JP2014011883A - モータ装置及びロボット装置 - Google Patents

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Akimitsu Ebihara
明光 蛯原
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Abstract

【課題】高トルクを発生させることができるモータ装置及びロボット装置を提供すること。
【解決手段】第一面を有する回転子と、第一面に接触可能な第二面を有する伝達部と、第二面を第一面の少なくとも一部の面に接触させて回転力を伝達部に伝達する回転力伝達部分が順次変わるように伝達部を駆動する駆動部とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、モータ装置及びロボット装置に関する。
例えば旋回系機械を駆動させるアクチュエータとして、モータ装置が用いられている。このようなモータ装置として、例えば電動モータや超音波モータなど、高トルクを発生させることが可能なモータ装置が広く知られている。近年では、ヒューマノイドロボットの関節部分など、より精密な部分を駆動させるモータ装置が求められており、電動モータや超音波モータなどの既存のモータにおいても小型化、トルクの制御性等、細密で高精度な駆動を行うことができる構成が求められている。
特開平2−311237号公報
しかしながら、電動モータや超音波モータにおいては、高トルクを発生させるためには減速機を取り付ける必要があるため、小型化には限界がある。また、超音波モータにおいては、トルクの制御が困難である。
以上のような事情に鑑み、本発明の目的は、高トルクを発生させることができるモータ装置及びロボット装置を提供することにある。
本発明の第一の態様に従えば、第一面を有する回転子と、第一面に接触可能な第二面を有する伝達部と、第二面を第一面の少なくとも一部の面に接触させて回転力を伝達部に伝達する回転力伝達部分が順次変わるように伝達部を駆動する駆動部とを備えるモータ装置が提供される。
本発明の第二の態様に従えば、第一面を有する回転子と、第一面と接触可能な第二面を有し、第二面の面内方向における剛性よりも該面内方向に直交する直交方向における剛性が低い伝達部と、少なくとも直交方向に第二面の一部を変形させる駆動部と、を備えるモータ装置が提供される。
本発明の第三の態様に従えば、第一面を有する回転子と、筒状に形成され第一面に対向する第二面を有する伝達部と、第一面と第二面とを接触させると共に、第二面の一部の面を第一面に対して回転力伝達状態にした第一面における回転力伝達部分が回転子の回転方向に移動するように伝達部を駆動する駆動部と、を備えるモータ装置が提供される。
本発明の第四の態様に従えば、本発明の第一の態様、第二の態様及び第三の態様のうちいずれかに従うモータ装置を備えるロボット装置が提供される。
本発明によれば、高トルクを発生させることができるモータ装置及びロボット装置を提供することができる。
第一実施形態に係るモータ装置の構成を示す斜視図。 本実施形態に係るモータ装置の構成を示す断面図。 本実施形態に係るモータ装置の構成を示す断面図。 本実施形態に係るモータ装置の一部の構成を示す斜視図。 本実施形態に係るモータ装置の一部の構成を示す斜視図。 本実施形態に係るモータ装置の特性を示すグラフ。 本実施形態に係るモータ装置の動作態様を示す図。 本実施形態に係るモータ装置の動作態様を示す図。 本実施形態に係るモータ装置の動作態様を示す図。 本実施形態に係るモータ装置の動作態様を示す図。 第二実施形態に係るモータ装置の構成を示す斜視図。 本実施形態に係るモータ装置の構成を示す断面図。 本実施形態に係るモータ装置の動作態様を示す図。 本実施形態に係るモータ装置の動作態様を示す図。 本実施形態に係るモータ装置の動作態様を示す図。 第三実施形態に係るロボットハンドの構成を示す模式図。 変形例に係るモータ装置の構成を示す図。 変形例に係るモータ装置の構成を示す図。 変形例に係るモータ装置の構成を示す図。 変形例に係るモータ装置の構成を示す図。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。
[第一実施形態]
図1〜図3は、本発明の第一実施形態に係るモータ装置100の全体構成を示す模式図である。図1は、モータ装置100の構成を示す斜視図である。図2は、図1におけるA−A線を含む断面に沿った構成を示す図である。図3は、図1におけるB−B線を含む断面に沿った構成を示す図である。
図1〜図3に示すように、モータ装置100は、回転可能に設けられた回転子10と、当該回転子10の一部に対して面と面で接触可能な伝達部20と、伝達部20を駆動する駆動部30と、回転子10を支持する支持部40と、駆動部30の動作を制御する制御部CONTとを有する。
以下、各図の説明においてはXYZ直交座標系を設定し、このXYZ直交座標系を参照しつつ各部材の位置関係について説明する。回転子10の軸線方向をZ軸方向とし、当該Z軸方向に垂直な平面上の直交方向をそれぞれX軸方向及びY軸方向とする。また、X軸、Y軸、及びZ軸周りの回転(傾斜)方向をそれぞれ、θX方向、θY方向、及びθZ方向とする。なお、θX方向、θY方向、及びθZ方向については、X軸、Y軸、及びZ軸の正方向(矢印の方向)に見たときの反時計回りの方向を正方向とし、時計回りの方向を負方向とする。
