JP2002059904A - 粉粒体の除電方法と製袋充填包装機 - Google Patents

粉粒体の除電方法と製袋充填包装機

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JP2002059904A
JP2002059904A JP2000246218A JP2000246218A JP2002059904A JP 2002059904 A JP2002059904 A JP 2002059904A JP 2000246218 A JP2000246218 A JP 2000246218A JP 2000246218 A JP2000246218 A JP 2000246218A JP 2002059904 A JP2002059904 A JP 2002059904A
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filling
funnel tube
powder
bag making
packaging machine
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Mineo Ueno
峰男 上野
Takayuki Kanai
孝之 金井
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Tokyo Automatic Machinery Works Ltd
Original Assignee
Tokyo Automatic Machinery Works Ltd
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  • Containers And Plastic Fillers For Packaging (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ファネルチューブの先端部に付着しようとす
る帯電粉粒体を除電して、該先端部への粉粒体の堆積を
確実に防止する。 【解決手段】 円筒状に成形された包装フィルム100
を下方に搬送するとともに、一対のヒータブロック5,
6で熱シールして袋状に成形し、かつ、円筒状のファネ
ルチューブ8を介して包装フィルム100に粉粒体を供
給する粉粒体の製袋充填包装機1において、ファネルチ
ューブ8の中心軸を挟んで一対の除電装置20を対向し
て配置する。除電装置20はイオンを放出する複数の放
出ノズル22を備えている。放出ノズル22からはファ
ネルチューブ8の先端部8aに向けてイオンが放出さ
れ、先端部に付着しようとする粉粒体の除電が行われ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、円筒状に成形さ
れた包装フィルムを一対のヒータブロックで挟み込み幅
方向に熱シールして粉粒体を充填する製袋充填包装機に
関し、詳しくは粉粒体に蓄積された静電気を有効に除去
する粉粒体の除電方法と、同方法を用いた製袋充填包装
機に関する。
【0002】
【従来の技術】図8は、縦型製袋充填包装機の概略構成
を示す。同図を参照して縦型製袋充填包装機1の概要を
説明すると、巻回ドラム2から繰り出されてきた帯状の
包装フィルム100は、筒状の製袋チューブ3の外周面
に巻き付けられながら下方に搬送されていく。
【0003】製袋チューブ3の側方には縦シール用ヒー
タ4が対向して設けてあり、この縦シール用ヒータ4に
より製袋チューブ3に巻き付けた包装フィルム100の
重合側端部100aを熱シールして、該包装フィルム1
00を円筒状に成形する。製袋チューブ3の下方には、
一対のヒータブロック5,6が包装フィルム100の搬
送経路を挟んで対向して設けてあり、繰出しベルト7に
より下方向に送り出されてきた包装フィルム100を、
これらヒータブロック5,6で挟み込んで幅方向に熱シ
ール(横シール)する。
【0004】また、製袋チューブ3の中空部には、筒状
のファネルチューブ8が備えられている。このファネル
チューブ8の上部は、逆円錐形状のホッパ10と連結し
てあり、さらに、ファネルチューブ8の中空部内には、
螺旋状の羽根9aを有するオーガ軸9が同軸上に配設し
てある。オーガ軸9は、ホッパ10の上方に設けた駆動
モータ11により回転駆動される。
【0005】ホッパ10内には、図示しない供給手段に
より粉粒体が連続的に供給されるとともに、この粉粒体
がオーガ軸9の回転に伴いファネルチューブ8内を下方
