JP2015081630A - デファレンシャル装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】デファレンシャルケースの変形を抑制しながら軽量化を図り、車両の燃費を向上することが可能なデファレンシャル装置を提供する。
【解決手段】軸受用ボス部9からリングギヤ3側に延びる円盤部11の外壁12において、デファレンシャルケース4にリングギヤ3を連結するために円周上に等ピッチで配置されたボルト用ボス部16と軸受用ボス部9とを連絡する補強リブ17を放射状に形成する。補強リブ17の軸受用ボス部9側に面する頂部壁18の幅をボルト用ボス部16の直径と同等とし、頂部壁18の両辺を補強リブ17から外側に凸形状に湾曲する曲線とした。これにより、厚さの薄い円盤部11の外周部を補強することができると共に、厚さの厚い円盤部11の内周部では補強リブ17の幅を大幅に狭めて重量を低減することができる。また、補強リブ17の内側を肉抜きして軽量化すると共に、内部のオイルを攪拌してギヤを潤滑する。
【選択図】図3

Description

本発明は、車両のデファレンシャル装置に関し、例えば前輪駆動車両の変速機内に配置されるデファレンシャル装置に好適なものである。
このようなデファレンシャル装置としては、例えば下記特許文献1に記載されるものがある。このデファレンシャル装置では、中央部にデファレンシャルギヤが収納され且つ外周部にリングギヤが取付けられたデファレンシャルケースが中心軸(リングギヤの中心軸に一致)回りに回転する。そのため、デファレンシャルケースには、ギヤ収納部を挟んだ中心軸方向両側に軸受用ボス部が設けられ、この軸受用ボス部の外周に軸受が取付けられている。このデファレンシャルケースでは、前記リングギヤが取付けられる外周部と軸受用ボス部とが円盤部で連結され、この円盤部の外周部に、前記リングギヤを連結するためのボルト用ボス部が等ピッチに形成されている。各ボルト用ボス部にはボルト穴が形成され、前記リングギヤに挿通したボルトを各ボルト穴にねじ込んでリングギヤがデファレンシャルケースに取付けられている。つまり、円盤部は、軸受用ボス部の外周部からリングギヤの内周部に向けて延びる外壁及び外壁の裏側に配置されてリングギヤが接合される接合面を有する。そして、この外壁には、ボルト穴の軸方向に突出するようにして、軸受用ボス部とボルト用ボス部との間の連絡する補強リブが放射状に形成されている。
特開平9−229163号公報
しかしながら、前記特許文献1に記載されるデファレンシャル装置の補強リブは、例えば補強リブをデファレンシャルケースの中心軸方向からみたときの幅を表す頂面部が比較的狭い一定の幅に形成されている。そのため、特にボルト用ボス部と補強リブとの連結部においてくびれがあり、このくびれ部分で応力集中が発生し、デファレンシャルケースが変形する可能性がある。また、単に補強リブの頂面部の幅を大きくしただけでは、補強リブ自体の重量が増加することからデファレンシャルケース、ひいてはデファレンシャル装置の重量が大きくなり、燃費低下の可能性がある。
本発明は、上記のような問題点に着目してなされたものであり、デファレンシャルケースの変形を抑制しながら軽量化を図り、車両の燃費を向上することが可能なデファレンシャル装置を提供することを目的とするものである。
本発明の第1の態様は、中心軸回りに回転するデファレンシャルケースの中央部にデファレンシャルギヤを収納するためのギヤ収納部が配置され、前記ギヤ収納部に対して前記中心軸の外周側にリングギヤが配置され、外周に軸受が配置される軸受用ボス部が前記ギヤ収納部の前記中心軸方向両側に配置されるデファレンシャル装置において、前記デファレンシャルケースは、前記軸受用ボス部の外周部から前記リングギヤの内周部に向けて延びる外壁及び前記外壁の裏側に配置されて前記リングギヤが接合される接合面を有する円盤部と、周方向に等ピッチで前記円盤部に配置され、前記リングギヤを固定するためのボルトが締結されるボルト穴と、前記円盤部から