JP2014035090A - 空調システム - Google Patents

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Yasunari Okamoto
康令 岡本
Koichi Ishida
耕一 石田
Yoshihiro Nakagawa
善博 中川
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Abstract

【課題】利用側を流れる熱媒体が受ける抵抗を、コストを抑えた設備によって定めつつ、要求されている負荷の処理に必要な電力を小さく抑えることが可能な空調システムを提供する。
【解決手段】差圧センサ82によって計測された圧力のデータおよび流量センサ13によって把握した流量のデータに基づいて、コントローラ80が、第1利用側回路46a、第2利用側回路46bおよび第3利用側回路46cのそれぞれについて、第1利用側配管43aおよび第1空気冷却熱交換器32aにおける抵抗値と、第2利用側配管43bおよび第2空気冷却熱交換器32bにおける抵抗値と、第3利用側配管43cおよび第3空気冷却熱交換器32cにおける抵抗値を求める。
【選択図】図1

Description

本発明は、空調システムに関する。
従来より、例えば、特許文献1(特開2004−53127号公報)に開示されているように、熱源において熱媒体の温度を調節し、利用側にそれぞれ配置されている熱交換器へ送ることで、熱媒体を循環させる空調設備が提案されている。
この空調設備では、熱源と利用側の熱交換器との間で熱媒体を循環させるために、熱源と利用側の熱交換器とを配管で接続して回路を構成し、当該回路において熱媒体を流すためのポンプを設けている。このポンプとしては、熱媒体を熱源に通過させるための一次ポンプと、一次ポンプよりも下流側に設けられており利用側の各熱交換器に熱媒体を通過させるための二次ポンプと、が設けられている。
以上のような従来の空調設備では、利用側に設けられた複数の熱交換器に対して、熱媒体を分岐して流すことで、各利用側の熱交換器それぞれにおいて、熱媒体の熱を利用することを可能にしている。ここで、利用側の熱交換器は、設置されている状況に応じて負荷に違いが生じるため、この利用側の熱交換器のそれぞれの負荷を処理できるように、利用側の各熱交換器に接続されている配管にはそれぞれ流量調節弁が設けられている。そして、この各流量調節弁の弁開度および二次ポンプの出力をそれぞれ制御することによって、利用側の各熱交換器において要求されているそれぞれの負荷の処理を可能にしている。
以上のように、従来の空調設備では、利用側の各熱交換器において要求される負荷を処理できるように、各流量調節弁の弁開度および二次ポンプの出力を制御しているが、この二次ポンプにおいて消費される電力を正確に把握するためには、二次ポンプによって送り出された熱媒体が通過する各配管における抵抗や各流量調節弁における抵抗を把握することが求められる。特に、利用側の各熱交換器における能力を処理できるように各流量調節弁の弁開度を制御した状態で、二次ポンプにおいて消費される電力をできるだけ小さく抑えるためには、上述の各配管における抵抗や各流量調節弁における抵抗を把握することが求められる。
ところが、配管の長さ、湾曲の程度、分岐の数等は、空調設備を施工する対象物件によって異なる。このため、現地に施工されてシステムが構築された状態になった後に、各配管における抵抗や各流量調節弁における抵抗を把握することが求められる。
これに対して、利用側の配管の各分岐部分のそれぞれの位置に水量計を設置して、水量計によって計測される値を用いることで、上述の各配管における抵抗や各流量調節弁における抵抗を把握することも考えられるが、この場合には、必要な流量計の数が多く、コストが高くなってしまう。
本発明は上記上述した点に鑑みてなされたものであり、本発明の課題は、利用側を流れる熱媒体が受ける抵抗を、コストを抑えた設備によって定めつつ、要求されている負荷の処理に必要な電力を小さく抑えることが可能な空調システムを提供することにある。
第1観点に係る空調システムは、少なくとも1つの熱源機と、複数の利用側回路と、複数のファンと、循環手段および熱媒体回路と、圧力計測手段と、流量把握手段と、抵抗特定手段を備えている。熱源機は、熱媒体を加熱または冷却する。複数の利用側回路は、それぞれ、配管と、熱交換器と、流量調節弁を含んでいる。複数の利用側回路は、互いに並列に接続されている。熱交換器は、熱媒体と空気との間で熱交換を行わせて空気を加熱または冷却させる。流量調節弁は、熱媒体の流量を調整する。複数のファンは、加熱または冷却された空気を空調対象空間に供給するように、利用側回路にそれぞれ対応して設けられている。循環手段および熱媒体回路は、熱源機と複数の利用側回路との間で熱媒体を循環させる。圧力計測手段は、循環手段が送り出した後であってそれぞれの利用側回路に分流される前の熱媒体の圧力とそれぞれの利用側回路を通過した後に合流した熱媒体の圧力との差圧を計測するか、もしくは、循環手段が送り出した後であってそれぞれの利用側回路に分流される前の熱媒体の圧力を計測する。流量把握手段は、循環手段が送り出した後であってそれぞれの利用側回路に分流される前の部分を通過する熱媒体の流量を把握するか、もしくは、それぞれの利用側回路を通過した後に合流した後の部分を通過する熱媒体の流量を把握する。抵抗特定手段は、圧力計測手段によって計測された圧力のデータと、流量把握手段によって把握した流量のデータと、に基づいて、複数の利用側回路それぞれについて、少なくとも配管および熱交換器における熱媒体に対する通過抵抗値を求める。
この空調システムでは、抵抗特定手段が、圧力計測手段によって計測された圧力のデータと、流量把握手段によって把握した流量のデータと、に基づいて、複数の利用側回路それぞれについて、配管および熱交換器における熱媒体に対する通過抵抗値を求める。このため、利用側回路毎に水量計を設けなくても、利用側を流れる熱媒体が受ける通過抵抗値を特定することができ、設備のコストを抑えることができる。
そして、このようにして求めた各通過抵抗値を利用して、利用側で要求されている負荷を処理するために必要な電力を小さく抑える運転を行うことが可能になる。
第2観点に係る空調システムは、第1観点に係る空調システムであって、複数の流量調節弁は、利用側回路の熱交換器それぞれの負荷が処理されるように開度が制御されている。
この空調システムでは、利用側回路毎の負荷を確実に処理することが可能になる。
第3観点に係る空調システムは、第1観点または第2観点のいずれかに係る空調システムであって、データ収集運転制御部をさらに備えている。データ収集運転制御部は、流量把握手段によって把握される流量のデータ、および、圧力計測手段によって計測される圧力のデータについて、異なる運転状況における各データを収集するためのデータ収集運転を実行させる。
