設備の平面図である。 本発明の実施形態に係る物品保管設備の側面図である。 本発明の実施形態に係る物品搬送台車の移載動作を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る物品保管設備の要部の横断平面図である。 本発明の実施形態に係る物品保管設備の要部の正面図である。 本発明の実施形態に係る物品保管設備の要部の横断平面図である。
本発明に係る物品保管設備の実施形態について説明する。図1は、実施形態に係る物品保管設備1の斜視図であり、図2は、物品保管設備1を下側に見た平面図であり、図3は、物品保管設備1を左右方向Wに見た側面図である。図5は、マスト8及び昇降台6の台支持部37を水平方向に平行な平面で切断し、下側に見た断面図及び平面図である。図6は、物品保管設備1の要部を、通路延在第二方向側X2に見た正面図である。図7は、動力伝達機構12及び被駆動部10等を水平方向に平行な平面で切断し、下側に見た断面図及び平面図である。
物品保管設備1は、図1から図3に示すように、物品搬送用の通路2の左側WL及び右側WRに1つずつ配置された左右一対の物品収納棚4を備えている。それぞれの物品収納棚4は、通路2の延在方向X(以下、通路延在方向Xと称す)に沿って延びると共に上下方向Hに重ねられた複数の棚段3を有する。また、物品保管設備1は、物品18の受け渡しをする棚段3に対応する高さで通路2を移動し、対応する棚段3との間で物品18の受け渡しをする物品搬送台車5を備えている。物品保管設備1は、左右方向Wにおける通路2の仮想中心線Cよりも左側WL及び右側WRに1つずつ配置され、物品搬送台車5が搬送する物品18を上下方向Hに搬送する左右一対の昇降台6を備えている。物品保管設備1は、左側WL及び右側WRの昇降台6のそれぞれについて1つずつ設けられ、対応する昇降台6を昇降させる昇降装置7を備えている。ここで、左右方向Wは、通路延在方向X及び上下方向Hに直交する方向である。通路2の仮想中心線Cは、左右方向Wにおける通路2の中心を通り、通路延在方向Xに延びる仮想線(又は仮想面)である。
ここで、通路延在方向Xの一方側を通路延在第一方向側X1と定義し、通路延在方向Xの他方側であり、通路延在第一方向側X1の反対側を通路延在第二方向側X2と定義する。本実施形態では、左側WL及び右側WRは、通路延在第二方向側X2に見た状態における左側及び右側であるものとする。また、左右方向Wにおける仮想中心線C側を、左右方向中心側W1と定義し、左右方向Wにおける仮想中心線C側とは反対側を、左右方向中心反対側W2と定義する。
1.物品収納棚4
物品収納棚4は、物品搬送用の通路2の左側WL及び右側WRに1つずつ配置されている。物品収納棚4のそれぞれは、通路延在方向Xに沿って延びると共に上下方向Hに重ねられた複数の棚段3を有している。すなわち、物品収納棚4は、物品搬送用の通路2を挟んで、左右方向Wの両側(以下、単に左右両側とも称す)に1つずつ配置されている。別の視点では、2つの物品収納棚4は、水平方向に間隔を空け、対向して配置されており、対向している物品収納棚4の間に形成された空間が、物品搬送用の通路2とされている。
本実施形態では、左側WLの物品収納棚4における各棚段3は、同等の形状とされており、上下方向Hに互いに間隔を空けて重ねられ、上下方向Hに見て互いに重複している。右側WRの物品収納棚4における各棚段3は、同等の形状とされており、上下方向Hに互いに間隔を空けて重ねられ、上下方向Hに見て互いに重複している。各棚段3は、各辺が通路延在方向X又は左右方向Wに平行な矩形の板状に形成されている。
左側WLの物品収納棚4と右側WRの物品収納棚4との間の間隔は、通路延在方向Xに沿って一定にされており、通路2の左右方向Wの幅は、通路延在方向Xに沿って一定になっている。通路2は、通路延在方向Xに直線的に延びており、通路2は、平面視で、通路延在方向Xに延びる矩形状にされている。物品収納棚4は、床面上に設置されおり、通路2の下面は、床面により構成されている。
左側WLの物品収納棚4と右側WRの物品収納棚4とは、左右対称に構成されている。具体的には、左側WLの物品収納棚4と右側WRの物品収納棚4とは、同等の通路延在方向Xの長さを有しており、左右方向Wに見て重複している。左側WLの物品収納棚4の通路延在第一方向側X1の端部と、右側WRの物品収納棚4の通路延在第一方向側X1の端部との通路延在方向Xの位置が揃えられている。物品収納棚4の各棚段3の高さは、左右両側で同等にされている。高さが同等にされた左側の棚段3と右側の棚段3とが、左右一組の棚段3となっている。
各棚段3は、床面上に立設された複数の支持柱20に架設されている。物品収納棚4の各棚段3の上側に、物品18が載置され、収納される。本実施形態では、通路2における所定の高さ(本例では、下から4段目の棚段3に対応した高さ)に、通路延在方向Xに沿って延びる通行台24(歩廊)が備えられており(図3参照)、ユーザが通行台24の上を移動し、上方の棚段3の保守点検を行い易いように構成されている。
<中継部17>
