JP2013202006A - スピニングリールの釣り糸案内機構及びスピニングリール - Google Patents

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Abstract

【課題】スピニングリールの釣り糸案内機構において、支持部材の軽量化を図るとともにコストの増加を抑える。
【解決手段】第1ベール支持部材40は、第1ロータアーム31の先端に揺動自在に装着されている。第1ベール支持部材は、金属製の外側部材91と、合成樹脂製の内側部材92とを有している。内側部材92は、外側部材91の内側面に固定され固定部材90が挿通される第1貫通孔91bが内周部に形成された部材である。
【選択図】図3

Description

本発明は、釣り糸案内機構、特に、ロータアームの先端に糸案内姿勢と糸開放姿勢とに揺動自在に装着され釣り糸をスプールに案内するスピニングリールの釣り糸案内機構及びスピニングリールに関する。
スピニングリールには、釣り糸をスプールに案内する釣り糸案内機構がロータの先端に設けられている。ロータは、リール本体に回転自在に装着された円筒部と、円筒部の後部に対向して一体で形成された第1ロータアーム及び第2ロータアームを有している。釣り糸案内機構は、この2つのロータアームの先端に糸案内姿勢と糸開放姿勢との間で揺動自在に装着されている。この種の釣り糸案内機構は、第1ロータアームに揺動自在に設けられた第1支持部材と、第2ロータアームの先端に揺動自在に設けられた第2支持部材と、両支持部材を連結するベールとを有している。第1支持部材の先端には、釣り糸を案内するためのラインローラと、ラインローラを支持するための固定軸及び固定軸カバーとが装着されている。第1支持部材は支持部材の一例である。ベールの一端は固定軸カバーに固定されている。ベールの他端は第2支持部材にかしめ固定されている(たとえば、特許文献1参照)。第1支持部材と第1ロータアームとの間には、ベール反転機構が設けられる。ベール反転機構は、糸開放姿勢にある釣り糸案内機構をロータの糸巻取方向の回転に連動して糸巻取姿勢に戻す機構である。
このような釣り糸案内機構では、第1ロータアームに揺動自在に装着される第1支持部材は、アルミニウム合金により形成され、支持部材の外側面には、外周部の傷付きを防止するため、めっき処理によるめっき層が形成されている。支持部材の内側面には、ベール反転機構を連結するための係合部等の連結構造、及び支持部材の揺動範囲を規制するための突起等の規制構造を含む複雑な形状が形成されている。
特開平10−234277号公報
前記従来の釣り糸案内機構は、支持部材が金属製であるため、軽量化を図りにくい。また、金属製の支持部材にベール反転機構との連結構造及び支持部材の揺動範囲の規制構造を形成しなければならないので、機械加工が必要になり、支持部材の製造コストが増加する。
本発明の課題は、スピニングリールの釣り糸案内機構において、支持部材の軽量化を図るとともにコストの増加を抑えることにある。
発明1に係るスピニングリールの釣り糸案内機構は、ロータアームの先端に糸案内姿勢と糸開放姿勢とに揺動自在に装着され釣り糸をスプールに案内するスピニングリールの釣り糸案内機構であって、支持部材と、固定部材とを備えている。支持部材は、ロータアームの先端に揺動自在に装着されている。固定部材は、支持部材をロータアームの先端に揺動自在に支持している。支持部材は、金属製の外側部材と、合成樹脂製の内側部材とを有している。内側部材は、外側部材の内側面に固定され固定部材が挿通される貫通孔が内周部に形成された部材である。
この釣り糸案内機構では、支持部材は、金属製の外側部材と合成樹脂製の内側部材とにより構成される。これにより支持部材全体を金属によって形成する場合に比べて支持部材が軽量化し、釣り糸案内機構の軽量化を図れる。また、支持部材の内側面に形成される構造を機械加工ではなく成形によって形成できるため、支持部材の製造コストの増加を抑えることができる。
発明2に係るスピニングリールの釣り糸案内機構は、発明1の釣り糸案内機構において、外側部材は、外側面がめっき処理されたアルミニウム合金及びマグネシウム合金のいずれかを含む軽金属製である。
この場合には、アルミニウム合金製又はマグネシウム合金製の外側部材は、外側面にめっき処理が施された部材であるので、支持部材の外周部の傷付きを防止できる。さらに、ここでは、内側部材は、固定部材が挿通される貫通孔が内周部に形成された合成樹脂製の部材であるので、従来のように貫通孔の周囲にめっき膨れが生じることがなくなる。したがって、支持部材はロータアームに対して滑らかに揺動するので、支持部材の動作不良が発生するのを防止できる。
発明3に係る釣り糸案内機構は、発明1又は2の釣り糸案内機構において、外側部材は、内側面が開口する凹部を有している。内側部材は、凹部に装着固定されている。この場合、内側部材を外側部材の凹部に装着固定しているので、内側部材が内側に突出することなくコンパクトに配置できる。
発明4に係る釣り糸案内機構は、発明1から3のいずれかの釣り糸案内機構において、内側部材は、外側部材の内側面にねじ止め固定されている。この場合、内側部材の外側部材に対する着脱を容易に行える。
発明5に係る釣り糸案内機構は、発明1から3のいずれかの釣り糸案内機構において、内側部材は、外側部材の内側面に溶着固定されている。この場合、内側部材の外側部材に対する固定が強固になる。
発明6に係る釣り糸案内機構は、発明1から5のいずれかの釣り糸案内機構において、固定軸とラインローラとをさらに備えている。固定軸は、支持部材に一端が固定されている。ラインローラは、固定軸に回動自在に支持され、周面に釣り糸を案内するローラが形成されている。この場合、固定軸及びラインローラを有する第1支持部材の外周部の傷付きを防止できるとともに、第1支持部材の動作不良が発生するのを防止できる。
発明7に係るスピニングリールは、釣竿に装着され釣り糸を前方に繰り出し可能なスピニングリールであって、釣竿に装着されたリール本体と、リール本体に前後方向に沿って移動可能に装着されたスプール軸と、スプール軸の前端に装着され外周に釣り糸が巻き付けられるスプールと、スプールの外周側に回転可能に設けられ先端にロータアームを有し釣り糸をスプールに巻き付けるロータと、発明1から6に記載された釣り糸案内機構とを備えている。
本発明によれば、支持部材は、金属製の外側部材と合成樹脂製の内側部材とにより構成される。これにより支持部材全体を金属によって形成する場合に比べて支持部材が軽量化し、釣り糸案内機構の軽量化を図れる。また、支持部材の内側面に形成される構造を機械加工ではなく成形によって形成できるため、支持部材の製造コストの増加を抑えることができる。
