JP2013247728A - モータ装置及びロボット装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】高トルクを発生可能なモータ装置及びロボット装置を提供すること。
【解決手段】回転子と、当該回転子の周面の少なくとも一部に掛けられる伝達部と、回転子と伝達部との間を回転力伝達状態として伝達部を一定距離移動させると共に回転力伝達状態を解消した状態で伝達部を所定の位置に復帰させるように少なくとも一方向に駆動力を作用する駆動部と、駆動力の作用によって少なくとも伝達部に接続される接続部を所定の直線方向又は該直線方向に平行な方向に移動可能な変位伝達部とを備える。
【選択図】図1
【解決手段】回転子と、当該回転子の周面の少なくとも一部に掛けられる伝達部と、回転子と伝達部との間を回転力伝達状態として伝達部を一定距離移動させると共に回転力伝達状態を解消した状態で伝達部を所定の位置に復帰させるように少なくとも一方向に駆動力を作用する駆動部と、駆動力の作用によって少なくとも伝達部に接続される接続部を所定の直線方向又は該直線方向に平行な方向に移動可能な変位伝達部とを備える。
【選択図】図1
Description
本発明は、モータ装置及びロボット装置に関する。
例えば旋回系機械を駆動させるアクチュエータとして、モータ装置が用いられている(例えば、特許文献1参照)。このようなモータ装置として、例えば電動モータや超音波モータなど、高トルクを発生させることが可能なモータ装置が広く知られている。近年では、ヒューマノイドロボットの関節部分など、より精密な部分を駆動させるモータ装置が求められており、電動モータや超音波モータなどの既存のモータにおいても小型化、トルクの制御性等、細密で高精度な駆動を行うことができる構成が求められている。このようなモータ装置の構成として、例えば駆動源(駆動部)と回転子との間に、駆動力を伝達する伝達系が設けられた構成が知られている。
しかしながら、例えば、上記の構成において伝達系に対して駆動力を作用させる際に、伝達系の構成によっては当該伝達系の一部に駆動力が集中して作用する場合があり、効率的な力の伝達を阻害する可能性がある。このような効率的な力の伝達が阻害されること等によって、出力されるトルクが低減されてしまう場合がある。
以上のような事情に鑑み、本発明は、高トルクを発生可能なモータ装置及びロボット装置を提供することを目的とする。
本発明の第一の態様に従えば、回転子と、当該回転子の周面の少なくとも一部に掛けられる伝達部と、回転子と伝達部との間を回転力伝達状態として伝達部を一定距離移動させると共に回転力伝達状態を解消した状態で伝達部を所定の位置に復帰させるように少なくとも一方向に駆動力を作用する駆動部と、駆動力の作用によって少なくとも伝達部に接続される接続部を所定の直線方向又は該直線方向に平行な方向に移動可能な変位伝達部とを備えるモータ装置が提供される。
本発明の第二の態様に従えば、本発明の第一の態様に従うモータ装置を備えるロボット装置が提供される。
本発明によれば、高トルクを発生可能なモータ装置及びロボット装置を提供することができる。
以下、図面に基づき、本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本実施形態に係るモータ装置MTRの一例を示す概略構成図である。図1は正面図であり、図2は平面図である。
図1及び図2に示すように、モータ装置MTRは、ベース部BSと、伝達部BTと、駆動部ACと、連結部CNと、制御部CONTとを有している。当該モータ装置MTRは、図1及び図2に示す回転子SFを回転させる。
図1は、本実施形態に係るモータ装置MTRの一例を示す概略構成図である。図1は正面図であり、図2は平面図である。
図1及び図2に示すように、モータ装置MTRは、ベース部BSと、伝達部BTと、駆動部ACと、連結部CNと、制御部CONTとを有している。当該モータ装置MTRは、図1及び図2に示す回転子SFを回転させる。
以下、各図の説明においてはXYZ直交座標系を設定し、このXYZ直交座標系を参照しつつ各部材の位置関係について説明する。以下の説明では、回転子SFの回転軸Cの軸線方向をZ軸方向とし、当該Z軸方向に垂直な平面上の直交方向をそれぞれX軸方向及びY軸方向とする。また、X軸、Y軸、及びZ軸周りの回転(傾斜)方向(周方向)をそれぞれ、θX、θY、及びθZ方向とする。
ベース部BSは、例えばステンレス等の材料を用いて板状に形成されている。ベース部BSには、貫通部10が形成されている。貫通部10は、正面視でほぼT字形に形成された開口部であり、ベース部BSの表裏を貫通して形成されている。貫通部10には、回転子SFが挿入される。また、貫通部10には、伝達部BT、駆動部AC、連結部CN及び変位伝達部DTが配置されている。