物品収納棚4の棚段3のそれぞれにおける通路延在第一方向側X1の端部には、対応する物品搬送台車5(具体的には、棚段3のそれぞれに対応する高さを移動する物品搬送台車5)との間で物品18の受け渡しをすると共に、対応する昇降台6(具体的には、物品収納棚4の通路延在第一方向側X1に配置された昇降台6)との間で物品18の受け渡しをする中継部17が設けられている。なお、中継部17が設けられていない棚段3の部分は、単に棚段3という。本実施形態では、中継部17は、物品18を通路延在方向Xに移動させるコンベヤを備えている。本例では、コンベヤは、ローラコンベヤとされており、複数本のローラが、左右方向Wに平行な状態で、通路延在方向Xに並べられている。電子制御された電動モータにより複数のローラが一方の回転方向又は他方の回転方向に回転されると、コンベヤ上の物品18が、ローラの回転方向に応じて通路延在第一方向側X1又は通路延在第二方向側X2に移動する。中継部17は、コンベヤにより物品18を通路延在第一方向側X1又は通路延在第二方向側X2に移動させて、中継部17の通路延在第一方向側X1に配置された昇降台6との間で、物品18の受け渡しを行う。
2.物品搬送台車5
物品搬送台車5は、物品18の受け渡しをする棚段3に対応する高さで通路2を移動し、対応する棚段3との間で物品18の受け渡しをする。物品搬送台車5は、複数の棚段3に対応して複数備えられている。本実施形態では、物品搬送台車5は、左側WLと右側WRで高さが同等にされた左右一組の棚段3毎に1つずつ備えられており、6段の左右一組の棚段3で合計6つ備えられている。
物品収納棚4の各棚段3の通路2側(左右方向中心側W1)には、物品収納棚4の各棚段3に対応した(本例では同等)高さを通路延在方向Xに延びる走行レール21が備えられている。走行レール21は、棚段3の通路2側の端部を支える支持柱20に固定されている。走行レール21は、左右一組の棚段3毎に、通路2の左右両側に1本ずつ備えられている。物品搬送台車5は、左右一組の車輪22(本例では、右側WRに2つの車輪22、左側WLに2つの車輪22)を有しており、右側WRの車輪22が右側WRの走行レール21上を転がり、左側WLの車輪22が左側WLの走行レール21上を転がる。すなわち、物品搬送台車5は、左右一対の走行レール21上を走行する。物品搬送台車5は、車輪22を回転駆動する電動モータを備えており、電動モータの電子制御により、物品搬送台車5は、任意の通路延在方向Xの位置に移動する。
物品搬送台車5は、対応する左側WLの棚段3及び右側WRの棚段3と物品18の受け渡しをする移載装置を有している。移載装置は、図4に示すように、通路2側の部分から左側WL又は右側WRに伸縮するアーム23を有しており、電子制御によるアーム23の伸縮により、左側WL又は右側WRの棚段3に載置されている物品18を物品搬送台車5に移載したり、物品搬送台車5に載置されている物品18を左側WL又は右側WRの棚段3に移載したりする。本実施形態では、アーム23は、通路延在方向Xに間隔を空けて2本設けられており、物品18を通路延在方向Xの両側から挟持するように構成されている。
物品搬送台車5は、棚段3から物品18を受け取った後、通路延在第一方向側X1に移動し、左側WL又は右側WRの棚段3の中継部17に物品18を引き渡したり、左側WL又は右側WRの棚段3の中継部17から物品18を受け取った後、通路延在第二方向側X2に移動し、物品18を左側WL又は右側WRの棚段3に引き渡したりする。
3.昇降台6
昇降台6は、物品搬送台車5が搬送する物品18を上下方向Hに搬送する台である。昇降台6は、左右方向Wにおける通路2の仮想中心線Cよりも左側WL及び右側WRに1つずつ設けられている。左側WLの昇降台6は、左側WLの物品収納棚4のよりも通路延在第一方向側X1であって、通路延在方向Xに見て当該左側WLの物品収納棚4と重複するように配置されている。右側WRの昇降台6は、右側WRの物品収納棚4のよりも通路延在第一方向側X1であって、通路延在方向Xに見て当該右側WRの物品収納棚4と重複するように配置されている。本実施形態では、各昇降台6は、対応する棚段3(本例では、中継部17)と同等の左右方向Wの幅を有した、矩形の板状に形成されている。昇降台6のそれぞれは、対応する物品収納棚4と通路延在方向Xに隣接して配置されている。左側WLの昇降台6と右側WRの昇降台6との間の左右方向Wの間隔は、通路2の左右方向Wの幅と同等とされている。
左側WLの昇降台6の通路延在方向Xの位置と、右側WRの昇降台6の通路延在方向Xの位置とが同等にされている。そのため、図2に示すように、上下方向Hに見た場合(平面視)における左側WLの昇降台6の配置領域と右側WRの昇降台6の配置領域とは、左右方向Wに見て重複しており、左側WLの昇降台6の配置領域と右側WRの昇降台6の配置領域との間には空間が生じている。左右両側の昇降台6の間の空間は、平面視で、通路2の左右方向Wの幅と同等の左右方向Wの幅を有する矩形状の空間となっている。後述するように、左右両側の昇降台6の間の空間に、左側WLの昇降台6用の昇降装置7と右側WRの昇降台6用の昇降装置7が配置されている。
昇降台6は、昇降装置7により昇降されて、物品18の受け渡しをする棚段3(中継部17)や、後述する搬出入台25や排出台33などと高さ合わせがされる(図1及び図3参照)。昇降台6は、昇降装置7により高さ合わせがされた棚段3(中継部17)や搬出入台25や排出台33などとの間で物品18の受け渡しを行う移載装置を備えている。本実施形態では、昇降台6の移載装置は、物品18を通路延在方向Xに移動させるコンベヤとされている。なお、移載装置は、物品18の受け渡しができればどのような移載装置であってもよく、例えば、通路延在方向Xに伸縮するアーム等であってもよい。
