JP2013242299A - 磁気センサ - Google Patents

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Abstract

【課題】磁気センサ10の高感度化と角度測定の誤差の低減とを両立させる。
【解決手段】TMR素子20と補正用AMR素子30とが電源Vddとグランドとの間に直列接続されている。補正用AMR素子30の抵抗値は、TMR素子20の抵抗値に含まれる外部磁場の回転角度の出力誤差を打ち消すように設定されている。補正用AMR素子30の抵抗値は、TMR素子20の抵抗値に比べて小さくなっている。電源VddからTMR素子20に与えられる電圧を大きくすることができる。TMR素子20において外部磁場の回転角度に応じた抵抗値の変化量を大きくすることができる。したがって、外部磁場の回転角度に応じた磁気センサ10の出力の変化量を大きくすることができる。磁気センサ10としての感度を上げることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、外部磁場を検出するための磁気センサに関するものである。
従来、TMR素子1を用いた角度センサは、図15に示すように、フリー層2と、ピン層3と、フリー層2とピン層3の間に挿入されているトンネル層4で構成されているものがある。
ここで、フリー層2は、外部磁場を検出するために、磁化方向Haが外部磁場によって回転する強磁性体からなる。ピン層3は、磁化方向Hbが1方向に固定されている強磁性体からなる。トンネル層4は、フリー層2とピン層3の間のスピン状態により流れるトンネル電流が変化するものである。
このようなTMR素子1は、外部磁場の方向が変化することにより、トンネル層4の抵抗値が変化する。具体的には、外部磁場をTMR素子1に対してピン層3の磁化方向Hbと平行に与えたとき、トンネル層4の抵抗値が最小値になり、外部磁場をTMR素子1に対してピン層3の磁化方向Hbと反平行(すなわち、逆方向)に与えたとき、トンネル層4の抵抗値が最大値になる。
このため、図15中のグラフaに示すように、TMR素子1のフリー層2およびピン層3の間に流れる電流(図15中出力と記す)が外部磁場の方向Yによって変化することになる。したがって、TMR素子1のフリー層2およびピン層3の間に流れる電流をTMR素子1の出力としてモニターすることで外部磁場の方向Yを測定することができる。
ここで、外部磁場の方向Yと磁化固定層の磁化方向Hbとの間の角度を外部磁場の回転角度(deg)としたとき、回転角度が零のときTMR素子1の出力は最大値になり、回転角度が180、−180のときTMR素子1の出力が最小値になる。つまり、TMR素子1の実際の出力と外部磁場の回転角度(deg)との関係は、COS曲線に近い曲線になる。
しかし、TMR素子1の実際の出力(図16中実線のグラフ参照)には、様々な成分が含まれているため、TMR素子1の実際の出力と外部磁場の回転角度との関係は、理想的なCOS曲線では表すことができない。したがって、TMR素子1の実際の出力と理想的なCOS曲線との差が外部磁場の回転角度の測定誤差となり、回転角度の測定精度を低下させることになる。
そこで、例えば、特許文献1に示すように、外部磁場を検出するために第1〜第4のTMR素子からなるブリッジ回路と、測定誤差を補正するために補正用TMR素子とから構成される磁気センサが提案されている。
このものにおいては、電源とグランドとの間にブリッジ回路と補正用TMR素子とを直列接続することにより、ブリッジ回路の出力に含まれる外部磁場の回転角度の測定誤差を低減させることができる。
特開2011−33456号公報
上述の特許文献1の磁気センサでは、電源とグランドとの間においてブリッジ回路と補正用MR素子とを直列接続した構成により、ブリッジ回路の出力に含まれる回転角度の測定誤差を低減させることができるものの、補正用TMR素子の抵抗値が大きいため、電源からブリッジ回路に与えられる電圧が小さくなる。このため、ブリッジ回路を構成する第1〜第4のTMR素子において外部磁場の回転角度に応じた抵抗値の変化量が小さくなる。このため、外部磁場の回転角度に応じたブリッジ回路の出力の変化量が小さくなる。これに伴い、磁気センサとしての感度が低下するという問題がある。
本発明は上記点に鑑みて、高感度化と外部磁場の測定誤差の低減とを両立させるようにした磁気センサを提供すること目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、外部磁場に対して磁化方向が固定された磁化固定層と、前記外部磁場によって磁化方向が回転する強磁性層と、前記磁化固定層と前記強磁性層との間に挟まれて前記磁化固定層の磁化方向と前記強磁性層の磁化方向との間の角度によって抵抗値が変化する非磁性中間層とを備える磁気抵抗素子(20、20a〜20d)と、
前記磁気抵抗素子に比べて抵抗値が小さく、かつ前記外部磁場の回転角度に応じて抵抗値が変化する異方性磁気抵抗素子(30、30a〜30d)と、を備え、
前記磁気抵抗素子の抵抗値および前記異方性磁気抵抗素子の抵抗値の合成抵抗値に基づいて前記外部磁場を測定するように構成されていることを特徴としている。
例えば、異方性磁気抵抗素子に代わる補正用TMR素子と、磁気抵抗素子とを電源およびグランドの間において直列に接続した場合には、異方性磁気抵抗素子に比べて補正用TMR素子の抵抗値が大きいため、電源から磁気抵抗素子に与えられる電圧が小さくなる。
これに対して、請求項1に記載の発明によれば、異方性磁気抵抗素子は、その抵抗値が磁気抵抗素子に比べて小さい。このため、例えば、電源およびグランドの間において、磁気抵抗素子および異方性磁気抵抗素子を直列に接続すれば、電源から磁気抵抗素子に与えられる電圧を大きくすることができる。一方、電源およびグランドの間において、磁気抵抗素子および異方性磁気抵抗素子を並列に接続した場合にも、電源から磁気抵抗素子に与えられる電圧を大きくすることができる。よって、磁気抵抗素子の抵抗値において外部磁場の回転角度(或いは、外部磁場の強度)に応じた変化量を大きくすることができる。このため、磁気センサとしての感度を高くすることができる。