この空調システムでは、通過抵抗値を定めるために用いるデータを収集する際に、データ収集運転制御部が、異なる運転状況における各データを収集できるようにデータ収集運転を実行させる。これにより、通過抵抗値の信頼性を向上させることができる。
第4観点に係る空調システムは、第1観点から第3観点のいずれかに係る空調システムであって、流量把握手段は、循環手段が送り出した後であってそれぞれの利用側回路に分流される前の部分を通過する熱媒体の流量を計測するか、もしくは、それぞれの利用側回路を通過した後に合流した後の部分を通過する熱媒体の流量を計測することで、流量を把握する。
この空調システムでは、流量把握手段によって計測した流量を用いて、各通過抵抗値を求めることができる。
第5観点に係る空調システムは、第1観点から第3観点のいずれかに係る空調システムであって、循環手段は、インバータ駆動式の循環ポンプを有している。流量把握手段は、圧力計測手段により計測された圧力値または循環ポンプの消費電力値の少なくともいずれか一方の値と、循環ポンプのインバータ周波数と、を用いて熱媒体の流量を推定することで、流量を把握する。
この空調システムでは、流量を計測するための流量計等が設けられていない場合であっても、推定される流量を用いて、各通過抵抗値を求めることができる。
第1観点に係る空調システムでは、利用側を流れる熱媒体が受ける抵抗を、コストを抑えた設備によって定めつつ、要求されている負荷の処理に必要な電力を小さく抑えることが可能になる。
第2観点に係る空調システムでは、利用側回路毎の負荷を確実に処理することが可能になる。
第3観点に係る空調システムでは、通過抵抗値の信頼性を向上させることができる。
第4観点に係る空調システムでは、流量把握手段によって計測した流量を用いて、各通過抵抗値を求めることができる。
第5観点に係る空調システムでは、流量を計測するための流量計等が設けられていない場合であっても、推定される流量を用いて、各通過抵抗値を求めることができる。
実施形態に係る空調システムの全体を示す概略図である。 実施形態に係る空調システムの利用側の概略構成図である。 実施形態に係る空調システムの熱源側の概略構成図である。 実施形態に係る空調システムのブロック構成図である。 他の実施形態(7−1)に係る空調システムの全体を示す概略図である。
以下、実施形態に係る空調システム100について、図面を参照しながら説明する。
(1)空調システムの全体構成
空調システム100は、室内空間RMの顕熱負荷および潜熱負荷を必要量だけ処理し、室内空間RMの湿度と温度とを調節することができるように構成されたシステムであり、例えば、半導体の製造工場などのクリーンルームに設置される。
図1は、空調システム100の全体を示す概略図である。図2は、空調システム100のうち特に利用側の概略構成を示した図である。図3は、空調システム100のうち特に熱源側の概略構成を示した図である。図4は、空調システム100のブロック構成図である。
図2に示すように、室内空間RMの室内空気RAは、室内ユニットに取り込まれて、湿度や温度が調節される。調整された空気は、供給空気SAとして室内空間RAへ送られる。
この空調システム100は、主として、第1チラーユニット50a,第2チラーユニット50b,第3チラーユニット50cと、第1空調ユニット30a,第2空調ユニット30b,第3空調ユニット30cとを備えている。この空調システム100は、複数の冷媒回路51a,51b,51cと、複数の放熱回路60a,60b,60cと、第1熱源側回路48a,第2熱源側回路48b,第3熱源側回路48cと、第1利用側回路46a,第2利用側回路46b,第3利用側回路46cと、往ヘッダ部20、還ヘッダ部10、および、バイパス回路49等を有している。
(2)空調システムの詳細構成
(2−1)冷媒回路
冷媒回路51aは、図3に示すように、第1チラーユニット50aに含まれており、冷媒を循環させて蒸気圧縮式の冷凍サイクルを行う閉回路である。冷媒回路51aには、圧縮機52a、放熱器54a、膨張弁56a、蒸発器58aなどが接続されている。
圧縮機52aは、運転容量の調節が可能である。圧縮機52aのモータには、インバータを介して電力が供給される。インバータの出力周波数を変更すると、モータの回転数(回転速度)が変更され、圧縮機52aの運転容量が変わる。
放熱器54aは、冷媒回路51aと接続されている第1伝熱管と、放熱回路60aと接続されている第2伝熱管とを有しており、冷媒回路51a側の第1伝熱管を流れる冷媒と放熱回路60a側の第2伝熱管を流れる熱媒体との間で熱交換を行わせる。
蒸発器58aは、冷媒回路51aと接続されている第1伝熱管と、第1熱源側流路40aと接続されている第2伝熱管とを有しており、冷媒回路51a側の第1伝熱管を流れる冷媒と第1熱源側流路40a側の第2伝熱管を流れる熱媒体との間で熱交換を行わせる。
また、冷媒回路51bは、冷媒回路51aと同様であり、図3に示すように、第2チラーユニット50bに含まれており、圧縮機52b、放熱器54b、膨張弁56b、蒸発器58bなどが接続されている。放熱器54bは、冷媒回路51bと接続されている第1伝熱管と、放熱回路60bと接続されている第2伝熱管とを有しており、冷媒回路51b側の第1伝熱管を流れる冷媒と放熱回路60b側の第2伝熱管を流れる熱媒体との間で熱交換を行わせる。蒸発器58bは、冷媒回路51bと接続されている第1伝熱管と、第2熱源側流路40bと接続されている第2伝熱管とを有しており、冷媒回路51b側の第1伝熱管を流れる冷媒と第2熱源側流路40b側の第2伝熱管を流れる熱媒体との間で熱交換を行わせる。
さらに、冷媒回路51cについても、冷媒回路51aと同様であり、図3に示すように、第3チラーユニット50cに含まれており、圧縮機52c、放熱器54c、膨張弁56c、蒸発器58cなどが接続されている。放熱器54cは、冷媒回路51cと接続されている第1伝熱管と、放熱回路60cと接続されている第2伝熱管とを有しており、冷媒回路51c側の第1伝熱管を流れる冷媒と放熱回路60c側の第2伝熱管を流れる熱媒体との間で熱交換を行わせる。蒸発器58cは、冷媒回路51cと接続されている第1伝熱管と、第3熱源側流路40cと接続されている第2伝熱管とを有しており、冷媒回路51c側の第1伝熱管を流れる冷媒と第3熱源側流路40c側の第2伝熱管を流れる熱媒体との間で熱交換を行わせる。
(2−2)放熱回路
放熱回路60aには、熱媒体としての水が充填されている。放熱回路60aには、図3に示すように、上述した放熱器54aと水ポンプ62aとクーリングタワー70aとが接続されている。水ポンプ62aは、吐出流量の調節が可能であり、放熱回路60aの水を循環させる。クーリングタワー70aでは、放熱回路60aを循環する水が冷却される。なお、図3において、水ポンプ62aに付した矢印は、放熱回路60aにおける水の流れる方向を意味している。