本例では、昇降台6のコンベヤは、ベルトコンベヤとされており、昇降台6における通路延在方向Xの両端部に設けられた左右方向Wに平行な2本のローラに、輪状にされた幅広のベルトが掛けられている。電子制御された電動モータ65により通路延在第一方向側X1のローラが、一方の回転方向又は他方の回転方向に回転されると、ベルトも回転され、ベルト上に載せられた物品18が、ローラの回転方向に応じて、通路延在第一方向側X1又は通路延在第二方向側X2に移動する。昇降台6は、コンベヤにより物品18を通路延在第一方向側X1又は通路延在第二方向側X2に移動させて、昇降台6の通路延在第二方向側X2に配置された中継部17との間で、物品18の受け渡しを行う。中継部17のコンベヤと昇降台6のコンベヤとは、協調動作されるように構成されており、中継部17と昇降台6との間で物品18を通路延在第一方向側X1又は通路延在第二方向側X2に連続的に移動させることができる。また、昇降台6は、昇降台6の通路延在第一方向側X1に配置された搬出入台25や排出台33との間でも、物品18の受け渡しを行う。
搬出入台25は、昇降台6から物品18を受け取り、物品18を搬出したり、昇降台6に物品18を引き渡し、物品18を搬入したりする台である。例えば、搬出入台25は、商品のピップアップに用いられる。この場合は、物品18は、複数の商品を格納するコンテナとされ、搬出入台25上で、昇降台6から受け渡されたコンテナから必要数の商品が取り出された後、コンテナが昇降台6に引き渡される。
図2に示すように、搬出入台25は、通路延在方向Xに延びる左側WLの搬出入台25と、通路延在方向Xに延びる右側WRの搬出入台25と、左右方向Wに延びて左側WLの搬出入台25と右側WRの搬出入台25との間をつなぐ中間の搬出入台25と、から構成され、図3に示すように、所定の高さに配置されている。図2に示すように、左側WLの搬出入台25は、平面視で、左側WLの昇降台6の配置領域よりも通路延在第一方向側X1であって、通路延在方向Xに見て当該左側WLの昇降台6の配置領域と重複するように配置されている。右側WRの搬出入台25は、平面視で、右側WRの昇降台6の配置領域よりも通路延在第一方向側X1であって、通路延在方向Xに見て当該右側WRの昇降台6の配置領域と重複するように配置されている。
排出台33は、昇降台6から物品18を受け取り、物品保管設備1の外部に排出するための台である。例えば、排出台33は、空になったコンテナなど、不要になった物品18を排出する。或いは、排出台33は、物品保管設備1の外部から物品18を受け取り、昇降台6に供給するための台とされてもよい。
図1に示すように、排出台33は、通路延在方向Xに延びる左側WLの排出台33と、通路延在方向Xに延びる右側WRの排出台33と、から構成され、図3に示すように、搬出入台25より低い、所定の高さに配置されている。左側WLの排出台33は、平面視で、左側WLの昇降台6の配置領域よりも通路延在第一方向側X1であって、通路延在方向Xに見て当該左側WLの昇降台6の配置領域と重複するように配置されている。右側WRの排出台33は、平面視で、右側WRの昇降台6の配置領域よりも通路延在第一方向側X1であって、通路延在方向Xに見て当該右側WRの昇降台6の配置領域と重複するように配置されている。
4.昇降装置7
昇降装置7は、左側WL及び右側WRの昇降台6のそれぞれについて1つずつ設けられ、対応する昇降台6を昇降させる装置である。昇降装置7のそれぞれは、上下方向Hに延びるマスト8と、昇降台6の昇降動作の駆動力源となる駆動モータ11と、駆動モータ11の駆動力により回転される被駆動部10を備え、当該被駆動部10の回転によりマスト8に沿って昇降台6を昇降させる昇降機構9と、駆動モータ11から被駆動部10に駆動力を伝達する動力伝達機構12と、を備えている。
<マスト8>
マスト8は、上下方向Hに延びている。本実施形態では、図1及び図3に示すように、マスト8は、床面に固定された基礎部35から物品収納棚4の高さに対応した高さまで上下方向Hに延びた柱状にされている。基礎部35は、ボルトにより床面に固定される、水平方向に延在する矩形板状の板状部49を有する。
マスト8は、図5及び図6に示すように、通路延在方向Xの両側の端面に、内側に窪むと共に上下方向Hに延びるガイド溝36を備えている。各ガイド溝36には、昇降台6の台支持部37に設けられた上下複数個のガイドローラ38が挿入されており、ガイドローラ38がガイド溝36内を転がることにより、台支持部37が上下方向Hに移動する。マスト8の内部には、上部と下部との間を上下方向Hに延びる内部空間39が形成されている。図3に示すように、マスト8の上部には、駆動ベルト40が巻掛けられる上側プーリ43が取り付けられており、マスト8の下部(本例では、基礎部35)には、駆動ベルト40が巻掛けられる下側プーリ44が取り付けられる。駆動ベルト40は、内部空間39を上下方向Hに延びている。
<昇降機構9>
昇降機構9は、駆動モータ11の駆動力により回転される被駆動部10を備え、当該被駆動部10の回転により昇降台6をマスト8に沿って昇降させる機構である。
本実施形態では、昇降機構9は、駆動モータ11の駆動力により回転される被駆動部10と、マスト8の上部に取り付けられる上側プーリ43と、マスト8の下部(基礎部35)に取り付けられる下側プーリ44と、上側プーリ43と下側プーリ44との間にループ状に掛け渡されて上下方向Hに延び、被駆動部10の回転により回転される駆動ベルト40と、昇降台6を支持すると共に、駆動ベルト40に連結され、駆動ベルト40の回転によりマスト8に沿って上下方向Hに移動する台支持部37と、を備えている。なお、駆動ベルト40には、チェーンが用いられてもよい。
