JP2019214542A - β−ヒドロキシラクトン(メタ)アクリル酸エステルの製造方法 - Google Patents

β−ヒドロキシラクトン(メタ)アクリル酸エステルの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】β−ヒドロキシラクトンの(メタ)アクリル酸エステルを、副反応がほとんど起こらず、高い収率で製造できる方法を提供する。【解決手段】特定のルイス酸触媒(A)の存在下、特定のβ−ヒドロキシラクトン(B)と、(メタ)アクリル酸無水物(C1)、及び(メタ)アクリル酸と(メタ)アクリル酸以外のカルボン酸との無水物(C2)から選ばれる少なくとも1種の酸無水物(C)とを反応させて、対応する(メタ)アクリル酸エステルを得る、β−ヒドロキシラクトン(メタ)アクリル酸エステルの製造方法により解決する。【選択図】なし

Description

本発明は、β−ヒドロキシラクトン(メタ)アクリル酸エステルを製造する方法に関する。
半導体製造工程で用いられる化学増幅型レジスト用ポリマーの単量体として、ラクトン環を含む(メタ)アクリル酸エステルや、単環又は多環の非芳香族環式基を含む3級エステル型の(メタ)アクリル酸エステル(酸によって脱離しアルカリ可溶となる基を有する構造単位を形成するためのモノマー)が幅広く用いられている。
このような(メタ)アクリル酸エステルの製造法として、(メタ)アクリル酸ハライドをエステル化剤として用いる方法が知られている。例えば、メバロノラクトンと(メタ)アクリロイルハライドを塩基の存在下、−15℃〜−5℃の温度で反応させてメバロノラクトン(メタ)アクリル酸エステルを製造する方法が開示されている(特許文献1参照)。
一方、エステル化剤として酸無水物を用いる方法も知られている。例えば、ラクトンアルコール、アダマンチルアルコールなどの第2級又は第3級アルコールと(メタ)アクリル酸無水物とを、ピリジン等の弱塩基性化合物の存在下で反応させて(メタ)アクリル酸エステルを得る方法が開示されている(特許文献2参照)。
また、アルカリ金属の無機塩及びメタクリル酸存在下でラクトンアルコールとメタクリル酸無水物とを反応させて、メタクリル酸エステルを製造する方法が開示されている(特許文献3 参照)。
さらに、遷移金属等のトリフラートからなるルイス酸触媒の存在下、ラクトン骨格を有するアルコールや単環又は多環の非芳香族環式基を含む3級アルコールと(メタ)アクリル酸無水物とを反応させて、(メタ)アクリル酸エステルを製造する方法が開示されている(特許文献4参照)。
特開2004−2243号公報 特開2002−88018号公報 特開2003−261556号公報 特開2007−91665号公報
特許文献1に記載の方法では低温で反応させる設備が必要となる。また、原料や目的物のβ−脱離によりクロトノラクトンが副生しやすく、高収率で目的物を得ることができない。特許文献2に記載の方法では、反応速度が遅く反応に長時間が必要であり、しかもクロトノラクトンの副生が多く、従って目的物を高収率で得ることができない。特許文献3に記載の方法においても、反応時間が長く、目的物の収率も十分でない。さらに、特許文献4に記載の方法では、高い収率で目的物を得ることはできるものの、触媒が特殊な化合物のため入手が困難であり、およそ工業的、汎用的な方法とは言えない。なお、この反応の触媒として硫酸を用いた場合には、収率は低く、副生物(例えば、β−脱離生成物等)
が多く生成するので、工業的な製法として用いることはできない。
従って、本発明の目的は、フォトレジスト用高分子化合物の構成単量体等として有用なラクトン環を有する(メタ)アクリル酸エステルや環式骨格を含み且つ酸脱離性を有するβ−ヒドロキシラクトンの(メタ)アクリル酸エステルを、副反応がほとんど起こらず、高い収率で製造できる方法を提供することにある。
