JP2015136882A - 印刷制御装置、印刷制御方法及び印刷制御プログラム - Google Patents

印刷制御装置、印刷制御方法及び印刷制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】吐出不良となったノズルで本来インクを吐出すべき画素に対して、正常なノズルでインクを吐出しない場合にも、吐出不良による画質低下を抑えることができる印刷制御装置を提供する。
【解決手段】印刷媒体にインクを吐出するノズルが印刷媒体の搬送方向に複数並んだノズル列を有する印刷ヘッドのうちの、吐出不良ノズルの位置を取得する。また、印刷ヘッドの走査方向における1ラインであるラスターを複数回の走査で構成するように、かつラスターを構成する複数のドット位置のそれぞれに2度以上インクが吐出されないように生成された印刷データのうちの、吐出不良ノズルによりインクが吐出される位置である第1の位置を特定する。そして、生成した印刷データにおいて第1の位置にインクの吐出が関係付けられている場合には、搬送方向に沿って第1の位置を挟む第2の位置にインクの吐出を関連づけるように、印刷データを修正する。
【選択図】図6

Description

本発明は、印刷制御装置、印刷制御方法及び印刷制御プログラムに関する。
特許文献1には、複数回の走査の各走査に対応した記録データを出力するためのマスクテーブルを生成し、複数の吐出部のうち吐出不良が生じた吐出部に基づいて、生成されたマスクテーブルの内容を変更し、生成されたマスクテーブルあるいは変更されたマスクテーブルを用いて、記録すべき画像の画像情報に基づいて、複数回の走査の各走査における複数の吐出部に対応した記録データを出力する記録装置が開示されている。ここで、吐出不良とは、例えば、インクの粘度が上がる等の理由でノズルの目が詰まり、インクが吐出できない、いわゆるノズル抜けである。
特開2000−94662号公報
特許文献1に記載の発明では、1ラスターを複数の異なるノズルで印字するマルチパス印刷を利用し、吐出不良となったノズルで本来インクを吐出すべき画素に対して、異なるパス及び異なるノズルでインクを吐出している。
しかしながら、吐出不良となったノズルで本来インクを吐出すべき画素に対して、異なるノズルでインクを吐出できない場合には、特許文献1に記載の発明を適用することはできない。
そこで、本発明は、吐出不良となったノズルで本来インクを吐出すべき画素に対して、正常なノズルでインクを吐出しない場合にも、吐出不良による画質低下を抑えることができる印刷制御装置、印刷制御方法及び印刷制御プログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するための第一の態様は、印刷制御装置であって、印刷媒体にインクを吐出するノズルが印刷媒体の搬送方向に複数並んだノズル列を有する印刷ヘッドのうちの、吐出不良となったノズルである吐出不良ノズルの位置を取得するノズル情報取得部と、前記印刷ヘッドの走査方向における1ラインであり、複数のドット位置により構成されるラスターを複数回の走査で構成するように、ドット位置とインクを吐出するノズルとが関連付けられた印刷データを生成するデータ生成部と、前記取得した吐出不良ノズルの位置に基づいて、前記印刷データのうちの、前記吐出不良ノズルによりインクが吐出される位置である第1の位置を特定し、前記生成した印刷データにおいて前記第1の位置にインクの吐出が関係付けられている場合には、前記第1の位置にインクの不吐出を関連づけ、前記搬送方向に沿って前記第1の位置を挟む第2の位置にインクの吐出を関連づけるように前記印刷データを修正するデータ修正部と、を備えることを特徴とする。
第一の態様によれば、印刷媒体にインクを吐出するノズルが印刷媒体の搬送方向に複数並んだノズル列を有する印刷ヘッドのうちの、吐出不良ノズルの位置を取得する。また、印刷ヘッドの走査方向における1ラインであるラスターを複数回の走査で構成するように、かつラスターを構成する複数のドット位置のそれぞれに2度以上インクが吐出されないように生成された印刷データのうちの、吐出不良ノズルによりインクが吐出される位置である第1の位置を特定する。そして、生成した印刷データにおいて第1の位置にインクの吐出が関係付けられている場合には、第1の位置にインクの不吐出を関連づけ、搬送方向に沿って第1の位置を挟む第2の位置にインクの吐出を関連づけるように、印刷データを修正する。これにより、吐出不良となったノズルで本来インクを吐出すべき画素に対して、正常なノズルでインクを吐出しない場合にも、吐出不良による画質低下を抑えることができる。
ここで、前記データ修正部は、前記生成した印刷データにおいて前記第2の位置にインクの吐出が関連付けられている場合には、前記第2の位置に複数回インクを吐出するように前記印刷データを修正してもよい。これにより、本来第2の位置に形成されるドットを形成しつつ、吐出不良による空白を目立たなくすることができる。
ここで、前記データ修正部は、前記第2の位置に複数回インクを吐出する場合には、前記生成した印刷データにおいて前記第2の位置に関連づけられたノズルと、前記生成した印刷データにおいて前記第2の位置と同じラスターにおいて前記第2の位置に隣接する位置に関連付けられたノズルと、を用いてインクを吐出するように前記印刷データを修正してもよい。これにより、同じドット位置に、異なるパスでドットを形成することができる。
ここで、前記データ修正部は、前記生成した印刷データにおいて前記第1の位置にインクの吐出が関連付けられていない場合には、前記印刷データを修正しなくてもよい。これにより、不必要なドット形成を防ぐことができる。
ここで、前記ノズル情報取得部は、前記吐出不良ノズルを複数取得し、前記第1の位置は、前記複数取得された吐出不良ノズルのそれぞれによりインクが吐出される位置であり、前記データ修正部は、前記第1の位置が前記ラスター全体である場合には、前記第2の位置であるラスターを構成する全ドット位置に対して1回の走査でインクを吐出するように、前記印刷データを修正してもよい。これにより、第2の位置であるラスターを構成する全ドット位置に対して、異なるパスで2度インク吐出を行うことができる。
ここで、前記データ修正部により修正された印刷データを出力するとともに、前記第2の位置が前記ラスター内で隣接する場合には、そうでない場合と比較して、前記印刷ヘッドを走査方向に移動させる速度を半分にする指示を出力する出力部と、を有してもよい。これにより、安定して、同じノズルを用いて隣接するドット位置に連続してドットを形成することができる。
