JP2011155762A - 電気接続箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】厚さ寸法の抑制とバスバーの原価低減、およびプリント基板の有効利用を図ることの出来る、新規な構造の電気接続箱を提供すること。
【解決手段】長さ方向に連続する連続板部52に対して複数のヒューズ嵌着部56が所定間隔で一体形成された帯板金具50を適当な長さで切断してヒューズ用縦バスバー46を得ると共に、該ヒューズ用縦バスバー46の長さ方向の端部に対して、電気部品接続部62,64が一体形成された電気部品用縦バスバー48を連結して縦バスバー20を形成する一方、ケース16における基板収容部32の外周側にバスバー嵌着溝36を形成して前記縦バスバー20を挿入することによって、該縦バスバー20の前記ヒューズ嵌着部56を、プリント基板18の外周端部70aに突設されたヒューズ接続端子72と対向位置させてヒューズ装着部90を形成した。
【選択図】図1

Description

本発明は、ケース内にプリント基板とバスバーが収容されて、プリント基板のヒューズ接続端子とバスバーのヒューズ嵌着部によってヒューズ装着部が構成される電気接続箱に関するものである。
従来から、ロアケースとアッパケースによって構成されるケース内にプリント基板とバスバーを収容して、プリント基板に設けたヒューズ接続端子と、バスバーに設けたヒューズ嵌着部を対向状態でケース外に突出させることによって、ヒューズ装着部が構成された電気接続箱が知られている。例えば、特開2009−27785号公報(特許文献1)に記載のものが、それである。
ところで、バスバーは、導電性金属板がプレス打ち抜き加工されて形成される。しかし、電気接続箱の内部回路の配索形状は車種や仕様により様々であることから、バスバーも各種形状のものが多数必要とされる。この場合、バスバーの各種形状に合わせて金型を準備しなければならず、コスト高に繋がっていた。更に、多種の形状のバスバーを形成しようとすると、廃棄材料の増加を招き、歩留りが悪くなるという問題があった。
また、特許文献1に記載の電気接続箱は、プリント基板にバスバーが積層配置されている。それ故、プリント基板とバスバーとの短絡を回避するために、プリント基板とバスバーの間に絶縁板を介在させる必要があり、部品点数の増加を招くと共に、電気接続箱の厚さ寸法の増加を招いていた。
さらに、ヒューズ装着部は多数が所定ピッチを隔てた配列状態で設けられることが多い。それ故、ヒューズ接続端子と、バスバーのヒューズ嵌着部が何れもプリント基板の配策領域上に設けられると、プリント基板上の配策領域を大きく占有してしまうという問題があった。また、バスバーのヒューズ嵌着部は、バスバーが部分的に屈曲されて立ち上げられることによって形成されている。それ故、多数のヒューズ装着部に対応して、バスバーを多数箇所で屈曲させる必要があり、工数の増加からバスバーのコスト高を招くという問題があった。
特開2009−27785号公報
本発明は、上述の事情を背景に為されたものであって、その解決課題は、バスバーの原価低減を図ることが出来ると共に、厚さ寸法の増大を抑え、更に、プリント基板の有効利用を図ることの出来る、新規な構造の電気接続箱を提供することにある。
本発明の第一の態様は、非導電性の合成樹脂からなるケースにプリント基板とバスバーが収容されると共に、プリント基板に設けられたヒューズ接続端子とバスバーに設けられたヒューズ嵌着部が互いに対向位置されることによってヒューズ装着部が構成されている電気接続箱において、前記ヒューズ接続端子が前記プリント基板の外周端部分に突設されている一方、長さ方向に連続する連続板部に対して複数の前記ヒューズ嵌着部が所定間隔で一体形成された帯板金具を適当な長さで切断して得られたヒューズ用縦バスバーの長さ方向の端部に対して、電気部品接続部が一体形成された電気部品用縦バスバーを連結して前記バスバーとしての縦バスバーを形成すると共に、前記ケースには、前記プリント基板を収容する基板収容部の外周側を延びるバスバー嵌着溝が形成されており、該バスバー嵌着溝に前記縦バスバーを挿入して、該縦バスバーにおける前記ヒューズ嵌着部を前記バスバー嵌着溝から突出させると共に前記プリント基板における前記ヒューズ接続端子と対向位置させることによって、前記ヒューズ装着部を構成したことを、特徴とする。
