JP2011147290A - グロメット構造 - Google Patents

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Katsuya Yoshimura
克也 義村
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Abstract

【課題】低コスト製造を行い得る上に、確実なシール性と適正な強度が得られ、メンテナンスが容易がグロメット構造を提供すること。
【解決手段】グロメット構造1は、フレキシブルに変形可能な可撓性チューブ5と、可撓性チューブ5の一端を着脱可能に嵌合固定する取付口7を設けたグロメット本体3とを備えている。取付口7の周囲には所望間隔を隔ててU字状のシール部3bが形成されている。シール部3b,3cは、グロメット本体3を構成する基板部3aにエラストマで2色成形されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、ワイヤハーネス等を挿通させる可撓性チューブと、当該可撓性チューブが取り付けられるグロメット本体とを備えた貫通レスグロメット構造に関する。
図17は、下記特許文献1に開示された貫通レスグロメットを用いた自動車用ドアの防水構造の構成を示すものである。この防水構造は、ウエザーストリップ115の通過位置に当たるグロメット取付具112aの上下両端より先細の止水用シール板部112dを上下方向に延在させて、ドアフレーム101の側板部101−Aに固定すると共に、ウエザーストリップ115をドアフレーム101の周囲に装着し、グロメット取付具112aの表面及び止水用シール板部112dの表面を通過して配置させている。
上記状態で、止水用シール板部112dはなだらかにドアフレーム101の側板部に連なっているため、ウエザーストリップ115も上記形状に沿って取り付けられるので、止水用シール板部112dの端部付近に隙間が生じないようにしている。
なお、可撓性チューブ112は、ワイヤハーネスW/Hを保護しつつ変形自在に導出するために設けられ、その一端はグロメット取付具112aに固定されている。
下記特許文献2に開示されたグロメット構造は、筒状の可撓性チューブと、貫通孔が形成され、この貫通孔に可撓性チューブの軸方向一端部が取り付けられたグロメットカバーとを備えた貫通レスグロメット構造である。
可撓性チューブ及びグロメットカバーは、共に樹脂によって形成されている。貫通孔の周縁部には、可撓性チューブの軸方向一端部が溶着により取り付けられ、これにより貫通孔とチューブとの間の確実なシール性を得ている。
特開2000−71784号公報 特開2009−284697号公報
図17に示した従来の自動車用ドアの防水構造において適用されているグロメット取付具は、ワイヤハーネスを保護する可撓性チューブと、グロメット取付具とを備えているが、グロメット取付具の形状が複雑で、これを製造するための金型構造も複雑になっていた。
また、ドア側シール板部にいたっては鉄板をインサート成形しており、金型コスト、部品コストの何れも高くなっていた。
一方、特許文献2に開示されたグロメット構造にあっては、樹脂成形によりグロメットカバーを製造しているが、可撓性チューブとグロメットカバーの適正な強度と確実なシール性とを得るために、本体層や被覆層及びリップがインサート成形されていて、更に可撓性チューブがグロメットカバーに熱溶着されているので製造コストが高くなっていた。
また、グロメットカバーと可撓性チューブとが溶着されているので、メンテナンス時に両者を分離するのが困難であり、メンテナンスが困難であるという問題があった。
本発明は、前記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は低コスト製造を行い得る上に、確実なシール性と適正な強度が得られ、メンテナンスが容易がグロメット構造を提供することにある。
本発明の上記目的は、下記構成により達成される。
(1)内部に電線挿通のための中空部が形成された可撓性チューブと、
当該可撓性チューブの一端が固定される取付口が設けられ、当該取付口に前記可撓性チューブが固定された状態で車両に取り付けられる樹脂製のグロメット本体と、
を備えたグロメット構造であって、
前記可撓性チューブは前記取付口に着脱可能に嵌合固定され、
前記グロメット本体に設けられて前記車両に押圧されるシール部材を、エラストマで2色成形したことを特徴とするグロメット構造。
