JP2010163406A - (メタ)アクリル酸エステルの製造法 - Google Patents

(メタ)アクリル酸エステルの製造法 Download PDF

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Abstract

【課題】フォトレジスト用高分子化合物の構成単量体等として有用なラクトン環を有する(メタ)アクリル酸エステルの製造法の提供。
【解決手段】下記式(1)Mab(1)(式中、Mは周期表第4族〜第12族元素などを示し、Xはハロゲン原子又はSO4を示す。a及びbは、それぞれ、1以上の整数を示す)で表される化合物で構成される触媒の存在下、3−ヒドロキシ−γ−ブチロラクトンなどと(メタ)アクリル酸無水物等の酸無水物とを反応させる。
【選択図】なし

Description

本発明は、半導体の微細加工などを行う際に用いるフォトレジスト用の高分子化合物の単量体として有用な(メタ)アクリル酸エステル、より具体的には、ラクトン骨格や、酸発生剤から発生した酸によって脱離する機能を有する環式骨格を含む(メタ)アクリル酸エステルを工業的に効率よく製造する方法に関する。
半導体製造工程で用いられる化学増幅型レジスト用ポリマーの単量体として、ラクトン環を含む(メタ)アクリル酸エステルや、単環又は多環の非芳香族環式基を含む3級エステル型の(メタ)アクリル酸エステル(酸によって脱離しアルカリ可溶となる基を有する構造単位を形成するためのモノマー)が幅広く用いられている。
このような(メタ)アクリル酸エステルの製造法として、(メタ)アクリル酸ハライドをエステル化剤として用いる方法が知られている。例えば、メバロニックラクトンと(メタ)アクリロイルハライドを塩基の存在下、−15℃〜−5℃の温度で反応させてメバロニックラクトン(メタ)アクリレートを製造する方法が開示されている(特許文献1参照)。しかし、この方法では低温で反応させる設備が必要となる。また、原料や目的物のβ−脱離によりクロトノラクトンが副生しやすく、高収率で目的物を得ることができない。
一方、エステル化剤として酸無水物を用いる方法も知られている。例えば、ラクトンアルコール、アダマンチルアルコールなどの第2級又は第3級アルコールと(メタ)アクリル酸無水物とを、ピリジン等の弱塩基性化合物の存在下で反応させて(メタ)アクリル酸エステルを得る方法が開示されている(特許文献2参照)。しかし、この方法では、反応速度が遅く反応に長時間が必要であり、しかもクロトノラクトンの副生が多く、従って目的物を高収率で得ることができない。
また、アルカリ金属の無機塩及びメタクリル酸存在下でラクトンアルコールとメタクリル酸無水物とを反応させて、メタクリル酸エステルを製造する方法が開示されている(特許文献3参照)。しかし、この方法においても、反応時間が長く、目的物の収率も十分でない。
さらに、遷移金属等のトリフラートからなるルイス酸触媒の存在下、ラクトン骨格を有するアルコールや単環又は多環の非芳香族環式基を含む3級アルコールと(メタ)アクリル酸無水物とを反応させて、(メタ)アクリル酸エステルを製造する方法が開示されている(特許文献4参照)。この方法では、高い収率で目的物を得ることはできるものの、触媒が特殊な化合物のため入手が困難であり、およそ工業的、汎用的な方法とは言えない。なお、この反応の触媒として硫酸を用いた場合には、収率は低く、副生物(例えば、β−脱離生成物等)が多く生成するので、工業的な製法として用いることはできない。
また、半導体製造工程で用いられる化学増幅型レジスト用ポリマーの単量体には、微細なパターンを精度よく得るため、或いは半導体製造工程でのトラブルを防止するため、オリゴマーや金属をできる限り含まないことが要求される。
特開2004−2243号公報 特開2002−88018号公報 特開2003−261556号公報 特開2007−91665号公報
