JP2018046651A - モータおよびモータの製造方法 - Google Patents

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宏友 水池
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剛士 廣川
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健司 深見
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功治 門脇
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Abstract

【課題】回路基板、導線の変形、損傷を抑制するモータを提供する。【解決手段】静止部2は、複数のティース63を有するステータコア61と、ステータコアの表面を覆うインシュレータ80と、ティースにインシュレータを介して巻かれた導線からなるコイル90と、ハウジング40と、回路基板70とを有する。ハウジングは、ステータコアを外周に固定する円筒部41と、円筒部から径方向外側に延びるベース部42とを備える。回路基板は、ベース部の上方かつステータコアの下方に配置される。回路基板には、導線91が電気的に接続される。インシュレータは、円筒部の外周を覆う筒状部81と、筒状部から径方向外側に突出し、上下に弾性変形する弾性部82と、を有する。回路基板は、ベース部に設けられた台座部422の上面に固定される。また、回路基板は、台座部よりも径方向内側で、弾性部の下面に接触する。【選択図】図1

Description

本発明は、モータおよびモータの製造方法に関する。
従来、電子部品等が実装された回路基板を有するブラシレスモータが知られている。この種のブラシレスモータでは、回路基板を介して、コイルに駆動電流が供給される。特開平11−18385号公報には、電子部品等が実装された回路基板を、ハウジングに固定する構造が記載されている。
特開平11−18385号公報
特開平11−18385号公報のモータの製造時には、ステータと回路基板とを含むユニットを、ハウジングに固定する。その際、回路基板に負荷が生じ、回路基板が変形する場合がある。そして、回路基板が変形すると、回路基板に接続された導線に損傷が生じる虞がある。
本発明の目的は、ハウジングに対して回路基板を固定するときに、回路基板に固定された導線が損傷することを抑制できる、モータおよびモータの製造方法を提供することである。
本発明の例示的な一実施形態は、モータであって、ステータを含む静止部と、上下に延びる中心軸を中心に回転するロータと、を有し、前記静止部は、径方向外側へ突出する複数のティースを有するステータコアと、前記ステータコアの表面を覆うインシュレータと、前記ティースに前記インシュレータを介して巻かれた導線からなるコイルと、前記ステータコアを外周に固定する円筒部および前記円筒部から径方向外側に延びるベース部を備えハウジングと、前記ベース部の上方かつ、前記ステータコアの下方に配置され、前記導線が電気的に接続される回路基板と、を有し、前記ベース部は、上方に突出する台座部を有し、前記インシュレータは、前記円筒部の外周を覆う筒状部と、前記筒状部から径方向外側に突出し、上下に弾性変形可能な弾性部と、を有し、前記回路基板は、前記台座部の上面に固定され、前記台座部よりも径方向内側で、前記弾性部の下面に接触する。
本発明の例示的な一実施形態によれば、回路基板からの負荷に応じて弾性部が弾性変形する。このため、回路基板の変形を抑制できる。したがって、導線の損傷を抑制できる。
図1は、モータの縦断面図である。 図2は、モータの部分縦断面図である。 図3は、インシュレータの下面図である。 図4は、ステータユニットおよびハウジングの組み立ての手順を示したフローチャートである。 図5は、モータの組み立て時の様子を示す図(比較例)である。 図6は、モータの組み立て時の様子を示す図(比較例)である。 図7は、モータの組み立て時の様子を示す図である。 図8は、モータの組み立て時の様子を示す図である。 図9は、モータの組み立て時の様子を示す図である。
以下、本発明の例示的な実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本発明では、モータの中心軸と平行な方向を「軸方向」、モータの中心軸に直交する方向を「径方向」、モータの中心軸を中心とする円弧に沿う方向を「周方向」、とそれぞれ称する。また、本発明では、軸方向を上下方向とし、ステータに対して回路基板側を下として、各部の形状や位置関係を説明する。ただし、この上下方向の定義により、本発明に係るモータの製造時および使用時の向きを限定する意図はない。
<1.モータの構造について>
