JP2014099971A - モータ - Google Patents

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Abstract

【課題】小型化したインナーロータ型モータを提供する。
【解決手段】モータ1は、回転部3と、ロータマグネットを径方向外方から覆う電機子と、電機子の軸方向上側に固定され、シャフト31を支持する上軸受281を保持する上ブラケット21と、電機子の軸方向下側に固定され、シャフト31を支持する下軸受282を保持する下ブラケット22と、を有する。磁極歯の少なくとも上面と下面とを覆うインシュレータ25,26と、インシュレータを介して磁極歯に導線が巻かれることで構成されるコイル24と、を有する。インシュレータ25,26は、コイルの径方向外側において、軸方向上方に向かって伸びる環状のコアバック絶縁部を有し、上ブラケット21は、コアバック絶縁部に軸方向に直接または間接に接触し、且つ、径方向に接触し、複数の固定部材61によって固定され、固定部材61は、コアバックの外周面よりも径方向内側に位置する。
【選択図】図2

Description

本発明は、インナーロータ型のモータに関する。
インナーロータ型のモータでは、モータの軸方向の長さが長い場合において、電機子の軸方向上側および下側それぞれに軸受を配置する構造のモータが広く用いられてきた。
この種のモータでは、軸受を支持するブラケットを電機子の上下にそれぞれ取り付ける必要がある。
特許文献1では、ステータコア外周部よりも径方向外側に広がった前側エンドブラケットと後側エンドブラケットをネジで固定している。
特許-4798651
しかしながら、特許文献1では、磁束の乱れは回避しているものの、前後のエンドブラケットがステータコアよりも径方向外側に広がっている。そのため、モータが大型化してしまうという課題がある。
本発明は、上記技術の課題を解決する構造のインナーロータ型モータを提供する。
本発明の第1の側面に係るモータは、上下に伸びる中心軸に沿って配置されるシャフトと、中心軸を中心として環状に配置され、シャフトと共に回転するロータマグネットと、ロータマグネットを径方向外側から覆う電機子と、電機子の軸方向上側に固定され、径方向中央にシャフトを回転可能に支持する上軸受を保持する上ブラケットと、電機子の軸方向下側に固定され、径方向中央にシャフトを回転可能に支持する下軸受を保持する下ブラケットと、を有し、電機子は、環状のコアバックと、コアバックから径方向内側に向かって突出する複数の磁極歯と、磁極歯の少なくとも上面と下面とを覆うインシュレータと、インシュレータを介して磁極歯に導線が巻かれることで構成されるコイルと、を有し、インシュレータは、コイルの径方向外側において、軸方向上方に向かって伸びる環状のコアバック絶縁部を有し、上ブラケットは、軸方向においてコアバック絶縁部に直接または間接に接触し、且つ、径方向に接触し、複数の固定部材によって固定され、固定部材は、コアバックの外周面よりも径方向内側に位置する。
本発明によれば、電機子と上ブラケットとを精度よく位置決めすることができる。その結果、軸受と中心軸の同軸度を確保することができる。また、モータの外形に対する電機子の占める容積を確保できるので、モータの外形に対する効率を高めることができる。
図1は、モータの外観斜視図である。 図2は、モータの立体断面図である。 図3は、モータの断面図である。 図4は、モータから上ブラケットを外した状態の外観斜視図である。 図5は、ステータコアの下面図である。 図6は、ステータコアの側面図である。 図7は、上ブラケットの斜視図である。 図8は、上インシュレータの平面図である。 図9は、他の変形例に係るモータの断面図である。
以下、本発明の例示的な実施形態について、図面を参照しつつ説明する。以下では、モータの中心軸に沿う方向を上下方向とする。ステータコアに対してコアバック絶縁部側を上として、各部の形状や位置関係を説明する。ただし、これは、あくまで説明の便宜のために上下方向を定義したものであって、本発明に係るモータの使用時の姿勢を限定するものではない。
<1.モータの全体構成>
本実施形態のモータは、例えば、エアコンや空気清浄機、冷蔵庫等の家電製品に搭載され、ファンやポンプの駆動源として、使用される。また、ソータ等の産業機器の駆動源として、使用される。ただし、本発明のモータは、他の用途に使用されるモータであってもよい。例えば、本発明のモータは、OA(Office Automation)機器、医療機器、自動車等に搭載され、各種の駆動力を発生させるものであってもよい。以下では、モータ1が搭載される機器を「駆動装置」と称する。
図1は、本実施形態に係るモータ1の外観斜視図である。図2は、モータ1の立体断面図である。図3は、モータ1の断面図である。図1から図3に示すように、モータ1は、静止部2と回転部3とを、備えている。静止部2は、駆動装置(不図示)の枠体に、固定されている。回転部3は、静止部2に対して回転可能に支持される。
本実施形態の静止部2は、上ブラケット21、下ブラケット22、ステータコア23、コイル24、上インシュレータ25、下インシュレータ26、回路基板27、および軸受部28を、有している。
