JP6028376B2 - 表示シート、表示シートの製造方法、表示装置および電子機器 - Google Patents

表示シート、表示シートの製造方法、表示装置および電子機器 Download PDF

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Description

本発明は、表示シート、表示シートの製造方法、表示装置および電子機器に関するものである。
従来から、粒子の電気泳動を利用した電気泳動表示装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。このような電気泳動表示装置は、優れた可搬性および省電力性を有している点で優れている。特許文献1に記載の電気泳動ディスプレイは、対向配置された一対の基板と、これらの間に設けられた表示層とを有している。表示層は、隔壁によって複数のセルに分割されており、各セルには、電気泳動粒子を分散媒に分散してなる分散液が充填されている。
このような電気泳動表示装置では、隔壁と基板とが粘着剤層(接着剤)を介して接合されている。しかしながら、隔壁と基板との接触面積(すなわち、隔壁の頂面の面積)が小さいため、隔壁と基板との接合強度を十分に高めることができない。特許文献1では、隔壁の頂面に溝を形成して、粘着剤層との接触面積を増やすことで接合強度を高めているがそれでも不十分である。そのため、例えば、電気泳動表示装置が湾曲変形するなどして比較的大きな応力が加わると、基板から隔壁が剥離し、剥離した部分を介して、隣り合うセル間での電気泳動粒子の移動が生じる。これにより、電気泳動粒子の偏りが生じ、表示特性が悪化するという問題がある。
特開2009−271387号公報
本発明の目的は、優れた機械的強度を有する表示シート、表示シートの製造方法、表示装置および信頼性が高い電子機器を提供することにある。
このような目的は、下記の本発明により達成される。
本発明の表示シートは、表示面側に設けられた第1の基板と、
前記第1の基板に対して対向配置された第2の基板と、
前記第1の基板の前記第2の基板側に設けられた接着層と、
前記接着層と前記第2の基板との間に設けられた表示層と、を有し、
前記表示層は、該表示層を複数の領域に分割する隔壁と、各前記領域内に充填され、正または負に帯電した少なくとも1種の粒子を分散媒に分散してなる分散液と、を有し、
前記隔壁の前記第1の基板側の端部は、前記接着層に埋設されているとともに、前記第1の基板と接触して設けられており、前記接着層に埋設されている部分は、狭幅部と、前記狭幅部よりも前記第1の基板側に位置し、前記狭幅部よりも幅の広い第1の広幅部とを有していることを特徴とする。
これにより、優れた機械的強度を有する表示シートが得られる。
本発明の表示シートでは、前記第1の広幅部が前記第1の基板と接触していることが好ましい。
これにより、隔壁と第1の基板との接合強度が増し、表示シートの機械的強度がより向上する。
本発明の表示シートでは、前記隔壁の接着層に埋設されている部分は、前記狭幅部よりも前記第2の基板側に位置し、前記狭幅部よりも幅の広い第2の広幅部を有していることが好ましい。
これにより、アンカー効果を発揮することができ、隔壁と接着層との接合強度をより高めることができる。そのため、表示シートの機械的強度がより向上する。
本発明の表示シートでは、前記第1の広幅部の方が、前記第2の広幅部よりも幅が広いことが好ましい。
これにより、表示面の開口率の低下を抑制することができる。
本発明の表示シートでは、前記隔壁の接着層に埋設されている部分は、前記第2の基板側に位置し、その幅が前記第1の基板側に向けて漸減する幅漸減部と、前記第1の基板側に位置し、その幅が前記第1の基板側に向けて漸増する幅漸増部と、を有し、
前記幅漸増部に前記第1の広幅部が位置し、前記幅漸減部に前記第2の広幅部が位置し、前記幅漸増部と前記幅漸減部との境界部に前記狭幅部が位置していることが好ましい。
これにより、埋設部の形状が簡単なものとなる。
発明の表示シートでは、前記隔壁は、熱可塑性を有する材料で構成されていることが好ましい。
これにより、隔壁の前記接着層に埋設されている部分を簡単に形成することができる。
本発明の表示シートでは、前記接着層は、熱可塑性を有する材料で構成されていることが好ましい。
これにより、隔壁の前記接着層に埋設されている部分を簡単に形成することができる。
本発明の表示シートでは、前記接着層は、前記第1の基板側から順に積層した第1の接着層と第2の接着層とを有しており、
前記第1の接着層は、熱可塑性を有する材料で構成されており、
前記第2の接着層は、光硬化性を有する材料で構成されていることが好ましい。
これにより、隔壁や第1の接着層の分散液への浸透を防止でき、分散液の汚染を防止することができる。
本発明の表示シートの製造方法は、表示面側に設けられた第1の基板と、前記第1の基板に対して対向配置された第2の基板と、前記第1の基板と前記第2の基板との間に設けられた表示層と、を有する表示シートの製造方法であって、
前記第2の基板上に隔壁を形成し、前記隔壁によって形成された複数の領域内の各々に正または負に帯電した少なくとも1種の第1の粒子を分散媒に分散してなる分散液を充填することにより前記表示層を形成する工程と、
一方の面上に接着層が形成された前記第1の基板を、前記接着層が前記表示層側に位置するように前記表示層上に載置し、前記第1の基板および前記第2の基板の少なくとも一方を他方側へ押し付けることにより、前記隔壁の先端部を前記接着層内に侵入させ、さらに前記第1の基板に接触させて変形させる工程と、を有していることを特徴とする。
これにより、簡単に、優れた機械的強度を有する表示シートが得られる。
本発明の表示シートの製造方法では、前記接着層を軟化させた状態で、前記隔壁の先端部を前記接着層内に侵入させることが好ましい。
これにより、隔壁の不本意な変形を防止しつつ、その先端部を接着層内に侵入させることができる。
本発明の表示シートの製造方法では、前記隔壁は、熱可塑性を有する材料で構成されており、
加熱によって軟化した前記先端部を前記第1の基板に接触させて変形させることが好ましい。
これにより、隔壁を簡単に変形させることができる。
本発明の表示シートの製造方法では、前記隔壁の軟化は、前記隔壁の先端部を前記接着層内に侵入させた後に行うことが好ましい。
これにより、隔壁の不本意な変形を防止しつつ、その先端部を接着層内に侵入させることができる。
本発明の表示シートの製造方法では、前記接着層は、熱可塑性を有する材料で構成されており、
前記接着層の軟化温度は、前記隔壁の軟化温度よりも低いことが好ましい。
これにより、接着層は軟化しているが、隔壁は軟化していない状態を簡単に実現することができる。
