JP2012247005A - トルク変動吸収装置 - Google Patents

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Yusaku Nishio
優作 西尾
Hiroshi Kawazoe
博司 川添
Hiroaki Suezaki
紘章 末▲崎▼
Satoshi Nakagaito
聡 中垣内
Tsutomu Sekine
務 関根
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Abstract

【課題】ボルト挿通用の穴部を設けることなく、変速機側からボルトによってエンジンのクランクシャフトに連結することが可能なトルク変動吸収装置を提供すること。
【解決手段】同軸に配された第1回転軸6と第2回転軸8との間に生ずる変動トルクを吸収するとともに、一端10が第2回転軸8側から連結部材7によって第1回転軸6に連結された第1組立体2と、第1回転軸6と第2回転軸8との間に生ずる変動トルクを吸収するとともに、連結部材7よりも第2回転軸8側に配され、かつ、他端26が第2回転軸8に連結された第2組立体3と、第1組立体2の他端13と第2組立体3の一端(20、21、22)とを連結する連結手段31と、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、回転軸間に生ずる変動トルクを吸収するトルク変動吸収装置に関する。
トルク変動吸収装置は、例えば、エンジンと変速機との間の動力伝達経路上に配設され、エンジンと変速機による変動トルクを吸収(抑制)する。トルク変動吸収装置は、バネ力によって変動トルクを吸収するダンパ部と、摩擦等によるヒステリシストルクによって変動トルクを吸収(抑制)するヒステリシス部と、回転軸の捩れがダンパ部やヒステリシス部で吸収できなくなったときにすべりを生ずるリミッタ部と、を有するものがある。
ダンパ部は、トルク変動吸収装置の径方向外側の部位に設けると、捩り角が大きくとれるといったメリットがある。ダンパ部を装置の径方向外側の部位に設けた場合、ダンパ部よりも径方向内側の部位で、変速機側からボルトによってトルク変動吸収装置の入力側部材がエンジンのクランクシャフトに連結されことになる。変速機側からボルトで連結するためには、トルク変動吸収装置の構成部材においてボルトを挿通するための穴部が設けられる(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−293652号公報
しかしながら、トルク変動吸収装置の構成上、構成部材においてボルトを挿通するための穴部を設けることができない場合がある。例えば、装置を径方向に大きくできない状況下で、ダンパ部よりも径方向内側に他のダンパ部やリミッタ部を設けると、構成部材においてボルト挿通用の穴部が設けられない場合がある。仮に、構成部材においてボルト挿通用の穴部が設けられたとしても、穴部によって構成部材の強度が不足してしまうおそれがある。
本発明の主な課題は、ボルト挿通用の穴部を設けることなく、変速機側からボルトによってエンジンのクランクシャフトに連結することが可能なトルク変動吸収装置を提供することである。
本発明の一視点においては、トルク変動吸収装置において、同軸に配された第1回転軸と第2回転軸との間に生ずる変動トルクを吸収するとともに、一端が前記第2回転軸側から連結部材によって前記第1回転軸に連結された第1組立体と、前記第1回転軸と前記第2回転軸との間に生ずる変動トルクを吸収するとともに、前記連結部材よりも前記第2回転軸側に配され、かつ、他端が前記第2回転軸に連結された第2組立体と、前記第1組立体の他端と前記第2組立体の一端とを連結する連結手段と、を備えることを特徴とする。
本発明の前記トルク変動吸収装置においては、前記第1組立体は、弾性力により前記第1回転軸と前記第2回転軸との間に生ずる変動トルクを吸収する第1ダンパ部を有し、前記第2組立体は、弾性力により前記第1回転軸と前記第2回転軸との間に生ずる変動トルクを吸収する第2ダンパ部、又は、前記第1ダンパ部で変動トルクを吸収できなくなったときにすべりを生ずるリミッタ部を有することが好ましい。
本発明の前記トルク変動吸収装置においては、前記第2組立体は、前記第1組立体の前記第1ダンパ部よりも径方向内側に配されることが好ましい。
本発明の前記トルク変動吸収装置においては、前記第2組立体の他端は、前記第2回転軸とスプライン係合することによって連結されていることが好ましい。
本発明の前記トルク変動吸収装置においては、前記第2組立体の一端は、前記第1組立体の他端よりも前記第2回転軸側に配され、前記連結手段は、前記第2組立体の一端を前記第1組立体の他端に連結するボルトであることが好ましい。
本発明の前記トルク変動吸収装置においては、前記第2組立体の一端は、前記第1組立体の他端よりも径方向内側に配され、前記連結手段は、前記第1組立体の他端の内周面に形成された内スプラインと、前記第2組立体の一端の外周面に形成されるとともに前記内スプラインとスプライン嵌合する外スプラインと、を有することが好ましい。
本発明の前記トルク変動吸収装置においては、前記連結手段は、前記第1組立体の他端に形成されるとともに前記第2回転軸側に突出した複数の突起部と、前記第2組立体の一端に形成されるとともに前記突起部が挿通される複数の穴部と、を有し、前記突起部は、前記第2組立体の一端に対して周方向及び径方向の移動が規制されるように前記穴部と係合することが好ましい。
本発明の前記トルク変動吸収装置においては、前記突起部は、前記穴部を貫通した先端部において前記第2組立体の一端に引っ掛かる爪部を有するとともに、前記穴部内で径方向又は周方向に弾性変形可能に構成され、前記第2組立体の一端は、前記第1組立体の他端の本体と前記爪部とによって軸方向の移動が規制されることが好ましい。
本発明の前記トルク変動吸収装置においては、前記突起部は、先端部が径方向又は周方向に2つに分かれた先割れ突起部であり、前記爪部は、前記先割れ突起部における前記穴部を貫通した先端部の径方向又は周方向の両側に形成されていることが好ましい。
本発明の前記トルク変動吸収装置においては、前記突起部は、前記穴部を貫通した先端部においてプレス成型により径方向の外側又は内側に湾曲して突出した引掛部を有するとともに、前記穴部内で径方向の内側又は外側に弾性変形可能に構成され、前記第2組立体の一端は、前記第1組立体の他端の本体と前記引掛部とによって軸方向の移動が規制されることが好ましい。
本発明の前記トルク変動吸収装置においては、前記引掛部の周方向又は径方向の幅は、前記穴部内に配される部分の前記突起部の周方向又は径方向の幅よりも小さくなるように形成されていることが好ましい。
本発明の前記トルク変動吸収装置においては、前記突起部は、前記穴部内に配される部分において穴又は切欠を有することが好ましい。
本発明の前記トルク変動吸収装置においては、前記突起部は、前記穴部を貫通した先端部を径方向又は周方向に曲げた曲げ部を有し、前記第2組立体の一端は、前記第1組立体の他端の本体と前記曲げ部とによって軸方向の移動が規制されることが好ましい。
本発明の前記トルク変動吸収装置においては、前記突起部は、前記曲げ部において穴又は切欠を有することが好ましい。
本発明の前記トルク変動吸収装置においては、前記突起部は、前記曲げ部において周方向又は径方向に沿って形成された溝を有することが好ましい。
本発明の前記トルク変動吸収装置においては、前記曲げ部の周方向又は径方向の幅は、前記穴部内に配される部分の前記突起部の周方向又は径方向の幅よりも小さくなるように形成されていることが好ましい。
本発明の前記トルク変動吸収装置においては、前記突起部は、前記穴部を貫通した先端部の径方向又は周方向にある面において溝を有するとともに、前記溝に装着される止め具を有し、前記第2組立体の一端は、前記第1組立体の他端の本体と前記止め具とによって軸方向の移動が規制されることが好ましい。
本発明の前記トルク変動吸収装置においては、前記突起部は、前記穴部を貫通した先端部の径方向又は周方向にある面において溝を有するとともに、前記溝に保持された弾性体を有し、前記第2組立体の一端は、前記第1組立体の他端の本体と前記弾性体とによって軸方向の移動が規制されることが好ましい。
本発明の前記トルク変動吸収装置においては、前記突起部は、前記穴部を貫通した先端部の径方向外側の面において溝を有するとともに、前記溝、及び、前記溝の周方向にずれた位置にあるその他の溝に共通に装着されるリング部材を有し、前記第2組立体の一端は、前記第1組立体の他端の本体と前記リング部材とによって軸方向の移動が規制されることが好ましい。
本発明の前記トルク変動吸収装置においては、前記連結手段は、前記第1組立体の他端と前記第2組立体の一端とを溶接により連結する溶接部であることが好ましい。
本発明の前記トルク変動吸収装置においては、前記連結手段は、前記第1組立体の他端、及び、前記第2組立体の一端を貫通するとともに、前記第1組立体の他端に引掛又は固定される鍔部を有し、かつ、先端部に溝を有するピン部材と、前記溝に装着される止め具と、を有し、前記第2組立体の一端は、前記第1組立体の他端の本体と前記止め具とによって軸方向の移動が規制されることが好ましい。
本発明の前記トルク変動吸収装置においては、前記連結手段は、前記第2組立体の一端、及び、前記第1組立体の他端を貫通するとともに、前記第2組立体の一端に引っ掛かる鍔部を有し、先端部が2つに分かれた先割れピン部を有し、かつ、前記先割れピン部の先端において前記第1組立体の他端に引っ掛かる爪部を有するピン部材を有し、前記第2組立体の一端は、前記第1組立体の他端の本体と前記鍔部とによって軸方向の移動が規制されることが好ましい。
本発明の前記トルク変動吸収装置においては、前記第2組立体よりも前記第2回転軸側に配されるとともに、前記第2回転軸に装着され、かつ、前記第2回転軸の段差部によって前記第1回転軸から離れる方向への移動が規制されるプレート部材を備え、前記突起部の先端部は、前記プレート部材に当接することが好ましい。
本発明の前記トルク変動吸収装置においては、前記第1組立体の他端と前記第2組立体の一端との間に配されるとともに、前記突起部が貫通する穴部を有するスペーサを備えることが好ましい。
本発明の前記トルク変動吸収装置においては、前記第2回転軸の段差部と前記第2組立体の他端との間に配されるとともに、前記第2組立体の他端を前記第1回転軸側に付勢する弾性部材を備えることが好ましい。
本発明の前記トルク変動吸収装置においては、前記第1組立体は、ヒステリシストルクにより前記第1回転軸と前記第2回転軸との間に生ずる変動トルクを緩和するヒステリシス部を有し、前記ヒステリシス部は、前記第1回転軸と前記第2回転軸との間に挟み込まれたスラスト部材を有し、前記スラスト部材は、前記突起部から前記第2組立体の抜け止めをする抜け止め部を有することが好ましい。
本発明の前記トルク変動吸収装置においては、前記第2組立体よりも前記第2回転軸側に配されるとともに、前記第2回転軸に装着され、かつ、前記第2回転軸の段差部によって前記第1回転軸から離れる方向への移動が規制されるプレート部材を備え、前記第2組立体の一端は、前記プレート部材に当接する突起部を有することが好ましい。
本発明の前記トルク変動吸収装置においては、前記連結手段は、前記第2組立体の一端に形成されるとともに前記第1回転軸側に突出した複数の突起部と、前記第1組立体の他端に形成されるとともに前記突起部が挿通される複数の穴部と、を有し、前記突起部は、前記第1組立体の他端に対して周方向及び径方向の移動が規制されるように前記穴部と係合することが好ましい。