図1は、一実施形態に係るモータ1の縦断面図である。図2は、回路基板70の付近におけるモータ1の部分縦断面図である。図3は、インシュレータの下面図である。このモータ1は、例えば、サービスロボット等の小型ロボットに使用される。ただし、同等の構造を有するモータを、家電製品や産業用機械等の他の用途に使用してもよい。
図1に示すように、モータ1は、静止部2とロータ3とを有する。静止部2は、モータ1が搭載される機器の筐体に固定される。ロータ3は、静止部2に対して回転可能に支持される。
図1に示すように、ロータ3は、シャフト31、ロータホルダ32、および複数のマグネット33を有する。
シャフト31は、軸方向に延びる柱状の部材である。シャフト31の材料には、例えば、ステンレス等の金属が用いられる。シャフト31の少なくとも一部分は、ハウジング40の径方向内側に位置する。シャフト31は、軸受部50を介して、ハウジング40に回転可能に支持される。
ロータホルダ32は、複数のマグネット33を保持しつつ、シャフト31とともに回転する。ロータホルダ32の材料には、例えば、磁性体である鉄等の金属が用いられる。ロータホルダ32は、ホルダ天板部321と、ホルダ円筒部322とを有する。ホルダ天板部321は、中心軸9に対して略垂直に拡がる。ホルダ天板部321の内周部は、接続部材34を介して、シャフト31の上部に接続される。これにより、ロータホルダ32とシャフト31とが、互いに固定される。ホルダ円筒部322は、ホルダ天板部321の外周部から軸方向下側へ向けて、円筒状に延びる。
複数のマグネット33は、ホルダ円筒部322の内周面に固定される。複数のマグネット33は、ステータ60の径方向外側に位置する。各マグネット33の径方向内側の面は、後述するティース63の端面と径方向に対向する磁極面となる。複数のマグネット33は、N極の磁極面とS極の磁極面とが交互に並ぶように、周方向に等間隔に配列される。なお、複数のマグネット33に代えて、N極とS極とが周方向に交互に着磁された1つの円環状のマグネットを、使用してもよい。
静止部2は、ステータユニット20、ハウジング40、および軸受部50を有する。
ハウジング40は、シャフト31を、中心軸9を中心として回転可能に支持する部材である。ハウジング40は、円筒部41およびベース部42を有する。円筒部41は、シャフト31および軸受部50の径方向外側、かつ、ステータ60および回路基板70の径方向内側において、軸方向に略円筒状に延びる。円筒部41の外周面には、段差状の第1台座部411が設けられている。第1台座部411よりも上側における円筒部41の外径は、第1台座部411よりも下側における円筒部41の外径よりも小さい。
ベース部42は、回路基板70よりも下側に位置し、円筒部41の外周面から径方向外側へ向けて、略円板状に広がる。ベース部42は、径方向外側の端部に、上方へ突出する第2台座部422を有する。また、ベース部42は、第2台座部422の上面から、さらに上方へ突出する突起423を有する。
軸受部50は、シャフト31を回転可能に支持するための機構である。本実施形態の軸受部50には、球体を介して外輪と内輪とを相対回転させるボールベアリングが、使用されている。軸受部50の外輪は、円筒部41の内周面に固定される。軸受部50の内輪は、シャフト31の外周面に固定される。
ステータユニット20は、ステータ60および回路基板70を有する。
ステータ60は、円筒部41の外周面に固定された電機子である。ステータ60は、ステータコア61、インシュレータ80、およびコイル90を有する。ステータコア61は、ケイ素鋼板等の電磁鋼板が軸方向に積層された積層鋼板である。
ステータコア61は、中心軸9の周りを取り囲む円環状のコアバック62と、コアバック62から径方向外側へ向けて突出する複数のティース63とを有する。複数のティース63は、周方向に略等間隔に配列されている。各ティース63は、中心軸9に対して放射状に延びる。コアバック62の下面は、第1台座部411と軸方向に接触する。これにより、ステータコア61は、円筒部41に対して軸方向に位置決めされつつ、固定される。
インシュレータ80は、コアバック62およびティース63に、取り付けられている。インシュレータ80は、絶縁体である樹脂により形成される。各ティース63の上面および下面は、インシュレータ80に覆われる。図1〜図3に示すように、インシュレータ80は、筒状部81および弾性部82を有する。筒状部81は、ハウジング40の円筒部41の外周面を覆う。弾性部82は、筒状部81から径方向外側に突出する。弾性部82は、軸方向の負荷を受けると、上下に弾性変形可能である。
コイル90は、ティース63の周囲に、インシュレータ80を介して、導線91が巻かれることによって構成される。インシュレータ80は、ティース63と導線91との間に介在することによって、ティース63と導線91とを電気的に絶縁する。