図4は、回転子10の構成を示す斜視図である。
図1〜図4に示すように、回転子10は、例えば円筒状に形成されている。回転子10は、中心軸がZ方向に平行となるように配置されている。回転子10の外周面10aは、回転方向に沿って形成されている。外周面10aの一部には、径方向の外側に段状に突出した突出部11が設けられている。突出部11は、Z方向に離れた位置に2箇所設けられている。突出部11の外周には、円筒状の第一周面(第一面)11aが形成されている。第一周面11aは、外周面10aと中心軸を共通とする円筒面である。
回転子10は、内部に中空部10bを有している。当該中空部10bには、モータ装置100の一部(例えば電気系統の配線など)を配置可能である。なお、回転子10が円柱状に形成され、中空部10bが設けられない構成であっても良い。また、回転子10の形状は円筒状に限られず、多角柱など他の形状であっても良い。
図5は、伝達部20の構成を示す斜視図である。
図1〜図3及び図5に示すように、伝達部20は、内側に中空部20bを有するように円筒状に形成されている。伝達部20の中空部20bには、回転子10が挿入されている。したがって、伝達部20は、回転子10の外周を囲うように配置されている。
伝達部20は、変形部21及びフレーム部22を有する。
変形部21は、Z方向に離れた位置に例えば2つ配置されている。各変形部21は、伝達部20の中空部20bに回転子10が挿入された状態において、回転子10の突出部11に対応する位置に設けられている。各変形部21の内周には、第一周面11aに対向する第二周面(第二面)21aが形成されている。第二周面21aは、中空部20bの内周方向に沿って形成されている。第一周面11a及び第二周面21aは、互いに接触したときに所定の摩擦力が生じるように形成されている。また、各変形部21のZ方向の寸法は、突出部11のZ方向の寸法よりも大きく形成されている。各変形部21は、Z方向の両端部が突出部11からはみ出すように配置されている。
変形部21は、例えば網目状に形成されている。このため、変形部21は、伝達部20(例、変形部21)の径方向における剛性よりも、伝達部20(例、変形部21)の面内方向(周方向又は軸線方向)における剛性の方が高くなっている。また、伝達部20は、径方向(第二周面21aの面内方向に直交する直交方向)の力に対して弾性変形可能に設けられており、伝達部20のうち周方向又は軸線方向(第二周面21aに平行な方向)の力に対しては上記径方向に力を加えた場合よりも変形しにくくなっている。このように、伝達部20(例、変形部21)の径方向における剛性は伝達部20の周方向における剛性よりも低いため、例えば、伝達部(例、変形部21)に対して回転子10の軸方向(軸線方向)に力を加えることによって伝達部20の径を一時的に大きくすることが可能であり、回転子10に伝達部20を容易に高精度(例、ガタのない状態)で巻きつけることができる。
フレーム部22は、2つの変形部21を連結する連結フレーム23と、伝達部20のZ方向の両端部に配置された端部フレーム24とを有する。連結フレーム23及び端部フレーム24は、金属などの剛性の高い材料を用いて形成されている。このため、連結フレーム23及び端部フレーム24は、変形部21に比べて外力に対して変形しにくくなっている。
連結フレーム23は、2つの変形部21を一体的に連結する。また、端部フレーム24は、各変形部21と一体的に接続されている。連結フレーム23、端部フレーム24及び変形部21は、複数部材を接着あるいは接合によって一体化された構成であっても良いし、一部材で形成された構成であっても良い。連結フレーム23、端部フレーム24及び変形部21が一部材で形成された構成の例としては、例えば金属材料によって形成された円筒部材のうちZ方向に離れた2箇所が網目状に刳り抜かれた構成などが挙げられる。
図1〜図3に示すように、駆動部30は、伝達部20をX方向に移動させる第一駆動素子31と、伝達部20をY方向に移動させる第二駆動素子32とを有する。
第一駆動素子31は、接続部31aを介して連結フレーム23に接続されている。接続部31aは、X方向に剛性を有すると共に、Y方向に可撓性を有するように設けられている。第二駆動素子32は、接続部32aを介して連結フレーム23に接続されている。接続部32aは、Y方向に剛性を有すると共に、X方向に可撓性を有するように設けられている。
第一駆動素子31及び第二駆動素子32としては、例えば印加電圧を調整することで伸縮可能な電気機械変換素子(例、ピエゾ素子や磁歪素子など)が用いられている。第一駆動素子31及び第二駆動素子32に印加する電圧の大きさや印加のタイミングについては、制御部CONTによって適宜制御される。第一駆動素子31及び第二駆動素子32は、それぞれ不図示の基部に固定されている。
第一駆動素子31が伸縮することにより、当該第一駆動素子31の伸縮量に対応する距離を伝達部20が−X方向に移動する。また、第二駆動素子32が伸縮することにより、当該第二駆動素子32の伸縮量に対応する距離を伝達部20が−Y方向に移動する。