本発明の一実施形態によるスピニングリールの側面図。 前記スピニングリールの側面断面図。 第1ベール支持部材の拡大断面図。 前記第1ベール支持部材の斜視図。 ベールアームの拡大断面図。 ベールアームの先端部分の平面図。 抜け止め部材の内側から見た拡大正面図。 他の実施形態の図3に相当する図。 他の実施形態の図4に相当する図。
本発明の一実施形態を採用したスピニングリールは、図1に示すように、ハンドル1と、ハンドル1を回転自在に支持するリール本体2と、ロータ3と、スプール4とを備えている。ロータ3は、リール本体2の前部に回転自在に支持されている。スプール4は、釣り糸を外周面に巻き取るものであり、ロータ3の前部に前後移動自在に配置されている。なお、ハンドル1は、リール本体2の左右いずれにも装着可能である。
リール本体2は、図2に示すように、内部に空間を有するリールボディ2aと、リールボディ2aの空間を塞ぐためにリールボディ2aに着脱自在に装着される蓋部材2b(図1参照)とを有している。また、リール本体2は、リールボディ2a及び蓋部材2bの後部を覆う本体ガード2dを有している。
リールボディ2aは、図2に示すように、たとえばマグネシウム合金やアルミニウム合金等の軽合金製のものであり、上部に前後に延びるT字形の竿取付脚2cが一体形成されている。リールボディ2aの空間内には、図2に示すように、ロータ駆動機構5と、オシレーティング機構6とが設けられている。
蓋部材2bは、図1に示すように、たとえば、マグネシウム合金やアルミニウム合金等の軽合金製のものである。蓋部材2bは、たとえば、ロータ3で隠れる前側の2箇所で固定ボルトによりリールボディ2aに固定されているとともに、ロータ3から離反する後側の1箇所で固定ボルトによりリールボディ2aに固定されている。
ロータ駆動機構5は、図2に示すように、ハンドル1が固定されたマスターギア軸10とともに回転するフェースギア11と、このフェースギア11に噛み合うピニオンギア12とを有している。ピニオンギア12は筒状に形成されており、ピニオンギア12の前部はロータ3の中心部を貫通し、ナット13によりロータ3に固定されている。また、ピニオンギア12は、その軸方向の中間部と後端部とが、それぞれ第1軸受14a、第2軸受14bを介してリール本体2に回転自在に支持されている。
オシレーティング機構6は、図2に示すように、スプール4の中心部にドラグ機構60を介して連結されたスプール軸15を前後方向に移動させてスプール4を同方向に移動させるための機構である。オシレーティング機構6は、スプール軸15の下方に平行に配置された螺軸21と、螺軸21に沿って前後方向に移動するスライダ22と、螺軸21の先端に固定された中間ギア23とを有している。スライダ22にはスプール軸15の後端が回転不能に固定されている。中間ギア23はピニオンギア12に噛み合っている。
ロータ3は、図2に示すように、リール本体2に対して前後方向の軸回りに回転自在なロータ本体7と、ロータ本体7の後部を覆う第1カバー部材33と、第1ロータアーム31及び第2ロータアーム32の外側面を覆う1対の第2カバー部材34及び第3カバー部材35とを有している。
ロータ本体7は、図2に示すように、たとえばアルミニウム合金製であり、ピニオンギア12に回転不能に連結され、リール本体2に対して回転自在である。ロータ本体7は、リール本体2の前部である円筒部を内部に配置可能に後部に形成された凹陥部を有する筒部30と、筒部30の後部の対向する位置に接続され筒部30と間隔を隔てて前方に延びる第1ロータアーム31及び第2ロータアーム32とを有している。
筒部30は、図2に示すように、前部内周側に円板状の壁部を有し、壁部の中心部には、ピニオンギア12と一体回転可能に連結される環状のボス部が形成されている。このボス部の中心にピニオンギア12の前部が回転不能に係止され、ピニオンギア12の先端にねじ込まれたナット13により、ロータ本体7がピニオンギア12に固定されている。
第1カバー部材33は、筒部30の周囲でロータ本体7の後部を覆うように構成されている。第2カバー部材34は、第1ロータアーム31の外方を覆うものであり、第1ロータアーム31にねじ込まれる固定ボルトにより第1ロータアーム31に連結されている。
第2カバー部材34は、図2に示すように、第1カバー部材33及び第1ロータアーム31と三次元的な曲線で接合している。第2カバー部材34の先端部は、後述する第1ベール支持部材40(本発明の支持部材の一例)を配置可能に概ね半円形に切り欠かれる。
第3カバー部材35は、図2に示すように、第2ロータアーム32の外方を覆うものであり、固定ボルト及びそれに螺合するナット部材により第2ロータアーム32に固定される。第3カバー部材35も第1カバー部材33及び第2ロータアーム32と三次元的な曲線で接合している。固定ボルトは、第3カバー部材35をロータ本体7に固定するするとともに、後述する第2ベール支持部材42を揺動自在に支持する機能も有している。
第1ロータアーム31及び第2ロータアーム32の先端には、ベールアーム44(釣り糸案内機構の一例)が揺動自在に装着されている。ベールアーム44は、第1ベール支持部材40と、第2ベール支持部材42と、ベール43と、固定軸45と、ラインローラ41と、固定軸カバー46と、を有している。第1ベール支持部材40は、支持部材の一例である。ベールアーム44は、図2に示す糸案内姿勢とそれから反転した糸開放姿勢との間で揺動自在である。
第1ベール支持部材40は、第1ロータアーム31の先端に揺動自在に装着される部材である。第1ベール支持部材40は、図3及び図4に示すように、外側面にめっき処理が施されたアルミニウム合金製の外側部材91と、外側部材91の内側面に固定される合成樹脂製の内側部材92と、を有している。第1ベール支持部材40は、ボルトの形態の固定部材90により第1ロータアーム31の外側に揺動自在に支持される。固定部材90は、頭部90aと、頭部90aより小径のねじ軸90bと、を有している。
外側部材91は、図3に示すように、外側面が滑らかに湾曲して、例えばダイキャストにより形成されたアルミニウム合金製の部材である。外側部材91の外周面にはめっき処理によるめっき層が形成されている。外側部材91は、凹部91aと、第1貫通孔91bと、ねじ穴91cと、を有している。凹部91aは、前方側(図3左側)の内側面に凹んで形成される。第1貫通孔91bは、後方側(図3右側)の内外側面を貫通する。第1貫通孔91bを貫通して固定部材90が第1ロータアーム31にねじ込まれる。ねじ穴91cは、凹部91aの前端内側面に凹んで形成される。ねじ穴91cには、内側部材92を外側部材91に固定するねじ部材93が螺合する。
