JP2011109792A - 電力制御システム - Google Patents

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Abstract

【課題】アダプタが電気ストーブに接続されて、コントローラから通電制御指示を受けて電気ストーブが一旦オフされた後、電力に余裕ができたためコントローラから電力制限解除の指示が来ると、使用者の気がつかないまま電気ストーブがオフからオンになってしまうことがある。
【解決手段】分電盤1の主幹電力を計測するコントローラ3と、商用電源と電気機器の間に接続したアダプタ5とからなり、アダプタ5は自動復帰可否設定部51を有し、コントローラ3は主幹電力の使用電力値に応じて電力制御信号をアダプタ5に送信し、アダプタ5はコントローラ3からの電力制御信号を受けて電気機器への通電制御を行い、アダプタ5は電気機器への通電制御内容が通常状態から電力制限状態に移った後、電力制限状態から通常状態に復帰する際に自動復帰可否設定部51が示す内容が自動復帰可のときに自動復帰し、自動復帰不可の場合には自動復帰しないようにする。
【選択図】図3

Description

本発明は、電気機器使用時に電気機器が消費する電力の検知及び制御を行い、電気の使いすぎによるブレーカ遮断の事態を未然に防いだり、家庭内の消費電力の省エネを促進する電力制御システムに関するものである。
従来から使用されている電力制御システムの一例を図10に示す。従来の電力制御システムは、分電盤71から分配され商用電源70につながっているコンセント72に接続され、電気機器73のプラグ74を接続するためのアダプタコンセント75を有するアダプタ76とコントローラ77によって構成している。アダプタ76は、アダプタプラグ78とアダプタプラグ78に接続している線路と、この線路に設けているリレー79と、電気機器73が消費している電力を検出する電力検知手段80と、前記リレー79を駆動する通電制御部81と、この通電制御部81を制御するアダプタ制御手段82と、コントローラ77との間で通信を行う通信手段83と、前記線路の末端となっているアダプタコンセント75と、電気機器73の動作状況を電気機器73から入手したり動作段階を電気機器73に指示するためのアダプタ側機器制御情報送受信手段84を備えている。
電気機器73は、冷蔵庫、食器洗い乾燥機、洗濯乾燥機、電子レンジ、炊飯器などであるが、このシステムではアダプタ76のアダプタ側機器制御情報送受信手段84と通信する機器側機器制御情報送受信手段85を有したいわゆるネットワーク機能を持つ電気機器である。86はマイクロコンピュータで構成される機器制御手段である。
また、コントローラ77は、アダプタ76の通信手段83と通信する通信手段87、コントローラ制御手段88と分電盤71の主幹ブレーカに接続される全ての電気機器が消費している電力を検知する電力検知手段90および91を備えている。アダプタの通信手段83およびコントローラの通信手段87には、電力線搬送通信手段や赤外通信手段や微弱無線通信手段や特定小電力無線通信手段が使用される。
92および93はハウスコード設定部である。これは隣家も同じシステムを使っている場合、隣家のシステムのコントローラやアダプタと通信し合わないようにするためにひとつの家ごとに固有のコードを割り当てるための設定部であり、3ビット程度のディップスイッチが用いられる。
94はアダプタの識別コード設定部でありコントローラ77がアダプタを見分けるための識別コードを設定するための識別コード設定部であり、ひとつの家の中で同じ識別コードを持つアダプタが存在しないように割り当てていく。これも8ビット〜16ビット程度のディップスイッチが用いられる。
95はコントローラ77の識別コード設定部である。通常、ひとつのシステムにコントローラはひとつしか用いられないため、コントローラ77のこの識別コード設定部95は省略される場合もある。
また、識別コード設定部94は電力を抑制するときのアダプタ間の優先順位を兼ねる場合もある。例えば電力が不足してきた場合、識別コードの若いものから順番に電力を抑制していくなどの優先順位づけが自動的にされる。
アダプタ制御手段82やコントローラ制御手段88にはマイクロコンピュータが用いら
れる。アダプタ制御手段82は、通信手段83から電気機器の電力制限の制御信号を受けると、通電制御部81に信号を出しリレー79を動作させ通電を切るものである。
ここで電気機器の使い過ぎでブレーカの定格に近づいていたり、あるいは、電気機器の使い過ぎでブレーカの定格を超えると、コントローラ77からアダプタ76に対して電力制限信号が出される。アダプタ76は内部のリレー79を動作させて電気機器73への通電を切る動作に入る。
電気機器73の機器制御手段86はマイクロコンピュータで制御されているため、アダプタ76により電源を切断されると、電源が復帰された際に電気機器73の機器制御手段85内のマイクロコンピュータの動作はリセットされ、電源切断前の電気機器の動作状態などを記憶していたRAM内情報が失われてしまい、通電制御前の動作状態に戻せなくなってしまう。
このため従来は、コントローラ77が電力制限をアダプタ76に指示する際、アダプタ76にまず機器側機器制御情報送受信手段85およびアダプタ側機器制御情報送受信手段84を通して、電気機器73の機器制御手段86であるマイクロコンピュータから復帰時に必要なRAM内情報を取得するよう指示する。
