JP2011119161A - 速結端子装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電線と端子板との接触信頼性を向上する。
【解決手段】電線120の接続時において、電線挿入孔102より挿入される電線120が鎖錠片10に当たると端子板1の接触片10に当接している当接片22を支点として鎖錠片21が接触片10から離れる向き(図1における反時計回り)に錠ばね2が回転することになる。そのため、電線120の挿入時に鎖錠片21が電線120側に巻き込まれることがなく、電線の挿入時に鎖錠片が電線側に巻き込まれていた従来例と比較して、電線120と端子板1との接触信頼性を向上することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、速結端子装置に関するものである。
従来より、スイッチやコンセント等の配線器具への電線の結線を容易にしたり、接続の均一化を行って接続信頼性を確保する等の目的で、ねじによらずに結線可能な所謂速結端子装置(ねじ無し端子装置とも呼ばれる。)が提供されている。
従来の速結端子装置は、略コ字状に形成された端子板と、端子板の内側に配設される錠ばねとを備えている。錠ばねは端子板の一方の脚と当接する中央片と、中央片の一端側よりS字状に延設された押圧片と、中央片の他端側よりJ字状に延設された鎖錠片とが一体に形成されている。そして、端子板の他方の脚と押圧片並びに鎖錠片との間に電線(導体)が差し込まれると、押圧片によって電線が端子板に押圧されるとともに、鎖錠片の先端が電線に当接して電線が抜け止めされるものである。
また、この種の速結端子装置は解除釦を備えている。すなわち、速結端子装置に接続された電線を外す場合、マイナスドライバなどの工具を用いて解除釦を移動させれば、解除釦が鎖錠片を押圧して鎖錠片の先端を電線から離すことにより、電線を容易に引き抜くことができる。
特開2002−151172号公報
しかしながら、特許文献1に記載されているような従来周知の速結端子装置においては、錠ばねが端子板に対して固定されておらず、比較的自由に姿勢が変わってしまう。そのため、電線の挿入時に鎖錠片が電線側に巻き込まれてしまい、押圧片による押圧力が電線に十分に作用しなくなって端子板と電線との接触信頼性が低下してしまう虞があった。
本発明は上記事情に鑑みて為されたものであり、電線と端子板との接触信頼性を向上した速結端子装置を提供することにある。
請求項1の発明は、上記目的を達成するために、端子板と、電線挿入孔より挿入される電線を径方向から前記端子板に接触させるとともに当該電線を反挿入向きに抜け止めする錠ばねとを備え、端子板は、電線の軸方向に沿って垂下されて電線と接触する接触片を有し、錠ばねは、弾性を有する導電性の板材を略C字形状に曲成することにより、電線が挿入される空間を挟んで端子板の接触片と対向する中央片と、中央片における電線挿入孔側の端部から電線の挿入向きに沿って接触片に近づく向きに傾斜し且つ先端部分が電線に当接する鎖錠片と、接触片における電線との接触面と反対側の面に当接する当接片と、当接片並びに中央片における電線挿入孔と反対側の端部同士を連結する連結片とが一体に形成されてなることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、電線の接続時において、電線挿入孔より挿入される電線が鎖錠片に当たると端子板の接触片に当接している当接片を支点として鎖錠片が接触片から離れる向きに錠ばねが回転するため、電線の挿入時に鎖錠片が電線側に巻き込まれることがない。その結果、電線の挿入時に鎖錠片が電線側に巻き込まれていた従来例と比較して、電線と端子板との接触信頼性を向上することができる。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、端子板の接触片は、電線との当接方向において可撓性を有することを特徴とする。
請求項2の発明によれば、電線挿入孔に対して電線が傾いた場合においても接触片が電線の動きに追従し、常に安定した接触状態を確保することができる。
請求項3の発明は、請求項1又は2の発明において、端子板は、接触片における電線挿入孔と反対側の端部から延設されて錠ばねの連結片を支持する支持片を有することを特徴とする。
請求項3の発明によれば、端子板のみで錠ばねを固定することができる。