本発明によれば、バスバーにおいてヒューズとの接続部分を構成するヒューズ用縦バスバーが、所定のピッチでヒューズ嵌着部が設けられた帯板金具を適当な長さに切断することによって形成されている。そして、ヒュージブルリンク等の電気部品が接続される電気部品用縦バスバーを帯板金具に対して別体形成して、帯板金具から切り出されたヒューズ用縦バスバーに連結することでバスバーが構成されるようになっている。これにより、各種回路のバスバーにおけるヒューズとの接続部分として、帯板金具を共通して用いることが可能となり、ヒューズとの接続部分を汎用化することが出来る。その結果、各種の回路に対して共通の金型を用いてヒューズ接続部分を形成することが可能になると共に、バスバーの成形に際する廃棄材料を低減することが出来て、製造コストの低減を図ることが出来る。特に、ヒューズは、所定のピッチで配列されることが多いことから汎用化するのに効果的であり、所定のピッチでヒューズ嵌着部を設けた帯板金具を、他の電気部品との接続部分から別体形成してヒューズ接続部分を汎用化することによって、帯板金具を実用的に有意義に利用することが出来る。
さらに、本発明においては、ヒューズやその他の電気部品が接続されるバスバーを縦バスバーとして構成し、ケースにおける基板収容部の外周側に形成したバスバー嵌着溝に挿入して、プリント基板の外周側に配設するようにした。これにより、バスバーを容易に組み付けることが出来ると共に、平バスバーをプリント基板に積層して配設する場合のように、バスバーとプリント基板の間に絶縁板を介在させることが不要とされることから、部品点数の削減と電気接続箱の厚さ寸法のコンパクト化を図ることが出来る。また、バスバーがプリント基板の配策領域から外れて配設されることから、プリント基板の更なる有効活用を図ることが出来る。更に、ヒューズ用縦バスバーおよび電気部品用縦バスバーが何れも縦バスバーとされていることから、平バスバーのように、ヒューズや他の電気部品との接続部をそれぞれ立ち上げて形成すること必要も無く、バスバーの製造コストを更に低減することが出来る。
本発明の第二の態様は、前記第一の態様に記載のものにおいて、前記ケースの前記基板収容部において、前記ヒューズ接続端子が突設された前記プリント基板の前記外周端部分との重ね合わせ面には、前記プリント基板に向けて突出して該プリント基板の前記外周端部分の延出方向に延びる支持リブが一体形成されているものである。
本態様によれば、縦バスバーのヒューズ嵌着部とプリント基板のヒューズ接続端子にヒューズを差し込んで接続するに際して、支持リブでプリント基板を支持することが出来る。これにより、プリント基板の撓み変形を抑えることが出来て、プリント基板の変形やこれに起因する半田クラックの発生を抑えることが出来る。
本発明の第三の態様は、前記第一又は第二の態様に記載のものにおいて、前記ヒューズ用縦バスバーの前記連続板部における前記ヒューズ嵌着部と反対側の端縁部に切欠が形成されており、該切欠が前記バスバー嵌着溝に形成された位置決め突部と係合されるようになっているものである。
本態様によれば、ヒューズ用縦バスバーの切欠をバスバー嵌着溝の位置決め突部と係合させることによって、ヒューズ用縦バスバーをバスバー嵌着溝内で容易に位置決めすることが出来る。これにより、部品点数の増加を招くことなく、各ヒューズ嵌着部とプリント基板のヒューズ接続端子との位置合わせを容易に行なうことが出来る。