従って、本発明の目的は、フォトレジスト用高分子化合物の構成単量体等として有用なラクトン環を有する(メタ)アクリル酸エステルや環式骨格を含み且つ酸脱離性を有する(メタ)アクリル酸エステルを、高い収率で且つ安価に、工業的に効率よく製造できる方法及び触媒を提供することにある。本発明の他の目的は、オリゴマーや金属をできる限り含まないラクトン環を有する(メタ)アクリル酸エステルや環式骨格を含み且つ酸脱離性を有する(メタ)アクリル酸エステルを効率よく製造できる方法および触媒を提供することにある。
本発明者らは、上記目的を達成するため鋭意検討した結果、特定の環状骨格を有するアルコールと(メタ)アクリル酸無水物又は(メタ)アクリル酸と(メタ)アクリル酸以外のカルボン酸との無水物とを、特定の入手容易な化合物を触媒として反応させると、副反応はほとんど起こらず、エステル化反応が速やかに進行して、非常に高い収率で目的の(メタ)アクリル酸エステルが得られることを見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明は、下記式(1)
ab (1)
(式中、Mは周期表第4族〜第12族元素、アルミニウム、ガリウム、インジウム、タリウム、ケイ素、ゲルマニウム、スズ、鉛、アンチモン及びビスマスから選ばれた元素を示し、Xはハロゲン原子又はSO4を示す。a及びbは、それぞれ、1以上の整数を示す)
で表される化合物で構成される触媒の存在下、下記式(2)、(3)、(4)又は(5)
Figure 2010163406
[式中、R1は水素原子、又はハロゲン原子を有していてもよい炭素数1〜6のアルキル基を示す。R2、R3、R4は、それぞれ、ハロゲン原子を有していてもよい炭素数1〜6のアルキル基を示す。Z1、Z2は、それぞれ、環内にエーテル結合、エステル結合を有していてもよい単環又は多環の非芳香族性環式基を示す。Aは連結基を示す。kは0又は1、mは0〜3の整数、nは0〜3の整数、pは1〜3の整数を示す。式(2)中のラクトン環、式(3)中の環状エーテルを構成する環、式(4)中の環Z1、式(5)中の環Z2に、置換基を有していてもよい]
で表されるアルコール(A)と、(メタ)アクリル酸無水物(B1)、及び(メタ)アクリル酸と(メタ)アクリル酸以外のカルボン酸との無水物(B2)から選ばれる少なくとも1種の酸無水物(B)とを反応させて、対応する(メタ)アクリル酸エステルを得ることを特徴とする(メタ)アクリル酸エステルの製造法を提供する。
この製造法において、アルコール(A)と酸無水物(B)との反応を、無溶媒下又はアルコール(A)に対して100重量倍以下(好ましくは2重量倍以下)の有機溶媒中で行ってもよい。
式(1)で表される化合物で構成される触媒の使用量は、アルコール(A)1モルに対して、例えば0.00001〜0.3モルである。
この製造法では、式(1)においてXが塩素原子である化合物を触媒として用いるのが好ましい。
本発明は、また、下記式(1)
ab (1)
(式中、Mは周期表第4族〜第12族元素、アルミニウム、ガリウム、インジウム、タリウム、ケイ素、ゲルマニウム、スズ、鉛、アンチモン及びビスマスから選ばれた元素を示し、Xはハロゲン原子又はSO4を示す。a及びbは、それぞれ、1以上の整数を示す)
で表される化合物で構成され、下記式(2)、(3)、(4)又は(5)
Figure 2010163406
[式中、R1は水素原子、又はハロゲン原子を有していてもよい炭素数1〜6のアルキル基を示す。R2、R3、R4は、それぞれ、ハロゲン原子を有していてもよい炭素数1〜6のアルキル基を示す。Z1、Z2は、それぞれ、環内にエーテル結合、エステル結合を有していてもよい単環又は多環の非芳香族性環式基を示す。Aは連結基を示す。kは0又は1、mは0〜3の整数、nは0〜3の整数、pは1〜3の整数を示す。式(2)中のラクトン環、式(3)中の環状エーテルを構成する環、式(4)中の環Z1、式(5)中の環Z2は、置換基を有していてもよい]
で表されるアルコール(A)と、(メタ)アクリル酸無水物(B1)、及び(メタ)アクリル酸と(メタ)アクリル酸以外のカルボン酸との無水物(B2)から選ばれる少なくとも1種の酸無水物(B)とから、対応する(メタ)アクリル酸エステルを得るために用いられる(メタ)アクリル酸エステル製造用触媒を提供する。