向へと移送され、ファネルチューブ8の先端部8aから
落下して、袋状に成形された包装フィルム100に充填
される。粉粒体の充填量が所定量に達すると、ヒータブ
ロック5,6により包装フィルム100の充填上部側を
幅方向に熱シールするとともに、ヒータブロック6に付
設したカッター12により熱シール部100bのほぼ中
央を切断して包装袋を形成する。
【0006】なお、ホッパ10には、粉粒体をホッパ8
へとすみやかに供給するためにアジテータ13と称する
回転部材が設けられている。このアジテータ13は、ア
ジテータ駆動モータ14と接続しており、アジテータ駆
動モータ14によりオーガ軸9を中心軸としてホッパ1
0の内周面の近傍を、該内周面に沿って回転するように
設けられている。
【発明が解決しようとする課題】さて、ホッパ10に供
給された粉粒体が包装フィルム100に充填されるまで
の間に、粉粒体は、ホッパ10、アジテータ13、ファ
ネルチューブ8、オーガ軸9等と摩擦を繰り返す。この
ため、粉粒体は、供給過程で静電気を帯びることが多
い。このように静電気を帯びた粉粒体は、ファネルチュ
ーブ8の先端部8aから落下する途中で、周囲に存在す
る包装フィルム100に吸い付けられて、その内周面に
付着してしまう。
【0007】このように静電気の作用をもって、ヒータ
ブロック5,6による熱シール部よりも上方で、包装フ
ィルム100の内周面に粉粒体が付着した場合、包装フ
ィルム100の充填上部側を熱シールする際に、前記包
装フィルム100の内周面に付着した粉粒体をヒータブ
ロック5,6が噛み込んでしまい、シール不良を引き起
こすおそれがあった。そこで、従来も包装フィルム10
0の内周面への粉粒体の付着を未然に防止するために、
除電装置(図示せず)を備えた製袋充填包装機が提案さ
れていた。
【0008】この種の従来の製袋充填包装機にあって
は、もっぱらファネルチューブ8の先端部8aから落下
してくる粉粒体の包装フィルムの内周面への付着を防止
する観点から除電装置が配設されており、除電装置で発
生したイオンを包装フィルム100の周面に吹き付ける
ことにより、包装フィルム100の内周面に付着しよう
とする粉粒体の静電気を中和して、その付着を防止する
構成となっていた。
【0009】ところが、本発明者らが観察したところに
よれば、帯電した粉粒体は、ファネルチューブ8の先端
部8aから同チューブ8の外周面側に回り込み、静電気
の力をもって同チューブ8の先端部8に付着する現象が
頻繁にみられた。ファネルチューブ8の先端部8aの外
周面は、該チューブ8の内周面と異なって粉粒体の流れ
がないために、そこに付着した粉粒体はそのまま滞留す
る。そして、ファネルチューブ8の先端部8aから連続
的に排出されてくる粉粒体が、次々とファネルチューブ
8の先端部8aの外周面に堆積され、大きな塊に成長す
ることが確認されている。そして、その粉粒体の堆積量
が所定量に達すると、堆積物はその自重によりファネル
チューブ8の先端部8aから剥がれて下方に落下する。
【0010】このような粉粒体の剥離がヒータブロック
5,6によるシール動作のタイミングに合わせて発生し
た場合、ファネルチューブ8の先端部8aから剥がれ落
ちた粉粒体の塊をヒータブロック5,6が噛み込んでし
まい、シール不良を引き起こすおそれがあった。
【0011】近年、生産性を向上させるために、製袋充
填包装機1台当たりの包装袋の生産速度が高速化し、こ
のため、ヒータブロック5,6による熱シールのサイク
ル間隔も短縮されてきており、その結果、ヒータブロッ
ク5,6による熱シール動作とファネルチューブ8の先
端部8aから粉粒体が剥離するタイミングとが合致して
しまう確立も高まっている。
【0012】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、ファネルチューブ先端部への粉粒体の付着を
確実に防止して、ヒータブロックが粉粒体を噛み込みシ
ール不良となる不都合を適切に回避することを目的とす
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、粉粒体の除電方法に係る請求項1の発明は、円筒状
に成形された包装フィルムを下方に搬送するとともに、
一対のヒータブロックで熱シールして袋状に成形し、か
つ、円筒状のファネルチューブを介して包装フィルムに
粉粒体を供給する粉粒体の製袋充填包装機において、イ
オンをファネルチューブの先端部に向けて包装フィルム
を介して積極的に供給することにより、該先端部の粉粒
体を除電し、該先端部への付着を防止することを除電す
