JP2010164033A - シーリング・ポンプアップ装置 - Google Patents

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隆治 泉本
Shinichiro Osako
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Abstract

【課題】作業者が圧力ゲージを目視することなくタイヤの内圧が指定圧に達したことを知ることができるシーリング・ポンプアップ装置を得る。
【解決手段】コンプレッサユニットが圧縮空気を液剤容器に供給すると、最初にシーリング剤の抵抗により空気入りタイヤの内圧が指定圧に達していないのに、圧縮空気の空気圧がタイヤの指定圧を超えて指針100がタイヤの指定圧を表示する目盛を通過する。これにより、指針100と電極104が接して電気が流れるがコンデンサ110に蓄えられ警告ブザー112は作動しない。シーリング剤供給後は、タイヤの内圧を指定圧へ昇圧させるため、タイヤの内圧が徐々に上昇し、指針100もタイヤの指定圧を表示する目盛に向けて徐々に移動する。指針100がタイヤの指定圧を表示する目盛を指すと、指針100と電極104が接して電気が流れ、警告ブザー112が作動して作業者にタイヤの内圧が指定圧に達したことを知らせる。
【選択図】図1

Description

本発明は、パンクした空気入りタイヤをシールするためのシーリング剤を空気入りタイヤ内へ注入した後、空気入りタイヤ内に圧縮空気を供給して空気入りタイヤの内圧を昇圧させるシーリング・ポンプアップ装置に関する。
特許文献1には、空気入りタイヤがパンクした際に、タイヤ及びホイールを交換することなく、タイヤをシーリング剤により補修して指定圧までタイヤ内圧をポンプアップするシーリング・ポンプアップ装置が記載されている。
詳細には、このシーリング・ポンプアップ装置には、この圧縮空気によって昇圧されたタイヤ内の内圧を表示する圧力ゲージが設けられている。
そして、作業者は、この圧力ゲージを目視することによりタイヤの内圧が指定圧になったことを確認し、電源スイッチをオフにしてコンプレッサユニットを停止させるようになっている。
特開2008−175345号公報 特開2006−1269号公報
しかしながら、従来のシーリング・ポンプアップ装置では、タイヤの内圧が指定圧に達したことを圧力ゲージで確認して電源スイッチをオフするため、作業者は、タイヤに圧縮空気を供給開始してから圧力ゲージを目視していなければならなかった。
本発明は、上記事実を考慮し、作業者が圧力ゲージを目視することなくタイヤの内圧が指定圧に達したことを知ることが課題である。
本発明の請求項1に係るシーリング・ポンプアップ装置は、圧縮空気を供給する空気供給源と、シーリング剤が収容され、前記空気供給源から圧縮空気が供給されて、空気入りタイヤに接続された接続ホースを通して前記シーリング剤を空気入りタイヤへ供給する液剤容器と、前記空気供給源から供給される圧縮空気の空気圧を表示する目盛を備えた圧力表示盤と、前記空気供給源から供給される圧縮空気の空気圧で作動して、圧縮空気の空気圧に基づいた前記目盛を指す指針と、前記圧力表示盤に設けられ、前記指針が空気入りタイヤの指定圧を表示する目盛を指したときに前記指針と接することで前記指針と導通して電気が流れる電極と、前記電極と前記指針との間に設けられ、前記電極と前記指針との間に流れる電気を蓄えると共に、電気を遅延して出力するコンデンサと、前記コンデンサによって遅延して出力された電気によって作動する警告部材と、を備えることを特徴とする。
上記構成によれば、空気供給源が圧縮空気を液剤容器に供給する。これにより、液剤容器に収容されたシーリング剤と圧縮空気が空気入りタイヤに接続された接続ホースを通してパンクした空気入りタイヤに供給される。