伝達部BTは、第一端部21、第二端部22及びベルト部23を有している。第一端部21及び第二端部22は、第一端部21及び第二端部22は、回転子SFの外周上の所定の基準位置(例、基準位置F、など)を挟んで配置されている。本実施形態では、例えば回転子SFの+Y側端部を基準位置Fとした場合を例に挙げて説明する。なお、本実施形態における所定の基準位置は、第一端部21及び第二端部22の配置に応じて、回転子SFの周面又はその近傍に設定されることを含む。例えば、本実施形態の所定の基準位置は、回転子SFの周面上又はその近傍において第一端部21と第二端部22との間(例、中間)に設定されることを含む。
ベルト部23は、例えばステンレスなどの材料を用いて帯状に形成され、例えば弾性変形可能な程度の厚さに形成されている。ベルト部23は、貫通部10に挿入される回転子SFの周面(例、外周面SFa、内周面)を囲うように配置される。換言すると、回転子SFは、貫通部10のうちベルト部23によって囲まれる空間に挿入される。ベルト部23は、例えば回転子SFの周方向の全面に亘って掛けられる必要は無く、少なくとも一部に掛けられる構成であれば良い。なお、回転子SFに対するベルト部23の実質的な巻き数は、例えば、0.1〜2.0(例えば、0.2、0.4、0.5、0.6、0.8、1.0、1.2、1.4、1.6、1.8)、又は2.0以上にできる。
ベルト部23には、複数の切り込み部11及び切り込み部12が形成されている。切り込み部11及び切り込み部12は、例えばベルト部23の外周面23fに形成されている。切り込み部11は、例えばベルト部23の長手方向(回転子SFの外周面SFaの周方向に沿った方向)の全体に亘ってほぼ等間隔に形成されている。切り込み部11は、ベルト部23の変形を促進する。
駆動部ACは、ベース部BSの内周部10aによって支持されている。駆動部ACは、例えばピエゾ素子や磁歪素子などの電気機械変換素子を備えた駆動素子31及び32を有している。駆動素子31及び駆動素子32は、電気機械変換素子に電圧が印加されることにより、X方向に伸縮する構成である。制御部CONTは駆動部ACに接続されており、当該駆動部ACに対して制御信号を供給可能になっている。
駆動素子31及び駆動素子32は、X方向において第一端部21及び第二端部22を挟む位置に設けられている。駆動素子31の先端部31aは第一端部21に向けられており、駆動素子32の先端部32aは第二端部22に向けられている。したがって、駆動素子31及び駆動素子32は、先端部31a及び先端部32aが対向している。駆動素子31の先端部31a及び駆動素子32の先端部32aは、それぞれ連結部CNに接続されている。
図3は、モータ装置MTRのうち駆動部AC、連結部CN及び変位伝達部DTの構成を拡大して示す図である。なお、図3は、駆動素子31側の構成のみを示す図である。駆動素子32側の構成については、駆動素子31側の構成に対してYZ平面を基準として線対称な構成となっており、+X方向と−X方向とが逆になる他は駆動素子31側と同様であるため、図示を省略する。
図1及び図3に示すように、駆動素子31の先端部31aは、変形部材33に接続されている。変形部材33は、Z方向視でU字状に形成されている。変形部材33は、基部33a及び移動部33bを有する。基部33aは、フレームを介してベース部BSに固定されている。移動部33bは、基部33aの+X側に配置されており、駆動素子31の先端部31aに固定されている。移動部33bは、先端部31aと一体的にX方向に移動可能である。基部33aには、切り欠き部33cが形成されている。切り欠き部33cは、移動部33bが+X方向に移動すると開く方向に変形し、移動部33bが−X方向に移動すると閉じる方向に変形する。この切り欠き部33cの変形により、移動部33bが基部33aに対してX方向に移動可能となっている。
同様に、駆動素子32の先端部32aは、変形部材34に接続されている。変形部材34は、上記変形部材33とYZ平面を基準として対称な構成を有しており、基部34a、移動部34b及び切り欠き部34cを有する。切り欠き部34cは、移動部34bが−X方向に移動すると開く方向に変形し、移動部34bが+X方向に移動すると閉じる方向に変形する。この切り欠き部33cの変形により、移動部34bが基部34aに対してX方向に移動可能となっている。
連結部CNは、駆動部ACと変位伝達部DTとを連結する。連結部CNは、駆動部ACのうち駆動素子31側に連結される第一連結部42と、駆動素子32側に連結される第二連結部62とを有する。
第一連結部42は、変形部材33の+X側に配置されており、フレクシャ部44を介して変形部材33の移動部33bに連結されている。X方向について、移動部33bと第一連結部42との間には、隙間が形成されている。この隙間は、移動部33b及び第一連結部42のうち少なくとも一方がX方向又はθZ方向に移動する際のマージンとなる。
第二連結部62は、変形部材34の−X側に配置されており、フレクシャ部64を介して変形部材34の移動部34bに連結されている。X方向において、移動部34bと第二連結部62との間には、隙間が形成されている。この隙間は、上記同様、移動部34b及び第二連結部62のうち少なくとも一方がX方向又はθZ方向に移動する際のマージンとなる。