さらに、請求項1に記載の発明によれば、上述の如く、磁気抵抗素子の抵抗値および異方性磁気抵抗素子の抵抗値の合成抵抗値に基づいて外部磁場を測定するように構成されている。このため、磁気抵抗素子の抵抗値のうち回転角度の出力誤差を異方性磁気抵抗素子の抵抗値によって打ち消すことができる。
以上により、磁気センサにおいて、高感度化と外部磁場の回転角度の測定誤差の低減とを両立させることができる。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
本発明の第1実施形態における磁気センサの構成を示す図である。 第1実施形態における磁気センサのTMR素子の抵抗値の測定値と外部磁場の回転角度との関係を示すグラフである。 第1実施形態における磁気センサのTMR素子の誤差率と外部磁場の回転角度との関係を示すグラフである。 第1実施形態における磁気センサのAMR素子の抵抗値と外部磁場の回転角度との関係を示すグラフである。 第1実施形態の比較例である磁気センサの構成を示す図である。 第1実施形態の磁気センサの抵抗比および誤差率との関係を示すグラフである。 本発明の第2実施形態における磁気センサの構成を示す図である。 本発明の第3実施形態における磁気センサの構成を示す図である。 本発明の第4実施形態における磁気センサの構成を示す図である。 第4実施形態における磁気センサの製造工程を示す図である。 第4実施形態における磁気センサの製造工程を示す図である。 本発明の第5の実施形態における磁気センサの構成を示す図である。 本発明の第6の実施形態における磁気センサの構成を示す図である。 本発明の他の実施形態における磁気センサの構成を示す図である。 従来の磁気センサの問題点を説明する為の図である。 従来の磁気センサの問題点を説明する為の図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、説明の簡略化を図るべく、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
図1に本発明の第1実施形態の磁気センサ10の回路構成を示す。本実施形態の磁気センサ10は、TMR素子(TMR:Tunnel Magneto-Resistance)20および補正用AMR素子(AMR:Anisotropic Magneto-Resistance)30から構成されている。TMR素子20および補正用AMR素子30は、電源Vddとグランドとの間に直列に接続されている。TMR素子20は、補正用AMR素子30に対して電源Vdd側に配置されている。
本実施形態のTMR素子20および補正用AMR素子30は、それぞれ、同一平面上に形成されている。例えば、TMR素子20および補正用AMR素子30は、基板上に形成される下地絶縁膜上において膜状に形成されている。
TMR素子20は、フリー層、ピン層、およびトンネル層から構成されているトンネル磁気抵抗素子である。フリー層は、外部磁場の方向Yを検出するための強磁性体から構成されて、磁化方向が外部磁場によって回転する強磁性層である。ピン層22は、外部磁場に対して磁化方向Hpが1方向に固定された強磁性体からなる磁化固定層である。トンネル層は、非磁性中間層であって、フリー層およびピン層の間のスピン状態に応じてフリー層およびピン層の間に流れるトンネル電流を変化させる。つまり、TMR素子20では、フリー層およびピン層の間の抵抗値によって外部磁場の回転角度を測定する機能を果たすことができる。外部磁場の回転角度とは、外部磁場の方向Yとピン層22の磁化方向Hpとの間の角度(deg)のことである。
補正用AMR素子30は、強磁性体からなるもので、その形状異方性によって磁化容易軸の方向が定めるものである。補正用AMR素子30は、外部磁場の回転角度に応じて抵抗値が変化する異方性磁気抵抗素子である(図4参照)。つまり、補正用AMR素子30に流れる電流を出力としたとき、補正用AMR素子30の出力は、外部磁場の回転角度によって変化することになる。
補正用AMR素子30は、1本の導電路が蛇行状に屈曲するように形成されている。補正用AMR素子30の抵抗値は、後述する補正用AMR素子30の磁化容易軸の方向の角度および寸法比の設定によって、TMR素子20の抵抗値のうち外部磁場の回転角度の出力誤差を打ち消すように設定されている。このことにより、TMR素子20の抵抗値と補正用AMR素子30の抵抗値とを合成した合成抵抗値によって、外部磁場の回転角度が測定されることになる。ここで、外部磁場の回転角度の出力誤差とは、TMR素子20の抵抗値のうち外部磁場の回転角度を示す抵抗値以外の誤差成分のことである。
本実施形態の補正用AMR素子30は、直線状に伸びる導通路31〜35がそれぞれ平行に並べられて、導通路31〜35のうち隣り合う2つの導通路を接続部材36〜39によって接続して、上述した一本の導通路を構成している。補正用AMR素子30の抵抗値は、TMR素子20の抵抗値に比べて小さくなるように設定されている。例えば、補正用AMR素子30の抵抗値Raは、TMR素子20の抵抗値Rbの10分の1以下の値に設定されている(Ra≦Rb/10)。
ここで、補正用AMR素子30の寸法比とは、導電路の長手方向の寸法Lと導電路の幅寸法Wとの比のことである。
本実施形態の補正用AMR素子30の磁化容易軸の方向は、導通路31、32、33、34、35が延びる長手方向(すなわち、導通路31〜35で電流が流れる方向)に一致している。
