JP2014192326A - 光半導体装置の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】Bステージの蛍光体シートを用いながら、製造効率の向上を図りつつ、製造条件の精度を向上させることによって、発光信頼性に優れる光半導体装置を得ることのできる光半導体装置の製造方法を提供すること。
【解決手段】試作品6を試作して評価する試作工程S1、試作品6の評価に基づいて、LED装置1を製造するための製造条件を決定する決定工程S2、および、決定工程S2で決定される製造条件に基づいて、Bステージの蛍光体シート2によってLED3を被覆し、その蛍光体シート2をCステージ化する、LED装置1を製造する製造工程S3を備え、試作工程S1は、蛍光体および硬化性樹脂を含むワニスを調製するワニス調製工程S5、ワニスからBステージの蛍光体シート2を形成するBステージ化工程S6、Bステージの蛍光体シート2をCステージ化するCステージ化工程S7およびCステージの蛍光体シート2を評価する評価工程S8を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、光半導体装置の製造方法、詳しくは、蛍光体シートによって光半導体素子を被覆する光半導体装置の製造方法に関する。
従来、蛍光体を含む蛍光体シートによってLEDを被覆して封止し、LED装置を製造することが知られている。
このようなLED装置では、LEDから発光される光を蛍光体シートによって波長変換し、波長変換された光を外部に照射している。
LED装置から照射される光の色温度は、LEDの発光波長に加え、さらに、例えば、蛍光体シートの光学特性、具体的には、蛍光体シートの形状、蛍光体シートのLEDに対する配置、蛍光体シートにおける蛍光体の含有割合などに大きく依存する。
そこで、所望の色温度の光を照射することのできるLED装置の製造方法として、以下の方法が提案されている(例えば、下記特許文献1参照。)。
すなわち、特許文献1では、蛍光体が注入された柔軟なカプセル材料から蛍光体シートを予備形成し、この蛍光体シートを、基板に実装されたLEDにかぶせ、その後、LEDに電圧を印加して、LEDを発光させ、色温度を測定して検査する。
検査において、色温度が適切であれば、検査後に、加熱によって、蛍光体シートを硬化させてLEDおよび基板に対して恒久的にラミネート処理する。
一方、検査において、色温度が適切でなければ、検査後に、蛍光体シートをLEDおよび基板から引き剥がし、次いで、別の種類の蛍光体シートを、再度、基板に実装されたLEDにかぶせ、その後、上記と同様に、検査する。
特許文献1で提案される方法は、色温度が適切でなければ、蛍光体シートを別の蛍光体シートに取り替える一方、基板に実装されるLEDはそのまま再利用できるため、基板およびLEDの歩留まりを向上させている。
特開2007−123915号公報
しかしながら、上記した特許文献1で提案される方法では、硬化前の蛍光体層は、硬化によって、硬化収縮に伴う反りなどの変形を生じ易く、そうすると、LEDから発光された光の、蛍光体層における光路長が変化する。そのため、硬化した蛍光体層の光学特性と、検査時の硬化前の蛍光体層の光学特性とに、大きなずれ(変動)を生じる。
その結果、目的とするLED装置が得られにくいという不具合がある。
また、特許文献1で提案される方法において、硬化前の蛍光体シートを、検査の前に硬化させると、検査において、色温度が適切でない場合には、Cステージ化した蛍光体シートが基板およびLEDに接着されているので、基板およびLEDを再利用できないという不具合がある。
さらに、特許文献1で提案される方法によれば、そもそも、製品毎に検査して、色温度が適切であるか否かを判断し、適切でない場合には、その都度、蛍光体シートを取り替えるので、LED装置の製造効率を十分に向上させることができないという不具合がある。
本発明の目的は、Bステージの蛍光体シートを用いながら、製造効率の向上を図りつつ、製造条件の精度を向上させることによって、発光信頼性に優れる光半導体装置を得ることのできる光半導体装置の製造方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の光半導体装置の製造方法は、蛍光体シートによって光半導体素子を被覆する光半導体装置の製造方法であり、試作品を試作して評価する試作工程、前記試作品の評価に基づいて、前記光半導体装置を製造するための製造条件を決定する決定工程、および、前記決定工程で決定される前記製造条件に基づいて、Bステージの前記蛍光体シートによって前記光半導体素子を被覆し、その蛍光体シートをCステージ化する、前記光半導体装置を製造する製造工程を備え、前記試作工程は、蛍光体および硬化性樹脂を含むワニスを調製するワニス調製工程、前記ワニスからBステージの前記蛍光体シートを形成するBステージ化工程、Bステージの前記蛍光体シートをCステージ化するCステージ化工程、および、Cステージの前記蛍光体シートを評価する評価工程を備えることを特徴としている。
この方法によれば、決定工程は、Cステージの蛍光体シートを含む試作品の評価に基づいて、製造条件を決定する。そして、製造工程は、決定工程で決定された製造条件に基づいて、光半導体装置を製造する。
そうすると、評価対象となる試作品の蛍光体シートは、Cステージである。そのため、製造条件には、蛍光体シートにおいて、上記したCステージ化に起因する光学特性の変動が考慮されている。
その結果、製造工程においては、発光信頼性に優れる光半導体装置を製造することができる。
しかも、試作品の評価に基づいて決定された製造条件に基づいて、光半導体装置を製造するので、優れた精度で光半導体装置を量産することができる。そのため、光半導体装置の製造効率を十分に向上させることができる。