上ブラケット21は、ステータコア23および軸受部28(上軸受281)を保持する。より具体的には、上ブラケット21は、上インシュレータ25に接触し、複数の固定部材61によって固定されることにより、ステータコア23を保持する。上ブラケット21は、有蓋略円筒形状である。上ブラケット21は、金属製の部材である。上ブラケット21は、亜鉛を主成分とする金属を溶融させ、金型に流し込んで成型する、いわゆるダイカスト法により、得られたものである。なお、金属の種類は亜鉛に限られず、アルミニウムその他の金属を用いてもよい。また、製造方法はダイカスト法ではなく、プレス法等他の加工方法により加工されてもよい。上ブラケット21は、金属製ではなく、樹脂製でも良い。
下ブラケット22は、ステータコア23および軸受部28(下軸受282)を保持する。下ブラケット22は金属製の部材である。下ブラケット22は、底部221、大径円筒部222、および小径円筒部223を、有している。底部221は、コイル24の下方において径方向(中心軸に直交する方向。以下同じ)に広がる、略平板状の部位である。大径円筒部222は、底部221の外周部から上方へ向けて延びる、略円筒状の部位である。小径円筒部223は、底部221の径方向内側において下方へ向けて延びる、略円筒状の部位である。駆動装置にモータ1を取り付けるときには、駆動装置の枠体に、小径円筒部223の外周面を嵌め合わせる。これにより、モータ1と駆動装置とを、容易に位置決めできる。また、底部221には、周方向に複数の孔が設けられている。該孔にビスが挿通されることにより、モータ1と駆動装置とが固定される。
下ブラケット22は、電磁鋼板ではない金属からなる。本実施形態の下ブラケット22は、鉄を主成分とする合金の板を、プレス加工することにより、得られたものである。すなわち、下ブラケット22は、底部221、大径円筒部222、および小径円筒部223を有する単一のプレス加工品である。プレス加工は、鋳造や切削等の他の工法と比べて、大量生産に適している。また、本実施形態では、ステータコア23と軸受部28(下軸受282)とを、単一の部材である下ブラケット22で保持している。このため、ステータコア23と後述するシャフト31とを、互いに精度良く位置決めできる。
ステータコア23およびコイル24は、モータ1の電機子として機能する部位である。ステータコア23は、ケイ素鋼板等の電磁鋼板を軸方向(中心軸J1に沿う方向。以下同じ)に積層した積層鋼板からなる。ステータコア23は、円環状のコアバック231と、コアバック231から径方向内側へ向けて突出した複数本の磁極歯232と、を有している。コアバック231は、下ブラケット22の大径円筒部222に、保持されている。コアバック231の外周面は、後述する下側小径部41、大径部42、および上側小径部43の外周面となる。ステータコア23の各磁極歯232のコイル24が巻かれる部位の周方向の幅は、コアバック231の径方向の幅の倍以下である。
コイル24は、磁極歯232の周囲に巻かれた導線により、構成されている。コイル24は、インシュレータを介して磁極歯232に巻かれる。コイル24に駆動電流を与えると、磁芯である磁極歯232に、径方向の磁束が発生する。そして、磁極歯232と回転部3側のロータマグネット33との間の磁束の作用により、周方向のトルクが発生する。その結果、静止部2に対して回転部3が、中心軸J1を中心として回転する。
上インシュレータ25および下インシュレータ26は、ステータコア23とコイル24とを電気的に絶縁する、樹脂製の部材である。上インシュレータ25は、ステータコア23の上側に配置されている。下インシュレータ26は、ステータコア23の下側に配置されている。換言すれば、上インシュレータ25と下インシュレータ26との間に、ステータコア23が挟まれている。上インシュレータ25は、磁極歯232の上面を覆う。下インシュレータ26は、磁極歯232の下面を覆う。また、上インシュレータ25および下インシュレータ26は磁極歯232の側面を覆う。上インシュレータ25と下インシュレータ26とで、インシュレータを構成する。本実施形態においては、コイル24が上インシュレータ25および下インシュレータ26の上から磁極歯232に巻かれることにより、インシュレータがステータコア23に固定される。
上インシュレータ25および下インシュレータ26は、磁極歯232とコイル24との間に介在して、磁極歯232とコイル24とを電気的に絶縁する部分を有している。また、上インシュレータ25は、コイル24の径方向外側において、周方向に連続する環状のコアバック絶縁部252を有している。コアバック絶縁部252は、大径部42の上方かつコイル24の径方向外側に配置されている。コアバック絶縁部252はコイル24が巻き崩れたときに他の部材との絶縁を行う部位である。ステータコア23、コイル24、上インシュレータ25、下インシュレータ26の組立体を、電機子29と定義する。