本発明の前記トルク変動吸収装置においては、前記第2組立体よりも前記第2回転軸側に配されるとともに、前記第2回転軸に装着され、かつ、前記第2回転軸の段差部によって前記第1回転軸から離れる方向への移動が規制されるプレート部材を備え、前記プレート部材は、前記第2組立体の一端に当接する突起部を有することが好ましい。
本発明によれば、トルク変動吸収装置を第1組立体と第2組立体とに分割して、第1組立体の他端と第2組立体の一端とを連結可能な構成とすることにより、トルク変動吸収装置において第1回転部材に連結するための連結部材を挿通するための作業穴を廃止することができ、装置の強度を確保することができる。
本発明の実施例1に係るトルク変動吸収装置の構成を模式的に示した平面図である。 本発明の実施例1に係るトルク変動吸収装置の構成を模式的に示した図1のX−X´間の断面図である。 本発明の実施例1に係るトルク変動吸収装置の構成を模式的に示した図1のY−Y´間の断面図である。 本発明の実施例2に係るトルク変動吸収装置における第1組立体と第2組立体との連結部分を模式的に示した拡大部分断面図である。 本発明の実施例3に係るトルク変動吸収装置における(A)第1組立体と第2組立体との連結部分を模式的に示した拡大部分断面図、(B)矢視zから見た第1組立体のセンタプレートの構成を模式的に示した部分平面図、(C)センタプレートの変形例の構成を模式的に示した部分平面図である。 本発明の実施例4に係るトルク変動吸収装置における第1組立体と第2組立体との連結部分を模式的に示した拡大部分断面図である。 本発明の実施例5に係るトルク変動吸収装置における第1組立体と第2組立体との連結部分を模式的に示した拡大部分平面図である。 本発明の実施例6に係るトルク変動吸収装置における第1組立体と第2組立体との連結部分を模式的に示した(A)連結前の拡大部分断面図、(B)連結後の拡大部分断面図である。 本発明の実施例7に係るトルク変動吸収装置における第1組立体と第2組立体との連結部分を模式的に示した(A)連結前の拡大部分断面図、(B)連結後の拡大部分断面図、(C)矢視zから見た第1組立体のセンタプレートの構成を模式的に示した部分平面図である。 本発明の実施例8に係るトルク変動吸収装置における第1組立体と第2組立体との連結部分を模式的に示した(A)連結前の拡大部分断面図、(B)連結後の拡大部分断面図、(C)矢視zから見た第1組立体のセンタプレートの構成を模式的に示した部分平面図である。 本発明の実施例9に係るトルク変動吸収装置における第1組立体と第2組立体との連結部分を模式的に示した(A)連結前の拡大部分断面図、(B)連結後の拡大部分断面図である。 本発明の実施例10に係るトルク変動吸収装置における第1組立体と第2組立体との連結部分を模式的に示した(A)連結前の拡大部分断面図、(B)連結後の拡大部分断面図である。 本発明の実施例11に係るトルク変動吸収装置における第1組立体と第2組立体との連結部分を模式的に示した(A)連結前の拡大部分断面図、(B)連結後の拡大部分断面図、(C)矢視zから見た第1組立体のセンタプレートの構成を模式的に示した部分平面図である。 本発明の実施例12に係るトルク変動吸収装置における第1組立体と第2組立体との連結部分を模式的に示した(A)連結前の拡大部分断面図、(B)連結後の拡大部分断面図、(C)矢視zから見た第1組立体のセンタプレートの構成を模式的に示した部分平面図である。 本発明の実施例13に係るトルク変動吸収装置における第1組立体と第2組立体との連結部分を模式的に示した(A)連結前の拡大部分断面図、(B)連結後の拡大部分断面図、(C)矢視zから見た第1組立体のセンタプレートの構成を模式的に示した部分平面図である。 本発明の実施例14に係るトルク変動吸収装置における第1組立体と第2組立体との連結部分を模式的に示した(A)連結前の拡大部分断面図、(B)連結後の拡大部分断面図、(C)矢視zから見た第1組立体のセンタプレートの構成を模式的に示した部分平面図である。 本発明の実施例15に係るトルク変動吸収装置における第1組立体と第2組立体との連結部分を模式的に示した拡大部分断面図、(B)矢視zから見た第1組立体のセンタプレートとCリングとを組み合わせた状態の構成を模式的に示した部分平面図である。 本発明の実施例16に係るトルク変動吸収装置における第1組立体と第2組立体との連結部分を模式的に示した拡大部分断面図、(B)矢視zから見た第1組立体のセンタプレートとCリングとを組み合わせた状態の構成を模式的に示した部分平面図である。 本発明の実施例17に係るトルク変動吸収装置における第1組立体と第2組立体との連結部分を模式的に示した(A)連結前の拡大部分断面図、(B)連結途中の拡大部分断面図、(C)連結後の拡大部分断面図である。 本発明の実施例18に係るトルク変動吸収装置におけるリング部材とセンタプレートとの係合部分の拡大部分断面図である。 本発明の実施例19に係るトルク変動吸収装置における第1組立体と第2組立体との連結部分を模式的に示した拡大部分断面図である。 本発明の実施例20に係るトルク変動吸収装置における第1組立体と第2組立体との連結部分を模式的に示した拡大部分断面図である。 本発明の実施例21に係るトルク変動吸収装置における第1組立体と第2組立体との連結部分を模式的に示した拡大部分断面図である。 本発明の実施例22に係るトルク変動吸収装置の構成を模式的に示した断面図である。 本発明の実施例23に係るトルク変動吸収装置の構成を模式的に示した断面図である。 本発明の実施例24に係るトルク変動吸収装置の構成を模式的に示した断面図である。 本発明の実施例25に係るトルク変動吸収装置の構成を模式的に示した断面図である。 本発明の実施例26に係るトルク変動吸収装置の構成を模式的に示した断面図である。
本発明の実施形態に係るトルク変動吸収装置では、同軸に配された第1回転軸(図2の6)と第2回転軸(図2の8)との間に生ずる変動トルクを吸収するとともに、一端(図2の10)が前記第2回転軸側から連結部材(図2の7)によって前記第1回転軸に連結された第1組立体(図2の2)と、前記第1回転軸と前記第2回転軸との間に生ずる変動トルクを吸収するとともに、前記連結部材よりも前記第2回転軸側に配され、かつ、他端(図2の26)が前記第2回転軸に連結された第2組立体(図2の3)と、前記第1組立体の他端(図2の13)と前記第2組立体の一端(図2の20、21、22)とを連結する連結手段(図2の31)と、を備える。本実施形態では、軸方向の縮小およびコスト低減のため、エンジンのクランクシャフトにフライホイールやドライブプレート等の部材を介することなく、クランクシャフトに直接取り付ける形式のトルク変動吸収装置である。
なお、本出願において図面参照符号を付している場合は、それらは、専ら理解を助けるためのものであり、図示の態様に限定することを意図するものではない。
本発明の実施例1に係るトルク変動吸収装置について図面を用いて説明する。図1は、本発明の実施例1に係るトルク変動吸収装置の構成を模式的に示した平面図である。図2は、本発明の実施例1に係るトルク変動吸収装置の構成を模式的に示した図1のX−X´間の断面図である。図3は、本発明の実施例1に係るトルク変動吸収装置の構成を模式的に示した図1のY−Y´間の断面図である。
実施例1に係るトルク変動吸収装置1は、エンジン(図示せず)のクランクシャフト6と、変速機(図示せず)の入力軸8との間に設けられており、クランクシャフト6と入力軸8との間に生ずる変動トルクを吸収(抑制)する装置である。トルク変動吸収装置1は、クランクシャフト6と入力軸8との間に生ずる変動トルクを吸収するとともにボルト7によってクランクシャフト6に連結される第1組立体2と、クランクシャフト6と入力軸8との間に生ずる変動トルクを吸収するとともに第1組立体2及び入力軸8に連結される第2組立体3と、を有する。
本実施例では、エンジンのクランクシャフト6に第1組立体2を取り付け、その後で第2組立体3を取り付け、さらにその後に変速機の入力軸8を組付ける。
第1組立体2は、動力伝達経路の一端(サイドプレート10に相当)が、径方向内側の部位で変速機側(図2の左側)からボルト7によってクランクシャフト6に連結されている。第1組立体2は、径方向外側の部位に、捩れ緩衝機能として、ダンパ部2a及びヒステリシス部2bを有する。ダンパ部2aは、弾性力によりクランクシャフト6と入力軸8との間のトルク変動を吸収する部分である。ヒステリシス部2bは、ヒステリシストルク(例えば、摩擦力)によりクランクシャフト6と入力軸8との間のトルク変動を緩和する部分である。ヒステリシス部2bは、ダンパ部2aよりも径方向内側に設定されている。第1組立体2は、動力伝達経路の他端(センタプレート13に相当)が、ヒステリシス部2bよりも径方向内側、かつ、ボルト7よりも径方向外側の部位にて、ボルト31によって第2組立体3における動力伝達経路の一端(サイドプレート20、21、リング部材22に相当)が連結されている。第1組立体2は、ボルト7によってクランクシャフト6に連結された後に、ボルト31によって第2組立体3が連結される。これにより、第2組立体3においてボルト7を挿通するための穴を設けなくてもよくなる。
第2組立体3は、動力伝達経路の一端(サイドプレート20、21及びリング部材22に相当)が、ボルト31によって第1組立体2における動力伝達経路の他端(センタプレート13に相当)に連結されている。なお、第2組立体3の一端(サイドプレート20、21及びリング部材22に相当)は、第1組立体2の他端(センタプレート13に相当)よりも変速機側(図2の左側)に配されている。第2組立体3は、ボルト7よりも変速機側(図2の左側)に配されている。第2組立体3は、ボルト31よりも径方向内側の部位に、捩れ緩衝機能として、ダンパ部3a及びヒステリシス部3bを有する。ダンパ部3aは、弾性力によりクランクシャフト6と入力軸8との間のトルク変動を吸収する部分である。ダンパ部3aは、第1組立体2のダンパ部2aよりも先にトルク変動を吸収するか否かは問わない。ヒステリシス部3bは、ヒステリシストルク(例えば、摩擦力)によりクランクシャフト6と入力軸8との間のトルク変動を緩和する部分である。ヒステリシス部3bは、ダンパ部3aよりも径方向内側に設定されている。第2組立体3は、動力伝達経路の他端(ハブ部材26に相当)が、ヒステリシス部2bよりも径方向内側の部位にて、入力軸8にスプライン係合によって連結されている。
ここで、第1組立体2は、主な構成部材として、サイドプレート10と、サイドプレート11と、コイルスプリング12と、センタプレート13と、スラスト部材14、15と、皿ばね16と、溶接部17と、を有する。
サイドプレート10は、環状の部材であり、第1組立体2におけるダンパ部2a及びヒステリシス部2bの構成部材である。サイドプレート10は、内周部分にて、ボルト7によってクランクシャフト6に連結されている。なお、ボルト7は、変速機側(図2の左側)から工具を使って回転させることが可能である。サイドプレート10は、外周部分にて、第1組立体2におけるダンパ部2aのコイルスプリング12を収容するための袋状の収容部10aを有する。収容部10aは、周方向両側にある端面にて、コイルスプリング12の端部と接離可能であり、ダンパ部2aに捩れが生じていないときにコイルスプリング12の両端と接し、ダンパ部2aに捩れが生じているときにコイルスプリング12の端部の片方と接する。サイドプレート10は、ダンパ部2aの径方向外側を覆うように形成されている。サイドプレート10は、サイドプレート11側の端部が全周に渡ってサイドプレート11と密着しており、溶接部17によってサイドプレート11に固定されている。サイドプレート10は、ダンパ部2aより内周側のヒステリシス部3bにて、皿ばね29の外周端部を支持する。サイドプレート10は、スラスト部材15に対して回転不能かつ軸方向移動可能に係合している(図3参照)。