本発明の表示装置は、本発明の表示シートを備えることを特徴とする。
これにより、優れた信頼性を有する表示装置が得られる。
本発明の電子機器は、本発明の表示装置を備えることを特徴とする。
これにより、優れた信頼性を有する電子機器が得られる。
本発明の表示装置の第1実施形態を示す断面図である。 図1に示す表示装置の平面図(上面図)である。 図1に示す表示装置の部分拡大断面図である。 図1に示す表示装置の駆動を説明する断面図である。 図1に示す表示装置の製造方法を説明する断面図である。 図1に示す表示装置の製造方法を説明する断面図である。 図1に示す表示装置の製造方法を説明する断面図である。 本発明の表示装置の第2実施形態を示す部分拡大断面図である。 図8に示す表示装置の製造方法を説明する断面図である。 本発明の表示装置の第3実施形態を示す概略斜視図である。 図10に示す表示シートの断面図である。 本発明の電子機器を電子ペーパーに適用した場合の実施形態を示す斜視図である。 本発明の電子機器をディスプレイに適用した場合の実施形態を示す図である。
以下、本発明の表示シート、表示シートの製造方法、表示装置および電子機器を添付図面に示す好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。
1.表示装置
まず、本発明の表示シートを組み込んだ表示装置について説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明の表示装置の第1実施形態を示す断面図、図2は、図1に示す表示装置の平面図(上面図)、図3は、図1に示す表示装置の部分拡大断面図、図4は、図1に示す表示装置の駆動を説明する断面図、図5、図6および図7は、それぞれ、図1に示す表示装置の製造方法を説明する断面図である。なお、以下では、説明の都合上、図1中の上側を「上」、下側を「下」として説明を行う。また、図1に示すように、表示装置の平面視にて互いに直交する2方向を「X方向」および「Y方向」とする。他の図についても同様である。
図1に示す表示装置(本発明の表示装置)20は、粒子の泳動を利用して所望の画像を表示する電気泳動表示装置である。この表示装置20は、表示シート(フロントプレーン)21と、回路基板(バックプレーン)22とを有している。
図1に示すように、表示シート21は、平板状の基部2と基部2の下面に設けられた第2の電極4とを備える基板(第1の基板)12と、基板12の下面(電極4の下面)に形成された接着層13と、接着層13と回路基板22との間に位置する表示層400とを有している。このような表示シート21では、基板12の上面が表示面121を構成している。
また、表示層400は、格子状に形成された隔壁9と、隔壁9によって仕切られた各セルSに充填された分散液100とを有している。分散液100は、負に帯電した第1の粒子(電気泳動粒子)Aと、正に帯電し、第1の粒子Aと異なる色相を有する第2の粒子(電気泳動粒子)Bとを分散媒7に分散させたものである。
一方、回路基板22は、平板状の基部1と基部1の上面に設けられた複数の第1の電極3とを備える対向基板(第2の基板)11と、この対向基板11に設けられた図示しない回路とを有している。このような回路は、例えば、マトリックス状に配列されたTFT(スイッチング素子)と、TFTに対応して形成されたゲート線およびデータ線と、ゲート線に所望の電圧を印加するゲートドライバーと、データ線に所望の電圧を印加するデータドライバーと、ゲートドライバーとデータドライバーの駆動を制御する制御部とを有している。
このような表示装置20では、対向基板11が表示シート21の第2の基板を兼ねている。
以下、各部の構成について順次説明する。
基部1および基部2は、それぞれ、シート状(平板状)の部材で構成され、これらの間に配置される各部材を支持および保護する機能を有する。各基部1、2は、それぞれ、可撓性を有するもの硬質なもののいずれであってもよいが、可撓性を有するものであるのが好ましい。可撓性を有する基部1、2を用いることにより、可撓性を有する表示装置20、すなわち、例えば電子ペーパーを構築する上で有用な表示装置20を得ることができる。
基部1、2を、可撓性を有するものとする場合、その構成材料としては、透明性の高いガラスまたは樹脂が挙げられる。前記樹脂としては、PET(ポリエチレンテレフタレート)、PEN(ポリエチレンナフタレート)等のポリエステル、ポリエチレン等のポリオレフィン、変性ポリオレフィン、ポリアミド、熱可塑性ポリイミド、ポリエーテル、ポリエーテルエーテルケトン、ポリウレタン系、塩素化ポリエチレン系等の各種熱可塑性エラストマー等、またはこれらを主とする共重合体、ブレンド体、ポリマーアロイ等が挙げられ、これらのうちの1種または2種以上を混合して用いることができる。
基部1、2の平均厚さは、それぞれ、構成材料、用途等により適宜設定され、特に限定されないが、可撓性を有するものとする場合、20μm以上、500μm以下程度であるのが好ましく、25μm以上、250μm以下程度であるのがより好ましい。これにより、表示装置20の柔軟性と強度との調和を図りつつ、表示装置20の小型化(特に薄型化)を図ることができる。
これらの基部1、2の表示層400側の面、すなわち、基部1の上面および基部2の下面に、それぞれ、膜状をなす第1の電極3および第2の電極4が設けられている。本実施形態では、第2の電極4が共通電極とされ、第1の電極3がX方向およびY方向に、マトリックス状に分割された個別電極(TFTに接続された画素電極)とされている。表示装置20では、1つの第1の電極3と第2の電極4とが重なり合う領域が1つの画素を構成している。
電極3、4の構成材料としては、それぞれ、実質的に導電性を有するものであれば特に限定されず、例えば、金、銀、銅、アルミニウムまたはこれらを含む合金等の金属材料、カーボンブラック、グラフェン、カーボンナノチューブ、フラーレン等の炭素系材料、ポリアセチレン、ポリフルオレン、ポリチオフェンまたはこれらの誘導体等の電子導電性高分子材料、ポリビニルアルコール、ポリカーボネート等のマトリックス樹脂中に、NaCl、Cu(CFSO等のイオン性物質を分散させたイオン導電性高分子材料、インジウム酸化物(IO)、インジウムスズ酸化物(ITO)、フッ素ドープ酸化スズ(FTO)、酸化亜鉛等の導電性酸化物材料のような各種導電性材料が挙げられ、これらのうちの1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
また、電極3、4の平均厚さは、それぞれ、構成材料、用途等により適宜設定され、例えば、10nm以上、100nm以下程度である。