この指示に基づいて、機器制御手段86はRAMの予め定められた所定アドレスに記憶されていた電気機器の動作状態などの復帰時に必要なRAM内情報をアダプタ76に送信する。このRAM内情報はアダプタ76によって、コントローラ77に送られコントローラ77で記憶される。コントローラ77は、電力制限終了時に電力復帰の指示と共にアダプタ76にRAM内情報を送信する。アダプタ76はリレー79により電気機器73への通電を再開し、機器制御手段86を動作させた後、RAM内情報を機器側機器制御情報送受信手段85およびアダプタ側機器制御情報送受信手段84を通して送信し、電力制限前の状態に復帰させる。
このように従来では、コントローラ77による電力制限開始直前の機器制御手段86の動作再開に必要なRAM内情報を、電力復帰時に機器制御手段86に戻すことで、電力制限指示による電源切断によって失われる電気機器73のマイコンのRAM情報を復帰させ、電気機器73を元の状態から動作を継続させることができるようにしていた(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−251760号公報
しかしながら、前記従来の構成は、アダプタと情報をやりとりするためのいわゆるネットワーク機能を有した電気機器が対象であった。今後ネットワーク機能を有した電気機器は増加していく可能性は高いが、まだまだ現状では他の機器との通信を可能にした電気機器は少ない。また、マイクロコンピュータのRAM情報を外部に出したり外部からRAMに動作にかかわる情報を取り込んだりすることも技術的には可能であるが、高い信頼性を持った高度な通信方式が必要となりコストの面から実現されているものは少ない。そこでネットワーク機能を有していない一般の電気機器としてたとえば電気ストーブがアダプタに接続されている場合について以下に説明する。
たとえば使用者が電気ストーブを使っていたとする。このとき、電気機器の使い過ぎで
コントローラからアダプタに対して電力制限信号が出され、アダプタは内部のリレーを動作させて通電を切った場合、電気ストーブがオフになったという表示をアダプタですれば電気機器の使い過ぎで一時的に電気ストーブがオフにされたということを使用者に伝えることができる。
この電気ストーブが自動的にオフにされた状態で長時間が経過すると使用者は一時的に電気ストーブがオフにされた状態であることをうっかり忘れてしまう可能性がある。この場合、電気ストーブが消えているので使用者が電気ストーブの前に燃えやすいものを置いてしまったり、電気ストーブにエプロンなど燃えやすいものををかけてしまうということがないとは言い切れない。また、この使用者がこの場所を離れ他の人がこの場所にやってきた場合も同様で、後でこの場所にやってきた人は電気ストーブが一時的にオフにされた状態であることをまったく知らず電気ストーブの前に燃えやすいものを置いてしまったり、電気ストーブに燃えやすいものをかけてしまうということがないとは言い切れない。
そして他の機器の使用が終わるなどして電力に余裕ができると、コントローラからアダプタに対して電力復帰信号が出され、アダプタ内のリレーを動作させて再度通電を始める。このため電気ストーブの加熱が始まり、電気ストーブの前に燃えやすいものが置かれていたり、電気ストーブに燃えやすいものがかけられていると火災を起こしてしまう可能性があった。
本発明は上記の従来の課題に鑑み、たとえば電気ストーブなど自動で通電が復帰すると危険な事態が起こる可能性のある電気機器に電気の使いすぎのときに使用電力を一時的に低減させるため電気機器の通電を遮断するアダプタを接続する場合には、自動で通電が復帰しないように設定できるシステムの提供を目的としている。
前記従来の課題を解決するために、本発明の電力制御システムは、分電盤の主幹電力を計測するコントローラと、商用電源と電気機器の間に接続したアダプタとからなり、このアダプタは自動復帰可否設定部を有し、前記コントローラは主幹電力の使用電力値に応じて電力制御信号を前記アダプタに送信し、前記アダプタは前記コントローラからの電力制御信号を受けて電気機器への通電制御を行い、前記アダプタは電気機器への通電制御内容が通常状態から電力制限状態に移った後、電力制限状態から通常状態に復帰する際に自動復帰可否設定部が示す内容が自動復帰可のときに自動復帰し、自動復帰不可の場合には自動復帰しない電力制御システムとしている。
これにより、電気の使いすぎのときに使用電力を一時的に低減させるため一旦通電が切られた後、自動で通電が再開されると思わぬ事後が発生しそうな電気機器に、例えば電気ストーブなどにアダプタを接続した場合に、自動で通電が再開されないように使用者が事前に設定できるため安心して使える電力制御システムを提供できる。
本発明の電力制御システムは、アダプタに自動復帰可否設定部が備わっており、例えば電気ストーブなどにアダプタを接続した場合は、この自動復帰可否設定部にて自動で通電が再開されることを禁止することができ、このため使用者は通電が自動的に開始されると危ない電気機器にもアダプタの自動復帰可否設定部を自動復帰不可に設定すれば安心してアダプタを接続することができる。
本発明の電力制御システムのシステム構成図 電力制御システムのコントローラの構成図 電力制御システムの電気ストーブ接続するアダプタの構成図 電力制御システムのエアコンに接続するアダプタの構成図 電力制御システムの状況通知装置の構成図 状況通知装置が表示する画面の説明図 電力制御システムの制御フロー図 状況通知装置が時間情報を表示する画面の説明図 状況通知装置が時間情報を表示する画面の第2の説明図 従来の電力制御システムの一例の構成図