第一駆動素子31及び第二駆動素子32は、それぞれ基準電圧が印加された状態(基準状態)において、伝達部20と回転子10とが所定の間隔を空けて配置されるように形成されている。また、第一駆動素子31及び第二駆動素子32は、基準電圧よりも低い電圧(電圧がゼロの状態を含む)が印加されると収縮し(収縮状態)、基準電圧よりも高い電圧が印加されると伸長する(伸長状態)。
第一駆動素子31及び第二駆動素子32は、収縮状態及び伸長状態のそれぞれの場合に伝達部20の変形部21が回転子10の突出部11に押圧されて変形する程度に伸縮するように形成されている。
支持部40は、ベアリング部41及びベアリング部42を有する。ベアリング部41は及びベアリング部42は、回転子10の外周面10aを囲うように配置されており、例えばボール部材41a及びボール部材42aを介して回転子10をZ軸周りに回転可能に支持している。ベアリング部41は回転子10の−Z側端部に配置されており、ベアリング部42は回転子10の+Z側端部に配置されている。ベアリング部41及びベアリング部42は、不図示の支持機構によって支持されている。
次に、上記のように構成されたモータ装置100の動作を説明する。
まず、制御部CONTは、第一駆動素子31及び第二駆動素子32を基準状態としておく。この場合、回転子10と伝達部20とが所定の間隔を空けて配置された状態で動作が開始される。なお、制御部CONTは、第一駆動素子31及び第二駆動素子32の少なくとも一方を収縮状態又は伸長状態としておき、回転子10と伝達部20とが接触した状態で動作を開始させても良い。
次に、制御部CONTは、基準状態にある第一駆動素子31が収縮状態となるように当該第一駆動素子31を徐々に収縮させる。第一駆動素子31を収縮状態とすることにより、図7に示すように、伝達部20を+X方向に移動させる。当該伝達部20の移動により、伝達部20の変形部21が回転子10の突出部11に対して回転子10の径方向に押圧される。この押圧力により、変形部21が回転子10の径方向に弾性変形する。変形部21の弾性変形により、変形部21に対して張力が発生する。
変形部21のうち回転子10に押圧された押圧部分50の第一端部50aには、第一周面11aの接線方向に張力Tが働く。また、押圧部分50の第二端部50bには、第一周面11aの接線方向であって張力Tの方向と反対の方向に張力T2が働く。オイラーの摩擦ベルト理論により、張力T1及び張力T2が下記[数1]を満たすとき、伝達部20と第一周面11aとの間で摩擦力が生じ、伝達部20が第一周面11aに対して滑りを生じることの無い状態(回転力伝達状態)で第一周面11aと共に周方向に移動する。この移動により、伝達部20から回転子10にトルクが伝達される。ただし、[数1]において、μは伝達部20と回転子10との間の見かけ上の摩擦係数であり、θは伝達部20の有効巻き付き角である。
Figure 2014011883
このとき、トルクの伝達に寄与する有効張力は、(T1−T2)によって表される。上記[数1]に基づいて有効張力(T1−T2)を求めると、[数2]のようになる。[数2]は、T1を用いて有効張力を表す式である。
Figure 2014011883
上記[数2]より、回転子10に伝達されるトルクは張力T1によって一意に決定されることがわかる。[数2]の右辺のT1の係数部分は、伝達部20と第一周面11aとの間の摩擦係数μ及び変形部21の有効巻き付き角θにそれぞれ依存する。図6は、摩擦係数μを変化させたときの有効巻き付き角θと係数部分の値との関係を示すグラフである。グラフの横軸は有効巻き付き角θを示しており、グラフの縦軸は係数部分の値を示している。
図6に示すように、例えば摩擦係数μが0.3の場合には、有効巻き付き角θが300°以上のときに係数部分の値が0.8以上となっている。このことから、摩擦係数μが0.3の場合には、有効巻き付き角θを300°以上とすることにより、押圧部分50に作用する張力T1の80%以上の力が回転子10のトルクに寄与することがわかる。この巻き付き角の他、図6のグラフから、例えば変形部21と第一周面11aとの間の摩擦係数を大きくするほど、係数部分の値が大きくなることが推定される。このように、トルクの大きさは押圧部分50に作用する張力T1によって一意に決定されることになり、例えば変形部21の移動距離などには無関係であることがわかる。
また、変形部21の変形により、変形部21の第二周面21aの一部(面の接触部分)と突出部11の第一周面11aの一部(面の接触部分)とが面同士で接触する。上記の面の接触部分は、例えば、面の円周方向に線接触による幅よりも大きい所定の幅を有する。本実施形態におけるモータ装置100は、第二周面21aを第一周面11aの大部分の面に容易に接触させることが可能になるため、大きな摩擦力を生じさせて高いトルクを出力することができる。
したがって、押圧部分50のうち第一周面11a側の接触部分(回転力伝達部分)51と、第二周面21a側の接触部分(回転力伝達部分)52との間には、回転子10に対する伝達部20の巻き付き角(例、180°、180°より大きい角度、200°、300°、360°以上、など)に応じて摩擦力が働く。また、変形部21に張力が発生しているため、第二周面21aが第一周面11aに押し付けられた状態となる。このため、摩擦力が一層高められることになる。