ここで、各基部1、2および各電極3、4のうち、表示面121側に配置される基部および電極は、それぞれ、光透過性を有するもの、すなわち、実質的に透明(無色透明、有色透明または半透明)とされる。本実施形態では、基板12の上面が表示面121を構成するため、少なくとも基部2および第2の電極4は、実質的に透明とされる。これにより、表示装置20に表示された画像を表示面121側から目視により容易に認識することができる。
基板12と対向基板11との間には、それらの縁部に沿って封止部5が設けられている。この封止部5により、表示層400が気密的に封止されている。これにより、表示装置20内への水分の浸入を防止して、表示装置20の表示性能の劣化をより確実に防止することができる。
封止部5の構成材料としては、特に限定されず、例えば、アクリル系樹脂、ウレタン系樹脂、オレフィン系樹脂のような熱可塑性樹脂、エポキシ系樹脂、メラミン系樹脂、フェノール系樹脂のような熱硬化性樹脂等の各種樹脂材料等が挙げられ、これらのうちの1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
基板12の下面には、接着層13が形成されている。接着層13は、基部2および第2の電極4と同様、実質的に無色透明である。
このような接着層13は、後述するように、表示層400が有する隔壁9と基板12とを接合するのに用いられる層である。また、接着層13は、電極4と分散媒7との接触を防止する機能も有しており、これにより、電極4の腐食劣化を防止することができる。また、電極4と第1、第2の粒子A、Bとの接触を阻止し、第1、第2の粒子A、Bの電極4への固着を防止する機能も有している。
接着層13の構成材料としては、特に限定されないが、熱により軟化し易い材料、すなわち、熱可塑性の材料で構成するのが好ましい。熱可塑性の材料を用いることにより、後述するように、表示装置20の製造が容易となる。熱可塑性の材料としては、特に限定されず、例えば、ウレタン樹脂、尿素樹脂、エステル樹脂、エーテル樹脂、ポリエチレンやポリプロピレンなどのオレフィン樹脂、エチレン酢酸ビニル共重合体(EVA)やエチレンメタクリル酸メチル共重合体(EMMA)、エチレン環状オレフィン共重合体(COC樹脂)などのエチレン重合体、アクリル樹脂、ブタジエン系エラストマーなどの熱可塑性樹脂が挙げられる。
なお、接着層13の耐熱性を上げるために、前述したような熱可塑性樹脂に、エポキシ化合物、イソシアネート化合物、シアノアクリレート、シランカップリング剤、メラミン化合物、フェノール化合物などの熱硬化性の材料を添加しても良い。また、熱可塑性樹脂に、繊維状の微細粒子や粒子状のナノ粒子を混合してもよい。これにより、接着層13の下面(表示層400に臨む面)に微小凹凸が形成され、平坦面の場合と比較して表面積を大きくすることができる。そのため、第1、第2の粒子A、Bの保持性が向上するとともに、第1、第2粒子A、Bの堆積厚さを稼ぐことができ、高コントラストの表示が可能となる。
ここで、後述する製造方法でも説明するように、表示装置20の製造工程には、隔壁9の先端部を接着層13に押し込むことにより、隔壁9の先端部を接着層13内に侵入させる工程が存在する。このような工程を円滑かつ確実に行うためには、本工程時の隔壁9の変形を抑制する必要がある。そのため、接着層13を隔壁9よりも柔らかく構成するのが好ましい。すなわち、隔壁9の構成材料のヤング率よりも低い材料で接着層13を構成するのが好ましい。接着層13の構成材料のヤング率としては、特に限定されず、隔壁9の構成材料によっても異なるが、例えば、0.01MPa以上、500MPa以下程度であるのが好ましい。
また、表示装置20の製造工程には、前述のように隔壁9の先端部を接着層13内に侵入させた後、加熱によって軟化させた隔壁9をさらに接着層13内へ押し込み、電極4に押し当てることにより、その先端部を接着層13内にて押し潰すように変形させる工程が存在する。本工程を円滑かつ確実に行うためには、接着層13内での隔壁9の変形が容易となるように接着層13が軟化しているのが好ましい。したがって、接着層13の軟化温度(ビカット軟化温度)は、隔壁9の軟化温度よりも低いことが好ましい。接着層13の軟化温度(ビカット軟化温度)としては、特に限定されず、隔壁9の軟化温度によっても異なるが、50℃以上、80℃以下程度であるのが好ましい。これにより、例えば、表示装置20を構成する他の部材への熱ダメージを低減することができる。
接着層13の平均厚さとしては、特に限定されないが、1μm以上、5μm以下程度であるのが好ましい。これにより、隔壁9との接触面積(接着面積)を充分に大きく確保することができ、これらを強固に接合することができる。加えて、前述したような隔壁9の接着層13内での変形に起因する接着層13の変形を、接着層13内で吸収するのに十分な厚さとなる。そのため、例えば、接着層13の下面に撓みや凹凸が発生するのを抑制でき、画像表示特性の低下を防止することができる。さらには、接着層13が過度に厚くなることを防止して、電極3、4間の電圧降下を抑制できるため、第1、第2の粒子A、Bの保持性の低下を抑制することができる。
対向基板11の下面には、画素電極保護層14が形成されている。画素電極保護層14は、電極3と分散媒7との接触を阻止し、電極3の腐食劣化を防止する機能と、電極3と第1、第2の粒子A、Bとの接触を阻止し、第1、第2の粒子A、Bの電極3への固着を防止する機能とを有している。
画素電極保護層14は、隔壁9と一体的に形成されている。なお、画素電極保護層14の電気抵抗を小さくするために、画素電極保護層14中に、金属ナノ粒子などを配合してもよい。これにより、電極3、4間の電圧降下を抑制することができ、第1、第2の粒子A、Bの保持性の低下を抑制することができる。
画素電極保護層14の厚さとしては、特に限定されないが、0.1μm以上、2μm以下程度であるのが好ましい。これにより、画素電極保護層14の機能を発揮することができるとともに、その厚さを薄く抑えることができる。そのため、電極3、4間の電圧降下をより効果的に抑制することができる。
図1に示すように、表示層400は、格子状に形成された隔壁9と、隔壁9よって仕切られた各セルSに充填された分散液100とを有している。また、各セルS内には、1つの第1の電極3が配置されている。各セルS内に配置される第1の電極3の数は、1つに限定されず、2つ以上であってもよい。
隔壁9は、対向基板11の上面に形成されている。図2に示すように、隔壁9は、表示層400の平面視にて、X方向に延在し、X方向と直交するY方向に等間隔に並設された第1の隔壁91と、Y方向に延在し、X方向に等間隔に並設された第2の隔壁92とを有し、これらが互いに交差している。
このような隔壁9は、実質的に、無色透明である。以下、隔壁9の構成(形状)について詳細に説明するが、第1、第2の隔壁91、92は、互いに同様の構成であるため、以下では、1つの第1の隔壁91について代表して説明し、他の隔壁については、その説明を省略する。
