JP6058325B2 - 基板検査装置および基板検査方法 - Google Patents

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Description

本発明は、複数のプローブを有するプローブユニットを用いて基板を検査する基板検査装置および基板検査方法に関するものである。
この種の基板検査装置として、特開2011−145136号公報に開示された回路基板検査装置が知られている。この回路基板検査装置は、セットベース、ピンボード、駆動部などを備えて回路基板を検査可能に構成されている。ピンボードには、複数のコンタクトプローブが配設されて、検査の際に各コンタクトプローブが回路基板に接触させられる。また、コンタクトプローブは、被検査基板の導通部分と接触するプランジャー、プランジャーが挿入されるバレル、およびバレル内に配設されてプランジャーを押圧する弾性部材を備えている。プランジャーには、バレルからの先端部の突出量(ストローク)が最大突出量(フルストローク)の2/3のときにバレルに隠れるマーキングが蓄光塗料を塗布することによって形成されている。また、セットベースの上面には、プランジャーの蓄光塗料から発せられる光を検出する受光量センサが設けられている。この回路基板検査装置では、この受光量センサによる光の検出に基づいてプランジャーの突出量(ストローク)が判定され、その突出量が適正な突出量となるように駆動部によってピンボードを移動させることで、プランジャーの突出量がコンタクトプローブ毎に異なる(ばらついている)場合においても、各コンタクトプローブを回路基板に接触させることが可能となっている。
特開2011−145136号公報(第8−10頁、第1−5図)
ところが、従来の回路基板検査装置には、以下の問題点がある。すなわち、この種の回路基板検査装置では、回路基板の導通部分に複数のコンタクトプローブを接触させて回路基板の電気的な検査を行うことが可能となっている。一方、回路基板は、材料の内部応力や製造過程において加わる外力などによって反りや湾曲などの変形が生じることがある。このような変形が大きい回路基板では、電気的な検査に合格したとしても、製品に組み込む際に取り付け不良を生じるおそれがある。しかしながら、従来の回路基板検査装置には、回路基板の変形を検出する機能が備えられていないため、一般的には、回路基板検査装置による電気的な検査の前または後に、人による外観検査や他の装置を用いた変形の検査を行い、変形が大きい回路基板を選別して排除している。このように、回路基板検査装置を用いた検査では、回路基板の変形を検出することができないため、検査効率の向上が困難となっている。
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたものであり、基板検査の検査効率を向上し得る基板検査装置および基板検査方法を提供することを主目的とする。
上記目的を達成すべく請求項1記載の基板検査装置は、支持部によって支持された複数のプローブを有して検査対象の基板における当該各プローブに対応付けられた接触位置に当該各プローブの各先端部がそれぞれ接触するように構成されたプローブユニットと、当該プローブユニットおよび前記基板のいずれか一方を他方に向けて相対的に移動させる移動処理を実行する移動機構と、前記プローブを介して入力した電気信号に基づいて前記基板の良否電気的に検査する検査部とを備えた基板検査装置であって、前記基板の変形状態を検出する検出処理を実行して基板に変形が存在するか否かを検査する処理部を備え、前記検査部は、前記移動機構によって前記移動処理が実行されている状態において、前記各先端部と前記各接触位置とが接触しているか否かを前記各プローブを介して入力した前記電気信号に基づいて判別し、前記処理部は、前記移動機構による前記相対的な移動の始時点から前記検査部によって前記各先端部と前記各接触位置とが接触していると判別されたときまでの当該相対的な移動による移動量と、前記支持部からの前記各先端部の各突出長および当該各突出長の相互間の差分値の少なくとも一方の値とに基づいて前記検出処理を実行する基板検査装置。
