JP2013242594A - 投射光学系及び投射型画像表示装置 - Google Patents

投射光学系及び投射型画像表示装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2013242594A
JP2013242594A JP2013155338A JP2013155338A JP2013242594A JP 2013242594 A JP2013242594 A JP 2013242594A JP 2013155338 A JP2013155338 A JP 2013155338A JP 2013155338 A JP2013155338 A JP 2013155338A JP 2013242594 A JP2013242594 A JP 2013242594A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical unit
lens
projection
refractive
optical
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2013155338A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobutaka Minefuji
延孝 峯藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2013155338A priority Critical patent/JP2013242594A/ja
Publication of JP2013242594A publication Critical patent/JP2013242594A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Lenses (AREA)
  • Projection Apparatus (AREA)

Abstract

【課題】広い画角を確保しつつ像性能の良好な近接投射が可能であり、コンパクトで、かつ、低コストな投射光学系を提供する。
【解決手段】投射型画像表示装置は、屈折光学部40によって収差の少ない拡大像を形成し、第1曲面ミラー21の正のパワーで像光を一旦集光した後に発散させ、第2曲面ミラー22の負のパワーで像光をさらに発散させることができる。全系の長さを短くして非常に広い画角を確保しつつも歪等の収差を抑えた像をスクリーン上に投射する。屈折光学部40と第1及び第2曲面ミラー21,22とに対するパワー配分の調整等により、屈折光学部40を低コストに抑えつつ、第1曲面ミラー21に高い加工精度が要求されることを回避するとともに、第2曲面ミラー22のサイズ等を小さくする。
【選択図】図1