図3に示すように、第1の隔壁91は、対向基板11から基板12側へ突出して形成されており、その先端部が接着層13内に埋設されているとともに、基板12と接触している。
第1の隔壁91の接着層13内に埋設されている部分である埋設部93は、その高さ方向の途中に位置し、幅の狭い狭幅部931と、狭幅部931よりも先端側(基板12側)に位置し、狭幅部931よりも幅の広い第1の広幅部932と、狭幅部931よりも基端側(対向基板11側)に位置し、狭幅部931よりも幅の広い第2の広幅部933とを有している。このような形状とすることにより、埋設部93の表面積が増大し、それに伴って、埋設部93と接着層13との接触面積が増大する。これにより、埋設部93と接着層13とを強固に接着することができる。また、埋設部93の高さ方向の途中にその上下よりも幅の狭い「くびれた」部分を形成することにより、アンカー効果が発揮され、埋設部93と接着層13とをより強固に接着することができる。
このような埋設部93は、第1の広幅部932にて基板12と接着されている。これにより、基板12と隔壁9との接触面積を大きく確保することができ、隔壁9と基板12とを強固に接着することができる。
より具体的に説明すると、埋設部93は、対向基板11側に位置し、その幅が基板12側に向けて漸減する幅漸減部93aと、基板12側に位置し、その幅が基板12側に向けて漸増する幅漸増部93bとを有し、幅漸減部93aの上端と幅漸増部93bの下端とが連続した面で接続された形状をなしている。このような埋設部93では、幅漸減部93aが第2の広幅部933を構成し、幅漸増部93bが第1の広幅部932を構成し、幅漸減部93aと幅漸増部93bとの境界部が狭幅部931を構成する。埋設部93をこのような形状とすることにより、簡単な形状でかつ確実に、上記のような効果を発揮することができる。
第1の広幅部932の幅(最大幅)W2は、第2の広幅部933の幅(最大幅)W3よりも大きいことが好ましい。また、W3は表示面の開口率に影響するため、10μm以下が好ましい。隔壁9の強度面も考慮すると、W3は1μm以上、5μm以下が好ましい。そして、W2/W3の比率としては、1.1〜2.0が好ましい。1.1よりも小さいとアンカー効果が得られにくく、2.0以上では隔壁高さへの影響が大きくなってしまうため好ましくない。これにより、基板12と隔壁9との接触面積が大きくなり、隔壁9と基板12とをより強固に接着することができる。なお、幅W2を幅W3よりも大きくしても、隔壁9が無色透明であるため、表示面121の開口率(有効表示領域が占める割合)が低減することはなく、表示特性を維持することができる。
第1の隔壁91の埋設部93よりも基端側の部分である基部94は、その幅が基板12側に向けて漸減するテーパー状をなしている。したがって、基部94は、基端部のよりも先端部の幅が狭くなっている。このようなテーパー形状の基部94は、埋設部93が有する前述した幅漸減部93aと連続して形成されている。基部94をこのような形状とすることにより、第1の隔壁91の機械的強度が向上するとともに、表示面121の開口率が高まる。
隔壁9の構成材料としては、特に限定されないが、熱により軟化し易い材料、具体的には、熱可塑性の材料で構成するのが好ましい。熱可塑性の材料を用いることにより、第1、第2の隔壁91、92の先端部を接着層13内にて変形させる工程を簡単かつ確実に行うことができる。このような熱可塑性の材料としては、特に限定されないが、例えば、シリコーン樹脂、ポリイミド、エポキシ樹脂、アクリル樹脂、ウレタン樹脂、尿素樹脂、エステル樹脂、エーテル樹脂、ポリエチレンやポリプロピレンなどのオレフィン樹脂、エチレン酢酸ビニル共重合体(EVA)やエチレンメタクリル酸メチル共重合体(EMMA)、エチレン環状オレフィン共重合体(COC樹脂)などのエチレン重合体、ブタジエン系エラストマーなどの熱可塑性樹脂が挙げられる。
なお、隔壁9の耐熱性や硬さを高めるために、前述したような熱可塑性樹脂に、エポキシ化合物、イソシアネート化合物、シアノアクリレート、シランカップリング剤、メラミン化合物、フェノール化合物などの熱硬化性材料や、必要に応じて紫外線重合開始剤、シリカナノ粒子などの無機フィラーを添加しても良い。
このような隔壁9は、接着層13よりも硬いのが好ましい。すなわち、接着層13の構成材料のヤング率よりも高い材料で隔壁9を構成するのが好ましい。例えば、隔壁9の構成材料のヤング率は500MPa以上、10GPa以下に対して、接着層材料は1MPa以上、500MPa以下が好ましい。これにより、表示装置20の製造工程において、隔壁9の先端部を接着層13に容易に侵入させる(突き刺す)ことができる。
また、隔壁9の軟化温度(ビカット軟化温度)は、接着層13の軟化温度よりも高いことが好ましい。隔壁9の軟化温度としては、特に限定されず、接着層13の軟化温度によっても異なるが、80℃以上、120℃以下程度であるのが好ましい。また、隔壁9の軟化温度としては、接着層13の軟化温度よりも30℃程度高いのが好ましい。これにより、隔壁9を軟化させた状態では、確実に、接着層13が軟化した状態となるため、前述したような隔壁9の変形を容易かつ確実に行うことができる。また、両者の軟化温度に充分な温度差を設けているため、隔壁9は軟化していないが、接着層13は軟化している状態を簡単に実現することができる。
また、隔壁9の軟化温度は、分散媒7の沸点よりも低いことが好ましく、分散媒7の沸点よりも20℃以上低いことがより好ましい。これにより、表示装置20の製造中に、隔壁9を軟化させるために加える熱によって、分散媒7が蒸発してしまうのを効果的に防止することができる。
このような隔壁9によって形成された各領域Sは、分散液100で満たされている。分散液100は、負に帯電した第1の粒子Aと、正に帯電し第1の粒子Aと異なる色相を有する第2の粒子Bとを分散媒7に分散してなるものである。第1、第2の粒子A、Bの色(色相)としては、特に限定されず、白色、黒色、灰色などの無彩色や、赤色、青色、緑色などの有彩色のうちから、2色を任意に選択し組み合わせることができる。例えば、白黒表示を実現する場合には、第1、第2の粒子A、Bのいずれか一方を白色とし、他方を黒色とすれば良い。
第1、第2の粒子A、Bには、それぞれ、電荷を有するものであれば、いかなるものをも用いることができ、例えば、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化鉄、酸化クロム、酸化ジルコニウム等の酸化物系粒子や、窒化ケイ素、窒化チタン等の窒化物系粒子、硫化亜鉛等の硫化物系粒子、硼化チタン等の硼化物系粒子、クロム酸ストロンチウム、アルミン酸コバルト、亜クロム銅、ウルトラマリン等の無機顔料粒子、アゾ系、キナクリドン系、アントラキノン系、ジオキサジン系、ペリレン系等の有機顔料粒子などを用いることができる。また、アクリル系樹脂、ウレタン系樹脂、尿素系樹脂、エポキシ系樹脂、ポリスチレン、ポリエステル等で構成された樹脂粒子の表面に顔料を塗布した複合粒子を用いることもできる。
