JP2014015241A - コンベアマガジン式空袋供給装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】コンベアマガジン式空袋供給装置は、空袋群1Aの中から最上位の空袋1を分離し前方に送り出す空袋分離手段5と、空袋1の先端が当接する位置決め用のストッパー7と、空袋分離手段5が送り出した空袋1に接触してさらに前方に向け送り出し、ストッパー7に当接させる爪車43と、ストッパー7に位置決めされた空袋1の上面を吸着して持ち上げる空袋吸着部材9を備える。空袋分離手段5は、モータ15に連結されて回転する左右一対の前側送り出しローラ19と後側送り出しローラ29(及び早送りベルト31)を備え、前側送り出しローラ19の周速度が後側送り出しローラ29(及び早送りベルト31)の周速度より大きく設定されている。
【選択図】図1
Description
特許文献2〜4にも、それぞれ空袋分離手段を備えたコンベアマガジン式空袋供給装置が記載されている。
(1)表面の摩擦抵抗が比較的大きい材質の空袋を供給する場合、ずらして積み重ねた状態において空袋同士が比較的強固に密着し、空袋分離手段による分離がうまくいかず、最上位の空袋に下位の空袋が重なったまま前方に送り出され、空袋吸着部材が位置決めされた空袋を吸着して取り出し位置に持ち上げたとき、下位の空袋も一緒に持ち上げられるという問題があった。
このコンベアマガジン式空袋供給装置は、必要に応じて、前記空袋分離手段が送り出した空袋に接触してさらに前方に向け送り出し、前記ストッパーに当接させる爪車を備える。
(1)前記空袋分離手段が、それぞれ左右一対の前側送り出しローラ及び後側送り出しローラと、前記駆動源により回転する回転軸と、基部が前記回転軸に回転自在に支持された左右一対の揺動アームを備え、前記左右一対の前側送り出しローラが前記回転軸に設置され、前記後側送り出しローラが各揺動アームの端部にそれぞれ設置されて同じ周速度で回転する。
(2)上記(1)において、前記回転軸が上下揺動自在に設置された揺動主アームの先端部に支持されている。
(3)上記(2)において、前記回転軸に左右一対のプーリが設置され、各プーリと後側送り出しローラの間にベルトが掛け渡され、前記ベルトの駆動力で前記後側送り出しローラが回転する。
(5)前記ベルトコンベアの上方の、前記空袋分離手段の後方側の位置に、前記空袋群に振動を付与する空袋群ほぐし手段が配置されている。
(6)上記(5)において、空袋ほぐし手段が、空袋群に断続的に接触するほぐし部材と、前記ほぐし部材を振動させる駆動源からなる。
さらに、空袋分離手段の後方位置に空袋群ほぐし手段を配置した場合、空袋分離手段に送られる空袋群において空袋同士の密着がほぐされ、空袋分離手段による最上位の空袋の分離及び送り出しがより正確に行えるようになる。
図1〜3に示すコンベアマガジン式空袋供給装置は、空袋1を搬送するベルトコンベア2、空袋1の側部ガイド3、側部ガイド3と一体化した後部ガイド4、空袋分離手段5、爪車装置6、位置決め用ストッパー7、位置決め用検出センサ8、空袋持ち上げ手段(一対の空袋吸着部材9,9のみ示す)、及び空袋ほぐし手段11等からなる。なお、図1において、煩雑さを避けるため、空袋分離手段5の一部を図示省略している。
後側送り出し機構22は、回転軸18に固定された前側プーリ27、基端部が回転軸18に回転自在に支持され、回転軸18を中心として上下に揺動自在とされた揺動アーム28、揺動アーム28の先端に回転自在に取り付けられた後側送り出しローラ29、及び前側プーリ27と後側送り出しローラ29の間に掛け渡されたベルト(以下、早送りベルト)31からなる。
バネフック33,33の位置を長穴36,36に沿って移動(図3の両矢印参照)させることにより、上下のバネ35,35の張力を調整し、これにより、揺動主アーム17に掛かる上向き又は下向きの付勢力を調整し、前側送り出しローラ19,19の袋1に対する接圧力を調整することができる。
ベルトコンベア2上の空袋群1Aが空袋分離手段5に向けて送られると、ベルトコンベア2の送り速度より速く回転する後側送り出しローラ29が、早送りベルト31を介して空袋群1Aの最上位の空袋に接触し、当該空袋を空袋群1Aから分離し前方に送り出す。後側送り出しローラ29により(直接的には早送りベルト31により)前方に送り出された空袋1は、さらに前側送り出しローラ19に接触して、より速い速度で前方に送り出される。
ストッパー7は、サブフレーム38の後端に支持され、2つの切り欠き部7aが形成されている。ストッパー7の背面が、空袋1が当接し位置決めされる停止面7bである。ストッパー7の前方に検出センサ8が設置され、空袋1がストッパー7に当接し、位置決めされたことを検出し、検出信号を出力する。
回転する爪車43が前記送り出し位置に移動し、そこに空袋分離手段5により前方に送り出された空袋1が達すると、爪車43の爪部43aが該空袋1に接触し、さらに前方に送り出す。爪車43により前方に送り出された空袋1は、先端がストッパー7に当接して位置決めされる。
