JP2014102456A - 反射型表示装置及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】セルの開口率を確保しつつ、外部から局所的な圧力が加えられた時に表示ムラや表示不良が発生しない反射型表示装置の製造方法を提供すること。
【解決手段】少なくとも一方が透明であり各々電極が形成されている対向する2枚の基板間に少なくとも1種以上の電気応答性材料を含む表示媒体が封入されていて、前記2枚の基板間に所定の電界が与えられる際に前記表示媒体が所望の表示をする、反射型表示装置であって、前記2枚の基板間に配置され、セルとしての各領域を区画する隔壁と、前記2枚の基板間の、前記隔壁で区画されるセルとしての各領域内に配置された柱状構造物と、前記隔壁と少なくとも一方の基板との間に配置された接着層と、各セルの中に配置された前記表示媒体と、を備え、前記隔壁と前記柱状構造部とは分断されている。
【選択図】図4

Description

本発明は、電子ペーパー等に応用されている反射型表示装置及びその製造方法に関する。
反射型表示装置として、最近、表示媒体に含まれる電気応答性材料として電気泳動体を用いた電気泳動表示装置が広く用いられている。電気泳動表示装置とは、空気中または溶媒中の電気泳動体(通常は電気泳動する粒子)の電気的な泳動、すなわち粒子移動を利用して情報を表示する装置である。通常、2枚の基板間に電界を与えることで電気的な泳動の状態が制御され、それによって所望の表示が実現されるように構成される。電気泳動体としては、荷電粒子の他、荷電粉体をも利用され得る。その場合、当該荷電粉体は気体中を電気的に泳動する。
電気泳動表示装置は、近年では特に、電子ペーパーとしての応用が注目されている。電子ペーパーとして応用する場合には、印刷物レベルの視認性(目にやさしい)、情報書き換えの容易性、低消費電力、軽量といった利点を享受できる。
電気泳動表示装置では、しかし、粒子や粉体の沈降や偏在に起因して、表示の不良、特にコントラストの低下が生じることがある。この現象を防止するべく、上下の電極基板間に隔壁を形成して、電気泳動する粒子や粉体の泳動空間、すなわち移動空間を微小な空間に分割することが採用されている。この微小な空間は、セルと呼ばれている。各セルの中に、電気泳動体を含むインキやガス(表示媒体)が封入されている。
隔壁は、接着層を介して基板と接着されることにより、対向する基板間に保持される。例えば特許文献1(特開2010−262309号公報)には、そのような隔壁に接着層を形成する方法が開示されている。
特開2010−262309号公報 特許第4925708号公報 特許第4974515号公報 特開2005−292678号公報 特許第4657923号公報
本件発明者は、隔壁上に設けられた接着層と基板との接着の状況、及び、セルの開口率について鋭意研究を重ねるうち、以下のような知見を得るに至った。
隔壁上に設けられた接着層と基板との接着が不十分である場合には、外部から局所的な圧力が加えられた時に表示媒体がセル間を移動してしまって、いわゆる表示ムラとなる圧力痕が発生してしまう。従って、隔壁上に設けられた接着層と基板との接着については、所望の程度以上になされる必要がある。ここで、接着層の厚みが表示媒体であるインキ内の粒子の大きさより小さいと、当該粒子が接着層に入り込んで、接着層と基板との接着が所望の程度以上になされないことがある。この問題を解決するために、接着層と基板との間に入り込む粒子を除去する技術も開発されているが、そのような技術は、表示媒体が液状である場合には利用できず、表示媒体が液状でない場合においても、工程数が増加するという問題がある。そのため、接着層の厚みをインキ内の粒子の大きさより大きくすることは必須となっている。
一方で、隔壁上に形成される接着層の厚みを大きくすると、別の問題が生じ得る。すなわち、隔壁上に接着層を形成するために、表面に接着剤が形成された転写シートや転写ローラを用いて隔壁上に接着剤を付着させる際、接着剤の転写量を多くするためには、転写シートや転写ローラ表面における接着剤の厚みを大きくするか、あるいは、転写時の接着剤の粘度を低くする必要がある。ところがこれらの場合、本件発明者によって、図17に示すように転写シートや転写ローラ表面上の接着剤が隔壁に押されることによってセル内へ入り込み、この結果、接着剤がセル内に付着してしまって、表示コントラストを低下させてしまうことが知見された。
本発明は、このような事情に基づいて行われたものであり、その目的は、セルの開口率を確保しつつ、外部から局所的な圧力が加えられた時に表示ムラや表示不良が発生しない反射型表示装置の製造方法を提供することにある。
本発明は、少なくとも一方が透明であり各々電極が形成されている対向する2枚の基板間に少なくとも1種以上の電気応答性材料を含む表示媒体が封入されていて、前記2枚の基板間に所定の電界が与えられる際に前記表示媒体が所望の表示をする、反射型表示装置であって、前記2枚の基板間に配置され、セルとしての各領域を区画する隔壁と、前記2枚の基板間の、前記隔壁で区画されるセルとしての各領域内に配置された少なくとも1つの柱状構造物と、前記隔壁及び前記柱状構造物と、少なくとも一方の基板と、の間に配置された接着層と、各セルの中に配置された前記表示媒体と、を備え、前記隔壁と前記柱状構造物とは分断されていることを特徴とする反射型表示装置である。
本発明によれば、反射型表示装置は、隔壁で区画されるセルとしての各領域内に配置された柱状構造物を備えている。この場合、転写シートや転写ローラ表面上の接着剤を前記隔壁に付着させる際、隔壁に押されることによってセル内へ入り込もうとする転写シートないし転写ローラ表面上の接着剤は、セル内に配置された柱状構造物によって支持される。したがって、接着剤がセル内の柱状構造物の頂面以外の部分に付着することが抑制される。この結果、セル内に付着する接着剤の量を所望の程度に均一にすることができる。また、セル内へ入り込もうとする前記接着剤の量は、通常、接着剤を支持する構造物(隔壁)の間隔が大きいほど多くなるが、セル内に柱状構造物が配置されて当該柱状構造物によって前記接着剤は支持されるため、隔壁間隔を大きく、すなわち、より大きいセルピッチを有するパターンで隔壁を形成してもセル内に入り込もうとする接着剤の量は低減され得る。この結果、セルピッチは大きいがセル内に付着した接着剤の量が少ない表示パネル、すなわちコントラストの高い表示パネル、を実現することができる。
好ましくは、前記隔壁の前記接着層が配置される側の頂面と、前記柱状構造物の前記接着層が配置される側の頂面と、は、同一平面上にある。この場合、セル内に入り込もうとする接着剤を確実に支持することができ、セル内に接着剤が入り込むことを顕著に抑制することができる。