本発明者らは、上記目的を達成するため鋭意検討した結果、特定のルイス酸触媒の存在下、β−ヒドロキシラクトンと(メタ)アクリル酸無水物等の酸無水物とを反応させると、副反応はほとんど起こらず、非常に高い収率で目的の対応する(メタ)アクリル酸エステルが得られることを見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明は、ルイス酸触媒(A)の存在下、下記(2)式で表されるβ−ヒドロキシラクトン(B)と、(メタ)アクリル酸無水物(C1)、及び(メタ)アクリル酸と(メタ)アクリル酸以外のカルボン酸との無水物(C2)から選ばれる少なくとも1種の酸無水物(C)とを反応させて、対応する(メタ)アクリル酸エステルを得る、β−ヒドロキシラクトン(メタ)アクリル酸エステルの製造方法であって、ルイス酸触媒(A)が、下記(1)式で表される化合物又は下記式(1)で表される化合物と錯化剤とで形成される錯体から構成される、β−ヒドロキシラクトン(メタ)アクリル酸エステルの製造方法を提供する。
BX (1)
[式中、Bはホウ素を示し、Xはハロゲン、炭素数1〜10のアルキルオキシ、又は炭素数1〜10のアルキルカルボニルオキシを示す。]
[式(2)において、nは0〜3の整数、Rは水素、又はハロゲンを有していてもよい炭素数1〜10のアルキルを示し;残りの(2n+4)個ある水素は、それぞれ独立して、炭素数1〜10の飽和炭化水素で置き換えられていてもよい。]
前記の製造方法では、式(2)で表されるβ−ヒドロキシラクトンが、以下の式(2−1)で表されるβ−ヒドロキシラクトンであることが好ましい。
[式中、Rは水素、又はハロゲンを有していてもよい炭素数1〜10のアルキルであり、ラクトン環に存在する残りの6個ある水素は、それぞれ独立して、炭素数1〜10の飽和炭化水素で置き換えられていてもよい。]
前記の製造方法では、ルイス酸触媒(A)が三フッ化ホウ素または三フッ化ホウ素錯体から構成されていることが好ましい。
前記の製造方法において、式(2−1)で表されるβ−ヒドロキシラクトンを製造する工程として、式(3)で表される2−オキセタノンを再結晶させる工程と、再結晶させて得た式(3)で表される2−オキセタノンをアルカリ分解する工程と、その工程に続いて
酸環化する工程とを含むことが好ましい。
[式(3)において、R、Rはそれぞれ独立して、水素、又はハロゲンを有していてもよい炭素数1〜10のアルキルを示し;残りの6個ある水素は、それぞれ独立して、炭素数1〜10の飽和炭化水素で置き換えられていてもよい。]
前記の製造方法のアルカリ分解する工程において、炭酸カリウムまたは炭酸ナトリウムを用いることが好ましい。また、前記の製造方法の酸環化する工程において、ギ酸または酢酸を用いることが好ましい。
本発明によればβ−ヒドロキシラクトン(メタ)アクリル酸エステルを、副反応がほとんど起こらず、高い収率で製造することができる。
以下、本発明を実施するための形態について説明するが、本発明は以下の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、当業者の通常の知識に基づいて、以下の実施の形態に対し適宜変更、改良等が加えられたものも本発明の範囲に入ることが理解されるべきである。
[ルイス酸触媒(A)]
本発明の実施形態にかかるルイス酸触媒(A)は、前記式(1)で表される化合物又は前記式(1)で表される化合物と錯化剤とで形成される錯体から構成される。式中、Bはホウ素を示し、Xはハロゲン、炭素数1〜10のアルキルオキシ、又は炭素数1〜10のアルキルカルボニルオキシを示す。