図4は、本実施形態に係るモータ1から上ブラケット21を外した状態の外観斜視図である。図4を参照して、回路基板27は、コイル24に駆動電流を与えるための電子回路を搭載した基板である。回路基板27は、平面視において略円板形状である。回路基板27の外形は、後述するステータコア23の上側小径部43の外形と略一致する。回路基板27は、上インシュレータ25の上面となる座面253上に、固定されている。また、回路基板27の下面には、回転部3の回転数を検知するための磁気センサ271が、設けられている。磁気センサ271には、例えば、ホール素子が使用される。また、回路基板27の外周面には外周から径方向内側に窪む切り欠きが設けられている。この切り欠きは位置決め部272である、位置決め部272には、後述する上インシュレータ25の位置決め凸部254が挿入される。これにより、回路基板27が上インシュレータ25に対して相対的に移動しようとした際に、凸部254が、位置決め部272に接触し、移動が制限される。結果として、上インシュレータ25と、回路基板27との周方向および径方向の位置決めを精度よく行うことができる。なお、位置決め部272は、貫通孔であってもよい。
また、回路基板27の上面には、コネクタ273が設けられている。モータ1は、コネクタ273を介して、駆動電流を得る。また、回路基板27の外周面には外周から径方向内側に窪む切り欠きが設けられている。この切り欠きは巻き線挿通部274である。コイル24の導線の端は、巻き線挿通部274を通って、回路基板27の上面に引き出され、回路基板27の上面に設けられたランドに半田付けされる。なお、本実施形態において、巻き線挿通部274は、周方向に3箇所に配置される。これは、本実施形態におけるモータ1が3相ブラシレスモータであり、U、V、Wの各相を半田付けする必要があることによる。また、回路基板27の外周面には外周から径方向内側に窪む切り欠きが設けられている。この切り欠きは、固定部材挿通部275である。固定部材挿通部275は、後述する固定部材(ビス61)のねじ部の平面視における投影形状と、対応する面を有する。
図2、図3を参照して、軸受部28は、回転部3のシャフト31を回転自在に支持するための部材である。軸受部28は、上軸受281と下軸受282と、からなる。上軸受281は、上ブラケット21の保持部212の内周面2121に保持されている。下軸受282は、下ブラケット22の小径円筒部223の内周面に、保持されている。軸受部28には、例えば、球体を介して外輪と内輪とを相対回転させる玉軸受が、使用される。ただし、軸受部28に、すべり軸受や流体軸受等の他の方式の軸受が、使用されていてもよい。
本実施形態の回転部3は、シャフト31、ロータホルダ32、およびロータマグネット33を、有している。シャフト31は、中心軸J1に沿って上下方向に延びる略円柱状の部材である。シャフト31は、上述した軸受部28に支持されつつ、中心軸J1を中心として回転する。シャフト31の下端部は、下ブラケット22の下方へ突出している。また、シャフト31の上端部は、回路基板27の上方へ突出している。シャフト31の下端部または上端部は、ギア等の動力伝達機構を介して、駆動装置の駆動部に連結される。
ロータホルダ32は、ステータコア23およびコイル24の径方向内側において、シャフト31とともに回転する部材である。本実施形態のロータホルダ32は、快削鋼からなる。ロータホルダ32は、切削されることにより、成形される。ロータホルダ32は、断面略H形状であり、中央部321と、筒状部322とを、有している。中央部321は、ロータホルダ32の軸方向の中央に位置し、その内周面にシャフト31が圧入される。筒状部322は、中央部321の径方向外側に位置し、中央部321の軸方向上側及び下側に延びる略円筒状の部位である。
本実施形態では、ロータホルダ32の形状を断面略H形状としたが、これに限られるものではない。ロータホルダ32の形状を単なる円筒形状としてもよい。また、ロータホルダ32の形状を有蓋略円筒状とし、プレス加工により得てもよい。また、ロータホルダ32を、磁性鋼板を積層することにより得てもよい。また、ロータホルダ32を焼結により得てもよい。
ロータマグネット33は、円筒形状であり、ロータホルダ32の筒状部322の外周面に、固定されている。ロータマグネット33の径方向外側の面は、ステータコア23およびコイル24と径方向において対向する磁極面となっている。ロータマグネット33は、N極の磁極面とS極の磁極面とが周方向に交互に並ぶように、着磁されている。なお、ロータマグネット32について、円筒形状の磁石に代えて、N極とS極とが周方向に交互並ぶように複数の磁石を配置してもよい。
<2.ステータコアについて>
続いて、ステータコア23のより詳細な構造について、説明する。図5は、ステータコア23の下面図である。図6はステータコア23の側面図である。
図2〜図6に示すように、ステータコア23の外周面は、下側小径部41と、大径部42と、上側小径部43と、を有している。下側小径部41は、略円筒状の外周面を有している。下側小径部41は、下ブラケット22の大径円筒部222の径方向内側に、圧入されている。すなわち、下側小径部41は、大径円筒部222の内周面に固定されている。大径部42は、下側小径部41より上方に配置されている。大径部42は、下側小径部41の外周面より直径の大きい略円筒状の外周面を有している。
