JP2014195216A - 通信システムおよび通信方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】送受信器の低消費電力化、小型化を実現する。
【解決手段】通信システムは、波束信号を誘電体導波路6に送出する送信器と、誘電体導波路6を伝搬した波束信号を受信してデータ信号を復元する受信器とを有する。送信器は、RZデータ信号の立ち上がりまたは立ち下がりに同期した短パルス信号を生成するインパルス発生器1と、短パルス信号を帯域制限することによって波束信号に変換するバンドパスフィルタ2と、波束信号を誘電体導波路6に送出する送信用アンテナ3とを備える。受信器は、誘電体導波路6を伝搬した波束信号を受信する受信用アンテナ4と、受信用アンテナ4によって取り込まれた波束信号を包絡線検波してRZデータ信号またはNRZデータ信号に変換する検波器5とを備える。
【選択図】 図1
【解決手段】通信システムは、波束信号を誘電体導波路6に送出する送信器と、誘電体導波路6を伝搬した波束信号を受信してデータ信号を復元する受信器とを有する。送信器は、RZデータ信号の立ち上がりまたは立ち下がりに同期した短パルス信号を生成するインパルス発生器1と、短パルス信号を帯域制限することによって波束信号に変換するバンドパスフィルタ2と、波束信号を誘電体導波路6に送出する送信用アンテナ3とを備える。受信器は、誘電体導波路6を伝搬した波束信号を受信する受信用アンテナ4と、受信用アンテナ4によって取り込まれた波束信号を包絡線検波してRZデータ信号またはNRZデータ信号に変換する検波器5とを備える。
【選択図】 図1
Description
本発明は、誘電体導波路を伝送路とする信号伝送技術に関し、特に用いる送受信器の小型化、低消費電力化、低コスト化を実現することができる通信システムおよび通信方法に関するものである。
高速な信号伝送を行う手法として、誘電体導波路を伝送媒体として用いた伝送方式が検討されている(非特許文献1)。誘電体導波路を伝送媒体とした伝送方式では、金属配線を伝送媒体とした伝送方式に比べて、伝送信号の高周波帯域成分の信号損失が小さく出来る点で優れており、光ファイバや光導波路を用いた光インターコネクション技術に必要なμmオーダの微細な調心精度が不要の為、簡易な実装が可能な方式として期待されている。その一方で、無線通信用のシンプルな送受信器として、インパルス無線方式の送受信器構成が提案されている(非特許文献2)。
S.Fukuda et al.,"A 12.5+12.5Gb/s Full-Duplex Plastic Waveguide Interconnect",IEEE International Solid-State Circuits Conference 2011,pp.150-151,2011
Y.Nakasha et al.,"A 12.5-Gb/s Pulse Modulator with 6.5-ps FWHM Using 0.1-μm InP HEMTs for Ultra-Wideband Impulse Radio Communications",IEEE Compound Semiconductor IC Symposium Homepage 2008,pp.1-4,2008
非特許文献1に開示された従来技術では、図16に示すように送信器は局部発振器(LO)100とミキサ101とアンプ102と送受信アンテナ103等の構成要素が必要であり、受信器は送受信アンテナ104とLNA(Low Noise Amplifier)105とLO106と可変アンプ107とミキサ108と広帯域アンプ109といった多くの構成要素が必要である。このため、低消費電力化、小型化が難しいという問題があった。
一方、非特許文献2に開示された従来技術では、図17に示すように送信器はインパルス発生器200とバンドパスフィルタ(BPF)201とアンプ202と送受信アンテナ203とから構成され、受信器は送受信アンテナ204とLNA205とBPF206と検出器207とから構成されている。図18はインパルス発生器200の構成を示す回路図である。インパルス発生器200は、トランジスタQ100〜Q110と、ダイオードD100,D101と、抵抗R100〜R102とから構成される。図18において、INとバーINは入力信号、POとバーPOはパルス出力信号、CLKとバーCLKはクロック、fixHはHighレベルの電圧、fixLはLowレベルの電圧を示している。
