JP2014015241A - コンベアマガジン式空袋供給装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】コンベアマガジン式空袋供給装置において、空袋分離手段5による空袋1の分離及び送り出しが確実に行えるようにする。
【解決手段】コンベアマガジン式空袋供給装置は、空袋群1Aの中から最上位の空袋1を分離し前方に送り出す空袋分離手段5と、空袋1の先端が当接する位置決め用のストッパー7と、空袋分離手段5が送り出した空袋1に接触してさらに前方に向け送り出し、ストッパー7に当接させる爪車43と、ストッパー7に位置決めされた空袋1の上面を吸着して持ち上げる空袋吸着部材9を備える。空袋分離手段5は、モータ15に連結されて回転する左右一対の前側送り出しローラ19と後側送り出しローラ29(及び早送りベルト31)を備え、前側送り出しローラ19の周速度が後側送り出しローラ29(及び早送りベルト31)の周速度より大きく設定されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、袋詰め包装機に空袋を供給するコンベアマガジン式空袋供給装置の改良に関する。
特許文献1に、間欠回転ロータリー型袋詰め包装機に空袋を供給するコンベアマガジン式空袋供給装置が記載されている。このコンベアマガジン式空袋供給装置は、袋口を前方に向け上位の空袋が前方側にくるように前後方向にずらして積み重ねられた空袋群を送るベルトコンベアと、ベルトコンベアの上方に配置された空袋分離手段と、ベルトコンベアの終端付近に配置された位置決め用のストッパーと、ストッパーの後方側に配置された空袋吸着部材を備える。特許文献1の図1,2では、前記空袋分離手段とストッパーの間にさらに爪車が配置されている。
前記空袋分離手段は、ベルトコンベア上に設置されたフレームに軸支されモータ駆動で回転する回転軸と、基部がこの回転軸に回転自在に支持された揺動アーム(腕杆7)と、揺動アームの端部に回転自在に支持された従動軸と、前記回転軸に設置された左右一対の駆動プーリと、各駆動プーリに対応して前記従動軸に設置された送り出しプーリと、対応する駆動プーリと送り出しプーリの周囲に掛け渡された早送りベルト(左右一対)を備え、前記揺動アームは前記回転軸を中心に上下に揺動自在とされている。この空袋分離手段は、前記早送りベルトが空袋に接触し、ベルトコンベア上の空袋群の中から最上位の空袋を分離し前方に送り出す。
前記爪車は、可撓性を有し放射方向に伸びる複数の爪部(突起)を周囲に有し、モータに連結されて回転し、かつ下方の送り出し位置と上方の退避位置の間を昇降移動し、空袋分離手段が送り出した空袋に前記送り出し位置で接触してさらに前方に向け送り出し、ストッパーに当接させる。前記ストッパーは、ベルトコンベアの終端付近に配置され、爪車により送り出された空袋の位置決めを行う。前記空袋吸着部材は、ストッパーに位置決めされた空袋の上面を吸着する下方の吸着位置と上方の取り出し位置の間を昇降する。
また、前記コンベアマガジン式空袋供給装置と間欠回転ロータリー型袋詰め包装機の間に、前記空袋吸着部材とは別の空袋移送手段(別の空袋吸着部材)が配置されている。この空袋移送手段が前記取り出し位置にきた空袋吸着部材から空袋を受け取って移送し、間欠回転ロータリー型袋詰め包装機のグリッパーに引き渡す。
特許文献2〜4にも、それぞれ空袋分離手段を備えたコンベアマガジン式空袋供給装置が記載されている。
実用新案登録2603966号公報 特開2003−137219号公報 特許第3898158号公報 特開2003−2307号公報
特許文献1等に記載された従来のコンベアマガジン式空袋供給装置の空袋分離手段は、次のような問題を有していた。
(1)表面の摩擦抵抗が比較的大きい材質の空袋を供給する場合、ずらして積み重ねた状態において空袋同士が比較的強固に密着し、空袋分離手段による分離がうまくいかず、最上位の空袋に下位の空袋が重なったまま前方に送り出され、空袋吸着部材が位置決めされた空袋を吸着して取り出し位置に持ち上げたとき、下位の空袋も一緒に持ち上げられるという問題があった。
