JP2014076838A - 錠剤供給装置、錠剤供給方法および除電ユニット、除電方法。 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】複数の錠剤をそれぞれ錠剤収容部に封入した錠剤シートから錠剤を取り出して供給する錠剤供給装置が、1または複数の錠剤取出しユニットと、錠剤取出しユニットで取り出された錠剤を供給する供給ユニットと、錠剤シートを除電する除電ユニットと、を備え、錠剤取出しユニットが、1または複数の錠剤シートを収容できる錠剤シート収容部と、錠剤シートを搬送する搬送機構と、搬送機構により搬送された錠剤シートが載置される載置台と、載置台上の錠剤シートの錠剤収容部を押圧して錠剤を取り出す押出し機構と、を有し、除電ユニットが、錠剤シートを除電するイオンを発生させるイオン発生部と、発生したイオンを1または複数の錠剤取出ユニットに供給するイオン供給機構と、を備える。
【選択図】 図10
Description
図1は、薬剤包装装置5と錠剤供給装置10を示す図である。
錠剤供給装置10及び錠剤供給装置10から供給された錠剤を包装する薬剤包装装置5とで構成されている薬剤包装システムである。
1は錠剤取出ユニットであり、錠剤シートから錠剤を取り出すユニットである。
錠剤供給装置10は複数の錠剤取出ユニット1を備えているが、錠剤取出ユニット1の数は1でもよい。
5は包装装置であり、錠剤供給装置10の錠剤取出ユニット1から供給された錠剤を包装する装置である。
錠剤供給装置10は、複数の錠剤をそれぞれ錠剤収容部に封入した錠剤シートから錠剤を取り出して供給する。
錠剤供給装置10は、1または複数の錠剤取出しユニット1と、錠剤取出ユニット1で取り出された錠剤を供給する供給ユニットとを備えている。
104はLCD操作パネルである。作業者による包装数等の入力や、スタートボタンにより包装動作の開始指示を受け付ける部分である。
2は、薬剤包装装置5及び錠剤供給装置10と制御コンピュータ3とが通信する為の通信ケーブルである。
3は、薬剤包装装置5及び錠剤供給装置10と通信する制御コンピュータである。
4は、制御コンピュータと通信する外部機器(調剤コントローラ)である。
図2を説明する。
図2は、錠剤供給装置10を示す図である。
尚、錠剤供給装置10を前面側から見た図である。
203は半端な数の錠剤が残っていない新品の錠剤シートの投入口である。
図3を説明する。
図3は、錠剤取出ユニット1の内部構造を示す図である。
尚、錠剤取出ユニット1を前面側から見た図である。
51は半端な数の錠剤が残っていない新品の錠剤シートである。
図4を説明する。
図4は、錠剤取出ユニット1の内部構造(断面)を示す図である。
錠剤シート投入口へシートをセットし、PTPシートを除包位置(錠剤の取出位置)まで搬送を行った際の図である。
39は下部ローラである。
下部ローラは駆動源により回転駆動可能であり、シート部の下面に当接して錠剤シートに進行方法への力を加えることができる。
上部ローラは、駆動源により回転駆動可能であり、シート部の上面に当接して錠剤シートに進行方向への力を加えることができる。
上部ローラの幅方向の位置は、2列の錠剤収容部の間に相当する位置であるため、上部ローラは錠剤収容部52に当接することはない。
24は導入シュートである。
導入シュート24により半端な数の錠剤が残っていない新品の錠剤シートから押出し機構により取り出された錠剤が供給される(シート錠剤供給機構)。
導入シュート24は、排出口30に落とし込まれた錠剤を導くものであって、排出口30を含む大きさの上部開口を有し、載置台の下面側に設けられている。
錠剤取出しユニットは、載置台上の錠剤シートの錠剤収容部を押圧する速度を変更させる変更機構をさらに有している。
押出し機構は、より高速に変更された速度で錠剤収容部の押圧を継続(リトライ)する。
押出し機構は、錠剤収容部の中央付近を押圧する内側押圧体83と、中央付近よりも外側の部分を押圧する外側押圧体84とを含んでいる。
内側押圧体と外側押圧体とが独立して動作することで錠剤収容部を押圧して錠剤を取り出す。