本発明によれば、フォトレジスト用高分子化合物の構成単量体等として有用なラクトン環を有する(メタ)アクリル酸エステルや環式骨格を含み且つ酸脱離性を有する(メタ)アクリル酸エステルを、高い収率で且つ安価に、工業的に効率よく製造することができる。また、オリゴマーや金属の含有量の極めて少ないラクトン環を有する(メタ)アクリル酸エステルや環式骨格を含み且つ酸脱離性を有する(メタ)アクリル酸エステルを効率よく製造することができる。
本発明の製造法では、前記式(1)で表される化合物で構成される触媒の存在下、前記式(2)、(3)、(4)又は(5)で表されるアルコール(A)と、(メタ)アクリル酸無水物(B1)、及び(メタ)アクリル酸と(メタ)アクリル酸以外のカルボン酸との無水物(B2)から選ばれる少なくとも1種の酸無水物(B)とを反応させて、対応する(メタ)アクリル酸エステルを得る。
[触媒]
本発明における触媒は前記式(1)で表される化合物で構成される。式(1)中、Mは周期表第4族〜第12族元素、アルミニウム、ガリウム、インジウム、タリウム、ケイ素、ゲルマニウム、スズ、鉛、アンチモン及びビスマスから選ばれた元素を示し、Xはハロゲン原子又はSO4を示す。a及びbは、それぞれ、1以上の整数を示す。
周期表第4族元素として、チタン、ジルコニウム等が挙げられ、第5族元素として、バナジウム、ニオブ、タンタル等が挙げられ、第6族元素として、クロム、モリブデン、タングステン等が挙げられ、第7族元素として、マンガン等が挙げられ、第8族元素として、鉄、ルテニウム、オスミウム等が挙げられ、第9族元素として、コバルト、ロジウム、イリジウム等が挙げられ、第10族元素として、ニッケル、パラジウム、白金等が挙げられ、第11族元素として、銅、銀、金等が挙げられ、第12族元素として、亜鉛、カドミウム等が挙げられる。
Mとしては、上記の中でも、触媒活性の点から、第4族元素、第8族元素、第12族元素、アルミニウム、ガリウム、インジウム、タリウム、ケイ素、ゲルマニウム、スズ、鉛、アンチモン、及びビスマスから選ばれる元素が好ましく、チタン、ジルコニウム、ハフニウム、鉄、及び亜鉛から選ばれる元素がより好ましく、ジルコニウム、及び鉄が特に好ましい。Mの価数は、例えば2〜4であり、触媒活性の点から、好ましくは3又は4である。
Xにおけるハロゲン原子としては、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子が挙げられる。これらの中でも、塩素原子、臭素原子がより好ましい。Xとしては、化合物の入手容易性等の点から、塩素原子、SO4が特に好ましい。
式(1)で表される化合物の代表的な例として、FeCl3、Fe2(SO43、ZrCl4、Zr(SO42、ZnCl2、ZnSO4などが挙げられる。式(1)で表される化合物(触媒)は単独で又は2以上を組み合わせて使用できる。
本発明の製造法において、式(1)で表される化合物(触媒)の使用量は、前記式(2)、(3)、(4)又は(5)で表されるアルコール(A)1モルに対して、通常0.00001〜0.3モルであるが、反応時間および精製時の金属除去の操作性及び効率の点から、好ましくは0.001〜0.2モル、さらに好ましくは0.005〜0.03モルである。また、溶媒を使用しない場合の式(1)で表される化合物(触媒)の使用量は、前記式(2)、(3)、(4)又は(5)で表されるアルコール(A)1モルに対して、通常0.00001〜0.3モル、好ましくは0.001〜0.2モル、さらに好ましくは0.002〜0.03モルである。なお、反応で使用する溶媒の使用量が少ない場合には触媒量も少なくてすむ。触媒の使用量を減らせる場合には、系内に残存する金属量も必然的に減少し、後処理として金属量低減のために必要となる洗浄の回数を減らすことができるとともに、結果的に目的化合物の回収率の向上にもつながる。
[アルコール(A)]