内側部材92は、凹部91aに装着され固定されている。内側部材92は、ねじ部材93によって外側部材91の内側面にねじ止め固定される。内側部材92は、図4に示すように、射出成型により形成された合成樹脂製部材である。内側部材92は、第1部分92aと、第1部分92aと一体形成された第2部分92bと、を有している。第1部分92aは、後方側(図4下側)に形成される。第1部分92aの中央部には、固定部材90の頭部90aが配置される座繰り凹部92gと、固定部材90の軸部90bが挿入される第2貫通孔92cと、が形成される。第2貫通孔92cは、図3に示すように、第1部分92aの内外を貫通する貫通孔であって、第1貫通孔91bと連通している。第2貫通孔92cの周囲の内側部材92の内側面には、図4に示すように、第1ベール支持部材40の揺動範囲を規制する規制突起92eと、図示しないベール反転機構のトグルバネ機構を係止する係止穴92fと、が形成される。また、内側面には、軽量化を図るための複数の肉盗み部が形成されている。
第2部分92bは、後方側(図4下側)で第1部分92aと一体で形成される。第2部分92bは、外側部材91の凹部91aに装着される。第2部分92bの前端部には、図3に示すように、内外を貫通する段付きの第3貫通孔92dが形成されており、第3貫通孔92dは、外側部材91のねじ孔91cに連通している。ねじ部材93は、頭部93aと、頭部93aより小径のねじ軸93bと有する。ねじ部材93を内側部材92の内側から挿入し、頭部93aが第3貫通孔92dの周縁部に接触し、ねじ軸93bの先端部が外側部材91に形成されたねじ孔91cに螺合している。これによって、内側部材92が外側部材91の内側面にねじ部材93によってねじ止め固定される。
固定部材90は、外側部材91の外側から外側部材91の第1貫通孔91bを挿通し、大径の頭部90aが第2貫通孔92cの座繰り凹部92gに接触し、ねじ軸90bの先端部が第1ロータアーム31に形成されたねじ孔31aに螺合している。これによって、第1ベール支持部材40が第1ロータアーム31に揺動自在に装着される。
第1ベール支持部材40は、図1から図3に示すように、第1ロータアーム31に揺動自在に装着される第1回転支持部40aと、第1回転支持部40aから前方に延びる第1アーム部40bと、概ね円形の第1装着部40cと、を有している。第1回転支持部40aは、外側部材91と内側部材92とに設けられる。第1アーム部40bは、概ね外側部材91に設けられる。第1装着部40cは、全部が外側部材91に設けられる。第1装着部40cは、第1アーム部40bの先端に一体成形される。第1装着部40cには、ベールアーム44のラインローラ41、固定軸45及び固定軸カバー46が装着される。
第1装着部40cは、図5及び図6に示すように、凹部40dと、第4貫通孔40eと、第5貫通孔40gと、を有している。凹部40dは、固定軸45にねじ止めされる固定ボルト47が取り付けられる部分の周囲の形状が略雨滴形状となるように内側(図5左側)に凹んで形成される。第5貫通孔40gは、凹部40dの略雨滴形状の略大円形の基端部に形成される。第5貫通孔40gには、固定ボルト47が挿入される。第4貫通孔40eは、凹部40dの略雨滴形状の略小円形の先端部に形成される。第4貫通孔40eは、第1ベール支持部材40の内側からキャップ部材80を装着するために設けられる。キャップ部材80装着用の第4貫通孔40eは、図5に示すように、固定ボルト47装着用の第5貫通孔40gの近傍に配置される。第4貫通孔40eは、第5貫通孔40gに固定ボルト47を装着した状態で第1ベール支持部材40の外部からラインローラ41のローラ41a内周部を臨むように貫通する貫通孔である。第4貫通孔40eは、径方向内側に突出した段差部40fを有している。第4貫通孔40eは、第1ベール支持部材40の内側からキャップ部材80を装着したときに、キャップ部材80の外側面が段差部40fに接触することによって、キャップ部材80が第1ベール支持部材40の外側に突出しないように位置決めされる。
キャップ部材80は、第1ベール支持部材40の第4貫通孔40eに第1ベール支持部材40の内側から装着される略円筒状の合成樹脂製の部材である。キャップ部材80は、ラインローラ41の内周部に潤滑油を注油するための中央部に細孔からなる注油孔80aを有する環状部材である。キャップ部材80は、キャップ部材80の内側面に接触するように板状の抜け止め部材81を第1ベール支持部材40の内側から押圧するように装着することによって、第1ベール支持部材40に固定される。
抜け止め部材81は、図5、図6及び図7に示すように、中央部に第1ベール支持部材40の固定ボルト47装着用の第5貫通孔40gと連通する第6貫通孔81aと、両側の一部が切り欠かれ一方側が第1ベール支持部材40の第4貫通孔40e及びキャップ部材80の注油孔80aと連通する2つの切り欠き部81bとを有している。第6貫通孔81aは、図6に示すように、内形が略矩形の非円形孔となるように形成されており、固定軸45の先端部の非円形部45a(図5参照)に相対回転不能に係合している。このため、抜け止め部材81をラインローラ41の構成部品と同時に組み立てることができる。これにより、抜け止め部材81が組立時に脱落しにくくなる。
ラインローラ41は、図5に示すように、第1ベール支持部材40の先端に設けられ釣り糸をスプール4に案内する部材である。ラインローラ41は、外周面に釣り糸を案内する溝が形成された筒状のローラと、ローラの内周側に軸方向に間隔を隔てて配置された2つの軸受とを有している。ローラは2つの軸受を介して固定軸45に回動自在に支持されている。
固定軸45は、第1ベール支持部材40の先端から突出しラインローラ41を回転自在に支持する部材である。固定軸45は、固定軸カバー46と別体で形成されたアルミニウム合金製のナット部材である。固定軸45は、固定軸カバー46側の基端から第1ベール支持部材40側の先端に向かって延びており、先端が固定ボルト47により第1ベール支持部材40に固定されている。
固定軸カバー46は、固定軸45の先端に設けられ、ラインローラ41の外径より大きい外径を有している。固定軸カバー46は、固定軸45の基端に第1ベール支持部材40の装着部と間隔を隔てて設けられ、鍛造等の型成形により形成されている。固定軸カバー46は、頂点が中心からずれた略円錐形状の部材であり、固定軸45の中心を基準にしてリールの後方でかつスプール4の径方向外方に頂点が向いている。固定軸カバー46の頂点より釣り糸案内側に偏倚してベール43が一体成形され、ベール43は頂点付近の稜線部分と滑らかに接合されている。