(2)空袋分離手段で表面が変形した(例えば波打っている)空袋を送り出した場合、その空袋の向きが乱れ、ストッパーによる位置決めが正確に行えないという問題があった。これは、左右一対の早送りベルトと空袋の接触状態が、左右で不均一(例えば一方の早送りベルトのみが空袋に接触するタイミングがある)となり、これにより袋の左右で送り出し量に違いが出たためと考えられる。
本発明は、従来のコンベアマガジン式空袋供給装置の上記問題点に鑑みてなされたもので、空袋分離手段による空袋の分離及び送り出しが確実に行えるようにすることを主たる目的とする。また、送り出した空袋の向きの乱れを防止して、位置決めが正確に行えるようにすることを別の目的とする。
本発明は、袋口を前方に向け上位の空袋が前方側にくるように前後方向にずらして積み重ねられた空袋群を送るベルトコンベアと、前記ベルトコンベアの上方に配置され、前記空袋群の中から最上位の空袋を分離し前方に送り出す空袋分離手段と、前記ベルトコンベアの終端付近に配置され、前記ベルトコンベア上の空袋の先端が当接する位置決め用のストッパーと、前記ストッパーに位置決めされた空袋の上面を吸着する吸着位置と上方の取り出し位置の間を昇降する空袋吸着部材を備えるコンベアマガジン式空袋供給装置において、前記空袋分離手段が、共通の駆動源に連結されて回転する前側送り出しローラと後側送り出しローラを備え、前記前側送り出しローラの周速度が後側送り出しローラの周速度より大きく設定されていることを特徴とする。
このコンベアマガジン式空袋供給装置は、必要に応じて、前記空袋分離手段が送り出した空袋に接触してさらに前方に向け送り出し、前記ストッパーに当接させる爪車を備える。
上記コンベアマガジン式空袋供給装置は、例えば次のような実施の形態をとることができる。
(1)前記空袋分離手段が、それぞれ左右一対の前側送り出しローラ及び後側送り出しローラと、前記駆動源により回転する回転軸と、基部が前記回転軸に回転自在に支持された左右一対の揺動アームを備え、前記左右一対の前側送り出しローラが前記回転軸に設置され、前記後側送り出しローラが各揺動アームの端部にそれぞれ設置されて同じ周速度で回転する。
(2)上記(1)において、前記回転軸が上下揺動自在に設置された揺動主アームの先端部に支持されている。
(3)上記(2)において、前記回転軸に左右一対のプーリが設置され、各プーリと後側送り出しローラの間にベルトが掛け渡され、前記ベルトの駆動力で前記後側送り出しローラが回転する。
(4)上記(3)において、前記ベルトが前記後側送り出しローラの周面に掛け渡され、前記後側送り出しローラが前記ベルトを介して空袋に接触する。この場合、前記ベルトは従来の早送りベルトに相当し、前記前側送り出しローラの周速度は、このベルト(早送りベルト)の周速度より大きく設定される。
(5)前記ベルトコンベアの上方の、前記空袋分離手段の後方側の位置に、前記空袋群に振動を付与する空袋群ほぐし手段が配置されている。
(6)上記(5)において、空袋ほぐし手段が、空袋群に断続的に接触するほぐし部材と、前記ほぐし部材を振動させる駆動源からなる。
本発明に係るコンベアマガジン式空袋供給装置の空袋分離手段は、前側送り出しローラの周速度が後側送り出しローラの周速度より大きく設定されていることから、その速度差により、前側送り出しローラに接触する最上位の空袋を、後側送り出しローラに接触する下位の空袋から確実に分離して前方に送り出すことができる。これにより、空袋吸着部材がストッパーに当接して位置決めされた空袋を吸着して取り出し位置に持ち上げたとき、下位の空袋も一緒に持ち上げられることが防止される。
また、前記空袋分離手段において、左右一対の揺動アームを設置して互いに独立して上下揺動自在とし、その端部にそれぞれ後側送り出しローラを設置したことにより、表面が変形した空袋を送り出す場合でも、左右の後側送り出しローラと空袋の接触状態が均一となり、空袋の向きが乱れるのを防止でき、ストッパーによる位置決めが正確に行えるようになる。
さらに、空袋分離手段の後方位置に空袋群ほぐし手段を配置した場合、空袋分離手段に送られる空袋群において空袋同士の密着がほぐされ、空袋分離手段による最上位の空袋の分離及び送り出しがより正確に行えるようになる。