請求項4の発明は、請求項3の発明において、錠ばねの連結片は、支持片の一部に設けられた溝を通過して支持片と交差する段部を有することを特徴とする。
請求項4の発明によれば、錠ばねと端子板を位置決めすることができる。
請求項5の発明は、請求項1〜4の何れか1項の発明において、端子板は、電線の径方向であり且つ鎖錠片が電線に当接する方向と交差する方向から電線を囲む一対の囲み片が接触片の側端縁より突設されてなることを特徴とする。
請求項5の発明によれば、電線が単線であれば径方向における電線の移動範囲を囲み片で規制することができ、また、電線が撚り線であれば素線のばらける範囲を囲み片で規制することができるので、電線と端子板との接触信頼性がさらに向上する。
請求項6の発明は、請求項5の発明において、一対の囲み片は、先端部分が電線の挿入向きに沿って突出する形状に形成されてなることを特徴とする。
請求項6の発明によれば、電線の移動範囲やばらける範囲をより確実に規制することができる。
請求項7の発明は、請求項3〜6の何れか1項の発明において、端子板は、電線の径方向であり且つ鎖錠片が電線に当接する方向と同じ方向から電線を囲む第2の囲み片が支持片より突設されてなることを特徴とする。
請求項7の発明によれば、接触片から離れる向きの電線の移動を規制することができる。
請求項8の発明は、請求項7の発明において、第2の囲み片は、一対の囲み片と相互に直交することを特徴とする。
請求項8の発明によれば、電線の移動範囲やばらける範囲をさらに確実に規制することができる。
請求項9の発明は、請求項7又は8の発明において、一対の囲み片並びに第2の囲み片は、それぞれ端子板を構成する金属板の一部が曲げ起こされてなり、一対の囲み片間の間隔よりも第2の囲み片の幅が狭いことを特徴とする。
請求項9の発明によれば、一対の囲み片並びに第2の囲み片の曲げ加工が容易になる。
請求項10の発明は、請求項1〜9の何れか1項の発明において、端子板は、鎖錠片に当接することで鎖錠片の撓み量を規制する規制部を有することを特徴とする。
請求項10の発明によれば、鎖錠片の塑性変形が防止できる。
請求項11の発明は、請求項1〜10の何れか1項の発明において、それぞれに端子板並びに錠ばねが収納される複数の収納室が隣接して設けられた器体と、器体における収納室間を隔絶する絶縁壁とを備えたことを特徴とする。
請求項11の発明によれば、隣接する複数の収納室内に収納されている端子板や錠ばね同士の絶縁距離を大きくして短絡事故を防ぐことができる。
請求項12の発明は、請求項2の発明において、端子板の接触片が撓む範囲を規制する規制手段を備えたことを特徴とする。
請求項12の発明によれば、接触片の塑性変形が防止できる。
請求項13の発明は、請求項2又は12の発明において、端子板は、接触片の一部を含む部分にスリットが設けられてなることを特徴とする。
請求項13の発明によれば、端子板を構成する金属材料の弾性が弱い(硬い)場合でも接触片に十分な弾性を持たせることができる。
請求項14の発明は、請求項1〜13の何れか1項の発明において、接触片において電線を挟んで鎖錠片の先端部分と対向する位置に、鎖錠片に押された電線が落ち込む凹部が設けられていることを特徴とする。
請求項14の発明によれば、電線を確実に抜け止めすることができる。
請求項15の発明は、請求項1〜13の何れか1項の発明において、接触片において電線を挟んで鎖錠片の先端部分と対向する位置に、電線の軸方向と交差する方向に沿った複数の溝が設けられていることを特徴とする。
請求項15の発明によれば、電線を確実に抜け止めすることができる。
請求項16の発明は、請求項1〜13の何れか1項の発明において、電線が挿入されていない状態において鎖錠片の先端が接触片に当接していることを特徴とする。
請求項16の発明によれば、電線を確実に抜け止めすることができる。
請求項17の発明は、請求項1〜16の何れか1項の発明において、接触片は、電線との接触面に複数の突起が設けられていることを特徴とする。
請求項17の発明によれば、接触片が複数の突起の先端面のみで電線と接触することになるから、電線と接触片との接触圧が増大して接触状態を安定させることができる。
請求項18の発明は、請求項17の発明において、突起は半円筒形状に形成されていることを特徴とする。
請求項18の発明によれば、電線が傾いても突起と電線との接触角度が変わり難いために接触状態を安定させることができる。