また、本発明の光半導体装置の製造方法において、前記Cステージ化工程では、前記蛍光体シートによって前記光半導体素子を被覆し、前記評価工程では、前記蛍光体シートによって前記光半導体素子が被覆される前記光半導体装置を評価することが好適である。
この方法によれば、Cステージ化工程では、蛍光体シートによって光半導体素子を被覆する。つまり、蛍光体シートによって光半導体素子を被覆した試作品と、実際の製品としての光半導体装置とを、同一の構成とすることができる。
そのため、実際の製品と構成が同一である試作品の評価に基づいて、実際の製品の製造条件を決定することができる。
その結果、製造条件をより一層精度よく決定することができ、発光信頼性により一層優れる光半導体装置を製造することができる。
また、本発明の光半導体装置の製造方法では、前記試作工程は、前記試作品を今回試作するための試作条件を、前記試作品を今回以前に試作した試作条件および評価の情報に基づいて、決定する試作条件決定工程をさらに備えることが好適である。
この方法によれば、試作品を今回試作するための試作条件を、試作品を今回以前に試作した試作条件および評価の情報に基づいて、決定するので、今回以前に試作した試作条件を蓄積することができ、蓄積した試作条件および評価に基づいて、製造条件の精度を向上させることができる。そのため、発光信頼性に優れる光半導体装置を得ることができる。
本発明によれば、製造条件をより一層精度よく決定することができ、発光信頼性により一層優れる光半導体装置を得ることができる。また、光半導体装置の製造効率を十分に向上させることができる。
図1は、本発明の光半導体装置の製造方法の一実施形態であるLED装置の製造方法のフローチャートを示す。 図2は、図1に示す試作工程のフローチャートを示す。 図3は、図1に示す製造工程のフローチャートを示す。 図4は、図2の試作工程におけるワニス調製工程を説明する図面である。 図5は、図2の試作工程におけるBステージ化工程のワニスの塗布を説明する図面である。 図6は、図2の試作工程におけるBステージ化工程のワニスの加熱を説明する図面である。 図7は、図2の試作工程におけるCステージ化工程であって、Bステージの蛍光体シートによってLEDを被覆する前の状態を説明する図面である。 図8は、図2の試作工程におけるCステージ化工程であって、Bステージの蛍光体シートによってLEDを被覆した後の状態を説明する図面である。 図9は、図2に示す試作工程の変形例である。
図1〜図8を参照して、本発明の光半導体装置の製造方法の一実施形態であるLED装置1の製造方法を説明する。
LED装置1の製造方法は、図8が参照されるように、蛍光体シート2によって光半導体素子としてのLED3を被覆する光半導体装置としてのLED装置1を製造する方法である。
LED装置1の製造方法は、図1に示すように、試作品6を試作して評価する試作工程S1、試作品6の評価に基づいて、LED装置1を製造するための製造条件を決定する決定工程S2、および、決定工程で決定される製造条件に基づいて、Bステージの蛍光体シート2によってLED3を被覆し、その蛍光体シート2をCステージ化する、LED装置1を製造する製造工程S3を備える。
[試作工程S1]
試作工程S1は、次に説明する製造工程S3と同一の製造装置(製造設備)を利用する。また、試作工程S1は、製造工程S3において量産するLED装置1に比べて、相対的に少量の試作品6を試作する。試作工程S1で試作するLED装置1の数は、例えば、100以下、好ましくは、10以下であり、例えば、1以上である。つまり、試作工程S1では、小規模で試作品6を試作する。なお、LED装置1の数は、LED3の数に関係なく、1つの基板5に対応して、1つとして数えられる。
試作工程S1は、図2に示すように、試作条件決定工程S4と、蛍光体および硬化性樹脂を含むワニスを調製するワニス調製工程S5、ワニスからBステージの蛍光体シート2を形成するBステージ化工程S6、Bステージの蛍光体シート2をCステージ化するCステージ化工程S7、および、Cステージの蛍光体シート2を評価する評価工程S8を備える。
試作工程S1において、ワニス調製工程S5、Bステージ化工程S6およびCステージ化工程S7のそれぞれは、試作条件決定工程S4で決定された試作条件に基づいて、実施される。
<試作条件決定工程S4>
試作条件決定工程S4は、試作品6を今回試作するための試作条件を、試作品6を今回以前に試作した試作条件および評価の情報に基づいて、決定する工程である。
試作条件の情報としては、例えば、ワニスに関する情報、基板5に関する情報、蛍光体シート2に関する情報などが挙げられる。ワニスに関する情報としては、例えば、蛍光体の配合割合、最大長さの平均値(球形状である場合には、平均粒子径)、吸収ピーク波長、例えば、Aステージの硬化性樹脂の種類、粘度、配合割合などが挙げられる。基板5に関する情報としては、例えば、基板5の外形形状、寸法、表面形状(凹部の有無)、例えば、基板5に実装されるLED3の形状、寸法、発光ピーク波長、基板5の単位面積当たりのLED3の実装数、1つの基板5当たりのLED3の実装数などが挙げられる。蛍光体シート2に関する情報としては、例えば、ワニス7の塗布条件(具体的には、ワニス7の形状、厚みなど)、Bステージ化におけるワニス7の加熱条件、活性エネルギー線の照射条件、例えば、Cステージ化における蛍光体シート2の加熱条件、活性エネルギー線の照射条件、プレス条件、Cステージの蛍光体シート2の厚みなどが挙げられる。
評価の情報としては、例えば、試作品6の色温度、試作品6の全光束などが挙げられる。
試作条件を決定するには、過去の試作条件および評価の情報に基づいて、今回試作するLED装置1における目標が色温度および/または全光束となるように、今回試作するための試作条件を決定する。
なお、今回以前に試作した試作条件および評価の情報は、この製造方法の工程を管理するコンピュータのメモリなどに記憶されている。