さらに、指針は空気供給源から液剤容器へ供給される圧縮空気の空気圧に基づいて作動し、作動した指針が指す圧力表示盤の目盛を読み取ることで空気供給源から液剤容器へ供給される圧縮空気の空気圧が確認される。
そして、指針が空気入りタイヤの指定圧を表示する目盛を指したとき、指針と電極が接することで導通して指針と電極の間に電気が流れる。
さらに、指針と電極の間に電気はコンデンサにより遅延して出力される。そして、遅延して出力された電気によって警告部材が作動して作業者に空気入りタイヤの内圧が指定圧に達したことを知らせる。
ここで、空気供給源が圧縮空気を液剤容器に供給すると、最初に圧縮空気の空気圧により液剤容器に収容されたシーリング剤が空気入りタイヤへ供給される。そして、タイヤへのシーリング剤の供給が終了すると、空気入りタイヤの内圧を指定圧へ昇圧させるため圧縮空気が空気入りタイヤへ供給される。
つまり、最初に空気供給源から供給された圧縮空気の空気圧により、液剤容器に収容されたシーリング剤を空気入りタイヤへ供給しなければならない。そこで、シーリング剤の抵抗により空気入りタイヤの内圧が指定圧に達していないのにもかかわらず、空気供給源から供給される圧縮空気の空気圧が空気入りタイヤの指定圧を超えてしまい、指針が空気入りタイヤの指定圧を表示する目盛を一時的に通過することが考えられる。
しかし、前述したようにコンデンサが、指針と電極間を流れる電気を遅延して出力するため、指針が空気入りタイヤの指定圧を表示する目盛を通過することで一時的に電極と指針が接しても警告部材は作動しない。
さらに、タイヤへのシーリング剤の供給が終了すると、シーリング剤の抵抗がなくなるため、空気供給源から供給される圧縮空気の空気圧が下がり、再び指針が空気入りタイヤの指定圧を表示する目盛を通過することで一時的に電極と指針が接する。そして、一時的に電極と指針が接することで、指針と電極の間に一時的に電気が流れるが、前述同様コンデンサにより警告部材は作動しない。
タイヤへのシーリング剤の供給が終了した後は、空気入りタイヤの内圧を指定圧へ昇圧させるため、空気供給源から圧縮空気が空気入りタイヤへ供給される。
圧縮空気が供給されて空気入りタイヤの内圧が徐々に上昇することで、指針も空気入りタイヤの指定圧を表示する目盛に向けて徐々に移動する。指針が空気入りタイヤの指定圧を表示する目盛を指すと、指針と電極が接して指針と電極の間に電気が流れる。
指針と電極の間に電気が流れると、コンデンサによって遅延して出力された電気によって警告部材が作動する。
このように、空気入りタイヤの内圧が指定圧に達したときに、警告部材を作動させることで、作業者は圧力ゲージを目視することなくタイヤの内圧が指定圧に達したことを知ることができる。
本発明の請求項2に係るシーリング・ポンプアップ装置は、請求項1に記載において、前記警告部材は、音を発生させて作業者に空気入りタイヤの内圧が指定圧に達したことを知らせる警告ブザーであることを特徴とする。
上記構成によれば、警告ブザーが音を発生させることで作業者が空気入りタイヤの内圧が指定圧に達したこと知る。
このように、作業者は、圧力ゲージを目視することなくタイヤの内圧が指定圧に達したことを知ることができる。
本発明の請求項3に係るシーリング・ポンプアップ装置は、請求項1に記載において、前記警告部材は、前記空気供給源から空気入りタイヤへの圧縮空気の供給を停止させて作業者に空気入りタイヤの内圧が指定圧に達したことを知らせる空気供給源停止部材であることを特徴とする。
上記構成によれば、空気供給源停止部材が空気供給源から空気入りタイヤへの圧縮空気の供給を停止させることで作業者が空気入りタイヤの内圧が指定圧に達したことを知る。
このように、作業者は、圧力ゲージを目視することなくタイヤの内圧が指定圧に達したことを知ることができる。
本発明によれば、作業者は、圧力ゲージを目視することなく、タイヤの内圧が指定圧に達したことを知ることができる。