本発明の第二の態様は、印刷制御方法であって、印刷媒体にインクを吐出するノズルが印刷媒体の搬送方向に複数並んだノズル列を有する印刷ヘッドのうちの、吐出不良となったノズルである吐出不良ノズルの位置を取得するステップと、前記印刷ヘッドの走査方向における1ラインであり、複数のドット位置により構成されるラスターを複数回の走査で構成するように、ドット位置とインクを吐出するノズルとが関連付けられた印刷データを生成するステップと、前記取得した吐出不良ノズルの位置に基づいて、前記印刷データのうちの、前記吐出不良ノズルによりインクが吐出される位置である第1の位置を特定し、前記生成した印刷データにおいて前記第1の位置にインクの吐出が関係付けられている場合には、前記第1の位置にインクの不吐出を関連づけ、前記搬送方向に沿って前記第1の位置を挟む第2の位置にインクの吐出を関連づけるように前記印刷データを修正するステップと、を有することを特徴とする。これにより、吐出不良となったノズルで本来インクを吐出すべき画素に対して、正常なノズルでインクを吐出しない場合にも、吐出不良による画質低下を抑えることができる。
本発明の第三の態様は、コンピューターを、印刷制御装置として機能させる印刷制御プログラムであって、印刷媒体にインクを吐出するノズルが印刷媒体の搬送方向に複数並んだノズル列を有する印刷ヘッドのうちの、吐出不良となったノズルである吐出不良ノズルの位置を取得するステップと、前記印刷ヘッドの走査方向における1ラインであり、複数のドット位置により構成されるラスターを複数回の走査で構成するように、ドット位置とインクを吐出するノズルとが関連付けられた印刷データを生成するステップと、前記取得した吐出不良ノズルの位置に基づいて、前記印刷データのうちの、前記吐出不良ノズルによりインクが吐出される位置である第1の位置を特定し、前記生成した印刷データにおいて前記第1の位置にインクの吐出が関係付けられている場合には、前記第1の位置にインクの不吐出を関連づけ、前記搬送方向に沿って前記第1の位置を挟む第2の位置にインクの吐出を関連づけるように前記印刷データを修正するステップと、を実行することを特徴とする。これにより、吐出不良となったノズルで本来インクを吐出すべき画素に対して、正常なノズルでインクを吐出しない場合にも、吐出不良による画質低下を抑えることができる。
第1の実施形態における印刷装置1の構成の一例を示す図である。 印刷装置1の搬送機構及びインク吐出機構の構成の一例を示す図である。 ノズル列の構成の一例を示す図である。 制御部の概略構成を模式的に示すブロック図である。 印刷装置1が行う印刷処理の流れを示すフローチャートである。 印刷装置1が行う記録方法処理の流れを示すフローチャートである。 (A)はハーフトーン処理後のドットデータを示す図であり、(B)はノズル列におけるノズルの位置を示す図である。 (A)は、修正前のラスターグラフィックデータであり、(B)は、修正後のラスターグラフィックデータである。 第2の実施形態における印刷装置2が行う印刷処理の流れを示すフローチャートである。 印刷装置2が行う記録方法処理の流れを示すフローチャートである。 (A)はハーフトーン処理後のドットデータを示す図であり、(B)はノズル列におけるノズルの位置を示す図である。 (A)は、ドットデータにおける各ドット位置に、どのノズルからインクが吐出されるかを示す図であり、(B)は、修正前のラスターグラフィックデータであり、(C)は、修正後のラスターグラフィックデータである。 補完テーブル432の一例を示す図であり、(A)は、補完処理前におけるインク吐出条件を示し、図13(B)は、補完処理後におけるインク吐出条件を示す。 変形例を示す図である。
本発明の一実施形態について、図面を参照しながら説明する。
<第1の実施の形態>
図1は、本発明の一実施形態における印刷装置1の構成の一例を示す図である。第1の実施の形態における印刷装置1は、印刷媒体100の表面にインクを噴射して画像を印刷するいわゆるインクジェットプリンターである。
筐体10は、箱形の外観形状をしており、前面のほぼ中央には前面カバー11が設けられる。前面カバー11の隣には、複数の操作ボタン15が設けられている。前面カバー11は下端側で軸支されており、上端側を手前に倒すと、印刷媒体100が排出される細長い排出口12が現れる。
また、筐体10の背面側には、給紙トレイ13が設けられている。給紙トレイ13に印刷媒体100をセットして、操作ボタン15又はパーソナルコンピュータ(PC)等を介して印刷指示の操作が行われると、給紙トレイ13から印刷媒体100が給紙され、筐体10の内部で印刷媒体100の表面に画像が印刷された後、排出口12から排出される。
筐体10の内部には、主として、制御部40が設けられる。制御部40は、ファームウェアを実行することにより印刷装置1全体を制御する。制御部40については後に詳述する。なお、制御部40は、筐体10の内部に設けられている必要はない。例えば、制御部40を、印刷装置1に接続されたPC等の装置が備えてもよい。PC等の装置が制御部40を備える場合には、制御部40がプリンタードライバーを実行することで印刷装置1全体を制御すればよい。
印刷装置1は、給紙トレイ13に載置される印刷媒体100を排出口12まで搬送する搬送機構と、搬送機構により搬送される印刷媒体100などの印刷媒体に対してインクを吐出するインク吐出機構と、を備える。図2は、搬送機構及びインク吐出機構の構成の一例を示す図である。
搬送機構は、第1給紙ローラとしてのLDローラ22、ニップ部材としてのホッパ23、用紙ガイド24、第2給紙ローラとしてのPFローラ25、プラテン26、排紙ローラ27等を有する。
ホッパ23には、ホッパバネ23Aの力によりLDローラ22方向への力が付勢される。したがって、印刷装置1が停止している状態では、ホッパ23の下端部に形成された凸部が、ギャップ用カム28の凹部に嵌っている。
LDローラ22が図2における反時計回りに回転すると、ホッパ23の下端縁は、ギャップ用カム28の凹部から外れ、ギャップ用カム28の大径部28aに当接する。さらに、LDローラ22が図2における反時計回りに回転すると、ホッパ23の下端縁は、ギャップ用カム28の大径部28aからはずれ、ギャップ用カム28の小径部28bに当接する。この結果、印刷媒体100は、LDローラ22とホッパ23とによりニップされる。
LDローラ22が図2における反時計回りにさらに回転すると、印刷媒体100は、LDローラ22の回転にしたがって図2の左下方向(矢印参照)へ搬送されて、用紙ガイド24、PFローラ25等により印刷領域(後に詳述)に供給される。印刷後、排紙ローラ27により、印刷媒体100が排出される。
以上の構成を有する搬送機構の上側(図2における上側)には、インク吐出機構が配設される。インク吐出機構は、主に、キャリッジ32、インクタンク33、印刷ヘッド34等を有する。