磁化容易軸の方向の角度とは、磁化容易軸の方向とTMR素子20のピン層22の磁化方向Hpとの間の角度である。具体的には、磁化容易軸の方向の角度とは、磁化方向Hpおよび磁化容易軸の方向の間で時計回り方向に形成する角度のことである。本実施形態では、磁化容易軸の方向の角度として、例えば、図1にて時計回り方向で135度に設定されている。
本実施形態の補正用AMR素子30は、Ni(ニッケル)、Fe(鉄)、Co(コバルト)のうちいずれか1つの金属で構成されている。或いは、Ni、Fe、Coのうちいずれか2つ以上の金属を用いた合金によって、補正用AMR素子30を構成してもよい。
次に、本実施形態の磁気センサ10の作動について説明する。図2中の実線は、TMR素子20の抵抗値の測定値と外部磁場の回転角度(deg)との間の関係を示すグラフである。図2中の鎖線は、TMR素子20の理想的な抵抗値と外部磁場の回転角度(deg)との間の関係を示すグラフ(図中理想曲線と記す)である。TMR素子20の理想的な抵抗値とは、外部磁場の回転角度を示す抵抗値以外に、誤差を含まない値のことである。以下、このようなTMR素子20の理想的な抵抗値を簡略化して理想値という。
図3中の実線は、TMR素子20の抵抗値の誤差率(%)と回転角度(deg)との間の関係を示す。誤差率(%)は、TMR素子20の抵抗値の測定値と理想値と間の差分を誤差R_Errとしたとき、抵抗値の測定値の最低値Rmin(250Ω)に対するR_Errの割合を百分率で表す比率(=R_Err÷Rmin×100)である。図4中の鎖線は、AMR素子30の抵抗値と外部磁場の回転角度(deg)との間の関係を示すグラフである。
まず、TMR素子20の抵抗値は、外部磁場の回転角度を変化させると、図2の実線のグラフに示すように、外部磁場の回転角度に応じて変化する。このため、TMR素子20に流れる電流をTMR素子20の出力とすると、TMR素子20の出力は、外部磁場の回転角度に応じて変化する。
ここで、TMR素子20の抵抗値の測定値と外部磁場の回転角度との間の関係を示す曲線は、図2中の理想曲線(すなわち、COS曲線)からずれている。このため、TMR素子20の実際の出力には、誤差R_Errの成分が含まれることになる(図3参照)。このため、誤差R_Errが外部磁場の回転角度の測定誤差の原因となる。
そこで、本実施形態では、電源Vddとグランドとの間にてTMR素子20と補正用AMR素子30とが直列接続されている。
補正用AMR素子30の抵抗値は、図4中の鎖線のグラフに示すように、外部磁化の回転角度にとって変化する。そして、上述の如く、補正用AMR素子30の磁化容易軸の方向の角度および寸法比の設定によって、補正用AMR素子30の抵抗値は、TMR素子20の抵抗値のうち誤差R_Errを打ち消すように設定されている。
なお、本実施形態のTMR素子20としてはその誤差率(%)が2.4%程度に設定されている。
以上説明した実施形態によれば、磁気センサ1において、電源Vddとグランドとの間にて、TMR素子20と補正用AMR素子30とが直列に接続されている。補正用AMR素子30の抵抗値は、TMR素子20の抵抗値のうち出力誤差を打ち消すように設定されている。出力誤差とは、TMR素子20の抵抗値のうち誤差R_Errを示す値のことである。このことにより、TMR素子20および補正用AMR素子30の合成抵抗と外部磁場の回転角度との関係を理想的なCOS曲線に近づけることができる。したがって、電源Vddとグランドとの間にて、TMR素子20および補正用AMR素子30を通して流れる電流(つまり、磁気センサ10の出力)と外部磁場の回転角度との関係をSIN曲線に近づけることができる。つまり、電源Vddとグランドとの間にて、TMR素子20および補正用AMR素子30を通して流れる電流に含まれ誤差成分を小さくすることができる。
本実施形態では、補正用AMR素子30の抵抗値は、上述のように、TMR素子20の抵抗値に比べて小さくなっている。このため、電源VddからTMR素子20に与えられる電圧を大きくすることができる。これにより、TMR素子20において外部磁場の回転角度に応じた抵抗値の変化量を大きくすることができる。したがって、外部磁場の回転角度に応じた磁気センサ10の出力の変化量を大きくすることができる。よって、磁気センサ10としての感度を上げることができる。
以上により、磁気センサ10において、高感度化と回転角度の測定誤差の低減とを両立させることができる。
また、従来の磁気センサにおいて、回転角度を測定するための測定用磁気抵抗素子と、この測定用磁気抵抗素子と同一抵抗値を有する誤差補正用磁気抵抗素子とを用いて角度測定の誤差の低減を図るものがある(特許5062453号公報明細書参照)。
このような従来の磁気センサの具体例として、測定用磁気抵抗素子としてのTMR素子20と、誤差補正用磁気抵抗素子としての誤差補正用TMR素子30Aを用いた回路構成を図5に示す。
図5の磁気センサ10Aは、TMR素子20と誤差補正用TMR素子30Aとが電源Vddおよびグランドとの間に直列接続されている。誤差補正用TMR素子30Aは、TMR素子20と同一抵抗値を有し、かつTMR素子20のピン層22の磁化方向Hpに対して相違する方向にピン層22の磁化方向Hpが設定されているTMR素子である。
これに対して、本実施形態では、補正用AMR素子30としては、誤差R_Errに応じた抵抗値が必要になる。
図6において、誤差補正用磁気抵抗素子の抵抗値Rgに対する測定用磁気抵抗素子の抵抗値Rsの抵抗比(=Rg/Rs)と、誤差率(%)との関係を示す。図6中の実線は、誤差補正用磁気抵抗素子として補正用AMR素子30を用いた場合における抵抗比を示し、図6中の鎖線は、誤差補正用磁気抵抗素子として補正用TMR素子30Aを用いた場合における抵抗比を示している。図6中の実線は、補正用AMR素子30として抵抗変化率が3%であるAMR素子を用いた例を示している。
誤差補正用磁気抵抗素子として誤差補正用TMR素子30Aを用いた場合、図6中の鎖線から分かるように、誤差率(%)に関係なく、抵抗比は「1」のまま一定である。