台支持部37は、図5及び図6に示すように、駆動ベルト40に連結される連結部45を有し、マスト8のガイド溝36により導かれる被ガイド部を有する支持基礎部と、支持基礎部に連結され、昇降台6を支える支持アーム部42と、を備えている。被ガイド部は、ガイド溝36に挿入される上下複数個のガイドローラ38とされている。支持基礎部は、マスト8の左右方向中心反対側W2の部分を部分的に覆うように屈曲した板状のフレーム46を有しており、フレーム46に連結部45と被ガイド部(ガイドローラ38)とが固定されている。
支持アーム部42は、L字状のアームから構成され、アームの一方側の辺部分は、フレーム46の通路延在方向Xの両端部に固定され、他方側の辺部分は、フレーム46の下端部から左右方向中心反対側W2に延びている。左右方向中心反対側W2に延びる2つの辺部分の上に、昇降台6が固定されている。
図3に示すように、駆動ベルト40は、上側プーリ43と下側プーリ44とにループ状に掛け渡されており、2つの上下方向Hに延びる部分を有する。図5に示すように、上下方向Hに延びる駆動ベルト40の一方側の部分が、マスト8の内部空間39を上下方向Hに延び、上下方向Hに延びる駆動ベルト40の他方側の部分が、マスト8の左右方向中心反対側W2を上下方向Hに延びている。台支持部37の連結部45は、上下方向Hに延びる駆動ベルト40の他方側の部分に固定されている。
下側プーリ44は、被駆動部10に連結されており、動力伝達機構12を介して被駆動部10に伝達された駆動モータ11の駆動力により一方側又は他方側に回転される。下側プーリ44の回転により、ループ状の駆動ベルト40は、一方側又は他方側に回転する。そして、連結部45を介して駆動ベルト40に連結された台支持部37が上側又は下側に移動する。
本実施形態では、図7に示すように、被駆動部10は、下側プーリ44と一体回転する軸体とされている。よって、被駆動部10の回転軸14と、下側プーリ44の回転軸48とは一体回転する。下側プーリ44の回転軸48(被駆動部10の回転軸14)は、下側プーリ44の軸方向両側において、2つの軸受47を介して、マスト8の基礎部35に対して回転可能に支持されている。被駆動部10の回転軸14は、下側プーリ44の回転軸48から通路延在第一方向側X1に延びた部分とされている。被駆動部10の回転軸14の外周面には軸方向に延びるスプライン溝が形成されており、後述する動力伝達機構12が有する出力ギヤGOの回転軸60の内周面に形成されたスプライン溝にスプライン嵌合され、一体回転するように連結される。
<動力伝達機構12>
動力伝達機構12は、駆動モータ11から被駆動部10に駆動力を伝達する機構である。本実施形態では、動力伝達機構12は、歯車機構とされており、駆動モータ11の回転軸13に連結され、一体回転する入力ギヤGIと、被駆動部10の回転軸14に連結され、一体回転する出力ギヤGOと、入力ギヤGIと出力ギヤGOとの間をつなぐ中間ギヤとを備えている。中間ギヤは、入力ギヤGIに噛み合う第一中間ギヤGM1と、出力ギヤGOに噛み合う第二中間ギヤGM2との2つのギヤにより構成されており、第一中間ギヤGM1と第二中間ギヤGM2とが回転軸61により一体回転するように連結されている。中間ギヤの回転軸61は、動力伝達機構12のケース部材62に対して、軸受63を介して回転可能に支持されている。出力ギヤGOの回転軸60は、動力伝達機構12のケース部材62に対して、軸受63を介して回転可能に支持されている。出力ギヤGOの回転軸60は、円筒状に形成されており、内周面にスプライン溝が形成されており、被駆動部10の回転軸14がスプライン嵌合される。
本実施形態では、動力伝達機構12のそれぞれは、駆動モータ11の回転軸13から被駆動部10の回転軸14に回転速度を減速して駆動力を伝達する減速機とされている。そのため、入力ギヤGIの歯数よりも、入力ギヤGIに噛み合う第一中間ギヤGM1の歯数が多くなっており、第一中間ギヤGM1の歯数よりも、第一中間ギヤGM1と一体回転する第二中間ギヤGM2の歯数が少なくなっており、第二中間ギヤGM2の歯数よりも、第二中間ギヤGM2に噛み合う出力ギヤGOの歯数が多くなっており、動力伝達機構12は、3段階に減速するように構成されている。動力伝達機構12が減速機とされているので、昇降台6に伝達される上下方向Hの駆動力を増幅させることができると共に、昇降台6の上下方向Hの位置決め精度を向上させることできる。
<駆動モータ11>
駆動モータ11のそれぞれは、昇降台6の昇降動作の駆動力源となる電動モータである。駆動モータ11は、電子制御により、一方側又は他方側に回転するように構成されており、昇降台6を上昇又は下降させることができる。駆動モータ11は、駆動モータ11のケースに固定された円筒状のステータと、ステータの径方向内側に配置され、ケースに対して回転可能に支持された円筒状のロータとを有している(不図示)。駆動モータ11の回転軸13は、ロータから軸方向一方側に延出している。
5.配置構成
<マスト8>
図2及び図5に示すように、マスト8のそれぞれは、対応する昇降台6よりも左右方向Wにおける通路2の仮想中心線C側(左右方向中心側W1)であって、当該対応する昇降台6と左右方向Wに見て重複するように配置されている。