上側小径部43は、大径部42より上方に配置されている。上側小径部43は、略円筒状の外周面を有している。上側小径部43は、大径部42の外周面より直径の小さい略円筒状の外周面を有している。換言すれば、上側小径部43は、大径部と比較して外形が小さい。本実施形態においては、上側小径部43の外周面の直径は、下側小径部41の外周面の直径と一致する。上側小径部43の上部の外周面は、上ブラケット21の突出部213と接触する。
上側小径部43の外周面の直径を下側小径部41の外周面の直径と同じとすることで、上側小径部43を成型する金型と、下側小径部41を形成する金型とを同じとすることが出来る。したがって、追加の金型が不要となる。
大径部42の外周面は、大径円筒部222および突出部213に覆われておらず、下ブラケット22および上ブラケット21から露出している。すなわち、ステータコア23の外周面の全体を下ブラケット22および上ブラケット21で覆う場合と比べて、本実施形態では、ステータコア23の外周面と下ブラケット22および上ブラケット21との径方向の対向面積が小さい。このため、下ブラケット22および上ブラケット21が磁性体であったとしても、大径部42の外周面から下ブラケット22および上ブラケット21への磁束の漏れが、発生しにくい。したがって、下ブラケット22および上ブラケット21による鉄損を低減し、モータ1のエネルギー効率を向上させることができる。
また、大径部42の外周面は、大径円筒部222の外周面および突出部213の外周面と同等の径方向位置まで、径方向外側へ突出している。すなわち、大径部42の外周面は、コアバック231の最外径部となる。このため、このような突出を有さない場合と比べて、コアバック231内の磁路が、径方向に拡大されている。これにより、ステータコア23における磁気飽和が抑えられ、大径部42におけるコアバック231自体の鉄損も、低減される。したがって、モータ1のエネルギー効率を、さらに向上させることができる。
また、大径部42の外径が大きくなれば、ステータコア23内の磁路形成領域の大きさを維持しつつ、ステータコア23の内径を拡大することもできる。そして、ステータコア23の内径が大きくなれば、回転部3の径方向の寸法も、ステータコア23の内径が大きくなった分だけ大きくとることができる。そうすれば、回転部3のトルクを向上させることができる。
大径部42は、大径円筒部222の外周面および突出部213の外周面より径方向外側の位置まで突出していてもよい。ただし、本実施形態のように、大径部42の外周面と、大径円筒部222の外周面とを、同等の径方向位置に配置すれば、モータ1の大型化やモータ1の外周面の凹凸を、抑制できる。
下ブラケット22の大径円筒部222は、ステータコア23のうち、下側小径部41の外周面のみを覆っている。したがって、ステータコア23の外周面の全体を覆う場合と比べて、大径円筒部222の軸方向の長さが、短縮されている。これにより、下ブラケット22の材料が低減されるとともに、下ブラケット22の加工が容易となる。特に、本実施形態のように、下ブラケット22がプレス加工品である場合には、絞り加工により形成される大径円筒部222の長さが短いことは、加工の容易性を大きく向上させる。
また、本実施形態のステータコア23は、下側小径部41の外周面と大径部42の外周面との境界に、段差面44を有している。そして、当該段差面44と、大径円筒部222の上端部とは、間隙を介して対向している。これにより、下ブラケット22に対するステータコア23の軸方向の位置が、定められている。モータ1の製造時には、位置決め用の治具を使用し、段差面44と大径円筒部222の上端部とが当接しないようにステータコア23を圧入する。したがって、ステータコア23の磁性鋼板の積層にばらつきがあったとしても、下ブラケット22とステータコア23とを軸方向において位置決めすることができる。
ステータコア23の軸方向の寸法は、要求されるモータ1の特性に応じて、設定される。このとき、下側小径部41および上側小径部43の少なくとも一方の寸法を一定とし、大径部42の寸法を増減すれば、下ブラケット22および上ブラケット21の少なくとも一方のサイズを変更することなく、ステータコア23の軸方向の寸法を変更することができる。つまり、本実施形態のステータコア23の構造を採れば、複数種類のステータコア23に対して、同種の下ブラケット22および上ブラケット21の少なくとも一方を使用することができる。また、大径部42の寸法を増加させる、すなわち、大径部42の磁性鋼板の積層枚数を増加させれば、モータ1の出力を向上させることができる。
なお、本実施形態におけるステータコア23は、下側小径部41の軸方向の寸法より大径部42の軸方向の寸法の方が大きい。また、上側小径部43の軸方向の寸法より大径部42の軸方向の寸法が大きい。これにより、鉄損の低減効果をより重視した例となっている。鉄損の低減効果を得つつ、下ブラケット22および上ブラケット21の少なくとも一方とステータコア23との固定強度を向上させたい場合には、下側小径部41および上側小径部43の少なくとも一方の軸方向の寸法を、大径部42の軸方向の寸法より大きく設定してもよい。
<3.上ブラケットと上インシュレータとの固定について>