フレクシャ部44及びフレクシャ部64は、Y方向に可撓性を有するように当該Y方向の寸法(厚さ)が設定されている。フレクシャ部44がY方向に撓むことにより、移動部33bと第一連結部42との間がフレクシャ部44を中心としてθZ方向に相対的に移動可能となる。同様に、フレクシャ部64がY方向に撓むことにより、移動部34bと第二連結部62との間がθZ方向に相対的に移動可能となる。
移動部33b、フレクシャ部44及び第一連結部42は、一部材で形成されている。この構成により、変形部材33と第一連結部42との間に力が加えられた場合、変形部材33と第一連結部42とがフレクシャ部44に引っ張られるため、変形部材33と第一連結部42との位置関係が大きくずれてしまうのを防ぐことができる。
また、移動部34b、フレクシャ部64及び第二連結部62についても、同様に一部材で形成されている。したがって、移動部34bと第二連結部62との間に力が加えられた場合には、変形部材34と第二連結部62との位置関係が大きくずれてしまうのを防ぐことができる。
変位伝達部DTは、連結部CNと伝達部BTとを連結する。変位伝達部DTは、第一連結部42に連結される第一変位伝達部43と、第二連結部62に連結される第二変位伝達部63とを有する。
第一変位伝達部43は、フレクシャ部45を介して第一連結部42の+X側に配置されている。X方向において、第一変位伝達部43と第一連結部42との間には、隙間が形成されている。この隙間は、第一連結部42及び第一変位伝達部43のうち少なくとも一方がX方向又はθZ方向に移動する際のマージンとなる。また、第一変位伝達部43は、+X側の端部に設けられた接続部47を有する。第一変位伝達部43は、接続部47を介して伝達部BTの第一端部21に接続されている。
第一変位伝達部43は、Z方向視で例えば台形状に形成されており、例えば駆動素子31の駆動力の作用で変形しないようにX方向及びY方向に一定以上の寸法及び剛性を有するように設計されている。このように、第一変位伝達部43は、変形抑制部として構成されている。
第二変位伝達部63は、フレクシャ部65を介して第二連結部62の−X側に配置されている。X方向において、第二変位伝達部63と第二連結部62との間には、隙間が形成されている。この隙間は、第二連結部62及び第二変位伝達部63のうち少なくとも一方がX方向又はθZ方向に移動する際のマージンとなる。また、第二変位伝達部63は、−X側の端部に設けられた接続部67を有する。第二変位伝達部63は、接続部67を介して伝達部BTの第二端部22に接続されている。
第二変位伝達部63は、Z方向視で例えば台形状に形成されており、例えば駆動素子32の駆動力の作用で変形しないようにX方向及びY方向に一定以上の寸法及び剛性を有するように設計されている。このように、第二変位伝達部63は、変形抑制部として構成されている。
フレクシャ部45及びフレクシャ部65は、Y方向に可撓性を有するように当該Y方向の寸法(厚さ)が設定されている。フレクシャ部45がY方向に撓むことにより、第一連結部42及び第一変位伝達部43がフレクシャ部45を中心としてθZ方向に相対的に移動可能となる。同様に、フレクシャ部65がY方向に撓むことにより、第二連結部62及び第二変位伝達部63がフレクシャ部65を中心としてθZ方向に相対的に移動可能となる。
フレクシャ部45、接続部47及び回転子SFの外周上の基準位置Fは、X方向上に一列に並ぶように配置されている。また、フレクシャ部65、接続部67及び基準位置Fは、X方向上に一列に並ぶように配置されている。
フレクシャ部45、第一連結部42及び第一変位伝達部43は、一部材で形成されている。この構成により、第一連結部42と第一変位伝達部43との間に力が加えられた場合、第一連結部42と第一変位伝達部43とがフレクシャ部45に引っ張られるため、第一連結部42と第一変位伝達部43との位置関係が大きくずれてしまうのを防ぐことができる。同様に、フレクシャ部65、第二連結部62及び第二変位伝達部63は、一部材で形成されている。このため、第二連結部62と第二変位伝達部63との間に力が加えられた場合、第二連結部62と第二変位伝達部63との位置関係が大きくずれてしまうのを防ぐことができる。
ベース部BSには、支持部50が設けられている。支持部50は、接着剤などを介してベース部BSの内周部10aに固定されている。支持部50は、フレクシャ部46を介して第一連結部42に接続されており、フレクシャ部66を介して第二連結部62に接続されている。
フレクシャ部46及びフレクシャ部66は、Y方向に可撓性を有するように当該Y方向の寸法(厚さ)が設定されている。フレクシャ部46がY方向に撓むことにより、第一連結部42がフレクシャ部46を中心として支持部50に対してθZ方向に移動可能となる。同様に、フレクシャ部66がY方向に撓むことにより、第二連結部62がフレクシャ部66を中心として支持部50に対してθZ方向に移動可能となる。
支持部50、第一連結部42及び第二連結部62は、一部材で形成されている。この構成により、第一連結部42と支持部50との間に力が加えられた場合、第一連結部42と支持部50とがフレクシャ部46に引っ張られるため、第一連結部42の位置が支持部50から離れてしまうのを防ぐことができる。第二連結部62と支持部50との間に力が加えられた場合も同様である。