本発明によれば、ヒューズ嵌着部が所定間隔で一体形成された帯板金具を適当な長さで切断して、ヒューズ用縦バスバーを形成したことによって、バスバーにおけるヒューズ接続部分を汎用化することが可能となり、バスバーの原価低減を図ることが出来る。また、バスバーを縦バスバーとして、ケースに設けたバスバー嵌着溝に挿入することによって容易に組み付けることが出来る。更に、縦バスバーをプリント基板の外周側に配設したことから、絶縁板を積層することも不要とすることが出来て、部品点数の削減と電気接続箱の厚さ寸法のコンパクト化を図ることが出来ると共に、プリント基板をより有効に利用することが出来る。
本発明の第一の実施形態としての電気接続箱の分解斜視図。 図1に示した電気接続箱のアッパケースの裏面図。 図1に示した電気接続箱のロアケースの平面図。 図1に示した電気接続箱のバスバーの斜視図。 図1に示した電気接続箱のプリント基板の側面図。 本発明の第二の実施形態としての電気接続箱の断面図で、図3にバスバーを備えたVI−VI断面に相当する断面図。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
先ず、図1に、本発明の第一の実施形態としての電気接続箱10を示す。電気接続箱10は、アッパケース12とロアケース14が組み合わされて構成されるケース16内に、プリント基板18とバスバーとしての縦バスバー20が収容された構造とされている。
アッパケース12は、非導電性の合成樹脂から形成されており、ロアケース14に向けて開口する箱体形状とされている。アッパケース12の天板22には、複数のヒューズ収容部24や、コネクタ収容部26、および複数のヒュージブルリンク収容部28が一体形成されている。これらヒューズ収容部24や、コネクタ収容部26、およびヒュージブルリンク収容部28はそれぞれ、アッパケース12の外部に開口する略矩形の箱体形状をもって、天板22から突出形成されている。なお、図示は省略するが、天板22には、必要に応じて、その他のコネクタ収容部などが適宜に設けられる。また、図2に示すように、ヒューズ収容部24やコネクタ収容部26、およびヒュージブルリンク収容部28内には、それぞれ、天板22を貫通する端子挿通孔30が形成されている。更に、プリント基板18に突設された後述するヒューズ接続端子72やヒュージブルリンク接続端子84が挿通される端子挿通孔30には、ロアケース14に向けて突出する押さえリブ31が隣接して一体形成されている。そして、ヒューズやヒュージブルリンクの抜去に際して、後述するヒューズ接続端子72やヒュージブルリンク接続端子84の平板部78を押さえリブ31で押さえてプリント基板18からの浮き上がりを防止することにより、半田クラックの発生を抑えるようになっている。
図3に、ロアケース14を示す。ロアケース14は、非導電性の合成樹脂から形成されており、アッパケース12に向けて開口する箱体形状とされている。ロアケース14の中央部分には、アッパケース12に向けて開口する矩形凹状の基板収容部32が形成されている。基板収容部32の開口寸法は、プリント基板18を収容可能なように、プリント基板18よりも僅かに大きくされている。
基板収容部32の周囲には、全周に亘って連続する周壁34a〜34dが形成されており、周壁34a,34c,34dは、ロアケース14の外周壁を構成している。そして、周壁34aおよび周壁34bには、アッパケース12に向けて開口するバスバー嵌着溝36が形成されている。バスバー嵌着溝36は、略一定の溝幅寸法をもって周壁34a,34bに沿って延びる溝形状とされており、周壁34aと周壁34bの接続部分で屈曲されることにより、周壁34aから周壁34bに亘って連続して延びる略L字形状とされている。なお、バスバー嵌着溝36の溝幅寸法は、後述するヒューズ用縦バスバー46および電気部品用縦バスバー48の厚さ寸法と略等しくされており、後述する縦バスバー20の連結部69に対応する部位には、ヒューズ用縦バスバー46と電気部品用縦バスバー48を合わせた溝幅寸法を有する連結部収容部38が形成されている。