次に、制御部CONTは、変形部21が突出部11を一定の押圧力で押圧するように第一駆動素子31及び第二駆動素子32に印加する電圧を調整しつつ、収縮状態にある第一駆動素子31が基準状態となるように当該第一駆動素子31を徐々に伸長させると同時に、基準状態にある第二駆動素子32が収縮状態となるように当該第二駆動素子32を徐々に収縮させる。
この動作により、図8に示すように、伝達部20は、第一周面11aと第二周面21aとが接触部分51及び接触部分52において面同士で接触したまま、+Z方向視において反時計回りの方向に周回移動する。なお、このとき伝達部20は、Z軸周りには回転しない。
この伝達部20の周回移動により、変形部21の変形が第二周面21aの周方向に沿って順に行われることになる。また、この伝達部20の周回移動により、接触部分51と接触部分52との間に摩擦力が生じた状態で、当該接触部分51及び接触部分52が+Z方向視で時計回りの方向に90°ずれた位置まで徐々に変化する。
第一周面11aの周方向の長さは第二周面21aの周方向の長さよりも短いため、接触部分51及び接触部分52の位置が+Z方向視で時計回りに90°ずれた位置まで変化した場合、接触部分51の変化量t1は、第二周面21aにおける接触部分の変化量t2よりも小さくなる。
このため、第一周面11aと第二周面21aとの間には、変化量の差分(t1−t2)だけ相対的な変位が生じる。この結果、回転子10は、当該変化量の差分(t1−t2)に相当する回転量だけ、伝達部20の周回方向とは反対方向(図8の時計回りの方向)に回転する。
次に、制御部CONTは、変形部21が突出部11を一定の押圧力で押圧するように第一駆動素子31及び第二駆動素子32に印加する電圧を調整しつつ、基準状態にある第一駆動素子31が伸長状態となるように当該第一駆動素子31を徐々に伸長させると同時に、収縮状態にある第二駆動素子32が基準位置となるように当該第二駆動素子32を徐々に伸長させる。
この動作により、図9に示すように、伝達部20は、第一周面11aと第二周面21aとが接触部分51及び接触部分52において面同士で接触したまま、+Z方向視において反時計回りの方向に周回移動する。この結果、回転子10は、当該接触部分51の変化量と接触部分52の変化量との差分(t1−t2)に相当する回転量だけ、伝達部20の周回方向とは反対方向(図9の時計回りの方向)に回転する。
次に、制御部CONTは、変形部21が突出部11を一定の押圧力で押圧するように第一駆動素子31及び第二駆動素子32に印加する電圧を調整しつつ、伸長状態にある第一駆動素子31が基準状態となるように当該第一駆動素子31を徐々に収縮させると同時に、基準状態にある第二駆動素子32が伸長状態となるように当該第二駆動素子32を徐々に伸長させる。
この動作により、図10に示すように、伝達部20は、第一周面11aと第二周面21aとが接触部分51及び接触部分52において面同士で接触したまま、+Z方向視において反時計回りの方向に周回移動する。この結果、回転子10は、当該接触部分51の変化量と接触部分52の変化量との差分(t1−t2)に相当する回転量だけ、伝達部20の周回方向とは反対方向(図10の時計回りの方向)に回転する。
次に、制御部CONTは、変形部21が突出部11を一定の押圧力で押圧するように第一駆動素子31及び第二駆動素子32に印加する電圧を調整しつつ、基準状態にある第一駆動素子31が収縮状態となるように当該第一駆動素子31を徐々に収縮させると同時に、伸長状態にある第二駆動素子32が基準状態となるように当該第二駆動素子32を徐々に収縮させる。
この動作により、伝達部20は第一周面11aと第二周面21aとが接触部分51及び接触部分52において面同士で接触したまま+Z方向視において反時計回りの方向に周回移動し、回転子10は当該接触部分51の変化量と接触部分52の変化量との差分に相当する回転量だけ伝達部20の周回方向とは反対方向に回転する(図7参照)。
以上のように、本実施形態に係るモータ装置100は、上述したような構成を備えるため、回転子10に伝達部20が巻き付きやすく巻き付き角が大きいため、第一周面11aと第二周面21aとの間に大きな摩擦力を発生させることができる。これにより、高いトルクを発生させることが可能となる。
[第二実施形態]
次に、第二実施形態を説明する。
図11は、本実施形態に係るモータ装置200の構成を示す斜視図である。図12は、モータ装置200のC−C線を含む断面に沿った構成を示す図である。
図11及び図12に示すように、モータ装置200は、回転子210と、伝達部220と、駆動部230と、支持部240と、制御部CONTとを有する。本実施形態では、主として伝達部220及び駆動部230の構成が第一実施形態とは異なるため、当該相違点を中心として説明する。
伝達部220は、変形部221及びフレーム部222を有する。