まず、上ブラケット21について詳述する。図7は上ブラケット21の斜視図である。図7を参照して、上ブラケット21は、蓋部211と、保持部212と、突出部213と、貫通孔214と、リブ215と、窪部216と、開口217と、を有する。蓋部211は、平板状であり、回路基板27の軸方向上側に位置する。保持部212は、蓋部211の径方向内側に位置し、軸方向下側に向かって開口する凹部である。保持部212は、円筒状の内周面2121と、円環状の天面2122と、を有する。内周面2121は上軸受281の外輪の外周面と接触する。天面2122は上軸受281の外輪の上端面と接触する。これにより、保持部212は上軸受281を保持する。
突出部213は、蓋部211の径方向外側から軸方向下方に向かって突出する。突出部213は、略環状である。また、突出部213は略円筒形状である。突出部213の内周面は、ステータコア23の上側小径部43の外周面と接触する。これにより、中心軸J1と上軸受281との同軸精度を向上させることができる。また、上ブラケット21の剛性を向上させることができる。また、突出部213の内周面は、回路基板27の外周面や上インシュレータ25の外周面と接触してもよい。突出部213の内周面が回路基板27や上インシュレータ25と接することにより、上ブラケット21の剛性をさらに向上させることができる。突出部213は凸部255の下端よりも下方において周方向に広がる。
貫通孔214は、蓋部211上の径方向外側部に周方向に複数配置される。本実施形態において、貫通孔214の数は3である。各貫通孔214には固定部材61が挿入される。本実施形態において、固定部材61は、ビスである(必要に応じて、以下、ビス61と記載する)。貫通孔214の周囲には座面2141が配置される。座面2141は、蓋部211よりも軸方向下側に位置する。ビス61の頭部は、座面2141と接触する。換言すれば、固定部材61は上ブラケット25の上面と接触する下面を有する。これにより、ビス61を挿入したときでも、ビス61が蓋部211から軸方向上側に突出することを防ぐことができる。これにより、モータ1を薄型化することができる。また、ビス61のねじ部の径は、貫通孔214の径と同じか、やや小さい。これにより、ビス61が挿入された後には、上ブラケット21は電機子29に対する周方向の移動が抑制される。したがって、上ブラケット21と電機子29との固定を強固なものとすることができる。なお、固定部材61はリベットでもよい。なお、ビス61の下端はステータコア23の上端と接していてもよい。また、回路基板27の固定部挿通部275の縁にグランドパターンが形成されてもよい。これにより、ビス61により、グランドを取ることが可能となる。
リブ215は蓋部211の下面、すなわち、回路基板27と対向する側の面に設けられる。本実施形態において、リブ215は、放射状に伸びており、平面視において貫通孔214と重なる位置に配置される。これにより、貫通孔214が配置されたとしても、上ブラケット21の剛性が低下することを防止することができる。また、リブ215の放射状に伸びている部位は、上ブラケット21の中央にてリング状に連結される。リブ215のリング状の部位は、保持部212に繋がる。これにより、上ブラケット21の剛性を増すことができる。また、保持部212に保持される上軸受281に加わる荷重に対して確実に支持することができる。
また、回路基板27上に発熱量の大きい電子部品が実装される場合には、該電子部品と対向するようにリブ215を配置することが好ましい。これにより、電子部品とリブ215(上ブラケット21)との距離を近接させることができる。その結果、電子部品より発生した熱は、リブ215を介して上ブラケット21から放熱することができる。なお、発熱量の大きい電子部品の例として、電界効果トランジスタ(FET)が挙げられる。
窪部216は、突出部213の一部であり、軸方向上側に向かって窪む部位である。より具体的には、窪部216は、突出部213の下端から軸方向上側に向かって窪む部位である。窪部216は、貫通孔214と周方向に重なる位置に配置される。窪部216の内側には上インシュレータ25の凸部255が位置する。窪部216の周方向の幅と、凸部255の周方向の幅とは、略同一である。窪部216と凸部255とは嵌合する。すなわち、窪部216の側面と、凸部255の側面とは接する。これにより、上ブラケット21と上インシュレータ25との位置決めが容易となる。また、上ブラケット21と上インシュレータ25とを強固に締結することができ、静止部2の剛性を高くすることができる。なお、本実施形態においては、窪部216の下端面と、凸部255の上端面とは接しない。これは、上ブラケット21と上インシュレータ25とは回路基板27を介して軸方向に間接に接触しているためである。ただし、窪部216の下端面と凸部255の上端面とが接していてもよい。また、上ブラケット21と上インシュレータ25とが、回路基板27を介さず、直接接していてもよい。
開口217は、蓋部211から突出部213にわたって配置される貫通孔である。回路基板27上に実装されたコネクタ273は開口217から露出する。モータ1は開口217を通じてコネクタ273と接続されることにより、電力が供給される。