本発明に係るコンベアマガジン式空袋供給装置の斜視図である。 同装置の空袋分離手段の拡大斜視図である。 そのA矢視図である。
以下、図1〜3を参照し、本発明に係るコンベアマガジン式空袋供給装置について具体的に説明する。
図1〜3に示すコンベアマガジン式空袋供給装置は、空袋1を搬送するベルトコンベア2、空袋1の側部ガイド3、側部ガイド3と一体化した後部ガイド4、空袋分離手段5、爪車装置6、位置決め用ストッパー7、位置決め用検出センサ8、空袋持ち上げ手段(一対の空袋吸着部材9,9のみ示す)、及び空袋ほぐし手段11等からなる。なお、図1において、煩雑さを避けるため、空袋分離手段5の一部を図示省略している。
空袋ほぐし手段11は、ベルトコンベア2の上方に配置され、駆動源としてのエアシリンダ12と、そのピストンロッドの先端に固定されたほぐし部材13からなる。エアシリンダ12の作動によりほぐし部材13が前後に振動し、ベルトコンベア2により空袋分離手段5へと送られる空袋群1Aに断続的に接触して、空袋同士の密着をほぐす。
空袋分離手段5は、ベルトコンベア2上の駆動モータ取付用フレーム14に設置された駆動モータ15、基端部が駆動モータ15の出力軸16に回転自在に支持され、出力軸16を中心として上下に揺動自在とされた略T字型の揺動主アーム17(特許文献1の揺動アーム(腕杆7)に相当)、揺動主アーム17の先端部に中間部を回転自在に支持された回転軸18、回転軸18に固定された左右一対の前側送り出しローラ19,19、駆動モータ15の駆動力を回転軸18に伝達する駆動力伝達機構21、一対の後側送り出し機構22,22、及び前側送り出しローラ19,19の接圧力を調整する接圧力調整機構23等からなる。なお、駆動モータ取付用フレーム14は水平板部14aと垂直板部14bからなるアングル材であり、前記水平板部14aの上に駆動モータ15が固定されている。
駆動力伝達機構21は、駆動モータ15の出力軸16に固定された駆動プーリ24、回転軸18に固定された従動プーリ25、及び駆動プーリ24と従動プーリ25の間に掛け渡された駆動ベルト26からなる。
後側送り出し機構22は、回転軸18に固定された前側プーリ27、基端部が回転軸18に回転自在に支持され、回転軸18を中心として上下に揺動自在とされた揺動アーム28、揺動アーム28の先端に回転自在に取り付けられた後側送り出しローラ29、及び前側プーリ27と後側送り出しローラ29の間に掛け渡されたベルト(以下、早送りベルト)31からなる。
接圧力調整機構23は、駆動モータ取付用フレーム14の水平板部14a上に固定されたバネフック取付用ブラケット32、バネフック取付用ブラケット32に取り付けられた一対のバネフック33,33、バネフック33,33と揺動主アーム17の基端部に形成されたバネ係合穴34,34の間に張設された上下一対のバネ35,35からなる。バネ係合穴34,34は、揺動主アーム17の基端部両端(T字の横軸に相当する部分の両端)に形成され、一対のバネ35,35は駆動モータ15の出力軸16を挟んで両側に、揺動主アーム17の長手方向に略平行に配置されている。バネフック取付用ブラケット32には、揺動主アーム17の長手方向に略平行(T字の縦軸に相当する部分に略平行)に上下一対の長穴36,36が形成されている。バネフック33の雄ねじ部33aが長穴36に嵌り、それぞれ一対のロックナット37,37により固定されている。
バネフック33,33の位置を長穴36,36に沿って移動(図3の両矢印参照)させることにより、上下のバネ35,35の張力を調整し、これにより、揺動主アーム17に掛かる上向き又は下向きの付勢力を調整し、前側送り出しローラ19,19の袋1に対する接圧力を調整することができる。
前側送り出しローラ19の径は、前側プーリ27の径より大きく設定され、これにより前側送り出しローラ19は、後側送り出しローラ29(及び早送りベルト31)より大きい周速度で回転する。