請求項19の発明は、請求項18の発明において、電線が接触している状態で電線を挟んで鎖錠片の先端部分と対向する位置に対し、電線の軸方向に沿った両側にそれぞれ突起が設けられていることを特徴とする。
請求項19の発明によれば、電線を3点で支持することによって接触状態を安定させることができる。
請求項20の発明は、請求項2の発明において、電線の接続状態を解除する解除手段と、端子板並びに錠ばねを内部の収納室内に収納する器体とを備え、解除手段は、器体内に支持される支持部と、器体の外に配置されて手動操作される操作部と、操作部が手動操作されたときに支持部を中心とする円周上を変位し且つ錠ばねの鎖錠片を電線から離す向きに押動する第1の押動部と、第1の押動部ととともに変位して接触片を電線から離す向きに押動する第2の押動部とを具備する解除部材からなることを特徴とする。
請求項20の発明によれば、解除部材の操作部を手動操作すると第1の押動部が鎖錠片を押動するとともに第2の押動部が接触片を押動して電線から引き離すので、工具を使用せずに電線を簡単に外すことができる。
請求項21の発明は、請求項20の発明において、第1及び第2の押動部が変位する範囲を規制する規制手段が端子板若しくは器体に設けられていることを特徴とする。
請求項21の発明によれば、電線の接続を解除する際に鎖錠片が過度に撓むことを防止できる。
請求項22の発明は、請求項21の発明において、解除部材は、支持部と操作部を連結する板状の連結部を具備し、連結部の鎖錠片との対向面に第1及び第2の押動部が設けられるとともに操作部が手動操作されて連結部が支持部を中心として回動する際に端子板に乗り上げる突部が設けられていることを特徴とする。
請求項22の発明によれば、突部が端子板に乗り上がることで突部が設けられている位置から支持部側の連結部を錠ばねから離れる向きに移動させ、連結部が錠ばねに接触することを防いで解除部材をスムーズに回動させることができる。
請求項23の発明は、請求項22の発明において、解除部材は、操作部を挟んで対向する一対の前記連結部を具備して略コ字状に形成されていることを特徴とする。
請求項23の発明によれば、一対の連結部に設けられている第1及び第2の押動部で鎖錠片並びに接触片を押動することにより、鎖錠片並びに接触片をよりスムーズに電線から引き離すことができる。
本発明によれば、電線と端子板との接触信頼性を向上した速結端子装置を提供することができる。
本発明に係る速結端子装置の実施形態を示す断面図である。 同上の電線を接続した状態の要部断面図である。 同上における端子板及び錠ばねの平面図である。 同上の一部破断した斜視図である。 同上における端子板及び錠ばねの斜視図である。 同上における解除部材の斜視図である。 同上を組み込んだ配線器具の斜視図である。 同上を組み込んだ配線器具の一部省略した断面斜視図である。 同上における端子板の要部平面図である。 同上の断面図である。 同上における接触片及び鎖錠片を示し、(a)は一部省略した断面図、(b)は一部省略した平面図である。
以下、図面を参照して本発明に係る速結端子装置の実施形態を詳細に説明する。図7は本実施形態の速結端子装置が組み込まれた埋込形の配線器具(以下、配線器具と略す。)を後方から見た斜視図である。この配線器具は、合成樹脂材料によって前面が開口する矩形箱状に形成されたボディ100と、合成樹脂材料によって後面が開口する矩形箱状に形成されて前面開口を塞ぐようにボディ100と結合されるカバー110とで器体が構成されている。そして、ボディ100の長手方向における両端部にそれぞれ収納室101が設けられ(図1参照)、その収納室101内に本実施形態の速結端子装置が収納されている。ボディ100の後面には、各収納室101と連通して外部から電線120が挿入される一対の電線挿入孔102,102が短手方向に沿って並設されている。すなわち、本実施形態における配線器具は、送り配線用を含めて最多で4本の電線が接続可能なように4つの速結端子装置が収納室101,101内に収納されている。
本実施形態の速結端子装置は、図1に示すように端子板1と、電線挿入孔102より挿入される電線120を径方向から端子板1に接触させるとともに電線120を反挿入向き(図1における下向き)に抜け止めする錠ばね2と、電線120の接続状態を解除するための解除部材3とを備えている。尚、以下の説明では図1において上下左右の方向を定め、図1の紙面に垂直な方向を前後方向と定める。
