JP2010123415A - プレスフィット端子の挿入装置およびその方法と,プレスフィット端子と基板との結合品の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明のプレスフィット端子の挿入装置1は,基板21を挟んで挿入前のピン34と反対側に位置し,ピン34に接触することなく基板21をコネクタ22へ向けて押圧する基板押圧部材41と,基板21を挟んで基板押圧部材41と反対側に位置し,ピン34を基板21へ向けて押圧する端子圧入部材43と,基板押圧部材41と端子圧入部材43とにより基板21のスルーホール31にピン34を挿入するときにおける端子圧入部材43に掛かる荷重を検出する荷重センサ61と,荷重センサ61により検出される荷重があらかじめ定めた良好範囲内にあるか否かを判定する判定部45とを有する。
【選択図】図1
Description
片持ち梁形状であれば,可撓性の部分に配置された歪みセンサによって,第2押圧部材に掛かる荷重を正確に検出することができる。従って,端子の挿入状態を確実に把握できる。
このようなものであっても,第2押圧部材に掛かる荷重を正確に検出することができる。従って,端子の挿入状態を確実に把握できる。
このようなものであっても,第2押圧部材の先端部の押圧基部に対する変位に基づいて,その挿入状態を確実に把握できる。
このようなものであれば,第2押圧部材の先端部の押圧基部に対する変位に基づいて,端子の挿入状態を確実に把握できる。
このようなものであっても,第2押圧部材の先端部の押圧基部に対する変位を正確に検出することができる。従って,端子の挿入状態を確実に把握できる。
このようなものであっても,第2押圧部材の先端部の押圧基部に対する変位を正確に検出することができる。従って,端子の挿入状態を確実に把握できる。
このようになっていれば,隣り合う第2押圧部材によって,検出結果に干渉を受けることが防止される。従って,それぞれの第2押圧部材について,先端部の押圧基部に対する変位を正確に検出することができる。
このようなものであれば,被挿入部の脚部押圧部材側の端部の基板からの距離が大きくなりすぎることが防止される。従って,脚部が必要以上に屈曲してしまうことが防止されている。
以下,本発明を具体化した第1の形態について,添付図面を参照しつつ詳細に説明する。本形態は,複数個のプレスフィット端子が配設されたコネクタを,複数個のスルーホールが形成された基板に取り付けるための挿入装置およびその方法に,本発明を適用したものである。
本形態は,第1の形態における荷重センサによる挿入荷重の取得に代えて,ピンの挿入時の端子保持部52の変位を検出することにより挿入状態を検出できるようにしたものである。第1の形態と共通の部分には,同一の符号を付し,説明を省略する。
本形態は,第1の形態における荷重センサによる挿入荷重の取得に代えて,電流を利用して,ピンの挿入時の端子保持部52の変位量Sを検出することにより,挿入状態を検出できるようにしたものである。第1,第2の形態と共通の部分には,同一の符号を付し,説明を省略する。
I = V1/Z1 …(式1)
本形態は,第1の形態における荷重センサによる挿入荷重の取得に代えて,電圧を利用して,ピンの挿入時の端子保持部52の変位量Sを検出することにより,挿入状態を検出できるようにしたものである。第1〜第3の形態と共通の部分には,同一の符号を付し,説明を省略する。本形態は,第3の形態(図9参照)の電極65,66を,それぞれコイルで置き換えたものである。以下,コイル65,66という。
V2 = V3/Z2 …(式2)
本形態は,ピン34の先端部34aの成形形状が不良で,スルーホール31の径に対して小さすぎるものであった場合にも,その挿入状態を検出できるためのものである。第1の形態と共通の部分には,同一の符号を付し,説明を省略する。
例えば,接続されるコネクタのピン数やピン配置およびピン形状の細部等はいずれも変更可能である。また,基板押圧部材41の上部がアーチ状であるとしたが,必ずしもこの形状でなくてもよい。また,端子保持部52としては,首部52aのみでなく,その全体が可撓性のものとしてもよい。
41 基板押圧部材
43 端子圧入部材
45 判定部
51 基部
52 端子保持部
52a 首部
61 荷重センサ
63,75 レーザ発光装置
64,76 受光装置
65,66 電極,コイル
Claims (16)
- 基板の挿入穴にプレスフィット端子を挿入するプレスフィット端子の挿入装置において,
基板を挟んで挿入前のプレスフィット端子と反対側に位置し,プレスフィット端子に接触することなく基板をプレスフィット端子へ向けて押圧する第1押圧部材と,
基板を挟んで前記第1押圧部材と反対側に位置し,プレスフィット端子を基板へ向けて押圧する第2押圧部材と,
前記第1押圧部材と前記第2押圧部材とにより基板の挿入穴にプレスフィット端子を挿入するときにおける前記第2押圧部材に掛かる荷重を検出する荷重検出部と,