図8は上インシュレータ25の平面図である。図8を参照して、上インシュレータ25の形状について詳述する。上インシュレータ25は、磁極歯絶縁部251と、コアバック絶縁部252と、を有する。磁極歯絶縁部251は、各磁極歯232の上面および側面を覆う。コアバック絶縁部252は環状であり、各磁極歯絶縁部251を連結する。コアバック絶縁部252の外周面は、コアバック231の上側小径部43の外周面と径方向の位置が略一致する。コアバック絶縁部252は、コイル24の径方向外側において、軸方向上方に伸びる。コアバック絶縁部252の上端面はコイル24よりも軸方向上側に位置する。これにより、コイル24と回路基板27や上ブラケット21等その他の部材との干渉を防ぐことができる。
コアバック絶縁部252は、座面253と、位置決め凸部254と、凸部255と、被固定部256と、を有する。座面253は、コアバック絶縁部252の上面であり、中心軸に略垂直な平面である。座面253は、回路基板27の下面と接する。位置決め凸部254は、座面253から軸方向上側に向かって突出する。位置決め凸部254は、回路基板27の位置決め部272に収容される。本実施形態において、位置決め凸部254は、周方向に間隔を置いて3箇所に設けられる。本実施形態では位置決め凸部254は3箇所としたが、これに限られるものではなく、1箇所、2箇所、4箇所またはそれ以上でもよい。凸部255は、コアバック絶縁部252から径方向外方に突出する。換言すれば、凸部255の外形は、上側小径部43の外周面よりも径方向外側に位置する。したがって、凸部255はコイル24よりも径方向が違法に突出する。本実施形態においては、凸部255の外形は、大径部42の外形と略一致する。凸部255は、径方向に略平行な側面を有する。これにより、凸部255が窪部216と嵌合したときには、周方向の移動を確実に防止することができる。
被固定部256は、凸部255に設けられる貫通孔である。被固定部256には、ビス61が挿入される。被固定部256の径はビス61のねじ部の径と略同じ大きさである。被固定部256は、貫通孔ではなく、軸方向上側に開口する穴であってもよい。
次に、電機子29と、回路基板27および上ブラケット21との固定について説明する。なお、ステータコア23、コイル24、上インシュレータ25、下インシュレータ26の組立体を、電機子29と定義する。
まず、電機子29に、下ブラケット22を圧入する。そして、回転部3を電機子29の内側に配置する。
次に、電機子29の座面253上に回路基板27を置く。この際、回路基板27の位置決め部272に、位置決め凸部254を挿入するように置く。これにより、電機子29に対する、回路基板27の位置決めを精度良く行うことができる。これにより、回路基板27上に実装されている磁気センサ271を精度良く配置することが出来る。
その次に、上ブラケット21を、回路基板27上に置く。この際、上インシュレータ25の凸部255と、上ブラケット21の窪部216とが嵌合するように置く。また、上ブラケット21の突出部213の内周面が、ステータコア23の上側小径部43と接触するように、置く。これにより、上ブラケット21と電機子29との周方向および径方向の位置決めを精度良く行うことができる。その結果、上ブラケット21に支持される上軸受281と、電機子29との同軸度を精度良く配置することができる。また、このとき、貫通孔214、固定部材挿通部275、被固定部256の平面視における位置が一致する。これにより、ビス61を容易に挿通することが可能となる。
最後に、ビス61を被固定部256に挿入する。ビス61は、貫通孔214および固定部材挿通部275を介して挿入される。本実施形態においては、ビス61のねじ部に接着剤を塗布した状態で挿入する。挿入した後には、ビス61の頭部が座面2141と接する。その後、接着剤は固化し、ビス61は被固定部256に固定される。換言すれば、固定部材61の下部は上インシュレータ25に固定される。これにより、回路基板27は、上ブラケット21とコアバック絶縁部252との間に挟み込まれる。その結果、回路基板27および上ブラケット21を、電機子29に強固に固定することができる。
また、上軸受281は、ビス61の下端よりも軸方向上側に位置する。これにより、上軸受281と下軸受282との距離を長くすることができ、シャフト31を安定して支持することができる。
また、ビス61は、ステータコア23のコアバックの上端よりも軸方向上側に位置している。これにより、ステータコア23の磁気的スペースを確保することができる。その結果、モータのエネルギー効率を向上させることができる。
<2−3.ステータコアの溝部について>
図2、図5、および図6に示すように、ステータコア23の外周面には、3本の溝部51が設けられている。これらの溝部51は、ステータコア23の作製時に、外径寸法の異なる電磁鋼板を、径方向および周方向に精度よく位置決めするために、使用される。