このように図17に示す送受信器の構成は、図16と比較して簡単な構成になっている。しかしながら、インパルス発生器200やBPF201,206などの各要素回路のサイズが大きく、またインパルス発生器200のコア回路が図18に示すように多くのトランジスタ素子を用いた構成で且つ定常的に電流を流す構成になっているため、図17、図18に示した構成を、誘電体導波路を用いた伝送方式に適用するだけでは、消費電力が大きく、やはり低消費電力化、小型化が難しいという問題が生じる。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、誘電体導波路を伝送媒体とした伝送方式において、送受信器の低消費電力化、小型化が可能な通信システムおよび通信方法を提供することを目的とする。
本発明の通信システムは、波束信号を伝送媒体である誘電体導波路に送出する送信器と、前記誘電体導波路を伝搬した波束信号を受信してデータ信号を復元する受信器とを有し、前記送信器は、入力されたRZデータ信号の立ち上がりまたは立ち下がりに同期した短パルス信号を生成するインパルス発生器と、このインパルス発生器によって生成された短パルス信号を帯域制限することによって波束信号に変換するバンドパスフィルタと、このバンドパスフィルタによって生成された波束信号を前記誘電体導波路に送出する送信用アンテナとを備え、前記受信器は、前記誘電体導波路を伝搬した波束信号を受信する受信用アンテナと、この受信用アンテナによって取り込まれた波束信号を包絡線検波してRZデータ信号またはNRZデータ信号に変換する検波器とを備えることを特徴とするものである。
また、本発明の通信システムの1構成例において、前記送信器のインパルス発生器は、ゲート端子がインパルス発生器の信号入力端子に接続され、ソース端子が正側電源電圧に接続されたPMOSトランジスタと、ゲート端子が前記信号入力端子に接続され、ドレイン端子が前記PMOSトランジスタのドレイン端子に接続され、ソース端子がインパルス発生器の信号出力端子に接続されたNMOSトランジスタとから構成され、前記信号入力端子に入力されたRZデータ信号の立ち下がりのタイミングで前記信号出力端子から短パルス信号を出力することを特徴とするものである。
また、本発明の通信システムの1構成例において、前記送信器のインパルス発生器は、ゲート端子がインパルス発生器の信号入力端子に接続され、ソース端子がインパルス発生器の信号出力端子に接続されたPMOSトランジスタと、ゲート端子が前記信号入力端子に接続され、ドレイン端子が前記PMOSトランジスタのドレイン端子に接続され、ソース端子が負側電源電圧に接続されたNMOSトランジスタとから構成され、前記信号入力端子に入力されたRZデータ信号の立ち上がりのタイミングで前記信号出力端子から短パルス信号を出力することを特徴とするものである。
また、本発明の通信システムの1構成例において、前記送信器のインパルス発生器は、ゲート端子がインパルス発生器の信号入力端子に接続され、ソース端子がインパルス発生器の信号出力端子に接続されたPMOSトランジスタと、ゲート端子が前記信号入力端子に接続され、ドレイン端子が前記PMOSトランジスタのドレイン端子に接続され、ソース端子が負側電源電圧に接続されたNMOSトランジスタとから構成され、前記信号入力端子に入力されたRZデータ信号の立ち上がりのタイミングで前記信号出力端子から短パルス信号を出力することを特徴とするものである。
また、本発明の通信システムの1構成例において、前記受信器の検波器は、カソード端子が検波器の信号入力端子に接続され、アノード端子が検波器の信号出力端子に接続されたダイオードと、一端が前記ダイオードのアノード端子に接続され、他端が所定のバイアス電位の電源電圧に接続された抵抗と、一端が前記ダイオードのアノード端子に接続され、他端が前記所定のバイアス電位の電源電圧に接続された容量とから構成されることを特徴とするものである。
また、本発明の通信システムの1構成例において、前記受信器の検波器は、アノード端子が検波器の信号入力端子に接続され、カソード端子が検波器の信号出力端子に接続されたダイオードと、一端が前記ダイオードのカソード端子に接続され、他端が所定のバイアス電位の電源電圧に接続された抵抗と、一端が前記ダイオードのカソード端子に接続され、他端が前記所定のバイアス電位の電源電圧に接続された容量とから構成されることを特徴とするものである。