ベール43は、図1及び図2に示すように、固定軸カバー46と第2ベール支持部材42との間を連結して釣り糸をラインローラ41に案内する部材である。ベール43は、一端が固定軸カバー46とステンレス合金の鍛造により一体成形され、他端が第2ベール支持部材42にかしめ固定された針金状の部材であり、スプール4の周方向外方に凸に湾曲して配置されている。ベール43は、ベールアーム44が糸開放姿勢から糸案内姿勢に復帰したときに固定軸カバー46を介して釣り糸をラインローラ41に導くためのものである。
第2ベール支持部材42は、第2ロータアーム32の先端に揺動自在に装着される部材である。第2ベール支持部材42は、亜鉛合金によって形成されたアーム部材であり、ベール43の端部を支持するためのものである。第2ベール支持部材42は、図1、図2及び図4に示すように、第2ロータアーム32に揺動自在に装着される第2回転支持部42aと、第2回転支持部42aから前方に延びる第2アーム部42bと、第2アーム部42bの先端に一体成形されベールアーム44のベール43が装着される第2装着部42cとを有している。
ロータ3の筒部30の内部には、図2に示すように、ロータ3の逆転を禁止・解除するための逆転防止機構50が配置されている。逆転防止機構50は、内輪が遊転するローラ型のワンウェイクラッチ51と、ワンウェイクラッチ51を作動状態(逆転禁止状態)と非作動状態(逆転許可状態)とに切り換える切換機構52とを有している。
スプール4は、図2に示すように、ロータ3の第1ロータアーム31と第2ロータアーム32との間に配置されており、スプール軸15の先端にドラグ機構60を介して装着されている。スプール4は、図4に示すように、外周に釣り糸が巻かれる糸巻胴部4aと、糸巻胴部4aの後方に糸巻胴部4aと一体形成された筒状のスカート部4bと、糸巻胴部4aの前端に設けられた大径の前フランジ部4cとを有している。
ドラグ機構60は、図2に示すように、スプール4の回転を制動するものであり、スプール軸15の先端に螺合するドラグ調整つまみ61と、ドラグ調整つまみ61により押圧されてスプール4を制動する制動部62とを有している。
次にリールの操作及び動作について説明する。
キャスティング時にはベールアーム44を糸開放姿勢に反転させる。これにより第1ベール支持部材40及び第2ベール支持部材42は揺動する。この状態で釣竿を握る手の人差し指で釣り糸を引っかけながら釣竿をキャスティングする。すると釣り糸は仕掛けの重さにより勢いよく放出される。仕掛けが着水した後ハンドル1を釣り糸巻き取り方向に回転させると、ロータ駆動機構5によりロータ3が釣り糸巻き取り方向に回転し、ベールアーム44が図示しないベール反転機構により糸巻き取り姿勢に復帰しロータ3の逆転が禁止されているので釣り糸の放出が止まる。
釣り糸を巻き取る際には、ハンドル1を釣り糸巻き取り方向に回転させる。すると、その回転がフェースギア11、ピニオンギア12を介してロータ3に伝達されロータ3が回転する。ロータ3が回転すると、ラインローラ41に案内された釣り糸がスプール4に巻き付けられる。
このようなスピニングリールのベールアーム44では、第1ベール支持部材40は、外側面にめっき処理が施されたアルミニウム合金製の外側部材91と、外側部材91の内側面に固定され固定部材90が挿通される第2貫通孔92cが内周部に形成された合成樹脂製の内側部材92とを有している。ここでは、外側部材91は、外側面にめっき処理が施されたアルミニウム合金製の部材であるので、第1ベール支持部材40の外周部の傷付きを防止することができる。さらに、ここでは、内側部材92は、固定部材90が挿通される第2貫通孔92cが内周部に形成された合成樹脂製の部材であるので、従来のように第2貫通孔92cの周囲にめっき膨れが生じることがなくなる。したがって、第1ベール支持部材40は第1ロータアーム31に対して滑らかに揺動するので、第1ベール支持部材40の動作不良が発生するのを防止することができる。
〔他の実施形態〕
(a) 前記実施形態では、ベール43と固定軸カバー46とが一体成形され、固定軸45と固定軸カバー46とが別体で形成されていたが、ベール43、固定軸45及び固定軸カバー46を一体成形してもよいし、ベール43、固定軸45及び固定軸カバー46を別体で形成してもよい。また、ベール43、固定軸45及び固定軸カバー46の材質や製造方法は、ステンレス合金やアルミニウム合金以外の他の金属であってもよいし、鍛造や切削加工以外の他の加工方法であってもよい。
(b) 前記実施形態では、第2ベール支持部材42及びベール43を有するベールアーム44であったが、第2ベール支持部材42及びベール43を有さないベールレス型のベールアーム44にも本発明を適用できる。
(c) 前記実施形態では、本発明の支持部材の一例として、第1ベール支持部材40を例にあげて説明したが、第2ベール支持部材42に本発明を適用してもよい。
(d) 前記実施形態では、外側部材91は、固定部材90が挿入される第1貫通孔91bを有していたが、図8に示すように、第1貫通孔91bを設けないで、固定部材90を内側部材92の第2貫通孔92cに挿入し第1ロータアーム31に固定した後に内側部材92を外側部材91に固定するようにしてもよい。この場合には、固定部材90の頭部が外側部材91の外部に露出しないので、固定部材90の頭部に釣り糸が引っ掛かるのを防止できる。
(e) 前記実施形態では、内側部材92は、外側部材91の内側面にねじ部材93によってねじ止め固定されていたが、図9に示すように、内側部材92を外側部材91の内側面に溶着固定してもよい。
(f) 前記実施形態では外側部材91は、ダイキャストによって形成したが、鍛造によって形成してもよい。また、外側部材の材質はアルミニウム合金の他にマグネシウム合金又はステンレス合金でもよい。さらに、ステンレス合金製の薄板をプレス加工して外側部材を形成してもよい。ステンレス合金を用いた場合は表面のメッキ処理は施さなくてよい。
4 スプール
31 第1ロータアーム
40 第1ベール支持部材
41 ラインローラ
44 ベールアーム
45 固定軸
90 固定部材
91 外側部材
91a 凹部
92 内側部材
92c 第2貫通孔
93 ねじ部材
本発明は、釣り糸案内機構、特に、ロータアームの先端に糸案内姿勢と糸開放姿勢とに揺動自在に装着され釣り糸をスプールに案内するスピニングリールの釣り糸案内機構及びスピニングリールに関する。