また、基板収容部32の底面40において、プリント基板18の外周部分が重ね合わされる外周端部には、全周に亘って連続する支持リブ42a〜42dが一体形成されている。支持リブ42a〜42dは、底面40からプリント基板18に向けて突出すると共に、底面40の外周端部に沿って延びる突条とされている。支持リブ42a〜42dの底面40からの突出寸法は全周に亘って略一定とされており、後述するヒューズ接続端子72やヒュージブルリンク接続端子84における脚部76の、プリント基板18からの突出寸法よりも大きくされている。更に、周壁34aに沿って延びる支持リブ42aには、後述するヒューズ接続端子72の脚部76と対応する位置に、基板収容部32の開口方向に向けて開口して、支持リブ42aの延出方向に延びる脚部収容溝44が形成されている。
このようなロアケース14のバスバー嵌着溝36には、縦バスバー20が挿入される。図4に、縦バスバー20を示す。縦バスバー20は、ヒューズ用縦バスバー46と、電気部品用縦バスバー48が互いの端部で連結された構造とされている。
ヒューズ用縦バスバー46は、帯板金具50が、所定の長さ寸法で切断されて切り出されることによって形成されている。帯板金具50は、例えば銅や黄銅、鉄などの導電性金属板の表面に錫等のメッキが施された金属製の条材が、プレス打ち抜き加工等されることによって形成された一体成形品とされている。帯板金具50には、一定の幅寸法をもって長さ方向に連続して延びる板状の連続板部52が形成されている。連続板部52の幅寸法は、バスバー嵌着溝36の溝深さ寸法と略等しくされている。そして、連続板部52の幅方向一方の端縁部54aには、連続板部52の長さ方向で所定間隔を隔てて、複数のヒューズ嵌着部56が一体形成されている。ヒューズ嵌着部56は、一対の圧接片58,58が対向位置された、従来からヒューズの接続に用いられている所謂音叉形状を有しており、連続板部52の幅方向一方の端縁部54aから、連続板部52の幅方向外方に突出して一体形成されている。このような帯板金具50が、電気接続箱10に接続されるヒューズの個数やプリント基板18の回路配策形状等を考慮して、所定の長さ寸法で切り出されることによって、ヒューズ用縦バスバー46が形成されている。
一方、電気部品用縦バスバー48は、帯板金具50と同様に、金属製の条材がプレス打ち抜き加工等されて形成された一体成形品とされている。電気部品用縦バスバー48には、帯板金具50と同様の連続板部60が形成されており、連続板部60の幅寸法および厚さ寸法は、帯板金具50の連続板部52と略等しくされている。連続板部60には、電気部品接続部としてのコネクタ接続部62と、複数(本実施形態においては、2つ)のヒュージブルリンク接続部64,64が、連続板部60の長さ方向で適当な間隔を隔てて一体形成されている。コネクタ接続部62、ヒュージブルリンク接続部64,64は、それぞれ、略矩形平板状のタブ形状をもって、連続板部60の幅方向一方の端縁部66aから、連続板部60の幅方向外方に突出して形成されている。なお、コネクタ接続部62は、連続板部60の長さ方向一方の端部に形成されている。また、本実施形態における連続板部60には、コネクタ接続部62およびヒュージブルリンク接続部64,64の形成部分から更に延び出されて、略90°に屈曲された屈曲部68が形成されている。
そして、ヒューズ用縦バスバー46における連続板部52の長さ方向一方の端部と、電気部品用縦バスバー48における連続板部60のコネクタ接続部62と反対側の長さ方向一方の端部が互いに重ね合わされて抵抗溶接等で連結されることにより、連結部69が形成される。これにより、連結部69を介してヒューズ用縦バスバー46と電気部品用縦バスバー48が互いに連結された縦バスバー20が形成されている。そして、ヒューズ用縦バスバー46のヒューズ嵌着部56と、電気部品用縦バスバー48のコネクタ接続部62およびヒュージブルリンク接続部64,64が、互いに同方向に突出されている。
