JP2013156383A - 表示装置、表示装置の製造方法および電子機器 - Google Patents

表示装置、表示装置の製造方法および電子機器 Download PDF

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Abstract

【課題】表示特性の低下を低減しつつ、機械的強度に優れた表示装置、この表示装置を効率よく製造可能な表示装置の製造方法、前記表示装置を備えた信頼性の高い電子機器を提供すること。
【解決手段】表示装置20は、表示層400側に設けられた第1の基板11と、第1の基板11に対して対向配置された第2の基板12と、第1の基板11と第2の基板12との間に設けられ、正または負に帯電した帯電粒子B、Wが分散媒に分散した分散液100を含む表示層400と、第2の基板12側に設けられ、分散液100を囲うよう設けられた壁部92と、第1の基板11の表示層400側に設けられ、第1の基板11と壁部92とを接着する接着層8と、を有する。そして、接着層8は、表示層400側の面に複数の凹凸を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、表示装置、表示装置の製造方法および電子機器に関するものである。
例えば、電子ペーパーの画像表示部を構成するものとして、粒子の電気泳動を利用した電気泳動ディスプレイが知られている(例えば、特許文献1参照)。電気泳動ディスプレイは、優れた可搬性および省電力性を有しており、電子ペーパーの画像表示部として特に適している。
電気泳動ディスプレイは、対向配置された一対の電極と、これらの間に設けられた表示層とを有しており、表示層には、例えば正に帯電する白色粒子と、負に帯電する黒色粒子とを液相分散媒に分散してなる分散液が充填されている。このような電気泳動ディスプレイは、一対の電極間に電圧を印加し、白色粒子および黒色粒子を所望の方向へ泳動させることにより所望の画像を表示するように構成されている。
ところで、このような電気泳動ディスプレイを備えた表示装置を立てかけたとき、すなわち、表示面が鉛直方向と平行になるような姿勢にしたとき、白色粒子や黒色粒子が自重によって鉛直下方に移動するおそれがある。このように粒子が移動すると、表示されている画像が乱れてしまうこととなる。
また、このような表示装置には、白色粒子や黒色粒子の移動空間を画成する隔壁が設けられることが多い。しかしながら、隔壁の配置密度が下がると、相対的に表示装置の剛性が低下することとなる。このため、表示装置を湾曲させたとき等に、表示されている画像が乱されてしまうことが問題となっている。
特開2010−44114号公報
本発明の目的は、表示特性の低下を低減しつつ、機械的強度に優れた表示装置、この表示装置を効率よく製造可能な表示装置の製造方法、前記表示装置を備えた信頼性の高い電子機器を提供することにある。
上記目的は、下記の本発明により達成される。
本発明の表示装置は、表示面側に設けられた第1の基板と、
前記第1の基板に対して対向配置された第2の基板と、
前記第1の基板と前記第2の基板との間に設けられ、正または負に帯電した少なくとも1種の帯電粒子とを含む表示層と、
前記第2の基板側に設けられ、前記帯電粒子を囲うよう設けられた隔壁と、
前記第1の基板の前記表示層側に設けられ、前記第1の基板と前記隔壁とを接着する接着層と、を有し、
前記接着層は、前記表示層側の面に複数の凹凸を有することを特徴とする。
これにより、表示特性の低下を低減しつつ、機械的強度に優れた表示装置が得られる。また、表示装置を表示面が鉛直方向と平行になるような姿勢にした場合でも、表示装置に表示される画像等が乱れてしまうのを防止することができる。また、接着層が凹凸を有することにより、正または負に帯電した少なくとも1種の帯電粒子が接触する面積を大きくすることができ、前記帯電粒子を接着層上に多層に堆積させることができる。その結果、表示層の表示面側における帯電粒子濃度を向上させることができ、コントラストを高いものとすることができる。また、凹部に帯電粒子が多く入り込むことで、温度変化で起こる分散媒の対流などによる帯電粒子の再離脱防止(保持性向上)と、隠蔽性の向上によるコントラスト向上を得ることができる。
本発明の表示装置では、前記接着層は、前記凹凸を形成するための粒子を含むことが好ましい。
これにより、接着層は適度な凹凸を有するものとなる。
本発明の表示装置では、前記接着層の平均厚さは、0.1〜10μmであることが好ましい。
これにより、隔壁との接着力が向上することで機械的強度を優れたものとしつつ、表示特性の低下をより確実に低減することができる。
本発明の表示装置では、前記凹凸の凸部は、半球状をなしていることが好ましい。
これにより、半球状の凸部の隙間に帯電粒子が多く入り込むことで、温度変化で起こる分散媒の対流などによる帯電粒子の再離脱防止(保持性向上)と、隠蔽性の向上によるコントラスト向上を得ることができる。
本発明の表示装置では、前記凹凸の高低差は、0.1〜2μmであることが好ましい。
これにより、表示装置に表示される画像等が乱れてしまうのを確実に防止することができるとともに、表示層の表示面側における帯電粒子濃度をさらに向上させることができ、コントラストをより高いものとすることができる。
本発明の表示装置では、前記第2の基板の前記表示層側に設けられた樹脂層を有し、
当該樹脂層は、前記表示層側の面に複数の凹凸を有することが好ましい。
これにより、機械的強度をさらに優れたものとしつつ、表示特性の低下をより確実に低減することができる。
本発明の表示装置では、前記樹脂層は、前記凹凸を形成するための粒子を含むことが好ましい。
これにより、樹脂層は適度な凹凸を有するものとなる。
本発明の表示装置の製造方法は、本発明の表示装置を製造する方法であって、
前記第1の基板の一方の面上に、複数の凹凸を有する前記接着層を形成する接着層形成工程と、
前記第2の基板の一方の面上に、前記隔壁を形成する隔壁形成工程と、
前記隔壁で囲まれた領域に、正または負に帯電した少なくとも1種の粒子を供給する粒子供給工程と、
前記接着層と前記隔壁とが接するように前記第1の基板と第2の基板とを重ね合わせて積層体を得る積層体形成工程と、
前記積層体を加熱しつつ厚さ方向に加圧することにより、前記接着層と前記隔壁とを接着する接着工程と、を有することを特徴とする。
これにより、表示特性の低下を低減しつつ、機械的強度に優れた表示装置を容易に製造することができる。
本発明の表示装置の製造方法では、前記接着層形成工程において、バインダー樹脂と粒子とを含む接着層形成材料を、前記第1の基板上に付与し、乾燥させることにより前記接着層を形成することが好ましい。
これにより、接着層表面に微小の凹凸をより容易に形成することができる。