押出し機構は、内側押圧体よりも先に外側押圧体により錠剤収容部を押圧させる。
錠剤取出機構(押出し機構)は、外側押圧体を昇降させる第1昇降機構と、内側押圧体を昇降させる第2昇降機構とを有する。
錠剤取出ユニット1は、錠剤収容部の押圧をするまえに、押圧される錠剤収容部の長さを検出する検出機構17をさらに有している。
錠剤供給装置10は、検出した錠剤収容部の長さに基づいて所定の距離を算出する算出手段をさらに有している。
検出機構17は、押圧される錠剤収容部の長さを検出するとともに押圧される錠剤収容部の位置をさらに検知する。
錠剤供給装置10は、検知された錠剤収容部の位置に基づいて、押圧される位置までの搬送距離を算出する算出手段をさらに有する。
搬送機構39は、搬送距離により載置台上の錠剤収容部が押圧される位置まで錠剤シートを搬送する。
搬送機構39は、所定の距離だけ前方または後方に錠剤シートを搬送する。
図5を説明する。
図5は、錠剤供給装置10の内部構造を示す図である。
尚、錠剤供給装置10を背面側から見た図である。
錠剤落下検知機構204は、光学センサと落下錠剤カウンタとを有する。
錠剤供給装置10は、押圧により錠剤収容部から錠剤が取り出されたかいなかを判定するべく、取り出された錠剤を検知する検知機構204を有している。
錠剤供給装置10は、錠剤収容部から取り出された錠剤の個数を計数(カウント)するべく、取り出された錠剤を検知する検知機構204を有している。
薬剤包装装置5にエラー処理を実行させるべく要求するエラー処理要求工程。
錠剤供給装置10は、押出し機構が押圧動作中であるかいなかを判断する判断手段をさらに有する。
検知機構204は、判断手段により押圧動作中であると判断されている場合には、所定の個数を少なくとも1に設定する。
検知機構204は、判断手段により押圧動作中ではないと判断されている場合には、所定の個数を0に設定することを特徴とする。
401は、錠剤導入路である。錠剤シートから取り出され落下した錠剤を導入シュート24から第1集積ホッパに中継する。
図6を説明する。
図6は、錠剤供給ユニット400の内部構造を示す図である。
402は第1集積ホッパである。錠剤シートから取り出され落下した錠剤を集積する。
501は第2集積ホッパである。第1集積ホッパで集積された錠剤をさらに集積する。
502は第1の送り出し機構である。第2集積ホッパで集積された錠剤を第3の集積ホッパに移動させる。
503は第3集積ホッパである。送り出された錠剤を集積する。
504は第2の送り出し機構である。第3集積ホッパで集積された錠剤をメインホッパに移動させる。
505はメインホッパである。送り出された錠剤を集積し、包装シート(分包紙)の中に集積した錠剤を投入する。
図7を説明する。
図7は、薬剤包装ユニット701の内部構造を示す図である。
702は包装シートが連なるロール紙を包装機構に送り出すロール紙送出機構である。
703は加熱溶着により、包装シートの中に投入された錠剤を包装シートの中に封入する(包装機構)。
704は加熱溶着により、包装シートの中に投入された錠剤を包装シートの中に封入する(包装機構)。
705は、連なるロール紙を1包毎の包装シートに分断するための分断用ミシン目を包装シートに形成する。(分断機構)
706はプリンタであり、包装シートに、日付、患者データ、エラー情報を印字する(印字機構)。
薬剤包装装置5は、要求を受け付ける受付手段を有している。
薬剤包装装置5は、取り出された錠剤を個別の包装シート毎に分けて包装する包装機構704を有している。
薬剤包装装置5は、個別の包装シート毎の情報を印字する印字機構706を有している。
印字機構706は、受付手段が要求を受け付けた場合に、所定の個数を超えた錠剤が包装されている個別の包装シートにエラー処理にかかる情報を印字する。
エラー処理にかかる情報とは、押圧動作による異物の混入を報知する情報である。
エラー処理にかかる情報とは、押圧動作によらない取出しミスを報知する情報である。
前記印字機構が、前記包装機構により前記取り出された錠剤が包装シートに包装されるまえに印字する錠剤供給システム。