回路基板70は、コイル90に駆動電流を与えるための電子回路が実装された基板である。回路基板70は、ステータコア61の下方、ベース部42の上方、かつ、シャフト31および円筒部41の径方向外側において、径方向および周方向に略円板状に広がる。回路基板70の上面および下面には、電子回路を構成する複数の電子部品が、配置される。複数の電子部品の中には、駆動時に熱を発するFET等の電子部品が含まれる。
このようなモータ1において、回路基板70を介してコイル90に駆動電流が与えられると、ステータコア61の複数のティース63に、磁束が生じる。そして、ティース63とマグネット33との間の磁束の作用によって、周方向のトルクが発生する。その結果、静止部2に対してロータ3が、中心軸9を中心として回転する。
<2.回路基板の固定構造について>
本実施形態の回路基板70は、中央孔71と、中央孔71よりも径方向外側の貫通孔72とを有する。ハウジング40の円筒部41は、中央孔71に挿入される。これにより、回路基板70は、円筒部41の径方向外側に配置される。また、コイル90から引き出された導線91は、中央孔71を通り、回路基板70の下面に対して、半田により固定される。これにより、回路基板70と導線91とが、電気的に接続される。このように、中央孔71から導線91を引き出すことで、回路基板70に、中央孔71とは別に導線91を引き出すための貫通孔を設ける必要がなくなる。その結果、回路基板70の加工にかかる作業工数を低減できる。
第2台座部422の突起423は、中央孔71よりも径方向外側で、回路基板70の貫通孔72に挿入される。また、回路基板70の上面は、第2台座部422よりも径方向内側で、弾性部82の下面と接触する。モータ1の製造時には、突起423に対して下向きの押圧力が加えられる。これにより、回路基板70の上面において、突起423が塑性変形する。このように、回路基板70は、いわゆるかしめによって、第2台座部422の上面に固定される。これにより、ハウジング40に対してステータユニット20が固定される。
弾性部82は、回路基板70からの負荷に応じて上下に弾性変形可能である。モータ1の製造時または使用時において、回路基板70に上下方向の負荷がかかると、弾性部82が撓むことによって、回路基板70の負荷が分散される。これにより、回路基板70の変形が抑制される。回路基板70の変形が抑制されれば、回路基板70に固定された導線91に、過度な負荷がかかることも抑制できる。その結果、導線91の損傷を抑制できる。特に、本実施形態の弾性部82は、筒状部81から径方向外側へ延びる。このため、筒状部81よりも径方向内側の空間を広く利用することができる。その結果、筒状部81よりも径方向内側の設計自由度を向上できる。
また、図2に示すように、本実施形態の弾性部82は、厚肉部821および薄肉部822を有する。薄肉部822は、厚肉部821よりも径方向内側に位置し、厚肉部821よりも軸方向の厚みが薄い。回路基板70は、厚肉部821および薄肉部822のうち、厚肉部821のみと接触する。これにより、弾性部82が弾性変形しやすくなる。その結果、導線91の損傷をより抑制できる。また、薄肉部822は、径方向内側へ向かうにつれて、軸方向の厚みが薄くなる部位を有する。これにより、弾性部82は、より上下に弾性変形しやすくなる。その結果、導線91の損傷をより抑制できる。
また、図3に示すように、本実施形態のインシュレータ80は、複数の弾性部82を有する(図3の例では3つ)。複数の弾性部82は、周方向に等間隔に配置されている。このようにすれば、弾性部82から回路基板70に加わる負荷が、周方向の一部分に偏ることを抑制できる。したがって、ステータコア61をハウジング40に固定する際に、回路基板70に、周方向に均等に負荷を与えることができる。
導線91は、隣り合う弾性部82の周方向の間を通って、回路基板70の下面側へ引き出される。複数の弾性部82の周方向の間には、それぞれ、少なくとも1本の導線91が配置される。このようにすれば、各導線91に加わる負荷の偏りを低減できる。これにより、導線91の損傷をより抑制できる。
また、図3に示すように、本実施形態のインシュレータ80は、筒状部81の径方向外側、弾性部82の上側、かつコイル90の径方向内側に、配線部83を有する。配線部83は、コイル間に掛け渡される導線91を配置するための、周方向に広がるスペースである。このような配線部83を設けることによって、導線91を掛け渡す作業が容易となる。
<3.モータの組み立てについて>
次に、本実施形態に係るモータ1の製造工程の一部について説明する。図4は、上記のモータ1の製造工程のうち、ステータユニット20およびハウジング40の組み立ての手順を示したフローチャートである。
図4の例では、まず、ステータ60に回路基板70を取り付ける(ステップS1)。ここでは、インシュレータ80の下側に回路基板70を配置する。具体的には、インシュレータ80に対して回路基板70を下方から接近させ、インシュレータ80の弾性部82に回路基板70を接触させる。これにより、ステータ60に対して回路基板70が、軸方向に位置決めされる。