本発明の製造法で用いられるアルコール(A)は、前記式(2)、(3)、(4)又は(5)で表される化合物である。式中、R1は水素原子、又はハロゲン原子を有していてもよい炭素数1〜6のアルキル基を示す。R2、R3、R4は、それぞれ、ハロゲン原子を有していてもよい炭素数1〜6のアルキル基を示す。Z1、Z2は、それぞれ、環内にエーテル結合、エステル結合を有していてもよい単環又は多環の非芳香族性環式基を示す。Aは連結基を示す。kは0又は1、mは0〜3の整数、nは0〜3の整数、pは1〜3の整数を示す。式(2)中のラクトン環、式(3)中の環状エーテルを構成する環、式(4)中の環Z1、式(5)中の環Z2は、置換基を有していてもよい。
1、R2、R3、R4におけるハロゲン原子を有していてもよい炭素数1〜6のアルキル基としては、例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、s−ブチル、ペンチル、ヘキシル基などの炭素数1〜6のアルキル基、及びこれらのアルキル基の水素原子の1以上がフッ素原子で置き換わった炭素数1〜6のフルオロアルキル基等が挙げられる。ハロゲン原子を有していてもよい炭素数1〜6のアルキル基の1位の炭素原子は少なくとも1つの水素原子を有しているのが好ましい。ハロゲン原子を有していてもよい炭素数1〜6のアルキル基としては、特に、ハロゲン原子を有していてもよい炭素数1〜3のアルキル基が好ましく、とりわけメチル基又はエチル基が好ましい。
1、Z2における環内にエーテル結合、エステル結合を有していてもよい単環又は多環の非芳香族性環式基としては、例えば、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、ノルボルニル基、7−オキサ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル基、アダマンチル基、テトラヒドロフラニル基、テトラヒドロピラニル基などが挙げられる。Z1、Z2における環内にエーテル結合、エステル結合を有していてもよい単環又は多環の非芳香族性環式基の炭素数は、例えば4〜20、好ましくは4〜16である。
Aで示される連結基としては、例えば、メチレン、エチレン、プロピレン、トリメチレン基等の2価の脂肪族炭化水素基;シクロペンタン環、シクロヘキサン環、ノルボルナン環、パーヒドロナフタレン(デカリン)環、アダマンタン環、トリシクロ[5.2.1.02,6]デカン環、テトラシクロ[4.4.0.12,5.17,10]ドデカン環などの脂環式環(単環又は架橋環)に対応する2価の脂環式炭化水素基;ベンゼン環、ナフタレン環等の芳香族炭化水素環に対応する2価の芳香族炭化水素基;これらの基を複数個、酸素原子やエステル基等を介して又は介することなく連結した基などが挙げられる。
式(2)中のラクトン環、式(3)中の環状エーテルを構成する環、式(4)中の環Z1、式(5)中の環Z2が有していてもよい置換基としては、例えば、フッ素原子、塩素原子等のハロゲン原子;メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基等の炭素数1〜4のアルキル基;トリフルオロアルキル基等の炭素数1〜4のハロアルキル基;メトキシ基、エトキシ基等の炭素数1〜4のアルコキシ基;保護基で保護されていてもよいヒドロキシル基;保護基で保護されていてもよいカルボキシル基;オキソ基;シアノ基などが挙げられる。置換基の数は0〜5程度である。なお、式(2)において、mが1の場合は、ラクトン環を構成する炭素原子のうちα位の炭素原子は水素原子を有しているのが反応性の点及び目的化合物の有用性の点で好ましい。
前記式(2)、(3)、(4)又は(5)で表される化合物の代表的な例として、以下の化合物が挙げられる。
Figure 2010163406
Figure 2010163406
Figure 2010163406
Figure 2010163406
[酸無水物(B)]
本発明の製造法で用いられる酸無水物(B)は、(メタ)アクリル酸無水物(B1)、及び(メタ)アクリル酸と(メタ)アクリル酸以外のカルボン酸との無水物(B2)から選ばれる少なくとも1種である。
(メタ)アクリル酸無水物(B1)としては、特に限定されず、市販のものを使用できる。
(メタ)アクリル酸と(メタ)アクリル酸以外のカルボン酸との無水物(B2)としては、特に限定されず、例えば、(メタ)アクリル酸とギ酸との無水物、(メタ)アクリル酸と酢酸との無水物、(メタ)アクリル酸とプロピオン酸との無水物、(メタ)アクリル酸とイソ酪酸との無水物などが挙げられる。