キャリッジ32は、プラテン26の上方に位置する。キャリッジ32は、内側に複数の歯形が形成されたタイミングベルト30(図1参照)と、タイミングベルト30を駆動する駆動モータ31(図1参照)を有する駆動部と接続されている。タイミングベルト30が駆動されると、キャリッジ32は、キャリッジ軸32Aの軸方向(主走査方向)に移動される。
キャリッジ32の下面には、複数のノズル列35を有する印刷ヘッド34が配設される。
図3は、印刷ヘッド34が有するノズル列35の詳細を示す図である。図3は、印刷ヘッド34のノズルを上(図2における上)から透視してみた図である。
ノズル列35は、インクの色(CMYK)毎に設けられる。ノズル列35には、副走査方向(印刷媒体100の搬送方向)に沿って複数のノズル(例えば、Cの色はC1、C2,・・・)が並んで設けられる。ここで、ノズルとは、インクを吐出するための吐出口である。ノズル列35が有するノズルの数は任意である。4つのノズル列35は、キャリッジ32の移動に伴い、全体として主走査方向に移動する。
また、キャリッジ32には、インクタンク33が配設される。インクタンク33に収容されるインクは、ノズル列35が有する各ノズルへ供給される。各ノズルには、印加電圧により変形するピエゾ素子が配設される。ピエゾ素子が変形すると各ノズルからインクが吐出される。
なお、印刷ヘッド34によりインクが印刷媒体100へ吐出される領域を、印刷領域という。
図4は、制御部40の概略構成を模式的に示すブロック図である。
制御部40は、主として、演算装置であるCPU41と、揮発性の記憶装置であるRAM42と、不揮発性の記憶装置であるROM43と、メモリーカード44と、制御部40と他のユニット(例えば、メモリーカード44)を接続するインターフェイス(I/F)回路45と、印刷装置1の外部の装置(例えば、デジタルカメラ等)と通信を行う通信装置46と、これらを互いに接続するバス47とを有する。
CPU41は、主として、画像データ取得部411、解像度変換処理部412、色変換処理部413、ハーフトーン処理部414、ノズル情報取得部415、記録方法処理部416、印刷制御部417等の機能部を有する。
ROM43には、ハーフトーン処理部414で使用するディザマスク431、記録方法処理部416で使用する補完テーブル432等の各種デ一タが格納される。また、ROM43には、所定のプログラムが格納される。
CPU41が有する各機能部は、例えば、ROM43に格納された所定のプログラムをRAM42に読み出して実行することにより実現可能である。なお、所定のプログラムは、例えば、予めROM43にインストールされてもよいし、通信装置46を介してネットワークからダウンロードされてインストール又は更新されてもよい。
次に、CPU41が有する各機能部について説明する。
画像データ取得部411は、印刷対象となる画像データを取得する。画像データは、メモリーカード44に記憶されていてもよいし、通信装置46を介してネットワークから取得されてもよい。
解像度変換処理部412は、取得した画像データに対して解像度変換処理を行う。ここで、解像度変換処理とは、画像データ(テキストデータ、イメージデータ等)を、印刷媒体100に印刷する際の解像度(印刷解像度)に変換する処理である。例えば、印刷解像度が720×720dpiに指定されている場合、取得したベクター形式の画像データを、720×720dpiの解像度のビットマップ形式の画像データに変換する。解像度変換処理後の画像データの各画素データは、RGB色空間によって表される各階調(例えば256階調)のデータにより構成される。
色変換処理部413は、インク色の色空間に合わせて画像データを変換する色変換処理を行う。ここでは、RGB色空間の画像データが、KCMY色空間の画像データに変換される。色変換処理は、RGBデータの階調値とKCMYデータの階調値とを対応づけた色変換テーブルLUT(図示せず)に基づいて行われる。この色変換処理により、KCMY色空間の画像データが得られる。色変換処理後の画素データは、KCMY色空間によって表される256階調の8ビットデータである。
ハーフトーン処理部414は、色変換後のデータを、印刷装置1が形成可能な低階調数のデータに変換するハーフトーン処理を行う。ここでは、256階調の画像データが、2階調を示す1ビットデータや、4階調を示す2ビットデータに変換される。
本実施の形態では、ハーフトーン処理部414は、ディザ法によるハーフトーン処理を行う。ただし、ハーフトーン処理方法はディザ法に限られず、例えば誤差拡散法等を用いることもできる。
ハーフトーン処理後のデータは、各画素でのドット形成状況(ドットの有無、ドットの大きさ)を示すデータ(以下、ドットデータという)となる。
ノズル情報取得部415は、インクが吐出できない、インクの吐出精度が低い等の、インクが吐出不良となったノズル(以下、吐出不良ノズルという)の位置を取得する。吐出不良ノズルの位置は、図示しない入力装置を介してユーザーにより入力されてもよいし、センサーを用いて検出してもよい。センサーを用いて吐出不良ノズルを検出する方法は、一般的な技術を用いることができるため、説明を省略する。ノズル情報取得部415は、入力された又は検出された吐出不良ノズルの位置を取得する。
記録方法処理部416は、データ生成部416Aと、データ修正部416Bとを有する。データ生成部416Aは、画像データを構成する各画素データが、それぞれを担当するノズルに割り当てられるように、画素データを並べ替える処理であるラスタライズ処理を行って印刷データを生成する。また、データ修正部416Bは、ノズル情報取得部415が取得した吐出不良ノズルの位置に基づいて、生成された印刷データを修正する。記録方法処理部416が行う処理については、後に詳述する。
印刷制御部417は、印刷データに従って印刷動作を行う。具体的には、印刷制御部417は、印刷データに従って搬送機構を制御すると共に、インク吐出機構を制御してノズルからカラーインクを吐出させることにより、画像を印刷する。印刷制御部417の処理は一般的であるため、詳細な説明を省略する。
以上の印刷装置1の構成は、第1の実施の形態の特徴を説明するにあたって主要構成を説明したのであって、上記の構成に限られない。また、一般的な印刷装置が備える構成を排除するものではない。
次に、第1の実施の形態における印刷装置1の特徴的な処理について説明する。
図5は、印刷装置1が行う印刷処理の流れを示すフローチャートである。この処理は、走査ボタン15等により印刷開始の指示が入力されることにより行われる。