また、請求項2記載の基板検査装置は、請求項1記載の基板検査装置において、前記検査部は、前記プローブユニットおよび導電性を有する平板のいずれか一方が他方に向けて前記移動機構によって相対的に移動させられている状態において、前記各先端部と前記平板とが接触しているか否かを前記各プローブを介して入力した前記電気信号に基づいて判別し、前記処理部は、前記移動機構による前記相対的な移動の始時点から前記検査部によって前記各先端部と前記平板とが接触していると判別されたときまでの当該相対的な移動による移動量に基づいて前記検出処理において用いる前記各突出長の相互間の差分値を特定する。
さらに、請求項3記載の基板検査方法は、支持部によって支持された複数のプローブを有して検査対象の基板における当該各プローブに対応付けられた接触位置に当該各プローブの各先端部がそれぞれ接触するように構成されたプローブユニットおよび当該基板のいずれか一方を他方に向けて相対的に移動させる移動処理を実行し、前記プローブを介して入力した電気信号に基づいて前記基板の良否電気的に検査する基板検査方法であって、前記移動処理を実行している状態において、前記各先端部と前記各接触位置とが接触しているか否かを前記各プローブを介して入力した前記電気信号に基づいて判別し、前記相対的な移動の始時点から前記各先端部と前記各接触位置とが接触していると判別したときまでの当該相対的な移動による移動量と、前記支持部からの前記各先端部の各突出長および当該各突出長の相互間の差分値の少なくとも一方の値とに基づいて前記基板の変形状態を検出する検出処理を実行して基板に変形が存在するか否かを検査する。
さらに、請求項4記載の基板検査方法は、請求項3記載の基板検査方法において、前記プローブユニットおよび導電性を有する平板のいずれか一方を他方に向けて相対的に移動させている状態において、前記各先端部と前記平板とが接触しているか否かを前記各プローブを介して入力した前記電気信号に基づいて判別し、前記相対的な移動の始時点から前記各先端部と前記平板とが接触していると判別したときまでの当該相対的な移動による移動量に基づいて前記検出処理において用いる前記各突出長の相互間の差分値を特定する。
請求項1記載の基板検査装置、および請求項3記載の基板検査方法では、プローブユニットおよび基板のいずれか一方を他方に向けて相対的に移動させる移動処理を実行している状態において、相対的な移動の始時点から各先端部と各接触位置とが接触していると判別したときまでの相対的な移動量と、支持部からの各先端部の各突出長および各突出長の相互間の差分値の少なくとも一方の値とに基づいて基板の変形状態を検出する検出処理を実行する。つまり、この基板検査装置および基板検査方法では、検査対象の基板に対する例えば電気的検査の際の移動処理の実行時においてその基板の変形状態を検出することができる。したがって、この基板検査装置および基板検査方法によれば、基板の変形状態の検査を、基板に対する電気的検査とは別に実行する必要がないため、その分、検査効率を十分に向上させることができる。
また、請求項2記載の基板検査装置、および請求項4記載の基板検査方法では、プローブユニットおよび導電性を有する平板のいずれか一方を他方に向けて相対的に移動させている状態において、相対的な移動の始時点から各先端部と平板とが接触していると判別したときまでの相対的な移動量に基づいて検出処理において用いる値(各突出長の相互間の差分値)を特定する。このため、この基板検査装置および基板検査方法によれば、検出処理において用いる値を特定する処理を他の機器を用いて行う構成および方法と比較して、他の機器にセットしたプローブユニットを取り外して基板検査装置にセットし直す作業(プローブユニットを付け替える手間)を省略することができるため、その分、検査効率をさらに向上させることができる。
基板検査装置1の構成を示す構成図である。 プローブユニット2の構成を示す構成図である。 基板検査装置1を用いた基板検査方法を説明する第1の説明図である。 基板検査装置1を用いた基板検査方法を説明する第2の説明図である。 基板検査装置1を用いた基板検査方法を説明する第3の説明図である。
以下、本発明に係る基板検査装置および基板検査方法の実施の形態について、図面を参照して説明する。