一方、ロアケース14の基板収容部32には、プリント基板18が収容される。図5に、プリント基板18を示す。プリント基板18は従来公知のものであり、基板収容部32への収容状態でロアケース14の周壁34a側に位置する外周端部70aには、複数のヒューズ接続端子72が、所定間隔を隔てて突設されている。ヒューズ接続端子72は従来公知のものが適宜に採用可能である。ヒューズ接続端子72は、導電性金属板からなる条材がプレス打ち抜き加工等されて形成された一体成形品とされている。そして、ヒューズ接続端子72の一方の端部には、ヒューズ用縦バスバー46におけるヒューズ嵌着部56と同様の形状を有するヒューズ嵌着部74が一体形成されていると共に、他方の端部には、一対の脚部76,76が一体形成されている。また、本実施形態におけるヒューズ接続端子72はクランク形状に屈曲形成されており、平板部78において互いに反対側に位置する端縁部から、ヒューズ嵌着部74と一対の脚部76,76とが互いに反対方向に突出形成されている。
このようなヒューズ接続端子72は、一対の脚部76,76が、プリント基板18に貫設されたスルーホールに挿通されて半田付けされることによってプリント基板18に固定されると共に、プリント基板18に形成された図示しない印刷回路と電気的に接続される。図5に示したように、ヒューズ接続端子72は、プリント基板18への固定状態で、ヒューズ嵌着部74がプリント基板18の表面80上に突設されていると共に、脚部76,76が裏面82側に突出されている。そして、ヒューズ用縦バスバー46のヒューズ嵌着部56と等しい数のヒューズ接続端子72が、プリント基板18の外周端部70aにおいて、ヒューズ嵌着部56の配列ピッチと等しい配列ピッチでプリント基板18に並設されている。
さらに、プリント基板18において、基板収容部32への収容状態でロアケース14の周壁34b側に位置する外周端部70bには、複数の基板用端子としてのヒュージブルリンク接続端子84が、所定間隔を隔てて突設されている。ヒュージブルリンク接続端子84も従来公知のものであり、前記ヒューズ接続端子72におけるヒューズ嵌着部74にあたる部位が、タブ状の接続部86とされている点を除いて、前記ヒューズ接続端子72と同様の構造であることから、図中にヒューズ接続端子72と同一の符号を付することにより、その説明を省略する。
ヒュージブルリンク接続端子84は、ヒューズ接続端子72と同様に、脚部76,76がスルーホールに挿通されて半田付けされることにより、接続部86がプリント基板18の表面80上に突設される。そして、電気部品用縦バスバー48におけるヒュージブルリンク接続部64と等しい数のヒュージブルリンク接続端子84が、プリント基板18の外周端部70bにおいて、ヒュージブルリンク接続部64の配列ピッチと等しい配列ピッチでプリント基板18に並設されている。
このような構造とされたプリント基板18は、図1に示したように、ロアケース14の基板収容部32に収容される。基板収容部32への収容状態で、プリント基板18は、外周部分が全周に亘って支持リブ42a〜42d(図3参照)に重ね合わされて、支持リブ42a〜42dで支持されており、外周端部70aが支持リブ42aに支持されると共に、外周端部70bが支持リブ42bに支持されている。なお、プリント基板18の外周端部70aに突出されたヒューズ接続端子72の脚部76は、支持リブ42aに設けられた脚部収容溝44内に挿入されることによって、支持リブ42aとの干渉が回避されるようになっている。一方、ヒュージブルリンク接続端子84の脚部76は、プリント基板18のやや内方に突出されることにより、支持リブ42bとの干渉が回避されるようになっている。