印刷処理が開始されると、画像データ取得部411は、メモリーカード44等から画像データを取得する(ステップS100)。解像度変換処理部412は、ステップS100で取得された画像データの解像度を印刷解像度に変換する(ステップS102)。色変換処理部413は、ステップS102で解像度変換が行われたRGB色空間の画像データを、KCMY色空間の画像データに変換する(ステップS104)。ハーフトーン処理部414は、ステップS104で色変換された多階調データに対してハーフトーン処理を行う(ステップS106)。
その後、記録方法処理部416は、記録方法処理を行う(ステップS108)。本実施の形態における記録方法処理とは、画像データに基づいて印刷データを生成し、その後ノズル情報取得部415が取得した吐出不良ノズルの位置に基づいて印刷データを修正する処理である。以下、図6〜8を用いて記録方法処理(ステップS108)を詳細に説明する。なお、説明を簡潔にするため、印刷ヘッド34が有する4個のノズル列35のうちの1つのみを用いて説明する。
図6は、記録方法処理(ステップS108)の流れを示すフローチャートである。
データ生成部416Aは、ハーフトーン処理後のドットデータの各ドットに対して、どのノズルからインクを吐出して印刷媒体上にドット形成するかを決定し、ラスターグラフィックデータを生成する(ステップS200)。以下、図7、図8(A)を用いて当該処理について説明する。
図7(A)は、ハーフトーン処理後のドットデータである。本実施の形態では、全てのドット位置に対してドットを形成する(図7(A)における黒丸は、ドットを形成することを意味する)。なお、ドット位置とは、図7(A)に示す枠のことである。図7(A)では、横10個、縦12個の合計120個の枠が示されている。主走査方向における1ライン(一行)である1ラスターは、複数のドット位置を有する。
図7(B)は、ノズル列35におけるノズルの位置を示す図である。本実施の形態では、ノズル列35は12個のノズルを有する。図中、1走査目のノズル列35については、各ノズルの位置を丸印で示し、2走査目のノズル列35については、各ノズルの位置を三角印で示す。なお、黒丸及び黒三角で示すノズルは、吐出不良でないノズルを意味し、白丸及び白三角で示すノズルは、吐出不良ノズルを意味する。
まず、印刷ヘッド34を主走査方向右向き(図7(B)における右向き)に走査して1走査目の走査を行い、次に印刷ヘッド34を主走査方向左向き(図7(B)における左向き)に走査して2走査目の走査を行う。
このように、本実施の形態では、1ラスターを、異なる複数のパスにおける異なる複数のノズルによって形成する印刷方法(以下、オーバーラップ印刷(OL印刷)という)を採用して印刷を行う。印刷装置1では、原則として1ラスターを、2回のパスにおける2つの異なるノズルから吐出したインクによって形成する。
本実施の形態におけるOL印刷においては、2回の走査のそれぞれにおいて、すべてのノズルを用いてラスターを形成する、すなわちインクを吐出しないノズルが存在しないため、吐出不良ノズルにより空白が生じたとしても、他のノズルにより空白を埋めることができない。
なお、図7(B)では、説明の便宜上、1走査目と2走査目で同じノズルを用いて1ラスターを形成しているが、実際には、1ラスターを異なるノズルで形成するように各走査の間で印刷媒体100を副走査方向に移動させている。各走査の間で印刷媒体100を副走査方向に移動する量(搬送量)は任意である。
2n+1走査目(n=1以上の整数、すなわち、奇数番号の走査)は、1走査目と同様であり、2n走査目(n=2以上の整数、すなわち、偶数番号の走査)は、2走査目と同様であるため、以下、3走査目以降については説明を省略する。
本実施の形態における印刷装置1は、往動、復動を行う双方向印刷によって印刷処理を行うが、本実施の形態は片方向印刷にも適用可能である。ここで、ノズル列35を用いて1回の走査(往動又は復動)を行うことをパスという。
図8(A)は、ドットデータにおける各ドット位置に、どのノズルからインクが吐出されるかを示す図である。
OL印刷では、各ノズルが、数ドットおきに間欠的にドットを形成する。そして、他のパスにおいて、既に形成されているドットの間を埋めるように、ドットを形成することにより、1ラスターが形成される。このようにM回のパスにて1つのラスターが形成される場合、「オーバーラップ数M」と定義する。例えば、本実施の形態では、2回のパスにて1つのラスタラインが形成されるため、オーバーラップ数M=2となる。
オーバーラップ数M、印刷媒体100を副走査方向へ搬送する量等により、画像データを構成する各画素データをどのノズルかインクを吐出するかが異なる。したがって、記録方法処理部416は、これらの情報(例えばROM43に記憶されている)を取得し、取得した情報に基づいて、図8(A)に示すような、ラスターを構成する各ドット位置と、そのドット位置を形成するノズルとが関連付けられたデータを生成する。
データ生成部416Aは、1ラスター内の複数のドット位置を、2つのパスに割り振る。図8(A)では、丸印で示すドット位置には1走査目が割り振られており、三角印で示すドット位置には2走査目が割り振られている。このように、本実施の形態におけるOL印刷では、1ラスターを異なる複数(ここでは2回)の走査、すなわち複数のノズルで形成するため、ノズルの製造誤差(例えば、位置、大きさ)によりバンディングが発生することが防止される。
データ生成部416Aは、各ドット位置に、パス及びノズルの位置を含む情報(以下、ノズルに関する情報という)が関連付けられた結果(図8(A)参照)と、ハーフトーン処理後のドットデータと、に基づいてラスターグラフィックデータ(本発明の印刷データに相当)を生成する。本実施の形態では、すべてのドット位置に対してドットを形成するため、ラスターグラフィックデータにおいては、全てのドット位置に対して、ノズルに関する情報(パス及びノズルの位置)と、インク吐出とが関連付けられている。
図6の説明に戻る。このようにしてラスターグラフィックデータが生成された(ステップS200)ら、データ修正部416Bは、ノズル情報取得部415から吐出不良のノズル位置を取得する(ステップS202)。制御部40が、印刷装置1に接続された装置内(PC等)に設けられたプリンタードライバーとして提供される場合には、ステップS202は、印刷装置1が取得している吐出不良のノズル位置をプリンタードライバーが取得する処理となる。なお、ステップS200とステップS202とは、順番が逆であってもよい。