誤差補正用磁気抵抗素子として補正用AMR素子30を用いた場合、図6中の実線から分かるように、誤差率(%)が小さくなるほど、抵抗比が小さくなる。
このため、誤差率(%)が小さくなるほど、測定用磁気抵抗素子を流れる電流が大きくなる。
例えば、互いに同一の大きさを有する誤差補正用TMR素子30Aおよび補正用AMR素子30の抵抗値を比較すると、誤差補正用TMR素子30Aの抵抗値を1とすると、補正用AMR素子30の抵抗値は、1/50程度にすることができる。
ここで、電源Vddおよびグランドの間に測定用磁気抵抗素子および誤差補正用磁気抵抗素子を直列接続した磁気センサ10は、電源Vddおよびグランドの間に測定用磁気抵抗素子だけを配置した磁気センサ10に比べて、測定用磁気抵抗素子を流れる電流が小さくなるので、感度が低下することになる。
これに対して、本実施形態では、誤差率(%)が小さくなるほど、測定用磁気抵抗素子を流れる電流が大きくなる。このため、誤差R_Errが小さい範囲であれば、誤差補正用TMR素子30Aを用いた磁気センサ10Aよりも、本実施形態の磁気センサ10の方が感度の低減を抑制させる上で有利である。
本実施形態において、補正用AMR素子30を基板上のパターニングにより成形する場合には、抵抗値の精度はパターニングによって定まる。
これに対して、誤差補正用TMR素子30Aの抵抗値は、誤差補正用TMR素子30Aを構成するフリー層、ピン層、およびトンネル層といった各層の厚み寸法によって定まる。一般的に、誤差補正用TMR素子30Aを構成する各層の厚み寸法のバラツキを小さくすることは困難である。したがって、誤差補正用TMR素子30Aに比べて補正用AMR素子30の方が抵抗値のバラツキを小さくすることができる。したがって、本実施形態の磁気センサ10では、外部磁場を測定する特性のバラツキを小さくすることができる
本実施形態の磁気センサ10では、補正用AMR素子30がTMR素子20に対して電源Vdd側に配置されている。このため、補正用AMR素子30は、電源VddからTMR素子20に加わるサージ電流に対する保護素子として機能することができる。
本実施形態では、TMR素子20の抵抗値の理想値は、図2から分かるように、回転角度が360度変化すると、同一値になるCOS曲線となっている。一方、TMR素子20の抵抗値の誤差R_Errは、図2および図3から分かるように、回転角度が180度変化すると、同一値になるSIN曲線となっている。このため、本実施形態のTMR素子20の抵抗値の測定値には、2次の項の出力誤差が含まれることになる。このため、上述の如く、磁気センサ1で補正用AMR素子30を用いることにより、磁気センサ1においてTMR素子20の出力のうち2次の項の出力誤差を補正することになる。
なお、図2のTMR素子20の抵抗値の測定値、図3の誤差率、および図4のAMR素子30の抵抗値の各特性は、それぞれ、一例であって、図2、図3、図4の示す通りに限らない。
上記第1実施形態では、補正用AMR素子30およびTMR素子20を電源Vddとグランドとの間に直列接続した例について説明したが、これに代えて、補正用AMR素子30およびTMR素子20を電源Vddとグランドとの間に並列に接続してもよい。
これにより、電源Vddおよびグランドの間において、補正用AMR素子30に代わる補正用TMR素子とTMR素子20とを直列に接続した場合に比べて、電源VddからTMR素子20に与えられる電圧を大きくすることができる。したがって、磁気センサ10としての感度を上げることができる。このため、上記第1実施形態と同様に、磁気センサ10において、高感度化と角度測定の誤差の低減とを両立させることができる。
上記第1実施形態では、補正用AMR素子30の磁化容易軸の方向の角度を135度に設定した例について説明したが、これに代えて、次の(1)、(2)のようにしてもよい。
(1)補正用AMR素子30の磁化容易軸の方向の角度を45度にする。
(2)磁化容易軸の方向の角度を45度にした補正用AMR素子30と磁化容易軸の方向の角度を135度にした補正用AMR素子30とを組み合わせて磁気センサ10を構成する。これにより、誤差補正効果を高めることができる。
(第2実施形態)
上述の第1実施形態では、1つの補正用AMR素子30と1つのTMR素子20とによって磁気センサ10を構成した例について説明したが、これに代えて、本実施形態では、2つの補正用AMR素子と1つのTMR素子とによって磁気センサ10を構成する例について説明する。
図7に本実施形態の磁気センサ10の回路構成を示す。本実施形態の磁気センサ10は、図7に示すように、補正用AMR素子30a、30b、およびTMR素子20から構成されている。補正用AMR素子30a、30b、およびTMR素子20は、電源Vddとグランドとの間に直列接続されている。TMR素子20は、補正用AMR素子30a、30bの間に配置されている。補正用AMR素子30a、30bは、上記第1実施形態の補正用AMR素子30に代えて用いられている。補正用AMR素子30a、30bにおいて抵抗値および磁化容易軸の方向以外の特性は、上記第1実施形態の補正用AMR素子30と同様である。
本実施形態では、補正用AMR素子30a、30bの寸法比や磁化容易軸の方向の角度によって、補正用AMR素子30a、30bの抵抗値の合成抵抗値がTMR素子20の抵抗値のうち出力誤差を打ち消すように設定されている。したがって、電源Vddとグランドとの間にて、補正用AMR素子30a、30b、およびTMR素子20を通して流れる電流(つまり、磁気センサ10の出力)と外部磁場の回転角度との関係を理想的なSIN曲線に近づけることができる。
