JP2015009568A - 車両用エアサスペンション式シート支持装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】シートを支持するX型リンク機構33の伸縮に伴い前後移動する上側可動軸36の動きを位置伝達ピン90からハイト装置50のカム部材(第1カム81と第2カム82)に伝達してエアスプリング41のバルブ70を開閉操作する。カム部材を、固定フレーム51に弾性部材(コイルスプリング561a,562a)を介して弾性的に前後移動可能に支持したスライドフレーム55に装着し、バルブ70をスライドフレーム55に前後移動可能に支持する。位置伝達ピン90の小さい動きは弾性部材を介してスライドフレーム55で受ける不感帯を設けバルブ70を開閉させず、位置伝達ピン90が大きい動きをした時のみカム部材が動いてバルブ70が開閉する。
【選択図】図8
Description
図1は一実施形態のシート支持装置の全体を示す斜視図であり、図2は平面図、図3は側面図である。このシート支持装置は、車両用のシートを上下動可能に支持し、シートに着座する乗員の荷重をエアスプリング41で緩衝的に受けるエアサスペンション機構1と、このエアサスペンション機構1に組み込まれ、バルブ70によりエアスプリング41に対し給排気を行ってシートの高さ位置を調節し、かつシート高さを一定に保持するハイト装置(シート高さ調節手段)50とを備えている。なお、参照図面で矢印Fは車両に組み込まれた状態での前方、矢印Rは後方を示しており、以下の説明での前後方向、左右方向および上下方向は、これら図面に基づくものとする。
図4〜図6は、ハイト装置50を示している。ハイト装置50は、図1および図2に示すように、アッパーフレーム20の前部下方であって、左右のレールメンバー21間の概ね中間位置に配設された固定フレーム51を有している。固定フレーム51は全体が前後方向に長い平面視長方形状で、前上がり側のリンクアーム31の前端間に架け渡された上側の可動軸(以下、上側可動軸36:前後移動部材)の下方に水平に配されている。固定フレーム51は、水平板部52の後端部に固定ブラケット53を有しており、この固定ブラケット53が強度メンバー23に固定され、水平板部52の前端部がアッパーフレーム20の前側の横メンバー22に固定されている。
ハイト装置50によると、シートを所望の高さに設定することができる“シート高さ設定機能”と、シート高さが自動的に一定高さに保たれる“シート高さ一定機能”とを働かせることができ、以下これら機能を説明する。
シート高さ設定機能は、レバー64を操作してケーブル63を引っ張ったり戻したりしてバルブ70を前後方向に移動させることにより実行される。すなわち、レバー64を上に引くと、ケーブル63が引っ張られてバルブ70がガイドロッド56に沿って後方に移動させられる。これにより図7(a)〜(b)に示すように第1カム81も後方に移動し、位置伝達ピン90に前側翼部811が乗り上げることで第1カムは時計回りに回転する。すると、第1カム81により第2カム82が反転させられ、前側の押し部821が給気弁棒72を押し、バルブ70が給気状態となる。バルブ70が給気状態になるとエアスプリング41に空気が供給され、エアサスペンション機構1が上方に伸張してシートが上昇する。レバー64の引き操作を止めると、シートはその時の高さに保持される。
シート高さ一定機能は、シートに乗員が着座した状態でシートが一定高さに保たれる機能である。上記のようにシート高さを設定して乗員がシートに着座した状態で車両が運転されたとすると、エアサスペンション機構1には常に振動が伝わり、シートを介してアッパーフレーム20が上下振動する。ここで、図8(a)に示すようにシート高さが任意の高さに設定された状態から、アッパーフレーム20が上下に振動すると、その振動は位置伝達ピン90を前後移動させる。位置伝達ピン90が前後移動すると、凹部814に嵌合している位置伝達ピン90は第1カム81を前後に押すが、その応力は、スライドフレームを前後移動させる応力としてスライドフレーム55に伝わり、スライドフレーム55が前後のコイルスプリング561a,562aを圧縮して弾性変形させながら、前後移動する。そして、スライドフレーム55に伝わる前後移動の応力が比較的小さい時には、図8(b)に示すようにスライドフレーム55とともに第1カム81を弾性的に前後に移動させるだけで、位置伝達ピン90が第1カム81を作動させるには至らない。
上記実施形態のシート支持装置によれば、シート高さ一定機能が働く場合において、シートの上下動に伴う位置伝達ピン90の前後移動が小さい時には、コイルスプリング561a,562aが弾性変形しながらスライドフレーム55が固定フレーム51に対して僅かに相対移動し、この不感帯の時には、第1カム81および第2カム82はスライドフレーム55とともに前後移動するだけで実質的には作動せず、バルブ70の給排気は行われない。そして不感帯を超える大きさでシートが大きく上下動した場合にのみ、位置伝達ピン90により第1カム81、第2カム82を介してバルブ70の給排気がなされてシートが上下動し、シート高さが自動調節される。このため、バルブ70の給排気動作に無駄が生じるといったことが回避され、バルブ70あるいはバルブ70を作動させる第1カム81および第2カム82等の耐久性の低下が抑えられる。
本発明においては、スライドフレーム55を固定フレーム51に対して弾性的に移動可能に支持する弾性部材は、上記実施形態のコイルスプリング561a,562aでもよいが、他の形態であってもよい。
10…ロアフレーム
20…アッパーフレーム
30…リンク機構
36…上側可動軸(前後移動部材)
41…エアスプリング
50…ハイト装置(シート高さ調節手段)
51…固定フレーム
55…スライドフレーム
561a,562a…コイルスプリング(弾性部材)
575a,576a…コイルスプリング(弾性部材)
577…撓みスプリング(弾性部材)
64…レバー(操作部)
70…バルブ
81…第1カム(カム部材)
82…第2カム(カム部材)
90…位置伝達ピン(位置伝達部材)
91…スライダ
Claims (2)
- ロアフレームと、このロアフレームの上方にX型のリンク機構を介して上下動可能に支持され、車両用シートが設けられるアッパーフレームと、前記リンク機構が具備し、前記アッパーフレームの上下動に伴い前後方向に移動する前後移動部材と、空気供給源から空気が供給され、前記アッパーフレームが上方から受ける荷重を受けるとともに、該アッパーフレームの高さを調節するエアスプリングと、を有するエアサスペンション機構と、
前記エアサスペンション機構に固定された固定フレームと、この固定フレームに前後方向に移動可能に支持されたスライドフレームと、このスライドフレームに前後方向に相対移動可能に支持されて前記エアスプリングに対する空気の供給・排出を行うバルブと、該バルブに支持され前記バルブと前記前後移動部材とが相対移動した際に該バルブを開閉させるカム部材と、前記固定フレームに前後方向に移動可能に装着されるとともに前記前後移動部材が係合するスライダと、このスライダに固定され前記前後移動部材の前後位置に応じて前記カム部材を作動させる位置伝達部材と、を有するシート高さ調節手段と、
前記エアサスペンション機構に設置され、前記バルブを前後方向に移動させて該バルブを前記カム部材に作用させることで該バルブを開閉させる操作部と、
を備え、
前記シート高さ調節手段の前記スライドフレームは、前記固定フレームに対し、弾性部材を介して前後方向に弾性的に移動可能に支持されていること
を特徴とする車両用エアサスペンション式シート支持装置。 - 前記弾性部材は、材質自体が弾性を有するものであることを特徴とする請求項1に記載の車両用エアサスペンション式シート支持装置。
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