また、放熱回路60bは、放熱回路60aと同様であり、図3に示すように、放熱器54bと水ポンプ62bとクーリングタワー70bとが接続されている。さらに、放熱回路60cについても、放熱回路60aと同様であり、図3に示すように、放熱器54cと水ポンプ62cとクーリングタワー70cとが接続されている。
(2−3)熱源側流路
第1熱源側回路48aには、熱媒体としての水が流れている。第1熱源側流路40aは、熱媒体としての水が流れている。第1熱源側回路48aは、第1熱源側流路40aと、第1熱源側流路40aの途中に設けられた第1の一次ポンプ41aと、第1熱源側流路40aに接続されている蒸発器58aの伝熱管部分と、を有している。第1の一次ポンプ41aは、インバータ駆動式のポンプであるため、容量調整が可能であって吐出流量を調節することができ、第1熱源側流路40aの水を上流側から下流側に向けて送り出すことができる。蒸発器58aでは、第1熱源側流路40aを循環する熱媒体としての水が冷却される。なお、図3において、第1の一次ポンプ41aに付した矢印は、第1熱源側流路40aにおける水の流通方向を意味している。
また、第2熱源側回路48bは、第1熱源側回路48aと同様であり、熱媒体としての水が流れている。第2熱源側回路48bは、第2熱源側流路40bと、第2熱源側流路40bの途中に設けられた第2の一次ポンプ41bと、第2熱源側流路40bに接続されている蒸発器58bの伝熱管部分と、を有している。第2の一次ポンプ41bも、インバータ駆動式のポンプである。蒸発器58bでは、第2熱源側流路40bを循環する熱媒体としての水が冷却される。
さらに、第3熱源側回路48cについても、第1熱源側回路48aと同様であり、熱媒体としての水が流れている。第3熱源側回路48cは、第3熱源側流路40cと、第3熱源側流路40cの途中に設けられた第3の一次ポンプ41cと、第3熱源側流路40cに接続されている蒸発器58cの伝熱管部分と、を有している。第3の一次ポンプ41cも、インバータ駆動式のポンプである。蒸発器58cでは、第3熱源側流路40cを循環する熱媒体としての水が冷却される。
(2−4)還ヘッダ部
第1利用側回路46a,第2利用側回路46bおよび第3利用側回路46cを通過した水は、還ヘッダ部10を介して、第1熱源側回路48a,第2熱源側回路48bおよび第3熱源側回路48cと、に送られる。
上述した第1熱源側回路48a,第2熱源側回路48bおよび第3熱源側回路48cの上流側は、下流側還ヘッダ14に接続されている。
下流側還ヘッダ14からは、上流側に向けて還ヘッダ接続配管12が伸びだしており、上流側還ヘッダ11に接続されている。
上流側還ヘッダ11からは、後述する第2利用下流側合流管45bが上流側に向けて伸びだしている。
なお、還ヘッダ接続配管12の途中には、通過する水の流量を計測する流量センサ13が設けられている。
(2−5)往ヘッダ部
第1熱源側回路48a,第2熱源側回路48bおよび第3熱源側回路48cを通過した水は、往ヘッダ部20を介して、第1利用側回路46a,第2利用側回路46bおよび第3利用側回路46c側に送られる。
上述した第1熱源側回路48a,第2熱源側回路48bおよび第3熱源側回路48cの下流側は、上流側往ヘッダ21に接続されている。
上流側往ヘッダ21からは、下流側に向けて、第1往ヘッダ接続配管22、第2往ヘッダ接続配管23、および、ヘッダバイパス管24が互いに並列に伸びだしており、いずれも下流側往ヘッダ28に接続されている。
第1往ヘッダ接続配管22には、第1の二次ポンプ25が設けられており、上流側の上流側往ヘッダ21から下流側の下流側往ヘッダ28に向けて水を送ることができる。第2往ヘッダ接続配管23には、第2の二次ポンプ26が設けられており、同様に、上流側の上流側往ヘッダ21から下流側の下流側往ヘッダ28に向けて水を送ることができる。なお、これらの第1の二次ポンプ25および第2の二次ポンプ26は、いずれもインバータ駆動式のポンプであり、容量調整が可能であって吐出流量を調節することができる。
ヘッダバイパス管24には、途中に開閉弁27が設けられている。開閉弁27は、開状態では、下流側往ヘッダ28に対して過剰に送られた水を、下流側往ヘッダ28から上流側往ヘッダ21に向けて戻すことができるようになっている。
下流側往ヘッダ28からは、下流側に向けて、後述する第1利用上流側合流管42aが伸びだしている。
また、下流側往ヘッダ28における水の圧力と、上流側還ヘッダ11における水の圧力と、の差圧を計測する差圧センサ82が設けられている。
(2−6)バイパス回路
バイパス回路49は、上流側往ヘッダ21から伸びだしており、第1熱源側回路48a,第2熱源側回路48b,第3熱源側回路48c、第1利用側回路46a,第2利用側回路46bおよび第3利用側回路46cと合流することなく、下流側還ヘッダ14まで伸びている。
バイパス回路49は、上流側往ヘッダ21に対して過剰に送られた水を、上流側往ヘッダ21から下流側還ヘッダ14に向けて戻すことができるようになっている。
(2−7)利用側回路
下流側往ヘッダ28から下流側に向けて伸びだした第1利用上流側合流管42aの下流側端部は、第2利用上流側合流管42bと第1利用側回路46aとに分流している。第2利用上流側合流管42bの下流側端部は、さらに、第2利用側回路46bと第3利用側回路46cとに分流している。
第2利用側回路46bの下流側端部と第3利用側回路46cの下流側端部とは、合流しており、その合流点からは第1利用下流側合流管45aが伸びだしている。第1利用側回路46aの下流側端部と第1利用下流側合流管45aの下流側端部とは、合流しており、その合流点からは第2利用下流側合流管45bが伸びだしており、上流側還ヘッダ11に接続されている。
以上により、第1利用側回路46a、第2利用側回路46bおよび第3利用側回路46cは、互いに並列に接続されている。
第1利用側回路46aは、第1利用側配管43aと、第1利用側配管43aの途中に設けられた第1流量調節弁44aと、第1利用側配管43aの途中であって第1流量調節弁44aの上流側の部分に接続されている第1空気冷却熱交換器32aを含んでいる。
また、第2利用側回路46bは、第1利用側回路46aと同様であり、第2利用側配管43bと、第2利用側配管43bの途中に設けられた第2流量調節弁44bと、第2利用側配管43bの途中であって第2流量調節弁44bの上流側の部分に接続されている第2空気冷却熱交換器32bを含んでいる。
さらに、第3利用側回路46cについても、第1利用側回路46aと同様であり、第3利用側配管43cと、第3利用側配管43cの途中に設けられた第3流量調節弁44cと、第3利用側配管43cの途中であって第3流量調節弁44cの上流側の部分に接続されている第3空気冷却熱交換器32cを含んでいる。
互いに並列に接続されている第1利用側配管43a、第2利用側配管43bおよび第3利用側配管43cを流れる水の各流量の比率は、第1流量調節弁44a、第2流量調節弁44bおよび第3流量調節弁44cの弁開度が制御されることによって調節される。