また、第1、第2の粒子A、Bの平均粒子径は、それぞれ、特に限定されないが、100nm以上、1μm以下程度であるのが好ましい。平均粒子径が10nm未満であると充分な色度が得られず、表示コントラストが低下して表示が不鮮明になることがある。逆に、平均粒子径が1μmを超えると粒子自体の着色度を必要以上に高くする必要があり、顔料などの使用量が増大することや、第1、第2の粒子A、Bの速やかな移動が困難となり、その応答速度が低下することがある。
なお、第1、第2の粒子A、Bの平均粒子径は、動的光散乱式粒度分布測定装置(例えば、製品名:LB−500、(株)堀場製作所製)で測定した体積平均粒子径を意味する。
分散媒7としては、沸点が150℃以上で気化し難く、比較的高い絶縁性を有するものが好適に使用される。かかる分散媒7としては、例えば、ブタノールやグリセリン等のアルコール類、ブチルセロソルブ等のセロソルブ類、酢酸ブチル等のエステル類、ジブチルケトン等のケトン類、ペンタン等の脂肪族炭化水素類(流動パラフィン)、シクロヘキサン等の脂環式炭化水素類、キシレン等の芳香族炭化水素類、塩化メチレン等のハロゲン化炭化水素類、ピリジン等の芳香族複素環類、アセトニトリル等のニトリル類、N,N−ジメチルホルムアミド等のアミド類、カルボン酸塩、シリコーンオイルまたはその他の各種油類等が挙げられ、これらを単独または混合物として用いることができる。
中でも、分散媒7としては、脂肪族炭化水素類(流動パラフィン)またはシリコーンオイルを主成分とするものが好ましい。流動パラフィンまたはシリコーンオイルを主成分とする分散媒7は、疎水性であり、第1、第2の粒子A、Bの凝集抑制効果が高いことから好ましい。これにより、表示装置20の表示性能が経時的に劣化するのをより確実に防止または抑制することができる。また、流動パラフィンおよびシリコーンオイルは、不飽和結合を有しないため耐候性に優れ、安全性も高いという点からも好ましい。
以上、表示装置20の構成について詳細に説明した。このような表示装置20によれば、基板12と隔壁9とを強固に接合することができるため、機械的強度(特に、湾曲変形に対する強度)を高めることができる。また、基板12と隔壁9とが強固に接合されているため、各セルSを他のセルSから確実に分離でき、隣り合うセルS間での第1、第2の粒子A、Bの移動(行き来)を防止することができる。そのため、表示層400内での第1、第2の粒子A、Bの偏りが防止され、優れた表示特性を発揮、維持することができる。
このような表示装置20は、例えば、次のようにして駆動する。
−第1の粒子の色表示状態−
第1の電極3と第2の電極4との間に、第1の電極3が負電位、第2の電極4が正電位となる電圧を印加すると、当該電圧印加により発生した電界が表示層400中の第1、第2の粒子A、Bに作用する。すると、負に帯電する第1の粒子Aが第2の電極4側に泳動して第2の電極4に集まるとともに、正に帯電する第2の粒子Bが第1の電極3側に泳動して第1の電極3に集まる。これにより、図4(a)に示すように、表示面121に、第1の粒子Aの色が表示される。
−第2の粒子の色表示状態−
第1の電極3と第2の電極4との間に、第1の電極3が正電位、第2の電極4が負電位となる電圧を印加すると、当該電圧印加により発生した電界が表示層400中の第1、第2の粒子A、Bに作用する。すると、負に帯電する第1の粒子Aが第1の電極3側に泳動して第1の電極3に集まるとともに、正に帯電する第2の粒子Bが第2の電極4側に泳動して第2の電極4に集まる。これにより、図4(b)に示すように、表示面121に、第2の粒子Bの色が表示される。
このような表示色の選択を領域S(画素)毎に行うことにより、表示面121に所望の画像を表示することができる。
次に、表示装置20の製造方法について説明する。
表示装置20の製造方法は、対向基板11上に隔壁9を形成し、隔壁9によって形成された複数の領域S内の各々に分散液100を充填することにより表示層400を形成する工程と、接着層13が形成された基板12を、接着層13が表示層400側に位置するように表示層400上に載置し、基板12および対向基板11の少なくとも一方を他方側へ押し付けることにより、隔壁9の先端部を接着層13内に侵入させ、さらに基板12に接触させて変形させる工程とを有している。以下、各工程について詳細に説明する。
[1]
まず、図5(a)に示すように、対向基板11を用意し、この対向基板11に隔壁9および画素電極保護層14を同時形成(一体形成)する。
隔壁9および画素電極保護層14の形成方法としては、特に限定されず、フォトリソグラフィー技法とエッチング技法によりパターニングする方法や、スクリーン印刷などの印刷法や、金型で凹凸を付けるインプリント法などを用いることができるが、代表して、インプリント法を用いる場合について説明する。まず、図5(b)に示すように、対向基板11上に原料(樹脂材料)を溶媒に分散して得られた塗布液を塗布し、乾燥させて溶媒を除去することにより樹脂層90を形成する。その後、図5(c)に示すように、樹脂層90に、加熱した金型900を押し当て、対向基板11上に隔壁形状を転写形成する。その後、原料によっても異なるが、例えば紫外線を照射することにより樹脂層90を固化する。これにより、図6(a)に示すように、隔壁9および画素電極保護層14が一体的に形成される。
この状態では、隔壁9を構成する第1、第2の隔壁91、92は、それぞれ、その幅が先端側へ向けて漸減するテーパー形状をなしている。すなわち、この時点では、完成品のような幅漸増部93bはまだ形成されていない。
ここで、後の工程にて、第1、第2の隔壁91、92の先端部を接着層13へ突き刺すため、その際の抵抗を減らすべく、第1、第2の隔壁91、92の先端部は、より尖っていることが好ましい。また、表示面121の開口率を高めるためにも、先端部は、より細い幅であるのが好ましい。そのため、第1、第2の隔壁91、92の先端の幅は、5μm以下であるのが好ましい。
また、第1、第2の隔壁91、92を接着層13に押し込む際に加わる応力によって第1、第2の隔壁91、92が不本意に変形、転倒しないように、第1、第2の隔壁91、92の基端部の幅を広くし、十分な機械的強度を確保するのが好ましい。第1、第2の隔壁91、92の基端の幅としては、特に限定されないが、先端の幅の2倍以上であるのが好ましく、例えば、10μm以上、20μm以下であるのが好ましい。