ることを特徴とする。
【0014】かかる方法よれば、ファネルチューブの先
端部に向けてイオンを積極的に供給するため、当該先端
部の粉粒体の除電を確実に行うことができ、粉粒体の付
着成長を抑制する。その結果、ヒータブロックによる熱
シールの際の粉粒体の噛み込みを未然に防止して、安定
した包装袋の形成が可能となる。
【0015】なお、本発明において、ファネルチューブ
の先端部に向けてイオンを積極的に供給するとは、該先
端部に付着しようとする帯電粉粒体の除電を意図して、
該帯電粉粒体の除電に充分なイオンを供給することを意
味するものである。
【0016】また、上記製袋充填包装機において、少な
くともファネルチューブの先端部及びファネルチューブ
よりも下方に搬送された包装フィルムの周面に向けて、
イオンを積極的に供給して、それらの各部に付着しよう
とする粉粒体を除電する方法とすれば、包装フィルム周
面への粉粒体の付着についても抑制して、さらに安定し
た包装袋の形成が可能となる(請求項2)。
【0017】また、製袋充填包装機に係る請求項3の発
明は、円筒状に成形された包装フィルムを下方に搬送す
るとともに、一対のヒータブロックで熱シールして袋状
に成形し、かつ、円筒状のファネルチューブを介して包
装フィルムに粉粒体を供給する粉粒体の製袋充填包装機
において、イオンを発生させ、該イオンをファネルチュ
ーブの先端部に供給する除電手段を備えたを特徴とす
る。
【0018】このような除電手段を製袋充填包装機に備
えることにより、ファネルチューブの先端部に向けてイ
オンを積極的に供給して、当該先端部における静電気を
帯びた粉粒体の付着成長を抑制し、その結果、ヒータブ
ロックによる熱シールの際の粉粒体の噛み込みを未然に
防止することができる。
【0019】除電手段は、本体と、該本体に設けられた
イオン発生部と、該イオン発生部で発生したイオンを放
出する複数の放出ノズルと、該放出ノズルに空気を供給
する空気供給源と、を備える構成とすることで、発生し
たイオンを放出ノズルから空気にて吹き飛ばし、イオン
をファネルチューブの先端部に向けて積極的に供給する
ことが可能となる(請求項4)。
【0020】なお、既述したように、静電気を帯びた粉
粒体が付着する箇所はファネルチューブの先端部には限
らない。すなわち、静電気を帯びた粉粒体は、包装袋の
周面にも付着して熱シールの際に噛み込みを生じること
がある。そこで、複数の放出ノズルは、ファネルチュー
ブの先端部に向けてイオンを積極的に放出する第一の放
出ノズルと、ファネルチューブの下方に搬送された包装
フィルムの周面に向けてイオンを放出する第二の放出ノ
ズルと、を含む構成とすることが好ましい(請求項
5)。
【0021】このような構成とすることで、各部に対向
して除電手段を配置することなく、同一の除電手段に
て、ファネルチューブの先端部及びファネルチューブの
下方に搬送された包装フィルムの周面のそれぞれにイオ
ンを積極的に供給することが可能となり、その結果、製
袋充填包装機のコスト削減及び省スペースか図られ、特
に除電手段を設置できる周囲のスペースが制限されてい
る場合に極めて有効となる。
【0022】また、除電手段は、放出ノズルを直列に配
列してなり、該除電手段をファネルチューブの中心軸を
挟んで対向して配置した構成としてもよい(請求項
6)。ファネルチューブ及びファネルチューブの下方に
搬送された包装フィルムの周面のうち、除電手段と対向
する周面部分には除電手段から発生するイオンを充分に
供給することができるが、反対側の周面部分までイオン
が十分に周り込めないこともある。そこで、上記のよう
に、放出ノズルを直列に配列した除電手段を、ファネル
チューブの中心軸を挟んで対向して配置すれば、粉粒体
が付着しようとする箇所に満遍なくイオンを供給するこ
とが可能となり、十分な除電効果を得ることができる。
【0023】さらに、除電手段をファネルチューブの先
端部の近傍に対向して設けることで、当該部分へのイオ
ン供給量が増加して除電効果をさらに向上させることが
できる(請求項7)。
【0024】また、ファネルチューブの中心軸方向に除
電手段の設置位置を調節する位置調節手段を備えたり
(請求項8)、ファネルチューブの中心軸と直交する方
向に除電手段の設置位置を調節する位置調節手段を備え
ることで(請求項9)、除電が効果的に行える位置へ容
易に除電手段を配置することができ、より好適である。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明の第1
実施形態に係る製袋充填包装機の構造を示す斜視図であ