<ワニス調製工程S5>
ワニス調製工程S5では、まず、蛍光体および硬化性樹脂のそれぞれを用意し、これらを混合して、ワニスを蛍光体含有硬化性樹脂組成物として調製する。
蛍光体は、波長変換機能を有しており、例えば、青色光を黄色光に変換することのできる黄色蛍光体、青色光を赤色光に変換することのできる赤色蛍光体などが挙げられる。
黄色蛍光体としては、例えば、(Ba,Sr,Ca)SiO;Eu、(Sr,Ba)SiO:Eu(バリウムオルソシリケート(BOS))などのシリケート蛍光体、例えば、YAl12:Ce(YAG(イットリウム・アルミニウム・ガーネット):Ce)、TbAl12:Ce(TAG(テルビウム・アルミニウム・ガーネット):Ce)などのガーネット型結晶構造を有するガーネット型蛍光体、例えば、Ca−α−SiAlONなどの酸窒化物蛍光体などが挙げられる。
赤色蛍光体としては、例えば、CaAlSiN:Eu、CaSiN:Euなどの窒化物蛍光体などが挙げられる。
蛍光体の形状としては、例えば、球状、板状、針状などが挙げられる。好ましくは、流動性の観点から、球状が挙げられる。
蛍光体の最大長さの平均値(球状である場合には、平均粒子径)は、例えば、0.1μm以上、好ましくは、1μm以上であり、また、例えば、2μm以下、好ましくは、100μm以下である。
蛍光体の吸収ピーク波長は、例えば、300nm以上、好ましくは、430nm以上であり、また、例えば、550nm以下、好ましくは、470nm以下である。
蛍光体は、単独使用または併用することができる。
蛍光体の配合割合は、硬化性樹脂100質量部に対して、例えば、0.1質量部以上、好ましくは、0.5質量部以上であり、例えば、80質量部以下、好ましくは、50質量部以下である。
硬化性樹脂としては、例えば、2段階の反応機構を有しており、1段階目の反応でBステージ化(半硬化)し、2段階目の反応でCステージ化(完全硬化)する2段階硬化型樹脂が挙げられる。
2段階硬化型樹脂としては、例えば、加熱により硬化する2段階硬化型熱硬化性樹脂、例えば、活性エネルギー線(例えば、紫外線、電子線など)の照射により硬化する2段階硬化型活性エネルギー線硬化性樹脂などが挙げられる。好ましくは、2段階硬化型熱硬化性樹脂が挙げられる。
具体的には、2段階硬化型熱硬化型樹脂として、例えば、シリコーン樹脂、エポキシ樹脂、ポリイミド樹脂、フェノール樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、不飽和ポリエステル樹脂などが挙げられる。好ましくは、透光性および耐久性の観点から、2段階硬化型シリコーン樹脂が挙げられる。
2段階硬化型シリコーン樹脂としては、例えば、縮合反応と付加反応との2つの反応系を有する縮合反応・付加反応硬化型シリコーン樹脂などが挙げられる。
このような縮合反応・付加反応硬化型シリコーン樹脂としては、例えば、シラノール両末端ポリシロキサン、アルケニル基含有トリアルコキシシラン、オルガノハイドロジェンポリシロキサン、縮合触媒およびヒドロシリル化触媒を含有する第1の縮合反応・付加反応硬化型シリコーン樹脂、例えば、シラノール基両末端ポリシロキサン(後述する式(1)参照)、エチレン系不飽和炭化水素基含有ケイ素化合物(後述する式(2)参照)、エチレン系不飽和炭化水素基含有ケイ素化合物(後述する式(3)参照)、オルガノハイドロジェンポリシロキサン、縮合触媒およびヒドロシリル化触媒を含有する第2の縮合反応・付加反応硬化型シリコーン樹脂、例えば、両末端シラノール型シリコーンオイル、アルケニル基含有ジアルコキシアルキルシラン、オルガノハイドロジェンポリシロキサン、縮合触媒およびヒドロシリル化触媒を含有する第3の縮合反応・付加反応硬化型シリコーン樹脂、例えば、1分子中に少なくとも2個のアルケニルシリル基を有するオルガノポリシロキサン、1分子中に少なくとも2個のヒドロシリル基を有するオルガノポリシロキサン、ヒドロシリル化触媒および硬化遅延剤を含有する第4の縮合反応・付加反応硬化型シリコーン樹脂、例えば、少なくとも2つのエチレン系不飽和炭化水素基と少なくとも2つのヒドロシリル基とを1分子中に併有する第1オルガノポリシロキサン、エチレン系不飽和炭化水素基を含まず、少なくとも2つのヒドロシリル基を1分子中に有する第2オルガノポリシロキサン、ヒドロシリル化触媒およびヒドロシリル化抑制剤を含有する第5の縮合反応・付加反応硬化型シリコーン樹脂、例えば、少なくとも2つのエチレン系不飽和炭化水素基と少なくとも2つのシラノール基とを1分子中に併有する第1オルガノポリシロキサン、エチレン系不飽和炭化水素基を含まず、少なくとも2つのヒドロシリル基を1分子中に有する第2オルガノポリシロキサン、ヒドロシリル化抑制剤、および、ヒドロシリル化触媒を含有する第6の縮合反応・付加反応硬化型シリコーン樹脂、例えば、ケイ素化合物、および、ホウ素化合物またはアルミニウム化合物を含有する第7の縮合反応・付加反応硬化型シリコーン樹脂、例えば、ポリアルミノシロキサンおよびシランカップリング剤を含有する第8の縮合反応・付加反応硬化型シリコーン樹脂などが挙げられる。
縮合反応・付加反応硬化型シリコーン樹脂として、好ましくは、第2の縮合反応・付加反応硬化型シリコーン樹脂が挙げられ、具体的には、特開2010−265436号公報などに詳細に記載され、例えば、シラノール基両末端ポリジメチルシロキサン、ビニルトリメトキシシラン、(3−グリシドキシプロピル)トリメトキシシラン、ジメチルポリシロキサン−co−メチルハイドロジェンポリシロキサン、水酸化テトラメチルアンモニウムおよび白金−カルボニル錯体を含有する。具体的には、第2の縮合反応・付加反応硬化型シリコーン樹脂は、例えば、まず、縮合原料であるエチレン系不飽和炭化水素基含有ケイ素化合物およびエチレン系不飽和炭化水素基含有ケイ素化合物と、縮合触媒とを一度に加え、次いで、付加原料であるオルガノハイドロジェンポリシロキサンを加え、その後、ヒドロシリル化触媒(付加触媒)を加えることによって、調製される。