半径方向外側に突出するようにして前記ボルト穴を囲繞して形成されるボルト用ボス部と、前記ボルト穴の軸方向に突出するように前記円盤部の外壁に形成され、前記軸受用ボス部と前記ボルト用ボス部との間の連絡する放射状の補強リブとを備え、前記補強リブは、前記ボルト用ボス部と補強リブによって連絡される軸受用ボス部側に面する頂部壁と、前記頂部壁の両側縁部から前記円盤部の外壁へと延びる一対の縦壁とを備え、前記頂部壁の円盤部半径方向外端部の幅を前記ボルト用ボス部の直径と同等とし、且つ前記ボルト用ボス部と前記軸受用ボス部との間を連絡する部分の前記頂部壁の両辺を補強リブから外側に凸形状に湾曲する曲線としたことを特徴とする。
本発明の第2の態様は、前記補強リブの内側を肉抜きするのが好ましい。
このように、前記の第1の態様によれば、中心軸回りに回転するデファレンシャルケースの中央部に配置されたギヤ収納部にデファレンシャルギヤが収納される。また、このデファレンシャルケースでは、ギヤ収納部に対して中心軸の外周側にリングギヤが配置され、外周に軸受が配置される軸受用ボス部がギヤ収納部の中心軸方向両側に配置される。更に、このデファレンシャルケースは、軸受用ボス部の外周部からリングギヤの内周部に向けて延びる外壁及び外壁の裏側に配置されてリングギヤが接合される接合面を有する円盤部、周方向に等ピッチで円盤部に配置され且つリングギヤを固定するためのボルトが締結されるボルト穴、円盤部から半径方向外側に突出するようにしてボルト穴を囲繞して形成されるボルト用ボス部、ボルト穴の軸方向に突出するように円盤部の外壁に形成され且つ軸受用ボス部とボルト用ボス部との間の連絡する放射状の補強リブを備える。この補強リブは、ボルト用ボス部と補強リブによって連絡される軸受用ボス部側に面する頂部壁、頂部壁の両側縁部から円盤部の外壁へと延びる一対の縦壁を備える。そして、この補強リブでは、頂部壁の円盤部半径方向外端部の幅をボルト用ボス部の直径と同等とし、ボルト用ボス部と軸受用ボス部との間を連絡する部分の頂部壁の両辺を補強リブから外側に凸形状に湾曲する曲線とした。円盤部の外壁は、リングギヤの内周部に向かって延びるため、内周部に比べて外周部の厚さ(中心軸方向の長さ)が薄く、そのため外周部が変形しやすい。前述のように補強リブの頂部壁の円盤部半径方向外端部の幅をボルト用ボス部の直径と同等とすることにより、補強リブの円盤部半径方向外端部によって厚さの薄い円盤部の外周部を補強し、ボルト用ボス部の周辺に応力が集中するのを防止することができる。また、補強リブの頂部壁の両辺を補強リブから外側に凸形状に湾曲する曲線とすることにより、厚さが厚い円盤部の内周部に向けて補強リブの頂部壁の幅を急激に減少させることができ、補強リブの重量を低減することができる。これらにより、デファレンシャルケースの変形を抑制すると共に軽量化を図ることができ、車両の燃費を向上することができる。
また、前記の第2の態様によれば、補強リブの内側を肉抜きすることにより、補強リブを更に軽量化することができ、車両の燃費を向上することができる。また、肉抜きした凹部によって、デファレンシャルケース内のオイルを掻き上げ、ギヤ収納部内のデファレンシャルギヤを潤滑することができる。
図1は、本発明のデファレンシャル装置が適用された変速機の変速機ケースの一部断面斜視図である。 図2は、図1のデファレンシャル装置の横断面図である。 図3は、図2のデファレンシャルケースの左側面図である。 図4は、図3のA−A断面図である。 図5は、図3のB−B断面図である。 図6は、図3のデファレンシャルケースの補強リブの斜視図である。 図7は、図3のデファレンシャルケースのギヤ収納部の斜視図である。 図8は、図7の縦断面詳細図である。 図9は、従来のデファレンシャルケースの左側面図である。 図10は、図9のC−C断面図である。 図11は、図9のD−D断面図である。 図12は、図9のデファレンシャルケースの補強リブの斜視図である。