る。なお、製袋充填包装機の全体構成、及び同包装機に
よる粉粒体を充填した包装袋の製造方法については、既
述した従来技術と同様であるため、ここではその詳細な
説明は省略する。
【0026】製袋充填包装機1は、ファネルチューブ8
の中心軸を挟んで対向して配置した一対の除電装置20
を備えており、この除電装置20は支持装置30により
支持されている。
【0027】図2に示すように、除電装置20は、内部
が中空の本体21を有し、該本体21のファネルチュー
ブ8と対向させる周面には、筒状の放出ノズル22が複
数直列に設けられている。放出ノズル22の中空部に
は、イオン発生部としての電極針23が備えられてお
り、該電極針23は電源24と電気的に接続している。
そして、電源24から電極針23に高電圧を印加するこ
とによって、電極針23の周囲にコロナ放電が生じてイ
オンが発生する。
【0028】ここで、電極針23にプラスの高電圧を印
加した場合は、電極針23の周囲にプラスの極性をもっ
たイオンが発生し、一方、電極針23にマイナスの高電
圧を印加すると、電極針23の周囲にはマイナスのイオ
ンが発生する。いずれの極性のイオンを発生させるか
は、製袋充填包装機1のファネルチューブ8から排出さ
れる粉粒体に蓄積される静電気の極性に応じて選択すれ
ばよい。例えば、被包装物がコーヒー粉末の場合は、粉
粒体はプラスに帯電するため、電極針23の周囲にはこ
のプラスの静電気を中和させるマイナスのイオンを発生
させればよい。
【0029】本体21の中空部には、空気供給源25か
ら供給管26を介して空気が連続的に供給されており、
該供給された空気は、本体21の中空部を経由して、放
出ノズル22から外部に吹き出している。したがって、
電極針23から発生したイオンは、放出ノズル22から
吹き出す空気によって外部に円錐状に放出される。
【0030】図1及び図3に示すように、除電装置20
は、ファネルチューブ8の先端部8aと対向するように
その近傍に配置されており、放出ノズル22から放出さ
れたイオンは、ファネルチューブ8の先端部8aに向け
て積極的に供給される。このため、包装袋を形成する際
に、ファネルチューブ8の先端部8aに付着しようとす
る帯電した粉粒体は、供給されたイオンと中和して適切
に除電される。
【0031】支持装置30は、支持アーム31とフレー
ム32とから構成されており、除電装置20の本体21
をフレーム32に固定するとともに、該フレーム32を
支持アーム31に装着してある。支持アーム31は図で
は示されないが、製袋充填包装機1の本体に固定されて
いる。
【0032】フレーム32には横方向の案内溝32aが
形成してあり(図1参照)、一方、除電装置20の本体
21にはこの案内溝32aと対応する箇所にネジ孔21
aが設けてある(図2参照)。そして、案内溝32aを
介してボルト33等の締結具をネジ孔21aに螺合する
ことで、除電装置20をフレーム32に固定することが
できる。また、案内溝32aに沿って除電装置20の締
結位置を横方向に適宜移動させることで、除電装置20
の横方向の位置調節が可能となる。すなわち、案内溝3
2aは、除電手段20の設置位置をファネルチューブ8
の中心軸と直交する方向に調節する位置調節手段として
機能する。
【0033】また、支持アーム31へのフレーム32の
装着は、支持アーム31に形成された凹溝31aとフレ
ーム32に設けられたレール部32bとを嵌合すること
により行う。凹溝31aは、縦方向(ファネルチューブ
8の中心軸方向)に延在しており、レール部32bを縦
方向へ摺動自在に嵌合できる形状寸法としてある。これ
ら凹溝31a及びレール部32bは、除電手段20の設
置位置をファネルチューブ8の中心軸に沿って調節する
位置調節手段として機能する。なお、中心軸方向に沿っ
て除電装置20が位置決めされた後は、係止レバー31
bによってレール部32bを凹溝31aに圧接して固定
する。
【0034】本実施形態では、一対の除電装置20をフ
ァネルチューブ8の中心軸を挟んで対向する位置にそれ
ぞれ配置してあり(図1参照)、これにより円筒状のフ
ァネルチューブ8の周面に吹き付けられたイオンが、同
チューブ8の周面に沿って両方向から周り込み、よって
ファネルチューブ8の先端部8aに全周にわたり満遍な
くイオンが供給される。
【0035】ここで、除電装置20による帯電した粉粒
体の除電原理を簡単に説明すると、例えば、図3に示す
ように、ファネルチューブ8の先端部8aに付着した粉
粒体がプラスに帯電している場合には、上述の如く、電