また、本発明の通信システムの1構成例において、前記受信器の検波器は、アノード端子が検波器の信号入力端子に接続され、カソード端子が検波器の信号出力端子に接続されたダイオードと、一端が前記ダイオードのカソード端子に接続され、他端が所定のバイアス電位の電源電圧に接続された抵抗と、一端が前記ダイオードのカソード端子に接続され、他端が前記所定のバイアス電位の電源電圧に接続された容量とから構成されることを特徴とするものである。
また、本発明の通信システムの1構成例は、さらに、前記バンドパスフィルタの信号出力端子と前記送信用アンテナとの間、前記受信用アンテナと前記検波器の信号入力端子との間のうち少なくとも一方にアンプを設けることを特徴とするものである。
また、本発明の通信システムの1構成例は、さらに、NRZデータ信号をRZデータ信号に変換するデータ変換器を、前記インパルス発生器の前段に設けることを特徴とするものである。
また、本発明の通信システムの1構成例は、さらに、NRZデータ信号をRZデータ信号に変換するデータ変換器を、前記インパルス発生器の前段に設けることを特徴とするものである。
また、本発明の通信方法は、波束信号を伝送媒体である誘電体導波路に送出する送信ステップと、前記誘電体導波路を伝搬した波束信号を受信してデータ信号を復元する受信ステップとを含み、前記送信ステップは、入力されたRZデータ信号の立ち上がりまたは立ち下がりに同期した短パルス信号を生成するインパルス発生ステップと、このインパルス発生ステップで生成した短パルス信号を帯域制限することによって波束信号に変換するフィルタステップと、このフィルタステップで生成した波束信号を前記誘電体導波路に送出する波束信号送出ステップとを含み、前記受信ステップは、前記誘電体導波路を伝搬した波束信号を受信する波束信号取込ステップと、この波束信号取込ステップで取り込んだ波束信号を包絡線検波してRZデータ信号またはNRZデータ信号に変換する検波ステップとを含むことを特徴とするものである。
本発明によれば、従来よりも小型化、低消費電力化、低コスト化が可能な送受信器を実現することができる。また、本発明では、誘電体導波路を伝送媒体としているため、金属配線を伝送媒体とする場合よりも高周波信号における信号損失を小さくすることができ、また伝送媒体(導波路)中に信号を閉じ込めて通信を行うため、無線通信のように電波法の規制に基づいた出力に制限する必要が無く、単純な変調方式でも高データレート信号を乗せた波束信号を利用することができる。
[第1の実施の形態]
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。本発明では、伝送媒体として誘電体導波路を用いることで、無線通信よりも小型な送受信アンテナで高い指向性を実現でき、結果として伝送損失を低減することができる。かつ送受信器に簡易な構成を用いることによって、低消費電力化、低コスト化が可能となる。図1は本発明の第1の実施の形態に係る通信システムの構成を示すブロック図である。本実施の形態の通信システムの送信器は、入力されたRZ(Return to Zero)データ信号PINの立ち上がりあるいは立ち下がりのタイミングと同期した短パルス信号POUTを生成するインパルス発生器1と、インパルス発生器1によって生成された短パルス信号POUTを波束信号FOUTに変換するBPF2と、BPF2によって生成された波束信号FOUTを伝送媒体である誘電体導波路6に送出する送信用アンテナ3とから構成される。受信器は、誘電体導波路6を伝搬した波束信号を受信器に取り込むための受信用アンテナ4と、受信用アンテナ4によって取り込まれた波束信号RINをNRZ(Non-Return to Zero)データ信号ROUTに変換する検波器5とから構成される。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。本発明では、伝送媒体として誘電体導波路を用いることで、無線通信よりも小型な送受信アンテナで高い指向性を実現でき、結果として伝送損失を低減することができる。かつ送受信器に簡易な構成を用いることによって、低消費電力化、低コスト化が可能となる。