次に、回転子SFの駆動動作を説明する。
まず、連結部CNの動作を説明する。以下では、第一連結部42の説明を中心として説明する。第二連結部62の動作については、+X方向と−X方向とが逆になる他は、第一連結部42の動作と同様の説明が可能であるため、説明を省略する。
まず、連結部CNの動作を説明する。以下では、第一連結部42の説明を中心として説明する。第二連結部62の動作については、+X方向と−X方向とが逆になる他は、第一連結部42の動作と同様の説明が可能であるため、説明を省略する。
初期状態の駆動素子31に対して所定の電圧を印加することにより、駆動素子31を伸ばすことができる。駆動素子31が伸びる場合、変形部材33の移動部33bは+X方向に移動する。移動部33bの+X方向の移動により、フレクシャ部44が+X方向に押圧され、フレクシャ部44を介して第一連結部42が+X方向に押圧される。
+X方向に押圧された第一連結部42の−Y側の端部は、押圧力によって+X側へ移動する。一方、第一連結部42の+Y側の端部は、フレクシャ部46によって+X方向への移動が規制されるため、+X方向には移動しない。この結果、第一連結部42は、図4に示すように、フレクシャ部46(所定位置)を中心として−θZ方向(図4の反時計回りの方向)に移動する。
第一連結部42の移動(例、回転)により、フレクシャ部45が+X方向に押圧され、フレクシャ部45を介して第一変位伝達部43が+X方向に押圧される。第一変位伝達部43は、この押圧力によって+X方向へ移動する。本実施形態では、フレクシャ部45、接続部47及び基準位置FがX方向上に一列に並ぶように配置されている。このため、接続部47は、第一変位伝達部43の+X方向への移動に伴い、回転子SFの外周面SFaの所定の基準位置(例、基準位置F)における所定の直線方向(例、接線Lの接線方向)又は該直線方向に平行な方向(例、+X方向)に移動する。したがって、本実施形態における接続部47の移動は、線形な特性を有する。
当該接続部47の当該移動により、第一端部21が+X側に移動する。このため、ベルト部23は回転子SFに巻きつくように移動する。本実施形態では、少なくとも接続部47が接線Lに平行な方向に移動するため、第一連結部42の変位が無駄なく効率的に第一端部21に伝達されることになる。なお、本実施形態では、伝達部BTの第一端部21は、接続部47の移動に伴って直線方向(例、接線Lの接線方向)又は該直線方向に平行な方向に移動してもよい。
一方、初期状態の駆動素子31に対して所定の電圧を印加することにより、駆動素子31を縮めることができる。駆動素子31が縮んだ場合、移動部33bは−X方向に移動する。移動部33bの−X方向への移動により、第一連結部42の−Y側は、移動部33bの移動に伴って−X方向に移動する。
一方、第一連結部42の+Y側は、フレクシャ部46によって−X方向への移動が規制されるため、−X方向には移動しない。この結果、第一連結部42は、図5に示すように、フレクシャ部46(所定位置)を中心として+θZ方向(図5の時計回りの方向)に回転する。
第一連結部42の回転により、フレクシャ部45が−X方向に引っ張られ、フレクシャ部45を介して第一変位伝達部43が−X方向に引っ張られる。第一変位伝達部43は、この引き付け力によって−X方向へ移動する。この場合において、接続部47は、第一変位伝達部43の移動により、基準位置Fにおける接線Lに平行な方向(−X方向)に移動する。
当該接続部47の当該移動により第一端部21が−X側に移動する。このため、ベルト部23は回転子SFから離れるように移動する。本実施形態では、接続部47が接線Lに平行な方向に移動するため、第一連結部42の変位が無駄なく第一端部21に伝達されることになる。
上記の+θZ方向又は−θZ方向への第一連結部42の回転移動において、フレクシャ部44は、第一連結部42に対する回転力が加えられる力点となる。フレクシャ部46は、第一連結部42の回転を支持する支点となる。フレクシャ部45は、第一連結部42の回転力を作用させる作用点となる。このように、てこの原理を用いて第一連結部42を回転移動させることで第一変位伝達部43を移動させ、当該第一変位伝達部43の移動によって第一端部21を駆動することができる。
また、上記第一連結部42の回転移動において、支点であるフレクシャ部46から力点であるフレクシャ部44までの距離よりも、当該支点から作用点であるフレクシャ部45までの距離の方が大きいため、X方向について、変形部材33の移動距離(駆動素子31の伸縮量)よりも第一変位伝達部43の移動距離の方が大きくなる。したがって、連結部CNは、駆動素子31の伸縮による変位よりも大きな変位で第一端部21を駆動することができる。