端子板1は、収納室101内において電線120の軸方向(上下方向)に沿って垂下されて電線120と接触する接触片10と、接触片10における電線挿入孔102と反対側の端部(上側の端部)から横方向(左右方向)に延設された帯板状の支持片11と、接触片10の側端縁より突設され、電線120の径方向であり且つ後述する鎖錠片21が電線120に当接する方向(左右方向)と交差する方向(前後方向)から電線120を囲む一対の囲み片(第1の囲み片)12,12と、支持片11より突設され、電線120の径方向であり且つ鎖錠片21が電線120に当接する方向と同じ方向(左右方向)から電線120を囲む第2の囲み片13とを具備し、銅又は銅合金からなる金属板を打ち抜き加工及び曲げ加工することで接触片10、支持片11、第1の囲み片12,12、第2の囲み片13が一体に形成されている。但し、配線器具が送り配線用の端子を備えるものである場合には、図4に示すように2組の端子板1,1が互いの支持片11で連結された構造の端子板1が用いられる。
端子板1は、図5に示すように接触片10と支持片11との連結部分に略長方形状の貫通孔(スリット)14が貫設されている。つまり、貫通孔14を貫設することによって接触片10に左右方向(電線120との当接方向)の可撓性(弾性)を持たせており、端子板1を構成する金属材料の弾性が弱い(硬い)場合でも接触片10に十分な弾性を持たせることができる。但し、適当な金属材料を選択し、貫通孔14を設けずに端子板1に十分な弾性を持たせることも可能である。
接触片10の下端部は、図3〜図5に示すように略へ字形に屈曲され、下端が左向き(電線120から離れる向き)に傾斜するとともに下端の上に右向き(電線120に近付く向き)に突出する突起10aが形成されている。また、接触片10の上端部における貫通孔14の下方には、前後方向を軸方向とし右向き(電線120に近付く向き)に突出する半円筒形状の突起10bが打ち出し加工によって突設されている。
第1の囲み片12,12は、図1及び図3に示すように前後方向から見て略台形の部分と当該台形の部分の先端(右端)から上向きに突出する略正方形の部分とが一体に構成されている。また第2の囲み片13は、図4及び図5に示すように支持片11の左右方向における略中央部が切り起こされて構成されている。故に、電線挿入孔102から挿入される電線120は、接触片10と一対の第1の囲み片12,12と第2の囲み片13とに前後左右から囲まれた空間に配置されることとなる(図9参照)。ここで、第1の囲み片12,12並びに第2の囲み片13はそれぞれ端子板1を構成する金属板の一部が曲げ起こされてなり、図9に示すように、第1の囲み片12,12間の間隔よりも第2の囲み片13の幅が狭くなっている。これにより、順送プレス加工で端子板1を形成する際、第2の囲み片13を曲げ加工するためのパンチを、先に加工された第1の囲み片12,12と干渉しない幅に設定できるために加工金型の設計が容易になるという利点がある。尚、支持片11においては、第2の囲み片13が切り起こし形成されることにより、上下方向から見た形状が略矩形であり且つ前方に開口した切欠溝11aが設けられている。
錠ばね2は、図3〜図5に示すように弾性を有する導電性の板材(例えば、金属板)を略C字形状に曲成することにより、電線120が挿入される空間を挟んで端子板1の接触片10と対向する中央片20と、中央片20における電線挿入孔102側(下側)の端部から電線120の挿入向き(上向き)に沿って接触片10に近づく向きに傾斜し且つ先端部分が電線120に当接する鎖錠片21と、接触片10における電線120との接触面(右側面)と反対側の面(左側面)に当接する当接片22と、当接片22並びに中央片20における電線挿入孔102と反対側(上側)の端部同士を連結する連結片23とが一体に形成されてなる。