図1は本発明の第1の実施の形態に係る通信システムの構成を示すブロック図である。本実施の形態の通信システムの送信器は、入力されたRZ(Return to Zero)データ信号PINの立ち上がりあるいは立ち下がりのタイミングと同期した短パルス信号POUTを生成するインパルス発生器1と、インパルス発生器1によって生成された短パルス信号POUTを波束信号FOUTに変換するBPF2と、BPF2によって生成された波束信号FOUTを伝送媒体である誘電体導波路6に送出する送信用アンテナ3とから構成される。受信器は、誘電体導波路6を伝搬した波束信号を受信器に取り込むための受信用アンテナ4と、受信用アンテナ4によって取り込まれた波束信号RINをNRZ(Non-Return to Zero)データ信号ROUTに変換する検波器5とから構成される。
図2(A)〜図2(E)に、インパルス発生器1に入力されるRZデータ信号PIN、インパルス発生器1によって生成される短パルス信号POUT、BPF2によって生成される波束信号FOUT、受信用アンテナ4で受信される波束信号RIN、検波器5から出力されるNRZデータ信号ROUTの例を示す。図2(A)〜図2(E)の縦軸は電圧である。なお、図2以降の信号波形の図においても、同様に縦軸は電圧とする。
本実施の形態の送信器のインパルス発生器1は、入力されたRZデータ信号PIN中の1サイクルの矩形波を1つの短パルスに変換した短パルス信号POUTを生成する。そして、インパルス発生器1によって生成された短パルス信号POUTをBPF2にて波束信号FOUTに変換し、この波束信号FOUTを送信用アンテナ3を通じて誘電体導波路6に伝搬させる。こうして、送信器では、入力されたRZデータ信号PIN中のデータ“1”を、持続時間が1bit時間に相当する1つの波束に変換した波束信号FOUTを生成する。
インパルス発生器1によって生成される短パルス信号POUTは、生成したい波束信号FOUTに必要な所望の周波数帯域成分を含んでいる必要がある。波束信号FOUTの中心周波数をf0[Hz]、データレートをB[bps]としたい時、インパルス発生器1によって生成する短パルス信号POUT中の各短パルスのパルス幅は1/f0[sec]以下であることが必要であり、BPF2の通過帯域は中心周波数がf0、帯域幅が2B[Hz]程度(受信器でRZデータ信号を復調する場合、4B[Hz]程度)であることが必要である。
受信器では、誘電体導波路6を伝搬した波束信号を受信用アンテナ4によって受信する。受信器の検波器5は、受信用アンテナ4によって取り込まれた波束信号RINをNRZデータ信号ROUTに復調して出力する。検波器5の後ろに設けられた図示しない後段回路は、送信信号に同期したクロック信号によりNRZデータ信号ROUTの論理同期を確立させる。
インパルス発生器1の構成例を図3に示し、図3のインパルス発生器1に入力されるRZデータ信号PINを図4(A)に示し、図3のインパルス発生器1によって生成される短パルス信号POUTを図4(B)に示す。
図3のインパルス発生器1は、ゲート端子がインパルス発生器1の信号入力端子に接続され、ソース端子が電源電圧VDDに接続されたPMOSトランジスタQ10と、ゲート端子がインパルス発生器1の信号入力端子に接続され、ドレイン端子がPMOSトランジスタQ10のドレイン端子に接続され、ソース端子がインパルス発生器1の信号出力端子に接続されたNMOSトランジスタQ11とから構成される。この時、インパルス発生器1の信号出力端子のDC電位が電源電圧VDDより小さく、電源電圧VSS(VSS<VDD)より大きい値になるように設計する必要がある。
図3のインパルス発生器1は、ゲート端子がインパルス発生器1の信号入力端子に接続され、ソース端子が電源電圧VDDに接続されたPMOSトランジスタQ10と、ゲート端子がインパルス発生器1の信号入力端子に接続され、ドレイン端子がPMOSトランジスタQ10のドレイン端子に接続され、ソース端子がインパルス発生器1の信号出力端子に接続されたNMOSトランジスタQ11とから構成される。この時、インパルス発生器1の信号出力端子のDC電位が電源電圧VDDより小さく、電源電圧VSS(VSS<VDD)より大きい値になるように設計する必要がある。