なお、本実施形態では、第一変位伝達部43のうちフレクシャ部45及び接続部47との接続部分とは異なる部分がフリーになっているので、第一変位伝達部43が上記各接続部分を支点としてθZ方向に回転可能である。したがって、例えば第一変位伝達部43に作用する駆動力(押圧力、引っ張り力)の成分に上記接線方向とは異なる方向の成分が含まれる場合、当該異なる方向の力が第一端部21に作用するのを低減するようにθZ方向に回動する。このため、第一端部21の移動方向にバラつき(例、移動角度の変化、移動距離の変化、など)が生じるのを防ぐことができる。
以上の説明を踏まえて、駆動素子31が+X方向に伸び、かつ、駆動素子32が−X方向に伸びると、第一端部21と第二端部22とが近づく。このため、ベルト部23が回転子SFに巻きつき、当該ベルト部23に張力が加わる。駆動素子31が−X方向に縮み、かつ、駆動素子32が+X方向に縮むと、第一端部21と第二端部22とが遠ざかる。このため、ベルト部23が回転子SFから離れて弛緩する。
次に、本実施形態に係るモータ装置MTRにおいて、回転子SFを駆動させる原理を説明する。回転子SFを駆動させる際には、回転子SFに巻き掛けられた伝達部BTに有効張力を生じさせ、当該有効張力によって回転子SFにトルクを伝達する。
オイラーの摩擦ベルト理論により、回転子SFに巻き掛けられた伝達部BTの第一端部21側の張力T1及び第二端部22側の張力T2が下記[数1]を満たすとき、伝達部BTと回転子SFとの間で摩擦力が生じ、伝達部BTが回転子SFに対して滑りを生じることの無い状態(回転力伝達状態)で回転子SFと共に移動する。この移動により、回転子SFにトルクが伝達される。ただし、[数1]において、μは伝達部BTと回転子SFとの間の見かけ上の摩擦係数であり、θは伝達部BTの有効巻き付き角である。
このとき、トルクの伝達に寄与する有効張力は、(T1−T2)によって表される。上記[数1]に基づいて有効張力(T1−T2)を求めると、[数2]のようになる。[数2]は、T1を用いて有効張力を表す式である。
上記[数2]より、回転子SFに伝達されるトルクは駆動素子31の張力T1によって一意に決定されることがわかる。[数2]の右辺のT1の係数部分は、伝達部BTと回転子SFとの間の摩擦係数μ及び伝達部BTの有効巻き付き角θにそれぞれ依存する。図6は、摩擦係数μを変化させたときの有効巻き付き角θと係数部分の値との関係を示すグラフである。グラフの横軸は有効巻き付き角θを示しており、グラフの縦軸は係数部分の値を示している。
図6に示すように、例えば摩擦係数μが0.3の場合には、有効巻き付き角θが300°以上のときに係数部分の値が0.8以上となっている。このことから、摩擦係数μが0.3の場合には、有効巻き付き角θを300°以上とすることにより、駆動素子31による張力T1の80%以上の力が回転子SFのトルクに寄与することがわかる。この巻き付き角の他、図6のグラフから、例えば伝達部BTと回転子SFとの間の摩擦係数を大きくするほど、係数部分の値が大きくなることが推定される。
このように、トルクの大きさは駆動素子31の張力T1によって一意に決定されることになり、例えば伝達部BTの移動距離などには無関係であることがわかる。したがって、例えば駆動素子31及び駆動素子32に用いられるピエゾ素子などは、数ミリ程度の小型素子であっても、数百ニュートン以上の力を出すことができるので非常に大きな回転力を付与することができる。
このような原理に基づいて、制御部CONTは、図7に示すように、まず、第一端部21が+X方向に、第二端部22が−X方向にそれぞれ移動するように駆動素子31及び駆動素子32を変形させる。この結果、伝達部BTの第一端部21側には張力T1が発生し、伝達部BTの第二端部22側には張力T2が発生する。したがって、伝達部BTに有効張力(T1−T2)が発生する。
制御部CONTは、伝達部BTに有効張力を発生させた状態を保持しつつ、図8に示すように、伝達部BTの第一端部21が+X方向に移動するように、かつ、第二端部22が+X方向に移動するように駆動素子31及び駆動素子32を変形させる(駆動動作)。この動作において、制御部CONTは、第一端部21の移動距離と第二端部22の移動距離とを等しくさせる。この動作により、伝達部BTと回転子SFとの間に摩擦力が発生した状態で伝達部BTが移動し、当該移動と共に回転子SFが+θZ方向に回転する。
本実施形態では、伝達部BTと回転子SFとの間の摩擦係数μが例えば0.3であり、伝達部BTが回転子SFにほぼ1回転(360°)巻き掛けられている。したがって、図6のグラフを参照すると、駆動素子31の張力T1の85%程度の力がトルクとして回転子SFに伝達されることになる。
制御部CONTは、第一端部21及び第二端部22を所定距離だけ移動させた後、図9に示すように、第一端部21が駆動の開始位置(所定位置)へ戻るように、かつ、第二端部22が移動しないように、駆動素子31だけを変形させる。この動作により、第一端部21が−X方向へ移動し、伝達部BTの巻き掛けが緩んだ状態になる。つまり、伝達部BTに付加されていた有効張力が解除された状態になる。この状態においては、伝達部BTと回転子SFとの間に摩擦力は発生せず、回転子SFは慣性によって回転し続けることになる。