最初に、基板検査装置1の構成について説明する。図1に示す基板検査装置1は、同図に示すように、プローブユニット2a,2b(以下、区別しないときには「プローブユニット2」ともいう)、移動機構3a,3b(以下、区別しないときには「移動機構3」ともいう)、固定台4、測定部5、検査部6、記憶部7および処理部8を備えて、後述する基板検査方法に従って基板100を検査可能に構成されている。この場合、この基板検査装置1では、基板100における反りや湾曲などの変形の有無を検査する第1検査、および基板100の良否を電気的に検査する第2検査を実行する。
プローブユニット2は、一例として、図2に示すように、支持部11、複数のプローブ12、および電極板13を備えて構成されている。
支持部11は、図2に示すように、一例として、第1支持板31、第2支持板32および連結部33を備えて、プローブ12を支持可能に構成されている。第1支持板31は、プローブ12の先端部21側を支持する部材であって、非導電性を有する樹脂材料等によって板状に形成されている。また、第1支持板31には、複数の挿通孔が形成されている。この場合、挿通孔は、プローブ12の先端部21の挿通を可能とし、プローブ12の中央部22の挿通を規制可能な大きさ、つまり、その直径が、先端部21の直径よりも大径で、かつ中央部22の直径よりも小径となるように形成されている。
第2支持板32は、プローブ12の基端部23側を支持する部材であって、非導電性を有する樹脂材料等によって板状に形成されている。また、第2支持板32には、複数の挿通孔が形成されている。この場合、挿通孔は、プローブ12の中央部22の挿通を可能とする大きさ、つまり、その直径が、中央部22の直径よりも大径となるように形成されている。
連結部33は、図2に示すように、第1支持板31と第2支持板32とを平行な状態で連結する。
プローブ12は、検査の際に基板100の導体部101(接触位置に相当する:図4参照)に先端部21を接触させて電気信号の入出力を行うために用いられ、一例として、導電性を有する金属材料(例えば、ベリリウム銅合金、SKH(高速度工具鋼)およびタングステン鋼など)によって弾性変形可能な棒状に形成されている。また、図2に示すように、プローブ12の先端部21および基端部23は、それぞれ鋭利に形成されている。また、プローブ12の中央部22の周面には、絶縁層が形成されている。このため、中央部22は、その直径が先端部21の直径および基端部23の直径よりも大径となっている。
このプローブユニット2では、プローブ12が、図2に示すように、先端部21が支持板31の挿通孔に挿通され、基端部23が第2支持板32の挿通孔に挿通された状態で支持部11によって支持されている。また、プローブ12は、同図に示すように、初期状態において中央部22がやや湾曲した状態で支持部11によって支持されている。この場合、プローブ12は、基板100に近接する向きにプローブユニット2が全体として移動させられたときに、基板100の導体部101に先端部21が接触し、この際に加わる導体部101からの押圧力(反力)に応じて中央部22の湾曲量が増減し、これによって支持部11(第1支持板31)からの先端部21の突出長(以下、単に「先端部21の突出長」ともいう)が変化(増減)する。
また、このプローブユニット2では、図4に示すように、各プローブ12にそれぞれ対応付けられた基板100の接触位置(導体部101)に各プローブ12の先端部21が接触するように各プローブ12の配置位置が規定されている。
電極板13は、非導電性を有する樹脂材料等によって板状に形成されて、図2に示すように、支持部11の第2支持板32の上部に配設されている。また、電極板13における各プローブ12の各基端部23との接触部位には、導電性を有する端子が嵌め込まれており、この各端子には、プローブ12と測定部5とを電気的に接続するための図外のケーブルがそれぞれ接続されている。
移動機構3は、プローブユニット2を取り付けるための図外の取り付け部を備えて構成され、処理部8の制御に従い、プローブユニット2を固定台4(固定台4に載置されている基板100)に対して近接する向きおよび離反する向きに移動させる移動処理を実行する。この場合、移動機構3aは、固定台4の上方から基板100に接する向きにプローブユニット2aを移動させて基板100の上面100aにプローブ12を接触させる。また、移動機構3bは、固定台4の下方から基板100に接する向きにプローブユニット2bを移動させて基板100の下面100bにプローブ12を接触させる。