図3に示すインパルス発生器1では、入力信号PIN中の立ち下がりに同期したタイミングで信号出力端子から短パルス信号POUTが出力される(図4(B))。つまり、図3に示すインパルス発生器1では、信号入力端子に図4(A)に示すような立ち下がり信号が入力された時に、NMOSトランジスタQ11のソース端子からNMOSトランジスタQ11の寄生容量Cgsを介してインパルス発生器1の信号入力端子の方向に流れる電流と、電源電圧VDDからトランジスタQ10,Q11を介して電源電圧VSSの方向に流れる貫通電流との総和によって、インパルス発生器1の信号出力端子に流れる瞬間的な電流を短パルス信号POUTとして用いる。
インパルス発生器1の別の構成例を図5に示し、図5のインパルス発生器1に入力されるRZデータ信号PINを図6(A)に示し、図5のインパルス発生器1によって生成される短パルス信号POUTを図6(B)に示す。
図5のインパルス発生器1は、ゲート端子がインパルス発生器1の信号入力端子に接続され、ソース端子がインパルス発生器1の信号出力端子に接続されたPMOSトランジスタQ12と、ゲート端子がインパルス発生器1の信号入力端子に接続され、ドレイン端子がPMOSトランジスタQ12のドレイン端子に接続され、ソース端子が電源電圧VSSに接続されたNMOSトランジスタQ13とから構成される。この時、インパルス発生器1の信号出力端子のDC電位が電源電圧VSSより大きく、電源電圧VDD(VDD>VSS)より小さい値になるように設計する必要がある。
図5のインパルス発生器1は、ゲート端子がインパルス発生器1の信号入力端子に接続され、ソース端子がインパルス発生器1の信号出力端子に接続されたPMOSトランジスタQ12と、ゲート端子がインパルス発生器1の信号入力端子に接続され、ドレイン端子がPMOSトランジスタQ12のドレイン端子に接続され、ソース端子が電源電圧VSSに接続されたNMOSトランジスタQ13とから構成される。この時、インパルス発生器1の信号出力端子のDC電位が電源電圧VSSより大きく、電源電圧VDD(VDD>VSS)より小さい値になるように設計する必要がある。
図5に示すインパルス発生器1では、入力信号PIN中の立ち上がりに同期したタイミングで信号出力端子から短パルス信号POUTが出力される(図6(B))。つまり、図5に示すインパルス発生器1では、信号入力端子に図6(A)に示すような立ち上がり信号が入力された時に、インパルス発生器1の信号入力端子からPMOSトランジスタQ12の寄生容量Cgsを介してPMOSトランジスタQ12のソース端子の方向に流れる電流と、電源電圧VDDからトランジスタQ12,Q13を介して電源電圧VSSの方向に流れる貫通電流との総和によって、インパルス発生器1の信号出力端子に流れる瞬間的な電流を短パルス信号POUTとして用いる。
図3、図5に示すインパルス発生器1で生成される短パルス信号POUTのパルス時間幅は入力信号PINの立ち上がり時間あるいは立ち下がり時間と同程度となるため、入力されるRZデータ信号PINの波形よりも時間的にパルス幅が小さい短パルス信号POUTを生成することができる。こうして、本実施の形態では、低消費電力で非常に簡易な構成のインパルス発生器1を利用することで、従来技術と比較して低消費電力かつ小型の送信器を実現することができる。
検波器5の構成例を図7に示し、図7の検波器5に入力される波束信号RINを図8(A)に示し、図7の検波器5から出力されるNRZデータ信号ROUTを図8(B)に示す。図7の検波器5は、カソード端子が検波器5の信号入力端子に接続され、アノード端子が検波器5の信号出力端子に接続されたダイオードD50と、一端がダイオードD50のアノード端子に接続され、他端が接地された抵抗R50と、一端がダイオードD50のアノード端子に接続され、他端が接地された容量C50とから構成される。この検波器5は、図8(A)に示す波束信号RINの包絡線を検波する構成となっており、図8(B)に示すように波束信号RINのボトム電位をホールドする構成となっている。
検波器5の別の構成例を図9に示し、図9の検波器5に入力される波束信号RINを図10(A)に示し、図9の検波器5から出力されるNRZデータ信号ROUTを図10(B)に示す。図9の検波器5は、アノード端子が検波器5の信号入力端子に接続され、カソード端子が検波器5の信号出力端子に接続されたダイオードD51と、一端がダイオードD51のカソード端子に接続され、他端が接地された抵抗R51と、一端がダイオードD51のカソード端子に接続され、他端が接地された容量C51とから構成される。この検波器5は、図10(A)に示す波束信号RINの包絡線を検波する構成となっており、図10(B)に示すように波束信号RINのトップ電位をホールドする構成となっている。