Description

本発明は、液晶パネル等によって形成された画像をスクリーンに投射するための投射光学系及びこの投射光学系を備える投射型画像表示装置に関する。
近距離から投射して大画面を得ることが可能な半画角60度前後の広い画角を有する投射光学系として、複数のレンズで構成される屈折光学部を有するものがある(特許文献1参照)。しかしながら、屈折光学部の機能のみで非常に広い画角を得ようとした場合、特に拡大側に位置するレンズは、非常に大きなものとなってしまうという欠点がある。また、屈折光学部の機能のみで広画角化を行おうとすると、特に拡大側に位置するパワーの強い負メニスカスレンズによって発生する倍率色収差を補正するために、非常に多くの枚数のレンズが必要となる。
このような屈折光学部のみを有する投射光学系における欠点を解消する方法として、複数のレンズからなる屈折光学部と少なくとも1枚の曲面反射ミラーとを用いた屈折・反射複合光学系で構成される投射光学系が提案されている(特許文献2及び3参照)。これらの屈折・反射型複合光学系では、最終的な広画角を得る手段として反射ミラーを用いているため、上述の屈折光学部のみを有する投射光学系と比較して、倍率色収差が発生しにくいという特徴がある。
特開2007−147970号公報 特開2006−235516号公報 特開2007−079524号公報
しかしながら、特許文献2のような投射光学系は、屈折光学部と凹面ミラーとを用いて非常に広い画角を確保しているものの、屈折光学部のレンズの大きさと比較すると曲面ミラーが非常に大きく、投射光学系の全長も非常に長い。
また、特許文献3のような投射光学系は、例えば画角を60度程度としている例において、凹面ミラーと凸面ミラーとを組み合わせることによりミラーサイズは小さくなっているものの、特許文献2と同様に投射光学系の全長が非常に長い。また、F値も3程度と暗く、透過型の液晶を用いる光学系として不十分な明るさである。さらに、この2枚のミラーは非球面であるため、精度や組み立てが非常に難しい。
以上のことから、上述のような従来の複合光学系では、広画角が得られる反面、全長を短くすることが困難であり、かつミラーのサイズが大きくなってしまうという欠点がある。そのため、このような複合光学系は、リアプロジェクターのように内部で折り曲げ構造がとれる機種の場合には大きな不都合が生じないが、フロントプロジェクターのように可搬性を重視する機種の場合には装置サイズの大型化を回避することができない。
そこで、本発明は、広い画角を確保しつつ像性能の良好な近接投射が可能であり、コンパクトでかつ低コストな投射光学系を提供することを目的とする。
また、本願発明は、上記投射光学系を備える投射型画像表示装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る投射光学系は、縮小側から順に複数のレンズで構成され正のパワーを有する屈折光学部と、凹面形状の反射光学面を有する第1反射光学部と、凸面形状の反射光学面を有する第2反射光学部とを備える投射光学系であって、屈折光学部、第1反射光学部、及び第2反射光学部を合わせた全系の焦点距離をF、屈折光学部の焦点距離をFLとしたときに、以下の条件式
0.2<F/FL<0.5 (1)
を満たす。
上記投射光学系では、屈折光学部によって後段に配置される2枚のミラーで発生する収差を打ち消すような拡大像を形成し、第1反射光学部の正のパワーで像光を一旦集光した後に発散させ、第2反射光学部の負のパワーで像光をさらに発散させることができる。これにより、全系の長さを短くして非常に広い画角を確保しつつも歪等の収差を抑えた像をスクリーン上に投射することができる。この際、屈折光学部と第1及び第2反射光学部とに対するパワーを適切に配分し屈折光学部の構成を単純化することにより、屈折光学部を低コストに抑えつつ、第1反射光学部に高い加工精度が要求されることを回避するとともに、第2反射光学部のサイズ等を小さくすることができる。ここで、条件式(1)は、全系の焦点距離と屈折光学部の焦点距離との比に関する条件である。この条件式(1)の範囲内で屈折光学部と第1及び第2反射光学部とのパワーを適切に配分することにより、本発明の投射光学系は、上述のように低コストで良好な結像性能を得つつ、全系の小型化を達成することができる。
なお、条件式(1)の上限を超えた場合、全系の焦点距離に対し、屈折光学部の焦点距離が短くなりすぎることとなる。この場合、屈折光学部内での各レンズパワーが増大することになり緒収差を小さく抑えることが困難になる。
また、条件式(1)の下限を下回った場合、全系の焦点距離に対し、屈折光学部の焦点距離が長くなりすぎることとなり、最終的に必要な広い画角を得るために、第1及び第2反射光学部のパワーを大きくする必要が生じる。この場合、第1反射光学部の正のパワーが強くなると、第1反射光学部で反射した光線の角度がより強くなる。そのため、第2反射光学部を大きくする必要が生じ、小型化という面で不利になる。特に強い正のパワーを有する第1反射光学部では、凹面部が深くなり過ぎると、必要な面精度を確保することが困難となる。
本発明の具体的な態様又は側面によれば、上記投射光学系において、屈折光学部は、屈折光学部において最も広い間隔を挟んで縮小側から順に正のパワーを有する第1レンズ群と、負のパワーを有する第2レンズ群とで構成され、第1レンズ群の焦点距離をF1、第2レンズ群の焦点距離をF2としたときに、以下の条件式
0.0<|F1/F2|<0.8 (2)
を満たす。この場合、拡大側からみると、負の第2レンズ群から正の第1レンズ群へと配置し、いわゆるレトロフォーカスレンズの構成をとることとなる。これにより、縮小側での十分なバックフォーカスと、良好なテレセントリック特性を得ることができる。さらに、屈折光学部内で、上記条件式を満足するよう適切にパワーを配分することにより、屈折光学部の全長を短くするとともに、長いバックフォーカスを確保しながら、良好な性能を確保することができる。
なお、条件式(2)の上限を超えた場合、第1レンズ群の正のパワーに対して、第2レンズ群の負のパワーが強くなりすぎることとなる。このように、第2レンズ群を構成する各レンズのパワーが強くなりすぎると、特にコマ収差や非点収差の発生の原因となり、少ない構成で第2レンズ群を構成することが困難になる。
また、条件式(2)の下限を下回った場合、第1レンズ群の正のパワーに対して、第2レンズ群の負のパワーが弱くなりすぎることとなる。この場合、レトロフォーカスの効果が小さくなり、十分なバックフォーカスを確保しながら諸収差を小さく抑えることが困難になる。
特に大型の非球面形状の反射ミラーは、ガラスで製造することは困難であり、通常、材料を樹脂とした成型ミラーとすることが多い。樹脂の成型ミラーでは、反射面を非球面形状としたり、外形状を通常のガラスレンズのように円形とする以外に、矩形状にしたり自由に選択できる。その半面、ガラス球面レンズなどと比較すると面精度が低かったり、矩形状としたために、他の光学部品との光軸を合わせることが困難となったりする。
本発明の別の態様では、第2反射光学部の凸面形状の反射光学面は、球面である。この場合、反射光学面を球面とすることにより、反射光学面を加工しやすくなる。そのため、通常の球面のガラスレンズと同様に製造することが可能で、低コストでかつ高精度な反射光学面とすることができるだけでなく、通常のレンズと同じ加工工程をとることで、芯取りによる高い偏芯精度が得られ、かつ一般的な円筒状のレンズ枠に高精度に組み込むことができる。
この種の屈折光学部と反射光学部の複合光学系では、屈折光学部から出た光束を、第1反射光学部で屈折光学部側に折り返す性格上、光軸中心近辺は屈折光学部でけられてしまい使用することができない。したがって、画像表示素子は、光軸を含まない位置までシフトする必要がある。画像表示素子から出た光束は、屈折光学部内の絞りから遠ざかっていくにしたがって発散していくため、屈折光学部の拡大側では、レンズの片側半分以下の部分しか透過領域として使用しない。透過領域以外の非透過領域は、例えば以下のように、第1反射光学部で反射された発散光をさらに反射させる、第2反射光学部として使用される。
本発明のさらに別の態様では、第2反射光学部の凸面形状の反射光学面は、屈折光学部を構成する一部のレンズと面を共有する。この場合、1つの部材に2つの役割をもたせることできるため、投射光学系をコンパクトにすることができる。
本発明のさらに別の態様では、第1反射光学部の最大有効半径をH1、第2反射光学部の最大有効半径をH2としたときに、以下の条件式
0.4<H2/H1<1.2 (3)
を満たす。この場合、第1反射光学部及び第2反射光学部が略同一の有効半径を有するか、第2反射光学部の有効半径が小さくなり、同軸の一体の枠に入れやすくなる。ここで、条件式(3)は、第1反射光学部の最大有効半径と、第2反射光学部の最大有効半径との比に関する条件である。この条件式(3)は、拡大側から順に屈折光学部、第1反射光学部、及び第2反射光学部とつながる枠構成を簡単化するための条件である。
なお、条件式(3)の上限を超えた場合、第2反射光学部の最大有効半径が、第1反射光学部の最大有効半径より大きくなりすぎることとなる。この場合、屈折光学部と第1反射光学部との間に位置する第2反射光学部の径の方が大きくなるため、枠構成が複雑になり、屈折光学部や第1及び第2反射光学部をそれぞれ別枠とする必要が生じる。複数の枠を用意することになると部品点数も多くなることから低コスト化という点でも不利となる。また、複数の大きさの異なる枠を接合する場合、精度的にも誤差が生じやすくなり好ましくない。