本発明の製造法において、酸無水物(B)の使用量は、前記式(2)、(3)、(4)又は(5)で表されるアルコール(A)1モルに対して、例えば0.95〜5モル、好ましくは1〜3モル、さらに好ましくは1.05〜1.5モルである。酸無水物(B)の使用量が少なすぎると収率が低下しやすく、多すぎると精製時において未反応物を除去する操作(中和処理等)が煩雑になりやすい。
本発明の製造法において、アルコール(A)と酸無水物(B)との反応は、無溶媒下、又は有機溶媒中で行われる。有機溶媒としては、例えば、ベンゼン、トルエン、キシレン、エチルベンゼンなどの芳香族炭化水素;ヘキサン、オクタンなどの脂肪族炭化水素;シクロヘキサンなどの脂環式炭化水素;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフランなどのエーテル;ジクロロメタンなどのハロゲン化炭化水素;アセトニトリル等のニトリル;ジメチルスルホキシド、N,N−ジメチルホルムアミドなどの非プロトン性極性溶媒;これらの混合溶媒などが挙げられる。これらのなかでも、反応に対して不活性であり、エステル化反応が円滑に進行し且つ留去が容易な点から、芳香族炭化水素、エーテル、ニトリルが好ましい。なお、アルコール(A)若しくは酸無水物(B)が液体である場合には、有機溶媒を用いなくてもよい。
有機溶媒の使用量は、特に制限はないが、前記式(2)、(3)、(4)又は(5)で表されるアルコール(A)に対して、一般に0〜100重量倍(例えば0.5〜100重量倍)、好ましくは0〜10重量倍(例えば0.5〜10重量倍)であり、特に好ましくは0〜2重量倍(とりわけ0.5〜2重量倍)である。前述したように、溶媒量を減らすと、触媒の使用量を低減させることができる。
本発明の製造法においては、重合を抑制するため、反応系内に重合禁止剤を存在させるのが好ましい。重合禁止剤としては、特に限定されず、例えば、ハイドロキノンモノメチルエーテル、ハイドロキノン、4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、4,4’−ブチリデン−ビス(6−tert−ブチル−3−メチルフェノール)}、6−tert−ブチル−2,4−キシレノールなどの公知の重合禁止剤(フェノール系重合禁止剤等)を用いることができる。これらは単独で又は2種以上を組み合わせて使用できる。重合禁止剤の使用量は、酸無水物(B)に対して、例えば10重量ppm〜10000重量ppm程度である。
なお、触媒として塩化鉄(III)を使用する場合には、塩化鉄(III)単独で重合禁止効果が得られるため、上記のようなフェノール系重合禁止剤等の重合禁止剤を用いる必要がない。フェノール系重合禁止剤を用いると該フェノール系重合禁止剤の(メタ)アクリル化反応が生じやすいが、触媒として塩化鉄(III)を使用する場合には、フェノール系重合禁止剤を用いる必要がないので、このような副反応を防止できる。また、触媒として塩化鉄(III)を使用する場合には、オリゴマーの副生を顕著に抑制できるという利点もある。
反応温度は、例えば−10℃〜150℃、好ましくは0〜120℃、さらに好ましくは40〜100℃、特に好ましくは60〜85℃である。反応温度が低すぎると反応速度が遅くなり、逆に反応温度が高すぎると、β−脱離などの副反応が起こりやすくなる。
反応速度を速くするため、反応で副生する(メタ)アクリル酸又はその他のカルボン酸を系外に除去しながら反応を行ってもよい。(メタ)アクリル酸等は共沸を利用して系外に留去することができる。反応は、回分式、半回分式、連続式などの何れの方式により行ってもよい。
反応終了後、必要に応じて水を添加した後、例えば、濾過、濃縮、抽出、洗浄(水洗、酸又はアルカリ洗浄等)、蒸留、晶析、再結晶、カラムクロマトグラフィーなどの分離精製手段を用いることにより、目的の(メタ)アクリル酸エステルを得ることができる。例えば、前記式(2)、(3)、(4)、(5)で表されるアルコールからは、それぞれ下記式(6)、(7)、(8)、(9)で表される(メタ)アクリル酸エステルを得ることができる。式中の符号は前記に同じである。