なお、以上により、上流側還ヘッダ11、還ヘッダ接続配管12、下流側還ヘッダ14、第1熱源側回路48a,第2熱源側回路48b,第3熱源側回路48c、バイパス回路49、上流側往ヘッダ21、第1往ヘッダ接続配管22、第2往ヘッダ接続配管23、ヘッダバイパス管24、下流側の下流側往ヘッダ28、第1利用上流側合流管42a、第2利用上流側合流管42b、第1利用側回路46a、第2利用側回路46b、第3利用側回路46c、第1利用下流側合流管45a、および、第2利用下流側合流管45bは、熱媒体としての水が充填された閉回路を構成している。
(2−8)空調ユニットの構成
第1空調ユニット30aは、図2に示すように、概ね直方体形状のケーシング31aを有している。ケーシング31aの内部には、空気が流通する空気通路が形成されている。空気通路の流入端には、吸込ダクトYの一端が接続している。吸込ダクトYの他端は室内空間RMにつながっている。空気通路の流出端には、給気ダクトZの一端が接続している。給気ダクトZの他端は室内空間RMにつながっている。
ケーシング31a内の空気通路には、上流側から下流側に向かって順に、第1空気冷却熱交換器32a、電気ヒータ34a、散水式加湿器36a、及び送風ファン38aが配備されている。電気ヒータ34aは、第1空気冷却熱交換器32aを通過した空気を加熱する。電気ヒータ34aは、空気の温度を上げるための機器であり、出力を段階的に変化させることが可能で、空気の加熱量を調節できる。散水式加湿器36aは、ケーシング31aの外部に設置されたタンク(図示省略)の水をノズルから空気中へ散布することで、ケーシング31a内を流れる空気を加湿する。散水式加湿器36aは、空気の湿度を高めるための機器であり、空気への加湿量を調節できる。送風ファン38aは、インバータ制御によって回転数を段階的に変化させることが可能で、送風量を調節できる送風機である。送風ファン38aは、第1空気冷却熱交換器32a、電気ヒータ34aおよび散水式加湿器36aを経て室内空間RMへと吹き出される空気の流れを生成する。
第1空気冷却熱交換器32aは、空気を冷却して、空気の温度を下げたり空気を除湿して湿度を低めたりする機器である。すなわち、第1空気冷却熱交換器32aは、空気の冷却機能および除湿機能を併せ持っており、空気を露点温度以下まで冷却することができる。第1空気冷却熱交換器32aは、複数の伝熱フィンと、それらの伝熱フィンを貫通する伝熱管とを有する、フィンアンドチューブ式の熱交換器である。前述のように、第1空気冷却熱交換器32aの伝熱管には、第1熱源側回路48a,第2熱源側回路48bおよび第3熱源側回路48c等との間で循環している熱媒体としての水(ここでは冷水)が流れ、伝熱管および伝熱フィンを介して冷水の冷熱が空気に供給されることで空気が冷却される。
また、第2空調ユニット30bは、第1空調ユニット30aと同様であり、図2に示すように、ケーシング31bと、その内部に配備された第2空気冷却熱交換器32b、電気ヒータ34b、散水式加湿器36b、及び送風ファン38bを有している。
さらに、第3空調ユニット30cは、第1空調ユニット30aと同様であり、図2に示すように、ケーシング31cと、その内部に配備された第3空気冷却熱交換器32c、電気ヒータ34c、散水式加湿器36c、及び送風ファン38cを有している。
なお、図2においては、第2空調ユニット30bおよび第3空調ユニット30cの室内空間RMとの関係については、図示を省略している。
(2−9)空調システムコントローラの構成
空調システム100は、制御手段としての空調システムコントローラ80をさらに備えている。
コントローラ80は、図4に示すように、各センサの検知値を取得できるように接続されており、各制御対象に制御指令を送って制御可能なように接続されている。
具体的には、コントローラ80には、流量センサ13が接続されているため流量の情報を取得でき、差圧センサ82が接続されているため差圧の情報を取得できる。また、コントローラ80は、第1の一次ポンプ41a、第2の一次ポンプ41b、第3の一次ポンプ41c、第1の二次ポンプ25、第2の二次ポンプの各インバータ周波数の情報を取得できるとともに、一次ポンプの運転台数の情報および二次ポンプの運転台数の情報を取得できる。
また、コントローラ80は、第1の一次ポンプ41a、第2の一次ポンプ41b、第3の一次ポンプ41c、第1の二次ポンプ25、第2の二次ポンプ26の各インバータ周波数を制御することができ、開閉弁27の開閉制御が可能である。さらに、コントローラ80は、圧縮機52a,52b,52cの各インバータの出力周波数を制御して、運転容量を調節することができると共に、膨張弁56a,56b,56cの各弁開度を制御することができる。また、コントローラ80は、水ポンプ62a,62b,62cの流量を制御することができると共に、クーリングタワー70a,70b,70cの出力も制御することができる。
また、コントローラ80は、各種情報の記録が行われ、予め与えられている情報が記憶されているメモリ85を有している。
コントローラ80には、メモリ85等に書き込まれているプログラムをCPUが実行することにより各機器の制御を行う。このように、CPUがプログラムを実行することで、コントローラ80は種々の機能を持つことになる。ここで、メモリ85には、後述するデータ収集運転を実行させるための収集運転プログラムが格納されている。
なお、コントローラ80は、第1流量調節弁44aの弁開度、第2流量調節弁44b、第3流量調節弁44cの弁開度、送風ファン38a、38b、38cの風量についても制御を行う。具体的には、コントローラ80は、ユーザーによって入力された室内空間RMの設定温度や設定湿度が記憶しており、室内空間RMに対して吹き出される空気が各設定温度等の条件を満たすことになるように、第1流量調節弁44a,第2流量調節弁44b,第3流量調節弁44cの弁開度を制御する。これにより、室内空間RM毎の負荷が処理される。
(3)空調システムの基本動作
次に、空調システム100の運転動作について説明する。
空調システム100は、空気の冷却と除湿を行う冷房除湿運転、空気の冷却と加湿を行う冷房加湿運転、空気の除湿と加熱とを行う除湿暖房運転、および、空気の加熱と加湿とを行う暖房加湿運転のいずれかを行うことで、例えば室内空間RMの温度および湿度を、設定温度および設定湿度になるように空気調和を行う。
なお、本実施形態に係る空調システム100では、第1熱源側回路48aにおける蒸発器58aの出口を流れる水温と、第2熱源側回路48bにおける蒸発器58bの出口を流れる水温と、第3熱源側回路48cの蒸発器58cの出口を流れる水温と、が目標温度で一致するように制御されている。なお、この目標温度は、特に限定されないが、例えば、空調システム100における消費電力をできるだけ小さく抑えた状態で、利用側における負荷を処理することができるような値に設定される。ここで、本実施形態において、空調システム100における消費電力は、第1の一次ポンプ41a、第2の一次ポンプ41b、第3の一次ポンプ41c、第1の二次ポンプ25、第2の二次ポンプ26、圧縮機52a,52b,52c、水ポンプ62a,62b,62c、および、クーリングタワー70a,70b,70cにおける消費電力の合計値をいう。