スピニングリールには、釣り糸をスプールに案内する釣り糸案内機構がロータの先端に設けられている。ロータは、リール本体に回転自在に装着された円筒部と、円筒部の後部に対向して一体で形成された第1ロータアーム及び第2ロータアームを有している。釣り糸案内機構は、この2つのロータアームの先端に糸案内姿勢と糸開放姿勢との間で揺動自在に装着されている。この種の釣り糸案内機構は、第1ロータアームに揺動自在に設けられた第1支持部材と、第2ロータアームの先端に揺動自在に設けられた第2支持部材と、両支持部材を連結するベールとを有している。第1支持部材の先端には、釣り糸を案内するためのラインローラと、ラインローラを支持するための固定軸及び固定軸カバーとが装着されている。第1支持部材は支持部材の一例である。ベールの一端は固定軸カバーに固定されている。ベールの他端は第2支持部材にかしめ固定されている(たとえば、特許文献1参照)。第1支持部材と第1ロータアームとの間には、ベール反転機構が設けられる。ベール反転機構は、糸開放姿勢にある釣り糸案内機構をロータの糸巻取方向の回転に連動して糸巻取姿勢に戻す機構である。
このような釣り糸案内機構では、第1ロータアームに揺動自在に装着される第1支持部材は、アルミニウム合金により形成され、支持部材の外側面には、外周部の傷付きを防止するため、めっき処理によるめっき層が形成されている。支持部材の内側面には、ベール反転機構を連結するための係合部等の連結構造、及び支持部材の揺動範囲を規制するための突起等の規制構造を含む複雑な形状が形成されている。
特開平10−234277号公報
前記従来の釣り糸案内機構は、支持部材が金属製であるため、軽量化を図りにくい。また、金属製の支持部材にベール反転機構との連結構造及び支持部材の揺動範囲の規制構造を形成しなければならないので、機械加工が必要になり、支持部材の製造コストが増加する。
本発明の課題は、スピニングリールの釣り糸案内機構において、支持部材の軽量化を図るとともにコストの増加を抑えることにある。
発明1に係るスピニングリールの釣り糸案内機構は、ロータアームの先端に糸案内姿勢と糸開放姿勢とに揺動自在に装着され釣り糸をスプールに案内するスピニングリールの釣り糸案内機構であって、支持部材を備えている。支持部材は、ロータアームの先端に揺動自在に装着されている。支持部材は、金属製の外側部材と、合成樹脂製の内側部材とを有している。内側部材は、外側部材の内側面に固定される
この釣り糸案内機構では、支持部材は、金属製の外側部材と合成樹脂製の内側部材とにより構成される。これにより支持部材全体を金属によって形成する場合に比べて支持部材が軽量化し、釣り糸案内機構の軽量化を図れる。また、支持部材の内側面に形成される構造を機械加工ではなく成形によって形成できるため、支持部材の製造コストの増加を抑えることができる。
発明2に係るスピニングリールの釣り糸案内機構は、発明1の釣り糸案内機構において、外側部材は、外側面がめっき処理されたアルミニウム合金及びマグネシウム合金のいずれかを含む軽金属製である。
この場合には、アルミニウム合金製又はマグネシウム合金製の外側部材は、外側面にめっき処理が施された部材であるので、支持部材の外周部の傷付きを防止できる。さらに、ここでは、内側部材は、固定部材が挿通される貫通孔が内周部に形成された合成樹脂製の部材であるので、従来のように貫通孔の周囲にめっき膨れが生じることがなくなる。したがって、支持部材はロータアームに対して滑らかに揺動するので、支持部材の動作不良が発生するのを防止できる。
発明3に係る釣り糸案内機構は、発明1又は2の釣り糸案内機構において、外側部材は、内側面が開口する凹部を有している。内側部材は、凹部に装着され固定されている。この場合、内側部材を外側部材の凹部に装着固定しているので、内側部材が内側に突出することなくコンパクトに配置できる。
発明4に係る釣り糸案内機構は、発明1から3のいずれかの釣り糸案内機構において、内側部材は、外側部材の内側面にねじ止め固定されている。この場合、内側部材の外側部材に対する着脱を容易に行える。
発明5に係る釣り糸案内機構は、発明1から3のいずれかの釣り糸案内機構において、内側部材は、外側部材の内側面に溶着固定されている。この場合、内側部材の外側部材に対する固定が強固になる。
発明6に係る釣り糸案内機構は、発明1から5のいずれかの釣り糸案内機構において、固定軸とラインローラとをさらに備えている。固定軸の一端は、支持部材に固定されている。ラインローラは、固定軸に回動自在に支持され、周面に釣り糸を案内するローラを、有している。この場合、固定軸及びラインローラを有する第1支持部材の外周部の傷付きを防止できるとともに、第1支持部材の動作不良が発生するのを防止できる。
発明7に係るスピニングリールは、釣竿に装着され釣り糸を前方に繰り出し可能なスピニングリールであって、釣竿に装着されたリール本体と、リール本体に前後方向に沿って移動可能に装着されたスプール軸と、スプール軸の前端に装着され外周に釣り糸が巻き付けられるスプールと、スプールの外周側に回転可能に設けられ先端にロータアームを有し釣り糸をスプールに巻き付けるロータと、発明1から6のいずれか1項に記載された釣り糸案内機構とを備えている。
本発明によれば、支持部材は、金属製の外側部材と合成樹脂製の内側部材とにより構成される。これにより支持部材全体を金属によって形成する場合に比べて支持部材が軽量化し、釣り糸案内機構の軽量化を図れる。また、支持部材の内側面に形成される構造を機械加工ではなく成形によって形成できるため、支持部材の製造コストの増加を抑えることができる。
本発明の一実施形態によるスピニングリールの側面図。 前記スピニングリールの側面断面図。 第1ベール支持部材の拡大断面図。 前記第1ベール支持部材の斜視図。 ベールアームの拡大断面図。 ベールアームの先端部分の平面図。 抜け止め部材の内側から見た拡大正面図。 他の実施形態の図3に相当する図。 他の実施形態の図4に相当する図。
本発明の一実施形態を採用したスピニングリールは、図1に示すように、ハンドル1と、ハンドル1を回転自在に支持するリール本体2と、ロータ3と、スプール4とを備えている。ロータ3は、リール本体2の前部に回転自在に支持されている。スプール4は、釣り糸を外周面に巻き取るものであり、ロータ3の前部に前後移動自在に配置されている。なお、ハンドル1は、リール本体2の左右いずれにも装着可能である。
リール本体2は、図2に示すように、内部に空間を有するリールボディ2aと、リールボディ2aの空間を塞ぐためにリールボディ2aに着脱自在に装着される蓋部材2b(図1参照)とを有している。また、リール本体2は、リールボディ2a及び蓋部材2bの後部を覆う本体ガード2dを有している。
リールボディ2aは、図2に示すように、たとえばマグネシウム合金やアルミニウム合金等の軽合金製のものであり、上部に前後に延びるT字形の竿取付脚2cが一体形成されている。リールボディ2aの空間内には、図2に示すように、ロータ駆動機構5と、オシレーティング機構6とが設けられている。