そして、データ修正部416Bは、ステップS202で取得した吐出不良のノズル位置に基づいて、ステップS200で生成したラスターグラフィックデータにおける、吐出不良ノズルによりドットが形成されるドット位置(本発明の第1の位置に相当)を特定する。また、データ修正部416Bは、吐出不良ノズルによりドットが形成されるドット位置にはドットを形成せず(インクを吐出しない)、その代わりに吐出不良ノズルによりドットが形成されるドット位置を搬送方向(副走査方向)に沿って挟む位置(本発明の第2の位置に相当)にドットを形成する(インクを吐出する)ように、ステップS200で生成したラスターグラフィックデータを修正する(ステップS204)。以下、図8を用いて当該処理について説明する。
図8(A)は、修正される前の(ステップS200で生成された)ラスターグラフィックデータであり、図8(B)は、修正後のラスターグラフィックデータである。以下、本ステップ(ステップS204)において、インクの吐出に関する情報(例えば、インクの吐出、インクの不吐出)を関連付けるとは、ステップS200でドット位置に関連付けられたインクの吐出に関する情報を修正することを意味する。
まず、データ修正部416Bは、吐出不良ノズルによりドットが形成されるドット位置にインクの不吐出を関係づける。吐出不良ノズルによりドットが形成されるドット位置(本発明の第1の位置に相当)は、図8におけるラスターAである。データ修正部416Bは、ステップS202で情報を取得すると、ラスターAにインクの不吐出を関係づける。これにより、図8(B)では、ラスターAが空白となる。
次に、データ修正部416Bは、吐出不良ノズルによりドットが形成されるドット位置を搬送方向(副走査方向)に沿って挟む位置(本発明の第2の位置に相当)にインクの吐出を関連付ける。
図8(B)においては、ラスターAを搬送方向(副走査方向)に沿って挟む位置とは、ラスターAの上下のラスター(ラスターB)である。したがって、データ修正部416Bは、ラスターBにインク吐出を関連付ける。図8(A)では、すでにラスターBにインク吐出が関連付けられているため、図8(B)では、本来吐出されるインクと、追加して吐出されるインクとの、2度のインク吐出がラスターBに関連付けられる。
ただし、本実施の形態ではOL印刷を行うため、ノズル列35には、1回のパスでラスターの一部のドット位置にしかインクを吐出しないように、OL印刷が設定されている。したがって、データ修正部416Bは、ラスターBについては、1回のパスでラスターを構成する全てのドット位置にインクを吐出するように、OL印刷の設定を解除する。これにより、ラスターBを構成する全ドット位置に対して、2回のパスでそれぞれインク吐出を行うことができる。
以上により、図8(B)に示すようにラスターグラフィックデータが修正され、ラスターBについては、1走査目でラスターを構成するすべてのドット位置にインク吐出が関連付けられ、さらに2走査目でもラスターを構成するすべてのドット位置にインク吐出が関連付けられる。これで、ステップS108の処理が終了される。
図5の説明に戻る。印刷制御部417は、ステップS108で修正されたラスターグラフィックデータを用いて、印刷ヘッド34が備える各ノズルから印刷媒体100に対してインクを吐出し、印刷を行う(ステップS110)。なお、制御部40が、印刷装置1に接続された装置(例えば、PC)内に設けられたプリンタードライバーとして提供される場合には、ステップS110は、印刷装置1にステップS108で修正されたラスターグラフィックデータを出力する処理となる。
第1の実施の形態によれば、吐出不良ノズルによりドットが形成されるドット位置にインクを吐出せず、そのかわりに、吐出不良ノズルによりドットが形成されるドット位置を搬送方向(副走査方向)に沿って挟む位置にインクを吐出することで、吐出不良ノズルによりドットが形成されるドット位置を搬送方向(副走査方向)に沿って挟む位置に本来形成されるドットを形成しつつ、吐出不良ノズルによりドットが形成されるドット位置に生じる空白をカバーする。したがって、吐出不良となったノズルで本来インクを吐出すべき画素に対して、正常なノズルを用いてインクを吐出しない場合にも、吐出不良による空白(バンディング)を抑えることができる。
また、第1の実施の形態によれば、吐出不良ノズルによりラスター全体に空白が生じる場合にも、空白のラスターを挟むラスターに異なるノズルを用いて2度インクを吐出することで、バンディングの発生を防止することができる。
例えば、吐出不良ノズルによりドットが形成されるドット位置を埋めるようにインクを吐出する場合(例えば、特許文献1に記載の発明)において、吐出不良となったノズルで本来インクを吐出すべき位置に、吐出不良となったノズルの隣のノズルを用いてインクを吐出する場合には、ノズルの製造誤差によりバンディングが発生してしまう。しかしながら、第1の実施の形態では、吐出不良となったノズルで本来インクを吐出すべき位置に、異なるノズルを用いて2度インクを吐出するため、ノズルの位置が副走査方向にずれたとしても、吐出不良により空白となる画素が目立つことはない。
なお、本実施の形態では、1走査目と2走査目との間で印刷媒体100を副走査方向に搬送しなかったが、1走査目と2走査目との間で、ノズル列35が有するノズル間の距離(ピッチ)の半分(半ピッチ)だけ印刷媒体100を副走査方向に搬送してもよい。これにより、よりバンディングを目立たなくすることができる。
また、本実施の形態では、ラスターBを構成する各ドット位置に2度インクを吐出したが、ラスターBを構成する各ドット位置にインクを吐出する回数は複数回であればよく、2度に限定されない。
<第2の実施の形態>
本発明の第1の実施の形態は、吐出不良ノズルによりドットが形成されるドット位置がラスター全体であったが、吐出不良ノズルによりドットが形成されるドット位置がラスター全体であるとは限られない。
本発明の第2の実施の形態は、オーバーラップ印刷を行う場合に、吐出不良ノズルによりドットが形成されるドット位置がラスターの一部のドット位置である形態である。以下、第2の実施の形態の印刷装置2について説明する。なお、第1の実施の形態における印刷装置1と、第2の実施の形態における印刷装置2とは、構成が同一であるため、印刷装置2の構成についての説明を省略し、印刷装置2が行う特徴的な処理についてのみ説明する。また、処理についての説明において、第1の実施の形態と同一の部分については、同一の符号を付し、説明を省略する。
図9は、印刷装置2が行う印刷処理の流れを示すフローチャートである。この処理は、ボタン等により印刷開始の指示が入力されることにより行われる。
印刷処理が開始されると、画像データ取得部411は、メモリーカード44等から画像データを取得する(ステップS100)。解像度変換処理部412は、ステップS100で取得された画像データの解像度を印刷解像度に変換する(ステップS102)。色変換処理部413は、ステップS102で解像度変換が行われたRGB色空間の画像データを、KCMY色空間の画像データに変換する(ステップS104)。ハーフトーン処理部414は、ステップS104で色変換された多階調データに対してハーフトーン処理を行う(ステップS106)。