変形部221は、例えば金属などを用いて形成された線状部がZ方向に螺旋状に配置された構成となっている。このため、変形部221は、伝達部220の径方向における剛性よりも、伝達部220の周方向又は軸線方向における剛性の方が高くなっている。また、伝達部220は、径方向(第二周面221aに直交する方向)の力に対して弾性変形可能に設けられており、伝達部220のうち周方向又は軸線方向(第二周面221aに平行な方向)の力に対しては上記径方向に力を加えた場合よりも変形しにくくなっている。伝達部220は、例えば金属材料によって形成された円筒部材のうちZ方向に離れた2箇所が網目状に刳り抜かれた構成となっており、変形部221及びフレーム部222が一部材で形成されている。また、連結フレーム223のZ方向の中央部には、径方向の外側に突出したフランジ部223aが形成されている。フランジ部223aは、支持部240の規制部材243によって径方向への移動が規制されている。フレーム部222は、2つの変形部221を連結する連結フレーム223と、伝達部220のZ方向の両端部に配置された端部フレーム224とを有する。
駆動部230は、駆動素子231及び与圧バネ232を有する。駆動素子231及び与圧バネ232は、Z方向においてフランジ部223aを挟む位置に配置されている。駆動素子231としては、例えば印加電圧を調整することで伸縮可能な電気機械変換素子(例、ピエゾ素子や磁歪素子など)が用いられている。各駆動素子231は、制御部CONTによって伸縮のタイミング及び伸縮量が調整されるようになっている。
駆動素子231は、伸縮方向(Z方向)の一端が支持部240のベアリング部241に接続されており、他端がフランジ部223aの−Z側に接続されている。与圧バネ232は、Z方向の一端がベアリング部242に接続されており、他端がフランジ部223aの+Z側に接続されている。
駆動素子231は、それぞれ基準電圧が印加された状態(基準状態)に対して、当該基準電圧よりも低い電圧(電圧がゼロの状態を含む)が印加されると収縮し(収縮状態)、基準電圧よりも高い電圧が印加されると伸長する(伸長状態)。駆動素子231が伸縮することにより、フランジ部223aに対してZ方向の力が作用する。
駆動部230は、このような駆動素子231及び与圧バネ232を複数組有している。各組の駆動素子231及び与圧バネ232は、伝達部220の周方向に所定のピッチで並ぶように配置されている。複数の駆動素子231のうち例えば一の駆動素子231が伸縮することにより、フランジ部223aのうち当該駆動素子231に接続された部分に対して押圧力又は引っ張り力が作用する。
図13〜図15は、駆動部230の駆動動作の一例を示す図である。
図13に示すように、例えば初期状態として、駆動素子231を基準状態としておく。この状態においては、伝達部220の中心軸Cは回転子210の中心軸Dと平行となっている。
この状態から、制御部CONTは駆動素子231を例えば伸長状態とする。この動作により、フランジ部223aが+Z側に押圧され、図14に示すように、フランジ部223aが基準位置Pを中心として−X方向視で時計回りの方向に傾く。この結果、伝達部220が回転子210の中心軸Dに対して傾いた状態となる。
伝達部220が中心軸Dに対して傾くことにより、伝達部220のZ方向の両端部が回転子210に近接する。例えば、図14に示すように、伝達部220+Z側の端部は、+Y側が回転子210に近接する。また、伝達部220の−Z側の端部は、−Y側が回転子210に近接する。
伝達部220のZ方向の両端部の移動に伴い、2つの変形部221のうち+Z側の変形部221は+Y側の一部が回転子210の突出部211に掛けられ、−Z側の変形部221は−Y側の一部が回転子210の突出部211に掛けられる。これにより、変形部221の第二周面221aと突出部211の第一周面211aとが面同士で接触する。このとき、変形部221には張力が加えられており、第二周面221aから第一周面211a側へ押圧力が作用する。
上記のように、伝達部220の中心軸Cを回転子210の中心軸Dに対して傾けることにより、伝達部220の変形部221のうち中心軸Cを挟む
制御部CONTは、上記の動作を、複数の駆動素子231に対して、伝達部220の周方向に順に切り替えて行わせる。この動作により、伝達部220のZ方向の両端部において、回転子210に近接する部分が周方向に移動する。このため、変形部221のうち突出部211に掛けられる部分が周方向に移動する。したがって、第一周面211a側の接触部分251及び第二周面221a側の接触部分252は、Z軸回りの方向に順次移動する。
このように、第一周面211aと第二周面221aとが接触部分251及び接触部分252において面同士で接触したまま、Z軸回りの方向に周回移動する結果、回転子210は、当該接触部分251の変化量と接触部分252の変化量との差分に相当する回転量だけ、伝達部220のZ方向の端部の移動方向とは反対方向に回転する。この動作を繰り返し行うことにより、回転子210がZ軸周りに回転する。
なお、例えば図15に示すように、駆動素子231を収縮状態にした場合であっても、上記同様に伝達部220の中心軸CをZ軸に対して傾けることができるため、上記同様の動作を行うことができる。また、例えば複数の駆動素子231のうち2つがZ方向視において中心軸Cを挟む位置に配置されている場合、当該2つの駆動素子231の一方を伸長状態にすると同時に他方を収縮状態とするなど、2つの駆動素子231を連動させて駆動させるようにしても良い。