本発明の表示装置の製造方法では、前記バインダー樹脂は、熱可塑性樹脂であることが好ましい。
これにより、接着層表面に微小の凹凸をより容易に形成することができる。
本発明の表示装置の製造方法では、前記粒子は、平均粒径が1〜100nmの無機微粒子であることが好ましい。
これにより、接着層表面に微小の凹凸をより容易に形成することができる。
本発明の表示装置の製造方法では、前記無機粒子を構成する材料は、酸化錫または酸化インジウムであることが好ましい。
これにより、接着層表面に微小の凹凸をより容易に形成することができる。
本発明の表示装置の製造方法では、前記粒子は、平均粒径が0.1〜1μmの樹脂粒子であることが好ましい。
これにより、接着層表面に微小の凹凸をより容易に形成することができる。特に、半球状の凸部を容易に形成することができる。
本発明の表示装置の製造方法では、前記樹脂粒子を構成する材料は、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリエステル、ポリメタクリル酸メチルよりなる群から選択される少なくとも1種であることが好ましい。
これにより、接着層表面に微小の凹凸をより容易に形成することができる。
本発明の電子機器は、本発明の表示装置を備えることを特徴とする。
これにより、信頼性に優れた電子機器が得られる。
本発明の表示装置の第1実施形態を示す断面図である。 図1に示す表示装置の平面図(上面図)である。 図1に示す表示装置の製造方法を説明する断面図である。 図1に示す表示装置の製造方法を説明する断面図である。 図1に示す表示装置の接着層の凹凸の形成方法を説明する断面図である。 図1に示す表示装置の接着層の一例を示す写真である。 本発明の表示装置の第2実施形態を示す断面図である。 本発明の表示装置の第3実施形態に係る接着層を示す断面図である。 図8に示す表示装置の接着層の凹凸の形成方法を説明する断面図である。 図8に示す表示装置の接着層の一例を示す写真である。 本発明の表示装置の第4実施形態を示す断面図である。 本発明の表示装置の第5実施形態を示す断面図である。 本発明の表示装置の第6実施形態の壁部を示す平面図である。 本発明の表示装置の第6実施形態の壁部を示す平面図である。 本発明の電子機器を電子ペーパーに適用した場合の実施形態を示す斜視図である。 本発明の電子機器をディスプレイに適用した場合の実施形態を示す図である。
以下、本発明の表示装置、表示装置の製造方法および電子機器を添付図面に示す好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。
<第1実施形態>
≪表示装置≫
まず、本発明の表示装置の第1実施形態について説明する。
図1は、本発明の表示装置の第1実施形態を示す断面図、図2は、図1に示す表示装置の平面図(上面図)、図3、4は、図1に示す表示装置の製造方法を説明する断面図、図5は、図1に示す表示装置の接着層の凹凸の形成方法を説明する断面図、図6は、図1に示す表示装置の接着層の一例を示す写真である。なお、以下では、説明の都合上、図1、3、4中の上側を「上」、下側を「下」として説明を行う。また、図1に示すように、表示装置の平面視にて互いに直交する2方向を「X方向」および「Y方向」とする。また、図2では、説明の便宜上、基板11の図示を省略している。
図1に示す表示装置(本発明の表示装置)20は、粒子の泳動を利用して所望の画像を表示する電気泳動表示装置である。この表示装置20は、表示シート(フロントプレーン)21と、回路基板(バックプレーン)22とを有している。
図1に示すように、表示シート21は、平板状の基部1と基部1の下面に設けられた第1の電極3とを備える基板(第1の基板)11と、基板11の下方に設けられ、複数の凹凸を有する接着層8と、接着層8の下方に設けられ、分散液100が充填された表示層400と、表示層400内を複数の区画に区分けする壁部(隔壁)92とを有している。このような表示シート21では、基板11の上面が表示面111を構成している。
一方、回路基板22は、平板状の基部2と基部2の上面に設けられた複数の第2の電極4とを備える基板(第2の基板)12と、この基板12に設けられた図示しない回路とを有している。
回路は、例えば、マトリックス状に配列されたTFT(スイッチング素子)と、TFTに対応して形成されたゲート線およびデータ線と、ゲート線に所望の電圧を印加するゲートドライバーと、データ線に所望の電圧を印加するデータドライバーと、ゲートドライバーとデータドライバーの駆動を制御する制御部とを有している。
以下、各部の構成について順次説明する。
(基板)
基部1および基部2は、それぞれ、シート状(平板状)の部材で構成され、これらの間に配置される各部材を支持および保護する機能を有する。各基部1、2は、それぞれ可撓性を有するもの、硬質なもののいずれであってもよいが、可撓性を有するものであるのが好ましい。可撓性を有する基部1、2を用いることにより、可撓性を有する表示装置20、すなわち、例えば電子ペーパーを構築する上で有用な表示装置20を得ることができる。
基部1、2が可撓性を有するものとする場合、その構成材料としては、透明性の高いガラスまたは樹脂が挙げられる。前記樹脂としては、PET(ポリエチレンテレフタレート)、PEN(ポリエチレンナフタレート)等のポリエステル、ポリエチレン等のポリオレフィン、変性ポリオレフィン、環状オレフィン(COP)、ポリアミド、熱可塑性ポリイミド、ポリエーテル、ポリエーテルエーテルケトン、ポリカーボネート(PC)、ポリウレタン系、塩素化ポリエチレン系等の各種熱可塑性エラストマー等、またはこれらを主とする共重合体、ブレンド体、ポリマーアロイ等が挙げられ、これらのうちの1種または2種以上を混合して用いることができる。
基部1、2の平均厚さは、それぞれ構成材料、用途等により適宜設定され、特に限定されないが、可撓性を有するものとする場合、20μm以上500μm以下程度であるのが好ましく、25μm以上250μm以下程度であるのがより好ましく、50μm以上200μm以下程度であるのがさらに好ましい。これにより、表示装置20の柔軟性と強度との調和を図りつつ、表示装置20の小型化(特に薄型化)を図ることができる。
これらの基部1、2の表示層400側の面、すなわち、基部1の下面および基部2の上面に、それぞれ膜状をなす第1の電極3および第2の電極4が設けられている。本実施形態では、第1の電極3が共通電極とされ、第2の電極4が、X方向およびY方向に千鳥状に分割された個別電極(TFTに接続された画素電極)とされている。表示装置20では、後述する壁部92に囲まれた1つの領域に、1つの第2の電極4が配されており、1つの第2の電極4と第1の電極3とが重なり合う領域(壁部92に囲まれた領域)が1つの画素を構成している。このため、第2の電極4に印加される電圧を適宜制御することにより、各画素区画が発する色を制御し、表示面111から視認される画像を自在に生成することができる。