冷房除湿運転では、圧縮機52a,52b,52c、水ポンプ62a,62b,62c、第1の一次ポンプ41a,第2の一次ポンプ41b,第3の一次ポンプ41c、および送風ファン38a,38b,38cの運転が行われる。冷房除湿運転では、基本的には、電気ヒータ34a,34b,34cが停止状態となり、散水式加湿器36a,36b,36cの散水も停止状態となる。冷房除湿運転では、冷媒回路51a,51b,51cにおいて冷凍サイクルが行われる。具体的に、圧縮機52a,52b,52cで圧縮された冷媒が、それぞれ放熱器54a,54b,54cにおいて、放熱回路60a,60b,60cを流れる水に放熱して凝縮する。放熱器54a,54b,54cで冷却された冷媒は、膨張弁56a,56b,56cで減圧された後に、蒸発器58a,58b,58cにおいて、第1熱源側回路48a,第2熱源側回路48b,第3熱源側回路48cを流れる水から吸熱して蒸発する。蒸発器58a,58b,58cで蒸発した冷媒は、圧縮機52a,52b,52cに吸入されて圧縮される。なお、放熱器54a,54b,54cで加熱された放熱回路60a,60b,60cを流れる水は、クーリングタワー70a,70b,70cにおいて室外空気へ放熱する。第1熱源側回路48a,第2熱源側回路48b,第3熱源側回路48cでは、冷媒回路51a,51b,51cの蒸発器58a,58b,58cで冷却された水が、第1空気冷却熱交換器32a,第2空気冷却熱交換器32b,第3空気冷却熱交換器32cにおいて、ケーシング31a,31b,31c内の空気通路を流れる空気を冷却する。第1空気冷却熱交換器32a,第2空気冷却熱交換器32b,第3空気冷却熱交換器32cを通過した水は、冷媒回路51a,51b,51cの蒸発器58a,58b,58cに戻って再び冷却される。第1熱源側回路48a,第2熱源側回路48b,第3熱源側回路48cでは、蒸発器58a,58b,58cにおいて水が冷媒から得た冷熱が、第1空気冷却熱交換器32a,第2空気冷却熱交換器32b,第3空気冷却熱交換器32cに搬送され空気に供給される。第1空調ユニット30a,第2空調ユニット30b,第3空調ユニット30cでは、吸込ダクトYによって室内空間RMから取り込まれた室内空気RAが、ケーシング31a,31b,31c内の空気通路を流れる。この空気は、第1空気冷却熱交換器32a,第2空気冷却熱交換器32b,第3空気冷却熱交換器32cにおいて第1熱源側回路48a,第2熱源側回路48b,第3熱源側回路48cで冷やされた水によって冷却されて除湿される。第1空気冷却熱交換器32a,第2空気冷却熱交換器32b,第3空気冷却熱交換器32cで冷却/除湿された空気は、給気ダクトZを経由して、供給空気SAとして室内空間RMへ供給される。なお、室内空気の顕熱負荷および潜熱負荷が、第1空気冷却熱交換器32a,第2空気冷却熱交換器32b,第3空気冷却熱交換器32cによる冷却/除湿によって必要量だけ丁度処理され、空気の再加熱や加湿が必要ない場合に、この冷房除湿運転が行われることになる。
冷房加湿運転は、冷房除湿運転に加えて散水式加湿器36a,36b,36cの散水による加湿が行われる運転である。第1空気冷却熱交換器32a,第2空気冷却熱交換器32b,第3空気冷却熱交換器32cにおいて第1熱源側回路48a,第2熱源側回路48b,第3熱源側回路48cで冷やされた水によって空気が冷却されて除湿されるまでは、上述の冷房除湿運転と同じであり、その冷却/除湿された空気に散水式加湿器36a,36b,36cによる散水が行われる。この冷房加湿運転は、第1空気冷却熱交換器32a,第2空気冷却熱交換器32b,第3空気冷却熱交換器32cによる冷却/除湿で、設定温度は達成されるが、冷却に伴う除湿効果によって室内空間RMの湿度が設定湿度を下回るようなときに行われる運転である。
除湿暖房運転は、再熱除湿運転とも呼ばれる運転で、第1空気冷却熱交換器32a,第2空気冷却熱交換器32b,第3空気冷却熱交換器32cによる除湿/冷却で、設定湿度は達成されるが、除湿に伴う冷却効果によって室内空間RMの温度が設定温度を下回るようなときに行われる運転である。この除湿暖房運転では、第1空気冷却熱交換器32a,第2空気冷却熱交換器32b,第3空気冷却熱交換器32cにおいて除湿のために空気に供給された冷熱量が大きく、必要以上に空気が冷やされた場合に、電気ヒータ34a,34b,34cが作動して空気を再加熱する。
暖房加湿運転では、電気ヒータ34a,34b,34c、散水式加湿器36a,36b,36c及び送風ファン38a,38b,38cの運転が行われる。一方、圧縮機52a,52b,52c、水ポンプ62a,62b,62c、及び第1の一次ポンプ41a,第2の一次ポンプ41b,第3の一次ポンプ41cは、停止される。暖房加湿運転では、第1空調ユニット30a,第2空調ユニット30b,第3空調ユニット30cにおいて、室内空間RMから取り込まれた空気が、まず電気ヒータ34a,34b,34cによって加熱され、次に散水式加湿器36a,36b,36cによって加湿されて、供給空気SAとして室内空間RMへ供給される。
(4)空調システムの省エネ運転
上述のように、第1の一次ポンプ41a、第2の一次ポンプ41b、第3の一次ポンプ41c、第1の二次ポンプ25、第2の二次ポンプ26、圧縮機52a,52b,52c、水ポンプ62a,62b,62c、および、クーリングタワー70a,70b,70cにおける消費電力を小さく抑えた状態で、第1利用側回路46aと第2利用側回路46bと第3利用側回路46cにおける負荷を処理できるように、コントローラ80による各機器の制御が行われる。
ここで、第1利用側回路46aと第2利用側回路46bと第3利用側回路46cにおける負荷を処理できるのであれば、例えば、第1の二次ポンプ25や第2の二次ポンプ26の消費電力が小さいことが好ましいため、第1利用側回路46aと第2利用側回路46bと第3利用側回路46cにおける流量が小さい方が好ましいことになる。すなわち、第1流量調節弁44aや第2流量調節弁44bや第3流量調節弁44cにおいて流路を絞る程度をできるだけ小さく抑えつつ(すなわち、全開に近い状態で)、第1利用側回路46aと第2利用側回路46bと第3利用側回路46cにおける流量が小さく抑えられた状態で、第1利用側回路46aと第2利用側回路46bと第3利用側回路46cにおける負荷が処理されていることが望ましい。
ここで、コントローラ80は、第1の二次ポンプ25および第2の二次ポンプ26の出力制御を行うとともに、第1流量調節弁44a、第2流量調節弁44bおよび第3流量調節弁44cの開度制御を行い、第1流量調節弁44a、第2流量調節弁44bおよび第3流量調節弁44cにおいて制御されている開度の状況を直接把握する。