(A)(B)(C)本発明の実施形態に係るシーリング装置に採用された圧力ゲージ等を示した構成図である。 本発明の実施形態に係るシーリング装置及びタイヤを示した模式図である。 本発明の実施形態に係るシーリング装置を示した斜視図である。 本発明の実施形態に係るシーリング装置を示した斜視図である。 (A)はシーリング装置における液剤容器、注入ユニット等の構成を示す断面図である。(B)は穿孔部材及び冶具挿入穴の拡大図である。(C)は穿孔部材を下側から見た底面図である。 (A)は液剤容器、注入ユニット、及び冶具の構成を示す断面図であり、(B)は注入ユニットの底面図であり、(C)は冶具の断面図であり、(D)は冶具の側面図である。 冶具で押し出された穿孔部材がアルミシールを突き破る前の状態を示す液剤容器、及び注入ユニットの断面図である。 (A)は穿孔部材がアルミシールを突き破った後の状態を示す液剤容器、及び注入ユニットの断面図である。(B)は図8(A)のB−B線断面図である。
本発明の実施形態に係るシーリング・ポンプアップ装置の一例について図1から図8に基づいて説明する。
(全体構成)
図2に示されるように、本発明のシーリング・ポンプアップ装置(以下、単に「シーリング装置」という。)は、自動車等の車両に装着された空気入りタイヤ14(以下、単に「タイヤ」という。)がパンクした際、そのタイヤ及びホイールを交換することなく、タイヤ14をシーリング剤32(図5参照)により補修するものである。
図5に示されるように、シーリング装置10には、液剤供給ユニット11が設けられ、この液剤供給ユニット11は、シーリング剤32を収容した液剤容器18及び、この液剤容器18が連結される注入ユニット20を備えている。そして、液剤容器18の下端部には、下方に突出する略円筒状の首部26が一体的に形成されている。
この首部26は、それよりも上端側の容器の本体部分よりも径が細く形成されている。首部26の下端部には、シーリング剤32を外部(後述する加圧給液室40)に流出させるための流出口29が形成されており、首部26の流出口29にはシーリング剤32を液剤容器18内に密封(収容)するためのシール部材30が配置されている。シール部材30は、外周縁部が首部26の流出口29の周縁部に接着等により全周に亘って固着されている。また首部26の中間部には、外周側へ延出するように段差部28が形成されている。
また、注入ユニット20には、上端側が開口した略有底円筒状に形成されたユニット本体部34、及びこのユニット本体部34の下端部から外周側へ張り出す円板状の脚部36が一体的に設けられている。ユニット本体部34には、内周側に液剤容器18の首部26の下端側が挿入されると共に、上端面が首部26の段差部28にスピン溶着等の方法により溶着されている。
さらに、ユニット本体部34内には、シール部材30が突き破られる(穿孔される)と液剤容器18の内部と連通する略円柱状の加圧給液室40が設けられている。また、注入ユニット20には、ユニット本体部34の内周側に略円筒状の内周筒部42が同軸的に形成されている。そして、内周筒部42の中心部には、注入ユニット20の下端面と内周筒部42の上端面との間を貫通する断面円形の冶具挿入穴44が形成されている。
(コンプレッサユニット)
一方、図4に示されるように、シーリング装置10には、圧縮空気を生成し、生成した圧縮空気を液剤供給ユニット11の液剤容器18へ供給する空気供給源としてのコンプレッサユニット12が設けられている。
このコンプレッサユニット12には、その内部にエアコンプレッサ(図示省略)、エアコンプレッサの駆動モータ(図示省略)、電源回路が夫々配置されると共に、電源回路からユニット外部へ延出する電源ケーブル24(図3参照)が設けられている。
図3に示されるように、この電源ケーブル24の先端部にはプラグ22が設けられており、このプラグ22を、例えば、車両に設置されたシガレットライターのソケットに差込むことで、車両に搭載されたバッテリから電源回路に電力が供給される。