本実施形態では、補正用AMR素子30a、30bの抵抗値の合成抵抗値が、TMR素子20の抵抗値に比べて小さくなっている。このため、電源VddからTMR素子20に与えられる電圧を大きくすることができる。これにより、TMR素子20において外部磁場の回転角度に応じた抵抗値の変化量を大きくすることができる。したがって、外部磁場の回転角度に応じた磁気センサ10の出力の変化量を大きくすることができる。よって、磁気センサ10の感度を上げることができる。
以上により、磁気センサ10において高感度化と角度測定の誤差の低減とを両立させることができる。
本実施形態の磁気センサ10では、補正用AMR素子30bがTMR素子20に対してグランド側に配置されている。このため、補正用AMR素子30bは、グランドからTMR素子20に加わるサージ電流に対する保護素子として機能することができる。
(第3実施形態)
上述の第3実施形態では、TMR素子20および補正用AMR素子30は、同一平面上に形成されている例について説明したが、これに代えて、本第3実施形態では、TMR素子20および補正用AMR素子30を互いに異なる面上に形成した例について説明する
本実施形態では、図8に示すように、TMR素子20および補正用AMR素子30は、絶縁層25を介してTMR素子20および補正用AMR素子30が互いに対向する層に形成されている。図8では、TMR素子20は、絶縁層25に対して紙面手前側に形成され、補正用AMR素子30は、絶縁層25に対して紙面奥側に形成されている。
さらに、本実施形態のTMR素子20および補正用AMR素子30は、互いに一部が重なって配置されている。このため、磁気センサ10の面積を小さくすることができる。
(第4実施形態)
上述の第1実施形態では、1つの補正用AMR素子30と1つのTMR素子20とによって磁気センサ10を構成した例について説明したが、これに代えて、本実施形態では、4つの補正用AMR素子と4つのTMR素子とによって磁気センサ10を構成する例について説明する。
図9に本実施形態の磁気センサ10の回路構成を示す。本実施形態の磁気センサ10は、図9に示すように、補正用AMR素子30a、30b、30c、30dおよびTMR素子20a、20b、20c、20dから構成されている。
補正用AMR素子30a、30b、およびTMR素子20a、20bは、電源Vddとグランドとの間に直列接続されている。TMR素子20a、20bは、補正用AMR素子30a、30bの間に配置されている。TMR素子20aは、TMR素子20bに対して電源Vdd側に配置されている。補正用AMR素子30aは、補正用AMR素子30bに対して電源Vdd側に配置されている。
補正用AMR素子30aの抵抗値は、TMR素子20aの抵抗値のうち外部磁場の回転角度の出力誤差を打ち消すように設定されている。補正用AMR素子30bの抵抗値は、TMR素子20bの抵抗値のうち外部磁場の回転角度の出力誤差を打ち消すように設定されている。
補正用AMR素子30c、30d、およびTMR素子20c、20dは、電源Vddとグランドとの間に直列接続されている。TMR素子20c、20dは、補正用AMR素子30c、30dの間に配置されている。TMR素子20cは、TMR素子20dに対して電源Vdd側に配置されている。補正用AMR素子30cは、補正用AMR素子30dに対して電源Vdd側に配置されている。
補正用AMR素子30cの抵抗値は、TMR素子20cの抵抗値に含まれる外部磁場の回転角度の出力誤差を打ち消すように設定されている。補正用AMR素子30dの抵抗値は、TMR素子20dの抵抗値に含まれる外部磁場の回転角度の出力誤差を打ち消すように設定されている。
ここで、補正用AMR素子30aの磁化容易軸の方向およびTMR素子20aのピン層の磁化方向Hpの間の角度が図9にて時計回り方向で135度に設定されている。補正用AMR素子30dの磁化容易軸の方向およびTMR素子20dのピン層の磁化方向Hpの間の角度が図9にて時計回り方向で135度に設定されている。補正用AMR素子30bの磁化容易軸の方向およびTMR素子20bのピン層の磁化方向Hpの間の角度が図9にて時計回り方向で45度に設定されている。補正用AMR素子30cの磁化容易軸の方向およびTMR素子20cのピン層の磁化方向Hpの間の角度が図9にて時計回り方向で45度に設定されている。
TMR素子20a、20bは、互いにピン層の磁化方向Hpが逆方向に設定されている。TMR素子20c、20dは、互いにピン層の磁化方向Hpが逆方向に設定されている。TMR素子20a、20dは、それぞれのピン層の磁化方向Hpが同一方向に設定されている。TMR素子20c、20bは、それぞれのピン層の磁化方向Hpが同一方向に設定されている。
このように構成されている本実施形態では、TMR素子20a、20bおよび補正用AMR素子30c、30dが電源Vddおよびグランドの間に並列に接続されている。TMR素子20c、20dおよび補正用AMR素子30a、30bが電源Vddおよびグランドの間に並列に接続されている。
次に、本実施形態の磁気センサ10の製造方法について説明する。図10(a)〜(e)、図11(a)〜(d)は、磁気センサ10の製造行程を示す図である。
まず、第1の工程において、Siウエハ(シリコンウエハ)からなる基板50上に、下地絶縁膜51を成膜する(図10(a))。下地絶縁膜51の製法は、熱酸化、CVD、或いはスッパタリングなどが用いられる。具体的には、下地絶縁膜51は、例えば、Si02、或いは、SiNなどである。
次の第2の工程において、下地絶縁膜51の上にTMR膜52を成膜する(図10(b))。TMR膜52は、2つの磁性膜の間に非磁性膜を挟んだ構成になっている。2つの磁性膜のうち一方の磁性膜は、TMR素子20a、20cのフリー層を形成するためのものである。2つの磁性膜のうち残りの磁性膜は、TMR素子20a、20dのピン層を形成するためのものである。非磁性膜は、TMR素子20a、20dのトンネル層を形成するためのものである。