逆に、条件式(3)の下限を下回った場合、第2反射光学部の最大有効半径が、第1反射光学部の最大有効半径より小さくなりすぎることとなる。この場合、第2反射光学部が第1反射光学部の焦点位置に近くなりすぎるため、要求される設置精度の感度が高くなる。また、屈折光学部の一部のレンズを第2反射光学部として共有する場合、このような共有レンズが第1反射光学部に近づくこととなる。そのため、共有レンズが、屈折光学部の1次結像面上に食い込み、レンズ面の傷やゴミなどが写りこむ原因となるため好ましくない。
本発明のさらに別の態様では、少なくとも第1反射光学部と第2反射光学部とは、同軸の枠内に組み込まれる。この場合、偏芯等の影響による結像性能の劣化を防ぐことができる。さらに、第1反射光学部と第2反射光学部の外周は、通常の球面レンズと同様に円形状とし、枠は通常の屈折系レンズと同様の円筒形状にすることにより、高精度かつ低コスト化することができる。加工精度、組み立て精度を上げて歩留まりを良くするためにも、レンズ枠は単純な構造で、一体化することが好ましい。
本発明のさらに別の態様では、屈折光学部の全長をTL、屈折光学部と第1反射光学部との間の距離をDMとしたときに、以下の条件式
0.3<DM/TL<1.0 (4)
を満たす。ここで、条件式(4)は、屈折光学部の全長と、屈折光学部から第1反射光学部までの空気間隔との比に関する条件であり、第1反射光学部の大きさと、加工性の確保に関する条件である。この条件式(4)の範囲内で、屈折光学部と第1反射光学部との距離を適切にとることによって第1反射光学部の小型化を達成でき、パワーを制限することによって要求される加工精度が高くなるのを防ぐことができる。
なお、条件式(4)の上限を超えた場合、屈折光学部と第1反射光学部との間の距離が長くなりすぎることとなる。この場合、全系が長い枠構造となるとともに、反射光学面の有効半径が大きくなり小型化という面で好ましくない。
逆に、条件式(4)の下限を下回った場合、屈折光学部と第1反射光学部との間の距離が短くなりすぎることとなる。この場合、反射光学面の正のパワーが増大するため、性能のばらつきを少なくするためには、要求される加工精度が高くなる。また、屈折光学部と第1反射光学部との距離が短くなると、第1反射光学部で反射される際に各像高に向かう光束の光路が重なってくるため、非点収差を良好に維持したまま、歪曲収差を効率よく補正することが困難となる。
本発明のさらに別の態様では、屈折光学部の縮小側は略テレセントリックになるように構成されている。
また、上記課題を解決するため、本発明に係る投射型画像表示装置は、上述の投射光学系と、屈折光学部の光路前段に設けられた像形成光学部とを備える。
上記投射型画像表示装置では、上述の投射光学系を備えるため、広い画角を確保しつつも歪等の収差を抑えた像をスクリーン上に投射することができる。また、全系の小型化により、コンパクトな投射型画像表示装置となる。
第1実施形態に係る投射型画像表示装置の要部の構成を説明する図である。 図1の投射型画像表示装置によってスクリーン投射される光線の状態を表す図である。 図2の投射光学系周辺の拡大図である。 (A)は、縮小側における非点収差図であり、(B)は、歪曲収差図である。 (A)〜(D)は、縮小側における各画角の波長610nm、550nm、460nmの横収差図である。 (A)〜(D)は、縮小側における各画角の波長610nm、550nm、460nmの横収差図である。 縮小側における各画角の波長610nm、550nm、460nmにおけるスポットダイアグラムである。 第1実施形態に係る投射型画像表示装置の構成を説明する概念図である。 図1の投射光学系の枠構成を説明する断面図である。 第2実施形態に係る投射型画像表示装置の要部の構成を説明する図である。 図10の光線の状態を表す図である。 (A)は、縮小側における非点収差図であり、(B)は、歪曲収差図である。 (A)〜(D)は、縮小側における各画角の波長610nm、550nm、460nmの横収差図である。 (A)〜(D)は、縮小側における各画角の波長610nm、550nm、460nmの横収差図である。 縮小側における各画角の波長610nm、550nm、460nmにおけるスポットダイアグラムである。 第3実施形態に係る投射型画像表示装置の要部の構成を説明する図である。 図16の光線の状態を表す図である。 (A)は、縮小側における非点収差図であり、(B)は、歪曲収差図である。 (A)〜(D)は、縮小側における各画角の波長610nm、550nm、460nmの横収差図である。 (A)〜(D)は、縮小側における各画角の波長610nm、550nm、460nmの横収差図である。 縮小側における各画角の波長610nm、550nm、460nmにおけるスポットダイアグラムである。
〔第1実施形態〕
以下、図1、図2、図3、及び図8等を参照して、本発明の第1実施形態に係る投射型画像表示装置について説明する。
本実施形態における投射型画像表示装置100は、図2に示すように、スクリーン10の投射面10a側下方の空間に配置されており、投射光学系1と、像形成光学部60とを備える。投射光学系1は、拡大投射光学系であり、像形成光学部60は、投射光学系1によって拡大投射すべき画像を形成する。なお、像形成光学部60については、図1及び図3等において、その一部であるクロスダイクロイックプリズム67のみ示し、残りの部分は省略している。
〔1.投射光学系の説明〕
図1及び図2等に示すように投射光学系1は、物面OS上の画像をスクリーン10上に拡大像として投射する屈折・反射複合光学系であり、屈折光学部40と出射光学部20とを備える。
投射光学系1のうち屈折光学部40は、像形成光学部60の出射側に配置されており、屈折レンズ群である第1レンズ群G1と、同様に屈折レンズ群である第2レンズ群G2と、絞り45とを備える。第1及び第2レンズ群G1,G2は、像形成光学部60のある物体側(縮小側)からスクリーン10のある投射側(拡大側)に向けて光軸OAを中心として同軸上に順に設けられている。なお、図1等に示すように、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との間には、屈折光学部40において最も広い間隔が設けられている。
以下、屈折光学部40の具体的なレンズ構成等について説明する。
屈折光学部40のうち、第1レンズ群G1は、第1レンズL1と、第2レンズL2と、第3レンズL3と、第4レンズL4と、第5レンズL5と、第6レンズL6とで構成される。第2レンズ群G2は、第7レンズL7と、第8レンズL8と、第9レンズL9と、第10レンズL10とで構成される。
第1レンズ群G1のレンズL1〜L6は、縮小側である物面OS側(スクリーン10下方の物体側)から拡大側である投射面10a側(スクリーン10の下方かつ前方の投射側)に向かって、第1レンズL1から第6レンズL6まで順に配設されている。第2レンズ群G2のレンズL7〜L10も、縮小側から拡大側に向かって、第7レンズL7から第10レンズL10まで順に配置されている。ここで、各レンズL1〜L10の光軸すなわち屈折光学部40の光軸OAは、スクリーン10の投射面10aに対して垂直に配置されている。絞り45は、第1レンズ群G1の第4レンズL4と第5レンズL5との間に設けられている。
屈折光学部40の構成レンズのうち、第1レンズL1は入射側が平面で出射側が凸の平凸レンズである。また、第2レンズL2は、両凸レンズである。また、第3レンズL3は、入射側が凸で出射側が凹のメニスカスレンズである。また、第4レンズL4は、両凹レンズである。また、第5レンズL5は、非球面の両凸レンズである。また、第6レンズL6は、入射側が凹で出射側が凸のメニスカスレンズである。第7レンズL7は、両凸レンズである。また、第8レンズL8、第9レンズL9、及び第10レンズL10は、入射側が凹で出射側が凸のメニスカスレンズである。このうち、第9レンズL9は、非球面レンズである。このようなレンズL1〜L10の構成により、第1レンズ群G1は、正のパワーを有し、第2レンズ群G2は、負のパワーを有する。各レンズL1〜L10の配置は、図1等に示すように、出射光学部20の形状、配置等との関係でスクリーン10に最適な拡大投射ができるように調整されている。
屈折光学部40は、物面OS側がほぼテレセントリックになるように構成されている。また、屈折光学部40の前端である第1レンズL1と、液晶パネルが配置される物面OSとの間には、3色の像を合成するためのクロスダイクロイックプリズム67が配置されている。なお、他の2色の液晶パネルを配置すべき物面については、図示を省略しているが、図示の物面OSと等価すなわち共役な配置となっている。図3等において、物面OS上の各物点からは、物面OSに垂直で光軸OAに平行な主光線を中心として一定の広がりを有する光束が出射し、屈折光学部40を通過して出射光学部20等で反射されてスクリーン10の投射面10a上に投影される。
出射光学部20は、屈折光学部40の射出側に配置されており、第1反射光学部である第1曲面ミラー21と、第2反射光学部である第2曲面ミラー22とを備える。