その後、記録方法処理部416は、画像データに基づいて印刷データを生成し、その後、ノズル情報取得部415が取得した吐出不良ノズルの位置に基づいて印刷データを修正する(ステップS109)。以下、図10を用いて記録方法処理(ステップS109)を詳細に説明する。
図10は、記録方法処理(ステップS109)の流れを示すフローチャートである。
データ生成部416Aは、ハーフトーン処理後のドットデータの各ドットに対して、どのノズルからインクを吐出して印刷媒体上にドット形成するかを決定し、ラスターグラフィックデータを生成する(ステップS200)。以下、図11、図12(A)を用いて当該処理について説明する。
図11(A)は、ハーフトーン処理後のドットデータである。図11(A)においては、ハッチングが施された枠についてはインクを吐出することを意味し、ハッチングが施されていない枠については、インクを吐出しないことを意味する。
図11(B)は、ノズル列35におけるノズルの位置を示す図である。本実施の形態では、ノズル列35は6個のノズルを有する。また、図11(B)において、×印が表示されるノズルは、吐出不良ノズルを意味する。また、各ノズル列の上に表示された数字は、走査順を示す。
本実施の形態は、オーバーラップ数M=4のOL印刷を行う。まず、印刷ヘッド34を主走査方向右向き(図11(B)における右向き)に走査して1走査目の走査を行う。次に、印刷媒体100を副走査方向にノズル3個分だけ送り、印刷ヘッド34を主走査方向左向き(図11(B)における左向き)に走査して2走査目の走査を行う。
3走査目と4走査目についても、2走査目と同様に、印刷媒体100を副走査方向にノズル3個分だけ送り、その後印刷ヘッド34を主走査方向右向き又は左向きに走査する。
なお、第2の実施の形態においても、第1の実施の形態と同様に双方向印刷を行い、2n+1走査目(n=0以上の整数、すなわち、奇数番号の走査)は、主走査方向右向きに走査し、2n走査目(n=1以上の整数、すなわち、偶数番号の走査)は、主走査方向左目向きに走査する。
5〜8走査目、9〜12走査目・・・は1〜4走査目と同様であるため、以下、説明を省略する。
なお、図11(B)では、説明のため、印刷ヘッド34が印刷媒体100に対して相対的に移動しているような記載となっているが、実際には、印刷媒体100が副走査方向に移動している。
図12(A)は、ドットデータにおける各ドット位置に、どのノズルからインクが吐出されるかを示す図である。図12(A)においては、ドット位置と、そのドット位置を形成すノズルとが関連付けられている。
データ生成部416Aは、1ラスター内の複数のドット位置を、2つのパスに割り振る。図12(A)の各枠に表示された数字は、どのパスでドットが形成されるかを示す。図12(A)においては、1〜3行目の奇数列は1走査目(1回目のパス)の4〜6番目のノズルが割り振られ、1〜6行目の偶数列は2走査目(2回目のパス)の1〜6番目のノズルが割り振られ、4〜9行目の奇数列は3走査目(3回目のパス)の1〜6番目のノズルが割り振られ、7〜9行目の偶数列は4走査目(4回目のパス)の1〜3番目のノズルが割り振られる。また、図12(A)において、×が表示された枠は、吐出不良ノズルが割り振られたドット位置である。
データ生成部416Aは、図12(A)に示す結果と、ハーフトーン処理後のドットデータとに基づいて、図12(B)に示すようなラスターグラフィックデータ(本発明の印刷データに相当)を生成する。例えば、図11(A)に示すデータと、図12(A)に示すデータとを掛け合わせると、図12(B)に示すように、図11(A)において空白の枠は空白となり、図11(A)でハッチングが施された枠のみが残される。
図10の説明に戻る。このようにしてラスターグラフィックデータが生成された(ステップS200)ら、データ修正部416Bは、ノズル情報取得部415から吐出不良のノズル位置を取得する(ステップS202)。
そして、データ修正部416Bは、ステップS202で取得した吐出不良のノズル位置に基づいて、ステップS200で生成したラスターグラフィックデータにおける、吐出不良ノズルによりドットが形成されるドット位置(本発明の第1の位置に相当)を特定する。また、データ修正部416Bは、吐出不良ノズルによりドットが形成されるドット位置にはドットを形成せず(インクを吐出しない)、その代わりに吐出不良ノズルによりドットが形成されるドット位置を搬送方向(副走査方向)に沿って挟む位置(本発明の第2の位置に相当)にドットを形成する(インクを吐出する)ように、ステップS200で生成したラスターグラフィックデータを修正する(ステップS205)。以下、図12(B)、(C)を用いて当該処理について説朋する。
図12(B)は修正される前の(ステップS200で生成された)ラスターグラフィックデータであり、図12(C)は、修正後のラスターグラフィックデータである。
まず、データ修正部416Bは、吐出不良ノズルによりドットが形成されるドット位置にインクの不吐出を関係づける。吐出不良ノズルによりドットが形成されるドット位置(本発明の第1の位置に相当)にインクの不吐出が関連づけられると、図12(B)における×印の位置は、図12(C)では空白となる。
次に、データ修正部416Bは、補完テーブル432(図13参照)を用いて、吐出不良ノズルによりドットが形成されるドット位置(図12(B)×印の位置)を搬送方向(副走査方向)に沿って挟む位置(図12(B)における×印の位置の上下の位置、本発明の第2の位置に相当)にインクの吐出を関係付ける(補完処理)。以下、補完処理について具体的に説朋する。
図12(B)3行目かつ2列目の枠の補完処理では、まず、図12(C)に示すように、データ修正部416Bは、3行目かつ2列目の枠を空白にする。次に、データ修正部416Bは、3行目かつ2列目の枠の上下の枠(2行目かつ2列目の枠及び4行目かつ2列目の枠)について、補完テーブル432に規定されているケースのうちのどのケ一スに該当するかを判定する。
図13は、補完テーブル432の一例を示す図である。図13(A)は、補完処理前におけるインク吐出条件を示し、図13(B)は、補完処理後におけるインク吐出条件を示す。図13において、抜け画素とは、吐出不良ノズルによりドットが形成されるドット位置のことであり、補完画素とは、吐出不良ノズルによりドットが形成されるドット位置を副走査方向に沿って挟む位置のことである。データ修正部416Bは、補完テーブル432を参照し、抜け画素を補完する補完画素に予め割り当てられたインク吐出条件(ON、OFF)によって、補完画素のインク吐出条件(ON、2度打ち)を切り替える。ここで、2度打ちとは、2度インクを吐出する(同時とは限られない)ことを意味する。