第1の発明は、分電盤の主幹電力を計測するコントローラと、商用電源と電気機器の間に接続したアダプタとからなり、このアダプタは自動復帰可否設定部を有し、前記コントローラは主幹電力の使用電力値に応じて電力制御信号を前記アダプタに送信し、前記アダプタは前記コントローラからの電力制御信号を受けて電気機器への通電制御を行い、前記アダプタは電気機器への通電制御内容が通常状態から電力制限状態に移った後、電力制限状態から通常状態に復帰する際に自動復帰可否設定部が示す内容が自動復帰可のときに自動復帰し、自動復帰不可の場合には自動復帰しない電力制御システムとすることで、使用者は通電が自動的に開始されると危ない電気機器にもアダプタの自動復帰可否設定部を自動復帰不可に設定して使用することができる。
第2の発明は、アダプタの自動復帰可否設定部は使用者が操作可能な切り替えスイッチで構成することで、使用者にとって簡単に自動復帰可否の設定変更ができ、通電が自動的に再開されると危ない電気機器から通電が自動的に再開されてもなんら問題のない電気機器へのアダプタの付け替えなどが容易になる。
第3の発明は、使用者に電力の使用状況などを確認したり使用者が制御内容を設定するための遠隔確認・設定手段と、分電盤の主幹電力を計測するコントローラと、商用電源と電気機器の間に接続したアダプタとからなり、前記遠隔確認・設定手段は前記アダプタの自動復帰の可否を設定するアダプタ自動復帰設定手段を有し、前記コントローラは主幹電力の使用電力値に応じて電力制御信号を前記アダプタに送信し、前記アダプタは前記コントローラからの電力制御信号を受けて電気機器への通電制御を行い、前記アダプタは電気機器への通電制御内容が通常状態から電力制限状態に移った後、電力制限状態から通常状態に復帰する際に前記遠隔確認・設定手段から自動復帰が許可されているときに自動復帰し、自動復帰が許可されていないときには自動復帰しない電力制御システムとすることで使用者は通電が自動的に開始されると危ない電気機器にもアダプタの自動復帰を不可にして使用でき、また、アダプタの自動復帰が可になっているか不可になっているかの確認を遠隔確認・設定手段によって容易にできる。
第4の発明は、自動復帰が許可されている場合は、電力制限がかけられているときにコントローラあるいはアダプタあるいは遠隔確認・設定手段の報知素子から電気機器が自動復帰することを事前に通知するための報知音を出すため、使用者がうっかり通電の自動復帰を禁止するのを忘れた場合でも、使用者に注意喚起をすることができる。
第5の発明は、自動復帰が許可されている場合は、電力制限がかけられているときにコントローラあるいはアダプタの表示素子にて電気機器が自動復帰することを事前に通知するための表示をするため、使用者がうっかり通電の自動復帰を禁止するのを忘れた場合でも、使用者に注意喚起をすることができる。
第6の発明は、自動復帰が許可された状態で電力制限がかけられているときには遠隔確認・設定手段はテレビ画面に電気機器が自動復帰することを事前に通知するための表示を
するため、使用者がうっかり通電の自動復帰を禁止するのを忘れた場合でも、テレビ画面から使用者に注意喚起をすることができる。
第7の発明は、自動復帰が許可されている状態でアダプタの電源が入った場合あるいはこのアダプタにつながる電気機器の電源が入れられた場合にコントローラあるいはアダプタあるいは遠隔確認・設定手段の表示素子あるいは報知素子から自動復帰が許可されている状態であることを通知するため、使用者がうっかり通電の自動復帰を禁止するのを忘れていた場合でも、使用者がその電気機器を使用し始めたときに注意喚起をすることができる。
第8の発明は、遠隔確認・設定手段はWEBサーバ機能を備えた状況通知装置と、WEBブラウザ機能を備えたパーソナルコンピュータまたはテレビなどの表示装置から構成するため、離れた場所に居る使用者がパーソナルコンピュータやテレビなどを使ってアダプタが電気機器の通電を自動復帰させる設定になっているかどうかを確認できるようになる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態における電力制御システムの構成図を示すものである。
図1において、本発明の実施の形態では、単相3線式200Vを家庭内に引き込んだ分電盤1の出口側の電源ラインL1とL2をクランパ式の電流センサ2で挟み、コントローラ3にて家庭内で消費する電力を測定する。家庭内で消費する電力を正確に測定するためには、電圧も測定しかつ電圧位相と電流位相も見て力率を算出したり、あるいは、電圧と電流を例えば100Μ秒間隔ごとに測定しては電圧値と電流値を掛け算した結果を交流の1サイクル分足し合わせることで電力値を算出しなければならないが、電流値だけからでも家庭内の消費電力の大小は観測できるため、電流測定だけで電力を推定する方式をとっている。
コントローラ3は通常分電盤1の隣に分電盤と同じように壁の上部に取り付けられるので、玄関や勝手口、収納庫、あるいは、洗面所、トイレなどに設置される。
分電盤1の出力ラインには、AC200V系としてIHクッキングヒータ4、AC100V系として、L1相にはドライヤー36と、電気ストーブ7が接続されたアダプタ5A、L2相にはリビングのエアコン8が接続されたアダプタ5Bと、テレビ10が接続されている。
また、コントローラ3とアダプタ5A、5B、および状況通知装置9には、第一の通信媒体として無線電波で通信する通信手段(図示なし)が内蔵されていて互いに情報の伝達を行うことができる。