図1に示すように、第1及び第2曲面ミラー21,22は、光軸OAを中心として同軸上に配置される。第1曲面ミラー21は、光軸OAを軸とする回転対称面であって、正のパワーを有する凹の非球面である反射光学面21aを有する。第1曲面ミラー21の光軸OAの上側(光軸OAより+Y方向側)は、第2曲面ミラー22で反射された光束と干渉するため、カットしてある。なお、円周の形状を部分的に残しておくことにより、光軸OAを決めることが容易である。第2曲面ミラー22は、レンズ付の裏面ミラーであり、光軸OAを軸とする回転対称面であって、光軸OAの上半分側(光軸OAを通るXZ面より+Y方向側)に負のパワーを有する凸の球面である反射光学面22a(図1等の太線部分)を有する。第2曲面ミラー22は、上述の屈折光学部40の最も拡大側の第10レンズL10の一部と一体となっている。第2曲面ミラー22の反射光学面22aは、第10レンズL10の縮小側の面と共通の面であり、第10レンズL10を利用した裏面ミラーとして構成されている。つまり、第10レンズL10の光軸OAより下半分側(光軸OAを通るXZ面より−Y方向側)は屈折光学部40を構成するレンズとして作用し、第10レンズL10の光軸OAの上半分側は出射光学部20を構成する凸面ミラーとして作用する。なお、第2曲面ミラー22は、第10レンズL10の縮小側の面にアルミ等の反射材料をコートすることにより形成される。
第1及び第2曲面ミラー21,22は、反射光学面21a,22aが略同一の有効半径を有し、図8及び図9に示すように、同軸の一体の枠1aに収められている。なお、図9は、屈折光学部40のうち第2レンズ群G2と第1及び第2曲面ミラー21,22の枠構成の断面図である。
第1及び第2曲面ミラー21,22等を固定するための枠1aは、光学データをもとに作製されている。枠1aは、第1及び第2曲面ミラー21,22の反射光学面21a,22aの有効半径に合わせた同軸の円筒形状となっている。枠1aのうち第2曲面ミラー22よりも拡大側では、光軸OAより+Y方向側の円筒の半分が切断されており、第2曲面ミラー22から発散した光をカットしないようにしている。また、枠1aは、第1及び第2曲面ミラー21,22に残された外周を基準として高精度に光軸OAを合わせている。
曲面ミラー21は、像形成光学部60すなわち物体側からスクリーン10の投射面10aの下方側に出射された投射光を、第1曲面ミラー21からみて物体側の上方に位置する第2曲面ミラー22側へ反射させる。第2曲面ミラー22は、その反射光をさらに反射して上方のスクリーン10の投射面10aに向けて出射する。
以下、本実施形態における投射光学系1の構成条件について説明する。
まず、本実施形態の投射光学系1は、屈折光学部40、第1曲面ミラー21、及び第2曲面ミラー22を合わせた全系すなわち投射光学系1の焦点距離をF、屈折光学部40の焦点距離をFLとしたときに、以下の条件式
0.2<F/FL<0.5 (1)
を満たす。
ここで、条件式(1)は、全系すなわち投射光学系1の焦点距離Fと屈折光学部40の焦点距離FLとの比に関する条件である。条件式(1)の範囲内で屈折光学部40と第1及び第2曲面ミラー21,22とのパワーを適切に配分することにより、低コストで良好な結像性能を得つつ、全系の小型化を達成した高画角の投射光学系となる。
なお、条件式(1)の上限0.5より値F/FLが大きい場合、全系の焦点距離Fに対し、屈折光学部の焦点距離FLが短くなりすぎることとなる。この場合、屈折光学部40である程度の画角をカバーすることができ、第1及び第2曲面ミラー21,22の負担は減ることになる。しかし、屈折光学部40内での各レンズパワーが増大することになり緒収差を小さく抑えることが困難になる。そのため、屈折光学部40のレンズ構成などを簡単にすることができなくなり、低コスト化という点で好ましくない。
また、条件式(1)の下限0.2より値F/FLが小さい場合、全系の焦点距離Fに対し、屈折光学部40の焦点距離FLが長くなりすぎることとなる。つまり、屈折光学部40での画角は狭くなり、最終的に必要な広い画角を得るために、第1及び第2曲面ミラー21,22のパワーを大きくする必要が生じる。第1及び第2曲面ミラー21,22によって画角を稼ぐためのパワーを強くするため、第1曲面ミラー21は、その反射光学面21aの正のパワー強くし、第2曲面ミラー22は、その反射光学面22aの負のパワーを同様に強くする必要がある。このように、第1曲面ミラー21の正のパワーが強くなると、第1曲面ミラー21で反射した光線の角度がより強くなる。そのため、第2曲面ミラー22を大きくする必要が生じ、小型化という面で不利になる。また、反射光学面21a,22aの曲率半径が小さくなると、製造上の感度すなわち要求精度も増し好ましくない。
次に、本実施形態の投射光学系1は、屈折光学部40において、第1レンズ群G1の焦点距離をF1、第2レンズ群G2の焦点距離をF2としたときに、以下の条件式
0.0<|F1/F2|<0.8 (2)
を満たす。
この場合、拡大側からみた場合に、負の第2レンズ群G2から正の第1レンズ群G1へと配置し、いわゆるレトロフォーカスレンズの構成をとることとなる。条件式(2)の範囲内で第1及び第2レンズ群G1,G2を適切に構成することにより、屈折光学部40を少ない枚数のレンズで低収差にしている。また、縮小側での十分なバックフォーカスと、良好なテレセントリック特性を得ている。さらに、屈折光学部40内で、上記条件式(2)を満足するよう適切にパワーを配分することにより、屈折光学部40の全長を短くするとともに、長いバックフォーカスを確保しながら、良好な結像性能を確保することができる。
なお、条件式(2)の上限0.8より値|F1/F2|が大きい場合、第1レンズ群G1の正のパワーに対して、第2レンズ群G2の負のパワーが強くなりすぎることとなる。これにより、第2レンズ群G2のパワーすなわちこれを構成する各レンズのパワーが強くなりすぎると、特にコマ収差や非点収差の発生の原因となり、少ない構成で第2レンズ群G2を構成することが困難になる。
また、値|F1/F2|が条件式(2)の下限0.0である場合、第1レンズ群G1の正のパワーに対して、第2レンズ群G2の負のパワーが弱くなりすぎることとなる。これにより、レトロフォーカスの効果が小さくなり、十分なバックフォーカスを確保しながら諸収差を小さく抑えることが困難になる。
次に、本実施形態の投射光学系1は、第1曲面ミラー21の最大有効半径をH1、第2曲面ミラー22の最大有効半径をH2としたときに、以下の条件式
0.4<H2/H1<1.2 (3)
を満たす。
ここで、条件式(3)は、第1曲面ミラー21の最大有効半径H1と、第2曲面ミラー22の最大有効半径H2との比に関する条件である。この条件式(3)は、拡大側から順に屈折光学部40、第1曲面ミラー21、及び第2曲面ミラー22とつながる鏡筒の枠構成を簡単化するための条件である。条件式(3)の範囲内の第1及び第2曲面ミラー21,22の構成とすることにより、第1曲面ミラー21は、屈折光学部40で良好に補正された収差を悪化させることなく、第1曲面ミラー21の強い正のパワーで一旦集光して発散している。さらに、第2曲面ミラー22の負のパワーによりさらに発散させることにより、歪の少ない画像をスクリーン10上に作り出している。また、第2曲面ミラー22が大きくなりすぎず、第2曲面ミラー22の設置が容易になる。
なお、条件式(3)の上限1.2より値H2/H1が大きい場合、第2曲面ミラー22の最大有効半径H2が、第1曲面ミラー21の最大有効半径H1より大きくなりすぎることとなる。この場合、屈折光学部40と第1曲面ミラー21との間に位置する第2曲面ミラー22の径の方が大きくなるため、枠構成が複雑になり、屈折光学部40や第1及び第2曲面ミラー21,22をそれぞれ別枠とする必要が生じる。複数の枠を用意することになると部品点数も多くなることから低コスト化という点でも不利となる。また、複数の大きさの異なる枠を接合する場合、精度的にも誤差が生じやすくなり好ましくない。
逆に、条件式(3)の下限0.4より値H2/H1が小さい場合、第2曲面ミラー22の最大有効半径H2が、第1曲面ミラー21の最大有効半径H1より小さくなりすぎることとなる。これにより、枠構成の点では屈折光学部40と第1及び第2曲面ミラー21,22との有効径差が小さくなり好ましいが、第2曲面ミラー22が第1曲面ミラー21の焦点位置に近くなりすぎるため、要求される設置精度の感度が高くなる。また、本実施形態の場合、屈折光学部40の一部の第10レンズL10を第2曲面ミラー22として共有しており、第2曲面ミラー22の径を小さくすることは、共有レンズである第10レンズL10が第1曲面ミラー21に近づくこととなる。そのため、第10レンズL10が、屈折光学部40の1次結像面上に食い込むこととなり、第10レンズL10のレンズ面の傷やゴミなどが写りこむ原因となるため好ましくない。
次に、本実施形態の投射光学系1は、屈折光学部40の全長をTL、屈折光学部40と第1曲面ミラー21との間の距離をDMとしたときに、以下の条件式
0.3<DM/TL<1.0 (4)
を満たす。
ここで、条件式(4)は、屈折光学部40の全長TLと、屈折光学部40から第1曲面ミラー21までの距離DM(空気間隔)との比に関する条件であり、第1曲面ミラー21の大きさと、加工性の確保に関する条件である。条件式(4)の範囲内で屈折光学部40及び第1曲面ミラー21を配置することにより、屈折光学部40と第1曲面ミラー21との距離を適切にとることによって第1曲面ミラー21の小型化を達成しており、パワーを制限することによって要求される加工精度を低くしている。
なお、条件式(4)の上限1.0より値DM/TLが大きい場合、屈折光学部40の全長TLよりも屈折光学部40と第1曲面ミラー21との間の距離DMが長くなりすぎることとなる。この場合、第1曲面ミラー21の正のパワーをゆるくすることが可能であるが、全系が長い枠構造となると共に、第1曲面ミラー21の反射光学面21aの有効半径が大きくなり小型化という面で好ましくない。