サイドプレート11は、環状の部材であり、第1組立体2におけるダンパ部2a及びヒステリシス部2bの構成部材である。サイドプレート11は、外周部分が全周に渡ってサイドプレート10と密着しており、溶接部17によってサイドプレート10に固定されている。これにより、サイドプレート11はサイドプレート10と一体に回転する。サイドプレート11は、中間部分にて、第1組立体2におけるダンパ部2aのコイルスプリング12を収容するための袋状の収容部11aを有する。収容部11aは、周方向両側にある端面にて、コイルスプリング12の端部と接離可能であり、ダンパ部2aに捩れが生じていないときにコイルスプリング12の両端と接し、ダンパ部2aに捩れが生じているときにコイルスプリング12の端部の片方と接する。サイドプレート11は、ダンパ部2aより内周側のヒステリシス部2bにて、スラスト部材14に対して回転不能かつ軸方向移動可能に係合している(図3参照)。
コイルスプリング12は、サイドプレート10、11の収容部10a、11a、及びセンタプレート13の窓部13aに収容され、両端にある収容部10a、11a及び窓部13aと接離可能に接している。コイルスプリング12は、ダンパ部2aに捩り(サイドプレート10、11とセンタプレート13との間の捩り)が生じたときに収縮する。コイルスプリング12には、広い捩りを実現するために、周方向に沿って曲ったアークスプリングを用いることができる。
センタプレート13は、環状の部材であり、第1組立体2におけるダンパ部2a及びヒステリシス部2bの構成部材である。センタプレート13は、内周部分にて、ボルト31により第2組立体3の一端(サイドプレート20、21及びリング部材22)が連結されている(図2参照)。これにより、センタプレート13は、サイドプレート20、21及びリング部材22と一体に回転する。センタプレート13は、サイドプレート20、21及びリング部材22を連結しているリベット30と抵触しないように形成されている(図3参照)。センタプレート13は、外周部分にて、ダンパ部2aのコイルスプリング12を収容するための切欠の窓部13aを有する。窓部13aは、周方向両側にある端面にて、コイルスプリング12と接離可能であり、ダンパ部2aに捩れが生じていないときにコイルスプリング12の両端と接し、ダンパ部2aに捩れが生じているときにコイルスプリング12の端部の片方と接する。センタプレート13は、ダンパ部2aよりも径方向内側、かつ、ボルト31よりも径方向外側にある中間部分のヒステリシス部2bにて、スラスト部材14、15によってスライド可能に挟持されている。
スラスト部材14は、環状の部材であり、第1組立体2におけるヒステリシス部2bの構成部品である。スラスト部材14は、サイドプレート11とセンタプレート13との間に配されている。スラスト部材14は、サイドプレート11に対して回転不能かつ軸方向移動可能に係合しており、フランジ部26bとスライド可能に圧接している(図3参照)。
スラスト部材15は、環状の部材であり、第1組立体2におけるヒステリシス部2bの構成部品である。スラスト部材15は、皿ばね16とセンタプレート13との間に配されている。スラスト部材15は、皿ばね16によってセンタプレート13側に付勢されている。スラスト部材15は、センタプレート13とスライド可能に圧接している。スラスト部材15は、皿ばね16に対して回転不能かつ軸方向移動可能に係合している(図2参照)。スラスト部材15は、サイドプレート10に対して回転不能かつ軸方向移動可能に係合している(図3参照)。
皿ばね16は、スラスト部材15をセンタプレート13側に付勢する皿状のばねであり、ヒステリシス部2bの構成部品である。皿ばね16は、スラスト部材15とサイドプレート10との間に配されている。皿ばね16は、内周端部にてスラスト部材15に対して回転不能かつ軸方向移動可能に係合している。皿ばね16は、外周端部にてサイドプレート10に支持されており、内周端部にてスラスト部材15をセンタプレート13に向かって付勢する。
溶接部17は、サイドプレート10とサイドプレート11とを溶接した部分である。溶接部17は、サイドプレート10とサイドプレート11とが合わさった部分の外周部分を全周にわたって形成されている。
また、第2組立体3は、主な構成部材として、サイドプレート20と、サイドプレート21と、リング部材22と、シート部材23と、コイルスプリング24と、クッション部材25と、ハブ部材26と、スラスト部材27、28と、皿ばね29と、リベット30と、を有する。
サイドプレート20は、ハブ部材26のフランジ部26bの変速機側(図2の左側)に配設された環状の部材であり、第2組立体3におけるダンパ部3a及びヒステリシス部3bの構成部材である。サイドプレート20は、外周部分にて、リベット30によってリング部材22及びサイドプレート21と一体固定されている(図3参照)。サイドプレート20は、リベット30から周方向にずれた部分にて、ボルト31によってリング部材22及びサイドプレート21とともにセンタプレート13に連結されている(図2参照)。サイドプレート20は、中間部分のダンパ部3aにて、コイルスプリング24及びシート部材23を収容するための窓部20aを有し、当該窓部20aの周方向にある端面がシート部材23と接離可能に接している。サイドプレート20は、ダンパ部3aより径方向内側のヒステリシス部3bにて、スラスト部材27に対して回転不能かつ軸方向移動可能に係合している。サイドプレート20は、内周端部にて、スラスト部材27を介してハブ部材26(ハブ部26a)に回転可能に支持されている。
サイドプレート21は、ハブ部材26のフランジ部26bのエンジン側(図2の右側)に配設された環状の部材であり、第2組立体3におけるダンパ部3a及びヒステリシス部3bの構成部材である。サイドプレート21は、外周部分にて、リベット30によってリング部材22及びサイドプレート20と一体固定されている(図3参照)。サイドプレート21は、リベット30から周方向にずれた部分にて、ボルト31によってリング部材22及びサイドプレート20とともにセンタプレート13に連結されている(図2参照)。サイドプレート21は、中間部分のダンパ部3aにて、コイルスプリング24及びシート部材23を収容するための窓部21aを有し、当該窓部21aの周方向にある端面がシート部材23と接離可能に接している。サイドプレート21は、ダンパ部3aよりも径方向内側のヒステリシス部3bにて、皿ばね29の外周端部を支持する。サイドプレート21は、スラスト部材28に対して回転不能かつ軸方向移動可能に係合している。サイドプレート21は、内周端部にて、スラスト部材28を介してハブ部材26(ハブ部26a)に対して回転可能に支持されている。
リング部材22は、サイドプレート20、21間に配された環状の部材である。リング部材22は、内周部分にて径方向内側に突出した複数の凸部22aを有する。凸部22aは、第2組立体3におけるダンパ部3aの捩れを所定の角度で規制する部分であり、ダンパ部3aで捩れが生じてハブ部材26の凸部26dと当たることでダンパ部3aの捩れを規制する。凸部22aは、サイドプレート20とサイドプレート21との間に挟み込まれており、サイドプレート20及びサイドプレート21とともにリベット30によって一体固定されている(図3参照)。リング部材22は、リベット30から周方向にずれた部分にて、ボルト31によってサイドプレート20、21とともにセンタプレート13に連結されている(図2参照)。
シート部材23は、第2組立体3におけるダンパ部3aの構成部品であり、サイドプレート20、21及びハブ部材26(フランジ部26b)に形成された窓部20a、21a、26cに収容され、当該窓部20a、21a、26cの周方向にある端面とコイルスプリング24の端部との間に配されている。シート部材23には、コイルスプリング24の摩耗を低減するために、樹脂を用いることができる。
コイルスプリング24は、第2組立体3におけるダンパ部3aの構成部品であり、サイドプレート20、21及びハブ部材26(フランジ部26b)に形成された窓部20a、21a、26cに収容され、両端に配設されたシート部材23と接している。コイルスプリング24は、ダンパ部3aに捩り(サイドプレート20、21とハブ部材26との間の捩り)が生じたときに収縮する。コイルスプリング24には、ストレート形状、又はストレート形状のスプリングを曲げて組み付けしたものを用いることができるが、広い捩りを実現するために、周方向に沿って曲ったアークスプリングを用いることができる。
クッション部材25は、第2組立体3におけるダンパ部3aに捩れが生じたときにハブ部材26の凸部26dとリング部材22の凸部22aとが当たるときのショックを吸収する部材である。クッション部材25は、コイルスプリング24の内側に配されている。クッション部材25は、ダンパ部3aに捩れが生じたときに、一対のシート部材23間に挟み込まれるまでは自由状態にあり、ハブ部材26の凸部26dとリング部材22の凸部22aとが当たる前に一対のシート部材23間に挟み込まれる。
ハブ部材26は、第2組立体3におけるダンパ部3a及びヒステリシス部3bからの回転動力を変速機に向けて出力する部材であり、ダンパ部3a及びヒステリシス部3bの構成部材である。ハブ部材26は、ハブ部26aの外周の所定の部位から径方向外側に延在したフランジ部26bを有する。ハブ部26aは、内周面にて変速機の入力軸8とスプライン係合(回転不能かつ軸方向移動可能に係合)する。ハブ部26aは、外周にて、スラスト部材27を介してサイドプレート20を回転可能に支持しており、スラスト部材28を介してサイドプレート21を回転可能に支持している。フランジ部26bは、ダンパ部3aにて、コイルスプリング24、及びシート部材23を収容するための窓部26cを有し、当該窓部26cの周方向にある端面がシート部材23と接離可能に接している。フランジ部26bは、ダンパ部3aより径方向内側のヒステリシス部3bの軸方向の面にて、スラスト部材27、28によってスライド可能に挟持されている。フランジ部26bは、外周端部にて径方向外側に突出した複数の凸部26dを有する。凸部26dは、ダンパ部3aの捩れを所定の角度で規制する部分であり、ダンパ部3aで捩れが生じてリング部材22の凸部22aと当たることでダンパ部3aの捩れを規制する。
スラスト部材27は、サイドプレート20とハブ部材26との間に配された環状の部材であり、第2組立体3におけるヒステリシス部3bの構成部品である。スラスト部材27は、軸方向において、サイドプレート20とフランジ部26bとの間に配されている。スラスト部材27は、サイドプレート20に対して回転不能かつ軸方向移動可能に係合しており、フランジ部26bとスライド可能に圧接している。スラスト部材27は、径方向において、サイドプレート20とハブ部26aとの間にも介在しており、サイドプレート20をハブ部26aに回転可能に支持するための滑り軸受(ブッシュ)となる。
スラスト部材28は、サイドプレート21とハブ部材26との間に配された環状の部材であり、第2組立体3におけるヒステリシス部3bの構成部品である。スラスト部材28は、軸方向において、皿ばね29とフランジ部26bとの間に配されている。スラスト部材28は、皿ばね29によってフランジ部26b側に付勢されている。スラスト部材28は、フランジ部26bとスライド可能に圧接している。スラスト部材28は、サイドプレート21に対して回転不能かつ軸方向移動可能に係合している。スラスト部材28は、径方向において、サイドプレート21とハブ部26aとの間にも介在しており、サイドプレート21をハブ部26aに回転可能に支持するための滑り軸受(ブッシュ)となる。