制御部CONTは、伝達部BTの巻き掛けを緩ませた後、図10に示すように、第二端部22が駆動の開始位置(所定位置)へ戻るように駆動素子32を変形させる。この動作により、伝達部BTの巻き掛けが緩んだまま、すなわち、有効張力が発生しないまま、伝達部BTの第二端部22が駆動の開始位置(所定位置)へ戻っていく(復帰動作)。
第二端部22が駆動開始位置に戻される直前になったら、制御部CONTは、駆動素子31を変形させて第一端部21を+X方向に移動させる。この動作により、第二端部22が駆動開始位置に戻されるのとほぼ同時に、第一端部21側に張力T1が発生し、第二端部22側に張力T2が発生する。これにより、駆動開始時に伝達部BTに有効張力を付加させた状態(図7の状態)と同様の状態となる。
伝達部BTに有効張力が付加された後、制御部CONTは、伝達部BTの第一端部21が+X方向に移動するように駆動素子31を変形させ、第二端部22が+X方向に移動するように駆動素子32を変形させる(駆動動作)。このとき、第一端部21の移動距離と第二端部22の移動距離とを等しくさせる。この動作により、伝達部BTと回転子SFとの間に摩擦力が発生した状態で伝達部BTが移動し、当該移動と共に回転子SFがθ方向に回転する。
この後、制御部CONTは、伝達部BTに付加されていた有効張力を再度解除させる。制御部CONTは、有効張力を解除させた後、伝達部BTの第一端部21及び第二端部22が開始位置に戻るように移動させる(復帰動作)。このように制御部CONTが上記駆動動作と復帰動作とを駆動部ACに繰り返し行わせることにより、回転子SFが+θZ方向に回転し続けることになる。
以上のように、本実施形態に係るモータ装置MTRは、回転子SFと、当該回転子SFの外周面SFaの少なくとも一部に掛けられる伝達部BTと、回転子SFと伝達部BTとの間を回転力伝達状態として伝達部BTを一定距離移動させると共に回転力伝達状態を解消した状態で伝達部BTを所定の位置に復帰させるように少なくとも一方向に駆動力を作用する駆動部ACと、伝達部BTに接続され、駆動力の作用によって少なくとも伝達部BTに接続される接続部47を外周面SFaの接線方向に移動可能な連結部CNとを備えるので、接続部47に接続されるフレクシャ部45の応力の負担を低減させることができる。これにより、効率的に駆動力を伝達することが可能となる。
なお、本実施形態におけるモータ装置MTRは、伝達部BTの第一端部21(或いは第二端部22)に付与される張力を調整することによって伝達部BTと回転子SFとの間の摩擦力を容易に変化させることが可能なため、トルクを制御することができる。また、本実施形態におけるモータ装置MTRは、低速時及び高速時に関わらず第一端部21(或いは第二端部22)に付与される張力を調整することが可能なため、低速時及び高速時においてトルクを制御することができる。また、本実施形態のように伝達部BTを用いた回転子SFへの巻きかけによる力の伝達手段の場合、伝達部BTの全体にわたる平均化の効果によって安定した一定の摩擦力を得ることが可能なので、本実施形態におけるモータ装置MTRは容易にトルク制御を行うことができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第二実施形態を説明する。
図11は、第一実施形態に記載のモータ装置MTRを備えるロボット装置RBTの一部(指部分の先端)の構成を示す図である。
次に、本発明の第二実施形態を説明する。
図11は、第一実施形態に記載のモータ装置MTRを備えるロボット装置RBTの一部(指部分の先端)の構成を示す図である。
図11に示すように、一例として、ロボット装置RBTは、末節部101、中節部102及び関節部103を有しており、末節部101と中節部102とが関節部103を介して接続された構成になっている。関節部103には軸支持部103a及び軸部103bが設けられている。軸支持部103aは中節部102に固定されている。軸部103bは、軸支持部103aによって固定された状態で支持されている。
末節部101は、接続部101a及び歯車101bを有している。接続部101aには、関節部103の軸部103bが貫通した状態になっており、当該軸部103bを回転軸として末節部101が回転可能になっている。この歯車101bは、接続部101aに固定されたベベルギアである。接続部101aは、歯車101bと一体的に回転するようになっている。
中節部102は、筐体102a及び駆動装置ACTを有している。駆動装置ACTは、上記実施形態に記載のモータ装置MTRを用いることができる。駆動装置ACTは、筐体102a内に設けられている。駆動装置ACTには、回転軸部材104aが取り付けられている。回転軸部材104aの先端には、歯車104bが設けられている。この歯車104bは、回転軸部材104aに固定されたベベルギアである。歯車104bは、上記の歯車101bとの間で噛み合った状態になっている。
上記のように構成されたロボット装置RBTは、駆動装置ACTの駆動によって回転軸部材104aが回転し、当該回転軸部材104aと一体的に歯車104bが回転する。