蓋部材2bは、図1に示すように、たとえば、マグネシウム合金やアルミニウム合金等の軽合金製のものである。蓋部材2bは、たとえば、ロータ3で隠れる前側の2箇所で固定ボルトによりリールボディ2aに固定されているとともに、ロータ3から離反する後側の1箇所で固定ボルトによりリールボディ2aに固定されている。
ロータ駆動機構5は、図2に示すように、ハンドル1が固定されたマスターギア軸10とともに回転するフェースギア11と、このフェースギア11に噛み合うピニオンギア12とを有している。ピニオンギア12は筒状に形成されており、ピニオンギア12の前部はロータ3の中心部を貫通し、ナット13によりロータ3に固定されている。また、ピニオンギア12は、その軸方向の中間部と後端部とが、それぞれ第1軸受14a、第2軸受14bを介してリール本体2に回転自在に支持されている。
オシレーティング機構6は、図2に示すように、スプール4の中心部にドラグ機構60を介して連結されたスプール軸15を前後方向に移動させてスプール4を同方向に移動させるための機構である。オシレーティング機構6は、スプール軸15の下方に平行に配置された螺軸21と、螺軸21に沿って前後方向に移動するスライダ22と、螺軸21の先端に固定された中間ギア23とを有している。スライダ22にはスプール軸15の後端が回転不能に固定されている。中間ギア23はピニオンギア12に噛み合っている。
ロータ3は、図2に示すように、リール本体2に対して前後方向の軸回りに回転自在なロータ本体7と、ロータ本体7の後部を覆う第1カバー部材33と、第1ロータアーム31及び第2ロータアーム32の外側面を覆う1対の第2カバー部材34及び第3カバー部材35とを有している。
ロータ本体7は、図2に示すように、たとえばアルミニウム合金製であり、ピニオンギア12に回転不能に連結され、リール本体2に対して回転自在である。ロータ本体7は、リール本体2の前部である円筒部を内部に配置可能に後部に形成された凹陥部を有する筒部30と、筒部30の後部の対向する位置に接続され筒部30と間隔を隔てて前方に延びる第1ロータアーム31及び第2ロータアーム32とを有している。
筒部30は、図2に示すように、前部内周側に円板状の壁部を有し、壁部の中心部には、ピニオンギア12と一体回転可能に連結される環状のボス部が形成されている。このボス部の中心にピニオンギア12の前部が回転不能に係止され、ピニオンギア12の先端にねじ込まれたナット13により、ロータ本体7がピニオンギア12に固定されている。
第1カバー部材33は、筒部30の周囲でロータ本体7の後部を覆うように構成されている。第2カバー部材34は、第1ロータアーム31の外方を覆うものであり、第1ロータアーム31にねじ込まれる固定ボルトにより第1ロータアーム31に連結されている。
第2カバー部材34は、図2に示すように、第1カバー部材33及び第1ロータアーム31と三次元的な曲線で接合している。第2カバー部材34の先端部は、後述する第1ベール支持部材40(本発明の支持部材の一例)を配置可能に概ね半円形に切り欠かれる。
第3カバー部材35は、図2に示すように、第2ロータアーム32の外方を覆うものであり、固定ボルト及びそれに螺合するナット部材により第2ロータアーム32に固定される。第3カバー部材35も第1カバー部材33及び第2ロータアーム32と三次元的な曲線で接合している。固定ボルトは、第3カバー部材35をロータ本体7に固定するするとともに、後述する第2ベール支持部材42を揺動自在に支持する機能も有している。
第1ロータアーム31及び第2ロータアーム32の先端には、ベールアーム44(釣り糸案内機構の一例)が揺動自在に装着されている。ベールアーム44は、第1ベール支持部材40と、第2ベール支持部材42と、ベール43と、固定軸45と、ラインローラ41と、固定軸カバー46と、を有している。第1ベール支持部材40は、支持部材の一例である。ベールアーム44は、図2に示す糸案内姿勢とそれから反転した糸開放姿勢との間で揺動自在である。
第1ベール支持部材40は、第1ロータアーム31の先端に揺動自在に装着される部材である。第1ベール支持部材40は、図3及び図4に示すように、外側面にめっき処理が施されたアルミニウム合金製の外側部材91と、外側部材91の内側面に固定される合成樹脂製の内側部材92と、を有している。第1ベール支持部材40は、ボルトの形態の固定部材90により第1ロータアーム31の外側に揺動自在に支持される。固定部材90は、頭部90aと、頭部90aより小径のねじ軸90bと、を有している。
外側部材91は、図3に示すように、外側面が滑らかに湾曲して、例えばダイキャストにより形成されたアルミニウム合金製の部材である。外側部材91の外周面にはめっき処理によるめっき層が形成されている。外側部材91は、凹部91aと、第1貫通孔91bと、ねじ穴91cと、を有している。凹部91aは、前方側(図3左側)の内側面に凹んで形成される。第1貫通孔91bは、後方側(図3右側)の内外側面を貫通する。第1貫通孔91bを貫通して固定部材90が第1ロータアーム31にねじ込まれる。ねじ穴91cは、凹部91aの前端内側面に凹んで形成される。ねじ穴91cには、内側部材92を外側部材91に固定するねじ部材93が螺合する。
内側部材92は、凹部91aに装着され固定されている。内側部材92は、ねじ部材93によって外側部材91の内側面にねじ止め固定される。内側部材92は、図4に示すように、射出成型により形成された合成樹脂製部材である。内側部材92は、第1部分92aと、第1部分92aと一体形成された第2部分92bと、を有している。第1部分92aは、後方側(図4下側)に形成される。第1部分92aの中央部には、固定部材90の頭部90aが配置される座繰り凹部92gと、固定部材90の軸部90bが挿入される第2貫通孔92cと、が形成される。第2貫通孔92cは、図3に示すように、第1部分92aの内外を貫通する貫通孔であって、第1貫通孔91bと連通している。第2貫通孔92cの周囲の内側部材92の内側面には、図4に示すように、第1ベール支持部材40の揺動範囲を規制する規制突起92eと、図示しないベール反転機構のトグルバネ機構を係止する係止穴92fと、が形成される。また、内側面には、軽量化を図るための複数の肉盗み部が形成されている。
第2部分92bは、後方側(図4下側)で第1部分92aと一体で形成される。第2部分92bは、外側部材91の凹部91aに装着される。第2部分92bの前端部には、図3に示すように、内外を貫通する段付きの第3貫通孔92dが形成されており、第3貫通孔92dは、外側部材91のねじ孔91cに連通している。ねじ部材93は、頭部93aと、頭部93aより小径のねじ軸93bと有する。ねじ部材93を内側部材92の内側から挿入し、頭部93aが第3貫通孔92dの周縁部に接触し、ねじ軸93bの先端部が外側部材91に形成されたねじ孔91cに螺合している。これによって、内側部材92が外側部材91の内側面にねじ部材93によってねじ止め固定される。