図8を説明する。
図8は、薬剤包装ユニット701の内部構造を示す図である。
801は隣り合う一包化された包装シートの境界部分に形成された分断用ミシン目である。
802は一包化された包装シートである。エラー処理が発生した包装シートにはエラー情報の内容が印字(印刷)されている。
50は一包化された錠剤である。
図9を説明する。
図9は錠剤供給装置の内部にイオン発生器、ファン、ダクトが備えられていることを示す図である。
1400は錠剤シートに帯電している静電気を除電するための除電ユニットである。
除電ユニットの内部構造を説明する。
1411はイオン発生部で、錠剤シートに帯電している静電気を除電する正及び負のイオンを発生させる部位である。
1412は送風部(イオン供給機構)であり、イオン発生部で発生させたイオンをファンにより風にのせて送風させる為のものである。
1413はダクト(イオン供給機構)であり、イオン発生部で発生したイオンを1つまたは複数個の錠剤取出ユニットに供給する部品である。
図10を説明する。
図10は図9で示すイオン発生部、ファン、ダクト等の構成を示す図である。
1501は第2の供給管2203の先端部にある、発生したイオンを錠剤シートの錠剤が取り出される面に向けてイオンを噴射するノズルである。
ノズルは錠剤取出ユニットの錠剤シートの錠剤が取り出される面の錠剤収容部52の内面にノズルを向けて噴射するために方向をかえることができる。
1502はイオンの流れの経路を示している。
ダクトにより、錠剤供給装置10に備えられている18個の錠剤取出ユニットに、イオンを送り出すことが可能である。
図11を説明する。
図11は錠剤シートを上から見た図とそのシートの断面図A−Aである。
ここで、錠剤取出ユニットで錠剤が取り出される錠剤シートと、取り出される錠剤に帯電している静電気について説明する。
1601は空間であり、錠剤が重力に逆らって錠剤収容部裏面に張り付き、錠剤と錠剤シート裏面のアルミ箔との間に出来たものである。
断面図で示すように、錠剤シートや錠剤シート内の錠剤は、静電気の帯電が著しい場合は、重力に逆らい錠剤収容部裏面に張り付いている場合もある。
図12を説明する。
図12は錠剤シートの断面図で、錠剤シート裏面のアルミ箔が破られた一例図である。
錠剤取出ユニットにおいて、錠剤を押圧して取り出す時に、錠剤シートや錠剤シート内の錠剤に帯電した静電気が引き起こす不具合について説明する。
1701は錠剤シート裏面のアルミ箔である。
図13を説明する。
図13は錠剤シートの断面図で、錠剤シート裏面のアルミ箔が破られた別の一例図である。
その結果薬剤師は、正しく分包出来ていない分包袋を再度作り直ししなければならず手間が増えてしまい、分包作業の効率化の妨げになってしまう。
図14を説明する。
図14は錠剤取出ユニットの内部が分かるようにした錠剤ユニット前方からの簡略断面図である。
1901は正及び負のイオンである。
1902は錠剤取り出し部で、内部押圧体と外部押圧体が錠剤シートから錠剤を押圧し、錠剤を落下させる部位である。
図15を説明する。
図15は錠剤取出ユニットの内部が分かるようにした錠剤ユニット右側面からの簡略断面図である。
図16を説明する。
図16は錠剤が錠剤シートから取り出される時の様子を示した簡略断面図である。
錠剤が落ちると次の錠剤を取り出す為、イオンの照射を続けながら錠剤シートを搬送し、再び錠剤を取り出す。この作業を繰り返す。
図17を説明する。
図17は錠剤供給装置内部に備えるダクトに弁を設けたことを分かるようにした簡略図である。
5 薬剤包装装置
10 錠剤供給装置
17 検出機構
18 錠剤シートが載置される載置台
24 導入シュート
30 排出口
39 下部ローラ
50 錠剤
51 錠剤シート(PTPシート)
52 錠剤収容部
83 内部押圧体
84 外部押圧体
93 第1昇降体
94 カム
98 第2昇降体
99 カム
103 散薬投入部
203 PTPシート投入口
204 光学センサ
400 錠剤供給ユニット
401 錠剤導入路
505 メインホッパ
