JP6708004B2 - ダンパ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、クラッチディスク等に利用されるダンパ装置に関する。
特許文献1には、クラッチディスク等に利用される従来のダンパ装置が開示されている。このダンパ装置は、フランジ付きハブのフランジとディスクプレートとをダンパスプリングを介して周方向において弾性的に連結したものである。ディスクプレートの外周部には、摩擦フェーシングが締結されたディスクスプリングがリベットにより固定されている。ディスクプレート側からの入力は、ダンパスプリングの撓み収縮により緩衝されながらダンパスプリングを介してフランジ付きハブ側に伝達される。
特許文献1のダンパ装置では、ディスクプレートの内径側端面とハブの外周面との間にブッシュが挿嵌されており、ディスクプレートはこのブッシュを介してハブの外周面上に支持されている。また、このダンパ装置では、ブッシュの外周面がテーパ状に成形されており、ブッシュとディスクプレートとをテーパ面にて互いに接触させている。これにより、径方向の隙間を無くすことができるので、センタリング精度が向上し、回転時のアンバランスが低減するようになっている。また、ハブの回転時にテーパ面にて摺動することで、インプットシャフト偏芯時のこじり荷重が低減するようになっている。
特公平6−70444号公報
しかしながら、このような従来のダンパ装置では、ディスクスプリング及びそれに締結されるフェーシングが、中間部材であるリベットとディスクプレートとブッシュとを介して、ハブに対して位置決めされるため、これらの中間部材の製造誤差及び組立誤差の影響により、センタリング精度が低くなる。また、偏芯時に摺動の接触面が不均一になり、ヒステリシストルクが不安定になるので、何らかの対策が必要になる。
本発明は、以上のような点を考慮してなされたものである。本発明の目的は、回転時のアンバランスを低減できるとともに偏芯によるこじり荷重を低減できるダンパ装置を提供することにある。
本発明によるダンパ装置は、
ハブと、
前記ハブの外周から径方向に延びるように設けられたフランジと、
前記フランジと対向するように配置されたディスクプレートと、
前記ディスクプレートと前記フランジとを周方向において弾性的に連結するダンパスプリングと、
前記ディスクプレートに固定されたディスクスプリングと、
前記ディスクスプリングに固定されたフェーシングと、
を備え、
前記ディスクプレートと前記ハブとの間には隙間が形成されており、
前記ディスクスプリングは、前記ダンパスプリングよりも内径側に延伸され、前記ハブによって支持されている。
本発明によれば、ディスクプレートとハブとの間に隙間が形成されており、ディスクスプリングがダンパスプリングよりも内径側に延伸されてハブによって支持されているため、ディスクスプリング及びフェーシングをハブに対して位置決めするための中間部品を減らすことができ、ディスクスプリング及びフェーシングのセンタリング精度が向上する。これにより、回転時のアンバランスを低減できる。また、ハブの偏芯時にハブによって支持されたディスクスプリングがハブから受ける力に応じて変形することができる。これにより、ハブの偏芯によるこじり荷重を低減できる。
本発明によるダンパ装置において、前記ディスクスプリングは、隣り合うダンパスプリングの間を通過するように延びる狭幅部を有してもよい。
このような態様によれば、ハブの偏芯時にハブによって支持されたディスクスプリングがより変形しやすくなるため、ハブの偏芯によるこじり荷重をより効果的に低減できる。
本発明によるダンパ装置において、
前記ディスクスプリングと前記ハブとの間にはブッシュが介在されており、
前記ブッシュは、前記ディスクスプリングに対して回動不能に係合されており、
前記ハブは、軸方向に対して垂直な平面を有し、
前記ブッシュは、前記平面に摺動可能に当接された摺動面を有してもよい。
このような態様によれば、軸方向に対して垂直なハブの平面とブッシュの摺動面とが摺動可能に当接されることで、ハブの軸方向に対して傾斜する向きの動きが抑制される。したがって、ハブとブッシュとの間の接触面が片当たりすることなく均一になり、ヒステリシストルクが安定化される。
本発明によるダンパ装置において、
前記ディスクスプリングと前記ハブとの間にはブッシュが介在されており、
前記ブッシュは、前記ディスクスプリングに対して回動不能に係合されており、
前記ハブは、軸方向に対して傾斜した斜面を有し、
前記ブッシュは、前記斜面に摺動可能に当接された摺動面を有してもよい。
このような態様によれば、ハブの偏芯時に、ハブの軸方向に対して傾斜する向きの動きに応じてハブの斜面とブッシュの摺動面とが摺動することができる。これにより、ハブとブッシュとの間で生じるこじり荷重が低減される。
本発明によるダンパ装置において、
前記ハブと前記フランジとを周方向において弾性的に連結する補助ダンパスプリングを更に備え、
前記補助ダンパスプリングの周方向の端面には、シートが配設されており、
前記シートは、軸方向に延在し、前記ディスクスプリングと前記ハブとの間に介在されており、