中央片20と鎖錠片21との連結部分が半円弧状に湾曲しており、鎖錠片21に右向きの力が加わると当該湾曲部分が縮径することで鎖錠片21が撓む(変位する)ことになる。また連結片23は、端子板1の支持片11に設けられた切欠溝11aを通過して支持片11と上下方向に交差する段部23aを有している。すなわち、ボディ100の収納室101内に収納された状態においては、段部23aが支持片11の切欠溝11aに挿通されるため、連結片23の段部23aより左側の部分が端子板1の支持片11によって下方から支持され、連結片23の段部23aより右側の部分が端子板1の支持片11を下方から支持することになる。ここで、電線120が接続されていない状態において、錠ばね2の鎖錠片21先端を端子板1の接触片10の接触面に当接させているが、接触片10において鎖錠片21先端が当接する部位には鎖錠片21先端と嵌合する溝10dが形成されている。
上述のように構成される端子板1と錠ばね2は、図1及び図8に示すようにボディ100の収納室101内に収納される。そして、電線挿入孔102を通して外部から収納室101内に電線120が挿入されると、電線120の先端で押された鎖錠片21が接触片10から離れる向き(右向き)に撓み、鎖錠片21が撓むにつれて電線120の先端が上へ移動する。電線120が所定の位置まで挿入されると、図2に示すように鎖錠片21の先端が電線120に当接して反挿入向き(下向き)に抜け止めされるとともに、錠ばね2の湾曲部分の復元力(ばね力)により鎖錠片21が電線120を接触片10の接触面に弾接させて電線120と接触片10を接触させることができる。
ここで、本実施形態の速結端子装置では、電線120の接続時において、電線挿入孔102より挿入される電線120が鎖錠片10に当たると端子板1の接触片10に当接している当接片22を支点として鎖錠片21が接触片10から離れる向き(図1における反時計回り)に錠ばね2が回転することになる。そのため、電線120の挿入時に鎖錠片21が電線120側に巻き込まれることがなく、電線の挿入時に鎖錠片が電線側に巻き込まれていた従来例と比較して、電線120と端子板1との接触信頼性を向上することができる。
また本実施形態の速結端子装置においては、接触片10が2つの突起10a,10bの先端面のみで電線120と接触することになるので(図2参照)、接触片10の接触面全体と接触する場合と比較して、電線120と接触片10との接触圧が増大して接触状態を安定させることができる。ここで、突起10bが半円筒形状に形成されているので、電線120が傾いても突起10bと電線120との接触角度が変わり難いために接触状態を安定させることができるという利点がある。さらに、これら2つの突起10a,10bは、電線120が接触片10に接触している状態で電線120を挟んで鎖錠片21の先端部分と対向する位置に対し、電線120の軸方向(上下方向)に沿った両側に分けて設けられているので、電線120を3点(突起10a,10bと鎖錠片21先端)で支持することによっても接触状態を安定させることができるものである。
ところで、接触片10における第1の囲み片12,12の下側には、いわゆるSR形状の案内突部10c,10cがそれぞれ右向き(電線120に近付く向き)に突設されている(図3〜図5参照)。すなわち、電線120(導体)が撚り線である場合、電線120の撚りが解けて素線が広がったとしても案内突部10c,10cに乗り上げることによって鎖錠片と案内突部10c,10cとの間に電線120が確実に挟持され、しかも案内突部10c,10cがSR形状であることによって電線120はできるだけ両案内突部10c,10cの間を通るように誘導されることになる。要するに、電線120が撚り線であってもばらばらに広がる可能性を低減して接触状態を安定させることができる。
また、第1の囲み片12,12が接触片10に設けられていることにより、電線120が単線であれば径方向(前後方向)における電線120の移動範囲を第1の囲み片12,12で規制することができる。さらに、電線120が撚り線であれば素線のばらける範囲を第1の囲み片12,12で規制することができるので、電線120と端子板1との接触信頼性がさらに向上するという利点がある。しかも本実施形態では、第1の囲み片12,12を先端部分が上向きに突出する形状に形成しているため、電線120の移動範囲やばらける範囲をより確実に規制することができる。またさらに、端子板1の支持片11に第2の囲み片13が設けられているため、接触片10から離れる向きの電線120の移動を第2の囲み片13で規制することができる。尚、第2の囲み片13が第1の囲み片12,12と相互に直交しているため、電線120の移動範囲やばらける範囲をさらに確実に規制することができる。