これによって、Aステージの2段階硬化型樹脂を調製する。
Aステージの2段階硬化型樹脂の粘度は、例えば、3000mPa・s以上、好ましくは、5000mPa・s以上であり、また、例えば、20000mPa・s以下、好ましくは、11000mPa・s以下である。なお、Aステージの2段階硬化型樹脂の粘度は、Aステージの2段階硬化型樹脂を25℃に温度調節し、E型コーンを用いて、回転数99s−1で測定される。以下の粘度は、上記と同様の方法によって、測定される。
2段階硬化型樹脂の配合割合は、蛍光体含有硬化性樹脂組成物(ワニス)に対して、例えば、30質量%以上、好ましくは、40質量%以上、より好ましくは、50質量%以上であり、また、例えば、98質量%以下、好ましくは、95質量%以下、より好ましくは、90質量%以下である。
また、蛍光体含有硬化性樹脂組成物には、必要により、充填剤および/または溶媒を含有させることもできる。
充填剤としては、例えば、シリコーン粒子(具体的には、シリコーンゴム粒子を含む)などの有機微粒子、例えば、シリカ(例えば、煙霧シリカなど)、タルク、アルミナ、窒化アルミニウム、窒化ケイ素などの無機微粒子が挙げられる。また、充填剤の最大長さの平均値(球状である場合には、平均粒子径)は、例えば、0.1μm以上、好ましくは、1μm以上であり、また、例えば、200μm以下、好ましくは、100μm以下である。充填剤は、単独使用または併用することができる。充填剤の配合割合は、硬化性樹脂100質量部に対して、例えば、0.1質量部以上、好ましくは、0.5質量部以上であり、また、例えば、70質量部以下、好ましくは、50質量部以下である。
溶媒としては、例えば、ヘキサンなどの脂肪族炭化水素、例えば、キシレンなどの芳香族炭化水素、例えば、ビニルメチル環状シロキサン、両末端ビニルポリジメチルシロキサンなどのシロキサンなどが挙げられる。溶媒は、蛍光体含有硬化性樹脂組成物が後述する粘度となるような配合割合で、蛍光体含有硬化性樹脂組成物に配合される。
蛍光体含有硬化性樹脂組成物を調製するには、2段階硬化型樹脂と、蛍光体と、必要により配合される充填剤および/または充填剤とを、配合して混合する。
蛍光体含有硬化性樹脂組成物を調製するには、具体的には、図4に示すように、撹拌機51を備える混合容器52内に上記した各成分を、決定工程S2において決定された、ワニスに関する情報、具体的には、例えば、蛍光体の配合割合、蛍光体の吸収ピーク波長、最大長さの平均値(球形状である場合には、平均粒子径)、例えば、Aステージの硬化性樹脂の種類、粘度、配合割合などに基づいて、配合する。続いて、撹拌機51を用いてそれらを混合する。
これによって、ワニスをAステージの蛍光体含有硬化性樹脂組成物として調製する。
ワニスの25℃、1気圧の条件下における粘度は、例えば、1,000mPa・s以上、好ましくは、4,000mPa・s以上であり、また、例えば、1,000,000mPa・s以下、好ましくは、100,000mPa・s以下である。
<Bステージ化工程S6>
図2に示すBステージ化工程S6では、ワニスからBステージの蛍光体シート2を形成する。
Bステージの蛍光体シート2を形成するには、図5に示すように、例えば、まず、ワニスを、離型シート4の表面に塗布する。
離型シート4としては、例えば、ポリエチレンフィルム、ポリエステルフィルム(PETなど)などのポリマーフィルム、例えば、セラミクスシート、例えば、金属箔などが挙げられる。好ましくは、ポリマーフィルムが挙げられる。また、離型シート4の表面には、フッ素処理などの剥離処理を施すこともできる。また、離型シート4の形状は、特に限定されず、例えば、平面視略矩形状(短冊状、長尺状を含む)などに形成されている。
ワニスを離型シート4の表面に塗布するには、例えば、ディスペンサ、アプリケータ、スリットダイコータなどの塗布装置が用いられる。好ましくは、図5に示すディスペンサ13が用いられる。
また、蛍光体シート2の厚みが、例えば、10μm以上、好ましくは、50μm以上であり、また、例えば、2000μm以下、好ましくは、1000μm以下となるように、ワニスを離型シート4に塗布する。
ワニス7は、平面視において、例えば、略矩形状(短冊状、長尺状を含む)、例えば、円形状など、適宜の形状に塗布される。上記した形状を構成するワニス7は、互いに間隔を隔てて形成されていてもよい。
また、ワニス7を、例えば、平面視略矩形状(長尺状を除く)の離型シート4に塗布して、次に説明するBステージ化によって、枚葉式の蛍光体シート2としたり、あるいは、長尺状の離型シート4に連続して塗布して、次に説明するBステージ化によって、連続式の蛍光体シート2とすることもできる。なお、蛍光体シート2を枚葉式とする場合であって、同一の離型シート4において、複数の蛍光体シート2を製造する場合には、ワニス7を断続的に塗布する。
その後、塗布されたワニス7をBステージ化(半硬化)する。
ワニス7が2段階硬化型熱硬化性樹脂を含有する場合には、例えば、塗布されたワニス7を、加熱する。
ワニス7を加熱するには、例えば、図6に示すように、離型シート4の上側および/または下側に対向配置されるヒータ54を備えるオーブン55が用いられる。
加熱条件は、加熱温度が、例えば、40℃以上、好ましくは、80℃以上、より好ましくは、100℃以上であり、また、例えば、200℃以下、好ましくは、150℃以下、より好ましくは、140℃以下である。加熱時間は、例えば、1分間以上、好ましくは、5分間以上、より好ましくは、10分間以上であり、また、例えば、24時間以下、好ましくは、1時間以下、より好ましくは、0.5時間以下である。
あるいは、ワニス7が2段階硬化型活性エネルギー線硬化性樹脂を含有する場合には、ワニス7に活性エネルギー線を照射する。具体的には、紫外線ランプなどを用いてワニス7に紫外線を照射する。