Figure 2010163406
本発明の方法により得られた(メタ)アクリル酸エステルは、感光性樹脂等の機能性高分子のモノマーのほか、精密化学品の中間原料などとして有用である。
以下に、実施例に基づいて本発明をより詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例により限定されるものではない。なお、原料、生成物、および副生物の定量は、ガスクロマトグラフィー(以下、GCと略す)により行った。
(実施例1)
撹拌機、温度計、ジムロート冷却菅、滴下ロートを備えたガラス製のフラスコに、トルエン5.55g、塩化鉄(III)0.12g(0.7mmol)、BBMS{4,4’−ブチリデン−ビス(6−tert−ブチル−3−メチルフェノール)}0.049g、TopanolA(6−tert−ブチル−2,4−キシレノール)0.049g、3−ヒドロキシ−γ−ブチロラクトン[前記式(2−1)の化合物]1.50g(14.7mmol)を投入し、70℃で攪拌した。滴下ロートにはメタクリル酸無水物2.49g(16.2mmol)を投入し、5分間でフラスコに滴下した。滴下終了後、反応温度を70 ℃になるように調節しながら、反応を行った。反応中にサンプリングを行い、サンプリング物をGCで分析して3−ヒドロキシ−γ−ブチロラクトンが消失するまで反応を行い、3−ヒドロキシ−γ−ブチロラクトンメタクリレート(=γ−ブチロラクトン−3−イルメタクリレート)を得た。反応時間はメタクリル酸無水物投入後、3時間であった。反応終了後の3−ヒドロキシ−γ−ブチロラクトンメタクリレートの含有量は2.48gであり、反応収率は99.5%であった。反応副生物(エステル体のβ−脱離体)であるクロトノラクトンは検出されなかった。また、GPC(ゲルパーミエーションクロマトグラフィー)にて反応液を分析したところ、オリゴマー成分は検出されなかった。
(実施例2)
実施例1の塩化鉄(III)を硫酸ジルコニウム・4水和物0.26g(0.7mmol)に変更した以外は、実施例1と同じ条件で反応させて3−ヒドロキシ−γ−ブチロラクトンメタクリレートを得た。GCで追跡したところ、3−ヒドロキシ−γ−ブチロラクトンが消失したのは、メタクリル酸無水物投入後、3時間であった。反応終了後の3−ヒドロキシ−γ−ブチロラクトンメタクリレートの含有量は2.47gであり、反応収率は98.7%であった。反応副生物(エステル体のβ−脱離体)であるクロトノラクトンは検出されなかった。また、GPCにて反応液を分析したところ、オリゴマー成分は検出されなかった。
(実施例3)
実施例1のトルエン5.55gをアセトニトリル5.55gに変更した以外は、実施例1と同じ条件で反応させて3−ヒドロキシ−γ−ブチロラクトンメタクリレートを得た。GCで追跡したところ、3−ヒドロキシ−γ−ブチロラクトンが消失したのは、メタクリル酸無水物投入後、3時間であった。反応終了後の3−ヒドロキシ−γ−ブチロラクトンメタクリレートの含有量は2.35gであり、反応収率は98.4%であった。反応副生物(エステル体のβ−脱離体)であるクロトノラクトンは検出されなかった。また、GPCにて反応液を分析したところ、オリゴマー成分は検出されなかった。
(実施例4)
実施例2のトルエン5.55gをアセトニトリル5.55gに変更した以外は、実施例2と同じ条件で反応させて3−ヒドロキシ−γ−ブチロラクトンメタクリレートを得た。GCで追跡したところ、3−ヒドロキシ−γ−ブチロラクトンが消失したのは、メタクリル酸無水物投入後、3時間であった。反応終了後の3−ヒドロキシ−γ−ブチロラクトンメタクリレートの含有量は2.35gであり、反応収率は94.9%であった。反応副生物(エステル体のβ−脱離体)であるクロトノラクトンは検出されなかった。また、GPCにて反応液を分析したところ、オリゴマー成分は検出されなかった。
(実施例5)