ここで、接触片10において鎖錠片21先端が当接する部位に鎖錠片21先端と嵌合する溝10dが形成されており、鎖錠片21に押された電線120(特に撚り線の素線)が溝10d(凹部)に落ち込むため、電線120を確実に抜け止めすることができるものである(図11参照)。但し、このような凹部(溝10d)を設ける代わりに、接触片10において電線120を挟んで鎖錠片21の先端部分と対向する位置に、電線120の軸方向(上下方向)と交差する方向(前後方向)に沿った複数の溝(図示せず)を設けてもよく、これら複数の溝によって撚り線からなる電線120を確実に抜け止めすることができる。
ところで、ボディ100の収納室101内に収納された状態においては、連結片23の段部23aより左側の部分が端子板1の支持片11によって下方から支持されるため、ボディ100によらず、端子板1のみで錠ばね2を固定(支持)することができる。また、ボディ100の収納室101内に収納された状態においては、段部23aが支持片11の切欠溝11aに挿通されるため、錠ばね2と端子板1を位置決めすることができる。
また本実施形態の速結端子装置では、端子板1の接触片10が電線120との当接方向(左右方向)において可撓性を有しているので、電線挿入孔102に対して電線120が傾いた場合においても接触片10が電線120の動きに追従して常に安定した接触状態を確保することができる。さらに、撚り線からなる電線120がばらけている場合や径の小さい(細い)電線120であっても接触片10と鎖錠片21とで電線120を弾性挟持することにより、端子板1と錠ばね2の接触状態を安定させることができる。尚、接触片10が撓む範囲はボディ100における収納室101の内壁によって規制されているので、電線120が傾いたりした場合であっても接触片10の塑性変形が防止できるものである。
次に解除部材3について説明する。解除部材3は合成樹脂成型品からなり、図6に示すように半円板状の支持部30,30と、矩形平板状の操作部31と、支持部30,30と操作部31を連結する略三角形板状の連結部32,32とを有して全体が略コ字形に形成されている。また、一対の連結部32,32にはそれぞれ押動部33,33が突設されている。押動部33,33は扁平な略三角柱状に形成され、後述するように鎖錠片21と対向する側(右側)の斜面で鎖錠片21に接離自在に当接するとともに、当該斜面と反対側(左側)の角部で接触片10に接離自在に当接する。すなわち、本実施形態においては第1及び第2の押動部が押動部33として一体に形成されている。
一方、ボディ100の長手方向の両側面には各収納室101,101と通じる縦溝103,103が各一対ずつ並設されている(図7参照)。そして、解除部材3は縦溝103,103を通して操作部31がボディ100の外に露出され、一対の連結部32,32の間に接触片10と錠ばね2が配置されるようにしてボディ100の収納室101内に収納される。ここで、収納室101内には半円弧状の摺動面を有した軸受け台104,104が設けられており(図1参照)、収納室101内に収納された解除部材3の支持部30,30が軸受け台104,104に載置されることにより、支持部30,30を支点として解除部材3が回動自在にボディ100に支持される。
而して、速結端子装置に接続された電線120を取り外すには、縦溝103,103を通して器体の側面に露出している操作部31を指で押し上げるように操作すればよい。すなわち、図1に示すように操作部31を上方へ押し上げるように操作すれば、支持部30,30を支点にして解除部材3が時計回りに回動し、初めに押動部33,33の上側の角部(第2の押動部)がそれぞれ接触片10の前後方向両端部を押圧することで接触片10の下端部を電線120から離れる向き(左向き)に変位させる。解除部材3が時計回りにさらに回動すると、今度は押動部33,33の右側の斜面(第1の押動部)がそれぞれ鎖錠片21の前後方向両端部を押圧することにより、電線120に当接している鎖錠片21を電線120から離す向きに変位させて電線120の取り外しが可能となる。