ベルトコンベア2上の空袋群1Aが空袋分離手段5に向けて送られると、ベルトコンベア2の送り速度より速く回転する後側送り出しローラ29が、早送りベルト31を介して空袋群1Aの最上位の空袋に接触し、当該空袋を空袋群1Aから分離し前方に送り出す。後側送り出しローラ29により(直接的には早送りベルト31により)前方に送り出された空袋1は、さらに前側送り出しローラ19に接触して、より速い速度で前方に送り出される。
爪車装置6、ストッパー7、及び検出センサ8がサブフレーム38に支持されている。このサブフレーム38は、ベルトコンベア2の図示しないフレームの終端側に配置され、前後方向(図1の両矢印の線分参照)に位置調整可能である。
ストッパー7は、サブフレーム38の後端に支持され、2つの切り欠き部7aが形成されている。ストッパー7の背面が、空袋1が当接し位置決めされる停止面7bである。ストッパー7の前方に検出センサ8が設置され、空袋1がストッパー7に当接し、位置決めされたことを検出し、検出信号を出力する。
爪車装置6は、サブフレーム38に基端を軸支されて前後方向(図1の両矢印の円弧参照)に揺動する一対の揺動アーム39,39、揺動アーム39,39に回転自在に支持された回転軸41、回転軸41の一端に固定されたプーリ42及び一対の爪車43,43を備える。サブフレーム38内に、揺動アーム39,39を揺動させる駆動源として図示しないエアシリンダ、及びプーリ42を介して回転軸41を回転させる駆動源として図示しないモータが収納されている。
爪車43は、可撓性を有し放射方向に伸びる複数の爪部(突条)43aを有する。揺動アーム39,39が揺動すると、爪車43は送り出し位置(図1に示す位置)と退避位置(ストッパー7の停止面7bを越えた前方側)の間を移動する。前記送り出し位置は、ストッパー7の後方側の近傍位置に設定されている。爪車43が前記送り出し位置と退避位置の間を移動するとき、ストッパー7の切り欠き部7aを通過し、これにより爪車43とストッパー7の間の干渉が避けられる。
回転する爪車43が前記送り出し位置に移動し、そこに空袋分離手段5により前方に送り出された空袋1が達すると、爪車43の爪部43aが該空袋1に接触し、さらに前方に送り出す。爪車43により前方に送り出された空袋1は、先端がストッパー7に当接して位置決めされる。
一対の空袋吸着部材9,9は、ストッパー7に位置決めされた空袋1の上面を吸着する吸着位置と、上方の取り出し位置(図1に図示する位置)の間を昇降する。前記吸着位置は、爪車43の前記送り出し位置よりやや後方側に位置する。
図1において、44,44は、図示しない包装機のグリッパーである。空袋吸着部材9,9に吸着され持ち上げられた空袋1は、従来装置同様、図示しないチャック装置により、空袋吸着部材9,9からグリッパー44,44へ受け渡される。
サブフレーム38を前後方向に位置調整することにより、ストッパー7と空袋吸着部材9,9の距離を調整することができ、この距離を変更することで包装機のグリッパー44,44に供給される空袋1の高さ位置を変更することができる。一方、ストッパー7と爪車43の相対位置は不変であるから、ベルトコンベア2に対するストッパー7の位置を前方側に移動させたとしても、ストッパー7と爪車43の間隔は不変である。
なお、このコンベアマガジン式空袋供給装置の空袋分離手段5には、揺動アーム28の揺動を検出する第1揺動検出センサ(図示せず)、及び回転軸18を支持する揺動主アーム17の揺動を検出する第2揺動検出センサ(図示せず)が設置されている。ベルトコンベア2上の空袋群1Aの前端の1枚又は複数枚の空袋1が後側送り出しローラ29(早送りベルト31)の下に入り、前方に送り出されるとき、その厚みの分だけ後側送り出しローラ29が持ち上がり、後側送り出しローラ29を支持する揺動アーム28が上方に揺動する。また、後側送り出しローラ29により(直接的には早送りベルト31により)送り出された1枚又は複数枚の空袋1が前側送り出しローラ19の下に入り、さらに前方に送り出されるとき、その厚みの分だけ前側送り出しローラ19が持ち上がり、回転軸18(前側送り出しローラ19)を支持する揺動主アーム17が上方に揺動する。前記第1揺動検出センサが、揺動アーム28が所定レベル以上上方に揺動したことを検出したとき、又は、前記第2揺動検出センサが、揺動主アーム17が所定レベル以上上方に揺動したことを検出したとき、各検出信号に基づいてベルトコンベア2が停止する。