なお、コントローラ80は、第1熱源側回路48a,第2熱源側回路48bおよび第3熱源側回路48cを流れる水が、上述した第1利用側回路46aと第2利用側回路46bと第3利用側回路46cにおける負荷を処理するために必要な温熱または冷熱を得るように、第1の一次ポンプ41a、第2の一次ポンプ41b、第3の一次ポンプ41c、圧縮機52a,52b,52c、水ポンプ62a,62b,62c、および、クーリングタワー70aの制御を行う。ここでは、これらの制御における消費電力も小さく抑えられる。
(5)利用側回路における配管抵抗係数の同定
ここで、以上のようにコントローラ80が各機器の制御を行って消費電力を小さくする場合には、第1利用側回路46aと第2利用側回路46bと第3利用側回路46cとに分流して流す場合の各流量の関係を最適に制御することが望まれる。このため、コントローラ80は、第1利用側回路46aを通過する水に対する配管抵抗係数、第2利用側回路46bを通過する水に対する配管抵抗係数、および、第3利用側回路46cを通過する水に対する配管抵抗係数をそれぞれ把握する処理を行う。
具体的には、コントローラ80は、差圧センサ82によって計測された圧力ヘッドの値と、流量センサ13によって把握した流量の値と、に基づいて、第1利用側回路46a、第2利用側回路46bおよび第3利用側回路46cのそれぞれについて、配管抵抗係数を同定する処理を行う。
ここで、本実施形態では、第1利用側回路46aの配管抵抗係数は、第1流量調節弁44aを除いた抵抗係数であって、第1利用側回路46aを構成している第1利用側配管43aと、第1空気冷却熱交換器32aと、から定まる抵抗係数としている。なお、第2利用側回路46bおよび第3利用側回路46cについても同様である。
ここで、コントローラ80は、第1利用側回路46a、第2利用側回路46bおよび第3利用側回路46cの全体について、上流側と下流側の圧力ヘッドの差を、第1利用側回路46aの配管抵抗係数と第2利用側回路46bの配管抵抗係数と第3利用側回路46cの配管抵抗係数とを用いて流量の二次式で表し、当該式に差圧センサ82によって計測された圧力ヘッドの値と、制御によって把握されている第1流量調節弁44a、第2流量調節弁44bおよび第3流量調節弁44cの各弁開度に基づいて定まる弁の抵抗係数と、を代入して流量の算出値を求める。そして、コントローラ80は、その時の流量センサ13によって把握した値を、流量の実測値として把握する。コントローラ80は、各制御機器を複数種類の異なる運転条件に従って運転することで、流量の算出値と流量の実測値の組合せを、複数種類の運転条件毎に取得し、運転条件毎に格納してデータベース化する。そして、コントローラ80は、複数種類の運転条件毎に取得したデータに基づいて、流量の算出値と流量の実測値との差が最小となるように、いわゆる最小二乗法を用いて各配管抵抗係数の同定を行う。なお、ここで、第1利用側回路46aの配管抵抗係数、第2利用側回路46bの配管抵抗係数および第3利用側回路46cの配管抵抗係数で表された非線形方程式が得られるが、コントローラ80は、これを非線形計画法等によって解くことで、各配管抵抗係数の同定を行う。
なお、ここで、第1利用側回路46a、第2利用側回路46bおよび第3利用側回路46c以外の部分である、第1利用上流側合流管42a、第2利用上流側合流管42b、第1利用下流側合流管45a、第2利用下流側合流管45bにおける配管抵抗係数についても、さらに考慮してコントローラ80がデータ処理するようにしてもよい。この場合に圧力ヘッドの差を、各部の配管抵抗係数に流量の二乗を乗じた項の和で表して配管抵抗係数を同定するようにしてもよい。例えば、第1利用側回路46aの配管抵抗係数と第1流量調節弁44aの弁開度から定まる第1利用側回路46aの抵抗係数に第1利用側回路46aの流量の二乗を乗じた項と、第2利用側回路46bの配管抵抗係数と第2流量調節弁44bの弁開度から定まる第2利用側回路46bの抵抗係数に第2利用側回路46bの流量の二乗を乗じた項と、第3利用側回路46cの配管抵抗係数と第3流量調節弁44cの弁開度から定まる第3利用側回路46cの抵抗係数に第3利用側回路46cの流量の二乗を乗じた項と、第1利用上流側合流管42aの配管抵抗係数から定まる第1利用上流側合流管42aの抵抗係数に第1利用側回路46aの流量と第2利用側回路46bの流量と第3利用側回路46cの流量の合計の二乗を乗じた項と、第2利用上流側合流管42bの配管抵抗係数から定まる第2利用上流側合流管42bの抵抗係数に第2利用側回路46bの流量と第3利用側回路46cの流量の合計の二乗を乗じた項と、第1利用下流側合流管45aの配管抵抗係数から定まる第1利用下流側合流管45aの抵抗係数に第2利用側回路46bの流量と第3利用側回路46cの流量の合計の二乗を乗じた項と、第2利用下流側合流管45bの配管抵抗係数から定まる第2利用下流側合流管45aの抵抗係数に第1利用側回路46aの流量と第2利用側回路46bの流量と第3利用側回路46cの流量の合計の二乗を乗じた項と、の和が、差圧センサ82によって計測された圧力ヘッドの値に等しいとする式によって流量の算出値を求める。そして、その際の流量センサ13によって把握した流量の実測値と、上記流量の算出値との差が最小となるように、いわゆる最小二乗法を用いて各配管抵抗係数の同定を行ってもよい。なお、この場合には、第1利用側回路46a、第2利用側回路46bおよび第3利用側回路46cのそれぞれの流量を把握することができるように流量センサがさらに設けられていてもよいし、運転条件からの推定値として把握されてもよい。
また、空調システム100が現地において構築された際に、初めて、現地の施工条件によって各配管の長さが定まった状態になるため、当該構築された空調システム100に固有の上記配管抵抗係数の同定処理を行うことになる。このため、コントローラ80は、差圧センサ82によって計測された圧力ヘッドの値のデータと、流量センサ13によって把握した流量の値のデータと、を様々な運転条件毎に収集してデータベース化させるためのデータ収集運転を試運転として実行する。このデータ収集運転を実行するための収集運転プログラムは、メモリ85に格納されており、コントローラ80のCPUが当該収集運転プログラムを呼び出して実行することになる。具体的には、データ収集運転では、第1の二次ポンプ25および第2の二次ポンプ26の出力について、予め定めた大、中、小の条件で運転させる等して運転条件を変更させながら、運転条件毎のデータを収集してデータベースを構築する。
なお、コントローラ80は、上記データ収集運転を試運転として実行するだけでなく、各配管や弁等の劣化等を踏まえた配管抵抗係数の見直しを行うために、空調システム100の使用開始から所定の期間が経過した時に、再度、データ収集運転を行って、配管抵抗係数を更新させる処理も行う。
(6)上記実施形態の特徴