実施例3のアセトニトリル5.55gを0.74gに、塩化鉄(III)0.12gを0.036gに変更した以外は、実施例3と同じ条件で反応させて3−ヒドロキシ−γ−ブチロラクトンメタクリレートを得た。GCで追跡したところ、3−ヒドロキシ−γ−ブチロラクトンが消失したのは、メタクリル酸無水物投入後、3時間であった。反応終了後の3−ヒドロキシ−γ−ブチロラクトンメタクリレートの含有量は2.50gであり、反応収率は99.9%であった。反応副生物(エステル体のβ−脱離体)であるクロトノラクトンは検出されなかった。また、GPCにて反応液を分析したところ、オリゴマー成分は検出されなかった。反応液を、7重量%炭酸水素ナトリウム水溶液による洗浄と、1重量%塩酸水溶液による洗浄と、水洗に付した後、蒸留により精製して得られた3−ヒドロキシ−γ−ブチロラクトンメタクリレート中の鉄の含有量は3500重量ppbであった。
(実施例6)
実施例5の塩化鉄(III)0.036gを0.024gに変更した以外は、実施例5と同じ条件で反応させて3−ヒドロキシ−γ−ブチロラクトンメタクリレートを得た。GCで追跡したところ、3−ヒドロキシ−γ−ブチロラクトンが消失したのは、メタクリル酸無水物投入後、3時間であった。反応終了後の3−ヒドロキシ−γ−ブチロラクトンメタクリレートの含有量は2.50gであり、反応収率は99.9%であった。反応副生物(エステル体のβ−脱離体)であるクロトノラクトンは検出されなかった。また、GPCにて反応液を分析したところ、オリゴマー成分は検出されなかった。反応液を、7重量%炭酸水素ナトリウム水溶液による洗浄と、1重量%塩酸水溶液による洗浄と、水洗に付した後、蒸留により精製して得られた3−ヒドロキシ−γ−ブチロラクトンメタクリレート中の鉄の含有量は210重量ppbであった。
(実施例7)
実施例3においてBBMS{4,4’−ブチリデン−ビス(6−tert−ブチル−3−メチルフェノール)}及びTopanolA(6−tert−ブチル−2,4−キシレノール)0.049gを使用しなかった以外は、実施例3と同じ条件で反応させて3−ヒドロキシ−γ−ブチロラクトンメタクリレートを得た。GCで追跡したところ、3−ヒドロキシ−γ−ブチロラクトンが消失したのは、メタクリル酸無水物投入後、3時間であった。反応終了後の3−ヒドロキシ−γ−ブチロラクトンメタクリレートの含有量は2.50gであり、反応収率は99.9%であった。反応副生物(エステル体のβ−脱離体)であるクロトノラクトンは検出されなかった。また、GPCにて反応液を分析したところ、オリゴマー成分は検出されなかった。反応液を、7重量%炭酸水素ナトリウム水溶液による洗浄と、1重量%塩酸水溶液による洗浄と、水洗に付した後、蒸留により精製して得られた3−ヒドロキシ−γ−ブチロラクトンメタクリレート中の鉄の含有量は3500重量ppbであった。
(比較例1)
実施例1の反応温度を50℃、塩化鉄(III)を硫酸0.14g(1.5mmol)に変更した以外は、実施例1と同じ条件で反応させて3−ヒドロキシ−γ−ブチロラクトンメタクリレートを得た。GCで追跡したところ、3−ヒドロキシ−γ−ブチロラクトンはメタクリル酸無水物投入後、3時間で68.3%消失していた。同時間の3−ヒドロキシ−γ−ブチロラクトンメタクリレートの含有量は0.24gであり、反応収率は9.7%であった。また、反応副生物(エステル体のβ−脱離体)であるクロトノラクトンの含有量は0.42gであり、反応収率は16.9%であった。
(比較例2)
比較例1の硫酸を4−ジメチルアミノピリジン0.18g(1.5mmol)に変更した以外は、比較例1と同じ条件で反応させて3−ヒドロキシ−γ−ブチロラクトンメタクリレートを得た。GCで追跡したところ、3−ヒドロキシ−γ−ブチロラクトンはメタクリル酸無水物投入後、5時間で68.3%消失した。同時間の3−ヒドロキシ−γ−ブチロラクトンメタクリレートの含有量は0.95gであり、反応収率は37.9%であった。また、反応副生物(エステル体のβ−脱離体)であるクロトノラクトンの含有量は0.32gであり、反応収率は12.6%であった。
(比較例3)