従来の速結端子装置では工具を使って解除釦を操作しながら電線を引き抜かなければならないため、一方の手で配線器具の器体を持ち、他方の手に持った工具を操作孔に挿入して解除釦を操作した状態では両手が塞がれてしまうために電線を電線挿入孔から引き抜くことが困難であった。これに対して本実施形態の速結端子装置では、器体を持った手の指(例えば、親指)で器体の側面に露出する解除部材3の操作部31を操作して解除部材3を回動させると電線120を抜け止めしている鎖錠片21を電線120から離すことができ、一方の手で器体の保持と解除部材3の操作を同時に行い、他方の手で電線120を引き抜くことができる。そのため、従来の速結端子装置に比較して電線120の取り外し作業が容易に行える。また鎖錠片21だけでなく接触片10も解除部材3で変位させているため、線径の細い単線あるいは撚り線からなる電線120を取り外す際の作業性を向上できるものである。尚、撚り線の素線が細い場合、解除部材3を操作して接触片10と鎖錠片21をそれぞれ反対方向に変位させた状態で電線挿入孔102から電線120を挿入すれば、鎖錠片21の先端が接触片10から離れた状態で両者の間に電線120を挿入することができるので、電線接続時の作業性も向上できる。尚、接触片10は収納室101の内壁(図1における左側の内壁)に当接することで変位量(撓む範囲)が規制される。
また本実施形態の速結端子装置では、解除部材3を略コ字状に形成し、一対の連結部32,32に設けられている押動部33,33で鎖錠片21並びに接触片10を押動しているので、鎖錠片21並びに接触片10をよりスムーズに電線120から引き離すことができるものである。
ところで、解除部材3が回動する際に支持部30,30並びに操作部31と反対側の端部(右上の端部)が錠ばね2と干渉してしまう虞がある。そのために本実施形態の速結端子装置では、操作部31が手動操作されて連結部33,33が支持部30を支点として回動する際に端子板1の第1の囲み片12,12に乗り上げる突部34,34が各々設けられている。つまり、突部34,34を第1の囲み片12,12に乗り上げさせることにより、連結部32,32の間隔を前後方向に拡げて錠ばね2との干渉を防止し、解除部材3をスムーズに回動させることができる。
また接触片10や鎖錠片21の変位量が多すぎると塑性変形してしまう虞があるため、押動部33,33が変位する範囲、すなわち、解除部材3の回動範囲を規制する必要がある。そのために本実施形態の速結端子装置では、図1に示すようにボディ100の縦溝103,103に対向するカバー110の下面からリブ111を垂下させ、解除部材3の連結部32,32をリブ111の下面に当接させることで解除部材3の回動範囲を規制している。但し、回動範囲を規制するためのリブを器体(カバー110)ではなく端子板1に設けても構わない。
ここで、鎖錠片21の塑性変形を防止するに当たって、解除部材3の回動範囲を規制する方法以外にも、図10に示すように端子板1の第2の囲み片13を下方に延長して規制部15を形成する方法がある。つまり、規制部15が鎖錠片21に当接することで鎖錠片21の撓み量(変位量)を規制することができるのである。
ここで、ボディ100の短手方向に隣接する収納室101,101内にそれぞれ収納される速結端子装置が送り配線用でない場合には、これらの速結端子装置間を電気的に絶縁する必要がある。そのために本実施形態の速結端子装置では、図7及び図8に示すように隣接する収納室101,101の間を隔絶する絶縁壁105をボディ100に設けている。これにより、隣接する複数の収納室101内に収納されている端子板1や錠ばね2同士の絶縁距離を大きくして短絡事故を防ぐことができる。
1 端子板
2 錠ばね
10 接触片
20 中央片
21 鎖錠片
22 当接片
23 連結片

Claims (23)

  1. 端子板と、電線挿入孔より挿入される電線を径方向から前記端子板に接触させるとともに当該電線を反挿入向きに抜け止めする錠ばねとを備え、
    端子板は、電線の軸方向に沿って垂下されて電線と接触する接触片を有し、
    錠ばねは、弾性を有する導電性の板材を略C字形状に曲成することにより、電線が挿入される空間を挟んで端子板の接触片と対向する中央片と、中央片における電線挿入孔側の端部から電線の挿入向きに沿って接触片に近づく向きに傾斜し且つ先端部分が電線に当接する鎖錠片と、接触片における電線との接触面と反対側の面に当接する当接片と、当接片並びに中央片における電線挿入孔と反対側の端部同士を連結する連結片とが一体に形成されてなることを特徴とする速結端子装置。
  2. 端子板の接触片は、電線との当接方向において可撓性を有することを特徴とする請求項1記載の速結端子装置。