固定部材90は、外側部材91の外側から外側部材91の第1貫通孔91bを挿通し、大径の頭部90aが第2貫通孔92cの座繰り凹部92gに接触し、ねじ軸90bの先端部が第1ロータアーム31に形成されたねじ孔31aに螺合している。これによって、第1ベール支持部材40が第1ロータアーム31に揺動自在に装着される。
第1ベール支持部材40は、図1から図3に示すように、第1ロータアーム31に揺動自在に装着される第1回転支持部40aと、第1回転支持部40aから前方に延びる第1アーム部40bと、概ね円形の第1装着部40cと、を有している。第1回転支持部40aは、外側部材91と内側部材92とに設けられる。第1アーム部40bは、概ね外側部材91に設けられる。第1装着部40cは、全部が外側部材91に設けられる。第1装着部40cは、第1アーム部40bの先端に一体成形される。第1装着部40cには、ベールアーム44のラインローラ41、固定軸45及び固定軸カバー46が装着される。
第1装着部40cは、図5及び図6に示すように、凹部40dと、第4貫通孔40eと、第5貫通孔40gと、を有している。凹部40dは、固定軸45にねじ止めされる固定ボルト47が取り付けられる部分の周囲の形状が略雨滴形状となるように内側(図5左側)に凹んで形成される。第5貫通孔40gは、凹部40dの略雨滴形状の略大円形の基端部に形成される。第5貫通孔40gには、固定ボルト47が挿入される。第4貫通孔40eは、凹部40dの略雨滴形状の略小円形の先端部に形成される。第4貫通孔40eは、第1ベール支持部材40の内側からキャップ部材80を装着するために設けられる。キャップ部材80装着用の第4貫通孔40eは、図5に示すように、固定ボルト47装着用の第5貫通孔40gの近傍に配置される。第4貫通孔40eは、第5貫通孔40gに固定ボルト47を装着した状態で第1ベール支持部材40の外部からラインローラ41のローラ41a内周部を臨むように貫通する貫通孔である。第4貫通孔40eは、径方向内側に突出した段差部40fを有している。第4貫通孔40eは、第1ベール支持部材40の内側からキャップ部材80を装着したときに、キャップ部材80の外側面が段差部40fに接触することによって、キャップ部材80が第1ベール支持部材40の外側に突出しないように位置決めされる。
キャップ部材80は、第1ベール支持部材40の第4貫通孔40eに第1ベール支持部材40の内側から装着される略円筒状の合成樹脂製の部材である。キャップ部材80は、ラインローラ41の内周部に潤滑油を注油するための中央部に細孔からなる注油孔80aを有する環状部材である。キャップ部材80は、キャップ部材80の内側面に接触するように板状の抜け止め部材81を第1ベール支持部材40の内側から押圧するように装着することによって、第1ベール支持部材40に固定される。
抜け止め部材81は、図5、図6及び図7に示すように、中央部に第1ベール支持部材40の固定ボルト47装着用の第5貫通孔40gと連通する第6貫通孔81aと、両側の一部が切り欠かれ一方側が第1ベール支持部材40の第4貫通孔40e及びキャップ部材80の注油孔80aと連通する2つの切り欠き部81bとを有している。第6貫通孔81aは、図6に示すように、内形が略矩形の非円形孔となるように形成されており、固定軸45の先端部の非円形部45a(図5参照)に相対回転不能に係合している。このため、抜け止め部材81をラインローラ41の構成部品と同時に組み立てることができる。これにより、抜け止め部材81が組立時に脱落しにくくなる。
ラインローラ41は、図5に示すように、第1ベール支持部材40の先端に設けられ釣り糸をスプール4に案内する部材である。ラインローラ41は、外周面に釣り糸を案内する溝が形成された筒状のローラ41aと、ローラ41aの内周側に軸方向に間隔を隔てて配置された2つの軸受とを有している。ローラは2つの軸受を介して固定軸45に回動自在に支持されている。
固定軸45は、第1ベール支持部材40の先端から突出しラインローラ41を回転自在に支持する部材である。固定軸45は、固定軸カバー46と別体で形成されたアルミニウム合金製のナット部材である。固定軸45は、固定軸カバー46側の基端から第1ベール支持部材40側の先端に向かって延びており、先端が固定ボルト47により第1ベール支持部材40に固定されている。
固定軸カバー46は、固定軸45の基端に設けられ、ラインローラ41の外径より大きい外径を有している。固定軸カバー46は、固定軸45の基端に第1ベール支持部材40の装着部と間隔を隔てて設けられ、鍛造等の型成形により形成されている。固定軸カバー46は、頂点が中心からずれた略円錐形状の部材であり、固定軸45の中心を基準にしてリールの後方でかつスプール4の径方向外方に頂点が向いている。固定軸カバー46の頂点より釣り糸案内側に偏倚してベール43が一体成形され、ベール43は頂点付近の稜線部分と滑らかに接合されている。
ベール43は、図1及び図2に示すように、固定軸カバー46と第2ベール支持部材42との間を連結して釣り糸をラインローラ41に案内する部材である。ベール43は、一端が固定軸カバー46とステンレス合金の鍛造により一体成形され、他端が第2ベール支持部材42にかしめ固定された針金状の部材であり、スプール4の周方向外方に凸に湾曲して配置されている。ベール43は、ベールアーム44が糸開放姿勢から糸案内姿勢に復帰したときに固定軸カバー46を介して釣り糸をラインローラ41に導くためのものである。
第2ベール支持部材42は、第2ロータアーム32の先端に揺動自在に装着される部材である。第2ベール支持部材42は、亜鉛合金によって形成されたアーム部材であり、ベール43の端部を支持するためのものである。第2ベール支持部材42は、図1、図2及び図4に示すように、第2ロータアーム32に揺動自在に装着される第2回転支持部42aと、第2回転支持部42aから前方に延びる第2アーム部42bと、第2アーム部42bの先端に一体成形されベールアーム44のベール43が装着される第2装着部42cとを有している。
ロータ3の筒部30の内部には、図2に示すように、ロータ3の逆転を禁止・解除するための逆転防止機構50が配置されている。逆転防止機構50は、内輪が遊転するローラ型のワンウェイクラッチ51と、ワンウェイクラッチ51を作動状態(逆転禁止状態)と非作動状態(逆転許可状態)とに切り換える切換機構52とを有している。
スプール4は、図2に示すように、ロータ3の第1ロータアーム31と第2ロータアーム32との間に配置されており、スプール軸15の先端にドラグ機構60を介して装着されている。スプール4は、図に示すように、外周に釣り糸が巻かれる糸巻胴部4aと、糸巻胴部4aの後方に糸巻胴部4aと一体形成された筒状のスカート部4bと、糸巻胴部4aの前端に設けられた大径の前フランジ部4cとを有している。