次に、コイル90から下方へ向けて導線91を引き出す。導線91は、回路基板70の中央孔71を通過して、回路基板70の下面側へ引き出される。そして、導線91は、回路基板70の下面に設けられたランド部92に接続される(ステップS2)。これにより、ステータ60と回路基板70とを含むステータユニット20が得られる。
その後、ハウジング40の円筒部41の外周部に、ステータユニット20を配置する(ステップS3)。ここでは、円筒部41の上方から、ステータユニット20を下方に移動させる。そして、第2台座部422の突起423を、回路基板70の貫通孔72に挿入して、ベース部42に回路基板70を接触させる。また、ハウジング40の第1台座部411に、ステータコア61の下面を接触させる。
図5および図6は、比較例に係るモータの組み立て時の様子を示す図である。図5および図6の例では、第2台座部422Aに対する回路基板70Aの接触よりも先に、第1台座部411Aに対してステータコア61Aが接触する。この場合、図6のように、第2台座部422Aの上面と、回路基板70Aとの間に、隙間43Aが生じる。この状態で、回路基板70Aの上方から、第2台座部422Aの突起423Aに向けて押圧力を加えると、導線91Aは回路基板70Aとともに下方へ引っ張られる。その結果、導線91Aが損傷する虞がある。
図7〜図9は、本実施形態に係るモータ1の組み立て時の様子を示す図である。本実施形態では、まず、第2台座部422の上面に、回路基板70を接触させる。このとき、図8のように、第1台座部411と、ステータコア61Aの下面との間に、間隙43が生じる。その後、ステータユニット20をさらに下方へ移動させて、第1台座部411にステータコア61を接触させる。このとき、回路基板70と弾性部82とが、軸方向に互いに押し合う。ただし、本実施形態の構造では、回路基板70よりも弾性部82の方が、軸方向に弾性変形しやすい。したがって、主として弾性部82が、上方へ弾性変形する。これにより、間隙43は解消され、かつ、回路基板70の変形も抑制される。したがって、回路基板70の変形に伴う導線91の損傷も抑制できる。
その後、回路基板70の上方から、突起423に向けて押圧力を加える。そうすると、突起423が塑性変形して、第2台座部422と突起423の塑性変形した部分との間に、回路基板70が挟まれる。これにより、第2台座部422上に回路基板70が固定される。その結果、ハウジング40に対してステータユニット20が固定される。このモータでは、ステータコア61よりも先に、回路基板70を、ハウジング40に接触させる。このため、突起423を塑性変形させる際には、回路基板70は、下方へ移動しにくい。したがって、回路基板70の下方への移動に伴う導線91の損傷も抑制できる。
特に、本実施形態のモータ1は、小型ロボットの関節を駆動させるために用いられる。このような用途では、モータ1の使用時に外力による振動が発生しやすい。しかしながら、本実施形態の構造を採れば、回路基板70に接触する弾性部82が撓むことによって、振動を吸収する。すなわち、組み立て時のみならず、使用時においても、導線91の損傷を抑制できる。
<4.変形例>
以上、本発明の例示的な実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態には限定されない。
上記の実施形態では、モータ1の軸受部に、ボールベアリングが使用されていた。しかしながら、軸受部に、ボールベアリングに代えて、すべり軸受や流体軸受等の他の方式の軸受が使用されてもよい。
また、上記の実施形態では、第2台座部と回路基板とが、かしめにより固定されていた。しかしながら、第2台座部に対する回路基板の固定方法は、ネジ止め等の他の方法であってもよい。
また、上記の実施形態では、導線は、回路基板の下面に固定されていた。しかしながら、導線は、回路基板の上面に固定されてもよい。回路基板の上面に導線を固定した場合であっても、回路基板の変形を抑制することで、導線の損傷を抑制できる。
また、上記の実施形態では、インシュレータの筒状部と弾性部とが、一繋がりの部材であった。しかしながら、筒状部と弾性部とは、別部材であってもよい。
また、上記の実施形態では、弾性部の数は、3つであった。しかしながら、弾性部の数は2つ以下であってもよく、4つ以上であってもよい。
また、各部材の細部の形状については、本願の各図に示された形状と、相違していてもよい。また、上記の実施形態や変形例に登場した各要素を、矛盾が生じない範囲で、適宜に組み合わせてもよい。
本発明は、モータおよびモータの製造方法に利用できる。
1 モータ
2 静止部
3 ロータ
9 中心軸
20 ステータユニット
31 シャフト
32 ロータホルダ
33 マグネット
34 接続部材
40 ハウジング