好ましくは、前記柱状構造物の前記接着層が配置される側の頂面の周囲長及び当該頂面とは反対の側の端部の周囲長は、いずれも600μm以下である。本件発明者が得た知見によれば、表示媒体中の粒子は、セルの横方向に少なくとも300μmは移動可能である。したがって、前記周囲長が600μm以下であれば、初期位置から柱状構造物の裏側まで移動した粒子は、再び初期位置に戻ることが可能であり、この結果、セル内において粒子の偏りが生じることが抑制される。
好ましくは、前記柱状構造物の前記接着層が配置される側の頂面は、直径1μmの円より大きい。本件発明者が得た知見によれば、柱状構造物の前記頂面が直径1μmの円より大きければ、隔壁上に接着層を形成する際、柱状構造物の前記頂面は接着剤に刺さることがない。このため、接着剤を確実に支持することができ、接着剤がセル内へ入り込もうとすることを顕著に抑制することが可能である。
好ましくは、前記隔壁と前記柱状構造物とは、同一の材料で形成されている。この場合、隔壁と柱状構造物とを同一工程で形成することができ、表示パネルの生産性を向上させることができる。
あるいは、本発明は、少なくとも一方が透明であり各々電極が形成されている対向する2枚の基板間に少なくとも1種以上の電気応答性材料を含む表示媒体が封入されていて、前記2枚の基板間に所定の電界が与えられる際に前記表示媒体が所望の表示をする、反射型表示装置、を製造する方法であって、一方の基板上にセルとしての各領域を区画する隔壁を形成する隔壁形成工程と、前記隔壁で区画されるセルとしての各領域内に当該隔壁に対して分断された配置されるよう柱状構造物を形成する柱状構造物形成工程と、前記隔壁の頂面上に接着剤を付着させて接着層を形成する接着層形成工程と、前記一方の基板または他方の基板上に前記表示媒体を配置する表示媒体配置工程と、前記表示媒体が配置された後に、各セル内に前記表示媒体を封止するよう前記接着層上に他方の基板を接着する対向基板接着工程と、を備えたことを特徴とする反射型表示装置の製造方法である。
本発明によれば、隔壁で区画されるセルとしての各領域内に配置されるよう柱状構造物が形成される。この場合、転写シートや転写ローラ表面上の接着剤を前記隔壁に付着させる際、隔壁に押されることによってセル内へ入り込もうとする転写シートないし転写ローラ表面上の接着剤は、セル内に配置された柱状構造物によって支持される。したがって、接着剤がセル内の柱状構造物の頂面以外の部分に付着することが抑制される。この結果、セル内に付着する接着剤の量を所望の程度に均一にすることができる。また、セル内へ入り込もうとする前記接着剤の量は、通常、接着剤を支持する構造物(隔壁)の間隔が大きいほど多くなるが、セル内に柱状構造物が配置されて当該柱状構造物によって前記接着剤は支持されるため、隔壁間隔を大きく、すなわち、より大きいセルピッチを有するパターンで隔壁を形成してもセル内に入り込もうとする接着剤の量は低減され得る。この結果、セルピッチは大きいがセル内に付着した接着剤の量が少ない表示パネル、すなわちコントラストの高い表示パネル、を実現することができる。
好ましくは、前記隔壁の前記接着層が配置される側の頂面と、前記柱状構造物の前記接着層が配置される側の頂面と、は、同一平面上にある。この場合、セル内に入り込もうとする接着剤を確実に支持することができ、セル内に接着剤が入り込むことを顕著に抑制することができる。
好ましくは、前記柱状構造物の前記接着層が配置される側の頂面の周囲長及び当該頂面とは反対の側の端部の周囲長は、いずれも600μm以下である。本件発明者が得た知見によれば、表示媒体中の粒子は、セルの横方向に少なくとも300μmは移動可能である。したがって、前記周囲長が600μm以下であれば、初期位置から柱状構造物の裏側まで移動した粒子は、再び初期位置に戻ることが可能であり、この結果、セル内において粒子の偏りが生じることが抑制される。
好ましくは、前記柱状構造物の前記接着層が配置される側の頂面は、直径1μmの円より大きい。本件発明者が得た知見によれば、柱状構造物の前記頂面が直径1μmの円より大きければ、隔壁上に接着層を形成する際、柱状構造物の前記頂面は接着剤に刺さることがない。このため、接着剤を確実に支持することができ、接着剤がセル内へ入り込もうとすることを顕著に抑制することが可能である。
好ましくは、前記隔壁と前記柱状構造物とは、同一の材料で形成されている。この場合、隔壁と柱状構造物とを同一工程で形成することができ、表示パネルの生産性を向上させることができる。
本発明によれば、セルの開口率を確保しつつ、外部から局所的な圧力が加えられた時に表示ムラや表示不良が発生しない反射型表示装置を提供することができる。
図1は、本発明の第一の実施の形態による反射型表示装置の製造方法を概略的に示すフロー図である。 図2は、隔壁形成工程及び柱状構造物形成工程の一例を概略的に示す図である。 図3は、隔壁及び柱状構造物の頂面の幅の定義について説明する図である。 図4は、第一の実施の形態による隔壁と柱状構造物とを模式的に示す平面図である。 図5は、接着層形成工程の一例を概略的に示す図である。 図6は、接着層形成工程において転写シートの接着剤が柱状構造物によって支持されている様子を説明する図である。 図7は、表示媒体配置工程の一例を概略的に示す図である。 図8は、導電性ペーストの機能を説明するための概略図である。 図9は、対向基板接着工程の一例を概略的に示す図である。 図10は、本発明の第一の比較例による柱状構造物を模式的に示す平面図である。 図11は、本発明の第二の実施例による柱状構造物を模式的に示す平面図である。 図12は、本発明の第二の比較例による柱状構造物を模式的に示す平面図である。 図13は、本発明の第三の実施例による柱状構造物を模式的に示す平面図である。 図14は、本発明の第三の比較例による柱状構造物を模式的に示す平面図である。 図15は、本発明の第四の実施例による柱状構造物を模式的に示す平面図である。 図16は、本発明の第四の比較例による柱状構造物を模式的に示す平面図である。 図17は、本発明の第五の比較例による接着層形成工程において、転写シートの接着剤がセル内に入り込もうとする様子を説明する図である。
図1乃至図17において、一方の基板11と他方の基板16の各面上には、それぞれ電極が設けられているが、それら電極の図示は省略されている。本実施の形態においては、一方の基板11が視認側に配置され、他方の基板16が非視認側に配置される。
一方の基板11としては、ポリエチレン(PE)、リエチレンテレフタレート(PET)、ポリエーテルサルホン(PES)、ポリエチレンナフタレート(PEN)等の透明フィルムや透明ガラスに、酸化インジウムスズ(ITO)、酸化亜鉛(ZnO)等の透明電極を付したものが、典型的に用いられ得る。本実施の形態では一方の基板11が視認側に配置される例として示している。