皿ばね29は、スラスト部材28とサイドプレート21との間に配され、スラスト部材28をフランジ部26b側に付勢する皿状のばねであり、第2組立体3におけるヒステリシス部3bの構成部品である。皿ばね29は、内周端部にてスラスト部材28に対して回転不能かつ軸方向移動可能に係合している。皿ばね29は、外周端部にてサイドプレート21に支持されており、内周部分にてスラスト部材28をフランジ部26bに向かって付勢する。
リベット30は、サイドプレート20、21及びリング部材22を一体固定するための部材である。
なお、ボルト31は、第1組立体2の他端(センタプレート13に相当)と第2組立体3の一端(サイドプレート20、21及びリング部材22に相当)とを連結する連結手段である。ボルト31は、変速機側(図2の左側)から工具を使って回転させることが可能である。
実施例1によれば、トルク変動吸収装置1を第1組立体2と第2組立体3とに分割して、第1組立体2の他端と第2組立体3の一端とを連結可能な構成とすることにより、トルク変動吸収装置1においてクランクシャフト6に連結するためのボルト7を挿通するための作業穴を廃止することができ、装置の強度を確保することができる。
本発明の実施例2に係るトルク変動吸収装置について図面を用いて説明する。図4は、本発明の実施例2に係るトルク変動吸収装置における第1組立体と第2組立体との連結部分を模式的に示した拡大部分断面図である。
実施例2は、実施例1の変形例であり、第1組立体(図2の2に相当)の他端(センタプレート13に相当)と第2組立体(図2の3に相当)の一端(サイドプレート20、21及びリング部材22に相当)とを連結する連結手段としてボルト(図2の31)を用いるのをやめ、センタプレート13の内周端部に変速機側(図4の左側)に突出した円筒部13bを設け、円筒部13bの内周面に内スプライン13cを形成し、サイドプレート20、21及びリング部材22の外周端面に外スプライン20b、21b、22bを設け、内スプライン13cと外スプライン20b、21b、22bとをスプライン嵌合(相対回転不能かつ軸方向移動不能かつ径方向移動不能に嵌合)させることによって第1組立体(図2の2に相当)の他端(センタプレート13に相当)と第2組立体(図2の3に相当)の一端(サイドプレート20、21及びリング部材22に相当)とを連結したものである。また、ボルト(図2の31)の廃止に伴い、サイドプレート20、21及びリング部材22をリベット(図3の30に相当)だけでなくリベット32によって一体固定している。その他の構成は、実施例1と同様である。
実施例2によれば、実施例1と同様な効果を奏する。
本発明の実施例3に係るトルク変動吸収装置について図面を用いて説明する。図5は、本発明の実施例3に係るトルク変動吸収装置における(A)第1組立体と第2組立体との連結部分を模式的に示した拡大部分断面図、(B)矢視zから見た第1組立体のセンタプレートの構成を模式的に示した部分平面図、(C)センタプレートの変形例の構成を模式的に示した部分平面図である。
実施例3は、実施例1の変形例であり、第1組立体(図2の2に相当)の他端(センタプレート13に相当)と第2組立体(図2の3に相当)の一端(サイドプレート20、21及びリング部材22に相当)とを連結する連結手段としてボルト(図2の31)を用いるのをやめ、センタプレート13の内周端部に変速機側(図5の左側)に突出した複数の突起部13dを設け、サイドプレート20、21及びリング部材22に穴部20c、21c、22cを設け、突起部13dを穴部20c、21c、22cに挿通し、突起部13dの先端部分の径方向外側の面に爪部13eを設け、爪部13eによってサイドプレート20、21及びリング部材22が突起部13dから抜け落ちないようにしたものである。
また、サイドプレート21のエンジン側(図5の右側)の面は、センタプレート13の本体に当接している。また、爪部13eのエンジン側(図5の右側)の面は、サイドプレート20に引っ掛かるように形成されている。これにより、サイドプレート20、21及びリング部材22は、センタプレート13に対して軸方向移動不能となる。また、突起部13dの周方向両側にある面は、穴部20c、21c、22cに当接している。これにより、サイドプレート20、21及びリング部材22は、センタプレート13に対して周方向移動不能となる。また、突起部13dの径方向外側にある面は、穴部20c、21c、22cに当接している。これにより、サイドプレート20、21及びリング部材22は、センタプレート13に対して径方向移動不能となる。
爪部13eの変速機側(図5の左側)の面は、突起部13dを穴部20c、21c、22cに挿通するときに、突起部13dを径方向内側に弾性変形しやすくするために、テーパ面となっている。穴部20c、21c、22cは、突起部13dが径方向内側に弾性変形したときにも突起部13d(爪部13eを含む)が挿通できるように、突起部13dの断面よりも径方向に大きく設定されている。爪部13eの変速機側(図5の左側)の面は、径方向外側(図5の矢視z)から見て、例えば、矩形状の爪部13e(図5(B)参照)、半円形状の爪部13e´(図5(C)参照)とすることができる。その他の構成は、実施例1と同様である。
なお、図5では突起部13dが径方向内側に弾性変形することを前提に設計されているが、突起部が径方向外側に弾性変形し、かつ、当該突起部の先端部分の径方向内側の面に爪部を設けてもよい。
実施例3によれば、実施例1と同様な効果を奏するとともに、エンジン工場での組み付けにおいて、ボルトやリベットによる組み付けなどの大掛かりな設備無しで、第2組立体を第1組立体に組み付けるようにすることも可能になる。
本発明の実施例4に係るトルク変動吸収装置について図面を用いて説明する。図6は、本発明の実施例4に係るトルク変動吸収装置における第1組立体と第2組立体との連結部分を模式的に示した拡大部分断面図である。
実施例4は、実施例3の変形例であり、センタプレート13の内周端部に設けた突起部(図5の13d)を、径方向に弾性変形可能な2つの先端部分を有する先割れ突起部13fとし、先割れ突起部13fにおける各先端部分の径方向にある面(先端部分間の溝側の面を除く)に爪部13gを設け、爪部13gによってサイドプレート20、21及びリング部材22が抜け落ちないようにしたものである。
また、サイドプレート21のエンジン側(図6の右側)の面は、センタプレート13の本体に当接している。また、各爪部13gのエンジン側(図6の右側)の面は、サイドプレート20に引っ掛かるように形成されている。これにより、サイドプレート20、21及びリング部材22は、センタプレート13に対して軸方向移動不能となる。また、先割れ突起部13fの周方向両側にある面は、穴部20c、21c、22cに当接している。これにより、サイドプレート20、21及びリング部材22は、センタプレート13に対して周方向移動不能となる。また、先割れ突起部13fの径方向にある面(外側及び内側の一方又は両方)は、穴部20c、21c、22cに当接している。これにより、サイドプレート20、21及びリング部材22は、センタプレート13に対して径方向移動不能となる。
各爪部13gの変速機側(図6の左側)の面は、先割れ突起部13fを穴部20c、21c、22cに挿通するときに、先割れ突起部13fにおける各先端部分が溝(先端部分間の溝)側に弾性変形しやすくするために、テーパ面となっている。その他の構成は、実施例3と同様である。
実施例4によれば、実施例3と同様な効果を奏する。
本発明の実施例5に係るトルク変動吸収装置について図面を用いて説明する。図7は、本発明の実施例5に係るトルク変動吸収装置における第1組立体と第2組立体との連結部分を模式的に示した拡大部分平面図である。
実施例5は、実施例4の変形例であり、先割れ突起部13f´における2つの先端部分を径方向ではなく周方向に弾性変形可能にし、先割れ突起部13f´における各先端部分の周方向にある面(先端部分間の溝側の面を除く)に爪部13g´を設け、爪部13g´によってサイドプレート20、21及びリング部材22が抜け落ちないようにしたものである。
また、サイドプレート21のエンジン側(図7の右側)の面は、センタプレート13の本体に当接している。また、各爪部13g´のエンジン側(図7の右側)の面は、サイドプレート20に引っ掛かるように形成されている。これにより、サイドプレート20、21及びリング部材22は、センタプレート13に対して軸方向移動不能となる。また、先割れ突起部13f´の周方向両側にある面は、穴部20c、21c、22cに当接している。これにより、サイドプレート20、21及びリング部材22は、センタプレート13に対して周方向移動不能となる。また、先割れ突起部13f´の径方向にある面(外側及び内側の一方又は両方)は、穴部20c、21c、22cに当接している。これにより、サイドプレート20、21及びリング部材22は、センタプレート13に対して径方向移動不能となる。
各爪部13g´の変速機側(図7の左側)の面は、先割れ突起部13f´を穴部20c、21c、22cに挿通するときに、先割れ突起部13f´における各先端部分が溝(先端部分間の溝)側に弾性変形しやすくするために、テーパ面となっている。その他の構成は、実施例4と同様である。
実施例5によれば、実施例4と同様な効果を奏する。
本発明の実施例6に係るトルク変動吸収装置について図面を用いて説明する。図8は、本発明の実施例6に係るトルク変動吸収装置における第1組立体と第2組立体との連結部分を模式的に示した(A)連結前の拡大部分断面図、(B)連結後の拡大部分断面図である。
実施例6は、実施例3の変形例であり、センタプレート13の内周端部に設けた突起部13dに爪部(図5の13g)を設けるのをやめ、突起部13dの先端部においてプレス成型により径方向外側に湾曲して突出した引掛部13hを形成し、引掛部13hによってサイドプレート20、21及びリング部材22が抜け落ちないようにしたものである。
また、サイドプレート21のエンジン側(図8の右側)の面は、センタプレート13の本体に当接している。また、引掛部13hは、サイドプレート20に引っ掛かるように形成されている。これにより、サイドプレート20、21及びリング部材22は、センタプレート13に対して軸方向移動不能となる。また、突起部13dの周方向両側にある面は、穴部20c、21c、22cに当接している。これにより、サイドプレート20、21及びリング部材22は、センタプレート13に対して周方向移動不能となる。また、突起部13dの径方向外側にある面は、穴部20c、21c、22cに当接している。これにより、サイドプレート20、21及びリング部材22は、センタプレート13に対して径方向移動不能となる。
穴部20c、21c、22cは、突起部13dが径方向内側に弾性変形したときにも突起部13d(引掛部13hを含む)が挿通できるように、突起部13dの断面よりも径方向に大きく設定されている。その他の構成は、実施例3と同様である。
なお、図8では突起部13dが径方向内側に弾性変形することを前提に設計されているが、突起部が径方向外側に弾性変形し、かつ、引掛部が径方向内側に湾曲して突出したものでもよい(実施例7〜9においても同様)。
実施例6によれば、実施例3と同様な効果を奏する。