41 円筒部
42 ベース部
43,43A 間隙
50 軸受部
60 ステータ
61,61A ステータコア
62 コアバック
63 ティース
70,70A 回路基板
71 中央孔
72 貫通孔
80 インシュレータ
81 筒状部
82 弾性部
83 配線部
90 コイル
91,91A 導線
92 ランド部
321 ホルダ天板部
322 ホルダ円筒部
411,411A 第1台座部
422,422A 第2台座部
423 突起
821 厚肉部
822 薄肉部

Claims (13)

  1. ステータを含む静止部と、
    上下に延びる中心軸を中心に回転するロータと、
    を有し、
    前記静止部は、
    径方向外側へ突出する複数のティースを有するステータコアと、
    前記ステータコアの表面を覆うインシュレータと、
    前記ティースに前記インシュレータを介して巻かれた導線からなるコイルと、
    前記ステータコアを外周に固定する円筒部および前記円筒部から径方向外側に延びるベース部を備えるハウジングと、
    前記ベース部の上方かつ、前記ステータコアの下方に配置され、前記導線が電気的に接続される回路基板と、
    を有し、
    前記ベース部は、上方に突出する台座部を有し、
    前記インシュレータは、
    前記円筒部の外周を覆う筒状部と、
    前記筒状部から径方向外側に突出し、上下に弾性変形可能な弾性部と、
    を有し、
    前記回路基板は、前記台座部の上面に固定され、前記台座部よりも径方向内側で、前記弾性部の下面に接触するモータ。
  2. 請求項1に記載のモータであって、
    前記回路基板は、上方からの押圧力による塑性変形によって、前記台座部と固定されるモータ。
  3. 請求項1または請求項2に記載のモータであって、
    前記回路基板は、貫通孔を有し、
    前記台座部は、上方に突出する突起を有し、
    前記突起は、前記貫通孔に挿入され、
    前記突起が塑性変形されるモータ。
  4. 請求項1に記載のモータであって、
    前記回路基板は、前記台座部とネジで固定されるモータ。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載のモータであって、
    前記導線は、前記回路基板の下面に接続されるモータ。
  6. 請求項5に記載のモータであって、
    前記回路基板は、前記台座部よりも径方向内側に中央孔を有し、
    前記円筒部は、前記中央孔に挿入され、
    前記導線は、前記中央孔を通って、前記回路基板の下面に引き出されるモータ。
  7. 請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載のモータであって、
    前記導線は、前記回路基板と半田により固定されるモータ。
  8. 請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載のモータであって、
    前記弾性部は、
    厚肉部と、
    前記厚肉部よりも径方向内側に位置し、前記厚肉部よりも軸方向の厚みが薄い薄肉部と、
    を有し、
    前記厚肉部および前記薄肉部のうち、前記厚肉部のみが前記回路基板に接触するモータ。
  9. 請求項8に記載のモータであって、
    前記薄肉部は、径方向内側に向かうにつれて、軸方向の厚みが薄くなる部位を有するモータ。
  10. 請求項1から請求項9までのいずれか1項に記載のモータであって、
    前記弾性部の数は、複数であり、
    複数の前記弾性部の周方向の間には、少なくとも一本の前記導線が配置されるモータ。
  11. 請求項1から請求項10までのいずれか1項に記載のモータであって、
    前記インシュレータは、前記筒状部の径方向外側、前記弾性部の上側、かつ前記コイルの径方向内側に、周方向に広がる配線部を、さらに有するモータ。
  12. 請求項1から請求項11までのいずれか1項に記載のモータであって、
    前記筒状部と、前記弾性部とは、別部材であるモータ。
  13. 請求項1から請求項12までのいずれか1項に記載のモータの製造方法であって、
    a)前記ステータの下方に、前記回路基板を配置する工程と、
    b)前記コイルから引き出された前記導線を前記回路基板に接続して、前記ステータおよび前記回路基板を含むユニットを得る工程と、
    c)前記円筒部の外周部に、前記ユニットを配置する工程と、
    を有し、
    前記工程c)では、前記円筒部の上方から、前記ユニットを下方に移動させ、前記ベース部と、前記回路基板とを接触させた後に、前記ハウジングと、前記ステータコアとを接触させるモータの製造方法。
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