特にコントローラ3からは総使用電力が多くなりすぎた場合にはアダプタ5Aまたはアダプタ5Bに通電を制限させるための電力制御信号を送り、アダプタに接続されている電気機器を電力制限状態にする。また、その後、総使用電力に余裕ができるとアダプタ5Aまたはアダプタ5Bに通電を通常に戻すための電力制御信号を送り、アダプタに接続されている電気機器を通常状態にする。
なお、無線電波の通信方式としては、特定小電力無線を使用し400MHZ帯の周波数を用いている。6は第一の通信媒体にて通信する通信手段のアンテナである。
状況通知装置9は、同一システム内の空間で伝送される無線通信データを傍受し各電気機器の情報を収集することができ、内部にはソフトウェアとしてWEBサーバを搭載していて、文字や画像などが表示できるような表示手段は持たないため安価に構築できるユニットである。
さらに、状況通知装置9とテレビ10は、第二の通信媒体である汎用的なLANケーブル11を介して互いに通信するための第二の通信手段(図示なし)を内部に備えている。テレビ10にはWEBブラウザが備えられていて、汎用的なLANケーブルを介して、テレビ10やパーソナルコンピュータ(図示なし)などのWEBクライアント機能を備えた電気機器のWEBブラウザを利用して画面表示により状況通知装置9で収集した情報などを閲覧することができる。
つまり状況通知装置9とテレビ10は遠隔確認・設定手段50となり、コントローラ3やアダプタ5Aまたはアダプタ5Bの各種設定を行ったり、それぞれの動作状況の確認をするための使用者とのインターフェース手段となる。
また、状況通知装置9と第二の通信媒体のLANで通信するテレビは1台だけとは限らず、いろいろな部屋に置かれたテレビが状況通知装置9と通信して家人とのインターフェースをとることができる。
なお、汎用的なLANとは、物理的には特に指定するものではなく、HTTPプロトコルで送受信が可能なネットワーク網であれば、何でも良く、また、有線である必要もない。
また、12はLANケーブルを分岐分配するためのハブである。テレビ10は、モデム/ルータ13を介して、インターネット14に接続可能である。
なお、実際の家庭では、他にも多数の電気機器が接続されるが、説明を簡略化するため上記構成として、以下、説明していく。
図2は電力制御システムのコントローラ3のブロック図であり、コントローラ3は、単相3線式200VのL1相に付けられたクランパ式の電流センサ(図1における2)の信号から電源系統ラインに流れる電流を測定するL1電流検知部15Aと、同様に単相3線式200VのL2相に付けられたクランパ式の電流センサ(図1における2)の信号から電源系統ラインに流れる電流を測定するL2電流検知部15Bがあり、L1電流検知部15AとL2電流検知部15Bで測定した電流値をもとに電力算出手段16で電力値を算出する。
17は第一の通信媒体である無線電波で通信するための通信手段である。制御部18は、計測した電力データを演算処理したり、通信手段17で受信した電文を解析したり、制御信号やデータを送信するための送信電文の生成を行う。
上限値記憶部19は、L1相とL2相に流れる電流値やこの電流値を元に算出される電力の上限値を記憶する。上限値の設定は、デフォルト値として予め制御部のマイクロコンピュータのプログラムの中に記述しておいても良い。変更が必要な場合は、後述する手順により記憶内容を変更できる。
20はシステム設定情報記憶部であり、ハウスコードや各電気機器の識別コード、および各電気機器の電力制限の優先順位などを記憶する。
37は時計機能部で時刻を刻んでいる。38は制御部18が時計機能部37の時刻を読み出し記憶しておくための時刻記憶手段である。
従来例の図10で示したハウスコード設定部93および識別コード設定部95と同様のものが、この実施例のコントローラ3にも必要な場合があるが図示を省略している。
図3は、電力制御システムの電気ストーブ7などの電気機器に接続するアダプタ5Aのブロック図である。このアダプタ5Aには、電源プラグ23と、コンセント24が備えられていて、電源プラグ23は、家庭内のコンセントに差し、電気ストーブ7の電源プラグ25はコンセント24に差し込まれている。
制御部21は、コントローラ3から削減電力や使用可能電力の情報を受信すると、電力制限が必要な場合に、通電制御部27に信号を出し、リレー22を開成させて電気ストーブ7など電気機器への通電を切断し、逆に、電力に余裕ができてコントローラ3から電力削減の解除や使用可能電力の情報を受信すると、通電制御部27に信号を出しリレー22を閉成させて電気ストーブ7など電気機器への通電を再開する。
電気ストーブ7などアダプタ5Aに接続されている電気機器の消費電力は電力検知手段26によって制御部21が常に検知している。この電力検知手段26は電気ストーブ7などの電気機器に供給されている商用電源の電圧と電気ストーブ7などの電気機器に流れている電流を100Μ秒間隔ごとに測定しては電圧値と電流値を掛け算した結果を交流の1サイクル分足し合わせることで電力値を算出している。もちろん電流値だけで電力を推定する方式でもかまわない。
28はアダプタに接続された電気機器の運転状態と停止状態を判別する機器動作検知手段であり、電力検知手段26の出力により電気ストーブ7などの電気機器がOFF状態あるいは待機/停止状態なのか、動作/運転状態なのかを判断する。
51は自動復帰可否設定部であり、切り替えスイッチ51と自動復帰可否記憶部53を有している。切り替えスイッチ51は使用者が操作するもので、電力の使いすぎのためアダプタ5Aにつながる電気機器の通電が、このアダプタ5Aにより切られた後、電力に余裕が出てきたため再度電気機器の通電を再開しても良くなったときに、自動的に通電を再開するかどうかを使用者が設定するためのもので、スライドスイッチやレバースイッチで構成される。