固定台4は、基板100を固定載置可能に構成されている。また、図1に示すように、固定台4には、上方および下方の双方から基板100の上面および下面の双方に対してプローブユニット2a,2bのプローブ12をそれぞれ接触させるための開口部4aが設けられている。測定部5は、処理部8の制御に従い、プローブ12を介して入出力する電気信号に基づいて抵抗値Rmを測定する。
検査部6は、処理部8の制御に従い、プローブ12を介して入力した電気信号に基づいて測定部5によって測定された抵抗値Rmから基板100の良否(導体部101の断線や短絡の有無)を電気的に検査する第2検査処理を実行する。また、検査部6は、移動機構3によって移動処理が実行されている状態において、プローブユニット2のプローブ12と基板100の導体部101とが接触しているか否かを、プローブ12を介して入力した電気信号に基づいて判別する接触判定処理を実行する。
記憶部7は、処理部8の制御に従い、測定部5によって測定された抵抗値Rmを一時的に記憶する。また、記憶部7は、後述する予備検査や第2検査処理において用いられる基準値Rs、並びに予備検査において特定される移動量L1および差分値G1を記憶する。また、記憶部7は、基板100に対する移動処理において特定される移動量L2および差分値G2、並びに後述する第1検査処理において用いられる基準値Gsを記憶する。
処理部8は、移動機構3による移動処理、および検査部6による第2検査処理を制御する。また、処理部8は、後述する予備検査において、プローブユニット2aの移動開始時点からプローブ12と後述する平板200とが接触したとき(検査部6によってその旨が判別されたとき)までに移動機構3がプローブユニット2を移動させた移動量L1(初期位置からの移動量)を特定すると共に、移動量L1の相互間の差分値G1(各先端部21の各突出長の相互間の差分値に相当する)を特定して記憶部7に記憶させる。
また、処理部8は、基板100に対する検査において、プローブユニット2aの移動開始時点からプローブ12と基板100の導体部101とが接触したときまでに移動機構3がプローブユニット2を移動させた移動量L2(初期位置からの移動量)を特定すると共に、移動量L2と上記した差分値G1とに基づいて基板100に反りや湾曲などの変形が存在するか否かを検査する第1検査を実行する。
次に、基板検査装置1を用いて基板100の検査を行う基板検査方法について、図面を参照して説明する。なお、検査対象の基板100は、一例として、上面100aに複数の導体部101が形成され(以下、上面100aの導体部101を「導体部101a」ともいう)、下面100bには、導体部101aに1対1で対応して互いに電気的に接続された導体部101(以下、下面100bの導体部101を「導体部101b」ともいう)が形成されているものとする。
まず、基板100の検査に先立ち、予備検査を行う。この予備検査では、基板100と同様の形状(大きさおよび厚み)に形成された導電性を有する(例えば金属製の)平板200を固定台4に固定し、次いで、基板検査装置1を作動させる。この際に、処理部8が、移動機構3bを制御して、平板200に対して近接する向きにプローブユニット2bを移動(上昇)させる。
この場合、処理部8は、プローブユニット2bの各プローブ12における先端部21の支持部11(第1支持板31)からの突出長にばらつきあったとしても、各プローブ12の先端部21のすべてが平板200の下面200bに確実に接触する移動量として予め決められた移動量だけプローブユニット2bを移動させる。これにより、図3に示すように、プローブユニット2bにおける各プローブ12の先端部21が平板200の下面200bに接触する。なお、同図および後述する図4,5では、固定台4の図示を省略する。