本実施形態では、マスト8のそれぞれは、対応する昇降台6よりも左右方向中心側W1で且つ仮想中心線Cよりも左右方向中心反対側W2に配置されている。マスト8のそれぞれは、対応する昇降台6と左右方向Wに隣接して配置されている。左側WLのマスト8は、左側WLの昇降台6と仮想中心線Cとの間の空間において、左側WLに寄って配置されており、右側WRのマスト8は、右側WRの昇降台6と仮想中心線Cとの間の空間において、右側WRに寄って配置されている。そのため、マスト8のそれぞれと仮想中心線Cとの間には空間が生じている。
左側WLのマスト8の通路延在方向Xの位置と、右側WRのマスト8の通路延在方向Xの位置とが同等にされている。また、左側WLのマスト8の高さと右側WRのマスト8の高さが同等にされている。左側WLのマスト8と右側WRのマスト8とは、左右方向Wに見て重複している。左側WLのマスト8と右側WRのマスト8との間には、空間が生じている。
<駆動モータ11>
駆動モータ11のそれぞれは、対応するマスト8よりも左右方向Wにおける左側WL又は右側WR(左右方向中心側W1又は左右方向中心反対側W2と表現してもよい)であって、当該対応するマスト8と左右方向Wに見て重複するように配置される。昇降装置7のそれぞれにおける、駆動モータ11の回転軸13及び被駆動部10の回転軸14は、左右方向Wに間隔を空けて、通路延在方向Xに沿って延びている。動力伝達機構12のそれぞれは、対応するマスト8及び駆動モータ11よりも通路延在第一方向側X1であって、当該対応するマスト8及び駆動モータ11と通路延在方向Xに見て重複するように配置され、駆動モータ11の回転軸13から被駆動部10の回転軸14に駆動力を伝達するように構成されている。
このような構成によれば、駆動モータ11を、対応するマスト8の左側WL又は右側WRの空間を利用して配置することができる。そして、駆動モータ11の回転軸13と、昇降装置7の被駆動部10の回転軸14とを通路延在方向Xに沿って延ばし、マスト8及び駆動モータ11の通路延在第一方向側X1において、双方の回転軸を動力伝達機構12により駆動力を伝達可能に連結させることができる。
このような動力伝達機構12の配置側とは反対側である、マスト8及び駆動モータ11よりも通路延在第二方向側X2には、物品収納棚4が配置され、2つの物品収納棚4の間の通路2を物品搬送台車5が走行する。そのため、マスト8及び駆動モータ11よりも通路延在第二方向側X2から、動力伝達機構12や駆動モータ11などの昇降装置7の各部の保守点検を行い難い。しかし、上記の構成によれば、動力伝達機構12は、マスト8及び駆動モータ11よりも通路延在第一方向側X1に配置されているので、物品収納棚4や物品搬送台車5などに妨げられることなく、マスト8及び駆動モータ11よりも通路延在第一方向側X1から、動力伝達機構12や、動力伝達機構12により連結される駆動モータ11及び昇降機構9の保守点検を行うことが容易になる。
<駆動モータ11の通路2側への配置>
本実施形態では、駆動モータ11のそれぞれは、対応するマスト8よりも左右方向中心側W1に配置されている。すなわち、駆動モータ11のそれぞれは、対応するマスト8よりも左右方向中心側W1であって、当該対応するマスト8と左右方向Wに見て重複するように配置されている。
本実施形態では、駆動モータ11のそれぞれは、対応するマスト8よりも左右方向中心側W1で且つ仮想中心線Cよりも左右方向中心反対側W2に配置されている。すなわち、駆動モータ11のそれぞれは、対応するマスト8と仮想中心線Cとの間の空間に配置されている。左側WLの駆動モータ11は、左側WLのマスト8と仮想中心線Cとの間の空間に配置されており、右側WRの駆動モータ11は、右側WRのマスト8と仮想中心線Cとの間の空間に配置されている。また、駆動モータ11のそれぞれは、対応するマスト8と左右方向Wに隣接して配置されている。
左側WLの駆動モータ11の通路延在方向Xの位置と、右側WRの駆動モータ11の通路延在方向Xの位置とが同等にされている。左側WLの駆動モータ11と右側WRの駆動モータ11とは、左右方向Wに見て重複している。左側WLの駆動モータ11と右側WRの駆動モータ11とは、左右方向Wに隣接して配置されている。よって、左側WLのマスト8と右側WRのマスト8との間の空間を有効に利用して、左側WLの駆動モータ11と右側WRの駆動モータ11とを配置できている。
<下側の端部への配置>
駆動モータ11、動力伝達機構12及び被駆動部10のそれぞれは、上下方向Hにおける昇降装置7の下側の端部に配置されている。この構成によれば、動力伝達機構12及び駆動モータ11などを、作業者が保守点検を行い易い高さに配置することができる。本実施形態では、図6などに示すように、駆動モータ11、動力伝達機構12、及び被駆動部10は、床面に隣接して配置されている。
<被駆動部10>
被駆動部10は、マスト8の下側の端部を構成する基礎部35により回転可能に支持され、動力伝達機構12は、基礎部35に固定されている。
下側プーリの回転軸48は、通路延在方向Xに平行にされており、下側プーリ44の通路延在方向Xの両側において、それぞれ軸受47を介して、マスト8の基礎部35に対して回転可能に支持されている。