図1において、44,44は、図示しない包装機のグリッパーである。空袋吸着部材9,9に吸着され持ち上げられた空袋1は、従来装置同様、図示しないチャック装置により、空袋吸着部材9,9からグリッパー44,44へ受け渡される。
なお、検出センサ8が空袋1の位置決めを検出し、その検出信号が出力されたとき、駆動モータ15とともにベルトコンベア2も停止する。このように、ベルトコンベア2は、前記第1,第2揺動検出センサ及び検出センサ8のいずれからも検出信号が発信されないとき動くように制御されている。
ベルトコンベア2上に、空袋群1Aが袋口を前方に向け上位の空袋が前方側にくるように前後方向にずらして積み重ねられ、側部ガイド3に両側縁をガイドされ前方に搬送されている。積層状態の空袋群1Aは、空袋分離手段5の手前で空袋ほぐし手段11による振動を受けてほぐされ、順次空袋分離手段5に向けて送られる。空袋分離手段5に向けて送られた空袋1は、早送りベルト31を介して後側送り出しローラ29に接触し、次いで前側送り出しローラ19に接触し、空袋群1Aから分離され1枚ずつ前方に送り出される。
続いて空袋吸着部材9,9が前記吸着位置に下降して袋1の表面を吸着し、次いで前記取り出し位置に上昇して、吸着した空袋1をベルトコンベア2から持ち上げる。この時点で爪車43は退避位置(ストッパー7の停止面7bを越えた前方側)に移動しているから、上昇する空袋吸着部材9,9及び空袋1のじゃまにならない。この空袋1は、図示しない前記チャック装置のチャックに把持され、図1の白抜き矢印に示すように移送され、包装機のグリッパー44,44へ受け渡される。
1A 空袋群
2 ベルトコンベア
5 空袋分離手段
6 爪車装置
7 位置決め用ストッパー
8 位置決め用検出センサ
9 空袋吸着部材
11 空袋ほぐし手段
12 エアシリンダ
13 ほぐし部材
15 駆動モータ
16 駆動モータの出力軸
17 揺動主アーム
18 回転軸
19 前側送り出しローラ
28 揺動アーム
29 後側送り出しローラ
31 早送りベルト
38 サブフレーム
39 爪車の揺動アーム
43 爪車
44 包装機のグリッパー
Claims (8)
- 袋口を前方に向け上位の空袋が前方側にくるように前後方向にずらして積み重ねられた空袋群を送るベルトコンベアと、前記ベルトコンベアの上方に配置され、前記空袋群の中から最上位の空袋を分離し前方に送り出す空袋分離手段と、前記ベルトコンベアの終端付近に配置され、前記ベルトコンベア上の空袋の先端が当接する位置決め用のストッパーと、前記ストッパーに位置決めされた空袋の上面を吸着する吸着位置と上方の取り出し位置の間を昇降する空袋吸着部材を備えるコンベアマガジン式空袋供給装置において、前記空袋分離手段が、共通の駆動源に連結されて回転する前側送り出しローラと後側送り出しローラを備え、前記前側送り出しローラの周速度が後側送り出しローラの周速度より大きく設定されていることを特徴とするコンベアマガジン式空袋供給装置。
- 前記空袋分離手段が、それぞれ左右一対の前側送り出しローラ及び後側送り出しローラと、前記駆動源により回転する回転軸と、基部が前記回転軸に回転自在に支持された左右一対の揺動アームを備え、前記左右一対の前側送り出しローラが前記回転軸に設置され、前記後側送り出しローラが各揺動アームの端部にそれぞれ設置されて同じ周速度で回転することを特徴とする請求項1に記載されたコンベアマガジン式空袋供給装置。
- 前記回転軸が上下揺動自在に設置された揺動主アームの先端部に支持されていることを特徴とする請求項2に記載されたコンベアマガジン式空袋供給装置。
- 前記回転軸に左右一対のプーリが設置され、各プーリと後側送り出しローラの間にベルトが掛け渡され、前記ベルトの駆動力で前記後側送り出しローラが回転することを特徴とする請求項2又は3に記載されたコンベアマガジン式空袋供給装置。
- 前記ベルトが前記送り出しローラの周面に掛け渡され、前記後側送り出しローラが前記ベルトを介して空袋に接触することを特徴とする請求項4に記載されたコンベアマガジン式空袋供給装置。
- 前記ベルトコンベアの上方の、前記空袋分離手段の後方側の位置に、前記空袋群に振動を付与する空袋群ほぐし手段が配置されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載されたコンベアマガジン式空袋供給装置。
- 前記空袋ほぐし手段が、空袋群に断続的に接触するほぐし部材と、前記ほぐし部材を振動させる駆動源からなることを特徴とする請求項6に記載されたコンベアマガジン式空袋供給装置。
- 可撓性を有し放射方向に伸びる複数の爪部を周囲に有し、駆動源に連結されて回転し、前記空袋分離手段が送り出した空袋に接触してさらに前方に向け送り出し、前記ストッパーに当接させる爪車を備えることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載されたコンベアマガジン式空袋供給装置。
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