こうして、本実施の形態では、低消費電力で非常に簡易な構成の検波器5を利用することで、従来技術と比較して低消費電力かつ小型の受信器を実現することができる。
尚、本実施の形態では検波器5から出力されるデータ信号ROUTをNRZデータ信号としているが、RZデータ信号等への復調も可能である。つまり、図7、図9に記載の検波器5では、波束信号RINの波束継続時間に応じてデータ信号ROUTの時間幅が決まるので、送信器側で入力される波束信号FOUTの波束継続時間を調整する(BPF2の帯域幅を調整する)ことにより、波束信号RINの1波束の波束継続時間を変更することができるため、NRZデータ信号に限らず、RZデータ信号等も出力可能である。
尚、本実施の形態では検波器5から出力されるデータ信号ROUTをNRZデータ信号としているが、RZデータ信号等への復調も可能である。つまり、図7、図9に記載の検波器5では、波束信号RINの波束継続時間に応じてデータ信号ROUTの時間幅が決まるので、送信器側で入力される波束信号FOUTの波束継続時間を調整する(BPF2の帯域幅を調整する)ことにより、波束信号RINの1波束の波束継続時間を変更することができるため、NRZデータ信号に限らず、RZデータ信号等も出力可能である。
以上のようにして、本実施の形態では、従来よりも小型化、低消費電力化、低コスト化が可能な送受信器を実現することができる。また、本実施の形態は、誘電体導波路を伝送媒体としているため、金属配線を伝送媒体とする場合よりも高周波信号における信号損失を小さくすることができ、また伝送媒体(導波路)中に信号を閉じ込めて通信を行うため、無線通信のように電波法の規制に基づいた出力に制限する必要が無く、単純な変調方式でも高データレート信号を乗せた波束信号を利用することができる。
尚、図7、図9の構成では、抵抗R50,R51の他端および容量C50,C51の他端を接地(GND)しているが、これに限るものではない。これらの端子は、GNDレベル以上で電源電圧VDDよりも低い所定のバイアス電位の電源電圧に接続すればよい。
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。図11は本実施の形態に係る通信システムの構成を示すブロック図であり、図1と同一の構成には同一の符号を付してある。本実施の形態と第1の実施の形態との違いは、送信器のBPF2の信号出力端子と送信用アンテナ3との間に送信アンプ7を挿入し、受信器の受信用アンテナ4と検波器5の信号入力端子との間に受信アンプ8を挿入している点である。
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。図11は本実施の形態に係る通信システムの構成を示すブロック図であり、図1と同一の構成には同一の符号を付してある。本実施の形態と第1の実施の形態との違いは、送信器のBPF2の信号出力端子と送信用アンテナ3との間に送信アンプ7を挿入し、受信器の受信用アンテナ4と検波器5の信号入力端子との間に受信アンプ8を挿入している点である。
これにより、本実施の形態では、アンテナ3,4や誘電体導波路6による信号減衰が大きな場合においても、送信器から出力される波束信号FOUTを検波器5にて検出してデータ信号ROUTを復調することができる。第1の実施の形態で説明したとおり、検波器5からはデータ信号ROUTとしてNRZデータ信号を出力することもできるし、RZデータ信号等の他の形式のデータ信号も出力可能である。
また、本実施の形態では、送信アンプ7と受信アンプ8の両方を挿入した形態について説明したが、いずれか一方のアンプのみを挿入した形態でも良い。
また、本実施の形態では、送信アンプ7と受信アンプ8の両方を挿入した形態について説明したが、いずれか一方のアンプのみを挿入した形態でも良い。
[第3の実施の形態]