上記実施形態に係る空調システム100では、第1利用側回路46a、第2利用側回路46bおよび第3利用側回路46cについて、それぞれの配管抵抗係数を同定している。
すなわち、第1利用側回路46aの配管抵抗係数として、第1利用側回路46aを構成している第1利用側配管43aの抵抗および第1空気冷却熱交換器32aの抵抗が反映された配管抵抗係数を同定することができている。また、第2利用側回路46bの配管抵抗係数についても、第2利用側回路46bを構成している第2利用側配管43bの抵抗および第2空気冷却熱交換器32bの抵抗が反映された配管抵抗係数を同定することができており、第3利用側回路46cの配管抵抗係数としても、第3利用側回路46cを構成している第3利用側配管43cの抵抗および第3空気冷却熱交換器32cの抵抗が反映された配管抵抗係数を同定することができている。
これにより、コントローラ80は、上述のようにして同定された第1利用側回路46a、第2利用側回路46bおよび第3利用側回路46cのそれぞれの配管抵抗係数と、把握される第1流量調節弁44a、第2流量調節弁44bおよび第3流量調節弁44cの弁開度を用いて、第1の二次ポンプ25および第2の二次ポンプ26における消費電力を正確に把握することが可能になっている。このため、コントローラ80は、このようにして正確に把握された第1の二次ポンプ25および第2の二次ポンプ26における消費電力ができるだけ小さく抑えられるように、各機器を制御することが可能になっている。
しかも、第1利用側回路46a、第2利用側回路46bおよび第3利用側回路46cのそれぞれの配管抵抗係数の同定処理は、空調システム100の現地への施工が完了して、最終的な配管の長さ、湾曲の程度、分岐の数等が定まった状態で行われる。このため、当該施工された空調システム100に固有の配管抵抗係数を同定することができている。したがって、当該空調システム100の第1の二次ポンプ25および第2の二次ポンプ26における消費電力をより正確に把握することが可能になっている。
さらに、上記空調システム100では、第1利用側回路46a、第2利用側回路46bおよび第3利用側回路46cのそれぞれの配管抵抗係数の同定処理を行う際に、第1利用側回路46a、第2利用側回路46bおよび第3利用側回路46cのそれぞれの流量を把握する必要が無い。このため、第1利用側回路46a、第2利用側回路46bおよび第3利用側回路46cにおいてそれぞれ流量計を配備することなく、各配管抵抗係数を同定できるため、設備コストを小さく抑えることができている。
(7)他の実施形態
上記実施形態は、その要旨を逸脱しない範囲で、例えば、以下のように、適宜変更してもよい。
(7−1)
上記実施形態では、流量センサ13によって計測された流量を用いて、第1利用側回路46a、第2利用側回路46bおよび第3利用側回路46cの各配管抵抗係数を同定する場合を例に挙げて説明した。
これに対して、流量センサ13によって計測された流量ではなく、他の値から推定することで把握される流量を用いて、第1利用側回路46a、第2利用側回路46bおよび第3利用側回路46cの各配管抵抗係数の同定を行ってもよい。
例えば、第1の二次ポンプ25のインバータ周波数の値および第2の二次ポンプ26のインバータ周波数の値と、差圧センサ82によって計測された差圧の値と、を用いつつ、水の圧力ヘッドの関係式によって水の圧力ヘッドを流量の二次式で表現し、当該二次式の流量について解の公式を利用して流量を推定してもよい。
また、例えば、第1の二次ポンプ25のインバータ周波数の値および第2の二次ポンプ26のインバータ周波数の値と、第1の二次ポンプ25の消費電力の値および第2の二次ポンプ26の消費電力の値と、第1の二次ポンプ25と第2の二次ポンプ26のうちの運転台数の値と、を用いつつ、各ポンプの理論動力、各ポンプのポンプ効率、各ポンプのモータ効率および各ポンプのインバータ効率によって消費電力を表現し、当該消費電力によって表現した数式を流量について解くことによって流量を推定してもよい。ここで、消費電力は、各ポンプのポンプ効率と各ポンプのモータ効率と各ポンプのインバータ効率とを乗じて得られる値によって、各ポンプの理論動力を除することで表現することができる。なお、ここでの第1の二次ポンプ25の消費電力の値および第2の二次ポンプ26の消費電力の値は、それぞれ電力計を設けることで取得するようにしてもよい。各ポンプの理論動力は、理論動力用の所定の係数と、ポンプの圧力ヘッドの値を用いて、流量の一次式で表すことができる。このポンプの圧力ヘッドの値は、圧力ヘッド用の所定の係数と、ポンプの運転台数と、ポンプのインバータ周波数とを用いて、流量の二次式として表すことができる。各ポンプのポンプ効率は、ポンプ効率用の所定の係数と、ポンプの運転台数と、ポンプのインバータ周波数とを用いて、流量の二次式として表すことができる。各ポンプのモータ効率は、モータ効率用の所定の係数と、ポンプの運転台数と、ポンプのインバータ周波数とを用いて、流量の二次式として表すことができる。各ポンプのインバータ効率は、インバータ効率用の所定の係数と、ポンプの運転台数と、ポンプのインバータ周波数とを用いて、流量の二次式として表すことができる。以上のようにして、測定する等によって得られた第1の二次ポンプ25の消費電力の値および第2の二次ポンプ26の消費電力の値を、第1の二次ポンプ25のインバータ周波数の値および第2の二次ポンプ26のインバータ周波数の値と、第1の二次ポンプ25と第2の二次ポンプ26のうちの運転台数の値と、の各測定値によって表現することで、流量の非線形方程式が得られることになる。このようにして得られる流量の非線形方程式を、二分法、セカント法、ニュートン・ラフソン法等によって解くことで、流量を推定するようにしてもよい。
以上のようにして、流量を推定する場合には、図5に示すように、流量センサを不要とした空調システム200とすることが可能になるため、設備コストをさらに小さく抑えることが可能になっている。
(7−2)
上記実施形態では、第1流量調節弁44aの弁開度、第2流量調節弁44b、第3流量調節弁44cの弁開度、送風ファン38a、38b、38cが、いずれもコントローラ80の制御対象ではない場合を例に挙げて説明した。
これに対して、他の実施形態に係る空調システムとしては、第1流量調節弁44aの弁開度、第2流量調節弁44b、第3流量調節弁44cの弁開度、送風ファン38a、38b、38cをコントローラ80の制御対象に含まれていてもよい。
これにより、コントローラ80は、各室内空間RMに対して吹き出される空気が各設定温度等の条件を満たすことになるように、第1流量調節弁44a,第2流量調節弁44b,第3流量調節弁44cの弁開度を制御して、室内空間RM毎の負荷の処理を行ってもよい。
(7−3)
上記実施形態では、下流側往ヘッダ28における水の圧力と、上流側還ヘッダ11における水の圧力と、の差圧を計測する差圧センサ82が設けられた場合を例に挙げて説明した。