前記シートは、軸方向に対して垂直な平面を有し、
前記ディスクスプリングは、前記平面に摺動可能に当接された摺動面を有してもよい。
このような態様によれば、軸方向に対して垂直なシートの平面とディスクスプリングの摺動面とが摺動可能に当接されることで、ハブの軸方向に対して傾斜する向きの動きが抑制される。したがって、シートとディスクスプリングとの間の接触面が片当たりすることなく均一になり、ヒステリシストルクが安定化される。また、ブッシュを省略できるため、部品点数を減らすことができ、コスト低減につながる。
本発明によるダンパ装置において、
前記ハブと前記フランジとを周方向において弾性的に連結する補助ダンパスプリングを更に備え、
前記補助ダンパスプリングの周方向の端面には、シートが配設されており、
前記シートは、軸方向に延在し、前記ディスクスプリングと前記ハブとの間に介在されており、
前記シートは、軸方向に対して傾斜した斜面を有し、
前記ディスクスプリングは、前記斜面に摺動可能に当接された摺動面を有してもよい。
このような態様によれば、ハブの偏芯時に、ハブの軸方向に対して傾斜する向きの動きに応じてシートの斜面とディスクスプリングの摺動面とが摺動することができる。これにより、シートとディスクスプリングとの間で生じるこじり荷重が低減される。また、ブッシュを省略できるため、部品点数を減らすことができ、コスト低減につながる。
本発明によるダンパ装置において、
前記ハブは、軸方向に対して垂直な平面を有し、
前記ディスクスプリングは、前記平面に摺動可能に当接された摺動面を有してもよい。
このような態様によれば、軸方向に対して垂直なハブの平面とディスクスプリングの摺動面とが摺動可能に当接されることで、ハブの軸方向に対して傾斜する向きの動きが抑制される。したがって、ハブとディスクスプリングとの間の接触面が片当たりすることなく均一になり、ヒステリシストルクが安定化される。また、ブッシュを省略できるため、部品点数を減らすことができ、コスト低減につながる。
本発明によるダンパ装置において、
前記ハブは、軸方向に対して傾斜した斜面を有し、
前記ディスクスプリングは、前記斜面に摺動可能で当接された摺動面を有してもよい。
このような態様によれば、ハブの偏芯時に、ハブの軸方向に対して傾斜する向きの動きに応じてハブの斜面とディスクスプリングの摺動面とが摺動することができる。これにより、ハブとディスクスプリングとの間で生じるこじり荷重が低減される。また、ブッシュを省略できるため、部品点数を減らすことができ、コスト低減につながる。
本発明によるダンパ装置において、
前記ディスクスプリングの内径側端部は、
前記ディスクスプリングと前記ハブとの間に介在されたブッシュ、
前記ハブと前記フランジとの間に弾性的に介在された補助ダンパスプリングの周方向の端面に設けられたシート、
前記ハブ、のいずれかに沿って曲げられ筒形状と成っていてもよい。
このような態様によれば、ディスクスプリングの内径側端部がブッシュに沿って曲げられ筒形状と成っている場合には、ディスクスプリングとブッシュとの間の接触面積が増えるため、ブッシュが受ける面圧が低減される。これにより、ブッシュの摩耗によるセンタリング精度の悪化を低減できる。また、ディスクスプリングの内径側端部がシートに沿って曲げられ筒形状と成っている場合には、ディスクスプリングとシートとの間の接触面積が増えるため、シートが受ける面圧が低減される。これにより、シートの摩耗によるセンタリング精度の悪化を低減できる。また、ディスクスプリングの内径側端部がハブに沿って曲げられ筒形状と成っている場合には、ディスクスプリングとハブとの間の接触面積が増えるため、ハブが受ける面圧が低減される。これにより、ハブの摩耗によるセンタリング精度の悪化を低減できる。
本発明によるダンパ装置において、前記ディスクスプリングの内径側端部は、前記ディスクプレートの内径側端部に沿って延ばされていてもよい。
このような態様によれば、ディスクスプリングがディスクプレートにより支持されて補強されるため、ディスクスプリングの強度向上につながる。これにより、ディスクスプリングがハブから受ける荷重により破損することを防止できる。
本発明によるダンパ装置において、前記狭幅部は、径方向に対して傾斜した向きに延びていてもよい。
このような態様によれば、ハブの径方向の動きに対して、ディスクスプリングが変形しやすくなるため、ハブの偏芯によるこじり荷重をより効果的に吸収できる。
本発明によるダンパ装置において、前記ディスクプレートの内径側端部は、軸方向において前記ディスクプレートと前記ブッシュとの間に挟まれた皿バネ部分を有してもよい。
このような態様によれば、ディスクプレートの内径側端部が皿バネとして機能することで、ブッシュを軸方向に付勢するために別途に皿バネを設ける必要がなくなる。したがって、部品点数を減らすことができ、コスト低減につながる。
本発明によれば、ダンパ装置において、回転時のアンバランスを低減できるとともに偏芯によるこじり荷重を低減できる。