そして、コンプレッサユニット12と液剤供給ユニット11とは耐圧ホース50(図5参照)によって連通されており、コンプレッサユニット12によって生じた圧縮空気が耐圧ホース50を通って、液剤供給ユニット11へ導かれるようになっている。
また、図4に示されるように、コンプレッサユニット12によって液剤供給ユニット11へ供給される圧縮空気の空気圧を表示する圧力ゲージ16が、シーリング装置10の筐体10Aの上面に設けられている。なお、この圧力ゲージ16については詳細を後述する。
図5に示されるように、注入ユニット20には、内周筒部42の外周面からユニット本体部34を貫通して外周側へ延出する円筒状の空気流入口52が形成されている。この空気流入口52の外周側の先端部には、ニップル54を介して前述した耐圧ホース50の基端部が接続されている。
また、空気流入口52の基端部は、内周筒部42の外周面へ接合されており、内周筒部42の周壁部に穿設された複数個(本実施形態では、2個)の絞り部56を通して冶具挿入穴44内へ連通している。
絞り部56の内周端は、内周筒部42の内周面における中間部に開口し、内周筒部42の内周面に円形の空気供給口58を形成している。
(穿孔部材)
図5(A)に示されるように、冶具挿入穴44の加圧給液室40側には、合成樹脂によって成形された穿孔部材62の軸部63が挿入されている。図5(B)及び図5(C)に示されるように、この軸部63は、断面形状が略円筒形とされ、且つ、下端から上端に延びるスリットが複数設けられて、周方向に4分割されている。この軸部63は、4分割された分割体63Aを夫々同じ方向に傾けることで、軸部63の径を変化させている。
穿孔部材62には、軸部63の上端部に径方向外側へ拡がる円板状の大径部64が設けられている。大径部64の上面の外周端部には、シール部材30を突き破りやすくするための突起状の穿孔部66が連続的に形成されている。
一方、注入ユニット20には、ユニット本体部34の周壁部を貫通するように円筒状の液剤吐出口74が一体的に形成されている。液剤吐出口74の外周側の先端部には、ニップル76を介してジョイントホース78の基端部が接続されている。
図2に示されるように、ジョイントホース78の先端部には、タイヤ14のタイヤバルブ(図示省略)に着脱可能に接続されるバルブアダプタ70が設けられている。また、図5に示されるように、液剤吐出口74の基端側は加圧給液室40内へ挿入されている。これにより、ジョイントホース78は、液剤吐出口74を通して加圧給液室40内へ連通する。
(冶具)
次に、シーリング装置10からシーリング剤32を流出させる際に用いる冶具82について説明する。
図3に示されるように、冶具82は、不使用時には、シーリング装置10の筐体10Aの側部に嵌めこまれており、使用時には、ここから取り外して使用するようになっている。
また、図6に示されるように、冶具82は、冶具挿入穴44に挿入する棒状の挿入部84と、挿入部84の基端部に形成された略長方形のベース部86を備えている。
挿入部84には、その先端面からベース部86側に向けて延び、中間部で外周側に向かって折れ曲がって延出した冶具連通路88が形成されている。挿入部84の外周面には、冶具連通路88の開口部分に空気通路となる環状の連通溝90が形成されている。
挿入部84の外周面には、連通溝90の上側及び下側にそれぞれ嵌挿溝が形成されており、これら一対の嵌挿溝にそれぞれOリング96が嵌挿されている。
図6(C)(D)に示されるように、挿入部84の先端部85の外輪郭は、先端からベース部86に向かって径が拡がる形状、すなわち、先端部85は略円錐形状とされている。この先端部85と挿入部84の他の部分との境界には段差部85Aが形成されており、この段差部85Aの外周端の径は突条部44Aの内周端の径よりも大径とされている。また、挿入部84には、先端部85の先端からベース部86に向かって延びるスリット84Aが挿入部84の周方向に一定の間隔を開けて4つ形成されており、このスリット84Aは、段差部85Aと上側のOリング96との間で終端している。