電極3、4の構成材料としては、それぞれ、実質的に導電性を有するものであれば特に限定されず、例えば、金、銀、銅、アルミニウムまたはこれらを含む合金等の金属材料、カーボンブラック、グラフェン、カーボンナノチューブ、フラーレン等の炭素系材料、ポリアセチレン、ポリフルオレン、ポリチオフェンまたはこれらの誘導体等の電子導電性高分子材料、ポリビニルアルコール、ポリカーボネート等の高分子中に、NaCl、Cu(CFSO等のイオン性物質を分散させたイオン導電性高分子材料、インジウム酸化物(IO)、インジウムスズ酸化物(ITO)、フッ素ドープ酸化スズ(FTO)、酸化亜鉛(ZnO)等の導電性酸化物材料のような各種導電性材料が挙げられ、これらのうちの1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
また、電極3、4の平均厚さは、それぞれ、構成材料、用途等により適宜設定され、特に限定されないが、0.01μm以上10μm以下程度であるのが好ましく、0.02μm以上5μm以下程度であるのが、導電性と透明性のバランスの面からより好ましい。
ここで、各基部1、2および各電極3、4のうち、表示面111側に配置される基部および電極は、それぞれ光透過性を有するもの、すなわち、実質的に透明(無色透明、有色透明または半透明)とされる。本実施形態では、基板11の上面が表示面111を構成するため、少なくとも基部1および第1の電極3は、実質的に透明とされる。これにより、表示装置20に表示された画像を表示面111側から目視により容易に認識することができる。
(封止部)
基板11と基板12との間には、それらの縁部に沿って封止部(シール部)5が設けられている。この封止部5により、表示層400が気密的に封止されている。その結果、表示装置20内への水分の浸入を防止して、水分による帯電粒子の凝集を防ぎ、表示装置20の表示性能の劣化をより確実に防止することができる。
封止部5の構成材料としては、特に限定されず、例えば、アクリル系樹脂、ウレタン系樹脂、オレフィン系樹脂のような熱可塑性樹脂、エポキシ系樹脂、メラミン系樹脂、フェノール系樹脂、シリコーン系樹脂のような熱硬化性樹脂等の各種樹脂材料等が挙げられ、これらのうちの1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
また、封止部5の高さは、特に限定されないが、10μm以上50μm以下程度であるのが好ましい。封止部5の高さを前記範囲内にすることにより、電界に応じて帯電粒子が短時間で移動可能になるとともに、非表示状態において帯電粒子が透けて見えるのを防止することができる。
(壁部)
図1および図2に示すように、表示層400内は、壁部92により複数の区画に区分けされており、各区画内は、分散液100で満たされている。本実施形態では、壁部92は、図2に示すように、格子状をなしている。また、壁部92は、基部2に固着されている。
また、壁部92の表面には、炭化フッ素プラズマ処理等の各種撥水処理が施されているのが好ましい。これにより、後述するように、表示装置20の製造がより簡単となり、より優れた表示特および信頼性を発揮することができる表示装置20を得ることができる。
壁部92の構成材料としては、特に限定されず、例えば、エポキシ樹脂、アクリル樹脂、フェノール樹脂、ユリア樹脂、メラミン樹脂、ポリエステル(不飽和ポリエステル)、ポリイミド、シリコーン樹脂、ウレタン樹脂等の各種熱可塑性樹脂または熱硬化性樹脂が挙げられ、これらのうちの1種または2種以上を混合して用いることができる。
壁部92の高さは、特に限定されないが、5μm以上50μm以下程度であるのが好ましい。壁部92の高さを前記範囲内にすることにより、電界に応じて帯電粒子B(または帯電粒子W)が短時間で移動可能になるとともに、非表示状態において帯電粒子が透けて見えるのを防止することができる。
また、壁部92の平均幅は、壁部92に要求される機械的強度等を考慮して適宜設定されるが、1μm以上5μm以下程度であるのが好ましい。そして、壁部92のアスペクト比(平均高さ/平均幅)は、1〜50程度であるのが好ましい。
なお、本実施形態では、壁部92の横断面形状が、幅が基板12から基板11側へ向けて漸減する逆テーパー状をなしている。これにより、画像の視認性を向上させるとともに、壁部92の先端が接着層8に食い込み、基板11と壁部92との接着性を向上させることができる。なお、かかる形状に限定されず、例えば矩形(長方形)であってもよい。
また、壁部92の横断面形状は、全体にわたって一定でなくてもよく、一部異なる形状であってもよい。この場合、この箇所では内部空間の気密性が低下するため、内部空間に気泡が混入したとき、その気泡を外部に排出することができる。
(接着層)
接着層8は、基板11の下方に設けられ、基板11と壁部92とを接着する機能を有する層であり、凸部81と凹部82を有している。言い換えると、接着層8は、表面に複数の凹凸を有している。
本発明では、このように第1の基板と隔壁とを接着する接着層の表示層側の面に複数の凹凸が設けられている点に特徴を有している。
このような特徴を有することにより、例えば、表示装置を表示面が鉛直方向と平行になるような姿勢にした場合でも、表示装置に表示される画像等が乱れてしまうのを防止することができる。さらに、隔壁と第1の基板とが接着層によって接着されていることにより、表示特性の低下を低減しつつ、表示装置の機械的強度を優れたものとすることができる。また、接着層が凹凸を有することにより、正または負に帯電した少なくとも1種の帯電粒子が接触する面積を大きくすることができ、前記帯電粒子を接着層上に多層に堆積させることができる。その結果、表示層の表示面側における帯電粒子濃度を向上させることができ、コントラストを高いものとすることができる。また、帯電粒子を多層に堆積させても保持ができるため、隠蔽性に優れ、コントラストを高いものとすることができる。
接着層8の平均厚さは、0.1〜10μmであるのが好ましく、1〜5μmであるのがより好ましい。これにより、接着層8の透明性を確保しつつ、基板11と壁部92とをより確実に接着することができる。その結果、機械的強度を優れたものとしつつ、表示特性の低下をより確実に低減することができる。
接着層8の凹凸の高低差は、0.1〜2μmであるのが好ましい。これにより、帯電粒子Bまたは帯電粒子Wが複数個入るほどの大きな窪みを設けることで、表示装置20に表示される画像等が乱れてしまうのを確実に防止することができるとともに、表示層400の表示面側における帯電粒子濃度をさらに向上させることができ、コントラストをより高いものとすることができる。