これによって、ワニス7は、Bステージ化(半硬化)する一方、Cステージ化(完全硬化)せず、すなわち、Cステージ化(完全硬化)前の蛍光体シート2、すなわち、Bステージの蛍光体シート2が形成される。
これによって、図6に示すように、離型シート4の表面に積層されるBステージの蛍光体シート2を製造する。
具体的には、決定工程S2において決定された、ワニス7の塗布条件(具体的には、ワニス7の形状、厚みなど)、Bステージ化におけるワニス7の加熱条件、活性エネルギー線の照射条件に基づいて、ワニス7からBステージの蛍光体シート2を形成する。
このシート製造工程S3で製造された蛍光体シート2の25℃における圧縮弾性率は、例えば、0.040MPa以上、好ましくは、0.050MPa以上、より好ましくは、0.075MPa以上、さらに好ましくは、0.100MPa以上であり、また、例えば、0.145MPa以下、好ましくは、0.140MPa以下、より好ましくは、0.135MPa以下、さらに好ましくは、0.125MPa以下である。
圧縮弾性率が上記した上限を超えると、Cステージ化工程S7において、蛍光体シート2によってLED3を被覆する際に、LED3が基板5にワイヤボンディング接続されている場合には、ワイヤ(図示せず)が変形する場合がある。
一方、圧縮弾性率が上記した下限に満たないと、蛍光体シート2の形状を確保することが困難となる。つまり、ワニス7が蛍光体シート2の形状を成さない場合がある。
その後、必要により、連続式のBステージの蛍光体シート2を、連続する離型シート4とともに、所定形状に切断して、枚葉式の蛍光体シート2とすることもできる。
<Cステージ化工程S7>
図2に示すCステージ化工程S7では、図7および図8に示すように、まず、Bステージの蛍光体シート2によってLED3を被覆して、次いで、Bステージの蛍光体シート2をCステージ化する。
Bステージの蛍光体シート2によってLED3を被覆するには、図7に示すように、まず、LED3が実装された基板5を用意する。
基板5は、例えば、シリコン基板、セラミック基板、ポリイミド樹脂基板、金属基板に絶縁層が積層された積層基板などの絶縁基板からなる。
また、基板5の表面には、次に説明するLED3の端子(図示せず)と電気的に接続するための電極(図示せず)と、それに連続する配線とを備える導体パターン(図示せず)が形成されている。導体パターンは、例えば、金、銅、銀、ニッケルなどの導体から形成されている。
また、基板5の表面は、平坦状に形成されている。あるいは、図示しないが、基板5におけるLED3が実装される表面に、下方に向かって凹む凹部が形成されていてもよい。
基板5の外形形状は、特に限定されず、例えば、平面視略矩形状、平面視略円形状などが挙げられる。基板5の寸法は適宜選択され、例えば、最大長さが、例えば、2mm以上、好ましくは、10mm以上であり、また、例えば、300mm以下、好ましくは、100mm以下である。
LED3は、電気エネルギーを光エネルギーに変換する光半導体素子であり、例えば、厚みが面方向長さ(厚み方向に対する直交方向長さ)より短い断面視略矩形状に形成されている。
LED3としては、例えば、青色光を発光する青色LED(発光ダイオード素子)が挙げられる。LED3の寸法は、用途および目的に応じて適宜設定され、具体的には、厚みが、例えば、10〜1000μm、最大長さが、例えば、0.05mm以上、好ましくは、0.1mm以上であり、また、例えば、5mm以下、好ましくは、2mm以下である。
LED3の発光ピーク波長は、例えば、400nm以上、好ましくは、430nm以上であり、また、例えば、500nm以下、好ましくは、470nm以下である。
LED3は、基板5に対して、例えば、フリップチップ実装され、あるいは、ワイヤボンディング接続されている。
また、LED3を、1つの基板5に対して図5に示すように、複数(図7では3つ)実装することができる。1つの基板5当たりのLED3の実装数は、例えば、1以上、好ましくは、4以上であり、また、例えば、2000以下、好ましくは、400以下である。
そして、LED3が実装される基板5は、決定工程S2において決定された、上記した基板5に関する情報、例えば、基板5の外形形状、寸法、表面形状(凹部の有無)、例えば、基板5に実装されるLED3の形状、寸法、LED3の発光ピーク波長、基板5の単位面積当たりのLED3の実装数、1つの基板5当たりのLED3の実装数などに基づいて、選択されて用意される。
次いで、この方法では、LED3が実装された基板5を、図7に示すプレス機20に設置する。
プレス機20としては、例えば、上下方向に間隔を隔てて対向配置される2枚の平板21を備える平板プレス機などが採用される。
LED3が実装された基板5を、図7に示すプレス機20に設置するには、具体的には、LED3が実装された基板5を、下側の平板21に設置する。
続いて、離型シート4の上面に積層される蛍光体シート2(図6参照)を、上下反転させて、LED3の上側に対向配置させる。つまり、蛍光体シート2を、LED3に向かうように、配置する。
次いで、図8に示すように、蛍光体シート2によってLED3を被覆する。具体的には、蛍光体シート2によってLED3を埋設する。
また、決定工程S2において決定されたプレス条件に基づいて、蛍光体シート2によってLED3を被覆する。
具体的には、図7の矢印で示すように、蛍光体シート2を降下させる(押し下げる)。詳しくは、蛍光体シート2をLED3が実装される基板5に対してプレスする。
プレス圧は、例えば、0.05MPa以上、好ましくは、0.1MPa以上であり、また、例えば、1MPa以下、好ましくは、0.5MPa以下である。
これによって、蛍光体シート2によってLED3を被覆する。つまり、LED3が蛍光体シート2内に埋設される。
これによって、蛍光体シート2によって、LED3を封止する。