歯車104bの回転は、当該歯車104bと噛み合った歯車101bに伝達され、歯車101bが回転する。当該歯車101bが回転することで接続部101aも回転し、これにより末節部101が軸部103bを中心に回転する。
このように、本実施形態によれば、低電圧で低速高トルクの回転を出力することができる駆動装置ACTを搭載することにより、例えば減速器を用いることなく直接末節部101を回転させることができる。さらに本実施形態では、駆動装置ACTが効率的に駆動力を伝達することが可能な構成になっているため、安定した動作を行うことが可能となる。
本発明の技術範囲は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更を加えることができる。
例えば、上記実施形態では、伝達部BTが回転子SFの外周面SFaに掛けられた構成を例に挙げて説明したが、これに限られることは無く、例えば回転子SFの内周面に接触される構成であっても良い。
例えば、上記実施形態では、伝達部BTが回転子SFの外周面SFaに掛けられた構成を例に挙げて説明したが、これに限られることは無く、例えば回転子SFの内周面に接触される構成であっても良い。
また、上記実施形態では、ベース部BSの貫通部10に、回転子SF、伝達部BT、駆動部AC及び連結部CNが配置された構成を例に挙げて説明したが、これに限られることは無く、例えば図12に示すように、ベース部材として、ベース部BSに代えてフレーム部FLが設けられた構成としても良い。
図12は、本変形例に係るモータ装置MTR2の全体構成を示す図である。
図12に示すように、モータ装置MTR2は、駆動部ACが円弧状のフレーム部FLに接続されている。また、駆動部ACを構成する駆動素子31及び駆動素子32が、変位伝達部DTを介して伝達部BTに連結されている。伝達部BTは、円環状に湾曲されており、伝達部BTの内周側には回転子SFが配置されている。なお、モータ装置MTR2は、第一実施形態のモータ装置MTRに対して、連結部CNが省略された構成となっている。
図12に示すように、モータ装置MTR2は、駆動部ACが円弧状のフレーム部FLに接続されている。また、駆動部ACを構成する駆動素子31及び駆動素子32が、変位伝達部DTを介して伝達部BTに連結されている。伝達部BTは、円環状に湾曲されており、伝達部BTの内周側には回転子SFが配置されている。なお、モータ装置MTR2は、第一実施形態のモータ装置MTRに対して、連結部CNが省略された構成となっている。
図12に示すように、モータ装置MTR2においては、駆動素子31の変位がフレクシャ部141を介して第一変位伝達部140に伝達され、当該第一変位伝達部140の変位が接続部142を介して第一端部21に伝達される。同様に、駆動素子32の変位がフレクシャ部161を介して第二変位伝達部160に伝達され、当該第二変位伝達部160の変位が接続部162を介して第二端部22に伝達される。
図12に示す構成において、駆動素子31、フレクシャ部141、接続部142及び回転子SFの外周面SFa上の所定の基準位置(例、基準位置F)は、X方向に一列に並ぶように配置されている。また、駆動素子32、フレクシャ部161、接続部162及び基準位置Fは、X方向に一列に並ぶように配置されている。この構成において、接続部142及び接続部162は、基準位置Fについての外周面SFaの直線方向(例、接線Lの接線方向)又は該直線方向に平行な方向(例、X方向)に移動する。したがって、接続部142に接続されるフレクシャ部141及び接続部162に接続されるフレクシャ部161の応力の負担を低減させることができる。これにより、効率的に駆動力を伝達することが可能となる。
なお、例えば図13に示すように、上記構成のモータ装置MTR2を回転子SFの軸線方向に重ねて配置した構成としても良い。この場合、例えば図14に示すように、各モータ装置MTR2は、回転子SFの軸線方向に隣り合うモータ装置MTR2に対して互いに外周面SFaの周方向に45°ずれるように重ねて配置されている。したがって、モータ装置MTR2は、図13に示すように、伝達部BTの第一端部21と第二端部22とで挟まれる基準位置Fが軸線方向について螺旋状に設定されることになる。
このように、回転子SFの軸線方向にモータ装置MTR2を複数配置することにより、高トルクで回転子SFを駆動することができる。また、例えば、複数のモータ装置MTR2を回転子SFの周方向に45°ずつずれるように配置することにより、回転子SFに作用する力を軸線方向において均等化させることができる。更に、複数のモータ装置MTR2を回転子SFの軸線方向に重ねて配置することにより、回転子SFの回転剛性を向上させることができる。
また、上記実施形態の構成に加えて、第一連結部42の第一連結部42を−X方向に付勢すると共に、第二連結部62の第二連結部62を+X方向に付勢する付勢部が設けられていても良い。この場合、駆動素子31及び駆動素子32の伸縮が妨げられないように、当該付勢部の付勢力は、駆動素子31及び駆動素子32の弾性力及び伸縮力よりも小さくなるように設定される。