基礎部35は、上側に柱状のマスト本体部が固定される、水平方向に平行な矩形板状の支持台68(図6参照)と、支持台68を下から支持する、上下方向Hに平行な板状の2つの台支持壁69、70を備えている。2つの台支持壁69、70は、左右方向W及び上下方向Hに平行な状態で、下側プーリ44を挟み、通路延在方向Xに間隔を空けて配置されている。台支持壁69、70のそれぞれは、通路延在方向Xに貫通する貫通孔を有しており、当該貫通孔に円筒状の軸受47が取り付けられ、軸受47の内周面に下側プーリの回転軸48が嵌合されている。
下側プーリの回転軸48は、通路延在第一方向側X1の台支持壁70の貫通孔を貫通して、当該台支持壁70よりも通路延在第一方向側X1に延びており、当該延出部分が、被駆動部10(回転軸14)とされている。
基礎部35は、動力伝達機構12が固定される、板状の機構支持壁71を備えており、機構支持壁71は、左右方向W及び上下方向Hに平行な状態で、通路延在第一方向側X1の台支持壁70に対して通路延在第一方向側X1に間隔を空けて配置されている。機構支持壁71は、通路延在方向Xに延びる支持壁連結部72及び締結部材(本例ではボルト)により、通路延在第一方向側X1の台支持壁70に固定されている。機構支持壁71は、通路延在方向Xに貫通する貫通孔を有しており、被駆動部10の回転軸14は、当該貫通孔を貫通し、機構支持壁71よりも通路延在第一方向側X1に延びている。被駆動部10の回転軸14の外周面にはスプライン溝が形成されている。
<動力伝達機構12>
図7に示すように、被駆動部10の回転軸14及び駆動モータ11の回転軸13は、通路延在方向Xに平行な状態で、左右方向Wに間隔を空け、並んで配置されている。駆動モータ11の回転軸13から被駆動部10の回転軸14に駆動力を伝達できるように、動力伝達機構12は、左右方向Wに延びている。被駆動部10の回転軸14に連結される出力ギヤGOと、駆動モータ11の回転軸13に連結される入力ギヤGIとの左右方向Wの間に、双方に噛み合う中間ギヤGM1、GM2が設けられ、左右方向Wに駆動力を伝達可能にされている。また、出力ギヤGOの回転軸60、中間ギヤGM1、GM2の回転軸61、入力ギヤGIの回転軸13は、通路延在方向Xに平行な状態で、左右方向Wに間隔を空け、並んで配置されている。上記したように、駆動モータ11から入力ギヤGIに伝達された回転速度は、中間ギヤGM1、GM2を介して、出力ギヤGOに減速されて伝達される。よって、中間ギヤGM1、GM2のように、動力伝達機構12における左右方向Wに延びる部分を利用して、減速機構を設けることが容易になっている。
通路延在第一方向側X1から動力伝達機構12を被駆動部10に連結又は連結解除させることができるように構成されている。本実施形態では、上記のように、被駆動部10は、マスト8から通路延在第一方向側X1に延びる回転軸14とされており、当該回転軸14の外周面にスプライン溝が形成されている。動力伝達機構12の出力ギヤGOの回転軸60は、通路延在方向Xに延びる円筒状に形成され、当該回転軸60の内周面にスプライン溝が形成されており、通路延在第二方向側X2に開口している。ケース部材62の通路延在第二方向側X2の壁は、通路延在方向Xに貫通する貫通孔を有しており、出力ギヤGOの回転軸60は、当該貫通孔を通路延在第二方向側X2に貫通している。
動力伝達機構12を被駆動部10に連結させる際には、まず、動力伝達機構12を通路延在第二方向側X2にスライドさせることにより、動力伝達機構12の出力ギヤGOの回転軸60の内周面を、通路延在第一方向側X1から被駆動部10の回転軸14の外周面にスプライン嵌合させて、一体回転するように連結させる。その後、動力伝達機構12のケース部材62を、マスト8の機構支持壁71に固定させる。詳細には、ケース部材62の通路延在第二方向側X2の端面を、通路延在第一方向側X1から機構支持壁71の通路延在第一方向側X1の端面に当接させ、通路延在第二方向側X2から締結部材(本例ではボルト)によりケース部材62と機構支持壁71とを連結させる。
一方、保守点検等のために動力伝達機構12を被駆動部10から連結解除させる際には、まず、締結部材によるケース部材62と機構支持壁71との連結を解除させる。その後、動力伝達機構12を通路延在第一方向側X1にスライドさせて、出力ギヤGOの回転軸60の内周面を、被駆動部10の回転軸14の外周面から取り外して、スプライン嵌合を解除させる。
通路延在第一方向側X1から動力伝達機構12を駆動モータ11に連結又は連結解除させることができるように構成されている。なお、通路延在第二方向側X2から駆動モータ11を、マスト8に固定されている動力伝達機構12に連結又は連結解除させてもよい。本実施形態では、駆動モータ11の回転軸13は、通路延在第一方向側X1に延びており、入力ギヤGIと一体回転するように連結される。ケース部材62の通路延在第二方向側X2の壁は、通路延在方向Xに貫通する貫通孔を有しており、駆動モータ11の回転軸13は、当該貫通孔を通路延在第二方向側X2から貫通して、入力ギヤGIに連結される。駆動モータ11の通路延在第一方向側X1の端面に、ケース部材62の通路延在第二方向側X2の端面が当接され、通路延在第二方向側X2から締結部材(本例ではボルト)により駆動モータ11とケース部材62とが連結される。