本発明の実施例7に係るトルク変動吸収装置について図面を用いて説明する。図9は、本発明の実施例7に係るトルク変動吸収装置における第1組立体と第2組立体との連結部分を模式的に示した(A)連結前の拡大部分断面図、(B)連結後の拡大部分断面図、(C)矢視zから見た第1組立体のセンタプレートの構成を模式的に示した部分平面図である。
実施例7は、実施例6の変形例であり、突起部13dの先端部に形成した引掛部13h´の部分の周方向の幅を、実施例6の引掛部(図8の13h)の部分の周方向の幅よりも小さくして、引掛部13h´を弾性変形しやすくしたものである。その他の構成は、実施例6と同様である。
なお、図9では引掛部13h´の周方向両側の部分を切り欠いた形状となっているが引掛部の周方向片側や中間の部分を切り欠いた形状としてもよい。
実施例7によれば、実施例6と同様な効果を奏するとともに、引掛部13h´の部分の周方向の幅を小さくすることで、実施例6よりもセンタプレート13に対するサイドプレート20、21及びリング部材22の連結作業が容易になる。
本発明の実施例8に係るトルク変動吸収装置について図面を用いて説明する。図10は、本発明の実施例8に係るトルク変動吸収装置における第1組立体と第2組立体との連結部分を模式的に示した(A)連結前の拡大部分断面図、(B)連結後の拡大部分断面図、(C)矢視zから見た第1組立体のセンタプレートの構成を模式的に示した部分平面図である。
実施例8は、実施例6の変形例であり、穴部20c、21c、22c内に配される部分の突起部13dにおいて軸方向に貫通した穴13i(切欠でも可)を形成したものである。なお、穴13iは、1つの突起部13dに対して1個に限らず複数個あってもよい。その他の構成は、実施例6と同様である。
実施例8によれば、実施例6と同様な効果を奏するとともに、突起部13dに穴13iを形成することで、実施例6よりもセンタプレート13に対するサイドプレート20、21及びリング部材22の連結作業が容易になる。
本発明の実施例9に係るトルク変動吸収装置について図面を用いて説明する。図11は、本発明の実施例9に係るトルク変動吸収装置における第1組立体と第2組立体との連結部分を模式的に示した(A)連結前の拡大部分断面図、(B)連結後の拡大部分断面図である。
実施例9は、実施例6の変形例であり、突起部13dの先端部に形成した引掛部13h″の部分の径方向の幅(厚さ)を、実施例6の引掛部(図8の13h)の部分の径方向の幅よりも小さく(薄く)して、引掛部13h″を弾性変形しやすくしたものである。その他の構成は、実施例6と同様である。
なお、図11では引掛部13h″の径方向内側の部分を切り欠いた形状となっているが引掛部が径方向内側で引っ掛かる場合には径方向外側の部分を切り欠いた形状であってもよい。
実施例9によれば、実施例6と同様な効果を奏するとともに、引掛部13h″の部分の径方向の幅を小さくすることで、実施例6よりもセンタプレート13に対するサイドプレート20、21及びリング部材22の連結作業が容易になる。
本発明の実施例10に係るトルク変動吸収装置について図面を用いて説明する。図12は、本発明の実施例10に係るトルク変動吸収装置における第1組立体と第2組立体との連結部分を模式的に示した(A)連結前の拡大部分断面図、(B)連結後の拡大部分断面図である。
実施例10は、実施例3の変形例であり、突起部13dに爪部(図5の13e)を設けるのをやめ、穴部20c、21c、22cに挿通された突起部13dの先端部分において径方向外側(径方向内側でも可)に折り曲げた曲げ部13jを形成して、曲げ部13jによってサイドプレート20、21及びリング部材22が突起部13dから抜け落ちないようにしたものである。
また、サイドプレート21のエンジン側(図12の右側)の面は、センタプレート13の本体に当接している。また、曲げ部13jのエンジン側(図12の右側)の面は、サイドプレート20に当接するように形成されている。これにより、サイドプレート20、21及びリング部材22は、センタプレート13に対して軸方向移動不能となる。また、突起部13dの周方向両側にある面は、穴部20c、21c、22cに当接している。これにより、サイドプレート20、21及びリング部材22は、センタプレート13に対して周方向移動不能となる。また、突起部13dの径方向にある面(外側及び内側の一方又は両方)は、穴部20c、21c、22cに当接している。これにより、サイドプレート20、21及びリング部材22は、センタプレート13に対して径方向移動不能となる。その他の構成は、実施例3と同様である。
なお、曲げ部13jの代わりにかしめ部にしてもよい。また、曲げ部13jを径方向に曲げる代わりに周方向に曲げてもよい。
実施例10によれば、実施例3と同様な効果を奏する。
本発明の実施例11に係るトルク変動吸収装置について図面を用いて説明する。図13は、本発明の実施例11に係るトルク変動吸収装置における第1組立体と第2組立体との連結部分を模式的に示した(A)連結前の拡大部分断面図、(B)連結後の拡大部分断面図、(C)矢視zから見た第1組立体のセンタプレートの構成を模式的に示した部分平面図である。
実施例11は、実施例10の変形例であり、突起部13dにおける曲げ部13jを形成しようとする部分に、径方向に貫通した穴13k(切欠でも可)を形成しておき、曲げ部13jを形成しやすくしたものである。なお、穴13kは、1つの突起部13dに対して1個に限らず複数個あってもよい。その他の構成は、実施例10と同様である。
実施例11によれば、実施例10と同様な効果を奏するとともに、突起部13dに穴13kを形成することで、実施例10よりもセンタプレート13に対するサイドプレート20、21及びリング部材22の連結作業が容易になる。
本発明の実施例12に係るトルク変動吸収装置について図面を用いて説明する。図14は、本発明の実施例12に係るトルク変動吸収装置における第1組立体と第2組立体との連結部分を模式的に示した(A)連結前の拡大部分断面図、(B)連結後の拡大部分断面図、(C)矢視zから見た第1組立体のセンタプレートの構成を模式的に示した部分平面図である。
実施例12は、実施例10の変形例であり、突起部13dにおける曲げ部13jを形成しようとする部分に、周方向に沿って溝13lを形成しておき、曲げ部13jを形成しやすくしたものである。なお、溝13lは、図14のように突起部13dの径方向外側の面だけでなく、径方向内側の面や、周方向の両側又は片側の面に形成してもよい。その他の構成は、実施例10と同様である。
実施例12によれば、実施例10と同様な効果を奏するとともに、突起部13dに溝13lを形成することで、実施例10よりもセンタプレート13に対するサイドプレート20、21及びリング部材22の連結作業が容易になる。
本発明の実施例13に係るトルク変動吸収装置について図面を用いて説明する。図15は、本発明の実施例13に係るトルク変動吸収装置における第1組立体と第2組立体との連結部分を模式的に示した(A)連結前の拡大部分断面図、(B)連結後の拡大部分断面図、(C)矢視zから見た第1組立体のセンタプレートの構成を模式的に示した部分平面図である。
実施例13は、実施例10の変形例であり、突起部13dにおける曲げ部13jを形成しようとする部分の周方向の幅を、実施例10の曲げ部(図12の13j)の部分の周方向の幅(図12の突起部13dの周方向の幅と同じ幅)よりも小さくした凸部13mとしておき、曲げ部13jを形成しやすくしたものである。その他の構成は、実施例10と同様である。
なお、図15では凸部13mの周方向両側の部分を切り欠いた形状となっているが凸部の周方向片側や中間の部分を切り欠いた形状としてもよい。
実施例13によれば、実施例10と同様な効果を奏するとともに、凸部13mの部分の周方向の幅を小さくすることで、実施例10よりもセンタプレート13に対するサイドプレート20、21及びリング部材22の連結作業が容易になる。
本発明の実施例14に係るトルク変動吸収装置について図面を用いて説明する。図16は、本発明の実施例14に係るトルク変動吸収装置における第1組立体と第2組立体との連結部分を模式的に示した(A)連結前の拡大部分断面図、(B)連結後の拡大部分断面図、(C)矢視zから見た第1組立体のセンタプレートの構成を模式的に示した部分平面図である。
実施例14は、実施例13の変形例であり、突起部13dにおける曲げ部13jを形成しようとする部分の径方向の幅(厚さ)を、実施例10の曲げ部(図12の13j)の部分の径方向の幅(図12の突起部13dの径方向の幅と同じ幅)よりも小さく(薄く)した凸部13m´としておき、曲げ部13jを形成しやすくしたものである。その他の構成は、実施例13と同様である。
なお、図16では凸部13m´の径方向内側の部分を切り欠いた形状となっているが曲げ部が径方向内側で引っ掛かる場合には径方向外側の部分を切り欠いた形状であってもよい。また、図16では凸部13m´の周方向の幅が突起部13dの周方向の幅よりも小さくなっているが、凸部13m´の周方向の幅を突起部13dの周方向の幅と同じにしてもよい。
実施例14によれば、実施例13と同様な効果を奏するとともに、凸部13m´の部分の径方向の幅を小さくすることで、実施例13よりもセンタプレート13に対するサイドプレート20、21及びリング部材22の連結作業が容易になる。
本発明の実施例15に係るトルク変動吸収装置について図面を用いて説明する。図17は、本発明の実施例15に係るトルク変動吸収装置における第1組立体と第2組立体との連結部分を模式的に示した拡大部分断面図、(B)矢視zから見た第1組立体のセンタプレートとCリングとを組み合わせた状態の構成を模式的に示した部分平面図である。
実施例15は、実施例3の変形例であり、突起部13dに爪部(図5の13e)を設けるのをやめ、穴部20c、21c、22cに挿通された突起部13dの先端部分の周囲(径方向及び周方向にある面)に溝13nに形成しておき、溝13nにCリング33(スナップリング、仮止めリベット等の止め具でも可)を装着して、Cリング33によってサイドプレート20、21及びリング部材22が突起部13dから抜け落ちないようにしたものである。
また、サイドプレート21のエンジン側(図17の右側)の面は、センタプレート13の本体に当接している。また、Cリング33のエンジン側(図17の右側)の面は、サイドプレート20に当接している。これにより、サイドプレート20、21及びリング部材22は、センタプレート13に対して軸方向移動不能となる。また、突起部13dの周方向両側にある面は、穴部20c、21c、22cに当接している。これにより、サイドプレート20、21及びリング部材22は、センタプレート13に対して周方向移動不能となる。また、突起部13dの径方向にある面(外側及び内側の一方又は両方)は、穴部20c、21c、22cに当接している。これにより、サイドプレート20、21及びリング部材22は、センタプレート13に対して径方向移動不能となる。その他の構成は、実施例3と同様である。
実施例15によれば、実施例3と同様な効果を奏する。
本発明の実施例16に係るトルク変動吸収装置について図面を用いて説明する。図18は、本発明の実施例16に係るトルク変動吸収装置における第1組立体と第2組立体との連結部分を模式的に示した拡大部分断面図、(B)矢視zから見た第1組立体のセンタプレートとCリングとを組み合わせた状態の構成を模式的に示した部分平面図である。
実施例16は、実施例15の変形例であり、突起部13dの先端部分に形成された溝13n´を周方向両側(径方向両側でも可)にある面に形成し、溝13n´にCリング33´(スナップリング、仮止めリベット等の止め具でも可)を装着して、Cリング33´によってサイドプレート20、21及びリング部材22が突起部13dから抜け落ちないようにしたものである。その他の構成は実施例15と同様である。