前記式(1)のXにおけるハロゲン、炭素数1〜10のアルキルオキシ、又は炭素数1〜10のアルキルカルボニルオキシは、特に限定されず、例えば、−F、−Cl、−Br、−I、−OCH、−OC、−OCHCHCH、−OCH(CH、−OCHCHCHCH、−OCHCH(CH、−OC(CH、−OCH(CH)CHCH、−OCH(CHCH、−OCHCH(CH)CHCH、−OCHCHCH(CH、−OCH(CH)CHCHCH、−OCH(CHCH、−OCHC(CH、−OCH(CH)CH(CH、−OC(CHCHCH、シクロペンチルオキシ、−OCH(CHCH、−OCH(CHCH(CH、−OCHCHCH(CH)CHCH、−OCHCH(CH)(CHCH、−OCH(CH)(CHCH、−OCHCH(CH)CH(CH、−OCH(CH)CHCH(CH、−OC(CHCH(CH、−OCH(CH)C(CH、−OCH(CHCH)CH(CH、−OCH(CHCH)(CHCH、シクロヘキシルオキシ、2−メチルシクロペンチルオキシ、3−メチルシクロペンチルオキシ、シクロペンチルメチルオキシ、−OCH(CHCH、2−メチルシクロヘキシルオキシ、3−メチルシクロヘキシルオキシ、4−メチルシクロヘキシルオキシ、シキロヘキシルメチルオキシ、−OCH(CHCH、−OCH(CHCH、−OCH(CHCH、−OC(=O)CH、−OC(=O)C、−OC(=O)CHCHCH、アクリロイル
オキシ、メタクリロイルキシなどが挙げられる。
これらの中でも、Xは、化合物の入手容易性等の点から、−F、−Cl、−Br、−OCH、−OC、−OCHCHCH、−OCH(CHが好ましく、−Fがより好ましい。
式(1)のBXにおいて、Xが−Fである、三フッ化ホウ素を好ましく挙げることができる。
前記式(1)で表される化合物と錯体を形成する錯化剤は、アルコール類、エーテル類、フェノール類、ケトン類、アルデヒド類、エステル類、アミン類、有機酸類、酸無水物等の含酸素化合物、含窒素化合物、含硫黄化合物、含リン化合物または無機酸類などの化合物が挙げられる。
具体的には、アルコール類は、芳香族またはC1〜C20の脂肪族のアルコールが用いられ、このC1〜C20の炭素骨格は、直鎖アルキルでも分岐アルキルでもよく、n−、sec−もしくはtert−アルキルまたは脂環式アルキル、あるいは脂環式の環を含むアルキルでも差し支えない。より具体的には、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール、ペンタノール、ヘキサノール、ヘプタノール、オクタノール、ノナノール、デカノールあるいはベンジルアルコール、シクロヘキサノール等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。またジオール、トリオール等の多価アルコールでもよい。
エーテル類は、芳香族あるいはC1〜C20の脂肪族の炭化水素を有するエーテルが用いられ、このC1〜C20の炭素骨格は、直鎖アルキルでも分岐アルキルでもよく、n−、sec−もしくは tert−アルキルまたは脂環式アルキル、あるいは脂環式の環を含むアルキルでも差し支えない。具体的には、ジメチルエーテル、ジエチルエーテル、メチルエチルエーテル、ジプロピルエーテル、メチルプロピルエーテル、エチルプロピルエーテル、ジブチルエーテル、メチルブチルエーテル、エチルブチルエーテル、プロピルブチルエーテル、ジペンチルエーテル、あるいは、フェニルメチルエーテル、フェニルエチルエーテル、ジフェニルエーテル、シクロヘキシルメチルエーテル、シクロヘキシルエチルエーテル等が挙げられる。これらの中でもジエチルエーテル、ジメチルエーテル、ジブチルエーテルを好ましく挙げることができる。
フェノール類は、1〜3価フェノールが適当であり、具体的には、フェノール、クレゾール等が好ましい。
ケトン類は、芳香族またはC1〜C6の炭化水素を有するケトンが用いられ、このC1〜C6の炭素骨格は、直鎖アルキルでも分岐アルキルでもよく、n−、sec−もしくはtert−アルキルまたは脂環式アルキル、あるいは脂環式の環を含むアルキルでも差し支えない。具体的には、メチルエチルケトン、ジエチルケトン、メチルブチルケトン、あるいはシクロヘキサノン等が挙げられる。