透明電極は、塗工法や蒸着法等によって形成され得る。透明電極は、アクティブマトリクス駆動の場合及びセグメント駆動の場合は共通電極として用いられるので、必ずしもパターンが形成されている必要は無く、基板全面が電極であってもよい。一方、パッシブマトリクス駆動の場合、対向する両方の基板はパターン電極である必要があるため、前記透明電極もストライプなどのパターンで形成される。
なお、電極パターンの形成は、フォトリソ法、レーザ描画法、インクジェット法、スクリーン印刷法、フレキソ印刷法、等によって行われ得る。
一方の基板11の厚みは、10μm〜1mmが好適である。10μmよりも薄いと、パネルとしての強度を得ることができず、破損に至る危険度が増す一方、1mmよりも厚いと、パネル重量が重くなり過ぎて取り扱いが不便になるし、コストも高くなるからである。破損しにくく取り扱いが容易である好適な厚みの範囲は、50μm〜300μm程度である。
一方の基板11の表面には、メッキ処理による酸化防止処理が施されてもよい。また、一方の基板11の裏面(外側)には、バリア層が設けられてもよい。バリア層の機能は、インキが水分を吸着することによる表示劣化を防止することである。バリア層は、本実施形態では視認側に配置される一方の基板に設けられる場合には、透明である必要があり、無機膜を蒸着することで得られる。あるいは、予めバリア層が形成されたフィルムが貼り合わせられてもよい。
一方の基板11は、ロール状でもシート状でもどちらでも適用可能である。
他方の基板16としては、樹脂フィルム、樹脂板、ガラス、エポキシガラス(ガラエポ)等の表面に金属等の導電性材料によって電極が形成されたものが用いられ得る。また他方の基板16は、光透過性の基材が用いられてもよい。さらに光透過性で不透明な基材であってもよく、電極面とは異なるもう一方の面を粗面下した不透明なガラス基材、樹脂フィルム、樹脂板、ガラス、エポキシガラス(ガラエポ)等が用いられ得る。本実施の形態では、他方の基板16は、視認側と反対側の位置に配置されるため、透明である必然性はない。しかし、熱膨張特性など一方の基板11と同じ物性が必要とされる場合は、一方の基板11と同様の透明部材が使用され得る。
電極としては、セグメント駆動およびパッシブマトリクス駆動の場合はパターン状の電極、また、アクティブマトリクス駆動の場合はTFT(Thin Film Transistor)が配置される画素電極が用いられる。
他方の基板16の厚みも、一方の基板11の厚みと同様に、10μm〜1mmが好適である。10μmよりも薄いと、パネルとしての強度を得ることができず、破損に至る危険度が増す一方、1mmよりも厚いと、パネル重量が重くなり過ぎて取り扱いが不便になるし、コストも高くなるからである。破損しにくく取り扱いが容易である好適な厚みの範囲は、50μm〜300μm程度である。
他方の基板16には、更なる機能層が付加され得る。例えば、他方の基板16の表面に、バリアフィルムが貼付され得る。予め透明無機膜のバリア層が蒸着等で形成された透明フィルムが他方の基板16として採用されても、これと同様の機能を発揮できる。あるいは、他方の基板16の表面に、紫外線カットフィルムが貼付され得る。他方の基板16の表面に他の紫外線カット処理が施されても、これと同様の機能を発揮できる。その他の表面コート層として、AG層(防眩層)、HC層(傷防止層)、AR層(反射防止層)などが付加され得る。
他方の基板16も、ロール状でもシート状でもどちらでも適用可能である。
<反射型表示装置の製造方法>
図1は、本発明の第一の実施の形態による反射型表示装置の製造方法を概略的に示すフロー図である。
図2は、隔壁形成工程及び柱状構造物形成工程の一例を概略的に示す図である。図2に示すように、まず、一般には水平方向に載置される一方の基板11の上面に、例えばフォトリソグラフィ法(紫外線(UV)照射による露光→現像→焼成)によって、所定のパターンの隔壁12及び柱状構造物62が形成される。隔壁12は、後述する複数のセルを規定する部材である。また、柱状構造物62は、各セル内に配置され、後述する接着層形成工程において隔壁12上に転写される接着剤がセル内に侵入しないように当該接着剤を支持する部材である。
なお、本件の明細書及び特許請求の範囲においては、「セル」とは、粒子や粉体の沈降や偏在に起因して表示の不良、特にコントラストの低下を防止するべく上下の電極基板間に形成された隔壁によって分割された、電気泳動する粒子や粉体の微小な泳動空間、すなわち移動空間を意味する。
隔壁12及び柱状構造物62は、紫外線硬化樹脂、熱硬化樹脂、常温硬化樹脂等によって構成可能であり、隔壁12及び柱状構造物62の形成方法は、フォトリソグラフィ法の他、エンボス加工などの型転写方法も採用され得る。さらに、所望のパターンの構造物を隔壁12及び柱状構造物62として製造しておいて、それを一方の基板11に貼り付けるという方法も採用され得る。
隔壁12及び柱状構造物62の頂面の幅の定義を、図3に示す。頂面の角が丸まっていなければ、図3(a)や図3(b)に示すように、頂面の幅はそのまま定義される。一方、頂面の角が丸まっている場合には、図3(c)や図3(d)に示すように、頂面の延長面と壁部の延長面との交線間の幅として理解される。評価のための測定方法としては、隔壁12が形成された一方の基板11をミクロートーム(大和光機工業株式会社製:FX−801)により断面を切り出し、硬化性樹脂にて包埋し、所定の観察位置が露出するまで研磨し、走査電子顕微鏡(SEM)によって撮影した画像に基づいて各幅を測定することができる。
隔壁12の頂面の幅は、9μm〜50μm、好ましくは9μm〜20μmである。9μmというのは、隔壁12が倒れることなくパターニングできる線幅の下限である。隔壁12の頂面の幅が9μm未満である場合、隔壁12の長さが60μm以上に亘るようなパターンでは、少なくとも隔壁12の一部が倒れたり、剥がれたり、剥がれた隔壁12が基板上を移動したりする。そうなった場合には、隔壁12による粒子の移動を防ぐという機能が失われ、表示品質が劣化してしまう。一方、好適な範囲の上限である50μmというのは、目視したときに隔壁12が目立ち過ぎない上限である。
隔壁12の形状は、円、格子、ハニカム状(六角形)、その他の多角形など、基本的に任意である。開口率は、70%以上が好ましく、特に90%以上が好ましい。高開口率であるほど、表示可能エリアが広くなるため、高コントラストを得ることができる。
隔壁12の厚み(高さ)は、5μm〜50μm、好ましくは10μm〜50μmである。5μm以下では、充填するインキ量が少なく、十分な表示特性、特にコントラストが得られない一方、50μm以上では、パネルの厚みが厚すぎて、駆動電圧が上昇し過ぎてしまう。低駆動電圧で良好な表示特性が得られるという観点から、10μm〜50μmの範囲の厚み(高さ)が好適である。