実施例16によれば、実施例15と同様な効果を奏する。
本発明の実施例17に係るトルク変動吸収装置について図面を用いて説明する。図19は、本発明の実施例17に係るトルク変動吸収装置における第1組立体と第2組立体との連結部分を模式的に示した(A)連結前の拡大部分断面図、(B)連結途中の拡大部分断面図、(C)連結後の拡大部分断面図である。
実施例17は、実施例3の変形例であり、突起部13dに爪部(図5の13e)を設けるのをやめ、突起部13dの径方向外側(径方向内側、周方向両側でも可)にある面に形成された溝に弾性体13oを保持し、弾性体13oによってサイドプレート20、21及びリング部材22が突起部13dから抜け落ちないようにしたものである。弾性体13oは、突起部13dの径方向外側の面から突出した部分を有し、当該突出した部分がサイドプレート20に引っ掛かる。弾性体13oは、突起部13dが穴部20c、21c、22cを挿通しているときに弾性変形する(図19(B)参照)。
また、サイドプレート21のエンジン側(図19の右側)の面は、センタプレート13の本体に当接している。また、弾性体13oの突出した部分は、サイドプレート20に当接している。これにより、サイドプレート20、21及びリング部材22は、センタプレート13に対して軸方向移動不能となる。また、突起部13dの周方向両側にある面は、穴部20c、21c、22cに当接している。これにより、サイドプレート20、21及びリング部材22は、センタプレート13に対して周方向移動不能となる。また、突起部13dの径方向にある面(外側及び内側の一方又は両方)は、穴部20c、21c、22cに当接している。これにより、サイドプレート20、21及びリング部材22は、センタプレート13に対して径方向移動不能となる。その他の構成は、実施例3と同様である。
実施例17によれば、実施例3と同様な効果を奏する。
本発明の実施例18に係るトルク変動吸収装置について図面を用いて説明する。図20は、本発明の実施例18に係るトルク変動吸収装置におけるリング部材とセンタプレートとの係合部分の拡大部分断面図である。
実施例18は、実施例3の変形例であり、突起部13dに爪部(図5の13e)を設けるのをやめ、突起部13dの径方向外側にある面に溝部13pを設け、溝部13pにリング部材34を装着したものである。
また、サイドプレート21のエンジン側(図20の右側)の面は、センタプレート13の本体に当接している。また、リング部材34は、サイドプレート20に当接している。これにより、サイドプレート20、21及びリング部材22は、センタプレート13に対して軸方向移動不能となる。また、突起部13dの周方向両側にある面は、穴部20c、21c、22cに当接している。これにより、サイドプレート20、21及びリング部材22は、センタプレート13に対して周方向移動不能となる。また、突起部13dの径方向にある面(外側及び内側の一方又は両方)は、穴部20c、21c、22cに当接している。これにより、サイドプレート20、21及びリング部材22は、センタプレート13に対して径方向移動不能となる。その他の構成は、実施例3と同様である。
実施例18によれば、実施例3と同様な効果を奏する。
本発明の実施例19に係るトルク変動吸収装置について図面を用いて説明する。図21は、本発明の実施例19に係るトルク変動吸収装置における第1組立体と第2組立体との連結部分を模式的に示した拡大部分断面図である。
実施例19は、実施例1の変形例であり、第1組立体(図2の2に相当)の他端(センタプレート13に相当)と第2組立体(図2の3に相当)の一端(サイドプレート20、21及びリング部材22に相当)とを連結する連結手段としてボルト(図2の31)を用いるのをやめ、サイドプレート20、21及びリング部材22をリベット36で一体固定し、センタプレート13がリベット36に抵触しないようにセンタプレート13に穴部13q(切欠部でも可)を形成し、サイドプレート21をセンタプレート13に当接させ、サイドプレート21の外周端部をセンタプレート13に溶接した溶接部37を形成することにより、サイドプレート20、21及びリング部材22とセンタプレート13とを連結したものである。穴部13qは、リベット36の鍔部(頭部)を位置決めするのに用いてもよい。その他の構成は、実施例1と同様である。
実施例19によれば、実施例1と同様な効果を奏する。
本発明の実施例20に係るトルク変動吸収装置について図面を用いて説明する。図22は、本発明の実施例20に係るトルク変動吸収装置における第1組立体と第2組立体との連結部分を模式的に示した拡大部分断面図である。
実施例20は、実施例1の変形例であり、第1組立体(図2の2に相当)の他端(センタプレート13に相当)と第2組立体(図2の3に相当)の一端(サイドプレート20、21及びリング部材22に相当)とを連結する連結手段としてボルト(図2の31)を用いるのをやめ、ピン部材38及びCリング39(スナップリング、仮止めリベット等の止め具でも可)を用いて、サイドプレート20、21及びリング部材22とセンタプレート13とを連結したものである。サイドプレート20、21、リング部材22、及びセンタプレート13にはピン部材38のピン部分が挿通される穴部20c、21c、22c、13rを形成し、ピン部材38の鍔部38aがエンジン側(図22の右側)にくるようにしてピン部材38のピン部分が穴部20c、21c、22c、13rに挿通され、ピン部材38のピン部分の先端部の周面に溝38bを形成し、溝38bにCリング39を装着して、サイドプレート20、21及びリング部材22とセンタプレート13とを連結したものである。ピン部材38は、予め鍔部38aをセンタプレート13に溶接して固定しておいてもよい。ピン部材38の鍔部38aがセンタプレート13に当接し、Cリング39がサイドプレート20に当接することで、サイドプレート20、21及びリング部材22は、センタプレート13に対して軸方向移動不能となる。その他の構成は、実施例1と同様である。
実施例20によれば、実施例1と同様な効果を奏する。
本発明の実施例21に係るトルク変動吸収装置について図面を用いて説明する。図23は、本発明の実施例21に係るトルク変動吸収装置における第1組立体と第2組立体との連結部分を模式的に示した拡大部分断面図である。
実施例21は、実施例1の変形例であり、第1組立体2の他端(センタプレート13に相当)と第2組立体3の一端(サイドプレート20、21及びリング部材22に相当)とを連結する連結手段としてボルト(図2の31)を用いるのをやめ、ピン部材40を用いて、サイドプレート20、21及びリング部材22とセンタプレート13とを連結したものである。サイドプレート20、21、リング部材22、及びセンタプレート13にはピン部材38の先割れピン部40b(先端部が2つに割れた構造のピン部)が挿通される穴部20c、21c、22c、13rを形成し、ピン部材40の鍔部40aが変速機側(図23の左側)にくるようにしてピン部材40の先割れピン部40bが穴部20c、21c、22c、13rに挿通され、ピン部材40の先割れピン部40bの先端部の外周面(2つの先端部間の溝部を除く)に爪部40cを設け、爪部40cがセンタプレート13に引っ掛かることで、サイドプレート20、21及びリング部材22とセンタプレート13とを連結したものである。ピン部材40の鍔部40aがサイドプレート20に当接し、爪部40cがセンタプレート13に引っ掛かることで、サイドプレート20、21及びリング部材22は、センタプレート13に対して軸方向移動不能となる。その他の構成は、実施例1と同様である。
実施例21によれば、実施例1と同様な効果を奏する。
本発明の実施例22に係るトルク変動吸収装置について図面を用いて説明する。図24は、本発明の実施例22に係るトルク変動吸収装置の構成を模式的に示した断面図である。
実施例22は、実施例3の変形例であり、センタプレート13の内周端部に設けた突起部13dに爪部(図5の13e)を設けるのをやめ、入力軸8の外周面に設けられた段差部8aとハブ部材26のハブ部26aの変速機側(図24の左側)側の端面との間に皿ばね60、61(コイルスプリング、ゴム、エラストマ等の弾性部材でも可)を配置してハブ部材26の変速機側(図24の左側)側への移動を弾性的に規制し、センタプレート13とサイドプレート21との間にスペーサ42を配置することで、第2組立体3の軸方向の移動を規制したものである。突起部13dは、サイドプレート20、21及びリング部材22の穴部20c、21c、22cに対して回転不能かつ軸方向移動可能に係合している。スペーサ42は、突起部13dに対して回転不能かつ軸方向移動可能に係合する穴部42aを有する。組立の際、スペーサ42として軸方向の厚さが異なる複数種類のスペーサを容易しておき、第2組立体3の軸方向の移動が最も規制されるスペーサを選択して用いる。サイドプレート21がスペーサ42を介してセンタプレート13の本体に当接することで、第2組立体3の軸方向のエンジン側(図24の右側)への移動が規制される。皿ばね60は、内周端部が段差部8aに支持され、外周端部が皿ばね61の外周端部と接している。皿ばね61は、外周端部が皿ばね60の外周端部と接しており、内周端部近傍の部分でハブ部26aと接している。皿ばね60、61は、ハブ部26aをエンジン側(図24の右側)に付勢する。
また、ヒステリシス部2bにおける皿ばね16´は、サイドプレート10とスラスト部材15との間ではなく、サイドプレート11とスラスト部材14との間に配置し、外周端部がサイドプレート11に支持され、内周端部がスラスト部材14をセンタプレート13側に付勢するように設定されている。スラスト部材14は、皿ばね16´とセンタプレート13との間に配され、サイドプレート11に対して回転不能かつ軸方向移動可能に係合する。スラスト部材14は、サイドプレート11の径方向内側にて、変速機側(図24の左側)に延在し、第2組立体3のサイドプレート20よりも変速機側(図24の左側)で
径方向内側に突出した抜け止め部14aを有する。抜け止め部14aは、第2組立体3が変速機側(図24の左側)に移動して突起部13dからの抜け止めをする部分である。抜け止め部14aは、円周方向に連続していても、不連続であってもよい。スラスト部材15は、サイドプレート10とセンタプレート13との間に挟み込まれており、サイドプレート10に対して回転不能かつ軸方向移動可能に係合する。
また、ヒステリシス部3bにおける皿ばね29´は、サイドプレート21とスラスト部材28との間ではなく、サイドプレート20とスラスト部材27との間に配置し、外周端部がサイドプレート20に支持され、内周端部がスラスト部材27をフランジ部26b側に付勢するように設定されている。スラスト部材27は、皿ばね29´とフランジ部26bとの間に配され、サイドプレート20に対して回転不能かつ軸方向移動可能に係合する。スラスト部材28は、サイドプレート21とフランジ部26bとの間に挟み込まれており、サイドプレート21に対して回転不能かつ軸方向移動可能に係合する。
その他の構成は、実施例3と同様である。
実施例22によれば、実施例3と同様な効果を奏する。
本発明の実施例23に係るトルク変動吸収装置について図面を用いて説明する。図25は、本発明の実施例23に係るトルク変動吸収装置の構成を模式的に示した断面図である。