そして、ロアケース14のバスバー嵌着溝36に、縦バスバー20が挿入される。縦バスバー20のバスバー嵌着溝36への挿入量は、連続板部52,60におけるヒューズ嵌着部56やヒュージブルリンク接続部64と反対側の端縁部54b,66bがバスバー嵌着溝36の溝底面に接触することで規定される。これにより、縦バスバー20は、連続板部52,60がバスバー嵌着溝36内に挿入されて、ヒューズ嵌着部56、コネクタ接続部62、およびヒュージブルリンク接続部64が、バスバー嵌着溝36から突出される。
その結果、プリント基板18に突設された各ヒューズ接続端子72のヒューズ嵌着部74と、縦バスバー20に突設された各ヒューズ嵌着部56が、それぞれ所定距離を隔てて対向位置される。それと共に、プリント基板18に突設された各ヒュージブルリンク接続端子84の接続部86と、縦バスバー20に突設された各ヒュージブルリンク接続部64が、それぞれ所定距離を隔てて対向位置される。
これらプリント基板18と縦バスバー20が組み付けられたロアケース14に対して、アッパケース12が組み付けられることにより、アッパケース12とロアケース14でケース16が構成されて、ケース16内にプリント基板18と縦バスバー20が収容される。そして、互いに対向位置された一対のヒューズ嵌着部56,72がアッパケース12のヒューズ収容部24に設けられた端子挿通孔30,30を通じてアッパケース12の外部に突出されて、ヒューズ収容部24内で対向位置される。その結果、一対のヒューズ嵌着部56,72とヒューズ収容部24を含んで、ヒューズ装着部90が構成される。同様に、互いに対向位置されたヒュージブルリンク接続部64とヒュージブルリンク接続端子84の接続部86がアッパケース12のヒュージブルリンク収容部28に設けられた端子挿通孔30,30を通じてアッパケース12の外部に突出されて、ヒュージブルリンク収容部28内で対向位置される。その結果、ヒュージブルリンク接続部64とヒュージブルリンク接続端子84の接続部86とヒュージブルリンク収容部28を含んで、ヒュージブルリンク装着部92が構成される。また、縦バスバー20に突設されたコネクタ接続部62が、アッパケース12のコネクタ収容部26に設けられた端子挿通孔30を通じてアッパケース12の外部に突出されて、コネクタ収容部26内に位置されることにより、コネクタ装着部94が構成される。
そして、ヒューズ装着部90のヒューズ収容部24に、図示しないヒューズが挿入されて、ヒューズ収容部24内の一対のヒューズ嵌着部56,72と接続可能とされる。また、ヒュージブルリンク装着部92のヒュージブルリンク収容部28に、図示しないヒュージブルリンクが挿入されて、ヒュージブルリンク収容部28内のヒュージブルリンク接続部64およびヒュージブルリンク接続端子84の接続部86と接続可能とされる。更に、コネクタ装着部94のコネクタ収容部26に、図示しない外部電源からの給電路の末端に設けられたコネクタが挿入されて、コネクタ収容部26内のコネクタ接続部62と接続可能とされる。その結果、コネクタ接続部62に接続されるコネクタから電力が供給されて、縦バスバー20によって、縦バスバー20に突設されたヒューズ嵌着部56やヒュージブルリンク接続部64に分配される。そして、ヒューズ嵌着部56やヒュージブルリンク接続部64と接続されたヒューズやヒュージブルリンクを介して、プリント基板18に突設されたヒューズ接続端子72やヒュージブルリンク接続端子84に電力が供給されて、プリント基板18のプリント配線に電力が供給されることとなる。
このような電気接続箱10によれば、ヒューズが接続されるヒューズ用縦バスバー46を、ヒュージブルリンクやコネクタが接続される電気部品用縦バスバー48と別体として、帯板金具50から必要な数のヒューズ嵌着部56を切り出すことによって形成した。これにより、各種回路に応じて帯板金具50を適当な長さで切断してヒューズ用縦バスバー46を形成することにより、バスバーにおけるヒューズとの接続部分を汎用化することが出来る。即ち、ヒューズは複数が所定ピッチで一直線上に配設されることが多いことから、予めヒューズ嵌着部56が所定ピッチで形成された帯板金具50を用いることによって、帯板金具50を実用的に有意義に用いることが出来る。その結果、バスバーの歩留りを改善して、原価低減を図ることが出来る。また、縦バスバー20は、平バスバーのように、ヒューズ嵌着部や電気部品との接続部を形成するためにバスバーを屈曲して立ち上げたり、別体のタブを各嵌着部や接続部に突設したりすることも不要とされることから、バスバーの製造コストを更に軽減することが出来る。