このような接着層8は、バインダー樹脂(接着性樹脂)を含んでいる。
バインダー樹脂としては、例えば、ウレタン樹脂、尿素樹脂、エステル樹脂、エーテル樹脂、ポリエチレンやポリプロピレンのようなオレフィン樹脂、エチレン酢酸ビニル共重合体(EVA)やエチレンメタクリル酸メチル共重合体(EMMA)、エチレン環状オレフィン共重合体(COC樹脂)のようなエチレン重合体、アクリル樹脂、ブタジエン系エラストマー等の熱可塑性樹脂、エポキシ樹脂、イソシアネート樹脂、シアノアクリレート樹脂、メラミン樹脂、フェノール樹脂等の熱架橋性樹脂等が挙げられ、これらのうちの1種または2種以上の混合物を主成分としたものが用いられる。このようなバインダー樹脂は、柔軟性に富んだものとなる。
なお、バインダー樹脂の副成分としては、例えば、可塑剤、滑剤、酸化防止剤、分散剤等が必要に応じて添加される。
(分散液)
次に、分散液100について説明する。
表示装置20では、前述したように、表示層400内は、壁部92により複数の区画に区分けされており、各区画内は、分散液100で満たされている。
分散液100は、正に帯電し、黒色の色調を呈する帯電粒子Bと、負に帯電し、白色の色調を呈する帯電粒子Wとを分散媒7に分散してなるものである。白色の帯電粒子Wを含むことにより、表示する画像のコントラストを向上させることができる。
なお、分散液100に分散される帯電粒子は、上記色に限定されず、イエロー、マゼンダ、シアン等の帯電粒子を用いることにより、カラー画像を表示することができる。また、モノクロ表示の場合は黒粒子のみを用いてもよく、また、カラー表示の場合は、黒色粒子に加えて、3色(イエロー、マゼンダ、シアン)の帯電粒子を画素隔壁で区画された画素ごとに塗り分ける必要がある。また、黒とその他の色では、帯電を変える必要があり、例えば黒粒子が正帯電の場合は、その他のカラー粒子は負帯電にする。
帯電粒子B、Wには、電荷を有するものであれば、いかなるものをも用いることができ、例えば、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化鉄、酸化クロム、酸化ジルコニウム等の酸化物系粒子や、窒化ケイ素、窒化チタン等の窒化物系粒子、硫化亜鉛等の硫化物系粒子、硼化チタン等の硼化物系粒子、クロム酸ストロンチウム、アルミン酸コバルト、亜クロム銅、ウルトラマリン等の無機顔料粒子、アゾ系、キナクリドン系、アントラキノン系、ジオキサジン系、ペリレン系等の有機顔料粒子等を用いることができる。また、アクリル系樹脂、ウレタン系樹脂、尿素系樹脂、エポキシ系樹脂、ポリスチレン、ポリエステル等で構成された樹脂粒子の表面に顔料を塗布した複合粒子を用いることもできる。
また、帯電粒子B、Wの平均粒子径は、特に限定されないが、好ましくは10nm以上1μm以下、より好ましくは10nm以上500nm以下、さらに好ましくは20nm以上300nm以下である。帯電粒子B、Wの平均粒子径を前記範囲内に設定することにより、帯電粒子B、Wによる十分な色度の表示と帯電粒子B、Wの速やかな電気泳動とを両立することができる。その結果、高コントラストの表示と高い応答速度とを両立することができる。
なお、帯電粒子B、Wの平均粒子径は、動的光散乱式粒度分布測定装置(例えば、製品名:LB−500、(株)堀場製作所製)で測定した体積平均粒子径を意味する。
また、帯電粒子B、Wの帯電や粒子間の凝集を防ぐために、帯電粒子B、Wの表面にアミン化合物やアルミナ等の正帯電材料、カルボキシル基やスルホ基、酸化ケイ素等の負帯電材料、シランカップリング剤やチタンカップリング剤等のカップリング処理、界面活性剤表面処理等のコーティング処理等を施してもよい。
分散媒7としては、沸点が100℃以上に高く比較的高い絶縁性を有するものが好適に使用される。かかる分散媒7としては、例えば、各種水(例えば、蒸留水、純水等)、ブタノールやグリセリン等のアルコール類、ブチルセロソルブ等のセロソルブ類、酢酸ブチル等のエステル類、ジブチルケトン等のケトン類、ペンタン等の脂肪族炭化水素類(流動パラフィン)、シクロヘキサン等の脂環式炭化水素類、キシレン等の芳香族炭化水素類、塩化メチレン等のハロゲン化炭化水素類、ピリジン等の芳香族複素環類、アセトニトリル等のニトリル類、N,N−ジメチルホルムアミド等のアミド類、カルボン酸塩、シリコーンオイルまたはその他の各種油類等が挙げられ、これらを単独または混合物として用いることができる。
中でも、分散媒7としては、脂肪族炭化水素類(流動パラフィン)、またはシリコーンオイルを主成分とするものが好ましい。流動パラフィン、またはシリコーンオイルを主成分とする分散媒7は、帯電粒子B、Wの凝集抑制効果が高いことから好ましい。これにより、表示装置20の表示性能が経時的に劣化するのをより確実に防止または抑制することができる。また、流動パラフィン、またはシリコーンオイルは、不飽和結合を有しないため耐候性に優れ、および安全性も高いという点からも好ましい。
なお、分散媒7は液体のものに限られず、気体であってもよい。この場合、空気の他、窒素ガス、アルゴンガスが充填される。
以上、表示装置20の構成について説明したが、このような表示装置20は、例えば次のようにして駆動する。なお、以下の説明では、図1に示す複数の第2の電極4のうち、1つについて電圧を印加した場合について説明する。
第1の電極3と第2の電極4との間に、第1の電極3が負電位、第2の電極4が正電位となる電圧を印加すると、当該電圧印加により発生した電界が表示層400中の帯電粒子B、Wに作用する。すると、帯電粒子Bが第1の電極3側に泳動して集まり、帯電粒子Wが第2の電極4側に泳動して集まる。これにより、表示面111には帯電粒子Bが呈する色、すなわち、黒色が表示される。
一方、第1の電極3が正電位、第2の電極4が負電位となる電圧を印加すると、当該電圧印加により発生した電界が表示層400中の帯電粒子B、Wに作用する。すると、帯電粒子Bが第2の電極4側に泳動して集まり、帯電粒子Wが第1の電極3側に泳動して集まる。これにより、表示面111には帯電粒子Wが呈する色、すなわち、白色が主に表示される。
以上のような帯電粒子B、Wの駆動を画素ごとに行うことにより、表示面111には所望の画像を表示することができる。
≪表示装置の製造方法≫
次に、表示装置20の製造方法について説明する。
表示装置20の製造方法は、基板11の上面に接着層8を形成する接着層形成工程と、基板12の上面に壁部92を形成する隔壁形成工程と、壁部92で囲まれた領域に分散液100を供給する帯電粒子供給工程と、接着層8と壁部92とが接するように基板11と基板12とを重ね合わせて積層体を得る積層体形成工程と、積層体を加熱しつつ厚さ方向に加圧することにより、接着層8と壁部92とを接着する接着工程と、を有している。以下、各工程について順次説明する。