逆に、条件式(4)の下限0.3より値DM/TLが小さい場合、屈折光学部40の全長TLよりも屈折光学部40と第1曲面ミラー21との間の距離DMが短くなりすぎることとなる。この場合、第1曲面ミラー21の反射光学面21aの有効半径は小さくでき、小型化という点では有利になるが、反射光学面21aの正のパワーが増大するため、性能のばらつきを少なくするためには、要求される加工精度が高くなる。また、屈折光学部40と第1曲面ミラー21との距離が短くなると、第1曲面ミラー21で反射される際に各像高に向かう光束の光路が重なってくるため、非点収差を良好に維持したまま、歪曲収差を効率よく補正することが困難となる。
〔2.投射光学系の具体例〕
表1に、投射光学系1の具体例のレンズデータ等を示す。この表1の上欄において、「面番号」は、物面OS側から順に各レンズの面に付した番号である。また、「R」は、曲率半径を示し、「D」は、次の面との間のレンズ厚み或いは空気空間を表している。さらに、「Nd」は、レンズ材料のd線における屈折率を示し、「νd」は、レンズ材料のd線におけるアッベ数を示す。
Figure 2013242594
本具体例において、レンズL1〜L10は、基本的に球面で形成されているが、第5レンズL5の入出射面(表1の12面及び13面)と、第9レンズL9の入出射面(表1の20面及び21面)とについては上述のように非球面となっている。また、第1曲面ミラー21の反射光学面(表1の24面)も上述のように非球面となっている。これらの非球面形状の光軸OA方向の面頂点からの変位量xは、cを近軸曲率半径の逆数、hを光軸OAからの高さ、kを円錐係数、A04〜A12を高次非球面係数とするとき、次式
Figure 2013242594
で表される。本具体例の場合、上記非球面式における各係数「k」、「A04」〜「A12」の値については、表1の下欄に示した通りである。
表2は、上述の条件式(1)〜(4)の具体例を示す。
Figure 2013242594
図4(A)は、縮小側における非点収差図であり、図4(B)は、歪曲収差図である。図4(A)、4(B)に示すように、非点収差量及び歪曲収差量はともに十分小さく平坦な像面をもち、画像の歪みが少ない良好な性能が得られることがわかる。
図5(A)〜5(D)及び図6(A)〜6(D)は、縮小側における各画角の波長610nm、550nm、460nmの横収差図である。屈折・反射複合光学系の特徴である倍率色収差が非常に少なくなっていることがわかる。
図7は、縮小側における各画角の波長610nm、550nm、460nmにおけるスポットダイアグラムである。低画角の位置から広画角の位置まで画像を形成する芯の部分は10μm程度に収まっており、フレアーの量も少なく良好な結像性能が得られる。
〔3.投射型画像表示装置の説明〕
図8は、投射型画像表示装置100の概念図である。投射型画像表示装置のうち像形成光学部60は、システム光軸SAに沿って、均一化した光源光を出射する光源装置61と、光源装置61から出射された照明光を赤・緑・青の3色に分離する分離照明系63と、分離照明系63から出射された各色の照明光によって照明される光変調部65と、光変調部65を経た各色の変調光を合成するクロスダイクロイックプリズム67とを備える。
ここで、光源装置61は、光源光を出射する光源ユニット61aと、この光源ユニット61aから出射された光源光を均一で所定の偏光方向に揃えられた照明光に変換する均一化光学系61cとを備える。光源ユニット61aは、光源ランプ61mやリフレクター61nを有する。また、均一化光学系61cは、光源光を部分光束に分割するための第1レンズアレイ61dと、分割後の部分光束の広がりを調節する第2レンズアレイ61eと、各部分光束の偏光方向を揃える偏光変換装置61gと、各部分光束を対象とする照明領域に重畳して入射させる重畳レンズ61iとを備えている。
分離照明系63は、第1及び第2ダイクロイックミラー63a,63bと、光路折曲用のミラー63m,63n,63oとを備え、システム光軸SAを3つの光路OP1〜OP3に分岐することによって、照明光を青色光LB、緑色光LG、及び赤色光LRの3つの光束に分離する。なお、リレーレンズLL1,LL2は、入射側の第1のリレーレンズLL1の直前に形成された像を、ほぼそのまま出射側のフィールドレンズ63hに伝達することにより、光の拡散等による光の利用効率の低下を防止している。
光変調部65は、3色の照明光LB,LG,LRがそれぞれ入射する3つの液晶ライトバルブ65a,65b,65cを備え、フィールドレンズ63f,63g,63hを経て各液晶ライトバルブ65a,65b,65cに入射した各色光LB,LG,LRを、駆動信号に応じて画素単位で強度変調する。なお、各液晶ライトバルブ65a,65b,65cは、液晶パネルを一対の偏光板で挟んだ構造を有する画像形成素子である。また、各液晶ライトバルブ65a,65b,65cを構成する液晶パネルは、図1等に示す物面OSに対応するものとなっている。
クロスダイクロイックプリズム67は、交差するダイクロイック膜67a,67bを備えており、各液晶ライトバルブ65a,65b,65cからの変調光を合成した像光を出射する。
投射光学系1は、図1に示す構成を有しており、クロスダイクロイックプリズム67で合成された像光を、カラー画像として適当な拡大率でかつ比較的少ない歪みでスクリーン10の投射面10a上に投射する。図8及び図9に示すように、屈折光学部40、第1曲面ミラー21,22は同軸で一体の鏡筒すなわち枠1aに収められている。
以上説明した投射型画像表示装置100は、投射光学系1が上記構成を有することにより、例えば半画角60度以上の非常に広い画角を有しつつ、屈折光学部のみで構成された投射光学系と比較して投射光学系1を構成するレンズの枚数を少なくすることができる。また、第1及び第2曲面ミラー21,22の反射光学面21a,22aを含む最大外形を小さくすることができる。これにより、通常の屈折光学部のような同軸の枠1a内に組み込まれるような構成とすることができる。そのため、投射光学系1の組み立て精度を向上させることができる。さらに、屈折光学部40内で収差を抑えつつある程度の画角をカバーすることができる。そのため、屈折光学部40のレンズ構成等を簡単にすることができ、コンパクトでかつ低コスト化が可能な投射光学系1延いては投射型画像表示装置100とするこができる。
〔第2実施形態〕
図10及び図11は、本発明の第2実施形態に係る投射型画像表示装置の要部を示す側面図である。ここで、図10は、投射型画像表示装置の要部の構成を示し、図11は、図10の光学系における光線の状態を示す。本実施形態の投射型画像表示装置100は、図1等に示す第1実施形態の投射型画像表示装置100を変形したものであり、特に説明しない部分については第1実施形態の投射型画像表示装置100と同一の構造を有する。
〔1.投射光学系の説明〕
図10等に示すように、投射光学系1は、屈折光学部140と、出射光学部120とを備える。投射光学系1のうち屈折光学部140は、第1実施形態と同様に第1レンズ群G1と、第2レンズ群G2と、絞り45とを備える。出射光学部120は、屈折光学部140の射出側に配置されており、第1反射光学部である第1曲面ミラー21と、第2反射光学部である第2曲面ミラー122とを備える。
以下、屈折光学部140の具体的なレンズ構成等について説明する。
屈折光学部140のうち、第1レンズ群G1は、図10等に示すように、第1レンズL1と、第2レンズL2と、第3レンズL3と、第4レンズL4と、第5レンズL5と、第6レンズL6とで構成される。第2レンズ群G2は、第7レンズL7と、第8レンズL8と、第9レンズL9と、第10レンズL10とで構成される。
第1レンズ群G1のレンズL1〜L6は、縮小側から拡大側に向かって、第1レンズL1から第6レンズL6まで順に配置されている。第2レンズ群G2のレンズL7〜L10も、縮小側から拡大側に向かって、第7レンズL7から第10レンズL10まで順に配置されている。絞り45は、第1レンズ群G1の第5レンズL5と第6レンズL6との間に設けられている。
屈折光学部140の構成レンズのうち、第1レンズL1及び第2レンズL2は両凸レンズである。このうち、第1レンズL1の入射面は非球面である。また、第3レンズL3は、入射側が凸で出射側が凹のメニスカスレンズである。また、第4レンズL4は、両凹レンズである。また、第5レンズL5は、非球面の両凸レンズである。また、第6レンズL6及び第7レンズL7は、入射側が凸で出射側が凹のメニスカスレンズである。また、第8レンズL8及び第9レンズL9は、両凹レンズである。このうち、第9レンズL9は、非球面レンズである。また、第10レンズL10は、入射側が平面で出射側が凸の平凸レンズである。このようなレンズL1〜L10の構成により、第1レンズ群G1は、正のパワーを有し、第2レンズ群G2は、負のパワーを有する。各レンズL1〜L10の配置は、図10等に示すように、出射光学部120の形状、配置等との関係でスクリーン10(図2参照)に最適な拡大投射ができるように調整されている。
以下、出射光学部120の具体的な構成等について説明する。
図10に示すように、第1及び第2曲面ミラー21,122は、光軸OAを中心として同軸上に配置される。第1曲面ミラー21は、光軸OAを軸とする回転対称面であって、正のパワーを有する凹の非球面である反射光学面21aを有する。第2曲面ミラー122は、光軸OAを軸とする回転対称面であって、光軸OAの上半分側(光軸OAを通るXZ面より+Y方向側)に負のパワーを有する凸の球面である反射光学面122a(図10等の太線部分)を有する。第2曲面ミラー122は、上述の屈折光学部40の最も拡大側の第10レンズL10の一部と一体となっている。第2曲面ミラー22の反射光学面122aは、第10レンズL10の縮小側の面と共通の面であり、表面ミラーとして構成されている。つまり、第10レンズL10の光軸OAより下半分側(光軸OAを通るXZ面より−Y方向側)は屈折光学部40を構成するレンズとして作用し、第10レンズL10の光軸OAの上半分側は出射光学部120を構成する凸面ミラーとして作用する。なお、第2曲面ミラー122は、第10レンズL10の拡大側の面にアルミ等の反射材料をコートすることにより形成される。