さらに、縦バスバー20をバスバー嵌着溝36に挿入することによって、縦バスバー20の組み付けを容易に行なうことが出来る。そして、縦バスバー20がバスバー嵌着溝36の内面と溝底面で支持されることによって、縦バスバー20を安定的に保持することが出来る。その結果、縦バスバー20にヒューズやヒュージブルリンク、コネクタ等を接続する場合には、縦バスバー20をバスバー嵌着溝36の溝底面で支持して、安定的な接続を行なうことが出来る。また、ヒューズ等の抜去時には、アッパケース12で縦バスバー20を押さえることによって、縦バスバー20のバスバー嵌着溝36からの浮き上がりを防止することが出来る。
また、縦バスバー20がプリント基板18の配策領域から外れて配設されることから、プリント基板18の配索領域をより有利に確保することが出来る。それと共に、平バスバーをプリント基板に積層する場合のように、平バスバーとプリント基板の間に絶縁板を介在させることが不要とされることから、部品点数の削減を図ることが出来ると共に、電気接続箱10の厚さ寸法を抑えることが出来る。また、縦バスバー20はプリント基板18の外周側に立てた状態で配設されることから、電気接続箱10の幅寸法の増加も殆ど無く、特に本実施形態においては、バスバー嵌着溝36をロアケース14の周壁34aに形成して、周壁34aを巧く利用したことによって、より優れたスペース効率を得ることが可能とされている。加えて、縦バスバー20の通電断面積をより大きく確保したい場合には、縦バスバー20の厚さ寸法をより大きくすることで容易に対応することが出来る。
さらに、プリント基板18においてヒューズ接続端子72およびヒュージブルリンク接続端子84が突設された外周端部70a,70bは、支持リブ42a,42bで支持されるようになっている。これにより、ヒューズやヒュージブルリンクの接続に際してプリント基板18に及ぼされる押込力に対して、プリント基板18の撓み変形を抑えて、安定的な接続を行なうことが出来ると共に、プリント基板18の変形に起因する半田クラックの発生を抑えることが出来る。特に、本実施形態においては、支持リブ42a〜42dがプリント基板18の全周に亘って連続して形成されていることから、より安定的な支持力を得ることが可能とされている。
次に、図6に、本発明の第二の実施形態としての電気接続箱の要部を示す。なお、以下の説明において、前記第一の実施形態と同様の構造とされた部材および部位には、図中に前記第一の実施形態と同一の符号を付すことにより、その説明を適宜に省略する。
本実施形態におけるヒューズ用縦バスバー46には、連続板部52においてヒューズ嵌着部56が突出された端縁部54aと反対側の端縁部54bに、複数の切欠100が形成されている。切欠100は、帯板金具50において連続板部52の長さ方向で所定間隔を隔てて形成されている。切欠100の間隔は特に限定されるものではないが、好適には、ヒューズ嵌着部56の間隔と等しくされて、連続板部52において、各ヒューズ嵌着部56に対応する反対側にそれぞれ形成される。このようにすれば、帯板金具50から何れの数のヒューズ嵌着部56を切り出す場合でも、ヒューズ用縦バスバー46に切欠100を備えることが出来る。
一方、ロアケース14におけるバスバー嵌着溝36の溝底面102には、1つ以上(本実施形態においては、2つ)の位置決め突部104が突出形成されている。バスバー嵌着溝36内における位置決め突部104の形成個数は限定されるものではない。なお、位置決め突部104を2つ以上形成する場合には、各位置決め突部104相互のバスバー嵌着溝36の長さ方向での離隔距離は、帯板金具50の連続板部52の長さ方向における切欠100の形成間隔の整数倍に設定される。