MTR、MTR2…モータ装置 BS…ベース部 BT…伝達部 AC…駆動部 CN…連結部 CONT…制御部 SF…回転子 C…回転軸 DT…変位伝達部 F…基準位置 SFa…外周面 L…接線 RBT…ロボット装置 FL…フレーム部 21…第一端部 22…第二端部 23…ベルト部 31、32…駆動素子 33、34…変形部材 42…第一連結部 43、140…第一変位伝達部 50…支持部 62…第二連結部 63、160…第二変位伝達部 47、67、142、162…接続部 44、45、46、64、65、66、141、161…フレクシャ部
Claims (14)
- 回転子と、
前記回転子の周面の少なくとも一部に掛けられる伝達部と、
前記回転子と前記伝達部との間を回転力伝達状態として前記伝達部を一定距離移動させると共に前記回転力伝達状態を解消した状態で前記伝達部を所定の位置に復帰させるように少なくとも一方向に駆動力を作用する駆動部と、
前記駆動力の作用によって少なくとも前記伝達部に接続される接続部を所定の直線方向又は該直線方向に平行な方向に移動可能な変位伝達部と
を備えるモータ装置。 - 前記所定の直線方向は、前記周面の接線方向である
請求項1に記載のモータ装置。 - 前記駆動部に接続され、前記駆動力により所定位置を中心として回転方向に移動可能に設けられ、前記駆動力を前記回転方向の力に変換する連結部を備える
請求項1又は請求項2に記載のモータ装置。 - 前記連結部は、前記変位伝達部の前記接続部における前記直線方向の変位又は該直線方向に平行な方向の変位を拡大可能である
請求項3に記載のモータ装置。 - 前記変位伝達部は、前記連結部に接続される第二接続部を有し、前記第二接続部を介して前記連結部から伝達される前記回転方向の力のうち前記直線方向の力又は該直線方向に平行な方向の力を前記伝達部に作用させると共に前記直線方向又は該直線方向に平行な方向とは異なる方向の力が前記伝達部に作用するのを低減するように移動可能である
請求項3又は請求項4に記載のモータ装置。 - 前記接続部及び前記第二接続部は、互いに前記直線方向又は該直線方向に平行な方向に配置されている
請求項5に記載のモータ装置。 - 前記所定位置は、前記駆動部上の位置及び前記変位伝達部上の位置とは異なる位置である
請求項3から請求項6のうちいずれか一項に記載のモータ装置。 - 前記変位伝達部は、前記駆動力による変形を抑制する変形抑制部を有する
請求項1から請求項7のうちいずれか一項に記載のモータ装置。 - 前記伝達部は、前記回転子の周面の基準位置を挟む位置に配置された第一端部及び第二端部を有し、
前記変位伝達部は、前記第一端部及び前記第二端部に対して個別に設けられており、前記第一端部及び前記第二端部にそれぞれ接続されている
請求項1から請求項8のうちいずれか一項に記載のモータ装置。 - 前記伝達部及び前記変位伝達部は、板状に形成されたベース部材に形成されている
請求項1から請求項9のうちいずれか一項に記載のモータ装置。 - 前記ベース部材は、前記回転子の軸線方向に複数並んで配置されている
請求項10に記載のモータ装置。 - 複数の前記ベース部材は、前記回転子の回転方向にずれて配置されている
請求項10又は請求項11に記載のモータ装置。 - 前記複数のベース部材は、前記回転子の軸線方向における前後の前記ベース部材に対して互いに前記軸線方向に45°ずれて重ねて配置されている
請求項11又は請求項12に記載のモータ装置。 - 請求項1から請求項13のうちいずれか一項に記載のモータ装置を備える
ロボット装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012118497A JP2013247728A (ja) | 2012-05-24 | 2012-05-24 | モータ装置及びロボット装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2012118497A JP2013247728A (ja) | 2012-05-24 | 2012-05-24 | モータ装置及びロボット装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2013247728A true JP2013247728A (ja) | 2013-12-09 |
Family
ID=49847130
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2012118497A Pending JP2013247728A (ja) | 2012-05-24 | 2012-05-24 | モータ装置及びロボット装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2013247728A (ja) |
-
2012
- 2012-05-24 JP JP2012118497A patent/JP2013247728A/ja active Pending
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