[1]まず、図3(a)に示す基板11を用意する。次いで、図3(c)に示すように、基板11の第1の電極3上に接着層8を形成する。
接着層8の形成方法としては、例えば、以下のような方法を用いることができる。
まず、無機微粒子84とバインダー樹脂83とを揮発性分散媒に分散した分散液を用意する。
次に、図3(b)、図5(a)に示すように、分散液を、第1の電極3上に塗布し、塗布膜8’を形成する。塗布方法としては、例えば、グラビアコート、コンマコート、リップコート、ダイコート、スクリーン印刷、インクジェット塗布等の各種塗布方法が用いられる。
その後、塗布膜8’を乾燥させる。乾燥が進むにつれて、塗布膜8’内の無機微粒子84の凝集が生じ、この無機微粒子84の凝集により、表面に凹凸ができ、これにより、図5(b)、図3(c)に示すように、表面に凹凸を有する接着層8が得られる。
無機微粒子は、透明性が必要であることから酸化物が好ましく、例としては、酸化ケイ素、酸化アルミニウム、酸化ジルコニウム、酸化チタン、酸化錫、酸化インジウム等が挙げられる。特に、導電性の酸化錫や酸化インジウムを用いると、接着層8の抵抗を下げることができ、少ない印加電圧で電気泳動粒子の泳動をさせることができる。
また、平均粒径が1〜100nmの無機微粒子を用いて、接着層8(特に、平均厚さ0.1〜5μmの接着層8)を上記方法で形成することにより、図6に示すようなディンプルが設けられて凹凸を備えた接着層8を形成することができる。
なお、接着層8表面の凹凸の形状は、微粒子の粒径や接着層8の厚さ等を適宜調整することにより、制御することができる。
無機微粒子84とバインダー樹脂83の配合比としては、全固形分に対して無機微粒子84が、10〜70重量%が好ましい。前記下限値未満であると、無機微粒子84の凝集が生かせずに十分な凹凸構造を形成するのが困難となる場合がある。前記上限値を超えると、壁部92との接着性が低下する場合がある。
また、バインダー樹脂83としては、弾性率が0.01〜1000MPa程度の材料を用いるのが好ましい。
また、凹凸を有する接着層8の形成方法としては、これに限定されず、例えば、スクリーン印刷等の印刷法、成形型で凹凸を形成するインプリント法、フォトリソグラフィー法等を用いることができる。
[2]一方、基板12を用意し、その第2の電極4側の面に壁部92を形成する(図3(d)参照)。壁部92の形成方法には、例えば、スクリーン印刷等の印刷法、成形型で凹凸を形成するインプリント法、フォトリソグラフィー法等が用いられる。
[3]次に、図3(e)に示すように、壁部92で囲まれた領域に、分散液100を供給し、壁部92内部の空間に充填する。分散液100の供給方法としては、特に限定されないが、液滴吐出法による供給、ディスペンサーを使用した供給等の方法が用いられる。
[4]次に、図4(f)に示すように、接着層8と壁部92とが接するように基板11と基板12とを重ね合わせて積層体13を得る。
この重ね合わせ作業は、大気雰囲気下または減圧雰囲気下で、例えばロールラミネート装置を用いて行われる。
次いで、積層体13を加熱しつつ、厚さ方向に加圧する。これにより、接着層8中に含まれるバインダー樹脂や壁部92中の熱可塑性樹脂等が溶融し、接着層8と壁部92とが接着される。その後、積層体13を冷却することにより、バインダー樹脂が固化し、両者の接着が完了する。また、加圧に伴って壁部92の先端が接着層8中に食い込む。その結果、アンカー効果に基づく両者の固着が完了する。すなわち、バインダー樹脂による接着とアンカー効果に伴う固着とにより、接着層8と壁部92とは強固に固定される。
積層体13の加熱温度としては、特に限定されないが、25℃以上120℃以下程度であるのが好ましい。これにより、有機バインダーを溶融または軟化させ、接着機能を発現させるとともに、分散媒7の蒸発や壁部92の軟化等を防止することができる。
[5]次に、図4(g)に示すように、表示層400の周囲に封止部5を形成する。これにより、表示装置20が得られる。
封止部5の構成材料としては、熱可塑性または熱硬化性の樹脂材料が用いられることから、これらを軟化・溶融状態にしたものを塗布し、これを固化または硬化させることにより封止部5が形成される。塗布には、例えばシリンジディスペンサー等を用いることができる。
以上のような製造方法によれば、表面に凹凸を有する接着層8を備えており、表示特性と機械的強度とを両立した表示装置20を効率よく製造することができる。
<第2実施形態>
次に、本発明の表示装置の第2実施形態について説明する。
図7は、本発明の表示装置の第2実施形態を示す断面図である。
以下、第2実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項についてはその説明を省略する。なお、前述した実施形態と同様の構成には、同一の符号を付してある。
第2実施形態に係る表示装置20は、基板12の表示層400側の面に樹脂層8Bを備える以外、第1実施形態に係る表示装置20と同様である。
すなわち、基板12の表示層400側の面には、樹脂層8Bが設けられており、当該樹脂層8Bは、表示層400側の表面に複数の凹凸を有している。
このような樹脂層8Bを有することにより、機械的強度をさらに優れたものとすることができる。また、表示特性の低下をより確実に低減することができる。すなわち、表示装置を表示面が鉛直方向と平行になるような姿勢にした場合でも、表示装置に表示される画像等が乱れてしまうのをより確実に防止することができる。
<第3実施形態>
次に、本発明の表示装置の第3実施形態について説明する。
図8は、本発明の表示装置の第3実施形態に係る接着層を示す断面図、図9は、図8に示す表示装置の接着層の凹凸の形成方法を説明する断面図、図10は、図8に示す表示装置の接着層の一例を示す写真である。
以下、第3実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項についてはその説明を省略する。なお、前述した実施形態と同様の構成には、同一の符号を付してある。
第3実施形態に係る表示装置20は、接着層8の凸部81が、図8に示すように半球状をなしている。
このように、凸部81の形状を半球状とすることにより、当該半球状の凸部81がマイクロレンズとして働かせることができる。その結果、表示面111側にマイクロレンズ基板を配したのと同様の効果が働き、表示装置20の視野角をさらに広いものとすることができる。
このような半球状の凸部81を有する接着層8は、例えば、図9に示すようにして形成することができる。
すなわち、まず、平均粒径が0.1〜1μmの樹脂粒子86と、バインダー樹脂85とを揮発性分散媒に分散した分散液を用意する。