先端部85は、冶具挿入穴44を通過しているときには、冶具挿入穴44を通過できる程度に径変化(縮径)しており、冶具挿入穴44を通り抜けると径変化が元に戻る。
また、ベース部86には挿入部84が形成されている面の両端付近に、ベース部86から垂直に立ち上がる弾性変形可能な支柱83と、支柱83の先端側で、かつ挿入部84側の側面に一体的に形成される側面視で三角形の爪83Aとを備えている。
図6(A)及び図6(C)に示されるように、注入ユニット20の脚部36の直径R1は、支柱83の間隔L1と略同一に設定されるとともに、爪83Aの間隔L2よりも広く設定されている。
挿入部84の長さは、冶具挿入穴44の下端からシール部材30までの寸法に対して若干長くなっている。
また、挿入部84全体が冶具挿入穴44内へ挿入された状態では、挿入部84の連通溝90と絞り部56の空気供給口58とが軸方向に沿って一致する。これにより、連通溝90を介して空気供給路60が冶具82の冶具連通路88と連通する。
さらに、一対のOリング96は、挿入部84が冶具挿入穴44に挿入された状態で、それぞれ外周側の端部を冶具挿入穴44の内周面へ全周に亘って圧接させている。
(要部)
次に、コンプレッサユニット12によって液剤供給ユニット11へ供給される圧縮空気の空気圧を表示する圧力ゲージ16等について説明する。
図1(A)に示されるように、圧力ゲージ16には、コンプレッサユニット12から供給される圧縮空気の空気圧に基づいて回転する指針100が設けられている。さらに、指針100の回転軸100Aが回転可能に取り付けられる取付面には、指針100の回動位置に対応して圧縮空気の空気圧を表示する目盛102Aを備えた円形状の圧力表示盤102が配置されている。
また、図1(B)に示されるように、指針100が空気入りタイヤ14の指定圧を表示する目盛102Aを指したとき、指針100と接することで指針100と導通して電気が流れる矩形状の電極104が、圧力表示盤102に固定されている。
さらに、指針100と電極104の間には、抵抗108と指針100と電極104間を流れる電気を所定時間(本実施形態では5秒間)蓄えるコンデンサ110が設けられている。また、コンデンサ110によって蓄えられた電気が決められた量に達すると作動して警告音を発生させる警告ブザー112が設けられている。
(作用・効果)
次に、本実施形態に係るシーリング装置10を用いてパンクしたタイヤ14へシーリング剤を注入するシーリング剤注入方法及びタイヤ14を修理する作業手順を説明する。
図2に示されるように、作業者は、ジョイントホース78の先端部に設けられたバルブアダプタ70をパンクしたタイヤ14のタイヤバルブに取り付ける。
次に、図7に示されるように、作業者は、筐体10Aに嵌めこまれている冶具82を取り外し、冶具82の挿入部84をシーリング装置10の冶具挿入穴44に挿入する。
そして、挿入部84が穿孔部材62を押圧すると、穿孔部材62の軸部63が径変化(縮径)して突起部63Bが突条部44Aを乗り越える。そして、穿孔部材62が挿入部84の先端部85に押圧されながらシール部材30に向かう。縮径状態の先端部85は冶具挿入穴44を通り抜けた後で、自身の弾性で径が元に戻る。
そして、爪83Aが脚部36を超える際には、爪83Aの斜面が脚部36の外周面36Aに押されて支柱83が弾性変形するが、冶具82のベース部86が注入ユニット20の脚部36へ突き当たるまで挿入すると、爪83Aが脚部36の外周面36Aを通過して支柱83が自身の弾性で元に戻り、爪83Aが脚部36の縁部に引っ掛かり、冶具82の抜け出し方向の移動を阻止する。
これにより、図8に示されるように、挿入部84で押された穿孔部材62の穿孔部66がシール部材30を突き破って容器内に押し込まれ、挿入部84の先端部85が液剤容器18内に入り込む。このとき、冶具82は、挿入部84の外周面に配置された一対のOリング96を冶具挿入穴44の内周面に圧接させつつ、挿入部84を冶具挿入穴44の入口側の端部から奥側へ移動させ、その移動途中に、挿入部84の上側に配置されたOリング96を空気供給口58の内周側を通過させる。