また、第1、第2の隔壁91、92の高さとしては、特に限定されないが、5μm以上、50μm以下であるのが好ましい。これにより、第1、第2の粒子A、Bの移動距離を短くしつつ、第1、第2の粒子A、Bの遮蔽性を確保することができる。そのため、高い応答速度を発揮しつつ高コントラストの表示が可能となる。
[2]
次に、図6(b)に示すように、各領域Sに分散液100を充填する。分散液100の充填方法としては、特に限定されないが、例えば、インクジェット法を用いることができる。
[3]
次に、接着層13が形成された基板12を用意する。接着層13の形成方法としては、特に限定されないが、原料(樹脂材料)を溶媒に分散してなる塗布液を基板12上(第2の電極4の表面)に塗布して樹脂層を形成し、この樹脂層を乾燥して溶媒を除去することにより形成することができる。塗布液の塗布方法としては、例えば、グラビアコート、コンマコート、ワイヤーバーコート、リップコート、ダイコート、スクリーン印刷、インクジェット法を用いることができる。
[4]
次に、図6(c)に示すように、接着層13が表示層400側に位置するように、基板12を表示層400に載置する。その後、接着層13を50〜80℃程度(接着層13の軟化温度以上)に加熱して軟化させ、軟化した状態にて、基板12および対向基板11を互いに接近する方向へ押圧する。これにより、図7(a)に示すように、隔壁9の先端部が接着層13の表面を突き破って接着層13内に侵入し、さらには基板12の下面に到達、接触する。なお、本工程では、加熱温度が接着層13の軟化温度より高く、隔壁9の軟化温度よりも低いため、隔壁9を軟化させずに、接着層13のみを軟化させることができる。したがって、隔壁9と接着層13との硬さに大きな差を生じさせることができ、隔壁9の不本意な変形を防止しつつ、本工程を円滑かつ確実に行うことができる。
また、隔壁9の先端部が接着層13内に侵入する際、その表面に付着ている分散液100が接着層13との接触によって除去されるため、接着層13内では隔壁9と接着層13との界面に分散液100が実質的に介在せず、そのため、これらをより強固に接着することができる。
[5]
次に、対向基板11を80〜120℃程度(隔壁の軟化温度以上)に加熱し、当該熱によって、隔壁9の先端部を局所的に軟化させる。そして、その状態にて、基板12および対向基板11を互いに接近する方向へさらに押圧する。これにより、図7(b)に示すように、隔壁9の先端部が、基板12に押し潰されて広がるようにして変形し、接着層13内に埋設部93(第1の広幅部932、狭幅部931および第2の広幅部933)が形成される。なお、前記変形した部分が第1の広幅部932となる。その後、例えば、自然冷却することにより、再び、隔壁9および接着層13を硬化させる。これにより、隔壁9と接着層13とが強固に接合される。
対向基板11を加熱して隔壁9の先端部だけを局所的に軟化させることにより、隔壁9の基部94を硬いまま維持することができ、基部94の不本意な変形を効果的に防止することができる。また、分散媒7として、前記加熱温度よりも高い沸点の材料を用いているため、本工程での分散媒7の蒸発を効果的に防止することができ、例えば、気泡の発生等をより効果的に防止することができる。
[6]
次に、図7(c)に示すように、表示層400の周囲に封止部5を形成することにより、表示装置20が得られる。このような製造方法によれば、隔壁9と基板12とが強固に接合され、優れた機械的強度を有する表示装置20を製造することができる。
<第2実施形態>
次に、本発明の表示装置の第2実施形態について説明する。
図8は、本発明の表示装置の第2実施形態を示す部分拡大断面図、図9は、図8に示す表示装置の製造方法を説明する断面図である。
以下、第2実施形態について、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
本発明の第2実施形態にかかる表示装置は、接着層の構成が異なる以外は、第1実施形態の表示装置と同様である。なお、前述した第1実施形態と同様の構成には、同一符号を付してある。
図8に示すように、本実施形態の表示装置20の接着層13Aは、基板12の下面に形成された第1の接着層131Aと、第1の接着層131Aの下面に形成された第2の接着層132Aとを有している。すなわち、接着層13Aは、基板12側から順に積層した第1の接着層131Aと第2の接着層132Aとで構成されている。
このうち、第1の接着層131Aは、前述した第1実施形態の接着層13と同様に、熱可塑性を有する材料で構成されている。なお、第1接着層131Aの構成は、第1実施形態の接着層13と同様であるため、その説明は省略する。
一方、第2の接着層132Aは、第1の接着層131Aよりも硬質である。このような第2の接着層132Aは、表示装置20の製造時に、軟化した隔壁9および第1の接着層131Aが分散液中に浸透しない(流れ出ない)ようにするバリア層として機能する層である。これにより、分散液100の汚染が防止され、表示特性の低下を効果的に防止することができる。
具体的に説明すると、図9(a)に示すように、前述した第1実施形態の製造方法と同様にして、隔壁9および表示層400が形成された基板11と、接着層13Aが形成された基板12とを重ね合わせる。この状態では、第2の接着層132Aは、既に紫外線照射によって硬化している。次に、接着層13Aを加熱し、第1の接着層131Aを軟化させる。第2の接着層132Aは、熱によって軟化しないため硬質な状態を維持する。したがって、第1の接着層131Aの分散液100への浸透が防止される。次に、基板12および対向基板11を互いに接近する方向へ押圧する。これにより、図9(b)に示すように、隔壁9の先端部が接着層13の表面(第2の接着層132A)を突き破って接着層13内に侵入し、さらには基板12の下面に到達、接触する。次に、対向基板11を隔壁9の軟化温度以上に加熱し、隔壁9の先端部を局所的に軟化させた状態にて、基板12および対向基板11を互いに接近する方向へさらに押圧する。これにより、図9(c)に示すように、隔壁9の先端部が基板12に押し潰されて広がるようにして変形し、接着層13内に埋設部93が形成される。この際、第2の接着層132Aによって、軟化した隔壁9の分散液100への浸透が防止される。このようにして、分散液100の汚染が防止される。
第2の接着層132Aの構成材料のヤング率としては、第1の接着層131Aの構成材料のヤング率よりも高く、隔壁9の構成材料のヤング率よりも低いのが好ましい。具体的には、第2の接着層132Aの構成材料のヤング率としては、例えば、第1の接着層131Aの構成材料のヤング率が0.01MPa以上、50MPa以下、隔壁9の構成材料のヤング率が500MPa以上、10GPa以下である場合には、50MPaより高く、500MPa未満であるのが好ましい。