続いて、処理部8は、測定部5を制御して測定処理を実行させる。この測定処理では、測定部5は、各プローブ12を介して入出力する電気信号に基づいて、プローブユニット2aの各プローブ12と、それらのプローブ12にそれぞれ対応付けられた基板100の接触位置(導体部101)に対応するプローブユニット2bのプローブ12との間(プローブユニット2a,2bにおける互いに対応する各プローブ12同士の間)の抵抗値Rmを測定する処理を予め決められた時間間隔で繰り返して実行する。なお、測定処理の開始時点では、プローブユニット2aが初期位置に位置して、プローブユニット2aの各プローブ12が平板200に接触していない。次いで、処理部8は、移動機構3aを制御して移動処理を実行させる。この移動処理では、移動機構3aは、平板200に対して近接する向きにプローブユニット2aを移動(降下)させる。
また、処理部8は、検査部6を制御して、接触判定処理を実行させる。この接触判定処理では、検査部6は、測定部5によって繰り返して測定される抵抗値Rmと記憶部7に記憶されている基準値Rsとを比較してプローブユニット2aのプローブ12とプローブユニット2bのプローブ12との間の抵抗値Rmが基準値Rs以下の値となったときに、そのプローブ12(例えば、図3に示すプローブ12a)と平板200の上面200aとが接触したと判定する(以下、「接触判定がされた」ともいう)。この場合、基準値Rsは、平板200の上面200aおよび下面200bに2つのプローブ12が接触しているときに測定部5によって測定されるその2つのプローブ12間の抵抗値Rmよりもやや大きい値に規定されている。
また、処理部8は、検査部6によって接触判定がされたときには、移動機構3によるプローブユニット2の移動開始時点から接触判定がされたときまでに移動機構3がプローブユニット2を移動させた移動量L1(図3参照)を特定して、接触判定がされたプローブ12を識別する情報とその移動量L1とを関連づけて記憶部7に記憶させる。続いて、処理部8は、同様にして他の全てのプローブ12について、検査部6によって接触判定がされる度に、移動量L1を特定して記憶部7に記憶させる。
次いで、処理部8は、各プローブ12についての各移動量L1の相互間の差分値G1を特定する。具体的には、処理部8は、各移動量L1のうちの1つ(一例として、各プローブ12の中で、最初に接触判定がされたプローブ12についての移動量L1(最も短い移動量L1)であって、この例ではプローブ12aについての移動量L1)を基準値Ls1として、他のプローブ12についての移動量L1と基準値Ls1との差分値G1(例えば、G1=L1−Ls1)を算出する。
この場合、移動量L1と基準値Ls1との差分値(移動量L1から基準値Ls1を差し引いた値)である差分値G1は、支持部11(第1支持板31)からの各プローブ12の先端部21の各突出長の相互間の差分値に相当し、他のプローブ12の先端部21の突出長がプローブ12aの先端部21の突出長に近いほどこの差分値G1が小さくなり、他のプローブ12の先端部21の突出長がプローブ12aの先端部21の突出長よりも短いほどこの差分値G1が大きくなる。続いて、処理部8は、プローブ12を識別する情報と算出した差分値G1とを関連づけて記憶部7に記憶させる。
次いで、処理部8は、移動機構3a,3bを制御して、平板200から離反する向きにプローブユニット2a,2bをそれぞれ移動させる。以上により、予備検査が終了する。
次に、基板100の検査(第1検査および第2検査)を実行する。まず、基板100を固定台4に固定し、続いて、基板検査装置1を作動させる。この際に、処理部8が、移動機構3bを制御して、基板100に対して近接する向きにプローブユニット2bを移動(上昇)させる。この場合、処理部8は、予備検査と同様にして、プローブユニット2bの各プローブ12における先端部21の突出長にばらつきあったとしても、各プローブ12の先端部21のすべてが基板100の下面100bに形成されている各導体部101bに確実に接触する移動量として予め決められた移動量だけプローブユニット2bを移動させる。これにより、図4に示すように、プローブユニット2bにおけるすべてのプローブ12の先端部21が基板100の各導体部101bにそれぞれ接触する。
次いで、処理部8は、測定部5を制御して、各プローブ12を介して入出力する電気信号に基づいて、プローブユニット2a,2bにおける互いに対応する各プローブ12同士の間の抵抗値Rmを測定する処理を予め決められた時間間隔で繰り返して測定する測定処理を実行させる。続いて、処理部8は、移動機構3aを制御して移動処理を実行させて、基板100に対して近接する向きにプローブユニット2aを移動(降下)させる。