自動復帰可否記憶部53は切り替えスイッチ51の設定値を記憶したり、状況通知装置9からの通信で指示された自動復帰可否設定内容を記憶しておくためのものである。
54は表示素子でアダプタ5Aがリレー22を開成してコンセント24につながる電気機器への通電が一時OFFされていることを表示して使用者に通知するものである。
57も表示素子で自動復帰可否設定部51にて自動復帰が禁止されている場合に、コンセント24につながる電気機器への通電が一時OFFしたが、その後、電力に余裕ができストーブの通電を再開しても良いことを使用者に通知するものである。
55は通電再開指示スイッチであり、電力の使いすぎにより電気機器への通電を切った後、電気機器への通電を再開しても良くなったが自動復帰可否記憶部53に自動復帰を禁
止する設定情報が記憶されているため電気機器への通電再開を保留しているときに、使用者がこの通電再開指示スイッチ55を押すとアダプタ5Aの制御部21が使用者が安全を確認して電気機器の通電再開を指示したものとして電気機器への通電を再開するためのものである。
従来例の図10で示したハウスコード設定部92および識別コード設定部94と同様のものが、この実施例のアダプタ5Aにも必要な場合があるが図示を省略している。
図4は、電力制御システムのエアコン8などの電気機器に接続するアダプタ5Bのブロック図である。このアダプタ5Bは運転の開始・停止や、設定値、運転モードの変更などを赤外線などスイッチ以外のリモコンから制御可能なタイプの電気機器に接続されるものである。一方、先に説明した、アダプタ5Aはトースタ、ジャーポットあるいは電気ストーブなどリモコンがなく使用者が直接スイッチをONOFFするタイプの電気機器に接続されるものである。
図4においてリモコン送信部31は、赤外線発光ダイオードからリモコン信号を送信するものであり、エアコン8の冷房や暖房などの運転モードや温度、風量等をリモコン信号として送信することができる。
リモコン受信部32は、リモコン信号を受信するものであり、エアコン8に付属するリモコンで操作した場合に送信したリモコン信号を傍受して、リモコン信号データを記憶する。この記憶したリモコン信号データは、電力制限状態を解除する場合に、記憶したリモコン信号を生成しエアコン8にリモコン信号を送信する。
このようにアダプタ5Bには、リモコン受信部32が備わっているため、エアコン8の動作は使用者がエアコンのリモコンで操作した赤外線リモコン信号をリモコン受信部32で受信することにより把握できる。このため、図3のアダプタ5Aにあった電気機器の運転状態と停止状態を判別する機器動作検知手段28はこのアダプタ5Bには不要である。
制御部30は、コントローラ3から削減電力や使用可能電力の情報を受信して電力制限が必要な場合に、エアコン8にリモコン送信部31から電力制限するためのリモコン信号を出力する。具体的には、運転モードを例えば「暖房」から「送風」に変更する。「送風」にする利点としては、エアコン8のコンプレッサを停止するため、エアコン8の消費電力を数十ワット程度に削減できることと、ユーザーがエアコン8の室内機を見ても送風で風が出ていることがわかるため、エアコン8を停止したと勘違いすることもないもないため、エアコン8の付け忘れを防止できる。
また、アダプタ5Bには、アダプタ5Aと同様に電源プラグ23と、コンセント24が備えられていて、電源プラグ23は、家庭内のコンセントに差し、エアコン8の電源プラグ25はコンセント24に差し込むことによって、電力検知手段25によってエアコン8の使用電力を把握することができる。
また、エアコン8は第一の通信媒体を介して他の電気機器と通信するための通信手段および自己の消費電力を測定する電力算出手段を内蔵すれば、通信機能付きエアコンとなりアダプタ5Bは不要となる。
さらに、第一の通信媒体を介して他の電気機器と通信するための通信手段および自己の消費電力を測定する電力算出手段をIHクッキングヒータ4に内蔵すれば、通信機能付きIHクッキングヒータ(電気機器)となりコントローラ3や他の電気機器と情報をやり取りすることができるようになり、湯沸し中に電力が不足した場合に、自動的に湯沸しの火
力を落として電力を他の機器にまわすということも可能になる。
従来例の図10で示したハウスコード設定部92および識別コード設定部94と同様のものが、この実施例のアダプタ5Bにも必要な場合があるが図示を省略している。
図5は状況通知装置9のブロック図である。33は状況通知装置9の制御部であるが基本的にはパーソナルコンピュータと同等の機能を有するものである。コントローラ3やアダプタ5Aまたはアダプタ5Bとは第一の通信手段17にて情報をやりとりする。
34は第二の通信媒体である汎用的なLANケーブル11を介して互いに通信するための第二の通信手段である。35は相手の端末(パーソナルコンピュータやWEB対応テレビなど)の画面に表示するためのWEBサーバ情報を持つWEBサーバ機能部である。
従来例の図10で示したハウスコード設定部93および識別コード設定部95と同様のものが、この実施例の状況通知装置9にも必要な場合があるが図示を省略している。