また、検出センサ8が空袋1の位置決めを検出し、その検出信号が出力されたとき、前側送り出しローラ19及び後側送り出しローラ29(早送りベルト31)を回転させる駆動モータ15が停止する。続いて位置決めされた空袋1を空袋吸着部材9,9が吸着して持ち上げた後、駆動モータ15が所定のタイミングで再び駆動し、前側送り出しローラ19及び後側送り出しローラ29(早送りベルト31)を回転させる。このように、検出センサ8の検出信号に基づいて、空袋分離手段5の駆動モータ15の駆動及び停止を制御する点は、従来装置と同様である。
なお、検出センサ8が空袋1の位置決めを検出し、その検出信号が出力されたとき、駆動モータ15とともにベルトコンベア2も停止する。このように、ベルトコンベア2は、前記第1,第2揺動検出センサ及び検出センサ8のいずれからも検出信号が発信されないとき動くように制御されている。
一部繰り返しになるが、上記コンベアマガジン式空袋供給装置の作動は次のとおりである。
ベルトコンベア2上に、空袋群1Aが袋口を前方に向け上位の空袋が前方側にくるように前後方向にずらして積み重ねられ、側部ガイド3に両側縁をガイドされ前方に搬送されている。積層状態の空袋群1Aは、空袋分離手段5の手前で空袋ほぐし手段11による振動を受けてほぐされ、順次空袋分離手段5に向けて送られる。空袋分離手段5に向けて送られた空袋1は、早送りベルト31を介して後側送り出しローラ29に接触し、次いで前側送り出しローラ19に接触し、空袋群1Aから分離され1枚ずつ前方に送り出される。
仮に空袋ほぐし手段11によるほぐしが不十分で、互いに前後方向にずれている複数枚の空袋が密着状態で空袋分離手段5に向けて送られ、さらに後側送り出しローラ29により(直接的には早送りベルト31により)前方に送り出されたときもその密着状態が解消されなかった場合でも、当該複数枚の空袋のうち最上位の空袋が前側送り出しローラ19に接触すると、当該最上位の空袋は、その時点で未だ後側送り出しローラ29に接触(直接的には早送りベルト31に接触)している下位の空袋より速い速度で前方に送り出され、前記下位の空袋から引き離される。従って、空袋分離手段5からは空袋1が1枚ずつ分離した状態で送り出される。
また、揺動アーム28,28は、それぞれ回転軸18に回転自在に取り付けられているため、互いに独立して自由に上下揺動自在である。このため、空袋1の表面が変形(例えば波打っている)していて、左右の形状が異なる場合でも、左右の後側送り出しローラ29,29(左右の早送りベルト31,31)がそれぞれ空袋1の表面形状に追随して上下揺動し、左右の後側送り出しローラ29,29(左右の早送りベルト31,31)と空袋1の接触状態が均一に保たれる。これにより、後側送り出しローラ29,29により(直接的には早送りベルト31,31により)前方に送り出される空袋1の向きが乱れるのを防止できる。
空袋分離手段5により前方に送り出された空袋1の先端が、ベルトコンベア2上を爪車43の送り出し位置に達する前に、揺動アーム39が揺動(図1において左側へ)して、回転する爪車43が前記退避位置から送り出し位置に移動する。これにより、前記送り出し位置に達した空袋1は、爪車43に押さえられつつさらに前方に送り出され、先端がストッパー7に当接し、位置決めされる。この位置決めは検出センサ8により検出される。
検出センサ8による位置決め検出後、爪車43は所定の短時間、前記送り出し位置にとどまり、次いで揺動アーム39が逆に揺動(図1において右側へ)し、爪車43が前記退避位置に移動する。
続いて空袋吸着部材9,9が前記吸着位置に下降して袋1の表面を吸着し、次いで前記取り出し位置に上昇して、吸着した空袋1をベルトコンベア2から持ち上げる。この時点で爪車43は退避位置(ストッパー7の停止面7bを越えた前方側)に移動しているから、上昇する空袋吸着部材9,9及び空袋1のじゃまにならない。この空袋1は、図示しない前記チャック装置のチャックに把持され、図1の白抜き矢印に示すように移送され、包装機のグリッパー44,44へ受け渡される。