また、処理部8は、検査部6を制御して、接触判定処理を実行させる。この接触判定処理では、検査部6は、プローブユニット2aのプローブ12とプローブユニット2bのプローブ12との間の抵抗値Rmが基準値Rs以下の値となったときに、そのプローブ12(例えば、図4に示すプローブ12a)と基板100の上面100aに形成されている導体部101aとが接触したと判定する。
また、処理部8は、検査部6によって接触判定がされたときには、移動機構3によるプローブユニット2の移動開始時点から接触判定がされたときまでに移動機構3がプローブユニット2を移動させた移動量L2(図4参照)を特定して、接触判定がされたプローブ12を識別する情報とその移動量L2とを関連づけて記憶部7に記憶させる。次いで、処理部8は、同様にして他の全てのプローブ12について、検査部6によって接触判定がされる度に、移動量L2を特定して記憶部7に記憶させる。
続いて、処理部8は、第1検査を実行する。この第1検査では、処理部8は、記憶部7から移動量L2と上記した差分値G1を読み出して、各移動量L2と差分値G1とに基づいて移動量L2の補正値L3を算出する。この場合、差分値G1がプローブ12a(基準値Ls1の対象としたプローブ12:図4参照)の先端部21の突出長と他のプローブ12の先端部21の突出長と差分値に相当するため、移動量L2から差分値G1を差し引くことで、各プローブ12の先端部21がプローブ12aの先端部21と同じ突出長だけ突出している(つまり、差分値G1が「0」)と仮定したときの移動量L2の補正値L3が算出される。
次いで、処理部8は、プローブ12aについての補正値L3を基準値Ls2として、他のプローブ12についての補正値L3と基準値Ls2との差分値G2(例えば、G2=L3−Ls2)を算出する。この場合、差分値G1が「0」と仮定したときの各プローブ12が基板100の導体部101aに接触するまでにプローブユニット2aが移動させられた移動量の差分値に相当する。つまり、差分値G2は、基板100の厚み方向における各導体部101aの位置の差(高低差)に相当する。したがって、差分値G2が小さいときには、図4に示すように、基板100に反りや湾曲などの変形が生じていないことを表し、差分値G2が大きいときには、図5に示すように、基板100に反りや湾曲などの変形が生じていることを表している。
続いて、処理部8は、記憶部7に記憶されている基準値Gs(差分値G2として許容される上限値として予め決められた値)を読み出して、差分値G2と基準値Gsとを比較する。この場合、処理部8は、例えば、差分値G2の最大値が基準値Gs以下のときには、基板100に反りや湾曲などの変形が生じていないと判定し、差分値G2の最大値が基準値Gsを超えているときには、基板100に反りや湾曲などの変形が生じていると判定する。
次いで、処理部8は、すべてのプローブ12が導体部101に接触した(検査部6によって接触判定がされた)ときには、移動機構3を制御して、予め決められた移動量だけプローブユニット2をさらに移動(下降)させる。これにより、すべてのプローブ12の先端部21が導体部101に確実に接触させられる。
続いて、処理部8は、検査部6を制御して第2検査処理を実行させる。この検査処理では、検査部6は、測定部5によって測定された抵抗値Rmに基づいて導体部101の断線および短絡の有無を検査する。
次いで、処理部8は、検査結果(第1検査の結果、および第2検査の結果)を図外の表示部に表示させる。以上により、基板100の検査が終了する。続いて、新たな基板100を検査するときには、新たな基板100を固定台4に固定し、次いで、基板検査装置1を作動させて、上記した第1検査および第2検査を実行させる。
このように、この基板検査装置1および基板検査方法では、プローブユニット2aを基板100に向けて移動させる移動処理を実行している状態において、プローブ12の先端部21と導体部101aとが接触していると判別したときまでのプローブユニット2の移動量L2と支持部11からの各先端部21の各突出長の相互間の差分値G1とに基づいて基板100の変形状態を検出する。つまり、この基板検査装置1および基板検査方法では、検査対象の基板100に対する電気的検査(第2検査)の実行時において基板100の変形状態を検出することができる。したがって、この基板検査装置1および基板検査方法によれば、基板100の変形状態の検査を、基板100に対する電気的検査とは別に実行する必要がないため、その分、検査効率を十分に向上させることができる。