次に動作について適時図7のフローチャートを参照しながら説明する。図1のドライヤー36は洗面所に、テレビ10はリビングに、電気ストーブ7はキッチンに設置され、リビングのエアコン8は停止しているものとする。通常、状況通知装置9は、第二の通信手段からデータを送信することで、WEBクライアント機能を備えたリビングのテレビ10に、図6(A)のように家全体の消費電力として、その日の朝からの時間変化を示すグラフ画面を表示させている。
そして、例えばこの家の主婦がキッチンで炊事のため電気ストーブ7を使い始めたとする。すると、アダプタ5Aは機器動作検知手段28の出力により電気ストーブ7が停止状態から運転状態に変化したことを検知して(図7のステップS101)、コントローラ3に使用電力を通知する(ステップS102)。コントローラ3は常にこの家の総使用電力を監視しており、総使用電力が5KWを超えたかどうかを判断している(ステップS103)。
その次にこの家の主婦がIHクッキングヒータで湯沸しを始め、一方で他の家人が洗面所でドライヤー36を使い始めてこの家全体の使用電力が許容量(例えば5KW)を超えてしまったとする。
このときコントローラ3は分電盤のブレーカ遮断を防ぐためにコントローラ3から電力制限の制御が可能な装置の中で電力使用の優先順位が低いものから順に電力制限をかけにいこうとする。通常はエアコンの優先順位を低くし、出来上がりに支障をきたす恐れのある調理関係の電気機器は優先順位を上げておく。したがってエアコン8が使われているかどうか判断し(ステップS104)、エアコン8が使われていればエアコン8を「暖房」から「送風」に運転モードを切り替える(ステップS105)が、先に述べたようにこの説明では、エアコン8が使われていないときの状況を説明しているので、コントローラ3はエアコン8の次に電力削減が可能な電気機器として電気ストーブ7があるため、電気ストーブ7のアダプタ5Aに対して電力制限の指示信号を送る(ステップS106)。
ここまでの説明と図7では冬季を想定しているため、「暖房」から「送風」に運転モードを切り替えるとしているが、夏季に電力の使いすぎを生じた場合は「冷房」から「送風」に運転モードを切り替える。
アダプタ5Aはコントローラ3から電力制限のための電力制御信号を受けて電気ストーブ7の通電を止める(ステップS107)。さらに、アダプタ5Aの表示素子54を点灯
し一時OFFしていることをアダプタ5Aでも表示する(ステップS108)。
状況通知装置9もコントローラ3からアダプタ5Aへの電力制限の指示信号を傍受しており、この電力制限の指示信号を検知してテレビ10に表示する画像を図6(B)のように切り替え電気ストーブ7が一時停止していることを使用者に通知する(ステップS109)(図6(B)のメッセージ枠42)。これにより使用者がうっかり通電の自動復帰を禁止するのを忘れた場合でも、使用者に注意喚起をすることができる。また、この場合の注意喚起はテレビで表示する以外にも報知音で通知したり、発光素子をアダプタなどに取り付け発光、点滅表示で注意喚起をすることもできる。
次にコントローラ3は総使用電力が5KWを下回ったかどうかを判断し(ステップS110)、ドライヤー36の使用が終わって総使用電力が5KWを下回ると、コントローラ3はステップS102で受け取った電気ストーブ7の使用電力から電気ストーブ7の通電を再開しても総使用電力が5KWを上回らないかを判断し(ステップS111)、総使用電力が5KWを下回る場合は電気ストーブ7がつながるアダプタ5Aに対して電力復帰の指示信号を送る(ステップS112)。
アダプタ5Aがこの電力復帰の指示信号を受けると、制御部21は自動復帰可否設定部51の切り替えスイッチ52または自動復帰可否記憶部53の値を判断し(ステップS113)、自動復帰可ならばアダプタ5Aのリレー22を閉成させて電気ストーブ7への通電を再開し(ステップS114)、アダプタ5Aの表示素子54を消灯する(ステップS115)。一方、状況通知装置9はテレビに出していた電力制限中の表示を消し(ステップS115)、図6(A)の画面に戻す。
ステップS113で自動復帰可否設定部51が自動復帰不可を示していた場合は、状況通知装置9はテレビに電気ストーブの通電が再開できることを表示する(ステップS116)とともに、制御部21はアダプタ5Aの表示素子57を点灯させて電気ストーブの通電が再開できることを使用者に通知する(ステップS117)。
制御部21は、この電気ストーブの通電が再開できるが自動復帰が使用者の設定で禁止されているときはアダプタ5Aの通電再開指示スイッチ55が使用者に押下されたかどうかを判断する(ステップS118)。使用者がこの通電再開指示スイッチ55を押すと、アダプタ5Aの制御部21は、使用者が安全を確認して電気機器の通電再開を指示したものとして、電気機器への通電を再開し(ステップS114)、制御部21はアダプタ5Aの表示素子54と表示素子57を消灯する(ステップS115)。また、状況通知装置9はテレビに出していた電力制限中の表示を消し、図6(A)の画面に戻す(ステップS115)。
図8は使用者が電力制御システムの各種設定をするときに状況通知装置9が表示する画面であり、図6(A)の設定ボタン41を使用者がテレビのリモコンを使って選択したときにこの画面に切り替る。
この図8の各種設定画面において使用者が設定できる項目は、アダプタの登録、各アダプタに接続される電気機器の名称、電力制限がかかる優先順位、電力制限が解除されたときに自動復帰するかどうか、などであり、さらにアダプタを新規に追加する場合は、追加ボタン49を選択する。これらの画面上の操作は使用者がテレビのリモコンを用いて行う。
図8の各種設定画面の設定枠43はアダプタAに接続されている電気機器をエアコンとし自動復帰は「する」に選択されており、電力制限がかかる優先順位は、優先順位設定枠