第1及び第2曲面ミラー21,122は、略同一の有効半径を有し、図8及び図9に示すように、同軸の一体の枠1aに収められている。
〔2.投射光学系の具体例〕
表3に、投射光学系1の具体例のレンズデータ等を示す。
Figure 2013242594
本具体例において、レンズL1〜L10は、基本的に球面で形成されているが、第1レンズL1の入射面(表3の3面)と、第5レンズL5の入出射面(表3の11面及び12面)と、第9レンズL9の入出射面(表3の20面及び21面)とについては上述のように非球面となっている。また、第1曲面ミラー21の反射光学面(表3の24面)も上述のように非球面となっている。本具体例の場合、第1実施形態で説明した非球面式(数1参照)における各係数「k」、「A04」〜「A12」の値については、表3の下欄に示した通りである。
表4は、上述の条件式(1)〜(4)の具体例を示す。
Figure 2013242594
図12(A)は、縮小側における非点収差図であり、図12(B)は、歪曲収差図である。図12(A)、12(B)に示すように、非点収差量及び歪曲収差量はともに十分小さく平坦な像面をもち、画像の歪みが少ない良好な性能が得られることがわかる。
図13(A)〜13(D)及び図14(A)〜14(D)は、縮小側における各画角の波長610nm、550nm、460nmの横収差図である。屈折・反射複合光学系の特徴である倍率色収差が非常に少なくなっていることがわかる。
図15は、縮小側における各画角の波長610nm、550nm、460nmにおけるスポットダイアグラムである。低画角の位置から広画角の位置まで画像を形成する芯の部分は10μm程度に収まっており、フレアーの量も少なく良好な結像性能が得られる。
〔第3実施形態〕
図16及び図17は、本発明の第2実施形態に係る投射型画像表示装置の要部を示す側面図である。ここで、図16は、投射型画像表示装置の要部の構成を示し、図17は、図16の光学系における光線の状態を示す。本実施形態の投射型画像表示装置100は、図1等に示す第1実施形態の投射型画像表示装置100を変形したものであり、特に説明しない部分については第1実施形態の投射型画像表示装置100と同一の構造を有する。
〔1.投射光学系の説明〕
図16等に示すように、投射光学系1は、屈折光学部240と、出射光学部220とを備える。投射光学系1のうち屈折光学部240は、第1実施形態と同様に第1レンズ群G1と、第2レンズ群G2と、絞り45とを備える。出射光学部220は、屈折光学部240の射出側に配置されており、第1反射光学部である第1曲面ミラー21と、第2反射光学部である第2曲面ミラー222とを備える。
以下、屈折光学部240の具体的なレンズ構成等について説明する。
屈折光学部240のうち、第1レンズ群G1は、図16等に示すように、第1レンズL1と、第2レンズL2と、第3レンズL3と、第4レンズL4とで構成される。第2レンズ群G2は、第5レンズL5と、第6レンズL6と、第7レンズL7とで構成される。
第1レンズ群G1のレンズL1〜L4は、縮小側から拡大側に向かって、第1レンズL1から第4レンズL4まで順に配置されている。第2レンズ群G2のレンズL5〜L7も、縮小側から拡大側に向かって、第5レンズL5から第7レンズL7まで順に配置されている。絞り45は、第1レンズ群G1の第4レンズL4と第2レンズ群G2の第5レンズL5との間に設けられている。
屈折光学部240の構成レンズのうち、第1レンズL1及び第2レンズL2は両凸レンズである。このうち、第1レンズL1の出射側の面には、薄い樹脂層Saが施されており、複合非球面となっている。また、第3レンズL3は、3枚の正負レンズを組み合わせた入射側が凸で出射側が凹の接合レンズである。また、第4レンズL4は、入射側が凹で出射側が凸のメニスカスレンズである。また、第5レンズL5は、入射側が凸で出射側が平面の平凸レンズである。また、第6レンズL6は、入射側が凹で出射側が凸のメニスカスレンズである。また、第7レンズL7は、非球面の両凹レンズである。このようなレンズL1〜L7の構成により、第1レンズ群G1は、正のパワーを有し、第2レンズ群G2は、負のパワーを有する。各レンズL1〜L7の配置は、図16等に示すように、出射光学部220の形状、配置等との関係でスクリーン10(図2参照)に最適な拡大投射ができるように調整されている。
以下、出射光学部220の具体的な構成等について説明する。
図16に示すように、第1及び第2曲面ミラー21,222は、光軸OAを中心として同軸上に配置される。第1曲面ミラー21は、光軸OAを軸とする回転対称面であって、正のパワーを有する凹の非球面である反射光学面21aを有する。第2曲面ミラー222は、光軸OAを軸とする回転対称面であって、光軸OAの上半分側(光軸OAを通るXZ面より+Y方向側)に負のパワーを有する凸の球面である反射光学面222a(図16等の太線部分)を有する。すなわち、第2曲面ミラー222は、下半分をカットされた球面の表面ミラーで構成されている。この第2曲面ミラー222の下半分はカットされているため、屈折光学部40から第1曲面ミラー21への光路は、第2曲面ミラー222の下部分を通過することとなる。
第1及び第2曲面ミラー21,222は、略同一の有効半径を有し、図8及び図9に示すように、同軸の一体の枠1aに収められている。
〔2.投射光学系の具体例〕
表5に、投射光学系1の具体例のレンズデータ等を示す。
Figure 2013242594
本具体例において、レンズL1〜L7は、基本的に球面で形成されているが、第1レンズL1の出射面(表5の5面)と、第7レンズL7の入出射面(表5の18面及び19面)とについては上述のように非球面となっている。また、第1曲面ミラー21の反射光学面(表5の20面)も上述のように非球面となっている。本具体例の場合、第1実施形態で説明した非球面式(数1参照)における各係数「k」、「A04」〜「A12」の値については、表5の下欄に示した通りである。
表6は、上述の条件式(1)〜(4)の具体例を示す。
Figure 2013242594
図18(A)は、縮小側における非点収差図であり、図18(B)は、歪曲収差図である。図18(A)、18(B)に示すように、非点収差量及び歪曲収差量はともに十分小さく平坦な像面をもち、画像の歪みが少ない良好な性能が得られることがわかる。
図19(A)〜19(D)及び図20(A)〜20(D)は、縮小側における各画角の波長610nm、550nm、460nmの横収差図である。屈折・反射複合光学系の特徴である倍率色収差が非常に少なくなっていることがわかる。
図21は、縮小側における各画角の波長610nm、550nm、460nmにおけるスポットダイアグラムである。低画角の位置から広画角の位置まで画像を形成する芯の部分は10μm程度に収まっており、フレアーの量も少なく良好な結像性能が得られる。
以上実施形態に即して本発明を説明したが、本発明は、上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
すなわち、上記実施形態において、像形成光学部60において画像形成素子として液晶ライトバルブ65a,65b,65cを用いているが、画素がマイクロミラーによって構成されたデバイスのような光変調装置やフィルムやスライドのような画像形成手段を用いることも可能である。
上記実施形態において、投射型画像表示装置100をスクリーン10の下方に配置しているが、投射型画像表示装置100を上下反転させてスクリーン10の上方に配置することもできる。
また、上記実施形態において、投射光学系1内に、平面の光路折曲げ用のミラーを配置することもできる。これにより、投射光学系1の収納空間の自由度を増すことができる。
1…投射光学系、 10…スクリーン、 20,120,220…出射光学部、 21…第1曲面ミラー、22,122,222…第2曲面ミラー、 40,140,240…屈折光学部、 60…像形成光学部、 67…クロスダイクロイックプリズム、 100…投射型画像表示装置、 OA…光軸、 OS…物面。
以下、出射光学部120の具体的な構成等について説明する。
図10に示すように、第1及び第2曲面ミラー21,122は、光軸OAを中心として同軸上に配置される。第1曲面ミラー21は、光軸OAを軸とする回転対称面であって、正のパワーを有する凹の非球面である反射光学面21aを有する。第2曲面ミラー122は、光軸OAを軸とする回転対称面であって、光軸OAの上半分側(光軸OAを通るXZ面より+Y方向側)に負のパワーを有する凸の球面である反射光学面122a(図10等の太線部分)を有する。第2曲面ミラー122は、上述の屈折光学部40の最も拡大側の第10レンズL10の一部と一体となっている。第2曲面ミラー22の反射光学面122aは、第10レンズL10の拡大側の面と共通の面であり、表面ミラーとして構成されている。つまり、第10レンズL10の光軸OAより下半分側(光軸OAを通るXZ面より−Y方向側)は屈折光学部40を構成するレンズとして作用し、第10レンズL10の光軸OAの上半分側は出射光学部120を構成する凸面ミラーとして作用する。なお、第2曲面ミラー122は、第10レンズL10の拡大側の面にアルミ等の反射材料をコートすることにより形成される。