これに対して、下流側往ヘッダ28における水の圧力を把握できれば、実質的に、下流側往ヘッダ28における水の圧力と、上流側還ヘッダ11における水の圧力と、の差圧を把握できるような空調システムでは、上記実施形態の差圧センサ82に代えて、下流側往ヘッダ28における水の圧力(送水圧)を計測する圧力センサが設けられていてもよい。
コントローラ80は、上記送水圧を、上記実施形態における差圧と同様に取り扱うことで、各利用側の通過抵抗値を特定するようにしてもよい。
(7−4)
上記実施形態では、還ヘッダ接続配管12の途中において、通過する水の流量を計測する流量センサ13が設けられている場合を例に挙げて説明した。
これに対して、流量センサは、第1利用上流側合流管42aに設けられていてもよい。この場合であっても、分岐部分の個別の流量ではなく、循環している全流量を把握することができる。
(7−5)
上記実施形態では、配管抵抗係数を算出する場合等において、流量の二次式を用いて表現した場合を例に挙げて説明した。
これに対して、配管抵抗係数を算出する場合等においては、流量の三次式や四次式等の多次式によって表現してもよい。
本発明は、熱源から得られる温度調節された熱媒体を、複数の利用側負荷処理部分に対して、ポンプによって循環させる空調システムにおいて、特に有用である。
11 上流側還ヘッダ
12 還ヘッダ接続配管(熱媒体回路)
13 流量センサ(流量把握手段)
14 下流側還ヘッダ
21 上流側往ヘッダ
22 第1往ヘッダ接続配管(熱媒体回路)
23 第2往ヘッダ接続配管(熱媒体回路)
25 第1の二次ポンプ(循環手段)
26 第2の二次ポンプ(循環手段)
28 下流側往ヘッダ
30a 第1利用ユニット
30b 第2利用ユニット
30c 第3利用ユニット
32a 第1空気冷却熱交換器(熱交換器)
32b 第2空気冷却熱交換器(熱交換器)
32c 第3空気冷却熱交換器(熱交換器)
38a,38b,38c ファン
40a 第1熱源側流路(第1流路,熱媒体回路)
40b 第2熱源側流路(第2流路,熱媒体回路)
40c 第3熱源側流路(第2流路,熱媒体回路)
41a 第1の一次ポンプ(循環手段)
41b 第2の一次ポンプ(循環手段)
41c 第3の一次ポンプ(循環手段)
44a 第1流量調節弁(流量調節弁)
44b 第2流量調節弁(流量調節弁)
44c 第3流量調節弁(流量調節弁)
46a 第1利用側回路(利用側回路)
46b 第2利用側回路(利用側回路)
46c 第3利用側回路(利用側回路)
49 バイパス回路
50a 第1チラーユニット(熱源機)
50b 第2チラーユニット(熱源機)
50c 第3チラーユニット(熱源機)
58a 第1熱源側熱交換器
58b 第2熱源側熱交換器
58c 第3熱源側熱交換器
80 コントローラ(抵抗特定手段,データ収集運転制御部)
82 差圧センサ(圧力計測手段)
100 空調システム
200 空調システム
RM 室内空間(空調対象空間)
特開2004−53127号公報

Claims (5)

  1. 熱媒体を加熱または冷却する少なくとも1つの熱源機(50a,50b,50c)と、
    配管(43a,43b,43c)と、前記熱媒体と空気との間で熱交換を行わせて前記空気を加熱または冷却させる熱交換器(32a,32b,32c)と、前記熱媒体の流量を調整する流量調整弁(44a,44b,44c)と、をそれぞれ含んでおり、互いに並列に接続されている複数の利用側回路(46a,46b,46c)と、
    加熱または冷却された前記空気を空調対象空間(RM)に供給するように、前記利用側回路(46a,46b,46c)にそれぞれ対応して設けられた複数のファン(38a,38b,38c)と、
    前記熱源機(50a,50b,50c)と複数の前記利用側回路(46a,46b,46c)との間で前記熱媒体を循環させるための、循環手段(25,26,41a,41b,41c)および熱媒体回路(40a,40b,40c,12,22,23)と、
    前記循環手段が送り出した後であってそれぞれの前記利用側回路に分流される前の前記熱媒体の圧力とそれぞれの前記利用側回路を通過した後に合流した前記熱媒体の圧力との差圧を計測するか、もしくは、前記循環手段が送り出した後であってそれぞれの前記利用側回路に分流される前の前記熱媒体の圧力を計測する圧力計測手段(82)と、
    前記循環手段が送り出した後であってそれぞれの前記利用側回路に分流される前の部分を通過する前記熱媒体の流量を把握するか、もしくは、それぞれの前記利用側回路を通過した後に合流した後の部分を通過する前記熱媒体の流量を把握する流量把握手段(13)と、
    前記圧力計測手段(82)によって計測された圧力のデータと、前記流量把握手段(13)によって把握した流量のデータと、に基づいて、複数の前記利用側回路(46a,46b,46c)それぞれについて、少なくとも前記配管(43a,43b,43c)および前記熱交換器(32a,32b,32c)における前記熱媒体に対する通過抵抗値を求める抵抗特定手段(80)と、
    を備えた空調システム(100,200)。
  2. 複数の前記流量調節弁(44a,44b,44c)は、前記利用側回路(46a,46b,46c)の前記熱交換器(32a,32b,32c)それぞれの負荷が処理されるように開度が制御されている、
    請求項1に記載の空調システム(100,200)。
  3. 前記流量把握手段(13)によって把握される流量のデータ、および、前記圧力計測手段(82)によって計測される圧力のデータについて、異なる運転状況における各データを収集するためのデータ収集運転を実行させるデータ収集運転制御部(80)をさらに備えた、
    請求項1または2に記載の空調システム(100,200)。
  4. 前記流量把握手段(13)は、前記循環手段が送り出した後であってそれぞれの前記利用側回路に分流される前の部分を通過する前記熱媒体の流量を計測するか、もしくは、それぞれの前記利用側回路を通過した後に合流した後の部分を通過する前記熱媒体の流量を計測することで、前記流量を把握する、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の空調システム(100)。
  5. 前記循環手段(25,26,41a,41b,41c)は、インバータ駆動式の循環ポンプを有しており、
    前記流量把握手段(13)は、
    前記圧力計測手段(82)により計測された圧力値または前記循環ポンプの消費電力値の少なくともいずれか一方の値と、
    前記循環ポンプのインバータ周波数と、
    を用いて前記熱媒体の流量を推定することで、前記流量を把握する、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の空調システム(200)。
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