JP4720525B2 - 自動車用の電気接続箱 - Google Patents
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Description
しかしながら、前記バスバーの作製には金型を必要とし、金型作製費が高価となると共に、回路変更した場合には再度金型を起工する必要があるため、高コストと成っている。
例えば、特許第3112417号公報(特許文献1)のジャンクションブロックでは、図6に示すように、従来、バスバーから構成されていた内部回路として、プリント基板1と、バスバー配線板2Aと、電線布線配線板2Bとから構成している。これら内部回路材からなる配線組立板2を上下に収容し、メインカバー3に備えられているヒューズ4とプリント基板1が接続されると共に、プリント基板1の貫通孔1aを通してヒューズ4と配線組立板2が接続され、プリント基板1とヒューズ4とを配線組立板2のバスバーを介さずに直接接続している。
前記厚膜基板の導体に、電源線と接続する大電流用端子を接続し、該大電流用端子の下流に基板実装リレーを接続し、
かつ、前記厚膜基板の導体および薄膜基板の導体に夫々端子を半田付けし、これら端子にヒューズの入力端子と出力端子とを着脱自在に接続し、
前記基板実装リレーより下流の厚膜基板の端縁と、該端縁と並列する前記薄膜基板の端縁との間の外側方にヒューズを配置し、該ヒューズの入力端子を前記厚膜基板の導体と前記端子を介して接続すると共に出力端子を前記薄膜基板の導体と前記端子を介して接続し、
前記ヒューズの下流でヒューズと接続した前記薄膜基板の導体に中小電流用端子を接続し、該中小電流用端子を外部端子と接続可能としており、前記大電流用端子、前記基板実装リレー、前記ヒューズおよび前記中小電流用端子を電流の流れに沿って配置していることを特徴とする自動車用の電気接続箱を提供している。
通常、積層する基板をヒューズを介して接続する場合、各基板より夫々端子を上向き(あるいは下向き)に突設し、一方の端子を他方の基板を貫通させて突出して、これら端子に上方(あるいは下方)に配置するヒューズに接続する複雑な構成としている。これに対して本発明では、前記したように、プリント基板の導体から端子を上下方向に突出させているのではなく、プリント基板の側端縁に沿ってヒューズを配置し、厚膜基板と薄膜基板との側端部にヒューズ接続しているため、基板から上下方向に突設する端子の本数を減らすことができ、基板の導体形成面の有効スペースを広くでき、その分、基板の小型化を図ることができる。
さらに、厚膜基板上の電源接続部およびリレーを、内部回路の電流の流れ方向に沿って配列することにより、厚膜基板上の導体パターンも効率良く配置でき、この点からも厚膜基板のスペースを有効に使用し、厚膜基板自体の小型化を図ることができる
前記薄膜基板は絶縁基材の表面に薄肉の銅箔を積層一体化させて形成しており、絶縁基材の一面側にのみ銅箔を設けた片面基板、両面に銅箔を積層一体化した両面基板、さらに、絶縁基材と銅箔とを順次積層した多層基板のいずれもでも良いが、回路数を多く設ける場合には多層基板が好ましい。
また、プリント基板上の導体は、その厚さ調整および幅の調整が比較的簡単に行え通電量を適宜に制御できる。さらには、同一基板上において導体厚さを変えることも可能であるため、回路に応じた通電量の細かな調整が可能となり、この点がバスバーに対して有利な点となる。
このように、プリント基板を用いているが、該プリント基板に形成する回路および該回路に接続する端子を、夫々必要とされる通電量に簡単に設定することができる。
かつ、いずれの基板においても、タブ(端子)を半田付けして突設するため、バスバーのように折り曲げ加工して端子を設ける場合と比較して、端子設定位置の自由度を高めることができ、この点からも多層化する必要はなく、電気接続箱の小型化を図ることが出来る。
さらに、上層の厚膜基板からは上向きに大電流用タブを突設して電源線や、リレー等と接続する一方、下層の薄膜基板からは下向きに中小電流用タブを突設してコネクタと接続し、積層する基板の上下両側を電気接続部として利用する点からも、電気接続箱の小型化を図ることができる。
なお、薄膜基板の端子と厚膜基板の端子とは、重ならない位置では、いずれか一方のタブを他方の基板を通して突出してもよい。
前記厚膜基板からなる1枚のプリント基板において、その両面に導体を設けると、厚膜基板では2層の大電流回路層が形成できる。
また、薄膜基板からなる1枚のプリント基板においても、絶縁材と銅箔とを交互に配置した多層基板構造とすると、多数の中小電流回路層を形成することができる。
よって、電気接続箱の小型化を図りながら高密度に回路を設ける場合には、両面基板の厚膜基板と、多層基板構造の薄膜基板とからなる2枚のプリント基板を採用することが好ましい。
また、内部回路の電流の流れに沿ってヒューズを配置することになるため、基板の導体間を直接的に導通させる箇所を低減でき、基板間を接続する際の基板接続端子の貫通孔を減らしたり、あるいは不要とすることができ、厚膜基板および薄膜基板を小型化することができる。また、厚膜基板上の電源接続部およびリレーを、内部回路の電流の向きと同一方向に配列することで、厚膜基板上のスペースを有効に使用し、厚膜基板自体の小型化も図ることができる。