極針23にマイナスの高電圧を印加してマイナスのイオ
ンを発生させ、放出ノズル22から空気とともにマイナ
スのイオンを放出して該粉粒体に吹き付ける。これによ
り、粉粒体に帯電している静電気は電気的に中和され
て、ファネルチューブ8の先端部における粉粒体の静電
気による付着状態が解消されて、その結果、包装フィル
ム100を熱シールする際に粉粒体が塊となって落下す
るおそれがなくなり、ヒータブロックによる噛み込みを
防止することができる。
【0036】次に、本発明の第2実施形態について、図
4及び図5を参照して説明する。本実施形態では、図4
に示すように、本体21に第1の放出ノズル22aと第
2の放出ノズル20bとを交互に設けた除電装置20を
用いている。第1の放出ノズル22aは、本体21の装
着面21bからほぼ垂直に延出しており、一方、第2の
放出ノズル22bは、斜め下方に向けて延出している。
【0037】除電装置20は、先に説明した第1実施形
態と同様、ファネルチューブ8の先端部8aに対向して
その近傍に配置してあり(図5参照)、第1の放出ノズ
ル22aがファネルチューブ8の先端部8aに向かって
イオンを積極的に供給するとともに、第2の放出ノズル
22bが、ファネルチューブ8の下方に搬送された包装
フィルム100の周面に向かってイオンを供給するよう
にイオン放出方向を調節してある。また、本実施形態で
も、一対の除電装置20をファネルチューブ8の中心軸
を挟んで対向する位置にそれぞれ配置してある。
【0038】この第2実施形態によれば、除電装置20
に設けた第1,第2の放出ノズル22a,22bからそ
れぞれファネルチューブ8の先端部8aと包装フィルム
100の周面とにイオンを積極的に供給することがでる
ので、各部に付着しようとする粉粒体を効率的に除電し
て、一層確実にヒータブロック5,6による粉粒体の噛
み込みを防止することが可能となる。
【0039】なお、本発明の除電装置は上述した実施形
態に限定されるものではない。例えば、第2実施形態で
用いた除電装置20における第1の放出ノズル22aを
斜め上方に向けて延出するとともに、図6に示すよう
に、ファネルチューブ8の先端部8aよりやや下方位置
に該除電装置20を配置してもよい。この場合も、第1
の放出ノズル22aはファネルチューブ8の先端部8a
に向かってイオンを積極的に供給するとともに、第2の
放出ノズル22bはファネルチューブ8の下方に搬送さ
れた包装フィルム100の周面に向かってイオンを供給
するように放出方向を調節する。
【0040】また、ファネルチューブ8の中心軸を挟ん
で一対の除電装置20を対向して配置しただけでは、粉
粒体が付着しようとする箇所に満遍なくイオンを供給で
きないときは、除電装置20の設置台数を増やしたり、
又は図7(a)(b)に示すように、放出ノズル22を
環状の本体21の内周面に配列して、ファネルチューブ
8の中心軸の周囲に配置することで、ファネルチューブ
8の全周方向からその先端部8aに向かってイオンを積
極的に供給する構成としてもよい。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
イオンをファネルチューブの先端部に向けて積極的に供
給することにより、該先端部に付着しようとする粉粒体
を除電するようにしたので、ファネルチューブ先端部へ
の粉粒体の付着を確実に防止でき、その結果、ヒータブ
ロックが粉粒体を噛み込みシール不良となる不都合を適
切に回避することができ、製袋充填包装機の稼働率向上
を寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る製袋充填包装機の
構造を示す斜視図である。
【図2】同製袋充填包装機に装着される除電装置を示す
斜視図である。
【図3】同製袋充填包装機における除電装置の配設位置
及びその作用を示す模式図である。
【図4】本発明の第2実施形態に適用される除電装置の
斜視図である。
【図5】本発明の第2実施形態に係る製袋充填包装機に
おける除電装置の配設位置及びその作用を示す模式図で
ある。
【図6】本発明の変形例を示す模式図である。
【図7】本発明の変形例に係る除電装置の構成を示す図
で、(a)は平面図、(b)は正面断面図である。
【図8】粉粒体の製袋充填包装機を示す斜視図である。
【符号の説明】