その後、蛍光体シート2をCステージ化する。
例えば、決定工程S2において決定された、Cステージ化における蛍光体シート2の加熱条件、活性エネルギー線の照射条件に基づいて、蛍光体シート2をCステージ化する。
具体的には、2段階硬化型樹脂が2段階硬化型熱硬化性樹脂である場合には、蛍光体シート2を加熱する。具体的には、平板21による蛍光体シート2に対するプレス状態を維持しながら、オーブン内に投入する。これによって、蛍光体シート2を加熱する。
加熱温度は、例えば、80℃以上、好ましくは、100℃以上であり、また、例えば、200℃以下、好ましくは、180℃以下である。また、加熱時間は、例えば、10分間以上、好ましくは、30分間以上であり、また、例えば、10時間以下、好ましくは、5時間以下である。
蛍光体シート2の加熱によって、蛍光体シート2がCステージ化(完全硬化)する。
なお、2段階硬化型樹脂が2段階硬化型活性エネルギー線硬化性樹脂である場合には、蛍光体シート2に活性エネルギー線を照射することによって、蛍光体シート2をCステージ化(完全硬化)させる。具体的には、紫外線ランプなどを用いて蛍光体シート2に紫外線を照射する。
これによって、蛍光体シート2と、蛍光体シート2によって封止されるLED3と、LED3が実装された基板5とを備える、試作品6が試作される。
図8では、1つの試作品6において、複数(3つ)のLED3が設けられている。
その後、離型シート4を、図8の仮想線で示すように、蛍光体シート2から引き剥がす。
なお、その後、必要により、複数のLED3が1つの基板5に実装される場合には、各LED3に対応して、蛍光体シート2を切断して個片化することもできる。
<評価工程S8>
評価工程S8において、Cステージの蛍光体シート2を評価するには、例えば、試作品6(具体的には、蛍光体シート2によってLED3が被覆される試作品6)の基板5の導体パターン(図示せず)に電流を流し、LED3を発光させる点灯試験を実施する。
具体的には、点灯試験では、試作品6の基板5に電流を流し、電流を流した直後の光の色温度および/または全光束を測定する。
具体的には、試作品6を点灯試験に供したときに、光の色温度の測定値が、試作品6の評価として、図2に示す記録工程S9において、記録される。
具体的には、記録工程S9では、試作品6の試作条件および評価が、記録されて、過去(以前)の試作品6の情報として保管される。
[決定工程S2]
決定工程S2は、試作工程S1の後に実施される工程である。決定工程S2では、試作品6の評価に基づいて、LED装置1を製造するための製造条件を決定する。
例えば、試作工程S1において記録された試作条件および評価に基づいて、製造条件を決定する。
具体的には、試作品6の光の色温度の測定値が目標の範囲内にあれば、記録工程S9において記録された試作条件がそのまま製造条件となる。
目標とする光の色が昼白色である場合には、目標となる色温度が、例えば、4600K以上であり、また、例えば、5500K以下である。また、目標とする光の色が温白色である場合には、目標となる色温度が、例えば、3250K以上であり、また、例えば、3800K以下である。
一方、試作品6の光の色温度の測定値が目標となる範囲外にあれば、記録工程S9において記録された試作条件および評価から、目標となる色温度となるように製造条件を決定する。具体的には、目標となる色温度となるように、試作条件を修正して、製造条件とする。例えば、上記したように、ワニスに関する情報、基板5に関する情報、蛍光体シート2に関する情報を修正し、好ましくは、ワニスに関する情報を修正し、より好ましくは、蛍光体の配合割合、蛍光体の形状、蛍光体の最大長さの平均値、蛍光体の吸収ピーク波長などを修正して、製造条件とする。
[製造工程S3]
図1が参照されるように、製造工程S3は、決定工程S2の後に実施される工程である。製造工程S3は、決定工程S2で決定される製造条件に基づいて、LED装置1を製造する工程である。
製造工程S3は、図3に示すように、ワニス調製工程S11、Bステージ化工程S12およびCステージ化工程S13を備える。
製造工程S3(図1)では、ワニス調製工程S11、Bステージ化工程S12およびCステージ化工程S13のそれぞれを、決定工程S2で決定される製造条件に基づく以外は、試作工程S1におけるワニス調製工程S5、Bステージ化工程S6およびCステージ化工程S7のそれぞれ(図2)と同様にして実施する。
これによって、試作品6と同一構造のLED装置1を製造する。
製造工程S3において量産するLED装置1の数は、例えば、100以上、好ましくは、500以上、より好ましくは、1000以上であり、また、例えば、100000以下である。
そして、この方法によれば、決定工程S2は、Cステージの蛍光体シート2を含む試作品6の評価に基づいて、製造条件を決定する。そして、製造工程S3は、決定工程で決定された製造条件に基づいて、LED装置1を製造する。
そうすると、評価対象となる試作品6の蛍光体シート2は、Cステージである。そのため、製造条件には、蛍光体シート2において、上記したCステージ化に起因する光学特性の変動が考慮されている。具体的には、製造条件には、ステージ化によって、硬化収縮に伴う反りなどの変形に起因する蛍光体シート2の光学特性の変動が予め織り込まれることとなる。
その結果、製造工程S3においては、発光信頼性に優れるLED装置1を製造することができる。
しかも、試作品6の評価に基づいて決定された製造条件に基づいて、LED装置1を製造するので、優れた精度でLED装置1を量産(つまり、大量生産)することができる。そのため、LED装置1の製造効率を十分に向上させることができる。
なお、試作工程S1および決定工程S2は、異なるタイプのLED装置1の量産をするための製造工程S3の前に実施される。さらには、試作工程S1および決定工程S2は、蛍光体および/またはLED3のロット変更された場合には、それらの変更毎に、具体的には、蛍光体の最大長さの平均値、吸収ピーク波長や、LED3の発光ピーク波長の変更毎に、実施される。