ドラグ機構60は、図2に示すように、スプール4の回転を制動するものであり、スプール軸15の先端に螺合するドラグ調整つまみ61と、ドラグ調整つまみ61により押圧されてスプール4を制動する制動部62とを有している。
次にリールの操作及び動作について説明する。
キャスティング時にはベールアーム44を糸開放姿勢に反転させる。これにより第1ベール支持部材40及び第2ベール支持部材42は揺動する。この状態で釣竿を握る手の人差し指で釣り糸を引っかけながら釣竿をキャスティングする。すると釣り糸は仕掛けの重さにより勢いよく放出される。仕掛けが着水した後ハンドル1を釣り糸巻き取り方向に回転させると、ロータ駆動機構5によりロータ3が釣り糸巻き取り方向に回転し、ベールアーム44が図示しないベール反転機構により糸巻き取り姿勢に復帰しロータ3の逆転が禁止されているので釣り糸の放出が止まる。
釣り糸を巻き取る際には、ハンドル1を釣り糸巻き取り方向に回転させる。すると、その回転がフェースギア11、ピニオンギア12を介してロータ3に伝達されロータ3が回転する。ロータ3が回転すると、ラインローラ41に案内された釣り糸がスプール4に巻き付けられる。
このようなスピニングリールのベールアーム44では、第1ベール支持部材40は、外側面にめっき処理が施されたアルミニウム合金製の外側部材91と、外側部材91の内側面に固定され固定部材90が挿通される第2貫通孔92cが内周部に形成された合成樹脂製の内側部材92とを有している。ここでは、外側部材91は、外側面にめっき処理が施されたアルミニウム合金製の部材であるので、第1ベール支持部材40の外周部の傷付きを防止することができる。さらに、ここでは、内側部材92は、固定部材90が挿通される第2貫通孔92cが内周部に形成された合成樹脂製の部材であるので、従来のように第2貫通孔92cの周囲にめっき膨れが生じることがなくなる。したがって、第1ベール支持部材40は第1ロータアーム31に対して滑らかに揺動するので、第1ベール支持部材40の動作不良が発生するのを防止することができる。
〔他の実施形態〕
(a) 前記実施形態では、ベール43と固定軸カバー46とが一体成形され、固定軸45と固定軸カバー46とが別体で形成されていたが、ベール43、固定軸45及び固定軸カバー46を一体成形してもよいし、ベール43、固定軸45及び固定軸カバー46を別体で形成してもよい。また、ベール43、固定軸45及び固定軸カバー46の材質や製造方法は、ステンレス合金やアルミニウム合金以外の他の金属であってもよいし、鍛造や切削加工以外の他の加工方法であってもよい。
(b) 前記実施形態では、第2ベール支持部材42及びベール43を有するベールアーム44であったが、第2ベール支持部材42及びベール43を有さないベールレス型のベールアーム44にも本発明を適用できる。
(c) 前記実施形態では、本発明の支持部材の一例として、第1ベール支持部材40を例にあげて説明したが、第2ベール支持部材42に本発明を適用してもよい。
(d) 前記実施形態では、外側部材91は、固定部材90が挿入される第1貫通孔91bを有していたが、図8に示すように、第1貫通孔91bを設けないで、固定部材90を内側部材92の第2貫通孔92cに挿入し第1ロータアーム31に固定した後に内側部材92を外側部材91に固定するようにしてもよい。この場合には、固定部材90の頭部が外側部材91の外部に露出しないので、固定部材90の頭部に釣り糸が引っ掛かるのを防止できる。
(e) 前記実施形態では、内側部材92は、外側部材91の内側面にねじ部材93によってねじ止め固定されていたが、図9に示すように、内側部材92を外側部材91の内側面に溶着固定してもよい。
(f) 前記実施形態では外側部材91は、ダイキャストによって形成したが、鍛造によって形成してもよい。また、外側部材の材質はアルミニウム合金の他にマグネシウム合金又はステンレス合金でもよい。さらに、ステンレス合金製の薄板をプレス加工して外側部材を形成してもよい。ステンレス合金を用いた場合は表面のメッキ処理は施さなくてよい。
4 スプール
31 第1ロータアーム
40 第1ベール支持部材
41 ラインローラ
44 ベールアーム
45 固定軸
90 固定部材
91 外側部材
91a 凹部
92 内側部材
92c 第2貫通孔
93 ねじ部材

Claims (7)

  1. ロータアームの先端に糸案内姿勢と糸開放姿勢とに揺動自在に装着され釣り糸をスプールに案内するスピニングリールの釣り糸案内機構であって、
    前記ロータアームの先端に揺動自在に装着された支持部材と、
    前記支持部材を前記ロータアームの先端に揺動自在に支持する固定部材と、を備え、
    前記支持部材は、金属製の外側部材と、前記外側部材の内側面に固定され前記固定部材が挿通される貫通孔が内周部に形成された合成樹脂製の内側部材とを有している、スピニングリールの釣り糸案内機構。
  2. 前記外側部材は、外側面がめっき処理されたアルミニウム合金及びマグネシウム合金のいずれかを含む軽金属製である、請求項1に記載のスピニングリールの釣り糸案内機構。
  3. 前記外側部材は、内側面が開口する凹部を有し、
    前記内側部材は、前記凹部に装着固定される、請求項1又は2に記載のスピニングリールの釣り糸案内機構。
  4. 前記内側部材は、前記外側部材の内側面にねじ止め固定される、請求項1から3のいずれか1項に記載のスピニングリールの釣り糸案内機構。
  5. 前記内側部材は、前記外側部材の内側面に溶着固定される、請求項1から4のいずれか1項に記載のスピニングリールの釣り糸案内機構。
  6. 前記支持部材に一端が固定された固定軸と、
    前記固定軸に回動自在に支持され、周面に前記釣り糸を案内するローラが形成されたラインローラと、をさらに備えている、請求項1から5のいずれか1項に記載のスピニングリールの釣り糸案内機構。
  7. 釣竿に装着され、釣り糸を前方に繰り出し可能なスピニングリールであって、
    前記釣竿に装着されたリール本体と、
    前記リール本体に前後方向に沿って移動可能に装着されたスプール軸と、
    前記スプール軸の前端に装着され、外周に前記釣り糸が巻き付けられるスプールと、
    前記スプールの外周側に回転可能に設けられ、先端に前記ロータアームを有し、前記釣り糸を前記スプールに巻き付けるロータと、
    前記請求項1から6に記載された前記釣り糸案内機構と、
    を備えたスピニングリール。
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