Claims (9)

  1. 縮小側から順に複数のレンズで構成され正のパワーを有する屈折光学部と、凹面形状の反射光学面を有する第1反射光学部と、凸面形状の反射光学面を有する第2反射光学部とを備える投射光学系であって、
    前記屈折光学部、前記第1反射光学部、及び前記第2反射光学部を合わせた全系の焦点距離をF、前記屈折光学部の焦点距離をFLとしたときに、以下の条件式
    0.2<F/FL<0.5 (1)
    を満たす、投射光学系。
  2. 前記屈折光学部は、前記屈折光学部において最も広い間隔を挟んで縮小側から順に正のパワーを有する第1レンズ群と、負のパワーを有する第2レンズ群とで構成され、第1レンズ群の焦点距離をF1、第2レンズ群の焦点距離をF2としたときに、以下の条件式
    0.0<|F1/F2|<0.8 (2)
    を満たす、請求項1に記載の投射光学系。
  3. 前記第2反射光学部の前記凸面形状の反射光学面は、球面である、請求項1に記載の投射光学系。
  4. 前記第2反射光学部の前記凸面形状の反射光学面は、前記屈折光学部を構成する一部のレンズと面を共有する、請求項1に記載の投射光学系。
  5. 前記第1反射光学部の最大有効半径をH1、前記第2反射光学部の最大有効半径をH2としたときに、以下の条件式
    0.4<H2/H1<1.2 (3)
    を満たす、請求項1に記載の投射光学系。
  6. 少なくとも前記第1反射光学部と前記第2反射光学部とは、同軸の枠内に組み込まれる、請求項1に記載の投射光学系。
  7. 前記屈折光学部の全長をTL、前記屈折光学部と前記第1反射光学部との間の距離をDMとしたときに、以下の条件式
    0.3<DM/TL<1.0 (4)
    を満たす、請求項1に記載の投射光学系。
  8. 前記屈折光学部の縮小側は略テレセントリックになるように構成されている、請求項1から請求項7までのいずれか一項に記載の投射光学系。
  9. 請求項1から請求項8までのいずれか一項に記載の投射光学系と、前記屈折光学部の光路前段に設けられた像形成光学部とを備える投射型画像表示装置。
JP2013155338A 2013-07-26 2013-07-26 投射光学系及び投射型画像表示装置 Withdrawn JP2013242594A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013155338A JP2013242594A (ja) 2013-07-26 2013-07-26 投射光学系及び投射型画像表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013155338A JP2013242594A (ja) 2013-07-26 2013-07-26 投射光学系及び投射型画像表示装置