図1は、第1の実施の形態によるダンパ装置を示す平面図である。 図2は、図1に示すダンパ装置のA−A線に沿った断面を示す図である。 図3は、図2に示すダンパ装置の中央部を拡大して示す拡大図である。 図4は、第1の実施の形態によるダンパ装置のディスクスプリングの構造を説明するための平面図である。 図5は、第1の実施の形態によるダンパ装置のディスクスプリングの構造を説明するための図である。 図6は、図5に示すディスクスプリングの動作を説明するための図である。 図7は、第2の実施の形態によるダンパ装置の中央部を拡大して示す拡大図である。 図8は、第3の実施の形態によるダンパ装置の中央部を拡大して示す拡大図である。 図9は、第4の実施の形態によるダンパ装置の中央部を拡大して示す拡大図である。 図10は、第5の実施の形態によるダンパ装置の中央部を拡大して示す拡大図である。 図11は、第6の実施の形態によるダンパ装置の中央部を拡大して示す拡大図である。 図12は、第7の実施の形態によるダンパ装置の中央部を拡大して示す拡大図である。 図13は、第8の実施の形態によるダンパ装置の中央部を拡大して示す拡大図である。 図14は、第9の実施の形態によるダンパ装置の中央部を拡大して示す拡大図である。 図15は、第10の実施の形態によるダンパ装置の中央部を拡大して示す拡大図である。 図16は、第11の実施の形態によるダンパ装置の中央部を拡大して示す拡大図である。 図17は、第12の実施の形態によるダンパ装置のディスクスプリングの構造を説明するための平面図である。 図18は、第12の実施の形態によるダンパ装置のディスクスプリングの構造を説明するための図である。 図19は、図18に示すディスクスプリングの動作を説明するための図である。 図20は、第13の実施の形態によるダンパ装置の中央部を拡大して示す拡大図である。
以下に、添付の図面を参照して、本発明の実施の形態を詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、本発明を実施する場合の一例を示すものであって、本発明を以下に説明する具体的構成に限定するものではない。本発明の実施にあたっては、実施の形態に応じた具体的構成が適宜採用されてよい。
図1は、第1の実施の形態によるダンパ装置を示す斜視図である。図2は、図1に示すダンパ装置のA−A線に沿った断面を示す図である。
図1及び図2に示すように、本実施の形態によるダンパ装置10は、ハブ(内ハブ)11と、ハブ11の外周から径方向に延びるように設けられたフランジ(外ハブ)12と、フランジ12と対向するように配置されたディスクプレート13と、ディスクプレート13とフランジ12とを周方向において弾性的に連結し、フランジ12とディスクプレート13との相対捩じれが発生した場合に撓みが発生するダンパスプリング14とを備えている。
このうちディスクプレート13の外周部には、略円板形状を有するディスクスプリング15がリベット26を用いて固定されており、ディスクスプリング15の外周部の両側には、円環形状を有するフェーシング16がリベット27を用いて固定されている。
本実施の形態によるダンパ装置10は、例えば自動車のエンジンと変速機との間に配設される摩擦クラッチのクラッチディスクの用途に用いられる。この場合、ディスクスプリング15の両側に固定されたフェーシング16は、駆動軸としてのフライホイールとプレッシャープレートとの間に位置決めされ、プレッシャープレートがフライホイールに向かって押し付けられる際に、フライホイールとプレッシャープレートとの間に挟着され得る。また、ハブ11の内側には、出力軸としての変速機インプットシャフトがスプライン嵌合される。
本実施の形態では、図2に示すように、フランジ12に対してディスクプレート13とは反対側には、フランジ12と対向するように補助ディスクプレート18が配置されている。したがって、フランジ12は、ディスクプレート13と補助ディスクプレート18との間に配置されている。補助ディスクプレート18は、ディスクプレート13及びディスクスプリング15に対して上述したリベット26により固定されており、ディスクプレート13及び補助ディスクプレート18と一体に周方向に回転可能となっている。
図1に示すように、ディスクプレート13及び補助ディスクプレート18には、周方向に延在する複数(図示された例では4つ)の窓部13aが形成されており、フランジ12には、各窓部13aにそれぞれ対向する複数の切欠きが形成されている。これらの互いに対向する窓部13a及び切欠きにて一つの組が構成され、この組となる窓部13a及び切欠き内に組毎にダンパスプリング14が所定量撓み収縮された状態で配置されている。これにより、ダンパスプリング14は、フランジ12、ディスクプレート13及び補助ディスクプレート18に対して組み付けられる。
図3は、ダンパ装置10の中央部を拡大して示す拡大図である。図3に示すように、補助ディスクプレート18とハブ11との間には、補助ブッシュ19が介在されており、補助ブッシュ19と補助ディスクプレート18との間には、皿バネ20が軸方向に撓み収縮された状態で挟み込まれている。皿バネ20の復元力により、補助ディスクプレート18は、フランジ12から離れる向きに付勢され、これにより、補助ディスクプレート18に固定されたディスクプレート13およびディスクスプリング15は、フランジ12に近づく向きに付勢される。