(変形例)
図8に示す実施形態では、Cステージ化工程S7において、まず、Bステージの蛍光体シートによってLED3を被覆して、次いで、Bステージの蛍光体シート2をCステージ化している。しかし、例えば、図6が参照されるように、離型シート4に積層されるBステージの蛍光体シート2を、そのまま、Cステージ化することもできる。
その場合には、評価工程S8において、Cステージの蛍光体シート2の硬化収縮に伴う反り量を測定する。反り量は、蛍光体シート2における中央部が下側に凹む凹み量と、周端部が上側に突出する突出量との差として得られる。
好ましくは、図8に示す実施形態のように、Cステージ化工程S7において、まず、Bステージの蛍光体シート2によってLED3を被覆して、次いで、Bステージの蛍光体シート2をCステージ化する。
このような方法によれば、蛍光体シート2によってLED3を被覆した試作品6と、実際の製品としてのLED装置1とを、同一の構成とすることができる。
そのため、実際の製品(LED装置1)と構成が同一である試作品6の評価に基づいて、実際の製品(LED装置1)の製造条件を決定することができる。
その結果、製造条件をより一層精度よく決定することができ、発光信頼性により一層優れるLED装置1を製造することができる。
また、図2の実施形態において、試作条件決定工程S4は、過去の試作条件および評価の情報に基づいて、試作条件を決定しているが、例えば、図9に示すように、過去の試作条件および評価の情報に基づくことなく、記録工程S9において記録した試作条件および評価に基づいて、図1に示す決定工程S2において、製造条件を予測して決定することもできる。
好ましくは、試作条件決定工程S4では、過去の試作条件および評価の情報に基づいて、試作条件を決定する。
このような方法によれば、今回以前に試作した試作条件を蓄積することができ、蓄積した試作条件および評価に基づいて、製造条件の精度を向上させることができる。そのため、発光信頼性に優れるLED装置1を得ることができる。
また、図7および図8の実施形態において、Cステージ化工程S7(図2参照)では、まず、Bステージの蛍光体シート2によってLED3を被覆して、次いで、Bステージの蛍光体シート2をCステージ化しているが、例えば、Bステージの蛍光体シート2の、LED3に対する被覆と、Cステージ化とを同時に実施することもできる。
また、図8では、1つのLED装置1に複数のLED3を設けているが、図示しないが、例えば、単数のLED3を設けることもできる。
また、図8の実施形態では、本発明における光半導体素子および光半導体装置として、それぞれ、LED3およびLED装置1を一例として説明しているが、例えば、それぞれ、LD(レーザーダイオード)3およびレーザーダイオード装置1とすることもできる。
以下に示す実施例および比較例における数値は、上記の実施形態において記載される対応する数値(すなわち、上限値または下限値)に代替することができる。
実施例1
[試作工程S1]
<ワニス調製工程S5>
まず、40℃に加温したシラノール基両末端ポリジメチルシロキサン[下記式(I)中のRが全てメチル基、n=155で表される化合物、平均分子量11,500]2031g(0.177mol)に対して、エチレン系不飽和炭化水素基含有ケイ素化合物として、ビニルトリメトキシシラン[下記式(II)中のRがビニル基、Xが全てメトキシ基で表される化合物]15.76g(0.106mol)、および、エチレン系不飽和炭化水素基含有ケイ素化合物として、(3−グリシドキシプロピル)トリメトキシシラン[下記式(III)中のRが3−グリシドキシプロピル基、Xが全てメトキシ基で表される化合物]2.80g(0.0118mol)[シラノール基両末端ポリジメチルシロキサンのSiOH基のモル数と、エチレン系不飽和炭化水素基含有ケイ素化合物のSiX基およびエチレン系不飽和炭化水素基含有ケイ素化合物のSiX基の総モル数との比[SiOH/(SiX+SiX)=1/1]を攪拌して混合した後、縮合触媒として水酸化テトラメチルアンモニウムメタノール溶液(濃度10質量%)0.97mL(触媒量:0.88mol、シラノール基両末端ポリジメチルシロキサン100モルに対して0.50モル、縮合原料100gに対して4.0mg)を加え、40℃で1時間攪拌した。得られたオイルを、40℃で1時間攪拌しながら減圧(10mmHg)し、揮発分を除去した。次に、反応液を常圧に戻した後、オルガノハイドロジェンポリシロキサン(ジメチルポリシロキサン−co−メチルハイドロジェンポリシロキサン)を、アルケニル基のヒドロシリル基に対するモル比がSiR/SiH=1/3.0となるように加えて、40℃で1時間攪拌した。その後、ヒドロシリル化触媒として白金−カルボニル錯体(白金濃度2.0質量%)0.038mL(白金含有量はオルガノポリシロキサンに対して0.375ppm、つまり、縮合原料100gに対して0.375×10−4g)を加えて、40℃で10分間攪拌し、Aステージのシリコーン樹脂組成物(第2の縮合反応・付加反応硬化型シリコーン樹脂)を調製した。Aステージのシリコーン樹脂組成物の25℃、1気圧の条件下における粘度は、8000mPa・sであった。
シリコーン樹脂組成物100質量部、シリコーンゴム粒子(球形状、平均粒子径7μm)20質量部、および、黄色蛍光体であるYAG粒子(球形状、平均粒子経7μm)10質量部を、撹拌機を備える混合容器に投入し、撹拌機を用いてそれらを混合した。これによって、Aステージのワニスを調製した。ワニスの25℃、1気圧の条件下における粘度は、20000mPa・sであった。
<Bステージ化工程S6>