セルのサイズ(ピッチ)は、表示パネルの大きさにもよるが、0.05mm〜1mmピッチ、好ましくは0.1mm〜0.5mmピッチである。ここで、ピッチとは、隣接するセルの中心点の距離、すなわち、隣接するセルを重ねるべく移動させるのに必要な距離を意味している。
柱状構造物62の形状は、本実施の形態では図4に示すように円柱状であるが、四角柱状、その他の多角柱状など、基本的に任意である。
柱状構造物62の周囲長は、セル内での粒子の偏りを防ぐため、本実施の形態においては、柱状構造物62の一方の基板11側の端部の周囲長及び当該端部とは反対の側の頂面(以下「接着層側頂面」という。)において、600μm以下である。本件発明者が得た知見によれば、表示媒体中の粒子はセルの横方向に少なくとも300μmは移動可能であるため、前記周囲長が600μm以下であれば、初期位置から柱状構造物の裏側まで移動した粒子は、再び初期位置に戻ることが可能であるからである。
ここで、「周囲長」とは、対象となる頂面ないし端部の縁部(輪郭)の長さを意味する。例えば、柱状構造物62が図4に示すような円柱状である場合には、当該柱状構造物62の接着層側頂面の周囲長とは、当該頂面の円周の長さを意味する。もっとも、対象となる頂面ないし端部が複数の縁部を有する場合には、最も外側に位置する縁部の長さを意味する。例えば、柱状構造物62が図13に示すような中空状であれば、当該柱状構造物62の接着層側頂面は、2つの縁部、すなわち内側に位置する縁部と外側に位置する縁部とを有している。この場合、当該中空状柱状構造物62の接着層側頂面の周囲長とは、内側に位置する縁部の長さではなく、外側に位置する縁部の長さを意味する。そして、「柱状構造物の周囲長」とは、前述のようにして規定された当該柱状構造物62の接着層側頂面及び当該頂面とは反対側の端部の周囲長の内、長い方を意味する。周囲長の測定方法としては、光学顕微鏡を用いて対象となる頂面ないし端部の画像を取得し、取得された画像を画像解析する方法等、様々な方法が採用され得る。
柱状構造物62の接着層側頂面は、後述する接着層形成工程において接着剤を効果的に支持するため、本実施の形態においては、直径1μmの円より大きい。本件発明者が得た知見によれば、前記頂面が直径1μmの円より小さいと、隔壁上に接着剤を付着させて接着層を形成する際、柱状構造物62は、接着剤に刺さってしまう恐れがあり、そのような場合には、接着剤を支持することができず、接着剤がセル内に付着してしまう。
本実施の形態では、柱状構造物62の接着層側頂面は、隔壁12の接着層22が形成される側の頂面(以下「接着層側頂面」という。)と同一平面上にある。すなわち、一方の基板11表面から柱状構造物62の接着層側頂面までの高さは、一方の基板11表面から隔壁12の接着層側頂面までの高と同じである。しかし、一方の基板11表面からの柱状構造物62の接着層側頂面までの高さは、一方の基板11表面から隔壁12の接着層側頂面までの高さより、小さくてもよい。この場合、一方の基板11表面から隔壁12の接着層側頂面までの高さと、一方の基板11表面からの柱状構造物62の接着層側頂面までの高さと、の差は、好ましくは、2μm以下である。2μmより大きいと、後述する接着層形成工程において、柱状構造物62の接着層側頂面で接着剤を支持する前に、セル内に接着剤が付着してしまう恐れがあるからである。
なお、一方の基板11表面からの柱状構造物62の接着層側頂面までの高さが、一方の基板11表面から隔壁12の接着層側頂面までの高さより大きい場合、後述する対向基板接着工程において、柱状構造物62が邪魔をして、他方の基板16を隔壁12上の接着層22に密着させることができない。
なお、本実施の形態では、柱状構造物62は、隔壁形成工程と同一工程で形成されるが、別工程で形成されてもよい。例えば、隔壁12をフォトリソグラフィ法により形成後、インクジェット法にて紫外線硬化樹脂をセル内に滴下し、当該紫外線硬化樹脂に紫外線を照射して硬化させることによって、柱状構造物62を形成してもよい。また、柱状構造物62は、隔壁形成材料と同一材料で形成されるが、別材料で形成されてもよい。
さらに、本実施の形態では、柱状構造物62は、各セル内に1つずつ配置されているが、1つのセルに複数配置されていてもよく、また、一部のセル内にのみ配置されていてもよい。
次に、隔壁12上に接着層22が形成される(接着層形成工程:図1の工程(2))。この接着層形成工程では、例えば転写法や印刷法により、ポリエステル系熱可塑性接着剤のようなヒートシール剤221が、1μm〜100μmの厚みで形成される。好ましくは、1μm〜50μmの厚みで形成され、特に好ましくは、1μm〜20μmの厚みで形成される。
転写法として典型的な熱転写法の一例について具体的な説明を補足すれば、図5に示すように、例えばPETフィルム21上に20μmの厚みでポリエステル系熱可塑性接着剤のようなヒートシール剤221を形成した転写シート20を用意し、この転写シート20のヒートシール剤221側の面が、隔壁12上に載せられ、常温で1kPaの圧力でラミネートする。これをヒートシール剤221の軟化温度以上の温度である例えば120℃に保たれたホットプレート上において1分間加熱し、その後転写シート20を剥離する。これにより、隔壁12上に接着層22が形成される。
転写シート20のヒートシール剤221側の面が隔壁12上に載せられてラミネートされた時、転写シート20上のヒートシール剤221は、隔壁12に押されることによってセル内に入り込もうとする。この場合のセル内に入り込もうとするヒートシール剤221の量は、一般に、接着剤を支持する構造物である隔壁12や柱状構造物62の間隔が小さいほど小さい。本実施の形態においては、セル内に柱状構造物62が配置されているため、転写シート20上の接着剤221は、図6に示すように、隔壁12だけでなく柱状構造物62によっても支持されて、ヒートシール剤221がセル内の柱状構造物62の前記頂面以外の部分に付着することが抑制される。
なお、転写シート20上に形成されたヒートシール剤221の厚みが大きいほど、隔壁12へのヒートシール剤221の転写量は多くなるが、転写時にセル内に入り込もうとするヒートシール剤221の量も多くなる。
接着層22を形成するための接着剤221としては、熱可塑性材料を用いたヒートシール剤が好ましく、加熱により軟化して、冷却すると固化する性質を有し、冷却と加熱を繰り返した場合に、塑性が可逆的に保たれる材料である。