次に、図9(a)に示すように、分散液を、第1の電極3上に塗布し、塗布膜8’を形成する。塗布方法としては、例えば、グラビアコート、コンマコート、リップコート、ダイコート、スクリーン印刷、インクジェット塗布等の各種塗布方法が用いられる。
その後、塗布膜8’を乾燥させる。乾燥が進むにつれて、比較的粒径の大きい樹脂粒子86の形状が塗布膜8’(接着層8)表面に現れ、最終的にこの形状が残存し、図9(b)に示すように、半球状の凸部を有する接着層8(具体例として、図10参照)が得られる。
樹脂粒子を構成する材料としては、光を透過するものであれば特に限定されず、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリエステル、PMMAからなる樹脂や、酸化ケイ素や酸化錫等の無機酸化物を用いることができる。中でも、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリエステル、ポリメタクリル酸メチルよりなる群から選択される少なくとも1種を用いるのが好ましい。これにより、粒径を容易に調整することができ、容易に半球状の凸部を有する接着層8を形成することができる。
<第4実施形態>
次に、本発明の表示装置の第4実施形態について説明する。
図11は、本発明の表示装置の第4実施形態を示す断面図である。
以下、第4実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項についてはその説明を省略する。なお、前述した実施形態と同様の構成には、同一の符号を付してある。
第4実施形態に係る表示装置20は、表示層400内に、粒状層61が設けられており、かつ、帯電粒子Bが分散媒に分散した分散液100が充填されている以外は、第1実施形態に係る表示装置20と同様である。
粒状層61は、粒状物610の集合体を含むものである。具体的には、粒状層61は、粒状物610同士をバインダー樹脂で結着してなるものである。このような粒状層61には、内部に多くの空間が形成されており、その空間に浸透するように分散液100が充填されている。
粒状物610が呈する色は、分散液100中に含まれる帯電粒子Bが呈する色と異なっていればいかなる色でもよいが、淡色であるのが好ましく、白色であるのがより好ましい。粒状物610が呈する色は、表示装置20において帯電粒子Bが呈する色の背景色を構成する色であることから、その色に比較的白色度の高い色を用いることでコントラストの高い表示が可能になる。
粒状層61は、表面積が大きいことから、その内部または表面に分散液100を保持するよう作用する。このため、分散液100中の帯電粒子Bも保持されることとなり、帯電粒子Bの自重による沈降と分散媒への拡散を抑制し、帯電粒子Bが不本意な位置に移動するのを抑制することができる。
一方、粒状層61は、粒状物610の集合体を含んでいることから、内部の空間の内壁面は比較的滑らかである。このため、電極3、4間に電界が作用している場合には、帯電粒子Bは粒状層61の内部の空間を容易に通過して電極3、4間を電気泳動する。その結果、電界に応じて多くの帯電粒子Bが短時間で移動することが可能になるため、高コントラストの表示を高い応答速度で行うことができる。
粒状物610の平均粒径は、特に限定されないが、2.5μm以上50μm以下程度であるのが好ましく、5μm以上25μm以下程度であるのがより好ましい。このような平均粒径の粒状物610が集合した場合、帯電粒子Bを適度に保持することができるので、帯電粒子Bの自重による不本意な移動を抑制しつつ、電界の作用により帯電粒子Bを円滑に電気泳動させることができる。また、粒状物610間の隙間を介して粒状層61の裏側の色あるいは粒状層61内に保持された帯電粒子Bの色が透けて見えるのを防止することができる。
なお、粒状物610の粒径は、粒状層61の断面の観察像上において、粒状物610の投影面積と同じ面積をもつ真円の直径(投影面積円相当径)として測定され、平均粒径は100個の粒状物610について測定された粒径を平均したものとされる。
また、粒状層61において粒状物610は表示装置20の厚さ方向に1〜4個程度重なっているのが好ましく、2〜3個程度重なっているのがより好ましい。粒状物610がこの程度重なっていることにより、粒状層61の裏側の色が透けて見えるのをより確実に防止することができる。
また、粒状物610の平均粒径は、帯電粒子Bの平均粒径の5倍以上100倍以下であるのが好ましく、10倍以上50倍以下であるのがより好ましく、10倍以上30倍以下であるのがさらに好ましい。粒状物610と帯電粒子Bの粒径の大小関係をこのような範囲に設定することにより、粒状層61内における帯電粒子Bの通過をより円滑にすることができる。
また、粒状層61の平均厚さは、特に限定されないが、粒状物610の平均粒径の1.1倍以上10倍以下程度であるのが好ましく、1.5倍以上5倍以下程度であるのがより好ましい。また具体的には、20μm以上80μm以下程度であるのが好ましい。粒状層61の平均厚さを前記範囲内に設定することにより、表示面111から見たときに粒状層61が呈する色がムラなく見えるようになり、高コントラストの表示が可能になる。また、粒状層61の裏側にある色が透けて見えるのを防止するので、鮮明な表示が可能になる。一方、帯電粒子Bが粒状層61中を通過するのに要する時間を比較的短く抑えることができるので、優れた応答速度を維持することができる。
また、粒状物610は、無帯電すなわち実質的に帯電していないものである。このため、後述する帯電粒子Bとの間には電気的な作用(反発または吸着)が働かない。そのため、帯電粒子Bを分散媒7中で円滑に移動させることができ、優れた表示特性、特に優れた応答速度を発揮させることができる。
なお、粒状物610は、図11に示すように比較的高い密度で表示層400内に充填されているため、表示層400内での移動が規制されている。具体的には、粒状層61は粒状物610の集合体を含んでおり、粒状層61における粒状物610の密度(占有率)は好ましくは50体積%以上80体積%以下、より好ましくは60体積%以上70体積%以下とされる。このような密度であれば、粒状物610の移動を規制しつつ、粒状層61には帯電粒子Bの通過が可能な隙間が形成されることとなる。また、このような密度に設定することで、粒状層61に十分な機械的強度が付与されることとなる。これにより、基板11、12間の離間距離を一定に維持することができ、例えば表示装置20を湾曲させたり手指で押圧したりしたときに表示層400が潰れてしまうのを防止することができる。