本実施形態によれば、ヒューズ用縦バスバー46がバスバー嵌着溝36に挿入されることにより、ヒューズ用縦バスバー46の切欠100とロアケース14の位置決め突部104が互いに係合することによって、ヒューズ用縦バスバー46がバスバー嵌着溝36内で位置決めされる。このようにすれば、ヒューズ用縦バスバー46の各ヒューズ嵌着部56を、プリント基板18に突設された各ヒューズ接続端子72に対して容易に且つ精度良く位置決めすることが出来る。なお、図示は省略するが、電気部品用縦バスバー48に切欠100を形成して、バスバー嵌着溝36において電気部品用縦バスバー48が挿入される位置に位置決め突部104を設けることも可能である。
以上、本発明の実施形態について詳述したが、本発明はその具体的な記載によって限定されない。例えば、前記実施形態における縦バスバーの具体的形状はあくまでも例示であって、ヒューズ用縦バスバーに設けられるヒューズ嵌着部や、電気部品用縦バスバーに設けられる電気部品接続部の個数が何等限定されないことは言うまでもない。従って、前記実施形態においては、ヒューズ用縦バスバーはプリント基板の一つの外周端部に沿って一つ設けられていたが、複数のヒューズ用縦バスバー、或いは屈曲させたヒューズ用縦バスバーを、プリント基板の複数の外周端部に沿って配設することも可能である。また、必要に応じて、電気部品用縦バスバーに、電気部品接続部と共にヒューズ嵌着部を設けることも可能である。
10:電気接続箱、16:ケース、18:プリント基板、20:縦バスバー、32:基板収容部、34a〜d:周壁、36:バスバー嵌着溝、40:底面、42a〜d:支持リブ、46:ヒューズ用縦バスバー、48:電気部品用縦バスバー、50:帯板金具、52:連続板部、56:ヒューズ嵌着部、60:連続板部、62:コネクタ接続部(電気部品接続部)、64:ヒュージブルリンク接続部(電気部品接続部)、70a,b:外周端部、72:ヒューズ接続端子、90:ヒューズ装着部、100:切欠、104:位置決め突部

Claims (3)

  1. 非導電性の合成樹脂からなるケースにプリント基板とバスバーが収容されると共に、プリント基板に設けられたヒューズ接続端子とバスバーに設けられたヒューズ嵌着部が互いに対向位置されることによってヒューズ装着部が構成されている電気接続箱において、
    前記ヒューズ接続端子が前記プリント基板の外周端部分に突設されている一方、長さ方向に連続する連続板部に対して複数の前記ヒューズ嵌着部が所定間隔で一体形成された帯板金具を適当な長さで切断して得られたヒューズ用縦バスバーの長さ方向の端部に対して、電気部品接続部が一体形成された電気部品用縦バスバーを連結して前記バスバーとしての縦バスバーを形成すると共に、前記ケースには、前記プリント基板を収容する基板収容部の外周側を延びるバスバー嵌着溝が形成されており、該バスバー嵌着溝に前記縦バスバーを挿入して、該縦バスバーにおける前記ヒューズ嵌着部を前記バスバー嵌着溝から突出させると共に前記プリント基板における前記ヒューズ接続端子と対向位置させることによって、前記ヒューズ装着部を構成したことを特徴とする電気接続箱。
  2. 前記ケースの前記基板収容部において、前記ヒューズ接続端子が突設された前記プリント基板の前記外周端部分との重ね合わせ面には、前記プリント基板に向けて突出して該プリント基板の前記外周端部分の延出方向に延びる支持リブが一体形成されている請求項1に記載の電気接続箱。
  3. 前記ヒューズ用縦バスバーの前記連続板部における前記ヒューズ嵌着部と反対側の端縁部に切欠が形成されており、該切欠が前記バスバー嵌着溝に形成された位置決め突部と係合されるようになっている請求項1又は2に記載の電気接続箱。
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