JP2015186953A - 鞍乗り型車両のフロントカウル構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】フロントカウルを構成するカウル本体部30の側面の一部を筒状に外方へ突出させてウインカ取付ボス35を一体に形成し、このウインカ取付ボス35内に六角ナット38を収容し、フロントウインカ17の支持腕部37先端に設けられた植込ボルト39を締結する。ウインカ取付ボス35の突出形状により、カウル本体部30の側面における剛性が高くなり、肉厚増や金属板の補強を不要にする。ウインカ取付ボス35は突出高さが六角ナット38の高さと同程度、内径が六角ナット38の外径と同等以上であり、六角ナット38全体をウインカ取付ボス35へ収容し、フロントカウル15の内側へ突出させない。
【選択図】 図6
Description
しかし、特許文献1のようなフロントカウルの平板な側面へフロントウインカを直接支持させるとすれば、フロントカウルにウインカ逃げ凹部が無くなって整流効果が向上するが、フロントカウルが樹脂製であるため、フロントウインカを取付ける部分の剛性を高くするためには部分的に肉厚を上げたり、金属製の補強板を追加する等、重量及びコストの上がる対応が必要になった。
そこで、このような重量及びコスト増を招かないフロントウインカの支持構造が望まれており、本願はこの要請を実現するものである。
車両の前部に設けられてヘッドライト(16)を支持するフロントカウル(15)と、このフロントカウルの側面に固定されるフロントウインカ(17)とを備え、フロントウインカ(17)がフロントカウル(15)の側面から車幅方向外方へ延出する支持腕部(37)の外方端部に支持されている鞍乗り型車両において、
前記フロントカウル(15)の側面の一部に、車幅方向外側へ突出するウインカ取付突部(35)を一体に設け、
このウインカ取付突部(35)へ前記支持腕部(37)の内方端部を結合したことを特徴とする。
このガーニッシュ(31)に貫通穴(36)を設けて、この貫通穴(36)から前記ウインカ取付突部(35)を外側へ突出させるとともに、
前記フロントカウル(15)と前記支持腕部(37)を同色としたことを特徴とする。
前記ウインカ取付突部(35)のフロントカウル(15)側面からの最大突出量(H1)は、前記ウインカ締結部材(38)の締結軸方向の高さ(H2)と同等であり、内径は前記ウインカ締結部材(38)の外径と同等以上であることを特徴とする。
また、ウインカ取付突部は、フロントカウルの側面の一部を車幅方向外側へ一体に突出させたものであるため、この突出形状により剛性が上がる。その結果、肉厚を増大させたり、金属板で補強すること等を不要とするので、重量及びコスト増を抑制できる。
また、フロントカウルとフロントウインカの支持腕部が直接結合しているため、フロントカウルとフロントウインカの一体感が得られる。
そのうえ、ウインカ取付突部が車幅方向外側へ突出する分だけ、フロントウインカを車幅方向外方へ出すことができるので、フロントウインカに対する視認性が向上する。
また、フロントウインカの支持腕部とフロントカウルを同色(例えば、黒色)とし、その周りをガーニッシュで覆ったので、フロントウインカの支持腕部とフロントカウル各結合部との一体感を出して違和感を減少させることができるとともに、ガーニッシュによりツートンカラーなどの意匠的演出が容易になり、外観性を良好にすることができる。
図1は本実施形態に係る自動2輪車の左側面図であり、車体フレーム10の前端部に設けられたヘッドパイプ11へ回動自在に支持されたフロントフォーク12の下端に前輪13が支持されている。前輪13はハンドル14により操舵される。フロントフォーク12の上部は、トップブリッジ40及びボトムブリッジ41(図2)を介してヘッドパイプ11へ回動自在に取付けられている。
ヘッドライト16の後方にはメータ18が配置され、ヘッドパイプ11側へ支持されている。メータ18の前方はスクリーン19で覆われている。スクリーン19はフロントカウル15の一部を構成する。
車体フレーム10の後部には、リヤスイングアーム23の前端が揺動自在に支持され、リヤスイングアーム23の後端には後輪24が支持されている。
図2〜5に示すように、フロントカウル15は、ヘッドライト16を囲むカウル本体部30と、その左右へ取付けられるガーニッシュ31と、ヘッドライト16の上部へ取付けられるスクリーン19と、これらが取付けられたカウル本体部30を支持するヘッドライトステイ32を備える。