次に、本発明に係るデファレンシャル装置の一実施形態について図面を参照しながら説明する。図1は、本実施形態のデファレンシャル装置が適用された変速機の変速機ケース1の一部断面斜視図である。この変速機ケース1は、前輪駆動車両の変速装置を収納するものであり、変速装置を構成するギヤ類やシャフト類と共にデファレンシャル装置2が変速機ケース1内に収納されている。このデファレンシャル装置2の最外周部に配置されたリングギヤ3には、変速装置の図示しない出力系ギヤが噛み合っている。また、このデファレンシャル装置2の中心部には、車両左右方向に図示しないドライブシャフトが連結されている。従って、変速機で変速されたエンジンの駆動力がデファレンシャル装置2からドライブシャフトに伝達され、更に各ドライブシャフトに連結されている駆動輪、即ち前輪に伝達される。
図2は、図1のデファレンシャル装置2の横断面図である。このデファレンシャル装置2は、デファレンシャルケース4の中心軸L回りに回転する。デファレンシャルケース4の中心軸Lはリングギヤ3の中心軸に一致する。また、このデファレンシャル装置2は、デファレンシャルケース4内にデファレンシャルギヤを収納して構成される。そのため、デファレンシャルケース4の中央部には、デファレンシャルギヤを収納するギヤ収納部5が一体的に形成されている。このギヤ収納部5は、既存のギヤ収納部と同様に、周壁部に比較的大きな穴部が形成され、この穴部を通じて、ギヤ収納部5の内部にデファレンシャルギヤの構成部材を収納する。デファレンシャルギヤは、軸をデファレンシャルケース4の中心軸Lと直交方向に向けてギヤ収納部5の内部に固定されるピニオンシャフト6、ピニオンシャフト6の軸方向両端部で当該ピニオンシャフト6に回転自在に支持されるピニオンギヤ7、軸をデファレンシャルケース4の中心軸Lに一致させてピニオンギヤ7と噛み合うデフサイドギヤ8からなる。このデフサイドギヤ8の中心穴に図示しない前記ドライブシャフトがスプライン結合される。
前述のようにデファレンシャルケース4は中心軸L回りに回転する。そのため、デファレンシャルケース4の中心軸L方向両端部には軸受用ボス部9が形成され、この軸受用ボス部9の外周に軸受10が緊密に嵌め込まれ、軸受10は変速機ケース1に支持されている。また、ギヤ収納部5に対して、中心軸Lの外周側に前記リングギヤ3が配置され、デファレンシャルケース4に取付けられている。そのため、デファレンシャルケース4には、ギヤ収納部5の車両左側で径方向に広がる円盤部11が形成されている。この円盤部11は、車両左側の軸受用ボス部9の外周部からリングギヤ3の内周部に向けて径方向に延びる外壁12と、その外壁12の裏側に配置されてリングギヤ3が接合される接合面13を有する。
図3は、図2のデファレンシャルケースの左側面図、図4は、図3のA−A断面図、図5は、図3のB−B断面図である。円盤部11の外周部には、リングギヤ3を固定するためのボルト15が締結されるボルト穴14が周方向に等ピッチで配置されている。また、デファレンシャルケース4には、円盤部11から半径方向外側に突出するようにして各ボルト穴14を囲繞するボルト用ボス部16が形成されている。また、このデファレンシャルケース4には、車両左側の軸受用ボス部9と各ボルト用ボス部16との間の連絡する補強リブ17が、ボルト穴14の軸方向に突出するようにして円盤部11の外壁12に形成されている。図6は、図3のデファレンシャルケースの補強リブの斜視図、図7は、図3のデファレンシャルケースのギヤ収納部の斜視図(ボルトは図示省略)、図8は、図7の縦断面詳細図である。本実施形態の補強リブ17は、外壁12のうち、接合面13と反対側の面に形成されている。この補強リブ17は、ボルト用ボス部16と補強リブ17によって連絡される車両左側の軸受用ボス部9側に面する頂部壁と18、頂部壁18の両側縁部から円盤部11の外壁12へと延びる一対の縦壁19とを有する。