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。図12は本実施の形態に係る通信システムの構成を示すブロック図であり、図1、図11と同一の構成には同一の符号を付してある。本実施の形態と第1、第2の実施の形態との違いは、NRZデータ信号DINとクロック信号CLKとからRZデータ信号PINを生成するデータ変換器9をインパルス発生器1の前段に設けている点である。
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。図12は本実施の形態に係る通信システムの構成を示すブロック図であり、図1、図11と同一の構成には同一の符号を付してある。本実施の形態と第1、第2の実施の形態との違いは、NRZデータ信号DINとクロック信号CLKとからRZデータ信号PINを生成するデータ変換器9をインパルス発生器1の前段に設けている点である。
図13(A)〜図13(G)に、データ変換器9に入力されるNRZデータ信号DIN、データ変換器9に入力されるクロック信号CLK、データ変換器9からインパルス発生器1に入力されるRZデータ信号PIN、インパルス発生器1によって生成される短パルス信号POUT、BPF2によって生成される波束信号FOUT、受信アンプ8から出力される波束信号RIN、検波器5から出力されるNRZデータ信号ROUTの例を示す。
第1、第2の実施の形態では、インパルス発生器1において、データ信号PIN中の立ち上がり部分あるいは立ち下がり部分に同期して短パルスを出力するため、送信器への入力信号がRZデータ信号である必要があった。これに対して、本実施の形態では、インパルス発生器1の前段にNRZ→RZ変換を行うデータ変換器9を挿入することで、送信器をNRZデータ形式の入力信号に対応させることができる。
NRZ→RZ変換を行うデータ変換器9の最も簡易な構成としては、NRZデータ信号DINとクロック信号CLKとの論理積演算(AND)の結果を出力する論理積回路等が例に挙げられる。
[第4の実施の形態]
次に、本発明の第4の実施の形態について説明する。図14は本実施の形態に係る通信システムの構成を示すブロック図であり、図1、図11、図12と同一の構成には同一の符号を付してある。本実施の形態と第1〜第3の実施の形態との違いは、検波器5の後段にリミッティングアンプ10を設けている点である。
次に、本発明の第4の実施の形態について説明する。図14は本実施の形態に係る通信システムの構成を示すブロック図であり、図1、図11、図12と同一の構成には同一の符号を付してある。本実施の形態と第1〜第3の実施の形態との違いは、検波器5の後段にリミッティングアンプ10を設けている点である。
図15(A)〜図15(G)に、データ変換器9に入力されるNRZデータ信号DIN、データ変換器9に入力されるクロック信号CLK、データ変換器9からインパルス発生器1に入力されるRZデータ信号PIN、インパルス発生器1によって生成される短パルス信号POUT、BPF2によって生成される波束信号FOUT、受信アンプ8から出力される波束信号RIN、リミッティングアンプ10から出力されるNRZデータ信号ROUTの例を示す。
本実施の形態では、リミッティングアンプ10を検波器5の後段に備えることによって、図15(F)に示すように検波器5に入力される波束信号RINの振幅が揃っていない場合、あるいは検波器5から出力されるNRZデータ信号の振幅が揃っていない場合でも、一定振幅に揃ったNRZデータ信号ROUTを出力することができる。
本発明は、誘電体導波路を伝送路とする信号伝送技術に適用することができる。
1…インパルス発生器、2…バンドパスフィルタ、3…送信用アンテナ、4…受信用アンテナ、5…検波器、6…誘電体導波路、7…送信アンプ、8…受信アンプ、9…データ変換器、10…リミッティングアンプ、Q10,Q12…PMOSトランジスタ、Q11,Q13…NMOSトランジスタ、D50,D51…ダイオード、R50,R51…抵抗、C50,C51…容量。
Claims (8)
- 波束信号を伝送媒体である誘電体導波路に送出する送信器と、
前記誘電体導波路を伝搬した波束信号を受信してデータ信号を復元する受信器とを有し、
前記送信器は、
入力されたRZデータ信号の立ち上がりまたは立ち下がりに同期した短パルス信号を生成するインパルス発生器と、
このインパルス発生器によって生成された短パルス信号を帯域制限することによって波束信号に変換するバンドパスフィルタと、