第2の接着層132Aは、紫外線硬化型などの光硬化型の材料で構成されているのが好ましい。これにより、第2の接着層132Aが熱によって軟化しない層となり、接着層131Aや隔壁9が熱により軟化しているときも、硬質な状態を維持することとなるため、前述したように、軟化した隔壁9や第1の接着層131Aの分散液100への浸透を確実に防止することができる。また、光硬化型の材料を用いることにより、硬化させるのに熱が必要なくなるため、第2の接着層132Aを硬化させる際に、第1の接着層131Aが軟化してしまうといった問題の発生が防止される。そのため、接着層13Aを確実かつ簡単に形成することができる。
第2の接着層132Aを構成する光硬化型(紫外線硬化型)の材料としては、特に限定されないが、第1の接着層131Aの構成材料として例示した樹脂材料中に、紫外線重合開始剤を配合した材料を用いることができる。
このような第2実施形態によっても、前述した第1実施形態と同様の効果を発揮することができる。
<第3実施形態>
図10は、本発明の表示装置の第3実施形態を示す概略斜視図、図11は、図10に示す表示シートの断面図である。
以下、第3実施形態について、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
第3実施形態にかかる表示装置は、表示シートが別体として構成されている以外は、前記第1実施形態と同様である。
図10に示すように、本実施形態の表示装置20Cは、表示シート21Cと、書き込み装置22Cとを有している。
図11に示すように、表示シート21Cは、基板(第1の基板)12Cと、基板12Cと対向配置された基板(第2の基板)11Cと、基板12Cの下面に形成された接着層13と、基板12C、11Cの間に設けられた表示層400と、表示層400を封止する封止部5とを有している。基板12C、11Cは、それぞれ、前述した第1実施形態の基板12の基部2と同様の構成であるため、その説明は省略する。
書き込み装置22Cは、表示シート21Cに所望の画像(模様、色彩、文字、絵またはこれらの組み合わせ等)を書き込む際に使用する装置である。図10に示すように、書き込み装置22Cは、台座221Cと、台座221C上に設けられたシート状の共通電極222Cと、先端に部分電極223Cが設けられた書き込みペン(入力具)224Cと、共通電極222Cおよび部分電極223C間に電圧を印加する電圧印加手段225Cとを有している。
このような表示装置20Cは、例えば、次のように使用する。
まず、表示面121の全域が白色表示状態である表示シート21Cを、表示面121を上側にして書き込み装置22Cの共通電極222C上に載置する。次に、電圧印加手段225Cによって共通電極222Cおよび部分電極223C間に、部分電極223C側が低電位となる電圧を印加する。この状態で、書き込みペン224Cを表示面121に接触させつつ所望の軌跡で移動させることにより、その軌跡に対応する領域にて第1、第2粒子A、Bの泳動が生じ、表示色が白色から黒色に変化する。
このような表示装置20Cによれば、紙に鉛筆で文字等を描くのと同様の感覚で、表示シート21Cの表示面121に所望の文字等を描くことができる。そのため、表示装置20Cの操作性(操作感覚)が向上する。
このような第3実施形態によっても、前述した第1実施形態と同様の効果を発揮することができる。
以上説明したような表示装置20は、それぞれ、各種電子機器に組み込むことができる。電気泳動表示装置を備える本発明の電子機器としては、例えば、電子ペーパー、電子ブック、テレビ、ビューファインダ型、モニタ直視型のビデオテープレコーダ、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳、電卓、電子新聞、ワードプロセッサ、パーソナルコンピュータ、ワークステーション、テレビ電話、POS端末、タッチパネルを備えた機器等を挙げることができる。
これらの電子機器のうちから、電子ペーパーを例に挙げ、具体的に説明する。
図12は、本発明の電子機器を電子ペーパーに適用した場合の実施形態を示す斜視図である。
図12に示す電子ペーパー600は、紙と同様の質感および柔軟性を有するリライタブルシートで構成される本体601と、表示ユニット602とを備えている。このような電子ペーパー600では、表示ユニット602が、前述したような表示装置20で構成されている。
次に、本発明の電子機器をディスプレイに適用した場合の実施形態について説明する。
図13は、本発明の電子機器をディスプレイに適用した場合の実施形態を示す図である。このうち、図13中(a)は断面図、(b)は平面図である。
図13に示すディスプレイ(表示装置)800は、本体部801と、この本体部801に対して着脱自在に設けられた電子ペーパー600とを備えている。なお、この電子ペーパー600は、前述したような構成、すなわち、図12に示す構成と同様である。
本体部801は、その側部(図13(a)中、右側)に電子ペーパー600を挿入可能な挿入口805が形成され、また、内部に二組の搬送ローラ対802a、802bが設けられている。電子ペーパー600を、挿入口805を介して本体部801内に挿入すると、電子ペーパー600は、搬送ローラ対802a、802bにより挟持された状態で本体部801に設置される。
また、本体部801の表示面側(図13(b)中、紙面手前側)には、矩形状の孔部803が形成され、この孔部803には、透明ガラス板804が嵌め込まれている。これにより、本体部801の外部から、本体部801に設置された状態の電子ペーパー600を視認することができる。すなわち、このディスプレイ800では、本体部801に設置された状態の電子ペーパー600を、透明ガラス板804において視認させることで表示面を構成している。
また、電子ペーパー600の挿入方向先端部(図13(a)中、左側)には、端子部806が設けられており、本体部801の内部には、電子ペーパー600を本体部801に設置した状態で端子部806が接続されるソケット807が設けられている。このソケット807には、コントローラー808と操作部809とが電気的に接続されている。
このようなディスプレイ800では、電子ペーパー600は、本体部801に着脱自在に設置されており、本体部801から取り外した状態で携帯して使用することもできる。これにより、利便性が向上する。
以上、本発明の表示シート、表示シートの製造方法、表示装置および電子機器を、図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができる。また、本発明に他の任意の構成物が付加されていてもよい。また、前述した各実施形態を適宜組み合わせてもよい。