実施例23は、実施例3の変形例であり、センタプレート13の内周端部に設けた突起部13dに爪部(図5の13e)を設けるのをやめ、入力軸8の外周面に設けられた段差部8aによって変速機側(図25の左側)への移動が規制された環状のプレート部材41を入力軸8に装着(スプライン係合によって相対回転不能に装着でも可)し、サイドプレート20の内周端部の一部(全部でも可)をプレート部材41に当接するまで延在した複数の突起部20eを設けることで、第2組立体3が軸方向に移動して突起部13dから抜け落ちないようにしたものである。プレート部材41は、突起部20eをエンジン側(図25の右側)に付勢する弾性部材である。突起部13dは、サイドプレート20、21及びリング部材22の穴部20c、21c、22cに対して回転不能かつ軸方向移動可能に係合している。サイドプレート21がセンタプレート13の本体に当接することで、第2組立体3の軸方向のエンジン側(図25の右側)への移動が規制される。サイドプレート20の突起部20eの先端部がプレート部材41に当接することで、第2組立体3の軸方向の変速機側(図25の左側)への移動が規制される。
また、ヒステリシス部2bにおける皿ばね16´は、サイドプレート10とスラスト部材15との間ではなく、サイドプレート11とスラスト部材14との間に配置し、外周端部がサイドプレート11に支持され、内周端部がスラスト部材14をセンタプレート13側に付勢するように設定されている。スラスト部材14は、皿ばね16´とセンタプレート13との間に配され、サイドプレート11に対して回転不能かつ軸方向移動可能に係合する。スラスト部材15は、サイドプレート10とセンタプレート13との間に挟み込まれており、サイドプレート10に対して回転不能かつ軸方向移動可能に係合する。
また、ヒステリシス部3bにおける皿ばね29´は、サイドプレート21とスラスト部材28との間ではなく、サイドプレート20とスラスト部材27との間に配置し、外周端部がサイドプレート20に支持され、内周端部がスラスト部材27をフランジ部26b側に付勢するように設定されている。スラスト部材27は、皿ばね29´とフランジ部26bとの間に配され、サイドプレート20に対して回転不能かつ軸方向移動可能に係合する。スラスト部材28は、サイドプレート21とフランジ部26bとの間に挟み込まれており、サイドプレート21に対して回転不能かつ軸方向移動可能に係合する。
その他の構成は、実施例3と同様である。
実施例23によれば、実施例3と同様な効果を奏する。
本発明の実施例24に係るトルク変動吸収装置について図面を用いて説明する。図26は、本発明の実施例24に係るトルク変動吸収装置の構成を模式的に示した断面図である。
実施例24は、実施例1の変形例であり、第1組立体2の他端(センタプレート13に相当)と第2組立体3の一端(サイドプレート20、21及びリング部材22に相当)とを連結する連結手段としてボルト(図2の31)を用いるのをやめ、サイドプレート20、21及びリング部材22をリベット32によって一体固定し、センタプレート13に軸方向に貫通した穴部13sを設け、サイドプレート20(リング部材22でも可)の外周端部からエンジン側(図26の右側)に延在した突起部20fを設け、突起部20fを穴部13sに対して回転不能かつ軸方向移動可能に係合させたものである。センタプレート13は、リベット32と抵触しないように形成されている。
また、ヒステリシス部2bにおける皿ばね16´は、サイドプレート10とスラスト部材15との間ではなく、サイドプレート11とスラスト部材14との間に配置し、外周端部がサイドプレート11に支持され、内周端部がスラスト部材14をセンタプレート13側に付勢するように設定されている。スラスト部材14は、皿ばね16´とセンタプレート13との間に配され、サイドプレート11に対して回転不能かつ軸方向移動可能に係合する。スラスト部材15は、サイドプレート10とセンタプレート13との間に挟み込まれており、サイドプレート10に対して回転不能かつ軸方向移動可能に係合する。
また、ヒステリシス部3bにおける皿ばね29´は、サイドプレート21とスラスト部材28との間ではなく、サイドプレート20とスラスト部材27との間に配置し、外周端部がサイドプレート20に支持され、内周端部がスラスト部材27をフランジ部26b側に付勢するように設定されている。スラスト部材27は、皿ばね29´とフランジ部26bとの間に配され、サイドプレート20に対して回転不能かつ軸方向移動可能に係合する。スラスト部材28は、サイドプレート21とフランジ部26bとの間に挟み込まれており、サイドプレート21に対して回転不能かつ軸方向移動可能に係合する。
その他の構成は、実施例1と同様である。
実施例24によれば、実施例1と同様な効果を奏する。
本発明の実施例25に係るトルク変動吸収装置について図面を用いて説明する。図27は、本発明の実施例25に係るトルク変動吸収装置の構成を模式的に示した断面図である。
実施例25は、実施例24の変形例であり、入力軸8の段差部8aによってハブ部材26のハブ部26aの変速機側(図27左側)への移動を規制するのをやめ、入力軸8の段差部8aによって変速機側(図27の左側)への移動が規制された環状のプレート部材41を入力軸8に装着(スプライン係合によって相対回転不能に装着でも可)し、プレート部材41の外周端部をエンジン側(図27の右側)に延在させた突起部41aを設け、突起部41aの先端部をサイドプレート20に当接(圧接でも可)させることで、第2組立体3が軸方向に移動して突起部20fが穴部13sから抜け落ちないようにしたものである。その他の構成は、実施例24と同様である。
実施例25によれば、実施例24と同様な効果を奏する。
本発明の実施例26に係るトルク変動吸収装置について図面を用いて説明する。図28は、本発明の実施例26に係るトルク変動吸収装置の構成を模式的に示した断面図である。
実施例26は、実施例1の変形例であり、第2組立体4においてダンパ部(図2の3a)及びヒステリシス部(図2の3b)を設けるのをやめ、リミッタ部4aを設けたものである。第2組立体4以外の構成については、実施例1と同様である
第2組立体4は、クランクシャフト6と入力軸8との間に生ずる変動トルクを吸収するとともに第1組立体2及び入力軸8に連結される組立体である。第2組立体4は、動力伝達経路の一端(サポートプレート50及びカバープレート51に相当)が、ボルト31´によって第1組立体2における動力伝達経路の他端(センタプレート13に相当)に連結されている。なお、第2組立体4の一端(サポートプレート50及びカバープレート51に相当)は、第1組立体2の他端(センタプレート13に相当)よりも変速機側(図28の左側)に配されている。第2組立体4は、ボルト31´よりも径方向内側の部位に、捩れ緩衝機能として、リミッタ部4aを有する。リミッタ部4aは、第1組立体2におけるダンパ部2a及びヒステリシス部2bでクランクシャフト6と入力軸8との間のトルク変動を吸収できなくなったときにすべりを生ずる部分である。第2組立体4は、動力伝達経路の他端(ハブ部材57に相当)が入力軸8にスプライン係合によって連結されている。
第2組立体4は、主な構成部材として、サポートプレート50と、カバープレート51と、プレッシャプレート52と、皿ばね53と、摩擦材54、55と、リベット56と、ハブ部材57と、を有する。
サポートプレート50は、皿ばね53の外周端部をサポート(支持)する環状の部材であり、リミッタ部4aの構成部材である。サポートプレート50は、外周部分にてカバープレート51と合わさってリベット(図示せず、図3のリベット30に相当)によって一体固定されている。サポートプレート50は、カバープレート51ととともに、ボルト31´によって第1組立体2のセンタプレート13に連結されている。サポートプレート50は、カバープレート51と一体回転する。サポートプレート50は、内周部分にてカバープレート51と離間している。サポートプレート50は、皿ばね53の外周端部と圧接している。
カバープレート51は、リミッタ部4aのすべり面をカバーする環状の部材であり、リミッタ部4aの構成部材である。カバープレート51は、外周部分にてサポートプレート50と合わさってリベット(図示せず、図3のリベット30に相当)によって一体固定されている。カバープレート51は、サポートプレート50とともに、ボルト31´によって第1組立体2のセンタプレート13に連結されている。カバープレート51は、内周部分にてサポートプレート50と離間している。カバープレート51は、プレッシャプレート52を回転不能かつ軸方向移動可能に支持するための穴部51aを有する。穴部51aには、プレッシャプレート52の突起部52aが回転不能かつ軸方向移動可能に挿入されている。カバープレート51は、内周部分にて摩擦材55とスライド可能に圧接する。
プレッシャプレート52は、皿ばね53と摩擦材54との間に配された環状の部材であり、リミッタ部4aの構成部材である。プレッシャプレート52は、カバープレート51に対して回転不能かつ軸方向移動可能に支持されるようにするための突起部52aを有する。突起部52aは、カバープレート51の穴部51aに回転不能かつ軸方向移動可能に挿入されている。プレッシャプレート52は、皿ばね53によって摩擦材54側に付勢されている。プレッシャプレート52は、摩擦材54とスライド可能に圧接する。
皿ばね53は、サポートプレート50とプレッシャプレート52との間に配された皿状のばねであり、リミッタ部4aの構成部材である。皿ばね53は、外周端部にてサポートプレート50に支持されており、内周端部にてプレッシャプレート52をカバープレート51に向かって付勢する。
摩擦材54は、環状に構成されたリミッタ部4aの構成部材である。摩擦材54は、ハブ部材57のフランジ部57bとプレッシャプレート52との間に配されている。摩擦材54は、リベット56によってフランジ部57bに固定されている。摩擦材54は、プレッシャプレート52とスライド可能に圧接している。
摩擦材55は、環状に構成されたリミッタ部4aの構成部材である。摩擦材55は、ハブ部材57のフランジ部57bとカバープレート51との間に配されている。摩擦材55は、リベット(図示せず)によってフランジ部57bに固定されている。摩擦材55は、カバープレート51とスライド可能に圧接している。
ハブ部材57は、リミッタ部4aからの回転動力を変速機に向けて出力する部材であり、リミッタ部4aの構成部材である。ハブ部材57は、ハブ部57aの外周の所定の部位から径方向外側に延在したフランジ部57bを有する。ハブ部57aは、内周面にて変速機(図示せず)の入力軸8とスプライン係合(回転不能かつ軸方向移動可能に係合)する。フランジ部57bは、カバープレート51とプレッシャプレート52との間における摩擦材54、55間に配された環状の部分である。フランジ部57bは、外周部分にて摩擦材54、55間に配されており、摩擦材54、55がリベット56によって一体固定されている。
なお、第2組立体4と第1組立体2との連結手段は、図28のボルト31´だけでなく、実施例2〜25に示した連結手段を用いてもよい。
実施例26によれば、実施例1と同様な効果を奏する。
なお、本発明の全開示(請求の範囲及び図面を含む)の枠内において、さらにその基本的技術思想に基づいて、実施形態ないし実施例の変更・調整が可能である。また、本発明の請求の範囲の枠内において種々の開示要素の多様な組み合わせないし選択が可能である。すなわち、本発明は、請求の範囲及び図面を含む全開示、技術的思想にしたがって当業者であればなし得るであろう各種変形、修正を含むことは勿論である。
1 トルク変動吸収装置
2 第1組立体
2a ダンパ部
2b ヒステリシス部
3 第2組立体
3a ダンパ部
3b ヒステリシス部
4 第2組立体
4a リミッタ部
6 クランクシャフト(第1回転軸)
7 ボルト(連結部材)
8 入力軸(第2回転軸)
8a 段差部
10 サイドプレート
10a 収容部