一方、図3に示すように、ディスクプレート13とハブ11との間には隙間25が形成されており、ディスクスプリング15は、ダンパスプリング14よりも内径側に延伸され、ハブ11によって支持されている。これにより、ディスクスプリング15及びフェーシング16をハブ11に対して位置決めするための中間部品を減らすことができ、ディスクスプリング15及びフェーシング16のセンタリング精度が向上する。
本実施の形態では、ディスクスプリング15とハブ11との間にはブッシュ17が介在されており、ディスクスプリング15は、ブッシュ17を介してハブ11の上に支持されている。上述した皿バネ20の復元力により、ディスクスプリング15はフランジ12に近づく向きに付勢されているため、ブッシュ17は、ディスクスプリング15とハブ11との間で軸方向に挟み込まれている。
図4は、ディスクスプリング15の構造を説明するための平面図である。図5は、ディスクスプリング15の構造を説明するための図である。
図4及び図5に示すように、ディスクスプリング15は、隣り合うダンパスプリング14の間を通過するように延びる狭幅部31を有している。図示された例では、ディスクスプリング15には、ディスクプレート13の窓部13aと対向する領域に、ダンパスプリング14を収容するための窓部32が形成されており、狭幅部31は隣り合う窓部32の間に規定されている。
本実施の形態では、ディスクスプリング15が狭幅部31を有していることで、狭幅部31に対応する径方向の領域において剛性が低下して変形しやすくなっている。そのため、図6に示すように、ハブ11が軸方向に対して傾斜する向きに動かされる際に、ハブ11からディスクスプリング15へと荷重がかかるが、この荷重に応じてディスクスプリング15が容易に変形することができ、ディスクスプリング15の変形によって荷重が吸収されることで、ハブ11の偏芯によるこじり荷重が効果的に低減されるようになっている。
本実施の形態では、各狭幅部31にはそれぞれ肉抜き部としての開口部33が形成されている。これにより、狭幅部31における剛性が更に低下されて変形しやすくなっており、ハブ11の偏芯によるこじり荷重が一層効果的に低減され得る。
図示された例では、ブッシュ17は、ディスクスプリング15に対して回動不能に係合されている。より詳しくは、ディスクスプリング15の内周面には、複数の凹部34が周方向に等間隔に形成されている。一方、ブッシュ17の外周面には、複数の凸部(不図示)が周方向に等間隔に設けられており、各凸部がそれぞれディスクスプリング15の内周面の凹部34に嵌め込まれることで、ブッシュ17は、ディスクスプリング15に対して回動不能に係合される。これにより、ディスクプレート13とフランジ12との相対捩じれが発生する際に、ブッシュ17はディスクプレート13及びディスクスプリング15と一体に回転され、ブッシュ17とハブ11との間で摺動が生じるようになっている。
図3に示すように、ハブ11は、軸方向に対して垂直な平面41を有し、ブッシュ17は、ハブ11の平面41に摺動可能に当接された摺動面42を有している。上述したようにブッシュ17はディスクスプリング15とハブ11との間で軸方向に挟み込まれているため、ディスクプレート13とフランジ12との相対捩じれが発生する際に、軸方向に対して垂直なハブ11の平面41とブッシュ17の摺動面42とが摺動するようになっている。
図1に示すように、ハブ11の外周面には外歯が設けられており、フランジ12の内周面には内歯が形成されている。ハブ11の外歯がフランジ12の内歯に係合することで、フランジ12の回転トルクがハブ11へと伝達されるようになっている。本実施の形態では、ハブ11の外歯に、上述した軸方向に対して垂直な平面41が設けられている。
また、図1に示すように、ハブ11の外周面の一部には矩形状の切欠きが形成されており、フランジ12の内周面のうちハブ11の切欠きと向かい合う領域にも矩形状の切欠きが形成されている。そして、ハブ11の切欠きとフランジ12の切欠きとによって囲まれた空間に、補助ダンパスプリング21が所定量撓み収縮された状態で配置されている。ハブ11の外歯とフランジ12の内歯との間の周方向の遊びの分だけ補助ダンパスプリング21が撓み収縮されることで、フランジ12とハブ11との間のトルク伝達に緩衝作用が働くようになっている。
図示された例では、補助ダンパスプリング21の周方向の両端面には、ディスクプレート13とフランジ12との相対捩れが発生する際に、補助ダンパスプリング21の撓み方向をガイドする、樹脂製の一対のシート22がそれぞれ設けられている。各シート22は、補助ダンパスプリング21の端面とハブ11の切欠き及びフランジ12の切欠きの端面との間に、補助ダンパスプリング21の復元力にて挟持された状態で配設されている。
次に、このような構成からなるダンパ装置10の動作について説明する。