その後、脚部36が下、液剤容器18が上となるようにシーリング装置10を、例えば路面の上等に配置する。
また、冶具82の挿入部84を注入ユニット20の冶具挿入穴44に挿入すると、図7、図8に示されるように、挿入部84の先端部85が内周筒部42の先端から突出すると共に、穿孔部材62によりシール部材30に開けられた孔31を通り抜けて液剤容器18内に入り込む。そして、孔31を通して液剤容器18内のシーリング剤32が加圧給液室40へ流出する。
次に、図3に示されるスイッチ48をオンしてコンプレッサユニット12を作動させ、圧縮空気が耐圧ホース50(図5参照)及び冶具連通路88(図7参照)を通って液剤容器18内に供給される。
さらに、図8(A)に示されるように、圧縮空気が液剤容器18内に供給されると、この圧縮空気が液剤容器18内でシーリング剤32の上方へ浮上し、液剤容器18内のシーリング剤32上に空間(空気層)を形成する。この空気層からの空気圧により加圧されたシーリング剤32は、シール部材30に開けられた孔31を通して加圧給液室40へ供給され、加圧給液室40内からジョイントホース78を通って空気入りタイヤ14内へ注入される。
ここで、シーリング剤32の抵抗により空気入りタイヤ14の内圧が指定圧に達していないのにもかかわらず、耐圧ホース50を流れる圧縮空気の空気圧が空気入りタイヤ14の指定圧を超えてしまう。
図1(A)(B)(C)に示されるように、圧縮空気の空気圧が空気入りタイヤ14の指定圧を超えてしまうことで、圧力ゲージ16の指針100は、図1(A)に示す初期位置から回転移動して空気入りタイヤの指定圧を表示する目盛102Aを通過して図1(C)に示す位置へ達することで電極104と一時的に接する。
しかし、前述したようにコンデンサ110に電気が蓄えられるため、指針100が空気入りタイヤの指定圧を表示する目盛102Aを通過することで一時的に電極104と指針が接して、指針100と電極104の間に電気が流れても警告ブザー112は作動しない。
さらに、タイヤ14へのシーリング剤32(図5参照)の供給が終了すると、シーリング剤32の抵抗がなくなるため、コンプレッサユニット12(図4参照)から供給される圧縮空気の空気圧が下がり、針100が図1(C)に示す位置から図1(A)に示す位置へ移動する。針100が図1(C)に示す位置から図1(A)に示す位置へ移動することで、再び指針100が空気入りタイヤの指定圧を表示する目盛102Aを通過して一時的に電極104と指針100が接する。電極104と指針100が一時的に接することで指針100と電極104の間に一時的に電気が流れる。しかし、前述同様コンデンサに電位が蓄えられるため、警告ブザー112は作動しない。
タイヤ14へのシーリング剤32の供給が終了した後は、空気入りタイヤ14の内圧を指定圧へ昇圧させるため、コンプレッサユニット12から圧縮空気が空気入りタイヤ14へ供給される。
圧縮空気が供給されて空気入りタイヤ14の内圧が徐々に上昇することで、指針100も空気入りタイヤの指定圧を表示する目盛102Aに向けて徐々に回転移動する。図1(B)に示されるように、指針100が空気入りタイヤ14の指定圧を表示する目盛102Aを指すと、指針100と電極104が接して指針100と電極104の間に電気が流れ、コンデンサ110に蓄えられる電気が決められた量に達して警告ブザー112が警告音を発生する。
このように、警告ブザー112が警告音を発生させることで、作業者は、タイヤ14の内圧が指定圧になったことを知り、スイッチ48をオフしてコンプレッサユニット12を停止させ、バルブアダプタ70をタイヤバルブから取り外す。
そして、作業者は、タイヤ14の膨張完了後一定時間内に、シーリング剤32が注入されたタイヤ14を用いて一定距離(例えば、10km)に亘って予備走行する。これにより、タイヤ14内部にシーリング剤32が均一に拡散し、シーリング剤32がパンク穴に充填されてパンク穴が閉塞される。