(2)前記可撓性チューブは、その一端に前記取付口に嵌合する嵌合溝を備え、当該嵌合溝を前記取付口に嵌合することにより、前記可撓性チューブと前記グロメット本体とを一体化することを特徴とする上記(1)に記載のグロメット構造。
上記(1)の構成によれば、前記可撓性チューブは前記取付口に着脱可能に嵌合固定されるので、メンテナンス時に両者を分離するのが容易であり、メンテナンスが容易である。
また、グロメット本体を硬質樹脂を用いて成形することで適正な強度が得られ、シール部をエラストマで2色成形することで確実なシール性が得られる。したがって、鉄板のインサート成形に比べて、簡単な工程で製造することができ、コストが低くなる。
上記(2)の構成によれば、前記取付口に前記嵌合溝を嵌合させることで、簡単な構成で前記可撓性チューブと前記グロメット本体とを一体化することができ、嵌合を解除することにより両者を分離することができる。
本発明によるグロメット構造によれば、可撓性チューブは取付口に着脱可能に嵌合固定されるので、メンテナンス時に両者を分離するのが容易であり、メンテナンスが容易である。
また、樹脂製グロメット本体のシール部をエラストマで2色成形することにより、金属部材、構造の複雑な金型等を用いることなく、所望強度で且つ確実なシール性を有するグロメット構造を低コストで製造することができる。
本発明に係るグロメット構造の実施形態を示す分解斜視図である。 グロメット構造の構成を示す斜視図である。 グロメット本体の構成を示す背面側の側面図である。 グロメット本体の構成を示す下面側の側面図である。 図3のE−E矢視断面図である。 グロメット本体の構成を示す横側面図である。 図3のF−F矢視断面図である。 可撓性チューブの構成を示す背面側の側面図である。 可撓性チューブの構成を示す上面側の側面図である。 図8のG−G矢視断面図である。 グロメット構造の構成を示す背面側の側面図である。 グロメット構造の構成を示す下面側の側面図である。 図11のH−H矢視断面図である。 図13の要部拡大断面図である。 グロメット構造の構成を示す横側面図である。 図11のI−I矢視断面図である。 従来の自動車用ドアの防水構造を示す斜視図である。
以下、本発明に係るグロメット構造の実施形態を、図面を参照して詳細に説明する。
本実施形態におけるグロメット構造1は、図1及び図2に示すように、グロメット本体3及び可撓性チューブ5を備えている。そして、グロメット本体3に形成した円形の取付口7に、可撓性チューブ5の一端に形成した嵌合部9を嵌合することにより、図2に示すようにグロメット本体3と可撓性チューブ5とが一体化される。
以下、図1〜図7を参照してグロメット本体3について説明する。なお、説明にあたっては、図1及び図2に矢印Aで示す側面を正面側、矢印Bで示す側面を背面側、矢印Cで示す側面を上面側、矢印Dで示す側面を下面側とする。
グロメット本体3は、板状に形成された硬質樹脂製の基板部3aと、軟質樹脂であるエラストマ製のシール部3b,3cとを2色成形により一体成形して構成されたものであり、基板部3aの上面側は半円状に、下面側は直線状に形成されている。そして、基板部3aの半円状に形成された部分の略中心部に所定直径の取付口7が形成されている。また、取付口7の周囲から所定間隔隔てた位置に略U字形の枠体11が形成され、枠体11の2つの端部は下面側に形成された枠体13と一体化されている。更に、枠体11の内側に、補強用の2本のリブ15a,15bが形成されている。
枠体11及びリブ15a,15bは、グロメット本体3を不図示の車両に取り付けた場合、取付位置の表面に押圧されることで密接してシール部材として機能するようになっている。
図1〜図7に示すように、枠体11の外側にはシール部3bがエラストマにより2色成形されている。また、グロメット本体3の背面側には、図3及び図7に示すようにシール部3cがエラストマにより2色成形されている。シール部3cは、基板部3aの半円状部分の両開放端から、円形の取付口7の縁部に向けて形成されている。
一方、基板部3aに形成された枠体13の下面側には、図3及び図4に示すように係止爪16a,16bが形成されている。各係止爪16a,16bと、基板部3aの上部に形成された係止爪17とは、グロメット本体3を不図示の車両に固定する際に係止部材として機能する。
次に、図1及び図8〜図10を参照して、可撓性チューブ5について説明する。