クラッチの接続時、エンジンからのトルクは、フェーシング16及びディスクスプリング15を介してディスクプレート13に入力され、ディスクプレート13からダンパスプリング14を介してフランジ12に伝達され、フランジ12からハブ11及びハブ11にスプライン嵌合された変速機インプットシャフトへと出力される。この時、フランジ12とディスクプレート13とが、入力されたトルク値に応じてダンパスプリング14を撓み収縮させながら相対捩じれ回転し、これにより、ディスクプレート13からフランジ12へのトルク伝達に緩衝作用が働く。
また、ディスクプレート13とフランジ12との相対捩じれが発生する際に、ハブ11とブッシュ17との間で摺動が生じることで、捩じれ特性にヒステリシスが現れ、ディスクプレート13からフランジ12へのトルク伝達に減衰作用が働く。本実施の形態では、軸方向に対して垂直なハブ11の平面41とブッシュ17の摺動面42とが摺動することで、ハブ11の軸線に対して傾斜する向きの動きが抑制され、ハブ11とブッシュ17との間の接触面が片当たりすることなく均一になる。したがって、ハブ11とブッシュ17との間の摺動に起因するヒステリシストルクが安定化され得る。
ところで、背景技術の欄でも言及したように、従来のダンパ装置では、ディスクプレートの内径側端面とハブの外周面との間にブッシュが挿嵌されており、ディスクプレートはこのブッシュを介してハブの外周面上に支持されている。この場合、ディスクプレートは剛性が高くて容易に変形できないことから、ハブに偏芯が生じると、ハブとディスクプレートとの間で大きなこじり荷重が発生してしまう。
一方、本実施の形態では、ディスクスプリング15がブッシュ17を介してハブ11の上に支持されており、ハブ11に偏芯が生じる場合には、ディスクスプリング15がハブ11から受ける荷重に応じて容易に変形することができる。したがって、ハブ11の偏芯によるこじり荷重が効果的に低減され得る。
また、本実施の形態では、ハブ11が軸方向に対して傾斜する向き、または軸方向に沿った向きに過大に動かされそうになる場合、ハブ11がブッシュ17を介してディスクプレート13の内径側端部に当接されることで、ハブ11の軸方向に対して傾斜する向きの過大な動き、及び軸方向に沿った過大な動きの両方が抑制される。これにより、ディスクスプリング15の過大な変形を防止され、過大な変形によりディスクスプリング15が破損することが防止される。
以上のように、本実施の形態によれば、ディスクプレート13とハブ11との間に隙間25が形成されており、ディスクスプリング15がダンパスプリング14よりも内径側に延伸されてハブ11によって支持されているため、ディスクスプリング15及びフェーシング16をハブ11に対して位置決めするための中間部品を減らすことができ、ディスクスプリング15及びフェーシング16のセンタリング精度が向上する。これにより、回転時のアンバランスを低減できる。また、ハブ11の偏芯時にハブ11によって支持されたディスクスプリング15がハブ11から受ける力に応じて変形することができる。これにより、ハブ11の偏芯によるこじり荷重を低減できる。
また、本実施の形態によれば、ディスクスプリング15が隣り合うダンパスプリング14の間を通過するように延びる狭幅部31を有しているため、ハブ11の偏芯時にハブ11によって支持されたディスクスプリング15がより変形しやすくなっている。したがって、ハブ11の偏芯によるこじり荷重をより効果的に低減できる。
また、本実施の形態によれば、軸方向に対して垂直なハブ11の平面41とブッシュ17の摺動面42とが摺動可能に当接されることで、ハブ11の軸方向に対して傾斜する向きの動きが抑制される。したがって、ハブ11とブッシュ17との間の接触面が片当たりすることなく均一になり、ヒステリシストルクが安定化される。
なお、上述の実施の形態に対して様々な変更を加えることが可能である。以下、図面を参照しながら、変形例の一例について説明する。以下の説明および以下の説明で用いる図面では、上述した実施の形態と同様に構成され得る部分について、上述した実施の形態における対応する部分に対して用いた符号と同一の符号を用いるとともに、重複する説明を省略する。
図7は、第2の実施の形態によるダンパ装置の中央部を拡大して示す拡大図である。
図7に示すように、第2の実施の形態では、ハブ11が、軸方向に対して傾斜した斜面43を有し、ブッシュ17は、ハブ11の斜面43に摺動可能に当接された摺動面44を有している点で、第1の実施の形態と異なっており、その他の構成は、第1の実施の形態と同様である。
図示された例では、ハブ11の斜面43及びブッシュ17の摺動面44は、それぞれテーパ面(円錐面)であるが、これに限定されるものではなく、例えば球面であってもよい。本実施の形態では、ハブ11の外歯に、軸方向に対して傾斜した斜面43が設けられている。上述したようにブッシュ17はディスクスプリング15とハブ11との間で軸方向に挟み込まれているため、ディスクプレート13とフランジ12との相対捩じれが発生する際に、ハブ11の斜面43とブッシュ17の摺動面44とが摺動するようになっている。