エステル類は、芳香族もしくはC1〜C6の脂肪族のアルコール成分と、芳香族もしくはC1〜C6の脂肪族カルボン酸またはリン酸成分とによってエステル結合を形成したものが用いられ、このC1〜C6の炭素骨格は、直鎖アルキルでも分岐アルキルでもよく、n−、sec−もしくはtert−アルキルまたは脂環式アルキル、あるいは脂環式の環を含むアルキルでも差し支えない。具体的には、ギ酸メチル、ギ酸エチル、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチル、酢酸ペンチル、酢酸ヘキシル、ヘキサン酸エチル、安息香酸エチル等、およびリン酸トリブチル等のリン酸の完全エステル等が挙げられる。
アミン類は、芳香族あるいはC1〜C6の脂肪族の炭化水素を有する1級〜3級アミンが用いられ、このC1〜C20の炭素骨格は、直鎖アルキルでも分岐アルキルでもよく、n−、sec−もしくは tert−アルキルまたは脂環式アルキル、あるいは脂環式の環を含むアルキルでも差し支えない。具体的には、エチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン、ピペリジン、あるいはピリジンなどが挙げられる。
有機酸類は、芳香族もしくはC1〜C6の脂肪族のカルボン酸、これらのハロゲン置換体、リン酸、またはリン酸と芳香族もしくはC1〜C6の脂肪族のアルコール成分との部分エステルが用いられ、このC1〜C6の炭素骨格は、直鎖アルキルでも分岐アルキルでもよく、n−、sec−もしくはtert−アルキルまたは脂環式アルキル、あるいは脂環式の環を含むアルキルでも差し支えない。具体的には、ギ酸、酢酸、プロピオン酸、シュウ酸、マロン酸、安息香酸、リン酸ジエチル等が挙げられる。また、無機酸類は、リン酸、塩酸等が用いられる。
これらの錯化剤は、それぞれの錯体系において1種類のみを用いてもよく、また2種類以上を適宜の割合で混合して用いてもよい。なお、これら錯体自体は従来公知の方法に従って製造することができる。例えば、あらかじめ錯体として調製することもできるし、また反応系内へ式(1)で表される化合物と1種以上の錯化剤を所定の割合で別々にまたは同時に投入し、反応液内において錯体を形成することもできる。
式(1)で表される化合物が三フッ化ホウ素である場合、上記の錯化剤は、エーテル類、フェノール類、アルコール類、アミン類、有機酸類を好ましく挙げることができる。特に好ましいものとしては、取り扱いやすさの観点からエーテル類(特に、ジエチルエーテル、ジブチルエーテル等)およびアルコール類(特に、メタノール、エタノール等)である。
本発明の製造法において、ルイス酸触媒(A)の使用量(式(1)で表される化合物のモル数)は、式(2)で表されるβ−ヒドロキシラクトン1モルに対して、通常0.00001〜2.0モルであるが、反応時間および精製時の除去の操作性及び効率の点から、好ましくは0.001〜1.5モル、さらに好ましくは0.005〜1.0モルである。
[β−ヒドロキシラクトン(B)]
本発明の実施形態におけるβ−ヒドロキシラクトンは前記式(2)において、nは0〜3の整数、Rは水素、又はハロゲンを有していてもよい炭素数1〜10のアルキルを示し、ラクトン環に存在する残りの(2n+4)個ある水素は、それぞれ独立して、炭素数1〜10の飽和炭化水素で置き換えられていてもよい。
式(2)で表されるβ−ヒドロキシラクトンは、公知の製造方法で作製することができる。
本発明の実施形態では、前記式(2)で表されるβ−ヒドロキシラクトンは、式中のnが1である以下の式(2−1)で表されるβ−ヒドロキシラクトンあることが好ましい。
[式中、Rは水素、又はハロゲンを有していてもよい炭素数1〜10のアルキルであり、メチル、エチル又はプロピルであることが好ましく、メチルであることがより好ましい。また、ラクトン環に存在する残りの6個ある水素は、それぞれ独立して、炭素数1〜1