ケース部材62の通路延在第一方向側X1の壁は、ケース部材62の本体部から取り外し可能な蓋部材であるケース蓋66により構成されている。なお、ケース部材62の本体部は、各回転部材の周方向外側を覆う周壁と、通路延在第二方向側X2の壁から構成されている。ケース蓋66は、通路延在第一方向側X1から締結部材(本例ではボルト)によりケース部材62の本体部に固定されており、通路延在第一方向側X1から締結部材の締結を解除し、ケース蓋66をケース部材62の本体部から通路延在第一方向側X1に取り外すことができる。この際、ケース部材62の本体部が、マスト8の機構支持壁71及び駆動モータ11に固定されたままの状態で、通路延在第一方向側X1からケース蓋66を本体部から取り外すことができ、動力伝達機構12の内部を保守点検することができる。
<踏み台15>
上記のように、駆動モータ11、動力伝達機構12及び被駆動部10のそれぞれは、上下方向Hにおける昇降装置7の下側の端部に配置されている。そして、図5及び図6に示すように、駆動モータ11のそれぞれの上側に、人が通行するための踏み台15が備えられている。この構成によれば、踏み台15が備えられているので、下側の端部に配置された駆動モータ11の上側を人が通行し易くなる。そのため、保守点検等のために、作業員が踏み台15の上を通って通路2側に移動し易くなったり、作業員が踏み台15の上に乗って、昇降装置7や昇降台6の保守点検等を行い易くなったりする。
本実施形態では、左右方向Wに隣接して配置された左右両側の駆動モータ11の上側に、1つの踏み台15が備えられている。踏み台15は、2つの駆動モータ11の上側を覆うように水平方向に延びる台部と、床面から上側に延び、台部を下から支える4つの脚部と、を備えている。
<電力ケーブル16>
物品保管設備1は、昇降台6のそれぞれの移載装置に1つずつ設けられ、対応する移載装置に電力を供給する電力ケーブル16を更に備えている。
電力ケーブル16のそれぞれは、図1及び図6に示すように、一方側部分がマスト8に固定され、他方側部分が昇降台6に固定される。そして、電力ケーブル16のそれぞれは、2つの固定部分の間が下側に撓み変形した状態で、マスト8よりも通路延在第一方向側X1に配置され、図5に示すように、動力伝達機構12と上下方向Hに見て重複している部分を有する。
本実施形態では、上記のように、昇降台6の移載装置は、ベルトコンベアとされており、電力ケーブル16は、ベルトコンベアを駆動する電動モータ65に電力を供給する電力ケーブルとされている。
図1などに示すように、複数のケーブルガイド64が、マスト8の通路延在第一方向側X1において、上下方向Hに間隔を空け、並んで配置され、マスト8に固定されている。電力ケーブル16は、複数のケーブルガイド64に固定されて、マスト8の通路延在第一方向側X1をマスト8に沿って、電源側の床面付近からマスト8の中間の高さ程度まで上側に延びている。電力ケーブル16は、最上部のケーブルガイド64まで上側に延びた後、自重により左右方向中心反対側W2及び下側に曲がり、ケーブルガイド64の左右方向中心反対側W2を下側に延びる。
一方、図5及び図6に示すように、ケーブル固定部73が、昇降台6を支持するフレーム46の通路延在第一方向側X1に配置され、フレーム46に固定されている。電力ケーブル16は、ケーブル固定部73に固定されて、昇降台6に固定される。電力ケーブル16は、支持アーム部42に沿って、ケーブル固定部73から電動モータ65まで延びている(不図示)。
電力ケーブル16は、最上部のケーブルガイド64から自重により下側に垂れ下がった後、左右方向中心反対側W2及び上側に曲がり、ケーブル固定部73まで上側に延びる。すなわち、電力ケーブル16は、最上部のケーブルガイド64とケーブル固定部73との間を、自重によりU字状に下側に撓み変形する。
U字状に撓み変形している部分は、図5及び図6に示すように、マスト8よりも通路延在第一方向側X1に配置され、動力伝達機構12と上下方向Hに見て重複している部分を有する。よって、マスト8よりも通路延在第一方向側X1であって、動力伝達機構12と上下方向Hに見て重複する空間を有効利用して、電力ケーブル16を下側に撓ませることができる。また、電力ケーブル16は、マスト8よりも通路延在第一方向側X1に配置されているので、物品収納棚4や物品搬送台車5などに妨げられることなく、マスト8よりも通路延在第一方向側X1から、電力ケーブル16の保守点検を行うことが容易になる。
〔その他の実施形態〕
最後に、本発明のその他の実施形態について説明する。なお、以下に説明する各実施形態の構成は、それぞれ単独で適用されるものに限られず、矛盾が生じない限り、他の実施形態の構成と組み合わせて適用することも可能である。
(1)上記の実施形態では、駆動モータ11のそれぞれは、対応するマスト8よりも左右方向中心側W1に配置されている場合を例として説明した。しかし、本発明の実施形態はこれに限定されない。すなわち、駆動モータ11のそれぞれは、対応するマスト8よりも左右方向Wにおける左側WL又は右側WRに配置されてもよい。すなわち、駆動モータ11のそれぞれは、対応するマスト8よりも左右方向中心反対側W2に配置されてもよい。
(2)上記の実施形態では、動力伝達機構12は、歯車機構により構成されている場合を例として説明した。しかし、本発明の実施形態はこれに限定されない。すなわち、動力伝達機構12は、駆動モータ11の回転軸13から被駆動部10の回転軸14に駆動力を伝達するベルト機構やチェーン機構などにより構成されていてもよい。