熱可塑性材料からなるヒートシール剤を接着層として用いた場合には、転写フィルム基材上の固化しているヒートシール剤をその軟化温度を超える温度にまで加熱することにより軟化させて、隔壁上面のみに確実にヒートシール剤を熱転写することもできる。また、熱転写後のヒートシール剤は常温まで冷却して再び固化することにより、タック、すなわちねばつきが無くなるため、取り扱いの便宜が極めて良い。また、タック、すなわちねばつきが無いことによって、セル内に充填された表示媒体がヒートシール剤と接着してしまうことがない。そして、再び隔壁頂面のヒートシール剤をその軟化温度を超える温度にまで加熱して軟化させることにより、タック、すわなちねばつきを有するようになるため、他方の基板に確実に接着される。他方の基板との接着後のヒートシール剤は、再び常温においてはタック、すなわちねばつきが無いため、やはり表示媒体がヒートシール剤と接着してしまうことがなく、表示品質の低下のおそれもない。
具体的には、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリエステル、ポリアミド、ポリオレフィン、ポリウレタンなどの熱可塑性ベースポリマーや、天然ゴム、スチレン−ブタジエンブロック共重合体、スチレン−イソプレンブロック共重合体、スチレン−エチレン−ブチレン−スチレンブロック共重合体、スチレン−エチレン−プロピレン−スチレン共重合体などの熱可塑性エラストマーを主成分とし、粘着性付与樹脂や可塑剤を配合した樹脂が主に使用される。
なお、本実施の形態では、接着層22は、その厚みが後述する表示媒体配置工程で一方の基板11上に配置される表示媒体に含まれる粒子の大きさより大きくなるように形成される。接着層22の厚みが当該粒子の大きさ以下であると、接着層22と他方の基板16との間に入り込んだ粒子が邪魔をして、接着層22と他方の基板16との間の接着強度を所望の程度以上にすることができないからである。
隔壁12とヒートシール剤221との密着性を上げるために、隔壁12に紫外線照射やプラズマ処理などにより表面処理が施されてもよいし、プライマーが形成されてもよい。あるいは、ヒートシール剤221の方にシランカップリング剤が添加されてもよい。
次に、一方の基板11上に表示媒体としてのインキ13が配置される(表示媒体配置工程:図1の工程(3))。図7は、表示媒体配置工程の一例を概略的に示す図である。ここでは、(1)ディスペンサ31あるいはインクジェット、ダイコートからインキ13が滴下され(インキ滴下工程)、(2)アプリケータ32あるいはドクターブレード、ドクターナイフ、中央スキージによって面内均一となるようにインキ13が塗布される(インキ塗布工程)。なお、インキ13は、一方の基板16上に配置されてもよい。
表示媒体13としては、少なくとも1種以上の電気応答性材料を含む表示媒体が用いられ得る。電気応答性材料としては、電荷粒子材料、液晶材料があり、電荷粒子材料には白や黒、カラーなどの色づけされた粒子が電場に応答して移動するいわゆる電気泳動材料、または、粒子が二色に色分けされ電場により回転するツイストボールに代表される材料、または、電場により移動するナノ粒子材料等がある。一方、液晶材料は、PDLC(Polymer Dispersed Liquid Crystal)で知られる透過と散乱を電気的に制御する材料や、液晶に色素を混合した材料、コレステリック液晶材料などがある。これらの電気応答性を有し光学特性を変化させる材料は、種類を問わずセルに隔離する必要があり、本発明の適用対象である。
図1に戻って、表示媒体配置工程の後で、導電性ペースト塗布工程が実施される(導電性ペースト塗布工程:図1の工程(4))。図8は、導電性ペーストの機能を説明するための概略図である。導電性ペースト14は、例えば銀ペーストのような金属ペーストであり、例えばディスペンサ41あるいはインクジェット、タンポ印刷、パット印刷、スタッピング印刷によって所定位置に塗布される。導電性ペースト14は、図8に示すように、他方の基板16に電圧をかけるための配線として機能する。一方の基板11の電極パターンと他方の基板16の電極パターンとの間に所定の電界(電圧)が与えられる際、表示媒体であるインキ13中の電気応答性材料が駆動され、文字パターン等の所定の情報が表示される。その後、電界が与えられなくなっても、新たな電界が両基板間に与えられるまで、当該情報表示状態が維持される。
その後、隔壁12上の接着層22と一方の基板11に対して対向する他方の基板16とが、隔壁12内のセル容積を超える余剰のインクを押し出しながら接着される(対向基板接着工程:図1の工程(5))。これにより、表示媒体(インキ13)が各セル内に封止される。
対向基板接着工程は、図9に示すように、接着層22として転写されたヒートシール剤221を加熱させて接着力を得るようになっている。具体的には、ラミネータ91によって所定の熱圧着圧力(ラミネート圧力)を付与しながら、ヒートシール剤221を周辺からその軟化温度を超える温度にまで加熱して軟化させることによって、隔壁12と他方の基板16とを接着する。もっとも、他の熱圧着の態様が採用されてもよい。
更に、本実施の形態では、ラミネータ91による接着の後で、さらに両基板11、16の四辺(周辺部)を熱圧着する四辺熱圧着工程が実施される。具体的には、両基板11、16の四辺(周辺部)の下方にホットプレート92を敷いておいて、両基板11、16の四辺部を内側から外側に金属片93でラミネート圧を加えることで実施される。
その後、図1に示すように、ギロチン、上刃スライド装置、レーザカット装置、レーザーカッター等の断裁装置51によって所定のサイズに断裁され(断裁工程:図1の工程(6))、所望の反射型表示装置の製造が完了する。
以上のように、本実施の形態によれば、反射型表示装置は、隔壁12で区画されるセルとしての各領域内に配置された柱状構造物62を備えている。この場合、転写シート20や転写ローラ表面上の接着剤221を前記隔壁12に付着させる際、隔壁12に押されることによってセル内へ入り込もうとする転写シート20ないし転写ローラ表面上の接着剤221は、セル内に配置された柱状構造物62によって支持される。したがって、接着剤221がセル内の柱状構造物62の頂面以外の部分に付着することが抑制される。この結果、セル内に付着する接着剤221の量を所望の程度に均一にすることができる。また、セル内へ入り込もうとする前記接着剤221の量は、通常、接着剤221を支持する構造物である隔壁12の間隔が大きいほど多くなるが、セル内に柱状構造物62が配置されて当該柱状構造物62によって前記接着剤221は支持されるため、隔壁間隔を大きく、すなわち、より大きいセルピッチを有するパターンで隔壁12を形成してもセル内に入り込もうとする接着剤221の量は低減され得る。この結果、セルピッチは大きいがセル内に付着した接着剤221の量が少ない表示パネル、すなわちコントラストの高い表示パネル、を実現することができる。
また、本実施の形態においては、前記隔壁12と前記柱状構造物62とは、同一材料であるため、隔壁12と柱状構造物62とを同一工程で形成することができ、表示パネルの生産性を向上させることができる。