0の飽和炭化水素で置き換えられていてもよい。]
前記式(2−1)で表されるβ−ヒドロキシラクトンは、例えば以下の方法により作製することができる。
以下の式(3)で表される2−オキセタノンを出発原料として用いる。
まず、式(3)で表される2−オキセタノンを再結晶する工程に供する。この再結晶する工程を経ることで、下記のアルカリ分解する工程におけるアルカリ分解の反応選択率を高めることができる。再結晶の条件としては、式(3)で表される2−オキセタノンを適当な溶媒(例えば、メタノール、エタノール、イソプロピルアルコールなど)に溶解し、撹拌しながら−20℃程度に冷却することが挙げられる。そして再結晶した式(3)で表される2−オキセタノンを、ろ過などの手段を用いて分離することができる。
次に、再結晶することで得た式(3)で表される2−オキセタノンをアルカリ分解する工程と酸環化する工程に供する。
[式(3)において、R、Rはそれぞれ独立して、水素、又はハロゲンを有していてもよい炭素数1〜10のアルキルを示し;残りの6個ある水素は、それぞれ独立して、炭素数1〜10の飽和炭化水素で置き換えられていてもよい。]
式(3)で表される2−オキセタノンをアルカリ分解する工程としては、例えば塩基として炭酸カリウム、炭酸ナトリウムから選ばれる1種以上を、式(3)で表される2−オキセタノンの100重量部に対して10〜30重量部添加し、20〜40℃程度で、1.5〜3時間程度撹拌する工程を挙げることができる。
次に、アルカリ分解工程を経た後の酸環化工程としては、アルカリ分解工程後の反応物に酸としてギ酸、酢酸、シュウ酸、クエン酸から選ばれる1種以上を、式(3)で表される2−オキセタノンの100重量部に対して10〜30重量部添加し、0.3〜1時間程度撹拌することで、酸環化を起こさせる工程を挙げることができる。
酸環化を起こさせる工程の後、脱塩を行うことで、反応時に生成した塩を除去することが好ましい。脱塩には、例えば酢酸エチル、酢酸ブチル、アセトン、メチルエチルケトン、トルエンなどの塩が溶解しない溶媒を添加して、目的物だけを溶解させることで行うことができる。
式(3)で表される2−オキセタノンは、市販品を用いることもできるし、特定のヒドロキシケトンとケテンとを反応させることで製造することができる。
式(3)で表される2−オキセタノンをアルカリ分解する工程の前に、式(3)で表される2−オキセタノンを再結晶により単離する工程を行ってもよい。これにより、式(3)で表される2−オキセタノンの純度を高めることができる。
[酸無水物(C)]
本発明の実施形態にかかるβ−ヒドロキシラクトン(メタ)アクリル酸エステルの製造法で用いられる酸無水物(C)は、(メタ)アクリル酸無水物(C1)、及び(メタ)アクリル酸と(メタ)アクリル酸以外のカルボン酸との無水物(C2)から選ばれる少なくとも1種である。
(メタ)アクリル酸無水物(C1)は、特に限定されず、市販の(メタ)アクリル酸無
水物を使用できる。
(メタ)アクリル酸と(メタ)アクリル酸以外のカルボン酸との無水物(C2)は、特に限定されず、例えば、(メタ)アクリル酸とギ酸との無水物、(メタ)アクリル酸と酢酸との無水物、(メタ)アクリル酸とプロピオン酸との無水物、(メタ)アクリル酸とイソ酪酸との無水物などが挙げられる。
本発明の製造法において、酸無水物(C)の使用量は、前記式(2)で表されるβ−ヒドロキシラクトン1モルに対して、例えば0.95〜5モル、好ましくは1〜3モル、さらに好ましくは1.05〜1.5モルである。酸無水物(C)の使用量が少なすぎると収率が低下しやすく、多すぎると精製時において未反応物を除去する操作(中和処理等)が煩雑になりやすい。