このバンドパスフィルタによって生成された波束信号を前記誘電体導波路に送出する送信用アンテナとを備え、
前記受信器は、
前記誘電体導波路を伝搬した波束信号を受信する受信用アンテナと、
この受信用アンテナによって取り込まれた波束信号を包絡線検波してRZデータ信号またはNRZデータ信号に変換する検波器とを備えることを特徴とする通信システム。 - 請求項1記載の通信システムにおいて、
前記送信器のインパルス発生器は、
ゲート端子がインパルス発生器の信号入力端子に接続され、ソース端子が正側電源電圧に接続されたPMOSトランジスタと、
ゲート端子が前記信号入力端子に接続され、ドレイン端子が前記PMOSトランジスタのドレイン端子に接続され、ソース端子がインパルス発生器の信号出力端子に接続されたNMOSトランジスタとから構成され、
前記信号入力端子に入力されたRZデータ信号の立ち下がりのタイミングで前記信号出力端子から短パルス信号を出力することを特徴とする通信システム。 - 請求項1記載の通信システムにおいて、
前記送信器のインパルス発生器は、
ゲート端子がインパルス発生器の信号入力端子に接続され、ソース端子がインパルス発生器の信号出力端子に接続されたPMOSトランジスタと、
ゲート端子が前記信号入力端子に接続され、ドレイン端子が前記PMOSトランジスタのドレイン端子に接続され、ソース端子が負側電源電圧に接続されたNMOSトランジスタとから構成され、
前記信号入力端子に入力されたRZデータ信号の立ち上がりのタイミングで前記信号出力端子から短パルス信号を出力することを特徴とする通信システム。 - 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の通信システムにおいて、
前記受信器の検波器は、
カソード端子が検波器の信号入力端子に接続され、アノード端子が検波器の信号出力端子に接続されたダイオードと、
一端が前記ダイオードのアノード端子に接続され、他端が所定のバイアス電位の電源電圧に接続された抵抗と、
一端が前記ダイオードのアノード端子に接続され、他端が前記所定のバイアス電位の電源電圧に接続された容量とから構成されることを特徴とする通信システム。 - 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の通信システムにおいて、
前記受信器の検波器は、
アノード端子が検波器の信号入力端子に接続され、カソード端子が検波器の信号出力端子に接続されたダイオードと、
一端が前記ダイオードのカソード端子に接続され、他端が所定のバイアス電位の電源電圧に接続された抵抗と、
一端が前記ダイオードのカソード端子に接続され、他端が前記所定のバイアス電位の電源電圧に接続された容量とから構成されることを特徴とする通信システム。 - 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の通信システムにおいて、
さらに、前記バンドパスフィルタの信号出力端子と前記送信用アンテナとの間、前記受信用アンテナと前記検波器の信号入力端子との間のうち少なくとも一方にアンプを設けることを特徴とする通信システム。 - 請求項1乃至6のいずれか1項に記載の通信システムにおいて、
さらに、NRZデータ信号をRZデータ信号に変換するデータ変換器を、前記インパルス発生器の前段に設けることを特徴とする通信システム。 - 波束信号を伝送媒体である誘電体導波路に送出する送信ステップと、
前記誘電体導波路を伝搬した波束信号を受信してデータ信号を復元する受信ステップとを含み、
前記送信ステップは、
入力されたRZデータ信号の立ち上がりまたは立ち下がりに同期した短パルス信号を生成するインパルス発生ステップと、
このインパルス発生ステップで生成した短パルス信号を帯域制限することによって波束信号に変換するフィルタステップと、
このフィルタステップで生成した波束信号を前記誘電体導波路に送出する波束信号送出ステップとを含み、
前記受信ステップは、
前記誘電体導波路を伝搬した波束信号を受信する波束信号取込ステップと、
この波束信号取込ステップで取り込んだ波束信号を包絡線検波してRZデータ信号またはNRZデータ信号に変換する検波ステップとを含むことを特徴とする通信方法。
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