また、本実施の形態においては、前記隔壁12と前記柱状構造物62とは、同じ高さである。このため、隔壁12の接着層21が形成される頂面と柱状構造物62の接着剤221を支持する頂面とは同一平面上にあり、隔壁12上に接着層21が形成される際、接着剤221を確実に支持することができるため、接着剤221のセル内への侵入が顕著に抑制される。
また、本実施の形態においては、前記接着層22上に配置される基板16に対向する前記柱状構造物62の頂面の周囲長及び当該頂面とは反対の側の端部の周囲長は、いずれも600μm以下である。本件発明者が得た知見によれば、表示媒体中の粒子は、セルの横方向に少なくとも300μmは移動可能である。したがって、前記周囲長が600μm以下であれば、初期位置から柱状構造物62の裏側まで移動した粒子は、再び初期位置に戻ることが可能であり、この結果、セル内において粒子の偏りが生じることが抑制される。
また、本実施の形態においては、前記接着層22上に配置される基板16に対向する前記柱状構造物62の頂面は、直径1μmの円より大きい。本件発明者が得た知見によれば、柱状構造物62の前記頂面が直径1μmの円より大きければ、隔壁12上に接着層22を形成する際、柱状構造物62の前記頂面は接着剤221に刺さることなく接着剤221を確実に支持することができ、接着剤221のセル内への侵入が顕著に抑制される。
また、本実施の形態では、隔壁12上に形成される接着層22の厚みは、表示媒体13に含まれる粒子の大きさより大きい。これにより、接着層22と他方の基板16との間に入り込んだ表示媒体13の粒子が邪魔をして、接着層22と他方の基板16との間の接着強度を所望の程度以上にすることができない、という状況が発生することを抑制し得る。
また、接着層22のヒートシール剤は、熱可塑性材料からなる場合においては、常温においてはタック、すなわちねばつきが無いため、取り扱いの便宜が極めて良い。また、タック、すなわちねばつきが無いことによって、その後の表示媒体配置工程が容易である。具体的には、スキージあるいはドクターブレード、ドクターナイフ等を用いて表示媒体を配置しても、表示媒体(インキ13)が接着層22のヒートシール剤と接着してしまうことがない。
なお、一方の基板11の電極(不図示)と他方の基板16の電極(不図示)との間に所定の電界(電圧)が与えられる際、表示媒体であるインキ13中の電気応答性材料が駆動され、文字パターン等の所定の情報が表示される。その後、電界が与えられなくなっても、新たな電界が両基板間に与えられるまで、当該情報表示状態が維持される。
次に、実際に行われた実施例について説明する。
<反射型表示装置の実施例>
<実施例1>
一方の基板11として、300mm×400mm×厚さ0.5mmの無アルカリガラス(日本電気硝子製OA−10G)の一方の面に透明電極として酸化インジウムスズ(ITO)蒸着膜(厚さ0.2μm)が設けられた基板が用意された。透明電極は、スパッタリング、真空蒸着法、CVD法などの一般的な成膜方法によって形成され、酸化インジウムスズ(ITO)の他に、酸化亜鉛(ZnO)、酸化スズ(SnO)等によっても形成され得る。
次に、当該一方の基板11に、ネガ型感光性樹脂材料(デュポンMRCドライフィルムレジスト(株)製のドライフィルムレジスト)を20μmの厚さにラミネートして100℃、1分間の条件で加熱し、次いで露光マスクを使用して露光(露光量500mJ/cm)し、その後、1%KOH水溶液を用いた現像を30秒行い、200℃、60分間の条件で焼成することで、セルピッチ300μmのハニカムパターンの隔壁12及び当該隔壁12によって区画されたセルの中央に位置する円柱状の柱状構造物62が形成された。隔壁12の接着層側頂面の幅は、20μmであり、柱状構造物62の接着層側頂面及び一方の基板11側の頂部の直径は、いずれも約20μmであり、その周囲長は約60μmであった。また、隔壁12と柱状構造物62とは、同じ厚さ(高さ)であった。
そして、転写フィルム基材21として厚さ50μmのポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム21(帝人・デュポン社製)が用いられ、これにヒートシール剤221(東洋紡製バイロン630)が厚さ20μmでダイコーダにて塗布され、乾燥された。これにより、10μmの接着層を有するロール状の転写シート20が作製された。なお、ヒートシール剤221の軟化温度は約110℃であった。
そして、隔壁12の接着層側頂面に転写シート20が載せられた状態で、1kPa程度の押圧力をさらに付与しつつ、ヒートシール剤221の周辺がその軟化温度を超える温度、例えば130℃程度にまで加熱され、その結果、ヒートシール剤221が隔壁12及び柱状構造物62の接着層側頂面の全面に熱転写された。隔壁12の及び柱状構造物62の接着層側頂面からヒートシール剤221の頭頂部までの高さは、約7μmであった。
続いて、表示媒体として、以下の成分を有するインキ13が用いられ、ディスペンサ31から滴下されて、中央スキージ32(ニューロング製のスキージ1:ウレタン樹脂製)にてスキージ処理されて、各セル内に充填された。基板幅方向にはみ出した余剰インキは、別の両端スキージ33a、33b(ニューロング製のスキージ2:ウレタン樹脂製)にて掻き取られ、さらにロールワイパ34にて拭き取られた。
<インキ成分>
・電気泳動粒子(二酸化チタン)・・・60重量部
・分散液 ・・・40重量部
続いて、隔壁パターン外周の一部(2mm×2mmの正方形領域)に、銀ペースト(藤倉化成製)がディスペンサ41によって点塗布された。
次いで、他方の基板16として、300mm×400mm×厚さ0.5mmの無アルカリガラス(日本電気硝子製OA−10G)に、Cu電極等の各種電極がパターン状に形成されたものが用いられた。各種電極のパターン形成は、一般的なエッチング法によって形成された。
そして、大気中にて、一方の基板11の隔壁12上の接着層22の上に他方の基板16を重ね合わせて、ラミネータ91で一定の熱圧着圧力をさらに付与しつつ、隔壁12内のセル容積を超える余剰のインクを押し出しながら、一方の基板11の隔壁12と他方の基板16とが密着された。
熱圧着時の温度は、接着層22の変形が促進する80℃〜150℃、好ましくは80℃〜90℃であり、本実施例では80℃であった。また、熱圧着圧力は、0.01MPa〜0.7MPaが好ましく、特には0.1MPa〜0.4MPaが好ましく、本実施例では0.3MPaであった。
その後、断裁装置51によって所定のサイズに断裁され、両方の基板11,16の周辺にディスペンサ(不図示)を用いて紫外線硬化樹脂(イー・エッチ・シー(株)製:LCB−610)を塗工して封止し、紫外線を露光(露光量700mJ/cm)して硬化させた(外周封止処理)。以上により表示パネルが作製された。