本発明の実施形態にかかる製造法においては、重合を抑制するため、反応系内に重合禁止剤を存在させるのが好ましい。重合禁止剤は、特に限定されず、例えば、ヒドロキノンモノメチルエーテル、ヒドロキノン、4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、4,4’−メチレン−ビス(2,6−ジ−tert−ブチル−フェノール)、6−tert−ブチル−2,4−キシレノール、ステアリル−3−(3,6−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート、4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−N−オキシルなどの公知の重合禁止剤を用いることができる。これらは単独で又は2種以上を組み合わせて使用してもよい。重合禁止剤の使用量は、酸無水物(C)に対して、例えば10重量ppm〜10000重量ppm程度である。
本発明の実施形態にかかるβ−ヒドロキシラクトン(メタ)アクリル酸エステルの製造方法において、ルイス酸触媒(A)を用いて行う反応の際の反応温度は、例えば−20℃〜100℃、好ましくは−20〜80℃、さらに好ましくは10〜70℃、特に好ましくは20〜60℃である。反応温度が低すぎると反応速度が遅くなり、逆に反応温度が高すぎると、β−脱離などの副反応が起こりやすくなる。
反応時間は適宜決めればよいが、通常、1〜40時間程度とすることができる。
上記反応は無溶媒下又は有機溶媒中で行うことができる。有機溶媒はジクロロメタン、クロロホルムなどのハロアルカン、酢酸エチルなどのエステル、トルエンなどのアルキルベンゼン、ジエチルエーテル、テトラヒドロフランなどのエーテル系溶媒、またはこれらの混合溶媒を用いることができる。有機溶媒の使用量は、特に限定されるものではないが、通常、式(2)で表されるβ−ヒドロキシラクトンの重量に対して、0.5〜30倍程度の量で使用できる。
反応終了後、必要に応じて水を添加した後、例えば、濾過、濃縮、抽出、洗浄(水洗、酸又はアルカリ洗浄等)、薄膜蒸留、再結晶、カラムクロマトグラフィーなどの分離精製手段を用いることにより、目的のβ−ヒドロキシラクトン(メタ)アクリル酸エステルを得ることができる。
本発明のβ−ヒドロキシラクトン(メタ)アクリル酸エステルの合成について以下に説明するが、本発明はこれら実施例によっては制限されない。
<実施例1>
1. 4−[2−(アセチルオキシ)エチル]−4−メチル−2−オキセタノンの製造
工程I:4−[2−(アセチルオキシ)エチル]−4−メチル−2−オキセタノンの製造
4−ヒドロキシ−2−ブタノン(60.54g,687mmol)を酢酸エチル(12
00.72mL)に溶解させ20℃に冷却した。三フッ化ホウ素ジエチルエーテル錯体(2.4mL、19.0mmol)を加え、ケテンガスを吹き込んだ。反応終了後、反応混合物を20%塩化ナトリウム、5%炭酸水素ナトリウム水溶液(303.31g)と、飽和塩化ナトリウム水溶液(302.70g)で洗浄した。このものを減圧濃縮することにより、4−[2−(アセチルオキシ)エチル]−4−メチル−2−オキセタノンの褐色粗体172.64gを得た。
工程II:4−[2−(アセチルオキシ)エチル]−4−メチル−2−オキセタノンの再結晶
工程Iで得た4−[2−(アセチルオキシ)エチル]−4−メチル−2−オキセタノンの粗体107.63gをエタノール(155.13g)に溶解させ、500rpmで攪拌しながら−20℃に冷却することで結晶が析出した。このものを加圧ろ過で集めることにより、4−[2−(アセチルオキシ)エチル]−4−メチル−2−オキセタノンの無色固体(48.71g、283.2mmol)を得た。
H−NMR(CDCl;δppm):4.24(t,J=6.4Hz,2H)、3.36(d,J=16.2Hz,1H)、3.20(d,J=16.2Hz,1H)、2.22(t,J=6.4Hz,2H)、2.06(s,3H)、1.64(s,3H).