図12(B)では、3行目かつ2列目の枠(吐出不良ノズルによりドットが形成されるドット位置)はハッチングが施されており(ドットON)、2行目かつ2列目の枠及び4行目かつ2列目の枠(吐出不良ノズルによりドットが形成されるドット位置を副走査方向に沿って挟む位置)は空白(ドットOFF)であるため、図13(A)に示す補完テーブル432AにおけるNo.2のケ一スに該当する。
したがって、データ修正部416Bは、図13(B)に示す補完テーブル432BのNO.2を参照し、図12(C)における2行目かつ2列目の枠及び4行目かつ2列目の枠にインク吐出を関連付ける。
また、データ修正部416Bは、図12(A)を参照し、新たにインク吐出を関連付けたドット位置に、どのノズルからインクを吐出すべきかを判定する。図12(A)における2行目かつ2列目の枠及び4行目かつ2列目の枠にはそれぞれパス2が割り当てられているため、データ修正部416Bは、図12(C)における2行目かつ2列目の枠及び4行目かつ2列目の枠に、パス2を関連付ける。
これにより、図12(C)の2行目かつ2列目の枠及び4行目かつ2列目の枠に、2が入カされる。
また、図12(B)6行目かつ5列目の枠の補完処理では、まず、図12(C)に示すように、データ修正部416Bは、6行目かつ5列目の枠を空白にする。次に、データ修正部416Bは、6行目かつ5列目の枠の上下の枠(5行目かつ5列目の枠及び7行目かつ5列目の枠)について、補完テーブル432に規定されているケースのうちのどのケースに該当するかを判定する。
図12(B)では、6行目かつ5列目の枠(吐出不良ノズルによりドットが形成されるドット位置)はハッチングが施されており(ドットON)、5行目かつ5列目及び7行目かつ5列目の枠(吐出不良ノズルによりドットが形成されるドット位置を副走査方向に沿って挟む位置)もハッチングが施されている(ドットON)ため、図13(A)に示す補完テーブル432AにおけるNo.1のケ一スに該当する。
したがって、データ修正部416Bは、図13(B)に示す補完テーブル432BのNo.1を参照し、図12(C)における5行目かつ5列目及び7行目かつ5列目の枠に2度のインク吐出(2度打ち)を関連付ける。
また、データ修正部416Bは、図12(A)を参照し、5行目かつ5列目及び7行目かつ5列目の枠に、どのノズルからインクを吐出すべきかを判定する。図12(A)において5行目かつ5列目の枠の主走査方向に隣接する枠には、パス2が関連付けられているため、データ修正部416Bは、5行目かつ5列目の枠に、既に割り当てられているパス3に加えて、パス2を関連付ける。また、図12(A)において7行目かつ5列目の枠の主走査方向に隣接する枠には、パス4が関連付けられているため、データ修正部416Bは、5行目かつ5列目の枠に、既に割り当てられているパス3に加えて、パス4を関連付ける。
これにより、図12(C)の5行目かつ5列目の枠に、2及び3が関連付けられ、図12(C)の7行目かつ5列目の枠に、3及び4が関連付けられる。これにより、同じドット位置に、異なるパスでドットを形成することができる。
更に、データ修正部416Bは、補完画素を含むラスターについては、隣接するドット位置にインクを吐出できるように、OLノズルの設定を解除する。なお、データ修正部416Bは、補完画素を含むラスター全体に対してOLノズルの設定を解除してもよいし、補完画素に対してのみOLノズルの設定を解除してもよい。
ここで、図12(A)における吐出不良ノズルによりドットが形成されるドット位置が、ハーフトーン処理後のデータにおいてハッチングが施されていない場合(図13(A)、(B)における抜け画素がドットOFFの条件であるNo.3、4の場合)には、図12(B)で空白となっており、補完処理は行われない。そのため、ラスターグラフィックデータにおいて補完画素に関連付けられたインク吐出条件は変更されない。これにより、不必要なドット形成を防ぐことができる。
なお、図12(A)における吐出不良ノズルによりドットが形成されるドット位置が、ハーフトーン処理後のデータにおいてハッチングが施されていない場合にも、データ修正部416Bが、図13(B)に基づいて補完処理を行うようにしてもよい。No.3、4の場合については、図13(A)、(B)共に補完画素のインク吐出条件が同じであるため、補完処理を行ったとしても補完画素に関連付けられたインク吐出条件は変更されることはない。
以上により、ラスターグラフィックデータが修正され、ステップS109の処理が終了される。
図9の説明に戻る。印刷制御部417は、ステップS109で修正されたラスターグラフィックデータを用いて、印刷ヘッド34が備える各ノズルから印刷媒体100に対してインクを吐出し、印刷を行う(ステップS110)。
本実施の形態では、補完処理を行わない場合には、1回のパスで1つおきにしかドットを形成しないのに対し、補完処理を行う場合には、主走査方向において連続したドット位置にドットを形成する。したがって、印刷制御部417は、以下の2つの方法のうちのいずれかの方法を用いて、連続したドット位置にドットを形成する。
第1の方法は、インク吐出の周波数を高くする方法である。印刷制御部417は、連続したドット位置にドットを形成するときは、補完処理を行わない場合にインクを吐出する間隔の半分の間隔でインクを吐出する。これにより、速度を落とさずに印刷を行うことができる。
第2の方法は、キャリッジ速度を遅くする方法である。印刷制御部417は、連続したドット位置にドットを形成するときは、補完処理を行わない場合にキャリッジ32を主走査方向に移動させる速度の倍の速度でキャリッジ32を主走査方向に移動させる。これにより、安定して、同じノズルを用いて隣接するドット位置に連続してドットを形成することができる。
本実施の形態によれば、抜け画素を補完する補完画素に予め割り当てられたインク吐出条件(ON、OFF)によって、補完画素のインク吐出条件(ON、2度打ち)を切り替えるため、補完後の画質を向上させることができる。
なお、第1の実施の形態及び第2の実施の形態では、ドット位置が左右上下に並んでいる(格子状)が、ドット位置の配置はこれに限られない。例えば、図14に示すように、隣接する列のドット位置が半ドット分ずれて並んでいてもよい(千鳥格子)。この場合には、吐出不良ノズルによりドットが形成されるドット位置を副走査方向に沿って挟む位置は、図14(A)に示すように同じ列のドット位置(上下の位置)でもよいし、図14(B)に示すように隣接する列のドット位置(斜め上下の位置)でもよい。