このような第2の実施の形態によれば、ハブ11の偏芯時に、ハブ11の軸方向に対して傾斜する向きの動きに応じてハブ11の斜面43とブッシュ17の摺動面44とが摺動することができる。これにより、ハブ11とブッシュ17との間で生じるこじり荷重が低減される。
図8は、第3の実施の形態によるダンパ装置の中央部を拡大して示す拡大図である。
図8に示すように、第3の実施の形態では、第1の実施の形態(図3参照)と比べて、ブッシュ17が省略されており、ブッシュ17の代わりに、補助ダンパスプリング21の周方向の端面に設けられたシート22が軸方向に延在し、ディスクスプリング15とハブ11との間に介在されている。上述したように皿バネ20の復元力により、ディスクスプリング15はフランジ12に近づく向きに付勢されているため、シート22は、ディスクスプリング15とハブ11との間で軸方向に挟み込まれている。
本実施の形態では、シート22が軸方向に対して垂直な平面41を有し、ディスクスプリング15がシート22の平面41に摺動可能に当接された摺動面42を有している。ディスクプレート13とフランジ12との相対捩じれが発生する際に、シート22の平面41とディスクスプリング15の摺動面42とが摺動するようになっている。
このような第3の実施の形態によれば、軸方向に対して垂直なシート22の平面41とディスクスプリング15の摺動面42とが摺動可能に当接されることで、ハブ11の軸方向に対して傾斜する向きの動きが抑制される。したがって、シート22とディスクスプリング15との間の接触面が片当たりすることなく均一になり、ヒステリシストルクが安定化される。また、ブッシュ17を省略できるため、部品点数を減らすことができ、コスト低減につながる。
図9は、第4の実施の形態によるダンパ装置の中央部を拡大して示す拡大図である。
図9に示すように、第4の実施の形態では、第2の実施の形態(図7参照)と比べて、ブッシュ17が省略されており、ブッシュ17の代わりに、補助ダンパスプリング21の周方向の端面に設けられたシート22が軸方向に延在し、ディスクスプリング15とハブ11との間に介在されている。上述したように皿バネ20の復元力により、ディスクスプリング15はフランジ12に近づく向きに付勢されているため、シート22は、ディスクスプリング15とハブ11との間で軸方向に挟み込まれている。
本実施の形態では、シート22が軸方向に対して傾斜した斜面43を有し、ディスクスプリング15がシート22の斜面43に摺動可能に当接された摺動面44を有している。上述したようにブッシュ17はディスクスプリング15とハブ11との間で軸方向に挟み込まれているため、ディスクプレート13とフランジ12との相対捩じれが発生する際に、シート22の平面41とディスクスプリング15の摺動面42とが摺動するようになっている。
このような第4の実施の形態によれば、ハブ11の偏芯時に、ハブ11の軸方向に対して傾斜する向きの動きに応じてシート22の斜面とディスクスプリング15の摺動面とが摺動することができ、シート22とディスクスプリング15との間で生じるこじり荷重が低減される。また、ブッシュ17を省略できるため、部品点数を減らすことができ、コスト低減につながる。
図10は、第5の実施の形態によるダンパ装置の中央部を拡大して示す拡大図である。
図10に示すように、第5の実施の形態では、第1の実施の形態(図3参照)に比べて、ブッシュ17が省略されており、ブッシュ17の代わりに、ハブ11が軸方向に対して垂直な平面41を有し、ディスクスプリング15がハブ11の平面41に摺動可能に当接された摺動面42を有している。本実施の形態では、ハブ11の外歯に、軸方向に対して垂直な平面41が設けられている。上述したように皿バネ20の復元力により、ディスクスプリング15はフランジ12に近づく向きに付勢されているため、ディスクプレート13とフランジ12との相対捩じれが発生する際に、ハブ11の平面41とディスクスプリング15の摺動面42とが摺動するようになっている。
このような第5の実施の形態によれば、軸方向に対して垂直なハブ11の平面41とディスクスプリング15の摺動面42とが摺動可能に当接されることで、ハブ11の軸方向に対して傾斜する向きの動きが抑制される。したがって、ハブ11とディスクスプリング15との間の接触面が片当たりすることなく均一になり、ヒステリシストルクが安定化される。また、ブッシュ17を省略できるため、部品点数を減らすことができ、コスト低減につながる。
図11は、第6の実施の形態によるダンパ装置の中央部を拡大して示す拡大図である。
図11に示すように、第6の実施の形態では、第2の実施の形態(図7参照)に比べて、ブッシュ17が省略されており、ブッシュ17の代わりに、ハブ11が軸方向に対して傾斜した斜面43を有し、ディスクスプリング15がハブ11の斜面43に摺動可能に当接された摺動面44を有している。本実施の形態では、ハブ11の外歯に、軸方向に対して傾斜した斜面43が設けられている。上述したように皿バネ20の復元力により、ディスクスプリング15はフランジ12に近づく向きに付勢されているため、ディスクプレート13とフランジ12との相対捩じれが発生する際に、ハブ11の斜面43とディスクスプリング15の摺動面44とが摺動するようになっている。