予備走行完了後タイヤ14の内圧が規定の圧力に満たない場合には、作業者は図2に示されるように、ジョイントホース78のバルブアダプタ70をタイヤ14のタイヤバルブに接続し、スイッチ48をオンしてコンプレッサユニット12を作動させてタイヤ14を規定の内圧まで加圧する。これにより、タイヤ14のパンク修理が完了し、このタイヤ14を用いて一定の距離範囲内で一定速度以下(例えば、80Km/h以下)での走行が可能になる。
このように、警告ブザー112が、作業者に空気入りタイヤ14の内圧が指定圧に達したことを知らせるため、作業者は圧力ゲージ16を目視することなくタイヤ14の内圧が指定圧になったことを知ることができる。
また、シーリング剤32の抵抗により一時的にコンプレッサユニット12から供給される圧縮空気の空気圧が空気入りタイヤ14の指定圧を超えても、コンデンサ110が電気を蓄えるため、警告ブザー112の誤作動を防止することができる。
また、コンデンサ110、抵抗108及び警告ブザー112を追加する構成となっており、汎用品を用いることで安価な構成とすることができる。
なお、本発明を特定の実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかである。例えば、上記実施形態では、作業者にタイヤ14の内圧が指定圧に達したことを警告ブザー112により知らせたが、コンプレッサユニット12を停止させる空気供給源停止部材を設け、コンプレッサユニット12を停止させて作業者に知らせてもよく、さらに、警告ブザー112とコンプレッサユニット12の停止を組み合わせて作業者に知らせてもよい。
また、上記実施形態では、コンデンサ110が電気を蓄える時間を5秒としたが、これに限定されるものではなく、シーリング剤32の抵抗により圧縮空気の空気圧が上がり、指針100が電極104を往復通過する時間より長かればよく5秒に限定されるものではない。
10 シーリング装置(シーリング・ポンプアップ装置)
12 コンプレッサユニット(空気供給源)
14 空気入りタイヤ
18 液剤容器(液剤容器)
32 シーリング剤
78 接続ホース(ジョイントホース)
100 指針
102 圧力表示盤
104 電極
110 コンデンサ
112 警告ブザー

Claims (3)

  1. 圧縮空気を供給する空気供給源と、
    シーリング剤が収容され、前記空気供給源から圧縮空気が供給されて、空気入りタイヤに接続された接続ホースを通して前記シーリング剤を空気入りタイヤへ供給する液剤容器と、
    前記空気供給源から供給される圧縮空気の空気圧を表示する目盛を備えた圧力表示盤と、
    前記空気供給源から供給される圧縮空気の空気圧で作動して、圧縮空気の空気圧に基づいた前記目盛を指す指針と、
    前記圧力表示盤に設けられ、前記指針が空気入りタイヤの指定圧を表示する目盛を指したときに前記指針と接することで前記指針と導通して電気が流れる電極と、
    前記電極と前記指針との間に設けられ、前記電極と前記指針との間に流れる電気を蓄えると共に、電気を遅延して出力するコンデンサと、
    前記コンデンサによって遅延して出力された電気によって作動する警告部材と、
    を備えるシーリング・ポンプアップ装置。
  2. 前記警告部材は、音を発生させて作業者に空気入りタイヤの内圧が指定圧に達したことを知らせる警告ブザーである請求項1に記載のシーリング・ポンプアップ装置。
  3. 前記警告部材は、前記空気供給源から空気入りタイヤへの圧縮空気の供給を停止させて作業者に空気入りタイヤの内圧が指定圧に達したことを知らせる空気供給源停止部材である請求項1に記載のシーリング・ポンプアップ装置。
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