各溝部51は、大径部42の外周面において、軸方向に延びている。各溝部51は、大径部42の外周面から径方向内側へ向けて、平面視において矩形状に凹んだ形状となっている。溝部51の径方向内側の界面である内端面52は、下側小径部41および上側小径部43の外周面と同等の径方向位置に、設けられている。したがって、当該内端面52と、下側小径部41の外周面および上側小径部43の外周面とは、段差を介することなく、滑らかに上下に連続している。
ステータコア23を作製するときには、溝部51を基準として、複数の電磁鋼板を位置決めしつつ、各電磁鋼板を積層する。積層時には、溝部51に、軸方向に延びる治具を当接させつつ、電磁鋼板を積層する。各溝部51に治具が当接することにより、複数の電磁鋼板が、同軸に位置決めされる。
<3.変形例>
以上、本発明の例示的な実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではない。
図9は、一変形例に係るモータ1Bの部分縦断面図である。図9の例では、下ブラケット22Bは、上ブラケット21Bと同形状である。また、下インシュレータ26Bは、上インシュレータ25Bと同形状である。また、上ブラケット21Bおよび下ブラケットBには、インロー部およびねじ穴が設けられている。このようにすれば、モータ1Bは上下いずれの方向にも配置可能であり、装置本体の設計の自由度が広がる。また、このようにすれば、部品の共通化が可能になる。
また、本実施形態における上ブラケット21Bおよび下ブラケット22Bには、略円筒状の小径円筒部223Bが配置される。駆動装置にモータ1Bを取り付けるときに、小径円筒部223Bは、駆動装置の枠体に、小径円筒部223Bの外周面を嵌め合わせる。これにより、モータ1Bと駆動装置とを、容易に位置決めすることが出来る。
また、本実施形態においては、モータ1Bはエンコーダを有する。すなわち、回転部3Bは、位置検出用マグネット34Bと、磁性板35Bとをさらに有する。また、回路基板27B上には、磁気センサ271Bに加え、フォトセンサ276Bが実装される。位置検出用マグネット34Bは、位置検出用の着磁パターンが着磁される。磁性板35Bは、中心軸J1に垂直な円板状の磁性体であり、いわゆる、エンコーダディスクである。磁性板35Bは、例えば、ステンレス鋼により形成される。磁性板35Bには周方向に多数の開口であるスリットが形成される。スリット内では、位置検出用マグネット34Bの表面が露出する。磁性板35Bは、位置検出用マグネット114の上面に吸着される。磁性板35Bは、さらに接着剤を用いて固定されてもよい。なお、磁性板35Bに代えて樹脂等の非磁性の円板が、位置検出用マグネット114上に接着されてもよい。磁性板35Bの表面は金属光沢を有する反射面である。
位置検出用マグネット34Bの表面は、磁性板35Bに比べて相対的に光を反射しない。フォトセンサ276Bは、反射型のセンサであり、発光部と受光部とを備える。発光部からの光は位置検出用マグネット34Bおよび磁性板35Bに照射される。回転部3Bが回転すると、受光部での光の受光強度が断続的に変動し、回転部3Bの回転を示すパルス信号が生成される。これにより、回転部3Bの回転速度が正確に検出される。すなわち、エンコーダにより、回転部3Bの回転が検出される。
また、他の変形例として、大径部42の外周面は、部分的に上ブラケット21または下ブラケット22に覆われる領域を有していてもよい。ただし、上記の実施形態のように、大径部42の外周面が全周に亘って上ブラケット21または下ブラケット22から露出している方が、大径部42の外周面付近における磁気特性のばらつきを、抑制できる。
また、下側小径部41の外周面と大径部42の外周面との境界は、上記の実施形態のような段差面44であってもよく、滑らかに連続する曲面であってもよい。上側小径部43も同様である。
また、下側小径部41は、大径円筒部222の内周面に、他の部材を介して間接的に固定されていてもよい。ただし、上記の実施形態のように、大径円筒部222の内周面に下側小径部41が直接的に固定すれば、大径円筒部222に対する下側小径部41の固定強度および位置決め精度を、より向上させることができる。
下インシュレータ26は、コイル24によってステータコア23に固定されていてもよく、下ブラケット22の大径円筒部222の内側に圧入されていてもよい。また、下インシュレータ26は、上記の実施形態のように、下ブラケット22の底部221から離間していてもよく、下ブラケット22の底部221に当接していてもよい。
ステータコア23の外周面に設けられる溝部の数は、1〜2本であってもよく、4本以上であってもよい。例えば、ステータコア23の外周面に2本以上の溝部が設けられていてもよい。また、溝部の形状は、上記の実施形態と異なる形状であってもよい。また、上記の溝部51に代えて、または、上記の溝部51とともに、ステータコア23の外周面に、軸方向に延びる複数の突出部が設けられていてもよい。このような複数の溝部または複数の突出部の中に、ステータコア23の外周面と交差し、小径部および大径部の双方に亘って延びる基準面が、少なくとも1つ含まれていれば、当該基準面を利用して、複数の電磁鋼板を位置決めできる。
本実施形態では、3相ブラシレスモータに使用したが、これに限られるものではない。単相や二相のブラシレスモータでもよい。また、ブラシとコミュテータとを有するブラシ付モータでもよい。また、ステッピングモータ等他のタイプのモータに用いられてもよい。