粒状物610の構成材料としては、例えば、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化ジルコニウム、酸化アルミニウム、酸化ケイ素等の各種セラミックス材料、ウレタン樹脂、尿素樹脂、エステル樹脂、エーテル樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン等のオレフィン樹脂、エチレン酢酸ビニル共重合体(EVA)、エチレンメタクリル酸メチル共重合体(EMMA)、エチレン環状オレフィン共重合体(COC)等のエチレン共重合体、アクリル樹脂等の各種樹脂材料等が挙げられ、これらのうちの1種または2種以上の混合物が用いられるが、特に樹脂材料が好ましく用いられる。これらの材料は、帯電性が小さく、比較的白色度が高いことから、粒状物610の構成材料として好適である。
また、粒状層61は、粒状物610同士を単に寄せ集めたものでもよいが、前述したように、粒状物610同士が互いに固定されるようバインダー樹脂で結着してなるものが好ましい。なお、バインダー樹脂は上述した粒状物610の表面を覆うことにより、例えば白色度を高める等の効果も奏する。また、バインダー樹脂は、粒状物610の集合物を基板12に固定する機能も有する。さらには、粒状物610の構成材料が硬度の高い材料である場合には、粒状層61に柔軟性や伸縮性を付与することができるので、粒状物610同士の固定が解除され難く、粒状層61としての形状を維持し易い。そして、表示装置20を湾曲させた場合にも、粒状層61は形状追従性に富んだものとなる。
バインダー樹脂の構成材料としては、比較的軟化し易い材料が好ましく用いられ、例えば、ウレタン樹脂、尿素樹脂、エステル樹脂、エーテル樹脂、ポリエチレンやポリプロピレンのようなオレフィン樹脂、エチレン酢酸ビニル共重合体(EVA)やエチレンメタクリル酸メチル共重合体(EMMA)、エチレン環状オレフィン共重合体(COC樹脂)のようなエチレン重合体、アクリル樹脂、ブタジエン系エラストマー等の熱可塑性樹脂、エポキシ樹脂、イソシアネート樹脂、シアノアクリレート樹脂、メラミン樹脂、フェノール樹脂等の熱架橋性樹脂等が挙げられ、これらのうちの1種または2種以上の混合物を主成分としたものが用いられる。このようなバインダー樹脂は、柔軟性に富んだものとなる。
なお、バインダー樹脂の副成分としては、例えば、可塑剤、滑剤、酸化防止剤、分散剤等が必要に応じて添加される。
また、バインダー樹脂の25℃における弾性率は、0.01MPa以上1000MPa以下であるのが好ましく、0.1MPa以上500MPa以下であるのがより好ましい。これにより、粒状層61に十分な柔軟性と伸縮性とを付与することができる。
また、粒状物610は、中空構造のものでもよい。このような粒状物610を用いることにより、中空部において光を散乱させ、例えば粒状物610が白色を呈している場合にはその白色度を高めることができる。
また、粒状物610は、自然状態であっても、厚さ方向に圧縮された状態であってもよい。
<第5実施形態>
次に、本発明の表示装置の第5実施形態について説明する。
図12は、本発明の表示装置の第5実施形態を示す断面図である。
以下、第5実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項についてはその説明を省略する。なお、前述した実施形態と同様の構成には、同一の符号を付してある。
第5実施形態に係る表示装置20は、その外縁を囲うように壁部92を設けた以外は、前述した第4実施形態と同様の構成となっている。
このような構成とすることにより、樹脂層8と粒状層61によって機械的強度を向上させつつ、壁部92の先端の表示への影響を小さいものとすることができ、鮮明な画像を表示することが可能となる。
<第6実施形態>
次に、本発明の表示装置の第6実施形態について説明する。
図13、14は、本発明の表示装置の第6実施形態の壁部を示す平面図である。
以下、第6実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項についてはその説明を省略する。なお、前述した実施形態と同様の構成には、同一の符号を付してある。
第6実施形態に係る表示装置20のうち、図13に示す壁部92は、その形状が異なる以外、第1実施形態と同様である。
図13(a)に示す壁部92は、平面視において格子状になっており、かつ、X方向に伸びる壁部92とY方向に伸びる壁部92との交差部において、壁部92が欠落するよう構成されている。このような欠落した箇所があることにより、この箇所から余分な分散液100や残留した気泡を外部に放出することができる。その結果、表示特性に優れた信頼性の高い表示装置20が得られる。
図13(b)に示す壁部92は、平面視において画素区画が六角形になるようハニカム状になっている。
図13(c)に示す壁部92は、Y方向に伸びるもののみで構成されている。
一方、第6実施形態に係る表示装置20のうち、図14に示す壁部92は、その形状が異なる以外、第5実施形態と同様である。
図14(a)に示す壁部92は、Y方向に往復しながらY方向に延在しており、このような壁部92が複数並列して設けられている。すなわち、各壁部92は、蛇行しながらX方向に延在している。また、1つの壁部92に隣接する壁部92は、互いに線対称の関係を満たしている。これにより、隣り合う壁部92間に設けられる画素空間は、略六角形をなすものとなる。
ここで、図14(a)に示す記号Y、M、Cは、それぞれ黄色(イエロー)、赤色(マゼンタ)、青色(シアン)の意味である。すなわち、記号Y、M、Cが示す各画素区画に、それぞれの色に対応する帯電粒子Y、M、Cを含む分散液を充填することにより、いわゆるフルカラー表示が可能な表示装置20が得られる。
図14(b)に示す壁部92は、X方向に伸びるもののみで構成されており、一方、図14(c)に示す壁部92は、平面視において格子状をなしており、かつ、Y方向に伸びる壁部92のうち画素区画に臨む一部が欠落するよう構成されている。このような図14(b)および図14(c)に示す記号Y、M、Cも、それぞれ図14(a)の記号と同じ意味である。すなわち、図14(b)、(c)に示す壁部92を備えた表示装置20によっても、いわゆるフルカラー表示が可能になる。
≪電子機器≫
以上説明したような表示装置20は、それぞれ、各種電子機器に組み込むことができる。具体的な電子機器としては、例えば、電子ペーパー、電子ブック、テレビ、ビューファインダ型、モニタ直視型のビデオテープレコーダ、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳、電卓、電子新聞、ワードプロセッサ、パーソナルコンピュータ、ワークステーション、テレビ電話、POS端末、タッチパネルを備えた機器等を挙げることができる。
これらの電子機器のうちから、電子ペーパーを例に挙げ、具体的に説明する。
図15は、本発明の電子機器を電子ペーパーに適用した場合の実施形態を示す斜視図である。