701 包装装置内の包装ユニット
702 ロール紙送出機構
703 包装機構
704 包装機構
705 分断機構
706 プリンタ
801 分断用のミシン目
802 1つの包み
803 1つの包みに分包された錠剤(薬剤)
1400 除電ユニット
1411 イオン発生部
1412 送風部(イオン供給機構)
1413 ダクト(イオン供給機構)
1501 ノズル
1502 イオンの流れ
1701 アルミ箔
1901 イオン
2201 開閉弁
2202 ダクト(第1の供給管)
2203 ダクト(第2の供給管)
Claims (6)
- 複数の錠剤をそれぞれ錠剤収容部に封入した錠剤シートから錠剤を取り出して供給する錠剤供給装置であって、
1または複数の錠剤取出しユニットと、前記錠剤取出しユニットで取り出された錠剤を供給する供給ユニットと、前記錠剤シートを除電する除電ユニットと、
を備え、
前記錠剤取出しユニットが、1または複数の錠剤シートを収容できる錠剤シート収容部と、前記錠剤シートを搬送する搬送機構と、前記搬送機構により搬送された前記錠剤シートが載置される載置台と、前記載置台上の錠剤シートの前記錠剤収容部を押圧して錠剤を取り出す押出し機構と、
を有し、
前記除電ユニットが、
前記錠剤シートを除電するイオンを発生させるイオン発生部と、
前記発生したイオンを前記1または複数の錠剤取出ユニットに供給するイオン供給機構と、
を備えることを特徴とする錠剤供給装置。 - 前記イオン供給機構は、
送風部と、
複数の錠剤取出ユニットに連通する第1の供給管を有し、
前記イオン供給機構が、前記発生したイオンを前記送風部により送風することで、前記第1の供給管を介して複数の錠剤取出ユニットに一括供給することを特徴とする請求項1に記載の錠剤供給装置。 - 前記第1の供給管は、特定の錠剤取出ユニットへの連通を開閉する開閉弁をさらに有し、
前記イオン供給機構が、前記発生したイオンを前記送風部により送風することで、前記第1の供給管を介して前記開閉弁の開閉により前記特定の錠剤取出ユニットに供給することを特徴とする請求項2に記載の錠剤供給装置。 - 前記イオン供給機構は、
送風部と、
前記1または複数の錠剤取出ユニットに連通し、かつ前記錠剤シートから錠剤が取り出される面に連通する第2の供給管を有し、
前記イオン供給機構が、前記発生したイオンを前記送風部により送風することで、前記第2の供給管を介して前記1または複数の錠剤取出ユニットの前記錠剤シートの錠剤が取り出される面に供給することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の錠剤供給装置。 - 前記第2の供給管は、前記発生したイオンを前記錠剤シートの錠剤が取り出される面に噴射するノズルをさらに有し、
前記イオン供給機構が、前記発生したイオンを前記送風部により送風することで、前記第2の供給管を介して前記1または複数の錠剤取出ユニットの前記錠剤シートの錠剤が取り出される面の錠剤収容部に前記ノズルを向けて噴射することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の錠剤供給装置。 - 複数の錠剤をそれぞれ錠剤収容部に封入した錠剤シートから錠剤を取り出して供給する錠剤供給装置が、1または複数の錠剤取出しユニットと、前記錠剤取出しユニットで取り出された錠剤を供給する供給ユニットと、
を備え、
前記錠剤取出しユニットが、1または複数の錠剤シートを収容できる錠剤シート収容部と、前記錠剤シートを搬送する搬送機構と、前記搬送機構により搬送された前記錠剤シートが載置される載置台と、前記載置台上の錠剤シートの前記錠剤収容部を押圧して錠剤を取り出す押出し機構と、
を有する錠剤供給装置が備える前記錠剤シートを除電する除電ユニットであって、
前記錠剤シートを除電するイオンを発生させるイオン発生部と、
前記発生したイオンを前記1または複数の錠剤取出ユニットに供給するイオン供給機構と、
を備えることを特徴とする除電ユニット。
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