次いで、ワニスを、PETからなる離型シートの表面に、ディスペンサ(図5参照)で平面視矩形状(サイズ:10mm×100mm)に塗布し、続いて、135℃のオーブンにて15分間加熱することにより、離型シートに積層される、厚み600μmのBステージの封止シートを製造した。
製造直後のBステージの封止シートの25℃における圧縮弾性率を測定したところ、0.040MPaであった(表1参照)。具体的には、アイコーエンジニアリング社製 精密荷重測定機により、25℃における圧縮弾性率を算出した。
<Cステージ化工程S7>
平面視矩形状の厚み150μmのLEDが実装された基板を用意した(図7参照)。LEDおよび基板の形状、数および寸法を以下に記載する。
基板の形状:平面視正方形状
基板の寸法:1辺8mm、最大長さ11mm
LEDの形状:平面視正方形状
LEDの寸法:1辺0.3mm、最大長さ0.4mm
LEDの実装数:9
LEDの密度:基板の単位面積(mm)当たりのLEDの実装数 0.14個/mm
:1つの基板当たりのLEDの実装数 9
LEDの発光ピーク波長:452nm
続いて、LEDが実装された基板をプレス機に設置した(図7参照)。
別途、Bステージの封止シートを、基板が設置されたプレス機に配置した(図7参照)。
続いて、封止シートによって、LEDを封止した(図8参照)。
具体的には、平板プレスによって、室温で、封止シートを押し下げて、圧力0.2MPaで、封止シートによってLEDを埋設した。これによって、封止シートによって、LEDを封止した。
その後、封止シートおよび基板をプレスしている平板をオーブンに投入し、封止シートを150℃、30分間加熱して、封止シートをCステージ化した。
その後、離型シートを封止シートから剥離した(図8の矢印参照)。
これによって、試作品を試作した。
なお、試作品の数は、1であった。
<評価工程S8>
A.色温度
その後、試作品の蛍光体シートを評価した。
具体的には、試作品の基板に100mAの電流を流し、電流を流した直後の光の色温度を瞬間マルチ測光システム(MCPD−9800、大塚電子社製)により測定する点灯試験を実施した。
その結果を表1に示す。
B.反り量
また、試作品の蛍光体シートの反り量を測定した。
その結果を表1に示す。
[決定工程S2]
試作品の光の色温度の測定値が目標となる範囲である5450Kにほぼ到達することが分かったので、蛍光体の配合割合を、シリコーン樹脂組成物100質量部に対して、10質量部のままで、製造条件を決定した。
[製造工程S3]
製造工程S3では、決定工程S2で決定した製造条件(蛍光体の配合割合がシリコーン樹脂組成物100質量部に対して10質量部)で、試作工程S1におけるワニス調製工程S5、Bステージ化工程S6およびCステージ化工程S7のそれぞれと同様にして実施した。これによって、LED装置を製造した。
なお、LED装置の数は、1000であった。
[製品の評価]
製造したLED装置の色温度を測定したところ、色温度が、目標である5450Kとなり、そのばらつきも目標となるとなる範囲である5425〜5475Kの内にあった。
比較例1
<評価工程S8>を、<Bステージ化工程S6>後で、<Cステージ化工程S7>より前のBステージの蛍光体シートに対して、実施した以外は、実施例1と同様にして実施した。
<評価工程S8>におけるBステージの蛍光体シートの「A.色温度」および「B.反り量」の結果を表1に示すように、製造するLED装置の色温度が目標値に到達するか否かを判断できなかった。
(考察)
実施例1および比較例1の色温度(Tc)の差は、約18Kであり、Cステージ化に伴う硬化収縮に起因する反り量が大きいことが原因であることが分かった。
従って、実施例1の決定工程において決定される製造条件には、反り量が大きいことに起因する色温度の変動を考慮されており、それによって、製品としてのLED装置の色温度が、目標となる範囲内にあった。
一方、比較例1の決定工程において決定される製造条件には、反り量が大きいことに起因する色温度の変動が考慮されず、そのため、製品としてのLED装置の色温度が、目標となる範囲外にあった。
1 LED装置(レーザーダイオード装置)
2 蛍光体シート
3 LED(レーザーダイオード)
6 試作品
7 ワニス
S1 試作工程
S2 決定工程
S3 製造工程
S4 試作条件決定工程

Claims (3)

  1. 蛍光体シートによって光半導体素子を被覆する光半導体装置の製造方法であり、
    試作品を試作して評価する試作工程、
    前記試作品の評価に基づいて、前記光半導体装置を製造するための製造条件を決定する決定工程、および、
    前記決定工程で決定される前記製造条件に基づいて、Bステージの前記蛍光体シートによって前記光半導体素子を被覆し、その蛍光体シートをCステージ化する、前記光半導体装置を製造する製造工程を備え、
    前記試作工程は、
    蛍光体および硬化性樹脂を含むワニスを調製するワニス調製工程、
    前記ワニスからBステージの前記蛍光体シートを形成するBステージ化工程、
    Bステージの前記蛍光体シートをCステージ化するCステージ化工程、および、
    Cステージの前記蛍光体シートを評価する評価工程
    を備えることを特徴とする、光半導体装置の製造方法。
  2. 前記Cステージ化工程では、前記蛍光体シートによって前記光半導体素子を被覆し、
    前記評価工程では、前記蛍光体シートによって前記光半導体素子が被覆される前記光半導体装置を評価することを特徴とする、請求項1に記載の光半導体装置の製造方法。
  3. 前記試作工程は、
    前記試作品を今回試作するための試作条件を、前記試作品を今回以前に試作した試作条件および評価の情報に基づいて、決定する試作条件決定工程
    をさらに備えることを特徴とする、請求項1または2に記載の光半導体装置の製造方法。
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