以上のように、本実施形態によれば、伝達部220の中心軸Cを回転子210の中心軸Dに対して傾けて第二周面221aの所定の二箇所の接触部分252を第一周面211aの異なる接触部分251にそれぞれ接触させた状態で、所定の二箇所の接触部分252が第一周面211aの周方向に同時に変形するように伝達部220を駆動することとしたので、線接触させる場合に比べて強い摩擦力を第一周面211aと第二周面221aとの間に生じさせることができる。これにより、高いトルクを発生させることが可能となる。
[第三実施形態]
次に、本発明の第三実施形態を説明する。
図16は、第一実施形態に記載のモータ装置100又は第二実施形態に記載のモータ装置200を備えるロボット装置RBTの一部(指部分の先端)の構成を示す図である。
図12に示すように、ロボット装置RBTは、末節部101、中節部102及び関節部103を有しており、末節部101と中節部102とが関節部103を介して接続された構成になっている。関節部103には軸支持部103a及び軸部103bが設けられている。軸支持部103aは中節部102に固定されている。軸部103bは、軸支持部103aによって固定された状態で支持されている。
末節部101は、接続部101a及び歯車101bを有している。接続部101aには、関節部103の軸部103bが貫通した状態になっており、当該軸部103bを回転軸として末節部101が回転可能になっている。この歯車101bは、接続部101aに固定されたベベルギアである。接続部101aは、歯車101bと一体的に回転するようになっている。
中節部102は、筐体102a及び駆動装置ACTを有している。駆動装置ACTは、上記実施形態に記載のモータ装置100を用いることができる。駆動装置ACTは、筐体102a内に設けられている。駆動装置ACTには、回転軸部材104aが取り付けられている。回転軸部材104aの先端には、歯車104bが設けられている。この歯車104bは、回転軸部材104aに固定されたベベルギアである。歯車104bは、上記の歯車101bとの間で噛み合った状態になっている。
上記のように構成されたロボット装置RBTは、駆動装置ACTの駆動によって回転軸部材104aが回転し、当該回転軸部材104aと一体的に歯車104bが回転する。
歯車104bの回転は、当該歯車104bと噛み合った歯車101bに伝達され、歯車101bが回転する。当該歯車101bが回転することで接続部101aも回転し、これにより末節部101が軸部103bを中心に回転する。
このように、本実施形態によれば、低電圧で低速高トルクの回転を出力することができる駆動装置ACTを搭載することにより、例えば減速器を用いることなく直接末節部101を回転させることができる。さらに本実施形態では、駆動装置ACTが効率的に駆動力を伝達することが可能な構成になっているため、安定した動作を行うことが可能となる。
本発明の技術範囲は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更を加えることができる。
例えば、駆動部30として、図17に示すような変位拡大機構300を用いることができる。
図17に示す変位拡大機構300は、制御部CONTによる通電に応じて長手方向に伸縮(駆動)する駆動素子311と、当該駆動素子311の駆動を伝達するムーニー型変換部320とを有している。駆動素子311としては、例えばピエゾ素子や磁歪素子などが用いられる。
ムーニー型変換部320は、駆動素子311の駆動力を用いて、伝達部20の移動方向を駆動素子311の伸縮方向と略直交する方向に変換するとともに、駆動素子311の駆動量(伸縮量)に基づく伝達部20の移動量を拡大して伝達部20に伝達する。
ムーニー型変換部320は、駆動素子311の長さ方向両端にそれぞれ設けられた端部固定部321と、伝達部20の接続部31aに固定される伝達側固定部322と、所定の基部BSに固定される基部固定部323と、端部固定部321と伝達側固定部322とを連結する一対の第一連結部331と、端部固定部321と基部固定部323とを連結する一対の第二連結部332とを有する。
第一連結部331は、ヒンジ部331aを介して端部固定部321に接続されている。また、第一連結部331は、ヒンジ部331bを介して伝達側固定部322に接続されている。第二連結部332は、ヒンジ部332aを介して端部固定部321に接続されている。また、第二連結部332は、ヒンジ部332bを介して基部固定部323に接続されている。一対の第一連結部331と一対の第二連結部332との合計の長さは、非通電時の駆動素子311の長さと略同一となるように設定されている。
例えば通電により駆動素子311が収縮した場合、駆動素子311の両端に固定された各端部固定部321が互いに接近する方向に移動し、端部固定部321同士の距離が短くなる。この端部固定部321の移動により、各第一連結部331は、ヒンジ部331aを揺動中心として駆動素子311から離間する方向にZ軸周りにそれぞれ揺動する。このとき、一対の第一連結部331は、それぞれヒンジ部331bを介して伝達側固定部322に連結されているため、各第一連結部331のZ軸周りの揺動により、ヒンジ部331bには伝達側固定部322を駆動素子311から離間する方向に力が作用する。この力により、伝達側固定部322は、駆動素子311から離間する方向へ移動する。