次の第3の工程において、TMR膜52に対して、フォトリソグラフィおよびエッチング(例えば、ミリング)を実施して下地絶縁膜51の上にTMR素子20a、20dを形成することになる(図10(c))。
次の第4の工程において、TMR素子20a、20cおよび下地絶縁膜51のそれぞれを覆うように保護膜53をスパッタリングによって成膜する(図10(d))。保護膜53は、Si02、或いはSiN等からなる絶縁膜である。
次の第5の工程において、保護膜53を覆うように磁性膜からなるAMR膜54をスパッタリングによって成膜する(図10(e))。AMR膜54は、補正用AMR素子30a、30cを構成するための磁性体からなる。
次の第6の工程において、AMR膜54に対して、フォトリソグラフィおよびエッチング(例えば、ミリング)を実施して保護膜53の上に補正用AMR素子30a、30cを形成することになる(図11(a))。
次の第7の工程において、保護膜53および補正用AMR素子30a、30cのそれぞれを覆うように保護膜55をスパッタリングによって成膜する(図11(b))。保護膜55は、Si02、或いはSiN等からなる絶縁膜である。
次の第8の工程において、ドライエッチング、ウエットエッチング等によって、保護膜55、53を貫通するコンタクトホール60、61と、保護膜55を貫通するコンタクトホール62、63とを形成する(図11(c))。コンタクトホール60、61は、TMR素子20a、20cに対応するコンタクトホールである。コンタクトホール62、63は、補正用AMR素子30a、30cに対応するコンタクトホールである。
次の第9の工程において、配線70、71、72、73、74を形成する(図11(d))。
具体的には、スパッタリングにより、コンタクトホール60〜63内に導電性材料を埋め込むとともに保護膜55を覆う導電性膜を形成する。その後、エッチング等により、導電性膜のうち配線70、71、72、73、74以外の余分な部分を除去する。このことにより、配線70、71、72、73、74が成形されことになる。
なお、配線70は、TMR素子20aとTMR素子20b(図11中省略)との間を接続するための配線である。配線71はTMR素子20aと補正用AMR素子30aとの間を接続するための配線である。配線72は補正用AMR素子30a、30cの間を接続するための配線である。配線73は補正用AMR素子30cとTMR素子20cとの間を接続するための配線である。配線74はTMR素子20cとTMR素子20d(図11中省略)との間を接続するための配線である。
以上により、TMR素子20a、20cと補正用AMR素子30a、30cとを異なる面上に形成することができる。その後、TMR素子20a、20bのピン層をそれぞれ着磁して互いに逆方向に磁化方向Hpを設定する。
なお、TMR素子20b、20dおよび補正用AMR素子30b、30dを形成する製造方法は、TMR素子20a、20cおよび補正用AMR素子30a、30cを形成する製造方法と同様であるため、その説明を省略する。
以上説明した本実施形態によれば、TMR素子20a、20b、20c、20dがブリッジ回路を構成することになる。このため、共通接続端子40、41の間から外部磁場の角度の測定値を示す出力電圧を出力することができる。共通接続端子40は、TMR素子20a、20bの間の共通接続端子である。共通接続端子41は、TMR素子20c、20dの間の共通接続端子である。
ここで、補正用AMR素子30a、30b、30c、30dを用いない磁気センサ10では、共通接続端子40、41の間から出力される出力電圧と外部磁場の回転角度との関係は、COS曲線に近いものの、理想的なCOS曲線で表すことができない。
これに対して、本実施形態では、補正用AMR素子30a、30b、30c、30dを用いてブリッジ回路を構成している。このため、補正用AMR素子30aが、TMR素子20aの抵抗値のうち外部磁場の回転角度の出力誤差を打ち消すことができる。同様に、補正用AMR素子30b、30c、30dが、TMR素子20b、20c、20dのうち対応するTMR素子の抵抗値に含まれる外部磁場の回転角度の出力誤差を打ち消すことができる。このため、共通接続端子40、41の間から出力される出力電圧と外部磁場の回転角度との関係を、理想的なCOS曲線に近づけることができる。したがって、共通接続端子40、41の間から出力される出力電圧に含まれる外部磁場の回転角度の誤差を小さくすることができる。このように補正用AMR素子30a、30b、30c、30dを用いてブリッジ回路することにより、二次の項の出力誤差だけでなく、三次以上の高次の項の出力誤差の補正も可能になる。
本実施形態では、補正用AMR素子30aの抵抗値は、TMR素子20aの抵抗値に比べて小さい。補正用AMR素子30bの抵抗値は、TMR素子20bの抵抗値に比べて小さい。補正用AMR素子30cの抵抗値は、TMR素子20cの抵抗値に比べて小さい。補正用AMR素子30dの抵抗値は、TMR素子20dの抵抗値に比べて小さい。このため、電源VddからTMR素子20aに与えられる電圧を大きくすることができる。このため、TMR素子20aにおいて外部磁場の回転角度に応じた抵抗値の変化量を大きくすることができる。同様に、TMR素子20b、20c、20dにおいて、外部磁場の回転角度に応じた抵抗値の変化量を大きくすることができる。したがって、外部磁場の回転角度に応じた磁気センサ10の出力(つまり、共通接続端子40、41の出力電圧)の変化量を大きくすることができる。よって、磁気センサ10の感度を上げることができる。
以上により、磁気センサ10において高感度化と角度測定の誤差の低減とを両立させることができる。
本実施形態では、TMR素子20a、20b、20c、20dがブリッジ回路を構成している。補正用AMR素子30a、30b、30c、30dがブリッジ回路を構成している。そして、共通接続端子40、41の間の電圧を外部磁場の角度の測定値を示す出力としている。このため、温度変化が起因する外部磁場の回転角度の誤差を小さくすることができる。よって、磁気センサ10の温度特性を向上させることができる。