このような第6の実施の形態によれば、ハブ11の偏芯時に、ハブ11の軸方向に対して傾斜する向きの動きに応じてハブ11の斜面43とディスクスプリング15の摺動面44とが摺動することができ、ハブ11とディスクスプリング15との間で生じるこじり荷重が低減される。また、ブッシュ17を省略できるため、部品点数を減らすことができ、コスト低減につながる。
図12は、第7の実施の形態によるダンパ装置の中央部を拡大して示す拡大図である。
図12に示すように、第7の実施の形態では、ディスクスプリング15の内径側端部が、ブッシュ17に沿って曲げられ筒形状と成っている点で、第1の実施の形態(図3参照)と異なっており、その他の構成は、第1の実施の形態と同様である。
このような第7の実施の形態によれば、ディスクスプリング15とブッシュ17との間の接触面積が増えるため、ブッシュ17がディスクスプリング15から受ける面圧が低減される。これにより、ブッシュ17の摩耗によるセンタリング精度の悪化を低減できる。
図13は、第8の実施の形態によるダンパ装置の中央部を拡大して示す拡大図である。
図13に示すように、第8の実施の形態では、ディスクスプリング15の内径側端部が、ブッシュ17に沿って曲げられ筒形状と成っている点で、第2の実施の形態(図7参照)と異なっており、その他の構成は、第2の実施の形態と同様である。
このような第8の実施の形態によれば、ディスクスプリング15とブッシュ17との間の接触面積が増えるため、ブッシュ17がディスクスプリング15から受ける面圧が低減される。これにより、ブッシュ17の摩耗によるセンタリング精度の悪化を低減できる。
図14は、第9の実施の形態によるダンパ装置の中央部を拡大して示す拡大図である。
図14に示すように、第9の実施の形態では、ディスクスプリング15の内径側端部が、シート22に沿って曲げられ筒形状と成っている点で、第3の実施の形態(図8参照)と異なっており、その他の構成は、第3の実施の形態と同様である。
このような第9の実施の形態によれば、ディスクスプリング15とシート22との間の接触面積が増えるため、シート22がディスクスプリング15から受ける面圧が低減される。これにより、シート22の摩耗によるセンタリング精度の悪化を低減できる。
図15は、第10の実施の形態によるダンパ装置の中央部を拡大して示す拡大図である。
図15に示すように、第10の実施の形態では、ディスクスプリング15の内径側端部が、ハブ11に沿って曲げられ筒形状と成っている点で、第5の実施の形態(図10参照)と異なっており、その他の構成は、第5の実施の形態と同様である。
このような第10の実施の形態によれば、ディスクスプリング15とハブ11との間の接触面積が増えるため、ハブ11がディスクスプリング15から受ける面圧が低減される。これにより、ハブ11の摩耗によるセンタリング精度の悪化を低減できる。
図16は、第11の実施の形態によるダンパ装置の中央部を拡大して示す拡大図である。
図16に示すように、第11の実施の形態では、ディスクスプリング15の内径側端部がディスクプレート13の内径側端部に沿って延ばされている点で、第4の実施の形態(図9参照)と異なっており、その他の構成は、第4の実施の形態と同様である。
本実施の形態では、ディスクスプリング15の内径側端部は、ディスクプレート13の内径側端部に対して面で接触されており、ディスクプレート13の内径側端部によって軸方向に支持されている。
このような第11の実施の形態によれば、ディスクスプリング15の内径側端部がディスクプレート13の内径側端部に沿って延ばされていることで、ディスクスプリング15の内径側端部がディスクプレート13の内径側端部により支持されて補強され得る。これにより、ディスクスプリングの強度向上につながり、ディスクスプリング15がハブ11から受ける過大な荷重によって破損することを防止できる。
図17は、第12の実施の形態によるダンパ装置のディスクスプリングの構造を説明するための平面図である。図18は、図17に示すダンパ装置のディスクスプリングの構造を説明するための図である。
図17及び図18に示すように、第12の実施の形態では、狭幅部31が径方向に対して傾斜した向きに延びている点で、第1の実施の形態(図4及び図5参照)と異なっており、その他の構成は、第1の実施の形態と同様である。
このような第12の実施の形態によれば、図19に示すように、ハブ11の径方向の動きに対しても、ディスクスプリング15が変形しやすくなるため、ハブ11の偏芯によるこじり荷重をより効果的に吸収できる。
図20は、第13の実施の形態によるダンパ装置の中央部を拡大して示す図である。
図20に示すように、第13の実施の形態では、第1の実施の形態(図3参照)に比べて、皿バネ20が省略されており、補助ディスクプレート18は補助ブッシュ19に対して直接当接されている。
一方、図20に示すように、ディスクプレート13の内径側端部は、ディスクプレート13とブッシュ17との間に軸方向に撓み収縮された状態で挟み込まれた皿バネ部分15aを有している。皿バネ部分15aの復元力により、ブッシュ17はハブ11に近づく向きに軸方向に付勢されている。