そして、本実施形態では、補強リブ17における頂部壁18の円盤部半径方向外端部の幅をボルト用ボス部16の直径と同等とした。また、ボルト用ボス部16と軸受用ボス部9との間を連絡する部分の頂部壁18の両辺を補強リブ17から外側に凸形状に湾曲する曲線とした。更に、補強リブ17の内側を肉抜きして肉抜き部(凹部)20を形成した。本実施形態のデファレンシャルケース4では、軸受用ボス部9が中心軸L方向の両端部に設けられ、その中央部のギヤ収納部5の外周側にリングギヤ3が配置される。そのため、例えば図2の車両左側の軸受用ボス部9からリングギヤ3の内周部に向けて延びる円盤部11は、例えば図3の左側面図において軸受用ボス部9側の中央部(内周部)が外周部よりも中高な状態となっている。具体的には、図2の断面図に見られるように円盤部11の中央部が外周部よりも厚さが厚い(図8に示すように、ボルト用ボス部16の厚さは厚いが、それ以外の円盤部11では外周部の厚さは薄い)。
従って、補強リブ17における頂部壁18の円盤部半径方向外端部の幅をボルト用ボス部16の直径と同等とすることにより、円盤部11の外周部の強度を高め、特にボルト用ボス部16の部分に応力が集中するのを防止することができる。これに合わせて、頂部壁18の両辺を外側に凸形状に湾曲する曲線としたことにより、厚さが厚い円盤部11の中央部に向けて補強リブ17の頂部壁18の幅を急激に減少させることができ、補強リブ17の重量を低減することができる。また、これらにより、例えば図6の補強リブ17にボルト穴14から荷重が負荷されたときの応力分布を解析すると、特にボルト用ボス部16と補強リブ17の連結部分における応力集中が大幅に低減される。また、補強リブ17の内側を肉抜きして肉抜き部20を形成したことにより、補強リブ17の重量を低減することができる。また、図7、図8に黒い矢印で示すように、デファレンシャルケース4内にオイルOが溜まっている場合、肉抜き部20がオイルを掻き上げ、ギヤ収納部5内のデファレンシャルギヤを潤滑することができる。
図9は、従来のデファレンシャルケースの左側面図、図10は、図9のC−C断面図、図11は、図9のD−D断面図である。この従来のデファレンシャルケース4も、前述した補強リブ17の形状以外は、本実施形態のデファレンシャルケース4に類似しており、同等の構成も多い。そこで、同等の構成には同等の符号を付して、その詳細な説明を省略する。この従来のデファレンシャルケース4では、補強リブ17の頂部壁18の幅が一定で、しかも狭い。このようなデファレンシャルケース4では、ボルト用ボス部16と補強リブ17の連結部分でくびれが生じる。図12は、図6に示す本実施形態のデファレンシャルケース4の補強リブ17の頂部壁18の幅を従来のデファレンシャルケース4相当に狭くし、且つ頂部壁18の幅を一定にしたものである。この補強リブ17にボルト穴14から荷重が負荷されたときの応力分布を解析すると、特にボルト用ボス部16と補強リブ17の連結部分のくびれで大きな応力集中がみられ、その結果、厚さの薄い円盤部11の外周部で変形の生じやすいことが分かる。
このように本実施形態のデファレンシャル装置では、中心軸L回りに回転するデファレンシャルケース4の中央部に配置されたギヤ収納部5にデファレンシャルギヤが収納される。また、このデファレンシャルケース4では、ギヤ収納部5に対して中心軸Lの外周側にリングギヤ3が配置され、外周に軸受10が配置される軸受用ボス部9がギヤ収納部5の中心軸L方向両側に配置される。更に、このデファレンシャルケース4は、軸受用ボス部9の外周部からリングギヤ3の内周部に向けて延びる外壁12及び外壁12の裏側に配置されてリングギヤ3が接合される接合面13を有する円盤部11、周方向に等ピッチで円盤部11に配置され且つリングギヤ3を固定するためのボルト15が締結されるボルト穴14、円盤部11から半径方向外側に突出するようにしてボルト穴14を囲繞して形成されるボルト用ボス部16、ボルト穴14の軸方向に突出するように円盤部11の外壁に形成され且つ軸受用ボス部9とボルト用ボス部16との間の連絡する放射状の補強リブ17を備える。