図15に示す電子ペーパー600は、紙と同様の質感および柔軟性を有するリライタブルシートで構成される本体601と、表示ユニット602とを備えている。このような電子ペーパー600では、表示ユニット602が、前述したような表示装置20で構成されている。
次に、本発明の電子機器をディスプレイに適用した場合の実施形態について説明する。
図16は、本発明の電子機器をディスプレイに適用した場合の実施形態を示す図である。このうち、図16中(a)は断面図、(b)は平面図である。
図16に示すディスプレイ(表示装置)800は、本体部801と、この本体部801に対して着脱自在に設けられた電子ペーパー600とを備えている。なお、この電子ペーパー600は、前述したような構成、すなわち、図15に示す構成と同様である。
本体部801は、その側部(図16(a)中、右側)に電子ペーパー600を挿入可能な挿入口805が形成され、また、内部に二組の搬送ローラ対802a、802bが設けられている。電子ペーパー600を、挿入口805を介して本体部801内に挿入すると、電子ペーパー600は、搬送ローラ対802a、802bにより挟持された状態で本体部801に設置される。
また、本体部801の表示面側(図16(b)中、紙面手前側)には、矩形状の孔部803が形成され、この孔部803には、透明ガラス板804が嵌め込まれている。これにより、本体部801の外部から、本体部801に設置された状態の電子ペーパー600を視認することができる。すなわち、このディスプレイ800では、本体部801に設置された状態の電子ペーパー600を、透明ガラス板804において視認させることで表示面を構成している。
また、電子ペーパー600の挿入方向先端部(図16(a)中、左側)には、端子部806が設けられており、本体部801の内部には、電子ペーパー600を本体部801に設置した状態で端子部806が接続されるソケット807が設けられている。このソケット807には、コントローラー808と操作部809とが電気的に接続されている。
このようなディスプレイ800では、電子ペーパー600は、本体部801に着脱自在に設置されており、本体部801から取り外した状態で携帯して使用することもできる。これにより、利便性が向上する。
以上、本発明の表示装置、表示装置の製造方法および電子機器を、図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができる。また、本発明に、他の任意の構成物が付加されていてもよい。また、各実施形態を適宜組み合わせてもよい。
1‥‥基部 2‥‥基部 3‥‥第1の電極 4‥‥第2の電極 5‥‥封止部 61‥‥粒状層 610‥‥粒状物 7‥‥分散媒 8‥‥接着層 8B‥‥樹脂層 8’ ‥‥塗布膜 81‥‥凸部 82‥‥凹部 83、85‥‥バインダー樹脂 84‥‥無機微粒子 86‥‥樹脂粒子 92‥‥壁部 100‥‥分散液 11‥‥第1の基板 12‥‥第2の基板 13‥‥積層体 111‥‥表示面 20‥‥表示装置 21‥‥表示シート 22‥‥回路基板 400‥‥表示層 600……電子ペーパー 601……本体 602……表示ユニット 800……ディスプレイ 801……本体部 802a、802b……搬送ローラ対 803……孔部 804……透明ガラス板 805……挿入口 806……端子部 807……ソケット 808……コントローラー 809……操作部 B、W、Y、M、C‥‥帯電粒子

Claims (15)

  1. 表示面側に設けられた第1の基板と、
    前記第1の基板に対して対向配置された第2の基板と、
    前記第1の基板と前記第2の基板との間に設けられ、正または負に帯電した少なくとも1種の帯電粒子とを含む表示層と、
    前記第2の基板側に設けられ、前記帯電粒子を囲うよう設けられた隔壁と、
    前記第1の基板の前記表示層側に設けられ、前記第1の基板と前記隔壁とを接着する接着層と、を有し、
    前記接着層は、前記表示層側の面に複数の凹凸を有することを特徴とする表示装置。
  2. 前記接着層は、前記凹凸を形成するための粒子を含む請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記接着層の平均厚さは、0.1〜10μmである請求項1または2に記載の表示装置。
  4. 前記凹凸の凸部は、半球状をなしている請求項1ないし3のいずれか1項に記載の表示装置。
  5. 前記凹凸の高低差は、0.1〜2μmである請求項1ないし4のいずれか1項に記載の表示装置。
  6. 前記第2の基板の前記表示層側に設けられた樹脂層を有し、
    当該樹脂層は、前記表示層側の面に複数の凹凸を有する請求項1ないし5のいずれか1項に記載の表示装置。
  7. 前記樹脂層は、前記凹凸を形成するための粒子を含む請求項6に記載の表示装置。
  8. 請求項1ないし7のいずれか1項に記載の表示装置を製造する方法であって、
    前記第1の基板の一方の面上に、複数の凹凸を有する前記接着層を形成する接着層形成工程と、
    前記第2の基板の一方の面上に、前記隔壁を形成する隔壁形成工程と、
    前記隔壁で囲まれた領域に、正または負に帯電した少なくとも1種の粒子を供給する粒子供給工程と、
    前記接着層と前記隔壁とが接するように前記第1の基板と第2の基板とを重ね合わせて積層体を得る積層体形成工程と、
    前記積層体を加熱しつつ厚さ方向に加圧することにより、前記接着層と前記隔壁とを接着する接着工程と、を有することを特徴とする表示装置の製造方法。
  9. 前記接着層形成工程において、バインダー樹脂と粒子とを含む接着層形成材料を、前記第1の基板上に付与し、乾燥させることにより前記接着層を形成する請求項8に記載の表示装置の製造方法。
  10. 前記バインダー樹脂は、熱可塑性樹脂である請求項9に記載の表示装置の製造方法。
  11. 前記粒子は、平均粒径が1〜100nmの無機微粒子である請求項8ないし10のいずれか1項に記載の表示装置の製造方法。
  12. 前記無機粒子を構成する材料は、酸化錫または酸化インジウムである請求項11に記載の表示装置の製造方法。
  13. 前記粒子は、平均粒径が0.1〜1μmの樹脂粒子である請求項8ないし10のいずれか1項に記載の表示装置の製造方法。
  14. 前記樹脂粒子を構成する材料は、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリエステル、ポリメタクリル酸メチルよりなる群から選択される少なくとも1種である請求項13に記載の表示装置の製造方法。
  15. 請求項1ないし7のいずれか1項に記載の表示装置を備えることを特徴とする電子機器。
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