本実施形態では、補正用AMR素子30aをTMR素子20a、20bに対して電源Vdd側に配置している。このため、電源VddからTMR素子20a、20b側に流れるサージ電流に対する耐性を向上させることができる。補正用AMR素子30cをTMR素子20c、20dに対して電源Vdd側に配置している。このため、電源VddからTMR素子20c、20d側に流れるサージ電流に対する耐性を向上させることができる。
補正用AMR素子30bをTMR素子20a、20bに対してグランド側に配置している。このため、グランドからTMR素子20a、20b側に流れるサージ電流に対する耐性を向上させることができる。補正用AMR素子30dをTMR素子20c、20dに対してグランド側に配置している。このため、グランドからTMR素子20c、20d側に流れるサージ電流に対する耐性を向上させることができる。
上記4実施形態では、補正用AMR素子30a、30bの間にTMR素子20a、20bを配置し、かつ補正用AMR素子30c、30dの間にTMR素子20c、20dを配置した例について説明したが、これに限らず、補正用AMR素子30a、30bをTMR素子20a、20bの間に配置し、かつ補正用AMR素子30c、30dをTMR素子20c、20dの間に配置してもよい。
(第5実施形態)
上述の第4実施形態では、対応関係にあるTMR素子および補正用AMR素子(例えば、TMR素子20aおよび補正用AMR素子30a)をそれぞれ電源Vddとグランドとの間に直列接続した例について説明したが、これに代えて、本実施形態では、対応関係にあるTMR素子および補正用AMR素子をそれぞれ電源Vddとグランドとの間に並列接続する例について説明する。
図12に本実施形態の磁気センサ10の回路構成を示す。本実施形態の磁気センサ10では、TMR素子20aと補正用AMR素子30aが電源Vddとグランドとの間に並列接続されている。TMR素子20bと補正用AMR素子30bが電源Vddとグランドとの間に並列接続されている。TMR素子20cと補正用AMR素子30cが電源Vddとグランドとの間に並列接続されている。TMR素子20dと補正用AMR素子30dが電源Vddとグランドとの間に並列接続されている。
以上説明した本実施形態によれば、TMR素子20a、20b、20c、20dがブリッジ回路を構成する。補正用AMR素子30a、30b、30c、30dがブリッジ回路を構成している。補正用AMR素子30a、30b、30c、30dが、TMR素子20a、20b、20c、20dのうち対応するTMR素子の抵抗値に含まれる外部磁場の回転角度の出力誤差を打ち消すことができる。このため、共通接続端子40、41の間から出力される出力電圧と外部磁場の回転角度との関係を、理想的なCOS曲線に近づけることができる。したがって、上記第4実施形態と同様に、共通接続端子40、41の間から出力される出力電圧に含まれる外部磁場の回転角度の誤差を小さくすることができる。
電源Vddとグランドとの間において、TMR素子20aと補正用AMR素子30aとが並列接続されている。このため、電源VddからTMR素子20aに与えられる電圧を大きくすることができる。よって、TMR素子20aにおいて、外部磁場の回転角度に応じた抵抗値の変化量を大きくすることができる。同様に、電源Vddとグランドとの間において、TMR素子20bと補正用AMR素子30bとが並列接続されている。TMR素子20cと補正用AMR素子30cとが並列接続されている。TMR素子20dと補正用AMR素子30dとが並列接続されている。したがって、電源Vddから20b、20c、20dに与えられる電圧をそれぞれ大きくすることができる。このため、TMR素子20b、20c、20dにおいて、外部磁場の回転角度に応じた抵抗値の変化量を大きくすることができる。このため、上記第4実施形態と同様に、磁気センサ10の感度を上げることができる。
以上により、磁気センサ10において高感度化と角度測定の誤差の低減とを両立させることができる。
(第6実施形態)
上記第1実施形態では、TMR素子20の抵抗値によって外部磁場の回転角度を測定する例について説明したが、これに代えて、本第6実施形態では、TMR素子20の抵抗値によって外部磁場の強度を測定する例について説明する。
図13に本発明の本実施形態の磁気センサ10の回路構成を示す。図13において、図1と同一の符号は同一の物を示している。
本実施形態では、バイアス磁石80から発生するバイアス磁界BMと外部磁界BYとの合成磁界BGが磁気センサ10に与えられる。バイアス磁界BMの方向は予め一定に定められている。そして、外部磁界BYの方向は予め一定に定められている。本実施形態では、外部磁束BYおよびバイアス磁界BMの間の角度が90度に設定されている。
以上説明した本実施形態では、上記第1実施形態と同様に、TMR素子20および補正用AMR素子30を通して流れる電流によって合成磁界BGおよびピン層22の磁化方向Hpの間の角度φを測定することができる。角度φと外部磁束BYの強度とは、1対1で特定される関係にある。このため、角度φを測定することにより、外部磁束BYの強度を高精度に測定することができる。
本実施形形態の磁気センサ10は、上記第1実施形形態の磁気センサ10と同様に構成されている。このため、上記第1実施形形態と同様に、磁気センサ10としての感度を高くすることができる。したがって、高感度化と外部磁場の測定強度の誤差の低減とを両立することができる。
上記第1〜5の実施形態では、TMR素子20の抵抗値によって外部磁場の回転角度を測定する例について説明したが、これに代えて、上記第6実施形態と同様に、TMR素子20の抵抗値によって外部磁場の強度を測定してもよい。
(他の実施形態)