2.メバロノラクトンの製造
工程III:4−[2−(アセチルオキシ)エチル]−4−メチル−2−オキセタノンのアルカリ分解・酸環化
工程IIで得た4−[2−(アセチルオキシ)エチル]−4−メチル−2−オキセタノンの結晶(391.55g)をメタノール(3012.54g)に溶解させ30℃に加温した。炭酸カリウム(78.00g,564.4mmol)を加えた後、2時間攪拌した。このものにギ酸(80.04g,1738.9mmol)を滴下して30分間攪拌した後、酢酸ブチル(1500mL)を加えた。減圧下でメタノールを留去し、析出した固体を減圧濾過で濾別した。濾液を濃縮し、メバロノラクトンの粗体を赤色液体として(273.97g)得た。粗体をGCで分析したところ、反応転化率99.9%、選択率は91.6%であった。
工程IV:メバロノラクトンの精製
工程IIIで得たメバロノラクトンの粗体を薄膜蒸留で精製することにより、メバロノラクトンの無色液体(185.1g、1422.8mmol)を得た。GCで純度を測定したところ、純度は96.6%であった。
H−NMR(CDCl;δppm):4.61(m,1H)、4.34(m,1H)、3.28(br,1H)、2.66(d,J=17.4Hz,1H)、2.50(d,J=17.4Hz,1H)、1.91(m,2H)、1.38(s,3H).
3.メバロノラクトン(メタ)アクリル酸エステルの製造
工程V:メバロノラクトンメタクリレートの合成
工程IVで得たメバロノラクトン(200.28g,1539.4mmol)、無水メタクリル酸(272.91g,1770.0mmol)とIrganox1076(0.20g)をトルエン(805.67g)に溶解させ40℃に加温した。このものに三フッ化ホウ素ジエチルエーテル錯体(13.6mL、107.8mmol)を5分間かけて滴下した後、5時間攪拌した。反応液をGCで分析したところ、反応転化率98.7%、β−脱離生成物は2.7%であった。反応終了後、反応混合物を5%塩化ナトリウム水溶液(1000g)で1回、5%炭酸水素ナトリウム水溶液(1000g)で2回、10%塩化ナトリウム水溶液(1000g)で2回洗浄した。有機層を減圧濃縮することにより、
メバロノラクトンメタクリレートの粗体(249.96g)を得た。このものを薄膜蒸留で精製することにより、メバロノラクトンメタクリレートの淡黄色液体(160.8g、811.2mmol)を得た。HPLCで純度を測定したところ、純度は98.2%であった。
H−NMR(CDCl;δppm):5.95(m,1H)、5.48(m,1H)、4.34−4.24(m,2H)、3.06(dd,J=1.9,17.4Hz,1H)、2.54−2.47(m,2H)、1.81(m,3H)、1.56(s,3H).