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009031018A Division JP5332686B2 (ja) 2009-02-13 2009-02-13 投射光学系及び投射型画像表示装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2013242594A true JP2013242594A (ja) 2013-12-05

Family

ID=49843453

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013155338A Withdrawn JP2013242594A (ja) 2013-07-26 2013-07-26 投射光学系及び投射型画像表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2013242594A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017010023A (ja) * 2015-06-19 2017-01-12 キヤノン株式会社 結像光学系、光学機器および画像投射装置
JP2017040849A (ja) * 2015-08-21 2017-02-23 セイコーエプソン株式会社 投射光学系及びプロジェクター
WO2018008199A1 (ja) * 2016-07-04 2018-01-11 パナソニックIpマネジメント株式会社 投写光学系および画像投写装置
JP2020034690A (ja) * 2018-08-29 2020-03-05 リコーインダストリアルソリューションズ株式会社 投射光学系および画像投射装置
CN111221116A (zh) * 2018-11-27 2020-06-02 富士胶片株式会社 成像光学***、投射型显示装置及摄像装置
WO2020116141A1 (ja) 2018-12-07 2020-06-11 ソニー株式会社 画像表示装置及び投射光学系
CN112764196A (zh) * 2021-01-08 2021-05-07 广景视睿科技(深圳)有限公司 一种双远心投影镜头及汽车的抬头显示装置
US11385532B2 (en) 2020-01-23 2022-07-12 Seiko Epson Corporation Projection system and projector
JP7476074B2 (ja) 2020-10-12 2024-04-30 リコーインダストリアルソリューションズ株式会社 投射光学系および画像投射装置

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003042743A1 (fr) * 2001-11-13 2003-05-22 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Systeme optique d'imagerie a grand angle, dispositif d'imagerie a grand angle, dispositif d'imagerie de surveillance, dispositif d'imagerie a bord d'un vehicule et dispositif de projection equipe du systeme optique d'imagerie a grand angle
JP2004361777A (ja) * 2003-06-06 2004-12-24 Nikon Corp ソリッド型カタディオプトリック光学系
US20060198018A1 (en) * 2005-02-04 2006-09-07 Carl Zeiss Smt Ag Imaging system
JP2007147970A (ja) * 2005-11-28 2007-06-14 Ricoh Opt Ind Co Ltd 投射用レンズおよび投射型画像表示装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003042743A1 (fr) * 2001-11-13 2003-05-22 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Systeme optique d'imagerie a grand angle, dispositif d'imagerie a grand angle, dispositif d'imagerie de surveillance, dispositif d'imagerie a bord d'un vehicule et dispositif de projection equipe du systeme optique d'imagerie a grand angle
JP2004361777A (ja) * 2003-06-06 2004-12-24 Nikon Corp ソリッド型カタディオプトリック光学系
US20060198018A1 (en) * 2005-02-04 2006-09-07 Carl Zeiss Smt Ag Imaging system
JP2007147970A (ja) * 2005-11-28 2007-06-14 Ricoh Opt Ind Co Ltd 投射用レンズおよび投射型画像表示装置

Cited By (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017010023A (ja) * 2015-06-19 2017-01-12 キヤノン株式会社 結像光学系、光学機器および画像投射装置
JP2017040849A (ja) * 2015-08-21 2017-02-23 セイコーエプソン株式会社 投射光学系及びプロジェクター
WO2017033445A1 (ja) * 2015-08-21 2017-03-02 セイコーエプソン株式会社 投射光学系及びプロジェクター
US10466452B2 (en) 2015-08-21 2019-11-05 Seiko Epson Corporation Projection optical system and projector
WO2018008199A1 (ja) * 2016-07-04 2018-01-11 パナソニックIpマネジメント株式会社 投写光学系および画像投写装置
JPWO2018008199A1 (ja) * 2016-07-04 2018-07-05 パナソニックIpマネジメント株式会社 投写光学系および画像投写装置
US10444612B2 (en) 2016-07-04 2019-10-15 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Projection optical system and image projection device for projecting an image light flux onto a projection surface
JP7133398B2 (ja) 2018-08-29 2022-09-08 リコーインダストリアルソリューションズ株式会社 投射光学系および画像投射装置
JP2020034690A (ja) * 2018-08-29 2020-03-05 リコーインダストリアルソリューションズ株式会社 投射光学系および画像投射装置
CN111221116A (zh) * 2018-11-27 2020-06-02 富士胶片株式会社 成像光学***、投射型显示装置及摄像装置
CN111221116B (zh) * 2018-11-27 2024-04-02 富士胶片株式会社 成像光学***、投射型显示装置及摄像装置
JPWO2020116141A1 (ja) * 2018-12-07 2021-10-21 ソニーグループ株式会社 画像表示装置及び投射光学系
WO2020116141A1 (ja) 2018-12-07 2020-06-11 ソニー株式会社 画像表示装置及び投射光学系
US11528458B2 (en) 2018-12-07 2022-12-13 Sony Group Corporation Image display apparatus and projection optical system
JP7318665B2 (ja) 2018-12-07 2023-08-01 ソニーグループ株式会社 画像表示装置及び投射光学系
US11385532B2 (en) 2020-01-23 2022-07-12 Seiko Epson Corporation Projection system and projector
JP7476074B2 (ja) 2020-10-12 2024-04-30 リコーインダストリアルソリューションズ株式会社 投射光学系および画像投射装置
CN112764196A (zh) * 2021-01-08 2021-05-07 广景视睿科技(深圳)有限公司 一种双远心投影镜头及汽车的抬头显示装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5332686B2 (ja) 投射光学系及び投射型画像表示装置
JP6530796B2 (ja) 投射光学系
JP5287326B2 (ja) 投射用ズームレンズ及び投射型画像表示装置
US10048476B2 (en) Projection optical system and projection type display device
US9869849B2 (en) Projection optical system and projection type display device
JP4396769B2 (ja) 投射型画像表示装置
JP2013242594A (ja) 投射光学系及び投射型画像表示装置
JP5468966B2 (ja) 投写レンズおよびこれを用いた投写型表示装置
US10401597B2 (en) Projection optical system and projection type display device
US11042013B2 (en) Projection optical system and image projection device
JP5442515B2 (ja) 投写用レンズおよびこれを用いた投写型表示装置
JP4222408B2 (ja) ズームレンズ及びプロジェクタ
JP6692694B2 (ja) 結像光学系、投写型表示装置、および、撮像装置
JP2010181672A (ja) 投射光学系及び投射型画像表示装置
US11073749B2 (en) Projection system, projection-type image display apparatus, and imaging apparatus
JP2005181993A (ja) 投影レンズ
JP2019035873A (ja) 投写用光学系及び投写型表示装置
JP6570477B2 (ja) 結像光学系、投写型表示装置、および撮像装置
US10386618B2 (en) Projection optical system and projection type display device
JP5384415B2 (ja) 投写用広角レンズおよび投写型表示装置
JP6072720B2 (ja) 投写レンズ及び投写型表示装置
JP7152372B2 (ja) 結像光学系、投写型表示装置、および撮像装置
JP5397562B2 (ja) 投射用ズームレンズ及び投射型画像表示装置
JP2004333688A (ja) 投射用レンズおよび投射型画像表示装置
JP4478443B2 (ja) 投射用レンズおよび投射型画像表示装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140425

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140507

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140702

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140729

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20140926