この補強リブ17は、ボルト用ボス部16と補強リブ17によって連絡される軸受用ボス部9側に面する頂部壁18、頂部壁18の両側縁部から円盤部11の外壁12へと延びる一対の縦壁19を備える。そして、この補強リブ17では、頂部壁18の円盤部半径方向外端部の幅をボルト用ボス部16の直径と同等とし、ボルト用ボス部16と軸受用ボス部9との間を連絡する部分の頂部壁18の両辺を補強リブ17から外側に凸形状に湾曲する曲線とした。円盤部11の外壁12は、リングギヤ3の内周部に向かって延びるため、内周部に比べて外周部の厚さ(中心軸L方向の長さ)が薄く、そのため外周部が変形しやすい。前述のように補強リブ17の頂部壁18の円盤部半径方向外端部の幅をボルト用ボス部16の直径と同等とすることにより、補強リブ17の円盤部半径方向外端部によって厚さの薄い円盤部11の外周部を補強し、ボルト用ボス部16の周辺に応力が集中するのを防止することができる。また、補強リブ17の頂部壁18の両辺を補強リブ17から外側に凸形状に湾曲する曲線とすることにより、厚さが厚い円盤部11の内周部に向けて補強リブ17の頂部壁18の幅を急激に減少させることができ、補強リブ17の重量を低減することができる。これらにより、デファレンシャルケース4の変形を抑制すると共に軽量化を図ることができ、車両の燃費を向上することができる。
また、補強リブ17の内側を肉抜きすることにより、補強リブ17を更に軽量化することができ、車両の燃費を向上することができる。また、肉抜きした肉抜き部20によって、デファレンシャルケース4内のオイルOを掻き上げ、ギヤ収納部5内のデファレンシャルギヤを潤滑することができる。
以上、本発明の実施形態を開示したが、当業者によっては本発明の範囲を逸脱することなく変更が加えられ得ることは明白である。全てのこのような修正及び等価物が次の請求項に含まれることが意図されている。
1 変速機ケース
2 デファレンシャル装置
3 リングギヤ
4 デファレンシャルケース
5 ギヤ収納部
6 ピニオンシャフト
7 ピニオンギヤ
8 デフサイドギヤ
9 軸受用ボス部
10 軸受
11 円盤部
12 外壁
13 接合面
14 ボルト穴
15 ボルト
16 ボルト用ボス部
17 補強リブ
18 頂壁部
19 縦壁
20 肉抜き部
L 中心軸
O オイル

Claims (2)

  1. 中心軸回りに回転するデファレンシャルケースの中央部にデファレンシャルギヤを収納するためのギヤ収納部が配置され、前記ギヤ収納部に対して前記中心軸の外周側にリングギヤが配置され、外周に軸受が配置される軸受用ボス部が前記ギヤ収納部の前記中心軸方向両側に配置されるデファレンシャル装置において、
    前記デファレンシャルケースは、
    前記軸受用ボス部の外周部から前記リングギヤの内周部に向けて延びる外壁及び前記外壁の裏側に配置されて前記リングギヤが接合される接合面を有する円盤部と、
    周方向に等ピッチで前記円盤部に配置され、前記リングギヤを固定するためのボルトが締結されるボルト穴と、
    前記円盤部から半径方向外側に突出するようにして前記ボルト穴を囲繞して形成されるボルト用ボス部と、
    前記ボルト穴の軸方向に突出するように前記円盤部の外壁に形成され、前記軸受用ボス部と前記ボルト用ボス部との間の連絡する放射状の補強リブと
    を備え、
    前記補強リブは、
    前記ボルト用ボス部と補強リブによって連絡される軸受用ボス部側に面する頂部壁と、
    前記頂部壁の両側縁部から前記円盤部の外壁へと延びる一対の縦壁と
    を備え、
    前記頂部壁の円盤部半径方向外端部の幅を前記ボルト用ボス部の直径と同等とし、且つ前記ボルト用ボス部と前記軸受用ボス部との間を連絡する部分の前記頂部壁の両辺を補強リブから外側に凸形状に湾曲する曲線とした
    ことを特徴とするデファレンシャル装置。
  2. 前記補強リブの内側を肉抜きした
    ことを特徴とする請求項1に記載のデファレンシャル装置。
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