46にて第1位とされている。
二番目の設定枠44はアダプタBに接続されている電気機器をストーブとし自動復帰は「しない」に選択されており、電力制限がかかる優先順位は、優先順位設定枠47にて第2位とされている。
三番目の設定枠45はアダプタCに接続されている電気機器をオーブン(図1では図示していない)とし自動復帰は「する」に選択されており、電力制限がかかる優先順位は、優先順位設定枠48にて第3位とされている。
ここで、設定枠44のアダプタBに接続されている電気ストーブの自動復帰は「しない」とされているが、アダプタBの自動復帰可否設定部51の切り替えスイッチ52の設定内容と一致しない場合は、このテレビでの設定が優先されるが、このテレビの画面にメッセージを表示して使用者に不一致を通知し、確認を求めるようにしても良い。または、使用者が自動復帰に関して設定できるのは、アダプタの自動復帰可否設定部51の切り替えスイッチ52だけとし図8のテレビの設定画面ではアダプタの自動復帰可否設定部の値を確認できるだけにしても良い。あるいは、使用者が自動復帰に関して設定できるのは、図8のテレビの設定画面だけとし、アダプタに切り替えスイッチ52を付けない構成としても良い。
図9は自動復帰が使用者の設定で禁止されていた場合に、テレビに電気ストーブの通電が再開できることを表示したときの画面であり、電気ストーブの通電が再開できることを使用者に通知している。このとき同時にアダプタ5Aの表示素子57を点灯させて電気ストーブの通電が再開できることを使用者に通知することもできる。
その後、使用者がアダプタ5Aの通電再開指示スイッチ55を押すと使用者が安全を確認して電気機器の通電再開を指示したものとして電気機器への通電を再開しテレビに出しているメッセージ枠46を消し、図6(A)の画面に戻る。
本実施例ではコントローラ3が状況通知装置9に電気ストーブ7に電力制限がかかりその後通常状態に戻ったことと関連する時間情報を通知するものとしたが、アダプタ5Aから状況通知装置9に通知する構成としてもまったく問題ない。
また、もちろんこのような家の中の電力の使用状況をテレビ10で見るときはテレビ10にてWEBブラウザが起動されている必要はある。テレビ10にて状況通知装置9からのメッセージ画面を見るためには、あらかじめ状況通知装置9の第二の通信媒体上でのIPアドレスを状況通知装置9に設定し、さらにテレビ10のWEBブラウザにも状況通知装置9のIPアドレスを登録しておく必要がある。この状況通知装置9の第二の通信媒体上でのIPアドレスは工場出荷時にデフォルト値として「192.168.1.80」などの値が記憶されておりこの値で問題なければこのまま使用し、他のLANにつながる電気機器とIPアドレスが同じであれば後述する手順でIPアドレスを変更できる。
このように、電気機器の使い過ぎでブレーカの定格を超えたため電気ストーブの通電が切られ運転が途中で止められた後、自動的に通電が再開されることがないように使用者が設定して使用することができる。
また、アダプタに切り替えスイッチを付けることで使用者が簡単に自動復帰可否の設定を変更できる。
また、前記遠隔確認・設定手段によりアダプタの自動復帰の可否を設定できるようにす
れば、電気ストーブなどの電気機器から離れた部屋にあるテレビからでもアダプタの自動復帰の可否の設定と設定内容の確認が容易にできる。
また、報知音を出す機能と連動させることで電力制限がかけられているときにコントローラあるいはアダプタあるいは遠隔確認・設定手段の報知素子から電気機器が自動復帰することを事前に通知するための報知音を出し、使用者がうっかり通電の自動復帰を禁止するのを忘れた場合でも、使用者に注意喚起をすることができる。
また、発光素子などと連動させることで電力制限がかけられているときにコントローラあるいはアダプタあるいは遠隔確認・設定手段の報知素子から電気機器が自動復帰することを事前に通知するための表示をし、使用者がうっかり通電の自動復帰を禁止するのを忘れた場合でも、使用者に注意喚起をすることができる。
また、テレビの表示画面と連動させることで電力制限がかけられているときに電気機器が自動復帰することを事前に通知するための表示をし、使用者がうっかり通電の自動復帰を禁止するのを忘れた場合でも、使用者に注意喚起をすることができる。
また、自動復帰が許可されている状態でアダプタの電源が入った場合あるいはこのアダプタにつながる電気機器の電源が入れられた場合にコントローラあるいはアダプタあるいは遠隔確認・設定手段の表示素子あるいは報知素子から自動復帰が許可されている状態であることを通知すれば、使用者がうっかり通電の自動復帰を禁止するのを忘れていた場合でも、使用者がその電気機器を使用し始めたときに注意喚起をすることができる。
また、コントローラあるいはアダプタの筐体に液晶表示素子をつければ、電気機器に電力制限がかけられたことや、その場合の電気機器の運転時間情報をコントローラあるいはアダプタで表示し使用者に通知することもできる。
また、本実施の形態では、第一の通信媒体として配線が不要な特定小電力の無線通信でデータの送受信を行ったが、電灯線通信や有線接続であっても構わない。
なお、本実施の形態はいずれも電力制御システムの手段の全てもしくは一部として、コンピュータを機能させるためのプログラムとしても同様の構成でできるものである。