また、前述した実施形態では、隔壁9が格子状をなしていたが、隔壁9の構成(平面視形状)としては、特に限定されない。例えば、ハニカム状に構成されていてもよいし、X方向に延在し、Y方向に間隔を隔てて配置された複数の隔壁で構成されていてもよい。前者の場合には、より機械的強度が増し、後者の場合には、より開口率を高めることができる。
また、隔壁を多孔質体で構成してよい。この場合には、隔壁に形成される空孔は、分散媒7の通過を許容することができるが、第1、第2の粒子A、Bの通過を許容することができない程度の大きさとされる。これにより、隣り合うセルS間で分散媒7の移動が可能となるため、所定のセルSにかかる圧力を分散、吸収することができる。具体的には、例えば、前述した第3実施形態のような書き込みペン224Cによって所定のセルSが押圧された際、当該セルSから分散媒7が隣のセルSに移動することにより、セルS内の圧力の増加を抑制することができる。なお、隔壁の空孔率としては、例えば、5%以上、50%程度であるのが好ましい。また、空孔の大きさとしては、例えば、1nm以上、100nm以下であるのが好ましい。
また、前述した実施形態では、第1の広幅部の幅が第2の広幅部の幅よりも広い構成について説明したが、これに限定されず、第1の広幅部の幅が第2の広幅部の幅よりも狭くても良い。隔壁が透明でなく、光透過性を実質的に有していない場合に、このような構成とすることにより、表示面の開口率の低下を防止することができる。
1、2…基部 100…分散液 11C、12C‥‥基板 11…対向基板 12…基板 121…表示面 13、13A…接着層 131A…第1の接着層 132A…第2の接着層 14…画素電極保護層 20…表示装置 20C‥‥表示装置 21…表示シート 21C‥‥表示シート 22…回路基板 22C‥‥書き込み装置 221C‥‥台座 222C‥‥共通電極 223C‥‥部分電極 224C‥‥書き込みペン 225C‥‥電圧印加手段 3、4…電極 400…表示層 5…封止部 7…分散媒 600……電子ペーパー 601……本体 602……表示ユニット 800……ディスプレイ 801……本体部 802a、802b……搬送ローラ対 803……孔部 804……透明ガラス板 805……挿入口 806……端子部 807……ソケット 808……コントローラー 809……操作部 9…隔壁 90…樹脂層 900…金型 91…第1の隔壁 92…第2の隔壁 93…埋設部 931…狭幅部 932…第1の広幅部 933…第2の広幅部 93a…幅漸減部 93b…幅漸増部 94…基部 A‥‥第1の粒子 B‥‥第2の粒子 S‥‥セル(領域) W2、W3…幅

Claims (15)

  1. 表示面側に設けられた第1の基板と、
    前記第1の基板に対して対向配置された第2の基板と、
    前記第1の基板の前記第2の基板側に設けられた接着層と、
    前記接着層と前記第2の基板との間に設けられた表示層と、を有し、
    前記表示層は、該表示層を複数の領域に分割する隔壁と、各前記領域内に充填され、正または負に帯電した少なくとも1種の粒子を分散媒に分散してなる分散液と、を有し、
    前記隔壁の前記第1の基板側の端部は、前記接着層に埋設されているとともに、前記第1の基板と接触して設けられており、前記接着層に埋設されている部分は、狭幅部と、前記狭幅部よりも前記第1の基板側に位置し、前記狭幅部よりも幅の広い第1の広幅部とを有していることを特徴とする表示シート。
  2. 前記第1の広幅部が前記第1の基板と接触している請求項1に記載の表示シート。
  3. 前記隔壁の接着層に埋設されている部分は、前記狭幅部よりも前記第2の基板側に位置し、前記狭幅部よりも幅の広い第2の広幅部を有している請求項1または2に記載の表示シート。
  4. 前記第1の広幅部の方が、前記第2の広幅部よりも幅が広い請求項3に記載の表示シート。
  5. 前記隔壁の接着層に埋設されている部分は、前記第2の基板側に位置し、その幅が前記第1の基板側に向けて漸減する幅漸減部と、前記第1の基板側に位置し、その幅が前記第1の基板側に向けて漸増する幅漸増部と、を有し、
    前記幅漸増部に前記第1の広幅部が位置し、前記幅漸減部に前記第2の広幅部が位置し、前記幅漸増部と前記幅漸減部との境界部に前記狭幅部が位置している請求項1ないし4のいずれかに記載の表示シート。
  6. 前記隔壁は、熱可塑性を有する材料で構成されている請求項1ないしのいずれかに記載の表示シート。
  7. 前記接着層は、熱可塑性を有する材料で構成されている請求項1ないしのいずれかに記載の表示シート。
  8. 前記接着層は、前記第1の基板側から順に積層した第1の接着層と第2の接着層とを有しており、
    前記第1の接着層は、熱可塑性を有する材料で構成されており、
    前記第2の接着層は、光硬化性を有する材料で構成されている請求項1ないしのいずれかに記載の表示シート。
  9. 表示面側に設けられた第1の基板と、前記第1の基板に対して対向配置された第2の基板と、前記第1の基板と前記第2の基板との間に設けられた表示層と、を有する表示シートの製造方法であって、
    前記第2の基板上に隔壁を形成し、前記隔壁によって形成された複数の領域内の各々に正または負に帯電した少なくとも1種の第1の粒子を分散媒に分散してなる分散液を充填することにより前記表示層を形成する工程と、
    一方の面上に接着層が形成された前記第1の基板を、前記接着層が前記表示層側に位置するように前記表示層上に載置し、前記第1の基板および前記第2の基板の少なくとも一方を他方側へ押し付けることにより、前記隔壁の先端部を前記接着層内に侵入させ、さらに前記第1の基板に接触させて変形させる工程と、を有していることを特徴とする表示シートの製造方法。
  10. 前記接着層を軟化させた状態で、前記隔壁の先端部を前記接着層内に侵入させる請求項に記載の表示シートの製造方法。
  11. 前記隔壁は、熱可塑性を有する材料で構成されており、
    加熱によって軟化した前記先端部を前記第1の基板に接触させて変形させる請求項または10に記載の表示シートの製造方法。
  12. 前記隔壁の軟化は、前記隔壁の先端部を前記接着層内に侵入させた後に行う請求項11に記載の表示シートの製造方法。
  13. 前記接着層は、熱可塑性を有する材料で構成されており、
    前記接着層の軟化温度は、前記隔壁の軟化温度よりも低い請求項10ないし12のいずれかに記載の表示シートの製造方法。
  14. 請求項1ないしのいずれかに記載の表示シートを備えることを特徴とする表示装置。
  15. 請求項14に記載の表示装置を備えることを特徴とする電子機器。
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