なお、上記の例では、後側送り出しローラ29が空袋1に直接接触せず、後側送り出しローラ29と前側プーリ27の間に掛け渡された早送りベルト31を介して空袋1に接触し、該空袋1を前方に送り出したが、回転する後側送り出しローラ29が直接空袋1に接触するようにしてもよい。この場合、後側送り出し機構22の一部として、例えば、各後側送り出しローラ29と並列に、後側送り出しローラ29より小径の後側プーリを後側送り出しローラ29と同軸に設置し、前記早送りベルト31を前側プーリ27と前記後側プーリの間に掛け渡す。前側プーリ27の駆動力は早送りベルト31を介して前記後側プーリに伝達され、後側送り出しローラ29が回転する。
1 空袋
1A 空袋群
2 ベルトコンベア
5 空袋分離手段
6 爪車装置
7 位置決め用ストッパー
8 位置決め用検出センサ
9 空袋吸着部材
11 空袋ほぐし手段
12 エアシリンダ
13 ほぐし部材
15 駆動モータ
16 駆動モータの出力軸
17 揺動主アーム
18 回転軸
19 前側送り出しローラ
28 揺動アーム
29 後側送り出しローラ
31 早送りベルト
38 サブフレーム
39 爪車の揺動アーム
43 爪車
44 包装機のグリッパー

Claims (8)

  1. 袋口を前方に向け上位の空袋が前方側にくるように前後方向にずらして積み重ねられた空袋群を送るベルトコンベアと、前記ベルトコンベアの上方に配置され、前記空袋群の中から最上位の空袋を分離し前方に送り出す空袋分離手段と、前記ベルトコンベアの終端付近に配置され、前記ベルトコンベア上の空袋の先端が当接する位置決め用のストッパーと、前記ストッパーに位置決めされた空袋の上面を吸着する吸着位置と上方の取り出し位置の間を昇降する空袋吸着部材を備えるコンベアマガジン式空袋供給装置において、前記空袋分離手段が、共通の駆動源に連結されて回転する前側送り出しローラと後側送り出しローラを備え、前記前側送り出しローラの周速度が後側送り出しローラの周速度より大きく設定されていることを特徴とするコンベアマガジン式空袋供給装置。
  2. 前記空袋分離手段が、それぞれ左右一対の前側送り出しローラ及び後側送り出しローラと、前記駆動源により回転する回転軸と、基部が前記回転軸に回転自在に支持された左右一対の揺動アームを備え、前記左右一対の前側送り出しローラが前記回転軸に設置され、前記後側送り出しローラが各揺動アームの端部にそれぞれ設置されて同じ周速度で回転することを特徴とする請求項1に記載されたコンベアマガジン式空袋供給装置。
  3. 前記回転軸が上下揺動自在に設置された揺動主アームの先端部に支持されていることを特徴とする請求項2に記載されたコンベアマガジン式空袋供給装置。
  4. 前記回転軸に左右一対のプーリが設置され、各プーリと後側送り出しローラの間にベルトが掛け渡され、前記ベルトの駆動力で前記後側送り出しローラが回転することを特徴とする請求項2又は3に記載されたコンベアマガジン式空袋供給装置。
  5. 前記ベルトが前記送り出しローラの周面に掛け渡され、前記後側送り出しローラが前記ベルトを介して空袋に接触することを特徴とする請求項4に記載されたコンベアマガジン式空袋供給装置。
  6. 前記ベルトコンベアの上方の、前記空袋分離手段の後方側の位置に、前記空袋群に振動を付与する空袋群ほぐし手段が配置されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載されたコンベアマガジン式空袋供給装置。
  7. 前記空袋ほぐし手段が、空袋群に断続的に接触するほぐし部材と、前記ほぐし部材を振動させる駆動源からなることを特徴とする請求項6に記載されたコンベアマガジン式空袋供給装置。
  8. 可撓性を有し放射方向に伸びる複数の爪部を周囲に有し、駆動源に連結されて回転し、前記空袋分離手段が送り出した空袋に接触してさらに前方に向け送り出し、前記ストッパーに当接させる爪車を備えることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載されたコンベアマガジン式空袋供給装置。
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