また、この基板検査装置1および基板検査方法では、プローブユニット2aが平板200に向けて移動させられている状態において、各プローブ12の先端部21が平板200に接触しているか否かを各プローブ12を介して入力した電気信号に基づいて判別し、各先端部21と平板200とが接触していると判別したときまでのプローブユニット2aの移動量L1に基づいて差分値G1を特定する。このため、この基板検査装置1および基板検査方法によれば、差分値G1を特定する処理を他の機器を用いて行う構成および方法と比較して、他の機器にセットしたプローブユニット2aを取り外して基板検査装置1にセットし直す作業(プローブユニット2aを付け替える手間)を省略することができるため、その分、検査効率をさらに向上させることができる。
なお、基板検査装置および基板検査方法は、上記の構成および方法に限定されない。例えば、1つの基板100毎に第2検査を実行する例について上記したが、複数の基板100毎に1回だけ(例えば、1つの生産ロットについて1回だけ)第2検査を実行する構成および方法を採用することもできる。
また、予備検査を実行して差分値G1を特定する構成および方法について上記したが、差分値G1が予め特定されているときや、差分値G1がなくなるように先端部21の突出長を調整したプローブユニット2を用いるときには、この予備検査を省略することができる。
また、予備検査を実行して差分値G1を特定する構成および方法に代えて、各先端部21の突出長を3次元測定機等を用いて測定し、その突出長と上記した移動量L2とに基づいて差分値G2を特定する(つまり、変形状態を検出する)構成および方法を採用することもできる。
また、処理部8が、変形量を示す差分値G2と基準値Gsとを比較して基板100の良否を判定して判定結果を表示する例について上記したが、このような判定結果の表示に代えて、または判定結果の表示と共に、差分値G2のばらつきの分布を示す画像を表示部に表示させる構成および方法を採用することもできる。
また、弾性変形可能な棒状のプローブ12を備えたプローブユニット2を用いる例について上記したが、筒状の筐体と、基端部側が筐体内に収容された棒状(針状)のスライド部とを備えて、コイルばねによって付勢されて筐体からの先端部の突出長が変化するように構成されたプローブを備えたプローブユニットを用いる構成および方法を採用することもできる。
また、プローブユニット2aを平板200や基板100(以下、「プロービング対象」ともいう)に向けて移動させる構成および方法について上記したが、プローブユニット2bの各プローブ12の先端部21をプロービング対象に接触させた状態で、プロービング対象をプローブユニット2aに向けて移動させる構成および方法を採用することもできる。この構成および方法では、プロービング対象をプローブユニット2aに向けて移動させた移動量が上記した移動量L1,L2(相対的な移動量)に相当する。また、プローブユニット2aとプロービング対象とが互いに接触するように、プローブユニット2bのプローブ12の先端部21を接触させた状態のプロービング対象およびプローブユニット2aの双方を移動させる構成および方法を採用することもできる。この構成および方法では、プローブユニット2aをプロービング対象に向けて移動させた移動量と、プロービング対象をプローブユニット2aに向けて移動させた移動量との合計値が上記した移動量L1,L2(相対的な移動量)に相当する。