図1に示すように、ジャンクションボックスからなる電気接続箱10内には、内部回路となる厚膜基板14と薄膜基板15とからなる2枚のプリント基板を絶縁材より形成したスペーサ11を介して上下に積層し、アッパーケース12とロアケース13内に収容している。また、上下積層配置した厚膜基板14と薄膜基板15の一側面には、ヒューズケース19を装着し、該ヒューズケース19に多数のヒューズ17を横向きに並列したヒューズアセンブリ20を着脱自在に嵌合している。
薄膜基板15の導体15bと接続する中小電流用端子T2を端子台21で保持した状態で実装している。前記端子T2は厚膜基板14と重なる領域15xでは下面側にのみ突設し、厚膜導体14と重さならない領域15yでは両面に中小電流用端子T2を導体と接続して突設している。前記中小電流用端子T2は基板に実装した端子台21に設けた端子穴に圧入させ、アライメントを保持している。
該薄膜基板15の前記重なる領域15x側端縁は厚膜基板13の端縁と並列させ、厚膜基板14の横向き端子18Aと同様、薄膜基板15にも多数の音叉形状の出力端子18Bを横向きとして半田付けして突設している。
前記ヒューズアセンブリ20をヒューズケース19に組みつけると、各ヒューズ17の入力側端子17aは前記上側端子穴19aに挿入して入力側端子18Aと嵌合接続され、ヒューズ17の出力側端子17bは前記下側端子穴19bに挿入して出力側端子18Bと嵌合接続される。これにより、ヒューズ17の入力端子17aは厚膜基板14に、出力端子17bは薄膜基板15に接続している。
さらに、基板間を接続する際の基板接続用の貫通孔を不要とすることができ、厚膜基板14および薄膜基板15を小型化することができる。
さらに、厚膜基板14上の電源接続部用の大電流用端子T1、リレーRの配列順と電流の流れる方向とを同一とすることで、厚膜基板14上の無駄なスペースを省くことができ、厚膜基板14自体も小型化を図ることができる。
11 アッパーケース
12 ロアケース
14 厚膜基板
15 薄膜基板
17 ヒューズ
17a 入力端子
17b 出力端子
18A 入力端子
18B 出力端子
T1 大電流端子
T2 中小電流端子
R リレー
Claims (3)
- 電気接続箱の内部回路を複数のプリント基板から構成し、該プリント基板として、導体厚さを大とした大電流用の厚膜基板と、導体厚さを薄くした中小電流用の薄膜基板を設け、これら厚膜基板と薄膜基板とを電気接続箱のケース内部に積層配置し、
前記厚膜基板の導体に、電源線と接続する大電流用端子を接続し、該大電流用端子の下流に基板実装リレーを接続し、
かつ、前記厚膜基板の導体および薄膜基板の導体に夫々端子を半田付けし、これら端子にヒューズの入力端子と出力端子とを着脱自在に接続し、
前記基板実装リレーより下流の厚膜基板の端縁と、該端縁と並列する前記薄膜基板の端縁との間の外側方にヒューズを配置し、該ヒューズの入力端子を前記厚膜基板の導体と前記端子を介して接続すると共に出力端子を前記薄膜基板の導体と前記端子を介して接続し、
前記ヒューズの下流でヒューズと接続した前記薄膜基板の導体に中小電流用端子を接続し、該中小電流用端子を外部端子と接続可能としており、前記大電流用端子、前記基板実装リレー、前記ヒューズおよび前記中小電流用端子を電流の流れに沿って配置していることを特徴とする自動車用の電気接続箱。 - 前記厚膜基板を上層とし、前記薄膜基板を下層とし、該上下に配置した厚膜基板と薄膜基板の側縁の間に取り付けたヒューズ収容部に前記ヒューズの入力端子と出力端子を横向きに収容し、前記厚膜基板の導体および薄膜基板の導体に接続した前記端子は横向きの音叉状端子とし、該音叉状端子を前記ヒューズの入力端子および出力端子と接続している請求項1に記載の自動車用の電気接続箱。
- 電気接続箱の内部回路を構成する回路体として、導体厚さを大とした大電流用の厚膜基板と、導体厚さを薄くした中小電流用の薄膜基板との2枚のプリント基板のみを備え、これら厚膜基板と薄膜基板とを電気接続箱のケース内部に積層配置し、
前記厚膜基板の導体に、電源線と接続する大電流用端子を接続し、該大電流用端子の下流に基板実装リレーを接続し、
前記基板実装リレーより下流の厚膜基板の端縁と、該端縁と並列する前記薄膜基板の端縁との間の外側方にヒューズを配置し、該ヒューズの入力端子を前記厚膜基板の導体と接続すると共に出力端子を前記薄膜基板の導体と接続し、
前記ヒューズの下流でヒューズと接続した前記薄膜基板の導体に中小電流用端子を接続し、該中小電流用端子を外部端子と接続可能としており、前記大電流用端子、前記基板実装リレー、前記ヒューズおよび前記中小電流用端子を電流の流れに沿って配置していることを特徴とする自動車用の電気接続箱。
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