11 サイドプレート
11a 収容部
12 コイルスプリング
13 センタプレート
13a 窓部
13b 円筒部
13c 内スプライン
13d 突起部
13e、13e´ 爪部
13f、13f´ 先割れ突起部
13g、13g´ 爪部
13h、13h´13h″ 引掛部
13i 穴
13j 曲げ部
13k 穴
13l 溝
13m、13m´ 凸部
13n、13n´ 溝
13o 弾性体
13p 溝部
13q 穴部
13r 穴部
13s 穴部
14、15 スラスト部材
14a 抜け止め部
16、16´ 皿ばね
17 溶接部
20 サイドプレート
20a 窓部
20b 外スプライン
20c 穴部
20d 突起部
20e 突起部
20f 突起部
21 サイドプレート
21a 窓部
21b 外スプライン
21c 穴部
22 リング部材
22a 凸部
22b 外スプライン
22c 穴部
23 シート部材
24 コイルスプリング
25 クッション部材
26 ハブ部材
26a ハブ部
26b フランジ部
26c 窓部
26d 凸部
27、28 スラスト部材
29、29´ 皿ばね
30 リベット
31、31´ ボルト
32 リベット
33、33´ Cリング(止め具)
34 リング部材
34a 凸部
34b 穴部
35 ボルト
36 リベット
37 溶接部
38 ピン部材
38a 鍔部
38b 溝
39 Cリング(止め具)
40 ピン部材
40a 鍔部
40b 先割れピン部
40c 爪部
41 プレート部材
41a 突起部
42 スペーサ
42a 穴部
50 サポートプレート
51 カバープレート
51a 穴部
52 プレッシャプレート
52a 突起部
53 皿ばね
54、55 摩擦材
56 リベット
57 ハブ部材
57a ハブ部
57b フランジ部
60、61 皿ばね

Claims (28)

  1. 同軸に配された第1回転軸と第2回転軸との間に生ずる変動トルクを吸収するとともに、一端が前記第2回転軸側から連結部材によって前記第1回転軸に連結された第1組立体と、
    前記第1回転軸と前記第2回転軸との間に生ずる変動トルクを吸収するとともに、前記連結部材よりも前記第2回転軸側に配され、かつ、他端が前記第2回転軸に連結された第2組立体と、
    前記第1組立体の他端と前記第2組立体の一端とを連結する連結手段と、
    を備えることを特徴とするトルク変動吸収装置。
  2. 前記第1組立体は、弾性力により前記第1回転軸と前記第2回転軸との間に生ずる変動トルクを吸収する第1ダンパ部を有し、
    前記第2組立体は、弾性力により前記第1回転軸と前記第2回転軸との間に生ずる変動トルクを吸収する第2ダンパ部、又は、前記第1ダンパ部で変動トルクを吸収できなくなったときにすべりを生ずるリミッタ部を有することを特徴とする請求項1記載のトルク変動吸収装置。
  3. 前記第2組立体は、前記第1組立体の前記第1ダンパ部よりも径方向内側に配されることを特徴とする請求項2記載のトルク変動吸収装置。
  4. 前記第2組立体の他端は、前記第2回転軸とスプライン係合することによって連結されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一に記載のトルク変動吸収装置。
  5. 前記第2組立体の一端は、前記第1組立体の他端よりも前記第2回転軸側に配され、
    前記連結手段は、前記第2組立体の一端を前記第1組立体の他端に連結するボルトであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一に記載のトルク変動吸収装置。
  6. 前記第2組立体の一端は、前記第1組立体の他端よりも径方向内側に配され、
    前記連結手段は、前記第1組立体の他端の内周面に形成された内スプラインと、前記第2組立体の一端の外周面に形成されるとともに前記内スプラインとスプライン嵌合する外スプラインと、を有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一に記載のトルク変動吸収装置。
  7. 前記連結手段は、
    前記第1組立体の他端に形成されるとともに前記第2回転軸側に突出した複数の突起部と、
    前記第2組立体の一端に形成されるとともに前記突起部が挿通される複数の穴部と、
    を有し、
    前記突起部は、前記第2組立体の一端に対して周方向及び径方向の移動が規制されるように前記穴部と係合することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一に記載のトルク変動吸収装置。
  8. 前記突起部は、前記穴部を貫通した先端部において前記第2組立体の一端に引っ掛かる爪部を有するとともに、前記穴部内で径方向又は周方向に弾性変形可能に構成され、
    前記第2組立体の一端は、前記第1組立体の他端の本体と前記爪部とによって軸方向の移動が規制されることを特徴とする請求項7記載のトルク変動吸収装置。
  9. 前記突起部は、先端部が径方向又は周方向に2つに分かれた先割れ突起部であり、
    前記爪部は、前記先割れ突起部における前記穴部を貫通した先端部の径方向又は周方向の両側に形成されていることを特徴とする請求項8記載のトルク変動吸収装置。
  10. 前記突起部は、前記穴部を貫通した先端部においてプレス成型により径方向の外側又は内側に湾曲して突出した引掛部を有するとともに、前記穴部内で径方向の内側又は外側に弾性変形可能に構成され、
    前記第2組立体の一端は、前記第1組立体の他端の本体と前記引掛部とによって軸方向の移動が規制されることを特徴とする請求項7記載のトルク変動吸収装置。
  11. 前記引掛部の周方向又は径方向の幅は、前記穴部内に配される部分の前記突起部の周方向又は径方向の幅よりも小さくなるように形成されていることを特徴とする請求項10記載のトルク変動吸収装置。
  12. 前記突起部は、前記穴部内に配される部分において穴又は切欠を有することを特徴とする請求項10記載のトルク変動吸収装置。
  13. 前記突起部は、前記穴部を貫通した先端部を径方向又は周方向に曲げた曲げ部を有し、
    前記第2組立体の一端は、前記第1組立体の他端の本体と前記曲げ部とによって軸方向の移動が規制されることを特徴とする請求項7記載のトルク変動吸収装置。
  14. 前記突起部は、前記曲げ部において穴又は切欠を有することを特徴とする請求項13記載のトルク変動吸収装置。
  15. 前記突起部は、前記曲げ部において周方向又は径方向に沿って形成された溝を有することを特徴とする請求項13記載のトルク変動吸収装置。
  16. 前記曲げ部の周方向又は径方向の幅は、前記穴部内に配される部分の前記突起部の周方向又は径方向の幅よりも小さくなるように形成されていることを特徴とする請求項13記載のトルク変動吸収装置。
  17. 前記突起部は、前記穴部を貫通した先端部の径方向又は周方向にある面において溝を有するとともに、前記溝に装着される止め具を有し、
    前記第2組立体の一端は、前記第1組立体の他端の本体と前記止め具とによって軸方向の移動が規制されることを特徴とする請求項7記載のトルク変動吸収装置。
  18. 前記突起部は、前記穴部を貫通した先端部の径方向又は周方向にある面において溝を有するとともに、前記溝に保持された弾性体を有し、
    前記第2組立体の一端は、前記第1組立体の他端の本体と前記弾性体とによって軸方向の移動が規制されることを特徴とする請求項7記載のトルク変動吸収装置。
  19. 前記突起部は、前記穴部を貫通した先端部の径方向外側の面において溝を有するとともに、前記溝、及び、前記溝の周方向にずれた位置にあるその他の溝に共通に装着されるリング部材を有し、
    前記第2組立体の一端は、前記第1組立体の他端の本体と前記リング部材とによって軸方向の移動が規制されることを特徴とする請求項7記載のトルク変動吸収装置。
  20. 前記連結手段は、前記第1組立体の他端と前記第2組立体の一端とを溶接により連結する溶接部であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一に記載のトルク変動吸収装置。
  21. 前記連結手段は、
    前記第1組立体の他端、及び、前記第2組立体の一端を貫通するとともに、前記第1組立体の他端に引掛又は固定される鍔部を有し、かつ、先端部に溝を有するピン部材と、
    前記溝に装着される止め具と、
    を有し、
    前記第2組立体の一端は、前記第1組立体の他端の本体と前記止め具とによって軸方向の移動が規制されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一に記載のトルク変動吸収装置。
  22. 前記連結手段は、前記第2組立体の一端、及び、前記第1組立体の他端を貫通するとともに、前記第2組立体の一端に引っ掛かる鍔部を有し、先端部が2つに分かれた先割れピン部を有し、かつ、前記先割れピン部の先端において前記第1組立体の他端に引っ掛かる爪部を有するピン部材を有し、
    前記第2組立体の一端は、前記第1組立体の他端の本体と前記鍔部とによって軸方向の移動が規制されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一に記載のトルク変動吸収装置。
  23. 前記第1組立体の他端と前記第2組立体の一端との間に配されるとともに、前記突起部が貫通する穴部を有するスペーサを備えることを特徴とする請求項7記載のトルク変動吸収装置。
  24. 前記第2回転軸の段差部と前記第2組立体の他端との間に配されるとともに、前記第2組立体の他端を前記第1回転軸側に付勢する弾性部材を備えることを特徴とする請求項7又は23記載のトルク変動吸収装置。
  25. 前記第1組立体は、ヒステリシストルクにより前記第1回転軸と前記第2回転軸との間に生ずる変動トルクを緩和するヒステリシス部を有し、
    前記ヒステリシス部は、前記第1回転軸と前記第2回転軸との間に挟み込まれたスラスト部材を有し、
    前記スラスト部材は、前記突起部から前記第2組立体の抜け止めをする抜け止め部を有することを特徴とする請求項7又は23若しくは24記載のトルク変動吸収装置。
  26. 前記第2組立体よりも前記第2回転軸側に配されるとともに、前記第2回転軸に装着され、かつ、前記第2回転軸の段差部によって前記第1回転軸から離れる方向への移動が規制されるプレート部材を備え、
    前記第2組立体の一端は、前記プレート部材に当接する突起部を有することを特徴とする請求項7記載のトルク変動吸収装置。
  27. 前記連結手段は、
    前記第2組立体の一端に形成されるとともに前記第1回転軸側に突出した複数の突起部と、
    前記第1組立体の他端に形成されるとともに前記突起部が挿通される複数の穴部と、
    を有し、
    前記突起部は、前記第1組立体の他端に対して周方向及び径方向の移動が規制されるように前記穴部と係合することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一に記載のトルク変動吸収装置。
  28. 前記第2組立体よりも前記第2回転軸側に配されるとともに、前記第2回転軸に装着され、かつ、前記第2回転軸の段差部によって前記第1回転軸から離れる方向への移動が規制されるプレート部材を備え、
    前記プレート部材は、前記第2組立体の一端に当接する突起部を有することを特徴とする請求項27記載のトルク変動吸収装置。
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