  3. 端子板は、接触片における電線挿入孔と反対側の端部から延設されて錠ばねの連結片を支持する支持片を有することを特徴とする請求項1又は2記載の速結端子装置。
  4. 錠ばねの連結片は、支持片の一部に設けられた溝を通過して支持片と交差する段部を有することを特徴とする請求項3記載の速結端子装置。
  5. 端子板は、電線の径方向であり且つ鎖錠片が電線に当接する方向と交差する方向から電線を囲む一対の囲み片が接触片の側端縁より突設されてなることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の速結端子装置。
  6. 一対の囲み片は、先端部分が電線の挿入向きに沿って突出する形状に形成されてなることを特徴とする請求項5記載の速結端子装置。
  7. 端子板は、電線の径方向であり且つ鎖錠片が電線に当接する方向と同じ方向から電線を囲む第2の囲み片が支持片より突設されてなることを特徴とする請求項3〜6の何れか1項に記載の速結端子装置。
  8. 第2の囲み片は、一対の囲み片と相互に直交することを特徴とする請求項7記載の速結端子装置。
  9. 一対の囲み片並びに第2の囲み片は、それぞれ端子板を構成する金属板の一部が曲げ起こされてなり、一対の囲み片間の間隔よりも第2の囲み片の幅が狭いことを特徴とする請求項7又は8記載の速結端子装置。
  10. 端子板は、鎖錠片に当接することで鎖錠片の撓み量を規制する規制部を有することを特徴とする請求項1〜9の何れか1項に記載の速結端子装置。
  11. それぞれに端子板並びに錠ばねが収納される複数の収納室が隣接して設けられた器体と、器体における収納室間を隔絶する絶縁壁とを備えたことを特徴とする請求項1〜10の何れか1項に記載の速結端子装置。
  12. 端子板の接触片が撓む範囲を規制する規制手段を備えたことを特徴とする請求項2記載の速結端子装置。
  13. 端子板は、接触片の一部を含む部分にスリットが設けられてなることを特徴とする請求項2又は12記載の速結端子装置。
  14. 接触片において電線を挟んで鎖錠片の先端部分と対向する位置に、鎖錠片に押された電線が落ち込む凹部が設けられていることを特徴とする請求項1〜13の何れか1項に記載の速結端子装置。
  15. 接触片において電線を挟んで鎖錠片の先端部分と対向する位置に、電線の軸方向と交差する方向に沿った複数の溝が設けられていることを特徴とする請求項1〜13の何れか1項に記載の速結端子装置。
  16. 電線が挿入されていない状態において鎖錠片の先端が接触片に当接していることを特徴とする請求項1〜13の何れか1項に記載の速結端子装置。
  17. 接触片は、電線との接触面に複数の突起が設けられていることを特徴とする請求項1〜16の何れか1項に記載の速結端子装置。
  18. 突起は半円筒形状に形成されていることを特徴とする請求項17記載の速結端子装置。
  19. 電線が接触している状態で電線を挟んで鎖錠片の先端部分と対向する位置に対し、電線の軸方向に沿った両側にそれぞれ突起が設けられていることを特徴とする請求項18記載の速結端子装置。
  20. 電線の接続状態を解除する解除手段と、端子板並びに錠ばねを内部の収納室内に収納する器体とを備え、
    解除手段は、器体内に支持される支持部と、器体の外に配置されて手動操作される操作部と、操作部が手動操作されたときに支持部を中心とする円周上を変位し且つ錠ばねの鎖錠片を電線から離す向きに押動する第1の押動部と、第1の押動部ととともに変位して接触片を電線から離す向きに押動する第2の押動部とを具備する解除部材からなることを特徴とする請求項2記載の速結端子装置。
  21. 第1及び第2の押動部が変位する範囲を規制する規制手段が端子板若しくは器体に設けられていることを特徴とする請求項20記載の速結端子装置。
  22. 解除部材は、支持部と操作部を連結する板状の連結部を具備し、連結部の鎖錠片との対向面に第1及び第2の押動部が設けられるとともに操作部が手動操作されて連結部が支持部を中心として回動する際に端子板に乗り上げる突部が設けられていることを特徴とする請求項21記載の速結端子装置。
  23. 解除部材は、操作部を挟んで対向する一対の前記連結部を具備して略コ字状に形成されていることを特徴とする請求項22記載の速結端子装置。
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