以上、本発明を実施形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されない。上記実施形態に多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者には明らかである。また、そのような変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。さらに、複数の実施形態を組み合わせて実施することも可能である
特に、本発明は、印刷装置等の印刷制御装置が設けられた装置として提供してもよいし、印刷制御装置として提供してもよい。また、本発明は、印刷制御装置等を制御するプログラムやプログラムを記憶した記憶媒体として提供することもできる。
1、2:印刷装置、10:筐体、11:前面カバー、12:排出口、13:給紙トレイ、15:走査ボタン、22:LDローラ、23:ホッパ、23A:ホッパバネ、24:用紙ガイド、25:PFローラ、26:プラテン、27:排紙ローラ、28:ギャップ用カム、30:タイミングベルト、31:駆動モータ、32:キャリッジ、32A:キャリッジ軸、33:インクタンク、34:印刷ヘッド、35:ノズル列、40:制御部、41:CPU、42:RAM、43:ROM、44:HDD、45:I/F回路、46:通信装置、47:バス、100:印刷媒体、411:画像データ取得部、412:解像度変換処理部、413:色変換処理部、414:ハーフトーン処理部、415:ノズル情報取得部、416:記録方法処理部、416A:データ生成部、416B:データ修正部、417:印刷制御部、431:ディザマスク、432、432A、432B:補完テーブル

Claims (8)

  1. 印刷媒体にインクを吐出するノズルが印刷媒体の搬送方向に複数並んだノズル列を有する印刷ヘッドのうちの、吐出不良となったノズルである吐出不良ノズルの位置を取得するノズル情報取得部と、
    前記印刷ヘッドの走査方向における1ラインであり、複数のドット位置により構成されるラスターを、複数回の走査で構成するように、ドット位置とインクを吐出するノズルとが関連付けられた印刷データを生成するデータ生成部と、
    前記取得した吐出不良ノズルの位置に基づいて、前記印刷データのうちの、前記吐出不良ノズルによりインクが吐出される位置である第1の位置を特定し、前記生成した印刷データにおいて前記第1の位置にインクの吐出が関係付けられている場合には、前記第1の位置にインクの不吐出を関連づけ、前記搬送方向に沿って前記第1の位置を挟む第2の位置にインクの吐出を関連づけるように前記印刷データを修正するデータ修正部と、
    を備えることを特徴とする印刷制御装置。
  2. 請求項1に記載の印刷制御装置において、
    前記データ修正部は、前記生成した印刷データにおいて前記第2の位置にインクの吐出が関連付けられている場合には、前記第2の位置に複数回インクを吐出するように前記印刷データを修正する
    ことを特徴とする印刷制御装置。
  3. 請求項2に記載の印刷制御装置において、
    前記データ修正部は、前記第2の位置に複数回インクを吐出する場合には、前記生成した印刷データにおいて前記第2の位置に関連づけられたノズルと、前記生成した印刷データにおいて前記第2の位置と同じラスターにおいて前記第2の位置に隣接する位置に関連付けられたノズルと、を用いてインクを吐出するように前記印刷データを修正する
    ことを特徴とする印刷制御装置。
  4. 請求項1又は2に記載の印刷制御装置において、
    前記データ修正部は、前記生成した印刷データにおいて前記第1の位置にインクの吐出が関連付けられていない場合には、前記印刷データを修正しない
    ことを特徴とする印刷制御装置。
  5. 請求項1に記載の印刷制御装置において、
    前記ノズル情報取得部は、前記吐出不良ノズルを複数取得し、
    前記第1の位置は、前記複数取得された吐出不良ノズルのそれぞれによりインクが吐出される位置であり、
    前記データ修正部は、前記第1の位置がラスター全体である場合には、前記第2の位置であるラスターを構成する全ドット位置に対して1回の走査でインクを吐出するように、前記印刷データを修正する
    ことを特徴とする印刷制御装置。
  6. 請求項1から5のいずれか一項に記載の印刷制御装置において、
    前記データ修正部により修正された印刷データを出力するとともに、前記第2の位置が前記ラスター内で隣接する場合には、そうでない場合と比較して、前記印刷ヘッドを走査方向に移動させる速度を半分にする指示を出力する出力部と、
    を有することを特徴とする印刷制御装置。
  7. 印刷媒体にインクを吐出するノズルが印刷媒体の搬送方向に複数並んだノズル列を有する印刷ヘッドのうちの、吐出不良となったノズルである吐出不良ノズルの位置を取得するステップと、
    前記印刷ヘッドの走査方向における1ラインであり、複数のドット位置により構成されるラスターを複数回の走査で構成するように、ドット位置とインクを吐出するノズルとが関連付けられた印刷データを生成するステップと、
    前記取得した吐出不良ノズルの位置に基づいて、前記印刷データのうちの、前記吐出不良ノズルによりインクが吐出される位置である第1の位置を特定し、前記生成した印刷データにおいて前記第1の位置にインクの吐出が関係付けられている場合には、前記第1の位置にインクの不吐出を関連づけ、前記搬送方向に沿って前記第1の位置を挟む第2の位置にインクの吐出を関連づけるように前記印刷データを修正するステップと、
    を有することを特徴とする印刷制御方法。
  8. コンピューターを、印刷制御装置として機能させる印刷制御プログラムであって、
    印刷媒体にインクを吐出するノズルが印刷媒体の搬送方向に複数並んだノズル列を有する印刷ヘッドのうちの、吐出不良となったノズルである吐出不良ノズルの位置を取得するステップと、
    前記印刷ヘッドの走査方向における1ラインであり、複数のドット位置により構成されるラスターを複数回の走査で構成するように、ドット位置とインクを吐出するノズルとが関連付けられた印刷データを生成するステップと、
    前記取得した吐出不良ノズルの位置に基づいて、前記印刷データのうちの、前記吐出不良ノズルによりインクが吐出される位置である第1の位置を特定し、前記生成した印刷データにおいて前記第1の位置にインクの吐出が関係付けられている場合には、前記第1の位置にインクの不吐出を関連づけ、前記搬送方向に沿って前記第1の位置を挟む第2の位置にインクの吐出を関連づけるように前記印刷データを修正するステップと、
    を実行することを特徴とする印刷制御プログラム。
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