ここで、駆動素子311の駆動量Lと、第一連結部331の移動量L1との相関関係は、駆動素子311の駆動により第一連結部331が傾く角度(以下、ムーニー角度と表記する)θに応じて変化する。例えば、変位拡大度(L1/L)は、ムーニー角度θが約2度のときに最も大きい値(約20倍)となることが知られている。
このため、ムーニー角度θが約2度となる駆動量で駆動素子311を駆動することにより、ムーニー型変換部320は、駆動素子311の駆動量Lを、20倍程度に拡大した量の移動量L1を形成し、第一連結部331を移動させることができる。また、上記の第一連結部331の移動についての説明は、第二連結部332においても適用される。したがって、駆動素子311の収縮によって第二連結部332が揺動し、これにより駆動素子311を基部固定部323に対して離間する方向に移動させる。
この結果、ムーニー型変換部320は、駆動素子311の駆動量Lを40倍程度の移動量L1に変換して伝達部20をムーニー型変換部320回転子10側に押圧する方向に移動させることが可能となる。なお、駆動素子311が、長手方向に伸長した場合には、上記と逆の動作により、伝達部20を回転子10から離間する方向に引っ張るように移動させることが可能となる。
なお、ムーニー型変換部320としては、図17に示す構成に限られず、例えば図18に示すムーニー型変換部340を用いても良い。
図18に示すように、ムーニー型変換部340は、第一連結部331が、端部固定部321側から伝達側固定部322側にかけて駆動素子311に近接するように配置されている。同様に、第二連結部332が端部固定部321から基部固定部323にかけて駆動素子311に近接するように配置されている。
この場合、ムーニー型変換部340においては、図17に示すムーニー型変換部320とは駆動素子311の伸縮方向と伝達部20の移動方向とが逆になる。例えば駆動素子311が収縮すると、伝達側固定部322及び基部固定部323が駆動素子311側に近接するように移動する。この結果、伝達部20が回転子10から離間する方向に移動する。また、駆動素子311が伸長すると、伝達側固定部322及び基部固定部323が駆動素子311から離間する方向に移動する。
また、例えば駆動部30として、図19及に示すように、座屈型変換部400が用いられた構成であっても良い。
図19に示す構成において、座屈型変換部400は、駆動素子410及び可動子420を有する。
駆動素子410は、Z方向に可動子420を挟んで配置される第一駆動素子411及び第二駆動素子412を有する。第一駆動素子411及び第二駆動素子412としては、例えばピエゾ素子や磁歪素子などの電気機械変換素子が用いられている。
第一駆動素子411は、+Z側の可動子側端部411aがヒンジ部411cを介して可動子420に連結されており、−Z側の基部側端部411bがヒンジ部411dを介して基部BSに連結されている。また、第二駆動素子412は、−Z側の可動子側端部412aがヒンジ部412cを介して可動子420に連結されており、+Z側の基部側端部412bがヒンジ部412dを介して基部BSに連結されている。
第一駆動素子411は、収縮した状態(例えば電圧が印加されていない状態)において、可動子側端部411aが基部側端部411bよりも−Y側に配置されるように連結されている。また、第二駆動素子412は、収縮した状態において、可動子側端部412aが基部側端部412bよりも−Y側に配置されるように連結されている。このように、第一駆動素子411及び第二駆動素子412は、Z方向に一直線にならないように、例えば可動子側端部411a及び可動子側端部412aが−Y側に屈曲するように連結されている。
上記構成において、第一駆動素子411及び第二駆動素子412に所定の電圧を印加して伸長させると、第一駆動素子411及び第二駆動素子412は可動子420及び基部BSを押圧する。このとき、基部BSから第一駆動素子411及び第二駆動素子412側に反作用による力が加えられ、基部側端部411b及び基部側端部412bに対してZ方向に圧縮力が加えられた状態となる。この圧縮力により、図20に示すように、可動子側端部411a及び可動子側端部412aは、屈曲方向である−Y側に移動し、可動子420が−Y側に押圧される。この可動子420の押圧により、接続部31aを介して伝達部20が−Y方向に押圧される。
なお、第一駆動素子411及び第二駆動素子412の屈曲方向を+Y方向となるように設計しても良い。この場合、第一駆動素子411及び第二駆動素子412に所定の電圧を印加して伸長させた場合に可動子420は+Y方向へ移動することになる。また、第一駆動素子411及び第二駆動素子412を2組設けて、一方の組の第一駆動素子411及び第二駆動素子412については−Y方向に屈曲するように、また、他方の組の第一駆動素子411及び第二駆動素子412については+Y方向に屈曲するように配置する構成としても良い。この構成においては、各組の第一駆動素子411及び第二駆動素子412の駆動を調整することにより、可動子420を+Y方向及び−Y方向の2方向に移動させることができる。
また、第一駆動素子411及び第二駆動素子412と可動子420との間に2自由度ジョイントを設けることで、Y方向だけでなくθZ方向に対して伝達部20が変位可能とする構成であっても良い。