以上のようにして得られた表示パネルについて表示品質を評価したが、セル内の表示色が表示パネル全体で均一であり、コントラストが良好であった。また、接着剤221は、各セル内において柱状構造物62の接着層側頂面以外の部分に付着しておらず、したがって各セル内において接着剤が占める面積は表示パネル全体で均一であった。また、各セル内において、表示媒体13中の粒子の偏在は確認されなかった。さらに、外部から局所的な圧力が加わることによる表示品質の変化を評価したが、極めて良好であった。すなわち、隔壁12上に設けられた接着層22と他方の基板16との接着強度が高かった。
なお、各セル内の柱状構造物61の接着層側頂面以外の部分における接着剤221の付着の有無は、光学顕微鏡を用いて観察することにより評価することができる。
<比較例1>
前記実施例1に対して、セル内に、図10に示すような、接着層側頂面及び一方の基板11側の頂部の直径が220μmの円柱状の柱状構造物62を形成し、その他は同じ工程で、表示パネルを作製した。
以上のようにして得られた表示パネルについて表示品質を評価したが、表示ムラが発生せず、良好であった。また、接着剤221は、各セル内において柱状構造物62の接着層側頂面以外の部分に付着しておらず、したがって各セル内において接着剤が占める面積は表示パネル全体で均一であった。しかし、柱状構造物62の一方の基板11側の頂部の面積が大きいため、各セルの開口率が低下し、実施例1の表示パネルと比較してコントラストは低かった。また、各セル内において、表示媒体13中の粒子の偏在が確認された。これは、柱状構造物62の接着層側頂面及び一方の基板11側の頂部の周囲長が、600μmよりも著しく大きいためであると考えられる。また、他方の基板16を隔壁12上の接着層22に接着させる際、熱圧着温度を高くする必要があり、さらに大きな圧力を必要とした。これは、柱状構造物62の接着層側頂面の幅が大きいため、柱状構造物62の接着層側頂面に転写された接着剤221厚さが、隔壁12上に形成された接着層22の厚みよりも著しく大きかったためであると考えられる。
<実施例2>
前記実施例1に対して、セル内に、図11に示すような、接着層側頂面及び一方の基板11側の頂部の周囲長が60μmの断面I字状の柱状構造物62を形成し、その他は同じ工程で、表示パネルを作製した。
以上のようにして得られた表示パネルについて表示品質を評価したが、セル内の表示色が表示パネル全体で均一であり、コントラストが良好であった。また、接着剤221は、各セル内において柱状構造物62の接着層側頂面以外の部分に付着しておらず、したがって各セル内において接着剤221が占める面積は表示パネル全体で均一であった。また、各セル内において、表示媒体13中の粒子の偏在は確認されなかった。さらに、外部から局所的な圧力が加わることによる表示品質の変化を評価したが、極めて良好であった。すなわち、隔壁12上に設けられた接着層22と他方の基板16との接着強度が高かった。
<比較例2>
前記実施例2に対して、セル内に、図12に示すように、セルを分断する断面I字状の柱状構造物62を形成し、その他は同じ工程で、表示パネルを作製した。
以上のようにして得られた表示パネルについて表示品質を評価したが、表示ムラが発生せず、良好であった。また、接着剤221は、各セル内において柱状構造物62の接着層側頂面以外の部分に付着しておらず、したがって各セル内において接着剤221が占める面積は表示パネル全体で均一であった。しかし、柱状構造物62がセルを分断することにより各セルの開口率が低下し、実施例2の表示パネルと比較してコントラストは低かった。
<実施例3>
前記実施例1に対して、セル内に、図13に示すような、接着層側頂面及び一方の基板11側の頂部の周囲長が190μmの中空柱状の柱状構造物62を形成し、その他は同じ工程で、表示パネルを作製した。
以上のようにして得られた表示パネルについて表示品質を評価したが、セル内の表示色が表示パネル全体で均一であり、コントラストが良好であった。また、接着剤221は、各セル内において柱状構造物62の接着層側頂面以外の部分に付着しておらず、したがって各セル内において接着剤221が占める面積は表示パネル全体で均一であった。また、各セル内において、表示媒体13中の粒子の偏在は確認されなかった。さらに、外部から局所的な圧力が加わることによる表示品質の変化を評価したが、極めて良好であった。すなわち、隔壁12上に設けられた接着層22と他方の基板16との接着強度が高かった。
<比較例3>
前記実施例3に対して、セル内に、図14に示すような、接着層側頂面及び一方の基板11側の頂部の周囲長が700μmの中空柱状の柱状構造物62を形成し、その他は同じ工程で、表示パネルを作製した。
以上のようにして得られた表示パネルについて表示品質を評価したが、表示ムラが発生せず、良好であった。また、接着剤221は、各セル内において柱状構造物62の接着層側頂面以外の部分に付着しておらず、したがって各セル内において接着剤221が占める面積は表示パネル全体で均一であった。しかし、各セルにおいて柱状構造物62が占める割合が大きいため各セルの開口率が低下し、実施例3の表示パネルと比較してコントラストは低かった。また、各セル内において、表示媒体13中の粒子の偏在が確認された。
<実施例4>
前記実施例1に対して、セル内に、図15に示すような、接着層側頂面及び一方の基板11側の頂部の周囲長が60μmの断面V字状の柱状構造物62を形成し、その他は同じ工程で、表示パネルを作製した。
以上のようにして得られた表示パネルについて表示品質を評価したが、セル内の表示色が表示パネル全体で均一であり、コントラストが良好であった。また、接着剤221は、各セル内において柱状構造物62の接着層側頂面以外の部分に付着しておらず、したがって各セル内において接着剤221が占める面積は表示パネル全体で均一であった。また、各セル内において、表示媒体13中の粒子の偏在は確認されなかった。さらに、外部から局所的な圧力が加わることによる表示品質の変化を評価したが、極めて良好であった。すなわち、隔壁12上に設けられた接着層22と他方の基板16との接着強度が高かった。
<比較例4>
前記実施例4に対して、セル内に、図16に示すような、接着層側頂面及び一方の基板11側の頂部の周囲長が700μmの断面V字状の柱状構造物62を形成し、その他は同じ工程で、表示パネルを作製した。
以上のようにして得られた表示パネルについて表示品質を評価したが、表示ムラが発生せず、良好であった。また、接着剤221は、各セル内において柱状構造物62の接着層側頂面以外の部分に付着しておらず、したがって各セル内において接着剤221が占める面積は表示パネル全体で均一であった。しかし、各セルにおいて柱状構造物62が占める割合が大きいため各セルの開口率が低下し、実施例3の表示パネルと比較してコントラストは低かった。また、各セル内において、表示媒体13中の粒子の偏在が確認された。