ヘッドライト16、ガーニッシュ31及びスクリーン19の取付けられたカウル本体部30は、メータ18を支持しているヘッドライトステイ32に支持されている。ヘッドライトステイ32は上端部のメーターパネル33(図2、図4参照)にてメータ18を収容して支持する。メーターパネル33はフロントカウル15の後側を覆うカウルリアカバーをなしている。
なお、フロントカウル15を構成する、スクリーン19、カウル本体部30、ガーニッシュ31及びヘッドライトステイ32並びにメーターパネル33は、いずれも樹脂製である。
しかも、ウインカ取付ボス35を外方へ突出させることにより、従来と同じ長さの支持腕部37であっても、フロントウインカ17は、より外側方へ配置されるから、視認性が向上する。
また、筒状をなす支持腕部37の車幅方向内方端部の外径R1と、同じく筒状をなすウインカ取付ボス35の外方端部における外径R2とがほぼ同径になっている。
このように、六角ナット38や植込ボルト39をカウル本体部30の内側へ突出させないようにすると、ウインカ取付ボス35の近傍となるフロントカウル15の内側空間に配置されているウインカ用配線44等の配線や他部品と干渉しないので、フロントカウル15内側における配線が容易であり、配線や他部品の配置自由度が上がる。
また、ガーニッシュ31は、フロントウインカ17を支持しないので、特別に高剛性にする必要がなく、比較的薄い部材で足り、車両の軽量化に貢献できる。
また、支持腕部37とウインカ取付ボス35を同径にすることで、外周部に凹凸を無くすことができ、これによりウインカ取付ボス35回りの整流効果を維持しやすくする。また、支持腕部37とウインカ取付ボス35との結合部における一体感が得られるため、結合部における違和感を解消する。
本願発明は、このウインカ逃げ凹部50に相当する部分がなく、カウル本体部30の側面のうちウインカ取付ボス35より後方部分は、ウインカ後方部30aとして後方へ延出している。さらに、このウインカ後方部30aをガーニッシュ31で覆っている。
ガーニッシュ31のウインカ取付ボス35より後方部分はウインカ後方整流面31aをなし、フロントウインカ17の後方を広く整流できる。
ウインカ後方整流面31aは、図2及び図7に示すように、ウインカ後方部30aの後端縁30bよりも後方へ長く延出し、広い整流面積を形成している。
さらに、ウインカ後方整流面31aはガーニッシュ31に設けられるが、ガーニッシュ31に代えてカウル本体部30の側面におけるウインカ後方部30aを露出させて、ここをウインカ後方整流面としてもよい。
Claims (5)
- 車両の前部に設けられてヘッドライト(16)を支持するフロントカウル(15)と、このフロントカウルの側面に固定されるフロントウインカ(17)とを備え、フロントウインカ(17)がフロントカウル(15)の側面から車幅方向外方へ延出する支持腕部(37)の外方端部に支持されている鞍乗り型車両において、
前記フロントカウル(15)の側面の一部に、車幅方向外側へ突出するウインカ取付突部(35)を一体に設け、
このウインカ取付突部(35)へ前記支持腕部(37)の内方端部を結合したことを特徴とする鞍乗り型車両のフロントカウル構造。 - 前記フロントカウル(15)と別体に形成され、このフロントカウル(15)の側面を覆うガーニッシュ(31)を備え、
このガーニッシュ(31)に貫通穴(36)を設けて、この貫通穴(36)から前記ウインカ取付突部(35)を外側へ突出させるとともに、
前記フロントカウル(15)と前記支持腕部(37)を同色としたことを特徴とする請求項1に記載した鞍乗り型車両のフロントカウル構造。 - 前記ウインカ取付突部(35)は筒状をなし、その内側にウインカ締結部材(38)が収容され、
前記ウインカ取付突部(35)のフロントカウル(15)側面からの最大突出量(H1)は、前記ウインカ締結部材(38)の締結軸方向の高さ(H2)と同等であり、内径は前記ウインカ締結部材(38)の外径と同等以上であることを特徴とする請求項2に記載した鞍乗り型車両のフロントカウル構造。 - 前記支持腕部(37)は筒状をなし、その車幅方向内方端部の外径が、前記ウインカ取付突部(35)の外方端部における外径と同等であることを特徴とする請求項3に記載した鞍乗り型車両のフロントカウル構造。
- 前記ウインカ取付突部(35)の後方となる前記フロントカウル(15)の側面には、ウインカ後方整流面(31a)が設けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載した鞍乗り型車両のフロントカウル構造。
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