なお、本実施の形態で説明した手段・部は、CPU(またはマイコン)、RAM、ROM、記憶・記録装置、I/Oなどを備えた電気・情報電気機器、コンピュータ、サーバー等のハードリソースを協働させるプログラムの形態で実施してもよい。プログラムの形態であれば、磁気メディアや光メディアなどの記録媒体に記録したりインターネットなどの通信回線を用いて配信することで新しい機能の配布・更新やそのインストール作業が簡単にできる。
以上のように、本発明にかかる電力制御システムは、電気機器使用時に電気機器が消費する電力の検知及び制御を行い、電気の使いすぎによるブレーカ遮断の事態を未然に防いだり、電力の省エネを促進するシステムに活用できる。
1、71 分電盤
2 電流センサ
3、77 コントローラ
4 IHクッキングヒータ
5A、5B、50、76 アダプタ
6 アンテナ
7 電気ストーブ
8 エアコン
9 状況通知装置
10 テレビ
11 LANケーブル
14 インターネット
15A L1電流検知部
15B L2電流検知部
17 通信手段
18、21、30、33 制御部
19 上限記憶部
20 システム設定情報記憶部
22 リレー
26、80、90、91 電力検知手段
27 通電制御部
28 機器動作判定手段
31 リモコン送信部
32 リモコン受信部
34 第二の通信手段
35 WEBサーバ機能部
51 自動復帰可否設定部
52 切り替えスイッチ
54、57 表示素子
55 通電再開指示スイッチ
84 アダプタ側機器制御情報送受信手段
85 機器側機器制御情報送受信手段

Claims (10)

  1. 分電盤の主幹電力を計測するコントローラと、商用電源と電気機器の間に接続したアダプタとからなり、
    このアダプタは自動復帰可否設定部を有し、
    前記コントローラは主幹電力の使用電力値に応じて電力制御信号を前記アダプタに送信し、
    前記アダプタは前記コントローラからの電力制御信号を受けて電気機器への通電制御を行い、
    前記アダプタは電気機器への通電制御内容が通常状態から電力制限状態に移った後、電力制限状態から通常状態に復帰する際に自動復帰可否設定部が示す内容が自動復帰可のときに自動復帰し、自動復帰不可の場合には自動復帰しない電力制御システム。
  2. アダプタの自動復帰可否設定部は使用者が操作可能な切り替えスイッチで構成する請求項1に記載の電力制御システム。
  3. 使用者に電力の使用状況などを確認したり使用者が制御内容を設定するための遠隔確認・設定手段と、分電盤の主幹電力を計測するコントローラと、商用電源と電気機器の間に接続したアダプタとからなり、
    前記遠隔確認・設定手段は前記アダプタの自動復帰の可否を設定するアダプタ自動復帰設定手段を有し、
    前記コントローラは主幹電力の使用電力値に応じて電力制御信号を前記アダプタに送信し、
    前記アダプタは前記コントローラからの電力制御信号を受けて電気機器への通電制御を行い、
    前記アダプタは電気機器への通電制御内容が通常状態から電力制限状態に移った後、電力制限状態から通常状態に復帰する際に前記遠隔確認・設定手段から自動復帰が許可されているときに自動復帰し、自動復帰が許可されていないときには自動復帰しない電力制御システム。
  4. 自動復帰が許可されている場合は、電力制限がかけられているときにコントローラあるいはアダプタあるいは遠隔確認・設定手段の報知素子から電気機器が自動復帰することを事前に通知するための報知音を励鳴する請求項1乃至請求項3に記載の電力制御システム。
  5. 自動復帰が許可されている場合は、電力制限がかけられているときにコントローラあるいはアダプタの表示素子にて電気機器が自動復帰することを事前に通知するための表示をする請求項1乃至請求項3に記載の電力制御システム。
  6. 自動復帰が許可された状態で電力制限がかけられているときには遠隔確認・設定手段はテレビ画面に電気機器が自動復帰することを事前に通知するための表示をする請求項1乃至請求項3に記載の電力制御システム。
  7. 自動復帰が許可されている状態でアダプタの電源が入った場合あるいはこのアダプタにつながる電気機器の電源が入れられた場合にコントローラあるいはアダプタあるいは遠隔確認・設定手段の表示素子あるいは報知素子から自動復帰が許可されている状態であることを通知する請求項1乃至請求項3に記載の電力制御システム。
  8. 遠隔確認・設定手段はWEBサーバ機能を備えた状況通知装置と、WEBブラウザ機能を備えたパーソナルコンピュータまたはテレビなどの表示装置からなる請求項1乃至請求項8に記載の電力制御システム。
  9. 商用電源と電気機器の間に接続し、前記電気機器の電力制御を行うアダプタであって、
    外部に設定されたコントローラから送信される電力制御信号を受信する通信手段と、
    前記通信手段によって受信した電力制御信号に基づいて前記電気機器への電力制御を行う制御手段と、
    前記制御手段が前記電気機器への電力制御を行うことを許可するか否かを設定する自動復帰可否設定手段とを備え、
    前記制御手段は、前記電気機器への電力制御を行った後において、前記自動復帰可否設定手段により電力制御を行うことを許可していれば通常状態に復帰させ、前記自動復帰可否設定手段により電力制御を行うことを許可していなければ通常状態に復帰させない、
    アダプタ。
  10. 通信手段は、前記自動復帰可否設定手段により電力制御を行うことを許可しないことを設定した場合、そのことを示す信号を周囲の報知機器に対して送信する請求項9記載のアダプタ。
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