<比較例5>
前記実施例1に対して、セル内に柱状構造物62を形成せず、その他は同じ工程で、表示パネルを作製した。
以上のようにして得られた表示パネルについて、セル内における接着剤221の付着状況を観察したところ、セル内に付着した接着剤221が当該セル内において占める面積は、前記実施例1に比較して大きかった。これは、接着層形成工程において隔壁12に押された際の転写シート20上の接着剤221を支持する構造物の間隔が、実施例1においては、セル内に柱状構造物62が配置されて当該柱状構造物62によって接着剤221は支持されるため、接着剤を支持する構造物は隔壁12と柱状構造物62とからなり、その間隔が小さくなるが、本比較例5においては、接着剤221を支持する構造物が隔壁12のみからなり、接着剤221を支持する構造物の間隔が実施例1に比較して大きいため、セル内へ入り込もうとする接着剤221の量も、図17に示すように、多くなったためであると考えられる。また、セル内に付着した接着剤221が当該セル内において占める面積は、セル毎に異なり不均一であった。この結果、表示パネルの表示品質を評価したが、前記実施例の表示パネルと比較してコントラストが低く、表示ムラが発生した。さらに、各セル内において、色の変化に偏りが生じた。これは、セル内に付着した接着剤221に表示媒体13中の粒子が付着し、この結果、セル内において接着剤221が付着している領域と接着剤221が付着していない領域とで、電気的な泳動を行う粒子の量に差が生じたためであると考えられる。
<比較例6>
前記比較例5に対して、隔壁形成工程において隔壁12をセルピッチ150μmのパターンで形成し、その他は同じ工程で、表示パネルを作製した。
以上のようにして得られた表示パネルにおいて、セル内に接着剤221の付着は見られなかったが、セルの開口率が低下し、コントラストが低下した。
<比較例7>
前記比較例5に対して、接着層形成工程において転写シート21上における接着剤221の厚さを4μmにし、その他は同じ工程で、表示パネルを作製した。この場合において、隔壁12上に転写された接着剤221の厚さ(隔壁12の接着層側頂面から接着剤221の頭頂部までの高さ)は、約4μmであった。
以上のようにして得られた表示パネルについて、表示品質を評価したが、セル間の色が異なる焼付きが発生した。これは、隔壁上に粒子が通過できる間隙が存在し、表示パネルの駆動時に表示媒体の粒子がセル間を移動して、駆動を重ねるにつれてセル間の粒子数の偏りが増大したためであると考えられる。
11 一方の基板
12 隔壁
13 インキ(表示媒体)
14 銀ペースト
16 他方の基板
22 接着層
221 接着剤(ヒートシール剤)
31 ディスペンサ
32 中央スキージ(スキージ1)
33a、33b 両端スキージ(スキージ2)
34 ロールワイパ
41 ディスペンサ
51 断裁装置
91 ラミネータ

Claims (10)

  1. 少なくとも一方が透明であり各々電極が形成されている対向する2枚の基板間に少なくとも1種以上の電気応答性材料を含む表示媒体が封入されていて、前記2枚の基板間に所定の電界が与えられる際に前記表示媒体が所望の表示をする、反射型表示装置であって、
    前記2枚の基板間に配置され、セルとしての各領域を区画する隔壁と、
    前記2枚の基板間の、前記隔壁で区画されるセルとしての各領域内に配置された少なくとも1つの柱状構造物と、
    前記隔壁及び前記柱状構造物と、少なくとも一方の基板と、の間に配置された接着層と、
    各セルの中に配置された前記表示媒体と、
    を備え、
    前記隔壁と前記柱状構造物とは分断されている
    ことを特徴とする反射型表示装置。
  2. 前記隔壁の前記接着層が配置される側の頂面と、前記柱状構造物の前記接着層が配置される側の頂面と、は、同一平面上にある
    ことを特徴とする請求項1に記載の反射型表示装置。
  3. 前記柱状構造物の前記接着層が配置される側の頂面の周囲長及び当該頂面とは反対の側の端部の周囲長は、いずれも600μm以下である
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の反射型表示装置。
  4. 前記柱状構造物の前記接着層が配置される側の頂面は、直径1μmの円より大きい
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の反射型表示装置。
  5. 前記隔壁と前記柱状構造物とは、同一の材料で形成されている
    ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の反射型表示装置。
  6. 少なくとも一方が透明であり各々電極が形成されている対向する2枚の基板間に少なくとも1種以上の電気応答性材料を含む表示媒体が封入されていて、前記2枚の基板間に所定の電界が与えられる際に前記表示媒体が所望の表示をする、反射型表示装置、を製造する方法であって、
    一方の基板上にセルとしての各領域を区画する隔壁を形成する隔壁形成工程と、
    前記隔壁で区画されるセルとしての各領域内に当該隔壁に対して分断されて配置されるよう柱状構造物を形成する柱状構造物形成工程と、
    前記隔壁の頂面上に接着剤を付着させて接着層を形成する接着層形成工程と、
    前記一方の基板または他方の基板上に前記表示媒体を配置する表示媒体配置工程と、
    前記表示媒体が配置された後に、各セル内に前記表示媒体を封止するよう前記接着層上に他方の基板を接着する対向基板接着工程と、
    を備えたことを特徴とする反射型表示装置の製造方法。
  7. 前記隔壁の前記接着層が配置される側の頂面と、前記柱状構造物の前記接着層が配置される側の頂面と、は、同一平面上にある
    ことを特徴とする請求項6に記載の反射型表示装置の製造方法。
  8. 前記柱状構造物の前記接着層が配置される側の頂面の周囲長及び当該頂面とは反対の側の端部の周囲長は、いずれも600μm以下である
    ことを特徴とする請求項6または7に記載の反射型表示装置の製造方法。
  9. 前記柱状構造物の前記接着層が配置される側の頂面は、直径1μmの円より大きい
    ことを特徴とする請求項6ないし8のいずれかに記載の反射型表示装置の製造方法。
  10. 前記隔壁と前記柱状構造物とは、同一の材料で形成されている
    ことを特徴とする請求項6ないし9のいずれかに記載の反射型表示装置の製造方法。
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