1:製袋充填包装機 2:巻回ドラム 3:製袋チューブ 4:縦シール用ヒータ 5,6:ヒータブロック 7:繰出しベルト 8:ファネルチューブ 8a:先端部 9:オーガ軸 9a:羽根 10:ホッパ 11:駆動モータ 12:カッター 13:アジテータ 14:アジテータ駆動モータ 20:除電装置 21:本体 21a:ネジ孔 21b:装着面 22:放出ノズル 22a:第1の放出ノズル 22b:第2の放出ノズル 23:電極針(イオン発生部) 24:電源 25:空気供給源 26:供給管 30:支持装置 31:支持アーム 31a:凹溝 31b:係止レバー 32:フレーム 32a:案内溝 32b:レール部 33:ボルト 100:包袋フィルム 100a:重合側端部 100b:熱シール

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状に成形された包装フィルムを下方
    に搬送するとともに、一対のヒータブロックで熱シール
    して袋状に成形し、かつ、円筒状のファネルチューブを
    介して前記包装フィルムに粉粒体を供給する粉粒体の製
    袋充填包装機において、 イオンを前記ファネルチューブの先端部に向けて前記包
    装フィルムを介して積極的に供給することにより、該先
    端部の粉粒体を除電し、該先端部への付着を防止するこ
    とを特徴とする粉粒体の除電方法。
  2. 【請求項2】 円筒状に成形された包装フィルムを下方
    に搬送するとともに、一対のヒータブロックで熱シール
    して袋状に成形し、かつ、円筒状のファネルチューブを
    介して前記包装フィルムに粉粒体を供給する粉粒体の製
    袋充填包装機において、 少なくとも前記ファネルチューブの先端部及びファネル
    チューブより下方に搬送された包装フィルムの周面に向
    けてイオンを積極的に供給し、それら各部に付着しよう
    とする粉粒体を除電することを特徴とする粉粒体の除電
    方法。
  3. 【請求項3】 円筒状に成形された包装フィルムを下方
    に搬送するとともに、一対のヒータブロックで熱シール
    して袋状に成形し、かつ、円筒状のファネルチューブを
    介して前記包装フィルムに粉粒体を供給する粉粒体の製
    袋充填包装機において、 イオンを発生させるとともに該イオンを前記ファネルチ
    ューブの先端部に向けて積極的に供給する除電手段を備
    えたことを特徴とする粉粒体の製袋充填包装機。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の粉粒体の製袋充填包装機
    において、 前記除電手段は、本体と、該本体に設けられたイオン発
    生部と、該イオン発生部で発生したイオンを放出する複
    数の放出ノズルと、該放出ノズルに空気を供給する空気
    供給源と、を備えたことを特徴とする粉粒体の製袋充填
    包装機。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の粉粒体の製袋充填包装機
    において、 前記複数の放出ノズルは、前記ファネルチューブの先端
    部に向けてイオンを積極的に放出する第1の放出ノズル
    と、前記ファネルチューブより下方に搬送された包装フ
    ィルムの周面に向けてイオンを放出する第2の放出ノズ
    ルと、を含むことを特徴とする粉粒体の製袋充填包装
    機。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の粉粒体の製袋充填包装機
    において、 前記除電手段は、前記放出ノズルを直列に配列してな
    り、該除電手段を前記ファネルチューブの中心軸を挟ん
    で対向して配置したことを特徴とする粉粒体の製袋充填
    包装機。
  7. 【請求項7】 請求項3乃至6のいずれか一項に記載の
    粉粒体の製袋充填包装機において、 前記除電手段を、前記ファネルチューブの先端部近傍に
    対向して設けたことを特徴とする粉粒体の製袋充填包装
    機。
  8. 【請求項8】 請求項3乃至8のいずれか一項に記載の
    粉粒体の製袋充填包装機において、 前記除電手段の設置位置を前記ファネルチューブの中心
    軸方向に調節する位置調節手段を備えたことを特徴とす
    る粉粒体の製袋充填包装機。
  9. 【請求項9】 請求項3乃至9のいずれか一項に記載の
    粉粒体の製袋充填包装機において、 前記除電手段の設置位置を前記ファネルチューブの中心
    軸と直交する方向に調節する位置調節手段を備えたこと
    を特徴とする粉粒体の製袋充填包装機。
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