また、上記実施形態では、伝達部(20、220)が円筒状に形成された構成(閉ベルト構成)を例に挙げて説明したが、これに限られることは無く、例えば伝達部を開ベルト構成として両端部を接続させて閉構造とした構成であっても良い。
CONT…制御部 C、D…中心軸 RBT…ロボット装置 ACT…駆動装置 10、210…回転子 11、211…突出部 11a、211a…第一周面 20、220…伝達部 21、221…変形部 21a、221a…第二周面 22、222…フレーム部 30、230…駆動部 31…第一駆動素子 32…第二駆動素子 51、52、251、252…接触部分 100、200…モータ装置 300…変位拡大機構 311…駆動素子 320、340…ムーニー型変換部 400…座屈型変換部

Claims (20)

  1. 第一面を有する回転子と、
    前記第一面に接触可能な第二面を有する伝達部と、
    前記第二面を前記第一面の少なくとも一部の面に接触させて回転力を前記伝達部に伝達する回転力伝達部分が順次変わるように前記伝達部を駆動する駆動部と
    を備えるモータ装置。
  2. 前記駆動部は、前記第二面の一部を前記第一面に接触させつつ、前記回転子の径方向に力を生じさせるように前記第二面の一部を変形させる
    請求項1に記載のモータ装置。
  3. 前記伝達部は、前記第一面を囲うように配置されている
    請求項1又は請求項2に記載のモータ装置。
  4. 前記第二面は、円筒面であって、
    前記駆動部は、前記回転力伝達部分が前記第二面の周方向に順次変わるように前記伝達部を駆動する
    請求項1から請求項3のうちいずれか一項に記載のモータ装置。
  5. 前記駆動部は、前記回転力伝達部分を、前記回転子の回転方向に応じて変える
    請求項1から請求項4のうちいずれか一項に記載のモータ装置。
  6. 前記第二面は、網目状である
    請求項1から請求項5のうちいずれか一項に記載のモータ装置。
  7. 前記伝達部は、前記第二面の面内方向と直交する直交方向に弾性を有する
    請求項1から請求項6のうちいずれか一項に記載のモータ装置。
  8. 前記伝達部は、前記第二面の径方向における剛性よりも前記第二面の面内方向における剛性の方が高くなるように形成されている
    請求項1から請求項7のうちいずれか一項に記載のモータ装置。
  9. 前記伝達部に設けられ、前記伝達部を支持するフレーム部を備える
    請求項1から請求項8のうちいずれか一項に記載のモータ装置。
  10. 前記駆動部は、前記フレーム部に接続されている
    請求項9に記載のモータ装置。
  11. 前記駆動部は、
    前記回転子の軸線方向に交差する平面に対して平行な第一方向に前記伝達部を変形させる第一駆動素子と、
    前記平面に平行であって前記第一方向に交差する第二方向に前記伝達部を変形させる第二駆動素子と
    を有する
    請求項1から請求項10のうちいずれか一項に記載のモータ装置。
  12. 前記駆動部は、前記第一駆動素子及び前記第二駆動素子による駆動量を拡大する駆動量拡大部を有する
    請求項11に記載のモータ装置。
  13. 前記駆動部は、前記伝達部の中心軸を前記回転子の中心軸に対して傾けて前記第二面の所定の二箇所を前記第一面の異なる位置に接触させた状態で、前記所定の二箇所が前記第一面の周方向に同時に変形するように前記伝達部を駆動する
    請求項1から請求項12のうちいずれか一項に記載のモータ装置。
  14. 第一面を有する回転子と、
    前記第一面と接触可能な第二面を有し、前記第二面の面内方向における剛性よりも該面内方向に直交する直交方向における剛性が低い伝達部と、
    少なくとも前記直交方向に前記第二面の一部を変形させる駆動部と、
    を備えるモータ装置。
  15. 前記伝達部は、前記直交方向に弾性を有する
    請求項14に記載のモータ装置。
  16. 少なくとも前記直交方向に前記第二面の一部を変形させる動作を前記面内方向に沿って前記駆動部に順次行わせる駆動動作を制御する制御部を備える
    請求項14又は請求項15に記載のモータ装置。
  17. 前記伝達部は、筒状に形成されており、前記回転子に巻きついている
    請求項14から請求項16のうちいずれか一項に記載のモータ装置。
  18. 前記駆動部は、前記回転子の回転方向に沿って配置された第一駆動素子及び第二駆動素子を有し、
    前記第一駆動素子及び前記第二駆動素子は、前記回転子の軸線方向にそれぞれ駆動することによって少なくとも前記直交方向に前記第二面の一部を変形させる
    請求項14から請求項17のうちいずれか一項に記載のモータ装置。
  19. 第一面を有する回転子と、
    筒状に形成され、前記第一面に対向する第二面を有する伝達部と、
    前記第一面と前記第二面とを接触させると共に、前記第二面の一部の面を前記第一面に対して回転力伝達状態にした前記第一面における回転力伝達部分が前記回転子の回転方向に移動するように前記伝達部を駆動する駆動部と、
    を備えるモータ装置。
  20. 請求項1から請求項19のうちいずれか一項に記載のモータ装置を備える
    ロボット装置。
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