前記荷重検出部により検出される荷重があらかじめ定めた良好範囲内にあるか否かを判定する判定部とを有することを特徴とするプレスフィット端子の挿入装置。 - 請求項1に記載のプレスフィット端子の挿入装置において,
前記第2押圧部材の基部を保持する押圧基部を有し,
前記第2押圧部材が,少なくともその一部分が可撓性の材質のものであり,片持ち梁形状に構成されているものであるとともに,先端部においてプレスフィット端子を押圧するものであり,
前記荷重検出部は,前記第2押圧部材の可撓性の部分に配置された歪みセンサであることを特徴とするプレスフィット端子の挿入装置。 - 請求項1に記載のプレスフィット端子の挿入装置において,
前記荷重検出部は,前記第2押圧部材のうちプレスフィット端子を押圧する箇所に設けられた荷重センサであることを特徴とするプレスフィット端子の挿入装置。 - 基板の挿入穴にプレスフィット端子を挿入するプレスフィット端子の挿入装置において,
基板を挟んで挿入前のプレスフィット端子と反対側に位置し,プレスフィット端子に接触することなく基板をプレスフィット端子へ向けて押圧する第1押圧部材と,
基板を挟んで前記第1押圧部材と反対側に位置する押圧基部と,
前記押圧基部に設けられ,少なくともその一部分が可撓性の材質のものであり,片持ち梁形状に構成されているものであるとともに,先端部でプレスフィット端子を基板へ向けて押圧する第2押圧部材と,
前記第1押圧部材と前記第2押圧部材とにより基板の挿入穴にプレスフィット端子を挿入するときにおける前記第2押圧部材の前記先端部の前記押圧基部に対する変位が,あらかじめ定めた良好範囲内にあるか否かを判定する変位判定部とを有することを特徴とするプレスフィット端子の挿入装置。 - 請求項4に記載のプレスフィット端子の挿入装置において,
前記変位判定部は,レーザ光が前記第2押圧部材の先端部により遮蔽されるか否かにより判定を行うものであることを特徴とするプレスフィット端子の挿入装置。 - 請求項4に記載のプレスフィット端子の挿入装置において,
前記変位判定部は,
前記第2押圧部材の前記先端部と前記押圧基部とにそれぞれ設けられた電極と,
前記電極間に交流電圧を印加したときにそれらの間に流れる交流電流を取得することによって,前記第1押圧部材と前記第2押圧部材とにより基板の挿入穴にプレスフィット端子を挿入するときにおける前記第2押圧部材の前記先端部の前記押圧基部に対する変位を検出する変位検出部と,
前記変位検出部により検出される変位が,あらかじめ定めた良好範囲内にあるか否かを判定する判定部とを有するものであることを特徴とするプレスフィット端子の挿入装置。 - 請求項4に記載のプレスフィット端子の挿入装置において,
前記変位判定部は,
前記第2押圧部材の前記先端部と前記押圧基部とにそれぞれ設けられたコイルと,
前記コイルの一方に交流電圧を印加したときに他方に誘起される交流電圧を取得することによって,前記第1押圧部材と前記第2押圧部材とにより基板の挿入穴にプレスフィット端子を挿入するときにおける前記第2押圧部材の前記先端部の前記押圧基部に対する変位を検出する変位検出部と,
前記変位検出部により検出される変位が,あらかじめ定めた良好範囲内にあるか否かを判定する判定部とを有するものであることを特徴とするプレスフィット端子の挿入装置。 - 請求項6または請求項7に記載のプレスフィット端子の挿入装置において,
基板の複数の挿入穴に複数のプレスフィット端子を同時にそれぞれ挿入するものであって,
前記変位検出部は,隣り合う前記第2押圧部材に,印加時刻,周波数,波形のうち少なくともいずれか1つの異なる交流電圧を印加することを特徴とするプレスフィット端子の挿入装置。 - 被挿入部と,被挿入部に対して屈曲して繋がる脚部と,を有するプレスフィット端子の被挿入部を,基板の挿入穴に挿入するプレスフィット端子の挿入装置において,
基板を挟んで挿入前のプレスフィット端子と反対側に位置し,プレスフィット端子に接触することなく基板をプレスフィット端子へ向けて押圧する第1押圧部材と,
基板を挟んで前記第1押圧部材と反対側に位置し,プレスフィット端子の被挿入部を基板の挿入穴へ押し込む向きに,プレスフィット端子の脚部を押圧する脚部押圧部材と,
前記第1押圧部材と前記脚部押圧部材とにより基板の挿入穴にプレスフィット端子の被挿入部を挿入した後における,被挿入部の基板から前記第1押圧部材側への突出量が,あらかじめ定めた上下限の範囲内にあるか否かを判定する突出量判定部とを有することを特徴とするプレスフィット端子の挿入装置。 - 請求項9に記載のプレスフィット端子の挿入装置において,
前記第1押圧部材と前記脚部押圧部材とにより基板の挿入穴にプレスフィット端子の被挿入部を挿入する際に,被挿入部の前記脚部押圧部材側の端部を基板に向けて押圧することにより,被挿入部の前記脚部押圧部材側の端部の基板からの距離を規制する第2押圧部材を有することを特徴とするプレスフィット端子の挿入装置。 - 基板の挿入穴にプレスフィット端子を挿入するプレスフィット端子の挿入方法において,