本実施形態では、突出部は環状としたが、これに限られるものではない。平板状等、他の形状であってもよい。
また、上記の実施形態や変形例に登場した各要素を、矛盾が生じない範囲で、適宜に組み合わせてもよい。
本発明は、インナーロータタイプのモータに利用できる。
1、1B モータ
2 静止部
21、21B 上ブラケット
211 蓋部
212 保持部
2121 内周面
2122 天面
213 突出部
214 貫通孔
2141 座面
215 リブ
216 窪部
217 開口
22、22B 下ブラケット
221 底部
222 大径円筒部
223 小径円筒部
23 ステータコア
231 コアバック
232 磁極歯
24 コイル
25、25B 上インシュレータ
251 磁極歯絶縁部
252 コアバック絶縁部
253 座面
254 位置決め凸部
255 凸部
256 被固定部
26、26B 下インシュレータ
27 回路基板
271 磁気センサ
272 位置決め部
273 コネクタ
274 巻き線挿通部
275 固定部材挿通部
28 軸受部
281 上軸受
282 下軸受
29 電機子
31 シャフト
32 ロータホルダ
321 中央部
322 筒状部
33 ロータマグネット
41 下側小径部
42 大径部
43 上側小径部
44 段差面
51 溝部
52 内端面
61 固定部材(ビス)

Claims (14)

  1. モータは、
    上下に伸びる中心軸に沿って配置されるシャフトと、
    前記中心軸を中心として環状に配置され、前記シャフトと共に回転するロータマグネットと、
    前記ロータマグネットを径方向外側から覆う電機子と、
    前記電機子の軸方向上側に固定され、径方向中央にシャフトを回転可能に支持する上軸受を保持する上ブラケットと、
    前記電機子の軸方向下側に固定され、径方向中央にシャフトを回転可能に支持する下軸受を保持する下ブラケットと、
    を有し、
    前記電機子は、
    環状のコアバックと、
    前記コアバックから径方向内側に向かって突出する複数の磁極歯と、
    前記磁極歯の少なくとも上面と下面とを覆うインシュレータと、
    前記インシュレータを介して前記磁極歯に導線が巻かれることで構成されるコイルと、を有し、
    前記インシュレータは、前記コイルの径方向外側において、軸方向上方に向かって伸びる環状のコアバック絶縁部を有し、
    前記上ブラケットは、軸方向において前記コアバック絶縁部に直接または間接に接触し、且つ、径方向に接触し、複数の固定部材によって固定され、
    前記固定部材は、前記コアバックの外周面よりも径方向内側に位置する。
  2. 前記固定部材はビスである、請求項1に記載のモータ。
  3. 前記上ブラケットは、蓋部と、前記蓋部から軸方向下方に向けて突出する突出部を有しており、
    前記突出部は、前記コアバック絶縁部の外周面に接触している請求項1または2に記載のモータ。
  4. 前記コアバックの上端近傍における外周面は、大径部と、前記大径部と比較して外径が小さく前記大径部よりも上側に位置する上側小径部と、を有し、
    前記上側小径部に前記突出部が接触している請求項3に記載のモータ。
  5. 前記コアバック絶縁部は、前記コイルよりも径方向外方に突出する凸部を有し、
    前記凸部には前記固定部材が固定される被固定部を有する請求項3または4に記載のモータ。
  6. 前記突出部は、その下端から軸方向上側に向かって窪む窪部を有し、
    前記窪部の内側には前記凸部が位置する、請求項5に記載のモータ。
  7. 前記突出部は、前記凸部の下端よりも下方において周方向に拡がる部位を有する請求項5に記載のモータ。
  8. 前記上ブラケットと前記コアバック絶縁部との間には、回路基板が介在する請求項1から7のいずれかに記載のモータ。
  9. 前記回路基板は平面視において円板形状であり、前記回路基板の外形の直径は、前記上側小径部の外形の直径よりも一致するか、小さい、請求項8に記載のモータ。
  10. 前記回路基板は、貫通孔または切り欠きである位置決め部を有し、
    前記コアバック絶縁部は、前記位置決め部に収容される位置決め凸部を有する、請求項8または9に記載のモータ。
  11. 前記固定部材の下端は、前記コアバックの上端よりも軸方向上方に位置している請求項1から10のいずれかに記載のモータ。
  12. 前記上軸受は前記固定部材の下端よりも軸方向上側に位置する、請求項1から11のいずれかに記載のモータ。
  13. 前記インシュレータは、前記磁極歯の上面を覆う上インシュレータと、前記磁極歯の下面を覆う下インシュレータと、を有し、
    前記上インシュレータは前記コアバック絶縁部を備える、請求項1から12のいずれかに記載のモータ。
  14. 前記上軸受は玉軸受であり、
    前記上ブラケットは前記玉軸受の外輪の上端面と軸方向に接触する保持部を備える、請求項1から13のいずれかに記載のモータ。
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