実施例3の塩化鉄(III)を塩化セリウム(1.5mmol)に変更した以外は、実施例3と同じ条件で反応させて3−ヒドロキシ−γ−ブチロラクトンメタクリレートを得た。GCで追跡したところ、3−ヒドロキシ−γ−ブチロラクトンはメタクリル酸無水物投入後、7時間で85.0%消失した。同時間の3−ヒドロキシ−γ−ブチロラクトンメタクリレートの含有量は1.83gであり、反応収率は73.7%であった。反応副生物(エステル体のβ−脱離体)であるクロトノラクトンは検出されなかった。

Claims (6)

  1. 下記式(1)
    ab (1)
    (式中、Mは周期表第4族〜第12族元素、アルミニウム、ガリウム、インジウム、タリウム、ケイ素、ゲルマニウム、スズ、鉛、アンチモン及びビスマスから選ばれた元素を示し、Xはハロゲン原子又はSO4を示す。a及びbは、それぞれ、1以上の整数を示す)
    で表される化合物で構成される触媒の存在下、下記式(2)、(3)、(4)又は(5)
    Figure 2010163406
    [式中、R1は水素原子、又はハロゲン原子を有していてもよい炭素数1〜6のアルキル基を示す。R2、R3、R4は、それぞれ、ハロゲン原子を有していてもよい炭素数1〜6のアルキル基を示す。Z1、Z2は、それぞれ、環内にエーテル結合、エステル結合を有していてもよい単環又は多環の非芳香族性環式基を示す。Aは連結基を示す。kは0又は1、mは0〜3の整数、nは0〜3の整数、pは1〜3の整数を示す。式(2)中のラクトン環、式(3)中の環状エーテルを構成する環、式(4)中の環Z1、式(5)中の環Z2は、置換基を有していてもよい]
    で表されるアルコール(A)と、(メタ)アクリル酸無水物(B1)、及び(メタ)アクリル酸と(メタ)アクリル酸以外のカルボン酸との無水物(B2)から選ばれる少なくとも1種の酸無水物(B)とを反応させて、対応する(メタ)アクリル酸エステルを得ることを特徴とする(メタ)アクリル酸エステルの製造法。
  2. アルコール(A)と酸無水物(B)との反応を、無溶媒下又はアルコール(A)に対して100重量倍以下の有機溶媒中で行う請求項1記載の(メタ)アクリル酸エステルの製造法。
  3. アルコール(A)と酸無水物(B)との反応を、無溶媒下又はアルコール(A)に対して2重量倍以下の有機溶媒中で行う請求項1又は2記載の(メタ)アクリル酸エステルの製造法。
  4. 式(1)で表される化合物で構成される触媒を、アルコール(A)1モルに対して0.00001〜0.3モル使用する請求項1〜3の何れかの項に記載の(メタ)アクリル酸エステルの製造法。
  5. 式(1)においてXが塩素原子である化合物を触媒として用いる請求項1〜4の何れかの項に記載の(メタ)アクリル酸エステルの製造法。
  6. 下記式(1)
    ab (1)
    (式中、Mは周期表第4族〜第12族元素、アルミニウム、ガリウム、インジウム、タリウム、ケイ素、ゲルマニウム、スズ、鉛、アンチモン及びビスマスから選ばれた元素を示し、Xはハロゲン原子又はSO4を示す。a及びbは、それぞれ、1以上の整数を示す)
    で表される化合物で構成され、下記式(2)、(3)、(4)又は(5)
    Figure 2010163406
    [式中、R1は水素原子、又はハロゲン原子を有していてもよい炭素数1〜6のアルキル基を示す。R2、R3、R4は、それぞれ、ハロゲン原子を有していてもよい炭素数1〜6のアルキル基を示す。Z1、Z2は、それぞれ、環内にエーテル結合、エステル結合を有していてもよい単環又は多環の非芳香族性環式基を示す。Aは連結基を示す。kは0又は1、mは0〜3の整数、nは0〜3の整数、pは1〜3の整数を示す。式(2)中のラクトン環、式(3)中の環状エーテルを構成する環、式(4)中の環Z1、式(5)中の環Z2は、置換基を有していてもよい]
    で表されるアルコール(A)と、(メタ)アクリル酸無水物(B1)、及び(メタ)アクリル酸と(メタ)アクリル酸以外のカルボン酸との無水物(B2)から選ばれる少なくとも1種の酸無水物(B)とから、対応する(メタ)アクリル酸エステルを得るために用いられる(メタ)アクリル酸エステル製造用触媒。
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