<比較例1>
1.メバロノラクトン(メタ)アクリル酸エステルの製造
実施例1の工程IVで得たメバロノラクトン(5.0g,38.4mmol)、無水メタクリル酸(6.5g,42.3mmol)、塩化鉄(III)(0.31g,1.92mmol)とp−メトキシフェノール(2.5mg)をトルエン(20.0g)に溶解させ60℃に加温した。このものを60℃で1.5時間攪拌後、反応液をGCで分析したところ、反応転化率99.6%、β−脱離生成物は21.2%であった。
<比較例2>
1.メバロノラクトンの製造
4−[2−(アセチルオキシ)エチル]−4−メチル−2−オキセタノンのアルカリ分解・酸環化
実施例1の工程Iで得た4−[2−(アセチルオキシ)エチル]−4−メチル−2−オキセタノンの粗体(5.02g)を、再結晶する工程を経ずに、メタノール(20.90g)に溶解させ30℃に加温した。炭酸カリウム(1.20g)を加えた後、3時間攪拌した。このものにギ酸(2.32g)を滴下して30分間攪拌した後、酢酸ブチル(30mL)を加えた。減圧下でメタノールを留去し、析出した固体を減圧濾過で濾別した。濾液を濃縮し、メバロノラクトンの粗体を赤色液体として得た。得られた粗体をGCで分析したところ、反応転化率99.9%、選択率は65.6%であった。

Claims (6)

  1. ルイス酸触媒(A)の存在下、下記(2)式で表されるβ−ヒドロキシラクトン(B)と、(メタ)アクリル酸無水物(C1)、及び(メタ)アクリル酸と(メタ)アクリル酸以外のカルボン酸との無水物(C2)から選ばれる少なくとも1種の酸無水物(C)とを反応させて、対応する(メタ)アクリル酸エステルを得る、β−ヒドロキシラクトン(メタ)アクリル酸エステルの製造方法であって、
    ルイス酸触媒(A)が、下記(1)式で表される化合物又は下記式(1)で表される化合物と錯化剤とで形成される錯体から構成される、β−ヒドロキシラクトン(メタ)アクリル酸エステルの製造方法。
    BX (1)
    [式中、Bはホウ素を示し、Xはハロゲン、炭素数1〜10のアルキルオキシ、又は炭素数1〜10のアルキルカルボニルオキシを示す。]
    [式(2)において、nは0〜3の整数、Rは水素、又はハロゲンを有していてもよい炭素数1〜10のアルキルを示し;残りの(2n+4)個ある水素は、それぞれ独立して、炭素数1〜10の飽和炭化水素で置き換えられていてもよい。]
  2. 式(2)で表されるβ−ヒドロキシラクトンが、以下の式(2−1)で表されるβ−ヒドロキシラクトンである、請求項1に記載のβ−ヒドロキシラクトン(メタ)アクリル酸エステルの製造方法。
    [式中、Rは水素、又はハロゲンを有していてもよい炭素数1〜10のアルキルであり、ラクトン環に存在する残りの6個ある水素は、それぞれ独立して、炭素数1〜10の飽和炭化水素で置き換えられていてもよい。]
  3. ルイス酸触媒(A)が三フッ化ホウ素または三フッ化ホウ素錯体から構成されている、請求項1又は2に記載のβ−ヒドロキシラクトン(メタ)アクリル酸エステルの製造方法。
  4. 請求項2に記載の製造方法において、式(2−1)で表されるβ−ヒドロキシラクトンを製造する工程として、式(3)で表される2−オキセタノンを再結晶させる工程と、再結晶させて得た式(3)で表される2−オキセタノンをアルカリ分解する工程と、その工程に続いて酸環化する工程とを含む、請求項2に記載のβ−ヒドロキシラクトン(メタ)アクリル酸エステルの製造方法。
    [式(3)において、R、Rはそれぞれ独立して、水素、又はハロゲンを有していてもよい炭素数1〜10のアルキルを示し;残りの6個ある水素はそれぞれ独立して、炭素数1〜10の飽和炭化水素で置き換えられていてもよい。]
  5. アルカリ分解する工程において、炭酸カリウムまたは炭酸ナトリウムを用いる、請求項4に記載のβ−ヒドロキシラクトン(メタ)アクリル酸エステルの製造方法。
  6. 酸環化する工程において、ギ酸または酢酸を用いる、請求項4又は5に記載のβ−ヒドロキシラクトン(メタ)アクリル酸エステルの製造方法。
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