上記第1、2実施形態では、電源Vddとグランドとの間に1つのTMR素子20を配置した例について説明したが、これに限らず、電源Vddとグランドとの間に2つ以上のTMR素子20を配置してもよい。
上記第2、第4、第5実施形態では、電源Vddとグランドとの間に2つのAMR素子を配置した例について説明したが、これに限らず、電源Vddとグランドとの間に3つ以上のAMR素子20を配置してもよい。
上記第4実施形態では、TMR素子20a、20cと補正用AMR素子30a、30cとを異なる面上に形成した例について説明したが、これに代えて、図14に示すように、TMR素子20a、20cと補正用AMR素子30a、30cとを同一面上に形成してもよい。
図14では、TMR素子20a、20cおよび補正用AMR素子30a、30cが下地絶縁膜51の上に形成されている例を示している。
上記第1〜第6の実施形態では、本発明の磁気抵抗素子としてTMR素子を用いた例について説明したが、これに代えて、本発明の磁気抵抗素子として巨大磁気抵抗素子(GMR:Giant Magneto-Resistance)を用いてもよい。
なお、本発明を実施するにあたり、上記第1〜第6の実施形態および他の実施形態のうち、組み合わせ可能である2以上の実施例を組み合わせたものを発明として実施してもよい。
10 磁気センサ
20 TMR素子
20a TMR素子
20b TMR素子
20c TMR素子
20d TMR素子
30 補正用AMR素子
30a 補正用AMR素子
30b 補正用AMR素子
30c 補正用AMR素子
30d 補正用AMR素子

Claims (17)

  1. 外部磁場に対して磁化方向が固定された磁化固定層と、前記外部磁場によって磁化方向が回転する強磁性層と、前記磁化固定層と前記強磁性層との間に挟まれて前記磁化固定層の磁化方向と前記強磁性層の磁化方向との間の角度によって抵抗値が変化する非磁性中間層とを備える磁気抵抗素子(20、20a〜20d)と、
    前記磁気抵抗素子に比べて抵抗値が小さく、かつ前記外部磁場の回転角度に応じて抵抗値が変化する異方性磁気抵抗素子(30、30a〜30d)と、を備え、
    前記磁気抵抗素子の抵抗値および前記異方性磁気抵抗素子の抵抗値の合成抵抗値に基づいて前記外部磁場を測定するように構成されていることを特徴とする磁気センサ。
  2. 前記異方性磁気抵抗素子の抵抗値が前記磁気抵抗素子の抵抗値のうち前記回転角度の出力誤差を打ち消すように設定されていることを特徴とする請求項1に記載の磁気センサ。
  3. 前記異方性磁気抵抗素子の磁化容易軸の方向と前記磁化固定層の磁化方向との間の角度を設定することにより、前記異方性磁気抵抗素子の抵抗値が前記磁気抵抗素子の抵抗値のうち前記回転角度の出力誤差を打ち消すように設定されていることを特徴とする請求項2に記載の磁気センサ。
  4. 前記磁気抵抗素子および前記異方性磁気抵抗素子は、電源とグランドとの間に直列に接続されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の磁気センサ。
  5. 前記磁気抵抗素子および前記異方性磁気抵抗素子は、電源とグランドとの間に並列に配置されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の磁気センサ。
  6. 前記磁気抵抗素子および前記異方性磁気抵抗素子は、前記外部磁場の回転角度を測定することを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1つに記載の磁気センサ。
  7. 前記磁気抵抗素子および前記異方性磁気抵抗素子は、前記外部磁場の強度を測定することを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1つに記載の磁気センサ。
  8. 前記異方性磁気抵抗素子は、Ni、Fe、Coのいずれか1つの金属、或いはNi、Fe、Coのいずれか2つ以上の金属の合金を用いて構成されていることを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1つに記載の磁気センサ。
  9. 前記磁気抵抗素子および前記異方性磁気抵抗素子は、同一平面上に形成されていることを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1つに記載の磁気センサ。
  10. 前記磁気抵抗素子および前記異方性磁気抵抗素子は、互いに異なる面上に形成されていることを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1つに記載の磁気センサ。
  11. 前記磁気抵抗素子は、複数個配置されていることを特徴とする請求項1ないし10のいずれか1つに記載の磁気センサ。
  12. 前記複数個の磁気抵抗素子は、ブリッジ回路を構成していることを特徴とする請求項11に記載の磁気センサ。
  13. 前記異方性磁気抵抗素子は、複数個配置されていることを特徴とする請求項12に記載の磁気センサ。
  14. 前記複数個の異方性磁気抵抗素子は、ブリッジ回路を構成していることを特徴とする請求項13に記載の磁気センサ。
  15. 前記異方性磁気抵抗素子は、少なくとも2個以上配置されており、
    前記磁気抵抗素子は、前記2個の異方性磁気抵抗素子の間に配置されていることを特徴とする請求項1ないし10のいずれか1つに記載の磁気センサ。
  16. 前記磁気抵抗素子は、TMR素子であることを特徴とする請求項1ないし15のいずれか1つに記載の磁気センサ。
  17. 前記磁気抵抗素子は、GMR素子であることを特徴とする請求項1ないし15のいずれか1つに記載の磁気センサ。
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