このような第13の実施の形態によれば、ディスクプレート13の内径側端部が皿バネとして機能することで、ブッシュ17を軸方向に付勢するために別途に皿バネ20を設ける必要がなくなる。したがって、部品点数を減らすことができ、コスト低減につながる。
なお、以上において複数の実施の形態を説明してきたが、当然に、複数の実施の形態を適宜組み合わせて適用することも可能である。
10 ダンパ装置
11 ハブ
12 フランジ
13 ディスクプレート
14 ダンパスプリング
15 ディスクスプリング
15a 内径側端部
16 フェーシング
17 ブッシュ
18 補助ディスクプレート
19 補助ハブ
20 皿バネ
21 補助ダンパスプリング
22 シート
25 隙間
26 リベット
27 リベット
31 狭幅部
32 窓部
33 開口部
34 凹部
41 平面
42 摺動面
43 斜面
44 摺動面
45 抑制部

Claims (12)

  1. ハブと、
    前記ハブの外周から径方向に延びるように設けられたフランジと、
    前記フランジと対向するように配置されたディスクプレートと、
    前記ディスクプレートと前記フランジとを周方向において弾性的に連結するダンパスプリングと、
    前記ディスクプレートに固定されたディスクスプリングと、
    前記ディスクスプリングに固定されたフェーシングと、
    を備え、
    前記ディスクプレートと前記ハブとの間には隙間が形成されており、
    前記ディスクスプリングは、前記ダンパスプリングよりも内径側に延伸され、前記ハブによって支持されている、
    ダンパ装置。
  2. 前記ディスクスプリングは、隣り合うダンパスプリングの間を通過するように延びる狭幅部を有する、
    請求項1に記載のダンパ装置。
  3. 前記ディスクスプリングと前記ハブとの間にはブッシュが介在されており、
    前記ブッシュは、前記ディスクスプリングに対して回動不能に係合されており、
    前記ハブは、軸方向に対して垂直な平面を有し、
    前記ブッシュは、前記平面に摺動可能に当接された摺動面を有する、
    請求項1または2に記載のダンパ装置。
  4. 前記ディスクスプリングと前記ハブとの間にはブッシュが介在されており、
    前記ブッシュは、前記ディスクスプリングに対して回動不能に係合されており、
    前記ハブは、軸方向に対して傾斜した斜面を有し、
    前記ブッシュは、前記斜面に摺動可能に当接された摺動面を有する、
    請求項1または2に記載のダンパ装置。
  5. 前記ハブと前記フランジとを周方向において弾性的に連結する補助ダンパスプリングを更に備え、
    前記補助ダンパスプリングの周方向の端面には、シートが配設されており、
    前記シートは、軸方向に延在し、前記ディスクスプリングと前記ハブとの間に介在されており、
    前記シートは、軸方向に対して垂直な平面を有し、
    前記ディスクスプリングは、前記平面に当接された接触された摺動面を有する、
    請求項1または2に記載のダンパ装置。
  6. 前記ハブと前記フランジとを周方向において弾性的に連結する補助ダンパスプリングを更に備え、
    前記補助ダンパスプリングの周方向の端面には、シートが配設されており、
    前記シートは、軸方向に延在し、前記ディスクスプリングと前記ハブとの間に介在されており、
    前記シートは、軸方向に対して傾斜した斜面を有し、
    前記ディスクスプリングは、前記斜面に摺動可能に当接された摺動面を有する、
    請求項1または2に記載のダンパ装置。
  7. 前記ハブは、軸方向に対して垂直な平面を有し、
    前記ディスクスプリングは、前記平面に摺動可能に当接された摺動面を有する、
    請求項1または2に記載のダンパ装置。
  8. 前記ハブは、軸方向に対して傾斜した斜面を有し、
    前記ディスクスプリングは、前記斜面に摺動可能で当接された摺動面を有する、
    請求項1または2に記載のダンパ装置。
  9. 前記ディスクスプリングの内径側端部は、
    前記ディスクスプリングと前記ハブとの間に介在されたブッシュ、
    前記ハブと前記フランジとの間に弾性的に介在された補助ダンパスプリングの周方向の端面に設けられたシート、
    前記ハブ、のいずれかに沿って曲げられ筒形状と成っている、
    請求項1または2に記載のダンパ装置。
  10. 前記ディスクスプリングの内径側端部は、前記ディスクプレートの内径側端部に沿って延ばされている、
    請求項1または2に記載のダンパ装置。
  11. 前記狭幅部は、径方向に対して傾斜した向きに延びている、
    請求項2に記載のダンパ装置。
  12. 前記ディスクプレートの内径側端部は、軸方向において前記ディスクプレートと前記ブッシュとの間に挟まれた皿バネ部分を有する、
    請求項3に記載のダンパ装置。
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