可撓性チューブ5は、軟性合成樹脂を用いて図1に示すように円筒状に形成されたものであり、両端部は大径部に、そして大径部の間は蛇腹部19に形成されて撓み変形可能になっている。可撓性チューブ5内は長手方向に中空状に形成され、内部には不図示のワイヤハーネス等が挿通されるようになっている。
なお、大径部は何れも横断面円形であるが、蛇腹部19は図1及び図8〜図10に示すように扁平に形成されている。したがって、可撓性チューブ5の例えば背面側から内部を見ると、図8に示すように蛇腹部19の内側面19aが上面側及び下面側の双方から中空部内に張り出すようになり、内部に挿通される例えばワイヤハーネスが弾性的に押圧されるようになる。
一方の大径部が嵌合部9を構成し、その外周部には図1及び図9〜図10に示すように嵌合溝21が形成されている。
嵌合溝21は、図2に示すように可撓性チューブ5をグロメット本体3に組み付ける際に、グロメット本体3に形成された円形の取付口7に嵌合される。
この構成によれば、グロメット本体3と可撓性チューブ5とは、嵌合部9を撓み変形させて取付口7内に差し込み、嵌合溝21を円形の取付口7に位置合わせすることによって組み付けられる。
更に、軟質合成樹脂であるエラストマからなるシール部3bを形成したので、車両に取り付けた場合、シール性が向上する。
次に、図2及び図11〜図16を参照して、グロメット本体3に可撓性チューブ5を組み付けて構成したグロメット構造1について説明する。
グロメット構造1は、図2に示すようにグロメット本体3の背面側に可撓性チューブ5が組み付けられた構成になっている。したがって、グロメット本体3の正面側に、軟質のシール部3bや枠体11,13が現れるが、これらはグロメット構造1を車両等に取り付ける際に、取付位置に接するようになる。また、グロメット構造1の車両等への取り付けには、係止爪16a,16b,17が適用される。
一方、グロメット構造1の背面側には、図2,図12,図13等に示すように、可撓性チューブ5が突出する。しかし、図13,図14,図16に示すように、可撓性チューブ5の嵌合部9が円形の取付口7に嵌合しているので、グロメット本体3と可撓性チューブ5とは強固に一体化される。
したがって、不図示のワイヤハーネスを敷設するため可撓性チューブ5の蛇腹部19が曲げられた場合、或いは不図示のドアの開閉に対応して蛇腹部19が曲げられた場合であっても、可撓性チューブ5がグロメット本体3から外れることはない。しかも、図14に拡大して示すように、円形の取付口7の縁部は硬質の合成樹脂により形成されているので、可撓性チューブ5の撓み変形等により負荷がかかっても破損、変形等を防止できる。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良等が自在である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数値、形態、数、配置場所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
グロメット本体の形状、係止爪の形成位置等は上記実施形態に限定されず、適宜変更することができる。
シール部の形成位置も、上記実施形態に示した位置に限定されず、必要に応じて適宜変更できる。
1 グロメット構造
3 グロメット本体
3a 基板部
3b,3c シール部
5 可撓性チューブ
7 取付口
9 嵌合部
11,13 枠体
16a,16b,17 係止爪
19 蛇腹部
21 嵌合溝

Claims (2)

  1. 内部に電線挿通のための中空部が形成された可撓性チューブと、
    当該可撓性チューブの一端が固定される取付口が設けられ、当該取付口に前記可撓性チューブが固定された状態で車両に取り付けられる樹脂製のグロメット本体と、
    を備えたグロメット構造であって、
    前記可撓性チューブは前記取付口に着脱可能に嵌合固定され、
    前記グロメット本体に設けられて前記車両に押圧されるシール部材を、エラストマで2色成形したことを特徴とするグロメット構造。
  2. 前記可撓性チューブは、その一端に前記取付口に嵌合する嵌合溝を備え、当該嵌合溝を前記取付口に嵌合することにより、前記可撓性チューブと前記グロメット本体とを一体化することを特徴とする請求項1に記載のグロメット構造。
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