(3)上記の実施形態では、昇降台6及び昇降装置7が、物品収納棚4よりも通路延在第一方向側X1にだけ配置されている場合を例として説明した。しかし、本発明の実施形態はこれに限定されない。すなわち、通路延在第一方向側X1と同様の昇降台及び昇降装置が、物品収納棚4よりも通路延在第二方向側X2にも配置されていてもよい。すなわち、物品収納棚4よりも通路延在第一方向側X1及び通路延在第二方向側X2の双方に、昇降台及び昇降装置が配置されてもよい。
(4)上記の実施形態では、左側WL及び右側WRの昇降台6及び昇降装置7が、左右対称にされている場合を例として説明した。しかし、本発明の実施形態はこれに限定されない。すなわち、左側WL及び右側WRの昇降台6及び昇降装置7は、左右対称にされていなくてもよく、昇降台6及び昇降装置7の各部の通路延在方向Xの位置が、左側WL及び右側WRで異なるように配置されていてもよく、更には、左右方向Wに見て重複していなくてもよい。
1 :物品保管設備
2 :通路
3 :棚段
4 :物品収納棚
5 :物品搬送台車
6 :昇降台
7 :昇降装置
8 :マスト
9 :昇降機構
10 :被駆動部
11 :駆動モータ
12 :動力伝達機構
13 :駆動モータの回転軸
14 :被駆動部の回転軸
15 :踏み台
16 :電力ケーブル
18 :物品
C :仮想中心線
H :上下方向
W :左右方向
W1 :左右方向における仮想中心線側(左右方向中心側)
W2 :左右方向における仮想中心線側とは反対側(左右方向中心反対側)
WL :左側
WR :右側
X :通路の延在方向(通路延在方向)
X1 :通路延在第一方向側
X2 :通路延在第二方向側

Claims (5)

  1. 物品搬送用の通路の左側及び右側に1つずつ配置され、それぞれ前記通路の延在方向に沿って延びると共に上下方向に重ねられた複数の棚段を有する左右一対の物品収納棚と、物品の受け渡しをする前記棚段に対応する高さで前記通路を移動し、対応する前記棚段との間で物品の受け渡しをする物品搬送台車と、前記通路の延在方向及び上下方向に直交する左右方向における前記通路の中心を通り、前記延在方向に延びる仮想中心線よりも左側及び右側に1つずつ設けられ、前記物品搬送台車が搬送する物品を上下方向に搬送する左右一対の昇降台と、前記左側及び右側の昇降台のそれぞれについて1つずつ設けられ、対応する前記昇降台を昇降させる昇降装置と、を備えた物品保管設備であって、
    前記左側の昇降台は、前記左側の物品収納棚よりも前記通路の延在方向の一方側である通路延在第一方向側であって前記通路の延在方向に見て当該左側の物品収納棚と重複するように配置され、前記右側の昇降台は、前記右側の物品収納棚よりも前記通路延在第一方向側であって前記通路の延在方向に見て当該右側の物品収納棚と重複するように配置され、
    前記昇降装置のそれぞれは、上下方向に延びるマストと、前記昇降台の昇降動作の駆動力源となる駆動モータと、前記駆動モータの駆動力により回転される被駆動部を備え、当該被駆動部の回転により前記マストに沿って前記昇降台を昇降させる昇降機構と、前記駆動モータから前記被駆動部に駆動力を伝達する動力伝達機構と、を備え、
    前記マストのそれぞれは、対応する前記昇降台よりも前記左右方向における前記仮想中心線側であって、当該対応する前記昇降台と前記左右方向に見て重複するように配置され、
    前記駆動モータのそれぞれは、対応する前記マストよりも前記左右方向における左側又は右側であって、当該対応する前記マストと前記左右方向に見て重複するように配置され、
    前記昇降装置のそれぞれにおける前記駆動モータの回転軸及び前記被駆動部の回転軸は、前記左右方向に間隔を空けて、前記通路の延在方向に沿って延び、
    前記動力伝達機構のそれぞれは、対応する前記マスト及び前記駆動モータよりも前記通路延在第一方向側であって、当該対応する前記マスト及び前記駆動モータと前記通路の延在方向に見て重複するように配置され、前記駆動モータの回転軸から前記被駆動部の回転軸に駆動力を伝達する物品保管設備。
  2. 前記駆動モータのそれぞれは、対応する前記マストよりも前記左右方向における前記仮想中心線側に配置されている請求項1に記載の物品保管設備。
  3. 前記動力伝達機構のそれぞれは、前記駆動モータの回転軸から前記被駆動部の回転軸に回転速度を減速して駆動力を伝達する減速機とされている請求項1又は2に記載の物品保管設備。
  4. 前記駆動モータのそれぞれは、対応する前記マストよりも前記左右方向における前記仮想中心線側に配置され、
    前記駆動モータ、前記動力伝達機構及び前記被駆動部のそれぞれは、上下方向における前記昇降装置の下側の端部に配置され、
    前記駆動モータのそれぞれの上側に、人が通行するための踏み台が備えられている請求項1から3のいずれか一項に記載の物品保管設備。
  5. 前記昇降台のそれぞれは、物品を移載する移載装置を備え、
    前記昇降台のそれぞれの前記移載装置に1つずつ設けられ、対応する前記移載装置に電力を供給する電力ケーブルを更に備え、
    前記電力ケーブルのそれぞれは、一方側部分が前記マストに固定され、他方側部分が前記昇降台に固定され、2つの固定部分の間が下側に撓み変形した状態で、前記マストよりも前記通路延在第一方向側に配置され、前記動力伝達機構と上下方向に見て重複している部分を有する請求項1から4のいずれか一項に記載の物品保管設備。
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