プレスフィット端子として,被挿入部と,前記被挿入部に繋がる脚部とを有し,前記被挿入部の挿入前における幅が,挿入穴の直径より大きいものを用い,
基板を挟んで挿入前のプレスフィット端子と反対側に,プレスフィット端子に接触することなく基板をプレスフィット端子へ向けて押圧する第1押圧部材を配置し,
基板を挟んで前記第1押圧部材と反対側に,プレスフィット端子を基板へ向けて押圧する第2押圧部材を配置し,
前記第1押圧部材と前記第2押圧部材とで基板とプレスフィット端子を押圧することにより,基板の挿入穴にプレスフィット端子を挿入する際に,前記第2押圧部材に掛かる荷重または前記第2押圧部材の先端部の変位を検出し,
検出される荷重または変位があらかじめ定めた良好範囲内にあるか否かを判定することを特徴とするプレスフィット端子の挿入方法。 - 基板の挿入穴にプレスフィット端子を挿入するプレスフィット端子の挿入方法において,
プレスフィット端子として,被挿入部と,前記被挿入部に対して屈曲して繋がる脚部とを有し,前記被挿入部の挿入前における幅が,挿入穴の直径より大きいものを用い,
基板を挟んで挿入前のプレスフィット端子と反対側に,プレスフィット端子に接触することなく基板をプレスフィット端子の脚部へ向けて押圧する第1押圧部材を配置し,
基板を挟んで前記第1押圧部材と反対側に,プレスフィット端子の被挿入部を基板の挿入穴へ押し込む向きに,プレスフィット端子の脚部を押圧する脚部押圧部材を配置し,
前記第1押圧部材と前記脚部押圧部材とで基板とプレスフィット端子を押圧することにより,被挿入部の幅を挿入穴の壁面により縮小させるとともに,被挿入部と脚部との接続部分をさらに屈曲させながら,基板の挿入穴にプレスフィット端子の被挿入部を挿入することを特徴とするプレスフィット端子の挿入方法。 - 請求項12に記載のプレスフィット端子の挿入方法において,
基板を挟んで前記第1押圧部材と反対側に,被挿入部の前記脚部押圧部材側の端部を基板に向けて押圧する第2押圧部材を配置し,
前記第1押圧部材と前記脚部押圧部材とにより基板の挿入穴にプレスフィット端子の被挿入部を挿入する際に,前記第2押圧部材により,被挿入部の前記脚部押圧部材側の端部の基板からの距離を規制することを特徴とするプレスフィット端子の挿入方法。 - 請求項12または請求項13に記載のプレスフィット端子の挿入方法において,
基板の挿入穴にプレスフィット端子の被挿入部を挿入した後における,被挿入部の基板から前記第1押圧部材側への突出量が,あらかじめ定めた上下限の範囲内にあるか否かを判定することを特徴とするプレスフィット端子の挿入方法。 - 基板の挿入穴にプレスフィット端子を挿入することによるプレスフィット端子と基板との結合品の製造方法において,
プレスフィット端子として,被挿入部と,前記被挿入部に繋がる脚部とを有し,前記被挿入部の挿入前における幅が,挿入穴の直径より大きいものを用い,
基板を挟んで挿入前のプレスフィット端子と反対側に,プレスフィット端子に接触することなく基板をプレスフィット端子へ向けて押圧する第1押圧部材を配置し,
基板を挟んで前記第1押圧部材と反対側に,プレスフィット端子を基板へ向けて押圧する第2押圧部材を配置し,
前記第1押圧部材と前記第2押圧部材とで基板とプレスフィット端子を押圧することにより,基板の挿入穴にプレスフィット端子を挿入する際に,前記第2押圧部材に掛かる荷重または前記第2押圧部材の先端部の変位を検出し,
検出される荷重または変位があらかじめ定めた良好範囲内にあるか否かを判定することを特徴とするプレスフィット端子と基板との結合品の製造方法。 - 基板の挿入穴にプレスフィット端子を挿入することによるプレスフィット端子と基板との結合品の製造方法において,
プレスフィット端子として,被挿入部と,前記被挿入部に対して屈曲して繋がる脚部とを有し,前記被挿入部の挿入前における幅が,挿入穴の直径より大きいものを用い,
基板を挟んで挿入前のプレスフィット端子と反対側に,プレスフィット端子に接触することなく基板をプレスフィット端子の脚部へ向けて押圧する第1押圧部材を配置し,
基板を挟んで前記第1押圧部材と反対側に,プレスフィット端子の被挿入部を基板の挿入穴へ押し込む向きに,プレスフィット端子の脚部を押圧する脚部押圧部材を配置し,
前記第1押圧部材と前記脚部押圧部材とで基板とプレスフィット端子を押圧することにより,被挿入部の幅を挿入穴の壁面により縮小させるとともに,被挿入部と脚部との接続部分をさらに屈曲させながら,基板の挿入穴にプレスフィット端子の被挿入部を挿入することを特徴とするプレスフィット端子と基板との結合品の製造方法。
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