また、基板100の上面100aや平板200の上面200aとプローブユニット2aの各プローブ12とが接触するようにプローブユニット2aおよびプロービング対象のいずれか一方を相対的に移動させて特定した(つまり、プローブユニット2aを用いて特定した)移動量L1,L2に基づいて検出処理を実行する構成および方法について上記したが、基板100の下面100bや平板200の下面200bとプローブユニット2bの各プローブ12とが接触するようにプローブユニット2bおよびプロービング対象のいずれか一方を相対的に移動させて特定した(つまり、プローブユニット2bを用いて特定した)移動量L1,L2に基づいて検出処理を実行する構成および方法を採用することもできる。さらに、プローブユニット2a,2bの双方を用いて特定した移動量L1,L2に基づいて検出処理を実行する構成および方法を採用することもできる。
1 基板検査装置
2a,2b プローブユニット
3a,3b 移動機構
6 検査部
7 記憶部
8 処理部
11 支持部
12 プローブ
21 先端部
100 基板
101,101a,101b 導体部
L1,L2 移動量
G1,G2 差分値
L3 補正値
Gs,Ls1,Ls2 基準値

Claims (4)

  1. 支持部によって支持された複数のプローブを有して検査対象の基板における当該各プローブに対応付けられた接触位置に当該各プローブの各先端部がそれぞれ接触するように構成されたプローブユニットと、当該プローブユニットおよび前記基板のいずれか一方を他方に向けて相対的に移動させる移動処理を実行する移動機構と、前記プローブを介して入力した電気信号に基づいて前記基板の良否電気的に検査する検査部とを備えた基板検査装置であって、
    前記基板の変形状態を検出する検出処理を実行して基板に変形が存在するか否かを検査する処理部を備え、
    前記検査部は、前記移動機構によって前記移動処理が実行されている状態において、前記各先端部と前記各接触位置とが接触しているか否かを前記各プローブを介して入力した前記電気信号に基づいて判別し、
    前記処理部は、前記移動機構による前記相対的な移動の始時点から前記検査部によって前記各先端部と前記各接触位置とが接触していると判別されたときまでの当該相対的な移動による移動量と、前記支持部からの前記各先端部の各突出長および当該各突出長の相互間の差分値の少なくとも一方の値とに基づいて前記検出処理を実行する基板検査装置。
  2. 前記検査部は、前記プローブユニットおよび導電性を有する平板のいずれか一方が他方に向けて前記移動機構によって相対的に移動させられている状態において、前記各先端部と前記平板とが接触しているか否かを前記各プローブを介して入力した前記電気信号に基づいて判別し、
    前記処理部は、前記移動機構による前記相対的な移動の始時点から前記検査部によって前記各先端部と前記平板とが接触していると判別されたときまでの当該相対的な移動による移動量に基づいて前記検出処理において用いる前記各突出長の相互間の差分値を特定する請求項1記載の基板検査装置。
  3. 支持部によって支持された複数のプローブを有して検査対象の基板における当該各プローブに対応付けられた接触位置に当該各プローブの各先端部がそれぞれ接触するように構成されたプローブユニットおよび当該基板のいずれか一方を他方に向けて相対的に移動させる移動処理を実行し、前記プローブを介して入力した電気信号に基づいて前記基板の良否電気的に検査する基板検査方法であって、
    前記移動処理を実行している状態において、前記各先端部と前記各接触位置とが接触しているか否かを前記各プローブを介して入力した前記電気信号に基づいて判別し、前記相対的な移動の始時点から前記各先端部と前記各接触位置とが接触していると判別したときまでの当該相対的な移動による移動量と、前記支持部からの前記各先端部の各突出長および当該各突出長の相互間の差分値の少なくとも一方の値とに基づいて前記基板の変形状態を検出する検出処理を実行して基板に変形が存在するか否かを検査する基板検査方法。
  4. 前記プローブユニットおよび導電性を有する平板のいずれか一方を他方に向けて相対的に移動させている状態において、前記各先端部と前記平板とが接触しているか否かを前記各プローブを介して入力した前記電気信号に基づいて判別し、
    前記相対的な移動の始時点から前記各先端部と前記平板とが接触していると判別したときまでの当該相対的な移動による移動量に基づいて前記検出処理において用いる前記各突出長の相互間の差分値を特定する請求項3記載の基板検査方法。
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